JP2001131194A - ヒノキチオールアセトグルコシドの製造方法 - Google Patents

ヒノキチオールアセトグルコシドの製造方法

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JP2001131194A JP2000002831A JP2000002831A JP2001131194A JP 2001131194 A JP2001131194 A JP 2001131194A JP 2000002831 A JP2000002831 A JP 2000002831A JP 2000002831 A JP2000002831 A JP 2000002831A JP 2001131194 A JP2001131194 A JP 2001131194A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ヒノキチオールのアセトグルコシドの新規な
製造方法を提供する。 【解決手段】 下記(A)〜(C)の工程を行ない: (A)ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコースにH
Fを反応させることによりテトラ−O−アセチル−β−
D−グルコピラノシルフルオライド(TAGF)を生成
させ、反応混合物に有機溶媒を加えて生成物TAGFを
有機溶媒の側に移行させる。(B)TAGFとヒノキチ
オールとを三フッ化ホウ素の存在下に有機溶媒中で反応
させてH−GAaおよびH−GAbを生成させる。
(C)ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコースとヒ
ノキチオールとを三フッ化ホウ素の存在下に有機溶媒中
で直接反応させてH−GAaおよびH−GAbを生成さ
せる。H−GAaまたはH−GAbを脱アセチル処理し
て、ヒノキチオールグルコシドを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒノキチオールア
セトグルコシドを合成により製造する新規な方法に関す
る。本発明はまた、この化合物からヒノキチオールグル
コシドを製造する方法にも関する。
【0002】本発明に関する化合物の略称は、それぞれ
下記の意味を有する。 PAG: ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコース TAGF: テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシルフルオライド H−GAa:4−イソプロピルトロポロン−2−O−β−D−グルコシドテトラ −O−アセテート H−GAb:6−イソプロピルトロポロン−2−O−β−D−グルコシドテトラ −O−アセテート H−Ga: 4−イソプロピルトロポロン−2−O−β−D−グルコシド H−Gb: 6−イソプロピルトロポロン−2−O−β−D−グルコシド H−G: ヒノキチオールグルコシド(H−GaおよびH−Gb)
【0003】
【従来の技術】ヒノキチオールすなわち4−イソプロピ
ルトロポロン−1−オン−2−オールは、台湾ヒノキ、
青森ヒバ等の樹木の精油成分であって、抗菌、防かび、
防腐、発毛促進などの多くの効果が認められ、医薬、農
薬、頭髪用品や食品保存剤など広い用途が開発されつつ
ある。
【0004】しかし、ヒノキチオールは水に難溶性であ
って、ヒノキチオール製剤は剤形が限られるため、利用
範囲もまた限定される。この問題を打開する一つの手段
として、ヒノキチオールを配糖体とすることが試みられ
ている。たとえば特開平7−17993号は、ヒノキチ
オールにD−グルコースを結合させて、抗菌剤に使用す
ることを提案している。発明者は、ユーカリ属の植物の
組織片から誘導した培養細胞を利用することによって、
ヒノキチオール配糖体を有利に製造する方法を発明し、
すでに特開平7−82288号に開示した。
【0005】その後、発明者は、化学合成によるヒノキ
チオール配糖体の製造方法の開発を企てて種々研究の結
果、ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコース(以下
「PAG」と略称する)をブロム化してテトラ−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシルブロマイドとし、こ
れを銀塩触媒の存在下にヒノキチオールと反応させるこ
とにより、新規化合物である、4−または6−イソプロ
ピルトロポロン−2−O−β−D−グルコシドテトラ−
O−アセテート(前者を「H−GAa」、後者を「H−
GAb」と略称する)が得られることを知って、この合
成法を開示した(特願平11−199445)。H−G
AaおよびH−GAbは、それぞれ下記の構造を有す
る。
【0006】
【化1】
【0007】発明者は、H−GAaおよびH−GAbが
ともに、高い抗酸化作用を有することも見出し、さら
に、H−GAaおよびH−GAbの脱アセチル化によ
り、H−GaおよびH−Gbを取得できることを確認し
て、これも提案した(同上)。
【0008】発明者はその後も研究を続け、今回、上記
したPAGのブロマイドに代えてフルオライドであるT
AGF(テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノ
シルフルオライド)を形成し、これを三フッ化ホウ素の
存在下にヒノキチオールと反応させることにより、上記
したH−GAaまたはH−GAbが得られることを知っ
た。さらに発明者は、TAGFを生成させて分離すると
いう工程を経ることなく、PAGとヒノキチオールとを
三フッ化ホウ素の存在下に直接反応させても、H−GA
aおよびH−GAbが得られることを見出した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、発明
者が得た上記の新しい知見を活用し、H−GAaおよび
H−GAbを製造する新規で、工業的に有利な方法を提
供するとともに、H−GaおよびH−Gbの製造方法を
も提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のH−GAaまた
はH−GAbを製造する第一の方法は、下記の諸工程か
らなる: (A)ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコースにH
Fを反応させることによりTAGFを生成させ、反応混
合物に有機溶媒を加えて生成物TAGFを有機溶媒の側
に移行させるフッ化工程、および (B)TAGFとヒノキチオールとを三フッ化ホウ素の
存在下に有機溶媒中で反応させてH−GAaおよびH−
GAbを生成させ、触媒を分離し、有機溶媒を除去して
H−GAaおよびH−GAbを取得するアセチル体化工
程。
【0011】本発明のH−GAaまたはH−GAbを製
造する第二の方法は、下記の工程からなる: (C)ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコースとヒ
ノキチオールとを三フッ化ホウ素の存在下に有機溶媒中
で直接反応させてH−GAaおよびH−GAbを生成さ
せ、触媒を分離し、有機溶媒を除去してH−GAaおよ
びH−GAbを取得するアセチル体合成工程。
【0012】
【発明の実施の形態】工程Bまたは工程Cにおいて、三
フッ化ホウ素は、酢酸またはジエチルエーテルとともに
使用することが好ましい。三フッ化ホウ素と酢酸、およ
び三フッ化ホウ素とジエチルエーテルとは、それぞれ錯
体を形成していて、これらの錯体が上記反応の触媒作用
をすると考えられる。
【0013】このようにして得たH−GAaまたはH−
GAbから、H−GaまたはH−Gbを製造する本発明
の方法は、前記の工程Aおよび工程Bに続けて、または
前記の工程Cに続けて、下記の工程Dを実施することか
らなる: (D)H−GAaまたはH−GAbに、低級アルコール
溶媒中でアルカリ性物質を加えてアセチル基を脱離さ
せ、カチオン交換樹脂で中和したのち、溶媒を除去して
H−GaまたはH−Gbを取得する脱アセチル工程。
【0014】
【実施例1】(A)フッ化工程 容量300mlのナス型フラスコに、PAG20gおよび
HF−ピリジン(約25%のHFを含む)100gを入
れ、フラスコ内を窒素ガスで置換して、容器を氷で冷却
して温度が0℃を超えないように保って6時間攪拌し、
反応させた。反応混合物に対し、エーテルと飽和フッ化
カリウム水溶液とを用いた分配抽出を行なった。有機層
を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和フッ化カリウ
ム水溶液、さらに飽和食塩水をこの順で用いて洗浄した
のち、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過して乾燥剤
を除き、減圧下に溶媒を除去して、TAGF15.4g
を得た(PAG基準の収率86%)。 (B)アセチル体化工程 三ツ口フラスコに、上記の工程Aで得たTAGF11.
7g(30mmol)、ヒノキチオール4.9g(30mmo
l)および1,1,3,3−テトラメチルグアニジン少
量を入れ、フラスコ内部を窒素ガスで置換した。これ
に、三フッ化ホウ素−ジエチルエーテル60mlと乾燥し
たアセトニトリル30mlとを加え、3時間攪拌した。反
応混合物を酢酸エチルで抽出し、減圧下に酢酸エチルを
除去して濃縮した。n−ヘキサンを沈殿が生じるまで加
え、水浴で加温して沈殿を溶解させ、しばらく静置し
た。白色の結晶10.4gを得た。収率は70%であっ
た。
【0015】この結晶を、つぎの条件のHPLC分析に
かけ、 カラム:SUPELCOSIL LC−F 4.6×2
50mm 溶離剤:CH3CN/H2O(45/55) 流速:1.0ml/min. 検出:UV245nm 2本のピークを得たことから、H−GAaおよびH−G
Abが生成したことが確認された。まず、大きいピーク
を示した化合物から再結晶を繰り返して、H−GAbの
白色針状結晶を得た。 融点:151−152℃ MS(Elポジティブ) m/Z 494[M+] つぎに、小さいピークを示した化合物を取得するため、
H−GAbを分離した母液を、シリカゲルクロマトグラ
フィーを用いた反復精製にかけ、H−GAaの白色粉末
を得た。 MS(Elポジティブ) m/Z 494[M+] H−GAaとH−GAbのNMRスペクトルのデータ
を、下に対比して示す。
【0016】 1 H−NMR(CDCl3 ) δppm J(Hz) 生成物 H−GAa H−GAb 1 2 3 7.20 (1H, d, J=1.5) 7.10 (1H, br, s) 4 5 6.85 (1H, ddd, J=8.5,1.5,1.0) ┌6.88 (2H, m) 6 7.15 (1H, dd, J=12.4,8.5) └
【0017】 7 7.05 (1H, dd, J=12.0,1.0) 7.07 (1H, dd, J=5.5,5.0) 8 2.79 (1H, m, J=7.0) 2.75 (1H, m) 9 1.22 (3H, d, J=7.0) 1.21 (3H, d, J=7.0) 10 1.22 (3H, d, J=7.0) 1.21 (3H, d, J=7.0) Glc 1’ 5.42 (1H, d, J=7.6) 5.43 (1H, d, J=7.5) 2’ 5.25 (1H, dd, J=9.2,7.6) 5.24 (1H, dd, J=9.0,7.5) 3’ 5.31 (1H, dd, J=9.5,9.2) 5.28 (1H, dd, J=9.0,9.0) 4’ 5.12 (1H, dd, J=10.0,9.5) 5.13 (1H, dd, J=10.0,9.0) 5’ 3.74 (1H, ddd, J=10.0,5.0,2.5) 3.75 (1H, ddd, J=10.0,5.0,2.5) 6'a 4.11 (1H, dd, J=12.5,2.5) 4.10 (1H, dd, J=12.5,2.5) 6'b 4.20 (1H, dd, J=12.5,5.0) 4.24 (1H, dd, J=12.5,5.0) Ac 2.10 (3H, s) 2.08 (3H, s) 2.03 (3H, s) 2.04 (3H, s) 2.02 (3H, s) 2.02 (3H, s) 2.02 (3H, s) 2.02 (3H, s) 13 C−NMR(CDCl3 )δ ppm 生成物 H−GAa H−GAb 生成物 H−GAa H−GAb 1 180.3 160.8 Glc 1' 98.1 98.0 2 160.5 180.4 2' 71.2 71.3 3 127.6 136.8 3' 72.5 72.5 4 153.6 157.1 4' 68.4 68.3 5 128.2 133.4 5' 72.1 72.1 6 136.6 130.9 6' 61.9 61.7 7 137.9 124.0 Ac 170.4 170.5 8 38.3 38.3 170.0 170.1 9 23.0 22.8 169.8 169.7 10 23.0 22.9 169.4 169.4 20.8 20.7 20.6 20.6 20.6 20.6 20.6 20.6
【0018】
【実施例2】(C)アセチル体の直接合成 PAG54.6g(0.14mol)とヒノキチオール2
3g(0.14mol)とを、乾燥したトルエン250ml
中に入れ、この混合溶液に三フッ化ホウ素−酢酸6.5
g(0.035mol)を加えて、常温で8時間撹拌し
た。反応混合物を水と酢酸エチルとを用いて分配抽出
し、有機層を、水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩
水で洗浄した。減圧下に溶媒を除去し、残留物を酢酸エ
チルに溶解した。この溶液にn−ヘキサンを沈殿が生じ
るまで加え、水浴で加温して沈殿を溶解させ、しばらく
静置した。白色の結晶42gを得た。収率は61%であ
った。
【0019】
【実施例3】(C)アセチル体の直接合成 PAG3.9g(10mmol)とヒノキチオール1.64
g(10mmol)とをベンゼン30ml中に入れ、この混合
溶液に三フッ化ホウ素−ジエチルエーテル0.7g(5
mmol)を加えて、常温で48時間撹拌した。反応混合物
を水と酢酸エチルとを用いて分配抽出し、有機層を、水
酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した。減
圧下に溶媒を除去し、残留物を酢酸エチルに溶解した。
この溶液にn−ヘキサンを沈殿が生じるまで加え、水浴
で加温して沈殿を溶解させ、しばらく静置した。白色の
結晶3.8gを得た。収率は77%であった。
【0020】
【実施例4】(D)脱アセチル工程 実施例1で製造したH−GA(H−GAaおよびH−G
Abの混合物)10.0gを、常法に従ってナトリウム
メトキシドを用いて脱アセチル化したのち、イオン交換
樹脂「アンバーライトIRC−50」を適量加えて中和
し、樹脂を濾過分離した。得られた濾液から、減圧下に
溶媒を除去することにより、H−G(H−GaおよびH
−Gbの混合物)の白色粉末を得た。収量6.1g、収
率91%であった。実施例2または3で製造したH−G
Aを対象とした場合も、同様な結果が得られた。
【0021】
【発明の効果】本発明のH−GAaおよびH−GAbの
製造方法は、PAGのフルオライドであるTAGFを形
成し(工程A)、これを三フッ化ホウ素の存在下にヒノ
キチオールと反応させる(工程B)という、従来試みら
れなかった新規な合成ルートを採用したことにより、簡
単な工程で、高い収率をもって、目的とするH−GAa
およびH−GAbを製造することができる。
【0022】PAGのTAGFを分離取得することな
く、三フッ化ホウ素の存在下にPAGをヒノキチオール
と反応させて、直接アセチル体を得る(工程C)方法
は、いっそう容易に目的物を製造することができる。
【0023】得られたH−GAaおよびH−GAbは、
高い抗酸化作用を有し、医薬品、食品、香粧品の分野で
有用な物質である。
【0024】このH−GAaおよびH−GAbは、簡単
な方法(工程D)で、H−GaおよびH−Gbすなわち
ヒノキチオールのD−グルコース配糖体に転換すること
ができる。これらヒノキチオールD−グルコース配糖体
は、すでに有用性が確認されている物質である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4−イソプロピルトロポロン−2−O−
    β−D−グルコシドテトラ−O−アセテート(略称「H
    −GAa」)または6−イソプロピルトロポロン−2−
    O−β−D−グルコシドテトラ−O−アセテート(略称
    「H−GAb」)を製造する方法であって、下記の諸工
    程からなる製造方法: (A)ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコースにH
    Fを反応させることによりテトラ−O−アセチル−β−
    D−グルコピラノシルフルオライド(略称「TAG
    F」)を生成させ、反応混合物に有機溶媒を加えて生成
    物TAGFを有機溶媒の側に移行させるフッ化工程、お
    よび (B)TAGFとヒノキチオールとを三フッ化ホウ素の
    存在下に有機溶媒中で反応させてH−GAaおよびH−
    GAbを生成させ、触媒を分離し、有機溶媒を除去して
    H−GAaおよびH−GAbを取得するアセチル体化工
    程。
  2. 【請求項2】 4−イソプロピルトロポロン−2−O−
    β−D−グルコシドテトラ−O−アセテート(略称「H
    −GAa」)または6−イソプロピルトロポロン−2−
    O−β−D−グルコシドテトラ−O−アセテート(略称
    「H−GAb」)を製造する方法であって、下記の工程
    からなる製造方法: (C)ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコースとヒ
    ノキチオールとを三フッ化ホウ素の存在下に有機溶媒中
    で直接反応させてH−GAaおよびH−GAbを生成さ
    せ、触媒を分離し、有機溶媒を除去してH−GAaおよ
    びH−GAbを取得するアセチル体合成工程。
  3. 【請求項3】 三フッ化ホウ素を、酢酸またはジエチル
    エーテルトともに使用する請求項1または2の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 4−イソプロピルトロポロン−2−O−
    β−D−グルコシド(略称「H−Ga」)または6−イ
    ソプロピルトロポロン−2−O−β−D−グルコシド
    (略称「H−Gb」)を製造する方法であって、請求項
    1に記載の工程Aおよび工程Bに続けて、または請求項
    2に記載の工程Cに続けて、下記の工程Dを実施するこ
    とからなる方法: (D)H−GAaまたはH−GAbに、低級アルコール
    溶媒中でアルカリ性物質を加えてアセチル基を脱離さ
    せ、カチオン交換樹脂で中和したのち、溶媒を除去して
    H−GaまたはH−Gbを取得する脱アセチル工程。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003113196A (ja) * 2001-09-28 2003-04-18 Osaka Organic Chem Ind Ltd ヒノキチオール配糖体の製造方法

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