JP2001130779A - ベルト搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

ベルト搬送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2001130779A JP31495199A JP31495199A JP2001130779A JP 2001130779 A JP2001130779 A JP 2001130779A JP 31495199 A JP31495199 A JP 31495199A JP 31495199 A JP31495199 A JP 31495199A JP 2001130779 A JP2001130779 A JP 2001130779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト制御の異常を正確に検出することがで
きると共に、異常時にベルトの破損を防止することが可
能なベルト駆動装置の提供を目的とする。 【解決手段】 ステアリングコントロールはベルトホー
ム信号をを検出して制御を開始するが、ベルトホーム信
号の時間間隔が所定時間Tf秒を越えても発生しない場
合にベルトホームの異常と判断する(200、20
2)。次に、エッジセンサからの出力をA/D変換して
ステアリング量を求め、エッジセンサの出力がNf回連
続して変化がない場合に、エッジセンサの異常と判断す
る(204〜208)。次に、ステアリング量を積分す
ることで、現在のステアリング角度を求め、所定値Af
を越えた場合にステアリング角度が異常であると判断す
る(210〜214)。そして、ベルトエッジのベルト
1回転の平均値BPを求めて、所定値BPfと比較して
ベルト位置の異常を検出する(216、218)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト搬送装置及
びこれを備えた画像形成装置にかかり、特に、無端ベル
トの幅方向の位置変動を修正する機能を備え、ベルト搬
送装置の異常を検出するベルト搬送装置及びこれを備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト搬送装置を備えたものとして、複
写機やプリンタ等の画像形成装置がある。画像形成装置
に備えられたベルト搬送装置は、例えば、無端状の中間
転写ベルト、感光体ベルトや用紙搬送ベルトなどが挙げ
られる。
【0003】画像形成装置には、中間転写ベルト等の無
端ベルト上に、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色に対応した画像形成ユニットを個別に備え
たタンデム型のカラー画像形成装置がある。
【0004】一般に、無端ベルトを所定数のロールで支
持し、何れかのロールを駆動ロールとして無端ベルトを
走行させるベルト駆動装置では、走行中の無端ベルトが
幅方向(ベルト走行方向と直交する方向)に移動する、
所謂ベルトの蛇行(ベルトウォーク)が発生する。この
ベルトの蛇行現象は、上述したタンデム型のカラー画像
形成装置において、例えば無端状の中間転写ベルト上に
各色の画像を重ね転写する際に、各色の画像の相対的な
位置ずれを生じる。すなわち、画像の色ずれや色むらの
原因となる。従って、高品質な出力画像を得るために
は、ベルトの蛇行を修正する必要がある。
【0005】そこで、ベルトの蛇行を修正するものとし
ては、ベルト軸方向の位置を検出し、検出したベルト軸
方向の位置に基づいてステアリングロールを傾けて、ベ
ルトの蛇行を制御する方式が提案されている。
【0006】また、特公平8−257579号公報に記
載の技術では、ベルトの位置を検出するオン・オフセン
サを軸方向に3つ並べて一定時間出力がない場合、異常
として検出している。
【0007】一方、ベルトエッジ位置を連続的にアナロ
グ検出する方式が提案されている。この方式では、ベル
トエッジ位置を連続的にアナログ検出し、ベルトエッジ
位置が所定のしきい値を越えた場合に異常検出してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
8−257579号公報に記載の技術では、オン・オフ
センサの故障などによる異常時にコントロール不能にな
るとベルトは一方向に蛇行し、ロールを保持するフレー
ム等に接触し、ベルトを破損してしまい、画像形成が不
可能になる、という問題がある。
【0009】また、ベルトエッジ位置を連続的にアナロ
グ検出する方式では、ベルトのエッジ位置を所定のしき
い値で判断して異常と検出する際に、ベルトのエッジ位
置の凸凹に影響され、正常な異常検出ができない、とい
う問題があった。また、ベルトの位置を検出するセンサ
が故障し、一定の値を出力した場合には、異常が検出で
きない、という問題もある。
【0010】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、ベルト制御の異常を正確に検出することができ
ると共に、異常時にベルトの破損を防止することが可能
なベルト駆動装置及びこれを備えた画像形成装置の提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、無端ベルトと、該無端ベル
トを支持する所定数のロールとを有し、前記所定数のロ
ールのうちの何れかを駆動ロールとし、該駆動ロールの
回転によって前記無端ベルトを走行させるベルト搬送装
置であって、前記無端ベルトの幅方向の位置変動を修正
する修正手段と、前記無端ベルトの幅方向のエッジ位置
を検出する検出手段と、前記検出手段に基づいて前記修
正手段を制御する制御手段と、少なくとも前記制御手段
又は前記検出手段からの情報に基づいてベルト搬送装置
の異常を検出する異常検出手段と、を備えることを特徴
としている。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、検出手段
により検出することによって得られる無端ベルトのエッ
ジ位置の検出データに基づいて修正手段を制御すること
によって無端ベルトの幅方向の位置ずれを修正する。
【0013】また、異常検出手段が少なくとも制御手段
又は検出手段からの情報に基づいて、ベルト搬送装置の
異常を検出するので、ベルト制御の異常を正確に検出す
ることができる。また、異常時には、ベルト搬送装置の
動作を停止するようにすれば、異常時の無端ベルトの破
損を防止することが可能である。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記異常検出手段は、前記検出手段に
より検出されたエッジ位置の平均値を算出し、該平均値
が所定値を越えた場合に前記無端ベルトの位置が異常で
あると判断することを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、異常検出手段が、検出手段によ
り検出されたエッジ位置の平均値を算出し、該平均値が
所定値を越えた場合に無端ベルトの位置が異常であると
判断するようにすることによって、無端ベルトのエッジ
の凸凹に左右されることなくベルト位置の異常を確実に
検出することができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記異常検出手段による異常検出は、
電源投入して所定時間経過後から開始することを特徴と
している。
【0017】例えばメンテナンス等により無端ベルトの
交換を行った直後は、無端ベルトの位置が正常な位置に
ない場合あり、ベルト搬送装置が正常に制御されている
にもかかわらず異常と判断される場合がある。そこで請
求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明に
おいて、異常検出手段の異常検出を電源投入して初手時
間経過後から開始するようにすることによって、上述の
ようなベルト搬送装置が正常に制御されているにもかか
わらず異常と判断されてしまうのを防止することができ
る。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の発明において、前記異常検
出手段は、前記検出手段より出力される検出結果が所定
期間の間変化がない場合に、前記検出手段の異常である
と判断することを特徴としている。
【0019】例えば、検出手段に接続される接続線の断
線や検出手段の故障等の場合には、検出手段の出力がな
い(ゼロ)であったり、最大値になったりする。この場
合には、一定時間一定の出力値が検出手段より出力され
る。そこで、請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、異常
検出手段が検出手段より出力される検出結果が所定期間
の間変化ない場合に、検出手段の異常であると判断する
ことにより、検出手段に異常が発生した場合でも直ちに
異常検出ができ、無端ベルト等の損傷を防止することが
できる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の発明において、前記異常検
出手段は、前記修正手段の修正量が所定値を越えた場合
に、前記修正手段の異常であると判断することを特徴と
している。
【0021】ベルト搬送装置が正常時に行う修正手段の
制御量(修正量)は小さいが、修正手段に異常が発生し
たり、暴走するような場合には、修正手段による修正量
が大きくなったり、最大修正量付近まで制御され、無端
ベルトの位置制御が不可能になる。そこで、請求項5に
記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れか1
項に記載の発明において、異常検出手段が修正手段の修
正量が所定値を超えた場合に、修正手段の異常であると
判断することにより、修正手段の異常を確実に検出する
ことができ、無端ベルト等の損傷を防止することができ
る。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の発明において、前記無端ベ
ルトのベルト搬送方向の位置を検出する位置検出手段を
更に備え、前記異常検出手段が、前記位置検出手段によ
る検出信号に基づいて、前記無端ベルトの位置異常を検
出することを特徴としている。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項5の何れか1項に記載の発明において、無端
ベルトのベルト搬送方向の位置を検出する位置検出手段
を更に設け、位置検出手段による検出信号に基づいて、
無端ベルトの位置異常を検出することもできる。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6の何れか1項に記載のベルト搬送装置を備えたこ
とを特徴としている。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項6の何れか1項に記載のベルト搬送装置を画
像形成装置に設けるようにしてもよい。例えば、画像形
成装置の中間転写ベルトを搬送するベルト搬送装置や用
紙などを搬送するベルト搬送装置に適用することが可能
である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は画像
形成装置に本発明を適用したものである。
【0027】図1には本発明の実施の形態に関わる画像
形成装置10の概略構成が示されている。図1に示すよ
うに、画像形成装置10は、無端ベルトからなる中間転
写ベルト12が、駆動ロール14、ステアリングロール
16、2次転写ロール18及び従動ロール20、22、
24により、所定の張力を持って支持されている。ま
た、中間転写ベルト12上には、そのベルト走行方向x
に従って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニ
ット26、28、30、32が順に配設されている。
【0028】各々の画像形成ユニット26、28、3
0、32は、それぞれ図示しない装置本体フレームに回
転可能に軸支された感光体ドラム26a、28a、30
a、32aと、各々の感光体ドラム26a、28a、3
0a、32aの表面をレーザビーム等で走査露光する画
像書き込み部26b、28b、30b、32bを有して
いる。また、各々の感光体ドラム26a、28a、30
a、32aの周囲には、そのドラム回転方向(図示の時
計回り方向)に従って、帯電器26c、28c、30
c、32c、現像器26d、28d、30d、32d、
1次転写ロール26e、28e、30e、32e及びク
リーナ26f、28f、30f、32fが順に配設され
ている。
【0029】さらに中間転写ベルト12の走行経路上に
は、ベルトホームセンサ34とエッジセンサ36とが配
置されている。なお、エッジセンサ36は、本発明の検
出手段に相当し、ベルトホームセンサ34は、本発明の
位置検出手段に相当する。
【0030】このうち、ベルトホームセンサ34は、中
間転写ベルト12の周長方向1箇所に設けられたマーク
等を検知するもので、ベルト走行方向xにおいてイエロ
ー(Y)の画像形成ユニット26の上流側に配置されて
いる。なお、ベルトホームセンサ34により出力される
マーク等の検出信号は、画像をベルトシーム(継ぎ目)
と重ならないようにするために、画像形成タイミングを
決定するためにも用いられる。
【0031】エッジセンサ36は、中間転写ベルト12
のエッジ位置を検出するもので、ベルト走行方向xにお
いてブラック(K)の画像形成ユニット32の下流側に
(ステアリングロール16の手前)に配置されている。
【0032】また、画像形成対象となる用紙38は図示
しない給紙カセットに収容され、その給紙カセットの用
紙繰出側に設けられたピックアップロール40により一
枚ずつ繰り出される。繰出された用紙38は、所定数の
ロール対42により図中破線で示す経路を辿って搬送さ
れ、2次転写ロール18の圧接位置へと送られる。
【0033】図2には、上述のエッジセンサ36の概略
構成が示されている。
【0034】図2に示すように、中間転写ベルト12の
一端部には、スプリング36aの引っ張り力をもって接
触子36bの一端側が圧接状態に保持されている。この
場合、スプリング36aによる接触子36bの圧接力
は、中間転写ベルト12を変形させない程度の適度な大
きさに設定されている。なお、本実施の形態では、0.
1(N)の力で中間転写ベルト12に接触するように調
整されている。また、接触子36bは、その中間部位を
支軸36cにて回動自在に支持され、その支軸36cを
境にした接触子36bの他端側に変位センサ36dが対
向状態に配設されている。
【0035】このエッジセンサ36においては、ベルト
蛇行時における中間転写ベルト12の幅方向yへの動き
が、そのベルトエッジに圧接する接触子36bの動き
(揺動動作)に置き換えられる。この時、接触子36b
の動き(変位)に対応して変位センサ36dの出力レベ
ルが変動するため、変位センサ出力36dに基づいてベ
ルトエッジの位置変動を検出することができる。
【0036】なお、エッジセンサ36については、中間
転写ベルト12の位置変動(蛇行)に応じた出力を発生
するものであれば、特にいずれの構成を採用しても構わ
ない。例えば、図3に示すように、中間転写ベルト12
のエッジ部分を介してLED(Light Emitt
ing Diode)44と光量センサ46を対向状態
に配置し、LED44から出射される光が光量センサ4
6に入射される光量に応じてセンサ出力レベルが変化す
るものであっても良い。
【0037】続いて、上述のように構成された画像形成
装置10を用いてカラー画像を形成する場合の動作手順
について説明する。
【0038】先ず、駆動ロール14の回転によって中間
転写ベルト12をx方向に走行させると、そのベルト走
行中において、ベルトホームセンサ34から出力された
マーク検出信号(ベルトホーム信号)を基準に各々の画
像形成ユニット26、28、30、32で画像の書き込
みが順に開始される。次いで、中間転写ベルト12上に
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色画像
が順次重ね転写(1次転写)され、これによって1つの
カラー画像が形成される。その後、カラー画像は中間転
写ベルト12の走行と共に2次転写ロール18へと搬送
され、そこで中間転写ベルト12上のカラー画像が用紙
38に一括転写(2次転写)される。カラー画像が転写
された用紙38は、用紙搬送系48によって定着器50
に搬送され、そこで画像の定着処理(加熱、加圧等)が
なされた後、図示しないトレイに排出される。
【0039】こうした一連の画像形成動作において、中
間転写ベルト12の位置がその幅方向(ラテラル方向)
に蛇行してずれると、各々の画像形成ユニット26、2
8、30、32によって中間転写ベルト12上に転写さ
れる画像の位置に相対的なずれが生じる。これが出力画
像(カラー画像)の色ずれや色むらとなって現れる。
【0040】そこで、中間転写ベルト12の蛇行を修正
するために、ステアリングロール16を傾き動作させる
構成が組み込まれている。
【0041】図4には、蛇行修正のための基本的な構成
を示す概略図が示されている。図4において、ステアリ
ング制御装置52は、蛇行修正のための駆動源となるス
テアリングモータ54の駆動状態を制御するもので、そ
のためのモータ制御信号(モータドライブ信号)をステ
アリングモータ54に出力する。ステアリングモータ5
4としては、その回転角度や回転速度を高精度に制御可
能なステッピングモータ等を用いることができる。ま
た、ステアリング制御装置52には、上述したベルトホ
ームセンサ34とエッジセンサ36とが接続されてお
り、ベルトホームセンサ34からはベルトホーム信号
が、エッジセンサ36からはベルトエッジ信号がそれぞ
れ入力されるようになっている。
【0042】一方、ステアリングロール16を傾き動作
させるメカ的な構成としては、揺動アーム56と偏心カ
ム58を備えている。揺動アーム56は、その中間部位
を支軸60にて回動自在に支持されている。また、揺動
アーム56の一端にはステアリングロール16の一端部
が回動自在に接続され、その反対側のアーム他端に偏心
カム58が圧接状態に保持されている。この偏心カム5
8は、ステアリングモータ54の駆動により回転動作す
るものである。
【0043】続いて、ステアリングロール16の傾き動
作による中間転写ベルト12の蛇行修正の原理につき、
図5を用いて説明する。
【0044】先ず、図5(A)に示すように、偏心カム
58が所定の角度で停止し、その停止角度に対応してス
テアリングロール16がほぼ水平(傾きがゼロ)に保持
された状態では、走行中の中間転写ベルト12が幅方向
yに移動(蛇行)しないものと仮定する。
【0045】この状態から、図5(B)に示すように、
ステアリングモータ54の駆動により偏心カム58を図
5(B)に示すように半時計回りに回転させると、偏心
カム58の偏心量に応じて揺動アーム56がθ1方向に
揺動する。これにより、ステアリングロール16の一端
が揺動アーム56によって持ち上げられるため、その持
ち上げ量に応じてステアリングロール16に傾きが生じ
る。この時、ステアリングロール16にも巻き付けられ
た中間転写ベルト12は、揺動アーム56にて持ち上げ
られたロール端側に移動する。
【0046】これに対して、図5(C)に示すように、
ステアリングモータ54の駆動により偏心カム58を図
5(C)に示すように時計回りに回転させると、偏心カ
ム58の偏心量に応じて揺動アーム56がθ2方向に揺
動する。これにより、ステアリングロール16の一端が
揺動アーム56によって押し下げられるため、その押し
下げ量に応じてステアリングロール16に傾きが生じ
る。この時、ステアリングロール16に巻きつけられた
中間転写ベルト12は、揺動アーム56にて押し下げら
れたロール端と反対側に移動する。
【0047】従って、中間転写ベルト12の幅方向yへ
の位置変動を上述したエッジセンサ36で検出し、その
検出結果に基づいてステアリングモータ54を駆動し、
ステアリングロール16の傾きを適宜制御することによ
り、中間転写ベルト12の蛇行を修正することができ
る。なお、中間転写ベルト12の蛇行を適切に修正する
ためには、中間転写ベルト12の位置変動(蛇行)を正
確に検出し、その検出結果に基づいてステアリングロー
ル16の傾きを最適条件で制御する必要がある。
【0048】本実施の形態においては、ステアリングロ
ール16の傾きを制御するステアリング制御システムと
して、図6に示すような構成を採用している。図6にお
いて、コントローラ52aは、上述したステアリング制
御装置52を構成するものであり、特に、実際の画像形
成動作(画像形成モード)においてステアリングロール
16の傾きを制御するものである。コントローラ52a
は、主に、補償器62、演算部64、及び記憶部66に
より構成されている。なお、ステアリングモジュール6
8は、上述したステアリングロール16、揺動アーム5
6及び偏心カム58を含む機構であり、本発明の修正手
段に相当する。また、ベルトモジュール70は、上述し
た中間転写ベルト12とこれを走行されるロール類(1
4,20、22、24)を含む機構である。
【0049】補償器62は、その入力情報となるベルト
の位置変動量w(r、n)の情報に基づいてゲインと周
波数特性を決定し、位置変動量w(r、n)の情報に対
応したステアリング量s(r、n)の制御情報をモータ
ドライバ72に出力する。ここで、“r”はベルトの周
回数、“n”はベルトの走行方向に対応した番地であ
る。これに対して、モータドライバ72は、補償器62
から出力された制御情報に従ってステアリングモータ5
4を駆動し、このステアリングモータ54の駆動によっ
てステアリングモジュール54におけるロール傾き角度
θ(t)が制御される。なお、本実施の形態では、ステ
アリングモータ54にステッピングモータを採用してい
ることから、補償器62から出力れる制御情報s(r、
n)はモータステップ数に対応したものとなる。
【0050】一方、A/D変換器74は、エッジセンサ
36から出力されるアナログの検出信号E(r、n)を
デジタル信号に変換し、そのデジタル化した検出信号を
演算部64に出力する。演算部64は、A/D変換器7
4より出力されたデジタル信号、すなわちベルトエッジ
の検出データを平均化してエッジデータe(r、n)を
作成する。
【0051】また、記憶部66は、中間転写ベルト12
のエッジ形状データp(n)をテーブル形状(以下、エ
ッジ形状テーブルという)で記憶する。このエッジ形状
テーブルは、画像形成装置10の製造時や中間転写ベル
ト12の交換時、或いは画像形成装置10の定期的なメ
ンテナンス時など、通常の画像形成モードとは別のモー
ドで予め作成されたものである。なお、その際のテーブ
ル作成手順に付いては後述する。
【0052】続いて、通常の画像形成モードにおいて、
コントローラ52aにより実行されるステアリング制御
の手順について説明する。
【0053】中間転写ベルト12の走行中においては、
ベルトエッジ位置がエッジセンサ36によって連続的に
検出され、これによってベルトエッジ位置変動に対応し
た連続情報がエッジセンサ36から出力される。ただ
し、エッジセンサ36から出力されるベルトエッジの位
置情報E(t)は、ベルトの蛇行による位置変動量W
(t)とベルトエッジ形状(凸凹)による位置変動P
(t)の両方を含んだものとなる。
【0054】これに対して、コントローラ52aにおい
ては、上述したベルトホームセンサ34からのベルトホ
ーム信号を基準に、所定のサンプルタイミングでエッジ
センサ36からの検出データを取り込み、これをA/D
変換器74によりデジタル信号に変換する。この時、ベ
ルトホーム信号を基準にしたサンプルタイミングは、中
間転写ベルト12が1周する間にN個の検出データが得
られるように設定される。更に、その検出データの個数
Nは、中間転写ベルト12の走行方向に対応した番地の
数nと1対1の関係を満たすように設定される。なお、
中間転写ベルト12の周回数rは、ベルトホームセンサ
34からベルトホーム信号が出力されるたびに1ずつ加
算され、中間転写ベルト12の走行方向の番地nは、ベ
ルトホーム信号が出力されるたびにリセットされる。
【0055】この時、各々のサンプルタイミングにおい
て、それぞれ1つの検出データを取り込むようにしても
よいが、このようにした場合は、個々の検出データに含
まれるノイズ成分が検出誤差となって現れることも懸念
される。
【0056】そこで本実施の形態においては、各々のサ
ンプルタイミングにおいて、1つの検出データにつき、
例えば数10msecの微小ピッチで複数(m)のデー
タを取り込むようにしている。そして、各々のサンプル
タイミングで取り込まれたm個の検出データを順に演算
部64に出力し、演算部64によって平均化処理するよ
うにしている。
【0057】具体的には、最初(1番目)のサンプルタ
イミングで例えば5つの検出データ(m=5)を取り込
んだ場合、これら5つの検出データの加算値をそのデー
タ数(5)で割って平均化し、これを番地n=1に対応
する検出データとする。そして、これと同様の処理を2
番目以降のサンプルタイミングで取り込んだ検出データ
についても繰り返し行うことにより、番地nに対応する
N個の検出データe(r、n)を取得する。
【0058】このように各々のサンプルタイミングで取
り込んだ複数のデータをそれぞれ平均化することによ
り、個々のデータに含まれるノイズ成分が削除(相殺)
されるため、検出誤差の少ない正確な検出データe
(r、n)を得ることができる。
【0059】続いて、コントローラ52aにおいては、
演算部64により生成されたエッジ位置の検出データe
(r、n)と、記憶部66に記憶されたエッジ形状デー
タp(n)とが比較される。この時、演算部64から
は、上述したサンプルタイミングに対応して時系列的に
検出データe(r、n)が生成されることから、例えば
1番目に生成された検出データe(r、n)に対して
は、その番地情報“1”に対応して記憶部66に記憶さ
れているエッジ形状データp(1)が比較対象となる。
【0060】なお、検出データr(r、n)に含まれる
rの値は、中間転写ベルト12の周回数に応じて変化す
るが、比較対象となるエッジ形状データP(n)は、r
の値に関係なく選択される。すなわち、rの値が異なる
検出データがあっても、nの値が同じであれば、同一の
エッジ形状データが比較対象として選択される。
【0061】ここで、コントローラ52aにおける検出
データe(r、n)とエッジ形状データp(n)との比
較では、それらの差分が演算によって求められる。この
場合の差分データは、上述の如くエッジセンサ36によ
って検出されるベルトエッジの位置情報E(t)の中か
ら、ベルトエッジ形状(凸凹)による位置変動成分P
(t)を差し引いた値となるため、ベルトの蛇行による
位置変動成分W(t)に対応したデータとなる。
【0062】そこで、コントローラ52aにおいては、
上述の差分による位置データと予め設定された基準の位
置データ(REF)とを比較して、基準位置に対するベ
ルトの位置変動量w(r、n)を算出する。この位置変
動量w(r、n)は、基準位置からのベルトのずれ方向
に応じて正(+)/負(−)が反転したものとなる。
【0063】従って、この位置変動量w(r、n)に基
づいてステアリング量s(r、n)を設定し、これに基
づいてステアリングモータ54を駆動制御することによ
り、中間転写ベルト12のエッジ形状による誤差成分を
排除した形で、ベルトの蛇行を適切に修正することが可
能となる。
【0064】また、中間転写ベルト12が1周する間の
位置変動(蛇行)に関しても、高い応答性を持って詳細
に制御することができるため、画像形成開始時において
1枚目の画像が出力されるまでの時間(例えば複写機に
おけるFCOT(FastCopy Output T
ime)を短縮することができると共に、用紙搬送時等
の外乱に対する蛇行制御を安定して行うことができる。
【0065】続いて、本実施の形態においけるエッジ形
状テーブルの作成手順について説明する。
【0066】図7はエッジ形状テーブルの作成手順を示
すフローチャートである。図7はエッジ形状テーブルの
作成時における中間転写ベルト12の位置変動状態を示
す図である。なお、エッジ形状テーブルの作成に係る一
連の処理はステアリング制御装置52によって実行され
る。その実行時期は上述の如く画像形成装置10の製造
時やベルト交換時など、通常の画像形成時とは別に設定
される。
【0067】先ず、画像形成装置10の製造時等におい
て、中間転写ベルト12を所定数のロールに張架した場
合、その取付位置の誤差等により、ベルトのエッジ位置
は予め設定された基準位置から若干(例えば数mm単位
で)ずれた状態となる。
【0068】そこで、ステップ100においては、エッ
ジセンサ36からの検出データに基づいてステアリング
モータ54を駆動することで、ステアリングロール16
の傾き動作を制御(ステアリング制御1)する。但し、
この時点では、ベルトエッジ形状が未知の情報となって
いるため、エッジセンサ36の検出データだけを用いて
ステアリング制御を行うことになる。
【0069】これにより、中間転写ベルト12のエッジ
位置は、上述のステップ100でのステアリング制御1
により、図8に示すようにベルト取付時の位置から徐々
に基準位置(REF)へと近づいていく。なお、図8に
おいては、ベルトエッジ形状による変動成分を含んだベ
ルトエッジ位置の動きを破線で示し、ベルトエッジ形状
による変動成分を含まない本来のベルトの動きを実線で
示している。
【0070】続いて、ステップ102で、エッジセンサ
36からの検出データに基づいて、中間転写ベルト12
の移動量(蛇行量)W(n)が予め設定された許容範囲
Waになったか否かを判定する。判定が否定された場合
には、再びステップ102へ戻りステップ102の判定
が肯定されるまで繰り返し、ステップ102の判定が繰
り返される。
【0071】ステップ102の判定が肯定された場合に
は、ステップ104へ移行し、中間転写ベルト12の移
動量W(n)におけるステアリングロール16の傾き角
度を固定する。この時固定されるステアリングロール1
6の傾き角度は、中間転写ベルト12が基準位置付近で
安定走行している状態の角度となる。
【0072】ここで、上述のように中間転写ベルト12
が基準位置付近で安定走行している状態で、ステアリン
グロール16の傾きを固定した理由について説明する。
【0073】先ず、一般にステアリングロール16の傾
き角度を固定すると、中間転写ベルト12はその幅方向
において図9に示すように一定の割合(以下、ウォーク
レートと称す)で一方向に移動する。但し、中間転写ベ
ルト12のエッジ形状は、その組立上、正確に直線とは
ならないため、エッジセンサ36によるエッジ位置の検
出データは、ベルト自体のエッジ形状(凸凹形状)が足
されたかたちで測定される。この時、時間軸に対する中
間転写ベルト12の位置変動の傾き(ウォークレート)
は直線(図9の破線)で表されるため、この傾き成分
(ウォークレート成分)を検出データから差し引くこと
により、中間転写ベルト12のエッジ形状データを算出
することができる。
【0074】ところが、エッジ形状データの算出に際し
て、その元になるエッジ位置の検出データのウォークレ
ート(ベルトの移動割合)が大きいと、エッジ形状デー
タを算出する際の歪が大きくなって精度が悪化する。
【0075】図10は、ウォークレートに対するエッジ
形状データの誤差を測定した結果である。図10に示す
ように、ウォークレート(μm/cycle)を小さく
した方が、エッジ形状データの誤差が小さくなることが
わかる。
【0076】このような理由から本実施の形態では、中
間転写ベルト12のエッジ形状データを算出するにあた
り、ウォークレートを所定のレベル(0.5mm/cy
cle以下)に抑えるべく、ステアリング制御を行い、
上述の歪による誤差が極力小さくなるように配慮してい
る。
【0077】但し、中間転写ベルト12が基準位置付近
で安定走行している状態であっても、ステアリングロー
ル16の傾き角度を固定した後は、中間転写ベルト12
が所定の割合(0.5mm/cycle以下)で基準位
置(REF)から少しずつずれていく。
【0078】そこでステップ104でステアリングロー
ル16の傾き角度を固定し、ステップ106へ移行し
て、ステアリングロール16の傾き角度を固定した時点
から中間転写ベルト12がRL回転したか否かを判定
し、ステップ106の判定が肯定されるまでステップ1
06を繰り返す。すなわち、中間転写ベルト12をRL
周にわたって走行させ、その時のベルトエッジの位置情
報、すなわちエッジセンサ36の検出データを取得す
る。但し、この場合のベルト周回数は2周以上(RL≧
2)とする。また、エッジセンサ36によるベルトエッ
ジ位置のサンプルタイミングは、上述のステアリング制
御時と同様にベルトホームセンサ34からのベルトホー
ム信号を基準にして、ベルト1周あたりN個の検出デー
タが得られるように設定する。
【0079】これにより、例えばベルト周回数を3周
(RL=3)とし、ベルト1周当りのサンプル回数を1
0回(N=10)とした場合は、図11(A)に示すよ
うな検出データが得られる。そこで、ステップ108へ
移行し、この検出データを用いてエッジ形状データを以
下のように算出する。
【0080】先ず、エッジセンサ36によるサンプル開
始時の検出データをe(r1、N)とすると、1サンプル
周期あたりのウォークレートWRは以下の(1)式によ
って求められる。ここで、“r1”はエッジ形状テーブ
ルの作成処理を開始直前のベルト周回数である。
【0081】
【数1】
【0082】次に、(1)式によって求めたウォークレ
ート成分WRを以下の(2)式によって検出データe
(r、n)から除去することにより、図11(B)に示
すようにベルトのエッジ形状成分p(r、n)だけを抽
出する。
【0083】
【数2】
【0084】次に、以下の(3)式を用いて、RL周
(本例では3周)分のエッジ形状データを平均化処理す
ることにより、図11(C)に示すようにベルト1周分
のエッジ形状データp0(n)を算出する。この平均化
処理により、エッジセンサ36を用いたベルトエッジ位
置の検出精度を高めることができる。
【0085】
【数3】
【0086】但し、これによって得られたエッジ形状デ
ータp0(n)は、その平均値が基準値(REF=0)
から外れた、所謂DCオフセット成分を持っている。従
って、このエッジ形状データp0(n)を用いて実際に
ステアリング制御を行うと、中間転写ベルト12のエッ
ジ位置が上述のオフセット成分により基準位置から一定
量ずれた状態で制御されることになるため、そのオフセ
ット成分を以下の(4)式を用いて除去する。
【0087】
【数4】
【0088】これにより、図11(D)に示すように、
中間転写ベルト12のエッジ形状データの平均値がほぼ
ゼロとなり、このエッジ形状データp(n)をエッジ形
状テーブルのデータとして記憶部66に記憶する。
【0089】一方、こうしてエッジ形状データp(n)
を算出するまでの間、ステアリングロール16の傾き角
度は固定されたままであるため、中間転写ベルト12は
一定の割合で一方向に移動している。そのため、中間転
写ベルト12の位置は基準位置(REF)からずれた状
態にある。
【0090】そこで今度は、ステップ110へ移行し
て、上述のようにして得られたエッジ形状データp
(n)を用いて、画像形成時と同様のステアリング制御
(ステアリング制御2)を行う。これにより、中間転写
ベルト12のエッジ位置は徐々に基準位置(REF)へ
と近づいていく。
【0091】次に、ステップ112へ移行して、エッジ
センサ36からの検出データに基づいて、中間転写ベル
ト12の移動量W(n)が予め設定された許容範囲Wb
になったか否か判定する。判定が否定された場合には、
再びステップ112の判定が行われ、判定が肯定される
まで繰り返される。
【0092】ステップ112の判定が肯定、すなわち、
中間転写ベルト12の移動量W(n)が許容範囲Wbに
収まった、つまり中間転写ベルト12の位置が基準位置
に戻った時点でステップ114へ移行し、ステアリング
制御がスタンバイ状態(準備完了)となり、一連のテー
ブル作成処理が終了する。
【0093】なお、上述した“N”、“RL”の値につ
いては任意に変更が可能であり、“N”の値(制御回
数、サンプル回数)を増やすことでステアリング制御の
緻密性が向上し、“RL”の値を増やすことで平均化処
理の精度を向上することが可能である。
【0094】また、ベルトの幅方向の位置変動(蛇行)
を修正するための駆動手段としても、ステアリングロー
ル16の傾き動作を利用したものに限らず、例えばベル
トを支持する所定数のロールのうち、何れかのロールを
軸方向に移動させることでベルトの位置変動を修正する
ものなど、他の手段を採用してもよい。
【0095】ところで、本実施の形態に係る画像形成装
置10は、上述の如く通常はベルトの幅方向の位置変動
(蛇行)を修正する制御がなされるが、次に示すような
場合の時には、ベルトは正常の位置で制御できなくな
り、一方向にウォーク(移動)してロールを支持するフ
レーム等に接触してベルトを破損してしまい、画像形成
が不可能となってしまう。
【0096】画像形成装置10に衝撃的な外力等が加
わったり、誤ってモジュールを組み立ったり部品不良等
でロールアライメン(平行度)が設計値を越えて狂った
場合。
【0097】温度、湿度や外力等でベルトとが変形し
たり、交換したベルトが不良品であった場合。
【0098】エッジセンサ36が故障やエッジセンサ
36に接続される接続線が断線したり、ステアリングモ
ータ54等のアクチュエータの動作が不良になり、エッ
ジセンサ36の出力が異常になった場合。
【0099】ステアリングモータ54の故障、ステア
リングモータ54に接続される接続線の断線や偏心カム
58を含むステアリングモジュール68の異常でステア
リングロール16が傾かなくなった場合。
【0100】ステアリング制御装置52のコントロー
ラ52aに異常が発生し、コントロールソフトが誤作動
した場合。
【0101】そこで、本実施の形態では、図12に示す
フローチャートに従って異常検出を行う。以下、図12
のフローチャートを参照して上述のような場合の異常検
出について説明する。
【0102】先ず、ベルトホームセンサ34によるベル
トホーム信号を検出して制御が開始される。ステップ2
00では、ベルトホーム信号が検出されたか否かが判定
される。判定が否定された場合にはステップ202へ移
行し、ステップ202で、前回のベルトホームの検出か
ら所定時間Tf秒経過しているか否かが判定される。判
定が肯定された場合は、ベルトホームの異常であること
がわかる。なお、本実施の形態の画像形成装置10で
は、ベルト1周の時間が10秒とされており、Tfは、
12秒に設定されている。
【0103】また、ステップ202の判定が否定された
場合には、再びステップ200へ戻る。ステップ200
の判定が肯定された場合には、ステップ204へ移行す
る。
【0104】ステップ204では、ベルトの周回数r=
r+1とし、ステップ206へ移行する。ステップ20
6では、エッジセンサ36からの出力をA/D変換して
エッジ位置e(r、n)を検出し、ステップ208で
は、検出されたエッジ位置e(r、n)がNf回連続変
化ないか否か判定される。判定が肯定された場合には、
エッジセンサ36の異常と判定される。なお、本実施の
形態における画像形成装置10では、ベルト1周50回
の制御を行うようになっており、Nfは10〜20が適
している。また、エッジセンサ36の出力ノイズやA/
D変換する際の誤差等があるので、一定のしきい値を設
けて変化を検出するのが望ましい。
【0105】ステップ208の判定が否定された場合に
は、ステップ210へ移行してウォーク(位置変動量)
w(r、n)=e(r、n)−p(r、n)が算出され
る。
【0106】続いて、ステップ212では、ステアリン
グ量が算出(s(r、n)=K・w(r、n)、なお、
Kは係数である)され、ステップ214でステアリング
量を積分することによってステアリング角度A(r、
n)=Σs(r、n)が求められる。
【0107】ステップ216では、ステアリング角度が
所定値Afを越えたか否か(|A(r、n)|>Af)
判定される。判定が肯定された場合には、ステアリング
角度異常であると判定される。なお、エッジ位置、ウォ
ーク量やステアリング角度は基準の位置に対しての偏差
を±の符号を付けて処理すると都合がよく、ステアリン
グ角度の絶対値(||)で検出している。また、ステッ
プ214の判定は、前回のステアリング量との偏差(|
s(r、n)−s(r、n−m)|(m=1、2、3、
…))の値を判断基準にしても同様にステアリング角度
の異常を検出することができる。
【0108】ステップ216の判定が否定された場合に
は、ステップ218へ移行して、画像形成が終了か否か
判定される。判定が否定された場合には、ステップ22
0へ移行して、ベルトエッジe(r、n)のベルト1回
転の平均BPを算出(BP=Σe(r、n)/N)し、
ステップ222で所定値BPfを越えたか否か判定され
る(|BP|>BPf)。判定が肯定された場合には、
ベルト位置異常であると判定される。例えば、図13
(A)には、ベルトエッジ形状が大きい時のベルトエッ
ジ測定結果が示されており、図13(B)には、ベルト
エッジ形状が小さい時のベルトエッジ測定結果が示され
ている。図13(A)に示すように、ベルトエッジ形状
が大きい時には、その凸凹によって異常検出してしま
う。そこで、ベルト1回転の平均BPを算出して、平均
BPが異常検出範囲(所定値BPf)を越えたか否か判
定することによって、ベルトエッジの凸凹形状に影響さ
れずにベルト位置異常を検出することができる。
【0109】ステップ222の判定が否定された場合に
は、ステップ224へ移行して、ベルト1回転あたりの
制御が終了(n=N)か否か判定される。判定が否定さ
れた場合には、ステップ226へ移行してn=n+1と
して上述のステップ204へ戻り、上述のステップが繰
り返される。
【0110】ステップ224の判定が肯定された場合に
は、上述のステップ200へ戻り、ベルトの次の回転に
ついての制御が行われる。
【0111】一方、ステップ218の判定が肯定された
場合には、画像形成の終了として一連の処理が終了す
る。
【0112】なお、図12に示されたベルトホーム異
常、センサ異常、ステアリング角度異常、及びベルト位
置異常の判定が行われた場合には、ベルトの搬送が停止
されるように制御される。このように、各種の異常に対
してベルト搬送を停止することにより、ベルトの損傷や
その他画像形成装置10を構成するシステムの損傷を回
避することができる。また、これらの異常を区別して、
例えば、モニタ等に表示するようにすれば、画像形成装
置10のトラブルの原因究明を早急に行うことができ
る。
【0113】また、本実施の形態では、ベルトの位置を
高精度に制御しているが、ベルト交換等でベルトをベル
トモジュール70にセットする場合、ベルトの位置が制
御するべき位置とずれてしまい、異常と判断してしまう
ことがある。そこで、このような場合本実施の形態で
は、ベルト位置の異常検出を一定期間行わないようにす
ることによって対応するようにしている。通常ベルト交
換は電源遮断後に行うので、電源投入後ベルト例えば2
周に相当する時間の間、異常検出を行わないようにする
ことによって上述のような問題に対応することが可能で
ある。この時、他の異常検出システムとしてベルト位置
の異常を検出するようにしてもよい。例えば、ベルトホ
ームセンサ34の信号でベルト蛇行の異常を検出するこ
とが可能であり、図14にベルトホームセンサ34を使
用したベルト位置の異常検出方法を示す。ベルトとベル
ト幅方向両端のフレームA及びフレームBの隙間をW
a、Wbとし、ベルトホームセンサ34の検出幅をW
s、ベルトに設けられたマークの幅をWmとすると、W
m<Wa+Wb−Wsか否かを判定することによって、
ベルトがフレームに接触する前に異常を検出することが
可能となる。なお、図14(A)はベルトが正常に制御
されている場合、図14(B)はベルトが異常制御でフ
レームA側に近づいて場合、(C)はベルトが異常制御
でフレームB側に近づいて場合をそれぞれ示す。
【0114】なお、本実施の形態においては、無端状の
中間転写ベルト12を用いた画像形成装置を例に挙げて
説明したが、これに限るものではなく、例えば無端状の
感光体ベルトや用紙搬送ベルト等を用いた画像形成装置
に本発明を適用するようにしてもよい。また画像形成装
置以外の他の装置のベルト駆動装置としても適用可能で
ある。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ベ
ルト制御の異常を正確に検出することができると共に、
異常時にベルトの破損を防止することが可能なベルト駆
動装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することが
できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概
略構成を示す図である。
【図2】 エッジセンサの具体的な構成を示す図であ
る。
【図3】 エッジセンサの他の構成を示す図である。
【図4】 蛇行修正の基本的な構成を示す図である。
【図5】 蛇行修正の原理を説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るステアリング制御
システムの構成図である。
【図7】 エッジ形状テーブルの作成手順を示すフロー
チャートである。
【図8】 エッジ形状テーブルの作成時におけるベルト
の位置変動状態を示す図である。
【図9】 ロールの傾き角度を固定した場合のベルトん
の位置変動状態を説明するための図である。
【図10】 ベルトの移動割合に対するエッジ形状デー
タの誤差を測定した際の測定結果を示す図である。
【図11】 エッジ形状データの算出手順を示す模式図
である。
【図12】 蛇行修正時の異常検出を説明するフローチ
ャートである。
【図13】 (A)はベルトエッジ形状が大きい時のベ
ルトエッジ測定結果を示す図であり、(B)はベルトエ
ッジ形状が小さい時のベルトエッジ測定結果を示す図で
ある。
【図14】 ベルトホームセンサを使用したベルト位置
の異常検出方法を示す図であり、(A)はベルトが正常
制御されている場合を示し、(B)はベルトが異常制御
でフレームA側にベルトが近づいた場合を示し、(C)
はベルトが異常制御でフレームB側にベルトが近づいた
場合を示す。
【符号の説明】
10 画像形成装置 12 中間転写ベルト 14 駆動ロール 16 ステアリングロール 18 2次転写ロール 20 従動ロール 22 従動ロール 24 従動ロール 34 ベルトホームセンサ 36 エッジセンサ 52 ステアリング制御装置 52a コントローラ 54 ステアリングモータ 56 揺動アーム 58 偏心カム 64 演算部 66 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 350 G03G 21/00 350 3J049 510 510 Fターム(参考) 2H027 DA22 ED01 ED24 ED25 EE05 EF09 HA02 HA04 ZA03 2H032 AA15 BA09 BA18 BA23 CA02 2H035 CA05 CB06 CF02 CG01 3F048 AA02 AB01 BA26 BB02 BD07 CC16 DA06 DB13 DC13 EA02 EB22 EB24 3F049 BB11 LA04 LB03 3J049 AA01 BG04 CA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルトと、該無端ベルトを支持する
    所定数のロールとを有し、前記所定数のロールのうちの
    何れかを駆動ロールとし、該駆動ロールの回転によって
    前記無端ベルトを走行させるベルト搬送装置であって、 前記無端ベルトの幅方向の位置変動を修正する修正手段
    と、 前記無端ベルトの幅方向のエッジ位置を検出する検出手
    段と、 前記検出手段に基づいて前記修正手段を制御する制御手
    段と、 少なくとも前記制御手段又は前記検出手段からの情報に
    基づいてベルト搬送装置の異常を検出する異常検出手段
    と、 を備えることを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、前記検出手段によ
    り検出されたエッジ位置の平均値を算出し、該平均値が
    所定値を越えた場合に前記無端ベルトの位置が異常であ
    ると判断することを特徴とする請求項1に記載のベルト
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出手段による異常検出は、電
    源投入して所定時間経過後から開始することを特徴とす
    る請求項2に記載のベルト搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記異常検出手段は、前記検出手段より
    出力される検出結果が所定期間の間変化がない場合に、
    前記検出手段の異常であると判断することを特徴とする
    請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のベルト搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記異常検出手段は、前記修正手段の修
    正量が所定値を越えた場合に、前記修正手段の異常であ
    ると判断することを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れか1項に記載のベルト搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記無端ベルトのベルト搬送方向の位置
    を検出する位置検出手段を更に備え、前記異常検出手段
    が、前記位置検出手段による検出信号に基づいて、前記
    無端ベルトの位置異常を検出することを特徴とする請求
    項1乃至請求項5の何れか1項に記載のベルト搬送装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記
    載のベルト搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
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