JP2001130046A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001130046A
JP2001130046A JP31489799A JP31489799A JP2001130046A JP 2001130046 A JP2001130046 A JP 2001130046A JP 31489799 A JP31489799 A JP 31489799A JP 31489799 A JP31489799 A JP 31489799A JP 2001130046 A JP2001130046 A JP 2001130046A
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color
light emitting
light
forming apparatus
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JP31489799A
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English (en)
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Takeshi Kato
健 加藤
Michio Taniwaki
道夫 谷脇
Masaki Hachisuga
正樹 蜂須賀
Satoshi Kanano
聡 叶野
Seishi Aikawa
清史 相川
Yoichi Imamura
洋一 今村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の筋むらを低減することができる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置10は、制御部20を備え
ている。制御部20には、LEDヘッド14を主走査方
向に移動させるための移動回路19が接続されている。
LEDヘッド14は、LEDヘッド14は、主走査方向
に沿って1列に配置された複数のLED素子で構成され
るLEDチップを複数個一列に並べた構成となってい
る。移動回路19は、圧電素子などを含んで構成されて
おり、制御部20からの指示により、各色の画像形成の
間にLEDヘッド14を主走査方向に微量づつ移動させ
る。これにより、LEDチップの継目で発生する光量が
低下する位置を各色で異ならせることができ、画像の筋
むらを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に係
り、特に、LEDアレイを形成すべき画像に応じて点灯
することにより感光体上を露光して画像を形成する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンタ等の画像形
成装置では、感光体を画像に応じて露光することにより
静電潜像を形成し、該静電潜像をトナー現像することに
より感光体上に形成されたトナー像を記録用紙に転写す
ることで画像を形成している。
【0003】感光体に静電潜像を形成するための光源と
しては、従来からレーザービームが用いられてきたが、
近年では、LED素子を各画素に対応して一列に配置し
たLEDアレイを用いたLEDヘッドが用いられてきて
いる。このLEDアレイは、例えば複数のLED素子が
配置されたLEDチップを複数個備えた構成となってい
る。
【0004】しかしながら、LEDヘッドでは、例えば
LEDチップ毎の性能のばらつきや隣接LEDチップ間
のスポット的な光量の低下、各LED素子のばらつきに
より形成された画像に色むらが発生する場合がある。
【0005】この色むらを低減するために、各LED素
子間の光量のばらつきを各LED素子毎に補正する技術
が提案されている(特開平8−39862号公報参
照)。
【0006】また、光源の後に光の拡散効果のある素子
を設置したり、光量のピーク部分のみ焦点をぼかし、光
量の低い部分にレベルを揃えることにより光量むらを補
正する技術や、LEDアレイを、圧電素子等によりLE
D素子が配列されている方向に振動させて光量を平均化
することにより、光量補正を行う技術が提案されている
(特開昭62−50727号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
画像形成装置にLEDヘッドを用いた場合、例えばイエ
ロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色成分毎の画像を転写体に重ね書きするた
め、図9に示すように、隣接するLEDチップの継目に
て発生するスポット的に光量が低下する部分が重なり、
画像の筋むらが目立ちやすくなる。
【0008】また、図10に示すように、LEDヘッド
(発光面)から発光した光を光ファイバ100が千鳥状
に配列されたセルフォックレンズ102により感光体面
(焦点面)上に結像させる場合、光量分布は図11のよ
うになる。この場合、セルフォックレンズ102は光フ
ァイバ100が千鳥状に配列された構成となっているた
め、図11に示すように光ファイバ100の直径dの1
/2の周期(以下、セルフォック周期という)で光量の
ピークが存在することになる。この場合、各光量分布を
一定にしてもセルフォック周期は残るため、上記従来技
術では、画像に筋むらが発生するのを防ぐことができな
い。
【0009】本発明は、上記問題を解決すべく成された
ものであり、画像の筋むらを低減することができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、潜像担持体と、複数の発光
素子が一列に配置されると共に、複数色の画像を形成す
るために、複数色の画像データにより各色毎に前記複数
の発光素子を各々発光させる発光手段と、前記複数の発
光手段により発光された光を前記潜像担持体へ結像させ
る結像レンズと、前記発光手段を、少なくとも1色の画
像を形成させるための発光の後に前記発光素子の配置方
向へ移動する移動手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0011】発光手段は、複数の発光素子が一列に配置
されて構成されている。発光素子は、例えばLEDを用
いることができ、形成すべき画像の解像度に応じた個数
設けることができる。この複数の発光素子は、複数色の
画像を形成するために、複数色の画像データにより各色
毎に各々発光される。
【0012】発光された光は、結像レンズにより潜像担
持体上へ結像される。これにより、潜像担持体には、各
色成分毎の画像に応じた静電潜像が順次形成されると共
に現像される。すなわち、各色の画像が重ね書きされる
ことにより用紙等に多色画像が形成される。
【0013】移動手段は、発光手段を、少なくとも1色
の画像を形成させるための発光の後に発光素子の配置方
向へ移動する。この移動は、最終的な画像に影響を与え
ないように微量づつ各色の画像形成が終了する毎に行う
ことが好ましい。
【0014】これにより、例えば、特定の発光素子の特
性が他の発光素子の特性と異なる場合に特定位置の光量
が低下するような場合や、発光素子を複数個配列した発
光素子アレイを複数個用いた場合において、発光素子ア
レイの継ぎ目部分の光量がスポット的に低下するような
場合でも、光量がスポット的に低下する位置が重なら
ず、全体の光量を平坦化することができる。従って、画
像の筋むら等を低減することができる。また、移動を微
量づつ行うことにより、最終的な画像の品質に影響を与
えるのを防ぐことができる。
【0015】また、移動手段による発光手段の移動量
は、請求項2にも記載したように、用紙間で同一にする
ことが好ましい。これにより同じ条件で各用紙に画像形
成することができ、同じ画像を異なる用紙に形成した場
合に違和感を与えてしまうのを防ぐことができる。
【0016】請求項3記載の発明は、前記移動手段によ
る前記発光手段の移動量は、前記結像レンズによる光量
分布特性に基づいて定めることを特徴としている。
【0017】結像レンズによる光量分布特性が平坦でな
く、周期的に光量が変化するような場合には、移動量が
この周期と一致しないように定める。例えば、結像レン
ズが光ファイバを千鳥状に配置したセルフォックレンズ
のような場合、各光ファイバの光量ピーク部分が所定周
期(セルフォック周期)で発生し、光量むらが発生する
原因となる。結像レンズの光量分布特性がこのような場
合には、発光手段の移動量を、前記所定周期と一致しな
いように定める。これにより、光量むらを低減すること
ができ、画像の筋むら等を低減することができる。
【0018】請求項4記載の発明は、複数の潜像担持体
と、複数の発光素子が一列に配置されると共に、形成す
べき画像の各色成分の画像に応じて前記複数の発光素子
を各々発光させる複数の発光手段と、前記複数の発光手
段により発光された光を前記複数の潜像担持体へ各々結
像させる複数の結像レンズと、を備えた画像形成装置に
おいて、前記複数の発光手段及び前記複数の結像レンズ
の少なくとも一方を前記発光素子の配置方向に沿って各
々異ならせた位置に配置したことを特徴としている。
【0019】画像形成装置は、上記の潜像担持体、発光
手段、結像レンズを各色の画像形成を独立してするため
に同じ構成、同じ特性のものを複数組備えている。すな
わち、各色の画像に応じた静電潜像が各潜像担持体上に
形成され、これらが一括して用紙などの転写体に転写さ
れる。
【0020】このような画像形成装置において、複数の
発光手段及び複数の結像レンズの少なくとも一方が、発
光素子の配置方向に沿って各々異ならせた位置に配置さ
れている。すなわち、同じ構成及び特性の複数の発光手
段の位置を各々異ならせて配置した場合には、各色の画
像の書き出し位置がずれるため、前述したように発光素
子アレイの継ぎ目などで発生する光量むらを低減するこ
とができる。また、前述のように例えば複数の結像レン
ズに同じ特性の複数のセルフォックレンズを用いた場合
において、各々の位置を異ならせた場合には、各々のセ
ルフォック周期がずれるため、セルフォック周期に起因
する光量むらを低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態について説明する。
【0022】図1には、画像形成装置10の全体構成が
示されている。図1に示すように、画像形成装置10
は、形成すべき画像のデジタル画像データに応じた潜像
を形成するための感光体ドラム12を備えている。感光
体ドラム12は、図1において矢印A方向に回転する。
【0023】感光体ドラム12の周囲には、感光体ドラ
ム12を一様に帯電させるための帯電器(図示省略)、
画像に応じて感光体ドラム12を露光することにより感
光体ドラム12上に静電潜像を形成するためのLEDヘ
ッド14、LEDヘッド14から発光された光を感光体
12上に結像させるセルフォックレンズ15、感光体ド
ラム12上に形成された静電潜像をトナー現像するため
のロータリー現像装置16、感光体ドラム12上に形成
されたトナー像が一次的に転写される中間転写ベルト1
8等が設置されている。
【0024】LEDヘッド14は、感光体ドラム12の
回転方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)
に沿って1列に配置された複数のLED素子で構成され
るLEDチップを複数個一列に並べた構成となってい
る。
【0025】LED素子は、主走査方向の解像度に応じ
た画素(ドット)数分設けられている。このLED素子
を画像に応じて点灯させることにより、感光体ドラム1
2上を露光する。
【0026】また、LEDヘッド14は、図2に示すよ
うに移動回路19に接続されている。移動回路19は、
制御部20に接続されている。移動回路19は、図示し
ないピエゾ素子等の圧電素子を含んで構成されている。
移動回路19は、制御部20からの制御信号により圧電
素子を振動させ、LEDヘッド14を主走査方向に移動
させることができる。なお、圧電素子に代えてモータ等
の駆動力によりLEDヘッド14を移動させるように構
成してもよい。
【0027】セルフォックレンズ15は、図10に示す
セルフォックレンズ102と同一構成であり、光ファイ
バが千鳥状に配列された構成となっている。
【0028】LEDヘッド14により感光体ドラム12
上に形成された静電潜像は、ロータリー現像装置16に
より現像される。
【0029】ロータリー現像装置16には、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色のトナー現像を行うためのイエロー現像装
置34、マゼンタ現像装置36、シアン現像装置38、
ブラック現像装置40が設けられており、ロータリー現
像装置16が図1において矢印B方向に90度ずつ回転
することで、各色の現像処理を行う現像装置が切り替え
られる。
【0030】中間転写ベルト18は無端ベルトであり、
駆動ロール42の駆動力で所定の周回経路を所定方向
(図1において矢印C方向)に周回する。また、中間転
写ベルト18は、感光体ドラム12と当接しており、そ
の当接部分には、転写ロール47が設けられている。さ
らに、中間転写ベルト18の周囲には、転写装置44、
クリーナー装置(図示省略)等が設置されており、図1
において転写装置44の左側には、定着装置46が設置
されている。
【0031】画像形成装置10の底部には用紙トレイ4
8が設けられている。用紙トレイ48に載置された用紙
50は、搬送経路Rに送り出され、搬送ロール52によ
って搬送経路Rに沿って搬送される。この搬送中に用紙
50は、転写装置44の転写位置に搬送され、中間転写
ベルト18に転写されたトナー像が用紙50に転写され
る。
【0032】画像が転写された用紙50は定着装置46
まで搬送されて定着処理が施される。定着処理により表
面に画像が定着した用紙50は、搬送ロール54によっ
て搬送経路Rに沿って搬送され、外部に排出される。
【0033】次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0034】まず、図1において矢印A方向に回転する
感光体ドラム20は帯電装置により一様に帯電され、L
EDヘッド14のLED素子を、形成すべき第1色目の
画像に応じて点灯させて感光体ドラム12上を露光し、
第1色目(例えばイエロー)の静電潜像を感光体ドラム
12上に形成する。このとき、LEDヘッド14は、図
3に示すように基準位置に位置している。
【0035】そして、感光体ドラム12上に形成された
静電潜像は、イエロー現像装置34によってイエロート
ナーで現像される。現像されたイエロートナー像は、転
写ロール47により中間転写ベルト18に転写される。
感光体ドラム12上に転写されずに残ったトナー像はク
リーナー装置により除去され、感光体ドラム12は図示
しない除電ランプにより除電される。
【0036】このようにして第1色目の画像形成が終了
すると、制御部20は、図3に示すようにLEDヘッド
14を主走査方向に距離L分移動させる旨の制御信号を
移動回路19に出力する。これにより、移動回路19
は、圧電素子を振動させ、LEDヘッド14を主走査方
向へ距離L分移動させる。
【0037】また、LEDヘッド14が移動している間
に、感光体ドラム12は再び帯電装置により一様に帯電
されると共にロータリー現像装置16が図1において矢
印B方向に略90度回転し、第2色目(例えばマゼン
ダ)の画像形成の準備が完了する。
【0038】そして、LEDヘッド14の移動が完了す
ると、第2色目の画像形成が開始される。すなわち、第
1色目の画像形成と同じように、LEDヘッド14のL
ED素子を、第2色目の画像に応じて点灯させて感光体
ドラム12上を露光し、第2色目(例えばマゼンダ)の
静電潜像を感光体ドラム12上に形成する。このとき、
LEDヘッド14は、図3に示すように基準位置から距
離L分移動した位置にある。
【0039】そして、第2色目の画像形成が終了する
と、制御部20は、図3に示すように、LEDヘッド1
4を距離L分さらに主走査方向へ移動させる。同様に、
第3色目(例えばシアン)の画像形成を行った後、LE
Dヘッド14を距離L分主走査方向へ移動させる。そし
て、第4色目(例えばブラック)の画像形成が終了した
後は、LEDヘッド14を基準位置へ戻す。
【0040】すなわち、制御部20は、図4に示すよう
に、各色の画像形成の間、すなわち画像形成が行われて
いない間(インターイメージ、T1、T2、T3の区
間)にLEDヘッド14を微量ずつ主走査方向へ移動さ
せ、画像形成が終了した後に基準位置へ戻す。
【0041】なお、LEDヘッド14の総移動距離は、
画像に影響が出ない程度の距離とする。例えば解像度が
600dpi(42.3μm/pixel)の場合は、
移動距離のトータルが±2400dpi未満、すなわ
ち、10〜15μm以下となるようにする。従って、1
回当たりの移動距離Lは、約3〜10μmとなる。
【0042】このようにして形成された計4色のトナー
像は、中間転写ベルト18に順次転写される。4色のト
ナー像の中間転写ベルト18への転写が完了した時点
で、中間転写ベルト18の表面にカラー画像が形成され
る。
【0043】中間転写ベルト18の表面に形成されたカ
ラー画像は、用紙トレイ48から搬送経路Rに沿って搬
送された用紙50に、転写装置44によって転写され
る。カラー画像が転写された用紙50は、定着装置44
に搬送され、所定の定着温度に加熱された加熱ロール5
6と加圧ロール58とで挟持搬送されて、カラー画像が
用紙50に定着する。これにより、目的とするカラー画
像が用紙50に形成される。
【0044】このように、各色の画像形成の間にLED
ヘッド14を微量ずつ主走査方向へ移動させることによ
り、LEDチップの継目において発生するスポット的に
光量が低下する位置が各色でずれるため、各色における
光量分布が平坦化され、画像の筋むらを低減させること
ができる。
【0045】また、上記ではLEDヘッド14を主走査
方向に微量づつ移動させたが、セルフォックレンズ15
を主走査方向に微量づつ移動させてもよい。[第2実施
形態]次に、第2実施形態について説明する。第2実施
形態では、LEDヘッド14を微量づつ主走査方向へ移
動させると共に、それに伴って各色の画像データを数画
素ずらしてLEDヘッドへ出力する場合について説明す
る。なお、画像形成装置10の全体構成については図1
と同様なので説明を省略する。
【0046】図5には、画像形成装置10’のブロック
図が示されている。なお、図2に示す画像形成装置10
と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略
する。 図5に示すように、画像形成回路10’制御部
20、移動回路19、LEDヘッド14、タイミングジ
ェネレータ60、アドレス発生回路62、カウンタ6
4、画素移動量設定回路66、画像メモリ68、画像処
理回路70を備えている。
【0047】LEDヘッド14は、タイミングジェネレ
ータ60からの駆動信号により駆動される。タイミング
ジェネレータ60は、垂直同期信号をアドレス発生回路
62へ、水平同期信号をカウンタ64へ出力する。この
垂直同期信号は、画像形成を開始する際に出力され、水
平同期信号は、各色の画像形成を開始する際に出力され
る。
【0048】カウンタ64は、タイミングジェネレータ
62から水平同期信号が出力されるとカウントを開始
し、カウント値が画素移動量設定回路66により設定さ
れた画素移動量に相当するカウント値に達すると、水平
同期信号をアドレス発生回路62へ出力する。
【0049】制御部20は、各色の画像形成の間に移動
回路19にLEDヘッド14を移動させるための制御信
号を出力すると共に、画素移動量設定回路66に画素移
動量データを画素移動量設定回路66へ出力する。画素
移動量設定回路66では、各色の画像の書き出しタイミ
ングがずれるように画素移動量に相当するカウンタ値を
カウンタ64へ出力する。
【0050】すなわち、制御部20では、各色の画像形
成間にLEDヘッド14を主走査方向へ移動させると共
に、2色目以降の画像が所定画素数分遅れて書き出され
るように制御する。
【0051】この画素のずらし量やLEDヘッド14の
移動量は、セルフォック周期や解像度によって定める。
例えば、LEDヘッド14の移動距離がセルフォック周
期と同じにならないように、かつLEDヘッド14の移
動距離と画素のずらし量が一致するように、さらに、ト
ータルの移動距離がセルフォック周期以下となるように
定める。
【0052】例えば、セルフォック周期が456μm、
解像度が600dpi(42.3μm/pixel)の
場合は、42.3×9(画素)=380.7<456と
なるため、各色の画像形成間に3画素分づつ、すなわ
ち、42.3×3(画素)=126.9μmづつLED
ヘッド14を移動させると共に、画像形成の書き出しタ
イミングを3画素分遅らせる。従って、2色目の画像形
成を行う場合に移動量はは、42.3×3(画素)=1
26.9μm、3色目の画像形成を行う場合に移動量
は、42.3×6(画素)=253.8μm、4色目の
画像形成を行う場合に移動量は、42.3×9(画素)
=380.7μmとなる。
【0053】アドレス発生回路62は、垂直同期信号、
水平同期信号が入力されることにより形成すべき画像の
アドレスを画像メモリ68へ出力する。この画像メモリ
68には、画像処理回路70により画像処理された画像
データが格納される。画像メモリ68は、アドレス発生
回路62からアドレスを指定されると、該アドレスに格
納されている画像データをLEDヘッド14へ出力す
る。LEDヘッド14は、画像メモリ68から出力され
る画像データに応じて各LED素子を点灯させる。
【0054】次に、第2実施形態の作用を図6に示すタ
イミングチャートを参照して説明する。
【0055】まず、図1において矢印A方向に回転する
感光体ドラム20は帯電装置により一様に帯電される。
そして、制御部20は、画素移動量データを画素移動量
設定回路66へ出力する。画素移動量設定回路66は、
画素移動量データに対応するカウント値をカウンタ64
へ出力する。この画素移動量データは、1色目の画像形
成を行うときには0、すなわち画素をずらさないように
設定される。
【0056】一方、タイミングジェネレータ60は、垂
直同期信号をアドレス発生回路62へ出力すると共に、
図6(A),(B)に示すように、クロック信号に同期
して水平同期信号をカウンタ64へ出力する。カウンタ
64は、タイミングジェネレータ62から水平同期信号
が出力されるとカウントを開始し、カウント値が画素移
動量設定回路66により設定された画素移動量データに
相当するカウント値に達すると、水平同期信号をアドレ
ス発生回路62へ出力する。
【0057】なお、第1色目の画像形成を行う場合は画
素移動量は0のため、図6(C)に示すように、タイミ
ングジェネレータ60から出力された水平同期信号はす
ぐにアドレス発生回路62へ出力される。
【0058】アドレス発生回路62では、水平同期信号
が入力されると、アドレス信号を画像メモリ68へ出力
する。画像メモリ68は、指定されたアドレスの画像デ
ータをLEDヘッド14へ出力する。
【0059】LEDヘッド14は、形成すべき第1色目
の画像に応じて各LED素子を点灯させて感光体ドラム
12上を露光し、図6(D)に示すように第1色目(例
えばイエロー)の静電潜像を感光体ドラム12上に形成
する。このとき、LEDヘッド14は、図3に示すよう
に基準位置に位置している。
【0060】そして、感光体ドラム12上に形成された
静電潜像は、イエロー現像装置34によってイエロート
ナーで現像される。現像されたイエロートナー像は、転
写ロール47により中間転写ベルト18に転写される。
感光体ドラム12上に転写されずに残ったトナー像はク
リーナー装置により除去され、感光体ドラム12は図示
しない除電ランプにより除電される。
【0061】このようにして第1色目の画像形成が終了
すると、制御部20は、画素移動量データ(例えば3画
素)を画素移動量設定回路66へ出力すると共に、LE
Dヘッド14を主走査方向に画素移動量に相当する距離
分移動させる旨の制御信号を移動回路19に出力する。
これにより、移動回路19は、圧電素子を振動させ、L
EDヘッド14を主走査方向へ画素移動量に相当する距
離分(例えば3画素分)移動させる。
【0062】また、LEDヘッド14が移動している間
に、感光体ドラム12は再び帯電装置により一様に帯電
されると共にロータリー現像装置16が図1において矢
印B方向に略90度回転し、第2色目(例えばマゼン
ダ)の画像形成の準備が完了する。
【0063】一方、画素移動量設定回路66は、画素移
動量に相当するカウンタ値をカウンタ64へ出力する。
カウンタ64は、カウンタ値が画素移動量に相当するカ
ウンタ値に達すると水平同期信号をアドレス発生回路6
2へ出力する。すなわち、水平同期信号は、カウンタ6
4により、図6(E)に示すように画素移動量分遅延さ
れて出力される。
【0064】アドレス発生回路62は、水平同期信号が
入力されることにより形成すべき画像のアドレスを画像
メモリ68へ出力する。画像メモリ68は、アドレス発
生回路62からアドレスを指定されると、該アドレスに
格納されている画像データをLEDヘッド14へ出力す
る。LEDヘッド14は、画像メモリ68から出力され
る画像データに応じて各LED素子を点灯させる。これ
により、図6(F)に示すように、第2色目の画像形成
が行われる。
【0065】そして、同様に、第2色目の画像形成が終
了すると、制御部20は、LEDヘッド14を3画素分
さらに主走査方向へ移動させると共に、画素移動量デー
タを画素移動量設定回路66へ出力する。これにより、
図6(G)に示すように水平同期信号が3画素分遅延さ
れて出力され、図6(H)に示すように、第3色目(例
えばシアン)の画像の書き出しタイミングが3画素分ず
らされる。
【0066】同様に、第3色目の画像形成が終了する
と、制御部20は、LEDヘッド14を3画素分さらに
主走査方向へ移動させると共に、画素移動量データを画
素移動量設定回路66へ出力する。これにより、図6
(I)に示すように水平同期信号が3画素分遅延されて
出力され、図6(J)に示すように、第4色目(例えば
ブラック)の画像の書き出しタイミングが3画素分ずら
される。
【0067】すなわち、制御部20は、各色の画像形成
の間、すなわち画像形成が行われていない間(インター
イメージ)にLEDヘッド14を画素移動量に応じた距
離分づつ主走査方向へ移動させると共に、画像の書き出
しタイミングを画素移動量分遅らせる。
【0068】中間転写ベルト18の表面に形成されたカ
ラー画像は、用紙トレイ48から搬送経路Rに沿って搬
送された用紙50に、転写装置44によって転写され
る。カラー画像が転写された用紙50は、定着装置44
に搬送され、所定の定着温度に加熱された加熱ロール5
6と加圧ロール58とで挟持搬送されて、カラー画像が
用紙50に定着する。これにより、目的とするカラー画
像が用紙50に形成される。
【0069】このように、各色の画像形成の間にLED
ヘッド14を画素移動量に応じた距離分づつ主走査方向
へ移動させると共に、画像の書き出しタイミングを画素
移動量分遅らせることにより、LEDヘッド14を比較
的大きくずらす場合でも、各色の画像位置がずれること
なく画像の筋むらを低減させることができる。[第3実
施形態]次に、第3実施形態について説明する。第3実
施形態では、各色毎に複数の感光体を備えた画像形成装
置に本発明を適用した場合について説明する。
【0070】図7には、第3実施形態に係る画像形成装
置10”が示されている。図7に示すように、画像形成
装置10”は各色毎に感光体ドラム12Y,12M,1
2C,12Kを備え、各感光体は、中間転写ベルト18
の搬送方向(図中矢印D方向:副走査方向)に沿って配
置されている。また、各感光体の周囲には、図示しない
帯電装置や現像装置、、転写装置、クリーナー等が配置
されている。
【0071】また、各感光体の上部には、同じ特性のセ
ルフォックレンズ15Y,15M,15C,15K、L
EDヘッド14Y,14M,14C,14Kが配置され
ている。同じ構成のLEDヘッド14Y,14M,14
C,14Kは制御部20に接続されている。
【0072】なお、セルフォックレンズ15M,15
C,15Kは、図8に示すように、セルフォックレンズ
15Yを基準として主走査方向に所定距離L1,L2,
L3づつ図8において右側にずれている。このずらし量
は、例えばセルフォック周期によって定める。例えば、
各セルフォックレンズのセルフォック周期が重ならない
ように、かつずらし量がセルフォック周期以下となるよ
うに定める。
【0073】制御部20では、各LEDヘッド14Y、
14M,14C,14Kを駆動し、各色の画像を感光体
12Y,12M,12C,12K上に静電潜像を形成さ
せる。形成された静電潜像は、図示しない現像装置によ
り現像され、該現像された各色の画像は、順次中間転写
ベルト18へ転写される。
【0074】このように、セルフォックレンズ15Y,
15M,15C,15Kの位置を主走査方向に対して異
ならせた位置に予め配置することにより、構成された画
像形成装置10”では、セルフォックレンズ15Y,1
5M,15C,15Kの位置がそれぞれ異なっているた
め、全体での光量分布が平坦化され、画像の筋むらを低
減することができる。
【0075】なお、上記では、セルフォックレンズ15
Y,15M,15C,15Kの位置を主走査方向に異な
らせた位置に予め配置した場合について説明したが、こ
れに限らず、LEDヘッド14Y,14M,14C,1
4Kの位置を主走査方向に異ならせた位置に予め配置す
るようにしてもよい。また、セルフォックレンズ15
Y,15M,15C,15K、LEDヘッド14Y,1
4M,14C,14Kの双方の位置を主走査方向に異な
らせた位置に予め配置するようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、発光手段を、少なくとも1色の画像を形成
させるための発光の後に発光素子の配置方向へ移動する
移動手段を設けたので、光量がスポット的に低下する位
置をずらすことができ、画像の筋むらを低減することが
できる、という効果を有する。
【0077】請求項2記載の発明によれば、移動手段に
よる発光手段の移動量を用紙間で同一にしたので、同じ
条件で各用紙に画像形成することができ、同じ画像を異
なる用紙に形成した場合に違和感を与えてしまうのを防
ぐことができる、という効果を有する。
【0078】請求項3記載の発明によれば、結像レンズ
による光量分布特性に起因する光量むらを低減すること
ができる、という効果を有する。
【0079】請求項4記載の発明によれば、複数の潜像
担持体を用いた画像形成装置において、複数の発光手段
及び複数の結像レンズの少なくとも一方を発光素子の配
置方向に沿って各々異ならせた位置に配置したので、光
量がスポット的に低下する位置をずらすことができ、画
像の筋むらを低減することができる、という効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成
図である。
【図2】 第1実施形態画像形成装置の概略ブロック図
である。
【図3】 LEDヘッドの移動について説明するための
図である。
【図4】 各色の画像形成のタイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図5】 第2実施形態画像形成装置の概略ブロック図
である。
【図6】 各部の信号のタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図7】 第3実施形態に係る画像形成装置の全体構成
図である。
【図8】 セルフォックレンズの配置について説明する
ための図である。
【図9】 LEDチップの継目部分の光量分布について
説明するための図である。
【図10】 (A)はセルフォックレンズを上から見た
図、(B)は、セルフォックレンズの側面図である。
【図11】 セルフォックレンズの光量分布について説
明するための図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 12 感光体ドラム 14 LEDヘッド 15 セルフォックレンズ 16 ロータリー現像装置 18 中間転写ベルト 19 移動回路 20 制御部 60 タイミングジェネレータ 62 アドレス発生回路 64 カウンタ 66 画素移動量設定回路 68 画像メモリ 70 画像処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蜂須賀 正樹 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 叶野 聡 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 相川 清史 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 今村 洋一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C162 AE21 AE28 AE47 AE58 FA17 FA44 FA68 5C072 AA03 BA17 BA19 CA05 CA09 CA15 DA02 JA07 QA14 XA01 5C074 AA09 BB03 BB04 BB17 CC03 EE01 FF15 GG08 GG12 HH02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体と、 複数の発光素子が一列に配置されると共に、複数色の画
    像を形成するために、複数色の画像データにより各色毎
    に前記複数の発光素子を各々発光させる発光手段と、 前記複数の発光手段により発光された光を前記潜像担持
    体へ結像させる結像レンズと、 前記発光手段を、少なくとも1色の画像を形成させるた
    めの発光の後に前記発光素子の配置方向へ移動する移動
    手段と、 を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段による前記発光手段の移動
    量を用紙間で同一にしたことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段による前記発光手段の移動
    量は、前記結像レンズによる光量分布特性に基づいて定
    めることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 複数の潜像担持体と、複数の発光素子が
    一列に配置されると共に、形成すべき画像の各色成分の
    画像に応じて前記複数の発光素子を各々発光させる発光
    手段と、前記複数の発光手段により発光された光を前記
    複数の潜像担持体へ各々結像させる複数の結像レンズ
    と、を備えた画像形成装置において、前記複数の発光手
    段及び前記複数の結像レンズの少なくとも一方の各々に
    ついて、前記発光素子の配置方向に沿って異ならせた位
    置に配置したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006162880A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Pentax Corp 半導体発光素子を用いた照明装置、およびカメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006162880A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Pentax Corp 半導体発光素子を用いた照明装置、およびカメラ
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