JP2008093875A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像スジのない良好な画像を形成することができる露光装置を提供する。
【解決手段】 複数の露光素子を有するLEDヘッド7a,7b,7cを、感光体ドラム5の軸心方向に沿って複数配置し、かつ隣接するLEDヘッド同士が感光体ドラム5の回転方向にずれた状態で固定された露光装置7であって、隣接する露光ヘッド同士をつなぎ合わせるつなぎ目位置よりも内側の露光素子を点灯制御すると共に、つなぎ目位置よりも外側に位置し、露光に使用しない不使用の露光素子も点灯制御する制御部23を有している。
【選択図】 図5

Description

本発明は、A0(841mm×1189mm)やA1(594mm×841mm)といった大サイズの画像を形成可能な画像形成装置に搭載された露光装置に関する。特に、複数本のLED(Light Emitting Diode)プリントヘッド(以下、単にLEDヘッドという)をつないで広幅露光を行う露光装置に関する。
従来、A0やA1といった広幅な原稿に対する静電潜像を感光体に形成するために、複数本のLEDヘッドを感光体ドラムの軸心方向に配列して広幅露光を行う画像形成装置が知られている。広幅(例えば、A0サイズ幅)に対応するモノクロの複写機やプリンタでは、小サイズ(例えば、A3サイズ幅)のLEDヘッドを複数本つなぐことによって、低コストで広幅のLEDヘッドを実現している。
図1に、広幅露光を行うLEDヘッドの配置の一例を示す。図1に示す配置例では、第1LEDヘッド7a、第2LEDヘッド7b、第3LEDヘッド7cの3本のLEDヘッドを千鳥状に配置して、A0幅といった大サイズの露光を行っている。
また、図2に示すように千鳥状に配置したLEDヘッドの端部と端部をオーバーラップさせて、形成する画像にすき間ができなように位置合わせを行っている。
さらに、LEDヘッドのオーバーラップ部分では、図2に示すようにLEDヘッド同士をつなぎあわせるつなぎ目位置を設定して、このつなぎ目位置よりも端部側を不使用ドットとしている。
しかしながら、LEDヘッドは、画像の露光に伴って発熱して膨張するので、つなぎ合わせたLEDヘッドのつなぎ目の位置にズレが生じ、画像に白筋、黒筋等の濃度ムラが生じるという問題がある。
そこで、特許文献1では、LEDヘッドの、感光体ドラム軸方向及び回転方向の位置並びに焦点位置の少なくとも1つの位置ずれを検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて、複数本のLEDヘッドの露光状態を補正する補正手段とを設けている。
特開2002−052757号公報
電子写真方式を用いて画像の形成を行う複写機やプリンタでは、感光体に画像を露光する際にイメージ部を露光する方式と、背景部を露光する方式とがある。上述したLEDヘッド同士のつなぎ目ずれが、つなぎ目が離れる方向にずれた場合、イメージ部を露光するイメージ露光方式であれば、LEDヘッドのつなぎ目で、画像の間に白筋が生じる程度である。しかしながら、背景露光方式では、つなぎ目が離れる方向にずれると、用紙の上から下まで縦方向に画像スジが描かれてしまい大きな問題となる。これは、背景露光方式の場合、LEDヘッドを点灯した部分が背景画像となり、消灯した部分にイメージが描画されるからである。画像スジの生じる様子を図3に示す。図3は、「つなぎ目が離れる方向」に半ドット分ズレたLEDヘッドで、用紙全面を白(描画しない)で出力した場合の例である。
特許文献1の開示技術も、イメージ部を露光する露光方式を想定しており、背景露光において生じる画像スジを完全には解消することはできない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、画像スジのない良好な画像を形成することができる露光装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の露光装置は、複数の露光素子を有する露光ヘッドを、像担持体の軸心方向に沿って複数配置し、かつ隣接する露光ヘッド同士が前記像担持体の回転方向にずれた状態で固定された露光装置であって、前記露光ヘッドの備える露光素子のうち、隣接する露光ヘッド同士をつなぎ合わせる画像のつなぎ目位置よりも内側の露光素子を点灯制御する第1制御手段と、前記つなぎ目位置よりも外側に位置し、画像露光に使用しない不使用の露光素子を点灯制御する第2制御手段と、を有する構成としている。
本発明によれば、つなぎ合わせた露光ヘッドのつなぎ目に位置ずれが生じても、露光に使用しない不使用の露光素子も点灯制御することで、位置ずれによる画像スジの発生を防止し、画質の劣化を防止することができる。
上記露光装置において、前記第2制御手段は、前記第1制御手段の点灯制御中に、前記不使用の露光素子を全て点灯制御するとよい。
上記露光装置において、前記第2制御手段は、前記第1制御手段の点灯制御中に、前記つなぎ目位置に隣接する露光素子から所定数の露光素子を点灯するとよい。
従って、必要な露光素子だけを点灯させ、消費電力を削減することができる。
上記露光装置において、前記露光ヘッドのつなぎ目位置からの位置ずれ量を算出する算出手段を有し、前記第2制御手段は、前記位置ずれ量に応じて、点灯制御する露光素子数を変更するとよい。
従って、位置ずれ量に応じて必要な数の露光素子だけを点灯することができ、消費電力を削減することができる。
上記露光装置において、前記第2制御手段は、前記不使用の露光素子のうち、作像位置に重なる露光素子を消灯するとよい。
従って、画像の背景領域を露光する方式において、不使用の露光素子の点灯によって作像位置の電気的な像が消されてしまうことがない。
上記露光装置において、前記第2制御手段は、前記作像位置に重なる露光素子と、該露光素子に隣接する所定数の露光素子とを消灯するとよい。
従って、背景露光方式において、露光ヘッドのつなぎ目に位置ずれが生じていても、不使用の露光素子の点灯によって作像位置の電気的な像が消されてしまうことがない。
上記露光装置において、前記露光ヘッドのつなぎ目位置からの位置ずれ量を算出する算出手段を有し、前記第2制御手段は、前記位置ずれ量に応じて、消灯制御する露光素子数を変更するとよい。
従って、背景露光方式において、露光ヘッドのつなぎ目に位置ずれが生じていても、位置ずれに応じた所定数の露光素子を消灯することで、露光素子よりも外側の露光素子によって、作像位置の電気的な像が消されてしまうことがない。
上記露光装置において、前記第2制御手段は、前記作像位置に重なる露光素子に隣接する露光素子の露光量を、点灯される他の露光素子の光量と変えて点灯するとよい。
従って、露光ヘッドのつなぎ目で位置ずれが生じていても、つなぎ目の光量を他の露光素子の光量と変えることで、発生する画像スジ等をぼかすことができる。
本発明の露光装置は、像担持体の軸心方向に沿って複数配置された露光ヘッドを有し、画像のイメージ部を露光する第1露光部と、前記像担持体の軸心方向に沿って配置された露光ヘッドを有し、画像の背景部を露光する第2露光部と、前記第1露光部と前記第2露光部とを用いて画像の露光制御を行う制御手段とを有する構成としている。
従って、背景露光方式においても最適な露光ができる。
本発明によれば、画像スジのない良好な画像を形成することができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図4を参照しながら本実施例の構成を説明する。画像形成装置1は、大きくは、画像形成部2と、給紙部3と、制御装置や予備の給紙ロール等を収納した収納部4とから構成される。
画像形成部2では、感光体ドラム5の周面に沿って帯電ロール6、露光器7、現像装置8、転写ロール12、除電器13の順で配置される。
感光体ドラム5は、図示しない駆動手段によって自身の軸心を中心として矢印方向に所定の回転速度で回転駆動される。
帯電ロール6は、感光体ドラム5の表面を所定の電位に一様に帯電する。なお、感光体ドラム5の表面を帯電する手段としては、帯電ロール6に限定されるものではなく、スコロトロン等の帯電器を用いてもよい。
露光器7には、複数の露光体が設置される。図4には、露光体として第1LEDヘッド7aと、第2LEDヘッド7bと、第3LEDヘッド7cとの3つが示されている。第1〜第3LEDヘッド7a,7b,7cは、感光体ドラム5の表面に画像を露光し、画像情報に応じた静電潜像を形成する。これらの詳細については後ほど詳述する。
現像装置8は、感光体ドラム5の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像とする。現像装置8の現像方式としては一成分現像方式やトナーとキャリアとからなる二成分現像方式がある。
転写ロール12は、感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像を給紙部3から供給されたロール紙11上に転写する。除電器13は、除電作用によって感光体ドラム5の表面からトナー像を分離する。
搬送ベルト14は、上流側の感光体ドラム5から下流側の定着器15へロール紙11を紙送りする。定着器15は、ロール紙11に熱及び圧力を加えてトナー像の定着処理を行う。トナー像が定着したロール紙11は、必要に応じてA0サイズ等の所定サイズに裁断された後に、画像形成装置本体1の外部に配置された排紙トレイ(不図示)上に排出される。
次に、図5を参照しながら画像形成装置1の画像処理系の構成を示す。
通信インタフェース(I/F)部20は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークに接続されており、パーソナルコンピュータ50やワークステーション51で作成されたPDLコマンドを受信する。受信したPDLコマンドは、コントローラ部22内の画像処理部24に送出される。
画像処理部24は、ネットワークを介して送られてきたPDLコマンドを解釈して描画処理を実行し、各ページのイメージデータを作成する。作成されたイメージデータは、各ページのIDと対応付けてページメモリ25に一旦保存される。ページメモリ25に保存されたイメージデータは、制御部23の制御に従って、露光器7に送出される。制御部23は、本発明の第1制御手段と第2制御手段として機能する。
また、スキャナ21で読み込んだデータは、画像処理部24で色補正、色空間変換、スクリーン処理等の画像処理が行われ、画像処理後のイメージデータはページメモリ25に一旦保存される。ページメモリ25に記録されたイメージデータは、制御部23の制御に従って、露光器7に送出される。
露光器7の構成を説明する。露光器7は、大きくは、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cと、これらのLEDヘッド7a〜7cを駆動制御する駆動制御部30とから構成される。駆動制御部30には、画像処理部24から受け取ったイメージデータに応じて、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cの駆動制御を行うLEDヘッド制御回路31と、LEDヘッド制御回路31の制御に従って、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cの各LEDを点灯制御するLED駆動回路34と、RAM32、ROM33を有している。RAM32には、画像処理部24から送られたイメージデータが一時的に格納され、ROM33には、LEDヘッドの光量補正データ等が格納されている。
次に、露光器7のLEDヘッド部分の構成について説明する。
第1〜第3LEDヘッド7a〜7cは、複数個のLED素子をアレイ状に並べたものであり、このLED素子を感光体ドラム5側に向けた状態で固定される。第1〜第3LEDヘッド7a〜7cは、図1に示すようにそれぞれの長手方向が感光体ドラム5の軸心と略平行となり、且つそれぞれが感光体ドラム5の周面と同一距離だけ離隔するように配置される。このため、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cは、感光体ドラム5の周面に沿った状態で互いに平行になる。また、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7b、第2LEDヘッド7bと第3LEDヘッド7cとは、感光体ドラム5の回転方向にずれた状態で固定され、さらに第1LEDヘッド7aと第3LEDヘッド7cとは、これらの長手方向の同一直線上に配置される。つまり、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cの配列は千鳥状であって、感光体ドラム5の回転方向の下流側から見た場合に、第2LEDヘッド7bの両端がそれぞれ第1LEDヘッド7a及び第3LEDヘッド7cの一端側と重なるように、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cは配置される。なお、LEDヘッドの数は3つに限らず、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
このように、感光体ドラム5の軸心方向の全画像幅にわたってすき間が生じることなく配置された複数の第1〜第3LEDヘッド7a〜7cによって、感光体ドラム5の軸心方向の画像領域が分割されている。そして、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cが個々の領域を露光することで、感光体ドラム5の全画像幅が画像露光される。なお、上述のように第2LEDヘッド7bは第1LEDヘッド7a及び第3LEDヘッド7cの下流側に位置する。そこで、感光体ドラム5の回転速度に応じて第2LEDヘッド7bの露光開始時間を第1LEDヘッド7aと第3LEDヘッド7cの露光開始時間よりも遅延させることで、感光体ドラム5の周面の軸心方向の同一ラインが露光される。また、第1LEDヘッド7aと第3LEDヘッド7cは必ずしも同一直線上にある必要はない。露光開始の遅延時間を適正にすることで、第1〜第3LEDヘッド7a〜7cで同一ラインを露光することができる。
上述のように第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7b、第2LEDヘッド7bと第3LEDヘッド7cとは重ね合う領域(以下、オーバラップ領域という)を設けている。通常、このオーバラップ領域内で図2に示すようにつなぎ目位置を決定し、つなぎ目位置を境界線にしてこの線よりも端部側のLED素子(以下、ドットと表現する)を不使用にしていた。これらのドットを以下では、未使用ドットと言う。
本実施例は、図6に示すように未使用にしていた端部側のドットも露光時に点灯するようにしている。つなぎ目位置が離れる方向に変化しても、未使用のドットを点灯させることで背景部分として露光することができ、画像スジの発生を防ぐことができる。なお、以下の説明では、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7bとのオーバラップ領域について説明するが、第2LEDヘッド7bと第3LEDヘッド7cのオーバラップ領域についても同様の点灯、消灯制御を行うものとする。
また、図6に示す実施例では、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7bの両方の未使用ドットを点灯させているが、いずれか一方のLEDヘッドの未使用ドットを点灯させてもよい。図7に示す例では、第1LEDヘッド7aの未使用ドットだけを露光時に点灯させている。
さらに、図6に示す実施例では、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7bとの未使用ドットをすべて点灯しているが、予めつなぎ目位置の最大ズレ量が分かっていれば、この最大ズレ量に基づいて必要なドット数の未使用ドットだけを点灯すればよい。図8には、つなぎ目位置のずれ量が1ドット未満のために、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7bの1ドットずつを点灯した例を示す。
つなぎ目位置のずれ量を求める算出式の一例として、以下に示す温度変化時のずれ量が挙げられる。
ずれ量=A×(T−25)+B・・・・(1)
なお、Aは単位温度変化あたりのつなぎ目ずれ量、Tは温度、BはLEDヘッドを感光体ドラム5に対して固定した時に測定される、基準温度での基準位置からのずれ量を示している。ここでAは、使用材料の線膨張係数と、LEDヘッドの固定位置からつなぎ目位置までの距離から算出しても良いし、あらかじめサンプル機で実測データを採取して求めても良い。
添付図面を参照しながら本発明の第2実施例を詳細に説明する。
上述した実施例1では、LEDヘッド7aとLEDヘッド7bとのオーバラップ部分にイメージ画像がないことが前提での制御であった。すなわち、図6に示すように未使用ドットを全点灯させると、図9に示すようにイメージ描画したかった部分も影響を受けて、イメージが描かれないという問題がある。
そこで、本実施例では、図10に示すように未使用ドットに関しても、ただ点灯するのではなく、イメージを描画する位置のドットを消灯することで、露光したイメージが未使用ドットによって消去されないようにする。
図10では、第1LEDヘッド7aの点灯した未使用側ドットうち、イメージを描画する部分のドット71だけを消灯している。同様に第2LEDヘッド7bの点灯した未使用側ドットのうち、イメージを描画する部分のドット72だけを消灯している。
なお、図10に示す点灯、消灯制御が有効になるためには、LEDヘッド間でつなぎ目ずれがほとんどないことが条件となる。つなぎ目ずれが生じていると、必要な部分のイメージが消されてしまうか、イメージ画像の幅が細くなってしまう。
図11には、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7bとに1ドットの位置ずれが生じた場合を示す。この場合、第2LEDヘッド7bのイメージとなる部分のドット73を消灯させ、第1LEDヘッド7aの未使用ドットのうちイメージに重なる部分のドット74を消灯させる制御が行われる。しかしながら、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7bとに1ドットの位置ずれが生じているので、イメージが1ドット分消失してしまっている。
このような不具合は、LEDヘッドの未使用ドット側を余分に消灯しておくことで、画像の書き込みに使用するLEDヘッドの書き込みが消されるのを防ぐことができる。すなわち、未使用側ドットのうち、イメージに重なるドットと、その近傍の数ドットとを消灯することで、イメージの消滅や、線幅が狭くなる問題を解消することができる。図12に示す例では、第1LEDヘッド7aの未使用側ドットのうち、イメージ部分に重なるドット75と、このドット75に隣接する2ドット76とを消灯している。同様に第2LEDヘッド7bの未使用側ドットのうち、イメージ部分に重なるドット77と、このドット77に隣接する2ドット78とを消灯させている。なお、LEDヘッドのつなぎ目の最大ずれ量を上述した式(1)で求めておけば、この最大ずれ量に応じて消灯させる近傍のドット数を求めることができる。
なお、LEDヘッドのつなぎ目位置は、主走査方向だけでなく、副走査方向にもずれる場合がある。例えば、副走査方向に1ドットずれると、1ドットのヨコ線画像がオーバラップ点灯させている幅だけ消失してしまう。これを防ぐために、ずれ量に応じてドットの消灯範囲を広げればよい。最大ずれ量は、副走査方向にも式(1)を適用して温度による影響を求める他に、振動やドラム回転速度むらによるずれ量をあらかじめサンプル機の実測データや部品仕様で把握しておいて加算するのが良い。
LEDヘッドのオーバラップ部分で、ハーフトーン画像の描画を行う場合、つなぎ目に位置ずれが生じていると、点灯、消灯のドット配列が乱れるので画像スジが生じる。これは、イメージ露光でも背景露光でも共通の課題であり、オーバラップ部分の点灯、消灯制御を行っても解消されない。
逆に、未使用側ドットを点灯、消灯するオーバラップ露光の範囲が広すぎると、ドット配列が乱れる範囲が広がるので、点灯、消灯制御を行うドットの設定は必要最低限とするのがよい。
そこで、本実施例は、図13に示すように未使用側ドットのうち、イメージに重なるドットを消灯し、その近傍の数ドットとを暗く点灯する。このような点灯制御によって、ハーフトーン画像のつなぎ目に生じる画像スジを最小限にすることができる。図13に示す例では、第1LEDヘッド7aの未使用側ドットのうち、イメージ部分に重なるドット79を消灯し、このドット79に隣接する左右の2ドット80を暗く点灯している。同様に第2LEDヘッド7bの未使用側ドットのうち、イメージ部分に重なるドット81を消灯し、このドット81に隣接する左右の2ドット82を暗く点灯している。なお、図13では、第1LEDヘッド7aと第2LEDヘッド7bとに1ドットの位置ずれが生じている場合を例示しているので、イメージに重なるはずの第1LEDヘッド7aのドット79は、1ドット分がイメージ領域から外れ、第2LEDヘッド81は、イメージ領域から外れている。
また、本実施例においても、LEDヘッドのつなぎ目の最大ずれ量を上述した式(1)で求めておけば、この最大ずれ量に応じて消灯させる近傍のドット数を求めることができる。
なお、上述した実施例では、背景露光するための特殊な点灯制御が必要となる。また、隣接するLEDヘッドをオーバラップさせるためには、感光体ドラム5の周辺にスペースが余計に必要となる。そこで、イメージ部を露光するLEDヘッドと、背景部を露光するLEDヘッドとが混在する多色の画像形成装置においては、背景部を露光するLEDヘッドだけ広幅の1本のLEDヘッドを使用するようにしてもよい。図14に、イメージ部を露光するLEDヘッド7a,7b,7cと、背景部を露光するLEDヘッド9とを別々に設けた構成を示す。
また、上述した実施例では、オーバラップさせたLEDヘッドの両方の未使用側ドットを点灯、消灯制御する例を示したが、LEDヘッドのいずれか一方だけを点灯、消灯制御するものであってもよい。
上述した実施例は本発明の好適な実施の一例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
露光器のLEDヘッド部分の構成を示す図である。 2つのLEDヘッドをオーバラップ領域を設けてつなぎ合わせた様子を示す図である。 つなぎ目ずれによって画像スジが発生する様子を示す図である。 画像形成装置の構成を示す図である。 画像形成装置の画像処理系の構成を示す図である。 LEDヘッドの未使用側ドットをすべて点灯した状態を示す図である。 いずれか一方のLEDヘッドの未使用側ドットを点灯した状態を示す図である。 つなぎ目位置のずれ量に基づいて必要な未使用ドットだけを点灯した状態を示す図である。 LEDヘッドのオーバラップ部分にイメージ画像がある場合の問題点を示す図である。 イメージ位置に合わせて描画する位置の未使用側ドットを消灯した状態を示す図である。 LEDヘッドのオーバラップ部分にイメージ画像があり、さらにLEDヘッドに位置ずれが生じている場合の問題点を示す図である。 未使用側ドットのうち、イメージに重なるドットと、その近傍の数ドットとを消灯した状態を示す図である。 未使用側ドットのうち、イメージに重なるドットを消灯し、さらにその近傍の数ドットを暗く点灯した状態を示す図である。 イメージ露光用と、背景露光用の露光器を別々に設けた構成を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 給紙部
4 収納部
5 感光体ドラム
6 帯電ロール
7 露光器
7a 第1LEDヘッド
7b 第2LEDヘッド
7c 第3LEDヘッド
8 現像装置
11 ロール紙
12 転写ロール
13 除電器
14 搬送ベルト
15 定着器
20 通信インタフェース部
21 スキャナ
22 コントローラ部
23 制御部
24 画像処理部
25 ページメモリ
30 駆動制御部
31 LEDヘッド制御回路
34 LED駆動回路
32 RAM
33 ROM

Claims (9)

  1. 複数の露光素子を有する露光ヘッドを、像担持体の軸心方向に沿って複数配置し、かつ隣接する露光ヘッド同士が前記像担持体の回転方向にずれた状態で固定された露光装置であって、
    前記露光ヘッドの備える露光素子のうち、隣接する露光ヘッド同士をつなぎ合わせる画像のつなぎ目位置よりも内側の露光素子を点灯制御する第1制御手段と、
    前記つなぎ目位置よりも外側に位置し、画像露光に使用しない不使用の露光素子を点灯制御する第2制御手段と、を有することを特徴とする露光装置。
  2. 前記第2制御手段は、前記第1制御手段の点灯制御中に、前記不使用の露光素子を全て点灯制御することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記第2制御手段は、前記第1制御手段の点灯制御中に、前記つなぎ目位置に隣接する露光素子から所定数の露光素子を点灯制御することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  4. 前記露光ヘッドのつなぎ目位置からの位置ずれ量を算出する算出手段を有し、
    前記第2制御手段は、前記位置ずれ量に応じて、点灯制御する露光素子数を変更することを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  5. 前記第2制御手段は、前記不使用の露光素子のうち、作像位置に重なる露光素子を消灯することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の露光装置。
  6. 前記第2制御手段は、前記作像位置に重なる露光素子と、該露光素子に隣接する所定数の露光素子とを消灯することを特徴とする請求項5記載の露光装置。
  7. 前記露光ヘッドのつなぎ目位置からの位置ずれ量を算出する算出手段を有し、
    前記第2制御手段は、前記位置ずれ量に応じて、消灯制御する露光素子数を変更することを特徴とする請求項6記載の露光装置。
  8. 前記第2制御手段は、前記作像位置に重なる露光素子に隣接する露光素子の露光量を、点灯される他の露光素子の露光量と変えて点灯することを特徴とする請求項5記載の露光装置。
  9. 像担持体の軸心方向に沿って複数配置された露光ヘッドを有し、画像のイメージ部を露光する第1露光部と、
    前記像担持体の軸心方向に沿って配置された露光ヘッドを有し、画像の背景部を露光する第2露光部と、
    前記第1露光部と前記第2露光部とを用いて画像の露光制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする露光装置。
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