JP2001158131A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001158131A
JP2001158131A JP34600299A JP34600299A JP2001158131A JP 2001158131 A JP2001158131 A JP 2001158131A JP 34600299 A JP34600299 A JP 34600299A JP 34600299 A JP34600299 A JP 34600299A JP 2001158131 A JP2001158131 A JP 2001158131A
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image
forming apparatus
image forming
solid
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JP34600299A
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English (en)
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Kazuyuki Shimada
和之 島田
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Masami Hiramatsu
正己 平松
Takehisa Maeda
雄久 前田
Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Atsushi Takehara
淳 竹原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、固体光走査ユニットの光量劣化に
より縦筋が発生するという課題を解決しようとするもの
である。 【解決手段】 この発明は、画像情報に応じて点灯制御
される多数の固体発光素子がライン状に配列された固体
光走査ユニット3を像担持体に対峙させて画像を形成す
る画像形成装置において、固体光走査ユニット3で前記
像担持体に潜像を書込む主走査方向位置を主走査書込位
置指示手段9からの指示で切り替える手段17を備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単色画像及び/又は
カラー画像の形成を行うプレンタ、複写機、ファクシミ
リ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置は、装置の小型化・簡易化等を図るた
めに固体光走査ユニットとしての固体走査型光書込ユニ
ット(以下LEDアレイヘッドを代表として説明する)
を用いた画像形成装置が注目されている。LEDアレイ
ヘッドは、多数のLED素子がライン状に配設されたL
EDアレイと、多数のレンズが直線状に配列されたレン
ズアレイとをユニット化したものである。このLEDア
レイヘッドは、各LED素子が画像データに応じて点灯
制御されることにより感光体に対する光書込みを行って
感光体上に静電潜像を形成する。
【0003】各LED素子の発光光量は、各LED素子
の累積点灯時間、駆動時間により低下するという問題が
あり、このLED素子の光量低下により画像劣化が引き
起こされる。そこで、LED素子の光量変動を累積点灯
時間の管理で安定化するための方法が特開平7−276
706号公報に記載されている。この方法では、LED
アレイの各画素(LED素子)の累積オンタイムをカウ
ンタで管理し、その結果累によって画素の光出力を増加
させている。
【0004】特開平5−50653号公報には、縦スジ
を低減させるために、各LED素子の光量を全て均一に
なるように補正したLEDアレイヘッドを用いるものが
記載されている。この特開平5−50653号公報記載
のものは、各LED素子の光量が一定になるような補正
データを予め求め、この補正データを格納したROMを
LEDアレイヘッド内に備え、印写時にその補正データ
を用いて各LED素子を点灯させている。
【0005】特開平10−202941号公報には、発
光体アレイを複数列副走査方向に配置し、同じ画素デー
タで重ね書きすることで、発光体に流す電流を小さく抑
え、長寿命化を図っている。特開平11−58514号
公報には、ライン上に配列された多数個のLED素子を
複数のブロックに分割し、各ブロック毎に時間をずらし
て前記LED素子を画像データに従い点灯制御し、前記
LED素子の発光により前記LED素子と副走査方向に
相対移動する感光体上に静電潜像を形成するようにした
画像形成装置において、1主走査ライン当たりの前記L
ED素子の総発光時間を主走査ライン同期信号の周期の
1/2以下に設定したことを特徴とする画像形成装置が
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】LEDアレイは多数の
LED素子に関してその特性が全て均一となるように製
造することは困難である。各LED素子によって光量が
異なり、感光体上に形成されるドットの径も各LED素
子によって異なる。特に、1ドット2値記録方式で面積
階調法により階調を表現する方式の画像形成装置では、
ドット径のばらつきが画像濃度のばらつきとなって現
れ、階調表現の画像の品質劣化を引き起こしている。
【0007】また、LEDアレイプリンタでは、副走査
方向に同じLED素子で印字することになるため、ドッ
ト径のばらつきがあると縦ライン(副走査のライン)画
像に縦スジが発生する。この縦スジには、白く画像が抜
ける白スジと、ドットとドットの間が狭まる(重なる)
ことによる黒スジ(濃度が他より濃いスジ)とがある。
【0008】また、画像形成装置でプリントされる画像
データには、伝票など罫線を多く含むものがある。この
ような罫線を多く含むものの画像形成を行う場合には、
罫線データにより発光させる発光体が同じになって該発
光体の点灯率が高くなることがある。これにより、罫線
部分での発光体の点灯率が、罫線部分でないところの発
光体の点灯率より高くなり、縦白筋が発生する可能性が
高い。
【0009】上記特開平7−276706号公報記載の
方法では、全画素数の累積オンタイムを管理するので、
回路が複雑でコトスアップとなる。上記特開平10−2
02941号公報記載のものでは、複数列の発光体アレ
イでヘッドを構成するため、回路が複雑でコストアップ
となる。本発明は、光走査装置の光量劣化による動作寿
命を向上させることができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、画像情報に応じて点灯制御
される多数の固体発光素子がライン状に配列された固体
光走査ユニットを像担持体に対峙させて画像を形成する
画像形成装置において、前記固体光走査ユニットで前記
像担持体に潜像を書込む主走査方向位置を主走査書込位
置指示手段からの指示で切り替える手段を備えたもので
ある。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、ジョブ単体で前記固体光走査ユニ
ットにて前記像担持体に潜像を書込む主走査方向位置を
切り替えるものである。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、ページ単体で前記固体光走査ユニ
ットにて前記像担持体に潜像を書込む主走査方向位置を
切り替えるものである。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の画像形成装置において、前記固体光走査
ユニットで前記像担持体に潜像を書込む主走査方向位置
を切り替える範囲を1mm以下の幅とするものである。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の画像形成装置において、前記固体光走査
ユニットで前記像担持体に潜像を書込む主走査方向位置
を切り替える単位をn画素(nは1以上の整数)とする
ものである。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の画像形成装置において、前記固体光走査
ユニットで前記像担持体に潜像を書込む主走査方向位置
を切り替えた履歴を保持するメモリ手段と、このメモリ
手段の保持する履歴情報に応じて、前記固体光走査ユニ
ットで前記像担持体に潜像の書込みを開始する書込開始
位置を決定する手段とを備えたものである。
【0016】請求項7に係る発明は、複数色の画像信号
に応じて光走査を行って像担持体に潜像を書込む光走査
装置を有する画像形成装置において、各色の潜像書込位
置は当該装置組付け時の初期調整結果を基準位置とし、
この基準位置から前記各色の潜像書込位置の制御を各色
で同じ画素数及び切替タイミングで行う手段を備えたも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施例の画像形
成部を示す。この実施例は、請求項1〜6に係る発明の
一実施例であり、画像形成装置としてのLEDアレイプ
リンタの一例である。この実施例の画像形成部は、像担
持体としての感光体1と、この感光体1を一様に帯電す
る帯電手段としての帯電器2と、感光体1に対峙して主
走査方向に向けて配置されて感光体1に光書込みを行う
固体光走査ユニットとしてのLEDアレイヘッド3と、
感光体1上の静電潜像を例えば2成分現像剤で現像する
現像手段としての現像装置4と、感光体1上のトナー像
を記録媒体としての記録紙に転写する転写手段としての
転写器5と、感光体1をクリーニングして感光体1上の
残留トナーを除去するクリーニング手段としてのクリー
ニング装置6と、感光体1を除電して感光体1の残留電
荷を除去する除電手段としての除電器7と、記録紙上の
トナー像を定着させる定着器(図示せず)とを有する。
感光体1は、例えば感光体ドラムを用いたが、感光体ベ
ルト、感光体シートなどでもよい。
【0018】この画像形成部は、通常の電子写真プロセ
スである帯電・露光・現像・転写・クリーニング・除電
の各プロセスを順次に行って、給紙部から矢印方向に搬
送されてくる記録紙上に画像を形成し、この記録紙上の
画像を定着器によって定着する。すなわち、感光体1
は、図示しない駆動部により回転駆動されて帯電器2に
より一様に帯電され、LEDアレイヘッド3に対して副
走査方向へ移動しながらLEDアレイヘッド3により画
像データに従って光書込みが行われて静電潜像が形成さ
れる。
【0019】この感光体1上の静電潜像は現像装置4に
より現像されてトナー像となり、この感光体1上のトナ
ー像は給紙部から搬送されてくる記録紙へ転写器5によ
り転写される。この記録紙は、定着器によりトナー像が
定着され、排紙部により外部へ排出される。感光体1
は、トナー像転写後にクリーニング装置6によりクリー
ニングされて残留トナーが除去され、除電器7により残
留電位が除去されて次の電子写真プロセスに備える。
【0020】LEDアレイヘッド3は、多数の固体発光
素子としてのLED素子が主走査方向へライン状に配列
されたLEDアレイと、このLEDアレイと感光体1と
の間に多数のレンズが主走査方向へ直線状に配列された
レンズアレイとをユニット化したものである。LEDア
レイヘッド制御部は外部装置、例えばフレームメモリ、
スキャナ等から画像形成制御部の制御信号により画像デ
ータが送られ、この画像データをLEDアレイヘッド3
へ送る。LEDアレイヘッド3はその画像データに応じ
てLED素子が点灯し、その光がレンズアレイを通して
感光体1上に照射される。
【0021】図1は本実施例の制御ブロック構成を示
す。本実施例の画像形成装置は、通常コントローラと呼
ばれる画像データ生成装置8の指示とデータ転送を受け
て画像形成動作を行う。画像形成制御部9は、1チップ
マイクロコンピュータとその周辺回路でプログラミング
可能に構成されており、温度検知部10、画像濃度検知
部11、トナー濃度検知部12、画像位置検知部13か
らのセンサ信号などが入力信号として与えられ、この入
力信号を適宜に処理して高圧電源14を制御することに
より、高圧電鍵14から帯電器2、現像装置4、転写器
5などへの帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアス
などを制御する。
【0022】駆動制御部15は給紙部、図2に示す作像
部、定着器、排紙部の駆動モータなどを制御し、画像形
成制御部9は駆動制御部15を制御して駆動シーケンス
制御を行う。画像形成制御部9は、本実施例の運転状態
を制御するために、本実施例の運転履歴、上記センサ信
号履歴などを運転記憶部16に記録する。LEDアレイ
ヘッド3を制御する制御手段としてのLEDアレイヘッ
ド制御部17は画像データに従った書込みシーケンス制
御を行うが、この書込みシーケンス制御は高速の処理を
必要とするので、LEDアレイヘッド制御部17はハー
ドウェアで構成される。
【0023】温度検知部10は温度を検知し、画像濃度
検知部11は画像濃度を検知する。トナー濃度検知部1
2は現像装置4内の2成分現像剤のトナー濃度を検知
し、画像位置検知部13は画像位置を検知する。画像デ
ータ生成装置8は、LEDアレイヘッド制御部17に画
像データを転送するインターフェースと、画像形成動作
のリクエストや動作状態の報知を受ける通信インターフ
ェースを備えている。また、画像形成制御部9は、画像
形成を例えばブラック単色で行う指示が有った場合に
は、ブラック以外の色の画像形成運転を行わず、不要な
トナーの消費や画像形成部寿命の浪費を防止するように
各部の制御を行う。
【0024】図3は本実施例においてLEDアレイヘッ
ド3の書き出し位置を切り換える部分を示す。画像デー
タ生成装置8からLEDアレイヘッド制御部17に転送
された画像データはラインバッファ18に書き込まれ
る。これと並行して、画像形成制御部9より送出される
書込位置指示信号に応じて、LEDアレイヘッド3の書
込位置を主走査方向にずらすために必要な画素分の白デ
ータが白情報生成回路19で生成される。この白情報生
成回路19で生成された白データとラインバッファ18
の画像データとがラインバッファ20に入力されて、L
EDアレイヘッド3に供給するライン情報がラインバッ
ファ20で生成され、このライン情報はLEDアレイヘ
ッド駆動回路21に転送される。LEDアレイヘッド駆
動回路21はラインバッファ20から転送されたデータ
と露光時間制御信号とによりLEDアレイヘッド3のL
ED素子をオン/オフ点灯制御する。
【0025】図4は本実施例の動作フローを示す。画像
形成制御部9は、まず、LEDアレイヘッド3の書込位
置を切り替えるタイミングと、その書込位置の切替量を
設定し、つまり、書込位置指示信号発生条件をジョブ単
位、ページ単位で設定してLEDアレイヘッド3の書込
位置の切替量としてn画素(nは1以上の整数)を設定
する。この場合、画像形成制御部9は、LEDアレイヘ
ッド3で感光体1に潜像を書込む主走査方向位置を切り
替えた履歴を運転記憶部16に保持し、そ履歴情報に応
じて、LEDアレイヘッド3で感光体1に潜像の書込み
を開始する書込開始位置を決定する。
【0026】次に、画像形成制御部9は、書込位置指示
信号発生条件が成立したか否かをチェックし、書込位置
指示信号発生条件が成立しなければ、書込位置指示信号
発生条件が成立するまで書込位置指示信号発生条件が成
立したか否かのチェックを繰り返して行う。画像形成制
御部9は、書込位置指示信号発生条件が成立すれば、L
EDアレイヘッド3の現状の書込開始位置を基準位置を
ホームポジションとしてn画素だけシフトして切り替
え、上記書込位置指示信号としてLEDアレイヘッド3
の書込開始位置をn画素だけシフトした書込位置とする
信号を白情報生成回路19に送出する。
【0027】次に、画像形成制御部9は、LEDアレイ
ヘッド3の書込開始位置の累積シフト量が1mmを超え
たか否かを判断し、その累積シフト量が1mmを超えな
ければ、上述した書込位置指示信号発生条件を設定する
ステップに戻る。また、画像形成制御部9は、上記累積
シフト量が1mmを超えればLEDアレイヘッド3の現
状の書込開始位置を基準位置に戻した後、書込位置指示
信号発生条件が成立したか否かをチェックするステップ
に戻る。
【0028】この実施例は上記累積シフト量が1mmを
超えた場合にLEDアレイヘッド3の書込開始位置を基
準位置に戻したが、上記累積シフト量が1mmを超えた
場合にLEDアレイヘッド3の書込開始位置を基準位置
に戻さずに基準位置から(n−1)画素の範囲に書込開
始位置切替制御の初期位置を設定し直しても良い。この
ようにすることで、更に画像品質を向上させることがで
きる。
【0029】この実施例によれば、画像情報に応じて点
灯制御される多数の固体発光素子としてのLED素子が
ライン状に配列された固体光走査ユニットとしてのLE
Dアレイヘッド3を像担持体としての感光体1に対峙さ
せて画像を形成する画像形成装置において、前記固体光
走査ユニット3で前記像担持体1に潜像を書込む主走査
方向位置を主走査書込位置指示手段としての画像形成制
御部9からの指示で切り替える手段としてのLEDアレ
イヘッド制御部17(白情報生成回路19、ラインバッ
ファ20)を備えたので、固体光走査ユニットの光量劣
化による動作寿命を向上させることができ、固体光走査
ユニットの光量劣化による縦筋むらを低減した画像形成
装置を簡単な制御で低コストに実現できる。
【0030】また、この実施例によれば、ジョブ単体で
前記固体光走査ユニット3にて前記像担持体1に潜像を
書込む主走査方向位置を切り替えるので、画像形成に不
具合を生じないタイミングで書き出し位置を切り替えて
固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を向上さ
せることができ、固体光走査ユニットの光量劣化による
縦筋むらを低減した画像形成装置を簡単な制御で低コス
トに実現できる。
【0031】また、この実施例によれば、ページ単体で
前記固体光走査ユニット3にて前記像担持体1に潜像を
書込む主走査方向位置を切り替えるので、画像形成に不
具合を生じないタイミングで書き出し位置を切り替えて
固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を向上さ
せることができ、固体光走査ユニットの光量劣化による
縦筋むらを低減した画像形成装置を簡単な制御で低コス
トに実現できる。
【0032】また、この実施例によれば、前記固体光走
査ユニット3で前記像担持体1に潜像を書込む主走査方
向位置を切り替える範囲を1mm以下の幅とするので、
画像上不具合を生じない書き出し位置変更量で書き出し
位置を切り替えて固体光走査ユニットの光量劣化による
動作寿命を向上させることができ、光走査装置の光量劣
化による縦筋むらを低減して書き出し位置ずれ量をオフ
ィスでの実用レベルで問題ない書き出し位置ずれ量とし
た画像形成装置を簡単な制御で低コストに実現できる。
【0033】また、この実施例によれば、前記固体光走
査ユニット3で前記像担持体1に潜像を書込む主走査方
向位置を切り替える単位をn画素(nは1以上の整数)
とするので、画像上不具合を生じない書き出し位置変更
量で書き出し位置を切り替えて固体光走査ユニットの光
量劣化による動作寿命を向上させることができ、光走査
装置の光量劣化による縦筋むらを低減して書き出し位置
ずれ量をオフィスでの実用レベルで問題ない書き出し位
置ずれ量とした画像形成装置を簡単な制御で低コストに
実現できる。
【0034】また、この実施例によれば、前記固体光走
査ユニット3で前記像担持体1に潜像を書込む主走査方
向位置を切り替えた履歴を保持するメモリ手段としての
運転記憶部16と、このメモリ手段16の保持する履歴
情報に応じて、前記固体光走査ユニット3で前記像担持
体1に潜像の書込みを開始する書込開始位置を決定する
手段としての画像形成制御部9とを備えたので、固体光
走査ユニットの光量劣化による動作寿命を効果的に向上
させることができ、光走査装置の光量劣化による縦筋む
らを低減した画像形成装置を簡単な制御で低コストに実
現できる。
【0035】図5は本発明の他の実施例の画像形成部を
示す。この実施例は、請求項7に係る発明の実施例であ
り、タンデム型フルカラー画像形成装置の例である。こ
の実施例の画像形成部は、複数の色、例えばイエロー
(以下Yという)、マゼンタ(以下Mという)、シアン
(以下Cという)の画像をそれぞれ形成する複数の画像
形成部23Y、23M、23Cが中間転写体としての中
間転写ベルト22の上側平坦部に沿って配置され、ブラ
ック(以下Bkという)の画像を形成する画像形成部2
3Bkが中間転写ベルト22の下側平坦部に対峙して配
置される。中間転写ベルト22はローラ24〜26に架
け渡されて回転駆動される。
【0036】画像形成部23Y、23M、23Cにおい
ては、それぞれ、像担持体としてのドラム状の感光体2
7Y、27M、27Cは、図示しない駆動部により回転
駆動されて帯電手段としての帯電器28Y、28M、2
8Cにより一様に帯電された後に、光走査装置としての
LEDアレイヘッドからなる固体光走査ユニット29
Y、29M、29CによりY、M、C各色の画像データ
に従って光書込みが行われて静電潜像が形成される。
【0037】この感光体27Y、27M、27C上の静
電潜像はそれぞれ現像装置30Y、30M、30Cによ
り現像されてYトナー像、Mトナー像、Cトナー像とな
り、中間転写ベルト22上へ転写手段としての転写器3
1Y、31M、31Cにより順次に重ねて転写される。
感光体27Y、27M、27Cは、トナー像転写後にク
リーニング装置32Y、32M、32Cによりクリーニ
ングされて残留トナーが除去され、除電手段としての除
電器33Y、33M、33Cにより除電されて次の画像
形成動作に備える。
【0038】画像形成部23Bkにおいては、像担持体
としてのドラム状の感光体27Bkは、図示しない駆動
部により回転駆動されて帯電手段としての帯電器28B
kにより一様に帯電された後に、光走査装置としてのレ
ーザ方式の光書込み装置29BkによりBkの画像デー
タに従って光書込みが行われて静電潜像が形成される。
この感光体27Bk上の静電潜像は現像装置30Bkに
より現像されてBkトナー像となり、中間転写ベルト2
2上へ転写手段としての転写器31BkによりYトナー
像、Mトナー像、Cトナー像と重ねて転写されることに
よりフルカラー画像が形成される。感光体27Bkは、
トナー像転写後にクリーニング装置32Bkによりクリ
ーニングされて残留トナーが除去され、除電手段として
の除電器33Bkにより除電されて次の画像形成動作に
備える。なお、現像装置30Bkはトナータンク34か
らBkトナーが補給される。
【0039】給紙装置35から給紙された記録媒体とし
ての記録紙は、中間転写ベルト22上のフルカラー画像
が転写手段としての転写器36により転写され、定着器
37によりフルカラー画像が定着されて排紙トレイ38
へ排出される。この実施例では、LEDアレイヘッド2
9Y、29M、29Cは上記実施例と同様に第1図に示
すような回路の各LEDアレイヘッド制御部にてY、
M、C各色の画像データによる点灯制御及び書き出し位
置の切り替えが行われ、レーザ方式の光書込み装置29
Bkは画像形成制御部からの信号に基づき光書込み装置
制御部によりBkの画像データによる点灯制御及び書き
出し位置の切り替えが行われる。
【0040】この光書込み装置制御部はLEDアレイヘ
ッド制御部と同様に光書込み装置29Bkで感光体27
Bkに潜像を書込む主走査方向位置を画像形成制御部か
らの指示で切り替える。画像形成制御部は、LEDアレ
イヘッド29Y、29M、29C、光書込み装置29B
kの各色の潜像書込位置について当該装置組付け時の初
期調整結果を基準位置とし、この基準位置から各色の潜
像書込位置の制御を各色で同じ画素数及び切替タイミン
グにて上記実施例と同様に行う。
【0041】複数の画像形成部を並置して一度に画像の
形成と重ね合わせを完了しようとするタンデム型フルカ
ラー画像形成装置では、画像形成部がその隣接する画像
形成部にて場所的に制限されるので、良好なメンテナン
ス操作性を実現することが難しい。本実施例では、互い
に隣接する複数の画像形成部23Y、23M、23Cの
光走査装置としてLEDアレイヘッド29Y、29M、
29Cを使用し、このLEDアレイヘッド29Y、29
M、29Cをカバーなどと一体的に退避できる構成など
として、最も操作しやすい光走査装置側からのメンテナ
ンス操作を実現できる。LEDアレイヘッド29Y、2
9M、29Cは装置全体の小型化にも有利である。
【0042】中間転写ベルト22の下側には略平面部分
が位置するので、比較的大きな空間が生まれ、この空間
をメンテナンス操作を行うための空間として利用したり
トナーや現像剤の貯蔵スペースとして活用したりする
と、装置全体のメンテナンス性を向上させることがで
き、更に好適となる。ここでは、レーザ方式の光書込み
装置29Bkを用いたが、これを固体光走査ユニットと
してのLEDアレイヘッドとすることも可能である。
【0043】この実施例によれば、複数色の画像信号に
応じて光走査を行って像担持体としての感光体27Y、
27M、27C、27Bkに潜像を書込む光走査装置と
してのLEDアレイヘッド29Y、29M、29C、レ
ーザ方式の光書込み装置29Bkを有する画像形成装置
において、各色の潜像書込位置は当該装置組付け時の初
期調整結果を基準位置とし、この基準位置から前記各色
の潜像書込位置の制御を各色で同じ画素数及び切替タイ
ミングで行う手段としての画像形成制御部を備えたの
で、固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を効
果的に向上させることができ、光走査装置の光量劣化に
よる縦筋むらを低減して書き出し位置ずれ量がオフィス
での実用レベルで問題ない書き出し位置ずれ量とした画
像形成装置を簡単な制御で低コストに実現できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を向
上させることができ、固体光走査ユニットの光量劣化に
よる縦筋むらを低減した画像形成装置を簡単な制御で低
コストに実現できる。
【0045】請求項2に係る発明によれば、画像形成に
不具合を生じないタイミングで書き出し位置を切り替え
て固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を向上
させることができ、固体光走査ユニットの光量劣化によ
る縦筋むらを低減した画像形成装置を簡単な制御で低コ
ストに実現できる。
【0046】請求項3に係る発明によれば、画像形成に
不具合を生じないタイミングで書き出し位置を切り替え
て固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を向上
させることができ、固体光走査ユニットの光量劣化によ
る縦筋むらを低減した画像形成装置を簡単な制御で低コ
ストに実現できる。
【0047】請求項4に係る発明によれば、画像上不具
合を生じない書き出し位置変更量で書き出し位置を切り
替えて固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を
向上させることができ、光走査装置の光量劣化による縦
筋むらを低減して書き出し位置ずれ量をオフィスでの実
用レベルで問題ない書き出し位置ずれ量とした画像形成
装置を簡単な制御で低コストに実現できる。
【0048】請求項5に係る発明によれば、画像上不具
合を生じない書き出し位置変更量で書き出し位置を切り
替えて固体光走査ユニットの光量劣化による動作寿命を
向上させることができ、光走査装置の光量劣化による縦
筋むらを低減して書き出し位置ずれ量をオフィスでの実
用レベルで問題ない書き出し位置ずれ量とした画像形成
装置を簡単な制御で低コストに実現できる。
【0049】請求項6に係る発明によれば、固体光走査
ユニットの光量劣化による動作寿命を効果的に向上させ
ることができ、光走査装置の光量劣化による縦筋むらを
低減した画像形成装置を簡単な制御で低コストに実現で
きる。
【0050】請求項7に係る発明によれば、固体光走査
ユニットの光量劣化による動作寿命を効果的に向上させ
ることができ、光走査装置の光量劣化による縦筋むらを
低減して書き出し位置ずれ量がオフィスでの実用レベル
で問題ない書き出し位置ずれ量とした画像形成装置を簡
単な制御で低コストに実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御ブロック構成を示すブ
ロック図である。
【図2】同実施例の画像形成部を示す断面図である。
【図3】同実施例においてLEDアレイヘッドの書き出
し位置を切り換える部分を示すブロック図である。
【図4】同実施例の動作フローを示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の他の実施例の画像形成部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 感光体 3 固体光走査ユニット 9 画像形成制御部 16 運転記憶部 17 LEDアレイヘッド制御部 19 白情報生成回路 20 ラインバッファ 27Y、27M、27C、27Bk 感光体 29Y、29M、29C LEDアレイヘッド 29Bk レーザ方式の光書込み装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 106 1/29 (72)発明者 中里 保史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 平松 正己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 前田 雄久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 佐藤 敏哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 竹原 淳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C162 AE12 AE21 AE28 AE47 AE69 AE87 AF13 AF15 AF16 AF19 AF40 AF62 AF69 AF83 AF94 FA04 FA17 2H027 DA38 EB04 EC20 ED06 EE02 EE07 EE08 EF09 FA28 GA01 ZA07 2H030 AA01 AB02 AD12 AD13 AD17 BB02 BB16 BB42 5C072 AA03 CA05 CA09 CA17 JA07 5C074 BB04 BB17 BB26 CC04 CC26 DD15 DD16 DD24 EE04 EE15 FF15 GG09 GG12 HH04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報に応じて点灯制御される多数の固
    体発光素子がライン状に配列された固体光走査ユニット
    を像担持体に対峙させて画像を形成する画像形成装置に
    おいて、前記固体光走査ユニットで前記像担持体に潜像
    を書込む主走査方向位置を主走査書込位置指示手段から
    の指示で切り替える手段を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、ジ
    ョブ単体で前記固体光走査ユニットにて前記像担持体に
    潜像を書込む主走査方向位置を切り替えることを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、ペ
    ージ単体で前記固体光走査ユニットにて前記像担持体に
    潜像を書込む主走査方向位置を切り替えることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成
    装置において、前記固体光走査ユニットで前記像担持体
    に潜像を書込む主走査方向位置を切り替える範囲を1m
    m以下の幅とすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成
    装置において、前記固体光走査ユニットで前記像担持体
    に潜像を書込む主走査方向位置を切り替える単位をn画
    素(nは1以上の整数)とすることを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成
    装置において、前記固体光走査ユニットで前記像担持体
    に潜像を書込む主走査方向位置を切り替えた履歴を保持
    するメモリ手段と、このメモリ手段の保持する履歴情報
    に応じて、前記固体光走査ユニットで前記像担持体に潜
    像の書込みを開始する書込開始位置を決定する手段とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】複数色の画像信号に応じて光走査を行って
    像担持体に潜像を書込む光走査装置を有する画像形成装
    置において、各色の潜像書込位置は当該装置組付け時の
    初期調整結果を基準位置とし、この基準位置から前記各
    色の潜像書込位置の制御を各色で同じ画素数及び切替タ
    イミングで行う手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004081670A1 (ja) * 2003-03-12 2004-09-23 T & M Corporation 画像形成装置
US7680432B2 (en) 2003-12-24 2010-03-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2013103353A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Canon Inc 印刷装置

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