JP2001130018A - 強磁性流体インクジェットプリントヘッドシーリングおよびスピッティングシステム - Google Patents

強磁性流体インクジェットプリントヘッドシーリングおよびスピッティングシステム

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JP2001130018A JP2000326688A JP2000326688A JP2001130018A JP 2001130018 A JP2001130018 A JP 2001130018A JP 2000326688 A JP2000326688 A JP 2000326688A JP 2000326688 A JP2000326688 A JP 2000326688A JP 2001130018 A JP2001130018 A JP 2001130018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットへのインストール前後でイン
クジェットプリントヘッドを保全する。 【解決手段】 強磁性流体キャップシステム100は、
プリントヘッド54と係合可能な支持構造102と、こ
の支持構造102により支持される磁気素子104とを
備える。強磁性流動性流体105は、磁気素子104に
敷設されて、支持構造102がプリントヘッド54に係
合される場合にプリントヘッドノズルに接してシールす
る。強磁性流動性流体105は、インクが無極性を有す
る場合に極性を有し、インクが極性を有する場合に無極
性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包括的にはインク
ジェット印刷機構に関し、特にインクジェットプリント
ヘッドを保全する強磁性流体インクジェットプリントヘ
ッドシーリングおよびスピッティングシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷機構は、本明細書中
で全体的に「インク」といわれる着色料の滴をページ上
に発射するペンを使用する。各ペンは、インク小滴を発
射する非常に小さいノズルで形成されたプリントヘッド
を有する。像を印刷するためには、プリントヘッドをペ
ージ上で前後に進めて、この移動の際にインク小滴を所
望のパターンに発射する。プリントヘッド内部にある特
定のインク放出機構は、圧電またはサーマルプリントヘ
ッド技術等、当業者には周知の種々の様々な形式を採用
している。たとえば、従前の2つのサーマルインクジェ
ット放出機構は、ともに本発明の譲渡人であるHewlett-
Packard Companyに譲渡されている米国特許第5,27
8,584号および第4,683,481号(共に、引
用することによって本明細書の一部をなすものとする)
に記載されている。サーマルシステムでは、インクチャ
ネルと気化室とを含む障壁層は、ノズルオリフィス板と
基板層との間に設けられている。この基板層は、通常、
抵抗体等、気化室内部でインクを加熱するよう付勢(ene
rgize)された熱素子の線形アレイを含む。加熱すると、
インク滴は、付勢された抵抗体に対応するノズルから放
出される。プリントヘッドがページ上を移動する際に抵
抗体を選択的に付勢することによって、インクは、印刷
媒体にパターン状で発射され、所望の像(たとえば、画
像、図表、テキスト)を形成する。
【0003】プリントヘッドを清浄および保護するため
に、通常、「サービスステーション」機構がプリンタシ
ャーシ内部に取り付けられ、このステーション上でプリ
ントヘッドを移動させて保守を行うことができる。格納
の際、すなわち、非印刷期間、サービスステーション
は、通常、プリントヘッドノズルを汚物および乾燥から
密閉シールするエラストマーキャップシステムを有す
る。プライム(prime)し易くするために、プリントヘッ
ド上で真空吸い上げを行うポンプユニットに連結された
エラストマー性のプライミングキャップを備えたプリン
タもある。動作時、プリントヘッドの部分的閉塞または
詰まりは、ノズルの1本1本から大量のインク小滴を発
射することによって、「スピッティング(吐き出し:sp
itting)」として知られる清掃プロセスまたは浄化プロ
セスで定期的に清浄される。廃インクは、「インク溜め
(spittoon)」として知られるサービスステーションの
吐き出し貯蔵部に回収される。吐き出し後、キャップを
外した後、または時には印刷中、ほとんどのサービスス
テーションが有する可撓性のエラストマーワイパにより
プリントヘッド表面を拭き取って、インク残渣とともに
プリントヘッドに蓄積された紙屑または他の屑を除去す
る。
【0004】印刷画像の清澄性(clarity)およびコン
トラストを向上するために、最近の研究では、インク自
体の改良に重点を置いてきた。ブラックをより濃くし、
かつカラーをより鮮明にした、より高速かつ耐水性の(w
aterfast)印刷を行うために、顔料系インクが開発され
ている。これらの顔料系インクは、以前の染料系インク
に比べて固形物含有量が高く、新しいインクの光学的濃
度が高くなる。両タイプのインクとも素早く乾くため、
インクジェット印刷機構は普通紙を使用することができ
る。残念ながら、小型ノズルと乾きの早いインクとの組
み合わせは、乾いたインクおよび微小塵埃粒子または紙
繊維からだけでなく新しいインク自体に含まれる固形物
によってもプリントヘッドが詰まりやすくなる。一部ま
たは全部を閉塞されたノズルは、印刷媒体上で滴下でき
なくなったり、または滴下方向を誤ってしまうことがあ
り、印刷品質の低下の原因となる。したがって、ノズル
を清浄するためのスピッティングは、顔料系インクを使
用する際には一層重要となる。これは、固形物の含有量
が高いため、以前の染料系インクに比べて詰まりやすい
という問題があることによる。
【0005】また、新たな顔料系インクに対する適切な
キャップ戦略を探るとともに、染料系のマルチカラープ
リントヘッドを十分にキャップする点にも難点があっ
た。キャップを被せることで、プリントヘッドノズル周
辺の領域を密閉シールし、プリンタの非活動期間中にイ
ンクが乾いたり、または変質することのないようにして
いる。Hewlett-Packard Company製DeskJet(商
標)850Cカラーインクジェットプリンタは、顔料系
ブラックペンをシールするためにエラストマー性のマル
チリッジキャップシステムを採用した。バネ付勢された
スレッドが、ブラックとカラーの両キャップを支持し、
プリントヘッドに徐々に係合することで、これらをデプ
ライム(deprime)しないようにしている。周囲圧力の気
圧変化といった、またはキャッププロセス中に体積変化
からの軽率な過剰加圧または加圧不足をなくすために
は、スレッドの下にエラストマー性の通気プラグとラビ
リンス通気路とを設けた通気システムが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のエ
ラストマーキャップを単に変形しただけではないインク
ジェットプリントヘッドをシールする新規な方法、およ
び従来のインク溜め(spittoon)を越えてプリントヘッ
ドからのインク吐き出しに対処する新規な方法を、イン
クジェット印刷機構にインストールする前にインクジェ
ットプリントヘッドをシールする新規な方法とともに見
つけることが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施形態によ
れば、極性または無極性のいずれか一方を有するインク
を噴射するインクジェットプリントヘッドのノズルをシ
ールする強磁性流体キャップシステム(ferro fluidic
capping system)が提供される。強磁性流体キャップシ
ステムは、プリントヘッドと係合可能な支持構造と、こ
の支持構造により支持される磁気素子とを備える。強磁
性流動性流体は、磁気素子に敷設されて、上記支持構造
がプリントヘッドに係合される場合にプリントヘッドノ
ズルに接してシールする。強磁性流動性流体は、インク
が無極性を有する場合に極性を有し、かつインクが極性
を有する場合に無極性を有するように選択される。
【0008】本発明の別の一実施形態によれば、インク
ジェットプリントヘッドのインク噴射ノズルをシールす
る流体キャップシステムが提供される。流体キャップシ
ステムは、プリントヘッドと係合可能な支持構造を備え
る。流体は、この支持構造により支持され、支持構造が
プリントヘッドに係合される場合にプリントヘッドノズ
ルに接してシールする。この流体は、プリントヘッドか
らその表面に吐き出されるインク残渣を押し出すように
選択される。
【0009】本発明のさらに別の一実施形態によれば、
極性または無極性のいずれか一方を有するインクを噴射
するノズルを有するインクジェットプリントヘッドを非
活動中にシールする方法が提供される。この方法は、イ
ンクが無極性を有する場合に極性を有し、かつインクが
極性を有する場合に無極性を有するように選択される強
磁性流動性流体でノズルを被覆するステップを含む。磁
気バイアスステップ(magnettically biasing step)で
は、この被覆ステップ中に強磁性流動性流体を磁気的に
バイアスする。
【0010】本発明のさらに別の一実施形態によれば、
インクが極性または無極性のいずれか一方を有する、イ
ンクジェットプリントヘッドからのインクスピットの処
理方法が提供される。この方法は、プリントヘッドから
のインクスピットを受けるように配置された吐き出しタ
ーゲット(spit target)を提供するステップを含む。吐
き出しターゲットは、インクが無極性を有する場合に極
性を有し、かつインクが極性を有する場合に無極性を有
するように選択される強磁性流動性流体の表面を有す
る。この方法は、この強磁性流動性流体の表面にプリン
トヘッドからのインクを吐き出すステップと、この吐き
出しステップ中に強磁性流動性流体を磁気的にバイアス
するステップとを含む。
【0011】本発明のさらに別の一実施形態によれば、
フレームと、このフレームにより支持される支持構造と
を含むインクジェット印刷機構が提供される。この印刷
機構は、極性または無極性のいずれか一方を有するイン
クを噴射するノズルを備えたインクジェットプリントヘ
ッドを有する。また、印刷機構は、支持構造により支持
される磁気素子を備える。強磁性流動性流体は、この磁
気素子に敷設される。強磁性流動性流体は、インクが無
極性を有する場合に極性を有し、かつインクが極性を有
する場合に無極性を有するように選択される。
【0012】本発明のさらに別の一実施形態によれば、
インクジェット印刷機構にインストールされるインクジ
ェットカートリッジが提供される。カートリッジは、リ
ザーバと、このリザーバに格納され、極性または無極性
のいずれか一方を有するインクとを含む。カートリッジ
は、インクをリザーバから噴射するノズルを複数本有す
るプリントヘッドを備える。また、カートリッジは、ノ
ズルをシールする着脱可能な強磁性流体シールアセンブ
リを有する。この強磁性流体シールアセンブリは、プリ
ントヘッドと着脱自在に係合可能な支持構造と、この支
持構造により支持される磁気素子とを含む。磁気素子に
は強磁性流動性流体が敷設され、支持構造がプリントヘ
ッドと係合する場合にノズルをシールする。強磁性流動
性流体は、インクが無極性を有する場合に極性を有し、
かつインクが極性を有する場合に無極性を有するように
選択される。
【0013】本発明の全体的な目的は、高速および効率
的なプリントヘッド補給を提供することによって、特に
高速乾燥の顔料系インク、共沈性インク、染料系イン
ク、または超高速乾燥インクの使用時に鮮明な像の印刷
を容易にするインクジェット印刷機構のプリントヘッド
サービスステーションを提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、インクジェット印刷
機構へのインストール前に使用されるインクジェットプ
リントヘッドシールシステムを提供することである。
【0015】本発明のさらに別の目的は、より経済的
で、これまでのエラストマーキャップに比べてより優れ
たシールを提供し、かつ一変形例において、インクジェ
ットカートリッジを印刷機構にインストールする前の出
荷中に使用可能とする新規キャップシステムを有するサ
ービスステーションを提供することである。
【0016】本発明のさらに別の目的は、印刷機構にお
いて用いられる材料およびコンポーネントの許容度をよ
り広範にする一方、隣接する色同士の相互汚染を招くこ
とのない、より小型の印刷機のためにペン同士を接近さ
せることを可能とする新規キャップシステムを有するサ
ービスステーションを提供することである。
【0017】本発明のさらに別の目的は、プリントヘッ
ドの吐き出しを容易にし、かつての高価な別のインク溜
め(spittoons)を不要にするインクジェットプリント
ヘッドキャップシステムを提供することである。
【0018】本発明のさらに別の目的は、プリントヘッ
ドを保全するために適宜効率よく達成されるインクジェ
ットプリントヘッドを供給する方法を提供するととも
に、常に高品位の像をプリントする信頼性ぼある堅牢な
印刷機を消費者に提供することである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、インクジェットプリンタ
20として図示される本発明にしたがって構成されたイ
ンクジェット印刷機構の一実施形態を示し、この印刷機
構は、産業、職場、家庭または他の環境においてビジネ
スレポート、コレスポンデンス、デスクトップパブリッ
シング等の印刷に使用される。種々のインクジェット印
刷機構が、市販化されている。たとえば、本発明を具体
化し得る印刷機構には、いくつか挙げれば、プロッタ、
ポータブル印刷機、コピー機、カメラ、ビデオプリン
タ、ファクシミリ機器を含むものがある。便宜上、本発
明の概念は、インクジェットプリンタ20の環境におい
て図示される。
【0020】プリンタコンポーネントがモデルごとに異
なる場合があることは明らかであるが、典型的なインク
ジェットプリンタ20は、ハウジングまたはケーシング
エンクロージャー24により囲まれ、プラスチック材で
あることが典型的なシャーシ22を含む。印刷媒体のシ
ートは、本発明により構成される適応型印刷媒体処理系
26によって印刷領域25を通って搬送される。印刷媒
体は、紙、カードストック、トランスパレンシイ(trans
parency)、マイラ等の任意のタイプの適当なシート素材
としてもよいが、便宜上、図示の実施形態は、印刷媒体
として紙を用いて説明される。印刷媒体処理系26は、
印刷前に用紙の複数シートを蓄積する給紙トレイ28を
有する。一連の従来のモータ駆動式用紙駆動ローラ(図
示せず)を使用することで、印刷媒体をトレイ28から
印刷領域25に進めて印刷することができる。印刷後、
シートは、印刷済みシートを受けるために伸長して図示
される一対の伸縮自在な出力乾燥用ウィング部材30に
着地する。ウィング30は、出力トレイ部32において
乾燥中のすでに印刷されているシートの上に新たに印刷
されたシートを暫時保持した後、湾曲矢印33により示
されるように側面に対して回動収納し、新たに印刷され
たシートを出力トレイ32に落下させる。媒体処理系2
6は、異なるサイズの印刷媒体、たとえば、レター、リ
ーガル、A−4、封筒等に適応する、スライド式長さ調
整バー34等の一連の調整機構と、封筒搬送スロット3
5とを有するようにしてもよい。
【0021】また、プリンタ20は、マイクロプロセッ
サ36として模式的に図示され、ホストデバイス、通常
はパーソナルコンピュータ(図示せず)等のコンピュー
タからの命令を受けるプリンタコントローラも含む。実
際、プリンタコントローラ機能の多くは、ホストコンピ
ュータ、プリンタオンボードの電子機器、またはその間
のインタラクションにより実行されるようにしてもよ
い。本明細書で使用される「プリンタコントローラ3
6」は、ホストコンピュータ、プリンタ、その間に設け
られた中間デバイス、または上記要素の組み合わせイン
タラクションにより実行されることにかかわらず、上記
機能を包含する。また、プリンタコントローラ36も、
ケーシング24の外側にあるキーパッド(図示せず)を
通して提供されたユーザ入力に応答して動作する。ホス
トコンピュータに結合されたモニタを用いて、プリンタ
状態、ホストコンピュータ上で作動している特定のプロ
グラム等の視覚情報を操作者に表示することができる。
パーソナルコンピュータ、キーボードおよび/またはマ
ウスデバイス等のその入力デバイス、およびモニタは、
すべて当業者には周知である。
【0022】キャリッジガイド軸38は、シャーシ22
により支持され、インクジェットキャリッジ40を、ガ
イド軸38により画定される走査軸42に沿って印刷領
域25上で前後に移動するよう摺動可能に支持する。キ
ャリッジ支持系の1つの適当なタイプが、本願発明の譲
渡人であるHewlett-Packard Companyに譲渡された米国
特許第5,366,305号(引用することによって本
明細書の一部をなすものとする。)に記載されている。
従来のキャリッジ推進(propulsion)システムは、位置フ
ィードバックシステムを含む、キャリッジ位置信号をコ
ントローラ36に伝達するキャリッジ40を駆動するた
めに使用可能である。たとえば、キャリッジ駆動ギアお
よびDCモータアセンブリを結合することで、従来のや
り方でペンキャリッジ40に固定された無端ベルトを、
プリンタコントローラ36から受信された制御信号に応
答して動作するモータにより駆動することができる。キ
ャリッジ位置フィードバック情報をプリンタコントロー
ラ36に提供するために、光学、磁気、マイクロ波また
はその他のタイプのエンコーダリーダをキャリッジ40
に搭載して、キャリッジ移動の経路に沿って延在するエ
ンコーダストリップを読み取るようにしてもよい。
【0023】また、キャリッジ40もガイド軸38に沿
って進められ、全体的に44で矢示される、ケーシング
24の内部にある供給領域(servicing region)に進む。
供給領域44は、サービスステーション45を収容し、
これにより従来の各種プリントヘッド供給機能を提供で
きる。たとえば、サービスステーションフレーム46
は、一群のプリントヘッド供給器具を保持するが、これ
についてはさらに詳細を後述する。図1では、サービス
ステーションのプリントヘッド供給口48は、サービス
ステーションフレーム46により画定されるように図示
される。
【0024】印刷領域25において、媒体シートは、ブ
ラックインクカートリッジ50および/またはカラーイ
ンクカートリッジ52等のインクジェットカートリッジ
からインクを受ける。カートリッジ50および52は、
当業者からはしばしば「ペン(pen)」と呼ばれる。
図示のカラーペン52は、三色のペンであるが、いくつ
かの実施形態においては、1組の離間したモノクローム
ペンを使用してもよい。説明の目的で、カラーペン52
は顔料系インクを含むが、ペン52は、シアン、イエロ
ー、マゼンタ等三色の染料系インクカラーを含むとして
説明される。ブラックインクペン50は、本明細書にお
いて顔料系インクを含むとして説明される。ペン50、
52には、熱可塑性、蝋またはパラフィン系インク等、
また染料と顔料の両特性を有するハイブリッドまたは合
成インク等、他のタイプのインクを使用してもよいこと
は明らかである。
【0025】図示のペン50、52は、インクの供給を
蓄積するリザーバをそれぞれ備える。ペン50、52
は、それぞれプリントヘッド54、56を有し、それぞ
れは、複数本のノズルを有するオリフィス板が、当業者
には周知の方法でその間に形成されている。図示のプリ
ントヘッド54、56は、サーマルインクジェットプリ
ントヘッドであるが、圧電プリントヘッド等他のタイプ
のプリントヘッドを使用してもよい。プリントヘッド5
4、56は、典型的には、ノズルに対応する複数個の抵
抗体を有する基板層を備える。選択された抵抗体を付勢
すると、気泡が形成され、ノズルからインク滴が吐き出
されて印刷領域25の媒体に堆積する。プリントヘッド
抵抗体は、従来のマルチ導体ストリップ(図示せず)に
よりコントローラ36からプリントヘッドキャリッジ4
0に搬送され、さらにキャリッジとペン50、52との
従来の相互接続を介してプリントヘッド54、56に搬
送されるコマンド制御信号のイネーブルまたは発信に応
じて選択的に付勢される。
【0026】[強磁性流体インクジェットプリントヘッ
ドシーリングおよびスピッティングシステム]図2およ
び図3は、本発明によりサービスステーション45の一
部として構成される、インクジェットプリントヘッドの
シーリングおよびスピッティングを行う強磁性流体キャ
ッピングおよびスピッティングシステム80の一形式を
示す。ペン50、52のプリントヘッド54、56のそ
れぞれを供給するために、サービスステーション45
は、可動プラットフォームまたはパレット85の下面に
沿って配置されたラックギア84に係合して駆動するよ
うに結合されたステッパモータとピニオンギアのアセン
ブリ82を含んでいる。ここで、アセンブリ82のギア
が、湾曲矢印86の方向に回動すると、供給プラットフ
ォーム85は、図2の88で矢示されるように左に移動
する並進運動部材として図示されるが、回動プラットフ
ォームまたは回動と並進移動の両方の動きを有する結合
プラットフォームを使用してもよい。
【0027】強磁性流体サービスステーション80は、
パレット85により種々の異なるやり方で支持可能なキ
ャップスレッド(cap sled)90を有し、ここでは、図
2および図3に示すようにパレット85およびスレッド
90に回動自在に連結される一対のバー92と別の一対
のバー94を有する4本バーリンク機構が図示される。
スレッド90は、付勢部材を使用することで図2に示す
ように静止位置に付勢され、この付勢部材としては、一
対の支持バーリンク94を1つ以上スレッド85の方に
引っ張るように模式的に図示されるコイルバネ95等が
ある。付勢バネ95が、静止位置においてスレッド90
をパレット85の方に引っ張るためにその他の方法とし
て適用可能であることは、米国特許第5,614,93
0号(引用することによって本明細書の一部をなすもの
とする)に開示されたもの、またはHewlett-Packard Co
mpany製DeskJet720C、722Cカラーイン
クジェットプリンタモデルにおいて初めて市場化された
ものにおいても明らかである。種々の異なるサービスス
テーションスレッドが当業者に知られているが、そのす
べてが、図2に示す静止位置にあり、かつ図3に示すよ
うにプリントヘッド54等のプリントヘッドをシールす
るキャップ位置にあるという特徴を共有している。
【0028】図2の静止位置から図3のキャップ位置に
移動する際、図示のサービスステーション45は、モー
タ/ギアアセンブリ82を用いて、ラックギア84を通
してパレット85を矢印88の方向に駆動する。スレッ
ド90は、パレット85が矢印88の方向に移動する
と、カートリッジ50、52またはキャリッジ40のい
ずれかと最終的に接触する作動バー96を備える。この
接触に続いて、パレット85を矢印88の方向にさらに
移動することで、スレッド90を図3に示すキャップ位
置に引き上げる。強磁性流体サービスステーション80
には、さらに擦り取りバー98が、サービスステーショ
ンフレーム46から下側に延びてインク溜め口(spitto
on mouth)48に隣接して設けられている。
【0029】サービスステーション80は、本発明にし
たがって構成されるプリントヘッド54、56をシール
する強磁性流体キャッピングおよびスピッティングシス
テム100を備える。スレッド90は、キャップ着座凹
部102を形成し、この中で磁石104を受ける。磁石
104に重畳した強磁性流動性流体105を用いてプリ
ントヘッド54、56を封止するが、図2および図3の
図では簡単のためブラックペン50のみを図示してい
る。強磁性流動性流体105が、プリントヘッド54、
56のノズルオリフィスに接触すると、流体は、ウォー
ターベッドがその上に横たわっている人の身体に合うの
と同様にこれらを閉塞して蒸発しないようにする。
【0030】磁石104は、冷却装置、ファイルキャビ
ネットおよびその他金属表面に物を付着させるために使
用される、たとえば、大型の磁気広告標識等に使用され
るものと同様の磁気素子であることが好ましい。北極と
南極とを有する単純なバー磁石は、これらの「冷却装
置」磁石程有効であるとは考えられない。これらの冷却
装置式磁石は、交番(alternating)磁場から熱間押出し
加工された通常の強磁性プラスチック(ferroplastic
s)である。このような磁石は、図2および図3に図示
されるように交番の北極と南極とを有し、“N”は北極
で正の極性を表し、“S”は南極で負の極性を表す。交
番の北極および南極の極性は、上記図面において北極が
“+”南極が“−”として図示されている。いくつかの
実施例において、これらのプラスチック押し出し成形さ
れた冷却装置式磁石に比べ大きい磁場強度が望ましい場
合、電磁石、セラミック磁石、金属磁石またはセラミッ
クまたは金属の複合磁石をさらに使用してもよい。ま
た、磁石が成形中にまたは後で磁化される射出成形磁石
を使用してもよい。また、磁石は、静電材料から構成さ
れ、テープとして構成されてもよい。しかしながら、冷
却装置式磁石が好ましい理由は、スレッド90の凹部1
02に合致しやすい所望の形状に容易に打ち抜くことが
できることによる。実際、これらの磁石は、スレッド9
0上に形成された取り付け機能に合うような場所に簡単
に嵌め合わせることができる特殊な形状に打ち抜かれ
る。
【0031】図4〜図8は、本発明にしたがって構成さ
れる、ドラムプリンタ112と併用される際にペン50
のブラックプリントヘッド54等のインクジェットプリ
ントヘッドを1または複数本シールする強磁性流体キャ
ッピングおよびスピッティングシステム110の代替の
形式を示す。ドラムプリンタ112は、図1に関して上
述した媒体処理系26ではなく回転ドラム116を使用
して、印刷領域115を通って1枚の媒体114を送
る。ここで、ドラム116は、たとえば、真空力または
機械的リンク機構(図示せず)を使用することによって
媒体114を把持し、媒体処理系26の駆動ローラが、
1枚の媒体を印刷領域25を通って移動してプリントヘ
ッド54、56の下を通過させるようにしたときと同様
に、この媒体をプリントヘッド54を通って矢印118
の方向に回転する。
【0032】ドラムプリンタシステム112のプリント
ヘッドは、ページ幅アレイであっても、またはプリンタ
20について上述したように、印刷領域115上を往復
する1または複数本のプリントヘッドとしてもよい。ま
た、光エンコーダシステムとコントローラ36等のコン
トローラとを使用する位置フィードバック機構、トレイ
28および32等の媒体供給および出力機構等、他の機
構およびプリンタ20について上述したサブシステムが
ドラム送りプリンタアセンブリ112に存在してもよ
く、またページ幅アレイプリントヘッドではなく離間し
たペンを使用する場合、ペンをキャリッジ40等のキャ
リッジでペン50を印刷領域115上で前後に移動でき
ることは明らかである。
【0033】ドラムプリンタ機構112は、好ましく
は、1分あたり100ページを越えて印刷する高速印刷
機構であり、高度な揮発性インクを必要とする場合もあ
るが、本明細書に記載する強磁性流体キャップシステム
100、110の概念は、ホットメルトインクシステム
または蝋および他の高分子で作製された位相変化インク
等他の種類のインクにより実現可能であると考えられ
る。ドラム送りプリンタ112において、高度な揮発性
インクは、これらのインクがノズルを乾燥させることの
ないように非常に優れたキャップシステムを必要とす
る。また、これらの高度な揮発性インクは、ノズルでの
乾燥を防ぐために頻繁な間隔で吐き出しを行う必要もあ
る。これらのインクの乾燥に役立つように、印刷済み媒
体を、次の操作のために出力時に緩衝(buffer)してもよ
い。
【0034】強磁性流動性流体は、米国ニューハンプシ
ャー州NashuaにあるFerrofluid, Inc.等様々な製造元か
ら入手可能である。キャップアセンブリ110に使用さ
れる等の強磁性流動性流体は、各種の興味ある特性を有
する。大量の磁気微粒子および透磁性粒子が強磁性流動
性流体105に懸濁されていると考えられる。これらの
粒子は、定着せず重力により沈殿しないと考えられる
が、これは、電荷が有効に付与されていることで塊状に
ならないことによる。また、分散剤を使用して、強磁性
流体中の磁気粒子の塊化を回避してもよい。さらに、強
磁性流動性流体105が磁石104により与えられる磁
場、または磁場勾配にある場合、これらの磁気粒子が十
分な高透磁率を有していれば、流体磁気粒子は、磁場が
導く場所に移動しようとすると考えられる。なお、流体
的に懸濁された磁気粒子は、流体から分離し、可能であ
れば磁石の方に移動すると考えられるため、この作用
は、静電斥力が作用する場合であると考えられる。した
がって、流体105において懸濁された磁気粒子は、こ
れらの粒子間の相互反発により流体に残るが、バルク状
の流体は、磁石104の両極に引きつけられ、これは、
粒子も磁石104に引きつけられることによる。
【0035】正味効率(net effect)は、強磁性流動性
流体が表面エネルギーの大きい材料のように作用する
が、見かけの粘性もある程度は磁気的に向上しており、
この特性により、強磁性流体は実験的局面(clutches)で
の使用に非常に相応しくなる。高表面エネルギー材料に
おいて、ファンデルワールス力(van der waais fors)
は、静電であり、かつ場合によっては量子力学的力であ
り、強磁性流動性流体105の外側から分子を液体の内
側へと断続的に引きつける。同様に、流体105におけ
る強磁性流体粒子は、磁石104に向かって絶えず引き
寄せられる。これは、特に、各種インク粒子、塵、紙繊
維、織地繊維、毛髪等の各種屑がプリントヘッドに堆積
する場合、キャッププロセスに利点がある。類推によ
り、毛髪または紙繊維が、高表面エネルギー材料である
水銀の滴に含まれるとする。水銀は、その表面積を縮小
し、かつその電位エネルギーを最小にするためにさらに
球面形状を帯びる。同様に、図5に示すように、流体1
05の構成要素である強磁性流体磁気粒子は、毛髪12
0またはインク粒子122等の他の屑が引きつけられる
のに比べ、より磁石104に引きつけられる。流体10
5において懸濁された強磁性流体粒子は、毛髪120お
よびインク粒子122の周りおよびその下を磁石104
の方に向かって流動する傾向がある。毛髪120および
屑粒子122は、図6において124で矢示されるよう
に、強磁性流体のバルクから反発され、矢印124は、
図5に示すように毛髪および屑120、122が流体1
05の中から移行して、図6の強磁性流動性流体の表面
に押し出されることを示している。
【0036】強磁性流動性流体は、真空シールを行うよ
うな他の適用例に使用されてきた。強磁性流動性流体の
1つの興味深い用途は、ディスクドライブ回転部分に対
するシールに使用されていた。強磁性流動性流体の別の
用途は、高真空室との機械的アクセスポートをシールす
ることであり、ここでは強磁性流体シールの段階がいく
つか使用されている。また、強磁性流動性流体は、電磁
石の高性能を図るために音響スピーカにも使用されてき
た。強磁性流動性流体およびその現行の最適化に対する
これらの周知の用途は、キャップシステム100、11
0における強磁性流動性流体の使用に非常に役に立って
いる。強磁性流動性流体に対する高真空用途では、超低
蒸気圧と超低速蒸発が必要とされるが、この特徴は、図
2〜図8に示すように、インクジェットプリントヘッド
キャップシステム100、110において望ましい。
【0037】インクジェットプリントヘッドをシールす
ることに加えて、強磁性流体キャップシステム100お
よび110は、図5に示すように、スピッティング(sp
itting)にも使用され、従来のインク溜めを交換または
増強して、従来の技術の項で上述したように、プリント
ヘッドからのインクスピットを受ける。図5では、プリ
ントヘッド54の4本の典型的なノズルから吐き出され
たインク125を模式的に表していることがわかる。毛
髪120および微粒子片122について上述したよう
に、強磁性流動性流体105に衝突してその中に入り込
んだインク小滴は、小球体126になるか、またはこれ
ら球体のインク小滴は、強磁性流動性流体105の表面
を透過せずに該流体105の表面上で静止する。流体に
入り込んだインク小滴126は、図6に示すように、毛
髪および他の屑120、122について上述したしたよ
うに強磁性流動性流体により矢印124の方向に押し出
される。
【0038】この強磁性流動性流体105によるインク
小滴126の排斥(reject)は、以下の3個の機構を通し
てなされると考えられる。第1に、インク125に極性
があり、かつ強磁性流動性流体105が無極性である場
合、インクは、引きつけ合って図示のようにインク球体
126になる。第2に、インク125が無極性であり、
強磁性流動性流体105に極性があった場合、強磁性流
動性流体105は引きつけ合うため、ここでもインクが
図示のように球体126になる。第3に、いずれの場合
においても、強磁性流動性流体は、磁石104に引きつ
けられ、インク小滴126は、強磁性流動性流体105
から矢印124の方向に排出される。
【0039】ここで、プリントヘッド54からのインク
飛沫球体126が、図6に示すように他の汚物120お
よび122とともに強磁性流動性流体105の表面上に
付着しているため、強磁性流体キャップ100、110
は、好ましくはプリントヘッド54をシールする前に清
浄して、これらの汚物がノズルに入り込まないようにす
る。ドラム116を図示の実施形態において略全回転で
ある矢印118の方向に回転した後、液体キャップ11
0は、キャップスクレイパ部材130に接触する。キャ
ップスクレイパ130は、強磁性流動性流体105を滑
っていき(skim)汚物120、122およびインク小滴1
26を強磁性流動性流体の表面から除去し、これらの汚
物および小滴を図8の領域132等の回収領域に堆積す
るように位置決めされる。オプションとして、回収領域
は、全体または一部を吸収部材133で裏張り(line
d)されてもよく、この吸収部材は、フェルト、プレス
ボード、連続気泡フォームスポンジ(open cell foam s
ponge)または他の当業者に周知の材料等の液体吸収材
で構成されてもよい。
【0040】図8において、プリントヘッド54は、プ
リントヘッドを強磁性流動性流体に接触させるか、また
は強磁性流体キャップ110を持ち上げてプリントヘッ
ド54に接触させるか、あるいはプリントヘッド54と
キャップ110の両方を移動して互いに噛み合うように
することによって、強磁性流動性流体105からシール
している。図8のキャップ位置を達成するための種々の
異なる機構が当業者に周知であり、たとえば、傾斜(ram
p)、レバー、ソレノイド、空気圧アクチュエータおよび
他のかかる機構は、すべて当業者には周知である。図2
および図3の並進移動式スレッドの実施形態において、
キャップ掻き出しは、キャップユニット100をプリン
トヘッド54、56から外してこれらのプリントヘッド
を供給領域44から出すことにより達成され、これによ
り、パレット85が矢印88の方向に移動して、キャッ
プスクレイパ98が強磁性流動性流体105の表面上を
通過することで、図7に示すものと同一の清浄アクショ
ンが達成される。不要な屑120、122およびインク
小滴126を強磁性流動性流体105から除去すること
に加え、スクレイパ部材130、98は、他の場合には
強磁性流動性流体の表面上に形成されるおそれのあるイ
ンク石筍を、その上で凝固しているインクスピット12
6から除去する助けにもなっている。
【0041】強磁性流体キャップスクレイパ98,13
0に使用される材料は、高表面エネルギーかつ高融点の
プラスチック、たとえば、ニューヨーク州Schenectady
にあるGeneral Electric Companyから供給されるNOR
YLであってもよい。キャップスクレイパ98、130
の先端は、切り欠きが形成されてもよく、インク小滴1
26を先端から飛ばすようにウィッキング通路を設けて
もよく、たとえば、Hewlett-Packard Company製Des
kJet850Cモデルのカラーインクジェットプリン
タのワイパスクレイパに初めて採用されたような、また
はHewlett-Packard Company製PhotoSmartカ
ラーフォトインクジェットプリンタのワイパに採用され
るようなものがある。あるいは、キャップスクレイパ9
8、130の先端は、レーキ形状としてもよく、または
強磁性流動性流体105の表面上で固体微粒子120、
122およびインク小球体126をすくい上げたり掻き
出すように微細なメッシュ状としてもよく、これによ
り、これらの微粒子はすべてスクレイパ98、130で
捕獲される。さらに、スクレイパ部材98、130は、
一部または全体を、セルロース繊維等の吸収材、または
焼結されたポリウレタン発泡体で作製してもよく、ウィ
ッキング通路を設けたことで、毛管力(capillary forc
e)によりインク小滴126をワイパ先端から飛ばすこと
ができる一方、インク小滴126における揮発性物質が
乾燥して、吸収性スクレイパには固体残渣しか残さない
ようにしている。
【0042】図4〜図8のドラムプリンタの実施形態1
12に着目すると、たとえば、1分あたり100枚を上
回るオーダの高スループットを実現するために、プリン
トヘッドは、高揮発性インクを使用する必要がある可能
性があることを上述した。かかる高速ドラムプリンタに
おいて、プリントヘッド54、56は、1秒あたり2乃
至3回程度強磁性流体キャップ110に吐き出して、ど
のノズルもすぐに発射できるようにしておく必要があ
る。したがって、数分おきに、ドラム116は、停止と
移動をよりゆっくり行う必要があり、これにより、スク
レイパ130は、矢印134(図5および図6)で示す
擦り取り位置に移動して、インク小滴126および他の
屑120、122を強磁性流体キャップ110から除去
する。図7の擦り取り動作にしたがって、スクレイパ1
30は、矢印136に示すようにドラム116から放射
状に移動する。ドラムプリンタ112がOFFになる
と、キャップ110は、まず図7に示すように擦り取ら
れ、次に図8に示すキャップ位置に移動される。プリン
トヘッド54、56は、ドラム116の方に放射状に数
ミリメートル移動し、キャップ110に接触してプリン
トヘッドを強磁性流動性流体105でシールすることが
好ましい。キャップを半径方向外側に移動して静止状態
のプリントヘッドと接触させたり、またはキャップとプ
リントヘッドの両方を互いに噛み合うまで移動する等、
種々の異なる機構を使用してプリントヘッドおよびキャ
ップ110を相互に密封接触させることができる。実
際、キャップステーションは、プリンタの、全体的にド
ラム116から離間した、プリントヘッドが供給される
固定の供給場所に配置されてもよく、たとえば、サービ
スステーション45または当業者に周知の他の作動機構
を用いてキャップとプリントヘッドを相互に密封接触さ
せてもよい。
【0043】プリントヘッドがインクジェット印刷機構
20、112にインストールされる場合の強磁性流体キ
ャップ100、110によりプリントヘッドをシールす
る種々の異なる方法を説明してきたが、この強磁性流体
シールプロセスには他の用途がある。たとえば、図9に
示すように、ペン50のブラックプリントヘッド54等
のプリントヘッドは、本発明にしたがって構成される強
磁性流体シールアセンブリ140による搬送中にシール
されてもよい。ここで、磁気材料104’が粘着される
粘着テープ142が設けられ、この磁気材料は、磁気材
料104について上述したものとしてもよい。磁気材料
104’に重畳した強磁性流動性液体105は、粘着テ
ープ142によりプリントヘッド54からシールされる
位置に保持される。この移送シールの実施例140にお
いて、キャップ100、110について上述した冷却装
置式磁石を使用するのではなく、オーディオまたはビデ
オ記録テープに使用される磁気材料または他の磁気記録
媒体等、より可撓性のある磁気材料を使用することが好
ましい。
【0044】強磁性流体シールプロセスは、粘着テープ
142、さらに磁気材料104’までも省略することに
よって、図9に示す移送シールのコストのばらつきをさ
らに低減することができる。なお、強磁性流動性流体1
05は、流体をノズルの中に押し上げるようにプリント
ヘッドに適用可能であり、インクを現在のインクジェッ
トカートリッジにおいて行う場合とちょうど同じように
毛管力下でそのまま残ることが考えられる。強磁性流動
性流体105はノズルに残留する一方、蒸発は省略され
るため、流体105のみが出荷中にキャップとして作用
する。非強磁性流動性液体シールを使用してもよいが、
残念ながら、吐き出しおよび/または拭き取りプロセス
により単にかかるシールが除去されるだけでよい。強磁
性流体キャップの有意な利点は、カートリッジがプリン
タにインストールされている場合に磁石104により得
られる磁気的引き寄せによりカートリッジのノズルから
流体105が除去されることであり、消費者が粘着テー
プシールを除去する必要性が軽減される。
【0045】強磁性流動性流体105が、図10におけ
る様々な条件下でプリントヘッドノズルをシールする様
相を説明する前に、プリントヘッドノズルをシールする
最も初期の試みの1つの概説に続いて、強磁性流体材料
の構造を順に説明する。インクジェット印刷は、まずブ
ラックインクのプリントヘッドが開発されたことから始
まった。そして、プリントヘッド56の従来物等、シア
ン、マゼンタおよびイエローインクを分注するマルチカ
ラープリントヘッドがすぐ後に続いた。ブラックプリン
トヘッドをシールするかつての試みは、平坦状のエラス
トマーシートをプリントヘッドオリフィス板に直接押し
つけるものであった。平坦状のエラストマーキャップが
オリフィス板に直接押しつけられると、オリフィス板と
エラストマーシートとの間の毛管流路により、インクが
ノズルから吐き出され、キャップ/オリフィス板のイン
タフェースの外側境界面まで移動する。これらの外側境
界面に達すると、インクは周囲空気に曝され、インクの
揮発成分は蒸発し、固体状のインク残渣がキャップとオ
リフィス板との間に残ってしまう。この固体インク残渣
は、より多くの毛管流路を形成するように作用し、これ
に沿って残渣はオリフィス板と接触し、かつこれに沿っ
て残渣はエラストマーシートに接触した。すでに流出し
ているインクから残った固体残渣によって形成されたこ
れらの追加の毛管流路により、より多くのインクがノズ
ルから吐き出され、キャップ/オリフィス板のインタフ
ェースの外側境界面まで移動し、そこで蒸発する。この
残念な漏出サイクルにより、大量の固体インク残渣がオ
リフィス板にすぐに堆積し、オリフィスの汚物に関連す
る典型的な問題をすべてもらたす。
【0046】また、マルチカラープリントヘッドを平坦
状のエラストマーキャップでシールする際、色の相互汚
染(cross contamination)も重大な問題となる。この平
坦状のエラストマーシートをオリフィス板に直接押し当
てると、オリフィス板とエラストマーシートとの間には
毛管流路が形成される。毛管力下で、インクは、ノズル
から吐き出されてこれらの毛管流路に入り込み、隣接ノ
ズルにまで達することも数多くあり、マルチカラープリ
ントヘッドの場合には、インクカラーの相互汚染および
混色を招き、または一色が浸出して別のカラーのノズル
に入り込むことさえある。したがって、印刷開始の際、
得られた像は、この相互汚染により濁った不純色でプリ
ントされる。
【0047】強磁性流動性流体キャップシステム10
0、110、140は、この相互汚染を回避し、無極性
の強磁性流動性流体105を極性のインクとともに使用
する場合、あるいは極性の強磁性流動性流体105を無
極性のインクとともに使用する場合に特に優れたシール
をもたらす。極性の強磁性流動性流体105の各種例と
して、水、グリコール、イソプロピルアルコール、ポリ
エチレングリコール(PEG)が挙げられる。実際、現
在のインクジェットインクは多くが水性である。無極性
の材料の例として、油脂、ガソリン、ポリプロピレン、
蝋が挙げられる。分子は、真性な電荷分配がその分子に
亘ってなされ、実際には、静電ダイポールの集積があ
り、単一静電ダイポールとして最もよくみられることが
多いことはよく知られている。本質的により極性のある
分子は、極性の少ない配向の分子の場合と比べて互いに
引きつけ合う。インクジェットオリフィス板のように固
体であっても、表面構成要素は様々であり、インク分子
に対して極性の多い少ないで現れる。導電性オリフィス
板の表面の電子は、極性のある分子の電荷を反映する傾
向があり、反対の極性同士が引きつけ合うことは周知で
あるため、オリフィス板分子は、極性のあるインク分子
を引きつける隣接する別の極性の分子としてインク分子
に現れる。非金属性のオリフィス板の場合、表面分子の
電子分布は、ともに表面エネルギーの特性を規定する。
【0048】図10は、無極性の強磁性流動性流体10
5を極性のインクとともに使用する場合、または極性の
強磁性流動性流体105を無極性のインクとともに使用
する場合に発生すると考えられることを図示しており、
ここで、インクは部材番号125’としてラベルされて
いる。図10において、強磁性流動性流体105は、プ
リントヘッドノズル150をシールしてメニスカス15
2を形成するように適合されていることがわかる。この
場合、強磁性流動性流体105は、僅かだが過剰加圧さ
れており、メニスカス152をノズル150に押し込
み、いずれのインクも毛管力によりノズル150から吐
き出されないようになっているという利点がある。した
がって、この最良の場合のシナリオにおいて、強磁性流
体キャップシステム100、110、140が提供する
ノズルシールは、上記で簡単に説明した従前のエラスト
マーシートキャップのみに対して優れているわけではな
い。蒸発も完全に抑制されるため、強磁性流体キャップ
システム100、110、140は、密閉室を有する多
数組のプリントヘッドノズルを取り囲んでいるカップ型
エラストマーキャップに対しても優れている。
【0049】強磁性流体キャップ液体がノズルに深く押
し込められている場合、他の有利な効果もある。たとえ
ば、強磁性流動性流体が定着分子から流出し得る場合で
ある。また、強磁性流動性流体は、プリントヘッドコン
ポーネントを、長期にわたる保存期間中に化学的侵食を
与える可能性のあるインクから保護するためにも使用さ
れる。強磁性流動性流体が図10に示す場合よりノズル
に深く押し込まれた場合、強磁性流動性流体が立ち去っ
た領域にインクが充填するために、キャップ取り外しプ
ロセスをさらにゆっくりと進める必要がある。ノズル内
に残留している強磁性流動性流体があれば、吐き出しプ
ロセスによりこれをパージすることができる。
【0050】[結論]したがって、最初に印刷機構にイ
ンストールする前に、強磁性流体キャッピングおよびス
ピッティングシステム80、110を、新しいインクジ
ェットカートリッジを工場からの出荷中にシールする強
磁性流体移送シールシステム140とともに使用するこ
とで実現可能な利点が各種ある。たとえば、インクジェ
ットプリンタ20、112の文脈において、従前のキャ
ップシステムにおいて必要とされるようなエラストマー
キャップのスレッド90またはドラム116の高価なオ
ンサート(onsert)成形は最早必要なくなった。さら
に、プリンタの寿命中、通気路機構を形成するために特
殊材料または追加部品を必要とすることが多かったが、
高価な狭い通気路を使用して内部キャップ圧を軽減(re
lieve)する必要もない。さらに、強磁性流体キャップ
システムは、オリフィス板を汚れにくくさせ、ノズルか
らの蒸発を低速にすることによって、従前のインクジェ
ットプリンタにより必要とされるプリントヘッドを拭き
取る必要を減退またはなくす機能も果たすことができ
る。
【0051】さらに、強磁性流動性流体105の性質を
想定して、特に無極性の強磁性流動性流体105を極性
のインクとともに使用する場合、プリントヘッド54、
56からのインクの蒸発速度がゼロになる。さらに、強
磁性流動性流体105は、圧力変化、相対湿度、経時的
蒸発および他の環境的変化等の環境的要因からプリント
ヘッドノズルを総合的に遮蔽している。これらの環境的
変化は、従前のエラストマーキャップを使用することで
プリントヘッドに影響を及ぼし、または通気路、ダイア
フラム、毛管流路等、これらの問題に取り組むための特
殊なエラストマーキャップ設計が必要であった。さら
に、強磁性流体キャップ100、110の使用により、
プリンタ20における許容度が緩和され、すなわち、構
成部品は、最早、現行のインクジェットプリンタのよう
な高精度で作製される必要はなくなる。これは、強磁性
流動性流体105が枕またはクッションの役割を果た
し、厚みが十分であればこれらの様々な許容度を吸収し
てインクジェットプリンタ20、122を組み立てる際
に必要となる部品をより節約できることによる。また、
許容度が緩和されれば、キャップのペンに対する引き上
げの動きを行う必要がなくなり、キャップ位置の内外に
流体105の表面上でプリントヘッドが滑動できる。か
かるシステムは、サービスステーションとプリンタのコ
ストおよびサイズともに削減できる点で利点がある。
【0052】複数プリントヘッドを用いて様々なカラー
インクを分注する、インクジェットプリンタ20におい
て実現される別の利点は、キャップユニットにおけるイ
ンクの相互汚染を全体的に回避できる点である。このよ
うに相互汚染がゼロという要因により、様々なカラーの
プリントヘッドノズルを互いに接近させてバックするこ
とができるため、「フットプリント」のより少ない、す
なわち、プリンタを着座するためにデスクまたは他の作
業面上に必要とされるスペース量が少ないプリンタが得
られる。様々なカラーのノズル間には流体通路をなくす
ことができるため、カートリッジ内部の背圧が少ない1
つの色が、隣接ノズルのリザーバからのインクを引き寄
せる危険はない。さらに、強磁性流体キャップシステム
は、上記色が同様のタイプのカラムにこれ以上分割でき
ない場合にノズルの形状を異ならせることが可能であ
る。
【0053】強磁性流体キャップシステム100、11
0のさらなる利点は、従前のインクジェットプリンタに
おいて必要とされる、プリントヘッド54、56をシー
ルする際、エラストマーキャップを圧搾する力が必要な
くなることである。このように強磁性流体キャップ10
0、110を使用してキャップ力を低減したことによ
り、サービスステーション45等サービスステーション
に使用されるモータが小型で済むため、より安価な部品
で動作が高速になる。さらに、特にドラムプリンタセッ
ティング112において、強磁性流体キャップシステム
100、110を使用することで、高度の揮発性インク
が使用しやすくなる。たとえば、これらの高度の揮発性
インクの中には、キシレン、イソプロピルアルコール
(IPA)、メチルエチルケトン(MEK)溶剤タイプ
のインクを使用しているものもある。本明細書において
記載される概念は、特許請求される強磁性流体システム
の原理から逸脱しない限り、インクジェット印刷機構の
文脈において種々の異なる方法で実施され得るものであ
って、上記ではそのごく一部を記載したにすぎないこと
は明らかである。たとえば、強磁性流体システムは、往
復運動するプリントヘッドプリンタ20とドラム送りプ
リンタ112について説明してきたが、ベルト送りプリ
ンタ等他の印刷構成でも特許請求される強磁性流体シス
テムを援用し得ることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリントヘッドを保全する本発
明の強磁性流体インクジェットプリントヘッドシーリン
グおよびスピッティングシステムの一形式を含むインク
ジェット印刷機構の一形式の一部切断概略斜視図であ
る。
【図2】図1の並進移動可能な強磁性流体供給ステーシ
ョンの一形式において、キャップをする前の状態を示す
概略側面図である。
【図3】図1および図2の強磁性流体供給ステーション
において、キャップ位置での状態を示す概略側面図であ
る。
【図4】強磁性流体供給ステーションの他の形式であっ
て、ドラムを回転させて媒体をプリントヘッドを通過さ
せるドラム表面上に用紙等の印刷媒体を保持するドラム
送りインクジェット印刷機構の環境においてキャップを
被せる前の状態を示す概略側面図である。
【図5】図4の強磁性流体供給ステーションの拡大側面
図であって、プリントヘッドからのインクスピットを受
けている状態を示す。
【図6】図4の強磁性流体供給ステーションの拡大側面
図であって、プリントジョブを開始する直前のスピッテ
ィングルーチンの後のプリントヘッドの状態を示す。
【図7】図4の強磁性流体供給ステーションの拡大側面
図であって、キャップをする直前のインク残渣および他
の屑をプリントヘッドキャップから清浄する動作過程を
示す。
【図8】図4の強磁性流体供給ステーションの拡大側面
図であって、プリントヘッドにキャップをしている状態
を示す。
【図9】本発明の強磁性流動性流体がプリントヘッドノ
ズルをシールするやり方を示す拡大側面図である。
【図10】本発明の強磁性流動性流体がプリントヘッド
ノズルをシールするやり方を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
20 インクジェット印刷機構 54 インクジェットプリントヘッド 56 インクジェットプリントヘッド 100 強磁性流体キャップシステム 102 凹部支持構造 104,104’ 磁気素子 105 強磁性流動性流体 110 強磁性流体キャップシステム 112 インクジェット印刷機構 120 屑 122 屑 125,125’ インク 126 インク残渣 130 スクレイパ 140 強磁性流体シールシステム 150 プリントヘッドノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェファーソン・ピー・ウォード アメリカ合衆国ワシントン州98606,ブラ ッシュ・プレイリー,ノース・イースト・ ホームステッド・ドライブ 17903 (72)発明者 ドーン・エム・ビーチノウ・フード アメリカ合衆国オレゴン州97201,ポート ランド,サウス・ウェスト・リバリッジ 5858,#1

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性または無極性のいずれかを有するイ
    ンクを噴射するインクジェットプリントヘッドのノズル
    をシールするための強磁性流体キャップシステムであっ
    て、 前記プリントヘッドに係合可能な支持構造と、 前記支持構造により支持される磁気素子と、 前記磁気素子に敷設され、前記支持構造が前記プリント
    ヘッドに係合する場合に前記プリントヘッドノズルに接
    してシールする強磁性流動性流体であって、前記インク
    が無極性を有する場合に極性を有し、かつ前記インクが
    極性を有する場合に無極性を有するように選択される強
    磁性流動性流体と、 を備えることを特徴とする強磁性流体キャップシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 インクジェットプリントヘッドのインク
    噴射ノズルをシールする流体キャップシステムであっ
    て、 前記プリントヘッドに係合可能な支持構造と、 前記支持構造により支持され、前記支持構造が前記プリ
    ントヘッドに係合される場合に前記プリントヘッドノズ
    ルに接してシールする流体であって、前記プリントヘッ
    ドからその表面に吐き出されるインク残渣を押し出すよ
    うに選択される流体と、 を備える流体キャップシステム。
  3. 【請求項3】 前記流体が強磁性流動性流体であり、前
    記キャップシステムは、前記強磁性流動性流体と前記支
    持構造との間に挟持される磁気素子をさらに含むことを
    特徴とする請求項2に記載の流体キャップシステム。
  4. 【請求項4】 前記支持構造は、インクジェット印刷機
    構にインストールされる場合に、前記インクジェットプ
    リントヘッドのノズルをシールするキャップスレッドを
    前記インクジェット印刷機構内に備えることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の流体キャップシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記強磁性流動性流体は、インクジェッ
    ト印刷機構において前記支持構造により配置され、前記
    インクジェット印刷機構にインストールされる場合に、
    前記インクジェットプリントヘッドのノズルからのイン
    クスピットを受けることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の流体キャップシステム。
  6. 【請求項6】 前記支持構造は、粘着ボンディングによ
    り前記プリントヘッドに係合する粘着テープ構造を備
    え、これにより、インクジェット印刷機構へのインスト
    ール前に前記インクジェットプリントヘッドのノズルを
    シールすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の流体キャップシステム。
  7. 【請求項7】 前記磁気素子は、可撓性磁気材料、電磁
    石、セラミック磁気材料、または金属磁気材料であるこ
    とを特徴とする請求項1または3に記載の流体キャップ
    システム。
  8. 【請求項8】 極性または無極性のいずれか一方を有す
    るインクを噴射するノズルを有するインクジェットプリ
    ントヘッドを、非活動中にシールする方法にであって、 前記インクが無極性を有する場合に極性を有し、かつ前
    記インクが極性を有する場合に無極性を有するように選
    択される前記強磁性流動性流体で前記ノズルを被覆する
    ステップと、 前記被覆ステップ中に前記強磁性流動性流体を磁気的に
    バイアスするステップと、を含むことを特徴とするイン
    クジェットプリントヘッドのシール方法。
  9. 【請求項9】 前記被覆ステップ中に前記プリントヘッ
    ドに対して前記強磁性流動性流体を、粘着ボンディング
    によって固着するステップをさらに含むことを特徴とす
    る請求項8に記載のインクジェットプリントヘッドのシ
    ール方法。
  10. 【請求項10】 前記被覆ステップの後に前記ノズルを
    露出させるステップと、 その後、前記ノズルからのインクを前記強磁性流動性流
    体に吐き出すステップと、 前記吐き出しステップ中に、前記強磁性流動性流体を磁
    気的にバイアスするステップと、 前記吐き出しステップの後、前記強磁性流動性流体に堆
    積される前記インク)を前記強磁性流動性流体の外表面
    に押し出すステップと、 をさらに含むことを特徴とする請求項8または9に記載
    のインクジェットプリントヘッドのシール方法。
  11. 【請求項11】 前記押し出しステップの後、前記強磁
    性流動性流体の外表面から前記押し出されたインクを擦
    り取るステップをさらに含むことを特徴とする請求項1
    0に記載のインクジェットプリントヘッドのシール方
    法。
  12. 【請求項12】 前記強磁性流動性流体において微粒子
    片を堆積するステップと、 前記強磁性流動性流体において堆積された前記微粒子片
    を前記強磁性流動性流体の外表面に押し出すステップ
    と、 前記露出ステップの後、前記強磁性流動性流体の外表面
    から前記微粒子片を擦り取るステップと、 をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のイン
    クジェットプリントヘッドのシール方法。
  13. 【請求項13】 インクジェット印刷機構であって、 フレームと、 前記フレームにより支持される支持構造と、 極性または無極性のいずれか一方を有するインクを噴射
    するノズルを有するインクジェットプリントヘッドと、 前記支持構造により支持される磁気素子と、 前記磁気素子に敷設され、前記インクが無極性を有する
    場合に極性を有し、かつ前記インク(125)が極性を
    有する場合に無極性を有するように選択される前記強磁
    性流動性流体と、 を備えることを特徴とするインクジェット印刷機構。
  14. 【請求項14】 前記強磁性流動性流体が、前記インク
    ジェットプリントヘッドのノズルからのインクスピット
    を受け、 かつ、前記フレームに支持されて前記強磁性流動性流体
    により受けられるインクスピットを除去するスクレイパ
    をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のイン
    クジェット印刷機構。
  15. 【請求項15】 インクジェット印刷機構にインストー
    ルされるインクジェットカートリッジであって、 リザーバと、 前記リザーバに格納され、極性または無極性のいずれか
    一方を有するインクと、 前記インクを前記リザーバから噴射するノズルを有する
    プリントヘッドと、 前記ノズルをシールする着脱可能な強磁性流体シールア
    センブリと、を備え、前記シールアセンブリが、 前記プリントヘッドに着脱自在に係合可能な支持構造
    と、 前記支持構造により支持される磁気素子と、 前記磁気素子に敷設され、前記支持構造が前記プリント
    ヘッドに係合する場合に前記ノズルをシールし、前記イ
    ンクが無極性を有する場合に極性を有し、かつ前記イン
    クが極性を有する場合に無極性を有するように選択され
    る強磁性流動性流体と、 を備えることを特徴とするインクジェットカートリッ
    ジ。
  16. 【請求項16】 前記支持構造は、粘着ボンディングを
    介して前記プリントヘッドに係合する粘着テープ構造を
    備えることを特徴とする請求項15に記載のインクジェ
    ットカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記磁気素子は、可撓性磁気材料、電
    磁石、セラミック磁気材料または金属磁気材料であるこ
    とを特徴とする請求項16に記載のインクジェットカー
    トリッジ。
  18. 【請求項18】 前記リザーバは、複数のチャンバリザ
    ーバを備え、その少なくとも2つのチャンバが異なる色
    のインクを含み、前記強磁性流動性流体は、前記ノズル
    における前記2つの異なる色のインクの混色をなくす用
    にしたことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか
    に記載のインクジェットカートリッジ。
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