JP7039977B2 - 回復装置、および画像形成装置 - Google Patents

回復装置、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、インク吐出手段の回復装置、及び画像形成装置に関する。
従来、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドの吐出性を回復する方法として、ヘッドの吐出面をキャッピングし、吐出孔からインクを吸引排出し、その後、吐出面に残ったインク滴を払拭する手順を用いている。この際、液滴吐出ヘッドから吸引排出されインクは、キャップ内に設けられた吸収体と接触することで、キャップ側に引き込まれ、吐出面から回収される。この際、キャップ内の吸収体の位置を吐出面との接触部側にすると、インクが吸収体に接触することで吸い取られ、吐出面へのインク残り量を低減可能になる。
一方で、液滴吐出ヘッドの吐出性を回復する際に、ヘッドの吐出面をキャッピングし、吐出孔からインクを吸引排出した際に、キャップのニップ部(液滴吐出ヘッドの吐出面との接触部)にインクが付着する。この付着したインクが乾燥により固着してしまうと、その固着インクがキャッピング動作時に吐出面に転写して付着してしまったり、ヘッド吐出面とのキャップの接触部の密着性が低下する障害が発生する。この障害を防止するため、キャップのニップ部に付着したインクを除去(清掃)する手段として、キャップのニップ部にスポンジのような吸収部材を加圧接触させる構成が既に知られている。
例えば、特許文献1には、吸引不良を防止する目的で、キャッピングした際の吸収体と吐出面とのギャップを2段階とし、吐出孔の直下のギャップを大きくし、かつ吐出孔よりワイピングの上流側のギャップを小さくすることで、吐出面とキャップのニップ状態を確保し、かつ技術吸引時のインクを吸収する技術が開示されている。
しかし、今までのキャップのようにキャップ内の吸収体の位置を吐出面との接触部側に寄せた構成に対して、上記のようなキャップのニップ部に付着したインクを除去(清掃)する手段として、キャップのニップ部にスポンジのような吸収部材を加圧接触させる構成を用いると、加圧接触時のキャップ内の吸収体と、清掃用スポンジ部材の距離が近く、加圧のばらつきにより、接触してしまい、清掃用スポンジにインクが転写し、清掃機能が低下してしまう問題があった。また、加圧接触時に接触しないようにするために、キャップ内の吸収体の位置を吐出面の接触部側から離した構成にしてしまうと、ヘッド吐出孔からインクを吸引排出したインクがキャップ内の吸収体と接触しないため、吐出面に残るインク量が増えてしまい、吸引排出後のインクが吐出面上から垂れ、機内あるいは紙面を汚染してしまう問題があった。
特許文献1では、キャップのニップ部に付着したインクを除去(清掃)する手段として、キャップのニップ部にスポンジのような吸収部材を加圧接触させる構成を用いている。しかし、このような構成を用いると、加圧接触時のキャップ内の吸収体と、清掃用スポンジ部材の距離が近く、加圧のばらつきにより、接触してしまい、清掃用スポンジにインクが転写し、清掃機能が低下してしまうという問題は解消できていない。
本発明は、清掃機能を低下させることなく、液滴吐出ヘッドの吐出性を回復させることが可能な回復装置を提供することを目的とする。
本発明に係る回復装置は、磁性を有する液滴を吐出する液体吐出ユニットの吐出面をキャッピングするキャップと、前記キャップ内に配置され、前記吐出面に吐出された液滴を吸収するための吸収体と、前記吸収体に吸収される前記液滴を吸引する吸引手段と、前記液滴を前記キャップに誘導する磁性体を有する誘導部材と、を備えることを特徴とする回復装置である。
本発明によれば、清掃機能を低下させることなく、液滴吐出ヘッドの吐出性を回復させることができる。
従来において、液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 従来において、液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 従来において、液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 従来において、液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 従来において、液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 図1に示した例に対して、キャップ内の吸収体をニップ部から離した場合における液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 図1に示した例に対して、キャップ内の吸収体をニップ部から離した場合における液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 図1に示した例に対して、キャップ内の吸収体をニップ部から離した場合における液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 図1に示した例に対して、キャップ内の吸収体をニップ部から離した場合における液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。 本実施形態に係る回復装置の構成およびその動作の例を示す図である。 本実施形態に係る回復装置の構成およびその動作の例を示す図である。 本実施形態に係る回復装置の構成およびその動作の例を示す図である。 本実施形態に係る回復装置の構成およびその動作の例を示す図である。 本実施形態に係る液滴等の液体を吐出する装置の要部平面説明図である。 図4に示した液体を吐出する装置の要部側面説明図である。
以下、添付図面を参照し、本実施形態に係る回復装置、および画像形成装置の構成及び制御について説明する。本実施形態に係る回復装置、および画像形成装置は、液体吐出ユニットから液体を吸収するに際して、以下の特徴を有する。すなわち、液体吐出ユニットから液体を吸収するに際し、液体吐出ユニットから滴る液体をキャップ内の吸収体で十分に吸収し、かつ吸収した液体をキャップスタンパに転写することを抑制することが特徴になっている。以下では、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。まず、従来の問題点について説明する。
図1(a)~(e)は、従来において、液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。図1(a)~(e)に従って、上記動作時にキャップ内の吸収体がニップ部(液滴吐出ユニットとの接触部)側に寄った場合の状態とその際の障害について説明する。
図1(a)では、液滴吐出ユニット400と、液体吐出ユニット400のヘッドの吐出面Pをキャッピングするキャップ100と、キャップ100を清掃する吸収部材500を有する回復装置1000を例示している。キャップ100は、上記ヘッドの吐出面Pと接触するニップ部を備えたキャップ本体110と、キャップ本体110内に配置された吸収体111とを有している。キャップユニット150は、キャッピング動作時にキャップ100を液滴吐出ユニット400に付勢するバネ部材113と、当該バネ部材113および当該バネ部材113を介して付勢される上記キャップ100を保持するキャップホルダ112とを有して構成される。また、キャップ100に接続された排出経路132には、吸引ポンプ等により構成される吸引手段131が設けられており、排出された液体は廃液タンク133に排出される構成となっている。また、液滴吐出ユニット400をキャップ100に対して離接方向に駆動する第1駆動手段410、及び上記キャップユニット150を上記吸収部材500まで移動させ、その後吸収部材500に圧接する第2駆動手段510を備えている。第1駆動手段410および第2駆動手段510は、従来から知られている各種モータが用いられる。
次に、液体吐出ユニット400の吐出性を回復する動作を順に説明する。図1(a)では、キャップ100が、第1駆動手段410によって、液滴吐出ユニット400の上記吐出面Pに押し付けられている状態である。この状態で吸引手段131を駆動すると、図1(b)に示すように、液滴吐出ユニット400の吐出孔からは、インク450が排出される。
次に、図1(c)に示すように、第1駆動手段410が、液滴吐出ユニット400をキャップ100に対して離れる側に駆動する。その後、図1(d)に示すように、第2駆動手段510が、キャップユニット150を吸収部材500まで駆動して圧接する。このとき、図1(e)に示すように、第3駆動手段310が吐出面払拭部材300を上記吐出面Pに沿って移動させる。このような動作により、液滴吐出ユニット400の上記吐出面Pに付着したインクを除去し、液滴吐出ユニット400の吐出性を回復する。なお、第3駆動手段310としては、上記第1駆動手段410および第2駆動手段510と同様、従来から知られている各種モータが用いられる。また、吐出面払拭部材300としては、ワイパーブレード等の従来から知られている部材が用いられる。
図1(a)~(e)に示した動作の際に、上記吸収部材500に対して、キャップ100に対する第2駆動手段510の動作ばらつき、あるいは食い込みばらつきが生じる場合がある。このような場合、キャップ100が食い込み過ぎてしまうと、キャップ100内の吸収体111と吸収部材500とが接触し、キャップ100内のインクが吸収部材500に転写してしまい、図1(e)に示すように、吸収部材500に転写した転写インク550が残り、吸収部材500の清掃機能が低下する障害が発生してしまう。このような問題に対して、キャップ100内の吸収体111をニップ部から離すことが考えられる。
図2(a)~(d)は、図1に示した例に対して、キャップ100内の吸収体111をニップ部から離した場合における液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作、及びその際に発生する障害の例を示す図である。
図2(a)では、図1(a)における吸収体111を、キャップ100と同様のキャップ120を構成するキャップ本体110のニップ部から離した位置に配置した吸収体115として構成している。回復装置1000は、このような吸収体115を備えたキャップユニット151を有している。
図1(b)と同様に、図2(b)では、キャップ120を液滴吐出ユニット400に押し付けた状態で吸引手段131を駆動すると、液滴吐出ユニット400の吐出孔からは、インク451が排出される。図2(b)では、キャップ120内の吸収体115の位置が、吸収体111の位置にくらべて上記ニップ部から離間した下方に下げられている。このため、液滴吐出ユニット400から排出されたインク451は、吸収体115にて回収される量が減ることとなる。このため、吐出面Pには、図1(b)のときよりもインク付着量が増えた状態となる。
この後、図2(c)に示すように、第1駆動手段410が、液滴吐出ユニット400をキャップ120に対して離す方向に駆動し、さらに、図2(d)に示すように、第2駆動手段510が、キャップユニット151を吸収部材500側に駆動して圧接する。このとき、図1(d)の場合に比べてキャップ120内の吸収体115の位置が下方に下げられていることにより、上記吸収体115の位置が吸収部材500に対してより離れた状態となる。したがって、第2駆動手段510の動作ばらつき、あるいは食い込みばらつきに対してはマージンとなる空間Xが確保されているため、吸収部材500と、キャップ120内の吸収体115が接触することは無く、吸収部材500の清掃機能の低下を防ぐことができる。
しかし、図2(a)~(d)の場合、吸収体の位置を下げたことで、図2(b)に示したように、吐出面Pに残るインク量は増えてしまう。すなわち、図1(a)~(d)において、吸収体と上記吐出面Pとの間のギャップGPが小さい場合、吸収体が吐出面Pに残るインクに接触することにより、吸収部材500が汚れてしまうという問題点を解消することができるが、吐出面Pに残るインク量は増えてしまう。このため、図2(d)に示すように、液体吐出ユニット400のヘッド移動時の振動などで、吐出面Pに残るインクが、インク451’のように下方に落下して機内を汚染してしまう障害が発生しやすくなる。このようなインク落下の障害は、特に、インクの比重が大きい場合(例えば、インク中にアルミナ等の金属粒子が含まれる場合)に顕著に発生する。以下では、比重が大きい液体の一種である磁性体を有するインクに対して、上記問題を解決する例について説明する。
図3(a)~(d)は、本実施形態に係る回復装置の構成およびその動作の例を示す図である。図3(a)では、液滴吐出ユニット400から排出された磁性を有する液体をキャップ120内に誘導する磁力を有する磁性体から構成される誘導部材160を有したキャップユニット152を備えた構成となっている。以下、これらの図面を用いて液体吐出ユニットの吐出性を回復する動作について説明する。磁性を有する液体の例としては、アルミナ等の粒子を含むインクが挙げられる。もちろんそれ以外のインクにも応用可能であり、少なくとも、磁石に反応して力が発生するような粒子を含むインクであればよい。
図1(b)及び図2(b)の場合と同様に、図3(b)では、キャップ120を液滴吐出ユニット400に押し付けた状態で吸引手段131を駆動すると、液滴吐出ユニット400の吐出孔からは、インク452が排出される。図3(b)では、図2(b)の場合と同様、吸引手段131によって液滴吐出ユニット400から排出された磁性を有するインクを吸引する際に、キャップ120内の吸収体115の位置を下方に下げた状態となっている。このような状態でも、キャップ120内にインクを誘導する磁力を有した磁性体により構成される誘導部材160を配置したことで、吐出面Pに排出されたインク452は、キャップ120内に誘導される。したがって、図2(b)の場合に比べて、吐出面Pからのインク452の垂れ下がり量を減らし、吐出面Pに残るインク量を減らすことができる。
この状態で、図3(c)に示すように、図2(c)の場合と同様に、第1駆動手段410が、液滴吐出ユニット400をキャップ120に対して離す方向に駆動し、さらに、図3(d)に示すように、図2(d)の場合と同様に、第2駆動手段510が、キャップユニット152を吸収部材500側に駆動して圧接する。このとき、第2駆動手段510が吸収部材500側にキャップユニット152を駆動しても、上述のとおり吐出面Pに付着したインク量は少ないため、図2(d)の場合のように吐出面P上のインクが下方に垂れて機内を汚染してしまう障害の発生を防止することができる。かつ吸収体115の位置が下がった状態であるため、図1(e)の場合のように、キャップ120内の吸収体115と吸収部材500とが接触することなく、吸収部材500の機能低下を防止することが可能となる。
上記誘導部材160は、その磁力の有無を切り替え可能な切替機構を有する構成としてもよい。当該切替機構は、キャップ120内に誘導された上記インクを排出する際に磁力を生じさせないように制御される。当該切り替え可能な構成としては、例えば、電磁弁等の機構を設けたり、キャップ120内に設けた上記誘導部材160を構成する磁性体に対して、他の様々な磁性体を近接または接触させてキャップ120内に外部から磁界をかけることにより、上記磁力の有無を切り替えても良い。このような構成とすることにより、キャップ120内に誘導されたインクを廃液タンク133に排出する際に、上記インクに対する誘導部材160による磁力の影響を排除することができ、上記インクをスムーズに排出することができる。また、上記他の磁性体によって磁力の有無を切り替えることにより、簡易な構成で磁力の有無を切り替えることができ、かつ、キャップ120内への誘導力を高めることができる。
なお、図3(a)~(d)では、誘導部材160をキャップ120の内部に設ける構成としたが、例えば、キャップホルダ112の内部、あるいはキャップホルダ112の外部であって、回復装置1000の内部に設けられていても良い。すなわち、上記誘導部材160の配置は、誘導部材160が発生させる磁力の大きさ(誘導部材160と、上記インクとの間に生じる磁力の大きさ)に応じて定めればよい。
例えば、所定の第2閾値が所定の第1閾値よりも大きい場合において、上記磁力が所定の第1閾値より小さい場合にはキャップ120内に配置し、磁力が上記第1閾値以上であって所定の第2閾値より小さい場合にはキャップ120外であってキャップホルダ112内に配置し、磁力が上記第2閾値以上である場合、キャップホルダ112外であって回復装置1000内に配置すればよい。
また、誘導部材160を、キャップ120内、キャップ120外であってキャップホルダ112内、キャップホルダ112外であって回復装置1000内のそれぞれに備え、これらを切替可能な構成としても良い。
さらに、磁性インクの種類に応じて誘導部材160の配置を定めても良い。例えば、磁性インクの磁性が所定の第1磁性閾値より低い場合にはキャップ120内に配置し、上記磁性が上記第1閾値以上であって所定の第2閾値より低い場合にはキャップ120外であってキャップホルダ112内に配置し、上記磁性が上記第2閾値以上である場合、キャップホルダ112外であって回復装置1000内に配置すればよい。
回復装置1000は、上記液滴吐出ユニット400を搭載した様々な装置に適用することができる。図4は、本実施形態に係る液滴等の液体を吐出する装置の要部平面説明図、図5は、図4に示した液体を吐出する装置の要部側面説明図である。
一実施形態に係る液体を吐出する装置Gはシリアル型のものであり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403(図5参照)は主走査方向に往復移動するようになっている。
主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、液体吐出ユニット400のヘッドである液体吐出ヘッド10及びインクを貯留するためのヘッドタンク441を一体にした前記液体吐出ユニットAを搭載している。
上記した液体吐出ヘッド10は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体(インク)を吐出するようになっている。また、液体吐出ヘッド10は、前述した複数のノズル11からなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
供給機構494は、液体カートリッジ450に貯留されているインク(液体)を液体吐出ヘッド10に供給するためのものである。
供給機構494は、液体カートリッジ450を装着する充填部であるカートリッジホルダ451、チューブ456、送液ポンプを含む送液ユニット452等で構成されている。液体カートリッジ450は、カートリッジホルダ451に着脱可能に装着されている。
上記したヘッドタンク441には、送液ユニット452によって、液体カートリッジ450からチューブ456を介してインク(液体)が送液される。
液体を吐出する装置Gは、用紙410を吸着して液体吐出ヘッド10に対向する位置にするための搬送機構495を有している。この搬送機構495は、無端状にした搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を有してなる。 用紙410の吸着は、例えば静電吸着やエアー吸引等で行うことができる。
搬送ベルト412は、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されており、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して回転駆動されることによって副走査方向に周回移動する。
上記キャリッジ403の主走査方向の一方側には、搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド10のノズル形成面10aの払拭を行うための上記したワイピング機構Bが配置されている。なお、ワイピング機構Bについての詳細は、ここではそれらの説明を省略する。
上述した主走査移動機構493、供給機構494、ワイピング機構B、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
上記の構成にした液体を吐出する装置Gにおいては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド10を駆動することにより、停止している用紙410に液体(インク)を吐出して画像を形成する。すなわち、液体吐出ヘッド10を備えているので、高画質画像を安定して形成することができる。
上述した液体を吐出する装置は一実施形態を示すものであり、これに限るものではないことは勿論であり、次のような構成にすることができる。
すなわち、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置のことである。また、液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」には、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置等も含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するもの等を意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布等の被記録媒体、電子基板、圧電素子等の電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セル等の媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体」は、インク、処理液、DNA試料、レジスト、パターン材料、結着剤、造形液、又は、アミノ酸、たんぱく質、カルシウムを含む溶液及び分散液等も含まれる。
さらに、「液体を吐出する装置」としては、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置、例えば液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置等が含まれる。
さらにまた、「液体を吐出する装置」としては、用紙の表面を改質する等の目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液をノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置等を含む。
ところで、液体吐出ユニットについて例示したが、それらは液体吐出ユニットの構成を限定する趣旨のものではないことは勿論であり、次のような構成とすることができる。
例えば、液体吐出ユニットとして、図4、5に示すような液体吐出ヘッドとヘッドタンクを一体化したものやチューブ等で互いに接続して液体吐出ヘッドとヘッドタンクを一体化したものとしてもよい。さらには、それらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジを一体化したものとしてもよい。液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構を一体化したものとしてもよい。また、図5に示すように、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構を一体化したものとしてもよい。
さらに、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップを固定して、液体吐出ヘッドとキャリッジとワイピング機構を一体化したものとしてもよい。
またさらに、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取り付けられた液体吐出ヘッドにチューブを接続して、液体吐出ヘッドと供給機構を一体化したものとしてもよい。なお、主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
このように、本実施形態における回復装置、画像形成装置では、キャップのニップ部を清掃する吸収部材(スポンジ)にインクを付着させず、かつ、液滴吐出ヘッドの吐出性を回復する際に、ヘッド吐出孔からインクを吸引排出したインクが吐出面に残るインク量を減らし、吐出面上から垂れて機内を汚染することを防止している。特にインクの比重が大きいインクで、吐出面からのインクが垂れるリスクが高くなるため、ここでは、比重が大きいインクの一種である磁性体を有するインクに対して有効である。
また、吐出面に残ったインクを、キャップ内に設けられた吸収体と接触させ、キャップ側に引き込み回収する構成をとる必要が無いため、従来技術のように、キャップ内の吸収体の位置を吐出面との接触部側に寄せた構成にする必要が無くなり、キャップのニップ部を清掃する吸収部材(スポンジ)にインクを付着させない構成をとることができ、キャップのニップ部を清掃するスポンジ部材に液体を付着させず、かつ液体吐出ヘッドの吐出面のインク付着量を少なくできるので、液体が意図しない位置に滴り落ちることがない維持ユニットを提供できる。
1000 回復装置
110 キャップ本体
112 キャップホルダ
113 バネ部材
115 吸収体
120 キャップ
131 吸引手段
132 排出経路
133 廃液タンク
152 キャップユニット
160 誘導部材
300 吐出面払拭部材
310 第3駆動手段
400 液滴吐出ユニット
410 第1駆動手段
500 吸収部材
510 第2駆動手段
特開2012-061680号公報

Claims (9)

  1. 磁性を有する液滴を吐出する液体吐出ユニットの吐出面をキャッピングするキャップと、
    前記キャップ内に配置され、前記吐出面に吐出された液滴を吸収するための吸収体と、
    前記吸収体に吸収される前記液滴を吸引する吸引手段と、
    前記液滴を前記キャップに誘導する磁性体を有する誘導部材と、
    を備えることを特徴とする回復装置。
  2. 前記誘導部材は、当該誘導部材と前記液滴との間に生じる磁力の大きさに応じて配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回復装置。
  3. 前記誘導部材は、前記キャップ内に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回復装置。
  4. 前記誘導部材は、当該誘導部材と前記液滴との間に生じる磁力の大きさが所定の閾値よりも小さい場合に前記キャップ内に配置される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の回復装置。
  5. 前記誘導部材は、当該誘導部材に生じさせる磁力の有無を切り替える切替機構を有し、
    前記切替機構は、前記キャップ内に誘導された前記液滴を排出する際に前記磁力を生じさせないように制御される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回復装置。
  6. 前記誘導部材は、前記液滴の種類に応じて配置が定められる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回復装置。
  7. 前記誘導部材は、当該誘導部材に対して、磁性体を近接または接触させて磁界をかけることにより、磁力の有無が切り替えられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回復装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の回復装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1~7のいずれか1項に記載の回復装置を備えたことを特徴とする液体を吐出する装置。
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