JP2001129718A - シャーリングマシン - Google Patents

シャーリングマシン

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JP2001129718A
JP2001129718A JP31610199A JP31610199A JP2001129718A JP 2001129718 A JP2001129718 A JP 2001129718A JP 31610199 A JP31610199 A JP 31610199A JP 31610199 A JP31610199 A JP 31610199A JP 2001129718 A JP2001129718 A JP 2001129718A
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conveyor device
back gauge
shearing machine
abutment
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Taiji Yamatani
泰司 山谷
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Amada Metrecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークが位置決め時に垂れ下がることなく正
確に位置決めを行い、また残ったワークを取り除くこと
なく剪断加工されたワークを前方に搬出するようにして
搬出効率を向上させたシャーリングマシンを提供する。 【解決手段】 テーブル2の後方に上刃6及び下刃3と
バックゲージ7とコンベア装置12をそれぞれ設置し、
上記バックゲージ7をコンベア装置12に組み込み、テ
ーブル2を介して搬入されたワークWをコンベア装置1
2で支持しながらバックゲージ7に突き当てて位置決め
した後上刃6と下刃3で剪断加工し、該剪断加工された
ワークW1をバックゲージ7でクランプした状態でコン
ベア装置12上を前進させ残ったワークWを押し出しな
がら前方のテーブル2を介して搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャーリングマシ
ン、特にワークが位置決め時に垂れ下がることなく正確
に位置決めを行い、また残ったワークを取り除くことな
く剪断加工されたワークを前方に搬出できるようにした
シャーリングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】(1)第1従来技術について(図9)。 従来のシャーリングマシンは、例えば図9に示す構成を
有している。
【0004】即ち、図9において、シャーリングマシン
は、テーブル60の後部に取り付けられた下刃62と、
その直上方のワーク板押さえ61と、上下動するラム6
4に取り付けられた上刃63と、ワークWを位置決めす
るバックゲージ70を有する。
【0005】上記バックゲージ70は、突当67を有
し、該突当67はナット66を介してボールねじ68に
螺合し、該ボールねじ68は、モータ69に結合され、
該モータ69は、上記ラム64に一体的に取り付けられ
たラムフレーム65に固定されている。
【0006】この構成により、先ず、モータ69を作動
してボールねじ68を回転することにより、突当67を
Y軸方向に移動して位置を調整しておく。
【0007】この状態で、テーブル60を介して搬入し
たワークWを上記バックゲージ70の突当67に突き当
てて位置決めした後、ラム64を介して上刃63を下降
し、下刃32と協働してワークWに剪断加工を施す。
【0008】(2)第2従来技術について(図10)。
【0009】他の従来のシャーリングマシンは、例えば
図10に示す構成を有している。
【0010】即ち、図10において、シャーリングマシ
ンは、バックゲージ70の下方にコンベアベルト71を
有している
【0011】この構成により、前記と(図9)同様にテ
ーブル60を介して搬入したワークWを上記バックゲー
ジ70の突当67に突き当てて位置決めした後、コンベ
アベルト71を下方に傾斜させると共に、ラム64を介
して上刃63を下降し、下刃32と協働してワークWに
剪断加工を施す。
【0012】剪断加工後は、コンベアベルト71を水平
にしてそれを逆転させることにより、その上の剪断加工
されたワークW1をテーブル60を介して前方に搬出す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】(1)第1従来技術の(図9)課題。
【0015】しかし、上記図9に示す従来のシャーリン
グマシンにおいては、バックゲージ70の下方にワーク
Wを支持する手段が設けられていない。
【0016】このため、テーブル60を介して搬入され
たワークWを、突当67に突き当てて位置決めしようと
する場合に、該ワークWが垂れ下がってしまい、正確な
位置決めができないことがある。
【0017】(2)第2従来技術の(図10)課題。
【0018】また、図10に示す従来のシャーリングマ
シンにおいては、テーブル60上に残っている元のワー
クWが大きいと、コンベアベルト71が空回りしてしま
って、この残ったワークWに遮られて剪断加工されたワ
ークW1が前進できない。
【0019】従って、残ったワークWを予め取り除いて
おかなければ、剪断加工されたワークW1をテーブル6
0を介して前方に搬出することができず、搬出効率が低
下する。
【0020】本発明の目的は、ワークが位置決め時に垂
れ下がることなく正確に位置決めを行い、また残ったワ
ークを取り除くことなく剪断加工されたワークを前方に
搬出するようにして搬出効率を向上させたシャーリング
マシンを提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】
【0022】上記課題を解決するため、本発明は、図1
に示すように、テーブル2の後方に上刃6及び下刃3と
バックゲージ7とコンベア装置12をそれぞれ設置し、
上記バックゲージ7をコンベア装置12に組み込み、テ
ーブル2を介して搬入されたワークWをコンベア装置1
2で支持しながらバックゲージ7に突き当てて位置決め
した後上刃6と下刃3で剪断加工し、該剪断加工された
ワークW1をバックゲージ7でクランプした状態でコン
ベア装置12上を前進させ残ったワークWを押し出しな
がら前方のテーブル2を介して搬出することを特徴とす
るシャーリングマシンという手段を講じている。
【0023】従って、本発明の構成によれば、バックゲ
ージ7をコンベア装置12に組み込んだことにより、ワ
ークWをコンベア装置12で支持しながらバックゲージ
7に突き当てて位置決めすることができるので(図6
(A))、該ワークWが垂れ下がることなく正確に位置
決めが行われる。
【0024】また、剪断加工されたワークW1をバック
ゲージ7でクランプした状態でコンベア装置12上を前
進させ残ったワークWを押し出しながらテーブル2を介
して搬出するので(図6(D))、残ったワークWを取
り除くことなく剪断加工されたワークW1を前方に搬出
可能となり、そのため作業者の手を煩わすことなく搬出
効率が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は、本発明の実
施の形態を示す全体図である。
【0026】シャーリングマシンは、サイドフレーム4
を有し、該サイドフレーム4の前側の下方には、下部フ
レーム1が設けられている。
【0027】そして、下部フレーム1の上部には、テー
ブル2が取り付けられ、該テーブル2の後方肩部には下
刃3が設けられている。
【0028】また、サイドフレーム4には、上下動可能
なラム5が取り付けられ、該ラム5の下部には、上刃6
が取り付けられ、該上刃6と前記下刃3の協働によりワ
ークWに介して剪断加工が行われるようになっている。
【0029】更に、サイドフレーム4の前側上部には、
上部フレーム32が設けられ、該上部フレーム32の下
部には、上下動可能なワーク板押さえ33が取り付けら
れている。
【0030】上記サイドフレーム4の下方には、バック
ゲージ7が設置され、該バックゲージ7はコンベア装置
12に組み込まれている(図2、図3)。
【0031】即ち、コンベア装置12は(図2)、X軸
方向に並列に配置された無端コンベアベルト16a、1
6b、16cにより構成され、中央の無端コンベアベル
ト16aは幅が広く形成され(図3)、その両側の無端
コンベアベルト16b、16cは幅が狭く形成されてい
る。
【0032】そして、上記バックゲージ7は、中央の無
端コンベアベルト16aと両側の無端コンベアベルト1
6b、16cの間に配置されている。
【0033】また、コンベア装置12は支持フレーム1
3a、13b、13cを、バックゲージ7は筐体フレー
ム37をそれぞれ有する。
【0034】そして、支持フレーム13a、13b、1
3cの前部と筐体フレーム37の前部には(図1、図
2)、それぞれシリンダ21と22が結合されている。
【0035】即ち、床27上のベースフレーム29上
(図1)には、上記支持フレーム13a、13b、13
cの前部と筐体フレーム37の前部に対応する部分に、
シリンダ21と22が設置されている。
【0036】そして、シリンダ21、22のピストンロ
ッド23、25は、ヒンジピン24、26を介して上記
支持フレーム13a、13b、13c、筐体フレーム3
7の前部にそれぞれ結合されている。
【0037】また、支持フレーム13a、13b、13
cの後部と筐体フレーム37の後部は、テーブル2と同
じ高さにおいて、後述する駆動軸17を介してベースフ
レーム29に旋回自在に取り付けられている。
【0038】この構成により、シリンダ21、22を作
動しバックゲージ7とコンベア装置12を駆動軸17を
支点として上下方向に旋回させることにより、例えばテ
ーブル2と同じ高さに水平にし(例えば図6(A))又
はテーブル2より低く傾斜させることができる(例えば
図6(C))。
【0039】また、コンベア装置12のシリンダ21
と、バックゲージ7のシリンダ22は、同時に作動する
場合もあり(例えば図7(B))、別々に作動する場合
もある(例えば図7(C))。
【0040】上記支持フレーム13a、13b、13c
には、無端コンベアベルト16a、16b、16cが回
転可能に取り付けられている。
【0041】即ち、上記各支持フレーム13a、13
b、13cの前端には、共通の従動軸20を介して従動
プーリ14a、14b、14cが、後端には、共通の駆
動軸17を介して駆動プーリ15a、15b、15cが
それぞれ回転可能に取り付けられ、共通の駆動軸17は
タイミングベルト40を介してベースフレーム29上の
モータMの回転軸41に結合されている。
【0042】上記従動プーリ14a、14b、14cと
駆動プーリ15a、15b、15cには、無端コンベア
ベルト16a、16b、16cが巻回されている。
【0043】そして、各無端コンベアベルト16a、1
6b、16cは、駆動プーリ15a、15b、15cと
従動プーリ14a、14b、14cの内側に取り付けら
れた補助プーリ18aと19a、18bと19b、18
cと19cに案内されている。
【0044】また、上記共通の従動軸20は(図2)、
バックゲージ7の筐体フレーム37に(図4)形成され
た上下方向に長い開口部37Bを貫通してX軸方向に延
びており、該開口部37B内を上下動可能となってい
る。
【0045】更に、上記共通の駆動軸17は、該筐体フ
レーム37に形成された円形の開口部37Cを貫通して
X軸方向に延びている。
【0046】この構成により、無端コンベアベルト16
a、16b、16cは、シリンダ21を作動することに
より、バックゲージ7とは独立してそれと干渉しないで
例えば図7(C)に示すように駆動軸17を支点として
従動軸20側が上昇して傾斜可能である。
【0047】また、無端コンベアベルト16a、16
b、16cは、モータMを(図1、図2)駆動すること
により、逆転・正転ができるようになっている。
【0048】例えば、サポートモードの離反工程時にお
いて(図7(C))、前記したように従動軸20側を上
昇させてコンベア装置12全体をバックゲージ7に対し
て傾斜させた後、その無端コンベアベルト16a、16
b、16cを逆転させて剪断加工されたワークW1を前
方に移動させることにより、開放された突当10から一
旦離す。
【0049】また、例えば、上記サポートモードの搬出
工程時において(図7(D))、バックゲージ7の突当
10を没入させた後、無端コンベアベルト16a、16
b、16cを正転させることにより剪断加工されたワー
クW1を没入した突当10の上方を通過させ、後述する
整列プレート30を介してワーク収納装置28に収納す
る。
【0050】一方、バックゲージ7の筐体フレーム37
内には、Y軸モータMyで回転駆動するボールねじ8が
収納され、該ボールねじ8に螺合するナット9には、取
付部材11を介して突当10が取り付けられ、該突当1
0は、その前部に切欠部10Aを有している。
【0051】また、上記ボールねじ8の直上方には、Y
軸方向に延びる長溝37Aが(図4)形成され、該長溝
37Aの幅は、上記突当10の幅よりも若干大きく形成
されている。
【0052】この構成により、Y軸モータMyを作動す
れば(図5(A))、突当10は長溝37Aに沿ってY
軸方向に移動する。
【0053】それにより、例えばワークW位置決め時に
(例えば図6(A))おける突当10の位置が調整さ
れ、調整後の突当10の切欠部10AにワークWを突き
当てることにより位置決めを行うことができる。
【0054】そして、この場合には、ワークWは(例え
ば図6(A))前記コンベア装置12の無端コンベアベ
ルト16a、16b、16cに支持されながら突当10
に突き当てて位置決めすることができる。
【0055】従って、本発明によれば、ワークWは、位
置決め時に垂れ下がることなく、正確に位置決めが行わ
れるようになる。
【0056】上記突当10は、回転軸38を介して取付
部材11に開閉自在に取り付けられ、該取付部材11の
後面には、シリンダ42が固定され、該シリンダ42は
突当10の後部底面に結合されている。
【0057】この構成により、突当10は、シリンダ4
2を作動して(図5(B))回転軸38の回りで回転し
て閉じることにより、例えば剪断加工されたワークW1
をクランプする。
【0058】従って、この状態で上記Y軸モータMyを
作動することにより、剪断加工されたワークW1を、突
当10にクランプされたままコンベア装置12上を前進
させ残ったワークWを押し出しながら前方のテーブル2
を介して搬出することができる(図6(D))。
【0059】従って、本発明によれば、テーブル2上に
残ったワークWを取り除くことなく剪断加工されたワー
クW1を前方に搬出できるので、搬出効率が向上する。
【0060】また、上記突当10が取り付けられている
取付部材11はシリンダ35とガイド39・支持棒36
を介してナット9に結合している。
【0061】この構成により、シリンダ35を作動すれ
ば、突当10が上下動することにより、該突当10はそ
れより幅が大きい前記長溝37Aに対して出没可能であ
る(図5(C))。
【0062】例えば、テーブル2を介して搬入されたワ
ークWを位置決めする場合には(例えば図6(A))、
シリンダ35を作動して突当10を長溝37Aから突出
させておく(図5(A))。
【0063】また、例えば、前記リターンモードにおけ
る搬出工程時には(図6(D))、シリンダ35を作動
して突当10を長溝37Aから突出させた状態で剪断加
工されたワークW1をクランプして前方から搬出する
(図5(B))。
【0064】しかし、サポートモードにおける搬出工程
時には(図7(D))、シリンダ35を作動して突当1
0を長溝37A(図5(C))より没入させておき、そ
の上の無端コンベアベルト16a、16b、16c上を
剪断加工されたワークW1が後方に搬送されるようにす
る。
【0065】更に、上記コンベア装置12を構成する無
端コンベアベルト16a、16b、16cの前端には、
ワークシュータ34が、後端には、前記整列プレート3
0がそれぞれ設けられている。
【0066】この構成により、残材Waが形成された場
合には(図8(B))、前記ワークシュータ34を開く
ことにより、該残材Waを床27上(図1)のスクラッ
プボックス31に落下させる。
【0067】また、例えば、アンダーモードにおいて
(図8(A))、剪断加工されたワークW1が、没入し
た突当10の上方であって、傾斜したコンベア装置12
の無端コンベアベルト16a、16b、16c上を搬送
されて上記整列プレート30を介してワーク収納装置2
8に収納される。
【0068】以下、上記構成を有する本発明の動作を説
明する。
【0069】(1)リターンモードによる動作(図
6)。
【0070】位置決め工程時の動作(図6(A)
)。
【0071】位置決め工程時には(図6(A))、シリ
ンダ21、22を作動しコンベア装置12とバックゲー
ジ7をテーブル2と同じ高さ位置まで上昇させて水平に
すると共に、長溝37Aから(図4、図5(A))突出
した突当10を前後方向に移動させることにより、ワー
クW位置決め時の位置を調整する。
【0072】この状態で、テーブル2を介して搬入した
ワークWを、上記コンベア装置12の無端コンベアベル
ト16a、16b、16cで支持しながら突当10に突
き当てて位置決めする。
【0073】クランプ工程時の動作(図6(B))。
【0074】次に、シリンダ35を(図4、図5
(B))作動して突当10を閉じることにより(図6
(B))、上記位置決めされたワークWをクランプす
る。
【0075】この場合、ワークWを支持しているコンベ
ア装置12と、該ワークWをクランプしているバックゲ
ージ7は、水平のままである。
【0076】剪断工程時の動作(図6(C))。
【0077】剪断工程時には(図6(C))、その直前
に予めシリンダ21、22を作動して、コンベア装置1
2とバックゲージ7をテーブル2に対して下方に傾斜し
ておく。
【0078】この状態で、上刃6を下降し、下刃3と協
働してワークWを剪断加工し、その剪断加工されたワー
クW1は、前記閉じた突当10でクランプされた状態で
傾斜したコンベア装置12の無端コンベアベルト16
a、16b、16cで受ける。
【0079】搬出工程時の動作(図6(D))。
【0080】搬出工程時には(図6(C))、シリンダ
21、22を作動してコンベア装置12とバックゲージ
7をテーブル2と同じ高さまで上昇させて水平にする。
【0081】この状態で突当10を前進させれば、剪断
加工されたワークW1は、該突当10でクランプされた
状態で無端コンベアベルト16a、16b、16c上を
前進する。
【0082】従って、剪断加工されたワークW1は、そ
の前端でテーブル2上の残ったワークWを押し出しなが
ら該テーブル2を介して搬出される。
【0083】(2)サポートモードによる動作(図
7)。
【0084】位置決め工程時の動作(図7(A)
)。
【0085】位置決め工程時には(図7(A))、
(1)のリターンモードにおける位置決め工程と同様
に、シリンダ21、22を作動しコンベア装置12とバ
ックゲージ7をテーブル2と同じ高さ位置まで上昇させ
て水平にすると共に、長溝37Aから(図4、図5
(A))突出した突当10を前後方向に移動させること
により、ワークW位置決め時の位置を調整する。
【0086】この状態で、テーブル2を介して搬入した
ワークWを、上記コンベア装置12の無端コンベアベル
ト16a、16b、16cで支持しながら突当10に突
き当てて位置決めする。
【0087】剪断工程時の動作(図7(B))。
【0088】剪断工程時には(図7(B))、その直前
に予めシリンダ21、22を作動して、コンベア装置1
2とバックゲージ7をテーブル2に対して下方に傾斜し
ておく。
【0089】この状態で、上刃6を下降し、下刃3と協
働してワークWを剪断加工し、その剪断加工されたワー
クW1は、前記突出した突当10に突き当てた状態で傾
斜したコンベア装置12の無端コンベアベルト16a、
16b、16cで受ける。
【0090】離反工程時の動作(図7(C))。
【0091】次に、シリンダ21、22を作動してコン
ベア装置12とバックゲージ7を水平に戻し、その後シ
リンダ21のみを作動してコンベア装置12をバックゲ
ージ7より若干上方に傾斜させ(図7(C))、更にシ
リンダ42を(図4)作動して突当10を開放してお
く。
【0092】この状態でコンベア装置12の無端コンベ
アベルト16a、16b、16cを逆転させれば(図7
(C))、その上の剪断加工されたワークW1は前進し
て上記開放した突当10から離れる。
【0093】搬出工程時の動作(図7(D))。
【0094】搬出工程時時には(図7(D))、コンベ
ア装置12とバックゲージ7との位置関係はそのままに
してシリンダ35を(図4、図5(C))作動して突当
10を没入させる。
【0095】この状態でコンベア装置12の無端コンベ
アベルト16a、16b、16cを正転させれば(図7
(D))、その上の剪断加工されたワークW1は、没入
した突当10の上方を通過して後方へ搬送され、整列プ
レート30を介してワーク収納装置28に収納される。
【0096】その後、コンベア装置12をバックゲージ
7と同様に水平にしておく。
【0097】(3)アンダーモードによる動作(図
8)。
【0098】アンダーモードによる動作を行う場合には
(図8)、予めコンベア装置12とバックゲージ7を後
部が上になるように傾斜させておく。
【0099】この状態で、剪断工程時には(図8
(A))、上刃6と下刃3との協働によりワークWを剪
断加工し、その剪断加工されたワークW1を上記傾斜し
たコンベア装置12の無端コンベアベルト16a、16
b、16cで受ける。
【0100】そして、シリンダ35を(図4、図5
(C))作動して突当10を没入させた後、無端コンベ
アベルト16a、16b、16cを正転させれば(図8
(A))、剪断加工されたワークW1は、没入した突当
10の上方を通過して後方へ搬送され、整列プレート3
0を介してワーク収納装置28に収納される。
【0101】また、残材処理工程時には(図8
(B))、ワークシュータ34を開き、その直下のスク
ラップボックス31へ残材Waを落下させる。
【0102】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、バック
ゲージをコンベア装置に組み込んだことにより、ワーク
をコンベア装置で支持しながらバックゲージに突き当て
て位置決めすることができるので、該ワークが垂れ下が
ることなく正確に位置決めが行われ、また剪断加工され
たワークをバックゲージでクランプした状態でコンベア
装置上を前進させ残ったワークを押し出しながらテーブ
ルを介して搬出するので、残ったワークWを取り除くこ
となく剪断加工されたワークを前方に搬出可能となり、
そのため作業者の手を煩わすことなく搬出効率が向上す
るシャーリングマシンを提供するという効果を奏するこ
ととなった。
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体図である。
【図2】本発明によるバックゲージ7とコンベア装置1
2の関係を示す図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】本発明によるバックゲージ7の詳細を示す図で
ある。
【図5】図4の動作説明図である。
【図6】本発明のリターンモードによる動作を説明する
図である。
【図7】本発明のサポートモードによる動作を説明する
図である。
【図8】本発明のアンダーモードによる動作を説明する
図である。
【図9】第1従来技術の説明図である。
【図10】第2従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 下部フレーム 2 テーブル 3 下刃 4 サイドフレーム 5 ラム 6 上刃 7 バックゲージ 8 ボールねじ 9 ナット 10 突当 11 取付部材 12 コンベア装置 13 コンベアフレーム 14 従動プーリ 15 駆動プーリ 16 コンベアベルト 17 駆動軸 18、19 補助プーリ 20 従動軸 21、22、35、42 シリンダ 23、25 ピストンロッド 24、26 ヒンジピン 27 床 28 ワーク収納装置 29 ベースフレーム 30 整列プレート 31 スクラップボックス 32 上部フレーム 33 ワーク板押さえ 34 ワークシュータ 36 支持棒 37 フレーム支持体 38 突当10の回転軸 39 ガイド 40 タイミングベルト 41 モータMの回転軸 W ワーク W1 剪断加工されたワーク Wa 残材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの後方に上刃及び下刃とバック
    ゲージとコンベア装置をそれぞれ設置し、上記バックゲ
    ージをコンベア装置に組み込み、テーブルを介して搬入
    されたワークをコンベア装置で支持しながらバックゲー
    ジに突き当てて位置決めした後上刃と下刃で剪断加工
    し、該剪断加工されたワークをバックゲージでクランプ
    した状態でコンベア装置上を前進させ残ったワークを押
    し出しながら前方のテーブルを介して搬出することを特
    徴とするシャーリングマシン。
  2. 【請求項2】 上記コンベア装置が中央とその両側に配
    置された無端コンベアベルトを有し、バックゲージが中
    央の無端コンベアベルトと両側の無端コンベアベルトの
    間に配置されている請求項1記載のシャーリングマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 上記バックゲージとコンベア装置の前部
    にシリンダが結合され、該バックゲージとコンベア装置
    が後部を支点として前部を上下動させる請求項1記載の
    シャーリングマシン。
  4. 【請求項4】 上記バックゲージが筐体フレームを有
    し、該筐体フレームにはモータに結合されたボールねじ
    が収納され、該ボールねじに螺合したナットには、取付
    部材を介して突当が取り付けられ、該ボールねじの直上
    方には長溝が前後方向に形成されていてその幅は突当の
    幅より若干大きい請求項1記載のシャーリングマシン。
  5. 【請求項5】 上記モータによりボールねじを回転駆動
    することにより、突当が長溝に沿って前後方向に移動す
    る請求項4記載のシャーリングマシン。
  6. 【請求項6】 上記突当が回転軸とシリンダを介して取
    付部材に取り付けられ、シリンダにより突当が回転軸の
    回りで回転して閉じることにより剪断加工されたワーク
    をクランプするようになっている請求項4記載のシャー
    リングマシン。
  7. 【請求項7】 上記突当が取り付けられている取付部材
    がシリンダを介してナットに結合し、シリンダにより突
    当が上下動することにより長溝に対して出没可能となっ
    ている請求項4記載のシャーリングマシン。
  8. 【請求項8】 上記コンベア装置が支持フレームを有
    し、該支持フレームには、無端コンベアベルトが逆転・
    正転可能に取り付けられている請求項1記載のシャーリ
    ングマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112719402A (zh) * 2020-12-01 2021-04-30 江西宇丰铝业新材料有限公司 一种全自动铝锭切割设备
CN114559475A (zh) * 2022-02-08 2022-05-31 山东电力设备有限公司 一种纸垫条自动裁剪工艺方法

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