JP2001129185A - パチンコ機および記憶媒体 - Google Patents

パチンコ機および記憶媒体

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JP2001129185A
JP2001129185A JP31646699A JP31646699A JP2001129185A JP 2001129185 A JP2001129185 A JP 2001129185A JP 31646699 A JP31646699 A JP 31646699A JP 31646699 A JP31646699 A JP 31646699A JP 2001129185 A JP2001129185 A JP 2001129185A
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JP31646699A
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English (en)
Inventor
Koji Akamatsu
浩司 赤松
Hitoshi Kobayashi
斎 小林
Masayuki Shigeta
正幸 繁田
Yasushi Nakada
康司 中田
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に停止図柄に対する期待を持たせるた
めの演出の単純化を解消することにより、遊技者の興趣
が高まった状態を長時間維持することができるパチンコ
機を実現する。 【解決手段】 センターケース30に備えられた特別図
柄表示装置34には、遮蔽板35がモータ駆動により昇
降可能に設けられている。遮蔽板35は、通常、第2表
示領域D2および第3表示領域D3を遮蔽して第1表示
領域D1のみを表示しており、遊技球が第1種始動口を
通過すると第1表示領域D1の各特別図柄が変動を開始
し、所定時間経過後、遮蔽板35が下降し、第2表示領
域D2が表示され、第2表示領域D2の各特別図柄が変
動を開始する。続いて、所定時間経過後、遮蔽板35が
下降し、第3表示領域D3が表示され、第3表示領域D
3の各特別図柄が変動を開始する。そして、いずれかの
表示領域に所定の図柄が停止すると大当りが発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄表示手段によ
って変動表示された図柄の停止図柄が所定の図柄になっ
た場合に、遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態、
たとえば大当り状態になるパチンコ機であって、上記図
柄表示手段によって表示される図柄を視認可能な表示領
域の大きさを変化させることにより、遊技の興趣を高め
ることができるパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記パチンコ機として、たとえば
特開平4−117981号公報に記載のパチンコ機が知
られている。このパチンコ機は、複数の図柄表示器のう
ち最後に変動停止される図柄表示器の前面を遊技者が視
認し難いように被覆するシャッター部材と、このシャッ
ター部材をソレノイドの駆動力によって昇降させる機構
とを設け、最後に変動停止する図柄表示器以外の図柄表
示器の変動表示が停止し、その停止時の図柄が大当り図
柄の組合せとなる可能性があるときに上記シャッター部
材を下降させて、最後に変動停止される図柄表示器の変
動表示を遊技者に視認できるようにしたことを特徴とし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
パチンコ機は、最後に変動停止する図柄表示器を被覆し
ているシャッター部材を大当りの可能性がある場合にの
み下降させ、大当りの可能性のない場合はシャッター部
材が上昇した状態となる。つまり、最後に変動停止する
図柄表示器の表示部分を全部遮蔽して全く視認できない
状態と、上記表示部分を全部視認できる状態のいずれか
を選択する二者択一的である。また、ソレノイドを用い
てシャッター部材を下降させるため、シャッター部材は
一瞬のうちに下降するので、最後に変動停止する図柄表
示器の表示部分が一瞬に現れてしまう。したがって、上
記従来のパチンコ機は、変動表示している図柄を隠した
り見せたりすることにより、遊技者に停止図柄に対する
期待を持たせるための演出が単純であるため、その演出
に対する飽きが早期に到来するので、遊技者の興趣が高
まった状態を長時間維持することが困難という問題があ
った。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、遊技者に停止図柄に対する期
待を持たせるための演出の単純化を解消することによ
り、遊技者の興趣が高まった状態を長時間維持すること
ができるパチンコ機を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用および効果】本発明
は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明で
は、図柄を変動表示する図柄表示手段を備え、その図柄
表示手段によって変動表示された図柄が、所定の図柄に
なった場合に、遊技者に所定の利益を付与可能な状態に
なるパチンコ機において、所定の条件が成立した場合
に、前記図柄表示手段によって表示される図柄を視認可
能な表示領域の大きさが複数段階に変化するように制御
する制御手段を備えたという技術的手段を用いる。
【0006】制御手段は、所定の条件が成立した場合
に、図柄表示手段によって表示される図柄を視認可能な
表示領域の大きさが複数段階に変化するように制御す
る。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するよ
うに、大当り特別乱数テーブル85c(図11(C))
から所定の大当り特別乱数値を選択したという条件(所
定の条件)が成立した場合に、特別図柄表示装置34
(図柄表示手段)によって表示される視認可能な表示領
域34bが、第1表示領域D1→(第1表示領域D1+
第2表示領域D2)→(第1表示領域D1+第2表示領
域D2+第3表示領域D3)というように3段階に大き
くなるように制御する。つまり、図柄表示手段によって
変動表示される視認可能な表示領域が、徐々に増加でき
るように制御する。したがって、遊技者は、視認可能な
表示領域が大きくなるにつれて、変動表示される図柄が
どのような図柄だろうかという期待を徐々に高めて行く
ことができるため、遊技者に停止図柄に対する期待を持
たせるための演出の単純化を解消することができるの
で、遊技者の興趣が高まった状態を長時間維持すること
ができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のパチンコ機において、前記制御手段は、前記視認可
能な表示領域の少なくとも一部を遮蔽し、前記所定の条
件が成立した場合に、前記視認可能な表示領域を遮蔽す
る遮蔽領域の大きさが複数段階に変化するように制御す
るという技術的手段を用いる。
【0008】制御手段は、視認可能な表示領域の少なく
とも一部を遮蔽し、所定の条件が成立した場合に、遮蔽
手段が上記視認可能な表示領域を遮蔽する遮蔽領域の大
きさが複数段階に変化するように制御する。つまり、上
記視認可能な表示領域を遮蔽する遮蔽領域の大きさが複
数段階に変化するように制御することにより、上記視認
可能な表示領域の大きさが複数段階に変化するように制
御することができる。
【0009】特に、請求項3に記載の発明のように、図
柄表示手段は図柄を電気的に変動表示し、制御手段は、
視認可能な表示領域の少なくとも一部を電気的に遮蔽す
るという技術的手段を用いることにより、視認可能な表
示領域の大きさが複数段階に変化するように制御するこ
とができる。たとえば、後述する発明の実施の形態に記
載するように、液晶表示を無模様とすることにより形成
される遮蔽領域の大きさが(第2表示領域D2+第3表
示領域D3)→第3表示領域D3→大きさなしというよ
うに3段階に小さくなるように制御する。このように液
晶表示を用いれば遮蔽領域を容易に作り出すことができ
るし、その大きさを容易に制御することもできる。
【0010】また、請求項4に記載の発明のように、図
柄表示手段は、図柄を変動表示し、制御手段は、視認可
能な表示領域の少なくとも一部を機械的に遮蔽するとい
う技術的手段を用いることにより、視認可能な表示領域
の大きさが複数段階に変化するように制御することがで
きる。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載する
ように、液晶表示基板34cの前面(遊技者が視認する
側の面)に、不透明な材料によって板状に形成された遮
蔽板35をモータ駆動により昇降可能に設け、遮蔽領域
の大きさが(第2表示領域D2+第3表示領域D3)→
第3表示領域D3→大きさなしというように3段階に小
さくなるように制御する。このように機械的に昇降する
遮蔽板を用いれば遮蔽領域を容易に作り出すことができ
るし、その大きさを容易に制御することもできる。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項2ない
し請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記制御手段は、前記視認可能な表示領域の少なく
とも一部に前記図柄以外のものを表示し、その図柄以外
のものを前記図柄に変化させるという技術的手段を用い
る。
【0012】制御手段は、視認可能な表示領域の少なく
とも一部に図柄以外のものを表示し、その図柄以外のも
のを図柄に変化させる。つまり、図柄以外のものを表示
し、図柄を視認できなくすることにより、図柄を視認可
能な表示領域を遮蔽することができる。そして、図柄以
外のものを図柄に変化させることにより、図柄を視認可
能な表示領域の大きさを複数段階に変化させることがで
きる。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載する
ように、図柄以外の模様を表示し、その表示面積を徐々
に減少させることにより、図柄を視認可能な表示領域の
大きさを複数段階に変化させることができる。このよう
に、図柄を視認可能な表示領域を図柄以外の模様などで
遮蔽することができるため、無模様の遮蔽領域を形成す
る場合よりも、視覚的な楽しさを作り出すことができ
る。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記図柄表示手段は、複数の図柄を変動表示し、前
記制御手段は、前記所定の条件が成立した場合に、前記
図柄表示手段によって表示される視認可能な図柄の数が
複数段階に増加するように制御するという技術的手段を
用いる。
【0014】図柄表示手段は複数の図柄を変動表示し、
制御手段は所定の条件が成立した場合に、図柄表示手段
によって表示される視認可能な図柄の数が複数段階に増
加するように制御する。つまり、図柄を視認可能な表示
領域の大きさが複数段階に変化する態様としては、図柄
を構成する部分が徐々に視認可能となる(一部が欠けて
いた状態から徐々に全体が現れる)ように変化する態様
と、図柄が複数表示される場合に、視認可能な図柄の数
が徐々に増加する態様とがあるが、後者の態様の場合
は、遊技者は視認可能な図柄の数が増加するにつれて停
止図柄に対する期待が膨らんで行くため、遊技の興趣を
高めることができる。
【0015】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記図柄表示手段は、前記図柄が複数箇所に並べて
変動表示される組を複数組表示し、前記制御手段は、前
記所定の条件が成立した場合に、前記図柄表示手段によ
って表示される組の数が複数段階に増加するように制御
するという技術的手段を用いる。
【0016】図柄表示手段は、図柄が複数箇所に並べて
変動表示される組を複数組表示し、制御手段は、所定の
条件が成立した場合に、図柄表示手段によって表示され
る組の数が複数段階に増加するように制御する。たとえ
ば、後述する発明の実施の形態に記載するように、特別
図柄表示装置34(図柄表示手段)が、変動表示する3
つの図柄からなる組を第1表示領域D1、第2表示領域
D2および第3表示領域D3の3つの表示領域にそれぞ
れ表示可能な場合に、第1表示領域D1→(第1表示領
域D1+第2表示領域D2)→(第1表示領域D1+第
2表示領域D2+第3表示領域D3)というように、視
認可能な組が3段階に増加するように制御する。したが
って、遊技者は、表示される組が大当りを示す組合せで
あるか否かの期待を高めながら、複数段階楽しむことが
できる。また、複数組表示されてから所定の組が再度変
動表示するように制御したり、総ての組が表示されてか
ら所定の組が再度変動表示するように制御することもで
きる。
【0017】請求項8に記載の発明では、請求項1ない
し請求項7のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記制御手段は、前記所定の条件が成立した場合
に、前記視認可能な表示領域の大きさを複数段階に変化
させるとともに、前記図柄が前記所定の図柄になるか否
かを演出する表示を行うという技術的手段を用いる。
【0018】制御手段は、所定の条件が成立した場合
に、視認可能な表示領域の大きさを複数段階に変化させ
るとともに、図柄が所定の図柄になるか否かを演出する
表示を行う。つまり、視認可能な表示領域の大きさが複
数段階に変化する態様としては、図柄の変動表示が停止
してから上記表示領域を徐々に大きくする態様と、図柄
が所定の図柄になるか否かを演出しながら上記表示領域
を徐々に大きくする態様とがあるが、本請求項に記載の
技術的手段のように図柄が所定の図柄になるか否かの演
出をも行うことにより、遊技者は、徐々に大きくなる表
示領域から得られる情報によって停止図柄に対する期待
と、上記演出によって得られる情報によって停止図柄に
対する期待との相乗効果によって倍増した興趣を味わう
ことができる。
【0019】請求項9に記載の発明では、請求項1ない
し請求項8のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記制御手段は、前記所定の条件が成立した場合
に、前記視認可能な表示領域の大きさを複数段階に変化
させるとともに、前記所定の利益が前記遊技者に付与さ
れる予告表示を行うという技術的手段を用いる。
【0020】制御手段は、所定の条件が成立した場合
に、視認可能な表示領域の大きさを複数段階に変化させ
るとともに、所定の利益が遊技者に付与される予告表示
を行う。つまり、遊技者は、視認可能な表示領域の変化
による停止図柄に対する期待と、将来、所定の利益が付
与される可能性のあることを知ることによる後の遊技に
対する期待との相乗効果によって倍増した興趣を味わう
ことができる。また、上記予告表示は、上記表示領域に
何らかの具体的な表示を行う構成の他に、図柄や図柄の
背景を点滅させたり、輝度を変化させたり、表示色を変
化させたりする構成などを用いることもできる。
【0021】請求項10に記載の発明では、請求項1な
いし請求項9のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記視認可能な表示領域に所定のメッセージを表示
するメッセージ表示手段を備えるという技術的手段を用
いる。
【0022】メッセージ表示手段は、視認可能な表示領
域に所定のメッセージを表示する。たとえば、後述する
発明の実施の形態に記載するように、下皿22が賞球で
満杯になった際に、「球を抜いて下さい」というメッセ
ージを表示する。このとき、表示するメッセージの長
さ、または、文字の大きさなどに対応して上記表示領域
を複数段階に変化させることができる。また、メッセー
ジを表示するための専用の表示部を設ける必要がない。
【0023】請求項11に記載の発明では、請求項1な
いし請求項10のいずれか1つに記載のパチンコ機にお
いて、前記視認可能な表示領域に前記所定の利益の内容
を表示する利益内容表示手段を備えるという技術的手段
を用いる。
【0024】利益内容表示手段は、視認可能な表示領域
に所定の利益の内容を表示する。たとえば、後述する発
明の実施の形態に記載するように、実行したラウンド
数、当たり図柄および入賞球のカウント数などを表示す
る。このとき、表示する利益の内容を示す文字の数や大
きさ、あるいはメッセージなどの長さなどに対応して上
記表示領域を複数段階に変化させることができる。ま
た、利益の内容を表示するための専用の表示部を設ける
必要がない。なお、上記各請求項における遮蔽とは、完
全に視認不可能な状態、一部が視認可能な状態、一部ま
たは全体を完全に視認できないが、ぼんやりと視認でき
る不完全な状態の総てを含む意味である。
【0025】請求項12に記載の発明では、図柄を変動
表示する図柄表示手段を備え、その図柄表示手段によっ
て変動表示された図柄が、所定の図柄になった場合に、
遊技者に所定の利益を付与可能な状態になるパチンコ機
を機能させるためのコンピュータプログラムが記憶され
た記憶媒体において、所定の条件が成立した場合に、前
記図柄表示手段によって表示される図柄を視認可能な表
示領域の大きさが複数段階に変化するように制御する制
御プログラムを含むコンピュータプログラムが記憶され
たという技術的手段を用いる。
【0026】つまり、上記パチンコ機は、ROMやRA
Mなどの記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラム
をCPUが実行することによって機能するため、上記制
御プログラムが記憶されたROMやRAMなどの記憶媒
体をパチンコ機に取付けることにより、前述の目的を達
成できるパチンコ機を実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ機の一実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下の各
実施形態では、本発明のパチンコ機として、1種パチン
コ機を代表に説明する。 [全体の主要構成]まず、本実施形態のパチンコ機の主
要構成について図1を参照して説明する。図1は、本実
施形態のパチンコ機を正面から見た説明図である。パチ
ンコ機10には、内枠11が開閉可能に備えられてお
り、その内枠11には、金枠12が開閉可能に取付けら
れており、さらに金枠12には、ガラス枠26が開閉可
能に取付けられている。ガラス枠26の内部には、遊技
盤13が設けられており、この遊技盤13の左方には、
発射された遊技球を遊技領域へ案内するガイドレール1
4が設けられている。内枠11の右側には、ガラス枠2
6開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り16
が設けられおり、内枠11の上方には、枠ランプ17が
設けられている。
【0028】ガラス枠26の下には、前面板18が設け
られており、この前面板18の左側上部には、賞球が排
出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上
皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口1
9から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取
り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20
で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球
排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21
の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された
賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0029】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射するための発射装置ユニ
ット(図10に符号81で示す)を操作するための発射
ハンドル23が、回転可能に取付けられており、その発
射ハンドル23には、発射操作を停止するための発射停
止ボタン24が設けられている。また、上皿20の右方
には、上皿20に溜められた賞球を下皿22へ抜くため
の上皿球抜きレバー25がスライド可能に取付けられて
いる。さらに、内枠11の左側には、プリペイドカード
を挿入するスリット27aを有するプリペイドカードユ
ニット27が設けられている。
【0030】[遊技盤13の主要構成]次に、遊技盤1
3の主要構成についてそれを示す図2を参照して説明す
る。遊技盤13の略中央には、センターケース30が備
えられている。センターケース30には、それを正面か
ら見た拡大説明図である図3に示すように、天入賞口3
1と、3個のLED32a,32b,32cからなる普
通図柄表示装置32と、この普通図柄表示装置32の作
動される回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄
記憶表示LED33と、液晶表示で複数の図柄、たとえ
ば0〜9の特別図柄34aを変動表示する特別図柄表示
装置34と、この特別図柄表示装置34の始動回数を表
示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED3
3とが備えられている。
【0031】図2に示すように、センターケース30の
左右には、普通図柄表示装置32を作動させるための普
通図柄作動ゲート40,40が設けられている。センタ
ーケース30の下方には、特別図柄表示装置34を作動
させる機能を有する第1種始動口41が設けられてお
り、この第1種始動口41の下方には普通図柄表示装置
32の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放
する普通電動役物42が設けられている。開放された普
通電動役物42は、第1種始動口41と同様に、特別図
柄表示装置34を作動開始させる機能を備えている。普
通電動役物42の下方には、特別図柄表示装置34の停
止図柄が当たり図柄となった場合に作動する変動入賞装
置50が設けられている。
【0032】この変動入賞装置50には、当たりの発生
時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取り
付けられており、この大入賞口51の両側には、普通入
賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、大入
賞口51の内部には、大入賞口51を連続して開放する
機能を有する特定領域53と、この特定領域53を通過
した遊技球を検出する役物連続作動スイッチ(図10に
符号55で示す)と、大入賞口51に入賞した遊技球の
数Pをカウントするカウントスイッチ(図10に符号5
4で示す)とが設けられている。
【0033】その他、遊技盤13には、風車60,60
と、普通入賞口61,61と、コーナー飾りランプ62
a,62aと、入賞時に点灯する入賞ランプ63と、球
切れ時に点灯する球切れランプ64と、サイド飾りラン
プ62b,62bと、入賞しなかった遊技球をアウト球
として回収するアウト口65とが設けられている。ま
た、遊技盤13には、多くの釘28が打ち込まれてお
り、遊技盤13に発射された遊技球は、釘28間を乱舞
しながら落下する。
【0034】[普通図柄表示装置32の表示態様]次
に、普通図柄表示装置32の表示態様について説明す
る。普通図柄表示装置32のLEDは、左右の赤のLE
D32a,32cおよび中央の緑色のLED32bによ
って構成されており、遊技球が普通図柄作動ゲート40
を通過することによって表示を変動する。その変動の態
様には、○−−(−は消灯を示す)のように左側のLE
D32aのみが点灯する場合と、○−○のように左右の
LED32a,32cが点灯する場合と、−−○のよう
に右側のLED32cのみが点灯する場合と、−●−の
ように中央のLED32bのみが点灯する場合の4種類
がある。
【0035】本実施形態では、−●−がハズレ普通図柄
であり、それ以外の3種類が当たり普通図柄である。ま
た、普通図柄表示装置32、または、普通電動役物42
の作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート40を通過した
場合は、最初の4個までが作動記憶となり、普通図柄記
憶表示LED33の点灯数でもって記憶数が表示され、
普通図柄が変動可能となると、その作動記憶に基づいて
変動が開始されるとともに、普通図柄記憶表示LED3
3が1つ消灯される。
【0036】[特別図柄表示装置34の構成および機
能]次に、特別図柄表示装置34の構成および機能につ
いて図4ないし図9を参照して説明する。図4(A)は
特別図柄表示装置34の横方向の表示領域の構成を示す
説明図であり、図4(B)は図4(A)に示す表示領域
をさらに縦方向に細分化して示す説明図である。図5お
よび図6は、特別図柄表示装置34を構成する液晶表示
基板34cと、それを遮蔽するための機構を取り出して
示す説明図である。図5は第2表示領域D2および第3
表示領域D3が遮蔽されている状態を示す説明図であ
り、図6は第3表示領域D3が遮蔽されている状態を示
す説明図である。図7は図5の左側面説明図であり、図
8は図6の左側面説明図である。図9(A)は図4に示
す第1表示領域D1のみが表示された状態を示す説明図
であり、図9(B)は図4に示す第1表示領域D1およ
び第2表示領域D2のみが表示された状態を示す説明図
であり、図9(C)は図4に示す第1表示領域D1、第
2表示領域D2および第3表示領域D3が表示された状
態を示す説明図である。
【0037】[表示領域の構成]図4(A)に示すよう
に、特別図柄表示装置34は、特別図柄34aを視認可
能な表示領域34bを有する。表示領域34bは、上か
ら順に上ラインL1、中ラインL2および下ラインL3
によって3等分されており、上から順に第1表示領域D
1、第2表示領域D2および第3表示領域D3が設定さ
れている。また、図4(B)に示すように、第1表示領
域D1は、左から順に表示領域A1,B1,C1に3等
分されており、第2表示領域D2は、左から順に表示領
域A2,B2,C2に3等分されており、第3表示領域
D3は、左から順に表示領域A3,B3,C3に3等分
されている。つまり、表示領域34bは、計9つの特別
図柄34a(図3)をマトリックス状(斜め方向を含
む)に表示可能な構成である。また、図4(B)に示す
ように、大当りライン(大当りと判定される特別図柄3
4aの配列の向き)は、横方向の横ラインX1,X2,
X3と、縦方向の縦ラインY1,Y2,Y3と、斜め方
向の斜めラインZ1,Z2の計8ラインである。
【0038】そして、特別図柄表示装置34は、前述の
8本の大当りラインのいずれかに表示された3つの特別
図柄が、たとえば777になると大当りとなり、変動入
賞装置50が作動して大入賞口51を開放する。さら
に、特別図柄表示装置34が作動中、または、大当り状
態の時に、遊技球が第1種始動口41、または、開放し
た普通電動役物42に入賞した場合は、最初の4個まで
が始動記憶となり、特別図柄記憶表示LED33(図
3)によって記憶数が表示される。そして、特別図柄が
変動可能な状態になると、その始動記憶に基づいて変動
が開始されるとともに、特別図柄記憶表示LED33が
1つ消灯される。なお、図4に記載の破線および細線
は、各表示領域間の境界および大当りラインを分かり易
くするためのものであり、実際の表示領域34bに表示
されるものではない。
【0039】[遮蔽機構の構造]図5に示すように、液
晶表示基板34cの前面(遊技者が視認する側の面)に
は、不透明な材料によって板状に形成された遮蔽板35
が昇降可能に設けられている。遮蔽板35の右端には、
上下方向に延びたレール91が設けられており、そのレ
ール91に形成された溝91aには遮蔽板35の右側面
が昇降可能に嵌め込まれている。また、図7に示すよう
に、センターケース30の背面に設けられた背面部材9
6には、固定部材94が取付けられており、図5に示す
ように、その固定部材94にはモータ93が固定されて
いる。モータ93は、その回転軸93aの軸方向が遮蔽
板35の長手方向と対応するように固定されており、回
転軸93aには、円板状のプーリ92の中心が固定され
ている。プーリ92には、その板面上の外周に近い部位
から中心に向けて長孔92aが軸方向に貫通形成されて
いる。
【0040】遮蔽板35の左側面の上端には、軸部材9
0aが外方に突出形成されており、その軸部材90a
は、プーリ92の長孔92aに挿通されている。また、
図8に示すように、プーリ92の周面の所定部位から中
心に向けて溝92b,92cが所定角度を隔ててそれぞ
れ切り欠き形成されており、センターケース30の側面
に設けられた側面部材97には、溝92b,92cまた
は長孔92aを検出してON・OFFする溝検出スイッ
チ95が取付けられている。その溝検出スイッチ95の
ON・OFFによってモータ93が回転・停止する。ま
た、モータ93は、一定以上の負荷がかかると停止する
ようになっている。
【0041】モータ93はモータ駆動回路93a(図1
0)に電気的に接続されており、モータ駆動回路93a
はCPU84から送出された駆動命令に従って駆動信号
をモータ93へ出力し、モータ93が回転する。なお、
本実施形態では、モータ93としては、たとえば小型の
ブラシレスDCモータやステッピングモータなどが、高
精度で制御することができ、かつ安価という理由などに
より用いられる。
【0042】[遮蔽機構の動作]次に、上記遮蔽機構の
動作を説明する。液晶表示基板34cの第2表示領域D
2を表示するタイミングになると、CPU84からモー
タ駆動回路93aに駆動命令が送出され、モータ93が
駆動する。これにより、図7においてプーリ92が時計
方向へ回転し、遮蔽板35が下降する。そして、図8に
示すように長孔92aが溝検出スイッチ95によって検
出されるとモータ93が停止する。これにより、図6に
示すように、第2表示領域D2が表示される。つまり、
長孔92aは、図7に示す位置から、溝検出スイッチ9
5による検出位置に到達したときに第2表示領域D2が
表示される位置に形成されている。そして、第3表示領
域D3を表示するタイミングになると、モータ93はさ
らに回転し、遮蔽板35が下降し、溝検出スイッチ95
によって切り欠き部92bが検出され、モータ93が停
止し、第3表示領域D3が表示される。
【0043】[パチンコ機10の電気的構成]次に、パ
チンコ機10の電気的構成についてそれをブロックで示
す図10を参照して説明する。パチンコ機10には、主
基板36が設けられており、この主基板36には、遊技
盤13の各種制御を実行するCPU84と、このCPU
84が各種制御を実行するための各種制御プログラムが
記憶されたROM85と、CPU84が各種制御プログ
ラムを実行する際にROM85から読出された制御プロ
グラムや遊技中に発生する各種データを一時的に記憶す
るRAM86とが搭載されている。
【0044】主基板36には、次に記載するものが電気
的に接続されている。遊技球の第1種始動口41の通過
を検出する第1種始動口スイッチ41a、特別図柄表示
装置34を制御する特別図柄制御基板34d、遊技中の
各種の音を再生する音声再生装置(図示省略)を制御す
る音声制御装置79、モータ駆動回路93a、入賞や大
当りなどに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室
などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信する
ための遊技盤情報端子基板57、遊技盤に設けられたラ
ンプ類を制御するランプ制御装置75、盤面中継基板6
7、遊技枠中継基板66、払出制御基板37および電源
基板87aである。
【0045】盤面中継基板67には、次に記載するもの
が電気的に接続されている。大入賞口中継基板68、普
通電動役物42を動作させる普通電動役物用ソレノイド
77、普通図柄表示装置32の各LEDが取付けられた
普通図柄表示基板32d、遊技球が普通図柄作動ゲート
40を通過したことを検出する普通図柄作動スイッチ4
0a、前述したカウントスイッチ54、および大入賞口
51以外に入賞した遊技球を検出する特定払出検出スイ
ッチ39である。また、大入賞口中継基板68には、遊
技球が特定領域を通過するか否かを左右する部材を動か
すための特定領域ソレノイド38と、変動入賞装置50
を動作させて大入賞口51を開放する大入賞口用ソレノ
イド43と、前述した役物連続作動スイッチ55とが電
気的に接続されている。
【0046】遊技枠中継基板66には、次に記載するも
のが電気的に接続されている。払い出す遊技球がなくな
ったことを検出する払出球切れスイッチ80、下皿22
が賞球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ
82、入賞球を検出する入賞球検出スイッチ45、入賞
球を1個ずつ送るための装置を駆動する入賞球切りソレ
ノイド46およびセンサ中継基板63である。また、パ
チンコ機10には、賞球や貸球を排出する賞球ユニット
56cが備えられている。賞球ユニット56cには、賞
球払出センサ56a、球送出モータ56bおよびCR貸
球センサ56dが設けられている。賞球払出センサ56
aは、払い出される賞球の数をカウントし、球送出モー
タ56bは、賞球や貸球を排出する装置を駆動し、CR
貸球センサ56dは、払い出される貸球の数をカウント
する。
【0047】賞球払出センサ56aはセンサ中継基板6
3と電気的に接続されており、球送出モータ56bおよ
びCR貸球センサ56dは払出中継基板69と電気的に
接続されている。払出中継基板69は、払出制御基板3
7に電気的に接続されており、払出制御基板37には、
発射モータなどから構成される発射装置ユニット81
と、CR接続基板27bと、電源基板87aとが電気的
に接続されている。CR接続基板27bには、プリペイ
ドカードの残りの度数を表示する度数表示基板27c
と、プリペイドカードを読取る装置などを構成する遊技
機外装置部分62と、電源基板87aとが電気的に接続
されている。電源基板87aは、AC24V(50Hz
/60Hz)の主電源87から電源の供給を受ける。
【0048】[特別図柄の停止態様]次に、特別図柄表
示装置34によって変動表示される特別図柄の停止態様
について図49ないし図56を参照して説明する。 [通常停止]最初に、通常停止の態様についてその一例
を示す図49を参照して説明する。図49(A)は特別
図柄が変動している状態を示す説明図であり、図49
(B)は特別図柄が停止している状態を示す説明図であ
る。通常停止は、ハズレの場合の停止態様の1つであ
り、図49(A)に示すように、遮蔽板35によって第
2表示領域D2および第3表示領域D3を遮蔽した状態
で、第1表示領域D1を構成する表示領域A1,B1,
C1に表示される特別図柄を高速変動し、その後低速変
動に移行し、図49(B)に示すように所定の特別図柄
でそれぞれ停止する態様である。なお、図49(B)に
示す例では、第1表示領域D1の停止図柄は、ハズレ図
柄の1つである「756」が表示されている。
【0049】[通常リーチ]次に、通常リーチの態様に
ついてその一例を示す図50を参照して説明する。図5
0(A)は特別図柄が変動している状態を示す説明図で
あり、図50(B)はリーチ状態を示す説明図であり、
図50(C)は特別図柄が停止している状態を示す説明
図である。通常リーチは、大当り、または、ハズレの場
合の停止態様の1つであり、図50(A)に示すよう
に、遮蔽板35によって第2表示領域D2および第3表
示領域D3を遮蔽した状態で、第1表示領域D1を構成
する表示領域A1,B1,C1に表示される特別図柄を
高速変動し、その後低速変動に移行する。続いて図50
(B)に示すように、表示領域A1,B1が上下変動す
るとともに、表示領域C1が低速変動し、図50(B)
に示すように所定の特別図柄でそれぞれ停止する。な
お、図50(C)に示す例では、第1表示領域D1の停
止図柄は、大当り図柄の1つである「777」が表示さ
れている。
【0050】[表示領域拡大第1リーチ]次に、表示領
域拡大第1リーチについてその一例を示す図51を参照
して説明する。図51(A)は第1表示領域D1の変動
状態を示す説明図であり、図51(B)は第1表示領域
D1および第2表示領域D2の変動状態を示す説明図で
あり、図51(C)は第1表示領域D1および第2表示
領域D2の停止状態を示す説明図であり、図51(D)
は大当り図柄の表示状態を示す説明図である。表示領域
拡大第1リーチは、大当り、または、ハズレの場合の停
止態様の1つであり、図51(A)に示すように、遮蔽
板35によって第2表示領域D2および第3表示領域D
3を遮蔽した状態で、第1表示領域D1を構成する表示
領域A1,B1,C1に表示される特別図柄を高速変動
し、その後低速変動に移行する。図51(A)に示す例
では、表示領域A1,B1に同じ図柄の「6」が表示さ
れ、表示領域C1は低速変動のままでリーチの状態にな
る。
【0051】続いて表示領域A1,B1が所定量、たと
えば1表示領域の高さの1/3〜1/2に相当する量を
上下変動し、表示領域C1が低速変動する。続いて図5
1(B)に示すように、遮蔽板35を下降させて第2表
示領域D2を表示し、表示領域A1,A2,B1,B2
が所定時間上下変動し、表示領域C1,C2が低速変動
する。そして、第2表示領域D2で大当りの場合は、図
51(D)に示すように、大当り図柄(本例では77
7)を第1表示領域D1に表示し、遮蔽板35を上昇さ
せ、第2表示領域D2および第3表示領域D3を遮蔽す
る。また、第1表示領域D1で大当りの場合、もしくは
ハズレの場合は、停止図柄を移動しないで遮蔽板35を
上昇させ、第2表示領域D2および第3表示領域D3を
遮蔽する。
【0052】[表示領域拡大第2リーチ]次に、表示領
域拡大第2リーチについてその一例を示す図52を参照
して説明する。図52(A)は第1表示領域D1の変動
状態を示す説明図であり、図52(B)は第1表示領域
D1および第2表示領域D2の変動状態を示す説明図で
あり、図52(C)は第1表示領域D1ないし第3表示
領域D3の停止状態を示す説明図であり、図52(D)
は大当り図柄の表示状態を示す説明図である。表示領域
拡大第2リーチは、大当り、または、ハズレの場合の停
止態様の1つであり、図52(A)に示すように、遮蔽
板35によって第2表示領域D2および第3表示領域D
3を遮蔽した状態で、第1表示領域D1を構成する表示
領域A1,B1,C1に表示される特別図柄を高速変動
し、その後低速変動に移行する。
【0053】続いて表示領域A1,B1が所定量、たと
えば1表示領域の高さの1/3〜1/2に相当する量を
上下変動し、表示領域C1が低速変動する。続いて図5
2(B)に示すように、遮蔽板35を下降させて第2表
示領域D2を表示し、表示領域A1,A2,B1,B2
が所定時間上下変動し、表示領域C1,C2が低速変動
する。続いて図52(C)に示すように、遮蔽板35を
下降させて第3表示領域D3を表示し、表示領域A1,
A2,B1,B2が所定時間上下変動し、表示領域C
1,C2が低速変動する。なお、遊技者は、表示領域A
3,B3,C3の変動表示を見ると、複数の特別図柄が
表示領域D1からD3に向けて、スロットマシンに変動
表示される図柄のように、連続的に変化しているように
見える。そして、大当りの場合は、図52(D)に示す
ように、大当り図柄(本例では777)を第1表示領域
D1に表示し、遮蔽板35を上昇させ、第2表示領域D
2および第3表示領域D3を遮蔽する。また、ハズレの
場合は、停止図柄を移動しないで遮蔽板35を上昇さ
せ、第2表示領域D2および第3表示領域D3を遮蔽す
る。
【0054】[暴れ変動]次に、暴れ変動についてその
一例を示す図53および図54を参照して説明する。図
53(A)は第1表示領域D1の変動状態を示す説明図
であり、図53(B)は第1表示領域D1の停止状態を
示す説明図であり、図53(C)は第1表示領域D1お
よび第2表示領域D2が暴れ変動しながら遮蔽板35が
下降して行く状態を示す説明図であり、図53(D)は
第1表示領域D1および第2表示領域D2が暴れ変動し
ている状態を示す説明図であり、図53(E)は第1表
示領域D1の停止状態を示す説明図であり、図53
(F)は第1表示領域D1ないし第3表示領域D3が暴
れ変動しながら遮蔽板35が下降して行く状態を示す説
明図である。
【0055】図54(G)は第1表示領域D1ないし第
3表示領域D3の停止状態を示す説明図であり、図54
(H)は第2表示領域D2が再変動している状態を示す
説明図であり、図54(I)は第2表示領域D2の停止
状態を示す説明図であり、図54(J)は大当り図柄が
第1表示領域D1に表示されるとともに第2表示領域D
2および第3表示領域D3に「大当り」の文字が表示さ
れた状態を示す説明図であり、図54(K)は第1表示
領域D1に大当り図柄が表示されるとともに、第2表示
領域D2および第3表示領域D3が遮蔽板35によって
遮蔽された状態を示す説明図であり、図54(L)は第
1表示領域D1にハズレ図柄が表示されるとともに、第
2表示領域D2および第3表示領域D3が遮蔽板35に
よって遮蔽された状態を示す説明図である。
【0056】暴れ変動は、大当り、または、ハズレの場
合の停止態様の1つであり、まず、図53(A)に示す
ように、第1表示領域D1に表示されている特別図柄を
高速変動し、その後図53(B)に示すように通常停止
を行い、図53(C)に示すように暴れ変動させる。こ
こで、暴れ変動とは、たとえば、第1表示領域D1に表
示されている3つの図柄が、上下方向に暴れ出し(上下
方向に振動し)、あたかもその暴れている部分の下端が
遮蔽板35を押し下げるように見える特殊変動の1つを
意味する。続いて低速の暴れ変動に移行した後、表示領
域A1,B1が所定量、たとえば1表示領域の高さの1
/3〜1/2に相当する量を上下変動し、表示領域C1
が低速変動する。
【0057】続いて第1表示領域D1および第2表示領
域D2が暴れ変動するとともに、遮蔽板35が矢印F1
で示す方向に下降を開始し、第2表示領域D2が表示さ
れ(図53(B)〜図53(D))、第1表示領域D1
および第2表示領域D2の暴れ変動が停止する(図53
(E))。続いて図53(F)に示すように、第1表示
領域D1ないし第3表示領域D3が暴れ変動し、図54
(G)に示すように第1表示領域D1ないし第3表示領
域D3が停止する。続いて図54(H)に示すように、
第2表示領域D2が再変動し、図54(I)に示すよう
に、第2表示領域D2が停止する。そして、大当りの場
合は、図54(J)に示すように、大当り図柄を第1表
示領域D1に表示し、「大当り」の文字を第2表示領域
D2および第3表示領域D3に表示する。続いて図54
(K)に示すように、遮蔽板35によって第2表示領域
D2および第3表示領域D3を遮蔽し、大当り図柄を第
1表示領域D1に表示する。
【0058】[お宝リーチ]次に、お宝リーチについて
その一例を示す図55および図56を参照して説明す
る。図55(A)は表示領域A1,B1に停止図柄が上
下変動するとともに表示領域C1が変動している状態を
示す説明図であり、図55(B)は表示領域C1に下向
きの矢印が表示された状態を示す説明図であり、図55
(C)は表示領域C2に左向きの矢印が表示され、表示
領域B2が印変動している状態を示す説明図であり、図
55(D)は表示領域B2に左向きの矢印が表示され、
表示領域A2に下向きの矢印が表示された状態を示す説
明図であり、図55(E)は表示領域A3に右向きの矢
印が表示され、表示領域B3に右向きの矢印が表示さ
れ、表示領域C3に「宝」の文字が表示された状態を示
す説明図であり、図55(F)は大当り図柄が第1表示
領域D1に表示されるとともに「大当り」の文字が第2
表示領域D2および第3表示領域D3に表示された状態
を示す説明図である。図56(A)は遮蔽板35によっ
て第2表示領域D2および第3表示領域D3が遮蔽され
るとともに大当り図柄が第1表示領域D1に表示された
状態を示す説明図であり、図56(B)は表示領域B2
に×印が表示された状態を示す説明図である。
【0059】お宝リーチは、大当り、または、ハズレの
場合の停止態様の1つであり、大当りの場合には所定の
領域に「宝」という文字が表示され、ハズレの場合には
所定の領域に「×」印が表示される。なお、ここでは大
当りの場合の変動態様について説明する。まず、第2表
示領域D2および第3表示領域D3が遮蔽板35によっ
て遮蔽された状態で第1表示領域D1に表示されている
特別図柄が高速変動した後、低速変動に移行する。その
後、図55(A)に示すように、表示領域A1,B1が
上下変動するとともに、表示領域C1が印変動し、図5
5(B)に示すように、表示領域C1に下向きの矢印を
表示する。ここで、印変動とは、たとえば、表示領域に
表示される矢印などの印が、上の方から下の方に向けて
次第にその全体像を表わしてくるような表示態様であ
る。
【0060】続いて図55(C)に示すように、遮蔽板
35を一段下降させて第3表示領域D3のみを遮蔽し、
表示領域C2を印変動させた後に表示領域C2に左向き
の矢印を表示する。続いて図55(C)に示すように、
表示領域B2を印変動させ、図55(D)に示すよう
に、表示領域B2に左向きの矢印を表示する。続いて表
示領域A2を印変動させ、図55(D)に示すように、
表示領域A2に下向きの矢印を表示する。続いて図55
(E)に示すように、遮蔽板35を下降させて第3表示
領域D3を表示し、表示領域A3を印変動させ、表示領
域A3に右向きの矢印を表示する。続いて表示領域B3
を印変動させ、表示領域B3に右向きの矢印を表示す
る。
【0061】そして、大当りの場合には「宝」という文
字を表示領域C3に表示し、図55(F)に示すよう
に、第1表示領域D1に大当り図柄(本例では777)
を表示するとともに、第2表示領域D2および第3表示
領域D3に「大当り」の文字を表示する。また、ハズレ
の場合には、図56(B)に示すように、所定の領域
(本例では表示領域B2)に「×」印を表示する。つま
り、ハズレの場合には、途中の表示領域で「×」印を表
示し、大当りの場合には、矢印が表示領域B3まで到達
し、最後に表示領域C3に「宝」印を表示する。
【0062】[ROM85の記憶内容]次に、ROM8
5の記憶内容についてそれを示す図11ないし図13を
参照して説明する。ROM85には、図11(A)に示
す普通図柄乱数テーブル85aと、図11(B)に示す
当たり普通図柄テーブル85bと、図11(C)に示す
大当り特別乱数テーブル85cと、図11(D)に示す
大当り特別図柄乱数テーブル85dと、図11(E)に
示すハズレ特別図柄乱数テーブル85eと、図11
(F)に示す変動乱数テーブル85fとが記憶されてい
る。普通図柄乱数テーブル85aは、普通図柄の当たり
かハズレかを決定するための0〜15の計16コマの普
通図柄乱数値から構成されており、当たり普通図柄テー
ブル85bは、普通図柄の当たりの場合の停止図柄を選
択するための0〜2の計3コマの乱数値と停止図柄とを
対応付けて構成されている。
【0063】大当り特別乱数テーブル85cは、0〜2
24の計225コマの大当り特別乱数値から構成されて
おり、大当り特別図柄乱数テーブル85dは、0〜9の
計10コマの大当り特別図柄乱数値と、000〜999
の計10種類の特別図柄とを対応付けて構成されてい
る。ハズレ特別図柄乱数テーブル85eは、0〜9の計
10コマのハズレ特別図柄乱数値と、表示領域A1に表
示する0〜9の計10種類のハズレ図柄(以下、ハズレ
図柄Aと称する)と、表示領域B1に表示する0〜9の
計10種類のハズレ図柄(以下、ハズレ図柄Bと称す
る)と、表示領域C1に表示する0〜9の計10種類の
ハズレ図柄(以下、ハズレ図柄Cと称する)とをそれぞ
れ対応付けて構成されている。変動乱数テーブル85f
は、0〜99の計100コマの変動乱数値から構成され
ている。なお、本実施形態では、大当り特別乱数テーブ
ル85cから大当り特別乱数値「7」が抽出された場合
を大当りとする。
【0064】また、ROM85には、図12に示す変動
態様決定テーブル85gと、図13(A)に示す一旦停
止ライン決定第1乱数テーブル85hと、図13(B)
に示す一旦停止ライン決定第2乱数テーブル85iと、
図13(C)に示す暴れ変動中央ライン決定乱数テーブ
ル85jと、図13(D)に示す暴れ変動上下ライン決
定乱数テーブル85kと、図13(E)に示す暴れ変動
大当りライン決定乱数テーブル85mと、図13(F)
に示すお宝リーチ×印表示領域決定乱数テーブル85n
とが記憶されている。
【0065】変動態様決定テーブル85gは、通常停
止、通常リーチ、表示領域拡大第1リーチ、表示領域拡
大第2リーチ、暴れ変動およびお宝リーチから構成され
る計6種類の変動態様と、「大当り」、「A=B,C=
B+1」、「A=B,C=B−1」、「A=B,C=B
±1」、「A≠B≠C」および「左記以外」の計6種類
の停止図柄の組合せと、0〜99の変動乱数値とをそれ
ぞれ対応付けて構成されている。たとえば、停止図柄の
組合せとしては、「大当り」の場合が「333」または
「777」、「A=B,C=B+1」の場合が「33
4」または「778」、「A=B,C=B−1」の場合
が「332」または「776」、「A=B,C=B±
1」の場合が「335」または「773」、「A≠B≠
C」の場合が「352」または「749」、「左記以
外」の場合が「343」または「711」である。大当
り以外の停止図柄の組合せ、つまりハズレ停止図柄の組
合せは、ハズレ特別図柄乱数テーブル85e(図11
(E))によって決定され、変動乱数値は、変動乱数テ
ーブル85f(図11(F))から選択される。
【0066】一旦停止ライン決定第1乱数テーブル85
hは、後述する表示領域拡大第1リーチにおいて、変動
表示されている図柄をラインX1,X2(図4(B))
のどちらのラインで大当り図柄に一旦停止させるかを決
定するために用いるテーブルであり、0および1の2つ
の一旦停止ライン決定第1乱数値と、ラインX1,X2
とをそれぞれ対応付けて構成されている。一旦停止ライ
ン決定第2乱数テーブル85iは、後述する表示領域拡
大第2リーチにおいて、変動表示されている図柄をライ
ンX1,X2,X3の中のどのラインで大当り図柄に一
旦停止させるかを決定するために用いるテーブルであ
り、0,1,2の3つの一旦停止ライン決定第2乱数値
と、ラインX1,X2,X3とをそれぞれ対応付けて構
成されている。
【0067】暴れ変動中央ライン図柄決定乱数テーブル
85jは、後述する暴れ変動において、暴れ変動後に中
央ラインX2に表示する停止図柄を決定するために用い
るテーブルであり、0〜9の計10コマの暴れ変動中央
ライン図柄決定乱数値と、0〜9の計10種類の停止図
柄とをそれぞれ対応付けて構成されている。但し、ライ
ンZ1,Z2(図4(B))で当りが出ないようにする
ために、表示領域A1〜A3、または、表示領域C1〜
C3にある図柄は選ばないように制御されており、もし
選ばれた場合は、暴れ変動中央ライン図柄決定乱数値を
+1する。暴れ変動上下ライン図柄決定乱数テーブル8
5kは、後述する暴れ変動において、暴れ変動後に上ラ
インX1および下ラインX3(図4(B))にそれぞれ
表示する停止図柄を決定するために用いるテーブルであ
り、0〜9の計10コマの暴れ変動上下ライン図柄決定
乱数値と、0〜9の計10種類の停止図柄とをそれぞれ
対応付けて構成されている。
【0068】暴れ変動大当りライン決定乱数テーブル8
5mは、後述する大当りにおいて暴れ変動を行う場合
に、大当りのラインをラインZ1,Y2,Z2の中のど
のラインにするかを決定するために用いるテーブルであ
り、0,1,2の3コマの暴れ変動大当りライン決定乱
数値と、ラインZ1,Y2,Z2とをそれぞれ対応付け
て構成されている。お宝リーチ×印表示領域決定乱数テ
ーブル85nは、後述するハズレの場合のお宝リーチに
おいて、「×」印をA2,B2,C2,A3,B3,C
3の6つの表示領域(図4(B))の中のどの表示領域
に表示するかを決定するために用いるテーブルであり、
0〜5の計6コマのお宝リーチ×印表示領域決定乱数値
と、表示領域A2,B2,C2,A3,B3,C3とを
それぞれ対応付けて構成されている。
【0069】[パチンコ機10の一連の動作]次に、パ
チンコ機10の一連の動作について、CPU84の処理
内容を中心にして説明する。図14は、CPU84によ
って実行される主な処理内容を示すメインフローチャー
トである。最初に、パチンコホールの者がパチンコ機1
0の電源を立ち上げると、CPU84は電源投入時であ
ると判定し(ステップ(以下、Sと略す)10:Ye
s)、初期設定を行い(S12)、最初のルーチンを終
了する。
【0070】そして、遊技者が、上皿20(図1)に遊
技球を入れると、その遊技球は、発射装置ユニット81
(図10)へ導かれ、遊技者が、発射ハンドル23(図
1)を回すと、発射装置ユニット81が作動し、遊技球
が発射される。この発射された遊技球は、ガイドレール
14に沿って遊技盤13内へ導かれ、その遊技盤13に
打ち込まれた釘28の間を乱舞しながら落ちて行く。そ
して、遊技球が、普通図柄作動ゲート40(図2)を通
過すると、その通過によって普通図柄作動スイッチ40
a(図10)がONし、このONによって発生したスイ
ッチング信号は、盤面中継基板67から主基板36のC
PU84に入力される(S14)。続いてCPU84
は、そのスイッチング信号の入力に基づいて普通図柄作
動処理を実行する(S20)。
【0071】[普通図柄作動処理]次に、CPU84が
図14のS20において実行する普通図柄作動処理の流
れについて、それを示す図15のフローチャートを参照
して説明する。まず、CPU84は上記スイッチング信
号の入力により、普通図柄作動スイッチ40aがONし
たと判定し(S22:Yes)、普通図柄作動記憶数U
1が4未満であるか否かを判定する(S24)。ここで
は、初めて遊技球が普通図柄作動ゲート40を通過して
おり、普通図柄作動記憶数U1=0であるため、S26
へ進み(S24:Yes)、RAM86に記憶されてい
る普通図柄作動記憶数U1に「1」を加算する。これ
で、U1=1となる。続いてCPU84は、ROM85
に記憶されている普通図柄乱数テーブル85a(図11
(A))から普通図柄乱数値を1個選択し(S28)、
RAM86に格納する(S30)。続いてCPU84
は、普通図柄表示装置32によって普通図柄を変動表示
する普通図柄変動処理を実行する(図14のS40)。
【0072】[普通図柄変動処理]次に、CPU84が
図14のS40において実行する普通図柄変動処理の流
れについて、それを示す図16のフローチャートを参照
して説明する。まずCPU84は、普通図柄表示装置3
2によって普通図柄が変動表示されているか否かを判定
するが(S42)、ここでは、初めて普通図柄を変動表
示するのでS44へ進み(S42:No)、RAM86
に記憶されている普通図柄作動記憶数U1が1以上であ
るかを判定する(S44)。ここでは、上記S26にお
いて普通図柄作動記憶数U1=1となっているため、肯
定判定され(S44:Yes)、RAM86に記憶され
ている普通図柄作動記憶数U1から「1」を減算する
(S46)。
【0073】続いてCPU84は、普通図柄が変動して
いる時間を示す変動固定時間T1(たとえば、7秒)の
カウントをスタートし(S48)、普通図柄の変動を開
始する普通図柄変動開始コマンドを普通図柄表示装置3
2へ出力する(S50)。これにより、普通図柄は前述
の4種類の表示態様で変動表示される。そしてCPU8
4は、上記S30でRAM86に格納した普通図柄乱数
値が当たりかハズレかを判定する(S52)。たとえ
ば、普通図柄乱数値が「4」〜「15」の場合は当たり
と判定し、「0」〜「3」の場合はハズレと判定する。
続いて、CPU84は、当たりの場合は(S52:Ye
s)、当たりフラグを立て(S54)、1つの当たり普
通図柄を当たり普通図柄テーブル85b(図11
(B))から選択する(S56)。この当たり普通図柄
は、図11(B)に示すように、3種類あり、その中か
ら1つの当たり普通図柄がランダムに選択される。ま
た、ハズレの場合は(S52:No)、ハズレ普通図柄
を読出す(S58)。
【0074】そして、CPU84は、S42へ戻るが、
すでにS48において普通図柄の変動表示が実行されて
いるため肯定判定され(S42:Yes)、変動固定時
間T1がタイムアップすると(S60:Yes)、変動
表示中の普通図柄をS56で選択した当たり普通図柄、
または、S58で読出したハズレ普通図柄に差し替え
(S62)、普通図柄の変動を停止させる普通図柄変動
停止コマンドを普通図柄表示装置32へ出力する(S6
4)。これにより、普通図柄表示装置32は、S62で
差し替えた普通図柄を表示する。
【0075】[普通電動役物処理]次に、CPU84が
図14のS70において実行する普通電動役物処理の流
れについて、それを示す図17のフローチャートを参照
して説明する。CPU84は、普通電動役物42の両翼
を開放する普通電動役物用ソレノイド77(図10)が
作動中であるか否かを判定するが(S72)、ここでは
初めて普通電動役物77を開放するためS74へ進み
(S72:No)、普通電動役物42を開放している時
間を示す開放固定時間T2(たとえば、0.6秒)のカ
ウントをスタートする(S76)。続いてCPU84
は、普通電動役物用ソレノイド77へ作動指令コマンド
を出力する(S78)。これにより、普通電動役物用ソ
レノイド77が作動し、普通電動役物42の両翼が開放
する。
【0076】そして、開放した普通電動役物42に遊技
球が入賞すると、入賞球検出スイッチ45(図10)が
ONし、そのスイッチング信号が遊技枠中継基板66か
ら主基板36へ出力され、主基板36のCPU84が、
賞球払出コマンドを払出制御基板37から払出中継基板
69を介して賞球ユニット56cへ送出し、賞球ユニッ
ト56cが動作して所定数、たとえば6個の賞球が上皿
賞球排出口19(図1)から上皿20へ排出される。そ
してCPU84は、S72へ戻るが、S78において既
に普通電動役物用ソレノイド77が作動しているため、
S80へ進み(S72:Yes)、開放固定時間T2の
タイムアップを検出すると(S80:Yes)、作動停
止指令コマンドを普通電動役物用ソレノイド77へ出力
する(S82)。これにより、普通電動役物用ソレノイ
ド77の作動が停止し、普通電動役物42の両翼が閉じ
る。なお、遊技中におけるランプやLEDなどの点灯
は、図14のS750のランプ・LED処理によって実
行され、効果音などの再生は、S760の音声出力処理
によって実行される。
【0077】[特別図柄の変動表示から大当り発生まで
の処理]次に、特別図柄の変動表示から大当り発生まで
の処理について図18ないし図56を参照して説明す
る。 [特別図柄始動口処理]最初に、CPU84が図14の
S90で実行する特別図柄始動口処理の流れについて、
それを示す図18のフローチャートを参照して説明す
る。まず、遊技球が第1種始動口41、または、普通電
動役物42に入賞すると、その入賞した遊技球を検出す
る第1種始動口スイッチ41a(図10)がONし、C
PU84は、そのONを検出する(S92:Yes)。
【0078】続いてCPU84は、RAM86に記憶さ
れている特別図柄始動記憶数U2が4未満であるか否か
を判定するが(S94)、ここでは、初めて遊技球が第
1種始動口41、または、普通電動役物42に入賞し、
特別図柄始動記憶数U2=0であるためS96へ進み
(S94:Yes)、特別図柄始動記憶数U2に「1」
を加算する。これでU2=1となる。続いてCPU84
は、ROM85に記憶されている大当り特別乱数テーブ
ル85c(図11(C))の中から大当り特別乱数値を
1つ選択し(S98)、その選択した特別図柄乱数値を
RAM86に格納する(S100)。続いてCPU84
は、図14のS110において特別図柄表示制御を実行
する。
【0079】[特別図柄表示制御]次に、CPU84が
実行する特別図柄表示制御の流れについて、それを示す
図19のフローチャートを参照して説明する。CPU8
4は、特別図柄が変動中であるか否かを判定するが(S
112)、ここではまだ変動していないため、次のS1
14へ進み(S112:No)、特別図柄始動記憶数U
2が「1」以上であるか否かを判定する(S112)。
ここでは図18のS96において特別図柄始動記憶数U
2=1になっているためS116へ進み(S114:Y
es)、特別図柄始動記憶数U2から「1」を減算し、
図18のS100でRAM86に格納した大当り特別乱
数値が大当りを示す大当り特別乱数値であるか否かを判
定する(S118)。
【0080】続いてCPU84は、大当りを示す大当り
特別乱数値(たとえば、本例では7)である場合は(S
118:Yes)、大当りの発生を示す大当りフラグを
立て(S120)、大当りに基づいて行う遊技のラウン
ド数をカウントするラウンドカウンタNに「1」をセッ
トし(S122)、大当り特別図柄乱数テーブル85d
(図11(D))から大当り特別図柄乱数値を1つ選択
し、その選択した大当り特別図柄乱数値に対応する停止
図柄の組合せをセットする(S124)。続いてCPU
84は、変動乱数テーブル85f(図11(F))から
変動乱数値を1つ選択し(S126)、その選択した変
動乱数値と対応付けられている変動態様が表示領域拡大
第1リーチであるか否かを変動態様決定テーブル85g
(図12)を参照して判定する(S128)。
【0081】たとえば、変動乱数値が「15」の場合
は、大当りの場合の表示領域拡大第1リーチであると判
定し(S128:Yes)、一旦停止ライン決定第1乱
数テーブル85h(図13(A))から一旦停止ライン
決定第1乱数値を1つ選択する(S130)。一方CP
U84は、S128において変動態様は、大当りの場合
の表示領域拡大第1リーチではないと判定した場合は
(S128:No)、変動態様は表示領域拡大第2リー
チであるか否かを判定する(S132)。たとえば、変
動乱数値が「40」の場合は、表示領域拡大第2リーチ
であると判定し(S132:Yes)、一旦停止ライン
決定第2乱数テーブル85i(図13(B))から一旦
停止ライン決定第2乱数値を1つ選択する(S13
4)。
【0082】またCPU84は、S132において変動
態様は表示領域拡大第2リーチではないと判定した場合
は(S132:No)、変動態様は暴れ変動であるか否
かを判定する(S136)。たとえば、変動乱数値が
「60」の場合は、暴れ変動であると判定し(S13
6:Yes)、暴れ変動大当りライン決定乱数テーブル
85m(図13(E))から暴れ変動大当りライン決定
乱数値を1つ選択し、暴れ変動中央ライン図柄決定乱数
テーブル85j図13(C)から暴れ変動中央ライン図
柄決定乱数値を1つ選択し、暴れ変動上下ライン図柄決
定乱数テーブル85k(図13(D))から暴れ変動上
下ライン図柄決定乱数値を1つ選択する(S138)。
但し、ハズレの場合は、ラインZ1,Z2(図4
(B))で当りが出ないようにするために、表示領域A
1〜A3、または、表示領域C1〜C3にある図柄は選
ばないように制御されており、もし選ばれた場合は、暴
れ変動中央ライン図柄決定乱数値を+1する(S13
8)。
【0083】さらにCPU84は、S136において変
動態様は暴れ変動ではないと判定した場合は(S13
6:No)、変動態様はお宝リーチであるか否かを判定
する(S140)。たとえば、変動乱数値が「90」の
場合は、ハズレの場合のお宝リーチであると判定し(S
140:Yes)、お宝リーチ×印表示領域決定乱数テ
ーブル85n(図13(F))からお宝リーチ×印表示
領域決定乱数値を1つ選択する(S142)。そしてC
PU84は、S124においてセットされた停止図柄の
組合せおよびS126において選択された変動乱数値に
基づいて変動態様決定テーブル85g(図12)を参照
して決定された変動態様をセットし(S144)、表示
領域変動制御を実行する(S146)。なお、変動態様
決定テーブル85gに示すように、大当りの場合には、
通常停止は選択されない。
【0084】[表示領域変動制御]次に、CPU84が
実行する表示領域変動制御の流れについて、それを示す
図20のフローチャートを参照して説明する。CPU8
4は、S144においてセットされた変動態様は通常停
止か否かを判定し(S152)、通常停止であると判定
した場合は(S152:Yes)、通常停止処理を実行
する(S154)。またCPU84は、通常停止ではな
いと判定した場合は(S152:No)、通常リーチか
否かを判定し(S156)、通常リーチであると判定し
た場合は(S156:Yes)、通常リーチ処理を実行
する(S158)。またCPU84は、通常リーチでは
ないと判定した場合は(S156:No)、表示領域拡
大第1リーチか否かを判定し(S160)、表示領域拡
大第1リーチであると判定した場合は(S160:Ye
s)、表示領域拡大第1リーチ処理を実行する(S16
2)。
【0085】またCPU84は、表示領域拡大第1リー
チではないと判定した場合は(S160:No)、表示
領域拡大第2リーチか否かを判定し(S164)、表示
領域拡大第2リーチであると判定した場合は(S16
4:Yes)、表示領域拡大第2リーチ処理を実行する
(S166)。またCPU84は、表示領域拡大第2リ
ーチではないと判定した場合は(S164:No)、暴
れ変動か否かを判定し(S168)、暴れ変動であると
判定した場合は(S168:Yes)、暴れ変動を実行
する(S170)。さらにCPU84は、暴れ変動リー
チではないと判定した場合は(S168:No)、お宝
リーチを実行する(S172)。
【0086】[通常停止処理]次に、CPU84が実行
する通常停止処理の流れについて図21、図34および
図49を参照して説明する。図21は通常停止処理の流
れを示すフローチャートであり、図34は通常停止処理
のタイムチャートである。なお、以下に述べる各処理に
おいて、高速変動とは、たとえば80msごとに1図柄
を表示する変動であり、低速変動とは、たとえば800
msごとに1図柄を表示する変動を意味する。また、第
1上下変動とは、1図柄の1/2ずつ上下に揺れるよう
に上記高速変動する変動であり、第2上下変動とは、1
図柄の1/2ずつ上下に揺れるように上記低速変動する
変動を意味する。さらに、遮蔽とは図柄やキャラクタ
(矢印)などの表示が遮蔽板35によって見えない状態
を意味する。
【0087】CPU84は、第1制御が既に開始されて
いるか否かを判定するが(S202)、ここではまだ開
始されていないためS204へ進む(S202:N
o)。S204では、図34に示すように、表示領域A
1,B1,C1が高速変動している時間(変動固定時
間)taをセットし、表示領域A1,B1,C1が高速
変動する第1制御を開始する(図34の(t1〜t
2)、図49(A))。続いてCPU84は、S202
に戻り、第1制御は既に開始されていると判定し(S2
02:Yes)、第1制御中であると判定する(S20
6:Yes)。そしてCPU84は、変動固定時間ta
が経過すると、第1制御中ではないと判定し(S20
6:No)、時間t2になると第2制御に変わるタイミ
ングであると判定し(S208:Yes)、第2制御を
開始する(S210)。
【0088】この第2制御では、表示領域A1,B1,
C1に表示する図柄を特別図柄表示制御のS124(図
19)においてセットした停止図柄の1図柄前の図柄に
差し替え、表示領域A1,B1,C1を低速変動する
(図34の(t2〜t3))。そしてCPU84は、
第2制御を終了すると(S212:No)、図柄を停止
させるための図柄停止コマンドがONしていない場合は
(S214:No)、図柄停止コマンドをONし(S2
16)、表示領域A1,B1,C1の変動を停止すると
ともに停止図柄を表示する(S218)。図49(B)
に示す例では、表示領域A1,B1,C1に停止図柄
「756」が表示されている。
【0089】[通常リーチ処理]次に、CPU84が実
行する通常リーチ処理の流れについて図22、図35お
よび図50を参照して説明する。図22は通常リーチ処
理の流れを示すフローチャートであり、図35は通常リ
ーチ処理のタイムチャートである。CPU84は、第1
制御が既に開始されているか否かを判定するが(S22
2)、ここではまだ開始されていないためS224へ進
む(S222:No)。S224では、図35に示すよ
うに、表示領域A1,B1,C1が高速変動している時
間(変動固定時間)taをセットし、表示領域A1,B
1,C1が高速変動する第1制御を開始する(図35の
(t1〜t2)、図50(A))。
【0090】続いてCPU84は、S222に戻り、第
1制御は既に開始されていると判定し(S222:Ye
s)、第1制御中であると判定する(S226:Ye
s)。そしてCPU84は、変動固定時間taが経過す
ると、第1制御中ではないと判定し(S226:N
o)、時間t2になると第2制御に変わるタイミングで
あると判定し(S228:Yes)、第2制御を開始す
る(S230)。この第2制御では、表示領域A1,B
1,C1に表示する図柄を特別図柄表示制御のS124
(図19)においてセットした停止図柄の1図柄前の図
柄に差し替え、表示領域A1,B1,C1を低速変動す
る(図35の(t2〜t3))。
【0091】続いてCPU84は、第2制御を終了し
(S232:No)、時間t3になると第3制御に変わ
るタイミングであると判定し(S234:Yes)、第
3制御を開始する(S236)。この第3制御では、表
示領域A1,B1を第2上下変動させ、表示領域C1を
低速変動させる(図35のt3〜t4、図50
(B))。このとき、表示領域C1は、表示領域A1の
停止図柄の5図柄前の図柄に差し替えて低速変動する
(図35の(t3〜t4))。そしてCPU84は、
時間t4になると第3制御が終了したと判定し(S23
8:No)、図柄停止コマンドがONしていない場合は
(S240:No)、図柄停止コマンドをONし(S2
42)、表示領域A1,B1,C1の変動を停止すると
ともに停止図柄を表示する(S244)。このとき、通
常リーチの種類に対応した停止図柄の図柄合わせを行
う。たとえば、A=B,C=B+1(図12)の場合に
は、表示領域C1の停止図柄を表示領域B1の停止図柄
の1つ後の図柄まで変動を行う。また、大当りの場合に
は、たとえば図50(C)に示すように、表示領域A
1,B1,C1に停止図柄「777」が表示される。
【0092】[表示領域拡大第1リーチ処理]次に、C
PU84が実行する表示領域拡大第1リーチ処理の流れ
について図23、図24、図36、図37および図51
を参照して説明する。図23は表示領域拡大第1リーチ
処理の流れを示すフローチャートであり、図24は図2
3の続きを示すフローチャートである。図36および図
37は表示領域拡大第1リーチ処理のタイムチャートで
ある。CPU84は、第1制御が既に開始されているか
否かを判定するが(S252)、ここではまだ開始され
ていないためS254へ進む(S252:No)。S2
54では、図35に示すように、時間t1にて表示領域
A1,B1,C1が高速変動している時間(変動固定時
間)taをセットし、表示領域A1,B1,C1が高速
変動する第1制御を開始する(図36の(t1〜t
2))。
【0093】続いてCPU84は、S252に戻り、第
1制御は既に開始されていると判定し(S252:Ye
s)、第1制御中であると判定する(S256:Ye
s)。そしてCPU84は、変動固定時間taが経過す
ると、第1制御が終了したと判定し(S256:Ye
s)、時間t2になると第2制御に変わるタイミングで
あると判定し(S258:Yes)、第2制御を開始す
る(S260)。この第2制御では、表示領域A1,B
1に表示する図柄を特別図柄表示制御のS124(図1
9)においてセットした停止図柄の1図柄前の図柄に差
し替えるとともに、表示領域C1に表示する図柄を上記
セットした停止図柄の7図柄前の図柄に差し替え、第1
表示領域D1を低速変動する(図36の(t2〜t
3))。
【0094】続いてCPU84は、時間t3になると第
2制御が終了したと判定し(S262:Yes)、第3
制御に変わるタイミングであると判定すると(S26
4:Yes)、第3制御を開始する(S266)。この
第3制御では、表示領域A1,B1を第2上下変動さ
せ、表示領域C1を低速変動させる(図36の(t3
〜t7))。続いてCPU84は、時間t4になると第
3制御が終了し(S267:Yes)、第4制御を実行
するタイミングであると判定し(S268:Yes)、
第4制御を開始する(S270)。この第4制御では、
遮蔽板35を一段下降させて第2表示領域D2を表示
し、表示領域A2,B2を第2上下変動させ、表示領域
C2を低速変動させる(図36の(t4〜t8)、図
51(B))。
【0095】続いてCPU84は、時間t7になると第
4制御が終了したと判定し(S272:Yes)、第4
制御は今終了したと判定すると(S274:Yes)、
第1表示領域D1および第2表示領域D2の変動を停止
する(S276、図36のt7、図51(C))。続い
てCPU84は、S274に戻り、第4制御は今終了し
たのではないと判定すると(S274:No)、第2表
示領域D2に大当り図柄を表示中であるか否かを判定す
る(S278)。ここで、大当り図柄を第1表示領域D
1のラインX1および第2表示領域D2のラインX2
(図4(B))のどちらのラインにて停止させて表示す
るかは、特別図柄表示制御(図19)のS130におい
て一旦停止ライン決定第1乱数テーブル85h(図13
(A))から選択したラインにて決定する。
【0096】そしてCPU84は、第2表示領域D2に
大当り図柄を表示中ではないと判定した場合は(S27
8:No)、S284(図24)へ進み、S282(図
23)において実行する第5制御を実行したか否かを判
定するが、ここでは第5制御を実行していないため、S
290へ進み(S284:No)、第6制御を実行した
か否かを判定する。ここでは、まだ第6制御を実行して
いないため、CPU84は、S292へ進み(S29
0:No)、第6制御を実行する。この第6制御では、
遮蔽板35を通常位置、つまり第2表示領域D2および
第3表示領域D3を遮蔽する位置まで上昇させる(図3
6の(t8〜t9)、図51(D))。続いてCPU
84は、第6制御が完了したと判定すると(S294:
Yes)、第1表示領域D1に結果を表示する(S29
6)。
【0097】第1表示領域D1に表示される結果は、一
旦停止ライン決定第1乱数テーブル85h(図13
(A))から選択したラインがX1ラインである場合
は、S276(図23)において停止した際に第1表示
領域D1に表示された停止図柄であり、X2ラインであ
る場合は、第2表示領域D2に表示された停止図柄であ
る。なお、遮蔽板35が通常位置まで上昇するに要する
時間t8〜t9は、たとえば図柄を低速で変動させた場
合の3コマ分(3図柄変動するに要する時間)である。
【0098】ここで、第2表示領域D2に大当り図柄が
表示された場合の処理の流れについて図37のタイムチ
ャートを参照して説明する。CPU84は、S278
(図23)において第2表示領域D2に大当り図柄を表
示中であると判定した場合は(S278:Yes)、大
当り図柄を表示する時間が終了すると(S280:Ye
s)、第5制御を実行する(S282、図37の(t
7〜t8))。この第5制御では、第1表示領域D1お
よび第2表示領域D2を高速で再変動し、第2表示領域
D2に表示中の大当り図柄を後に第1表示領域D1に表
示するために再セットする。このとき、第2表示領域D
2から大当り図柄の表示が消える。
【0099】そしてCPU84は、S278に戻り、第
2表示領域D2に大当り図柄を表示中ではないと判定し
(S278:No)、第5制御を実行したと判定する
(図24のS284:Yes)。続いてCPU84は、
時間t8になると第5制御を完了したと判定し(S28
6:Yes)、第1表示領域D1および第2表示領域D
2の変動を停止し(S288)、第6制御を実行し、遮
蔽板35を通常位置に戻す(S290:No、S29
4、図37のt8〜t9)。続いてCPU84は、時間
t9になると第6制御を完了したと判定し(S294:
Yes)、第5制御(S282)において再セットした
大当り図柄を第1表示領域D1に表示する(S296、
図51(D))。
【0100】以上のように、変動態様として表示領域拡
大第1リーチが選択された場合は、遮蔽板35が徐々に
下降することにより、第2表示領域D2が次第に見えて
くるため、遊技者は、第2表示領域D2に表示される図
柄がどのような図柄だろうかという期待を徐々に高めて
行くことができる。したがって、遊技者に停止図柄に対
する期待を持たせるための演出の単純化を解消すること
ができるため、遊技者の興趣が高まった状態を長時間維
持することができる。しかも、大当り図柄は、第1表示
領域D1および第2表示領域D2の変動が停止するまで
は、第1表示領域D1および第2表示領域D2のどちら
に表示されるか分からないため、1つの表示領域のみに
大当り図柄が表示されるものよりも、大当り発生に対す
る遊技の興趣をより一層高めることができる。また、最
後には、遮蔽板35が上昇して第2表示領域D2および
第3表示領域D3が遮蔽され、第1表示領域D1に最終
結果を表示することができるため、最終結果を明確に視
認することができる。
【0101】[表示領域拡大第2リーチ処理]次に、C
PU84が実行する表示領域拡大第2リーチ処理の流れ
について図25、図26、図38ないし図41、図52
を参照して説明する。図25は表示領域拡大第2リーチ
処理の流れを示すフローチャートであり、図26は図2
5の続きを示すフローチャートである。図38ないし図
41は表示領域拡大第2リーチ処理のタイムチャートで
ある。CPU84は、第1制御が既に開始されているか
否かを判定するが(S352)、ここではまだ開始され
ていないためS354へ進む(S352:No)。S3
54では、図38に示すように、時間t1にて表示領域
A1,B1,C1が高速変動している時間(変動固定時
間)taをセットし、表示領域A1,B1,C1が高速
変動する第1制御を開始する(図38の(t1〜t
2))。
【0102】続いてCPU84は、S352に戻り、第
1制御は既に開始されていると判定し(S352:Ye
s)、第1制御が終了していないと判定する(S35
6:No)。そしてCPU84は、変動固定時間taが
経過すると第1制御が終了したと判定し(S356:Y
es)、時間t2になると第2制御に変わるタイミング
であると判定し(S358:Yes)、第2制御を開始
する(S360)。この第2制御では、表示領域A1,
B1に表示する図柄を特別図柄表示制御のS124(図
19)においてセットした停止図柄の1図柄前の図柄に
差し替えるとともに、表示領域C1に表示する図柄を上
記セットした停止図柄の7図柄前の図柄に差し替え、第
1表示領域D1を低速変動する(図38の(t2〜t
3))。
【0103】続いてCPU84は、時間t3になると第
2制御を実行するタイミングになったと判定し(S36
2:Yes)、第3制御を開始する(S364)。この
第3制御では、表示領域A1,B1を第2上下変動さ
せ、表示領域C1を低速変動させる(図38の(t3
〜t8)、図52(A))。続いてCPU84は、時間
t4(図39)になると第3制御が終了したと判定し
(S366:Yes)、第4制御に変わるタイミングで
あると判定すると(S368:Yes)、第4制御を開
始する(S370)。この第4制御では、遮蔽板35を
一段下降させて第2表示領域D2を表示し、表示領域A
2,B2を第2上下変動させ、表示領域C2を低速変動
させる(図39の(t4〜t8)、図52(B))。
【0104】続いてCPU84は、時間t6になると第
4制御が終了したと判定し(S372:Yes)、第5
制御に変わるタイミングであると判定すると(S37
4:Yes)、第5制御を開始する(S376)。この
第5制御では、遮蔽板35をさらに一段下降させて第3
表示領域D3を表示し、表示領域A3,B3を第2上下
変動させ、表示領域C3を低速変動させる(図39の
(t6〜t8、図52(C))。続いてCPU84は、
第5制御は今終了したと判定すると(S378:Ye
s)、第1表示領域D1、第2表示領域D2および第3
表示領域D3の変動を停止する(S380、図39のt
9、図52(C))。続いてCPU84は、S378に
戻り、第5制御は今終了したのではないと判定すると
(S378:No)、第2表示領域D2または第3表示
領域D3に大当り図柄を表示中であるか否かを判定する
(図26のS382)。
【0105】ここで、大当り図柄を第1表示領域D1の
ラインX1、第2表示領域D2のラインX2および第3
表示領域D3のラインX3(図4(B))の中のどのラ
インにて停止させて表示するかは、特別図柄表示制御
(図19)のS134において一旦停止ライン決定第2
乱数テーブル85i(図13(B))から選択したライ
ンにて決定する。そしてCPU84は、第2表示領域D
2または第3表示領域D3に大当り図柄を表示中ではな
いと判定した場合は(S382:No)、S388へ進
み、S386において実行する第6制御を実行したか否
かを判定するが、ここでは第6制御を実行していないた
め、S394へ進み(S388:No)、第7制御を実
行したか否かを判定する。
【0106】ここでは、まだ第7制御を実行していない
ため、CPU84はS396へ進み(S394:N
o)、第7制御を実行する。この第7制御では、遮蔽板
35を通常位置、つまり第2表示領域D2および第3表
示領域D3を遮蔽する位置まで上昇させる(図39のt
9〜t10、図52(D))。続いてCPU84は、第
7制御が完了したと判定すると(S398:Yes)、
第1表示領域D1に結果を表示する(S400)。第1
表示領域D1に表示される結果は、一旦停止ライン決定
第2乱数テーブル85i(図13(B))から選択した
ラインがラインX1である場合は、S380(図25)
において停止した際に第1表示領域D1に表示された停
止図柄であり、ラインX2である場合は、第2表示領域
D2に表示された停止図柄であり、ラインX3である場
合は、第3表示領域D3に表示された停止図柄である。
なお、遮蔽板35が通常位置まで上昇するに要する時間
t8〜t9は、たとえば図柄を低速で変動させた場合の
3コマ分(3図柄変動するに要する時間)である。
【0107】ここで、第2表示領域D2または第3表示
領域D3に大当り図柄が表示された場合の処理の流れに
ついて図40および図41のタイムチャートを参照して
説明する。CPU84は、S382(図26)において
第2表示領域D2または第3表示領域D3に大当り図柄
を表示中であると判定した場合は(S382:Ye
s)、大当り図柄を表示する時間(t8〜t9)が終了
すると(S384:Yes)、第6制御を実行する(S
386、図40および図41の(t9〜t10))。
この第6制御では、第1表示領域D1、第2表示領域D
2および第3表示領域D3を高速で再変動し、第2表示
領域D2または第3表示領域D3に表示中の大当り図柄
を後に第1表示領域D1に表示するために再セットす
る。このとき、第2表示領域D2または第3表示領域D
3から大当り図柄の表示が消える。
【0108】そしてCPU84は、第6制御を実行した
と判定し(S388:Yes)、時間t10になると第
6制御が完了したと判定し(S390:Yes)、第1
表示領域D1、第2表示領域D2および第3表示領域D
3の変動を停止し(S392)、第7制御を実行し、遮
蔽板35を通常位置に戻す(S394:No、S39
6、図41の(t10〜t11))。続いてCPU8
4は、時間t11になると第7制御を完了したと判定し
(S398:Yes)、第6制御(S386)において
再セットした大当り図柄を第1表示領域D1に表示する
(S400、図52(D))。
【0109】以上のように、変動態様として表示領域拡
大第2リーチが選択された場合は、第2表示領域D2を
表示した後に第3表示領域D3も表示できるため、表示
領域拡大による楽しみを2度味わうことができる。した
がって、第2表示領域D2までのみ拡大する場合より
も、遊技者の興趣が高まった状態をより一層長く維持す
ることができる。しかも、大当り図柄は、第1表示領域
D1、第2表示領域D2および第3表示領域D3の変動
が停止するまでは、第1表示領域D1、第2表示領域D
2および第3表示領域D3の中のどれに表示されるか分
からないため、1つの表示領域のみに大当り図柄が表示
されるものよりも、大当り発生に対する遊技の興趣をよ
り一層高めることができる。また、最後には、遮蔽板3
5が上昇して第2表示領域D2および第3表示領域D3
が遮蔽され、第1表示領域D1に最終結果を表示するこ
とができるため、最終結果を明確に視認することができ
る。
【0110】[暴れ変動処理]次に、CPU84が実行
する暴れ変動処理の流れについて図27、図28、図4
2ないし図45、図53、図54を参照して説明する。
図27は暴れ変動処理の流れを示すフローチャートであ
り、図28は図27の続きを示すフローチャートであ
る。図42ないし図45は暴れ変動処理のタイムチャー
トである。CPU84は、第1制御が終了したか否かを
判定するが(S452)、ここではまだ終了していない
ためS454へ進み、第1制御を実行する(S452:
No)。この第1制御では、図42に示すように、時間
t1にて第1表示領域D1が高速変動している時間(変
動固定時間)taをセットし、第1表示領域D1が高速
変動させる(図42の(t1〜t2)、図53
(A))。
【0111】そして変動固定時間taが経過し、時間t
2になるとCPU84は、第1制御は終了したと判定し
(S452:Yes)、第2制御は終了していないと判
定すると(S456:No)、第2制御を実行する(S
458)。この第2制御では、表示領域A1,B1に表
示する図柄を特別図柄表示制御のS124(図19)に
おいてセットした停止図柄の1図柄前の図柄に差し替え
るとともに、表示領域C1に表示する図柄を上記セット
した停止図柄の7図柄前の図柄に差し替え、第1表示領
域D1を低速変動する(図42の(t2〜t3))。
続いて時間t3になるとCPU84は、第2制御は終了
したと判定し(S456:Yes)、第3制御は終了し
ていないと判定すると(S460:No)、第3制御を
実行する(S462)。この第3制御では、表示領域A
1,B1を第1上下変動させ、表示領域C1を低速変動
させる(図42の(t3〜t4))。
【0112】続いて時間t4になるとCPU84は、第
3制御が終了したと判定し(S460:Yes)、第1
表示領域D1の変動を停止させ(S464、図42のt
4〜t5、図53(B))、第4制御は終了していない
と判定し(S466:No)、第4制御を実行する(S
468)。この第4制御では、遮蔽板35を一段分、つ
まり第2表示領域D2が表示される位置まで下降させな
がら、第1表示領域D1および第2表示領域D2を暴れ
変動させる(図42および図43の(t5〜t6)、
図53(C)、(D))。続いて時間t6になるとCP
U84は、第1表示領域D1および第2表示領域D2の
暴れ変動を停止させ、第1表示領域D1および第2表示
領域D2に停止図柄を表示する(S470、図42およ
び図43のt6〜t7、図53(E))。
【0113】続いてCPU84は、第5制御は終了して
いないと判定し(S472:No)、第5制御を実行す
る(S474)。この第5制御では、遮蔽板35をさら
に一段分、つまり第3表示領域D3が表示される位置ま
で下降させながら、第1表示領域D1ないし第3表示領
域D3を暴れ変動させる(図42および図43の(t
7〜t8)、図53(F))。続いて時間t8になると
CPU84は、第5制御が終了したと判定し(S47
2:Yes)、第1表示領域D1ないし第3表示領域D
3の総ての暴れ変動を停止するとともに、総ての表示領
域に停止図柄を表示する(S476、図43のt8〜t
9、図54(G))。ここで、総ての停止図柄は、特別
図柄表示制御(図19)のS138において大当りの場
合は、暴れ変動中央ライン図柄決定乱数テーブル85j
(図13(C))、暴れ変動上下ライン図柄決定乱数テ
ーブル85k(図13(D))および暴れ変動大当りラ
イン決定乱数テーブル85m(図13(E))から選択
した図柄を用い、ハズレの場合は、暴れ変動上下ライン
図柄決定乱数テーブル85k(図13(D))から選択
した図柄を用いる。
【0114】続いて時間t9になるとCPU84は、第
6制御は終了していないと判定し(図28のS478:
No)、第6制御を実行する(S480)。この第6制
御では、第2表示領域D2のみを再変動させる(図43
の(t9〜t10)、図54(H))。続いて時間t
10になるとCPU84は、第2表示領域D2の変動を
停止させ(S482、図54(I))、第7制御が終了
したか否かを判定するが(S484)、ここでは第7制
御は実行されていないため、次のS486へ進み(S4
84:No)、ラインZ1,Z2,Y2のいずれかが大
当りか否かを判定する。ここで、大当り図柄をラインZ
1,Z2,Y2の中のどのラインにて停止させて表示す
るかは、特別図柄表示制御(図19)のS138におい
て暴れ変動大当りライン決定乱数テーブル85m(図1
3(E))から選択したラインにて決定する。
【0115】続いてCPU84は、上記いずれのライン
も大当りではないと判定すると(S486:No)、第
8制御を実行する(S488)。この第8制御では、遮
蔽板35を通常位置、つまり第2表示領域D2および第
3表示領域D3を遮蔽する位置まで上昇させる(図43
の(t11〜t12)、図54(L))。続いてCP
U84は、第8制御が終了したと判定すると(S49
0:Yes)、第1表示領域D1に、この暴れ変動によ
る結果を表示する(S492)。たとえば、「ハズレ」
の文字やS480における第6制御によって再変動した
第2表示領域D2の停止図柄を第1表示領域D1に表示
する。
【0116】ここで、S482において第2表示領域D
2の変動が停止した際に、ラインZ1,Z2,Y2のい
ずれかのラインに大当り図柄が表示された場合の処理の
流れについて図44および図45のタイムチャートを参
照して説明する。CPU84は、S486においてライ
ンZ1,Z2,Y2のいずれかのラインが大当りである
と判定すると(S486:Yes)、第7制御を実行す
る(S494)。この第7制御では、第1表示領域D1
ないし第3表示領域D3を再変動する。たとえば、第1
表示領域D1ないし第3表示領域D3の総てが高速変動
して、最後に図柄を差し替えて停止する(図44および
図45の(t11〜t12)。
【0117】そして時間t12になるとCPU84は、
第7制御が終了したと判定し(S484:Yes)、第
1表示領域D1に大当り図柄を表示するとともに、第2
表示領域D2および第3表示領域D3を利用して「大当
り」の文字を表示する(S496、図44および図45
のt12〜t13、図54(J))。続いて時間t13
になるとCPU84は、第8制御を実行し、遮蔽板35
を通常位置に戻し(S488、図44および図45の
(t13〜t14))、第8制御を終了すると(S49
0:Yes)、第1表示領域D1に結果を表示する(S
492)。たとえば、大当り図柄を第1表示領域D1に
表示する(図54(K))。
【0118】以上のように、変動態様として暴れ変動が
選択された場合は、第2表示領域D2を表示した後に第
3表示領域D3も表示できるため、表示領域が拡大して
行くことにより興趣を高めることができることに加え
て、あたかも表示領域が暴れ変動することにより、遮蔽
板35が下降して行くように見えるため、単に遮蔽板3
5が下降する場合よりも、遊技の面白みを増大させるこ
とができる。
【0119】次に、CPU84が実行するお宝リーチ処
理の流れについて図29、図30、図46ないし図4
8、図55、図56を参照して説明する。図29はお宝
リーチ処理の流れを示すフローチャートであり、図30
は図29の続きを示すフローチャートである。図46な
いし図48はお宝リーチ処理のタイムチャートである。
CPU84は、第1制御が終了したか否かを判定するが
(S552)、ここではまだ開始されていないためS5
54へ進み、第1制御を実行する(S552:No)。
この第1制御では、図46に示すように、時間t1にて
第1表示領域D1が高速変動している時間(変動固定時
間)taをセットし、第1表示領域D1を高速変動させ
る(図46の(t1〜t2))。
【0120】そして変動固定時間taが経過し、時間t
2になるとCPU84は、第1制御は終了したと判定し
(S552:Yes)、第2制御は終了していないと判
定すると(S556:No)、第2制御を開始する(S
558)。この第2制御では、表示領域A1,B1に表
示する図柄を特別図柄表示制御のS124(図19)に
おいてセットした停止図柄の1図柄前の図柄に差し替え
るとともに、表示領域C1に表示する図柄を上記セット
した停止図柄の7図柄前の図柄に差し替え、第1表示領
域D1を低速変動する(図46の(t2〜t3))。
続いて時間t3になるとCPU84は、第2制御は終了
したと判定し(S556:Yes)、第3制御は終了し
ていないと判定すると(S560:No)、第3制御を
開始する(S562)。この第3制御では、表示領域A
1,B1を第1上下変動させ、表示領域C1を低速変動
させる(図46の(t3〜t4)、図55(A))。
【0121】続いて時間t4になるとCPU84は、第
3制御は終了したと判定し(S560:Yes)、第4
制御は終了していないと判定すると(S564:N
o)、第4制御を開始する(S566)。この第4制御
では、表示領域C1に下向きの矢印を表示する(図46
の、図55(B))。続いてCPU84は、第5制御
は終了していないと判定し(S568:No)、第5制
御を実行する(S570)。この第5制御では、遮蔽板
35を一段分、つまり第3表示領域D3を遮蔽する位置
まで下降させる(図47の(t4〜t5)、図55
(C))。続いて時間t5になるとCPU84は、第6
制御は終了していないと判定し(S572:No)、表
示領域C2に左向きの矢印を表示するか否かを判定する
(S574)。
【0122】ここで、表示領域C2に左向きの矢印を表
示するか否かは、特別図柄表示制御(図19)のS14
2においてお宝リーチ×印表示領域決定乱数テーブル8
5n(図13(F))から選択した表示領域が表示領域
C2であるか否かによって決定する。そしてCPU84
は、お宝リーチ×印表示領域決定乱数テーブル85nか
ら選択した表示領域が表示領域C2以外である場合は、
表示領域C2に左向きの矢印を表示すると判定し(S5
74:Yes)、表示領域C2を印変動表示し(図47
のt5〜t6)、時間t6になると変動表示を停止し
(t6〜t7)、左向きの矢印を表示する(S576、
図47の(t7)、図55(C))。またCPU84
は、表示領域C2に左向きの矢印を表示しないと判定し
た場合は(S574:No)、表示領域C2に×印を表
示し(図30のS622)、表示領域C1に停止図柄を
表示する(S624)。
【0123】続いてCPU84は、第7制御は終了して
いないと判定し(S578:No)、表示領域B2に左
向きの矢印を表示するか否かを判定する(S580)。
続いてCPU84は、お宝リーチ×印表示領域決定乱数
テーブル85nから選択した表示領域が表示領域B2以
外である場合は、表示領域B2に左向きの矢印を表示す
ると判定し(S580:Yes)、表示領域B2を印変
動表示し(図47のt7〜t8)、時間t8になると変
動表示を停止し(t8〜t9)、左向きの矢印を表示す
る(S582、図47の(t9)、図55(D))。
またCPU84は、表示領域B2に左向きの矢印を表示
しないと判定した場合は(S580:No)、表示領域
B2に×印を表示する(図30のS622、図56
(B))。
【0124】続いてCPU84は、第8制御は開始され
ていないと判定し(S584:No)、表示領域A2に
下向きの矢印を表示するか否かを判定する(S58
6)。続いてCPU84は、お宝リーチ×印表示領域決
定乱数テーブル85nから選択した表示領域が表示領域
A2以外である場合は、表示領域A2に下向きの矢印を
表示すると判定し(S586:Yes)、表示領域A2
を印変動表示し(図47のt9〜t10)、時間t10
になると変動表示を停止し(t10〜t11)、下向き
の矢印を表示する(S588、図47の(t11)、
図55(D))。またCPU84は、表示領域A2に下
向きの矢印を表示しないと判定した場合は(S586:
No)、表示領域A2に×印を表示する(図30のS6
22)。
【0125】続いてCPU84は、第9制御は終了して
いないと判定し(S590:No)、第9制御を開始す
る(S592)。この第9制御では、遮蔽板35を最下
端まで下降させ、第1表示領域D1ないし第3表示領域
D3までを表示する(図48の(t12〜t13)、
図55(E))。続いてCPU84は、第10制御は終
了していないと判定し(S594:No)、表示領域A
3に右向きの矢印を表示するか否かを判定する(S59
6)。続いてCPU84は、お宝リーチ×印表示領域決
定乱数テーブル85nから選択した表示領域が表示領域
A3以外である場合は、表示領域A3に右向きの矢印を
表示すると判定し(S596:Yes)、表示領域A3
を印変動表示し(図48のt13〜t14)、時間t1
4になると変動表示を停止し(t14〜t15)、右向
きの矢印を表示する(S598、図48の(10)(t
15)、図55(E))。
【0126】またCPU84は、表示領域A3に右向き
の矢印を表示しないと判定した場合は(S596:N
o)、表示領域A3に×印を表示する(S622)。続
いてCPU84は、第11制御は終了していないと判定
し(S600:No)、表示領域B3に右向きの矢印を
表示するか否かを判定する(S602)。続いてCPU
84は、お宝リーチ×印表示領域決定乱数テーブル85
nから選択した表示領域が表示領域B3以外である場合
は、表示領域B3に右向きの矢印を表示すると判定し
(S602:Yes)、表示領域B3を印変動表示し
(図48のt15〜t16)、時間t16になると変動
表示を停止し(t16〜t17)、右向きの矢印を表示
する(S604、図48の(11)(t17)、図55
(E))。
【0127】またCPU84は、表示領域B3に右向き
の矢印を表示しないと判定した場合は(S602:N
o)、表示領域B3に×印を表示する(S622)。続
いてCPU84は、第12制御は終了していないと判定
し(S606:No)、表示領域C3に宝印を表示する
か否かを判定する(S608)。続いてCPU84は、
お宝リーチ×印表示領域決定乱数テーブル85nから選
択した表示領域が表示領域C3以外である場合は、表示
領域C3に「宝」印を表示すると判定し(S608:Y
es)、表示領域C3に「宝」印を低速で変動表示し
(図48のt17〜t18)、時間t18になると変動
表示を停止し(t18〜t19)、「宝」印を表示する
(S610、図48の(12)(t19)、図55
(E))。
【0128】またCPU84は、表示領域C3に宝印を
表示しないと判定した場合は(S608:No)、表示
領域C3に×印を表示する(S622)。続いてCPU
84は、表示領域C3に宝印を表示したと判定し(S6
12:Yes)、表示領域D1に大当り図柄を表示する
とともに、表示領域D2,D3に「大当り」の文字を表
示する(S614、図55(F))。またCPU84
は、表示領域C3に宝印を表示していないと判定した場
合は(S612:No)、表示領域D1にハズレ図柄を
表示するとともに、表示領域D2,D3に「ハズレ」の
文字を表示する(S616)。続いてCPU84は、第
13制御を終了していないと判定し(S618:N
o)、第13制御を開始する(S620)。この第13
制御では、遮蔽板35を通常位置、つまり第2表示領域
D2および第3表示領域D3を遮蔽する位置まで上昇さ
せる(図48の(13)(t20〜t21)、図56
(A))。
【0129】以上のように、変動態様としてお宝リーチ
が選択された場合は、表示領域が1表示領域ずつ拡大し
ながら、矢印を表示領域C1、C2、B2、A2、A
3、B3に順に表示して行き、その途中で「×」印が表
示された場合はハズレとなり、矢印の表示が表示領域B
3までたどり着き、最後に表示領域C3に「宝」印が表
示された場合は大当りとなるため、遊技者は、いつ
「×」印が表示されてしまうか、あるいは矢印の表示が
表示領域B3までたどり着くことができるか否か、わく
わくしながら遊技を楽しむことができる。
【0130】[大入賞口処理]次に、CPU84が大当
り発生時に図14のS700で実行する大入賞口処理の
流れについて、それを示す図31のフローチャートを参
照して説明する。CPU84は、大当りフラグが立って
いると判定すると(S702:Yes)、大入賞口51
(図2)が開放中であるか否かを判定する(S70
4)。ここでは、初めて大入賞口51を開放するタイミ
ングであり、まだ大入賞口51は開放していないため、
S706へ進み(S704:No)、遊技球が特別領域
53を通過したことを示す検出フラグをリセットし(S
706)、大入賞口51の開放時間である大入賞口開放
時間T5(たとえば、約30秒)のカウントをスタート
し(S708)、大入賞口開放コマンドを大入賞口用ソ
レノイド43(図10)へ出力する(S710)。これ
により、大入賞口用ソレノイド43が開作動し、大入賞
口51(図2)が開放する。続いて、CPU84は、大
入賞口51への入賞数Pをカウントする大入賞口入賞カ
ウンタをリセットする(S712)。
【0131】そしてCPU84は、S702へ戻るが、
既に大当りフラグは立っており、大入賞口51は開放中
であるためS704からS714へ進み(S704:Y
es)、大入賞口開放時間T5がタイムアップしたか否
かを判定する。続いてCPU84は、タイムアップして
いない場合は(S714:No)、大入賞口入賞カウン
タのカウント数Pが「10」以上になったか否かを判定
し(S716)、「10」以上になっていない場合は
(S716:No)、遊技球が特別領域53(図2)を
通過して役物連続作動スイッチ55(図10)がONし
たか否かを判定する(S718)。続いてCPU84
は、役物連続作動スイッチ55がONしたと判定した場
合は(S718:Yes)、検出フラグを立て(S72
0)、S702へ戻り、S702〜S720を繰り返
す。
【0132】そしてCPU84は、S714において大
入賞口開放時間T5がタイムアップしたと判定した場合
(S714:Yes)、あるいは、S716において大
入賞口入賞カウンタのカウント数Pが「10」以上にな
ったと判定した場合は(S716:Yes)、大入賞口
停止コマンドを大入賞口用ソレノイド43へ出力する
(S722)。これにより、大入賞口用ソレノイド43
が閉作動し、大入賞口51が閉じる。つまり、大入賞口
開放時間内であっても、10個の遊技球が大入賞口51
へ入賞した場合は、大入賞口51を閉じる。続いてCP
U84は、検出フラグが立っていると判定した場合は
(S724:Yes)、ラウンド数Nが「16」である
か否かを判定し(S726)、「16」になっていない
場合は(S726:No)、ラウンド数Nに「1」を加
算する(S728)。
【0133】このように、CPU84はS724におい
て検出フラグが立っていないと判定し(S724:N
o)、あるいは、S726においてラウンド数Nが「1
6」であると判定するまで(S726:Yes)、S7
02〜S728を繰り返し実行する。そしてCPU84
は、S724において検出フラグが立っていないと判定
し(S724:No)、あるいは、S726においてラ
ウンド数Nが「16」であると判定すると(S726:
Yes)、大当りフラグをリセットする(S730)。
【0134】以上のように、第1実施形態のパチンコ機
10を使用すれば、第1種始動口41を通過したという
条件(本発明の所定の条件)が成立した場合に、特別図
柄表示装置34(本発明の図柄表示手段)によって表示
される視認可能な表示領域34bを複数段階に変化する
ように制御することができる。つまり、特別図柄34a
を視認可能な表示領域34bを徐々に大きくなるように
制御できる。したがって、遊技者は、視認可能な表示領
域34bが大きくなるにつれて、表示される特別図柄が
どのような特別図柄だろうかという期待を徐々に高めて
行くことができるため、遊技者に停止図柄に対する期待
を持たせるための演出の単純化を解消することができる
ので、遊技者の興趣が高まった状態を少なくとも最終結
果が表示されるまで長時間維持することができる。ま
た、機械的に昇降する遮蔽板35を用いれば遮蔽領域を
容易に作り出すことができるし、その大きさを容易に制
御することもできる。なお、遮蔽板35は、液晶表示板
34cの表示内容を明確に視認できない、あるいは視認
し難い程度の透光性を有する材料によって形成すること
もできる。
【0135】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態に係るパチンコ機について図32および図57を参
照して説明する。本第2実施形態のパチンコ機は、表示
領域34bに種々のメッセージを表示できることを特徴
とする。図32はCPU84が実行するメッセージ表示
制御の流れを示すフローチャートである。図57(A)
は第1表示領域D1にメッセージの一部が表示された状
態を示す説明図であり、図57(B)は第1表示領域D
1および第2表示領域D2にメッセージが表示された状
態を示す説明図である。なお、CPU84が実行するメ
ッセージ表示制御を除いて上述の第1実施形態と同一で
あるため、その同一部分の説明を省略する。
【0136】このメッセージ表示制御は、図14に示す
メインルーチンの出力処理(S16)の1処理として実
行される。CPU84は、下皿22(図1)が賞球で満
杯になり、満杯検出スイッチ82(図10)がONした
ことを検出すると(S310:Yes)、図57(A)
に示すように第1表示領域D1に「球を抜い」という内
容の第1メッセージ100を表示する(S312)。続
いてCPU84は、図57(B)に示すように遮蔽領域
35を1段分下降させ(S314)、第2表示領域D2
に「て下さい」という内容の第2メッセージ102を表
示する(S316)。つまり、第1表示領域D1および
第2表示領域D2に「球を抜いて下さい」というメッセ
ージを表示する。そしてCPU84は、大当りフラグが
リセットされると(S318:Yes)、遮蔽板35を
通常位置、つまり第2表示領域D2および第3表示領域
D3を遮蔽する位置まで上昇させる(S320)。
【0137】なお、上記メッセージ表示制御は、次の
〜のタイミングのいずれか1つ以上において実行する
ことができる。図柄の変動が停止したとき。図柄を
変動開始する前。第1種始動口スイッチ41aがON
していないとき。また、変動中に図柄とメッセージを交
互に表示することもできる。以上のように、第2実施形
態のパチンコ機を使用すれば、払い出された賞球が満杯
になったときに遊技者に「球を抜いて下さい」というメ
ッセージを表示することができるため、賞球が満杯であ
ることを遊技者に迅速に伝えることができる。しかも、
遊技者が最も注視する表示領域34bにメッセージを表
示するため、遊技者に確実に伝えることができる。ま
た、メッセージを表示領域34bに表示できるため、メ
ッセージを表示するための専用の表示装置を別個に設け
る必要がないので、パチンコ機10の製造コストを低減
できる。なお、上記メッセージ以外の各種メッセージを
表示できることは勿論である。また、遮蔽板35を最下
端まで下降させて第3表示領域D3までメッセージを表
示することもできる。さらに、メッセージを構成する文
字が1文字ずつ増加するように表示することもできる。
【0138】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態に係るパチンコ機について図33および図58を参
照して説明する。本第3実施形態のパチンコ機は、表示
領域34bに信頼度および利益度などの遊技者に付与さ
れる利益の内容を表示できることを特徴とする。図33
はCPU84が実行する利益内容表示制御の流れを示す
フローチャートである。図58は第1表示領域D1およ
び第2表示領域D2に利益内容が表示された状態を示す
説明図である。なお、CPU84が実行する利益内容表
示制御を除いて前述の第1実施形態と同一であるため、
その同一部分の説明を省略する。また、この利益内容表
示制御は、第1実施形態で述べた各種変動態様または第
2実施形態で述べたメッセージ表示制御と組み合わせて
実行される。
【0139】まず、信頼度とは、たとえば表示領域A
2,B2,C2に「7」がそれぞれ表示された場合を大
当りとすると、表示領域A2および表示領域B2に
「7」が表示されており、次に表示領域C2に「7」が
停止する確率を意味する。また、利益度とは、遊技者が
獲得し得る利益の度合い、たとえば大当りの種類によっ
て払い出される賞球数に差がある場合に、最も多くの賞
球が払い出される大当りの発生する確率を意味する。C
PU84は、大当りにおける各種変動態様において結果
表示処理(たとえば図24のS296、図26のS40
0、図28のS492、図30のS620)が終了する
と(S330:Yes)、図58に示すように、第1表
示領域D1に「R当P」を表示する(S332)。
【0140】ここで、「R」は、大入賞口処理のS72
8(図31)においてカウントされたラウンド数Nを意
味し、「当」は、大当りを意味し、「P」は、大入賞口
51の入賞カウント数を意味する。続いてCPU84
は、遮蔽板35を第3表示領域D3のみを遮蔽する位置
まで下降させ、表示領域A2にラウンド数Nを表示し
(S334)、表示領域B2に大当り図柄を表示し(S
336)、表示領域C2に入賞カウント数を表示する
(S338)。本例では、表示領域A2にラウンド数
「1」が、表示領域B2に大当り図柄「7」が、表示領
域C2に入賞カウント数「3」がそれぞれ表示されてお
り(図58)、ラウンド数Rおよび入賞カウント数P
は、ラウンド数および入賞カウント数が変化に伴って変
化する。そしてCPU84は、大当りフラグがリセット
されると(S340:Yes)、遮蔽板35を通常位
置、つまり第2表示領域D2および第3表示領域D3を
遮蔽する位置まで上昇させる(S342)。
【0141】以上のように、第3実施形態に係るパチン
コ機を使用すれば、大当りの発生を遊技者に告知した
後、即座に利益の内容を遊技者に伝えることができる。
しかも、遊技者が最も注視する表示領域34bに利益内
容を表示するため、遊技者に確実に伝えることができ
る。また、利益内容を表示領域34bに表示できるた
め、利益内容を表示するための専用の表示装置を別個に
設ける必要がないので、パチンコ機10の製造コストを
低減できる。なお、遮蔽板35を最下端まで下降させて
第3表示領域D3までを使用してもっと大きな文字で利
益内容を表示したり、他の利益内容を表示することもで
きる。また、遮蔽板35を液晶表示板によって形成し、
その遮蔽板35にメッセージや利益内容、あるいは動画
などを表示することもできる。
【0142】[第4実施形態]次に、本発明の第4実施
形態に係るパチンコ機について図59を参照して説明す
る。本第4実施形態のパチンコ機は、視認可能な表示領
域を電気的に遮蔽し、その遮蔽領域を複数段階に変化で
きることを特徴とする。図59(A)は第2表示領域D
2および第3表示領域D3が電気的に遮蔽されている状
態を示す説明図であり、図59(B)は図59(A)に
示す状態から遮蔽領域が減少して第3表示領域D3のみ
が電気的に遮蔽されている状態を示す説明図であり、図
59(C)は図59(B)に示す状態から遮蔽領域がな
くなった状態を示す説明図である。
【0143】遮蔽領域200の制御は、前述の第1実施
形態で述べた各種変動態様を実行するための制御と同じ
制御を用いることができる。この場合、遮蔽板35を下
降または上昇させる処理は、遮蔽板35に替えて遮蔽領
域200を下降または上昇させる内容となる。遮蔽領域
200は、遮蔽すべき領域を構成する液晶の表示色を単
一色、たとえば黒色、灰色、白色など、特別図柄34a
やその背景の表示に用いる色以外の色であって、図柄を
視認可能な表示領域34b(図4(B))と明確に区別
できる色(以下、遮蔽色と称する)に制御することによ
り形成する。
【0144】液晶を1画素単位で横方向に1列に配置す
ることによって形成される領域を1ラインとすると、遮
蔽領域35は、少なくとも1ライン単位で上下方向に増
減するように制御される。図59(A)に示す例では、
遮蔽領域200は、第2表示領域D2および第3表示領
域D3を遮蔽した状態となっており、次に第3表示領域
D3のみを遮蔽した状態に変化し(図59(B))、次
に何も遮蔽していない状態に変化する(図59
(C))。この場合、上述したように、遮蔽領域200
を1ライン単位で図59(A)に示す状態から図59
(C)に示す状態へ連続して(1ラインごとに同じ時間
間隔、または、異なる時間間隔で)遮蔽色に変化するよ
うに制御することができる。また、その制御を行う場
合、1ラインごと、または複数ラインごと、あるいは表
示領域ごとに遮蔽色の表示を所定時間停止させ、表示タ
イミングにアクセントを付けることもできる。
【0145】さらに、1ライン単位、または複数ライン
単位、あるいは表示領域単位など、遮蔽すべき領域を構
成する液晶の総てを同じタイミングで遮蔽色に変化させ
ることもできる。どのように制御するかは、特別図柄表
示装置34に表示する内容または態様によって決定す
る。たとえば、図4(B)に示す計9個の表示領域に図
59(C)に示すように特別図柄をそれぞれ表示し、第
1表示領域D1〜第3表示領域D3の各表示領域ごとに
図柄を変動表示する場合は、その変動表示が停止するタ
イミングで遮蔽領域200を移動する制御を行う。
【0146】また、信頼度や利益度を予告するように制
御することもできる。たとえば、大当りが発生した場合
に、液晶の色の変化、輝度の変化、予告用の図柄、予告
用の動画、図柄や背景の点滅などの態様によって予告す
る。また、図柄の色が黄から赤に変わることにより、大
当り信頼度がアップしたり、利益度なら一番高い図柄で
停止する確率がアップする、とすることもできる。この
場合の制御が本発明の請求項9に記載の制御手段に対応
する。なお、本第4実施形態では、特別図柄表示装置3
4は、液晶表示装置(LCD)によって特別図柄を表示
するが、LED、ドット式表示、CRT表示、プラズマ
ディスプレイなどを用いることもできる。
【0147】以上のように、第4実施形態に係るパチン
コ機を使用すれば、第1実施形態に係るパチンコ機と同
様に特別図柄表示装置34(本発明の図柄表示手段)に
よって表示される視認可能な表示領域34bを複数段階
に変化するように制御することができる。つまり、特別
図柄34aを視認可能な表示領域34bを徐々に大きく
なるように制御できる。したがって、遊技者は、視認可
能な表示領域34bが大きくなるにつれて、表示される
特別図柄がどのような特別図柄だろうかという期待を徐
々に高めて行くことができるため、遊技者に停止図柄に
対する期待を持たせるための演出の単純化を解消するこ
とができるので、遊技者の興趣が高まった状態を少なく
とも最終結果が表示されるまで長時間維持することがで
きる。また、遮蔽領域200は、液晶表示によって作り
出すため、液晶表示を制御することにより、遮蔽領域2
00を容易に作り出すことができるし、その大きさを容
易に制御することもできる。なお、本第4実施形態に係
るパチンコ機において前述した信頼度や利益度などの内
容を液晶表示することもできる。
【0148】ところで、特別図柄表示装置34が本発明
の図柄表示手段に対応し、大当り図柄が所定の図柄に対
応し、ROM85が請求項12に記載の記憶媒体に対応
する。そして、CPU84が実行する図19のS146
が本発明に係る制御手段として機能する。また、第4実
施形態が請求項3に記載の発明に対応し、第1ないし第
3実施形態が請求項4に記載の発明に対応する。さら
に、図20のS170が請求項5の制御手段として機能
し、図20のS172が請求項6の制御手段として機能
する。また、図20のS162およびS166が請求項
7の制御手段として機能し、図32のS310〜S32
0が請求項10のメッセージ表示手段として機能し、図
33のS330〜S344が請求項11の利益内容表示
手段として機能する。さらに、図20のS162、S1
66、S170およびS172が、請求項8に記載の制
御手段として機能し、各ステップにおいて実行する図柄
の各種変動態様が、請求項8に記載の演出に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のパチンコ機を正面から見た説
明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機10に備えられた遊技盤
13の主要構成を示す説明図である。
【図3】図2に示す遊技盤13に備えられたセンターケ
ース30を正面から見た拡大説明図である。
【図4】図4(A)は特別図柄表示装置34の横方向の
表示領域の構成を示す説明図であり、図4(B)は図4
(A)に示す表示領域をさらに縦方向に細分化して示す
説明図である。
【図5】図5は特別図柄表示装置34を構成する液晶表
示基板34cと、それを遮蔽するための機構を取り出し
て示す説明図であり、第2表示領域D2および第3表示
領域D3が遮蔽されている状態を示す説明図である。
【図6】図6は特別図柄表示装置34を構成する液晶表
示基板34cと、それを遮蔽するための機構を取り出し
て示す説明図であり、第3表示領域D3が遮蔽されてい
る状態を示す説明図である。
【図7】図5の左側面説明図である。
【図8】図6の左側面説明図である。
【図9】図9(A)は図4に示す第1表示領域D1のみ
が表示された状態を示す説明図であり、図9(B)は図
4に示す第1表示領域D1および第2表示領域D2のみ
が表示された状態を示す説明図であり、図9(C)は図
4に示す第1表示領域D1、第2表示領域D2および第
3表示領域D3が表示された状態を示す説明図である。
【図10】パチンコ機10の電気的構成をブロックで示
す説明図である。
【図11】図11はROM85の記憶内容を示す説明図
であり、図11(A)は普通図柄乱数テーブル85aの
構成を示す説明図であり、図11(B)は普通図柄テー
ブル85bの構成を示す説明図であり、図11(C)は
大当り特別乱数テーブル85cの構成を示す説明図であ
り、図11(D)は特別図柄乱数テーブル85dの構成
を示す説明図であり、図11(E)はハズレ特別図柄乱
数テーブル85eの構成を示す説明図であり、図11
(F)は変動乱数テーブル85fの構成を示す説明図で
ある。
【図12】図12はROM85に記憶された変動態様決
定テーブル85gの構成を示す説明図である。
【図13】図13はROM85の記憶内容を示す説明図
であり、図13(A)は一旦停止ライン決定第1乱数テ
ーブル85hの構成を示す説明図であり、図13(B)
は一旦停止ライン決定第2乱数テーブル85iの構成を
示す説明図であり、図13(C)は暴れ変動中央ライン
決定乱数テーブル85jの構成を示す説明図であり、図
13(D)は暴れ変動上下ライン決定乱数テーブル85
kの構成を示す説明図であり、図13(E)は暴れ変動
大当りライン決定乱数テーブル85mの構成を示す説明
図であり、図13(F)はお宝リーチ×印表示領域決定
乱数テーブル85nの構成を示す説明図である。
【図14】CPU84によって実行される主な処理内容
を示すメインフローチャートである。
【図15】CPU84が図14のS20において実行す
る普通図柄作動処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図16】CPU84が図14のS40において実行す
る普通図柄変動処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図17】CPU84が図14のS70において実行す
る普通電動役物処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図18】CPU84が図14のS90において実行す
る特別図柄始動口処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図19】CPU84が図14のS110において実行
する特別図柄表示制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【図20】CPU84が図19のS146において実行
する表示領域変動制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【図21】通常停止処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図22】通常リーチ処理の流れを示すフローチャート
である。
【図23】表示領域拡大第1リーチ処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図24】図23の続きを示すフローチャートである。
【図25】表示領域拡大第2リーチ処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図26】図25の続きを示すフローチャートである。
【図27】暴れ変動処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図28】図27の続きを示すフローチャートである。
【図29】お宝リーチ処理の流れを示すフローチャート
である。
【図30】図29の続きを示すフローチャートである。
【図31】CPU84が図14のS700で実行する大
入賞口処理の流れを示すフローチャートである。
【図32】CPU84が実行するメッセージ表示制御の
流れを示すフローチャートである。
【図33】CPU84が実行する利益内容表示制御の流
れを示すフローチャートである。
【図34】通常停止処理のタイムチャートである。
【図35】通常リーチ処理のタイムチャートである。
【図36】表示領域拡大第1リーチ処理のタイムチャー
トである。
【図37】表示領域拡大第1リーチ処理のタイムチャー
トである。
【図38】表示領域拡大第2リーチ処理のタイムチャー
トである。
【図39】表示領域拡大第2リーチ処理のタイムチャー
トである。
【図40】表示領域拡大第2リーチ処理のタイムチャー
トである。
【図41】表示領域拡大第2リーチ処理のタイムチャー
トである。
【図42】暴れ変動処理のタイムチャートである。
【図43】暴れ変動処理のタイムチャートである。
【図44】暴れ変動処理のタイムチャートである。
【図45】暴れ変動処理のタイムチャートである。
【図46】お宝リーチ処理のタイムチャートである。
【図47】お宝リーチ処理のタイムチャートである。
【図48】お宝リーチ処理のタイムチャートである。
【図49】図49は通常停止の態様の一例を示す説明図
であり、図49(A)は特別図柄が変動している状態を
示す説明図であり、図49(B)は特別図柄が停止して
いる状態を示す説明図である。
【図50】図50は通常リーチの態様の一例を示す説明
図であり、図50(A)は特別図柄が変動している状態
を示す説明図であり、図50(B)はリーチ状態を示す
説明図であり、図50(C)は特別図柄が停止している
状態を示す説明図である。
【図51】図51は表示領域拡大第1リーチの一例を示
す説明図であり、図51(A)は第1表示領域D1の変
動状態を示す説明図であり、図51(B)は第1表示領
域D1および第2表示領域D2の変動状態を示す説明図
であり、図51(C)は第1表示領域D1および第2表
示領域D2の停止状態を示す説明図であり、図51
(D)は大当り図柄の表示状態を示す説明図である。
【図52】図52は表示領域拡大第2リーチの一例を示
す説明図であり、図52(A)は第1表示領域D1の変
動状態を示す説明図であり、図52(B)は第1表示領
域D1および第2表示領域D2の変動状態を示す説明図
であり、図52(C)は第1表示領域D1ないし第3表
示領域D3の停止状態を示す説明図であり、図52
(D)は大当り図柄の表示状態を示す説明図である。
【図53】図53は暴れ変動の一例を示す説明図であ
り、図53(A)は第1表示領域D1の変動状態を示す
説明図であり、図53(B)は第1表示領域D1の停止
状態を示す説明図であり、図53(C)は第1表示領域
D1および第2表示領域D2が暴れ変動しながら遮蔽板
35が下降して行く状態を示す説明図であり、図53
(D)は第1表示領域D1および第2表示領域D2が暴
れ変動している状態を示す説明図であり、図53(E)
は第1表示領域D1の停止状態を示す説明図であり、図
53(F)は第1表示領域D1ないし第3表示領域D3
が暴れ変動しながら遮蔽板35が下降して行く状態を示
す説明図である。
【図54】図54は図53の続きを示す説明図であり、
図54(G)は第1表示領域D1ないし第3表示領域D
3の停止状態を示す説明図であり、図54(H)は第2
表示領域D2が再変動している状態を示す説明図であ
り、図54(I)は第2表示領域D2の停止状態を示す
説明図であり、図54(J)は大当り図柄が第1表示領
域D1に表示されるとともに第2表示領域D2および第
3表示領域D3に「大当り」の文字が表示された状態を
示す説明図であり、図54(K)は第1表示領域D1に
大当り図柄が表示されるとともに、第2表示領域D2お
よび第3表示領域D3が遮蔽板35によって遮蔽された
状態を示す説明図であり、図54(L)は第1表示領域
D1にハズレ図柄が表示されるとともに、第2表示領域
D2および第3表示領域D3が遮蔽板35によって遮蔽
された状態を示す説明図である。
【図55】図55はお宝リーチの一例を示す説明図であ
り、図55(A)は表示領域A1,B1に停止図柄が表
示されるとともに表示領域C1が変動している状態を示
す説明図であり、図55(B)は表示領域C1に下向き
の矢印が表示された状態を示す説明図であり、図55
(C)は表示領域C2に左向きの矢印が表示され、表示
領域B2が変動している状態を示す説明図であり、図5
5(D)は表示領域B2に左向きの矢印が表示され、表
示領域A2に下向きの矢印が表示された状態を示す説明
図であり、図55(E)は表示領域A3に右向きの矢印
が表示され、表示領域B3に右向きの矢印が表示され、
表示領域C3に「宝」の文字が表示された状態を示す説
明図であり、図55(F)は大当り図柄が第1表示領域
D1に表示されるとともに「大当り」の文字が第2表示
領域D2および第3表示領域D3に表示された状態を示
す説明図である。
【図56】図56は図55の続きを示す説明図であり、
図56(A)は遮蔽板35によって第2表示領域D2お
よび第3表示領域D3が遮蔽されるとともに大当り図柄
が第1表示領域D1に表示された状態を示す説明図であ
り、図56(B)は表示領域B2に×印が表示された状
態を示す説明図である。
【図57】図57(A)は第1表示領域D1にメッセー
ジの一部が表示された状態を示す説明図であり、図57
(B)は第1表示領域D1および第2表示領域D2にメ
ッセージが表示された状態を示す説明図である。
【図58】第1表示領域D1および第2表示領域D2に
利益内容が表示された状態を示す説明図である。
【図59】図59(A)は第2表示領域D2および第3
表示領域D3が電気的に遮蔽されている状態を示す説明
図であり、図59(B)は図59(A)に示す状態から
遮蔽領域が減少して第3表示領域D3のみが電気的に遮
蔽されている状態を示す説明図であり、図59(C)は
図59(B)に示す状態から遮蔽領域がなくなった状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 34 特別図柄表示装置(図柄表示手段) 34b 表示領域 34c 液晶表示基板 35 遮蔽板 84 CPU 85 ROM(記憶媒体) 92 プーリ 93 モータ D1 第1表示領域 D2 第2表示領域 D3 第3表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 繁田 正幸 愛知県春日井市桃山町1丁目127番地 マ ルホン工業株式会社内 (72)発明者 中田 康司 愛知県春日井市桃山町1丁目127番地 マ ルホン工業株式会社内 Fターム(参考) 2C088 AA17 AA33 AA35 AA36 AA42 BC22 BC23 BC25 EB58 EB71

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を変動表示する図柄表示手段を備
    え、その図柄表示手段によって変動表示された図柄が、
    所定の図柄になった場合に、遊技者に所定の利益を付与
    可能な状態になるパチンコ機において、 所定の条件が成立した場合に、前記図柄表示手段によっ
    て表示される図柄を視認可能な表示領域の大きさが複数
    段階に変化するように制御する制御手段を備えたことを
    特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記視認可能な表示領域の少なくとも一部を遮蔽し、前
    記所定の条件が成立した場合に、前記視認可能な表示領
    域を遮蔽する遮蔽領域の大きさが複数段階に変化するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1に記載のパチン
    コ機。
  3. 【請求項3】 前記図柄表示手段は、前記図柄を電気的
    に変動表示し、 前記制御手段は、前記視認可能な表示領域の少なくとも
    一部を電気的に遮蔽することを特徴とする請求項2に記
    載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記図柄表示手段は、前記図柄を変動表
    示し、 前記制御手段は、前記視認可能な表示領域の少なくとも
    一部を機械的に遮蔽することを特徴とする請求項2に記
    載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記視認可能な表示領
    域の少なくとも一部に前記図柄以外のものを表示し、そ
    の図柄以外のものを前記図柄に変化させることを特徴と
    する請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載のパ
    チンコ機。
  6. 【請求項6】 前記図柄表示手段は、複数の図柄を変動
    表示し、 前記制御手段は、前記所定の条件が成立した場合に、前
    記図柄表示手段によって表示される視認可能な図柄の数
    が複数段階に増加するように制御することを特徴とする
    請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のパチン
    コ機。
  7. 【請求項7】 前記図柄表示手段は、前記図柄が複数箇
    所に並べて変動表示される組を複数組表示し、 前記制御手段は、前記所定の条件が成立した場合に、前
    記図柄表示手段によって表示される組の数が複数段階に
    増加するように制御することを特徴とする請求項1ない
    し請求項6のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、 前記所定の条件が成立した場合に、前記視認可能な表示
    領域の大きさを複数段階に変化させるとともに、前記図
    柄が前記所定の図柄になるか否かを演出する表示を行う
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1
    つに記載のパチンコ機。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、 前記所定の条件が成立した場合に、前記視認可能な表示
    領域の大きさを複数段階に変化させるとともに、前記所
    定の利益が前記遊技者に付与される予告表示を行うこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに
    記載のパチンコ機。
  10. 【請求項10】 前記視認可能な表示領域に所定のメッ
    セージを表示するメッセージ表示手段を備えることを特
    徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載
    のパチンコ機。
  11. 【請求項11】 前記視認可能な表示領域に前記所定の
    利益の内容を表示する利益内容表示手段を備えることを
    特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1つに
    記載のパチンコ機。
  12. 【請求項12】 図柄を変動表示する図柄表示手段を備
    え、その図柄表示手段によって変動表示された図柄が、
    所定の図柄になった場合に、遊技者に所定の利益を付与
    可能な状態になるパチンコ機を機能させるためのコンピ
    ュータプログラムが記憶された記憶媒体において、 所定の条件が成立した場合に、前記図柄表示手段によっ
    て表示される図柄を視認可能な表示領域の大きさが複数
    段階に変化するように制御する制御プログラムを含むコ
    ンピュータプログラムが記憶されたことを特徴とする記
    憶媒体。
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