JP2001128502A - 代掻き作業機 - Google Patents

代掻き作業機

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JP2001128502A
JP2001128502A JP31848299A JP31848299A JP2001128502A JP 2001128502 A JP2001128502 A JP 2001128502A JP 31848299 A JP31848299 A JP 31848299A JP 31848299 A JP31848299 A JP 31848299A JP 2001128502 A JP2001128502 A JP 2001128502A
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machine frame
scraping
tractor
machine
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JP31848299A
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Yoshio Tanabe
義男 田辺
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Sugano Farm Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代掻き作業時における夾雑物の掻き上げと共
に、土壌の上下方向の移動を防止し、さらには、硬盤層
の形成を防止する代掻き作業機を提供する。 【解決手段】 トラクタに対して、その3点リンクヒッ
チ機構に装着される代掻き作業機において、前記3点リ
ンクヒッチ機構のうちアッパリンクの装着点が長孔の範
囲で自由に移動できるように形成されたマストと、前記
マストが立設される作業機フレームと、前記作業機フレ
ームに設けられる複数の撹拌爪を有する縦型ロータリ
と、前記作業機フレームの後部に設けた連結杆及び連結
アームを介して枢着される均平フロートと、前記縦型ロ
ータリと均平フロートとの間であって、前記作業機フレ
ームの後部に取付けられる均平板とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は代掻き作業機に関
し、さらに詳しくは、代掻き作業時における夾雑物の掻
き上げと共に、土壌の上下方向の移動を防止し、さらに
は、硬盤層の形成を防止する代掻き作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、水田圃場の環境を整えるために
は、まず圃場土壌の透、排水性をよくし、作物の呼吸障
害を助長しかねない過剰代掻きをやめることが急務であ
る。しかしながら、実際には過剰代掻き作業を好んで施
しているわけではないが、用水の供給に時期的制限があ
ることから迅速に水田を均平にする必要があり、そのた
め、代掻き作業が許された期間は短く、そのために短期
間のうちに水田を速やかに均平にすることが余儀なくさ
れている。
【0003】近年、この代掻き作業に用いられる代掻き
作業機としては、ロータリ耕耘機の耕耘軸に相当する部
分にかご型ロータ等を取り付けた形式のものが多く用い
られている。図5は、代掻き作業に用いられる一般的な
代掻き作業機の側面図を示している。代掻き作業機10
は、作業方向に延びた作業機フレーム11と、この作業
機フレーム11に立設するマスト12と、前記作業機フ
レーム11の作業方向後部に取付けられる耕耘部13
と、この耕耘部13の作業方向前方であって、耕耘部1
3による耕深を調節するため前記作業機フレームに取付
けられるゲージホイール14とから構成されている。そ
して、前記作業機フレーム11の作業方向前部であっ
て、かつ作業幅方向に設けられるクロスシャフト11a
と、前記マスト12の上部とがトラクタ(図示せず)の
3点リンクヒッチ機構のロアリンクLLとアッパリンク
ULに取付けられて、トラクタに装着されることとな
る。
【0004】また、前記耕耘部13は、トラクタのPT
O軸からの動力を伝達するためのギア、チェーン等から
なる動力伝達手段131と、作業幅方向に延びたフレー
ム132下方に位置し、前記動力伝達手段131により
動力が伝達されて回転する作業幅方向に延びたかご型ロ
ータ133と、前記フレーム132の作業方向後部で、
前記かご型ロータ133と干渉しない位置に設けられる
均平板134とから構成されている。即ち、前記耕耘部
13は、トラクタの出力の一部が動力伝達手段131を
介してかご型ロータ133を強制的に駆動することによ
り、水田圃場に対して代掻き作業を行うことができるよ
うになっている。
【0005】このような構成からなる代掻き作業機10
を用いて代掻き作業を行った場合、代掻き作業機を装着
したトラクタを前進させることにより、トラクタのPT
O軸からの動力がギア、チェーン等の動力伝達手段13
1を介してかご型ロータ133に伝達され、回転するか
ご型ロータ133が水田圃場に対して代掻き作業を行う
こととなる。
【0006】一方、水田圃場においては、上述のよう
に、作物の呼吸障害を防止する必要があるため、圃場土
壌の透・排水性を向上することが必要となる。このた
め、透・排水性を有する圃場土壌の基準として1日当た
りの水田用水の減水深(1日当たりの沈降速度)が10
〜15mmとなるように、田面から所定の深さに藁や葉
等からなる夾雑物Kを含む層を形成して、圃場の透・排
水性の向上を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した代掻
き作業機10を用いて代掻き作業を行う場合、水田圃場
の表面は泥濘んでいるにも拘らず、耕深の調節はゲージ
ホイール14により行っている。このため、ゲージホイ
ール14が沈み耕深調節ができず、かご型ロータ133
が夾雑物Kが埋設されている層まで達し、かご型ロータ
133は上下方向に土壌を掻き回すことから、夾雑物K
を田面に掻き上げるという問題が生じていた。また、過
剰代掻きによってかご型ロータ133が繰り返し当たる
部分には、かご型ロータ133が土壌を叩き硬くするた
め、水分を通さない硬盤層が形成されるという問題が生
じていた。これらの問題が生じた場合には、水田用水の
減水深(沈降速度)が極めて小さくなったり、ほとんど
無くなり、作物に呼吸障害を発生させ、十分な成育を期
待することができなかった。
【0008】そこで、本発明は、圃場土壌中の夾雑物の
掻き上げを防止すると共に、過剰代掻きによって水分を
通さない硬盤層が形成されてしまうことを防止する代掻
き作業機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するためになされた本発明は、トラクタに対して、その
3点リンクヒッチ機構に装着される代掻き作業機におい
て、前記3点リンクヒッチ機構のうちアッパリンクの装
着点が長孔の範囲で自由に移動できるように形成された
マストと、前記マストが立設される作業機フレームと、
前記作業機フレームに設けられ、回転中心軸が垂直方向
に沿って配列された複数の撹拌爪を有する縦型ロータリ
(通称バーチカルハロー)と、前記作業機フレーム後方
に作業時において一体化された連結杆及び連結アームを
介して枢着される均平フロートと、前記縦型ロータリと
均平フロートとの間であって、前記作業機フレームの後
部に取付けられる均平板とから構成されることを特徴と
する。
【0010】また、前記作業機フレ−ムの上方位置に
は、発光部からのレ−ザビームを受光する受光部が設け
られ、この受光部がトラクタのリフト機構の駆動制御に
よりレ−ザ−ビ−ムが描く基準平面に対して所定の高さ
になるようにロアリンクの上下動により前記均平フロー
トを支点として均平板が上下動されるように構成するこ
とが好ましい。
【0011】このような構成による本発明によれば、耕
深の調節にあたって均平フロートを用いて行っているた
め、所定の耕深を保つことができ、土中に埋設される夾
雑物の田面への掻き上げを防止することができる。ま
た、縦型ロータリを用いることにより、土壌の移動が上
下方向ではなく、水平面に沿った移動であるため、過剰
代掻きによって水分を通さない硬盤層が形成されてしま
うことを防止でき、従来の代掻き作業機に比べて土の上
下方向の移動が極めて少なく、均平精度の向上が期待で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図1から図4を参照して説明する。これらの図にお
いて、符号1は本発明にかかる代掻き作業機を示し、こ
の代掻き作業機1は、作業方向に沿って前から順に、縦
型ロータリ3と、均平板4と、均平フロート5とから構
成されている。
【0013】まず、縦型ロータリ3は、作業進行方向に
延びた作業機フレーム2に、トラクタのPTO軸からの
動力を得て作業方向垂直に設けた複数の縦軸を中心に回
転する形式の撹拌爪31を設けた構成である。詳しく説
明すれば、図3に示すようにトラクタのPTO軸から回
転トルクの供給を受けて、垂直面内の回転を歯車群G
1 、G2 を経てこれと直角の面内の回転に変換し、歯車
群G1 、G2 の末端部に位置するベベルギアGBにより
水平面内で回転する歯車群G11、G12にトルクを伝達
し、歯車群G11、G12の欠く歯車に設けたディスクD
1 、D2 、D3 ・・・に取付けてある撹拌爪M1 、M
2 、M3・・・を回転させるように構成されている。
【0014】また、作業機フレーム2から作業方向後方
へ連結杆51が延設され、この連結杆51にボルト53
を用いて連結アーム52が取付けられている。なお、連
結杆51と連結アーム52とは、代掻き作業時において
はボルト53により固着状態になければならい。さら
に、連結アーム52の他端にはブラケット54を介して
均平フロート5が枢着されている。従って、代掻き作業
時においては、前記連結アーム52と連結杆51とをボ
ルト53により固着されているため、均平フロート5が
浮力により代掻き作業機1を支持することとなる。
【0015】なお、作業時以外はボルト53を緩めるこ
とにより、連結杆51と連結アーム52とが脱着できる
と共に、両者がなす角度を調節することにより、縦型ロ
ータリ3の耕深を調節することができるようになってい
る。また、前記均平フロート5は、代掻き作業機1の後
部を支持し、縦型ロータリ3の耕深を調節する機能に加
え、田面を均平にする機能をも有している。
【0016】さらに、前記作業機フレーム2と均平フロ
ート5との間であって、前記作業機フレーム2の後部に
は、均平板4が設けられている。この均平板4は縦型ロ
ータリ3の撹拌爪31の回転駆動に伴う土の飛散を防止
すると共に、田面を均平にする機能を有している。
【0017】尚、この代掻き作業機1はトラクタ(図示
せず)に装着され、かつ制御されるものであって、代掻
き作業機1はトラクタの有する3点リンクヒッチ機構に
よりトラクタに装着されることになる。即ち、代掻き作
業機1の作業フレーム2に立設されれるマスト21の作
業方向前部には、長孔21Aが作業方向に沿って形成さ
れていて、この長孔21Aにトラクタの3点リンクヒッ
チ機構のアッパリンクULが装着され、アッパリンクU
Lの装着点が後述の理由により長孔21Aの範囲内で自
由に移動できるようになっている。一方、代掻き作業機
1の作業機フレーム2の作業方向前部には、作業幅方向
に設けたクロスシャフト22があり、このクロスシャフ
ト22の両端部にトラクタの3点リンクヒッチ機構のロ
アリンクLLが装着されるようになっている。これによ
り、代掻き作業機1がトラクタTに装着されることとな
る。
【0018】次に、このような構成を有する代掻き作業
機1を代掻き作業に用いた場合について説明する。ま
ず、作業を開始する前に、トラクタの3点リンクヒッチ
のアッパリンクUL及びロアリンクLLに代掻き作業機
1を装着する。この際、縦型ロータリ3により水田圃場
の上層部のみを撹拌できるように均平フロート5の位置
を調節する。この均平フロート5の調節は、上述のよう
に、前記連結杆51と連結アーム52との位置関係をボ
ルト53を緩めるによって調節することができる。均平
フロートの調節が終了したら、ボルト53により連結杆
51と連結アーム52とを固着する。
【0019】そして、トラクタにより代掻き作業機1を
前進させることで、縦型ロータリ3の撹拌爪31により
水田圃場の上層部を撹拌混合すると共に、作業機後部に
取り付けた均平板4と均平フロート5により田面を均平
化する。この作業をトラクタを進めることで水田圃場の
全域にわたって行うことにより、代掻き作業が完了す
る。
【0020】なお、作業において、トラクタが備えるリ
フト機構によりロアリンクLLを持ち上げようとしたと
き、アッパリンクULの装着点は長孔の範囲で自由に遊
ぶことができるので、即座に代掻き作業機1を持ち上げ
ることにはならない。即ち、アッパリンクULの装着点
が長孔21A内で移動するため、トラクタTの実際の上
下動制御量がそのまま代掻き作業機1に伝わらず、上下
のいずれの方向にも小さくなって伝わることになる。言
い換えると、代掻き作業機1のリフト高さは均平フロー
ト5を支点とした、てこの運動になるので、ロアリンク
LLのヒッチ点と均平フロート5との間に存在する均平
板4の下端部のリフト高さは代掻き作業機1のリフト高
さに比較して小さくなり、圃場表面にはピッチの小さい
凹凸が形成されるが、全体としてはほぼ水平状態の田面
に仕上げることができる。
【0021】また、上述のように、縦型ロータリ3は均
平フロート5により表面層のみを撹拌するように調節さ
れているため、土中に埋設されている夾雑物Kを田面に
掻き上げることがない。また、従来の代掻き作業機に比
べて土の上下方向の移動が極めて少ないため均平精度の
向上が期待できる。
【0022】次に、本発明の他の実施形態としては、作
業機フレーム2の縦型ロータリ3の側面視上真上に相当
する位置に、発光部(図示せず)からのレ−ザ光を受光
する受光部23がポ−ル23Xを介して取り付けられた
ものであっても良い。このように代掻き作業機1に受光
部23を取り付けることにより、圃場外に設けた発光部
(図示せず)からのレ−ザ光が描く基準平面H内にこの
受光部23が常時位置するように、代欠き作業機1が均
平フロート5を支点としてトラクタTのリフト機構6に
より上下動制御させられるため、水田圃場の水平化を正
確に行うことができる。
【0023】以下、このレーザ光による代掻き作業機1
の制御を、図4を用いて詳細に説明する。まず、トラク
タTのリフト機構6について簡単に説明すれば、トラク
タTが備えるロアリンクLLには、図4に略示するよう
なリフト機構6を形成するリフトロッド61の一端が連
結されており、このリフトロッド61の他端には枢着点
62によって枢着されるリフトアーム63の一部が連結
され、このリフトアーム63の他端にはリフトシリンダ
64のロッド64Aが連接されている。そして、このリ
フトシリンダ64の伸縮運動によって、リフトアーム6
3が枢着点62を中心として回転させることによりリフ
トロッド61を介してロアリンクLLを上下させること
ができるようになっている。
【0024】次に、レーザ光による代掻き作業機1の制
御回路の構成を説明する。代掻き作業機1には、上述の
ように、発光部からのレ−ザ光を受光する受光部23が
ポ−ル23Xを介して取り付られている。また、トラク
タTには、前記受光部28が受けた信号が入力される制
御ボックスCが設けられている。さらに、この制御ボッ
クスCによる制御信号は、トラクタTが備える油圧ポン
プPからの圧油の流れを切り換える切換弁Sと、油圧ポ
ンプPから切換弁Sを介して流れる圧油の流量を制御す
る流量制御弁Fとに入力され、前記リフトシリンダ64
が制御されることとなる。また、発光部は、作業中の圃
場外の任意の位置に配置され、レーザ光が所定平面を空
中基準平面Hを描くことができるようになっている。
【0025】次に、この制御動作を説明すれば、圃場に
存在する凹凸に乗ってトラクタTが走行移動する場合、
トラクタTは当然凹凸による上下動を伴う。この上下動
が装着されている代掻き作業機1にも伝わり、受光部2
8も上下動することになる。まず、代掻き作業機1が水
田圃場に存在する凹凸の凹部に位置したときは、受光部
23はレーザ光が描く基準平面Hより下側、言い換える
と、レーザ光が描く基準平面Hの下側に突出することに
なる。この際、前記受光部23が受けた発光部が描く基
準平面Hからの偏差を制御ボックスCが演算して得た信
号によって、油圧ポンプPからの圧油の流れを切換弁S
によって切り替えると共に、流量制御弁Fの開度を調整
する。すなわち、受光部23が基準平面Hに戻るような
信号を出力して、リフトシリンダ64のロッド64Aが
短縮するように圧油を供給する。そして、供給された圧
油によってリフトシリンダ64のロッド64Aが短縮す
ることにより、リフトアーム63が枢着点62を中心と
して図面上、反時計方向に回転してリフトロッド61を
介してロアリンクLLが上昇する。これにより、受光部
23が基準平面H内に再度位置することとなる。
【0026】逆に、代掻き作業において縦型ロータリが
圃場に存在する凹凸の凸部に位置したとき、受光部23
は基準平面Hより上側、言い換えると、レーザ光が描く
基準平面Hの上側に突出することとなる。この場合に
は、上述とは逆に、リフトシリンダ64のロッドが伸張
するように圧油が供給され、リフトアーム63が枢着点
62を中心として図面(図4)上、時計方向に回転して
リフトロッド61を介してロアリンクLLが下降する。
これにより、受光部23が基準平面H内に再度位置する
ことになる。
【0027】尚、上述したように、代掻き作業機1のマ
スト21に設けた長孔21A(フリーゾーン)にはアッ
パリンクULが取り付けられており、この長孔21Aは
前述した実施形態より効果的に作用することとなる。即
ち、代掻き作業においては、上述のように、圃場に存在
する凹凸に乗ってトラクタTが走行移動する場合、トラ
クタTの上下動に伴って装着されている代掻き作業機1
にも伝わり、受光部28も上下動することになる。そし
て、この受光部28の上下動により、制御ボックスCは
受光部28が基準平面H内にあるように動作することと
なり、代掻き作業機1の基準平面Hに対する位置が常に
一定となるように制御される。この際、マスト21に長
孔21Aを設けていない場合には、トラクタTのリフト
機構の上下制御が直接代掻き作業機1に伝わるため、代
掻き作業機1全体が上下動させられることになる。その
結果、圃場には代掻き作業機1の凹凸に伴う比較的大き
な凹凸が圃場表面に形成されてしまうことになる。しか
しながら、アッパリンクULとマスト21の装着点が長
孔21Aに存在しているためには、装着点が長孔21A
内で移動するため、トラクタTの実際の上下動制御量が
そのまま代掻き作業機1に伝わらず、装着点であるヒッ
チピンが長孔21Aの何れかの限度に移動してから代欠
き作業機が上下動されることになるので、上下のいずれ
の方向にも上下のストロークが小さくなって伝わること
になる。言い換えると、代掻き作業機1のリフト高さは
均平フロート5を支点とした、てこの運動になるので、
ロアリンクLLのヒッチ点と均平フロート5の接地点と
の間に存在する均平板4の下端部のリフト高さは代掻き
作業機1のリフト高さに比較して小さくなり、圃場表面
にはピッチの小さい凹凸が形成され、全体としてはほぼ
水平状態の田面に仕上げることができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、耕深の調節を均平フロートを用いて行っているた
め、所定の耕深を保つことができ、土中に埋設される夾
雑物の田面への掻き上げを防止することができる。ま
た、過剰代掻きによって水分を通さない硬盤層が形成さ
れてしまうことを防止することができる。これによっ
て、水田用水の減水深(沈降速度)を所定値に設定し
て、土壌中に充分な酸素(O2 )を供給して、作物の十
分な成育が期待できる。
【0029】さらに、制御運動によるロアリンクの上下
動がそのまま均平板の上下動幅にならず、その上下動幅
は小さくなり表土表面に形成される凹凸は小さく、その
ピッチも小さくなり圃場全体としては水平に近い状態に
することができる。さらにまた、レーザー光が描く基準
平面に沿って上下動させることにより、より確実に基準
平面と平行な圃場面を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる代掻き作業機の側面図であ
る。
【図2】 本発明にかかる代掻き作業機の上面図であ
る。
【図3】 本発明に用いられる縦型ロータリの構造概略
図である。
【図4】 本発明にかかる代掻き作業機の制御回路図で
ある。
【図5】 従来の代欠き作業機の側面図である。
【符号の説明】
1 代掻き作業機 2 作業機フレーム 21 マストフレーム 21A 長孔 22 クロスシャフト 23 受光部 23X ポール 3 縦型ロータリ 31 撹拌爪 4 均平板 5 均平フロート 51 連結杆 52 連結アーム 53 ボルト 54 ブラケット 6 リフト機構 61 リフトロッド 62 枢着点 63 リフトア−ム 64 リフトシリンダ 64A ロッド C 制御ボックス P ポンプ S 切換弁 F 流量制御弁 T トラクタ UL アッパリンク LL ロアリンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B033 AA05 AB04 AC05 BA01 CA05 CA09 DB35 2B034 AA03 AA09 BA07 EA14 EB03 JA06 JA24 JB02 JB15 2B304 KA11 LA02 LA06 LB05 LB06 LB15 LC05 MA03 MB02 MD02 MD03 PB06 QA12 QB14 QC08 RA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに対して、その3点リンクヒッ
    チ機構に装着される代掻き作業機において、前記3点リ
    ンクヒッチ機構のうちアッパリンクの装着点が長孔の範
    囲で自由に移動できるように形成されたマストと、前記
    マストが立設される作業機フレームと、前記作業機フレ
    ームに設けられる複数の撹拌爪を有する縦型ロータリ
    と、前記作業機フレームの後部に設けた連結杆及び連結
    アームを介して枢着される均平フロートと、前記縦型ロ
    ータリと均平フロートとの間であって、前記作業機フレ
    ームの後部に取付けられる均平板とから構成されること
    を特徴とする代掻き作業機。
  2. 【請求項2】 前記作業機フレ−ムの上方位置には、発
    光部からのレ−ザビームを受光する受光部が設けられ、
    この受光部がトラクタのリフト機構の駆動制御によりレ
    −ザ−ビ−ムが描く基準平面に対して所定の高さになる
    ようにロアリンクの上下動により前記均平フロートを支
    点として均平板が上下動されるように構成した請求項1
    記載の代掻き作業機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114531986A (zh) * 2022-03-03 2022-05-27 星光农机股份有限公司 一种田间作业机具的耕深控制方法及装置

Cited By (2)

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