JP2001128357A - ケ−ブル故障表示装置 - Google Patents

ケ−ブル故障表示装置

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JP2001128357A
JP2001128357A JP30644099A JP30644099A JP2001128357A JP 2001128357 A JP2001128357 A JP 2001128357A JP 30644099 A JP30644099 A JP 30644099A JP 30644099 A JP30644099 A JP 30644099A JP 2001128357 A JP2001128357 A JP 2001128357A
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cable
power supply
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JP30644099A
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English (en)
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Kenshichiro Mishima
健七郎 三島
Takumi Yamane
工 山根
Hideki Yoshitake
秀樹 吉武
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、地絡電流の検出は地絡事故時の地絡電流
を電源としており、従って地絡検出回路を動作させたり
永久保持表示器を動作させたりするのに地絡電流感度を
低くすることができなかったり又事故時だけ電源を有す
るため事故時以外における常時流れているケ−ブル充電
電流の計測や過去の事故内容を知る手段がなかった。 【解決手段】ケ−ブル2の相毎について地絡電流を検出
するセンサ5を設けると共に、地絡電流が規定値を超え
たとき、その地絡電流を回路電源として地絡検出する地
絡検出回路71と、地絡検出回路71の動作に応答して
電池電源73により永久表示保持する表示器72とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧交流電路に布
設する相毎に金属製遮蔽体を有するケ−ブルのケーブル
故障表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における例を図21のブロック図に
より説明する。図21において高圧交流架空電路1に布
設された相毎に金属製遮蔽体21を有するケーブル2に
開閉器3を介して負荷4が接続される。金属製遮蔽体2
1の接地線6に抵抗体センサ5が接続される。図21で
7が従来のケ−ブルの故障表示装置であり、抵抗体セン
サ5と地絡電流検出回路71と表示器72の簡単な構成
と成っていた。711は地絡検出回路71の出力部、7
21は表示駆動部、722は表示部、723は復帰部で
ある。この場合、地絡電流検出回路71及び表示器72
の電源は地絡電流より取るようになっているので回路電
源の安定化が困難となったり、また大きなエネルギ−を
とることが出来なく従って複雑な機能を持たすことも出
来ないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成で
は、地絡電流の検出は地絡事故時の地絡電流を電源とし
ており、従って地絡検出回路71を動作させたり永久保
持表示器72を動作させたりするのに地絡電流感度を低
くすることができなかったり、又事故時だけ電源を有す
るため事故時以外における常時流れているケ−ブル充電
電流の計測や過去の事故内容を知る手段がなかった。
【0004】したがって、この発明の目的は、地絡電流
感度を低くすることができ、ケーブル充電電流を計測で
き、過去の事故内容を知ることができるケーブル故障表
示装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のケーブル
故障表示装置は、相毎に金属製遮蔽体を有するケ−ブル
の相毎に設けられて地絡電流を検出するセンサと、地絡
電流が規定値を超えたときその地絡電流を回路電源とし
て地絡検出する地絡検出回路と、電池電源と、地絡検出
回路の動作に応答して電池電源より給電され永久表示保
持する表示器を有する表示手段とを備えたものである。
【0006】請求項1記載のケーブル故障表示装置によ
れば、地絡事故時だけ電池電源を駆動させるため電池の
消費電力が小さくでき、しかも地絡電流感度の低くでき
る。このように、本装置の中で動作時に大きな電力を消
費する表示器だけを電池電源とすることで、地絡事故信
号からなる入力容量を小さくすると共に電池電源容量を
も小さく出来る。
【0007】請求項2記載のケーブル故障表示装置は、
相毎に金属製遮蔽体を有するケ−ブルの相毎に設けられ
て地絡電流を検出するセンサと、地絡電流が第1の規定
値を超えたときその地絡電流に応答して動作する電源駆
動手段と、電池電源と、電源駆動手段の動作により電池
電源より給電され地絡電流が第1の規定値よりも大きい
第2の規定値を超えたとき動作する地絡検出回路と、こ
の地絡検出回路の動作に応答して電池電源より給電され
永久表示保持する表示器を有する表示手段とを備えたも
のである。
【0008】請求項2記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1と同様な効果のほか、更に地絡事故信号
からなる入力容量を小さくすることができる。
【0009】請求項3記載のケーブル故障表示装置は、
相毎に金属製遮蔽体を有するケ−ブルの各相の前記金属
製遮蔽体に流れる電流を合成して地絡電流を検出するセ
ンサと、前記地絡電流が第1の規定値を超えたときその
地絡電流に応答して動作する電源駆動手段と、電池電源
と、前記電源駆動手段の動作により前記電池電源より給
電され前記地絡電流が前記第1の規定値よりも大きい第
2の規定値を超えたとき動作する地絡検出回路と、この
地絡検出回路の動作に応答して前記電池電源より給電さ
れ永久表示保持する表示器を有する表示手段とを備えた
ものである。
【0010】請求項3記載のケーブル故障表示装置によ
れば、地絡電流検出センサが一つでよく、かつ地絡電流
にて検出する出力はケーブル長の差によるケーブル充電
電流に関係しないため、ケーブル亘長にかかわりなく地
絡電流の第1の規定値を低く設定でき、また地絡電流の
第1の規定値は固定値とすることができ、かつその精度
の許容幅を大きくできる。
【0011】請求項4記載のケーブル故障表示装置は、
請求項1または請求項2において、センサを変流器とし
たものである。
【0012】請求項4記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、高
圧事故回路から検出部を絶縁すると共に変流器の小さな
二次地絡電流によっても事故検出を可能になる。
【0013】請求項5記載のケーブル故障表示装置は、
請求項1、請求項2または請求項3において、必要な時
間だけ電池電源を地絡検出回路に接続する地絡電流確認
手段と、地絡検出回路の計測結果を表示する地絡電流表
示手段とを有するものである。
【0014】請求項5記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、本装置の点検と同時に被計測ケ−ブルに流れて
いるケ−ブル充電電流をも知ることができ、そのためケ
−ブルの絶縁劣化がわかり、従ってケ−ブルが絶縁破壊
するまえに対策でき事故を未然に防止することが出来
る。
【0015】請求項6記載のケーブル故障表示装置は、
請求項1、請求項2または請求項3において、地絡検出
回路により相毎に検出した地絡事故相の結果を記憶して
おく地絡相記憶手段と、必要に応じてその内容を表示す
る地絡事故相表示手段と有するものである。
【0016】請求項6記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、過去の地絡事故の地絡相を知ることが出来る。
その結果、本装置設置場所での地絡事故表示に対しては
一つの永久表示保持する表示器で知らせ、どの相のケ−
ブル事故かは地絡事故相表示手段によって知らせるよう
に区分けすることで、離れた所からの巡回点検に耐える
大きさの永久表示保持する表示器としては一つでよく、
地絡事故相表示手段については本装置に近づいて表示確
認するため小さい表示素子でよく、また短い確認時間だ
けのため電池電源で表示させても小さな消費電力です
む。
【0017】請求項7記載のケーブル故障表示装置は、
請求項1、請求項2または請求項3において、地絡検出
回路により相毎に検出した地絡事故相の地絡事故回数結
果を記憶しておく地絡事故回数記憶手段と、必要に応じ
てその地絡事故回数を表示する地絡事故回数表示手段と
有するものである。
【0018】請求項7記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、過去の地絡事故の地絡事故回数を知ることがで
き、従ってケ−ブルの絶縁劣化の過程や事故を未然に防
止するためのデ−タとして活用できるという効果を有す
る。
【0019】請求項8記載のケーブル故障表示装置は、
請求項1、請求項2または請求項3において、設置時点
でケ−ブルの金属製遮蔽体に流れている定常地絡電流を
センサにより検出した検出結果から、最適な地絡電流の
検出レベルを地絡検出回路に設定する地絡感度自動設定
手段を有するものである。
【0020】請求項8記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、本装置設置時点において設置現場での手動での
地絡感度設定が不要となり、従って手動設定の煩わしい
作業や人為的な設定ミスがなくなり信頼性の高い装置と
することができる。
【0021】請求項9記載のケーブル故障表示装置は、
請求項1、請求項2または請求項3において、地絡電流
の検出感度を地絡事故電流で動作させるように地絡検出
回路に設定する第1の地絡感度設定手段と、地絡電流の
検出感度を抵抗分電流で動作させるように地絡検出回路
に設定する第2の地絡感度設定手段とを有するものであ
る。
【0022】請求項9記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、地絡事故モ−ドに応じた地絡電流感度とするこ
とでケ−ブル破損事故とケ−ブル絶縁劣化による微地絡
の二通りの事故モ−ドでの地絡事故検出が可能となり、
ケ−ブル事故内容によっては事故検知を早めることが可
能となる。
【0023】請求項10記載のケーブル故障表示装置
は、請求項9において、第2の地絡電流検出手段が、ケ
−ブルの相毎について地絡電流を検出するセンサの各相
出力の位相を検出する位相差検出手段と、その結果から
抵抗分事故相を判定する抵抗分事故相検出手段と、地絡
電流を検出するセンサの各相出力から抵抗分電流のレベ
ルを演算によって求める抵抗分電流検出手段と、第2の
地絡感度設定手段の設定感度を抵抗分電流検出手段の演
算結果が超えたとき地絡事故が有ると判定する抵抗分地
絡事故判定手段とから構成したものである。
【0024】請求項10記載のケーブル故障表示装置に
よれば、請求項9と同様な効果のほか、絶縁劣化による
微地絡事故の検出が簡単な方法で実現でき、信頼性の高
い装置を可能となる。
【0025】請求項11記載のケーブル故障表示装置
は、請求項1、請求項2または請求項3において、地絡
検出回路が、地絡電流が規定値を超えたとき、その地絡
電流を回路電源として地絡検出する各相毎に設けた地絡
相を検出する第1の地絡電流検出手段と、この第1の地
絡検出回路の入力信号または出力信号の合成値から地絡
事故レベル判定を行う第3の地絡電流検出手段とを有
し、表示手段は第3の地絡電流検出手段の動作によって
地絡事故の有無を表示し、第1の地絡電流検出手段の相
毎に検出した地絡事故相の結果を記憶する地絡事故相記
憶手段と、その記憶内容を表示する地絡事故相表示手段
を有するものである。
【0026】請求項11記載のケーブル故障表示装置に
よれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効
果のほか、電圧変動等の過渡現象で誤動作がないように
でき、従って誤動作防止に関しても信頼性を高くするこ
とができる。
【0027】請求項12記載のケーブル故障表示装置
は、請求項3において、センサを電源駆動用センサと計
測用センサの二つに分け、電源駆動手段の入力を電源駆
動用センサとし、地絡検出回路の入力を計測用センサと
したものである。
【0028】請求項12記載のケーブル故障表示装置に
よれば、請求項3と同様な効果のほか、零相変流器を小
形化でき、経済的に優れたものとできる。
【0029】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の第1
の実施例を図1により説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態ついてのブロック構成図で、図1で、1は高
圧交流架空電路であり、2は相毎に金属製遮蔽体21を
有するケ−ブルで、金属製遮蔽体21は地絡電流検出用
の抵抗体センサ5を介して接地線6によって接地されて
いる。そして、4は負荷でケ−ブル2から開閉器3を介
して高圧交流架空電路1に接続されている。一方各相に
設けた抵抗体センサ5の地絡事故信号出力はケ−ブル故
障表示装置7の地絡検出回路71の入力となり、そして
地絡故障検知器に外部電源は無く、地絡検出回路71は
抵抗体センサ5の各相入力が電源になると共に地絡電流
が規定値を越えたときに永久表示保持する表示器72を
駆動する出力部71−01を有している。ここで永久表
示保持する表示器72は表示駆動部721と表示部72
2と復帰部723から構成され、一般的には磁石を使用
した反転表示素子が用いられ表示駆動部721はコイル
であり、表示部722及び復帰部723は機械的な表示
構造になっている。次に、73は永久表示保持する表示
器72を駆動するための電池電源である。ここで電池電
源は地絡事故時だけ動作するようにしてあるので電池の
充電や交換なしで小さい電池容量で長期間に亘って使用
可能なものとすることは容易である。尚上記構成例では
抵抗体センサ5をケ−ブル故障表示装置7の外に設けて
いるが当然ケ−ブル故障表示装置7内に設けてもよい。
【0030】(実施の形態2)この発明の第2の実施の
形態を図2により説明する。図2は本発明の第2の実施
の形態についてのブロック構成図で、以下第1の実施の
形態と共通する番号のすでに説明された構成要素につい
ては説明を省略する。ここで図1と図2の構成例の違い
は図1の相毎に設けた地絡検出回路71の前に地絡検出
回路71の電源駆動手段74を設け、さらに電源駆動手
段74の出力部741によって地絡検出回路71の電源
として電池電源73が供給されるようにしてある。電源
駆動手段74は、地絡事故時のセンサ入力を電源として
地絡電流が第1の規定値を超えたとき出力部741をオ
ンにして地絡検出回路71に電池電源73を接続し、地
絡検出回路71は地絡電流が第2の規定値を超えたとき
出力部71−01がオンとなり表示駆動部721を駆動
する。これにより地絡事故時のセンサ入力を電源として
地絡電流が第1の規定値を超えたとき、地絡検出回路7
1の電源駆動手段74により地絡検出回路71の電源が
いかされ、従って地絡検出回路71の電源電圧が安定す
ることで地絡電流が第2の既定値を超えたとき動作する
地絡検出回路71の動作精度が向上し、且つ地絡検出回
路71の電源駆動手段74の電源容量は地絡検出回路7
1に比べ地絡検出回路71の一部の回路構成でよいので
電源容量を小さくできる。尚前記で地絡電流に対する第
1の規定値は第2の規定値よりも少しだけ小さくしてあ
る。
【0031】(実施の形態3)この発明の第3の実施の
形態を図3により説明する。図3は本発明の第3の実施
の形態についてのブロック構成図である。ここで、図2
と図3の構成の違いは地絡電流検出センサであり、図2
は相毎に設けたセンサとしたものが図3では、相毎の接
地線を一括したところに零相変流器9を設けるようにし
たものであり、同零相変流器の出力は電源駆動手段74
及び地絡検出回路71に与えられており、その働きにつ
いては第2の実施の形態と同じである。なお上記構成に
おいて働きの違いは図2のセンサ出力は相毎の接地線電
流であるため、ケーブル2の亘長が長い場合相毎の接地
線には常時大きな充電電流が流れるために地絡電流の第
1の規定値のレベルを高くしなければならない。これに
対して図3によれば零相変流器9の出力は相毎の接地線
に流れるケーブル充電電流が合成されるため、その合成
電流は常時零アンペアであり、実際に地絡事故が発生し
た時だけ同出力が生ずるので、ケーブル亘長にかかわり
なく地絡電流の第1の規定値を低く設定できるものであ
る。さらに上記地絡電流の第2の規定値レベルはケーブ
ル亘長に対応して設定できるようにした場合、地絡電流
の第1の規定値は地絡電流の第2の規定値の設定レベル
中の最小感度電流よりも小さくすることで地絡電流の第
1の規定値は固定値とすることができ、かつその精度の
許容幅を大きくできるものである。なお図3では1つの
零相変流器センサとした例について説明したが当然なが
ら図1または図2のような相毎の地絡電流検出センサを
併用し相毎の電流計測機能を地絡検出回路に設ける方式
についても含むものである。
【0032】(実施の形態4)この発明の第4の実施の
形態を図4により説明する。図4は本発明の第3の実施
の形態についてのブロック構成図で、第1の実施の形態
及び第2の実施の形態において、例えは図1でケ−ブル
の相毎について地絡電流を検出する抵抗体センサ5に代
えて変流器8としたものである。このように第1の実施
の形態及び第2の実施の形態の構成にすることで本装置
が外部電源を有さなくてもセンサ出力負担を小さくする
ことができ、しかも高圧電路と本装置の回路部とを絶縁
するようにして地絡事故時のサ−ジ電圧耐量の向上をは
かり信頼性を高めることができる。
【0033】(実施の形態5)この発明の第5の実施の
形態を図5により説明する。図5は本発明の第5の実施
の形態についてのブロック構成図で、図5のように地絡
検出回路71をケ−ブルの相毎について地絡電流を検出
する上記の各実施の形態のいずれかのセンサからの入力
について各相の地絡電流を検出する地絡電流検出手段7
11と、手動操作によって地絡検出回路71の電池電源
73をいかす出力部7121を有する地絡電流確認手段
712と、地絡電流検出手段711で検出した地絡電流
を表示する地絡電流表示手段713とで構成し、地絡電
流確認手段712の操作によって必要な時間だけ電池電
源73を地絡検出回路71に接続すると共にその計測結
果を地絡電流表示手段713に表示することによって、
相毎に検出するようにした地絡検出手段711の計測結
果を確認出来るようにしたものである。その他は、電池
電源73の消費電力を少なくなるようにした第1の実施
の形態又は第2の実施の形態、さらに第3の実施の形態
と同様である。
【0034】尚本実施の形態では地絡電流確認手段71
2と地絡電流表示手段713を地絡検出回路の一部とし
たが当然ながら独立した手段であってもよい。
【0035】(実施の形態6)この発明の第6の実施の
形態を図6により説明する。図6は本発明の第5の実施
の形態についてのブロック構成図で、図6のように地絡
検出回路71をケ−ブルの相毎について地絡電流を検出
する上記各実施の形態のセンサからの入力について各相
の地絡電流を検出する地絡電流検出手段711と、相毎
に検出した地絡事故相の結果を記憶しておく地絡事故相
記憶手段714と、必要に応じてその内容を表示する地
絡事故相表示手段715とで構成し、相毎に検出するよ
うにした地絡電流検出手段711の計測結果を地絡事故
検出時に地絡事故相記憶手段714に記憶させておき、
後日の点検時に地絡事故相表示手段715によってその
内容を確認出来るようにしたことによって、事故時以外
の時に電池電源73から地絡検出回路71が切り離され
ていても事故内容を知らしめることを可能としている。
その他は上記各実施の形態と同様である。尚本実施の形
態では地絡事故相記憶手段714と地絡事故相表示手段
715を地絡検出回路の一部としたが当然ながら独立し
た手段であってもよい。
【0036】(実施の形態7)この発明の第7の実施の
形態を図7により説明する。図7は本発明の第6の実施
の形態7についてのブロック構成図で、図7のように地
絡検出回路71をケ−ブルの相毎について地絡電流を検
出する上記の各実施の形態のセンサからの入力について
各相の地絡電流を検出する地絡電流検出手段711と、
相毎に検出した地絡事故相の事故回数結果を記憶してお
く地絡事故回数記憶手段716と、必要に応じてその内
容を表示する地絡事故回数表示手段717とで構成し、
相毎に検出するようにした地絡電流検出手段711の計
測結果を地絡事故検出の都度地絡事故回数記憶手段71
6に記憶させておき、後日の点検時に地絡事故回数表示
手段717によってその内容を確認出来るようにしたこ
とによって、事故時以外の時に電池電源73から地絡検
出回路71が切り離されていても事故回数を知らせるこ
とを可能とし、この内容により誤動作によるものか実際
の事故によるものかの分析デ−タとして活用できるよう
にしている。その他は、上記各実施の形態と同様であ
る。尚本実施の形態では地絡事故回数記憶手段716と
地絡事故回数表示手段717を地絡検出回路の一部とし
たが当然ながら独立した手段であってもよい。
【0037】(実施の形態8)この発明の第8の実施の
形態を図8により説明する。図8は本発明の第8の実施
の形態についてのブロック構成図で、図8のように地絡
検出回路71をケ−ブルの相毎について地絡電流を検出
する上記各実施の形態のセンサからの入力について各相
の地絡電流を検出する地絡電流検出手段711と、手動
操作によって地絡検出回路71の電池電源73をいかす
出力部7121を有する地絡電流確認手段712と、地
絡電流確認手段712の操作によって地絡電流検出手段
711で検出した地絡電流を表示する地絡電流表示手段
713と、地絡電流表示手段713によって本装置設置
時のケ−ブルの金属製遮蔽体に流れている定常地絡電流
を確認した結果妥当と判断した時地絡感度設定操作手段
718を操作することによって、その時点で検出した地
絡電流の検出結果から最適な地絡電流の検出レベルを設
定する地絡感度自動設定手段719と、その設定結果を
確認できる地絡感度設定値表示手段7110とを備え
る。これによってケ−ブルのサイズやケ−ブル長からケ
−ブルの充電電流を計算でもとめた充電電流値に裕度を
もたせる従来の非常に煩わしい方法によらなくても簡単
に設定ができ且つ設定間違いをなくすことができる。そ
の他は上記各実施の形態の同様である。尚本実施の形態
では地絡感度設定操作手段718と地絡感度自動設定手
段719と地絡感度設定値表示手段7110とを地絡検
出回路の一部としたが当然ながら独立した手段であって
もよい。
【0038】(実施の形態9)この発明の第9の実施の
形態を図9により説明する。図9は本発明の第9の実施
の形態についてのブロック構成図で、図9のように地絡
検出回路71をケ−ブルの相毎について地絡電流を検出
する上記各実施の形態のセンサからの入力について各相
の地絡電流を検出する地絡電流検出手段711を、セン
サから検出した地絡電流をそのまま検出する第1の地絡
電流検出手段711−01と、第1の地絡電流検出手段
711−01から抵抗分電流を検出する第2の地絡電流
検出手段711−02とで構成し、一方上記検出結果に
よって事故判定レベルとする地絡感度設定手段7111
を、第1の地絡感度設定手段7111−01と、第2の
地絡感度設定手段7111−02とし、第1の地絡感度
設定手段7111−01は第1の地絡電流検出手段71
1−01に対応し、また第2の地絡感度設定手段711
1−02は第2の地絡電流検出手段711−02に対応
して事故検出するようにしたものである。本実施の形態
によれば、地絡事故モ−ドに応じた地絡電流感度とする
ことでケ−ブル破損事故とケ−ブル絶縁劣化による微地
絡の二通りの事故モ−ドでの地絡事故検出を可能とな
り、ケ−ブル事故内容によっては事故検知を早めること
ができる。その他は上記各実施の形態と同様である。尚
本実施の形態では地絡感度設定操作手段7111の第1
の地絡感度設定手段7111−01と第2の地絡感度設
定手段7111−02を地絡検出回路の一部としたが当
然ながら独立した手段であってもよい。
【0039】(実施の形態10)この発明の第10の実
施の形態を図10から図18により説明する。図10か
ら図17は本発明の第10の実施の形態についての原理
説明図とブロック構成図で、第9の実施の形態の手段に
対する具体的な実現手段としての実施の形態である。そ
して実施の形態としては単相と三相の高圧交流電路の二
通りについて以下に説明する。図10から図13は単相
の高圧交流電路の原理説明図であり、このうち図10、
図11は正常な電路状態の電路説明用等価回路と地絡電
流のベクトル図であり、図10で1は高圧交流架空電路
でC1は同電路のA,B相と大地間にある漂遊静電容量
である。そしてC2は被計測ケ−ブルの各相電路と大地
間にあるケ−ブル静電容量で、CTは地絡電流検出用セ
ンサである。以上の構成において被計測ケ−ブル各相の
金属製遮蔽体にはケ−ブル静電容量C2を介して常時i
A及びiBの電流が流れており、その電流は図11のベ
クトル図のようにレベルはほぼ同じで位相はπである。
ここでケ−ブルのB相が図12のように電路と大地間に
Rgなる抵抗で接地した場合つまりケ−ブルが絶縁劣化
したとすると等価回路的にはRgはC2と並列に接続さ
れたことになる。そしてこの場合の電流iAとiBの関
係をC1>>C2とするとiBgの電流はそのほとんど
がC1に吸収されiAは図10と変わらなく従ってiA
とiBgのレベルと位相のベクトル図は図13のように
なるのでiAとiBgのレベルと位相Φ1を調べること
によって抵抗分電流の有無及びレベルを検出でき、さら
に抵抗地絡発生相をも知ることができる。そして抵抗分
電流のレベルはig=iBg+iAとなり、地絡相は二
つのCTで検出した電流の大きい方となる。i0 =iA
+iB、iaはセンサCTによるiAの検出電流、ib
はセンサCTによるiBの検出電流、ibgはiBGの
検出電流である。
【0040】次に三相電路の実施の形態について説明す
る。図14から図17は三相の高圧交流電路の原理説明
図であり、このうち図14、図15は正常な電路状態の
電路説明用等価回路と地絡電流のベクトル図であり、図
14で1は高圧交流架空電路でC1は同電路のA,B,
C相と大地間にある浮遊静電容量である。そしてC2は
被計測ケ−ブルの各相電路と大地間にあるケ−ブル静電
容量で、CTは地絡電流検出用センサである。以上の構
成において被計測ケ−ブル各相の金属製遮蔽体にはケ−
ブル静電容量C2を介して常時iA,iB及びiCの電
流が流れており、その電流は図15のベクトル図のよう
にレベルはほぼ同じで位相θ1,θ2,θ3は2/3π
である。ここでケ−ブルのC相が図16のように電路と
大地間にRgなる抵抗で接地した場合つまりケ−ブルが
絶縁劣化したとすると等価回路的にはRgとC2は並列
に接続されたことになる。そしてこの場合の電流iAと
iCgの関係はC1>>C2とするとiCgの電流はそ
のほとんどがC1に吸収されiA,iBは図14と変わ
らなく、従ってiA,iBとiCgのレベルと位相のベ
クトル図は図17のようになるので、iA,iB及びi
Cgのレベルと位相θ1,θ21,θ31を調べること
によって抵抗分電流の有無及びレベルを検出でき、さら
に抵抗地絡発生相をも知ることができる。そして抵抗分
電流のレベルはig=iCg−(iA+iB)となり、
その位相θ1,θ21,θ31から誘導分を含まない条
件とすることで2/3πでない電流、つまりこの例では
iAとiB間の位相θ1が2/3πであるのでiCgが
抵抗地絡相として知ることができる。
【0041】次に以上の原理による本装置のブロック構
成を図18で説明する。図18で第1の地絡電流検出手
段711−01及び第2の地絡感度設定手段7111−
02については第8の実施の形態の通りであり、ここで
は711−02の第2の地絡電流検出手段について上記
地絡電流中の抵抗分電流と地絡相の検出原理をもとにし
た構成要素で構成している。そして第2の地絡電流検出
手段711−02は第1の地絡電流検出手段711−0
1を入力とし各相の位相差検出手段711−021によ
り位相差を調べ、単相交流電路であればπ位相、三相交
流電路であれば2/3π位相のとき抵抗分電流による地
絡はないものとし、一方その位相が上記条件からずれた
とき抵抗分電流が発生したとして抵抗分事故相検出手段
711−022によって地絡相を検出すると共にそのレ
ベルについては抵抗分電流検出手段711−023にて
前記原理に基づき演算にて求める。そして抵抗分地絡事
故判定手段711−024によって抵抗分電流検出手段
711−023の検出レベルが第2の地絡感度設定手段
7111−02の設定値を超えたとき事故があったとし
て事故警報出力をするようにしてある。
【0042】(実施の形態11)この発明の第11の実
施の形態を図19により説明する。図19は本発明の第
11の実施の形態についてのブロック構成図で、上記第
1の実施の形態および第2の実施の形態等の地絡検出回
路71を図のようにA相からC相の相毎の第1の地絡電
流検出手段71−02とすると共に、各相センサからの
地絡電流入力又は相毎の第1の地絡電流検出手段71−
02からの出力を入力として同各相地絡電流を合成し、
その値が閾値を超えたとき地絡事故として出力する第3
の地絡電流検出手段71−03より構成する。そしてケ
−ブル故障表示装置は、第1の地絡電流検出手段71−
02の出力は地絡事故相記憶手段714を介して地絡事
故相表示手段715にて表示させ、一方地絡事故の有無
は第3の地絡電流検出手段71−03の出力により、地
絡有無表示手段を有する表示器72(例えば図1参照)
の駆動手段721をオンにして電池電源73の電力によ
り表示するようにしている。この方式によれば各センサ
の地絡電流出力が交流電路の電圧変動の影響をそのまま
受けるのに対して、合成値から成る第3の地絡電流検出
手段71−03の出力は電圧変動の影響を全く受けなく
誤動作のない信頼性の高い装置とすることが出来るもの
である。
【0043】(実施の形態12)この発明の第12の実
施の形態を図20により説明する。図20は本発明の第
12の実施の形態についてのブロック構成図で、第3の
実施の形態との違いは、図3の零相変流器9がケーブル
故障表示装置7の電源駆動手段74を応答動作せせるた
めのセンサと相毎に金属製遮蔽体に流れる電流を合成し
て地絡電流を計測するセンサの二つの機能を一つの零相
変流器で構成したのに対して、図20では機能別にセン
サを分割して電源駆動用センサである電源用零相変流器
10と計測用センサである計測用零相変流器11の構成
としたものである。図3の方式の零相変流器9に要求さ
れる機能を満足させるためには、非常に大きな零相変流
器としなければならい。具体的な例としては電源駆動用
には数ボルトの電圧が必要であるが零相変流器の二次電
流が二次巻数分の1と小さいため零相変流器の二次負担
は100kΩ程度の高インピーダンスとなる。一方計測
用には0〜1アンペア程度の地絡電流に対して零相変流
器の二次出力は直線性が要求され、従って零相変流器は
設計上相当大きなものとしなければならない。これに対
して図20の電源用零相変流器10は電源駆動手段を応
答動作させる電圧がとれればよく、その時点で磁気飽和
によって電源用零相変流器10の二次出力電圧は歪み波
形であってもなんら問題とならなく、従って同電源用零
相変流器10は相当小さくすることが可能である。一方
計測用零相変流器11の出力は10〜100mV程度の
小さい出力であっても地絡検出回路71にて増幅される
ため問題なく、従って計測用零相変流器11の二次負担
は小さくでき、このため計測用零相変流器11も相当小
さくすることが可能となるものである。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のケーブル故障表示装置に
よれば、地絡事故時だけ電池電源を駆動させるため電池
の消費電力が小さくでき、しかも地絡電流感度の低くで
きる。このように、本装置の中で動作時に大きな電力を
消費する表示器だけを電池電源とすることで、地絡事故
信号からなる入力容量を小さくすると共に電池電源容量
をも小さく出来る。
【0045】請求項2記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1と同様な効果のほか、更に地絡事故信号
からなる入力容量を小さくすることができる。
【0046】請求項3記載のケーブル故障表示装置によ
れば、地絡電流検出センサが一つでよく、かつ地絡電流
にて検出する出力はケーブル長の差によるケーブル充電
電流に関係しないため、ケーブル亘長にかかわりなく地
絡電流の第1の規定値を低く設定でき、また地絡電流の
第1の規定値は固定値とすることができ、かつその精度
の許容幅を大きくできる。
【0047】請求項4記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、高
圧事故回路から検出部を絶縁すると共に変流器の小さな
二次地絡電流によっても事故検出を可能になる。
【0048】請求項5記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、本装置の点検と同時に被計測ケ−ブルに流れて
いるケ−ブル充電電流をも知ることができ、そのためケ
−ブルの絶縁劣化がわかり、従ってケ−ブルが絶縁破壊
するまえに対策でき事故を未然に防止することが出来
る。
【0049】請求項6記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、過去の地絡事故の地絡相を知ることが出来る。
その結果、本装置設置場所での地絡事故表示に対しては
一つの永久表示保持する表示器で知らせ、どの相のケ−
ブル事故かは地絡事故相表示手段によって知らせるよう
に区分けすることで、離れた所からの巡回点検に耐える
大きさの永久表示保持する表示器としては一つでよく、
地絡事故相表示手段については本装置に近づいて表示確
認するため小さい表示素子でよく、また短い確認時間だ
けのため電池電源で表示させても小さな消費電力です
む。
【0050】請求項7記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、過去の地絡事故の地絡事故回数を知ることがで
き、従ってケ−ブルの絶縁劣化の過程や事故を未然に防
止するためのデ−タとして活用できるという効果を有す
る。
【0051】請求項8記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、本装置設置時点において設置現場での手動での
地絡感度設定が不要となり、従って手動設定の煩わしい
作業や人為的な設定ミスがなくなり信頼性の高い装置と
することができる。
【0052】請求項9記載のケーブル故障表示装置によ
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、地絡事故モ−ドに応じた地絡電流感度とするこ
とでケ−ブル破損事故とケ−ブル絶縁劣化による微地絡
の二通りの事故モ−ドでの地絡事故検出が可能となり、
ケ−ブル事故内容によっては事故検知を早めることが可
能となる。
【0053】請求項10記載のケーブル故障表示装置に
よれば、請求項9と同様な効果のほか、絶縁劣化による
微地絡事故の検出が簡単な方法で実現でき、信頼性の高
い装置を可能となる。
【0054】請求項11記載のケーブル故障表示装置に
よれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効
果のほか、電圧変動等の過渡現象で誤動作がないように
でき、従って誤動作防止に関しても信頼性を高くするこ
とができる。
【0055】請求項12記載のケーブル故障表示装置に
よれば、請求項3と同様な効果のほか、零相変流器を小
形化でき、経済的に優れたものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック構成図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態のブロック構成図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施の形態のブロック構成図で
ある。
【図4】本発明の第4の実施の形態の一部のブロック構
成図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態の一部のブロック構
成図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態の一部のブロック構
成図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態の一部のブロック構
成図である。
【図8】本発明の第8の実施の形態の一部のブロック構
成図である。
【図9】本発明の第9の実施の形態の一部のブロック構
成図である。
【図10】単相交流電路の装置設置等価回路図である。
【図11】図10の地絡電流ベクトル図である。
【図12】単相交流電路の地絡電流発生時の装置設置等
価回路図である。
【図13】図12の地絡電流ベクトル図である。
【図14】三相交流電路の装置設置等価回路である。
【図15】図14の地絡電流ベクトル図である。
【図16】三相交流電路の地絡電流発生時の装置設置等
価回路図である。
【図17】図16の地絡電流ベクトル図である。
【図18】本発明の第10の実施の形態の一部のブロッ
ク構成図である。
【図19】本発明の第11の実施の形態のブロック構成
図である。
【図20】本発明の第12の実施の形態のブロック構成
図である。
【図21】従来のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 高圧交流架空電路 2 ケーブル 3 開閉器 4 負荷 5 抵抗体センサ 6 接地線 7 ケーブル故障表示装置 9 零相変流器 10 電源用零相変流器 11 計測用零相変流器 71 地絡検出回路 71−01 出力部 72 表示器 721 表示駆動部 722 表示部 723 復帰部 73 電池電源 74 電源駆動手段 741 出力部 8 変流器 711 地絡電流検出手段 712 地絡電流確認手段 7121 出力部 713 地絡電流表示手段 714 地絡事故相記憶手段 715 地絡事故相表示手段 716 地絡事故回数記憶手段 717 地絡事故回数表示手段 718 地絡感度設定操作手段 719 地絡感度自動設定手段 7110 地絡感度設定値表示手段
フロントページの続き (72)発明者 吉武 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G014 AA04 AA15 AB33 AC15 5G058 BB02 BB03 BC08 BC16 BD11 CC02 CC04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相毎に金属製遮蔽体を有するケ−ブルの
    相毎に設けられて地絡電流を検出するセンサと、前記地
    絡電流が規定値を超えたときその地絡電流を回路電源と
    して地絡検出する地絡検出回路と、電池電源と、前記地
    絡検出回路の動作に応答して前記電池電源より給電され
    永久表示保持する表示器を有する表示手段とを備えたケ
    −ブル故障表示装置。
  2. 【請求項2】 相毎に金属製遮蔽体を有するケ−ブルの
    相毎に設けられて地絡電流を検出するセンサと、前記地
    絡電流が第1の規定値を超えたときその地絡電流に応答
    して動作する電源駆動手段と、電池電源と、前記電源駆
    動手段の動作により前記電池電源より給電され前記地絡
    電流が前記第1の規定値よりも大きい第2の規定値を超
    えたとき動作する地絡検出回路と、この地絡検出回路の
    動作に応答して前記電池電源より給電され永久表示保持
    する表示器を有する表示手段とを備えたケ−ブル故障表
    示装置。
  3. 【請求項3】 相毎に金属製遮蔽体を有するケ−ブルの
    各相の前記金属製遮蔽体に流れる電流を合成して地絡電
    流を検出するセンサと、前記地絡電流が第1の規定値を
    超えたときその地絡電流に応答して動作する電源駆動手
    段と、電池電源と、前記電源駆動手段の動作により前記
    電池電源より給電され前記地絡電流が前記第1の規定値
    よりも大きい第2の規定値を超えたとき動作する地絡検
    出回路と、この地絡検出回路の動作に応答して前記電池
    電源より給電され永久表示保持する表示器を有する表示
    手段とを備えたケ−ブル故障表示装置。
  4. 【請求項4】 センサを変流器とした請求項1または請
    求項2記載のケ−ブル故障表示装置。
  5. 【請求項5】 必要な時間だけ電池電源を地絡検出回路
    に接続する地絡電流確認手段と、前記地絡検出回路の計
    測結果を表示する地絡電流表示手段とを有する請求項
    1、請求項2または請求項3記載のケ−ブル故障表示装
    置。
  6. 【請求項6】 地絡検出回路により相毎に検出した地絡
    事故相の結果を記憶しておく地絡相記憶手段と、必要に
    応じてその内容を表示する地絡事故相表示手段とを有す
    る請求項1、請求項2または請求項3記載のケ−ブル故
    障表示装置。
  7. 【請求項7】 地絡検出回路により相毎に検出した地絡
    事故相の地絡事故回数結果を記憶しておく地絡事故回数
    記憶手段と、必要に応じてその地絡事故回数を表示する
    地絡事故回数表示手段と有する請求項1、請求項2また
    は請求項3記載のケ−ブル故障表示装置。
  8. 【請求項8】 地絡検出回路は、設置時点でケ−ブルの
    金属製遮蔽体に流れている定常地絡電流をセンサにより
    検出した検出結果から、最適な地絡電流の検出レベルを
    設定する地絡感度自動設定手段を有する請求項1、請求
    項2または請求項3記載のケ−ブル故障表示装置。
  9. 【請求項9】 地絡検出回路は、地絡電流の検出感度を
    地絡事故電流で動作させるように設定する第1の地絡感
    度設定手段と、前記地絡電流の検出感度を抵抗分電流で
    動作させるように設定する第2の地絡感度設定手段とを
    有する請求項1、請求項2または請求項3記載のケ−ブ
    ル故障表示装置。
  10. 【請求項10】 第2の地絡電流検出手段は、ケ−ブル
    の相毎について地絡電流を検出するセンサの各相出力の
    位相を検出する位相差検出手段と、その結果から抵抗分
    事故相を判定する抵抗分事故相検出手段と、前記地絡電
    流を検出するセンサの各相出力から抵抗分電流のレベル
    を演算によって求める抵抗分電流検出手段と、第2の地
    絡感度設定手段の設定感度を前記抵抗分電流検出手段の
    演算結果が超えたとき地絡事故が有ると判定する抵抗分
    地絡事故判定手段とから構成した請求項9記載のケ−ブ
    ル故障表示装置。
  11. 【請求項11】地絡検出回路は、地絡電流が規定値を超
    えたとき、その地絡電流を回路電源として地絡検出する
    各相毎に設けた地絡相を検出する第1の地絡電流検出手
    段と、この第1の地絡検出回路の入力信号または出力信
    号の合成値から地絡事故レベル判定を行う第3の地絡電
    流検出手段とを有し、 表示手段は前記第3の地絡電流検出手段の動作によって
    地絡事故の有無を表示し、 前記第1の地絡電流検出手段の相毎に検出した地絡事故
    相の結果を記憶する地絡事故相記憶手段と、その記憶内
    容を表示する地絡事故相表示手段を有する請求項1、請
    求項2または請求項3記載のケ−ブル故障表示装置。
  12. 【請求項12】センサを電源駆動用センサと計測用セン
    サの二つに分け、電源駆動手段の入力を前記電源駆動用
    センサとし、地絡検出回路の入力を計測用センサとした
    請求項3記載のケ−ブル故障表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001314009A (ja) * 2000-04-27 2001-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ケーブル故障表示装置
JP2011203187A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Honda Motor Co Ltd 地絡検知方法および地絡検知装置
JP2020148579A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 日油技研工業株式会社 単発地絡検出装置

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