JP2001128260A - 電波リモコン - Google Patents

電波リモコン

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JP2001128260A
JP2001128260A JP30205499A JP30205499A JP2001128260A JP 2001128260 A JP2001128260 A JP 2001128260A JP 30205499 A JP30205499 A JP 30205499A JP 30205499 A JP30205499 A JP 30205499A JP 2001128260 A JP2001128260 A JP 2001128260A
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load
radio
remote controller
receiver
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JP30205499A
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English (en)
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Masahiro Osada
雅裕 長田
Masayuki Matsuo
昌行 松尾
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全でしかも作業者に操作性の違和感を与え
ない、また、負荷の摩耗乃至劣化を軽減することができ
るとともに、送信機の消費電力を低減できる優れた電波
リモコンを提供する。 【解決手段】 送信機1と、負荷制御回路4とタイマー
と無線回路3とアンテナ2とを具備する受信機と、から
構成されるリモコンであって、前記負荷駆動回路4は負
荷を駆動する水準を二つ以上備え、送信機1からの信号
を受信機が受信した時に、受信直後から一定時間とそれ
以降とで、負荷5を駆動する水準を切り替えるよう制御
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコンに関し、
特に特定小電力無線を使用する電波リモコンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、赤外線を使用するリモコン
は、家電製品を主としてさまざまな機器に利用されてい
るが、電波を使用するリモコンは、赤外線をしようした
リモコンに比べて、指向性が少なくしかも、伝送距離が
長いといった特長がある反面、電波法による法的規制を
受ける。
【0003】ところが、放射電界強度の制限以外に法的
規制を受けない微弱無線は、伝送距離が数mしかとれ
ず、電波を使用することの特長の一つが失われる。ま
た、製造者が一定の技術基準に対する適合証明を取得す
ることにより使用者は免許不要で使用できる無線設備と
しては、特定小電力無線がある。リモコンを目的とする
特定小電力無線設備が遵守すべき技術基準は、社団法人
電波産業会発行の『RCRSTD−16A 特定小電力
無線局テレメータ用及びテレコントロール用無線設備標
準規格』に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうしたテ
レコントロール用特定小電力無線に割り当てられた周波
数帯で、キャリアセンス装置を備えなくても良いとされ
る周波数帯を使用する無線設備は、混信の防止と機会均
等を目的として、送信時間制限装置を備えなければなら
ない。具体的には、送信時間を3秒以内とし、次の送信
までに2秒間の休止時間を設けなければならない。
【0005】そのため、送信機を操作して負荷を起動し
た直後に、負荷を停止するために送信機を操作しても2
秒後でなければ停止できないので、例えば、負荷の近傍
に人がいることに気付かずに送信機を操作してしまい、
近傍の人に危害を加える状況が発生しても、2秒後でな
ければ停止できないために、危険であるという問題があ
る。また、特に受信機に接続される負荷が送信機の使用
者の目視範囲にある場合には、連続して送信機を操作し
ても間欠的にしか負荷が応答しないことが視認されるの
で、使用者に著しい違和感を与えることになるという問
題がある。
【0006】本発明は、上記問題点を鑑み成されたもの
であり、その第1の目的とするところは、安全でしかも
作業者に操作性の違和感を与えない電波リモコンを提供
することにあり、また、第2の目的とするところは、負
荷の摩耗乃至劣化を軽減することができる電波リモコン
を提供することにあり、さらには、第3の目的とすると
ころは、消費電力を低減できるという電波リモコンを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、送信機と、負荷制御回路とタイマーと無線回路
とアンテナとを具備する受信機と、から構成されるリモ
コンであって、前記負荷駆動回路は負荷を駆動する水準
を二つ以上備え、送信機からの信号を受信機が受信した
時に、受信直後から一定時間とそれ以降とで、負荷を駆
動する水準を切り替えるよう制御するように構成したこ
とを特徴とするものである。請求項2の発明にあって
は、請求項1記載の発明において、前記負荷駆動回路
は、負荷を駆動する水準を徐々に検査させる可変する手
段を備え、前記送信機からの信号を前記受信機が受信し
た時に、負荷を徐々に起動する制御するように構成した
ことを特徴とするとするものである。請求項3の発明に
あっては、可変減衰器又は可変利得増幅器を具備する送
信機と、受信機と、負荷制御回路と、から構成される電
波リモコンであって、前記送信機は高出力でコマンドを
送信するとともに、コマンドとコマンドの間の時間は低
出力で無変調又はトーン変調された搬送波を送信し、前
記受信器は低出力の電波を受信できなくなると負荷を停
止するように動作することを特徴とするものである。請
求項4の発明にあっては、請求項3の発明において、前
記送信機は、周波数変調器と、振幅変調器と、を具備
し、前記受信器は、周波数検波器と、包絡線検波器と、
を具備した電波リモコンであって、コマンドの変復調に
周波数変調器と周波数検波器を使用し、トーンの変復調
に振幅変調器と包絡線検波器を使用して動作することを
特徴とするものである。請求項5の発明にあっては、請
求項3の発明において、前記送信機は、コマンドとコマ
ンドの間の時間に、予め定められた間隔で、低出力で無
変調又はトーン変調された搬送波を送信するように動作
することを特徴とするものである。請求項6の発明にあ
っては、請求項3の発明において、前記送信機は、コマ
ンドの送信前に、低出力で無変調又はトーン変調された
搬送波を送信し、前記受信機はコマンド受信前に低出力
の電波が受信できなければコマンドの処理をしないよう
に動作することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる電波リモコ
ンの第1の実施の形態について図1乃至図4を、第2の
実施の形態について図5を、第3の実施の形態について
図6乃至図8を、第4の実施の形態について図9を、第
5の実施の形態について図10を、用いて、夫々詳細に
説明する。
【0009】[第1の第1の実施の形態]図1は、本実施
の形態である電波リモコンを、モーター機器に使用した
場合の構成を示すシステム図である。図2は、送信機の
外観図である。図3は、本発明をモーター機器に使用し
た一例として、電動床下収納庫に使用した場合の構成を
示す構造図である。図4は、送信機の動作とモーターの
回転数と収納ボックスの高さの関係を示す図である。
【0010】まず、図1に基づいて、本実施の形態のシ
ステム構成について説明する。送信機1は、図1には詳
細に示さなかったが、電池と、マイコンと、操作スイッ
チと、発振回路と、変調回路と、増幅回路と、フィルタ
と、から構成される無線回路3と、アンテナ2と、それ
らを収容する筐体と、から構成されるものであり、その
一例の外観図を図2に示す。図2に示す送信機1は、上
昇スイッチ7と、停止スイッチ8と、下降スイッチ9
と、を備える。また、電波法を遵守して十分な伝送距離
を得るために、上述した「特定小電力無線局テレコント
ロール用無線設備標準規格」に準拠する無線性能を備え
るものである。
【0011】受信機は、負荷に相当するモーター5と、
負荷制御回路に相当するモーター制御回路4と、無線回
路3と、アンテナ2と、から構成れる。無線回路3は、
図1には詳細に示さなかったが、発振回路と、復調回路
と、増幅回路と、周波数変換回路と、フィルタと、波形
成形回路と、マイコンと、を備える。モーター制御回路
4は、例えば、PWM(パルス幅変調)方式を使用して
モーターの回転数を制御する回路と、モーターの回転に
必要な電力を供給する駆動回路と、を備える。
【0012】図3に、本実施の形態の電動床下収納庫の
概略構成図を示す。床下収納庫は、台所等の床10の下
に収納ボックス13を埋設するものである。収納ボック
ス13の上には、収納庫扉12と、メンテナンス扉11
と、を設ける。また、本実施の形態では、収納ボックス
内部の入替えを容易にする目的で、モーター17と、減
速機16と、シャフト15と、ジャッキ14と、から構
成される昇降機構を備える電動床下収納庫である。
【0013】このような電動床下収納庫の場合には、昇
降操作のための操作スイッチが必要になるが、床面に設
置することは、外観や操作性の点で、また、人に踏まれ
ることに対する耐久性の点で問題がある。一方、これを
解消するために、壁面に設置することは、床下の収納庫
から壁面のスイッチまでの配線工事が必要になるという
問題がある。さらに、操作スイッチとして赤外線を使用
するリモコンを用いる場合には、赤外線受光部を床面に
露出する必要があり、上述した床面に操作スイッチを設
置する場合と同様の問題が発生する。本実施の形態の電
動床下収納庫では電波を使用するリモコンを備えるもの
で、アンテナ19と、無線回路18を備える。電波を使
用することで、アンテナ19を床下に収容することがで
き、操作スイッチも図2の送信機の形状にすることがで
きる。
【0014】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。送信機1は、表面の操作スイッチを押されると、マ
イコンが押されたスイッチを判断して、無線回路の電源
を投入し、予めそのソフトウェアに組み込まれた識別付
号とコマンドを変調回路に出力し、発振回路で生成した
搬送波に変調して、アンテナより空間に放射するように
動作するものである。
【0015】電動床下収納庫では、アンテナ19で受信
した電波を無線回路18で復調して、識別付号を照合
し、コマンドに従ってモーター17を制御する。送信機
1の上昇スイッチ7が押された場合には、モーター17
が順方向に回転して、減速機16を介してシャフト15
を順方向に回転させ、シャフト15に刻まれた雄螺子と
ジャッキ14の雌螺子が緘口してジャッキ14を伸長さ
せ、収納ボックス13を押し上げるように動作するもの
である。また、送信機1の下降スイッチ9が押された場
合には、同様の手順をへてモーター17を逆方向に回転
させてジャッキ14を収縮して収納ボックス13を引き
下げるように動作するものである。
【0016】図4は、送信機1の出力と、モーター17
の回転数と、収納ボックス13の高さの関係を示してい
る。送信機1で上昇スイッチ7が押されると、送信機1
から一定時間の間、電波を発射してコマンドを送信す
る。本送信機は、特定小電力無線局テレコントロール用
無線設備標準規格に準拠する無線設備であるので、送信
後2秒間の休止時間を設ける送信時間制限装置を備えて
いる。
【0017】送信機1の上昇スイッチ7を押したとき
に、例えば収納庫扉12を開け忘れていると電動床下収
納庫を破壊する恐れがある。また、その近傍に幼児がい
ると昇降動作に巻こまれる危険がある。そのような場合
には、可及的速やかに昇降動作を停止する必要がある。
しかし、送信時間制限装置の制約により2秒間の禁止区
間の間は、停止スイッチ8を押しても送信機1から電波
を発射することができない。
【0018】そこで、本実施の形態の電波リモコンで
は、図4(b)に示すように禁止区間の間はモーター1
7の回転数を遅くしてある。そのため、図4(c)に示
すように収納ボックスの高さは、その間にはわずかしか
持ち上がらないので、上述したような状態における危険
性を軽微にとどめることができる。また、禁止区間の間
も収納ボックス13は低速で昇降するので、リモコン操
作に対する違和感が少ない。
【0019】[第2の実施の形態]本実施の形態の電波リ
モコンが、上述した第1の実施の形態の電波リモコンと
異なる点は、図5(b)に示すように禁止区間の間はモ
ーター17の回転数を徐々に向上させていることであ
る。そのため、図5(c)に示すように収納ボックス1
3の高さはその間にはわずかしか持ち上がらないので、
前記のような状態における危険性を軽微にとどめること
ができる。また、モーター17が停止状態から回転状態
に移行するときに発生する減速機16やジャッキ14の
機械的ストレスを軽減することができる。なお、上述し
た第1の実施の形態と同一の箇所には同じ符号を付し、
同一の箇所の詳細な説明は省略する。
【0020】以上説明した第1の実施の形態乃至第2の
実施の形態における電波リモコンは、送信機からの信号
を受信機が受信した時に、受信直後から一定時間とそれ
以降とで、負荷を駆動する水準を切り替えるよう制御す
るように動作するもの、または、負荷を徐々に起動する
ように動作するものである。
【0021】[第3の実施の形態]図6は、本実施の形態
の電波リモコンの構成を示す概略システム図である。図
7は、送信機の通常操作時の動作を示す図である。図8
は、送信機の緊急停止操作時の動作を示す概略図であ
る。
【0022】まず、図6に基づいて、本実施の形態のシ
ステム構成について説明する。送信機1は操作スイッチ
1−1と、CPU1−2と、電圧制御発振器1−3と、
PLLシンセサイザ1−4と、水晶振動子1−5と、ミ
キサ1−6と、水晶発振回路1−7と、水晶振動子1−
8と、可変利得増幅器1−9と、アンテナ1−10と、
から構成されるもので、その一例の概略外観図は、上述
した第1の実施の形態と同様な図2に示すものである。
また、電波法を遵守して十分な伝送距離を得るために、
「特定小電力無線局テレコントロール用無線設備標準規
格」に準拠する無線性能を備えるものである。また、可
変利得増幅器1−9を固定利得増幅器と可変利得減衰器
で置換しても同等の動作と効果を得られる。
【0023】受信機6は、アンテナ6−11と、増幅器
6−12と、ミキサ6−13と、電圧制御発振器6−1
4と、PLLシンセサイザ6−15と、水晶振動子6−
16と、水晶フィルタ6−17と、FM−IC6−18
と、水晶振動子6−19と、セラミックフィルタ6−2
0と、ディスクリミネータ6−21と、低域濾波器6−
22と、コンパレータ6−23と、CPU6−24と、
水晶フィルタ6−25と、トーン検出器6−26と、モ
ーター制御回路6−27と、から構成されるものであ
る。モーター制御回路27は、例えば、PWM(パルス
幅変調)方式を使用してモーターの回転数を制御する回
路と、モーターの回転に必要な電力を供給する駆動回路
と、を備えるものである。
【0024】次に、本実施の形態のシステムの動作につ
いて説明する。なお、負荷の形態としては、上述した第
1の実施の形態と同じように電動床下収納庫に使用した
場合として説明する。送信機1は、表面の操作スイッチ
7乃至9が押されると、CPU1−2が、無線回路の電
源を投入する。PLLシンセサイザ1−4は、周波数基
準となる水晶振動子1−5の周波数と電圧制御発振器1
−3の周波数を比較して予め定められた整数比になるよ
うに、電圧制御発振器1−3に電圧を印加して発振周波
数を制御する。電圧制御発振器3の周波数が安定した後
に、CPU1−2が、操作スイッチ7乃至9に対応する
コマンドを変調信号として電圧制御発振器1−3に送
り、電圧制御発振器3の発振する搬送波に周波数変調を
かける。周波数変調された搬送波は、ミキサ6−6を経
由して、可変利得増幅器9で所定の電圧まで増幅され
て、アンテナ10より空間に放射されるように動作する
ものである。この時、水晶発振回路1−7は停止してお
り、ミキサ1−6は搬送波を無加工で通過させるだけで
ある。また、可変利得増幅器9は最大利得となってお
り、その出力は、上述した『RCR STD−16A
特定小電力無線局テレメータ用及びテレコントロール用
無線設備標準規格』に従う水準になっている。
【0025】受信機6では、アンテナ6−11で受信し
た搬送波を増幅器6−12で増幅し、電圧制御発振器6
−14とPLLシンセサイザ6−15と水晶振動6−1
6で生成した局部発振とミキサ13で掛け合わせて周波
数変換する。次に、中間周波数の搬送波を水晶フィルタ
6−17で抽出し、FM−IC18で周波数検波して、
検波出力を低域濾波器6−2で濾波して復調信号をとり
だし、コンパレータ6−23で電圧変換してCPU6−
24に送る。CPU6−24は、復調信号から送信され
たコマンドを抽出し、それに応じてモーター制御回路6
−27を制御する。FM−IC18の内部回路は、図に
は示さなかったが、水晶振動子6−19で発振した局部
発振と搬送波を内部ミキ6−20で抽出して、ディスク
リミネータ6−21で瞬時周波数に比例した位相回転を
与え、内部ミキサで搬送波と掛け合わせて周波数検波す
るものである。また、FM−IC6−18は、搬送波を
包絡線検波してその信号強度に比例した電圧をRSSI
信号として出力する機能を備える。
【0026】モーター制御回路6−27は、上述した第
1の実施の形態と同じように、図3に示すモーター17
の回転方向と速度を制御する。上昇スイッチ7が押され
た場合には、図3に示すモーター17が順方向に回転し
て、減速機37を介してシャフト15を順方向に回転さ
せ、シャフト15に刻まれた雄螺子とジャッキ14の雌
螺子が緘口してジャッキ14を伸長させて収納ボックス
13を押し上げるように動作するものである。また14
を収縮して収納ボックス13を引き下げるように動作す
るものである。
【0027】図7は、スイッチ操作と送信機1の出力の
関係を示している。送信機1で上昇スイッチ7が押され
ると、送信機から一定時間の間、特定小電力無線の出力
で電波を発射してコマンドを送信する。本送信機は、
「特定小電力無線局テレコントロール用無線設備標準規
格」に準拠する無線設備であるので、送信後2秒間は電
波を発射できない禁止区間になる。送信機の上昇スイッ
チ7を押したときに、例えば、収納庫扉12を開け忘れ
ていると電動床下収納庫を破壊する恐れがある。また、
その近傍に幼児等がいると昇降動作に巻こまれる危険が
ある。
【0028】そのような場合には可及的速やかに昇降動
作を停止する必要がある。しかし、送信時間制限装置の
制約により2秒間の禁止区間の間は、停止スイッチ8を
押しても送信機から電波を発射することができない。そ
こで、本実施の形態の電波リモコンでは、上昇スイッチ
7が押されてから、停止スイッチ8が押されるまでの間
は、微弱無線の規格を満足する出力で電波を発射し続け
る。
【0029】この時の送信機は、CPU2から電圧制御
発振器3には変調せず、水晶発振回路7と水晶振動子8
で発振した正弦波をミキサ6で搬送波に掛け合わせて振
幅変調し、可変利得増幅器9で増幅してアンテナ10か
ら空間に放射するように動作するものである。この時の
可変利得増幅器9は最低利得となっており、その出力は
微弱無線の規定に準じている。また、水晶発振回路7で
発振する周波数は数kHzの正弦波である。このように
可聴周波数の正弦波をトーンといい、トーンで変調する
ことをトーン変調という。
【0030】受信器は、FM−IC6−18のRSSI
信号を水晶フィルタ6−25で帯域濾波して、トーン検
出回路6−26に入力している。RSSI信号は、搬送
波の強度に比例するもので、搬送波がトーンで振幅変調
されているのでRSSI信号にはトーンが出力される。
水晶フィルタ25の中心周波数は水晶振動子1−8と一
致させてあるので、トーン信号のみが抽出され、トーン
検出回路6−26で検出されて、その結果がCPU6−
24に送られる。コマンドを受信するときに比べて、ト
ーンを受信するときは水晶フィルタ6−25の帯域幅が
非常に狭帯域なので、送信機の出力の差を吸収すること
ができる。
【0031】図7に示すように、送信機は上昇コマンド
を送信したのち、微弱無線の出力でトーン変調された搬
送波を送信し、禁止区間T1以降に停止スイッチ8が押
されると停止コマンドを特定小電力無線局の出力で送信
する。受信器は、上昇コマンドを受信して昇降動作を開
始し、停止コマンドを受信して昇降動作を停止するもの
である。
【0032】一方、図8に示すように、禁止区間T2の
間に停止スイッチ8が押されると、送信機は微弱無線の
電波の発射を停止する。受信器は、トーン検出回路6−
26でトーンが検出されなくなるとCPU6−24はモ
ーター制御回路6−27を、負荷を停止するように制御
する。そのため、禁止区間であっても負荷を停止するよ
うに制御することが可能となるので、前記のような状態
における危険性を軽微にとどめることができる。
【0033】なお、送信機1のミキサ1−6と、水晶発
振回路1−7と、水晶振動子1−8を省略し、受信器6
の水晶フィルタ6−25を低域濾波器に、トーン検出器
6−26を搬送波検出コンパレーターに置き換え、送信
機からはトーン変調された搬送波の変わりに無変調搬送
波を送信して、受信器では受信した搬送波の強度が一定
値以下になって検出できなくなれば負荷を停止するよう
に構成しても、上述したと同様の動作と効果が得られ
る。
【0034】[第4の実施の形態]本実施の形態の電波リ
モコンは、送信機は、コマンドとコマンドの間の時間
に、予め定められた間隔で、微弱無線の出力で無変調ま
たはトーン変調された搬送波を送信する。図9は、本実
施の形態の電波リモコンにおけるスイッチ操作と送信機
の出力の関係を示している。受信器6のCPU6−24
は、上述の無変調搬送波を送出するときの構成の搬送波
検出コンパレータ6−23又は、トーン検出回路6−2
6の出力を予め定められた間隔でサンプリングして、サ
ンプリング時に搬送波検出又は、トーン検出がなくなれ
ば負荷を停止するように制御するものである。なお、上
述した第3の実施の形態と同一の箇所には同じ符号を付
し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。
【0035】[第5の実施の形態]本実施の形態の電波リ
モコンでは、送信機は、コマンドの送信前に、微弱無線
の出力で無変調又はトーン変調された搬送波を送信す
る。図10は、本実施の形態の電波リモコンにおけるス
イッチ操作と送信機の出力の関係を示している。受信器
のCPU6−24は、上述の無変調搬送波を送出すると
きの構成の搬送波検出コンパレータ又はトーン検出回路
6−26の出力を常時監視して、コマンド受信直前に搬
送波検出又はトーン検出がなければコマンドに応答しな
いように動作するものである。なお、上述した第3の実
施の形態と同一の箇所には同じ符号を付し、同一の箇所
の詳細な説明は省略する。
【0036】以上説明した第3の実施の形態乃至第5の
実施の形態における電波リモコンは、送信機は、コマン
ドを特定小電力無線局の出力で送信し、コマンドとコマ
ンドの間の時間は微弱無線の出力で無変調又はトーン変
調された搬送波を送信し、コマンド送信直後の禁止区間
に停止スイッチが押された場合には無変調又はトーン変
調された搬送波の送信を停止するように動作するもの
で、受信器は、コマンドを受信して負荷を動作させた後
に搬送波又はトーンが検出されなくなると、負荷を停止
するように動作するものである。
【0037】なお、上述した本実施の形態では、負荷の
一形態として床下収納庫のモーターとしたが、各種モー
ター機器や例えば、照明器具等にも本発明は適用できる
ことは自明である。
【0038】更に、このような送信時間制限は日本国内
において適用される電波法のみならず、例えば、「米国
のFCC Part15」に規定される「テレコントロ
ール用微弱無線」にも定められており、本発明を適用で
きる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、送信機か
らの信号を受信機が受信した時に、受信直後から一定時
間とそれ以降とで、負荷を駆動する水準を切り替えるよ
う制御するように構成したので、負荷が動作することで
発生する危険性を軽微にとどめることができるととも
に、連続して送信機を操作しても間欠的にしか負荷が応
答しないことが視認される違和感を軽減することができ
るという効果を奏する。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え更に、送信機からの信号を受信機
が受信した時に負荷制御回路が負荷を徐々に起動するよ
うに構成したので、負荷の起動時に生じるストレスに起
因する負荷の摩耗乃至劣化を軽減することができるとい
う効果を奏する。
【0041】請求項3乃至4記載の発明によれば、送信
機は、コマンドを特定小電力無線局の規格に準じる出力
で送信し、コマンドとコマンドの間の時間は微弱無線の
規定に準じる出力で無変調又はトーン変調された搬送波
を送信し、コマンド送信直後の禁止区間に停止スイッチ
が押された場合には無変調又はトーン変調された搬送波
の送信を停止するように動作するもので、受信器は、コ
マンドを受信して負荷を動作させた後に搬送波又はトー
ンが検出されなくなると、負荷を停止するように動作す
るように構成したので、禁止区間の間でも負荷を停止す
ることができるようになり、不注意な操作で負荷が動作
して発生する危険性を軽微にとどめることができるとと
もに、送受信機間の距離が大きく電波が減衰して停止コ
マンドが受信できない恐れがある場合や、妨害波が混入
して停止コマンドが受信できない恐れがある場合には、
搬送波又はトーンが検出されなくなって負荷が停止する
ので安全であるという効果を奏する。
【0042】請求項5記載の発明によれば、請求項3乃
至4記載の発明の効果に加え更に、微弱無線の出力を予
め定められた間隔で送信し、搬送波検出又はトーン検出
を予め定められた間隔でサンプリングして動作するよう
に構成したので、送信機の消費電力を削減することがで
きるという効果を奏する。
【0043】請求項6記載の発明によれば、請求項3乃
至4記載の発明の効果に加え更にコマンドの送信前に、
微弱無線の出力で無変調又はトーン変調された搬送波を
送信し、コマンド受信直前に搬送波検出又はトーン検出
がなければコマンドに応答しないよう動作するように構
成したので、コマンド受信直後に妨害波や長距離による
減衰、フェージング等の問題でトーン検出できないこと
が予想される場合には、無駄にコマンドに応答しないよ
うにできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる電波リモコンの第1の実施の
形態の構成を示すシステム図である。
【図2】 上記電波リモコンの送信機の外観図である。
【図3】 上記電波リモコンを用いた床下収納庫の構成
図である。
【図4】 上記電波リモコンの送信機の動作とモーター
の回転数と収納ボックスの高さの関係を示す図である。
【図5】 本発明に係わる電波リモコンの第2の実施の
形態の送信機の動作とモーターの回転数と収納ボックス
の高さの関係を示す図である。
【図6】 本発明に係わる電波リモコンの第3の実施の
形態の構成を示すシステム図である。
【図7】 上記電波リモコンの一実施例の送信機の通常
操作時の動作を示す図である。
【図8】 上記電波リモコンの一実施例の送信機の緊急
停止操作時の動作を示す図である。
【図9】 本発明に係わる電波リモコンの第4の実施の
形態の送信機の動作を示す図である。
【図10】本発明に係わる電波リモコンの第5の実施の
形態の送信機の動作を示す図である。
【符号の説明】 1 送信機 2 アンテナ 3 無線回路 4 モーター制御回路 5 モーター 6 受信機 7 操作スイッチ−上昇 8 操作スイッチ−停止 9 操作スイッチ−下降 10 床 11 メンテナンス扉 12 収納庫扉 13 収納ボックス 14 ジャッキ 15 シャフト 16 減速機 17 モーター 18 無線回路 19 アンテナ 1−1 操作スイッチ 1−2 CPU 1−3 電圧制御発振器 1−4 PLLシンセサイザー 1−5 水晶振動子 1−6 ミキサ 1−7 発振回路 1−8 水晶振動子 1−9 可変利得増幅器 1−10 アンテナ 6−11 アンテナ 6−12 増幅器 6−13 ミキサ 6−14 電圧制御発振器 6−15 PLLシンセサイザ 6−16 水晶振動子 6−17 水晶フィルタ 6−18 FM−IC 6−19 水晶振動子 6−20 セラミックフィルタ 6−21 ディスクリミネータ 6−22 低域濾波器 6−23 コンパレータ 6−24 CPU 6−25 水晶フィルタ 6−26 トーン検出 6−27 モーター制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機と、負荷制御回路とタイマーと無
    線回路とアンテナとを具備する受信機と、から構成され
    るリモコンであって、前記負荷駆動回路は負荷を駆動す
    る水準を二つ以上備え、送信機からの信号を受信機が受
    信した時に、受信直後から一定時間とそれ以降とで、負
    荷を駆動する水準を切り替えるよう制御するように構成
    したことを特徴とする電波リモコン。
  2. 【請求項2】 前記負荷駆動回路は、負荷を駆動する水
    準を徐々に検査させる可変する手段を備え、前記送信機
    からの信号を前記受信機が受信した時に、負荷を徐々に
    起動する制御するように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の電波リモコン。
  3. 【請求項3】 可変減衰器又は可変利得増幅器を具備す
    る送信機と、受信機と、負荷制御回路と、から構成され
    る電波リモコンであって、前記送信機は高出力でコマン
    ドを送信するとともに、コマンドとコマンドの間の時間
    は低出力で無変調又はトーン変調された搬送波を送信
    し、前記受信器は低出力の電波を受信できなくなると負
    荷を停止するように動作することを特徴とする電波リモ
    コン。
  4. 【請求項4】 前記送信機は、周波数変調器と、振幅変
    調器と、を具備し、前記受信器は、周波数検波器と、包
    絡線検波器と、を具備した電波リモコンであって、コマ
    ンドの変復調に周波数変調器と周波数検波器を使用し、
    トーンの変復調に振幅変調器と包絡線検波器を使用して
    動作することを特徴とする請求項3記載の電波リモコ
    ン。
  5. 【請求項5】 前記送信機は、コマンドとコマンドの間
    の時間に、予め定められた間隔で、低出力で無変調又は
    トーン変調された搬送波を送信するように動作すること
    を特徴とする請求項3記載の電波リモコン。
  6. 【請求項6】 前記送信機は、コマンドの送信前に、低
    出力で無変調又はトーン変調された搬送波を送信し、前
    記受信機はコマンド受信前に低出力の電波が受信できな
    ければコマンドの処理をしないように動作することを特
    徴とする請求項3記載の電波リモコン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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