JP2001125786A - データ処理装置及びデータ処理システム - Google Patents

データ処理装置及びデータ処理システム

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JP2001125786A
JP2001125786A JP30632899A JP30632899A JP2001125786A JP 2001125786 A JP2001125786 A JP 2001125786A JP 30632899 A JP30632899 A JP 30632899A JP 30632899 A JP30632899 A JP 30632899A JP 2001125786 A JP2001125786 A JP 2001125786A
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置においてCPUの比較的小さ
なアクセス空間による良好なプログラム実行効率を維持
しながらプログラム容量の制限を緩和する。 【解決手段】 データ処理装置(1)は、CPU(2)
のアクセス空間が狭いノーマルモードとアクセス空間が
広いアドバンストモードを有する。ノーマルモードであ
っても、転送制御部(3)はそのときCPUによってア
クセス可能なアドレス範囲を超えてデータ転送制御可能
である。ノーマルモードにおけるCPUのアクセス範囲
に対してプログラム容量の制限を超えてプログラム等を
生成しても、その制限を超えた分のプログラムをノーマ
ルモードにおけるROM6の非アクセスエリアに格納し
ておけば、転送制御部がこれをアクセスしてRAM
(7)に転送することができ、ノーマルモードのCPU
はRAMに転送された前記プログラム等をアクセスして
利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作モードに応じ
てアドレス空間が切り換えられるデータ処理装置に関
し、例えば、マイクロコンピュータに適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータには、アクセス対
象になるアドレス空間の異なる動作モードを持つCPU
(中央処理装置)を搭載したものがある。例えば、株式
会社日立製作所発行の日立シングルチップマイクロコン
ピュータH8S/2148、H8S/2144シリーズ
ハードウェアマニュアルに記載のマイクロコンピュータ
は、CPUがサポートするアドレス空間が64kバイト
のノーマルモードと、16Mバイトのアドバンストモー
ドの2つの動作モードを持つ。アドレス空間の相違はア
ドレス情報のビット数の相違等として現れるから、ノー
マルモード対応でプログラミングする方がアドバンスト
モード対応に比べて命令コードが短くなり、プログラム
容量を小さくすることができる。しかも、ノーマルモー
ドで動作させた方が実行ステート数も短くなり、データ
処理動作も高速になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ノーマルモードでは、
64kバイトを超えるアドレス空間をアクセスすること
ができないため、プログラム及びデータ容量を小さくし
なければならないという制限を受けることになる。しか
しながら、マイクロコンピュータ応用システムの高機能
化若しくは複雑化の傾向等に対して64kバイトのよう
な制限を満足するのが難しい場合がある。このとき、勢
い16Mバイト空間で動作させる動作モードを選択して
しまうと、64kバイトのような比較的小さなアドレス
空間を利用する動作モードの利点が全て失われてしま
う。
【0004】本発明の目的は、相対的にCPUのアクセ
ス空間が小さくしかもプログラムの実行効率の良い動作
モードにおける利便性を向上させることができるデータ
処理装置を提供することにある。
【0005】本発明の別の目的は、CPUの比較的小さ
なアクセス空間によってプログラムの実行効率を良好に
維持しながら、プログラム容量の制限を緩和することが
できるデータ処理装置を提供することにある。
【0006】本発明のその他の目的は、物理的な回路規
模を縮小し、データ処理効率を良好に維持しながら、プ
ログラム処理の高機能化若しくは複雑化に対応できるデ
ータ処理システムを提供することにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】〔1〕本発明の第1の観点によるデータ処
理装置は、選択的に第1モード又は第2モードが設定可
能にされ、CPUのようなデータ処理部、内蔵メモリや
レジスタ等のメモリ部及びダイレクトメモリアクセスコ
ントローラ若しくはデータトランスファコントローラの
ような転送制御部を含む。このデータ処理装置は例えば
1個の半導体チップに形成される。前記データ処理部
は、前記第1モードでは第1のビット数で表現可能なア
ドレス信号を用いてアクセスを行ない前記メモリ部の全
体をアクセス可能であり、第2モードでは前記第1のビ
ット数よりも少ない第2のビット数で表現可能なアドレ
ス信号を用いてアクセスを行ない前記メモリ部の一部で
ある第1エリアをアクセス可能である。前記転送制御部
は、前記第2モードにおいても前記第1のビット数で表
現可能なアドレス信号を用いて情報の転送制御が可能で
ある。
【0010】上記によれば、第2動作モードであって
も、データ転送制御部はそのときCPUによってアクセ
ス可能なアドレス範囲を超えてデータ転送制御を行なう
ことができる。即ち、前記第2モードにおける前記転送
制御部は、第1のビット数で表現可能なアドレス信号を
用いてアクセス可能なアドレス空間において前記メモリ
部の第1エリアからそれ以外の第2エリアに情報を転送
制御し、又は前記第2エリアに格納してある情報を前記
第1エリアに転送制御可能である。
【0011】これにより、例えば、第2モードにおける
CPUのアクセス範囲に対してプログラム容量の制限を
超えてプログラム等を生成しても、その制限を超えた分
のプログラム等を第1エリア以外のメモリ部に格納して
おけば、CPUは当該第1エリア以外のメモリ部に格納
されているプログラムなどを直接アクセスできないが、
転送制御部がこれをアクセスしてメモリ部の第1エリア
に転送することができ、第2モードのCPUは第1エリ
アに転送された前記プログラム等をアクセスして利用す
ることができる。したがって、CPUの比較的小さなア
クセス空間によりプログラムの実行効率を良好に維持し
ながら、プログラム容量の制限を緩和することができ
る。
【0012】〔2〕第2モードにおいて前記転送制御部
が、前記第1のビット数で表現可能なアドレス信号を用
いて情報の転送制御を行うか、或いは、前記第2のビッ
ト数で表現可能なアドレス信号を用いて情報の転送制御
を行うかを選択可能にするには、第1状態又は第2状態
を採り得る制御レジスタ手段を更に設け、前記第2モー
ドにおいて前記転送制御部は、前記制御レジスタ手段の
第1状態に応答して前記第1のビット数で表現可能なア
ドレス信号を用いた第1の転送制御が許容され、前記制
御レジスタ手段の第2状態に応答して前記第2のビット
数で表現可能なアドレス信号を用いた第2の転送制御が
許容されるようにすればよい。
【0013】例えば、前記第2モードにおいて、前記第
1の転送制御により前記メモリ部の全体に対するアクセ
スが可能にされ、前記第2の転送制御により前記メモリ
部の第1エリアに対するアクセスが可能にされる。
【0014】前記レジスタ手段の第2状態を選択すれ
ば、第2モードにおいてCPUも転送制御部も共に同じ
アドレス空間をアクセスすることになり、従来のデータ
処理装置と同様の動作態様も実現でき、そのような状態
で動作されていた既存の動作プログラムをそのまま実行
することを保証でき、従来のデータ処理装置に対する互
換性を達成することができる。
【0015】〔3〕前記第1エリアには、前記転送制御
部による転送制御の為の転送元及び転送先アドレス情報
を含む転送制御情報が前記データ処理部によって複数組
設定可能にされる転送制御情報エリアを割り当て、前記
転送制御部は、データ転送動作の起動指示を受けて前記
転送制御情報エリアから転送制御情報を読み込み、読み
込んだ転送制御情報に従った転送制御を行なような構成
を採用してよい。
【0016】前記データ処理装置に、外部とバスインタ
フェース可能な外部バスインタフェース回路を更に設
け、前記外部バスインタフェース回路に接続される外部
回路を前記第2エリアに割当てれば、第2モードにおい
て転送制御部は、CPUがアクセスできない外部回路の
データ又はプログラムをメモリ部の第1エリアに転送し
てCPUの利用を可能にすることができる。
【0017】前記データ処理装置に、外部とインタフェ
ース可能な入出力周辺回路を更に設け、前記入出力周辺
回路には前記第1エリアに配置されるI/Oレジスタを
設けておけば、第2モードにおいて転送制御部は、CP
Uがアクセスできない第2エリアのデータを第1エリア
の前記I/Oレジスタに転送し、CPUが入出力周辺回
路の入出力動作を制御すれば、周辺回路を介して外部と
の間で、第2エリアのデータを通信したりすることが可
能になる。
【0018】〔4〕前記メモリ部は、前記第1エリア及
び第2エリアにまたがるROM、前記第1エリアに含ま
れるRAM、更には周辺I/Oレジスタを含んで構成し
てよい。
【0019】このとき、前記ROMには電気的に書き換
え可能なフラッシュメモリを採用してよい。フラッシュ
メモリにプログラムを格納すれば、バグ対策の為のプロ
グラム修正やバージョンアップの為のプログラム書換え
が可能になる。書換え制御を前記データ処理部が行う場
合には、その為に前記データ処理部が実行する書換え制
御プログラムを前記フラッシュメモリの第2エリアに記
憶しておけばよい。書換え時、第2モードのCPUは転
送制御部に転送条件を初期設定し、その後、これに従っ
て、転送制御部は第2エリアの書換え制御プログラムを
RAM等の第1エリアに転送し、CPUはその書換え制
御プログラムを実行してフラッシュメモリを書き換え制
御する。
【0020】〔5〕本発明の第2の観点によるデータ処
理システムは、データ処理装置及び第1の外部装置を有
する。前記データ処理装置は、例えば半導体チップに、
CPUのようなデータ処理部、メモリ部、転送制御部及
び前記第1の外部装置に外部バスで接続された外部バス
インタフェース回路を含み、選択的に第1モード又は第
2モードが設定可能にされる。前記データ処理部は、前
記第1モードでは第1のビット数で表現可能なアドレス
信号を用いてアクセスを行ない前記メモリ部の全体をア
クセス可能であり、第2モードでは前記第1のビット数
よりも少ない第2のビット数で表現可能なアドレス信号
を用いてアクセスを行ない前記メモリ部の一部である第
1エリアをアクセス可能である。前記転送制御部は、前
記第2モードにおいても前記第1のビット数で表現可能
なアドレス信号を用いて情報の転送制御が可能である。
前記外部バスインタフェース回路に接続される前記第1
の外部装置は、第1のビット数で表現可能なアドレス信
号を用いてアクセス可能なアドレス空間において前記第
1エリア以外の第2エリアに割当てられている。
【0021】このデータ処理システムによれば、第2モ
ードにおいて転送制御部は、CPUがアクセスできない
第2エリア上の第1の外部装置と前記メモリ部の第1エ
リアとの間でデータ又はプログラムを転送できる。
【0022】データ処理システムには更に第2の外部装
置を設けてよい。即ち、前記データ処理装置は外部とイ
ンタフェース可能な入出力周辺回路を更に有し、前記入
出力周辺回路は前記第1エリアに配置されたI/Oレジ
スタを有し、前記I/Oレジスタを介してデータ送受を
行う第2の外部装置が前記データ処理装置に接続され
る。これによれば、第2モードにおいて転送制御部は、
CPUがアクセスできない第2エリアのデータを第1エ
リアの前記I/Oレジスタに転送し、CPUが入出力周
辺回路の入出力動作を制御すれば、入出力周辺回路を介
して第2の外部装置との間で、第2エリアのデータを通
信したりすることが可能になる。更には、第2モードに
おいて第2エリア上の第1の外部装置と前記第2の外部
装置との間でも見掛け上データ転送が可能になる。
【0023】上記データ処理システムによれば、データ
処理装置の第2モードにおいてデータ処理装置内蔵のメ
モリ部を効率的に利用できるという点で物理的な回路規
模の縮小に寄与し、第2モードによるデータ処理効率を
良好に維持しながら、プログラム容量の制限を緩和でき
プログラム処理の高機能化若しくは複雑化に対応するこ
とができる。
【0024】〔6〕本発明の第3の観点によるデータ処
理システムは、夫々メモリアクセスが可能であって共通
バスに接続された第1のデータ処理装置及び第2のデー
タ処理装置を有する。前記第1のデータ処理装置は、例
えば半導体チップに、CPUのようなデータ処理部、メ
モリ部、及び転送制御部を含み、選択的に第1モード又
は第2モードが設定可能にされる。前記データ処理部
は、前記第1モードでは第1のビット数で表現可能なア
ドレス信号を用いてアクセスを行ない前記メモリ部の全
体をアクセス可能であり、第2モードでは前記第1のビ
ット数よりも少ない第2のビット数で表現可能なアドレ
ス信号を用いてアクセスを行ない前記メモリ部の一部で
ある第1エリアをアクセス可能である。前記転送制御部
は、前記第2モードにおいても前記第1のビット数で表
現可能なアドレス信号を用いて情報の転送制御が可能で
ある。前記第2モードにおいて前記データ処理部は、前
記第2のデータ処理装置からの第1の要求に応答して、
前記メモリ部の第1エリア以外のエリア(第2エリア)
に含まれる第3エリアを、前記第2データ処理装置の記
憶領域に割り当て、前記第2のデータ処理装置からの第
2の要求に応答して、前記データ転送制御部に前記第2
のデータ処理装置から供給される情報を前記第3のエリ
アに転送させ、前記第2のデータ処理装置からの第3の
要求に応答して、前記データ転送制御部に前記第3のエ
リアから前記第2のデータ処理装置に情報を転送させる
ものである。
【0025】前記第1の要求に応答する処理は、第1の
データ処理装置内蔵メモリ部のアドレスと第2のデータ
処理装置によるアクセスアドレスとの対応関係を取得す
る処理である。その後、第2のデータ処理装置による所
定のメモリ・ライトアクセスのような第2の要求がある
と、例えば、データ処理部は前記対応関係の情報を参照
して前記ライトアドレスを第3エリアのアドレスに変換
し、これを転送制御部に転送条件の一つとして設定し、
転送制御部に、第2データ処理装置のライトアクセスサ
イクルに同期するタイミングで、ライトデータを第3エ
リアへ転送させる。また、第2のデータ処理装置による
所定のメモリ・リードアクセスのような第3の要求があ
ると、例えば、データ処理部は前記対応関係の情報を参
照して前記リードアドレスを第3エリアのアドレスに変
換し、これを転送制御部に転送条件の一つとして設定
し、転送制御部に、第2データ処理装置のリードアクセ
スサイクルに同期するタイミングで、第3エリアからデ
ータを第2のデータ処理装置へ転送させる。
【0026】これにより、第1のデータ処理装置の第2
モードにおいて、第1データ処理装置の内蔵CPUによ
るアクセス非対象メモリである第2エリアに属するメモ
リ部の全部又は一部(第3エリア)を、第2のデータ処
理装置のメモリとして利用可能になる。
【0027】前記メモリ部の第2エリアのうち第3エリ
ア以外の部分には前記第1のデータ処理装置が使用する
情報を格納し、又はデータ処理部が使用するデータを前
記メモリ部の第2エリアのうち第3エリア以外の部分か
ら前記第1エリアに転送することも可能である。
【0028】上記において、データ処理部が前記対応関
係の情報を参照して前記ライトアドレスやリードアドレ
スを第3エリアのアドレスに変換するように説明した
が、これとは逆に、第2のデータ処理装置がアドレスの
変換を行って第1のデータ処理装置に供給してもよい。
この場合には、転送制御部は供給されたアドレス信号を
そのまま転送制御部の設定に利用すればよい。
【0029】上記データ処理システムによれば、第1の
データ処理装置の第2モードにおいて当該データ処理装
置内蔵のメモリ部を効率的に利用でき、しかも、第1デ
ータ処理装置の内蔵のメモリ部を第2モードにおいて第
2のデータ処理装置のメモリとして利用可能であるとい
う点でデータ処理システムの物理的な回路規模の縮小に
寄与し、第2モードによるデータ処理効率を良好に維持
しながら、プログラム容量の制限を緩和でき、プログラ
ム処理の高機能化若しくは複雑化に対応することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】《マイクロコンピュータの概要》
図1には本発明に係るデータ処理装置の一例であるシン
グルチップマイクロコンピュータ(以下単にマイクロコ
ンピュータとも称する)が示される。
【0031】シングルチップマイクロコンピュータ1
は、全体の制御を司るデータ処理部としてのCPU2、
転送制御部としてのデータトランスファコントローラ
(DTC)3、割り込みコントローラ(INT)4、バ
スコントローラ5、CPU2の処理プログラムなどを格
納するメモリであるROM6、CPU2の作業領域並び
にデータの一時記憶用のメモリであるRAM7、タイマ
8、ウォッチドッグタイマ9、入出力周辺回路としての
シリアルコミュニケーションインタフェース(SCI)
11、同じく入出力周辺回路としてのA/D変換器1
2、入出力ポートIOP1〜IOP5、外部バスインタ
フェース回路としての入出力ポートIOPA〜IOP
F、クロック発振器(CPG)13、及びシステムコン
トローラ14から構成され、公知の半導体製造技術によ
り1つの半導体基板(半導体チップ)に形成される。
【0032】前記マイクロコンピュータ1は、電源端子
として、グランドレベルVss、電源電圧レベルVc
c、アナロググランドレベルAVss、アナログ電源電
圧レベルAVccの入力端子を有し、専用制御端子とし
て、リセット端子RES、スタンバイ端子STBY、モ
ード端子MD0〜MD2、クロック入力端子EXTA
L,XTALを有する。
【0033】CPG13の端子EXTAL、XTALに
接続される水晶発振子またはEXTAL端子に入力され
る外部クロック信号に基づいて、CPG13は基準クロ
ック信号(システムクロック信号)φを生成する。シン
グルチップマイクロコンピュータ1の各機能ブロックは
基準クロック信号φに同期して、動作を行う。
【0034】シングルチップマイクロコンピュータ1の
前記機能ブロックは、内部バスによって相互に接続され
る。内部バスは、アドレスバス、データバスの他に、リ
ード信号、ライト信号、バスサイズ信号或いはシステム
クロック信号などを伝達するコントロールバスを含む。
内部データバスは、特に制限されないが、16ビット構
成とされ、少なくともROM6とCPU7との間は、1
6ビットバスでインタフェースされる。特に制限はされ
ないものの、RAM7も同様に16ビットバスでインタ
フェースされる。内部アドレスバスはIABとPABの
2種類があり、内部データバスもIDBとPDBが存在
する。IABとPAB、IDBとPDBは、バスコント
ローラ5によってバッファリングされている。
【0035】前記機能ブロックやモジュールは内部バス
を介して、CPU2によってリード/ライトさる。内蔵
ROM6、RAM7は、IAB及びIDBでインタフェ
ースされ、1ステートでリード/ライト可能とされる。
【0036】前記シングルチップマイクロコンピュータ
1にリセット信号RESが与えられると、CPU2を始
めとし、シングルチップマイクロコンピュータ1はリセ
ット状態になる。このリセットが解除されると、CPU
2は所定のアドレスからスタートアドレスをリードし
て、このスタートアドレスから命令のリードを開始する
リセット例外処理を行う。この後、CPU2は逐次、R
OM6などから命令をリードし、解読して、その解読内
容に基づいて演算処理を行う。
【0037】前記DTC3は、図2に例示されるよう
に、割り込みコントローラ4からDTC起動要求及びD
TCベクタ番号18が与えられる。DTC起動要求及び
DTCベクタ番号18が与えられると、DTC3はDT
CバスリクエストDTCBREQによってバスコントロ
ーラ5にバス権を要求する。DTCアクノリッジ信号D
TCACKNによってバス権を獲得した後、DTC3
は、前記ベクタ番号のDTCベクタをリードし、そのD
TCベクタで指し示されるRAM7上の転送制御情報エ
リア7Aのデータ転送制御情報を読み込み、これに基づ
いてデータ転送制御を開始する。
【0038】DTC3は、前記読み込んだデータ転送制
御情報をロードする転送制御レジスタとして、モードレ
ジスタMR、転送カウントレジスタCR、ディスティネ
ーションアドレスレジスタDAR、ソースアドレスレジ
スタSARを有する。モードレジスタMRは、データ転
送データサイズがバイトかワードか、データ転送後にソ
ースアドレス又はディスティネーションアドレスをイン
クリメントするのかディクリメントするのか、データ転
送をブロックで行うかリピートするか或いは1回だけで
終わるか等を決める情報が設定される。前記転送カウン
トレジスタCRは逐次転送語数を計数していく。ディス
ティネーションアドレスレジスタDARは転送先アドレ
スを保有する。ソースアドレスレジスタSARは転送元
アドレスを保有する。それら転送制御レジスタは直接C
PU2から制御情報をロードすることも可能にされてい
るが、RAM7上の複数転送チャネルのための転送制御
情報は専用バス19(図2に図示)を介して1転送チャ
ンネル分を単位に1サイクルで転送制御レジスタにロー
ドすることができるようになっている。前記転送制御レ
ジスタにロードされた転送制御情報によるデータ転送制
御はコントロールロジックDTCLが行う。
【0039】前記割り込みコントローラ4は、CPU2
に対する割り込み要求と、DTC3に対する起動要求を
制御する。割り込み要因としての割り込み信号16は、
A/D変換器12、タイマ8、ウォッチドッグタイマ
9、SCI11、及び入出力ポートIOP5から割り込
みコントローラ4に供給される。そして、前記割り込み
信号16の前記割り込み要因毎に、DTC起動要求とす
るか、CPU割り込み要求とするかを決定するDTCイ
ネーブルレジスタDTCERが設けられている。前記割
り込み要因毎に、割り込みベクタとDTC起動ベクタと
が予め決められている。前記割り込みベクタは割り込み
要因に応答する割り込み処理プログラムの先頭ドレスを
保有する。前記DTC起動ベクタは割り込み要因に応答
するデータ転送制御情報を保有するメモリ領域の先頭ア
ドレスを保有する。
【0040】前記DTCイネーブルレジスタDTCER
にCPU割り込み要求として設定されている割り込み要
因の要因元より割り込みコントローラ4に割り込み信号
16で割り込みが要求されると、割り込みコントローラ
4は、割り込み優先レベルや割り込みマスクレベルに基
づいて割り込み要求を受け付けるか否かを判定し、受け
付ける場合には、割り込み要因に応ずる割り込みベクタ
番号を出力すると共に、CPU2に割り込み要求信号1
7を与える。これにより、CPU2は実行中の処理を中
断して、割り込みベクタ番号のベクタに基づいて割り込
み要因に応答する所定の処理ルーチンに分岐し、所望の
処理を行う。
【0041】前記DTCイネーブルレジスタDTCER
にDTC起動要求として設定されている割り込み要因
(DTC起動要因)の要因元より割り込みコントローラ
4に割り込み信号16で割り込みが要求されると、割り
込みコントローラ4は、規定の優先順位に従ってその割
り込み要求を受付け、DTC3に、当該割り込み要因に
応ずるDTC起動ベクタのベクタ番号及びDTC起動要
求信号18を与える。これにより、DTC3はバスコン
トローラ5にバス権を要求し、DTCアクノリッジ信号
DTCACKNによりバス権が認められると、DTC起
動ベクタで示されるアドレスから対応データ転送チャネ
ルのデータ転送制御情報を読み込み、読み込んだデータ
転送制御情報に従ってデータ転送制御を開始する。
【0042】更に割り込みコントローラ4は、DTC3
のソフトウェア起動を可能にするために、DTCベクタ
レジスタDTVECRを有する。DTCベクタレジスタ
DTVECRのイネーブルビットをCPU2によって論
理値“1”にセットすることにより、割り込みによるD
TC起動要求の生成と同様に、DTC起動要求信号及び
DTC起動ベクタ番号18でDTC3を起動させること
ができる。このときのDTC起動ベクタは当該レジスタ
DTCVECRに設定されたベクタ番号によって指定さ
れる。
【0043】マイクロコンピュータ1は少なくともアド
バンストモード(第1モード)とノーマルモード(第2
モード)とを有する。動作モードは前記モード端子MD
0〜MD2の状態によって決定される。
【0044】図3にはアドバンストモードとノーマルモ
ードにおけるCPUのアドレス空間が示される。アドバ
ンストモードではCPU2は例えば24ビットのアドレ
ス信号で表現可能な16Mバイトのアドレス空間(H’
000000〜H’FFFFFF)をアクセスできる。
16Mバイトのアドレス空間では、ROMアドレスエリ
ア(H’000000〜H’01FFFF)にROM6
の全部の記憶領域がマッピングされ、外部アドレスエリ
ア(H’020000〜H’FFDFFF)にマイクロ
コンピュータ1の外部アドレス空間がマッピングされ、
RAMアドレスエリア(H’FFE000〜H’FFE
FFF)にRAM7の全部の記憶領域がマッピングさ
れ、I/Oアドレスエリア(H’FFF000〜H’F
FFFFF)には割り込みコントローラ4、WDT9、
タイマ8、SCI11、A/D12、DTC3、及び入
出力ポートのレジスタ類(I/Oレジスタ)がマッピン
グされている。
【0045】ノーマルモードではCPU2は例えば16
ビットのアドレス信号で表現可能な64kバイトのアド
レス空間(H’0000〜H’FFFF)をアクセスで
きる。64kバイトのアドレス空間ではROMアドレス
エリア(H’0000〜H’DFFF)にROM6の一
部の記憶領域がマッピングされ、RAMアドレスエリア
(H’E000〜H’EFFF)にRAM7の全部の記
憶領域がマッピングされ、I/Oアドレスエリア(H’
F000〜H’FFFF)に前記のI/Oレジスタがマ
ッピングされ、外部アドレスエリアはアクセス不可能に
されている。
【0046】ここで、16Mバイトのアドレス空間にお
ける外部エリア以外のアドレスエリアにマッピングされ
るROMやRAMなどの回路はマイクロコンピュータ2
のメモリ部20と見なすことができる。メモリ部20の
内、64kバイトアドレス空間にマッピングされる回路
の物理的な記憶領域(メモリセルアレイやレジスタ等)
を第1エリア21と称する。16Mバイトのアドレス空
間にマッピングされる回路のうち前記第1エリア以外の
回路領域を第2エリア22と総称する。
【0047】《ノーマルモードにおけるDTC拡張モー
ド》ここで、DTC3等のその他の内蔵バスマスタのア
ドレス空間は、前記ノーマルモード及びアドバンストモ
ードにおけるCPU2のアドレス空間と一致させてお
く、というのが従来の考え方であった。これに対して、
マイクロコンピュータ1では、ノーマルモードが設定さ
れていても、前記DTC3は前記第2エリア22もデー
タ転送対象として動作可能にされる。この動作モードを
便宜上ノーマルモードにおけるDTC拡張モードと称す
る。したがって、ノーマルモードにおけるDTC拡張モ
ードにおいて、DTC3はアドバンストモードと同じア
ドレス範囲でデータ転送制御を行うことができる。
【0048】前記ノーマルモード及びアドバンストモー
ドにおける図3のアドレスマッピングを実現すると共に
前記ノーマルモードにおけるDTC拡張モードを実現す
るために、図1に例示されるように、前記システムコン
トローラ14は制御信号NORMを生成し、これを、C
PU2、割り込みコントローラ4、バスコントローラ
5、及び上位側1バイトのアドレス出力機能が割当てら
れる入出力ポートIOPAに供給する。
【0049】前記制御信号NORMは、アドバンストモ
ード及びノーマルモードにおけるDTC拡張モードで論
理値“0”にされ、その他のノーマルモードでは論理値
“1”にされる。
【0050】上位側1バイトのアドレス出力機能が割当
てられる入出力ポートIOPAは前記制御信号NORM
の論理値“1”によって高出力インピーダンス状態にさ
れ、外部アドレス信号は64kバイトのアドレス空間に
対応して16ビットとされる。前記制御信号NORMが
論理値“0”にされると入出力ポートIOPAはアドレ
ス信号を出力可能にされ、外部アドレス信号は16Mバ
イトのアドレス空間に対応して24ビットとされる。
【0051】前記CPU2は前記制御信号NORMの論
理値“1”によって実効アドレスの下位16ビットを有
効とするようにアドレス演算機能を制限し、また、割り
込みベクタテーブルやスタック構造を16ビットアドレ
スに適合させる。前記制御信号NORMが論理値“0”
の場合はアドレス演算機能、割り込みベクタテーブル、
及びスタック構造を24ビットアドレスに適合させる。
【0052】前記バスコントローラ5はバス権調停とバ
ス制御を行う。バス権調停は、CPU2とDTC3から
のバス権要求に対する競合を調停して、一方にバス権を
承認する制御である。バス制御は、外部バスアクセス制
御機能と内部モジュールセレクト機能に分類される。即
ち、バスコントローラは、図3で説明したノーマルモー
ド及びアドバンストモードのアドレスマッピング情報を
有し、制御信号NORMが論理値“1”のときはノーマ
ルモードのアドレスマッピングに従って、アドレスバス
IAB上のアドレスが指し示すエリアに応じて、内部モ
ジュールセレクト信号若しくは外部バスアクセスのため
のストローブ信号を生成する。制御信号NORMが論理
値“0”のときはアドバンストモードのアドレスマッピ
ングに従って、アドレスバスIAB上のアドレスが指し
示すエリアに応じ、内部モジュールセレクト信号若しく
は外部バスアクセスのためのストローブ信号を生成す
る。例えば、ノーマルモードにおいて、RAMアドレス
エリアのアドレス信号がバスIAB上に現れると、RA
M7の動作を選択するモジュール選択信号を活性化し
て、RAM7を動作可能にする。アドバンストモードに
おいて、外部アドレスエリアのアドレス信号がバスIA
B上に現れると、入出力ポートIOPA〜IOPFを介
して外部バスアクセスのためのライト信号、リード信号
などのストローブ信号とアドレス信号を外部に出力し
て、データの外部入力又は外部出力を可能にする。ノー
マルモードにおけるDTC拡張モードにおいては、制御
信号NORMは論理値“0”であるから、バスコントロ
ーラ5は、アドバンストモードと同じアドレスエリアに
対して外部バスアクセス制御と内部モジュールセレクト
動作を行うことでき、ノーマルモードにおけるDTC拡
張モードにおいてDTC3はアドバンストモードと同じ
アドレス範囲若しくは同じアドレスマッピングでデータ
転送制御を行うことができる。
【0053】図4には前記制御信号NORMの生成論理
が例示される。normは前記モード端子MD0〜MD
2によるノーマルモードの指示に応答して論理値“1”
にされ、アドバンストモードの指示に応答して論理値
“0”にされる。制御ビットDTVは制御レジスタ30
の所定の1ビットであり、前記ノーマルモードにおいて
前記第2エリア22も前記DTC3によるデータ転送対
象とするDTC拡張モードを許可するか否かを決定す
る。制御ビットDTVは論理値“1”によってDTC拡
張モードを許可し、制御ビットDTVは論理値“0”に
よってDTC拡張モードを禁止する。DTCアクノリッ
ジ信号DTCACKNは、前記バスコントローラ5が出
力し、論理値“0”によってDTC3にバス権を与える
ことをDTC3に指示する。DTC3は論理値“0”の
DTCアクノリッジ信号DTCACKNによってバス権
を獲得して、詳細を後述するデータ転送制御動作を行う
ことができる。
【0054】前記DTCアクノリッジ信号DTCACK
Nはインバータ31で反転され、前記制御ビットDTV
及び信号normと共にナンドゲート32に入力され、
このナンドゲート32の出力は前記信号normと共に
ナンドゲート33に入力され、当該ナンドゲート33の
出力がインバータ24で反転されて前記制御信号NOR
Mが生成される。この制御信号NORMの生成論理から
明らかなように、前記DTCアクノリッジ信号DTCA
CKNが論理値“1”(DTCはバス権未獲得)又は前
記制御ビットDTVが論理値“0”(DTC拡張モード
禁止状態)のとき、制御信号NORMは信号normと
同じ論理値とされる。これに対し、マイクロコンピュー
タ1がノーマルモード(norm=1)にされ、前記制
御ビットDTVが論理値“1”(DTC拡張モード許可
状態)にされているとき、前記DTCアクノリッジ信号
DTCACKNの論理値“0”によってDTC3がバス
権を獲得したとき、制御信号NORMが論理値“0”に
され、DTC3は、アドバンストモードのときと同様
に、16Mバイトのアドレス空間に対してデータ転送制
御が可能にされる。
【0055】図5にはノーマルモードにおけるDTC拡
張モードを利用する動作のフローチャートが例示され
る。同図の例はDTC3をソフトウェア起動する場合で
ある。
【0056】例えば、マイクロコンピュータ1をノーマ
ルモードで起動する。即ち、モード信号MD0〜MD2
でノーマルモードを指定し、ROM6に格納されている
リセットベクタからCPU2を起動する(S1)。ノー
マルモードにおいてCPU2はROM6の第2エリア2
2などをアクセスすることはできない。そのようなRO
M6の第2エリア22には、マイクロコンピュータの製
造段階で或いはシステム上で、予め数種類のプログラム
モジュールやデータが格納されているものとする。CP
U2はROM6の動作プログラムにしたがって、前記制
御レジスタ30の制御ビットDTVを論理値“1”に設
定し、RAM7の転送制御情報領域7Aに所要の転送制
御情報を所定のフォーマットで設定する(S2)。そし
て、CPU2は、その転送制御情報を格納したエリアの
先頭アドレスに応ずるDTCベクタ番号をレジスタDT
VECRにセットし(S3)、次いで、レジスタDTV
ECRにイネーブルビットをセットする(S4)。これ
に応答して、割り込みコントローラ4からDTC3に前
記設定のベクタ番号及びDTC起動要求信号18が与え
られ、DTC3はバスコントローラ5にバス権を要求
し、バス権を獲得して、前記ベクタ番号のベクタを用い
て転送制御情報領域7Aから転送制御情報をリードし、
これに従って、ノーマルモードでCPU2がアクセス不
可能な第2エリア22からRAM7等へ所定のプログラ
ムを転送する制御を行う(S5)。DTC3によるデー
タ転送動作中、特に制限されないが、CPU2はスリー
プ状態にされる。
【0057】DTC3は転送動作を終了すると、所定の
割り込みを要求し(S6)、これに応答してCPUは、
その命令実行処理を、前記第2エリア22からRAM7
に転送されたプログラムを実行する処理に分岐する(S
7)。
【0058】上記マイクロコンピュータ1によれば、例
えば、ノーマルモードにおけるCPU2のアクセス範囲
に対してプログラム容量の制限を超えてプログラム等を
生成しても、その制限を超えた分のプログラム等をRO
M6の非アクセスエリア6A(図12参照)等に格納し
ておけば、CPU2は当該ROM6の非アクセスエリア
6Aに格納されているプログラムなどを直接アクセスで
きないが、ノーマルモードにおけるDTC拡張モードで
DTC3がこれをアクセスしてRAM7に転送すること
ができ、ノーマルモードのCPU2はRAM7に転送さ
れた前記プログラム等をアクセスして利用することがで
きる。したがって、CPU2の比較的小さなアクセス空
間によりプログラムの実行効率を良好に維持しながら、
プログラム容量の制限を緩和することができる。
【0059】また、レジスタ30の制御ビットDTVを
論理値“0”にしておけば、ノーマルモードにおいてC
PU2もDTC3も共にノーマルモードのアドレス空間
だけをアクセスすることになり、従来のマイクロコンピ
ュータと同様の動作態様も実現でき、そのような状態で
動作されていた既存の動作プログラムをそのまま実行す
ることを保証でき、従来のマイクロコンピュータに対す
る互換性を達成することができる。
【0060】《データ処理システム》図6には前記マイ
クロコンピュータ1を用いたデータ処理システムの第1
の例が示される。マイクロコンピュータ1のI/Oポー
トIOP1〜IOP5にマイクロコンピュータ1内蔵周
辺回路と接続する複数の専用信号バス41が接続されて
いる。同図に示されるシステムにおいては、ノーマルモ
ードではCPU2がアクセスできないROMの第2エリ
アの情報をノーマルモードにおけるDTC拡張モードを
利用してDTC3がRAM7に転送してCPU2の利用
を可能にする場合を示している。
【0061】例えば、マイクロコンピュータ1をノーマ
ルモードで起動すると、CPU2はROM6の第2エリ
ア22などをアクセスすることはできない。そのような
ROM6の第2エリア22には、マイクロコンピュータ
の製造段階で或いはシステム上で、予め数種類のプログ
ラムモジュールやデータが格納されているものとする。
その後、CPU2が前記制御レジスタ30の制御ビット
DTVを論理値“1”に設定すると、DTC3がバス権
を獲得しているとき(DTCACKN=0)、ノーマル
モードにおけるDTC拡張モードになり、DTC3は単
なるノーマルモードではアクセスできないROMの非ア
クセスエリア6AからRAM7にデータ又はプログラム
を転送することができる。
【0062】図7には図6のデータ処理システムにおい
てノーマルモードにおけるDTC拡張モード時のCPU
2から見たアドレス空間とDTC3から見たアドレス空
間が概念的に示されている。図7に例示されるように、
DTC3により第2エリア22からRAM7にデータ若
しくはプログラムが転送され、その後、CPU2がバス
権を獲得すれば、CPU2はそのRAM7に転送された
データ又はプログラムを利用することができる。
【0063】図8には前記マイクロコンピュータ1を用
いたデータ処理システムの第2の例が示される。マイク
ロコンピュータ1のI/OポートIOPA〜IOPFに
アドレスバス及びデータバス等を含む外部バス42が接
続され、外部バス42にはメモリや周辺回路などの外部
デバイス43が接続されている。外部デバイス43は、
図3のアドバンストモードにおける外部エリアを構成す
る。
【0064】図8のシステムにおいては、ノーマルモー
ドではCPU2がアクセスできない第2エリア22上の
外部デバイス43が保有する情報をノーマルモードにお
けるDTC拡張モードを利用してDTC3がRAM7に
転送してCPU2の利用を可能にし、また、RAM7の
データをノーマルモードにおけるDTC拡張モードを利
用してDTC3が第2エリア上の外部デバイス43に転
送する。若しくは、CPU2が外部デバイス43にアク
セスできるか否かに関わりなく、外部デバイスがマイク
ロコンピュータ1に転送してくるデータを、DTC3が
DTC拡張モードを利用して第2エリア22上のRAM
に転送し、CPU2の必要に応じてRAM7に転送する
ことでCPU2の利用が可能になる。逆にCPU2がR
AM7上に出力するデータをDTC3が第2エリア22
上のRAMに転送し、さらにそのデータをマイクロコン
ピュータ1に接続された外部デバイス43に転送するこ
とが可能となる。
【0065】図9には前記マイクロコンピュータ1を用
いたデータ処理システムの第3の例が示される。この例
では、外部バス42に前記外部デバイス43が接続さ
れ、前記専用信号バス41には別のマイクロコンピュー
タ1Aが接続されている。
【0066】図9に示されるデータ処理システムは、マ
イクロコンピュータ1のノーマルモードではCPU2が
アクセスできない第2エリア22上の外部デバイス43
やROM6の情報をノーマルモードにおけるDTC拡張
モードを利用してDTC3がSCI11などの通信モジ
ュールのI/Oレジスタに転送し、また、マイクロコン
ピュータ1の内蔵通信モジュールのI/Oレジスタのデ
ータをDTC3が第2エリア22に転送可能である。こ
れにより、例えば、マイクロコンピュータ1と別のマイ
クロコンピュータ1AがSCIなどの通信モジュールを
介してデータ伝送若しくはデータ通信できるとき、マイ
クロコンピュータ1は、ノーマルモードにおいてアクセ
スできない第2エリア22と別のマイクロコンピュータ
1Aとの間で見掛け上データ通信を行うことが可能にな
る。
【0067】例えば、マイクロコンピュータ1をノーマ
ルモードで起動すると、CPU2は外部デバイス43や
ROM6の第2エリア22などをアクセスすることはで
きない。そのようなROM6の第2エリア22には、マ
イクロコンピュータの製造段階で或いはシステム上で、
予め数種類のプログラムモジュールやデータが格納され
ているものとする。その後、CPU2が前記制御レジス
タ30の制御ビットDTVを論理値“1”に設定する
と、DTC3がバス権を獲得しているとき(DTCAC
KN=0)、ノーマルモードにおけるDTC拡張モード
になり、DTCは単なるノーマルモードではアクセスで
きない外部デバイス43やROM6の第2エリア22か
らI/O空間のI/Oレジスタにデータ又はプログラム
を転送することができる。
【0068】図10にはノーマルモードにおけるDTC
拡張モード時のCPUから見たアドレス空間とDTC3
から見たアドレス空間が概念的に示されている。図10
に例示されるように、DTC3により第2エリア22か
らI/Oレジスタにデータ若しくはプログラムが転送さ
れ、その後、SCIのような通信モジュールは、そのI
/Oレジスタに転送されたデータ又はプログラムはを別
のマイクロコンピュータ1Aに伝送することができる。
【0069】図11には前記マイクロコンピュータ1を
用いたデータ処理システムの第4の例が示される。同図
に示されるデータ処理システムは、マイクロコンピュー
タ1のノーマルモードにおいてCPU2の非アクセス対
称エリアである第2エリア22に含まれるROM6の非
アクセスエリア6Aを別のマイクロコンピュータ1Aの
外部メモリとして利用可能にする。即ち、別のマイクロ
コンピュータ1Aが接続する外部バス42に当該別のマ
イクロコンピュータ1Aのための外部メモリ44を廃止
し、これに変えて前記ROM6の非アクセスエリア6A
を見掛け上別のマイクロコンピュータ1Aの外部メモリ
として利用可能にする。そのための具体的な制御手法と
して、別のマイクロコンピュータ1Aが廃止されている
メモリ44を対象にアクセス動作を行ったとき、これに
同期して、マイクロコンピュータ1のCPU2は前記ノ
ーマルモードにおけるDTC拡張モードを利用してDT
C3に、前記別のマイクロコンピュータ1Aのアクセス
に応答するデータ転送処理を実行させる。別のマイクロ
コンピュータ1Aのアドレス空間におけるメモリ44の
アクセスアドレスと、ROM6の非アクセスエリア6A
のアドレスとの対応関係は例えばCPU2が予め取得
し、CPU2がDTC3に転送制御条件を設定する際に
その対応関係を参照すればよい。
【0070】上記図11のデータ処理システムの具体例
を更に詳述する。図11のデータ処理システムは、夫々
メモリアクセスが可能であって共通バス42に接続され
た前記マイクロコンピュータ1及び別のマイクロコンピ
ュータ1Aを有する。
【0071】前記マイクロコンピュータ1の前記ノーマ
ルモードにおいて前記CPU2は、前記別のマイクロコ
ンピュータ1Aから制御データを付随した特定の処理コ
マンドが与えられると、当該コマンドによる第1の要求
に応答して、前記ROM6の非アクセスエリア6Aの全
部又は一部のエリア(第3エリア)6Bを、前記別のマ
イクロコンピュータ1Aの記憶領域に割り当てる。即
ち、ROM6の第3エリア6Bのアドレスと別のマイク
ロコンピュータ1Aのメモリアクセスアドレス(換言す
れば別のマイクロコンピュータがメモリ44をマッピン
グ可能なアドレス)との対応関係を取得する。
【0072】その後、前記別のマイクロコンピュータ1
Aがメモリ44を想定して第2の要求、例えばライトア
クセスを要求すると、これに応答して、CPU2は前記
対応関係の情報を参照して前記ライトアドレスを第3エ
リア6Bのアドレスに変換し、これをRAM7の転送制
御情報エリア7Aに転送条件の一つとして設定し、DT
C3に、前記別のマイクロコンピュータ1Aのライトア
クセスサイクルに同期するタイミングで、ライトデータ
を第3エリアへ転送させる。
【0073】また、前記別のマイクロコンピュータ1A
がメモリ44を想定してから第3の要求、例えばリード
アクセスを要求すると、これに応答して、CPU2は前
記対応関係の情報を参照して前記リードアドレスを第3
エリア6Bのアドレスに変換し、これをRAM7の転送
制御情報領域7Aに転送条件の一つとして設定し、DT
C3に、前記別のマイクロコンピュータ1Aのリードア
クセスサイクルに同期するタイミングで、第3エリア6
Bからデータを当該別のマイクロコンピュータ1Aへ転
送させる。
【0074】図11のデータ処理システムによれば、図
12に例示されるように、第1のデータ処理装置として
のマイクロコンピュータ1のノーマルモード(第2モー
ド)において、マイクロコンピュータ1の内蔵CPU2
によるアクセス非対象エリアであるROM6の非アクセ
スエリア6Aの全部又は一部の第3エリア6Bを、第2
のデータ処理装置としての前記別のマイクロコンピュー
タ1Aのメモリ44として利用可能になる。
【0075】ノーマルモードにおけるCPU2による前
記ROM6の非アクセスエリア6Aにおける前記第3エ
リア6B以外の部分には前記マイクロコンピュータ1が
使用する情報を格納し、又はマイクロコンピュータ1が
使用するデータを前記ROM6の非アクセスエリア6A
の前記第3エリア6B以外の部分から前記RAM7に転
送することも可能である。
【0076】上記データ処理システムによれば、マイク
ロコンピュータ1のノーマルモードにおいて当該マイク
ロコンピュータ1内蔵のROM6等を効率的に利用で
き、しかも、マイクロコンピュータ1の内蔵ROM6等
をノーマルモードにおいて別のマイクロコンピュータ1
Aのメモリとして利用可能であるという点で、データ処
理システムの物理的な回路規模の縮小に寄与することが
できる。したがって、ノーマルモードによるデータ処理
効率を良好に維持しながら、プログラム容量の制限を緩
和でき、プログラム処理の高機能化若しくは複雑化に対
応することができる。
【0077】図13にはROM6がフラッシュメモリで
構成されるとき当該フラッシュメモリの書換えに着目し
た例を説明する。前記ROM6には電気的に書き換え可
能なフラッシュメモリを採用してよい。フラッシュメモ
リにプログラムを格納すれば、バグ対策の為のプログラ
ム修正やバージョンアップの為のプログラム書換えが可
能になる。書換え制御を前記CPU2が行う場合には、
その為に前記CPU2が実行する書換え制御プログラム
を前記フラッシュメモリの非アクセスエリア6Aに記憶
しておけばよい。書換え時、ノーマルモードのCPU2
はRAM7の転送制御情報エリア7Aに転送条件を初期
設定し、その後、これに従って、DTC3は非アクセス
エリア6Aの書換え制御プログラムをRAM7の第1エ
リア21に転送し、CPU2はその書換え制御プログラ
ムを実行してフラッシュメモリを書き換え制御すればよ
い。
【0078】図13において、エリア24はノーマルモ
ードにおけるDTC拡張モードでデータ転送してCPU
2が利用可能なその他のプログラムやデータ領域とし
て、或いは図11で説明した別のマイクロコンピュータ
1Aの外部メモリとして利用するようにしてよい。
【0079】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0080】例えばDTC3はデータなどの転送制御部
の一例であり、データ又はプログラムの転送制御機能を
有するバスマスタとなり得る回路モジュールであれば、
転送制御部はコプロセッサ等の内蔵バスマスタモジュー
ルであってよい。また、ダイレクトメモリアクセスコン
トローラ(DMAC)と称されるバスマスタモジュール
であっても良い。DTCでは転送制御条件をRAMから
内部レジスタに読み込む構成であるが、DMACのよう
に、転送チャネルの数に応ずる複数組の転送制御レジス
タを転送制御部が備えてよい。
【0081】また、データ処理装置の内蔵モジュールの
種類は以上の説明に限定されず、適当に回路モジュール
を追加、若しくは削除して、種々の機能を有するデータ
処理装置を構成することができる。
【0082】データ処理装置の動作モードに応ずるアド
レスマップ、動作モードの具体的な内容は適宜変更可能
である。ノーマルモードにおいても外部空間をマッピン
グする場合、拡張モードにおいて内蔵ROMを無効にす
る場合などもあってよい。
【0083】また、図11の説明では、CPUが前記ア
ドレス対応関係の情報を参照して前記ライトアドレスや
リードアドレスを第3エリアのアドレスに変換するよう
に説明したが、これとは逆に、別のマイクロコンピュー
タ1Aがアドレスの変換を行ってマイクロコンピュータ
1に供給してもよい。この場合には、DTC3は供給さ
れたアドレス信号をそのまま転送制御条件として利用す
ればよい。
【0084】また、CPUとDTCは、同一バス上に接
続され排他的にバスを使用するものとして説明したが、
CPUとDTCは異なるバスにそれぞれ接続し、双方の
バスをバスコントローラにより接続可能としてもよい。
この場合、双方のバスを分離してあれば、DTCはCP
Uと独立に第2エリアをアクセス可能となり、特に図
8、図9、図11のようなシステムで効果的である。
【0085】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0086】すなわち、ノーマルモードのような第2動
作モードであっても、データ転送制御部はそのときCP
Uによってアクセス可能なアドレス範囲を超えてデータ
転送制御を行なうことができる。これにより、第2モー
ドにおけるCPUのアクセス範囲に対してプログラム容
量の制限を超えてプログラム等を生成しても、その制限
を超えた分のプログラム等を第1エリア以外のメモリ部
に格納しておけば、CPUは当該第1エリア以外のメモ
リ部に格納されプログラムなどを直接アクセスできない
が、転送制御部がこれをアクセスしてメモリ部の第1エ
リアに転送することができ、第2モードのCPUは第1
エリアに転送された前記プログラム等をアクセスして利
用することができる。したがって、CPUの比較的小さ
なアクセス空間によりプログラムの実行効率を良好に維
持しながら、プログラム容量の制限を緩和することがで
きる。
【0087】CPUのアドレス空間を超えて転送制御可
能にする動作モードをレジスタ手段の設定状態に応じて
許可する構成を採用すれば、第2モードにおいてCPU
も転送制御部も共に同じアドレス空間をアクセスする状
態を保証することができるようになり、従来のデータ処
理装置と同様の動作態様も実現でき、そのような状態で
動作されていた既存の動作プログラムをそのまま実行す
ることを保証でき、従来のデータ処理装置に対して互換
性を達成することが容易である。
【0088】前記データ処理装置に、外部とバスインタ
フェース可能な外部バスインタフェース回路を更に設
け、前記外部バスインタフェース回路に接続される外部
回路を前記第2エリアに割当てれば、第2モードにおい
て転送制御部は、CPUがアクセスできない外部回路の
データ又はプログラムをメモリ部の第1エリアに転送し
てCPUの利用を可能にすることができる。
【0089】前記データ処理装置に、外部とインタフェ
ース可能な入出力周辺回路を更に設け、前記入出力周辺
回路には前記第1エリアに配置されるI/Oレジスタを
設けておけば、第2モードにおいて転送制御部は、CP
Uがアクセスできない第2エリアのデータを第1エリア
の前記I/Oレジスタに転送し、CPUが入出力周辺回
路の入出力動作を制御すれば、周辺回路を介して外部と
の間で、第2エリアのデータを通信したりすることが可
能になる。
【0090】前記ROMに電気的に書き換え可能なフラ
ッシュメモリを採用し、ここに、プログラムを格納すれ
ば、バグ対策の為のプログラム修正やバージョンアップ
の為のプログラム書換えが可能になる。書換え制御を前
記データ処理部が行う場合には、その為に前記データ処
理部が実行する書換え制御プログラムを前記フラッシュ
メモリの第2エリアに記憶しておけば、通常必要ないプ
ログラムをCPUのアクセスエリアから追い出すことが
でき、内蔵ROM若しくは内蔵メモリの有効利用を図る
ことができる。
【0091】データ処理装置の第2モードにおいてデー
タ処理装置内蔵のメモリ部を効率的に利用できるという
点で物理的な回路規模の縮小に寄与し、第2モードによ
るデータ処理効率を良好に維持しながら、プログラム容
量の制限を緩和できプログラム処理の高機能化若しくは
複雑化に対応することができる。
【0092】更に、第1のデータ処理装置の第2モード
において、第1データ処理装置の内蔵CPUによるアク
セス非対象メモリである第2エリアに属するメモリ部の
全部又は一部(第3エリア)を、第2のデータ処理装置
のメモリとして利用可能になる。この点でもデータ処理
システムの物理的な回路規模の縮小に寄与し、第2モー
ドによるデータ処理効率を良好に維持しながら、プログ
ラム容量の制限を緩和でき、プログラム処理の高機能化
若しくは複雑化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置の一例であるシン
グルチップマイクロコンピュータのブロック図である。
【図2】RAM、割り込みコントローラ及びバスコント
ローラとの関係に着目してDTCを示したブロック図で
ある。
【図3】アドバンストモードとノーマルモードにおける
CPUのアドレス空間を示すアドレスマップである。
【図4】システムコントローラ内部における制御信号N
ORMの生成論理を例示する論理回路図である。
【図5】ノーマルモードにおけるDTC拡張モードを利
用する動作としてDTCをソフトウェア起動してCPU
の非アクセス対象領域からRAMにデータを転送する動
作を例示するフローチャートである。
【図6】図1のマイクロコンピュータを用いたデータ処
理システムの第1の例を示すブロック図である。
【図7】図6のデータ処理システムにおいてノーマルモ
ードにおけるDTC拡張モード時のCPUから見たアド
レス空間とDTCから見たアドレス空間を概念的に示す
アドレスマップである。
【図8】図1のマイクロコンピュータを用いたデータ処
理システムの第2の例を示すブロック図である。
【図9】図1のマイクロコンピュータを用いたデータ処
理システムの第3の例を示すブロック図である。
【図10】図9のデータ処理システムにおいてノーマル
モードにおけるDTC拡張モード時のCPUから見たア
ドレス空間とDTCから見たアドレス空間を概念的に示
すアドレスマップである。
【図11】図1のマイクロコンピュータを用いたデータ
処理システムの第4の例を示すブロック図である。
【図12】図11のデータ処理システムの動作を説明す
るためのアドレスマップである。
【図13】ROMがフラッシュメモリで構成されるとき
当該フラッシュメモリの書換えに着目したと場合のマイ
クロコンピュータのアドレスマップである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 1A 別のマイクロコンピュータ 2 CPU 3 DTC 4 割り込みコントローラ 5 バスコントローラ 6 ROM 6A 非アクセスエリア 6B 第3エリア 7 RAM 7A 転送制御情報エリア 11 SCI 14 システムコントローラ IOPA〜IOPF 入出力ポート NORM モード切り換え用の制御信号 DTCACKN DTCアクノリッジ信号 16 割り込み要求信号 17 割り込み信号 18 DTC起動要求信号 20 メモリ部 21 第1エリア 22 第2エリア 30 制御レジスタ DTV 制御ビット 41 専用信号バス 42 外部バス 43 外部デバイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/78 510 G06F 9/36 330B (72)発明者 岩田 克美 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B033 AA07 CA01 DA07 DB02 DB12 5B060 AB05 AC01 AC11 BA02 BA06 BB12 BB13 MM02 5B062 AA03 CC01 DD05 EE10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理部、メモリ部及び転送制御部
    を含み、選択的に第1モード又は第2モードが設定可能
    にされたデータ処理装置であって、 前記データ処理部は、前記第1モードでは第1のビット
    数で表現可能なアドレス信号を用いてアクセスを行ない
    前記メモリ部の全体をアクセス可能であり、第2モード
    では前記第1のビット数よりも少ない第2のビット数で
    表現可能なアドレス信号を用いてアクセスを行ない前記
    メモリ部の一部である第1エリアをアクセス可能であ
    り、 前記転送制御部は、前記第2モードにおいても前記第1
    のビット数で表現可能なアドレス信号を用いて情報の転
    送制御が可能である、ことを特徴とするデータ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2モードにおける前記転送制御部
    は、第1のビット数で表現可能なアドレス信号を用いて
    アクセス可能なアドレス空間において前記メモリ部の第
    1エリアからそれ以外の第2エリアに情報を転送制御
    し、又は前記第2エリアに格納してある情報を前記第1
    エリアに転送制御可能であることを特徴とする請求項1
    記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 第1状態又は第2状態を採り得る制御レ
    ジスタ手段を更に有し、 前記第2モードにおいて前記転送制御部は、前記制御レ
    ジスタ手段の第1状態に応答して前記第1のビット数で
    表現可能なアドレス信号を用いた第1の転送制御が許容
    され、前記制御レジスタ手段の第2状態に応答して前記
    第2のビット数で表現可能なアドレス信号を用いた第2
    の転送制御が許容されるものであることを特徴とする請
    求項1記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2モードにおいて、前記第1の転
    送制御により前記メモリ部の全体に対するアクセスが可
    能にされ、前記第2の転送制御により前記メモリ部の第
    1エリアに対するアクセスが可能にされる、ことを特徴
    とする請求項3記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1エリアは、前記転送制御部によ
    る転送制御の為の転送元、転送先アドレス情報を含む転
    送制御情報が前記データ処理部によって複数組設定可能
    にされる転送制御情報エリアを含み、 前記転送制御部は、データ転送動作の起動指示を受けて
    前記転送制御情報エリアから転送制御情報を読み込み、
    読み込んだ転送制御情報にしたがった転送制御を行なう
    ものであることを特徴とする請求項3記載のデータ処理
    装置。
  6. 【請求項6】 データ処理装置の外部とバスインタフェ
    ース可能な外部バスインタフェース回路を更に有し、 前記外部バスインタフェース回路に接続される外部回路
    は前記第2エリアに割当てられることを特徴とする請求
    項2又は3記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 データ処理装置の外部とインタフェース
    可能な入出力周辺回路を更に有し、 前記入出力周辺回路は前記第1エリアに配置されたレジ
    スタを有することを特徴とする請求項2又は3記載のデ
    ータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリ部は、前記第1エリア及び第
    2エリアにまたがるROMと、前記第1エリアに含まれ
    るRAMとを含んで成るものであることを特徴とする請
    求項2乃至7の何れか1項記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ROMは電気的に書き換え可能なフ
    ラッシュメモリであることを特徴とする請求項8記載の
    データ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記フラッシュメモリは、前記第2エ
    リアに、前記データ処理部が実行するフラッシュメモリ
    の書換え制御プログラムの記憶領域を含んで成るもので
    あることを特徴とする請求項9記載のデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 データ処理装置及び第1の外部装置を
    有するデータ処理システムであって、 前記データ処理装置は、データ処理部、メモリ部、転送
    制御部及び前記第1の外部装置に外部バスで接続された
    外部バスインタフェース回路を含み、選択的に第1モー
    ド又は第2モードが設定可能にされ、 前記データ処理部は、前記第1モードでは第1のビット
    数で表現可能なアドレス信号を用いてアクセスを行ない
    前記メモリ部の全体をアクセス可能であり、第2モード
    では前記第1のビット数よりも少ない第2のビット数で
    表現可能なアドレス信号を用いてアクセスを行ない前記
    メモリ部の一部である第1エリアをアクセス可能であ
    り、 前記転送制御部は、前記第2モードにおいても前記第1
    のビット数で表現可能なアドレス信号を用いて情報の転
    送制御が可能であり、 前記外部バスインタフェース回路に接続される前記第1
    の外部装置は、第1のビット数で表現可能なアドレス信
    号を用いてアクセス可能なアドレス空間において前記第
    1エリア以外の第2エリアに割当てられることを特徴と
    するデータ処理システム。
  12. 【請求項12】 前記データ処理装置は外部とインタフ
    ェース可能な入出力周辺回路を更に有し、 前記入出力周辺回路は前記第1エリアに配置されたI/
    Oレジスタを有し、 前記I/Oレジスタを介してデータ送受を行う第2の外
    部装置が前記データ処理装置に接続されて成るものであ
    ることを特徴とする請求項11記載のデータ処理システ
    ム。
  13. 【請求項13】 夫々メモリアクセスが可能であって共
    通バスに接続された第1のデータ処理装置及び第2のデ
    ータ処理装置を有するデータ処理システムであって、 前記第1のデータ処理装置は、データ処理部、メモリ
    部、及び転送制御部を含み、選択的に第1モード又は第
    2モードが設定可能にされ、 前記データ処理部は、前記第1モードでは第1のビット
    数で表現可能なアドレス信号を用いてアクセスを行ない
    前記メモリ部の全体をアクセス可能であり、第2モード
    では前記第1のビット数よりも少ない第2のビット数で
    表現可能なアドレス信号を用いてアクセスを行ない前記
    メモリ部の一部である第1エリアをアクセス可能であ
    り、 前記転送制御部は、前記第2モードにおいても前記第1
    のビット数で表現可能なアドレス信号を用いて情報の転
    送制御が可能であり、 前記第2モードにおいて前記データ処理部は、前記第2
    のデータ処理装置からの第1の要求に応答して、前記メ
    モリ部の第1エリア以外のエリアに含まれる第3エリア
    を、前記第2データ処理装置の記憶領域に割り当て、前
    記第2のデータ処理装置からの第2の要求に応答して、
    前記データ転送制御部に前記第2のデータ処理装置から
    供給される情報を前記第3のエリアに転送させ、前記第
    2のデータ処理装置からの第3の要求に応答して、前記
    データ転送制御部に前記第3のエリアから前記第2のデ
    ータ処理装置に情報を転送させるものであることを特徴
    とするデータ処理システム。
  14. 【請求項14】 前記第2のデータ処理装置は、前記第
    1の要求と共に、第3のエリアに割当てられる前記第2
    データ処理装置の記憶領域を特定するエリア情報を第1
    のデータ処理装置に転送し、 前記第1のデータ処理装置は、前記第2の要求又は第3
    の要求と共に第2のデータ処理装置が出力するアドレス
    信号を前記エリア情報を用いて前記第3エリア内のアド
    レス情報に変換するものであることを特徴とする請求項
    13記載のデータ処理システム。
  15. 【請求項15】 前記第2のデータ処理装置は、前記第
    1の要求と共に、第3のエリアに割当てられる前記第2
    データ処理装置の記憶領域を特定するエリア情報を第1
    のデータ処理装置に転送し、 前記第1のデータ処理装置は前記第3エリアを特定する
    エリア情報を前記第2のデータ処理装置に転送し、 前記第2のデータ処理装置は、前記第2の要求又は第3
    の要求において、前記第3エリアの前記エリア情報を用
    いて生成したアドレス信号を第1のデータ処理装置に出
    力するものであることを特徴とする請求項13記載のデ
    ータ処理システム。
  16. 【請求項16】 前記エリア情報は、エリアサイズ、エ
    リアの先頭アドレス、エリアの先頭アドレスと終了アド
    レス、又はエリアの先頭アドレスとエリアサイズの少な
    くとも1つであることを特徴とする請求項13乃至15
    の何れか1項記載のデータ処理システム。
  17. 【請求項17】 前記データ転送部は、前記メモリ部の
    第1及び第3エリア以外の部分に前記第1のデータ処理
    装置が使用する情報を格納し、又はデータ処理部が使用
    するデータを前記メモリ部の第1及び第3エリア以外の
    部分から前記第1エリアに転送するものであることを特
    徴とする請求項13乃至16の何れか1項記載のデータ
    処理システム。
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