JPH08137784A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JPH08137784A JPH08137784A JP6280186A JP28018694A JPH08137784A JP H08137784 A JPH08137784 A JP H08137784A JP 6280186 A JP6280186 A JP 6280186A JP 28018694 A JP28018694 A JP 28018694A JP H08137784 A JPH08137784 A JP H08137784A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 物理的・論理的規模の増大を最小限に抑える
ことが可能となる情報処理装置を提供すること。 【構成】 少なくとも、中央処理装置と、データ転送を
行うデータ転送装置と、前記データ転送装置がデータ転
送を行う際のデータ転送情報が記憶される第1の記憶手
段と、前記各装置および手段を接続する内部バスとを具
備する情報処理装置であって、前記第1の記憶手段に記
憶されるデータ転送情報が、少なくともデータ転送先ア
ドレス情報と、データ転送元アドレス情報とを含む、前
記第1の記録手段の1記憶単位で構成され、かつ、前記
データ転送装置が前記第1の記憶手段から前記データ転
送情報を1回でリードまたはライトする手段を具備す
る。
ことが可能となる情報処理装置を提供すること。 【構成】 少なくとも、中央処理装置と、データ転送を
行うデータ転送装置と、前記データ転送装置がデータ転
送を行う際のデータ転送情報が記憶される第1の記憶手
段と、前記各装置および手段を接続する内部バスとを具
備する情報処理装置であって、前記第1の記憶手段に記
憶されるデータ転送情報が、少なくともデータ転送先ア
ドレス情報と、データ転送元アドレス情報とを含む、前
記第1の記録手段の1記憶単位で構成され、かつ、前記
データ転送装置が前記第1の記憶手段から前記データ転
送情報を1回でリードまたはライトする手段を具備す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置に係わ
り、特に、中央処理装置とデータ転送処理装置とランダ
ムアクセスメモリ(RAM)とを内蔵したシングルチッ
プマイクロコンピュータに利用して有効な技術に関する
り、特に、中央処理装置とデータ転送処理装置とランダ
ムアクセスメモリ(RAM)とを内蔵したシングルチッ
プマイクロコンピュータに利用して有効な技術に関する
【0002】
【従来の技術】シングルチップマイクロコンピュータ
は、『LSIハンドブック』(昭和59年11月30
日、株式会社オーム社発行、P.540〜541)に記
載されているように、中央処理装置(CPU)を中心に
してプログラム保持用のリードオンリメモリ(RO
M)、データ保持用のランダムアクセスメモリ(RA
M)、および、データの入出力を行うための入出力回路
等の機能ブロック(またはモジュール)が1つの半導体
基板に形成される。
は、『LSIハンドブック』(昭和59年11月30
日、株式会社オーム社発行、P.540〜541)に記
載されているように、中央処理装置(CPU)を中心に
してプログラム保持用のリードオンリメモリ(RO
M)、データ保持用のランダムアクセスメモリ(RA
M)、および、データの入出力を行うための入出力回路
等の機能ブロック(またはモジュール)が1つの半導体
基板に形成される。
【0003】前記シングルチップマイクロコンピュータ
に、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA
C)を内蔵し、中央処理装置(CPU)とは独立にデー
タ転送を可能としたシングルチップマイクロコンピュー
タが、例えば、下記文献Iあるいは特開平5−3075
16号公報に記載されている。
に、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA
C)を内蔵し、中央処理装置(CPU)とは独立にデー
タ転送を可能としたシングルチップマイクロコンピュー
タが、例えば、下記文献Iあるいは特開平5−3075
16号公報に記載されている。
【0004】I 『H8/3003 ハードウェアマニ
アル』(平成5年3月 株式会社 日立製作所発行) 前記文献Iあるいは公報(特開平5−307516号)
に記載されているダイレクトメモリアクセスコントロー
ラ(DMAC)は、割込要求によって起動でき、リピー
トモード、ブロック転送モードなどを行うことができ、
ステッピングモータの制御、あるいは、プリンタの印字
データ制御に好適である。
アル』(平成5年3月 株式会社 日立製作所発行) 前記文献Iあるいは公報(特開平5−307516号)
に記載されているダイレクトメモリアクセスコントロー
ラ(DMAC)は、割込要求によって起動でき、リピー
トモード、ブロック転送モードなどを行うことができ、
ステッピングモータの制御、あるいは、プリンタの印字
データ制御に好適である。
【0005】前記文献Iあるいは公報(特開平5−30
7516号)に記載されている例では、最大8チャネル
の転送を行うことが可能である。
7516号)に記載されている例では、最大8チャネル
の転送を行うことが可能である。
【0006】ダイレクトメモリアクセスコントローラ
(DMAC)のデータ転送は、中央処理装置(CPU)
とは独立しているため、データ転送に必要なバスサイク
ルのみ中央処理装置(CPU)を停止すれば良く、中央
処理装置(CPU)は、前記バスサイクル以外は、実行
中の処理を継続できる。
(DMAC)のデータ転送は、中央処理装置(CPU)
とは独立しているため、データ転送に必要なバスサイク
ルのみ中央処理装置(CPU)を停止すれば良く、中央
処理装置(CPU)は、前記バスサイクル以外は、実行
中の処理を継続できる。
【0007】例えば、ランダムアクセスメモリ(RA
M)から入出力回路にバイトデータの転送で転送先・転
送元アドレスをインクリメントする場合、前記文献Iあ
るいは公報に記載されている例では、ランダムアクセス
メモリ(RAM)のアクセスを2ステート、入出力回路
のアクセスを3ステートとして、デッドサイクル1ステ
ートを含めて、データ転送は6ステートである。
M)から入出力回路にバイトデータの転送で転送先・転
送元アドレスをインクリメントする場合、前記文献Iあ
るいは公報に記載されている例では、ランダムアクセス
メモリ(RAM)のアクセスを2ステート、入出力回路
のアクセスを3ステートとして、デッドサイクル1ステ
ートを含めて、データ転送は6ステートである。
【0008】なお、シングルチップマイクロコンピュー
タの基準クロック(φ)の1周期を1ステートとする。
タの基準クロック(φ)の1周期を1ステートとする。
【0009】しかしながら、前記ダイレクトメモリアク
セスコントローラ(DMAC)を内蔵したシングルチッ
プマイクロコンピュータでは、ダイレクトメモリアクセ
スコントローラ(DMAC)が、転送元アドレスレジス
タ、転送先アドレスレジスタ、転送カウンタレジスタ、
制御レジスタの各レジスタを各チャネル毎に持つ必要が
あるため、多数のチャネルのデータ転送を行う場合に、
前記各レジスタを多数組設ける必要がある。
セスコントローラ(DMAC)を内蔵したシングルチッ
プマイクロコンピュータでは、ダイレクトメモリアクセ
スコントローラ(DMAC)が、転送元アドレスレジス
タ、転送先アドレスレジスタ、転送カウンタレジスタ、
制御レジスタの各レジスタを各チャネル毎に持つ必要が
あるため、多数のチャネルのデータ転送を行う場合に、
前記各レジスタを多数組設ける必要がある。
【0010】そのため、ダイレクトメモリアクセスコン
トローラ(DMAC)の、ひいては、シングルチップマ
イクロコンピュータ(あるいは半導体集積回路)全体
の、論理的・物理的規模を増大させ、さらに、製造費用
を増大させることになる。
トローラ(DMAC)の、ひいては、シングルチップマ
イクロコンピュータ(あるいは半導体集積回路)全体
の、論理的・物理的規模を増大させ、さらに、製造費用
を増大させることになる。
【0011】換言すれば、適当な規模あるいは製造費用
で、割込要因の全て、あるいは、大多数のデータ転送を
行うことは困難である。
で、割込要因の全て、あるいは、大多数のデータ転送を
行うことは困難である。
【0012】一方、前記各レジスタの内容を、記憶密度
が高いランダムアクセスメモリ(RAM)上に配置し、
論理的・物理的規模の増大を防止したデータ転送装置、
いわゆるデータトランスファコントローラ(DTC)を
内蔵したシングルチップマイクロコンピュータが、例え
ば、下記文献IIに記載されている。
が高いランダムアクセスメモリ(RAM)上に配置し、
論理的・物理的規模の増大を防止したデータ転送装置、
いわゆるデータトランスファコントローラ(DTC)を
内蔵したシングルチップマイクロコンピュータが、例え
ば、下記文献IIに記載されている。
【0013】II 『H8/532 ハードウェアマニ
アル』(昭和63年12月 株式会社日立製作所発行) 前記文献IIに記載されているデータトランスファコン
トローラ(DTC)では、実質的に全ての割込要因によ
って、データ転送を行うことが可能である。
アル』(昭和63年12月 株式会社日立製作所発行) 前記文献IIに記載されているデータトランスファコン
トローラ(DTC)では、実質的に全ての割込要因によ
って、データ転送を行うことが可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記文
献IIに記載されているデータトランスファコントロー
ラ(DTC)では、転送情報を保持する各レジスタの内
容を汎用のランダムアクセスメモリ(RAM)上に配置
したため、データ転送に先だって、各レジスタの内容を
データトランスファコントローラ(DTC)に読み込
み、この読み込んだ内容にしたがって、データ転送を行
い、さらに、データ転送によって更新された各レジスタ
情報をランダムアクセスメモリ(RAM)に退避する必
要がある。
献IIに記載されているデータトランスファコントロー
ラ(DTC)では、転送情報を保持する各レジスタの内
容を汎用のランダムアクセスメモリ(RAM)上に配置
したため、データ転送に先だって、各レジスタの内容を
データトランスファコントローラ(DTC)に読み込
み、この読み込んだ内容にしたがって、データ転送を行
い、さらに、データ転送によって更新された各レジスタ
情報をランダムアクセスメモリ(RAM)に退避する必
要がある。
【0015】即ち、データトランスファコントローラ
(DTC)を内蔵したシングルチップマイクロコンピュ
ータでは、データ転送に比較して、各レジスタの内容の
読み込み・更新に大きな時間を費やしてしまい、この期
間は、中央処理装置(CPU)を停止しなければならな
いという問題点があった。
(DTC)を内蔵したシングルチップマイクロコンピュ
ータでは、データ転送に比較して、各レジスタの内容の
読み込み・更新に大きな時間を費やしてしまい、この期
間は、中央処理装置(CPU)を停止しなければならな
いという問題点があった。
【0016】例えば、ランダムアクセスメモリ(RA
M)から入出力回路にバイトデータの転送で転送先・転
送元アドレスをインクリメントする場合、前記文献II
に記載されている例では、データ転送5ステートである
のに対して、各レジスタの内容の読み込み・更新に30
ステートを要し、合計35ステートの期間、中央処理装
置(CPU)は停止することになる。
M)から入出力回路にバイトデータの転送で転送先・転
送元アドレスをインクリメントする場合、前記文献II
に記載されている例では、データ転送5ステートである
のに対して、各レジスタの内容の読み込み・更新に30
ステートを要し、合計35ステートの期間、中央処理装
置(CPU)は停止することになる。
【0017】さらに、かかるデータトランスファコント
ローラ(DTC)の機能を中央処理装置(CPU)のマ
イクロプログラムで実現するようにすると、全体的な論
理的・物理的規模の増加を最低限にすることが可能であ
るが、データトランスファコントローラ(DTC)の動
作と中央処理装置(CPU)の命令が排他的になってし
まい、データトランスファコントローラ(DTC)の動
作中は中央処理装置(CPU)内部の演算処理が行えな
くなってしまう。
ローラ(DTC)の機能を中央処理装置(CPU)のマ
イクロプログラムで実現するようにすると、全体的な論
理的・物理的規模の増加を最低限にすることが可能であ
るが、データトランスファコントローラ(DTC)の動
作と中央処理装置(CPU)の命令が排他的になってし
まい、データトランスファコントローラ(DTC)の動
作中は中央処理装置(CPU)内部の演算処理が行えな
くなってしまう。
【0018】このため、シングルチップマイクロコンピ
ュータ全体の処理効率を低下させてしまうという問題点
があった。
ュータ全体の処理効率を低下させてしまうという問題点
があった。
【0019】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、情報処
理装置において、物理的・論理的規模の増大を最小限に
抑えることが可能となる技術を提供することにある。
るためになされたものであり、本発明の目的は、情報処
理装置において、物理的・論理的規模の増大を最小限に
抑えることが可能となる技術を提供することにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、情報処理装置
において、多数の割込によるデータ転送を可能とし、か
つ、処理効率を向上させることが可能となる技術を提供
することにある。
において、多数の割込によるデータ転送を可能とし、か
つ、処理効率を向上させることが可能となる技術を提供
することにある。
【0021】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0023】(1)少なくとも、中央処理装置と、デー
タ転送を行うデータ転送装置と、前記データ転送装置が
データ転送を行う際のデータ転送情報が記憶される第1
の記憶手段と、前記各装置および手段を接続する内部バ
スとを具備する情報処理装置であって、前記第1の記憶
手段に記憶されるデータ転送情報が、少なくともデータ
転送先アドレス情報と、データ転送元アドレス情報とを
含む、前記第1の記録手段の1記憶単位で構成され、か
つ、前記データ転送装置が前記第1の記憶手段から前記
データ転送情報を1回でリードまたはライトする手段を
具備する。
タ転送を行うデータ転送装置と、前記データ転送装置が
データ転送を行う際のデータ転送情報が記憶される第1
の記憶手段と、前記各装置および手段を接続する内部バ
スとを具備する情報処理装置であって、前記第1の記憶
手段に記憶されるデータ転送情報が、少なくともデータ
転送先アドレス情報と、データ転送元アドレス情報とを
含む、前記第1の記録手段の1記憶単位で構成され、か
つ、前記データ転送装置が前記第1の記憶手段から前記
データ転送情報を1回でリードまたはライトする手段を
具備する。
【0024】(2)前記(1)の手段において、前記デ
ータ転送情報を構成するデータ転送先アドレス情報、あ
るいは、データ転送元アドレス情報の演算結果に基づい
て、前記データ転送装置が行うデータ転送の回数を判定
する手段を、さらに具備する。
ータ転送情報を構成するデータ転送先アドレス情報、あ
るいは、データ転送元アドレス情報の演算結果に基づい
て、前記データ転送装置が行うデータ転送の回数を判定
する手段を、さらに具備する。
【0025】(3)前記(1)または(2)の手段にお
いて、前記データ転送情報を構成するデータ転送先アド
レス情報、あるいは、データ転送元アドレス情報が、デ
ータ転送装置がデータ転送を行う際の、データ転送先ア
ドレス、あるいは、データ転送元アドレスの一部とす
る。
いて、前記データ転送情報を構成するデータ転送先アド
レス情報、あるいは、データ転送元アドレス情報が、デ
ータ転送装置がデータ転送を行う際の、データ転送先ア
ドレス、あるいは、データ転送元アドレスの一部とす
る。
【0026】(4)前記(1)ないし(3)の手段にお
いて、前記データ転送装置が、少なくとも1個のレジス
タ手段を有し、前記データ転送情報を構成するデータ転
送先アドレス情報、あるいは、データ転送元アドレス情
報と前記レジスタ手段との内容に基づいて、前記データ
転送装置がデータ転送を行う際の、データ転送先アドレ
ス、あるいは、データ転送元アドレスを生成する手段を
具備する。
いて、前記データ転送装置が、少なくとも1個のレジス
タ手段を有し、前記データ転送情報を構成するデータ転
送先アドレス情報、あるいは、データ転送元アドレス情
報と前記レジスタ手段との内容に基づいて、前記データ
転送装置がデータ転送を行う際の、データ転送先アドレ
ス、あるいは、データ転送元アドレスを生成する手段を
具備する。
【0027】(5)前記(1)ないし(4)の手段にお
いて、前記データ転送情報を構成するデータ転送先アド
レス情報、あるいは、データ転送元アドレス情報が、異
なるビット数で構成される。
いて、前記データ転送情報を構成するデータ転送先アド
レス情報、あるいは、データ転送元アドレス情報が、異
なるビット数で構成される。
【0028】(6)前記(5)の手段において、前記デ
ータ転送情報が、前記データ転送装置がデータ転送を行
う際に、前記ビット数の大きい一方のアドレス情報をイ
ンクリメントするか、否かのビットとが含まれる。
ータ転送情報が、前記データ転送装置がデータ転送を行
う際に、前記ビット数の大きい一方のアドレス情報をイ
ンクリメントするか、否かのビットとが含まれる。
【0029】(7)前記(5)または(6)の手段にお
いて、前記ビット数の大きい一方のアドレス情報が、前
記データ転送情報の下位側に配置されている。
いて、前記ビット数の大きい一方のアドレス情報が、前
記データ転送情報の下位側に配置されている。
【0030】(8)前記(1)ないし(7)の手段にお
いて、前記データ転送情報が、データ装置がデータ転送
を終了した後に、中央処理装置に割込を要求するか否か
を指定するビットが含まれる。
いて、前記データ転送情報が、データ装置がデータ転送
を終了した後に、中央処理装置に割込を要求するか否か
を指定するビットが含まれる。
【0031】(9)前記(1)ないし(8)の手段にお
いて、前記データ転送装置と前記第1の記憶手段との間
のデータバス幅、前記中央処理装置と前記第1の記憶手
段との間のデータバス幅より広くする。
いて、前記データ転送装置と前記第1の記憶手段との間
のデータバス幅、前記中央処理装置と前記第1の記憶手
段との間のデータバス幅より広くする。
【0032】
【作用】前記各手段によれば、データ転送装置がデータ
転送を行う際の、データ転送情報を第1の記憶手段(R
AM)上に配置し、データ転送装置が第1の記憶手段か
らデータ転送情報を1回でリード/ライトすることを可
能としたので、データ転送装置がデータ転送情報をリー
ド/ライトする時間を短縮でき、また、データ転送装置
の物理的・論理的規模の増加を防ぐことができる。
転送を行う際の、データ転送情報を第1の記憶手段(R
AM)上に配置し、データ転送装置が第1の記憶手段か
らデータ転送情報を1回でリード/ライトすることを可
能としたので、データ転送装置がデータ転送情報をリー
ド/ライトする時間を短縮でき、また、データ転送装置
の物理的・論理的規模の増加を防ぐことができる。
【0033】これにより、情報処理装置の製造費用を削
減、あるいは、適正な規模または製造費用で、転送チャ
ネル数を増加させることが可能となり、多数の起動要求
または転送要求に対応できる。
減、あるいは、適正な規模または製造費用で、転送チャ
ネル数を増加させることが可能となり、多数の起動要求
または転送要求に対応できる。
【0034】また、データ転送情報を第1の記憶手段の
1記憶単位とするようにしたので、データ転送装置が内
部バスを使用する頻度を少なくし、中央処理装置をスト
ールする頻度を少なくすることが可能となり、情報処理
の処理速度を向上することが可能となる。
1記憶単位とするようにしたので、データ転送装置が内
部バスを使用する頻度を少なくし、中央処理装置をスト
ールする頻度を少なくすることが可能となり、情報処理
の処理速度を向上することが可能となる。
【0035】また、データ転送装置と第1の記憶手段と
の間を、中央処理装置と第1の記憶手段との間より大き
なビット数のバスで結合するようにしたので、配線領域
の増加を最小限にすることが可能となる。
の間を、中央処理装置と第1の記憶手段との間より大き
なビット数のバスで結合するようにしたので、配線領域
の増加を最小限にすることが可能となる。
【0036】また、データ転送情報のアドレス情報と、
データ転送装置のレジスタ手段に格納されたアドレス情
報とを組み合わせて使用することにより、利用可能なア
ドレス範囲を広げることが可能となる。
データ転送装置のレジスタ手段に格納されたアドレス情
報とを組み合わせて使用することにより、利用可能なア
ドレス範囲を広げることが可能となる。
【0037】また、データ転送情報のアドレス情報のビ
ット数を非対称にすることにより、利用可能なアドレス
範囲を広げることが可能となる。
ット数を非対称にすることにより、利用可能なアドレス
範囲を広げることが可能となる。
【0038】また、データ転送情報のアドレス情報のビ
ット数が大きいアドレス情報を、データ転送情報の下位
側に配置することにより、動作途中のアドレスの判定や
再設定が容易になる。
ット数が大きいアドレス情報を、データ転送情報の下位
側に配置することにより、動作途中のアドレスの判定や
再設定が容易になる。
【0039】また、データ転送情報に、データ転送終了
後に、中央処理装置への割込を要求するか、しないかを
設定するビットを設け、データ転送装置がデータ転送終
了後に、中央処理装置が割込ルーチンを実行するように
したので、中央処理装置の負荷を軽減することができ、
起動要因の発生からデータ転送までの時間を短縮しつ
つ、データ転送以外の種々の処理に柔軟に対応すること
が可能となる。
後に、中央処理装置への割込を要求するか、しないかを
設定するビットを設け、データ転送装置がデータ転送終
了後に、中央処理装置が割込ルーチンを実行するように
したので、中央処理装置の負荷を軽減することができ、
起動要因の発生からデータ転送までの時間を短縮しつ
つ、データ転送以外の種々の処理に柔軟に対応すること
が可能となる。
【0040】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0041】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0042】図1は、本発明の一実施例であるシングル
チップマイクロコンピュータの概略構成を示すブロック
図である。
チップマイクロコンピュータの概略構成を示すブロック
図である。
【0043】本実施例のシングルチップマイクロコンピ
ュータは、中央処理装置(CPU)、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)、システムコントローラ(S
YSC)、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムア
クセスメモリ(RAM)、タイマ(TM)、パルス出力
回路(POC)、シリアルコミュニケーションインタフ
ェース(SCI)、A/D変換器(A/D)、入出力ポ
ート(IOP)1〜11、割込コントローラ(IC
P)、バスコントローラ(BSC)、クロック発振器
(CPG)の機能ブロック(あるいはモジュール)によ
り構成される。
ュータは、中央処理装置(CPU)、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)、システムコントローラ(S
YSC)、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムア
クセスメモリ(RAM)、タイマ(TM)、パルス出力
回路(POC)、シリアルコミュニケーションインタフ
ェース(SCI)、A/D変換器(A/D)、入出力ポ
ート(IOP)1〜11、割込コントローラ(IC
P)、バスコントローラ(BSC)、クロック発振器
(CPG)の機能ブロック(あるいはモジュール)によ
り構成される。
【0044】これらの機能ブロック(あるいはモジュー
ル)は、内部バスによって相互に接続される。
ル)は、内部バスによって相互に接続される。
【0045】内部バスは、アドレスバス、データバスの
他に、図示されていないリード信号、ライト信号、バス
サイズ信号、システムクロックを含んでいる。
他に、図示されていないリード信号、ライト信号、バス
サイズ信号、システムクロックを含んでいる。
【0046】内部アドレスバスは、IABおよびPAB
の2系統のアドレスバスを有し、データバスは、IDB
およびPDBの2系統のアドレスバスを有している。
の2系統のアドレスバスを有し、データバスは、IDB
およびPDBの2系統のアドレスバスを有している。
【0047】前記アドレスバス(IAB,PAB)、お
よび、前記データバス(IDB,PDB)は、バスコン
トローラ(BSC)によってインタフェースされる。
よび、前記データバス(IDB,PDB)は、バスコン
トローラ(BSC)によってインタフェースされる。
【0048】アドレスバス(IAB)およびデータバス
(IDB(15:0))は、中央処理装置(CPU)、
データトランスファコントローラ(DTC)、リードオ
ンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RA
M)、バスコントローラ(BSC)に接続され、さら
に、アドレスバス(IAB)は、外部のアドレスバスと
するために入出力ポート(IOP)4,5に接続され
る。
(IDB(15:0))は、中央処理装置(CPU)、
データトランスファコントローラ(DTC)、リードオ
ンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RA
M)、バスコントローラ(BSC)に接続され、さら
に、アドレスバス(IAB)は、外部のアドレスバスと
するために入出力ポート(IOP)4,5に接続され
る。
【0049】データバス(31:0)は、データトラン
スファコントローラ(DTC)とランダムアクセスメモ
リ(RAM)との間に接続されている。
スファコントローラ(DTC)とランダムアクセスメモ
リ(RAM)との間に接続されている。
【0050】アドレスバス(PAB),データバス(P
DB)は、バスコントローラ(BSC)、データトラン
スファコントローラ(DTC)、タイマ(TM)、パル
ス出力回路(POC)、シリアルコミュニケーションイ
ンタフェース(SCI)、A/D変換器(A/D)、割
込コントローラ(ICP)、入出力ポート(IOP)1
〜11に接続されている。
DB)は、バスコントローラ(BSC)、データトラン
スファコントローラ(DTC)、タイマ(TM)、パル
ス出力回路(POC)、シリアルコミュニケーションイ
ンタフェース(SCI)、A/D変換器(A/D)、割
込コントローラ(ICP)、入出力ポート(IOP)1
〜11に接続されている。
【0051】中央処理装置(CPU)とデータトランス
ファコントローラ(DTC)とが、所謂バスマスタとし
て、内部バスを使用することができる。
ファコントローラ(DTC)とが、所謂バスマスタとし
て、内部バスを使用することができる。
【0052】リードオンリメモリ(ROM)、ランダム
アクセスメモリ(RAM)、タイマ(TM)、パルス出
力回路(POC)、シリアルコミュニケーションインタ
フェース(SCI)、A/D変換器(A/D)、入出力
ポート(IOP)1〜11、割込コントローラ(IC
P)の各機能ブロック(あるいはモジュール)が、バス
スレーブとして、中央処理装置(CPU)またはデータ
トランスファコントローラ(DTC)によってリード/
ライトされる。
アクセスメモリ(RAM)、タイマ(TM)、パルス出
力回路(POC)、シリアルコミュニケーションインタ
フェース(SCI)、A/D変換器(A/D)、入出力
ポート(IOP)1〜11、割込コントローラ(IC
P)の各機能ブロック(あるいはモジュール)が、バス
スレーブとして、中央処理装置(CPU)またはデータ
トランスファコントローラ(DTC)によってリード/
ライトされる。
【0053】なお、バスマスタとしてのデータトランス
ファコントローラ(DTC)は、アドレスバス(IA
B)、データバス(IDB)を使用する。
ファコントローラ(DTC)は、アドレスバス(IA
B)、データバス(IDB)を使用する。
【0054】中央処理装置(CPU)が、データトラン
スファコントローラ(DTC)内の内部I/Oレジスタ
(専用レジスタ)をリード/ライトする場合には、アド
レスバス(PAB)、データバス(PDB)を使用す
る。
スファコントローラ(DTC)内の内部I/Oレジスタ
(専用レジスタ)をリード/ライトする場合には、アド
レスバス(PAB)、データバス(PDB)を使用す
る。
【0055】割込コントローラ(ICP)は、タイマ
(TM)、シリアルコミュニケーションインタフェース
(SCI)、A/D変換器(A/D)、入出力ポート
(IOP)11の出力する割込信号を入力して、中央処
理装置(CPU)に割込要求信号を、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)に起動要求信号を出力する。
(TM)、シリアルコミュニケーションインタフェース
(SCI)、A/D変換器(A/D)、入出力ポート
(IOP)11の出力する割込信号を入力して、中央処
理装置(CPU)に割込要求信号を、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)に起動要求信号を出力する。
【0056】また、データトランスファコントローラ
(DTC)の出力するクリア信号を入力して、割込クリ
ア信号を出力する。
(DTC)の出力するクリア信号を入力して、割込クリ
ア信号を出力する。
【0057】入出力ポート(IOP)1〜11は、外部
バス信号、入出力回路の入出力信号と兼用されている。
バス信号、入出力回路の入出力信号と兼用されている。
【0058】入出力ポート(IOP)1〜3はアドレス
バス出力、入出力ポート(IOP)4,5はデータバス
入出力、入出力ポート(IOP)6はバス制御信号入出
力に兼用されている。
バス出力、入出力ポート(IOP)4,5はデータバス
入出力、入出力ポート(IOP)6はバス制御信号入出
力に兼用されている。
【0059】バス制御信号出力は、アドレストローブ信
号、High/Lowデータストローブ信号、リードス
トローブ信号、ライトストローブ信号、バスアクノリッ
ジ信号等があり、バス制御入力信号には、ウェイト信
号、バスリクエスト信号等がある。
号、High/Lowデータストローブ信号、リードス
トローブ信号、ライトストローブ信号、バスアクノリッ
ジ信号等があり、バス制御入力信号には、ウェイト信
号、バスリクエスト信号等がある。
【0060】これらの入出力信号は、図1には図示され
ていない。
ていない。
【0061】外部アドレス及び外部データは、それぞれ
これらの入出力ポートに含まれるバッファ回路を介し
て、アドレスバス(IAB)およびデータバス(ID
B)と接続されている。
これらの入出力ポートに含まれるバッファ回路を介し
て、アドレスバス(IAB)およびデータバス(ID
B)と接続されている。
【0062】アドレスバス(PAB)およびデータバス
(PDB)は、入出力ポート(IOP)1〜11のレジ
スタをリード/ライトするために使用し、外部バスとは
直接の関係はない。
(PDB)は、入出力ポート(IOP)1〜11のレジ
スタをリード/ライトするために使用し、外部バスとは
直接の関係はない。
【0063】外部バス拡張を行うことは、動作モードな
どで選択され、これらの入出力ポートの機能も選択され
る。
どで選択され、これらの入出力ポートの機能も選択され
る。
【0064】また、入出力ポート(IOP)7はタイマ
入出力、入出力ポート(IOP)8はパルス出力、入出
力ポート(IOP)9はシリアルコミュニケーションイ
ンタフェース入出力、入出力ポート(IOP)10はア
ナログ入力、入出力ポート(IOP)11は外部割込要
求(IRQ)入力と兼用されている。
入出力、入出力ポート(IOP)8はパルス出力、入出
力ポート(IOP)9はシリアルコミュニケーションイ
ンタフェース入出力、入出力ポート(IOP)10はア
ナログ入力、入出力ポート(IOP)11は外部割込要
求(IRQ)入力と兼用されている。
【0065】タイマ(TM)、シリアルコミュニケーシ
ョンインタフェース(SCI)、A/D変換器(A/
D)と、入出力ポート(IOP)7、入出力ポート(I
OP)9、入出力ポート(IOP)10との入出力信号
は図示されていない。
ョンインタフェース(SCI)、A/D変換器(A/
D)と、入出力ポート(IOP)7、入出力ポート(I
OP)9、入出力ポート(IOP)10との入出力信号
は図示されていない。
【0066】そのほか、電源端子(Vcc,Vss)、
アナログ電源端子(AVcc,AVss)、リセット入
力(RES)、スタンバイ入力(STBY)、割込入力
(NMI)、クロック入力(EXTAL,XTAL)、
動作モード入力(MD1,MD1,MD2)などの入力
端子がある。
アナログ電源端子(AVcc,AVss)、リセット入
力(RES)、スタンバイ入力(STBY)、割込入力
(NMI)、クロック入力(EXTAL,XTAL)、
動作モード入力(MD1,MD1,MD2)などの入力
端子がある。
【0067】図2は、本実施例における、データトラン
スファコントローラ(DTC)のレジスタ構成および転
送情報パラメータのビット構成を示す図である。
スファコントローラ(DTC)のレジスタ構成および転
送情報パラメータのビット構成を示す図である。
【0068】データトランスファコントローラ(DT
C)のレジスタは、ランダムアクセスメモリ(RAM)
上に配置される転送情報パラメータが格納される転送情
報パラメータレジスタ(PARM)と、専用レジスタと
がある。
C)のレジスタは、ランダムアクセスメモリ(RAM)
上に配置される転送情報パラメータが格納される転送情
報パラメータレジスタ(PARM)と、専用レジスタと
がある。
【0069】専用レジスタとして、パラメータベースレ
ジスタ(ESMPBR)と、アドレス拡張レジスタ(E
SMAXR0,1,2)とを有する。
ジスタ(ESMPBR)と、アドレス拡張レジスタ(E
SMAXR0,1,2)とを有する。
【0070】これらは、起動要因に対して共通であり、
内部I/Oレジスタとして、中央処理装置(CPU)の
アドレス空間に配置されている。
内部I/Oレジスタとして、中央処理装置(CPU)の
アドレス空間に配置されている。
【0071】パラメータベースレジスタ(ESMPB
R)は、24ビット長であり、割込コントローラ(IC
P)の出力するベクタと組み合わせて転送情報パラメー
タの存在するアドレスを指定する。
R)は、24ビット長であり、割込コントローラ(IC
P)の出力するベクタと組み合わせて転送情報パラメー
タの存在するアドレスを指定する。
【0072】転送情報パラメータレジスタ(PARM)
は、ロングワード単位であるので、パラメータベースレ
ジスタ(ESMPBR)の下位2ビットは”0”に固定
されている。
は、ロングワード単位であるので、パラメータベースレ
ジスタ(ESMPBR)の下位2ビットは”0”に固定
されている。
【0073】アドレス拡張レジスタレジスタ(ESMA
XR0,1,2)は、20ビット長であり、転送先・転
送元アドレスパラメータと組み合わせて、転送先・転送
元アドレスを指定する。
XR0,1,2)は、20ビット長であり、転送先・転
送元アドレスパラメータと組み合わせて、転送先・転送
元アドレスを指定する。
【0074】但し、アドレスパラメータのインクリメン
ト時のオーバフロー乃至キャリアの伝搬は行わない。
ト時のオーバフロー乃至キャリアの伝搬は行わない。
【0075】アドレス空間が、16Mバイトのとき、こ
れらの上位8ビットは使用されない。
れらの上位8ビットは使用されない。
【0076】転送情報パラメータは、ランダムアクセス
メモリ(RAM)上に格納され、起動要因毎に異なった
転送情報パラメータが用意される。
メモリ(RAM)上に格納され、起動要因毎に異なった
転送情報パラメータが用意される。
【0077】転送情報パラメータは32ビット構成とさ
れ、制御8ビット、転送元アドレス・転送先アドレス各
12ビットとされる。
れ、制御8ビット、転送元アドレス・転送先アドレス各
12ビットとされる。
【0078】所謂転送カウンタの情報はなく、転送先ア
ドレスまたは転送元アドレスのインクリメント時の7ビ
ット目からのオーバフロー乃至キャリ発生時、転送終了
と判定する。
ドレスまたは転送元アドレスのインクリメント時の7ビ
ット目からのオーバフロー乃至キャリ発生時、転送終了
と判定する。
【0079】このため、1回の設定で転送可能な回数は
最大256回である。
最大256回である。
【0080】256回未満の場合は、最終アドレスの下
位ビットがH’FFとなるように先頭アドレス(転送情
報パラメータの設定値)を選択すればよい。
位ビットがH’FFとなるように先頭アドレス(転送情
報パラメータの設定値)を選択すればよい。
【0081】31番目のビットは、バーストモードを指
定し、”0”の時ノーマル、”1”の時バーストとされ
る。
定し、”0”の時ノーマル、”1”の時バーストとされ
る。
【0082】30番目のビットは、転送元アドレスのイ
ンクリメントを指定し、”0”の時転送元アドレスは固
定、”1”の時転送元アドレスはデータ転送後インクリ
メントされる。
ンクリメントを指定し、”0”の時転送元アドレスは固
定、”1”の時転送元アドレスはデータ転送後インクリ
メントされる。
【0083】29、28番目のビットは、転送元アドレ
スの上位アドレスを指定する拡張レジスタを選択する。
スの上位アドレスを指定する拡張レジスタを選択する。
【0084】29、28番目のビットがいずれも”0”
の時、アドレス拡張レジスタ0を指定する。
の時、アドレス拡張レジスタ0を指定する。
【0085】29番目のビットが”0”、28番目のビ
ットが”1”の時、アドレス拡張レジスタ1を指定す
る。
ットが”1”の時、アドレス拡張レジスタ1を指定す
る。
【0086】29番目のビットが”1”、28番目のビ
ットが”0”の時、アドレス拡張レジスタ2を指定す
る。
ットが”0”の時、アドレス拡張レジスタ2を指定す
る。
【0087】29、28番目のビットがいずれも”1”
の時、アドレス拡張レジスタは使用せず、対応するビッ
トは全ビット”1”とする。
の時、アドレス拡張レジスタは使用せず、対応するビッ
トは全ビット”1”とする。
【0088】なお、内蔵ランダムアクセスメモリ(RA
M)およびタイマ(TM)・シリアルコミュニケーショ
ンインタフェース(SCI)などの機能ブロック(ある
いはモジュール)は、アドレスH’FFF000以降に
優先的に配置するものとする。
M)およびタイマ(TM)・シリアルコミュニケーショ
ンインタフェース(SCI)などの機能ブロック(ある
いはモジュール)は、アドレスH’FFF000以降に
優先的に配置するものとする。
【0089】15番目のビットは、転送データサイズを
指定し、”0”の時バイトサイズ、”1”の時ワードサ
イズとされる。
指定し、”0”の時バイトサイズ、”1”の時ワードサ
イズとされる。
【0090】14番目のビットは、転送先アドレスのイ
ンクリメントを指定し、”0”の時転送先アドレスは固
定、”1”の時転送先アドレスはデータ転送後インクリ
メントされる。
ンクリメントを指定し、”0”の時転送先アドレスは固
定、”1”の時転送先アドレスはデータ転送後インクリ
メントされる。
【0091】13、12番目のビットは、転送先アドレ
スの上位アドレスを指定する拡張レジスタを選択する。
スの上位アドレスを指定する拡張レジスタを選択する。
【0092】13、12番目のビットがいずれも”0”
の時、アドレス拡張レジスタ0を指定する。
の時、アドレス拡張レジスタ0を指定する。
【0093】13番目のビットが”0”、12番目のビ
ットが”1”の時、アドレス拡張レジスタ1を指定す
る。
ットが”1”の時、アドレス拡張レジスタ1を指定す
る。
【0094】13番目のビットが”1”、12番目のビ
ットが”0”の時、アドレス拡張レジスタ2を指定す
る。
ットが”0”の時、アドレス拡張レジスタ2を指定す
る。
【0095】13、12番目のビットがいずれも”1”
の時、アドレス拡張レジスタは使用せず、対応するビッ
トは全ビット”1”とする。
の時、アドレス拡張レジスタは使用せず、対応するビッ
トは全ビット”1”とする。
【0096】図3は、本実施例における、データトラン
スファコントローラ(DTC)の概略構成を示すブロッ
ク図である。
スファコントローラ(DTC)の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0097】図3に示すように、データトランスファコ
ントローラ(DTC)は、ラッチ回路(LATCH)、
転送情報パラメータレジスタ(PARM)、演算器3
1、専用レジスタ(ESMPBR、ESMAXR0,
1,2)、アドレスバッファ30、制御回路32から構
成される。
ントローラ(DTC)は、ラッチ回路(LATCH)、
転送情報パラメータレジスタ(PARM)、演算器3
1、専用レジスタ(ESMPBR、ESMAXR0,
1,2)、アドレスバッファ30、制御回路32から構
成される。
【0098】転送情報パラメータレジスタ(PAR
M)、演算器31、専用レジスタ(ESMPBR、ES
MAXR0,1,2)、アドレスバッファ30は、デー
タトランスファコントローラ(DTC)内部のバスで相
互に接続されている。
M)、演算器31、専用レジスタ(ESMPBR、ES
MAXR0,1,2)、アドレスバッファ30は、デー
タトランスファコントローラ(DTC)内部のバスで相
互に接続されている。
【0099】演算器31は8ビット長であり、キャリ信
号を検出する。
号を検出する。
【0100】制御回路32は、クロック信号(CK
M)、リセット信号(RST)、起動信号(ESMGO
N)などに基づいて動作し、制御信号を各部に与えて、
これらの制御を行う。
M)、リセット信号(RST)、起動信号(ESMGO
N)などに基づいて動作し、制御信号を各部に与えて、
これらの制御を行う。
【0101】クロック信号(CKM)は、クロック発振
器(CPG)から供給される単相のクロック信号であ
り、マイクロコンピュータのシステムクロック信号
(φ)に相当する。
器(CPG)から供給される単相のクロック信号であ
り、マイクロコンピュータのシステムクロック信号
(φ)に相当する。
【0102】データトランスファコントローラ(DT
C)は、かかるクロック信号(CKM)に同期して動作
する。
C)は、かかるクロック信号(CKM)に同期して動作
する。
【0103】システムクロック信号を総称する場合、
(φ)と表記し、システムクロック信号(φ)の内、ク
ロック発振器(CPG)からデータトランスファコント
ローラ(DTC)に供給される具体的な信号をクロック
信号(CKM)と表記する。
(φ)と表記し、システムクロック信号(φ)の内、ク
ロック発振器(CPG)からデータトランスファコント
ローラ(DTC)に供給される具体的な信号をクロック
信号(CKM)と表記する。
【0104】リセット信号(RST)は、システムコン
トローラ(SYSC)の制御回路から供給されるリセッ
ト信号である。
トローラ(SYSC)の制御回路から供給されるリセッ
ト信号である。
【0105】ESMGONは、データトランスファコン
トローラ(DTC)の起動信号である。
トローラ(DTC)の起動信号である。
【0106】VEC(5:0)Nは、割込コントローラ
ICPから供給されるベクタ番号であり、起動要因とな
った割込要求信号を示し、Nは負論理を示している。
ICPから供給されるベクタ番号であり、起動要因とな
った割込要求信号を示し、Nは負論理を示している。
【0107】IRQCLRは、起動要因となった、割込
要因フラグをクリアする起動要因クリア信号である。
要因フラグをクリアする起動要因クリア信号である。
【0108】ESMENDは、所定回数のデータ転送を
終了したことを示す割込要求信号であり、DTEビット
をクリアする。
終了したことを示す割込要求信号であり、DTEビット
をクリアする。
【0109】起動信号(ESMGON)、ベクタ番号
(VEC(5:0)N)、起動要因クリア信号(IRQ
CLR)、割込要求信号(ESMEND)の各信号は、
割込コントローラ(ICP)とのインタフェース信号で
ある。
(VEC(5:0)N)、起動要因クリア信号(IRQ
CLR)、割込要求信号(ESMEND)の各信号は、
割込コントローラ(ICP)とのインタフェース信号で
ある。
【0110】ESMREQNはバス権要求信号であり、
ESMACKNはバスアクノリッジ信号であり、バス権
要求信号(ESMREQN)に呼応して、データトラン
スファコントローラ(DTC)がバス権を獲得したこと
を示す。
ESMACKNはバスアクノリッジ信号であり、バス権
要求信号(ESMREQN)に呼応して、データトラン
スファコントローラ(DTC)がバス権を獲得したこと
を示す。
【0111】BURDYは、バスレディ信号であり、ウ
ェイトすることなく、動作可能なことを示す。
ェイトすることなく、動作可能なことを示す。
【0112】即ち、データトランスファコントローラ
(DTC)は、全てのバスを1ステートでリード可能な
ものとして動作するが、内部I/Oレジスタのアクセス
などで2ステート以上のアクセスを行う場合に、BUS
RDY信号が非活性状態になって、データトランスファ
コントローラ(DTC)を待機状態にする。
(DTC)は、全てのバスを1ステートでリード可能な
ものとして動作するが、内部I/Oレジスタのアクセス
などで2ステート以上のアクセスを行う場合に、BUS
RDY信号が非活性状態になって、データトランスファ
コントローラ(DTC)を待機状態にする。
【0113】BCMD(3:0)は、バスコマンド信号
であり、リード信号、ライト信号、サイズ信号などをコ
ード化したものである。
であり、リード信号、ライト信号、サイズ信号などをコ
ード化したものである。
【0114】バス権要求信号(ESMREQN)、バス
アクノリッジ信号(ESMACKN)、バスレディ信号
(BURDY)、バスコマンド信号(BCMD(3:
0))の各信号は、バスコントローラ(BSC)とのイ
ンタフェース信号である。
アクノリッジ信号(ESMACKN)、バスレディ信号
(BURDY)、バスコマンド信号(BCMD(3:
0))の各信号は、バスコントローラ(BSC)とのイ
ンタフェース信号である。
【0115】その他に、専用レジスタをリード/ライト
するために、アドレスバス(PAB)、データバス(P
DB)およびバス制御信号が与えられるが、これらは本
発明に直接関係がないので、詳細な説明は省略する。
するために、アドレスバス(PAB)、データバス(P
DB)およびバス制御信号が与えられるが、これらは本
発明に直接関係がないので、詳細な説明は省略する。
【0116】データバス(IDB(31:0))が、転
送情報パラメータレジスタ(PARM)とラッチ回路
(LATCH)とに入出力される。
送情報パラメータレジスタ(PARM)とラッチ回路
(LATCH)とに入出力される。
【0117】このうち、データバス(IDB(31:1
6))は、データトランスファコントローラ(DTC)
−ランダムアクセスメモリ(RAM)間にのみ接続され
ている。
6))は、データトランスファコントローラ(DTC)
−ランダムアクセスメモリ(RAM)間にのみ接続され
ている。
【0118】IAB(31:0)はアドレスバス信号で
あり、アドレスバッファ30から出力される。
あり、アドレスバッファ30から出力される。
【0119】ただし、シングルチップマイクロコンピュ
ータのアドレス空間は16Mバイトとし、上位8ビット
は利用されない。
ータのアドレス空間は16Mバイトとし、上位8ビット
は利用されない。
【0120】バスコマンド信号(BCMD(3:0))
およびアドレスバス信号(IAB(31:0))は、バ
スアクノリッジ信号(ESMACKN)が活性状態(L
owレベル)のとき出力され、そのほかのとき、ハイイ
ンピーダンス状態とされる。
およびアドレスバス信号(IAB(31:0))は、バ
スアクノリッジ信号(ESMACKN)が活性状態(L
owレベル)のとき出力され、そのほかのとき、ハイイ
ンピーダンス状態とされる。
【0121】図4は、図3に示すデータトランスファコ
ントローラ(DTC)の状態遷移を、図5、図6は、図
3に示すデータトランスファコントローラ(DTC)の
状態別の動作を示す図である。
ントローラ(DTC)の状態遷移を、図5、図6は、図
3に示すデータトランスファコントローラ(DTC)の
状態別の動作を示す図である。
【0122】中央処理装置(CPU)は、予め、ベクタ
番号(n)に相当する起動要因の転送情報パラメータの
初期値を、ランダムアクセスメモリ(RAM)上のアド
レス(m+n)にライトし、また、パラメータベースレ
ジスタ(ESMPBR)にベースアドレス(m)をライ
トする。
番号(n)に相当する起動要因の転送情報パラメータの
初期値を、ランダムアクセスメモリ(RAM)上のアド
レス(m+n)にライトし、また、パラメータベースレ
ジスタ(ESMPBR)にベースアドレス(m)をライ
トする。
【0123】また、必要に応じて、アドレス拡張レジス
タレジスタ(ESMAXR0,1,2)に所望の値をラ
イトする。
タレジスタ(ESMAXR0,1,2)に所望の値をラ
イトする。
【0124】その後、割込要因の許可ビットを”1”に
セットし、データトランスファコントローラ(DTC)
の許可ビットを”1”にセットする。
セットし、データトランスファコントローラ(DTC)
の許可ビットを”1”にセットする。
【0125】データトランスファコントローラ(DT
C)は、リセット信号(RST)が活性状態(High
レベル)になると、どの状態にあっても、リセット状態
になり、リセット信号(RST)が非活性状態(Low
レベル)になると、S0に遷移し、起動待ち状態にな
る。
C)は、リセット信号(RST)が活性状態(High
レベル)になると、どの状態にあっても、リセット状態
になり、リセット信号(RST)が非活性状態(Low
レベル)になると、S0に遷移し、起動待ち状態にな
る。
【0126】起動要求信号(ESMGON)が活性状態
(Lowレベル)になると、S0からS1に遷移し、バ
ス権要求信号(ESMREQN)を活性状態(Lowレ
ベル)にして、バスリクエストを行う。
(Lowレベル)になると、S0からS1に遷移し、バ
ス権要求信号(ESMREQN)を活性状態(Lowレ
ベル)にして、バスリクエストを行う。
【0127】バスアクノリッジ信号(ESMACKN)
が活性状態(Lowレベル)になると、S1からS2に
遷移し、転送情報パラメータをロングワードで、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)からリードする。
が活性状態(Lowレベル)になると、S1からS2に
遷移し、転送情報パラメータをロングワードで、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)からリードする。
【0128】バスレディ信号(BURDY)が活性状態
(Highレベル)であると、S3の待機状態(アイド
ル状態)、あるいは、内部処理状態を経て、S4に遷移
し、転送元アドレスからデータのリードを、転送情報パ
ラメータに従って、バイトまたはワード単位で行う。
(Highレベル)であると、S3の待機状態(アイド
ル状態)、あるいは、内部処理状態を経て、S4に遷移
し、転送元アドレスからデータのリードを、転送情報パ
ラメータに従って、バイトまたはワード単位で行う。
【0129】バスレディ信号(BURDY)が活性状態
(Highレベル)であると、S4からS5に遷移し、
転送先アドレスへのデータのライトを行う。
(Highレベル)であると、S4からS5に遷移し、
転送先アドレスへのデータのライトを行う。
【0130】バスレディ信号(BURDY)が活性状態
(Highレベル)であり、バーストモードで、かつ、
内部状態フラグ(OVF)が非活性状態のとき、S4に
戻ってデータ転送を継続する。
(Highレベル)であり、バーストモードで、かつ、
内部状態フラグ(OVF)が非活性状態のとき、S4に
戻ってデータ転送を継続する。
【0131】また、バスレディ信号(BURDY)が活
性状態(Highレベル)であり、ノーマルモードまた
は内部状態フラグ(OVF)が活性状態のとき、S5か
らS6に遷移し、転送情報パラメータを元のアドレスに
ライトする。
性状態(Highレベル)であり、ノーマルモードまた
は内部状態フラグ(OVF)が活性状態のとき、S5か
らS6に遷移し、転送情報パラメータを元のアドレスに
ライトする。
【0132】バスレディ信号(BURDY)が活性状態
(Highレベル)であると、S7の待機状態(アイド
ル状態)を経て、S0の起動待ち状態に遷移する。
(Highレベル)であると、S7の待機状態(アイド
ル状態)を経て、S0の起動待ち状態に遷移する。
【0133】内部状態フラグ(OVF)が非活性状態の
とき、起動要因クリア信号(IRQCLR)を活性状態
(Highレベル)にし、割込コントローラ(ICP)
を介して、起動要因となった割込要因フラグを”0”に
クリアする。
とき、起動要因クリア信号(IRQCLR)を活性状態
(Highレベル)にし、割込コントローラ(ICP)
を介して、起動要因となった割込要因フラグを”0”に
クリアする。
【0134】内部状態フラグ(OVF)が活性状態のと
き、S7で割込要求信号(ESMEND)を活性状態
(Highレベル)にする。
き、S7で割込要求信号(ESMEND)を活性状態
(Highレベル)にする。
【0135】割込コントローラ(ICP)は、DTC許
可ビットを”0”にクリアし、起動要因となった割込フ
ラグは保持する。
可ビットを”0”にクリアし、起動要因となった割込フ
ラグは保持する。
【0136】この後、中央処理装置(CPU)に、デー
タトランスファコントローラ(DTC)の起動要因とな
った割込要因が要求される。
タトランスファコントローラ(DTC)の起動要因とな
った割込要因が要求される。
【0137】ここで、内部状態フラグ(OVF)は、所
定回数のデータ転送が終了した場合に活性状態になり、
所定回数のデータ転送が終了していない場合に非活性状
態になる。
定回数のデータ転送が終了した場合に活性状態になり、
所定回数のデータ転送が終了していない場合に非活性状
態になる。
【0138】なお、バスコマンド信号(BCMD(3:
0))は、B’0111がロングワードリード、B’0
011がロングワードライト、B’0110がワードリ
ード、B’0010がワードライト、B’0101がバ
イトリード、B’0001がバイトライトを示す。
0))は、B’0111がロングワードリード、B’0
011がロングワードライト、B’0110がワードリ
ード、B’0010がワードライト、B’0101がバ
イトリード、B’0001がバイトライトを示す。
【0139】図7は、本実施例におけるランダムアクセ
スメモリ(RAM)の概略構成を示すブロック図であ
る。
スメモリ(RAM)の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0140】ランダムアクセスメモリ(RAM)は、例
えば、4Kバイトの容量とする。
えば、4Kバイトの容量とする。
【0141】ランダムアクセスメモリ(RAM)は、メ
モリアレイ60、メモリ入出力回路61、および、アド
レスデコーダ・ラッチ回路62を有する。
モリアレイ60、メモリ入出力回路61、および、アド
レスデコーダ・ラッチ回路62を有する。
【0142】メモリアレイ60は、4バイト(32ビッ
ト)を単位として構成され、図7では、アドレスバス
(IAB)の下位12ビットのアドレスが付されてい
る。
ト)を単位として構成され、図7では、アドレスバス
(IAB)の下位12ビットのアドレスが付されてい
る。
【0143】アドレスデコーダ・ラッチ回路42は、ア
ドレスバス(IAB)のビット(11:2)が入力さ
れ、これをシステムクロック信号(φ)に同期してラッ
チするとともに、デコードして、メモリアレイ60の列
アドレスを選択する。
ドレスバス(IAB)のビット(11:2)が入力さ
れ、これをシステムクロック信号(φ)に同期してラッ
チするとともに、デコードして、メモリアレイ60の列
アドレスを選択する。
【0144】メモリ入出力回路61は、バスコマンド信
号または制御信号(モジュールセレクト信号、リード信
号、ライト信号、サイズ信号)、および、アドレスバス
(IAB)のビット(1:0)に基づいて、メモリアレ
イ60とデータバス(IDB)との間のデータの入出力
を行う。
号または制御信号(モジュールセレクト信号、リード信
号、ライト信号、サイズ信号)、および、アドレスバス
(IAB)のビット(1:0)に基づいて、メモリアレ
イ60とデータバス(IDB)との間のデータの入出力
を行う。
【0145】メモリ入出力回路61は、メモリアレイ6
0と内部データバス(IDB)をインタフェースする。
0と内部データバス(IDB)をインタフェースする。
【0146】内部データバス(IDB)は、データトラ
ンスファコントローラ(DTC)との間は32ビット幅
(IDB(31:0))、中央処理装置(CPU)その
他の機能ブロック(あるいはモジュール)との間は16
ビット幅(IDB(16:0))で接続する。
ンスファコントローラ(DTC)との間は32ビット幅
(IDB(31:0))、中央処理装置(CPU)その
他の機能ブロック(あるいはモジュール)との間は16
ビット幅(IDB(16:0))で接続する。
【0147】この場合、データトランスファコントロー
ラ(DTC)とランダムアクセスメモリ(RAM)を物
理的に近くに配置すると、アドレスバス(IDB(3
1:16))の配線長を短くすることができ、半導体集
積回路の物理的規模の縮小に寄与することが可能であ
る。
ラ(DTC)とランダムアクセスメモリ(RAM)を物
理的に近くに配置すると、アドレスバス(IDB(3
1:16))の配線長を短くすることができ、半導体集
積回路の物理的規模の縮小に寄与することが可能であ
る。
【0148】ランダムアクセスメモリ(RAM)は、4
の倍数番地から始まる32ビットデータ(ロングワード
データ)を一括して、1ステートでリードでき、このと
き、データバス(IDB(31:0))を利用する。
の倍数番地から始まる32ビットデータ(ロングワード
データ)を一括して、1ステートでリードでき、このと
き、データバス(IDB(31:0))を利用する。
【0149】同様に、偶数番地から始まる16ビットデ
ータ(ワードデータ)を一括して、1ステートでリード
でき、このとき、データバス(IDB(15:0))を
利用する。
ータ(ワードデータ)を一括して、1ステートでリード
でき、このとき、データバス(IDB(15:0))を
利用する。
【0150】また、任意の8ビットデータ(バイトデー
タ)を1ステートでリードでき、このとき、データバス
(IDB(15:8))を使用する。
タ)を1ステートでリードでき、このとき、データバス
(IDB(15:8))を使用する。
【0151】また、リード時には、指定されたアドレス
を含む、メモリアレイ60の4の倍数番地から始まる1
ワードを一括して、データを読み出し、メモリ入出力回
路61に入力する。
を含む、メモリアレイ60の4の倍数番地から始まる1
ワードを一括して、データを読み出し、メモリ入出力回
路61に入力する。
【0152】この内容が、サイズ・アドレスにしたがっ
て、内部データバス(IAB)に出力される。
て、内部データバス(IAB)に出力される。
【0153】ライト時には、サイズ・アドレスにしたが
って内部データバス(IAB)の内容を取り込み、書き
込むべき行アドレスに対して、データを与える。
って内部データバス(IAB)の内容を取り込み、書き
込むべき行アドレスに対して、データを与える。
【0154】図8は、本実施例におけるDTC許可レジ
スタの概略構成を示す図である。
スタの概略構成を示す図である。
【0155】DTC許可レジスタは、DTERA,DT
ERB,DTERC,DTERDの4本あり、特に、制
限はされないものの、割込コントローラ(ICP)に含
まれる。
ERB,DTERC,DTERDの4本あり、特に、制
限はされないものの、割込コントローラ(ICP)に含
まれる。
【0156】割込要因が発生した場合に、中央処理装置
(CPU)に割込を要求するか、データトランスファコ
ントローラ(DTC)に起動を要求するかを選択し、割
込要因に対応して、1ビットが与えられる。
(CPU)に割込を要求するか、データトランスファコ
ントローラ(DTC)に起動を要求するかを選択し、割
込要因に対応して、1ビットが与えられる。
【0157】また、リセットによって、”0”にクリア
され、中央処理装置(CPU)のライト動作によっ
て、”1”にセットされると、データトランスファコン
トローラ(DTC)が許可される。
され、中央処理装置(CPU)のライト動作によっ
て、”1”にセットされると、データトランスファコン
トローラ(DTC)が許可される。
【0158】データトランスファコントローラ(DT
C)の出力する割込要求信号(ESNEND)が活性状
態になると、対応するDTC許可ビットが”0”にクリ
アされる。
C)の出力する割込要求信号(ESNEND)が活性状
態になると、対応するDTC許可ビットが”0”にクリ
アされる。
【0159】図9は、本実施例における割込コントロー
ラ(ICP)の概略構成を示すブロック図である。
ラ(ICP)の概略構成を示すブロック図である。
【0160】割込要因には、内部割込・外部割込の2種
類があり、それぞれ割込要因フラグ71を有する。
類があり、それぞれ割込要因フラグ71を有する。
【0161】内部割込の要因フラグは、タイマ(TM)
・シリアルコミュニケーションインタフェース(SC
I)・A/D変換器(A/D)の入出力回路が所定の状
態になったとき、”1”にセットされる。
・シリアルコミュニケーションインタフェース(SC
I)・A/D変換器(A/D)の入出力回路が所定の状
態になったとき、”1”にセットされる。
【0162】外部割込の要因フラグは、外部割込入力端
子が所定のレベルになったとき、または、所定の信号変
化が発生したとき、”1”にセットされる。
子が所定のレベルになったとき、または、所定の信号変
化が発生したとき、”1”にセットされる。
【0163】割込要因フラグ71は、中央処理装置(C
PU)のライト動作によって、”0”にクリアされるほ
か、データトランスファコントローラ(DTC)による
データ転送が終了したとき(起動要因クリア信号(IR
QCLR)が活性状態になったとき)”0”にクリアさ
れる。
PU)のライト動作によって、”0”にクリアされるほ
か、データトランスファコントローラ(DTC)による
データ転送が終了したとき(起動要因クリア信号(IR
QCLR)が活性状態になったとき)”0”にクリアさ
れる。
【0164】割込要因フラグ71の各ビット出力は、割
込許可回路72に入力される。
込許可回路72に入力される。
【0165】割込許可回路72には、さらに、割込許可
レジスタの内容、即ち、割込許可ビットが入力される。
レジスタの内容、即ち、割込許可ビットが入力される。
【0166】割込許可レジスタは、中央処理装置(CP
U)からリード/ライト可能なレジスタで、対応する割
込を許可するか、禁止するかを選択する。
U)からリード/ライト可能なレジスタで、対応する割
込を許可するか、禁止するかを選択する。
【0167】割込要因フラグ71が”1”にセットさ
れ、割込許可ビットが”1”にセットされていると、割
込が要求される。
れ、割込許可ビットが”1”にセットされていると、割
込が要求される。
【0168】即ち、割込許可回路72は、対応する割込
要因フラグ71と割込許可ビットとを入力とした論理積
回路で構成される。
要因フラグ71と割込許可ビットとを入力とした論理積
回路で構成される。
【0169】割込許可回路72の出力は、割込/DTC
判定回路73に入力される。
判定回路73に入力される。
【0170】また、割込/DTC判定回路73には、さ
らに、DTC許可レジスタ(DTERA,B,C,D)
の内容が入力される。
らに、DTC許可レジスタ(DTERA,B,C,D)
の内容が入力される。
【0171】前記の通り、DTC許可レジスタ(DTE
RA,B,C,D)は、割込が要求されたとき、データ
トランスファコントローラ(DTC)を起動するか、中
央処理装置(CPU)に割込を許可するかを選択する。
RA,B,C,D)は、割込が要求されたとき、データ
トランスファコントローラ(DTC)を起動するか、中
央処理装置(CPU)に割込を許可するかを選択する。
【0172】DTC許可レジスタ(DTERA,B,
C,D)のDTC許可ビットが”1”にセットされてい
ると、データトランスファコントローラ(DTC)の起
動が要求され、中央処理装置(CPU)への割込は要求
されない。
C,D)のDTC許可ビットが”1”にセットされてい
ると、データトランスファコントローラ(DTC)の起
動が要求され、中央処理装置(CPU)への割込は要求
されない。
【0173】DTC許可レジスタ(DTERA,B,
C,D)のDTC許可ビットが”0”にクリアされてい
ると、中央処理装置(CPU)への割込が要求され、デ
ータトランスファコントローラ(DTC)の起動は要求
されない。
C,D)のDTC許可ビットが”0”にクリアされてい
ると、中央処理装置(CPU)への割込が要求され、デ
ータトランスファコントローラ(DTC)の起動は要求
されない。
【0174】即ち、割込/DTC判定回路73は、対応
する割込信号とDTC許可レジスタ(DTERA,B,
C,D)のDTC許可ビットとの論理積回路、及び、割
込信号とDTC許可レジスタ(DTERA,B,C,
D)のDTC許可ビットの反転信号との論理積回路で構
成される。
する割込信号とDTC許可レジスタ(DTERA,B,
C,D)のDTC許可ビットとの論理積回路、及び、割
込信号とDTC許可レジスタ(DTERA,B,C,
D)のDTC許可ビットの反転信号との論理積回路で構
成される。
【0175】前者の論理積回路の出力が、データトラン
スファコントローラ(DTC)のDTC起動要求信号と
され、後者の論理積回路の出力が中央処理装置(CP
U)へのCPU割込要求信号となる。
スファコントローラ(DTC)のDTC起動要求信号と
され、後者の論理積回路の出力が中央処理装置(CP
U)へのCPU割込要求信号となる。
【0176】割込/DTC判定回路73から、CPU割
込要求信号とDTC起動要求信号が独立に、優先順位判
定回路74に入力される。
込要求信号とDTC起動要求信号が独立に、優先順位判
定回路74に入力される。
【0177】また、優先順位判定回路74には、さら
に、プライオリティレジスタ75の出力が入力される。
に、プライオリティレジスタ75の出力が入力される。
【0178】プライオリティレジスタ75は、割込要因
のグループ毎に、例えば、2レベルの優先順位を設定し
ており、CPU割込要求信号、DTC起動要求信号のそ
れぞれについて優先順位を判定する。
のグループ毎に、例えば、2レベルの優先順位を設定し
ており、CPU割込要求信号、DTC起動要求信号のそ
れぞれについて優先順位を判定する。
【0179】優先順位判定回路74による判定の結果、
優先順位の最高のものが選択され、ベクタ番号が生成さ
れ、CPU割込要求信号、DTC起動要求信号(起動要
求信号(ESMGON))のそれぞれの要求信号とベク
タ番号が出力される。
優先順位の最高のものが選択され、ベクタ番号が生成さ
れ、CPU割込要求信号、DTC起動要求信号(起動要
求信号(ESMGON))のそれぞれの要求信号とベク
タ番号が出力される。
【0180】CPU割込要求信号、ベクタ番号は、マス
クレベル判定回路77に入力される。
クレベル判定回路77に入力される。
【0181】マスクレベル判定回路77には、さらに、
中央処理装置(CPU)の割込マスクビット76が入力
される。
中央処理装置(CPU)の割込マスクビット76が入力
される。
【0182】要求された割込が、中央処理装置(CP
U)の割込マスクレベル以下であれば、保留される。
U)の割込マスクレベル以下であれば、保留される。
【0183】中央処理装置(CPU)に対する割込要求
信号が活性状態になると、中央処理装置(CPU)は実
行中の命令の終了時点で、割込例外処理を開始し、ベク
タ番号に対応するベクタアドレスから、分岐先アドレス
を取り出し、割込処理ルーチンへ分岐する。
信号が活性状態になると、中央処理装置(CPU)は実
行中の命令の終了時点で、割込例外処理を開始し、ベク
タ番号に対応するベクタアドレスから、分岐先アドレス
を取り出し、割込処理ルーチンへ分岐する。
【0184】かかる優先順位判定や割込マスクレベルに
ついては、例えば、前記文献Iに記載されているように
公知であるので、詳細な説明は省略する。
ついては、例えば、前記文献Iに記載されているように
公知であるので、詳細な説明は省略する。
【0185】中央処理装置(CPU)に対する優先順位
判定と、データトランスファコントローラ(DTC)に
対する優先順位判定とを独立して行っているので、中央
処理装置(CPU)に対する割込要求と、データトラン
スファコントローラ(DTC)に対する起動要求を同時
に処理することができる。
判定と、データトランスファコントローラ(DTC)に
対する優先順位判定とを独立して行っているので、中央
処理装置(CPU)に対する割込要求と、データトラン
スファコントローラ(DTC)に対する起動要求を同時
に処理することができる。
【0186】この結果、一方または両方がバスを使用し
ない状態では、中央処理装置(CPU)の割込処理ルー
チンの実行と、データトランスファコントローラ(DT
C)のデータ転送を独立に行うことができ、割込要因の
発生から、中央処理装置(CPU)またはデータトラン
スファコントローラ(DTC)による処理開始までの時
間を短縮することができる。
ない状態では、中央処理装置(CPU)の割込処理ルー
チンの実行と、データトランスファコントローラ(DT
C)のデータ転送を独立に行うことができ、割込要因の
発生から、中央処理装置(CPU)またはデータトラン
スファコントローラ(DTC)による処理開始までの時
間を短縮することができる。
【0187】DTC起動要求信号(起動要求信号(ES
MGON))は、データトランスファコントローラ(D
TC)に入力される。
MGON))は、データトランスファコントローラ(D
TC)に入力される。
【0188】データトランスファコントローラ(DT
C)が動作を開始すると、バスアクノリッジ信号(ES
MACKN)が活性状態になり、DTCベクタ番号がラ
ッチ回路78を経て出力されるとともに、デコーダ回路
79に入力される。
C)が動作を開始すると、バスアクノリッジ信号(ES
MACKN)が活性状態になり、DTCベクタ番号がラ
ッチ回路78を経て出力されるとともに、デコーダ回路
79に入力される。
【0189】デコーダ回路79は、ベクタ番号、起動要
因クリア信号(IRQLR)、割込要求信号(ESME
ND)を入力して、対応する割込要因フラグまたはDT
C許可ビットに対する要因クリア信号を活性状態にし
て、要因フラグまたはDTC許可ビットのいずれかがク
リアされる。
因クリア信号(IRQLR)、割込要求信号(ESME
ND)を入力して、対応する割込要因フラグまたはDT
C許可ビットに対する要因クリア信号を活性状態にし
て、要因フラグまたはDTC許可ビットのいずれかがク
リアされる。
【0190】特に制限されないものの、割込要因フラグ
71、割込許可レジスタ、割込許可回路72は、各入出
力回路に内蔵されているが、割込コントローラ(IC
P)に内蔵するようにしてもよい。
71、割込許可レジスタ、割込許可回路72は、各入出
力回路に内蔵されているが、割込コントローラ(IC
P)に内蔵するようにしてもよい。
【0191】図10は、本実施例におけるデータトラン
スファコントローラ(DTC)の動作タイミングの一例
を示す図である。
スファコントローラ(DTC)の動作タイミングの一例
を示す図である。
【0192】図10では、ランダムアクセスメモリ(R
AM)から入出力回路へのノーマルモードのデータ転送
を行う例を示す。
AM)から入出力回路へのノーマルモードのデータ転送
を行う例を示す。
【0193】中央処理装置(CPU)およびデータトラ
ンスファコントローラ(DTC)から、リードオンリメ
モリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RA
M)に対するリードは、1ステートで行われる。
ンスファコントローラ(DTC)から、リードオンリメ
モリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RA
M)に対するリードは、1ステートで行われる。
【0194】システムクロック信号(φ)の反転クロッ
ク信号(φ♯)に同期して、アドレスバス(IAB)に
アドレスが1ステート出力され、特に、制限されないも
のの、リードオンリメモリ(ROM)およびランダムア
クセスメモリ(RAM)の中でシステムクロック信号
(φ)に同期してラッチされる。
ク信号(φ♯)に同期して、アドレスバス(IAB)に
アドレスが1ステート出力され、特に、制限されないも
のの、リードオンリメモリ(ROM)およびランダムア
クセスメモリ(RAM)の中でシステムクロック信号
(φ)に同期してラッチされる。
【0195】これに対応するリードデータは、反転クロ
ック信号(φ♯)に同期して出力され、システムクロッ
ク信号(φ)が活性状態の期間に中央処理装置(CP
U)またはデータトランスファコントローラ(DTC)
に取り込まれる。
ック信号(φ♯)に同期して出力され、システムクロッ
ク信号(φ)が活性状態の期間に中央処理装置(CP
U)またはデータトランスファコントローラ(DTC)
に取り込まれる。
【0196】一方、入出力回路に対するリード/ライト
は3ステートで行われる。
は3ステートで行われる。
【0197】反転クロック信号(φ♯)に同期したアド
レスバス(IAB)のアドレスは、バスコントローラ
(BSC)でシステムクロック信号(φ)に同期化さ
れ、アドレスバス(PAB)に出力される。
レスバス(IAB)のアドレスは、バスコントローラ
(BSC)でシステムクロック信号(φ)に同期化さ
れ、アドレスバス(PAB)に出力される。
【0198】T1では、割込コントローラ(ICP)
が、起動要求信号(ESMGON)を活性状態にして、
ベクタ番号(VEC(5:0)N)を出力する。
が、起動要求信号(ESMGON)を活性状態にして、
ベクタ番号(VEC(5:0)N)を出力する。
【0199】T2では、データトランスファコントロー
ラ(DTC)が起動し、データトランスファコントロー
ラ(DTC)の内部状態はS1に遷移し、バス権要求信
号(ESMREQN)を活性状態にする。
ラ(DTC)が起動し、データトランスファコントロー
ラ(DTC)の内部状態はS1に遷移し、バス権要求信
号(ESMREQN)を活性状態にする。
【0200】T3では、バスコントローラ(BSC)の
調停結果、バスアクノリッジ信号(ESMACKN)が
活性状態になる。
調停結果、バスアクノリッジ信号(ESMACKN)が
活性状態になる。
【0201】T4では、データトランスファコントロー
ラ(DTC)はS2に遷移し、バスコマンド信号(BC
MD(3:0))とアドレスバス(IAB)にアドレス
バス信号(IAB(31:0))を出力する。
ラ(DTC)はS2に遷移し、バスコマンド信号(BC
MD(3:0))とアドレスバス(IAB)にアドレス
バス信号(IAB(31:0))を出力する。
【0202】バスコマンド信号(BCMD(3:0))
の内容は、ロングワードリードである。
の内容は、ロングワードリードである。
【0203】アドレスバス信号(IAB(31:0))
の内容は、ベクタ番号(VEC(5:0)N)とパラメ
ータベースレジスタ(ESMPBR)の内容を組み合わ
せて生成する。
の内容は、ベクタ番号(VEC(5:0)N)とパラメ
ータベースレジスタ(ESMPBR)の内容を組み合わ
せて生成する。
【0204】T5で、データトランスファコントローラ
(DTC)はS3に遷移し、データバス(IDB)上の
転送情報パラメータを、転送情報パラメータレジスタ
(PARM)にラッチする。
(DTC)はS3に遷移し、データバス(IDB)上の
転送情報パラメータを、転送情報パラメータレジスタ
(PARM)にラッチする。
【0205】T6で、データトランスファコントローラ
(DTC)はS4に遷移し、バスコマンド信号(BCM
D(3:0))とアドレスバス(IAB)にアドレスバ
ス信号(IAB(31:0))を出力する。
(DTC)はS4に遷移し、バスコマンド信号(BCM
D(3:0))とアドレスバス(IAB)にアドレスバ
ス信号(IAB(31:0))を出力する。
【0206】アドレスバス信号(IAB(31:0))
の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PARM)の
27〜16番目ビットを下位12ビットとし、上位ビッ
トを拡張レジスタ(ESMAXR0〜2)または上位ビ
ットを全て”1”として生成する。
の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PARM)の
27〜16番目ビットを下位12ビットとし、上位ビッ
トを拡張レジスタ(ESMAXR0〜2)または上位ビ
ットを全て”1”として生成する。
【0207】バスコマンドの信号(BCMD(3:
0))の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PAR
M)の15番目のビットにしたがって、バイトリードま
たはワードリードである。
0))の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PAR
M)の15番目のビットにしたがって、バイトリードま
たはワードリードである。
【0208】T7で、データトランスファコントローラ
(DTC)はS5に遷移し、リードしたデータをラッチ
回路(LATCH)にラッチする。
(DTC)はS5に遷移し、リードしたデータをラッチ
回路(LATCH)にラッチする。
【0209】また、バスコマンド信号(BCMD(3:
0))とアドレスバス(IAB)にアドレスバス信号
(IAB(31:0))を出力する。
0))とアドレスバス(IAB)にアドレスバス信号
(IAB(31:0))を出力する。
【0210】アドレスバス信号(IAB(31:0))
の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PARM)の
11〜0番目のビットを下位12ビットとし、上位ビッ
トを拡張レジスタ(ESMAXR0〜2)または上位ビ
ットを全て”1”として生成する。
の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PARM)の
11〜0番目のビットを下位12ビットとし、上位ビッ
トを拡張レジスタ(ESMAXR0〜2)または上位ビ
ットを全て”1”として生成する。
【0211】また、バスコマンド信号(BCMD(3:
0))の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PAR
M)の15番目のビットにしたがって、バイトリードま
たはワードリードである。
0))の内容は、転送情報パラメータレジスタ(PAR
M)の15番目のビットにしたがって、バイトリードま
たはワードリードである。
【0212】T8では、データトランスファコントロー
ラ(DTC)はS6に遷移する。
ラ(DTC)はS6に遷移する。
【0213】前記転送先アドレスが、入出力回路の内部
I/Oレジスタに相当するために、バスレディ信号(B
USRDY)が非活性状態になって、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)は待機状態になり、バス権要
求信号(ESMREQN)を非活性状態にする。
I/Oレジスタに相当するために、バスレディ信号(B
USRDY)が非活性状態になって、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)は待機状態になり、バス権要
求信号(ESMREQN)を非活性状態にする。
【0214】また、ラッチ回路(LATCH)の内容を
データバス(IDB)に出力する。
データバス(IDB)に出力する。
【0215】アドレスバス(IAB)およびデータバス
(IDB)の内容が、バスコントローラ(BSC)を介
して、アドレスバス(PAB)およびデータバス(PD
B)に出力される。
(IDB)の内容が、バスコントローラ(BSC)を介
して、アドレスバス(PAB)およびデータバス(PD
B)に出力される。
【0216】また、バスコマンド信号(BCMD(3:
0))とアドレスバス(IAB)にアドレスバス信号
(IAB(31:0))を出力する。
0))とアドレスバス(IAB)にアドレスバス信号
(IAB(31:0))を出力する。
【0217】バスコマンド信号(BCMD(3:0))
の内容は、ロングワードライトである。
の内容は、ロングワードライトである。
【0218】アドレスバス信号(IAB(31:0))
の内容は、T4と同様に、ベクタ番号(VEC(5:
0)N)と転送情報パラメータレジスタ(ESMPB
R)の内容を組み合わせて生成する。
の内容は、T4と同様に、ベクタ番号(VEC(5:
0)N)と転送情報パラメータレジスタ(ESMPB
R)の内容を組み合わせて生成する。
【0219】T9でも、バスレディ信号(BUSRD
Y)が、非活性状態になって、データトランスファコン
トローラ(DTC)は待機状態になる。
Y)が、非活性状態になって、データトランスファコン
トローラ(DTC)は待機状態になる。
【0220】T10では、バスレディ信号(BUSRD
Y)が、非活性状態になり、バスアクノリッジ信号(E
SMACKN)非活性状態になって、次のバスサイクル
で、データトランスファコントローラ(DTC)のバス
サイクルは終了する。
Y)が、非活性状態になり、バスアクノリッジ信号(E
SMACKN)非活性状態になって、次のバスサイクル
で、データトランスファコントローラ(DTC)のバス
サイクルは終了する。
【0221】転送情報パラメータレジスタ(PARM)
の内容を、データバス(IDB)に出力する。
の内容を、データバス(IDB)に出力する。
【0222】T11で、データトランスファコントロー
ラ(DTC)はS7に遷移し、データバス(IDB)上
の転送情報パラメータをランダムアクセスメモリ(RA
M)に書き込む。
ラ(DTC)はS7に遷移し、データバス(IDB)上
の転送情報パラメータをランダムアクセスメモリ(RA
M)に書き込む。
【0223】内部フラグ(OVF)にしたがって、起動
要因クリア信号(IRQCLR)または割込要求信号
(ESMEND)信号が活性状態になる。
要因クリア信号(IRQCLR)または割込要求信号
(ESMEND)信号が活性状態になる。
【0224】T12で、起動要求信号(ESMGON)
が非活性状態になり、S0に遷移し、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)の動作を終了する。
が非活性状態になり、S0に遷移し、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)の動作を終了する。
【0225】内部バス(IAB,IDB,PAB,PD
B)は、使用しない場合、前の状態を保持するようにす
ると、半導体集積回路をCMOS回路で構成する場合、
充放電電流の発生を抑止して、低消費電力化に寄与する
ことができる。
B)は、使用しない場合、前の状態を保持するようにす
ると、半導体集積回路をCMOS回路で構成する場合、
充放電電流の発生を抑止して、低消費電力化に寄与する
ことができる。
【0226】図12は、本実施例における転送情報パラ
メータのビット構成の他の例を示す図である。
メータのビット構成の他の例を示す図である。
【0227】専用レジスタであるパラメータベースレジ
スタ(ESMPBR)およびアドレス拡張レジスタ(E
SMAXR0,1,2)は削除されている。
スタ(ESMPBR)およびアドレス拡張レジスタ(E
SMAXR0,1,2)は削除されている。
【0228】データトランスファコントローラ(DT
C)の転送情報パラメータは、前記と同様に32ビット
構成とされる。
C)の転送情報パラメータは、前記と同様に32ビット
構成とされる。
【0229】アドレスパラメータは、転送元・転送先ア
ドレスの区別でなく、20ビットのメモリアドレス・9
ビットの入出力回路のI/Oアドレスとされる。
ドレスの区別でなく、20ビットのメモリアドレス・9
ビットの入出力回路のI/Oアドレスとされる。
【0230】専用レジスタは削除され、転送情報パラメ
ータはベクタで固定的に指定される。
ータはベクタで固定的に指定される。
【0231】また、メモリアドレス・入出力回路のI/
Oアドレスの上位ビットは全ビット”1”とされる。
Oアドレスの上位ビットは全ビット”1”とされる。
【0232】制御ビットは3ビットであり、31番目の
ビットはメモリアドレス・入出力回路のI/Oアドレス
のいずれを転送元・転送先とするかを指定する。
ビットはメモリアドレス・入出力回路のI/Oアドレス
のいずれを転送元・転送先とするかを指定する。
【0233】また、30番目のビットは、メモリアドレ
スのインクリメントを指定し、”0”のときメモリアド
レスはデクリメント、”1”のときメモリアドレスはデ
ータ転送後インクリメントされる。
スのインクリメントを指定し、”0”のときメモリアド
レスはデクリメント、”1”のときメモリアドレスはデ
ータ転送後インクリメントされる。
【0234】終了判定は、インクリメント指定時7ビッ
トのキャリ、デクリメント指定時ビット7のボローとさ
れる。
トのキャリ、デクリメント指定時ビット7のボローとさ
れる。
【0235】また、29番目のビットは、転送データの
サイズを指定し、”0”のときバイトサイズ、”1”の
ときワードサイズとされる。
サイズを指定し、”0”のときバイトサイズ、”1”の
ときワードサイズとされる。
【0236】入出力回路のI/Oアドレスは、固定とさ
れているが、割込要因によるデータ転送として、実用
上、大きな問題はない。
れているが、割込要因によるデータ転送として、実用
上、大きな問題はない。
【0237】例えば、シリアルコミュニケーションイン
タフェース(SCI)の受信完了割込にあっては、転送
先は常に受信データレジスタに固定であり、また、タイ
マ(TM)のコンペアマッチによってパルス出力を行う
場合は、転送先はパルス出力回路(POC)の出力デー
タレジスタに固定である。
タフェース(SCI)の受信完了割込にあっては、転送
先は常に受信データレジスタに固定であり、また、タイ
マ(TM)のコンペアマッチによってパルス出力を行う
場合は、転送先はパルス出力回路(POC)の出力デー
タレジスタに固定である。
【0238】転送情報パラメータは32ビット長として
あるので、ランダムアクセスメモリ(RAM)上に配置
できるので問題はない。
あるので、ランダムアクセスメモリ(RAM)上に配置
できるので問題はない。
【0239】メモリアドレスは1Mバイトのアドレス、
入出力回路のI/Oアドレスは512バイトのアドレス
を指定できる。
入出力回路のI/Oアドレスは512バイトのアドレス
を指定できる。
【0240】入出力回路のI/Oアドレスの512バイ
トによって、内蔵周辺機能ブロック(あるいはモジュー
ル)の内部I/Oレジスタのほとんどを指定でき、か
つ、外部アドレスの一部を指定可能である。
トによって、内蔵周辺機能ブロック(あるいはモジュー
ル)の内部I/Oレジスタのほとんどを指定でき、か
つ、外部アドレスの一部を指定可能である。
【0241】例えば、前記文献Iにあっては、内部I/
Oレジスタは、256バイト以下である。(前記文献I
P.629〜636参照。) また、内部I/Oレジスタの内で、データ転送の対象と
なり難い、内蔵周辺機能ブロック(あるいはモジュー
ル)の制御レジスタ、あるいは、データレジスタなどを
入出力回路のI/Oアドレスの範囲外にすることも可能
である。
Oレジスタは、256バイト以下である。(前記文献I
P.629〜636参照。) また、内部I/Oレジスタの内で、データ転送の対象と
なり難い、内蔵周辺機能ブロック(あるいはモジュー
ル)の制御レジスタ、あるいは、データレジスタなどを
入出力回路のI/Oアドレスの範囲外にすることも可能
である。
【0242】メモリアドレスの1Mバイトによって、割
込によるデータ転送の対象となるデータ領域としては、
充分である。
込によるデータ転送の対象となるデータ領域としては、
充分である。
【0243】例えば、前記文献Iにあっては、割込要因
は43要因存在し、これらを全て均等に使用しても20
Kバイト以上のアドレスを使用することが可能である。
(前記文献I P.91〜119参照。) 本実施例では、1回の設定で転送可能な回数は256バ
イトである。
は43要因存在し、これらを全て均等に使用しても20
Kバイト以上のアドレスを使用することが可能である。
(前記文献I P.91〜119参照。) 本実施例では、1回の設定で転送可能な回数は256バ
イトである。
【0244】また、オーバフロー割込などのように、デ
ータ転送を必要としない割込要因もあるので、問題はな
い。
ータ転送を必要としない割込要因もあるので、問題はな
い。
【0245】前記のように、小規模なデータ転送を行う
場合には、充分なアドレスを指定できる。
場合には、充分なアドレスを指定できる。
【0246】少なくとも、所謂シングルチップモードを
用い、内蔵機能ブロック(リードオンリメモリ(RO
M)、ランダムアクセスメモリ(RAM)および内蔵周
辺モジュール)のみを用いる場合には充分である。
用い、内蔵機能ブロック(リードオンリメモリ(RO
M)、ランダムアクセスメモリ(RAM)および内蔵周
辺モジュール)のみを用いる場合には充分である。
【0247】また、専用レジスタを削除したので、論理
的・物理的規模をさらに縮小できる。
的・物理的規模をさらに縮小できる。
【0248】転送情報パラメータがランダムアクセスメ
モリ(RAM)に配置されるように、例えば、パラメー
タベースレジスタ(ESMPBR)は、H’FFFC0
0とされ、転送情報パラメータはアドレスH’FFFC
00以降に配置する。
モリ(RAM)に配置されるように、例えば、パラメー
タベースレジスタ(ESMPBR)は、H’FFFC0
0とされ、転送情報パラメータはアドレスH’FFFC
00以降に配置する。
【0249】メモリアドレスの上位は、19番目のビッ
トと同じ値(符号拡張)としてもよい。
トと同じ値(符号拡張)としてもよい。
【0250】メモリアドレスは、下位側に配置するのが
望ましい。
望ましい。
【0251】例えば、パルス出力回路(POC)から繰
り返しデータを出力して、これによって、ステッピング
モータを駆動するような場合において、動作途中で停止
し、逆回転を行うような場合、転送情報パラメータをリ
ードし、メモリアドレスを判定して、メモリアドレスを
再設定し、30番目のビットを再設定し、データトラン
スファコントローラ(DTC)を許可すればよい。
り返しデータを出力して、これによって、ステッピング
モータを駆動するような場合において、動作途中で停止
し、逆回転を行うような場合、転送情報パラメータをリ
ードし、メモリアドレスを判定して、メモリアドレスを
再設定し、30番目のビットを再設定し、データトラン
スファコントローラ(DTC)を許可すればよい。
【0252】この場合、判定・再設定対象になるメモリ
アドレスが下位側に配置されていれば、中央処理装置
(CPU)での処理が単純にできる。
アドレスが下位側に配置されていれば、中央処理装置
(CPU)での処理が単純にできる。
【0253】転送情報パラメータをリードして、下位8
ビットのみ処理すればよいためである。
ビットのみ処理すればよいためである。
【0254】これは、一般的な中央処理装置(CPU)
のデータ構成に一致している。
のデータ構成に一致している。
【0255】または、バイトの境界などに合うように配
置するとよい。
置するとよい。
【0256】一方、入出力回路のI/Oアドレスは固定
値であり、再設定の必要がないため、バイトの境界など
に合うように配置しなくてもよい。
値であり、再設定の必要がないため、バイトの境界など
に合うように配置しなくてもよい。
【0257】図12は、本実施例におけるアドレスマッ
プを示す図である。
プを示す図である。
【0258】中央処理装置(CPU)の割込ベクタ領域
は内蔵されたリードオンリメモリ(ROM)に、データ
トランスファコントローラ(DTC)の転送情報パラメ
ータはランダムアクセスメモリ(RAM)に配置する。
は内蔵されたリードオンリメモリ(ROM)に、データ
トランスファコントローラ(DTC)の転送情報パラメ
ータはランダムアクセスメモリ(RAM)に配置する。
【0259】中央処理装置(CPU)のアドレス空間
は、16Mバイトである。
は、16Mバイトである。
【0260】この内、H’000000番地付近に、リ
ードオンリメモリ(ROM)、H’FFFFFF番地付
近に、内部I/Oレジスタ、ランダムアクセスメモリ
(RAM)が配置されている。
ードオンリメモリ(ROM)、H’FFFFFF番地付
近に、内部I/Oレジスタ、ランダムアクセスメモリ
(RAM)が配置されている。
【0261】なお、内部I/Oレジスタが256バイト
未満であれば外部メモリとするとよい。
未満であれば外部メモリとするとよい。
【0262】I/Oアドレスは、H’FFFE00〜
H’FFFFFFの512バイトされ、内部レジスタI
/Oの全部とランダムアクセスメモリ(RAM)の一部
を指定できる。
H’FFFFFFの512バイトされ、内部レジスタI
/Oの全部とランダムアクセスメモリ(RAM)の一部
を指定できる。
【0263】メモリアドレスは、H’F00000〜
H’FFFFFFの1Mバイトとされ、内部I/Oレジ
スタとランダムアクセスメモリ(RAM)の全部と外部
メモリが指定できる。
H’FFFFFFの1Mバイトとされ、内部I/Oレジ
スタとランダムアクセスメモリ(RAM)の全部と外部
メモリが指定できる。
【0264】図13は、本実施例における転送情報パラ
メータの他の例を示す図である。
メータの他の例を示す図である。
【0265】図11の転送情報パラメータに対して、メ
モリアドレスを19ビットとし、ビット28で、中央処
理装置CPUの割込制御を行うようにしている。
モリアドレスを19ビットとし、ビット28で、中央処
理装置CPUの割込制御を行うようにしている。
【0266】28番目のビットが”0”のときに、前記
同様に、内部フラグ(OVF)が”0”のとき、起動要
因クリア信号(IRQCLR)を活性状態にし、内部フ
ラグ(OVF)が”1”のとき、割込要求信号(ESM
END)信号を活性状態にする。
同様に、内部フラグ(OVF)が”0”のとき、起動要
因クリア信号(IRQCLR)を活性状態にし、内部フ
ラグ(OVF)が”1”のとき、割込要求信号(ESM
END)信号を活性状態にする。
【0267】また、28番目のビットが”1”のとき
に、内部フラグ(OVF)に拘らず、割込要求信号(E
SMEND)信号を活性状態にし、起動要因クリア信号
(IRQCLR)を非活性状態にする。
に、内部フラグ(OVF)に拘らず、割込要求信号(E
SMEND)信号を活性状態にし、起動要因クリア信号
(IRQCLR)を非活性状態にする。
【0268】このため、データトランスファコントロー
ラ(DTC)の1回のデータ転送終了時点で、当該割込
のDTC許可レジスタ(DTER)のビットが”0”に
クリアされて、データトランスファコントローラ(DT
C)の起動は禁止され、中央処理装置(CPU)の割込
が許可される。
ラ(DTC)の1回のデータ転送終了時点で、当該割込
のDTC許可レジスタ(DTER)のビットが”0”に
クリアされて、データトランスファコントローラ(DT
C)の起動は禁止され、中央処理装置(CPU)の割込
が許可される。
【0269】起動要因クリア信号(IRQCLR)が非
活性状態なので、要因フラグは保持されるため、中央処
理装置(CPU)に割込が要求される。
活性状態なので、要因フラグは保持されるため、中央処
理装置(CPU)に割込が要求される。
【0270】そして、中央処理装置(CPU)が、割込
処理ルーチンで任意の処理を行うことが可能である。
処理ルーチンで任意の処理を行うことが可能である。
【0271】単純なデータ転送はデータトランスファコ
ントローラ(DTC)が行って、中央処理装置(CP
U)の負荷を軽減できる。
ントローラ(DTC)が行って、中央処理装置(CP
U)の負荷を軽減できる。
【0272】また、起動要因が発生してから、データ転
送までの時間を短縮できる。
送までの時間を短縮できる。
【0273】また、中央処理装置(CPU)の割込処理
によって、単純なデータ転送の他の種々の処理に柔軟に
対処できる。
によって、単純なデータ転送の他の種々の処理に柔軟に
対処できる。
【0274】引続き、データトランスファコントローラ
(DTC)の動作を許可する場合には、割込処理ルーチ
ンで、中央処理装置(CPU)がDTC許可レジスタ
(DTER)のビットを”1”にセットすればよい。
(DTC)の動作を許可する場合には、割込処理ルーチ
ンで、中央処理装置(CPU)がDTC許可レジスタ
(DTER)のビットを”1”にセットすればよい。
【0275】以上の実施例によれば、以下の作用効果を
得るものである。
得るものである。
【0276】(1)データトランスファコントローラ
(DTC)の、転送情報パラメータをランダムアクセス
メモリ(RAM)上に配置し、データトランスファコン
トローラ(DTC)起動時にランダムアクセスメモリ
(RAM)からデータトランスファコントローラ(DT
C)に格納して、データ転送を行い、データ転送終了後
に転送情報パラメータをランダムアクセスメモリ(RA
M)上に退避することにより、データトランスファコン
トローラ(DTC)の物理的・論理的規模の増加を防ぐ
ことができ、また、多数の起動要求または転送要求に対
応できる。
(DTC)の、転送情報パラメータをランダムアクセス
メモリ(RAM)上に配置し、データトランスファコン
トローラ(DTC)起動時にランダムアクセスメモリ
(RAM)からデータトランスファコントローラ(DT
C)に格納して、データ転送を行い、データ転送終了後
に転送情報パラメータをランダムアクセスメモリ(RA
M)上に退避することにより、データトランスファコン
トローラ(DTC)の物理的・論理的規模の増加を防ぐ
ことができ、また、多数の起動要求または転送要求に対
応できる。
【0277】かつ、転送情報パラメータをランダムアク
セスメモリ(RAM)の1記憶単位(32ビット)とす
ることにより、データトランスファコントローラ(DT
C)が内部バスを使用する頻度を少なくし、中央処理装
置(CPU)をストールする頻度を少なくするようにし
たので、シングルチップマイクロコンピュータ(または
半導体集積回路)の処理速度を向上させることが可能と
なる。
セスメモリ(RAM)の1記憶単位(32ビット)とす
ることにより、データトランスファコントローラ(DT
C)が内部バスを使用する頻度を少なくし、中央処理装
置(CPU)をストールする頻度を少なくするようにし
たので、シングルチップマイクロコンピュータ(または
半導体集積回路)の処理速度を向上させることが可能と
なる。
【0278】また、転送情報パラメータを直接リードす
ることにより、より高速化を図ることが可能となる。
ることにより、より高速化を図ることが可能となる。
【0279】(2)転送情報パラメータを32ビットと
して、使用するランダムアクセスメモリ(RAM)の容
量を小さくすることができ、比較的小さいシステムで構
成されるシングルチップマイクロコンピュータ(または
半導体集積回路)であっても、対応することが可能とな
る。
して、使用するランダムアクセスメモリ(RAM)の容
量を小さくすることができ、比較的小さいシステムで構
成されるシングルチップマイクロコンピュータ(または
半導体集積回路)であっても、対応することが可能とな
る。
【0280】(3)データトランスファコントローラ
(DTC)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)とを
32ビットバスで接続し、転送情報パラメータを32ビ
ット単位でリード/ライト可能にしたことにより、デー
タトランスファコントローラ(DTC)の動作を高速化
し、シングルチップマイクロコンピュータおよびシング
ルチップマイクロコンピュータを用いたシステムの高速
化を実現することが可能となる。
(DTC)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)とを
32ビットバスで接続し、転送情報パラメータを32ビ
ット単位でリード/ライト可能にしたことにより、デー
タトランスファコントローラ(DTC)の動作を高速化
し、シングルチップマイクロコンピュータおよびシング
ルチップマイクロコンピュータを用いたシステムの高速
化を実現することが可能となる。
【0281】(4)データトランスファコントローラ
(DTC)−ランダムアクセスメモリ(RAM)間を、
中央処理装置(CPU)−ランダムアクセスメモリ(R
AM)間より大きなビット数のバスで結合することによ
って、配線領域の増加を最小限にすることが可能とな
る。
(DTC)−ランダムアクセスメモリ(RAM)間を、
中央処理装置(CPU)−ランダムアクセスメモリ(R
AM)間より大きなビット数のバスで結合することによ
って、配線領域の増加を最小限にすることが可能とな
る。
【0282】この場合に、データトランスファコントロ
ーラ(DTC)とランダムアクセスメモリ(RAM)と
を物理的に近く配置すると、さらに配線領域を削減する
ことが可能となる。
ーラ(DTC)とランダムアクセスメモリ(RAM)と
を物理的に近く配置すると、さらに配線領域を削減する
ことが可能となる。
【0283】また、データバス(IDB)に接続される
機能ブロック(あるいはモジュール)のうち、データト
ランスファコントローラDTCとランダムアクセスメモ
リRAMが両端にならないようにすると、配線領域を削
減することができ、半導体集積回路の物理的規模を削減
でき、ひいては、製造費用を削減することが可能とな
る。
機能ブロック(あるいはモジュール)のうち、データト
ランスファコントローラDTCとランダムアクセスメモ
リRAMが両端にならないようにすると、配線領域を削
減することができ、半導体集積回路の物理的規模を削減
でき、ひいては、製造費用を削減することが可能とな
る。
【0284】(5)起動要因毎に異なる、ランダムアク
セスメモリ(RAM)上に格納された転送情報パラメー
タのアドレス情報と、データトランスファコントローラ
(DTC)の転送拡張アドレスレジスタ(ESMAXR
0,ESMAXR1,ESMAXR2)に格納されたア
ドレス情報とを組み合わせて使用することにより、利用
可能なアドレス範囲を広げることが可能となる。
セスメモリ(RAM)上に格納された転送情報パラメー
タのアドレス情報と、データトランスファコントローラ
(DTC)の転送拡張アドレスレジスタ(ESMAXR
0,ESMAXR1,ESMAXR2)に格納されたア
ドレス情報とを組み合わせて使用することにより、利用
可能なアドレス範囲を広げることが可能となる。
【0285】(6)指定するアドレスのビット数を非対
称にし、ビット数の多いメモリアドレスとビット数の少
ないI/Oアドレスとのいずれを転送元とし、他方を転
送先とするかを選択するビットを設けることにより、利
用可能なアドレス範囲を広げることが可能となる。
称にし、ビット数の多いメモリアドレスとビット数の少
ないI/Oアドレスとのいずれを転送元とし、他方を転
送先とするかを選択するビットを設けることにより、利
用可能なアドレス範囲を広げることが可能となる。
【0286】(7)(6)において、データトランスフ
ァコントローラ(DTC)の転送拡張アドレスレジスタ
(ESMAXR0,1,2)を削除し、動作を制御する
ビットを少なくして、アドレスのビット数を多くして、
指定可能なアドレス範囲を広げることが可能となり、デ
ータトランスファコントローラ(DTC)の論理的・物
理的規模を小さくすることが可能となる。
ァコントローラ(DTC)の転送拡張アドレスレジスタ
(ESMAXR0,1,2)を削除し、動作を制御する
ビットを少なくして、アドレスのビット数を多くして、
指定可能なアドレス範囲を広げることが可能となり、デ
ータトランスファコントローラ(DTC)の論理的・物
理的規模を小さくすることが可能となる。
【0287】(8)メモリアドレスを下位側に配置した
り、バイト単位の境界に合うように設定することによ
り、動作途中のアドレスの判定や再設定を容易に行うこ
とが可能となる。
り、バイト単位の境界に合うように設定することによ
り、動作途中のアドレスの判定や再設定を容易に行うこ
とが可能となる。
【0288】(9)データトランスファコントローラ
(DTC)のデータ転送終了後に、中央処理装置(CP
U)の割込を要求するか、しないかを設定するビットを
設け、データトランスファコントローラ(DTC)のデ
ータ転送終了後に、中央処理装置(CPU)が割込ルー
チンを実行することにより、中央処理装置(CPU)の
負荷を軽減することができ、起動要因の発生からデータ
転送までの時間を短縮しつつ、データ転送以外の種々の
処理に柔軟に対応することが可能となる。
(DTC)のデータ転送終了後に、中央処理装置(CP
U)の割込を要求するか、しないかを設定するビットを
設け、データトランスファコントローラ(DTC)のデ
ータ転送終了後に、中央処理装置(CPU)が割込ルー
チンを実行することにより、中央処理装置(CPU)の
負荷を軽減することができ、起動要因の発生からデータ
転送までの時間を短縮しつつ、データ転送以外の種々の
処理に柔軟に対応することが可能となる。
【0289】(10)割込コントローラ(ICP)が、
中央処理装置(CPU)への割込要求の制御とデータト
ランスファコントローラ(DTC)への起動要求への制
御を独立・並行して処理することにより、データトラン
スファコントローラ(DTC)のデータ転送と、中央処
理装置(CPU)のそのほかの割込処理ルーチンの実行
とを、一方または両方がバスを使用しない状態で並行し
て行わせることができ、処理性能を向上させることが可
能となる。
中央処理装置(CPU)への割込要求の制御とデータト
ランスファコントローラ(DTC)への起動要求への制
御を独立・並行して処理することにより、データトラン
スファコントローラ(DTC)のデータ転送と、中央処
理装置(CPU)のそのほかの割込処理ルーチンの実行
とを、一方または両方がバスを使用しない状態で並行し
て行わせることができ、処理性能を向上させることが可
能となる。
【0290】なお、アドレス空間は16Mバイトに限定
されず、中央処理装置(CPU)が大きな外部メモリを
使用しない場合には、アドレス空間を1Mバイトとした
り、64Kバイトとしたりすることも可能である。
されず、中央処理装置(CPU)が大きな外部メモリを
使用しない場合には、アドレス空間を1Mバイトとした
り、64Kバイトとしたりすることも可能である。
【0291】この場合に、全アドレス空間に対する本発
明で指定可能なアドレス範囲が大きくなり、好適であ
る。
明で指定可能なアドレス範囲が大きくなり、好適であ
る。
【0292】即ち、シングルチップマイクロコンピュー
タのような比較的小規模なデータ処理装置に好適であ
る。
タのような比較的小規模なデータ処理装置に好適であ
る。
【0293】また、専用レジスタ(パラメータベースレ
ジスタ(ESMPBR)、アドレス拡張レジスタ(ES
MAXR0,1,2))の使用されない上位ビットは削
除することが可能であり、削除することにより、物理的
な規模を縮小することが可能である。
ジスタ(ESMPBR)、アドレス拡張レジスタ(ES
MAXR0,1,2))の使用されない上位ビットは削
除することが可能であり、削除することにより、物理的
な規模を縮小することが可能である。
【0294】また、専用レジスタ(パラメータベースレ
ジスタ(ESMPBR)、アドレス拡張レジスタ(ES
MAXR0,1,2))の本数も任意とすることができ
る。
ジスタ(ESMPBR)、アドレス拡張レジスタ(ES
MAXR0,1,2))の本数も任意とすることができ
る。
【0295】パラメータベースレジスタ(ESMPB
R)と、アドレス拡張レジスタ(ESMAXR0,1,
2)のいずれか一方のみを内蔵するもであってもよい。
R)と、アドレス拡張レジスタ(ESMAXR0,1,
2)のいずれか一方のみを内蔵するもであってもよい。
【0296】データトランスファコントローラ(DT
C)とランダムアクセスメモリ(RAM)間のデータバ
ス幅、あるいは、ランダムアクセスメモリ(RAM)の
記録単位は32ビットに限定されず、これらを、例え
ば、64ビットなどとし、これを1ステートでリード/
ライト可能にすれば、本発明の効果を享受しつつ、利用
可能なアドレス範囲を広げたり、より高機能な転送モー
ドを行ったりすることが可能である。
C)とランダムアクセスメモリ(RAM)間のデータバ
ス幅、あるいは、ランダムアクセスメモリ(RAM)の
記録単位は32ビットに限定されず、これらを、例え
ば、64ビットなどとし、これを1ステートでリード/
ライト可能にすれば、本発明の効果を享受しつつ、利用
可能なアドレス範囲を広げたり、より高機能な転送モー
ドを行ったりすることが可能である。
【0297】また、中央処理装置(CPU)、データト
ランスファコントローラ(DTC)、リードオンリメモ
リ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)を全
て32ビットのデータバス(IDB)で接続するように
してもよい。
ランスファコントローラ(DTC)、リードオンリメモ
リ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)を全
て32ビットのデータバス(IDB)で接続するように
してもよい。
【0298】また、データ転送のサイズはバイト/ワー
ドに限定されず、ランダムアクセスメモリ(RAM)の
記憶単位がロングワードであるのに対応して、ワード/
ロングワードのデータ転送を可能にすることも可能であ
る。
ドに限定されず、ランダムアクセスメモリ(RAM)の
記憶単位がロングワードであるのに対応して、ワード/
ロングワードのデータ転送を可能にすることも可能であ
る。
【0299】また、その他の制御ビットについても種々
の変更が可能であり、例えば、アドレス拡張レジスタ
(ESMAXR0,1,2)に、アドレスのインクリメ
ント/固定などの指定ビットを含めてもよい。
の変更が可能であり、例えば、アドレス拡張レジスタ
(ESMAXR0,1,2)に、アドレスのインクリメ
ント/固定などの指定ビットを含めてもよい。
【0300】また、オーバフローの検出も8ビットに限
定されず、そのほかのビット数とすることも可能であ
り、さらに、転送情報パラメータ、あるいは、専用レジ
スタで指定することも可能である。
定されず、そのほかのビット数とすることも可能であ
り、さらに、転送情報パラメータ、あるいは、専用レジ
スタで指定することも可能である。
【0301】また、データトランスファコントローラ
(DTC)、割込コントローラ(ICP)の具体的な回
路構成についても限定されず、種々変更可能であり、デ
ータトランスファコントローラ(DTC)を、中央処理
装置(CPU)などのハードウェアの一部を共用するこ
とも可能である。
(DTC)、割込コントローラ(ICP)の具体的な回
路構成についても限定されず、種々変更可能であり、デ
ータトランスファコントローラ(DTC)を、中央処理
装置(CPU)などのハードウェアの一部を共用するこ
とも可能である。
【0302】但し、この場合に、互いの動作が、相互に
制約されないようにする必要がある。
制約されないようにする必要がある。
【0303】また、以上説明では、主として本発明者に
よってなされた発明を、その背景となった利用分野であ
るシングルチップマイクロコンピュータに適用した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
その他の半導体集積回路装置、例えば、デジタルシグナ
ルプロッセサ(DSP)を中心にした半導体集積回路に
も適用可能であり、本発明は少なくともデータ処理装置
と、データ転送装置と、ランダムアクセスメモリRAM
を内蔵した半導体集積回路装置乃至情報処理装置に適用
可能である。
よってなされた発明を、その背景となった利用分野であ
るシングルチップマイクロコンピュータに適用した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
その他の半導体集積回路装置、例えば、デジタルシグナ
ルプロッセサ(DSP)を中心にした半導体集積回路に
も適用可能であり、本発明は少なくともデータ処理装置
と、データ転送装置と、ランダムアクセスメモリRAM
を内蔵した半導体集積回路装置乃至情報処理装置に適用
可能である。
【0304】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
【0305】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0306】(1)データ転送装置がデータ転送を行う
際の、データ転送情報を第1の記憶手段(RAM)上に
配置し、データ転送装置が第1の記憶手段からデータ転
送情報を1回でリード/ライトすることを可能としたの
で、データ転送装置がデータ転送情報をリード/ライト
する時間を短縮でき、また、データ転送装置の物理的・
論理的規模の増加を防ぐことができ、これにより、情報
処理装置の製造費用を削減、あるいは、適正な規模また
は製造費用で、転送チャネル数を増加させることが可能
となり、多数の起動要求または転送要求に対応できる。
際の、データ転送情報を第1の記憶手段(RAM)上に
配置し、データ転送装置が第1の記憶手段からデータ転
送情報を1回でリード/ライトすることを可能としたの
で、データ転送装置がデータ転送情報をリード/ライト
する時間を短縮でき、また、データ転送装置の物理的・
論理的規模の増加を防ぐことができ、これにより、情報
処理装置の製造費用を削減、あるいは、適正な規模また
は製造費用で、転送チャネル数を増加させることが可能
となり、多数の起動要求または転送要求に対応できる。
【0307】(2)データ転送情報を第1の記憶手段の
1記憶単位とするようにしたので、データ転送装置が内
部バスを使用する頻度を少なくし、中央処理装置をスト
ールする頻度を少なくすることが可能となり、情報処理
の処理速度を向上することが可能となる。
1記憶単位とするようにしたので、データ転送装置が内
部バスを使用する頻度を少なくし、中央処理装置をスト
ールする頻度を少なくすることが可能となり、情報処理
の処理速度を向上することが可能となる。
【0308】(3)データ転送装置と第1の記憶手段と
の間を、中央処理装置と第1の記憶手段との間より大き
なビット数のバスで結合するようにしたので、配線領域
の増加を最小限にすることが可能となる。
の間を、中央処理装置と第1の記憶手段との間より大き
なビット数のバスで結合するようにしたので、配線領域
の増加を最小限にすることが可能となる。
【0309】(4)データ転送情報のアドレス情報と、
データ転送装置のレジスタ手段に格納されたアドレス情
報とを組み合わせて使用することにより、利用可能なア
ドレス範囲を広げることが可能となる。
データ転送装置のレジスタ手段に格納されたアドレス情
報とを組み合わせて使用することにより、利用可能なア
ドレス範囲を広げることが可能となる。
【0310】(5)データ転送情報のアドレス情報のビ
ット数を非対称にすることにより、利用可能なアドレス
範囲を広げることが可能となる。
ット数を非対称にすることにより、利用可能なアドレス
範囲を広げることが可能となる。
【0311】(6)データ転送情報のアドレス情報のビ
ット数が大きいアドレス情報を、データ転送情報の下位
側に配置することにより、動作途中のアドレスの判定や
再設定が容易になる。
ット数が大きいアドレス情報を、データ転送情報の下位
側に配置することにより、動作途中のアドレスの判定や
再設定が容易になる。
【0312】(7)データ転送情報に、データ転送終了
後に、中央処理装置への割込を要求するか、しないかを
設定するビットを設け、データ転送装置がデータ転送終
了後に、中央処理装置が割込ルーチンを実行するように
したので、中央処理装置の負荷を軽減することができ、
起動要因の発生からデータ転送までの時間を短縮しつ
つ、データ転送以外の種々の処理に柔軟に対応すること
が可能となる。
後に、中央処理装置への割込を要求するか、しないかを
設定するビットを設け、データ転送装置がデータ転送終
了後に、中央処理装置が割込ルーチンを実行するように
したので、中央処理装置の負荷を軽減することができ、
起動要因の発生からデータ転送までの時間を短縮しつ
つ、データ転送以外の種々の処理に柔軟に対応すること
が可能となる。
【0313】(8)本発明によれば、システム構成上の
自由度が向上し、使い勝手を向上させることが可能とな
る。
自由度が向上し、使い勝手を向上させることが可能とな
る。
【0314】(9)中央処理装置と、データ転送装置と
が、同時に動作することにより、情報処理装置の処理速
度を向上させることが可能となる。
が、同時に動作することにより、情報処理装置の処理速
度を向上させることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例であるシングルチップマイク
ロコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
ロコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における、データトランスファコント
ローラ(DTC)のレジスタ構成および転送情報パラメ
ータのビット構成の一例を示す図である。
ローラ(DTC)のレジスタ構成および転送情報パラメ
ータのビット構成の一例を示す図である。
【図3】本実施例における、データトランスファコント
ローラ(DTC)の概略構成を示すブロック図である。
ローラ(DTC)の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すデータトランスファコントローラ
(DTC)の状態遷移を示す図である。
(DTC)の状態遷移を示す図である。
【図5】図3に示すデータトランスファコントローラ
(DTC)の状態別の動作を示す図である。
(DTC)の状態別の動作を示す図である。
【図6】図3に示すデータトランスファコントローラ
(DTC)の状態別の動作を示す図である。
(DTC)の状態別の動作を示す図である。
【図7】本実施例におけるランダムアクセスメモリ(R
AM)の概略構成を示すブロック図である。
AM)の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本実施例におけるDTC許可レジスタの概略構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図9】本実施例における割込コントローラ(ICP)
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図10】本実施例におけるデータトランスファコント
ローラ(DTC)の動作タイミングの一例を示す図であ
る。
ローラ(DTC)の動作タイミングの一例を示す図であ
る。
【図11】本実施例における転送情報パラメータのビッ
ト構成の他の例を示す図である。
ト構成の他の例を示す図である。
【図12】本実施例におけるアドレスマップを示す図で
ある。
ある。
【図13】本実施例における転送情報パラメータのビッ
ト構成の他の例を示す図である。
ト構成の他の例を示す図である。
CPU…中央処理装置、DTC…データトランスファコ
ントローラ、SYSC…システムコントローラ、ROM
…リードオンリメモリ、RAM…ランダムアクセスメモ
リ、TM…タイマ、POC…パルス出力回路、SCI…
シリアルコミュニケーションインタフェース、A/D…
A/D変換器、IOP1〜11…入出力ポート、ICP
…割込コントローラ、BSC…バスコントローラ、CP
G…クロック発振器、IAB,PAB…アドレスバス、
IDB,PDB…データバス、PARM…転送情報パラ
メータレジスタ、ESMPBR…パラメータベースレジ
スタ、ESMAXR0,1,2…アドレス拡張レジス
タ、LATCH…ラッチ回路、DTERA,B,C,D
…DTC許可レジスタ、31…演算器、30…アドレス
バッファ、32…制御回路、60…メモリアレイ、61
…メモリ入出力回路、62…アドレスデコーダ・ラッチ
回路、71…割込要因フラグ、72…割込許可回路、7
3…割込/DTC判定回路、74…優先順位判定回路、
75…ライオリティレジスタ、76…割込マスクビッ
ト、77…マスクレベル判定回路、78…ラッチ回路、
79…デコーダ回路。
ントローラ、SYSC…システムコントローラ、ROM
…リードオンリメモリ、RAM…ランダムアクセスメモ
リ、TM…タイマ、POC…パルス出力回路、SCI…
シリアルコミュニケーションインタフェース、A/D…
A/D変換器、IOP1〜11…入出力ポート、ICP
…割込コントローラ、BSC…バスコントローラ、CP
G…クロック発振器、IAB,PAB…アドレスバス、
IDB,PDB…データバス、PARM…転送情報パラ
メータレジスタ、ESMPBR…パラメータベースレジ
スタ、ESMAXR0,1,2…アドレス拡張レジス
タ、LATCH…ラッチ回路、DTERA,B,C,D
…DTC許可レジスタ、31…演算器、30…アドレス
バッファ、32…制御回路、60…メモリアレイ、61
…メモリ入出力回路、62…アドレスデコーダ・ラッチ
回路、71…割込要因フラグ、72…割込許可回路、7
3…割込/DTC判定回路、74…優先順位判定回路、
75…ライオリティレジスタ、76…割込マスクビッ
ト、77…マスクレベル判定回路、78…ラッチ回路、
79…デコーダ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚元 卓 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内
Claims (12)
- 【請求項1】 少なくとも、中央処理装置と、データ転
送を行うデータ転送装置と、前記データ転送装置がデー
タ転送を行う際のデータ転送情報が記憶される第1の記
憶手段と、前記各装置および手段を接続する内部バスと
を具備する情報処理装置であって、前記第1の記憶手段
に記憶されるデータ転送情報が、少なくともデータ転送
先アドレス情報と、データ転送元アドレス情報とを含
む、前記第1の記録手段の1記憶単位で構成され、か
つ、前記データ転送装置が前記第1の記憶手段から前記
データ転送情報を1回でリードまたはライトする手段を
具備することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された情報処理装置にお
いて、割込信号を出力する入出力回路と、前記入出力回
路からの割込信号が入力され、前記中央処理装置に対す
る割込要求信号と、データ転送装置に対する起動要求信
号とを選択的に出力する割込制御手段とを、さらに具備
することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された情
報処理装置において、前記データ転送情報を構成するデ
ータ転送先アドレス情報、あるいは、データ転送元アド
レス情報の演算結果に基づいて、前記データ転送装置が
行うデータ転送の回数を判定する手段を、さらに具備す
ることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
に記載された情報処理装置において、前記データ転送情
報を構成するデータ転送先アドレス情報、あるいは、デ
ータ転送元アドレス情報が、データ転送装置がデータ転
送を行う際の、データ転送先アドレス、あるいは、デー
タ転送元アドレスの一部であることを特徴とする情報処
理装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
に記載された情報処理装置において、前記データ転送装
置が、少なくとも1個のレジスタ手段を有し、前記デー
タ転送情報を構成するデータ転送先アドレス情報、ある
いは、データ転送元アドレス情報と前記レジスタ手段と
の内容に基づいて、前記データ転送装置がデータ転送を
行う際の、データ転送先アドレス、あるいは、データ転
送元アドレスを生成する手段を、さらに具備することを
特徴とする情報処理装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載された情報処理装置にお
いて、前記レジスタの内容が、データ転送装置がデータ
転送を行う際の、データ転送先アドレス、あるいは、デ
ータ転送元アドレスの上位アドレスであり、また、前記
データ転送情報を構成するデータ転送先アドレス情報、
あるいは、データ転送元アドレス情報が、データ転送装
置がデータ転送を行う際の、データ転送先アドレス、あ
るいは、データ転送元アドレスの下位アドレスであるこ
とを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
に記載された情報処理装置において、前記データ転送情
報を構成するデータ転送先アドレス情報、あるいは、デ
ータ転送元アドレス情報が、異なるビット数で構成され
ることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載された情報処理装置にお
いて、前記データ転送情報が、前記データ転送装置がデ
ータ転送を行う際に、前記ビット数の大きい一方のアド
レス情報をインクリメントするか、否かのビットとを含
むことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載された情
報処理装置において、前記ビット数の大きい一方のアド
レス情報が、前記データ転送情報の下位側に配置されて
いることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
項に記載された情報処理装置において、前記データ転送
情報が、データ装置がデータ転送を終了した後に、中央
処理装置に割込を要求するか否かを指定するビットを含
むことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
1項に記載された情報処理装置において、前記データ転
送装置と前記第1の記憶手段との間のデータバス幅、前
記中央処理装置と前記第1の記憶手段との間のデータバ
ス幅より広いことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
1項に記載された情報処理装置が、1つの半導体基板に
集積されていることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6280186A JPH08137784A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6280186A JPH08137784A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08137784A true JPH08137784A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17621501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6280186A Withdrawn JPH08137784A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08137784A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015090637A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
JP2016042268A (ja) * | 2014-08-18 | 2016-03-31 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | マイクロコンピュータ |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP6280186A patent/JPH08137784A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015090637A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
US10223304B2 (en) | 2013-11-07 | 2019-03-05 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device |
JP2016042268A (ja) * | 2014-08-18 | 2016-03-31 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | マイクロコンピュータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |