JP2002024158A - データ転送装置及びマイクロコンピュータ - Google Patents

データ転送装置及びマイクロコンピュータ

Info

Publication number
JP2002024158A
JP2002024158A JP2000203785A JP2000203785A JP2002024158A JP 2002024158 A JP2002024158 A JP 2002024158A JP 2000203785 A JP2000203785 A JP 2000203785A JP 2000203785 A JP2000203785 A JP 2000203785A JP 2002024158 A JP2002024158 A JP 2002024158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
address
data
input port
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000203785A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Tejima
芳徳 手嶋
Hiroshi Fujii
裕志 藤井
Hideaki Ishihara
秀昭 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000203785A priority Critical patent/JP2002024158A/ja
Priority to US09/897,415 priority patent/US20020019917A1/en
Publication of JP2002024158A publication Critical patent/JP2002024158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/20Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus
    • G06F13/28Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なデータの転送を、より効率的に行うこ
とができるデータ転送装置を提供する。 【解決手段】 DMAコントローラ11の選択出力回路
25は、コントロールレジスタ14の設定に応じて、転
送データサイズに応じた転送アドレスの増減値と、転送
データサイズと独立に設定される転送アドレスの増減値
とを加算器24の入力ポート24bに選択的に出力し、
加算器24は、入力ポート24aに与えられるDSAR
12のアドレス値と入力ポート24bに与えられる増減
値とをデータ転送周期毎に加算して、その結果をソース
アドレスレジスタ12に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUによる設定
に基づいて、転送元デバイスのメモリが保持しているデ
ータを転送先デバイスのメモリに転送するように構成さ
れるデータ転送装置及びそのデータ転送装置を備えて構
成されるマイクロコンピュータに関する。
【従来の技術】マイクロコンピュータは、CPUを中心
として、ROM,RAMなどのメモリやタイマ,シリア
ルインターフェイス等の周辺回路を備えて構成されてい
る。そして、CPUは、ROMに格納されている制御プ
ログラムに従って周辺回路に内蔵されている制御レジス
タやデータレジスタなどにアクセスを行うことで、それ
らの周辺回路の動作を制御するようになっている。
【0002】従って、マイクロコンピュータの処理性能
は、CPUの処理性能と周辺回路の規模に基づいて決ま
る。周辺回路の規模が大きくなる程CPUの制御プログ
ラムサイズも大きくなり、それに伴ってメモリの規模
(容量)も大きくなる結果、CPUの処理負荷が増大す
ることになる。
【0003】このような場合に、CPUの処理負荷を軽
減するためにDMA(Direct MemoryAccess)コントロー
ラが用いられる。CPUは、DMAコントローラに対し
て、データ転送元のアドレス,転送先のアドレス,転送
データサイズ及び転送回数の設定を行う。すると、DM
Aコントローラは、その設定に基づいて転送元のアドレ
スからデータを読み出して、読み出したデータを転送先
のアドレスに書き込む。そして、設定された転送回数が
終了するまで、転送アドレスを順次増加または減少させ
てデータ転送を繰り返すようになっている。
【0004】即ち、DMAコントローラは、転送元から
転送先へのデータ転送をCPUに代わってハードウエア
により行うものであり、CPUとは異なりデータ転送を
制御プログラムに従って行う必要がないことから、転送
を高速に実行することができると共に、その分制御プロ
グラムのサイズを小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のDMAコントロ
ーラにおいては、連続的にデータ転送を行う場合のアド
レスの増減値は、CPUが転送データサイズを設定する
ことで自動的に決定されるようになっている。即ち、転
送データサイズが8ビット(バイト)であれば、アドレ
スの増減値は“±1”,16ビット(ワード)であれば
増減値は“±2”,32ビット(ロングワード)であれ
ば増減値は“±4”となる。
【0006】ここで、例えば、図8に示すように、転送
元デバイス内に存在する制御レジスタが32ビット構成
でアドレスがロングワード境界となっており、転送した
い情報データがその内の下位16ビット側のみ(D0,
D1,D2,…)であるような場合を考える。この時、
転送データサイズを16ビットに設定すると、転送アド
レスの増加値は、DMAコントローラによって自動的に
“+2”に設定されてしまう。
【0007】その結果、DMA転送のタイミングチャー
トは図9に示すようになり、本来転送する必要がない上
位16ビット側のデータD0′,D1′,…も転送せざ
るを得ず、転送に余分な時間がかかり非効率的であると
いう問題があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、必要なデータの転送を、より効率的
に行うことができるデータ転送装置、及びそのデータ転
送装置を備えて構成されるマイクロコンピュータを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータ転
送装置によれば、データの転送を連続的に行う場合のア
ドレスの変化値を転送データのサイズと独立に設定可能
とする。即ち、転送元デバイス側のメモリにおける連続
したアドレス領域中に存在するデータを全て転送する必
要はなく部分的に転送したい場合には、転送アドレスの
変化値を転送データサイズと独立に設定することで、必
要なデータだけを効率的に転送することができるように
なる。尚、「メモリ」とは、レジスタなども含む概念と
して用いている。
【0010】請求項2記載のデータ転送装置によれば、
選択出力手段は、転送設定手段の設定に応じて、転送デ
ータサイズに応じた転送アドレスの変化値と、転送デー
タサイズと独立に設定された転送アドレスの変化値とを
加算器の第2入力ポートに選択的に出力する。すると、
加算器は、第1入力ポートに与えられるアドレス設定手
段のアドレス値と第2入力ポートに与えられる変化値と
をデータ転送周期毎に加算して、その結果を前記アドレ
ス設定手段に出力する。
【0011】即ち、アドレス設定手段に転送元の先頭ア
ドレスまたは転送先の先頭アドレスを初期値として設定
すれば、それ以降は、選択出力手段より出力される変化
値が加算器によって順次転送アドレス値に加算されて行
く。従って、転送設定手段の設定に応じて、従来と同様
に転送データサイズに応じて転送アドレスを変化させた
り、転送データサイズと独立に転送アドレスを変化させ
ることができる。
【0012】請求項3記載のデータ転送装置によれば、
転送元アドレスに関する変化値と、転送先アドレスに関
する変化値とを夫々独立に設定可能とするので、例え
ば、転送元デバイスより部分的に読み出したデータが、
転送先デバイスにおいては連続したアドレスで配置され
るように書き込むことができ、データ転送の形態をより
多様に設定することができる。
【0013】請求項4記載のマイクロコンピュータによ
れば、請求項1乃至3の何れかに記載のデータ転送装置
と、CPUと、転送元デバイス及び転送先デバイスとを
備えて構成されるので、データ転送装置によりデータ転
送の効率を高めることで、総じて、マイクロコンピュー
タの性能を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1乃至図7を参照して説明する。図4は、マイクロコ
ンピュータ(マイコン)の電気的構成を示す機能ブロッ
ク図である。マイコン1は、CPU2を中心として、制
御プログラムが記憶されるROM3,ワークエリアとし
て使用されるRAM4などを備えていると共に、I/O
ポート5,A/D変換器6,EEPROMインターフェ
イス(I/F)7,シリアル通信回路8,UART9,
タイマ10及びDMAコントローラ(DMAC)11な
ど各種の周辺回路を備えて構成されている。
【0015】I/Oポート5は、CPU2が外部装置と
の間でデジタルデータの入出力を行う場合に使用され、
A/D変換器6は、アナログデータをデジタルデータに
変換して読み込む場合に使用される。EEPROMイン
ターフェイス7は、CPU2がマイコン1に外付けされ
るEEPROM(図示せず)との間でデータの書込みや
読み出しを行う場合に使用される。
【0016】シリアル通信回路8,UART(Universal
Asynchronous Reciver Transmitter)9は、CPU2が
外部装置との間で夫々同期式,非同期式シリアル通信を
行う場合に使用される。また、タイマ10は、CPU2
に対して周期的にタイマ割込みを発生させるものであ
る。
【0017】そして、DMAC(データ転送装置)11
は、CPU2による設定に応じて、これらの周辺回路
(但し、タイマ10を除く)が内蔵しているメモリや制
御レジスタとRAM4との間,または、RAM4と周辺
回路との間でデータの転送を行う場合に使用される。
尚、CPU2のデータバスサイズは16ビットであるも
のとする。
【0018】図2は、DMAC11の各レジスタを中心
とする内部構成を示す機能ブロック図である。DMAC
11は、ソースアドレスレジスタ(DSAR,アドレス
設定手段)12,デスティネーションアドレスレジスタ
(DDAR,アドレス設定手段)13,コントロールレ
ジスタ(DTCR,転送設定手段)14,カウントレジ
スタ(DCNT)15,割込み要求レジスタ(DIR
R)16の5つのレジスタを備えている。
【0019】DSAR12,DDAR13は、DMA転
送の転送元アドレス,転送先アドレスを設定するための
レジスタであり、DTCR14は、DMA転送の制御パ
ラメータを設定するためのレジスタである(詳細は後述
する)。DCNT15は、DMA転送の転送回数をセッ
トするためのレジスタである。DIRR16は、DMA
C11に入力される各種割込み要求の受付けを転送時に
おいて制御するためのレジスタであり、DMA転送が正
常に終了した場合には、ハードウエアによってビット
0:DIRに“1”がセットされるようになっている。
【0020】選択優先回路17には、CPU2や各周辺
回路が発生する割込み要求、例えば、UART0受信/
送信,UART1受信/送信(0,1はUARTのチャ
ネル),シリアル0受信/送信,シリアル1受信/送
信,EEPROM_I/F送受信,…などの割込み要求
が入力されている。そして、選択優先回路17は、DT
CR14の設定に応じた割込み要求だけを受付けて起動
制御部18に出力するようになっている。
【0021】起動制御部18は、DSAR12,DDA
R13に設定されたアドレスをマイコン1のアドレスバ
スに出力してDMA転送を開始させるようになってい
る。また、回数制御部19は、DCNT15にセットさ
れた転送回数に基づいてDMA転送の回数制御を行う共
に、その制御結果をDTCR14のビットに反映させる
などの処理を行う。DCNT15にセットされたアドレ
ス値は、回数制御部19によりアドレス増減値に応じて
順次減算され、“0”になった時点でDMA転送は終了
する。
【0022】尚、以上がDMAC11の1つのチャネル
を構成しており、DMAC11はこのチャネルを複数
(例えば“0”〜“3”の4つ)備えており、各チャネ
ル毎に夫々独立した設定が可能となっている。
【0023】図3は、DTCR14のビット構成を示す
ものであり、本発明の要旨にかかる部分についてのみ説
明する。DTCR14は16ビットレジスタであり、そ
のビット13:DLNは、デスティネーションアドレス
(転送先アドレス)の増減値(変化値)を設定するビッ
トである。DLN=0に設定すると、デスティネーショ
ンアドレスの増減値は、他のビットで設定される転送デ
ータサイズに依存した値となる。即ち、サイズが8ビッ
ト(バイト)であれば、アドレスの増減値は“±1”,
16ビット(ワード)であれば増減値は“±2”のよう
に設定される。
【0024】そして、DLN=0に設定すると、デステ
ィネーションアドレスの増減値は、転送データサイズが
何れの場合であっても、“±4”に固定されるように設
定される。また、ビット12:SLNは、ソースアドレ
ス(転送元アドレス)の増減値について同様の設定を行
うためのビットである。
【0025】ビット11,10:DA1,DA0は、デ
スティネーションアドレスの増減を設定するビットであ
り、2ビットで固定,増加,減少,使用禁止の何れかを
設定する。また、ビット9,8:SA1,SA0は、ソ
ースアドレスの増減を同様に設定するためのビットであ
る。
【0026】ビット7〜4:TR3〜TR0は、DMA
転送要求の要因を選択するためのビットである。即ち、
前述したように、DMAC11の各チャネル0〜3の夫
々が、選択優先回路17に入力される各種の割込み要求
の内、何れの要因を受付けて起動するかを選択設定す
る。例えば、“0000B(バイナリ)”であれば、当
該チャネルはUART0受信割込みを受付けて起動し、
“0001B”であれば、UART0送信割込みを受付
けて起動する。
【0027】ビット2:TSZは、DMA転送の転送デ
ータサイズを設定するためのビットであり、TSZ=0
であればバイト(8ビット),TSZ=1であればワー
ド(16ビット)に設定される。その他、DTCR14
においては、具体的には図示しないが、バースト/サイ
クルスチール(シングル)等の転送モードの設定や、転
送の許可/禁止などの設定も行うようになっている。
【0028】図1は、DMAC11の、ソースアドレス
側のアドレス出力回路20S部分の構成を示すものであ
る。増減値出力部21は、DTCR14のSA1,SA
0,TSZの設定に基づいて、転送データサイズに依存
した転送アドレスの増減値をマルチプレクサ22の入力
ポート“0”に出力するように構成されている。即ち、
転送サイズがバイトであれば“±1”,ワードであれば
“±2”を出力する。また、SA1,SA0の設定によ
り“固定”が選択されている場合は、転送サイズにかか
わらず転送アドレスの増減値は“0”に設定され、ソー
スアドレスは固定される。
【0029】一方、増減値出力部23は、DTCR14
のSA1,SA0の設定に基づいて、転送アドレスの増
減値を常に“±4”としてマルチプレクサ22の入力ポ
ート“1”に出力するように構成されている。
【0030】マルチプレクサ22は、DTCR14のS
LNの設定に基づいて、入力ポート“0”,“1”に出
力されている増減値の何れか一方を、加算器24の入力
ポート24b(第2入力ポート)に切り換えて出力する
ようになっている。即ち、SLN=0であれば入力ポー
ト“0”側の増減値が出力され、SLN=1であれば入
力ポート“1”側の増減値が出力される。尚、増減値出
力部21,23及びマルチプレクサ22は、選択出力回
路(選択出力手段)25を構成している。
【0031】加算器24の出力ポート24cは、マルチ
プレクサ30の入力ポート“0”に接続されている。そ
の、マルチプレクサ30の出力ポートは、DSAR12
及び出力バッファ26を介してマイコン1のアドレスバ
スに接続されている。また、DSAR12の出力側は、
加算器24の入力ポート24a(第1入力ポート)に接
続されている。
【0032】マルチプレクサ30の入力ポート“1”に
は、CPU2からのソースアドレス設定値が与えられる
ようになっており、マルチプレクサ30にCPU2から
のライト要求信号が出力された場合は、入力ポート
“1”側に与えられているデータが選択される。そし
て、DSAR12には、DMA転送の開始前にCPU2
によって転送元アドレスが設定されるが、DMA転送中
には、マルチプレクサ30の入力ポート“0”が選択さ
れて加算器24の加算出力が順次設定されるようになっ
ている。加算器24は、DSAR12の出力データと、
マルチプレクサ22の出力データとを、DMA転送周期
毎に加算してDSAR12に出力するようになってい
る。また、出力バッファ26のイネーブル制御は、起動
制御部18によって行われるようになっている。
【0033】以上、ソースアドレス側のアドレス出力回
路20Sについて説明したが、デスティネーションアド
レス側のアドレス出力回路も基本的に同様であり、DC
TL14のビットSA1,SA0,SLNをDA1,D
A0,DLNに置き換え、DSAR12をDDAR13
に置き換えたものとして構成される。
【0034】次に、本実施例の作用について図5乃至図
7をも参照して説明する。図5は、DMAC11の設定
及びDMA転送に関する処理の流れを示すフローチャー
トである。先ず、CPU2が、制御プログラムに従って
DMAC11の各レジスタDSAR12,DDAR1
3,DTCR14及びDCNT15に必要な設定を行う
(ステップS1)。即ち、ソースアドレス,デスティネ
ーションアドレス、転送データサイズ,アドレスの増減
及び増減値,転送要求の要因,…などの設定を行う。
【0035】次に、CPU2は、DIRR16のDIR
を“0”に設定して(ステップS2)、ステップS1で
指定した要因の割込み要求が発生するまで待機する(ス
テップS3)。そして、割込み要求が発生すると(「Y
ES」)、DMAC11はDMA転送を実行する(ステ
ップS4)。この時、DMA転送が正常に終了すると、
DIRR16のDIRにはハードウエアによって“1”
がセットされる。それから、次のDMA転送を設定する
場合は(ステップS5,「YES」)ステップS1に戻
り、設定しない場合は(「NO」)処理を終了する。
【0036】尚、ステップS2においてDIRR16の
DIRを“0”に設定するのは、DMA転送が正常終了
すると上述のようにDIRが“1”にセットされるた
め、転送開始前に“0”に設定し直すことで次回に発生
する割込み要求の受付が可能となるからである。
【0037】図6は、DMAC11がDMA転送を開始
しようとする場合に(ステップS3,「YES」)、C
PU2との間で行うハンドシェイク処理の概要を示すタ
イミングチャートである。DMAC11は、指定された
割込み要求の入力があると(図6(a)参照)、CPU
2に対してバスリクエスト信号BUSREQを出力する(図6
(b)参照)。すると、CPU2は、現在自身がマイコ
ン1のバスを使用している場合には、そのバスの使用が
終了した時点でDMAC11に対してバスアクノリッジ
信号BUSACKを返す(図6(c)参照)。そして、DMA
C11は、バスアクノリッジ信号がアクティブになった
ことを認識すると、DMA転送を開始する(図6(d)
参照)。
【0038】図7は、DMAC11が行うDMA転送の
タイミングチャートであり、本発明において特徴的であ
るDTCR14のDLN,SLNを何れも“1”に設定
した場合の転送パターンを示すものである。また、転送
アドレスは増加,転送データサイズはワード(16ビッ
ト)に設定されており、ソースアドレス及びデスティネ
ーションアドレスは、何れも“4”ずつ増加するように
なっている。
【0039】ここで、図1を参照すると、DTCR14
のSLN=1であるから、マルチプレクサ22は、増減
値出力部23の出力“+4”を選択して加算器24の入
力ポート24bに出力するようになっている。
【0040】例えば、割込み要因としてUART0受信
が設定されており、ソースアドレスは、UART9(転
送元デバイス)/チャネル“0”の制御レジスタ及び受
信バッファ等を示すアドレスSA0、デスティネーショ
ンアドレスはRAM4(転送先デバイス)の所定領域を
示すアドレスDA0であるとする(尚、ここでのSA
0,DA0は、DCTL14のビットを示すものとは異
なる)。
【0041】DMAC11は、先ず、クロック(1)に
おいてUART9のアドレスSA0にアクセスしてデー
タD0をリードすると、クロック(2)においてRAM
4のアドレスDA0をアクセスしてデータD0をライト
する。次のクロック(3)では、アドレス(SA0+
4)にアクセスしてデータD1をリードすると、クロッ
ク(4)においてアドレス(DA0+4)にデータD1
をライトする。次のクロック(5)では、アドレス(S
A0+8)にアクセスしてデータD2をリードし、以降
同様にして指定された回数分転送を行う。
【0042】即ち、図8に示した場合のように、ロング
ワード境界で配置されている32ビットレジスタ(また
はメモリ)の内、下位側16ビットのデータD0,D
1,D2,…だけを連続して転送することができる。
尚、データ転送周期は、クロック図7のクロック信号の
2周期分に相当する。
【0043】以上のように本実施例によれば、DMAC
11はDMA転送のアドレスの増減値を転送データサイ
ズと独立に設定可能としたので、転送元デバイス側の連
続したアドレス領域中のデータを部分的に転送したい場
合に、必要なデータだけを効率的に転送することができ
るようになる。
【0044】また、例えば、転送元,転送先デバイスと
なる周辺回路のレジスタなどが現在の仕様で16ビット
構成であるが、アドレスをロングワード境界とすること
で32ビット構成への拡張性を持たせている場合にも、
同様に効率的なデータ転送を行うことができる。
【0045】そして、選択出力回路25は、DTCR1
4の設定に応じて、転送データサイズに応じた転送アド
レスの増減値と、転送データサイズと独立に設定される
転送アドレスの増減値とを加算器24の入力ポート24
bに選択的に出力し、加算器24は、入力ポート24a
に与えられるDSAR12のアドレス値と入力ポート2
4bに与えられる増減値とをデータ転送周期毎に加算し
て、その結果をDSAR12に出力する。従って、従来
と同様に転送データサイズに応じて転送アドレスを変化
させたり、転送データサイズと独立に転送アドレスを変
化させることができる。
【0046】また、本実施例によれば、DMAC11
は、転送元アドレスに関する増減値と、転送先アドレス
に関する増減値とを夫々独立に設定可能としたので、例
えば、転送元デバイスより部分的に読み出したデータ
を、転送先デバイスにおいて連続したアドレスで配置さ
れるように書き込むことができ、データ転送の形態をよ
り多様に設定することができる。
【0047】更に、マイコン1を、DMAC11と、C
PU2と、I/Oポート5,A/Dコンバータ6,EE
PROMインターフェイス(I/F)7,シリアル通信
回路8,UART9などからなる転送元デバイス及び転
送先デバイスとを備えて構成したので、DMAC11よ
りデータ転送の効率を高めることで、総じて、処理性能
を向上させることができる。
【0048】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。転送データサイズと独立に設定可能
なアドレスの増減値は“±4”に限らず、“±2”や
“±8”などでも良い。また、これらの値に固定するだ
けでなく、ビットの設定に応じて“±2”,“±4”,
“±8”,…などに可変設定できるようにしても良い。
独立に設定可能なアドレスの増減値は、転送元アドレス
と転送先アドレスとで共通に設定するようにしても良
い。また、データ転送装置に設定するアドレスの変化値
は、増加値,減少値の何れか一方のみを設定するもので
も良い。データ転送装置は、マイコンに組み込まれるD
MAコントローラに限らず、単体のDMAコントローラ
でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、DMAコントローラ
の要部の電気的構成を示す機能ブロック図
【図2】DMAコントローラのレジスタを中心とする構
成を示す機能ブロック図
【図3】コントロールレジスタDTCRのビット構成を
示す図
【図4】マイクロコンピュータ全体の電気的構成を示す
機能ブロック図
【図5】DMAコントローラの設定及びDMA転送に関
する処理の流れを示すフローチャート
【図6】DMAコントローラがDMA転送を開始しよう
とする場合に、CPUとの間で行うハンドシェイク処理
の概要を示すタイミングチャート
【図7】本発明において特徴的なDMA転送パターンを
示すタイミングチャート
【図8】転送元デバイス内に存在する、アドレスがロン
グワード境界である制御レジスタの構成を示す概念図
【図9】従来技術を示す図7相当図
【符号の説明】
1はマイクロコンピュータ、2はCPU、11はDMA
コントローラ(データ転送装置)、12はソースアドレ
スレジスタ(アドレス設定手段)、13はデスティネー
ションアドレスレジスタ(アドレス設定手段)、14は
コントロールレジスタ(転送設定手段)、24は加算
器、24aは入力ポート(第1入力ポート)、24bは
入力ポート(第2入力ポート)、25は選択出力回路
(選択出力手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 秀昭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B014 EB01 GC08 GC11 GD05 GD19 GD23 HB05 HB27 5B060 AB17 AC11 5B061 BA03 DD01 DD12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUによる設定に基づいて、転送元デ
    バイスのメモリが保持しているデータを転送先デバイス
    のメモリに転送するように構成されるデータ転送装置に
    おいて、 データの転送を連続的に行う場合のアドレスの変化値
    を、転送データのサイズと独立に設定可能に構成される
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 転送アドレスを設定するためのアドレス
    設定手段と、 データ転送の設定を行うための転送設定手段と、 前記アドレス設定手段に設定されたアドレス値が第1入
    力ポートに与えられると共に、第2入力ポートに転送ア
    ドレスの変化値が与えられ、データの転送周期毎に両者
    の加算結果を前記アドレス設定手段に出力するように構
    成される加算器と、 前記転送設定手段の設定に応じて、転送データサイズに
    応じた変化値と、転送データサイズとは独立に設定され
    る変化値とを前記加算器の第2入力ポートに選択的に出
    力するように構成される選択出力手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 転送元アドレスに関する変化値と、転送
    先アドレスに関する変化値とを夫々独立に設定可能に構
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    データ転送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載のデータ
    転送装置と、前記CPUと、前記転送元デバイス及び転
    送先デバイスとを備えて構成されることを特徴とするマ
    イクロコンピュータ。
JP2000203785A 2000-07-05 2000-07-05 データ転送装置及びマイクロコンピュータ Pending JP2002024158A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203785A JP2002024158A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 データ転送装置及びマイクロコンピュータ
US09/897,415 US20020019917A1 (en) 2000-07-05 2001-07-03 Data transfer apparatus and microcomputer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203785A JP2002024158A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 データ転送装置及びマイクロコンピュータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002024158A true JP2002024158A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18701153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000203785A Pending JP2002024158A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 データ転送装置及びマイクロコンピュータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020019917A1 (ja)
JP (1) JP2002024158A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8654601B2 (en) 2005-09-30 2014-02-18 Mosaid Technologies Incorporated Memory with output control
US8743610B2 (en) 2005-09-30 2014-06-03 Conversant Intellectual Property Management Inc. Method and system for accessing a flash memory device
US9240227B2 (en) 2005-09-30 2016-01-19 Conversant Intellectual Property Management Inc. Daisy chain cascading devices

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7032082B1 (en) * 2001-08-31 2006-04-18 Juniper Networks, Inc. Centralized memory allocation with write pointer drift correction
FR2880705A1 (fr) * 2005-01-10 2006-07-14 St Microelectronics Sa Procede de conception d'un peripherique compatible dma
KR100703406B1 (ko) * 2005-02-04 2007-04-03 삼성전자주식회사 Dma 제어 장치 및 방법
JP5318768B2 (ja) * 2006-10-05 2013-10-16 ワラテック プロプライエタリー リミテッド 高度な競合検出
US8706987B1 (en) * 2006-12-01 2014-04-22 Synopsys, Inc. Structured block transfer module, system architecture, and method for transferring

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8654601B2 (en) 2005-09-30 2014-02-18 Mosaid Technologies Incorporated Memory with output control
US8743610B2 (en) 2005-09-30 2014-06-03 Conversant Intellectual Property Management Inc. Method and system for accessing a flash memory device
US9230654B2 (en) 2005-09-30 2016-01-05 Conversant Intellectual Property Management Inc. Method and system for accessing a flash memory device
US9240227B2 (en) 2005-09-30 2016-01-19 Conversant Intellectual Property Management Inc. Daisy chain cascading devices

Also Published As

Publication number Publication date
US20020019917A1 (en) 2002-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6775727B2 (en) System and method for controlling bus arbitration during cache memory burst cycles
US6907478B2 (en) Systems and methods optimizing data transfer throughput of a system on chip
JP2504206B2 (ja) バスコントロ―ラ
JP2008009817A (ja) 半導体装置及びデータ転送方法
JP2845433B2 (ja) 集積回路装置
JP2002024158A (ja) データ転送装置及びマイクロコンピュータ
JP2002073527A (ja) Dmaコントローラ
JP5304815B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2624989B2 (ja) データ転送制御装置
JP2000099452A (ja) Dma制御装置
JP3959137B2 (ja) データプロセッサ
JP3620181B2 (ja) 半導体装置及びリードアクセス方法
JP3201439B2 (ja) ダイレクト・メモリ・アクセス・制御回路
JPH05307516A (ja) データ転送制御装置、及び半導体集積回路装置
JP2005078483A (ja) Fifoメモリ制御装置およびfifoメモリ装置の制御方法
JP3734072B2 (ja) ローカルバス制御装置
JP2002024157A (ja) Dma処理方法およびdma処理装置
JPS61183764A (ja) ダイレクトメモリアクセス制御方式
JPH04236648A (ja) 直接メモリアクセス制御装置
JPH0635841A (ja) バス制御装置
JPH0581443A (ja) 1チツプマイクロコンピユータ
JPH05134980A (ja) バスシステム
JP2003316721A (ja) データ転送制御装置、データ転送装置及びデータ転送制御方法
JP2000132491A (ja) デバイス制御方法及びシステム
JPS60142450A (ja) 記憶システム