JP2001125378A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2001125378A
JP2001125378A JP30608599A JP30608599A JP2001125378A JP 2001125378 A JP2001125378 A JP 2001125378A JP 30608599 A JP30608599 A JP 30608599A JP 30608599 A JP30608599 A JP 30608599A JP 2001125378 A JP2001125378 A JP 2001125378A
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Shiro Sakata
志朗 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ使用開始時のシール開封直後、
或は、ジャム処理などの後の装置本体への装着直後にお
ける誤検知を回避した、現像剤量検知精度のよい、しか
もユーザーにとってより好ましい現像剤残量の表示を行
うことのできる現像装置、プロセスカートリッジ及び電
子写真画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像剤容器11A内の現像剤残量を検知
するために対をなす第一及び第二の電極81、82を備
えた現像剤残量検知手段を設ける。現像剤残量検知手段
による信号に基づきシール開封直後、若しくは、装置挿
入直後であると判断された場合には、現像剤残量検知を
行わないか、或は、現像剤残量検知手段からの信号を補
正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜
像を現像装置に収容した現像剤にて顕像化する電子写真
画像形成装置に関し、特に、現像剤容器に収容した現像
剤の残量を逐次検知することのできる複数の現像剤残量
検知手段を備えた現像剤量検出装置を有する電子写真画
像形成装置、更には、プロセスカートリッジ及び現像装
置に関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真
ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等
が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つ
と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段
と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真
感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用され
ている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置
のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身
で行うことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、
電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジ方式の電
子写真画像形成装置ではユーザー自身がカートリッジを
交換しなければならないため、現像剤が消費された場合
にユーザーに報知する手段、即ち、現像剤量検出装置が
必要となる。
【0006】更に説明すると、図1〜図3にプロセスカ
ートリッジBが装着された電子写真画像形成装置Aの一
例を示す。
【0007】本例にて、電子写真画像形成装置Aは、電
子写真式のレーザービームプリンタとされ、電子写真画
像形成プロセスによって記録媒体、例えば、記録紙、O
HPシート、布などに画像を形成するものである。
【0008】レーザービームプリンタAは、像担持体と
してのドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラ
ム7を有する。感光体ドラム7は、帯電手段である帯電
ローラ8によって帯電され、次いで、レーザーダイオー
ド1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1c、反射ミラー
1dを有した光学手段1から画像情報に応じたレーザ光
を照射することによって、感光体ドラム7に画像情報に
応じた潜像が形成される。この潜像は、現像手段9によ
って現像され、可視像、即ち、トナー像とされる。
【0009】つまり、現像手段9は、現像剤担持体とし
ての現像ローラ9aを備えた現像室9Aを有しており、
現像室9Aに隣接して形成された現像剤収容部としての
現像剤容器11A内の現像剤を現像剤送り部材9bの回
転によって、現像室9Aの現像ローラ9aへと送り出
す。現像室9Aには、現像ローラ9aの近傍に現像剤撹
拌部材9eを備えており、現像室内の現像剤を循環させ
る。又、現像ローラ9aは、固定磁石9cを内蔵してお
り、現像ローラ9aを回転することによって現像剤は搬
送され、現像ブレード9dにて摩擦帯電電荷が付与され
ると共に所定厚の現像剤層とされ、感光体ドラム7の現
像領域へと供給される。この現像領域へと供給された現
像剤は、前記感光体ドラム7上の潜像へと転移され、ト
ナー像を形成する。現像ローラ9aは、現像バイアス回
路に接続されており、通常、交流(AC)電圧に直流
(DC)電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加され
る。
【0010】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ
3b、搬送ローラ対3c、3d及びレジストローラ対3
eで転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段と
しての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加する
ことによって、感光体ドラム7上のトナー像を記録媒体
2に転写する。
【0011】トナー像の転写を受けた記録媒体2は、搬
送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。定着手段5
は、ヒータ5aを内蔵した定着ローラ5b及び駆動ロー
ラ5cを備え、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加
して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。
【0012】記録媒体2は、排出ローラ対3g、3h、
3iで搬送し、反転経路3jを経由して排出トレイ6へ
と排出される。この排出トレイ6は、レーザービームプ
リンタAの装置本体14の上面に設けられている。な
お、揺動可能なフラッパ3kを動作させ、排出ローラ対
3mによって反転経路3jを介することなく記録媒体2
を排出することもできる。本例では、上記ピックアップ
ローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、レジストローラ
対3e、搬送ガイド3f、排出ローラ対3g、3h、3
i及び排出ローラ対3mによって搬送手段を構成してい
る。
【0013】転写ローラ4によってトナー像を記録媒体
2に転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段
10によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去
した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニン
グ手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾
性クリーニングブレード10aによって感光体ドラム7
上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め10bへと
集める。
【0014】一方、本例にては、プロセスカートリッジ
Bは、図3に示すように、現像剤を収納する現像剤容器
(現像剤収納部)11A及び現像剤送り部材9bを有す
る現像剤枠体11と、現像ローラ9a及び現像ブレード
9dなどの現像手段9を保持する現像枠体12とを溶着
して一体として現像ユニットを形成し、更にこの現像ユ
ニットに、感光体ドラム7、クリーニングブレード10
aなどのクリーニング手段10及び帯電ローラ8を取り
付けたクリーニング枠体13を一体に結合することによ
ってカートリッジ化されている。
【0015】このプロセスカートリッジBは、ユーザー
によって画像形成装置本体14に設けたカートリッジ装
着手段に対して取り外し可能に装着される。本例によれ
ば、カートリッジ装着手段は、図4に示す、プロセスカ
ートリッジBの両外側面に形成したガイド手段13R
(13L)と、このガイド手段13R(13L)を装入
可能に装置本体14に形成したガイド部16R(16
L)(図5)にて構成される。
【0016】本例によれば、プロセスカートリッジB
は、現像剤容器11A内の現像剤の消費に従ってその残
量を逐次検知することのできる現像剤量検出装置を備え
ている。図6に現像剤量検出装置の概略構成を示す。
【0017】本例にて、現像剤量検出装置は、現像ロー
ラ9aと、第一の電極(アンテナ板)81及び第二の電
極(アンテナ板)82で構成される電極対80とを備
え、現像ローラ9aとアンテナ板82との間、及びアン
テナ板81とアンテナ板82との間に生じる静電容量
(Ca=C1+C2)の変化を現像剤残量検出回路10
0で検出することにより現像剤残量を判定する。
【0018】つまり、現像バイアス印加手段として現像
バイアス回路101で規定のバイアス値を出力させ、現
像ローラ9aに印加すると、現像ローラ9aとアンテナ
板82間、及びアンテナ板81とアンテナ板82間に生
成される静電容量(Ca)に見合った電圧値V12がア
ンテナ板82に発生する。また、基準電極としてのイン
ピーダンス素子(C0)には、電圧V11が発生し、現
像剤残量を検出する上での基準値となる。
【0019】上記V11、V12の値を現像剤残量検出
回路100に入力し、現像剤残量を判断する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像ロ
ーラ9aとアンテナ板82間の容量値C1、及びアンテ
ナ板81とアンテナ板82間の容量値C2は、現像剤の
入り込み量に影響を受ける。カートリッジBは、図3に
示すように、使用開始前においては、現像室9Aは、現
像剤容器11A内の現像剤とシールSにより隔離されて
おり、使用を開始するに先立って、このシールSが除去
される。
【0021】上述のようなカートリッジの使用開始に際
して、シール開封直後においては、現像ローラ9aとア
ンテナ板82間、及び、アンテナ板81とアンテナ板8
2間に現像剤が十分に入り込んでいない。そのため、図
7に示すように、現像剤は現像剤容器11A内に満杯で
あるにも拘わらず、現像剤量検知手段の静電容量値とし
ては小さい値を示してしまう。つまり、誤検知をしてし
まう結果となる。
【0022】このように、現在の現像剤残量検出装置で
は、電極対80内などへの現像剤の入り込み量に起因し
た誤検知を回避しなければならないという解決すべき課
題を有している。このような問題は、ジャム処理などで
カートリッジを装置本体に対して挿脱し、装置本体へ装
着した直後の場合においても発生する。
【0023】本発明の主たる目的は、カートリッジ使用
開始時のシール開封直後、或は、ジャム処理などの後の
装置本体への装着直後における誤検知を回避した、現像
剤量検知精度のよい、しかもユーザーにとってより好ま
しい現像剤残量の表示を行うことのできる現像装置、プ
ロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供す
ることである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成
装置にて達成される。要約すれば、本発明の第1の態様
によれば、電子写真画像形成装置本体に装着され、電子
写真感光体に形成された静電潜像を現像するために現像
剤を収容し、この現像剤を前記電子写真感光体へ搬送す
るための現像剤担持体を備えた現像剤容器と、前記現像
剤容器内の現像剤残量を検知するための対をなす第一及
び第二の電極を備えた現像剤残量検知手段とを有する現
像装置において、前記現像剤残量検知手段による信号に
基づきシール開封直後、若しくは、装置挿入直後である
と判断された場合には、現像剤残量検知を行わないか、
或は、前記現像剤残量検知手段からの信号を補正するこ
とを特徴とする現像装置が提供される。
【0025】本発明の第2の態様によれば、電子写真画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、(a)電子写真感光体と、(b)前記電子写真感
光体に形成された静電潜像を現像するために現像剤を収
容し、この現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するため
の現像剤担持体を備えた現像剤容器と、前記現像容器内
に設けられた対をなす第一及び第二の電極を備えた現像
剤量検知手段と、を有する現像装置と、を有し、前記現
像剤残量検知手段による信号に基づきシール開封直後、
若しくは、装置挿入直後であると判断された場合には、
現像剤残量検知を行わないか、或は、前記現像剤残量検
知手段からの信号を補正することを特徴とするプロセス
カートリッジが提供される。
【0026】本発明の第3の態様によれば、記録媒体に
画像を形成するための電子写真画像形成装置において、
(a)電子写真感光体と、(b)前記電子写真感光体に
静電潜像を形成するための静電潜像形成手段と、(c)
前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するた
めに現像剤を収容し、この現像剤を前記電子写真感光体
へ搬送するための現像剤担持体を備えた現像剤容器と、
前記現像容器内に設けられた対をなす第一及び第二の電
極とを有する現像装置と、(d)前記現像剤担持体と前
記第一の電極間の静電容量値、及び前記第一及び第二の
電極間の静電容量値の合成容量値を測定する測定手段
と、(e)前記測定手段により得られた容量値を基に現
像剤量を算出する算出手段と、(f)前記測定手段によ
り得られる容量値を一定のタイミングで読み込む読込手
段と、(g)前記読込手段の読み込んだ値を保持する保
持手段と、(h)前記保持手段に保持された値と一定期
間後前記測定手段により得られる容量値を比較する比較
手段と、(i)前記比較手段の比較結果に基づき、前記
現像装置の状態を判断する判断手段と、(j)前記判断
手段の判断に基づき、前記算出手段の算出式を補正する
補正手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形
成装置が提供される。
【0027】本発明の第4の態様によれば、プロセスカ
ートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成
するための電子写真画像形成装置において、(a)電子
写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜
像を現像するために現像剤を収容し、この現像剤を前記
電子写真感光体へ搬送するための現像剤担持体とを備え
た現像剤容器と、前記現像容器内に設けられた対をなす
第一及び第二の電極とを有する現像装置と、を有するプ
ロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装
着手段と、(b)前記現像剤担持体と前記第一の電極間
の静電容量値、及び前記第一及び第二の電極間の静電容
量値の合成容量値を測定する測定手段と、(c)前記測
定手段により得られた容量値を基に現像剤量を算出する
算出手段と、(d)前記測定手段により得られる容量値
を一定のタイミングで読み込む読込手段と、(e)前記
読込手段の読み込んだ値を保持する保持手段と、(f)
前記保持手段に保持された値と一定期間後前記測定手段
により得られる容量値を比較する比較手段と、(g)前
記比較手段の比較結果に基づき、前記現像装置の状態を
判断する判断手段と、(h)前記判断手段の判断に基づ
き、前記算出手段の算出式を補正する補正手段と、を有
することを特徴とする電子写真画像形成装置が提供され
る。
【0028】本発明の一実施態様によると、前記算出手
段は、電源投入後、若しくは、ドア開閉後の一定期間機
能しないシーケンスを備えており、又、前記判断手段
は、前記比較手段の比較にて、前記保持手段で保持され
た値が一定期間後に得られた前記測定手段の容量値より
小さい場合に、シール開封直後、若しくは、装置挿入直
後であると判断する。
【0029】本発明の他の実施態様によると、前記第一
の電極と第二の電極は、前記現像剤担持体の表面に付着
する現像剤の量を規制する現像剤層厚規制部材により前
記現像剤担持体の表面から除去された現像剤が前記第一
の電極と第二の電極との間に進入可能とされる位置に配
置されている。
【0030】本発明の他の実施態様によると、前記第一
の電極と第二の電極は、前記現像剤担持体としての現像
ローラの長手方向に沿って配置されている。他の実施態
様によると、前記第一の電極は、第二の電極よりも前記
現像剤担持体から離れた位置に配置されている。他の実
施態様によると、前記第一の電極と第二の電極は平板形
状であって、前記第一の電極と第二の電極は現像剤の進
入口側の間隔が広くされる。
【0031】本発明の他の実施態様によると、前記第一
或は第二の電極が平板形状とされ、他の電極は棒状とさ
れる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置、プ
ロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に
則して更に詳しく説明する。
【0033】実施例1 本実施例にて、電子写真画像形成装置は、図1〜図3を
参照して説明したプロセスカートリッジBを備えた電子
写真式のレーザービームプリンタAとされる。従って、
レーザービームプリンタAについての説明は省略する。
【0034】本発明によれば、プロセスカートリッジB
は、上述したように、現像剤容器11A内の現像剤の消
費に従ってその残量を逐次検知することのできる現像剤
量検出装置を備えている。本実施例によれば、現像剤量
検出装置は、上述のように、カートリッジ内部に電極対
80を形成する第一及び第二の電極81、82を有した
現像剤残量検知手段を有している。
【0035】次に、現像剤量検出装置の現像剤残量検知
手段について説明する。
【0036】本実施例によれば、現像剤残量検知手段
は、図1、図3及び図6に示すように、現像剤残量検知
手段としての電極対80、即ち、現像剤検出部を構成す
る測定電極部材としての第一の電極(アンテナ板)81
及び第二の電極(アンテナ板)82が現像ローラ9aに
沿って配置され、第一の電極81又は第二の電極82の
どちらかに電圧を印加することで、両電極81、82間
に静電容量を誘起させ、この静電容量を測定することで
現像剤量を検出する構成とされる。本実施例では、詳し
くは後述するように、第一の電極81に電圧が印加され
る。
【0037】現像ローラ9aに内包されたマグネットロ
ーラ9cの磁力で現像ローラ9a表面に引き寄せられた
磁性現像剤は現像ローラ9aの回転時に現像ブレード9
dによって掻き取られ、現像ローラ9a表面に均一にな
らされる。
【0038】本実施例では、特に、第一及び第二の電極
81、82は、現像ローラ9aの表面から掻き取られた
現像剤が両電極81、82間に進入する位置に配置され
ている。
【0039】現像剤の誘電率は空気より高いため、第一
及び第二の電極81、82間に現像剤があるとき、静電
容量は増大する。従って、後で詳しくは説明するが、現
像室9A内に現像剤が十分にあるときは、前述の掻き取
られた現像剤が順次、第一及び第二の電極81、82間
に進入するため、常に、大きな静電容量を出力する。
又、現像室9A内の現像剤が消費されるにつれて、第一
及び第二の電極81、82間に進入する現像剤も減少
し、静電容量も減少する。即ち、現像剤量検出装置は、
図7に示すように、静電容量変化を検出することで、現
像剤量を逐次に検知することができる。
【0040】また、現像剤量を逐次に検知する際に、検
知精度を向上させるためには、静電容量の変化量を増や
せばよく、従って、第一及び第二の電極81、82を大
きくし、静電容量を大きくするのがよい。特に、第一及
び第二の電極81、82の対向側の幅を、間隔よりも広
くとるのが好ましい。
【0041】図8及び図9をも参照するとより良く理解
されるように、本実施例にて第一及び第二の電極81、
82は、現像ローラ9aの長手方向に沿って延在した細
長形状とされ、例えば、ステンレススチール(SU
S)、鉄、リン青銅、アルミニウム、導電性樹脂などと
される導電性材料にて作製される。このように、第一及
び第二の電極81、82は導電性部材であれば、すべて
同等の作用をするが、本実施例では、現像剤の循環に影
響を出さないよう、非磁性SUS材等の非磁性金属材料
を用いた。
【0042】更に具体的には、本実施例では、第一の電
極81は、幅(W1)14mm、厚さ(t1)0.3m
mの非磁性SUS材にて作製し、第二の電極82は、幅
(W2)17mm、厚さ(t2)0.5mmの非磁性S
US材にて作製し、現像ローラ9aの長手方向に沿って
配置することにより、好結果を得ることができた。又、
両電極81、82は、この構成に限定されるものではな
いが、図3などに図示するように、現像剤の進入口側8
4が奥側85より広くなるように、八の字状に配置する
のが好適である。
【0043】また、電極81、82の表面積を広げるた
めに、電極81、82表面を図10(a)、(b)に示
すように、波うち形状、絞り(エンボス)形状にしても
よい。逆に、設計上の都合により電極のスペースが確保
できないとか、或いは、コストダウンを図りたい場合に
は、第一の電極81或いは第二の電極82のどちらか
を、図11及び図12に示すように、丸棒の導体を用い
てもよい。図11は、第二の電極82を、又、図12は
第一の電極81を丸棒とした実施例を示す。図11及び
図12の実施例では、丸棒は1本とされるが、複数本設
けても良い。
【0044】次に、電極81、82の長手方向配置につ
いて説明すると、上述のように、第一及び第二の電極8
1、82は、現像ローラ9aの長手方向に沿ってほぼ画
像領域と同じ範囲の長さとし、それによって、上述のよ
うに静電容量を大きくすることができ、検知精度の向上
を図ることができる。一方、もし、検知精度を比較的必
要としない場合には、例えば、画像の中央或いは端部付
近等に相当して幅の狭い電極を配置して、コストダウン
を図ることも可能である。しかしながら、この場合に
は、長手方向の現像剤量のバラツキを検知できないの
で、それを防ぐために、図13に示すように、幅の狭い
電極81、82を両端部及び中央の複数箇所に配置する
ことが望ましい。
【0045】次に、図14〜図17を用いて、現像室9
A内の現像剤の循環について説明する。
【0046】本発明のプロセスカートリッジ、即ち、現
像装置構成部を初めて使用する場合には、即ち、シール
Sを除去したシール開封直後においては、第一及び第二
の電極81、82間には現像剤はなく、現像剤容器11
A及び現像室9A内には現像剤Tが十分にある。このよ
うなときは、図14に示すように、現像室9A内の現像
剤Tは撹拌部材9eによって現像ローラ9a側に送り込
まれ、その後、現像ローラ9a表面に引き寄せられる。
そして、現像ローラ9aの回転に伴って、現像ローラ9
aの表面の現像剤は現像ブレード9dによって掻き取ら
れ、その現像剤は順次、第一及び第二の電極81、82
間に進入していく。本実施例では、図14などに示すよ
うに、現像ローラ9aと第二の電極82との間には現像
剤が進入し難い構造とされているが、勿論、現像ローラ
9aと第二の電極82との間にも現像剤が進入し易い構
造とすることもできる。
【0047】本実施例では、上述のように、特に、現像
剤Tが第一及び第二の電極81、82間に進入すること
により、図15に示すように、第一及び第二の電極8
1、82間は、進入した現像剤Tによって満たされる。
このとき、現像室9A内は現像剤Tで満たされているた
め、電極81、82間内の現像剤Tは、その出入り口8
4が塞がれる形となる。そのため、現像室9A内の現像
剤が減ってくるまで、電極81、82内の現像剤は重力
等によって自由落下することはない。即ち、現像室9A
内に現像剤Tが十分にあるときは、第一及び第二の電極
81、82間内は現像剤Tで満たされるため、電極8
1、82間の静電容量は高くなる。
【0048】図16に示すように、現像剤が消費され、
現像剤容器11A及び現像室9A内に現像剤が少なくな
ると、電極81、82間内の現像剤Tの出入り口84を
塞いでいた現像剤がなくなり、第一及び第二の電極8
1、82間内の現像剤Tは、自重で重力方向下方に落下
する。落下した現像剤は、落下中に磁力で現像ローラ9
aに引き寄せられたり、再び撹拌部材9eで現像ローラ
9aに供給されたりする。また、電極間から直接、磁力
で現像ローラ9a表面に戻る現像剤もある。
【0049】ただ、図16に示すような状態では、現像
室9A内の現像剤が少なくなり電極81、82間内の現
像剤は電極間から出て行くが、現像剤が現像室9A内に
ある以上、常に、現像ブレード9dにて掻き取られた現
像剤は第一及び第二の電極81、82間に供給されるの
で、電極81、82間の現像剤は現像室9A内の現像剤
量に応じて少なくなっていく。
【0050】最終的には、現像剤容器11A及び現像室
9A内の現像剤が消費され、図17に示すように、現像
ローラ9a表面の現像剤を掻き取る現像ブレード9dの
先端、即ち、現像ローラ9aと第一及び第二の電極8
1、82間の現像剤が消費されることで、画像上白抜け
が発生し、現像剤エンド(END)(=現像剤無し)状
態になる。
【0051】このように、本発明に従えば、現像室9A
内の現像剤量は、現像ローラ9aと第二の電極82間
の、特に、第一及び第二の電極81、82間の現像剤量
を測定することで行われ、それは現像ローラ9aと電極
81、82間の静電容量(Ca=C1+C2)を測定す
ることで逐次に検出することができる。
【0052】本発明は上述のような構成とされる現像剤
残量検知手段を有し、現像剤LOWを数段階で表示する
画像形成装置において、現像ローラ9aと電極82間、
及び電極81、82間の静電容量Caの推移を検知し、
その検知結果に応じて、現像剤検知のシーケンスを最適
化することを特徴とする。
【0053】斯かる本発明の原理を具現化する現像剤量
検出装置を、図6及び図18を参照して更に説明する。
図18に、本発明の第一の実施例における現像剤残量検
出回路の一例を示す。
【0054】現像剤量に応じて変動する静電容量Ca
(C1+C2)を有する、第一及び第二の電極81、8
2を備えた現像剤量検出部80は、本実施例では第一の
電極81は、現像バイアス印加手段としての現像バイア
ス回路101に接続され、第二の電極82は、現像剤量
検出回路100に接続される。基準容量素子(C0)も
又、現像バイアス回路101に接続されており、バイア
ス回路101を介して印加されるAC(交流)電流I1
1を用い、現像剤残量を検出する上での基準電圧V11
を設定する。勿論、現像ローラ9aには、プロセスカー
トリッジBを装置本体14に装着したとき、バイアス回
路101から現像バイアス電圧が印加される。
【0055】現像剤量検出回路100は、基準容量素子
(C0)、即ち、基準インピーダンス素子に印加される
AC電流I11により抵抗R1で生じる電圧降下分V1
2を、抵抗R2、R3で設定されたV13に加算し、基
準電圧V11を決めている。
【0056】従って、現像剤量検出部80に印加される
AC(交流)電流I12は、増幅器102に入力され、
現像剤残量の検出値V12(V11−I12×R4)と
して出力される。そして、その出力値を現像剤残量の検
出値として制御回路、即ち、現像剤残量算出回路103
に入力される。
【0057】本発明の画像形成装置によれば、上述した
ように現像剤残量検知手段を構成する第一及び第二の電
極81、82間の現像剤量を逐次に検知して、その情報
をもとにして現像剤量の消費量を表示することにより、
ユーザーに新しいプロセスカートリッジを、或いは、現
像剤補給カートリッジの準備を促し、更に、現像剤エン
ドの検知情報によりプロセスカートリッジの交換或いは
現像剤の補給を促すことができる。
【0058】しかしながら、上述したように、シール開
封後においては、本実施例では、特に、電極対80の間
に十分現像剤が入り込んでいないため、出力値として小
さい値を示す。引き続いて、プリント動作を行うことで
徐々に現像剤が電極対80に入り込んで行き、出力が徐
々に大きい値を示して行く。逆に、現像剤残量が少なく
なってきた場合には、徐々に電極対80間の現像剤量が
減って行くために、出力が徐々に小さい値を示して行
く。つまり、検出値の推移をモニターすることで、カー
トリッジがシール開封直後の状態か現像剤残量が少ない
状態なのかの判断ができる。
【0059】この判断に基づき、現像剤残量検知を行う
か否かを決定することで、誤検知を回避することが可能
となる。その詳細を、本実施例の図19に示すフローチ
ャートに沿って説明する。
【0060】現像残量検知が開始されると(ステップ
1)、先ず、現像バイアスが印加される(ステップ
2)。これにより、現像ローラ9aと電極82間、及び
電極対80(電極81、82)間の合成容量値(Ca)
に準じた検知電圧V12が出力される(ステップ3)。
この出力は、一定のタイミングで比較値Vhとして現像
剤残量算出回路103のCPUに読み込まれ、保持され
る(ステップ4)。この比較値と、上記検知電圧V12
とが比較される(ステップ5)。
【0061】検知電圧が比較値より大きい場合には(V
h<V12)、電極対80間の現像剤が増えていると判
断できることから、シール開封直後と推測し(ステップ
6)、現像剤残量検知を行わない(ステップ8)。つま
り、現像剤LOWの表示を行わない。
【0062】検知電圧が比較値と同じか、それより小さ
い場合には(Vh≧V12)、電極対間の現像剤が減っ
ていると判断できることから、現像剤残量が少なくなっ
てきたと推測し(ステップ7)、CPUに予め設けてあ
る制御式に基づいて検知電圧V12に応じた現像剤残量
を算出する(ステップ9)。そして、算出した値と通常
設定されている現像剤残量検知レベルV11とを比較
し、ユーザーに現像剤LOWの表示を行う。
【0063】このような処理を行うことで、現像剤LO
Wを数段階で表示する本発明によれば、カートリッジ状
態に左右されず、正確な現像剤残量の検出を行い、延い
ては、現像剤LOWの警告を正確に表示することが可能
となる。
【0064】又、本実施例では、カートリッジ状態をシ
ール開封直後の場合について説明したが、ジャム処理な
どでカートリッジを装置本体14に対して挿脱し、本体
14へ装着した直後の場合においても、同様の処理を行
い、現像剤残量を検出することが可能である。
【0065】実施例2 実施例1で説明したプロセスカートリッジBを備えた画
像形成装置Aにて、次のような態様で現像剤残量検知を
行うこともできる。
【0066】本実施例に従った現像剤量検知態様を、図
20に示すフローチャートに沿って説明する。
【0067】現像残量検知が開始されると(ステップ
1)、先ず、現像バイアスが印加される(ステップ
2)。これにより、現像ローラ9aと電極82間、及び
電極対80間の合成容量値Caに準じた検知電圧V12
が出力される(ステップ3)。この出力は、一定のタイ
ミングで比較値VhとしてCPUに読み込まれ、保持さ
れる(ステップ4)。この比較値と、上記検知電圧V1
2とが比較される(ステップ5)。
【0068】検知電圧が比較値より大きい場合には(V
h<V12)、電極対間の現像剤が増えていると判断で
きることから、シール開封直後と推測し(ステップ
6)、現像剤残量検知レベルを最小値に設定する(ステ
ップ8)。つまり、ユーザーに対する表示を現像剤FU
LLとする。
【0069】検知電圧が比較値と同じか、それより小さ
い場合には(Vh≧V12)、電極対間の現像剤が減っ
ていると判断できることから、現像剤残量が少なくなっ
てきたと推測し(ステップ7)、CPUに予め設けてあ
る制御式に基づいて検知電圧V12に応じた現像剤残量
を算出する(ステップ9)。そして、算出した値と通常
設定されている現像剤残量検知レベルV11とを比較
し、ユーザーに現像剤量を表示する。
【0070】このような処理を行うことで、現像剤残量
を逐次表示する本発明によれば、カートリッジ状態に左
右されず、正確な現像剤残量の検出を行い、延いては、
現像剤残量を正確に表示することが可能となる。
【0071】又、本実施例では、カートリッジ状態をシ
ール開封直後の場合について説明したが、ジャム処理な
どでカートリッジを装置本体14に対して挿脱し、本体
14へ装着した直後の場合においても、同様の処理を行
い、現像剤残量を検出することが可能である。
【0072】実施例3 実施例1で説明したプロセスカートリッジBを備えた画
像形成装置Aにて、次のような態様で現像剤残量検知を
行うこともできる。
【0073】本実施例に従った現像剤量検知態様を、図
21に示すフローチャートに沿って説明する。
【0074】現像残量検知が開始されると(ステップ
1)、先ず、現像バイアスが印加される(ステップ
2)。これにより、現像ローラ9aと電極82間、及び
電極対80間の合成容量値Caに準じた検知電圧V12
が出力される(ステップ3)。この出力を一定時間サン
プルし、平均値若しくは最大値/最小値を比較値Vhと
して現像剤残量算出回路103のCPUに読み込み、保
持する(ステップ4、5)。又、この比較値と、上記検
知電圧V12とが比較される(ステップ6)。
【0075】検知電圧が比較値より大きい場合には(V
h<V12)、電極対間の現像剤が増えていると判断で
きることから、シール開封直後と推測し(ステップ
7)、現像剤残量検知レベルを最小値に設定する(ステ
ップ9)。つまり、ユーザーに対する表示を現像剤FU
LLとする。
【0076】検知電圧が比較値と同じか、それより小さ
い場合には(Vh≧V12)、電極対間の現像剤が減っ
ていると判断できることから、現像剤残量が少なくなっ
てきたと推測し(ステップ8)、CPUに予め設けてあ
る制御式に基づいて検知電圧V12に応じた現像剤残量
を算出する(ステップ10)。そして、算出した値と通
常設定されている現像剤残量検知レベルV11とを比較
し、ユーザーに現像剤量を表示する。
【0077】このような処理を行うことで、現像剤残量
を逐次表示する本発明によれば、カートリッジ状態に左
右されず、正確な現像剤残量の検出を行い、延いては、
現像剤残量を正確に表示することが可能となる。
【0078】又、本実施例では、現像剤残量を逐次表示
するものとして説明したが、現像剤残量を数段階の現像
剤LOW表示する構成においても、同様の処理を行い、
現像剤残量を検出することも可能である。
【0079】また、本実施例では、カートリッジ状態を
シール開封直後の場合について説明したが、ジャム処理
などでカートリッジを装置本体14に対して挿脱し、本
体14へ装着した直後の場合においても、同様の処理を
行い、現像剤残量を検出することが可能である。
【0080】実施例4 実施例1で説明したプロセスカートリッジBを備えた画
像形成装置Aにて、次のような態様で現像剤残量検知を
行うこともできる。
【0081】上述のように、電極対に入り込んでいる現
像剤量は、シール開封直後、本体挿脱直後は不安定な状
態にある。そのため、この時間域では検知を行わないシ
ーケンスを設定することで、誤検知を回避することがで
きる。
【0082】本実施例に従った現像剤量検知態様を、図
22に示すフローチャートに沿って説明する。
【0083】本体電源投入、或は、装置本体ドアオープ
ン/クローズが行われる(ステップ1)と、現像剤残量
検知はOFFとされる(ステップ2)。次いで、前多回
転動作時に現像バイアスが印加される(ステップ3)。
この前多回転時に現像ローラ9aと電極82間、及び電
極対80間の合成容量値Caに準じた検知電圧V12が
出力される。しかし、前多回転時は、電極対80(電極
81、82)間の現像剤量が不安定なため、上述のよう
に、現像剤残量検知はOFFとされ、その時間域での現
像剤検出を行わない。
【0084】その後、前回転、プリント動作時には、電
極対間の現像剤量が安定していることから、実施例1、
2、3で行ったシーケンスに基づき、正確なトナー量の
算出を行うことができる。
【0085】図6には、実施例1の場合のシーケンスを
記載しているが、これに限定するものではない。トナー
残量検知開始(ステップ5)以降のシーケンスは、実施
例1、2、3にて説明したと同じであるので、説明は省
略する。
【0086】実施例5 図23には、本発明の他の態様であるカートリッジ化さ
れた現像装置Cの一実施例を示す。
【0087】本実施例の現像装置Cは、現像ローラ9a
のような現像剤担持体と、この現像剤担持体に現像剤を
供給するために、内部にトナーを収容した現像室9A
と、を有し、プラスチック製の現像枠体11により一体
的にカートリッジ化される。即ち、本実施例の現像装置
Cは、実施例1で説明したプロセスカートリッジBの現
像装置構成部をユニット化したものであり、即ち、プロ
セスカートリッジBから、感光体ドラム7、帯電手段
8、クリーニング手段10を除いて一体化したカートリ
ッジと考えることができる。従って、実施例1〜4にて
説明した全ての現像装置構成部及び現像剤量検出手段構
成が同様に本実施例の現像装置においても適用される。
従って、これら構成及び作用についての説明は、実施例
1〜4において行った上記説明を援用する。
【0088】現像剤量検出装置からの現像剤残量情報
は、現像剤量表示手段により表示される。現像剤量表示
方法について説明すると、例えば、上述の現像剤量検出
装置による検知情報は、ユーザーのパソコンなどの端末
画面上に、図24及び図25に示すように表示される。
図24及び図25においては、現像剤量に応じて動く針
151がゲージ152のどの部分を指しているかによっ
て現像剤量がユーザーに報知される。
【0089】又、図26に示すように、電子写真画像形
成装置本体14に直接、LED等による表示部を設け、
現像剤量に応じてLED153を点滅させても良い。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装
置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
は、現像剤を電子写真感光体へ搬送するための現像剤担
持体を備えた現像剤容器と、現像剤容器内の現像剤残量
を検知するための対をなす第一及び第二の電極を備えた
現像剤残量検知手段とを有し、現像剤残量検知手段によ
る信号に基づきシール開封直後、若しくは、装置挿入直
後であると判断された場合には、現像剤残量検知を行わ
ないか、或は、現像剤残量検知手段からの信号を補正す
る構成とされるので、カートリッジ使用開始時のシール
開封直後、或は、ジャム処理などの後の装置本体への装
着直後における誤検知を回避した、現像剤量検知精度の
よい、しかもユーザーにとってより好ましい現像剤残量
の表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例
の概略構成図である。
【図2】本発明に係る電子写真画像形成装置の外観斜視
図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例
の縦断面図である。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジの下方より
見た外観斜視図である。
【図5】プロセスカートリッジを装着するための装置本
体の装着部を示す外観斜視図である。
【図6】本発明に従った現像剤量検出装置の一実施例の
概略構成を示す図である。
【図7】シール開封直後、或は、カートリッジ装着直後
の現像剤容器内の現像剤量と、現像剤検知手段の静電容
量の関係を説明するためのグラフである。
【図8】現像フレームに対する第一及び第二の電極の取
付態様を示す斜視図である。
【図9】現像フレームに対する第一及び第二の電極のの
取付態様を示す分解斜視図である。
【図10】本発明に従った現像剤量検出装置の第一及び
第二の電極の実施例を示す斜視図である。
【図11】本発明に係るプロセスカートリッジの他の実
施例の縦断面図である。
【図12】本発明に係るプロセスカートリッジの他の実
施例の縦断面図である。
【図13】現像フレームに対する第一及び第二の電極の
他の取付態様を示す斜視図である。
【図14】本発明に係るプロセスカートリッジの現像室
における現像剤の循環態様を説明するための縦断面図で
ある。
【図15】本発明に係るプロセスカートリッジの現像室
における現像剤の循環態様を説明するための縦断面図で
ある。
【図16】本発明に係るプロセスカートリッジの現像室
における現像剤の循環態様を説明するための縦断面図で
ある。
【図17】本発明に係るプロセスカートリッジの現像室
における現像剤の循環態様を説明するための縦断面図で
ある。
【図18】本発明に従った現像剤量検出装置のための現
像剤量検出回路の一実施例を示す図である。
【図19】本発明に従って現像剤残量逐次検知を行う際
の一実施例のフローチャートである。
【図20】本発明に従って現像剤残量逐次検知を行う際
の他の実施例のフローチャートである。
【図21】本発明に従って現像剤残量逐次検知を行う際
の他の実施例のフローチャートである。
【図22】本発明に従って現像剤残量逐次検知を行う際
の他の実施例のフローチャートである。
【図23】本発明に従った現像剤量検出装置を備えた一
実施例の現像装置の縦断面図である。
【図24】現像剤量表示の一実施例を示す図である。
【図25】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図26】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 光学手段 2 記録媒体 4 転写手段 7 感光体ドラム(電子写真
感光体) 8 帯電ローラ(帯電手段) 9 現像手段 9a 現像ローラ(現像剤担持
体) 9d 現像ブレード(現像剤量
規制部材) 10 クリーニング手段 11A 現像剤容器 13R、13L ガイド手段(装着手段) 14 装置本体 16R、16L ガイド部(装着手段) 100 現像剤量検出回路 101 現像バイアス回路 80 電極対 81 第一の電極(アンテナ
板) 82 第二の電極(アンテナ
板)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に装着され、
    電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために
    現像剤を収容し、この現像剤を前記電子写真感光体へ搬
    送するための現像剤担持体を備えた現像剤容器と、前記
    現像剤容器内の現像剤残量を検知するための対をなす第
    一及び第二の電極を備えた現像剤残量検知手段とを有す
    る現像装置において、 前記現像剤残量検知手段による信号に基づきシール開封
    直後、若しくは、装置挿入直後であると判断された場合
    には、現像剤残量検知を行わないか、或は、前記現像剤
    残量検知手段からの信号を補正することを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の電極と第二の電極は、前記現
    像剤担持体の表面に付着する現像剤の量を規制する現像
    剤層厚規制部材により前記現像剤担持体の表面から除去
    された現像剤が前記第一の電極と第二の電極との間に進
    入可能とされる位置に配置されていることを特徴とする
    請求項1の現像装置
  3. 【請求項3】 前記現像剤担持体は現像ローラであり、
    前記第一の電極と第二の電極は、前記現像ローラの長手
    方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1
    又は2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の電極は、第二の電極よりも前
    記現像剤担持体から離れた位置に配置されていることを
    特徴とする請求項1、2又は3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の電極と第二の電極は平板形状
    であって、前記第一の電極と第二の電極は現像剤の進入
    口側の間隔が広いことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかの項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の電極は平板形状であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の現像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第二の電極は平板形状であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の現像装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第一の電極は棒状であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記第二の電極は棒状であることを特徴
    とする請求項1〜4いずれかの項に記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    なプロセスカートリッジにおいて、(a)電子写真感光
    体と、(b)前記電子写真感光体に形成された静電潜像
    を現像するために現像剤を収容し、この現像剤を前記電
    子写真感光体へ搬送するための現像剤担持体を備えた現
    像剤容器と、前記現像容器内に設けられた対をなす第一
    及び第二の電極を備えた現像剤残量検知手段と、を有す
    る現像装置と、を有し、前記現像剤残量検知手段による
    信号に基づきシール開封直後、若しくは、装置挿入直後
    であると判断された場合には、現像剤残量検知を行わな
    いか、或は、前記現像剤残量検知手段からの信号を補正
    することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記第一の電極と第二の電極は、前記
    現像剤担持体の表面に付着する現像剤の量を規制する現
    像剤層厚規制部材により前記現像剤担持体の表面から除
    去された現像剤が前記第一の電極と第二の電極との間に
    進入可能とされる位置に配置されていることを特徴とす
    る請求項10のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記現像剤担持体は現像ローラであ
    り、前記第一の電極と第二の電極は、前記現像ローラの
    長手方向に沿って配置されていることを特徴とする請求
    項10又は11のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記第一の電極は、第二の電極よりも
    前記現像剤担持体から離れた位置に配置されていること
    を特徴とする請求項10、11又は12のプロセスカー
    トリッジ。
  14. 【請求項14】 前記第一の電極と第二の電極は平板形
    状であって、前記第一の電極と第二の電極は現像剤の進
    入口側の間隔が広いことを特徴とする請求項10〜13
    のいずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記第一の電極は平板形状であること
    を特徴とする請求項10〜13のいずれかの項に記載の
    プロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記第二の電極は、平板形状であるこ
    とを特徴とする請求項10〜13のいずれかの項に記載
    のプロセスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記第一の電極は棒状であることを特
    徴とする請求項10〜13のいずれかの項に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記第二の電極は棒状であることを特
    徴とする請求項10〜13のいずれかの項に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 記録媒体に画像を形成するための電子
    写真画像形成装置において、(a)電子写真感光体と、
    (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための
    静電潜像形成手段と、(c)前記電子写真感光体に形成
    された静電潜像を現像するために現像剤を収容し、この
    現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するための現像剤担
    持体を備えた現像剤容器と、前記現像容器内に設けられ
    た対をなす第一及び第二の電極とを有する現像装置と、
    (d)前記現像剤担持体と前記第一の電極間の静電容量
    値、及び前記第一及び第二の電極間の静電容量値の合成
    容量値を測定する測定手段と、(e)前記測定手段によ
    り得られた容量値を基に現像剤量を算出する算出手段
    と、(f)前記測定手段により得られる容量値を一定の
    タイミングで読み込む読込手段と、(g)前記読込手段
    の読み込んだ値を保持する保持手段と、(h)前記保持
    手段に保持された値と一定期間後前記測定手段により得
    られる容量値を比較する比較手段と、(i)前記比較手
    段の比較結果に基づき、前記現像装置の状態を判断する
    判断手段と、(j)前記判断手段の判断に基づき、前記
    算出手段の算出式を補正する補正手段と、を有すること
    を特徴とする電子写真画像形成装置。
  20. 【請求項20】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形
    成装置において、(a)電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するた
    めに現像剤を収容し、この現像剤を前記電子写真感光体
    へ搬送するための現像剤担持体とを備えた現像剤容器
    と、前記現像容器内に設けられた対をなす第一及び第二
    の電極とを有する現像装置と、を有するプロセスカート
    リッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、
    (b)前記現像剤担持体と前記第一の電極間の静電容量
    値、及び前記第一及び第二の電極間の静電容量値の合成
    容量値を測定する測定手段と、(c)前記測定手段によ
    り得られた容量値を基に現像剤量を算出する算出手段
    と、(d)前記測定手段により得られる容量値を一定の
    タイミングで読み込む読込手段と、(e)前記読込手段
    の読み込んだ値を保持する保持手段と、(f)前記保持
    手段に保持された値と一定期間後前記測定手段により得
    られる容量値を比較する比較手段と、(g)前記比較手
    段の比較結果に基づき、前記現像装置の状態を判断する
    判断手段と、(h)前記判断手段の判断に基づき、前記
    算出手段の算出式を補正する補正手段と、を有すること
    を特徴とする電子写真画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記算出手段は、電源投入後、若しく
    は、ドア開閉後の一定期間機能しないシーケンスを備え
    たことを特徴とする請求項19又は20の電子写真画像
    形成装置。
  22. 【請求項22】 前記判断手段は、前記比較手段の比較
    にて、前記保持手段で保持された値が一定期間後に得ら
    れた前記測定手段の容量値より小さい場合に、シール開
    封直後、若しくは、装置挿入直後であると判断すること
    を特徴とする請求項19、20又は21の電子写真画像
    形成装置。
  23. 【請求項23】 前記第一の電極と第二の電極は、前記
    現像剤担持体の表面に付着する現像剤の量を規制する現
    像剤層厚規制部材により前記現像剤担持体の表面から除
    去された現像剤が前記第一の電極と第二の電極との間に
    進入可能とされる位置に配置されていることを特徴とす
    る請求項19〜22のいずれかの項に記載の電子写真画
    像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記第一の電極と第二の電極は、前記
    現像剤担持体としての現像ローラの長手方向に沿って配
    置されていることを特徴とする請求項23の電子写真画
    像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記第一の電極は、第二の電極よりも
    前記現像剤担持体から離れた位置に配置されていること
    を特徴とする請求項19〜24のいずれかの項に記載の
    電子写真画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記第一の電極と第二の電極は平板形
    状であって、前記第一の電極と第二の電極は現像剤の進
    入口側の間隔が広いことを特徴とする請求項19〜25
    のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記第一の電極は平板形状であること
    を特徴とする請求項19〜25のいずれかの項に記載の
    電子写真画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記第二の電極は、平板形状であるこ
    とを特徴とする請求項19〜25のいずれかの項に記載
    の電子写真画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記第一の電極は棒状であることを特
    徴とする請求項19〜25のいずれかの項に記載の電子
    写真画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記第二の電極は棒状であることを特
    徴とする請求項19〜25のいずれかの項に記載の電子
    写真画像形成装置。
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