JP2001125245A - 写真感光材料の搬送装置 - Google Patents

写真感光材料の搬送装置

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JP2001125245A
JP2001125245A JP30404599A JP30404599A JP2001125245A JP 2001125245 A JP2001125245 A JP 2001125245A JP 30404599 A JP30404599 A JP 30404599A JP 30404599 A JP30404599 A JP 30404599A JP 2001125245 A JP2001125245 A JP 2001125245A
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photographic
roller
transport
photographic paper
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JP30404599A
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English (en)
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Yukio Ikeda
幸生 池田
Kazuo Einaga
和夫 永長
Takuya Tsujita
拓也 辻田
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の写真感光材料を排出部まで並列搬送
して排出部から排出する際に、これら並列搬送された複
数枚の写真感光材料を排出部から同時に排出することの
出来る写真感光材料の搬送装置を提供する。 【解決手段】 振り分け装置により複数列に振り分けら
れた印画紙を、弾性付勢手段を介してローラ面同士を圧
接させるようにした複数の搬送ローラ対によって並列搬
送して、排出部から排出するようにした搬送装置におい
て、振り分け装置により複数列に振り分けられた各列の
印画紙が排出部から同時に排出されるように、これら各
列の印画紙を搬送ローラ対に送り込むタイミングを制御
する制御装置を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙等の写真感
光材料を搬送するために用いる写真感光材料の搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に印画紙等の写真感光材料を現像処
理する写真処理機では、写真感光材料を、複数の処理液
タンク内に充填した現像液や定着液等の各種処理液に侵
漬させて、この処理液タンク内に装填した搬送装置によ
り、前記写真感光材料を搬送しながら、現像・漂白・定
着・水洗の各処理を順次行った後、この写真感光材料を
乾燥処理部内に送り込み、乾燥処理部内に送り込まれる
乾燥空気により乾燥した上で、印画紙排出部からベルト
コンベヤ上に排出し、ベルトコンベヤにより写真処理機
の正面側に搬送するようにしている。
【0003】また処理液タンク内に装填される搬送装置
は、例えば特開平5−82569号公報に示され、図9
に概略的に示すように、ラックの左右側板Aの幅方向中
央部に、搬送ローラを構成するセンターローラBの駆動
軸B1の軸端部を回転自由に支持すると共に、このセン
ターローラBを挟んで、ラックの前面側と背面側にそれ
ぞれ搬送ローラを構成するサイドローラCを配置して、
これらサイドローラCの駆動軸C1の軸端部を軸受部材
Dを介して左右両側板Aに回転自由に支持している。
【0004】そして両サイドローラCを回転自由に支持
する軸受部材Dには、コイルスプリングから成る止め環
Eを掛け渡して、この止め環Eのばね力により、サイド
ローラCのローラ面をセンターローラBのローラ面に圧
接させ、これらローラC・Bの回転駆動により、サイド
ローラCとセンターローラBとで写真感光材料を挟みな
がらラックの前面側から背面側に沿って搬送するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の搬送
装置では、サイドローラCの両軸端部に位置する軸受部
材Dに前記した止め環Eが装着されていることから、サ
イドローラCが図9に示すようにその軸芯方向に対して
湾曲状に撓んで、サイドローラCとセンターローラBと
の長さ方向中間部位の圧接力が低下することがあり、以
上の搬送装置では、図9に示すように、例えば3枚の写
真感光材料を並列搬送する場合、搬送ローラの軸方向両
側部位の側部レーンで搬送される写真感光材料P1より
も搬送ローラの軸方向中央部位の中央レーンで搬送され
る写真感光材料P2に搬送遅れが生じる。
【0006】そのため以上の搬送装置を搭載した写真処
理装置では、図10に概略的に示すごとく、側部レーン
で搬送されて来た2枚の写真感光材料P1・P3が、先
ずベルトコンベヤF上に排出されて、このベルトコンベ
ヤFで搬送された後、中央レーンで搬送されて来た写真
感光材料P2がベルトコンベヤF上に排出されて搬送さ
れることとなり、並列搬送された来た3枚の写真感光材
料のベルトコンベヤFを介して搬送されてくる順番が狂
う不具合がある。
【0007】またサイドローラCとセンターローラBと
の軸方向中間部位の圧接力低下に対処する方法として、
図11に概略的に示すように、軸方向中央部に大径ロー
ラ部C2を設けたサイドローラCを用いる方法もある
が、以上の搬送装置では、サイドローラCの軸方向中央
部の大径ローラ部C2と軸方向両端部の周速度の違いに
より、図12に示すように、例えば3枚の写真感光材料
を並列搬送する場合、搬送ローラの軸方向中央部位の中
央レーンで搬送される写真感光材料P2よりも搬送ロー
ラの軸方向両側部位の側部レーンで搬送される写真感光
材料P1・P3に搬送遅れが生じる。
【0008】従って以上の搬送装置を搭載した写真処理
装置にあっても、図12に概略的に示すごとく、中央レ
ーンで搬送されて来た写真感光材料P2が、先ずベルト
コンベヤF上に排出されて、このベルトコンベヤFで搬
送された後、側部レーンで搬送されて来た2枚の写真感
光材料P1・P3がベルトコンベヤF上に排出されて搬
送されることとなって、並列搬送された来た3枚の写真
感光材料のベルトコンベヤFを介して搬送される順番が
狂う不具合は解消されない。
【0009】そのため従来では、以上のごとく写真感光
材料のベルトコンベヤFで搬送される順番が狂うのをな
くするため、並列搬送されて来る複数枚の写真感光材料
がすべて排出部からベルトコンベヤF上に排出されるま
でベルトコンベヤFを停止させる方法が採られている
が、以上のごとくベルトコンベヤFを停止させると、写
真処理装置の処理能力が低下する不具合が生じる。
【0010】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、複数枚の写真感光材料
を排出部まで並列搬送して排出部から排出する際に、こ
れら並列搬送された複数枚の写真感光材料を排出部から
同時に排出することの出来る写真感光材料の搬送装置を
提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、振り分け装置により複数列
に振り分けられた写真感光材料を、弾性付勢手段を介し
てローラ面同士を圧接させるようにした複数の搬送ロー
ラ対によって並列搬送して、排出部から排出するように
した写真感光材料の搬送装置において、振り分け装置に
より複数列に振り分けられた各列の写真感光材料が排出
部から同時に排出されるように、これら各列の写真感光
材料を搬送ローラ対に送り込むタイミングを制御する制
御装置を設けたのである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の搬
送装置において、複数列に振り分けられた各列の写真感
光材料が搬送ローラ対に送り込まれるタイミングを調整
可能としたのである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用する写真処
理装置を概略的に示したものであって、基本的には、写
真感光材料の一例である印画紙Pの焼付処理を行う焼付
処理機S1と、焼付けの終了した印画紙Pに対して現像
などの処理を施す現像処理機S2と、焼き付け処理機S
1で焼き付け処理された印画紙Pを、中央レーンR2と
左右の側部レーンR1・R3の3列に振り分けるための
振り分け装置S3とから構成されている。
【0014】焼付処理機S1は、ペーパーマガジン1a
から引き出された印画紙Pに対してネガフィルムの画像
を焼き付けるための露光装置1bを備え、また現像処理
機S2は、露光装置1bで露光済の印画紙Pを現像処理
するための現像装置2aと、印画紙Pの表面に付着する
処理液を除去するための除去装置2bと、現像処理装置
2aで現像処理された印画紙Pを乾燥するための乾燥装
置2cと、乾燥された印画紙Pを排出するプリント排出
装置2dと、プリント排出装置2dから排出される印画
紙Pを受け止めて処理装置の正面側に搬送するためのベ
ルトコンベヤ2eとを備えている。
【0015】現像装置2aは、複数の処理液槽21内
に、現像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種処理液
を個別に充填すると共に、これら各処理液槽21内に
は、印画紙Pの搬送を行うための搬送機構3を搭載して
いる。
【0016】また振り分け装置S3は、図5及び図6で
概略的に示すように、前後一対のプーリ11間に巻回さ
れた3条の搬送ベルト対12a・12b・12cと、各
搬送ベルト対12a・12b・12cを個別に駆動させ
るためのステッピングモータ13a・13b・13c
と、これらプーリ11、搬送ベルト12a・12b・1
2c及びステッピングモータ13a・13b・13cを
支持するフレーム14と、このフレーム14を印画紙P
の搬送方向と直交する方向に移動させるための移動装置
15とを備え、搬送ベルト対12a・12b・12cで
印画紙Pを挟持して搬送するようにしている。
【0017】以上の写真処理装置は、ペーパーマガジン
1aから順次引き出されてプリントサイズにカットした
印画紙Pに、ネガフィルムの画像を露光装置1bで焼付
け、この印画紙Pを振り分け装置S3を介して現像装置
2aに搬送して、現像装置2aの処理液槽21内に充填
した現像液や定着液等の各種処理液に侵漬させて、搬送
機構3により搬送しながら現像・漂白・定着・安定等の
各処理を順次行った後、除去装置2bにより、印画紙P
の表面に付着する処理液を除去した上で、この印画紙P
を、乾燥装置2cに更に送り込んで乾燥空気により乾燥
して、プリント排出装置2dからベルトコンベヤ2e上
に排出するようにしている。
【0018】また以上の写真処理装置において、処理液
槽21内に搭載する搬送機構3は、基本的には、処理液
槽21内に装填する縦長のラック4と、このラック4に
回転自在に支持する搬送ローラ5とを備えているのであ
って、実施形態では、この搬送ローラ5を、ラック4の
前面側と背面側との中間位置に回転自由に支持する複数
のセンターローラ6と、このセンターローラ6を挟んで
ラック4の前面側に回転自由に支持する複数のサイドロ
ーラ7a、並びにラック4の背面側に回転自由に支持す
る複数のサイドローラ7bから構成して、ラック4の前
面側では、相対向するセンターローラ6とサイドローラ
7aとで搬送ローラ対50を構成すると共に、この搬送
ローラ対50間、即ち、センターローラ6とサイドロー
ラ7aとの間に印画紙Pを通して、これら両ローラ6・
7aで印画紙Pを下方に搬送させ、またラック4の背面
側では、相対向するセンターローラ6とサイドローラ7
bとで搬送ローラ対50を構成すると共に、この搬送ロ
ーラ対50間、即ち、センターローラ6とサイドローラ
7bとの間に印画紙Pを通して、これら両ローラ6・7
bで印画紙Pを上方に搬送させるようにしている。
【0019】以上のセンターローラ6及びサイドローラ
7a・7bにあっては、それぞれのローラ面60・70
a・70bの外径を全長に渡って同一径としている。
【0020】ラック4は、合成樹脂材料から縦長に形成
されたものであって、その上端には、把手41を一体形
成する一方、ラック4の左右内側壁板42・43の幅方
向両端部には、サイドローラ7a・7bの軸受部材8を
組み付けるための切欠44を所定間隔開けて複数形成し
ている。
【0021】切欠44は、図4に示すように、上下方向
斜めにわずかに傾斜しながら各内側壁板42・43の幅
方向に延び、その長さ方向一端がこれら側壁板42・4
3の幅方向一端で開口し、長さ方向他端は半円形に形成
されている。
【0022】軸受部材8は合成樹脂材料から形成され、
図3に示すように、前記切欠44に挿嵌可能な断面円形
の筒軸部81と、この筒軸部81から径方向に突出する
一対のフランジ82・83とを備え、筒軸部81の軸芯
には、サイドローラ7a・7bの支持軸71a・71b
が挿通可能な軸孔84を設けている。
【0023】前記軸受部材8における筒軸部81の外周
面には、図3に示すように、所定間隔開けて平行に延び
る一対の突片85を突設して、筒軸部81の前記切欠4
4内への挿嵌時、突片85により、軸受部材8が切欠4
4内で回転しないように成しているのであって、切欠4
4内に挿嵌した軸受部材8の軸孔84に、サイドローラ
7a・7bの支持軸71a・71bの軸端部を挿嵌する
と共に、両支持軸71a・71bを支持する両軸受部材
8にコイルばねから成る止め環80を掛け渡して、この
止め環80のばね力により、両サイドローラ7a・7b
をセンターローラ6側に付勢させ、両サイドローラ7a
・7bのローラ面70a・70bをセンターローラ6の
ローラ面60に圧接させるようにしている。
【0024】また以上の搬送ローラ5では、センターロ
ーラ6の支持軸61にドライブギヤ(図示せず)を設け
ると共に、サイドローラ7a・7bの支持軸71a・7
1bには、前記ドライブギヤに噛合するドリブンギヤ
(図示せず)を設け、サイドローラ7a・7bを、モー
タ(図示せず)の駆動により回転するセンターローラ6
に連動させるようにしている。
【0025】以上の搬送装置において、実施形態では、
振り分け装置S3により3列に振り分けられた各列の印
画紙P1・P2・P3が、搬送機構3により搬送された
後、プリント排出装置2dからベルトコンベヤ2e上に
同時に排出されるように、これら各列の印画紙P1・P
2・P3を搬送機構3の搬送ローラ対50に送り込むタ
イミングを制御する制御装置9を設け、この制御装置9
により、振り分け装置S3を構成する各ステッピングモ
ータ13a・13b・13c及び移動装置15の駆動モ
ータ15aの駆動制御を行うようにしているのであっ
て、前記制御装置9は、マイクロコンピュータにより構
成されている。
【0026】具体的には、予め、各レーンR1・R2・
R3の印画紙P1・P2・P3が、同時に振り分け装置
S3から搬送機構3に送られて最終的にベルトコンベヤ
2e上に排出された時点で、中央レーンR2で搬送され
る印画紙P2が、左右の側部レーンR1・R3で搬送さ
れる印画紙P1・P3よりもどれくらいの時間若しくは
距離の搬送遅れが生じるのか実験して、そのデータをと
り、このデータに基づいて、振り分け装置S3の各搬送
ベルト対12a・12b・12cに印画紙が送り込まれ
る際の各ステッピングモータ13a・13b・13cの
駆動時間を制御するようにしている。
【0027】即ち、前記データに基づいて、振り分け装
置S3の作動時における各ステッピングモータ13a・
13b・13cの駆動制御のプログラムを組み、並列搬
送時での前記振り分け装置S3の作動に伴い、前記プロ
グラムに従って、前記制御装置9により各ステッピング
モータ13a・13b・13cの駆動を制御して、各搬
送ベルト対12a・12b・12cに送り込まれる印画
紙P1・P2・P3中、図7に示すごとく、通常のまま
では搬送遅れが生じる中央レーンR2の印画紙P2を、
その遅れる距離だけ側部レーンR1・R3の印画紙P1
・P3よりも進行方向前方に位置させるようにしてい
る。
【0028】また図に示す実施形態では、制御装置9の
入力ポートに接続した入力装置91の操作により、3列
に振り分けられる各列の印画紙が搬送機構3に送り込ま
れるタイミングを任意微調整出来るようにして、たとえ
ば、プリント排出装置2dからベルトコンベヤ2e上に
排出される3枚の印画紙P1・P2・P3のタイミング
がずれて来た場合に、そのタイミングをオペーレターが
微調整出来るようにしている。
【0029】斯くして以上の搬送装置にあっては、3枚
の印画紙Pを並列搬送する場合において、露光装置1b
で画像が焼付けられた印画紙Pが、振り分け装置S3の
作動により各レーンR1・R2・R3に対応する搬送ベ
ルト対12a・12b・12cに送り込まれる際、制御
装置9により、各ステッピングモータ13a・13b・
13cの駆動が制御されて、図7に概略的に示すよう
に、通常のままでは搬送遅れが生じる中央レーンR2の
印画紙P2が、側部レーンR1・R3の印画紙P1・P
3よりもその遅れる距離だけ進行方向前方に位置し、か
かる状態にて、搬送機構3に送りこまれるのである。
【0030】そして、搬送機構3では、搬送ローラの軸
方向両側部位の側部レーンR1・R3で搬送される印画
紙P1よりも搬送ローラの軸方向中央部位の中央レーン
R2で搬送される印画紙P2に搬送遅れが徐々に生じ
て、印画紙P2と印画紙P1・P3との差が次第に解消
され、最終的に、図7に示すように、3枚の印画紙P1
・P2・P3が同時にプリント排出装置2dからベルト
コンベヤ2eに排出されることとなる。
【0031】従って、以上の搬送装置では、ベルトコン
ベヤ2eで搬送される印画紙が順番通りに整列させるこ
とが出来るし、整列に要する時間も短縮するし、処理能
力も従来よりも向上する。
【0032】以上の実施形態では、ローラ面60・70
a・70bの外径を全長に渡って同一径としたセンター
ローラ6及びサイドローラ7a・7bを用いたが、図8
に概略的に示すように、サイドローラ7a・7bの長さ
方向中間部に、このサイドローラ7a・7bにおけるロ
ーラ面70a・70bの外径よりもわずかに大きくて、
しかも全長に渡って同一径としたローラ面を備えた大径
ローラ部72a・72bを一体に設けたものを用いても
よく、この場合には、前記したごとく、サイドローラ7
a・7bの軸方向中央部の大径ローラ部72a・72b
と軸方向両端部の周速度の違いにより、3枚の印画紙を
並列搬送する場合、搬送ローラの軸方向中央部位の中央
レーンR2で搬送される印画紙P2よりも搬送ローラの
軸方向両側部位の側部レーンR1・R3で搬送される印
画紙P2に搬送遅れが生じる。
【0033】従って、以上の実施形態の場合には、予
め、各レーンR1・R2・R3の印画紙P1・P2・P
3が、同時に振り分け装置S3から搬送機構3に送られ
て最終的にベルトコンベヤ2e上に排出された時点で、
左右の側部レーンR1・R3で搬送される印画紙P1・
P3が、中央レーンR2で搬送される印画紙P2よりも
どれくらいの時間若しくは距離の搬送遅れが生じるのか
実験して、そのデータをとり、このデータに基づいて、
振り分け装置S3の作動時における各ステッピングモー
タ13a・13b・13cの駆動制御のプログラムを組
み、並列搬送時での前記振り分け装置の作動に伴い、前
記プログラムに従って、前記制御装置9により各ステッ
ピングモータ13a・13b・13cの駆動を制御し
て、各搬送ベルト対12a・12b・12cに送り込ま
れる印画紙P1・P2・P3中、図8に示すごとく、通
常のままでは搬送遅れが生じる側部レーンR1・R2の
印画紙P1・P3を、その遅れる距離だけ中央レーンR
2の印画紙P2よりも進行方向前方に位置させるのであ
る。
【0034】斯くして以上の実施形態には、3枚の印画
紙Pを並列搬送する場合において、露光装置1bで画像
が焼付けられた印画紙Pが、振り分け装置S3の作動に
より各レーンR1・R2・R3に対応する搬送ベルト対
12a・12b・12cに送り込まれる際、制御装置9
により、各ステッピングモータ13a・13b・13c
の駆動が制御されて、図8に概略的に示すように、通常
のままでは搬送遅れが生じる側部レーンR1・R3の印
画紙P1・P3が、その遅れる距離だけ中央レーンR2
の印画紙P2よりも進行方向前方に位置し、かかる状態
にて、搬送機構3に送りこまれるのである。
【0035】そして、搬送機構3では、中央レーンR2
で搬送される印画紙P2よりも側部レーンR1・R3で
搬送される印画紙P1・P3に搬送遅れが徐々に生じ
て、印画紙P1・P3と印画紙P2との差が次第に解消
され、最終的に、図7に示すように、3枚の印画紙P1
・P2・P3が同時にプリント排出装置2dからベルト
コンベヤ2eに排出されることとなる。
【0036】従って、以上の搬送装置にあっても、ベル
トコンベヤ2eで搬送される印画紙を順番通りに整列さ
せることが出来るし、その整列に要する時間も短縮する
し、処理能力も従来よりも向上する。
【0037】また以上の実施形態では、写真感光材料と
して印画紙Pの搬送装置に適用したが、写真フィルムの
搬送装置に適用してもよい。
【0038】また以上の実施形態の搬送装置では、3枚
の印画紙Pを並列搬送するようにしたが、これに限定さ
れるものではなく、例えば4枚若しくは5枚の印画紙P
を並列搬送するようにしたものでもよい。
【0039】尚、図9、図11では、本願の発明が理解
し易いように、サイドローラの撓みを実際よりも強調し
て表している。
【0040】
【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明によれ
ば、振り分け装置により複数列に振り分けられた写真感
光材料を、弾性付勢手段を介してローラ面同士を圧接さ
せるようにした複数の搬送ローラ対によって並列搬送し
て、排出部から排出するようにした写真感光材料の搬送
装置において、振り分け装置により複数列に振り分けら
れる各列の写真感光材料が排出部から同時に排出される
ように、これら各列の写真感光材料を搬送ローラ対に送
り込むタイミングを制御する制御装置を設けたことによ
り、複数枚の写真感光材料を排出部まで並列搬送して排
出部から排出する際に、これら並列搬送された複数枚の
写真感光材料を排出部から同時に排出することが出来、
従って、以上の搬送装置では,排出部から排出される写
真感光材料を順番通りに整列させることが出来るのは勿
論のこと、その処理能力も従来よりも向上させることが
出来る。
【0041】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の搬送装置において、複数列に振り分けられる各
列の写真感光材料が搬送ローラ対に送り込まれるタイミ
ングを調整可能としたことにより、請求項1記載の発明
の効果に加え、例えば搬送ローラの磨耗等に伴い、複数
枚の写真感光材料が排出部から排出されるタイミングが
ずれて来た場合にあっても、そのタイミングをオペーレ
ターが微調整することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる搬送装置を搭載した写真処理
装置の説明図。
【図2】 ラックの概略斜視図。
【図3】 ラックの要部の分解斜視図。
【図4】 ラックの要部の説明図。
【図5】 本発明にかかる搬送装置の要部の概略説明
図。
【図6】 本発明にかかる搬送装置の振り分け装置の概
略説明図。
【図7】 本発明にかかる搬送装置の作動説明図。
【図8】 本発明にかかる搬送装置の別の実施形態の作
動説明図。
【図9】 従来のラックの要部を平面的に見た説明図。
【図10】 図9に示すラックを採用した搬送装置の作
動説明図。
【図11】 従来のラックの別の実施形態の要部を平面
的に見た説明図。
【図12】 図11に示すラックを採用した搬送装置の
作動説明図。
【符号の説明】
50 搬送ローラ対 6 センターローラ(搬送ローラ) 7a・7b サイドローラ(搬送ローラ) P 印画紙(写真感光材料) S3 振り分け装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻田 拓也 和歌山市梅原579−1 ノーリツ鋼機株式 会社内 Fターム(参考) 2H098 CA02 CA20 CA41 CA43 2H112 BA18 BA27 BA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振り分け装置により複数列に振り分けられ
    た写真感光材料を、弾性付勢手段を介してローラ面同士
    を圧接させるようにした複数の搬送ローラ対によって並
    列搬送して、排出部から排出するようにした写真感光材
    料の搬送装置において、振り分け装置により複数列に振
    り分けられる各列の写真感光材料が排出部から同時に排
    出されるように、これら各列の写真感光材料を搬送ロー
    ラ対に送り込むタイミングを制御する制御装置を設けて
    いることを特徴とする写真感光材料の搬送装置。
  2. 【請求項2】複数列に振り分けられる各列の写真感光材
    料が搬送ローラ対に送り込まれるタイミングを調整可能
    としている請求項1記載の写真感光材料の搬送装置。
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