JP2001124801A - 非接触型交流電圧計測方法及び計測装置 - Google Patents

非接触型交流電圧計測方法及び計測装置

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JP2001124801A
JP2001124801A JP30722099A JP30722099A JP2001124801A JP 2001124801 A JP2001124801 A JP 2001124801A JP 30722099 A JP30722099 A JP 30722099A JP 30722099 A JP30722099 A JP 30722099A JP 2001124801 A JP2001124801 A JP 2001124801A
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impedance
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insulating coating
resistor
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Shoichiro Hirose
昇市郎 広瀬
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Nichido Denko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高耐圧、高出力の演算増幅器や周波数発振器
を用いず全体を簡単かつ安価に構成できるとともに、低
電圧で動作可能にして携帯用にも適し、しかも、絶縁被
覆の材質や厚みに関係なく交流電圧を安定よく計測でき
るようにする。 【解決手段】 電線4の絶縁被覆3の互いに離れた2点
の表面を覆うように把持可能な検出プローブ5,5間の
電圧を、絶縁被覆3のインピーダンスよりも高いインピ
ーダンスに設定されて直列に接続された2つの抵抗Rx
1,Rx2により分圧し、入力側が2つの抵抗Rx1,
Rx2に接続され、かつ、各抵抗のインピーダンスより
もさらに高いインピーダンスを持つ増幅器9により増幅
し、その増幅されて出力される電圧を計測器本体7の演
算・表示回路10で演算し交流電圧として表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニル絶縁電線な
どのように、絶縁被覆された導体に印加される交流電圧
を、導体とは非接触で絶縁被覆の上から計測する非接触
型交流電圧計測方法及び計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商用交流電圧の計測に従来一般より用い
られている交流電圧計の場合は、絶縁被覆の一部を剥離
して一方の測定電極を導体に直接的に接続したり、ある
いは、導体に予め電圧測定専用の端子を接続し、この専
用の端子を絶縁被覆の外方へ突出させたりする必要があ
って、作業性及び安全性の面で好ましくなかった。
【0003】上記のような接触型の計測手段による難点
を解消するものとして、従来、実開平6−28748号
公報や特開平10−206468号公報でみられるよう
に、絶縁被覆の上から交流電圧を計測可能とした非接触
型の計測方法及び装置が提案されている。
【0004】そのうち、前者の実開平6−28748号
公報に記載されている非接触型の計測装置は、絶縁被覆
を覆うピックアップと接地との間に直列に2つの抵抗を
接続するとともに、これら2つの抵抗による分圧比の逆
数に等しい演算増幅器を設け、この演算増幅器の出力電
圧をピックアップに加えることにより、絶縁被覆の静電
容量を見かけ上なくすることによって、交流電圧を非接
触に計測するように構成されたものである。
【0005】一方、後者の特開平10−206468号
公報に記載されている非接触型の計測装置は、発振器か
ら出力される所定周波数の信号を絶縁被覆の表面の一部
を覆う検出電極に加えることにより、その検出電極と導
体との間のインピーダンスを計測するとともに、導体に
印加された電圧に起因して検出電極から流出する電流を
計測し、それら計測電流と計測インピーダンスとから導
体に印加される電圧を非接触に計測するように構成され
たものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来提案の非
接触型交流電圧計測装置のうち、前者のものは、演算増
幅器の出力が100Vもしくは200Vなどの高い電圧
であることから、演算増幅器として高耐圧かつ高出力の
ものに構成する必要があって、装置構成が複雑かつ高価
になるばかりでなく、動作電圧が高いために、携帯用に
は不向きである。また、後者のものは、前者のものに比
べて動作電圧が低く、高耐圧、高出力の特殊な演算増幅
器の使用が不要であり、また、電源も乾電池などでよい
ので携帯用として好適であるものの、高価な周波数発振
器を用いることと、インピーダンスと電流を各別に計測
した上、それら両計測値から電圧を計測するものである
ために、回路構成が複雑化しやすいこととによって、装
置の全体構成が複雑かつ高価になることは免れ得ない。
加えて、周波数発振器による発振周波数の精度が目的と
する電圧の計測性能に大きく影響し、計測性能の安定維
持が難しいという問題があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、高耐圧、高出力の演算増幅器や周波数発振器の使用
が不要で、全体を簡単かつ安価に構成できるとともに、
低電圧での動作を可能にして携帯用にも適し、しかも、
絶縁被覆の材質や厚みに関係なく交流電圧を安定よく計
測することができる非接触型交流電圧計測方法及び計測
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る非接触型交流電圧計測方法
は、絶縁被覆された導体に印加される交流電圧を上記絶
縁被覆の上から計測する非接触型交流電圧計測方法であ
って、上記絶縁被覆の互いに離れた2点の表面を覆うよ
うに把持可能な検出端部間の電圧を、絶縁被覆のインピ
ーダンスよりも高いインピーダンスに設定されて各検出
端部にそれぞれ直列に接続された2つの抵抗により分圧
し、入力側が上記2つの抵抗に接続され、かつ、各抵抗
のインピーダンスよりもさらに高いインピーダンスを持
つ増幅器により増幅し、その増幅されて出力される電圧
を計測することを特徴とし、また、請求項2の発明に係
る非接触型交流電圧計測装置は、絶縁被覆された導体に
印加される交流電圧を上記絶縁被覆の上から計測する非
接触型交流電圧計測装置であって、上記絶縁被覆の互い
に離れた2点の表面を覆うように絶縁被覆を把持可能な
検出端部と、上記絶縁被覆のインピーダンスよりも高い
インピーダンスに設定されて各検出端部にそれぞれ直列
に接続され、両検出端部間の電圧を分圧する2つの抵抗
と、入力側が上記2つの抵抗に接続され、かつ、各抵抗
のインピーダンスよりも高いインピーダンスを持ち分圧
電圧を増幅する増幅器と、その増幅器により増幅されて
出力される電圧を計測する計測器本体とを具備している
ことを特徴とするものである。
【0009】上記構成の請求項1及び請求項2の発明に
よれば、導体への電圧印加に伴い絶縁被覆の互いに離れ
た2点の表面を覆うように絶縁被覆に把持させた検出端
部間に電圧が生じると、その電圧は、静電容量と抵抗と
により分圧回路を構成する絶縁被覆のインピーダンスよ
りも高いインピーダンスに設定されて直列に接続されて
いる抵抗により分圧され、かつ、その分圧された電圧が
各抵抗よりもさらに高いインピーダンスを持つ増幅器に
より増幅されて出力されることになる。その出力電圧は
導体の2点間の電圧にほぼ比例した値であり、これを計
測器本体で計測することにより、高耐圧、高出力の演算
増幅器や周波数発振器を用いずとも、絶縁被覆の上から
交流電圧を容易かつ安定よく計測することが可能であ
る。
【0010】特に、本発明に係る非接触型交流電圧計測
装置において、請求項3に記載のように、両検出端部間
の電圧を分圧する抵抗並びにそれに接続されて分圧電圧
をさらに分圧し増幅する抵抗及びプリアンプからなる高
インピーダンス回路部分を各検出端部に内蔵させる構成
を採用することによって、計測器本体から検出端部まで
のインピーダンスを小さくして外来雑音のうち、特に周
囲の電線や機器から発せられる商用周波の誘導雑音の影
響を最小限に抑制することができるとともに、高インピ
ーダンス回路部分を内蔵する検出端部のプリアンプから
計測器本体まではデータの電送のみが可能であればよい
ので、シールド線やツイスト線を使用してローインピー
ダンス、すなわち、誘導障害に強い回路を容易に構成す
ることができる。
【0011】また、上記高インピーダンス回路部分の分
圧抵抗とプリアンプとを接続する配線経路中に、四弗化
樹脂、セラミックスまたはガラスからなる高インピーダ
ンス維持部材を介在させることによって、高インピーダ
ンス回路部分の存在にかかわらず、分圧抵抗の性能を安
価な手段で安定よく維持することができる。
【0012】さらに、上記高インピーダンス回路部分の
基板として、請求項5に記載のように、四弗化樹脂材料
から構成された基板を使用することによっても、ガラス
エポキシなどから製作される一般的なプリント基板の固
有抵抗値よりも大きい固有抵抗値を有する高インピーダ
ンス回路部分の存在にかかわらず、その高インピーダン
スの性能を安定維持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態
による非接触型交流電圧計測装置の概略構成図、図2は
その等価回路図である。図1において、当該非接触型交
流電圧計測装置1は、銅線などの導体2とその外周を覆
うビニルなどの絶縁被覆3からなる電線4におれる絶縁
被覆3の互いに離れた2点の外表面を覆うように絶縁被
覆3を把持可能なクリップ形式の検出プローブ(検出端
部)5,5と、表示部6を備えた計測器本体7と、検出
プローブ5,5と計測器本体7とを電気的かつ物理的に
接続するリード線8,8とから構成されている。
【0014】上記電線4の絶縁被覆3は、導体2への電
圧印加に伴い検出プローブ5,5間に電圧が生じると、
図2に示すように、静電容量C(Cc1,Cc2)と抵
抗R(Rc1,Rc2)により分圧回路が構成される。
計測器本体7は、検出用抵抗Rxtの両側に絶縁被覆3
のインピーダンスよりも高いインピーダンスに設定され
て各検出プローブ5,5に直列に接続され、各検出プロ
ーブ5,5間の電圧を分圧する抵抗Rx1,Rx2と、
入力側が検出用抵抗Rxtの両端で上記分圧抵抗Rx
1,Rx2にそれぞれ接続され、かつ、それら分圧抵抗
Rx1,Rx2よりもさらに高いインピーダンスを持つ
増幅器9と、この増幅器9により増幅されて出力される
電圧を演算し表示部6に数値表示する演算・表示回路1
0とから構成されている。
【0015】次に、上記のような構成の非接触型交流電
圧計測装置1による交流電圧計測動作について説明す
る。導体2への電圧印加に伴い絶縁被覆3の互いに離れ
た2点の表面を覆うように絶縁被覆3に把持させた検出
プローブ5,5間に電圧が生じると、その電圧は、静電
容量C(Cc1,Cc2)と抵抗R(Rc1,Rc2)
とにより分圧回路を構成する絶縁被覆3のインピーダン
スに比べて著しく高いインピーダンスに設定されて抵抗
Rx1,Rx2により分圧されるとともに、その分圧に
より検出用抵抗Rxtの両端に生じた電圧がさらに高イ
ンピーダンスを持つ増幅器9により増幅されて出力さ
れ、かつ、その出力電圧は演算・表示回路10で演算さ
れて表示部6に数値表示されることになる。
【0016】ここで、 増幅器9の入力インピーダンス>>検出用抵抗Rxt ……条件1 のとき、検出用抵抗Rxtの両端の電圧VRxt は、検出
プローブ5,5間の電圧をE(v)、周波数をf(H
z)、静電容量Cc1,Cc2の単位をF、各抵抗Rc
1,Rc2,Rxt,Rx1,Rx2の単位をΩ、電圧
VRxt の単位をVとすると、 VRxt =E・Rxt/{(2πf・Cc1)-1・Rc1/(2πf・Cc1)-1 +Rc1}+Rx1+Rxt+Rx2+{(2πf・Cc2)-1・Rc2 /(2πf・Cc2)-1+Rc2} ……(1) なる式で求められる。
【0017】上記(1)式において、実際の回路は、 Rc1>>(2πf・Cc1)-1、Rc2>>(2πf
・Cc2)-1 であるから、(2πf・Cc1)-1・Rc1/(2πf
・Cc1)-1+Rc1は、おおよそ(2πf・Cc1)
-1とみなすことができ、また、(2πf・Cc2)-1
Rc2/(2πf・Cc2)-1+Rc2は、おおよそ
(2πf・Cc2)-1とみなすことができる。したがっ
て、上記(1)式は、 VRxt =E・Rxt/{(2πf・Cc1)-1+Rx1+Rxt+Rx2+(2 πf・Cc2)-1} ……(1´) なる式に置き換えることができる。
【0018】また、上記(1´)式において、 (2πf・Cc1)-1<<Rx1+Rxt+Rx2で、かつ、 (2πf・Cc2)-1<<Rx1+Rxt+Rx2 ……条件2 が成り立つことにより、検出用抵抗Rxtの両端の電圧
VRxt は、おおよそ VRxt =E・Rxt/Rx1+Rxt+Rx2 ……(2) なる式で求めることが可能である。
【0019】以上のように、条件1及び条件2を満足す
るように、各パラメータを設定したことによって、絶縁
被覆3の上から交流電圧を容易かつ安定よく計測するこ
とが可能となる。
【0020】図3は本発明の第2の実施形態による非接
触型交流電圧計測装置の等価回路図である。この第2の
実施形態による非接触型交流電圧計測装置では、両検出
プローブ5,5間の電圧を分圧する抵抗Rx1,Rx2
並びにそれらに直列に接続されて分圧電圧をさらに分圧
する検出用抵抗Rxt1,Rxt2及びその検出用抵抗
Rxt1,Rxt2の両端に入力側が接続されたプリア
ンプ11-1,11-2からなる高インピーダンスの回路部
分12-1,12-2を各検出プローブ5,5に内蔵し、そ
の高インピーダンス回路部分12-1,12-2のプリント
基板として、四弗化樹脂材料から構成された基板を使用
するとともに、各検出プローブ5,5から計測器本体7
までのリード線8,8として、誘導障害に強いシールド
線もしくはツイスト線を使用して構成したものである。
その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、該当
箇所に同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
【0021】上記のような構成の第2の実施形態による
非接触型交流電圧計測装置の交流電圧計測動作も基本的
には既述したとおりであり、計測器本体7から検出プロ
ーブ5,5までのインピーダンスを小さくして外来雑音
のうち、特に周囲の電線や機器から発せられる商用周波
の誘導雑音の影響を最小限に抑制することが可能である
とともに、高インピーダンス回路部分12-1,12-2を
内蔵する検出プローグ5,5のプリアンプ11-1,11
-2から計測器本体7まではアナログデータの電送のみに
使用されることになり、シールド線やツイスト線を使用
してローインピーダンス、すなわち、誘導障害に強い回
路を容易に構成することが可能であり、さらに四弗化樹
脂材料から構成されたプリント基板の使用によりガラス
エポキシなどから製作される一般的なプリント基板の固
有抵抗値よりも大きい固有抵抗値を有する高インピーダ
ンス回路部分の存在にかかわらず、その高インピーダン
スの性能を安定維持することが可能であるといったよう
に、第1の実施形態による非接触型交流電圧計測装置に
比べて一層実用面で、かつ、計測性能に優れたものに改
良できる。
【0022】また、上記第2の実施形態による非接触型
交流電圧計測装置において、高インピーダンス回路部分
12-1,12-2のプリント基板を四弗化樹脂材料から構
成することに代えて、分圧抵抗Rx1,Rx2とプリア
ンプ11-1,11-2とを接続する配線経路中に、図3の
仮想線で示すように、四弗化樹脂、セラミックスまたは
ガラスから短片状に形成された高インピーダンス維持部
材13-1,13-2を介在させることによっても、高イン
ピーダンス回路部分12-1,12-2の存在にかかわら
ず、分圧抵抗Rx1,Rx2の性能を安価な手段で安定
よく維持することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項2に
記載された発明によれば、高耐圧、高出力の演算増幅器
や周波数発振器を用いる必要がなく、回路構成をシンプ
ルにして全体を簡単かつ安価に構成できるとともに、低
電圧での動作が可能であるために携帯用としても好適な
ものを得ることができる。しかも、絶縁被覆の材質や厚
みに関係なく、絶縁被覆の上から交流電圧を容易かつ安
定よく計測することができるという効果を奏する。
【0024】特に、請求項3乃至請求項5に記載の発明
によれば、周囲の電線や機器から発せられる商用周波の
誘導雑音の影響を最小限に抑制することができるととも
に、高インピーダンス回路部分を内蔵する検出端部のプ
リアンプから計測器本体まではデータの電送のみ可能と
すればよく、誘導障害対策に有効なシールド線やツイス
ト線の使用して誘導障害に強い回路も構成することがで
き、また、高インピーダンスの性能を安定維持すること
ができて検出性能の一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による非接触型交流電
圧計測装置の概略構成図である。
【図2】同上装置の等価回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による非接触型交流電
圧計測装置の等価回路図である。
【符号の説明】
2 導体 3 絶縁被覆 4 電線 5 検出プローブ 7 計測器本体 9 増幅器 10 演算・表示回路 11-1,11-2 プリアンプ 12-1,12-2 高インピーダンス回路部分 13-1,13-2 高インピーダンス維持部材 Rx1,Rx2 分圧抵抗 Rxt,Rxt1,Rxt2 検出用抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆された導体に印加される交流電
    圧を上記絶縁被覆の上から計測する非接触型交流電圧計
    測方法であって、 上記絶縁被覆の互いに離れた2点の表面を覆うように把
    持可能な検出端部間の電圧を、絶縁被覆のインピーダン
    スよりも高いインピーダンスに設定されて各検出端部に
    それぞれ直列に接続された2つの抵抗により分圧し、 入力側が上記2つの抵抗に接続され、かつ、各抵抗のイ
    ンピーダンスよりもさらに高いインピーダンスを持つ増
    幅器により増幅し、 その増幅されて出力される電圧を計測する、ことを特徴
    とする非接触型交流電圧計測方法。
  2. 【請求項2】 絶縁被覆された導体に印加される交流電
    圧を上記絶縁被覆の上から計測する非接触型交流電圧計
    測装置であって、 上記絶縁被覆の互いに離れた2点の表面を覆うように絶
    縁被覆を把持可能な検出端部と、 上記絶縁被覆のインピーダンスよりも高いインピーダン
    スに設定されて各検出端部にそれぞれ直列に接続され、
    両検出端部間の電圧を分圧する2つの抵抗と、 入力側が上記2つの抵抗に接続され、かつ、各抵抗のイ
    ンピーダンスよりも高いインピーダンスを持ち分圧電圧
    を増幅する増幅器と、 その増幅器により増幅されて出力される電圧を計測する
    計測器本体と、を具備していることを特徴とする非接触
    型交流電圧計測装置。
  3. 【請求項3】 上記両検出端部間の電圧を分圧する抵抗
    並びにそれに接続されて分圧電圧をさらに分圧し増幅す
    る抵抗及びプリアンプからなる高インピーダンス回路部
    分が、各検出端部に内蔵されている請求項2に記載の非
    接触型交流電圧計測装置。
  4. 【請求項4】 上記高インピーダンス回路部分の分圧抵
    抗とプリアンプとを接続する配線経路中には、四弗化樹
    脂、セラミックスまたはガラスからなる高インピーダン
    ス維持部材が介在されている請求項3に記載の非接触型
    交流電圧計測装置。
  5. 【請求項5】 上記高インピーダンス回路部分の基板
    として、四弗化樹脂材料から構成された基板が使用され
    ている請求項3に記載の非接触型交流電圧計測装置。
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