JP2001123960A - チューブフラムポンプ - Google Patents

チューブフラムポンプ

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JP2001123960A JP30763399A JP30763399A JP2001123960A JP 2001123960 A JP2001123960 A JP 2001123960A JP 30763399 A JP30763399 A JP 30763399A JP 30763399 A JP30763399 A JP 30763399A JP 2001123960 A JP2001123960 A JP 2001123960A
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    • F04B53/1002Ball valves
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で且つ送液能力に優れたチューブフラム
ポンプを提供する。 【解決手段】 チューブフラムポンプは、ポンプヘッド
1と電磁駆動部2とを備えている。ポンプヘッド1は、
内部に円柱状空間が形成されたシリンダ21と、このシ
リンダ21の円柱状空間に同軸配置され、外側に作動流
体が満たされる作動流体空間、内側に移送流体が移送さ
れるポンプ室をそれぞれ形成する円筒状で可撓性のチュ
ーブフラム22と、このチューブフラム22の一端側に
配置された吸込弁31と、前記チューブフラム22の他
端側に配置された吐出弁42とを有する。電磁駆動部2
は、軸方向に往復動自在に配置されたプランジャ71
と、このプランジャ71を軸方向に周期的に吸引して往
復駆動する電磁石と、プランジャ71の先端に装着され
て一方の面がポンプヘッドの作動流体空間に臨み前記プ
ランジャ71の往復動作に応じて前記作動流体空間内の
作動流体を吐出又は吸引するダイアフラム52とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラリー液などの
移送に適したチューブフラムポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】チューブフラムポンプは、円筒状で可撓
性のチューブフラムの外側を作動流体空間とすると共に
内側をポンプ室とし、その一端に吸込弁、他端に吐出弁
を配置したもので、作動流体空間に作動流体を周期的に
送り込むことによってチューブフラムを径方向に伸縮さ
せ、これに伴うポンプ室への移送流体の吸込とポンプ室
からの移送流体の吐出の繰り返しにより移送流体を移送
するものである。このチューブフラムポンプは、円筒状
のチューブフラムの側壁全体が径方向に伸縮することに
よって流体を移送するものであるから、ダイアフラムポ
ンプよりも小型で送液能力の大きなポンプが得られると
いう利点がある。また、チューブフラムポンプは、ダイ
アフラムポンプ等と異なり、ポンプ室が円筒状で移送流
体は真っ直ぐに移送されるため、移送液の滞留箇所がな
く、スラリー液の移送に適しているという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チュー
ブフラムポンプの送液能力を更に高めようとした場合、
従来の方式では限界がある。即ち、従来、チューブフラ
ムポンプでは、クランクシャフトをモータで駆動して、
このクランクシャフトに連結されたピストンを往復運動
させることによって油圧室内の油が導入及び吸引され、
この油の導入及び吸引によってダイアフラムを変形さ
せ、ダイアフラムとチューブフラムとの間に介在する圧
力伝達媒体を介してチューブフラムを変形させるように
している。このため、チューブフラムポンプの送液能力
はピストンの移動量と移動速度とによって制限されてし
まう。
【0004】本発明は、従来よりも小型で且つ送液能力
に優れたチューブフラムポンプを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチューブフ
ラムポンプは、ポンプヘッドと電磁駆動部とを備えて構
成される。ポンプヘッドは、内部に円柱状空間が形成さ
れたシリンダと、このシリンダの前記円柱状空間に同軸
配置され、外側に作動流体が満たされる作動流体空間、
内側に移送流体が移送されるポンプ室をそれぞれ形成す
る円筒状で可撓性のチューブフラムと、このチューブフ
ラムの一端側に配置された吸込弁と、前記チューブフラ
ムの他端側に配置された吐出弁とを有する。電磁駆動部
は、軸方向に往復動自在に配置されたプランジャと、こ
のプランジャを前記軸方向に周期的に吸引して往復駆動
する電磁石と、前記プランジャの先端に装着されて一方
の面が前記ポンプヘッドの作動流体空間に臨み前記プラ
ンジャの往復動作に応じて前記作動流体空間内の作動流
体を吐出又は吸引するダイアフラムとを有する。
【0006】本発明によれば、チューブフラムの外側の
作動流体空間に臨むダイアフラムにプランジャが結合さ
れ、このプランジャを電磁石によって往復駆動するよう
にしているので、クランクシャフトとピストンによる油
圧方式よりも駆動速度を格段に速くすることができる。
この結果、チューブフラム内を通過する移送流体の流速
を高めることができ、スラリーの停留防止効果も向上す
る。
【0007】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
シリンダとチューブフラムとは、両者が結合された状態
でシリンダユニットを形成し、前記ポンプヘッドは、前
記シリンダユニットが装着される円筒状空間及びこの円
筒状空間に連通し且つ前記電磁駆動部のダイアフラムの
一方の面が臨む作動流体室が形成されたポンプヘッド本
体を備え、前記シリンダユニットは、前記ポンプヘッド
本体に液密状態で着脱可能に装着される。このような構
成によれば、シリンダユニットをポンプヘッド本体から
自由に取り外すことができるので、チューブフラムの保
守・点検や破損時の交換が容易になる。
【0008】また、例えば前記吸込弁及び吐出弁の少な
くとも一方が、前記チューブフラムの両端近傍の内側空
間内に配置されていると、ポンプ室の全容量を小さくす
ることができるので、吐出容量に対するポンプ室容量も
小さくなり、ポンプとしての圧縮率を高めることができ
る。しかも、吸込弁及び吐出弁はチューブフラムの両端
近傍の内側空間に配置されるので、チューブフラムの変
形に影響を与えることは殆どない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の好ましい実施の形態について説明する。図1は、この
発明の一実施例に係るチューブフラムポンプの外観を示
す正面図である。このチューブフラムポンプは、チュー
ブフラムを内蔵したポンプヘッド1と、これを駆動する
電磁駆動部2と、電磁駆動部2をコントロールする制御
ユニット3とを備えて構成されている。
【0010】図2には、ポンプヘッド1の詳細な断面図
が示されている。ポンプヘッド1は、中央部に垂直方向
に延びる円筒状空間11が形成されたポンプヘッド本体
10と、このポンプヘッド本体10の円筒状空間11に
着脱自在に装着された円筒状のシリンダユニット20
と、このシリンダユニット20の下端部と連通するよう
にポンプヘッド本体10の下端部に取り付けられた吸込
弁ユニット30と、シリンダユニット20の上端部と連
通するようにポンプヘッド本体10の上端部に取り付け
られた吐出弁ユニット40とを備えて構成されている。
【0011】ポンプヘッド本体10の電磁駆動部2側の
壁には、後述する電磁駆動部2のダイアフラム52と共
に作動流体室12を形成する、ダイアフラム52の形状
に沿った凹部13と、この凹部13と円筒状空間11と
を連通する縦方向に並んだ3つの作動流体通路14a,
14b,14cが形成されている。また、ポンプヘッド
本体10の電磁駆動部2とは反対側の壁には、円筒状空
間11と連通する作動流体注入口15及びエアー排出口
16が形成されており、これらは栓17,18によって
それぞれ塞がれている。
【0012】シリンダユニット20は、図2に断面、図
4(a)に外観斜視図、図4(b)に一部分解斜視図を
それぞれ示すように、円筒状のシリンダ21と、このシ
リンダ21の内側に同軸的に装着された円筒状で可撓性
のチューブフラム22と、このチューブフラム22の両
端をシリンダ21に固定するためのチューブ押さえ23
a,23bとを備えて構成されている。チューブフラム
22は、その外径がシリンダ21の内径よりも小さく形
成されており、その内側がポンプ室24、外側が作動流
体室25を形成している。チューブフラム22の両端部
には、径方向外側に広がる鍔部221a,221bが形
成され、シリンダ21の両端に形成された段部に鍔部2
21a,221bが嵌合している。チューブ押さえ23
a,23bは、先端部がチューブフラム22の内側に挿
入される凸部をなし、基端部がシリンダ21の両端の段
部との間でチューブフラム22の鍔部221a,221
bを挟み込む円盤状部を形成する。この円盤状部の外側
端面にオーリング26a,26bがそれぞれ装着され、
シリンダ21の両端近傍の外周部にオーリング27a,
27bがそれぞれ装着されている。これにより、シリン
ダユニット20がポンプヘッド10の円筒状空間11及
び吐出弁ユニット40と液密に結合されるようになって
いる。
【0013】シリンダ21は、両端部を除く部分の外径
がポンプヘッド本体10の円筒状空間11の内径よりも
僅かに小さく設定され、円筒状空間11の内面とシリン
ダ21の外面との間に作動流体が収容される空間が形成
されている。また、シリンダ21には、作動流体通路1
4a〜14cに対応する位置にシリンダ21の内外を連
絡する連通孔211a,211b,211cが形成され
ると共に、これら連通孔211a〜211cと径方向に
対向する位置に連通孔212a,212b,212cが
形成されている。
【0014】吸込弁ユニット30は、ポンプヘッド本体
10の下端部にポンプ室24の下端部と連通するように
設けられた吸込弁31と、この吸込弁31を支持すると
共にポンプヘッド本体10の下端部に取り付けるための
ネジが形成された継手32と、継手32の下端部に取り
付けられた配管接続用のナット33とにより構成されて
いる。また、吐出弁ユニット40は、ポンプヘッド本体
10の上端部に固定するための継手41と、この継手4
1を介してポンプ室24の上端部と連通するように設け
られた吐出弁42と、この吐出弁42を支持すると共に
継手41に取り付けられる継手43と、継手43の上端
に取り付けられた配管接続用のナット44とにより構成
されている。
【0015】一方、電磁駆動部2は、第3図にその断面
を示すように、台座51を有するフレーム50と、この
フレーム50に固定された固定部60と、この固定部6
0に対して可動する可動部70と、この可動部70を磁
気力によって駆動する電磁コイル80とを備えて構成さ
れている。フレーム50の前面には、可撓性のダイアフ
ラム52が装着され、このダイアフラム52がポンプヘ
ッド本体10の凹部13に作動流体室12を形成しつつ
収容された状態でフレーム50の前面がポンプヘッド本
体10の後端面に結合されている。
【0016】ダイアフラム52は、可動部70を構成す
る棒状のプランジャ71の先端部に、ダイアフラム支持
体72を介して結合されている。プランジャ71は、固
定部60を構成する固定コア61の中心孔にスラスト軸
受62を介して軸方向に移動自在に支持されている。プ
ランジャ71の後端には、プランジャコア73が固定さ
れている。このプランジャコア73は、スラスト軸受6
3を介して軸方向に移動自在に支持されている。プラン
ジャコア73の前面は固定コア61の後端面と所定の隙
間を介して対向している。固定コア61の後端面側の中
央部には内周溝が形成され、この内周溝とプランジャコ
ア73の前面との間に戻りバネ74が装着されて、プラ
ンジャコア73を介してプランジャ71を常時後ろ側に
付勢している。プランジャコア73の前面には衝撃吸収
用のオーリング75が装着されている。これらプランジ
ャ71、ダイアフラム支持体72、プランジャコア7
3、戻りバネ74及びオーリング75で可動部70が構
成される。
【0017】一方、固定部60は、プランジャ71を支
持する固定コア61と、この固定コア61からプランジ
ャコア73にかけてこれらを取り囲むように設けられた
コイルホルダ64とを備えて構成されている。コイルホ
ルダ64には電磁コイル80が装着される。なお、フレ
ーム50の後端には、ストローク調整用ツマミ53が設
けられており、このストローク調整用ツマミ53の先端
の位置を前後に調整することにより、プランジャコア7
3の後端位置を規制するようになっている。
【0018】次に、このように構成されたチューブフラ
ムポンプの動作を説明する。プランジャ71は、戻りバ
ネ74のバネ力によって常時後ろ側に付勢されている。
この状態で電磁コイル80に通電すると、固定コア61
とプランジャコア73とが吸引されるので、プランジャ
71は先端に突出する。制御ユニット3によって電磁コ
イル80の通電周波数がコントロールされることによ
り、プランジャ717の往復動作の周波数がコントロー
ルされる。
【0019】プランジャ71の往復動作によってダイア
フラム52が前後に往復動作するので、作動流体室12
内の作動流体が作動流体通路14a〜14c及びシリン
ダ21の連通孔211a〜211cを介してチューブフ
ラム22の周囲に押し出されたり、チューブフラム22
の周囲の作動流体が連通孔211a〜211c及び作動
流体通路14a〜14cを介して作動流体室12内に吸
引される。これにより、チューブフラム22の内側のポ
ンプ室24が電磁駆動部2の駆動周波数で伸縮する。こ
れに応じて吸込ユニット30側から移送流体がポンプ室
24内に導入され、ポンプ室24内の移送流体が吐出ユ
ニット40を介して外部に吐出される。
【0020】このチューブフラムポンプによれば、電磁
駆動部2の固定コア61とプランジャコア73とが電磁
石の電磁吸引力で吸引されることによりプランジャ71
が直接駆動され、これと連動してプランジャ71の先端
のダイアフラム52が駆動される。このような動作によ
り、電磁石の電磁吸引力を利用して短いストローク長を
短時間で吸引させることができるので、プランジャ71
の作動加速度を大きくすることができ、移送流体に加わ
る慣性力も大きくすることができる。従って、ポンプ室
内の移送流体の流速が、従来のモータ駆動よる往復動ポ
ンプと比較すると格段に速くなる。一方、移送流体の移
送経路は、垂直方向に真っ直ぐに延びているので、スラ
リー移送の抵抗となる部分がなく、スラリー液の瞬間流
速を速めたときのスラリー滞留防止効果が、通常のダイ
アフラムポンプよりも大きく、スラリーの滞留が殆どな
いポンプが実現できる。
【0021】また、このチューブフラムポンプによれ
ば、吐出弁ユニット40をネジを緩めることによりポン
プヘッド本体10から取り外した後、図4に示すよう
に、シリンダユニット20の上のチューブ押さえ23a
又は上下のチューブ押さえ23a,23bの中心孔23
1a,231bに形成された雌ネジの部分に雄ネジを螺
合させ、上側に引き抜くことにより、シリンダユニット
20をポンプヘッド本体10から容易に取り外すことが
できる。このため、ポンプ室洗浄作業やチューブフラム
の寿命交換作業等に際して、ポンプ接液部全体を分解す
る必要が無くなり、ユーザ側での保守作業が可能にな
る。
【0022】ところで、次亜塩素酸ナトリウムやヒドラ
ジンのように薬液中より気体が発生し易い発泡性薬液の
微量定量移送においては、ガスロックを防ぐため、圧縮
率を高める必要がある。一般にポンプの圧縮率は、下記
数1で表される。
【0023】
【数1】
【0024】1ストローク当たりの排除容量(吐出量)
を変えないとすると、ポンプ室の全容量を小さく、即ち
ポンプ室のデッドボリュウムを極力少なく設定すること
により圧縮率を高めることができる。このため、従来は
ポンプ室を小さくすることができるプランジャタイプの
往復動ポンプが使用されているが、このポンプは高価で
あり、またプランジャのシール部から外部への漏れがあ
るという問題がある。
【0025】図5は、このような点に鑑み、圧縮率を高
めた第2の実施例に係るチューブフラムポンプのポンプ
ヘッド4を示した断面図である。ポンプヘッド本体11
0の中央の円筒状空間111に収容されたシリンダユニ
ット120のシリンダ121に装着されたチューブフラ
ム122の内側空間に入り込む形で吸込口側に吸込弁1
24が設けられており、これがチューブフラム122の
下端側のチューブ押さえを兼用している。チューブフラ
ム122の上側のチューブ押さえ123は、先の実施例
と同様である。吸込弁ユニット130には、吸込弁12
4と直列に配置される吸込弁131が継手132に支持
された状態で配置されている。吐出弁ユニット140に
は、継手141と継手142との間に吐出弁143,1
44が直列に配置されている。
【0026】この実施例では、チューブフラム122の
吸込口側に吸込弁124を内蔵させることにより、ポン
プ室125の容積を削減するようにしている。図中点ハ
ッチングで示す部分がポンプ室125である。吸込弁1
24は、チューブフラム122の下端部に挿入されてい
るので、チューブフラム122の変形にはあまり影響を
与えない。この例では、吸込側にのみ吸込弁124を収
容しているが、チューブフラム122の吐出側に吐出弁
143を収容するようにしたり、吸込弁124と吐出弁
143の両方をチューブフラム122の両端近傍の内部
に収容するようにしても良い。
【0027】図6は、第3の実施例に係るチューブフラ
ムポンプのポンプヘッド5の断面図である。この実施例
では、先の実施例における吸込弁124及び吐出弁14
3をダックビルバルブ型としている。ポンプヘッド本体
210の中央の円筒状空間211に収容されたシリンダ
ユニット220のシリンダ221に装着されたチューブ
フラム222の内側には、その吸込口側にダックビルバ
ルブ型の吸込弁223がチューブフラム222と一体に
形成されている。チューブフラム222の上側のチュー
ブ押さえ224とチューブフラム222との間には、ダ
ックビルバルブ型の吐出弁225が装着されている。吸
込弁ユニット230は、吸込弁231とこれをポンプヘ
ッド本体210に固定する継手232とを有している。
吐出ユニット240は、吐出弁241と、これをポンプ
ヘッド本体210に固定する継手242と、この継手2
42に吐出弁241を固定する継手243とを有してい
る。
【0028】この実施例によれば、先の実施例と同様、
ポンプ室226の容積を小さくすることができると同時
に、吸込弁224をチューブフラム222と一体に形成
することにより、構造を簡単化することができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、チ
ューブフラムの外側の作動流体空間に臨むダイアフラム
にプランジャが結合され、このプランジャを電磁石によ
って往復駆動するようにしているので、クランクシャフ
トとピストンによる油圧方式よりも駆動速度を格段に速
くすることができ、これによりチューブフラム内を通過
する移送流体の流速を高めることができるので、スラリ
ーの停留も防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るチューブフラム
ポンプの外観側面図である。
【図2】 同ポンプのポンプヘッドの断面図である。
【図3】 同ポンプの電磁駆動部の断面図である。
【図4】 同ポンプのシリンダユニットの全体斜視図で
ある。
【図5】 本発明の第2の実施例に係るチューブフラム
ポンプのポンプヘッドの断面図である。
【図6】 本発明の第3の実施例に係るチューブフラム
ポンプのポンプヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1…ポンプヘッド、2…電磁駆動部、3…制御ユニッ
ト、10,110,210…ポンプヘッド本体、20,
120,220…シリンダユニット、21,121,2
21…シリンダ、22,122,222…チューブフラ
ム、24,125,226…ポンプ室、30,130,
230…吸込弁ユニット、40,140,240…吐出
弁ユニット、50…フレーム、60…固定部、70…可
動部、80…電磁コイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に円柱状空間が形成されたシリンダ
    と、このシリンダの前記円柱状空間に同軸配置され、外
    側に作動流体が満たされる作動流体空間、内側に移送流
    体が移送されるポンプ室をそれぞれ形成する円筒状のチ
    ューブフラムと、このチューブフラムの一端側に配置さ
    れた吸込弁と、前記チューブフラムの他端側に配置され
    た吐出弁とを有するポンプヘッドと、 軸方向に往復動自在に配置されたプランジャと、このプ
    ランジャを前記軸方向に周期的に吸引して往復駆動する
    電磁石と、前記プランジャの先端に装着されて一方の面
    が前記ポンプヘッドの作動流体空間に臨み前記プランジ
    ャの往復動作に応じて前記作動流体空間内の作動流体を
    吐出又は吸引するダイアフラムとを有する電磁駆動部と
    を備えたことを特徴とするチューブフラムポンプ。
  2. 【請求項2】 前記シリンダとチューブフラムとは、両
    者が結合された状態でシリンダユニットを形成し、 前記ポンプヘッドは、前記シリンダユニットが装着され
    る円筒状空間及びこの円筒状空間に連通し且つ前記電磁
    駆動部のダイアフラムの一方の面が臨む作動流体室が形
    成されたポンプヘッド本体を備え、 前記シリンダユニットは、前記ポンプヘッド本体に液密
    状態で着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1
    記載のチューブフラムポンプ。
  3. 【請求項3】 前記吸込弁及び吐出弁の少なくとも一方
    は、前記チューブフラムの両端近傍の内側空間内に配置
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載のチュ
    ーブフラムポンプ。
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