JP2001122953A - イソフタレート系ポリエステルの製造方法 - Google Patents

イソフタレート系ポリエステルの製造方法

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JP2001122953A
JP2001122953A JP30371599A JP30371599A JP2001122953A JP 2001122953 A JP2001122953 A JP 2001122953A JP 30371599 A JP30371599 A JP 30371599A JP 30371599 A JP30371599 A JP 30371599A JP 2001122953 A JP2001122953 A JP 2001122953A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト、生産性の面で実用的であり、かつオ
リゴマー副生を抑えた高品質で成形材料として十分な重
合度を有するイソフタレート系ポリエステルを製造する
方法を提供する。 【解決手段】 ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフ
タレート及び/又はそのオリゴマーを加熱重縮合するこ
とでイソフタレート系ポリエステルを製造する際に、下
記式(1)の蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルをイソフ
タル酸構造単位に対して1〜50モル%の割合で添加し
て重縮合反応を行い、更に、重縮合反応がほぼ終了した
段階で下記式(2)で表わされる蓚酸系活性エステル化
合物を重合混合物に対して0.1〜10モル%の割合で
添加して、鎖伸長反応せしめることにより、十分な重合
度を有するポリマーを効率的に製造する。 HO-R-O-C(O)-C(O)-O-R-OH ‥‥(1) Ar-O-C(O)-C(O)-O-Ar’ ‥‥ (2) [上記式(1)中のRは、ポリエステルのジオール成分
を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
ある。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融重合により十
分な分子量(重合度)を有するエチレンイソフタレート
系ポリエステル、特に固有粘度が1.2以上のポリエチ
レンイソフタレート、を効率的に製造する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンイソフタレート(以下、P
EIと略称することがある)は、低結晶性で、かつポリ
エチレンテレフタレート(PET)と構造異性体の関係
にあることより、PETとのブレンド性が良好で、種々
のブレンド比の改質ポリエステルを調製することができ
る。近年、PEIの分子骨格に由来するPEI固有の特
徴である高ガスバリア性、低延伸性、耐湿熱性、低結晶
性等を応用したPETとの相溶ブレンド及び/又は共重
合体が不織布、枕や寝装用の詰め物等を構成する繊維を
接着するためのホットメルト型バインダー繊維、抗ピリ
ング性繊維として、また、ガスバリア性フィルム、各種
容器用の有用な素材としてクローズアップされるように
なった。
【0003】しかしながら、PEIは分子構造上、従来
のポリエステル重合法ではその重合度をPETのように
増大させるのが困難という問題があり、素材として単独
での使用に適する十分な重合度を有していない。従っ
て、この問題を解決し、高重合度のPEIを工業的に製
造することができれば、PETには無い優れたガスバリ
ア性、高圧縮強度、耐湿熱性を備えた高性能素材を提供
することが可能となると思われる。
【0004】従来、このPEIは、その異性体であり民
生用・産業資材用として幅広く使用されるPETとほぼ
同様の方法、すなわち、イソフタル酸とエチレングリコ
ールとのエステル化反応又はイソフタル酸ジメチルとエ
チレングリコールとのエステル交換反応で得られたビス
(2-ヒドロキシエチル)イソフタレート及び/又はそ
のオリゴマー(低重合物)を高真空下に加熱・溶融状態
で重縮合する方法により製造されている。これはポリエ
ステルであるPEIの重合法として最も簡便かつ一般的
な方法であるが、同時にイソフタル酸を使用することに
よる副反応が避けられない。すなわち、1,3-ベンゼ
ンジカルボン酸であるイソフタル酸は、テレフタル酸と
異なり分子構造が非対称であるため、重縮合反応の初期
に環状二量体(エチレンイソフタレート・サイクリック
ダイマー)を形成しやすく、これが昇華して反応釜内に
付着し減圧系を閉塞させて減圧不良にしたり、払い出し
時に製品中に混入して異物の原因になるという問題があ
る。また、二量体形成は重縮合反応との競争であり、事
実上、重合速度及び/又は生成ポリマーの重合度を低下
させ、かつ二量体やオリゴマーを増加する大きな要因と
なる。更に、ポリマー中に残存する二量体やオリゴマー
は生成ポリマーの品質を劣化し、特にこれが成形品の表
面にブリードアウトすると白濁した斑点を生じ、製品と
しての外観上の価値を著しく低下させる。
【0005】従来、これらの問題を解決する方法とし
て、例えば、特開昭59−64625号及び特開昭59
−64631号には、プロトン酸触媒としてPkaが
2.5以下のアルキル又はアリールカルボン酸や鉱酸
を、また固有粘度変性剤として多価ジオールを使用する
ことで、生成ポリマーの環状ダイマー含有率を5重量%
以下に低減できることが開示されている。しかしなが
ら、これらの方法で得られるポリマーの固有粘度は高々
0.7程度であり、また、重合に5〜8時間も必要とす
るため、重合促進法としては優れたものとは言えない。
更に、触媒として使用するカルボン酸や固有粘度変性剤
である多価ジオールを添加することによるポリマー品質
の変化も避けられない。
【0006】また、特開平06−271658号には、
モノマーに特定の脂肪族ジオールを添加、共重合するこ
とでも二量体やオリゴマー形成を低減できることが開示
されているが、これも重合時間や重合度の点で大きな改
善はなく、上記脂肪族ジオール共重合によるPEIの品
質変化もあり、好ましいものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
エチレンイソフタレートで代表されるイソフタレート系
ポリエステルの製造における、これら未解決の問題を解
消し、従来公知の工業的なポリエステル製造プロセスを
本質的に変えることなく、コスト、生産性の面で実用的
であり、かつオリゴマー副生を抑えた、高品質の成形材
料として十分な重合度を有するイソフタレート系ポリエ
ステルを製造する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために、ポリマー重合中に適当な重合促進
剤を添加し、さらにこれを特定の鎖伸長剤で分子量増加
して高分子量のPEIを製造する方法について検討し
た。そして、そのような重合促進剤としては、それ自体
高い重合活性を有し、成長ポリマーと共重合する形で重
縮合を促進し、しかも一旦ポリマー骨格に組み込まれた
後、構造として熱的に不安定で速やかにガス化・脱離し
て重合系から除去され、同時にその末端がヒドロキシエ
チル体となるような化合物が適当であること、かかる化
合物として蓚酸ビス-2-ヒドロキシエチルを重合系に特
定量添加した場合には、意外にも、環状オリゴマー生成
が抑制され、しかも末端がヒドロキシエチル体となるこ
と、更に、重合終了時に蓚酸系活性エステル化合物を鎖
伸長剤として添加することによって、このヒドロキシ末
端が効率よく鎖伸長され、短時間でPEIの分子量を増
加し、高重合度のPEIを製造可能であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、ビス(2-ヒドロキ
シアルキル)イソフタレート及び又は/又はそのオリゴ
マーを主とするモノマー成分を加熱重縮合することによ
りイソフタレート系ポリエステルを製造する際に、下記
式(1)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキアルキル
を、イソフタル酸構造単位に対して1〜50モル%の割
合で添加して重縮合反応を行い、該重縮合反応がほぼ終
了した段階で下記式(2)で表わされる蓚酸系活性エス
テル化合物を重合混合物に対し0.1〜10モル%の割
合で添加して、鎖伸長反応せしめることにより、十分な
重合度を有しかつオリゴマー含量が少ない高品質のイソ
フタレート系ポリエステルを製造する方法に係るもので
ある。
【0010】
【化4】 HO-R-O-C(O)-C(O)-O-R-OH ‥‥(1) Ar-O-C(O)-C(O)-O-Ar’ ‥‥ (2) [上記式(1)中のRは、ポリエステルのジオール成分
を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
ある。]
【0011】また、上記のイソフレフタレート系ポリエ
ステルの製造方法において、(i)蓚酸系活性エステル
化合物として、蓚酸ジフェニルを使用することを特徴と
する方法、(ii)イソフタル酸又はその低級アルキルエ
ステルとエチレングリコールとを反応させてビス(2-
ヒドロキシアルキル)イソフタレートを生成させ、引き
続き、これに上記式(1)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒ
ドロキアルキルをイソフタル酸構造単位に対して1〜5
0モル%添加して重縮合反応を行った後、上記式(2)
で表わされる蓚酸系活性エステル化合物を、重合混合物
に対して0.1〜10モル%の割合で添加して、鎖伸長
反応せしめることを特徴とする方法、(iii)鎖伸長剤
添加時のポリマーの固有粘度が0.7〜1.0であり、
鎖伸長反応後のポリマーの固有粘度が1.2以上である
ことを特徴とする方法、並びに、(iv)ビス(2-ヒドロ
キアルキル)イソフタレートがビス(2-ヒドロキシエ
チル)イソフタレートであり、重合促進剤の蓚酸ビス-
2-ヒドロキアルキルが下記式(1a): HO-CH2CH2-O-C(O)-C(O)-O-CH2CH2-OH ‥‥(1a) で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキシエチルであって、
得られるイソフタレート系ポリエステルがポリエチレン
イソフタレートであることを特徴とする方法、も本発明
に包含される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で言う「イソフタレート系
ポリエステル」とは、主たるジカルボン酸成分がイソフ
タル酸であり、主たるジオール成分がアルキレンジオー
ルであるホモ又はコポリエステルを総称する。その代表
的なポリエステルは、ポリエチレンイソフタレート(P
EI)であるが、ポリエステル繰返し単位の70モル%
以上がアルキレンイソフタレート単位であれば、他の共
重合成分を含むコポリエステルであってもよい。
【0013】本発明の方法では、モノマー成分であるビ
ス(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレート及び/又
はそのオリゴマーを、必要に応じ添加する他の共重合モ
ノマーと共に、適当な重合触媒の存在下で、高真空下に
加熱重縮合することによってイソフタレート系ポリエス
テルを製造する際に、実質的に重縮合の開始前に、重合
促進剤兼末端ヒドロキシル化剤として上記式(1)の蓚
酸ビス-2-ヒドロキシアルキルをイソフタル酸構造単位
に対して1〜50モル%添加することによって、重縮合
時の環状二量体の形成を抑制し重縮合反応を促進すると
共に、溶融重合体のポリマー中のカルボキシ末端を低減
させてヒドロキシル末端を増加させる。そして、重縮合
反応が実質的に終了した時点で、下記式(2)で表わさ
れる蓚酸系活性エステル化合物を鎖伸長剤として重合混
合物に対し0.1〜10モル%の割合で添加・鎖伸張反
応させ該ポリエステルの分子量を増加することによっ
て、十分な重合度(例えば固有粘度[η]にして1.2
以上)を有するイソフタレート系ポリエステルを製造す
る。
【0014】従って、本発明方法によりポリエチレンイ
ソフタレート(PEI)を製造する場合は、原料として
ビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレート及び/又
はそのオリゴマーを使用し、重合促進剤兼末端ヒドロキ
シル化剤として上記式(1a)の蓚酸ビス-2-ヒドロキ
シエチルを使用して、上記の重縮合反応を実施した後、
上述のように鎖伸長反応させる。
【0015】本発明方法で反応に供するビス(2-ヒド
ロキシアルキル)イソフタレート及び/又はそのオリゴ
マーは、常法によって得ることができるが、具体的には
例えば次のようにして製造することができる。 (1)充填塔を備えた反応釜にイソフタル酸とアルキレ
ンジオールとをモル比1.5〜3.5のスラリ状として
仕込み、常圧下に内温200〜250℃、塔頂温度12
0〜150℃で副生する水を系外に除去しながら所定の
反応率になるまでエステル化反応を行う。 (2)充填塔を備えた反応釜にイソフタル酸ジメチルと
アルキレンジオールとをモル比1.5〜3.5で仕込
み、エステル交換触媒としてマンガン、錫、亜鉛、チタ
ン等の金属化合物を添加し、常圧下に内温を150℃〜
200℃に昇温しつつ70〜100℃の充填塔で副生す
るメタノールを系外に除去しながら所定の反応率になる
までエステル交換反応を行う。
【0016】本発明方法では、このようにして得られた
ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレート及び/
又はそのオリゴマーに対して、重合促進剤(兼末端ヒド
ロキシル化剤)として上記式(1)のビス-2-ヒドロキ
シアルキルを特定量添加した後、昇温・減圧し、該ポリ
エステルの構成成分であるアルキレングリコールの沸点
以上の温度において、約133kPa(1mmHg)以
下の高度の減圧下で所定の固有粘度のポリマーとなるま
で、通常3〜4時間、重縮合反応を行う。
【0017】ここで添加する蓚酸ビス-2-ヒドロキシア
ルキルは、蓚酸ジメチル等の蓚酸ジエステルを適当なエ
ステル交換触媒存在下に所定量のアルキレンジオール
(ただし、ポリエステルを形成するアルキレンジオール
と同種のもの)を添加し、120〜150℃に加熱、エ
ステル交換することにより製造することができる。
【0018】ここで蓚酸ジエステルとしては、炭素数1
〜12のアルコール又はフェノールのジエステルが使用
可能であり、具体的には、蓚酸ジメチル、蓚酸ジエチ
ル、蓚酸ジn-プロピル、蓚酸ジイソプロピル、蓚酸ジ
ブチル、蓚酸ジペンチル、蓚酸ジヘキシル、蓚酸ジヘプ
チル、蓚酸ジオクチル、蓚酸ジノニル、蓚酸ジデシル、
蓚酸ジウンデシル、蓚酸ジドデシル、蓚酸ジフェニル、
蓚酸ジナフチル等を用いることができ、なかでも、蓚酸
ジメチル、蓚酸ジエチル、蓚酸ジフェニル等を好ましく
用いることができる。
【0019】この蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルの添
加量は、イソフタル酸構造単位に対して1〜50モル%
とする必要があり、特に3〜30モル%が好ましい。こ
こで「イソフタル酸構造単位」とは、ポリマー骨格に組
み込まれるイソフタル酸単位のことであって、上記ビス
(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレート又はそのオ
リゴマーのイソフタル酸単位に相当する。換言すれば、
このモル数は、原料モノマーとしてイソフタル酸自身を
用いるときはそのモル数に対する百分率に対応し、イソ
フタル酸エステルを用いるときはそのエステルのモル数
に対するモル百分率に対応する。
【0020】本発明方法では、イソフタル酸構造単位に
対する蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルの添加量が1モ
ル%未満であると重縮合反応時に環状体の形成が十分に
抑制されず、所望の重合促進効果を得ることができな
い。また、添加量が50モル%より多くなると重合促進
剤の除去のためにかえって重縮合に長時間を要するのみ
ならず、重合促進剤の除去自体が困難となり、ポリマー
中に蓚酸骨格が残存し易くなる。本発明における好まし
い添加量は、イソフタル酸構造単位に対して3〜30モ
ル%の範囲である。蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルの
添加時期は、重縮合反応前が好適であるが、一部の反応
が開始した段階でも差し支えない。
【0021】本発明方法は、予め、重縮合反応でモノマ
ーとなるビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレー
ト及び/又はそのオリゴマー(低重合物)を製造してお
き、これを用いて上記の重縮合反応及び鎖伸長反応を実
施してもよいが、工業的には、ビス(2-ヒドロキシア
ルキル)イソフタレート及び/又はそのオリゴマーの生
成反応と上記の重縮合反能とを併合又は直結して一工程
又は一連の工程で実施する方が効率的である。後者の場
合は、イソフタル酸又はその低級アルキルエステルを出
発原料とし、これらを反応させてビス(2-ヒドロキシ
エチル)イソフタレートを生成させた後、引き続いて、
上述のような重縮合反応を実施しても差し支えない。
【0022】重縮合反応は、通常、触媒の存在下で行な
われる。重縮合反応触媒としては、アンチモン、ゲルマ
ニウム、錫、チタン、亜鉛、アルミニウム、マグネシウ
ム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マンガン、コ
バルト、ニッケル等の金属化合物のほか、スルホサリチ
ル酸、オルソ-スルホ安息香酸無水物等の有機スルホン
酸化合物が好ましく用いられる。触媒添加量は、酸成分
1モルに対して1×10-5〜1×10-2モル、好ましく
は5×10-5〜5×10-3モルが適当である。
【0023】重縮合反応に際して、その簡便化、プロセ
ス改良等のために各種の添加剤を加えることができる。
かかる添加剤の例としては金属又はその塩、包接化合
物、キレート剤、有機金属化合物等をあげることができ
る。また、ポリマーの品質向上のための抗酸化剤、安定
剤として例えばヒンダードフェノール化合物のようなラ
ジカル捕捉剤、あるいは、蛍光剤吸収剤、染料のような
色調改良剤、二酸化チタン、カーボンブラックのような
顔料等の添加物をポリマーに含有させてもよい。更に、
必要に応じ、タルク、アルミナ等の滑剤、結晶化調節剤
を添加することも出来る。
【0024】本発明方法では、上記重縮合反応の終了時
又はその近傍において、鎖伸長剤として蓚酸系活性エス
テル化合物を添加する。すなわち、重縮合反応が実質的
に終了した段階で、鎖伸長剤である蓚酸系活性エステル
化合物を反応系に添加し、更に5分〜30分程度重縮合
反応を継続することで該ポリエステルの分子量を増加さ
せる。
【0025】この蓚酸系活性エステル化合物は、上記式
(2)で表される蓚酸ジアリールエステルである。上記
式(2)において、Ar及びAr’はそれぞれ相異なる
か、もしくは互いに同一の、核置換されていてもよい1
価の芳香族炭化水素基を示し、具体的には、フェニル、
1-ナフチル、2-ナフチル、1-ビフェニル、2-ビフェ
ニル、4-メチルフェニル、4-メトキシフェニル、4-
エチルフェニル、4-エトキシフェニル、4-フェノキシ
フェニル、4-ニトロフェニル、4-クロロフェニル、4
-ブロモフェニル、4-フルオロフェニル、4-ヨードフ
ェニル、2-ニトロフェニル、2-メチルフェニル、2-
メトキシフェニル、2-エチルフェニル、2-エトキシフ
ェニル、2-フェノキシフェニル、3-メチルフェニル、
3-メトキシフェニル、3-エチルフェニル、3-エトキ
シフェニル、3-フェノキシフェニル、2,3,5,6-
テトラメチルフェニル等を例示することができる。A
r、Ar’としては、上記のうちフェニル、4-メチル
フェニル等が好ましく、両者が互いに同一であることが
好ましい。
【0026】これらの蓚酸系活性エステル化合物も、蓚
酸ジメチル等の蓚酸ジエステルを適当なエステル交換触
媒存在下に、所定量の上記Ar,Ar’基を有するヒド
ロキシアリール化合物と120〜150℃に加熱、エス
テル交換することにより得ることができる。
【0027】ここで、蓚酸系活性エステル化合物の原料
となる蓚酸エステルとしては、炭素数1〜12のアルコ
ール又はフェノールのジエステルを使用することがで
き、具体的には、蓚酸ジメチル、蓚酸ジエチル、蓚酸ジ
n-プロピル、蓚酸ジイソプロピル、蓚酸ジブチル、蓚
酸ジペンチル、蓚酸ジヘキシル、蓚酸ジヘプチル、蓚酸
ジオクチル、蓚酸ジノニル、蓚酸ジデシル、蓚酸ジウン
デシル、蓚酸ジドデシル等を挙げることができ、なかで
も蓚酸ジメチル、蓚酸ジエチル等を好ましく用いること
ができる。また、ヒドロキシアリール化合物としては、
フェノール、メチルフェノール、ナフトール等を挙げる
ことが出来、なかでもフェノールが好ましい。従って、
上記式(2)で表わされる蓚酸化合物のなかでも、蓚酸
ジフェニルが特に好適である。
【0028】蓚酸系活性エステル化合物の添加量は、重
合混合物のモル量に対し0.1〜10モル%の範囲内と
する必要があり、0.5〜5モル%の範囲内が好適であ
る。ここで「重合混合物のモル量」とは、イソフタレー
ト系ポリエステルの重合モノマーと重合促進剤兼末端ヒ
ドロキシル化剤(蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキル)の
総モル量を意味する。蓚酸系活性エステル化合物の添加
量が重合混合物の0.1モル%未満であるとポリマー鎖
伸長の効果が十分ではなく、望む分子量増加効果を得る
ことができない。また、10モル%より添加量が多くな
ると鎖伸長剤が過剰となり鎖伸長効果が著しく低下する
か、或いは発現しないことになり、また、未反応の鎖伸
長剤の除去のために重合に長時間を要するのみならず、
上記重合促進剤の除去自体が困難となるため、ポリマー
中に異物が残存し易くなる。
【0029】本発明方法では、上記の重縮合反応をポリ
マーの固有粘度[η]が0.7〜1.0程度になるまで
実施し、その後、重合混合物に鎖伸長剤を添加して重合
度を増大させて固有粘度[η]1.2以上のポリマーと
なるよう反応させるのが好ましい。
【0030】なお、ここで言う固有粘度[η]は、ポリ
マーをEゾル(フェノール/1,1,2,2-テトラク
ロルエタン混合溶媒(重量比6/4))10mlに溶解
した溶液から求められる値である。
【0031】本発明方法により製造されるイソフタレー
ト系ポリエステルは、ポリエチレンイソフタレート(P
EI)を代表例として示したが、該ポリエステルを構成
するジオール成分として、エチレングルコール以外に
も、炭素数1〜10の低級アルキレンジオール、例え
ば、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングルコール、ネオペンチレングリコ
ール等を用いることも出来る。これらは単独で使用して
もよく、2種以上併用してもよい。また、イソフタレー
ト系ポリエステルとしての性質が本質的に損なわれない
範囲で(例えば、イソフタル酸に対し30モル%以下、
好ましくは15モル%以下の割合で)他のジカルボン酸
成分を共重合してもよい。共重合させるイソフタル酸以
外の他のジカルボン成分としては、例えば、テレフタル
酸、ナフタレン-2,6-ジカルボン酸等の芳香族ジカル
ボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸等の脂環族ジカルボン酸等を挙げることが出来る。
また、P-ヒドロキシ安息香酸のようなオキシ酸等も挙
げることが出来る。更に、ジフェニルスルホンを主たる
繰り返し単位として含有するポリエーテルスルホン、ジ
フェニルスルホンとビスフェノールAとの縮合物を主た
る繰り返し単位として含有するポリスルホン、ビスフェ
ノールAの炭酸エステルを主たる繰り返し単位として含
有するポリカーボネート等を共重合することも出来る。
【0032】本発明で好適なポリエステルは、ポリエチ
レンイソフタレート及びそれを主とする共重合体ポリエ
ステルであり、後者の共重合ポリエステルとしては、エ
チレンイソフタレート繰り返し単位が50モル%以上、
好ましくは70モル%以上、更に好ましくは85モル%
以上で、残りがエチレンテレフタレート、テトラメチレ
ンテレフタレート等の共重合体である。
【0033】上記の方法により、比較的高重合度(固有
粘度[η]1.2程度)のイソフタレート系ポリエステ
ルが得られる。得られたポリエステルは、重合容器から
取り出して冷却し、チップ化してもよいし、溶融状態の
まま次の成形工程に供給してもよい。また、他のポリマ
ーとブレンドして使用してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の方法によりイソフタレート系ポ
リエステルの製造において、環状体の形成を抑制するこ
とで重合促進が可能となると同時に、鎖伸長剤が極めて
効率よく機能しポリマーの分子量増加が可能となる。
【0035】その理由については、以下のように考察さ
れる。本発明では、重合促進のコンセプトとして、ポリ
マー鎖伸長作用に有効であり、かつ重合進行と共にガス
化して重合系から消失するような化合物を重合促進剤と
して使用することに着眼し、そのような重合促進剤とし
て蓚酸エステルである蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキル
を選択し、この重合促進剤を特定量添加して重縮合反応
を行うものである。上記蓚酸エステルは反応活性が非常
に高く、触媒の存在下では他のカルボン酸エステルと容
易にエステル交換を起こす。
【0036】従って、PEIの重合においても、通常で
は環状エステル形成により重合進行が阻害され更に熱分
解も加わることでポリマー鎖のCOOH末端が増えるた
め重合が遅延されが、反応速度の大きな蓚酸ビス-2-ヒ
ドロキシエチルを添加すると、これがPEIモノマーと
反応することで、PEIモノマー同士の反応による環状
エステル化を阻害し、ポリマー成長を促進すると同時
に、更に熱分解でCOOH末端となった成長ポリマーと
も非常に速く反応するため、再度これをエチレングリコ
ール末端のエステルに戻すことでポリマー成長を加速し
分子量向上を促進する。そして、溶融重縮合の進行につ
れ、PEI骨格に共重合された蓚酸は等モルのエチレン
グリコールを伴って熱により容易に分解・ガス化しポリ
マー骨格から離脱し、その部分は末端がヒドロキシエチ
ル構造のPEI連鎖が形成される。そして、この豊富に
存在するヒドロキシ末端同士を蓚酸系活性エステル化合
物がエステル化・鎖伸長を行うこととなり、最終的なP
EIの分子量を大きく増加させることが可能になると考
えられる。
【0037】以上のことから、本発明方法では、蓚酸ビ
ス-2-ヒドロキシエチルを重合促進剤兼末端ヒドロキシ
ル化剤に用いて重縮合したPEIを、上記の蓚酸系活性
エステル化合物で鎖伸長することにより、環状オリゴマ
ーの生成が抑制され、しかも短時間で高分子量、高品質
のPEIの製造が可能になったものと考えられる。
【0038】
【実施例】以下、参考例及び実施例によって本発明を更
に詳しく説明する。ただし、これらの実施例は本発明を
限定するものではない。なお、例中の「部」は特にこと
わらない限り「重量部」を表す。また、表中の[η]
は、ポリマーをEゾル(フェノール/1,1,2,2-
テトラクロルエタン混合溶媒(重量比6/4))10m
lに溶解させ、還元粘度を測定し、これより濃度0に外
挿して求めた、固有粘度である。
【0039】[参考例1] <蓚酸ビス-2-ヒドロキシエチルの合成>500mlの
ナスフラスコ中に、蓚酸ジメチル118.17部(1モ
ル)、エチレングリコール66部(1.1モル)及びテ
トラブトキシチタンの1重量%トルエン溶液0.25m
lを加え、窒素雰囲気下で140℃に加熱、攪拌を開始
した。エステル交換反応の進行につれ、副生するメタノ
ールが留出し始めるので、反応の様子を見ながら加熱、
攪拌を継続する。交換反応が充分に進めば、ほぼ理論量
のエチレングリコールが留出するのでそこで操作を終了
し、内容物を採取することで目的物である蓚酸ビス-2-
ヒドロキシエチルを得た。
【0040】[実施例1]100mlの三つ口フラスコ
中にイソフタル酸ジメチル18.45部(0.095モ
ル)、エチレングリコール14.90部(0.24モ
ル)及びテトラブトキシチタンの1重量%トルエン溶液
0.25ml(イソフタル酸に対して約0.03モル
%)を加え、窒素雰囲気下で190℃に加熱、攪拌を開
始した。エステル交換反応の進行につれ、副生するメタ
ノールが留出し始め、約1時間でほぼ理論量のメタノー
ルが留出し、ビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレ
ートが生成した。
【0041】次いで、これに蓚酸ビス-2-ヒドロキシエ
チル0.9部(0.005モル)、を添加し、反応の様
子を見ながら30分かけて最終的に220℃に加熱し
た。そして、水流アスピレータにて減圧し、240℃で
V1反応を30分行った。最終的に真空ポンプにて0.
1mmHgまで減圧してV2反応に入り、250℃で更
に2時間重合した。重合が充分に進みほぼ理論量のエチ
レングリコールが留出したところで、鎖伸長剤として蓚
酸系活性エステル化合物であるジフェニルオキザレート
(242.23)0.23g(イソフタル酸に対して1
モル%)を加え、更にもう10分減圧下重合を行った
後、反応を終了し内容物が温かいうちにサンプリング
し、ペレット化することでPEIを得た。
【0042】ポリマーはNMR測定(TFA/CDCl
3)によるポリマー組成定量を行った。また、ポリマー
をEゾル(フェノール/1,1,2,2-テトラクロル
エタン混合溶媒(重量比6/4))10mlに溶解さ
せ、還元粘度を測定することで固有粘度を求めたところ
1.20であった。その結果を表1の実施例1欄に示
す。
【0043】[実施例2〜3]また、実施例2〜3とし
て、実施例1と同様の操作において、重合促進剤(蓚酸
ビス-2-ヒドロキシエチル)、鎖伸長剤(蓚酸ジフェニ
ル)の添加量を変更し、重合時間を変更してPEIを製
造した。これらの条件及びポリマーの特性を表1の実施
例2,3欄に示す。
【0044】[比較例1]100mlの三つ口フラスコ
中にイソフタル酸ジメチル19.42部(0.1モ
ル)、エチレングリコール15.52部(0.25モ
ル)及びテトラブトキシチタンの1重量%トルエン溶液
0.25ml(イソフタル酸に対して約0.03モル
%)を加え、窒素雰囲気下で190℃に加熱、攪拌を開
始した。エステル交換反応の進行につれ、副生するメタ
ノールが留出し始め、約1時間でほぼ理論量のメタノー
ルが留出し、ビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレ
ートが生成した。
【0045】次いで、これを30分かけて最終的に22
0℃に加熱した後、系を水流アスピレータにて減圧し、
240℃でV1反応を30分行った。最終的に真空ポン
プにて0.1mmHgまで減圧してV2反応に入り、2
50℃で更に2時間重合した。重合が充分に進みほぼ理
論量のエチレングリコールが留出したところで反応を終
了し、内容物が温かいうちにサンプリング、ペレット化
することでPEIを得た。このポリマーを実施例1と同
様にNMR測定(TFA/CDCl3)によるポリマー
組成定量を行った。また同様にして還元粘度を測定する
ことで固有粘度を求めたところ0.92であった。その
結果を表1の比較例1欄に示す。
【0046】[比較例2〜3]比較例2〜3として、比
較例1と同様の操作により重縮合を実施した後、鎖伸長
剤(蓚酸ジフェニル)を添加し、重合時間を操作してP
EIの製造を行った。それらの結果を表1の比較例2,
3欄に示す。
【0047】
【表1】
【0048】以上の実施例及び比較例から、蓚酸ビス-
2-ヒドロキシエチルを重縮合時にビス(2-ヒドロキシ
エチル)イソフタレートに添加することで、環状オリゴ
マーの生成が抑制され、これを蓚酸系活性エステル化合
物で鎖伸長することにより、十分な重合度をもち、かつ
製品ポリマー中には蓚酸エステルが実質的に残存しな
い、高重合度、高品質のPEIが比較的短時間の重合で
製造可能であることが明らかである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフ
    タレート及び/又はそのオリゴマーを主とするモノマー
    成分を加熱重縮合することによりイソフタレート系ポリ
    エステルを製造するに際し、下記式(1)で表わされる
    蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルをイソフタル酸構造単
    位に対し1〜50モル%の割合で添加して重縮合反応を
    行い、更に、重縮合反応がほぼ終了した段階で下記式
    (2)で表わされる蓚酸系活性エステル化合物を重合混
    合物に対し0.1〜10モル%の割合で添加して、鎖伸
    長反応せしめることを特徴とするイソフタレート系ポリ
    エステルの製造方法。 【化1】 HO-R-O-C(O)-C(O)-O-R-OH ‥‥(1) Ar-O-C(O)-C(O)-O-Ar’ ‥‥ (2) [上記式(1)中のRは、ポリエステルのジオール成分
    を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
    式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
    る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
    ある。]
  2. 【請求項2】 蓚酸系活性エステル化合物が、蓚酸ジフ
    ェニルである請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 イソフタル酸又はその低級アルキルエス
    テルとエチレングリコールとを反応させてビス(2-ヒ
    ドロキシアルキル)イソフタレートを生成させ、引き続
    き、下記式(1)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキシ
    アルキルをイソフタル酸構造単位に対して1〜50モル
    %添加して重縮合反応を行い、重縮合反応がほぼ終了し
    た段階で下記式(2)で表わされる蓚酸系活性エステル
    化合物を重合混合物に対して0.1〜10モル%の割合
    で添加して、鎖伸長反応せしめることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の製造方法。 【化2】 HO-R-O-C(O)-C(O)-O-R-OH ‥‥ (1) Ar-O-C(O)-C(O)-O-Ar’ ‥‥ (2) [上記式(1)中のRは、ポリエステルのジオール成分
    を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
    式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
    る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
    ある。]
  4. 【請求項4】 鎖伸長剤添加時のポリマーの固有粘度が
    0.7〜1.0であり、鎖伸長反応後のポリマーの固有
    粘度が1.2以上である請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフ
    タレートがビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレー
    トであり、蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルが下記式
    (1a)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキシエチルで
    あり、そして、イソフタレート系ポリエステルがポリエ
    チレンイソフタレートである請求項1〜請求項4のいず
    れかに記載の製造方法。 【化3】 HO-CH2CH2-O-C(O)-C(O)-O-CH2CH2-OH ‥‥(1a)
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