JP2001122953A - イソフタレート系ポリエステルの製造方法 - Google Patents
イソフタレート系ポリエステルの製造方法Info
- Publication number
- JP2001122953A JP2001122953A JP30371599A JP30371599A JP2001122953A JP 2001122953 A JP2001122953 A JP 2001122953A JP 30371599 A JP30371599 A JP 30371599A JP 30371599 A JP30371599 A JP 30371599A JP 2001122953 A JP2001122953 A JP 2001122953A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- isophthalate
- bis
- oxalate
- hydroxyalkyl
- mol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
リゴマー副生を抑えた高品質で成形材料として十分な重
合度を有するイソフタレート系ポリエステルを製造する
方法を提供する。 【解決手段】 ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフ
タレート及び/又はそのオリゴマーを加熱重縮合するこ
とでイソフタレート系ポリエステルを製造する際に、下
記式(1)の蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルをイソフ
タル酸構造単位に対して1〜50モル%の割合で添加し
て重縮合反応を行い、更に、重縮合反応がほぼ終了した
段階で下記式(2)で表わされる蓚酸系活性エステル化
合物を重合混合物に対して0.1〜10モル%の割合で
添加して、鎖伸長反応せしめることにより、十分な重合
度を有するポリマーを効率的に製造する。 HO-R-O-C(O)-C(O)-O-R-OH ‥‥(1) Ar-O-C(O)-C(O)-O-Ar’ ‥‥ (2) [上記式(1)中のRは、ポリエステルのジオール成分
を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
ある。]
Description
分な分子量(重合度)を有するエチレンイソフタレート
系ポリエステル、特に固有粘度が1.2以上のポリエチ
レンイソフタレート、を効率的に製造する方法に関する
ものである。
EIと略称することがある)は、低結晶性で、かつポリ
エチレンテレフタレート(PET)と構造異性体の関係
にあることより、PETとのブレンド性が良好で、種々
のブレンド比の改質ポリエステルを調製することができ
る。近年、PEIの分子骨格に由来するPEI固有の特
徴である高ガスバリア性、低延伸性、耐湿熱性、低結晶
性等を応用したPETとの相溶ブレンド及び/又は共重
合体が不織布、枕や寝装用の詰め物等を構成する繊維を
接着するためのホットメルト型バインダー繊維、抗ピリ
ング性繊維として、また、ガスバリア性フィルム、各種
容器用の有用な素材としてクローズアップされるように
なった。
のポリエステル重合法ではその重合度をPETのように
増大させるのが困難という問題があり、素材として単独
での使用に適する十分な重合度を有していない。従っ
て、この問題を解決し、高重合度のPEIを工業的に製
造することができれば、PETには無い優れたガスバリ
ア性、高圧縮強度、耐湿熱性を備えた高性能素材を提供
することが可能となると思われる。
生用・産業資材用として幅広く使用されるPETとほぼ
同様の方法、すなわち、イソフタル酸とエチレングリコ
ールとのエステル化反応又はイソフタル酸ジメチルとエ
チレングリコールとのエステル交換反応で得られたビス
(2-ヒドロキシエチル)イソフタレート及び/又はそ
のオリゴマー(低重合物)を高真空下に加熱・溶融状態
で重縮合する方法により製造されている。これはポリエ
ステルであるPEIの重合法として最も簡便かつ一般的
な方法であるが、同時にイソフタル酸を使用することに
よる副反応が避けられない。すなわち、1,3-ベンゼ
ンジカルボン酸であるイソフタル酸は、テレフタル酸と
異なり分子構造が非対称であるため、重縮合反応の初期
に環状二量体(エチレンイソフタレート・サイクリック
ダイマー)を形成しやすく、これが昇華して反応釜内に
付着し減圧系を閉塞させて減圧不良にしたり、払い出し
時に製品中に混入して異物の原因になるという問題があ
る。また、二量体形成は重縮合反応との競争であり、事
実上、重合速度及び/又は生成ポリマーの重合度を低下
させ、かつ二量体やオリゴマーを増加する大きな要因と
なる。更に、ポリマー中に残存する二量体やオリゴマー
は生成ポリマーの品質を劣化し、特にこれが成形品の表
面にブリードアウトすると白濁した斑点を生じ、製品と
しての外観上の価値を著しく低下させる。
て、例えば、特開昭59−64625号及び特開昭59
−64631号には、プロトン酸触媒としてPkaが
2.5以下のアルキル又はアリールカルボン酸や鉱酸
を、また固有粘度変性剤として多価ジオールを使用する
ことで、生成ポリマーの環状ダイマー含有率を5重量%
以下に低減できることが開示されている。しかしなが
ら、これらの方法で得られるポリマーの固有粘度は高々
0.7程度であり、また、重合に5〜8時間も必要とす
るため、重合促進法としては優れたものとは言えない。
更に、触媒として使用するカルボン酸や固有粘度変性剤
である多価ジオールを添加することによるポリマー品質
の変化も避けられない。
モノマーに特定の脂肪族ジオールを添加、共重合するこ
とでも二量体やオリゴマー形成を低減できることが開示
されているが、これも重合時間や重合度の点で大きな改
善はなく、上記脂肪族ジオール共重合によるPEIの品
質変化もあり、好ましいものではない。
エチレンイソフタレートで代表されるイソフタレート系
ポリエステルの製造における、これら未解決の問題を解
消し、従来公知の工業的なポリエステル製造プロセスを
本質的に変えることなく、コスト、生産性の面で実用的
であり、かつオリゴマー副生を抑えた、高品質の成形材
料として十分な重合度を有するイソフタレート系ポリエ
ステルを製造する方法を提供することにある。
題を解決するために、ポリマー重合中に適当な重合促進
剤を添加し、さらにこれを特定の鎖伸長剤で分子量増加
して高分子量のPEIを製造する方法について検討し
た。そして、そのような重合促進剤としては、それ自体
高い重合活性を有し、成長ポリマーと共重合する形で重
縮合を促進し、しかも一旦ポリマー骨格に組み込まれた
後、構造として熱的に不安定で速やかにガス化・脱離し
て重合系から除去され、同時にその末端がヒドロキシエ
チル体となるような化合物が適当であること、かかる化
合物として蓚酸ビス-2-ヒドロキシエチルを重合系に特
定量添加した場合には、意外にも、環状オリゴマー生成
が抑制され、しかも末端がヒドロキシエチル体となるこ
と、更に、重合終了時に蓚酸系活性エステル化合物を鎖
伸長剤として添加することによって、このヒドロキシ末
端が効率よく鎖伸長され、短時間でPEIの分子量を増
加し、高重合度のPEIを製造可能であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
シアルキル)イソフタレート及び又は/又はそのオリゴ
マーを主とするモノマー成分を加熱重縮合することによ
りイソフタレート系ポリエステルを製造する際に、下記
式(1)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキアルキル
を、イソフタル酸構造単位に対して1〜50モル%の割
合で添加して重縮合反応を行い、該重縮合反応がほぼ終
了した段階で下記式(2)で表わされる蓚酸系活性エス
テル化合物を重合混合物に対し0.1〜10モル%の割
合で添加して、鎖伸長反応せしめることにより、十分な
重合度を有しかつオリゴマー含量が少ない高品質のイソ
フタレート系ポリエステルを製造する方法に係るもので
ある。
を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
ある。]
ステルの製造方法において、(i)蓚酸系活性エステル
化合物として、蓚酸ジフェニルを使用することを特徴と
する方法、(ii)イソフタル酸又はその低級アルキルエ
ステルとエチレングリコールとを反応させてビス(2-
ヒドロキシアルキル)イソフタレートを生成させ、引き
続き、これに上記式(1)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒ
ドロキアルキルをイソフタル酸構造単位に対して1〜5
0モル%添加して重縮合反応を行った後、上記式(2)
で表わされる蓚酸系活性エステル化合物を、重合混合物
に対して0.1〜10モル%の割合で添加して、鎖伸長
反応せしめることを特徴とする方法、(iii)鎖伸長剤
添加時のポリマーの固有粘度が0.7〜1.0であり、
鎖伸長反応後のポリマーの固有粘度が1.2以上である
ことを特徴とする方法、並びに、(iv)ビス(2-ヒドロ
キアルキル)イソフタレートがビス(2-ヒドロキシエ
チル)イソフタレートであり、重合促進剤の蓚酸ビス-
2-ヒドロキアルキルが下記式(1a): HO-CH2CH2-O-C(O)-C(O)-O-CH2CH2-OH ‥‥(1a) で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキシエチルであって、
得られるイソフタレート系ポリエステルがポリエチレン
イソフタレートであることを特徴とする方法、も本発明
に包含される。
ポリエステル」とは、主たるジカルボン酸成分がイソフ
タル酸であり、主たるジオール成分がアルキレンジオー
ルであるホモ又はコポリエステルを総称する。その代表
的なポリエステルは、ポリエチレンイソフタレート(P
EI)であるが、ポリエステル繰返し単位の70モル%
以上がアルキレンイソフタレート単位であれば、他の共
重合成分を含むコポリエステルであってもよい。
ス(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレート及び/又
はそのオリゴマーを、必要に応じ添加する他の共重合モ
ノマーと共に、適当な重合触媒の存在下で、高真空下に
加熱重縮合することによってイソフタレート系ポリエス
テルを製造する際に、実質的に重縮合の開始前に、重合
促進剤兼末端ヒドロキシル化剤として上記式(1)の蓚
酸ビス-2-ヒドロキシアルキルをイソフタル酸構造単位
に対して1〜50モル%添加することによって、重縮合
時の環状二量体の形成を抑制し重縮合反応を促進すると
共に、溶融重合体のポリマー中のカルボキシ末端を低減
させてヒドロキシル末端を増加させる。そして、重縮合
反応が実質的に終了した時点で、下記式(2)で表わさ
れる蓚酸系活性エステル化合物を鎖伸長剤として重合混
合物に対し0.1〜10モル%の割合で添加・鎖伸張反
応させ該ポリエステルの分子量を増加することによっ
て、十分な重合度(例えば固有粘度[η]にして1.2
以上)を有するイソフタレート系ポリエステルを製造す
る。
ソフタレート(PEI)を製造する場合は、原料として
ビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレート及び/又
はそのオリゴマーを使用し、重合促進剤兼末端ヒドロキ
シル化剤として上記式(1a)の蓚酸ビス-2-ヒドロキ
シエチルを使用して、上記の重縮合反応を実施した後、
上述のように鎖伸長反応させる。
ロキシアルキル)イソフタレート及び/又はそのオリゴ
マーは、常法によって得ることができるが、具体的には
例えば次のようにして製造することができる。 (1)充填塔を備えた反応釜にイソフタル酸とアルキレ
ンジオールとをモル比1.5〜3.5のスラリ状として
仕込み、常圧下に内温200〜250℃、塔頂温度12
0〜150℃で副生する水を系外に除去しながら所定の
反応率になるまでエステル化反応を行う。 (2)充填塔を備えた反応釜にイソフタル酸ジメチルと
アルキレンジオールとをモル比1.5〜3.5で仕込
み、エステル交換触媒としてマンガン、錫、亜鉛、チタ
ン等の金属化合物を添加し、常圧下に内温を150℃〜
200℃に昇温しつつ70〜100℃の充填塔で副生す
るメタノールを系外に除去しながら所定の反応率になる
までエステル交換反応を行う。
ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレート及び/
又はそのオリゴマーに対して、重合促進剤(兼末端ヒド
ロキシル化剤)として上記式(1)のビス-2-ヒドロキ
シアルキルを特定量添加した後、昇温・減圧し、該ポリ
エステルの構成成分であるアルキレングリコールの沸点
以上の温度において、約133kPa(1mmHg)以
下の高度の減圧下で所定の固有粘度のポリマーとなるま
で、通常3〜4時間、重縮合反応を行う。
ルキルは、蓚酸ジメチル等の蓚酸ジエステルを適当なエ
ステル交換触媒存在下に所定量のアルキレンジオール
(ただし、ポリエステルを形成するアルキレンジオール
と同種のもの)を添加し、120〜150℃に加熱、エ
ステル交換することにより製造することができる。
〜12のアルコール又はフェノールのジエステルが使用
可能であり、具体的には、蓚酸ジメチル、蓚酸ジエチ
ル、蓚酸ジn-プロピル、蓚酸ジイソプロピル、蓚酸ジ
ブチル、蓚酸ジペンチル、蓚酸ジヘキシル、蓚酸ジヘプ
チル、蓚酸ジオクチル、蓚酸ジノニル、蓚酸ジデシル、
蓚酸ジウンデシル、蓚酸ジドデシル、蓚酸ジフェニル、
蓚酸ジナフチル等を用いることができ、なかでも、蓚酸
ジメチル、蓚酸ジエチル、蓚酸ジフェニル等を好ましく
用いることができる。
加量は、イソフタル酸構造単位に対して1〜50モル%
とする必要があり、特に3〜30モル%が好ましい。こ
こで「イソフタル酸構造単位」とは、ポリマー骨格に組
み込まれるイソフタル酸単位のことであって、上記ビス
(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレート又はそのオ
リゴマーのイソフタル酸単位に相当する。換言すれば、
このモル数は、原料モノマーとしてイソフタル酸自身を
用いるときはそのモル数に対する百分率に対応し、イソ
フタル酸エステルを用いるときはそのエステルのモル数
に対するモル百分率に対応する。
対する蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルの添加量が1モ
ル%未満であると重縮合反応時に環状体の形成が十分に
抑制されず、所望の重合促進効果を得ることができな
い。また、添加量が50モル%より多くなると重合促進
剤の除去のためにかえって重縮合に長時間を要するのみ
ならず、重合促進剤の除去自体が困難となり、ポリマー
中に蓚酸骨格が残存し易くなる。本発明における好まし
い添加量は、イソフタル酸構造単位に対して3〜30モ
ル%の範囲である。蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルの
添加時期は、重縮合反応前が好適であるが、一部の反応
が開始した段階でも差し支えない。
ーとなるビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフタレー
ト及び/又はそのオリゴマー(低重合物)を製造してお
き、これを用いて上記の重縮合反応及び鎖伸長反応を実
施してもよいが、工業的には、ビス(2-ヒドロキシア
ルキル)イソフタレート及び/又はそのオリゴマーの生
成反応と上記の重縮合反能とを併合又は直結して一工程
又は一連の工程で実施する方が効率的である。後者の場
合は、イソフタル酸又はその低級アルキルエステルを出
発原料とし、これらを反応させてビス(2-ヒドロキシ
エチル)イソフタレートを生成させた後、引き続いて、
上述のような重縮合反応を実施しても差し支えない。
われる。重縮合反応触媒としては、アンチモン、ゲルマ
ニウム、錫、チタン、亜鉛、アルミニウム、マグネシウ
ム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マンガン、コ
バルト、ニッケル等の金属化合物のほか、スルホサリチ
ル酸、オルソ-スルホ安息香酸無水物等の有機スルホン
酸化合物が好ましく用いられる。触媒添加量は、酸成分
1モルに対して1×10-5〜1×10-2モル、好ましく
は5×10-5〜5×10-3モルが適当である。
ス改良等のために各種の添加剤を加えることができる。
かかる添加剤の例としては金属又はその塩、包接化合
物、キレート剤、有機金属化合物等をあげることができ
る。また、ポリマーの品質向上のための抗酸化剤、安定
剤として例えばヒンダードフェノール化合物のようなラ
ジカル捕捉剤、あるいは、蛍光剤吸収剤、染料のような
色調改良剤、二酸化チタン、カーボンブラックのような
顔料等の添加物をポリマーに含有させてもよい。更に、
必要に応じ、タルク、アルミナ等の滑剤、結晶化調節剤
を添加することも出来る。
又はその近傍において、鎖伸長剤として蓚酸系活性エス
テル化合物を添加する。すなわち、重縮合反応が実質的
に終了した段階で、鎖伸長剤である蓚酸系活性エステル
化合物を反応系に添加し、更に5分〜30分程度重縮合
反応を継続することで該ポリエステルの分子量を増加さ
せる。
(2)で表される蓚酸ジアリールエステルである。上記
式(2)において、Ar及びAr’はそれぞれ相異なる
か、もしくは互いに同一の、核置換されていてもよい1
価の芳香族炭化水素基を示し、具体的には、フェニル、
1-ナフチル、2-ナフチル、1-ビフェニル、2-ビフェ
ニル、4-メチルフェニル、4-メトキシフェニル、4-
エチルフェニル、4-エトキシフェニル、4-フェノキシ
フェニル、4-ニトロフェニル、4-クロロフェニル、4
-ブロモフェニル、4-フルオロフェニル、4-ヨードフ
ェニル、2-ニトロフェニル、2-メチルフェニル、2-
メトキシフェニル、2-エチルフェニル、2-エトキシフ
ェニル、2-フェノキシフェニル、3-メチルフェニル、
3-メトキシフェニル、3-エチルフェニル、3-エトキ
シフェニル、3-フェノキシフェニル、2,3,5,6-
テトラメチルフェニル等を例示することができる。A
r、Ar’としては、上記のうちフェニル、4-メチル
フェニル等が好ましく、両者が互いに同一であることが
好ましい。
酸ジメチル等の蓚酸ジエステルを適当なエステル交換触
媒存在下に、所定量の上記Ar,Ar’基を有するヒド
ロキシアリール化合物と120〜150℃に加熱、エス
テル交換することにより得ることができる。
となる蓚酸エステルとしては、炭素数1〜12のアルコ
ール又はフェノールのジエステルを使用することがで
き、具体的には、蓚酸ジメチル、蓚酸ジエチル、蓚酸ジ
n-プロピル、蓚酸ジイソプロピル、蓚酸ジブチル、蓚
酸ジペンチル、蓚酸ジヘキシル、蓚酸ジヘプチル、蓚酸
ジオクチル、蓚酸ジノニル、蓚酸ジデシル、蓚酸ジウン
デシル、蓚酸ジドデシル等を挙げることができ、なかで
も蓚酸ジメチル、蓚酸ジエチル等を好ましく用いること
ができる。また、ヒドロキシアリール化合物としては、
フェノール、メチルフェノール、ナフトール等を挙げる
ことが出来、なかでもフェノールが好ましい。従って、
上記式(2)で表わされる蓚酸化合物のなかでも、蓚酸
ジフェニルが特に好適である。
合混合物のモル量に対し0.1〜10モル%の範囲内と
する必要があり、0.5〜5モル%の範囲内が好適であ
る。ここで「重合混合物のモル量」とは、イソフタレー
ト系ポリエステルの重合モノマーと重合促進剤兼末端ヒ
ドロキシル化剤(蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキル)の
総モル量を意味する。蓚酸系活性エステル化合物の添加
量が重合混合物の0.1モル%未満であるとポリマー鎖
伸長の効果が十分ではなく、望む分子量増加効果を得る
ことができない。また、10モル%より添加量が多くな
ると鎖伸長剤が過剰となり鎖伸長効果が著しく低下する
か、或いは発現しないことになり、また、未反応の鎖伸
長剤の除去のために重合に長時間を要するのみならず、
上記重合促進剤の除去自体が困難となるため、ポリマー
中に異物が残存し易くなる。
マーの固有粘度[η]が0.7〜1.0程度になるまで
実施し、その後、重合混合物に鎖伸長剤を添加して重合
度を増大させて固有粘度[η]1.2以上のポリマーと
なるよう反応させるのが好ましい。
マーをEゾル(フェノール/1,1,2,2-テトラク
ロルエタン混合溶媒(重量比6/4))10mlに溶解
した溶液から求められる値である。
ト系ポリエステルは、ポリエチレンイソフタレート(P
EI)を代表例として示したが、該ポリエステルを構成
するジオール成分として、エチレングルコール以外に
も、炭素数1〜10の低級アルキレンジオール、例え
ば、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングルコール、ネオペンチレングリコ
ール等を用いることも出来る。これらは単独で使用して
もよく、2種以上併用してもよい。また、イソフタレー
ト系ポリエステルとしての性質が本質的に損なわれない
範囲で(例えば、イソフタル酸に対し30モル%以下、
好ましくは15モル%以下の割合で)他のジカルボン酸
成分を共重合してもよい。共重合させるイソフタル酸以
外の他のジカルボン成分としては、例えば、テレフタル
酸、ナフタレン-2,6-ジカルボン酸等の芳香族ジカル
ボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸等の脂環族ジカルボン酸等を挙げることが出来る。
また、P-ヒドロキシ安息香酸のようなオキシ酸等も挙
げることが出来る。更に、ジフェニルスルホンを主たる
繰り返し単位として含有するポリエーテルスルホン、ジ
フェニルスルホンとビスフェノールAとの縮合物を主た
る繰り返し単位として含有するポリスルホン、ビスフェ
ノールAの炭酸エステルを主たる繰り返し単位として含
有するポリカーボネート等を共重合することも出来る。
レンイソフタレート及びそれを主とする共重合体ポリエ
ステルであり、後者の共重合ポリエステルとしては、エ
チレンイソフタレート繰り返し単位が50モル%以上、
好ましくは70モル%以上、更に好ましくは85モル%
以上で、残りがエチレンテレフタレート、テトラメチレ
ンテレフタレート等の共重合体である。
粘度[η]1.2程度)のイソフタレート系ポリエステ
ルが得られる。得られたポリエステルは、重合容器から
取り出して冷却し、チップ化してもよいし、溶融状態の
まま次の成形工程に供給してもよい。また、他のポリマ
ーとブレンドして使用してもよい。
リエステルの製造において、環状体の形成を抑制するこ
とで重合促進が可能となると同時に、鎖伸長剤が極めて
効率よく機能しポリマーの分子量増加が可能となる。
れる。本発明では、重合促進のコンセプトとして、ポリ
マー鎖伸長作用に有効であり、かつ重合進行と共にガス
化して重合系から消失するような化合物を重合促進剤と
して使用することに着眼し、そのような重合促進剤とし
て蓚酸エステルである蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキル
を選択し、この重合促進剤を特定量添加して重縮合反応
を行うものである。上記蓚酸エステルは反応活性が非常
に高く、触媒の存在下では他のカルボン酸エステルと容
易にエステル交換を起こす。
は環状エステル形成により重合進行が阻害され更に熱分
解も加わることでポリマー鎖のCOOH末端が増えるた
め重合が遅延されが、反応速度の大きな蓚酸ビス-2-ヒ
ドロキシエチルを添加すると、これがPEIモノマーと
反応することで、PEIモノマー同士の反応による環状
エステル化を阻害し、ポリマー成長を促進すると同時
に、更に熱分解でCOOH末端となった成長ポリマーと
も非常に速く反応するため、再度これをエチレングリコ
ール末端のエステルに戻すことでポリマー成長を加速し
分子量向上を促進する。そして、溶融重縮合の進行につ
れ、PEI骨格に共重合された蓚酸は等モルのエチレン
グリコールを伴って熱により容易に分解・ガス化しポリ
マー骨格から離脱し、その部分は末端がヒドロキシエチ
ル構造のPEI連鎖が形成される。そして、この豊富に
存在するヒドロキシ末端同士を蓚酸系活性エステル化合
物がエステル化・鎖伸長を行うこととなり、最終的なP
EIの分子量を大きく増加させることが可能になると考
えられる。
ス-2-ヒドロキシエチルを重合促進剤兼末端ヒドロキシ
ル化剤に用いて重縮合したPEIを、上記の蓚酸系活性
エステル化合物で鎖伸長することにより、環状オリゴマ
ーの生成が抑制され、しかも短時間で高分子量、高品質
のPEIの製造が可能になったものと考えられる。
に詳しく説明する。ただし、これらの実施例は本発明を
限定するものではない。なお、例中の「部」は特にこと
わらない限り「重量部」を表す。また、表中の[η]
は、ポリマーをEゾル(フェノール/1,1,2,2-
テトラクロルエタン混合溶媒(重量比6/4))10m
lに溶解させ、還元粘度を測定し、これより濃度0に外
挿して求めた、固有粘度である。
ナスフラスコ中に、蓚酸ジメチル118.17部(1モ
ル)、エチレングリコール66部(1.1モル)及びテ
トラブトキシチタンの1重量%トルエン溶液0.25m
lを加え、窒素雰囲気下で140℃に加熱、攪拌を開始
した。エステル交換反応の進行につれ、副生するメタノ
ールが留出し始めるので、反応の様子を見ながら加熱、
攪拌を継続する。交換反応が充分に進めば、ほぼ理論量
のエチレングリコールが留出するのでそこで操作を終了
し、内容物を採取することで目的物である蓚酸ビス-2-
ヒドロキシエチルを得た。
中にイソフタル酸ジメチル18.45部(0.095モ
ル)、エチレングリコール14.90部(0.24モ
ル)及びテトラブトキシチタンの1重量%トルエン溶液
0.25ml(イソフタル酸に対して約0.03モル
%)を加え、窒素雰囲気下で190℃に加熱、攪拌を開
始した。エステル交換反応の進行につれ、副生するメタ
ノールが留出し始め、約1時間でほぼ理論量のメタノー
ルが留出し、ビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレ
ートが生成した。
チル0.9部(0.005モル)、を添加し、反応の様
子を見ながら30分かけて最終的に220℃に加熱し
た。そして、水流アスピレータにて減圧し、240℃で
V1反応を30分行った。最終的に真空ポンプにて0.
1mmHgまで減圧してV2反応に入り、250℃で更
に2時間重合した。重合が充分に進みほぼ理論量のエチ
レングリコールが留出したところで、鎖伸長剤として蓚
酸系活性エステル化合物であるジフェニルオキザレート
(242.23)0.23g(イソフタル酸に対して1
モル%)を加え、更にもう10分減圧下重合を行った
後、反応を終了し内容物が温かいうちにサンプリング
し、ペレット化することでPEIを得た。
3)によるポリマー組成定量を行った。また、ポリマー
をEゾル(フェノール/1,1,2,2-テトラクロル
エタン混合溶媒(重量比6/4))10mlに溶解さ
せ、還元粘度を測定することで固有粘度を求めたところ
1.20であった。その結果を表1の実施例1欄に示
す。
て、実施例1と同様の操作において、重合促進剤(蓚酸
ビス-2-ヒドロキシエチル)、鎖伸長剤(蓚酸ジフェニ
ル)の添加量を変更し、重合時間を変更してPEIを製
造した。これらの条件及びポリマーの特性を表1の実施
例2,3欄に示す。
中にイソフタル酸ジメチル19.42部(0.1モ
ル)、エチレングリコール15.52部(0.25モ
ル)及びテトラブトキシチタンの1重量%トルエン溶液
0.25ml(イソフタル酸に対して約0.03モル
%)を加え、窒素雰囲気下で190℃に加熱、攪拌を開
始した。エステル交換反応の進行につれ、副生するメタ
ノールが留出し始め、約1時間でほぼ理論量のメタノー
ルが留出し、ビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレ
ートが生成した。
0℃に加熱した後、系を水流アスピレータにて減圧し、
240℃でV1反応を30分行った。最終的に真空ポン
プにて0.1mmHgまで減圧してV2反応に入り、2
50℃で更に2時間重合した。重合が充分に進みほぼ理
論量のエチレングリコールが留出したところで反応を終
了し、内容物が温かいうちにサンプリング、ペレット化
することでPEIを得た。このポリマーを実施例1と同
様にNMR測定(TFA/CDCl3)によるポリマー
組成定量を行った。また同様にして還元粘度を測定する
ことで固有粘度を求めたところ0.92であった。その
結果を表1の比較例1欄に示す。
較例1と同様の操作により重縮合を実施した後、鎖伸長
剤(蓚酸ジフェニル)を添加し、重合時間を操作してP
EIの製造を行った。それらの結果を表1の比較例2,
3欄に示す。
2-ヒドロキシエチルを重縮合時にビス(2-ヒドロキシ
エチル)イソフタレートに添加することで、環状オリゴ
マーの生成が抑制され、これを蓚酸系活性エステル化合
物で鎖伸長することにより、十分な重合度をもち、かつ
製品ポリマー中には蓚酸エステルが実質的に残存しな
い、高重合度、高品質のPEIが比較的短時間の重合で
製造可能であることが明らかである。
Claims (5)
- 【請求項1】 ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフ
タレート及び/又はそのオリゴマーを主とするモノマー
成分を加熱重縮合することによりイソフタレート系ポリ
エステルを製造するに際し、下記式(1)で表わされる
蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルをイソフタル酸構造単
位に対し1〜50モル%の割合で添加して重縮合反応を
行い、更に、重縮合反応がほぼ終了した段階で下記式
(2)で表わされる蓚酸系活性エステル化合物を重合混
合物に対し0.1〜10モル%の割合で添加して、鎖伸
長反応せしめることを特徴とするイソフタレート系ポリ
エステルの製造方法。 【化1】 HO-R-O-C(O)-C(O)-O-R-OH ‥‥(1) Ar-O-C(O)-C(O)-O-Ar’ ‥‥ (2) [上記式(1)中のRは、ポリエステルのジオール成分
を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
ある。] - 【請求項2】 蓚酸系活性エステル化合物が、蓚酸ジフ
ェニルである請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】 イソフタル酸又はその低級アルキルエス
テルとエチレングリコールとを反応させてビス(2-ヒ
ドロキシアルキル)イソフタレートを生成させ、引き続
き、下記式(1)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキシ
アルキルをイソフタル酸構造単位に対して1〜50モル
%添加して重縮合反応を行い、重縮合反応がほぼ終了し
た段階で下記式(2)で表わされる蓚酸系活性エステル
化合物を重合混合物に対して0.1〜10モル%の割合
で添加して、鎖伸長反応せしめることを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載の製造方法。 【化2】 HO-R-O-C(O)-C(O)-O-R-OH ‥‥ (1) Ar-O-C(O)-C(O)-O-Ar’ ‥‥ (2) [上記式(1)中のRは、ポリエステルのジオール成分
を構成するアルキレン基と同一のアルキレン基であり、
式(2)中のAr、Ar’は、互いに同一の又は相異な
る、核置換されていてもよい1価の芳香族炭化水素基で
ある。] - 【請求項4】 鎖伸長剤添加時のポリマーの固有粘度が
0.7〜1.0であり、鎖伸長反応後のポリマーの固有
粘度が1.2以上である請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の製造方法。 - 【請求項5】 ビス(2-ヒドロキシアルキル)イソフ
タレートがビス(2-ヒドロキシエチル)イソフタレー
トであり、蓚酸ビス-2-ヒドロキシアルキルが下記式
(1a)で表わされる蓚酸ビス-2-ヒドロキシエチルで
あり、そして、イソフタレート系ポリエステルがポリエ
チレンイソフタレートである請求項1〜請求項4のいず
れかに記載の製造方法。 【化3】 HO-CH2CH2-O-C(O)-C(O)-O-CH2CH2-OH ‥‥(1a)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30371599A JP4242985B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | イソフタレート系ポリエステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30371599A JP4242985B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | イソフタレート系ポリエステルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122953A true JP2001122953A (ja) | 2001-05-08 |
JP4242985B2 JP4242985B2 (ja) | 2009-03-25 |
Family
ID=17924395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30371599A Expired - Fee Related JP4242985B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | イソフタレート系ポリエステルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4242985B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001131273A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-15 | Teijin Ltd | 高分子量ポリエチレンイソフタレートの製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1264262C (zh) | 1995-11-06 | 2006-07-12 | 日亚化学工业株式会社 | 氮化物半导体器件 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS495633B1 (ja) * | 1970-11-13 | 1974-02-08 | ||
JPS497355B1 (ja) * | 1970-01-12 | 1974-02-20 | ||
JPH0859809A (ja) * | 1994-08-18 | 1996-03-05 | Mitsubishi Chem Corp | 高重合度ポリエステルの製造方法 |
JPH0873580A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-19 | Mitsubishi Chem Corp | ポリエステル |
JP2001114874A (ja) * | 1999-10-14 | 2001-04-24 | Teijin Ltd | ポリエステルの製造方法 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30371599A patent/JP4242985B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497355B1 (ja) * | 1970-01-12 | 1974-02-20 | ||
JPS495633B1 (ja) * | 1970-11-13 | 1974-02-08 | ||
JPH0859809A (ja) * | 1994-08-18 | 1996-03-05 | Mitsubishi Chem Corp | 高重合度ポリエステルの製造方法 |
JPH0873580A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-19 | Mitsubishi Chem Corp | ポリエステル |
JP2001114874A (ja) * | 1999-10-14 | 2001-04-24 | Teijin Ltd | ポリエステルの製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001131273A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-15 | Teijin Ltd | 高分子量ポリエチレンイソフタレートの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4242985B2 (ja) | 2009-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3413640B2 (ja) | イソソルビド含有ポリエステルおよびそれの製造方法 | |
EP1114095B1 (en) | Nucleating agent for polyesters | |
JP5184739B2 (ja) | イソソルビド含有ポリエステルの製造方法 | |
JP2002512279A (ja) | イソソルビドをコモノマーとして含有させたポリエステルおよびそれの製造方法 | |
JPS6345732B2 (ja) | ||
TW201406816A (zh) | 聚酯樹脂的製備方法 | |
US20040242838A1 (en) | Sulfonated polyester and process therewith | |
JP2002504578A (ja) | 高含量芳香族エステルを有するポリエーテルエステル樹脂の製造方法 | |
JP4010872B2 (ja) | ポリエステル重縮合反応用触媒およびそれを用いるポリエステルの製造方法 | |
JP4134710B2 (ja) | ポリエステル製造用チタン触媒溶液、及びそれを用いるポリエステルの製造法 | |
WO2016064241A1 (ko) | 결정화 속도가 향상된 폴리사이클로헥실렌디메틸렌테레프탈레이트 수지 및 이의 제조방법 | |
JP4768126B2 (ja) | コポリエーテルエステルの製造法 | |
JP4242985B2 (ja) | イソフタレート系ポリエステルの製造方法 | |
JPH04169566A (ja) | 5―スルホイソフタル酸アルキレングリコールエステル金属塩を含むアルキレングリコール溶液の製造方法 | |
CA2036515A1 (en) | Producing a copolyester from a lower dialkyl ester of terephthalic acid, a glycol and a dicarboxylic acid | |
JP4242530B2 (ja) | 高分子量ポリエチレンイソフタレートの製造方法 | |
JP2008516014A (ja) | ポリトリメチレンテレフタレートの生成方法 | |
JP2001114874A (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
JP2002513429A (ja) | 低濃度のジエチレングリコールを含有するポリエステルの製造方法 | |
JP3504542B2 (ja) | 5−スルホイソフタル酸ジグリコールエステル金属塩のグリコール溶液の製造方法 | |
JPH0790066A (ja) | 共重合ポリエステル | |
JP2848640B2 (ja) | 低吸水性ポリエステル樹脂組成物 | |
US20070225469A1 (en) | Polyester Resin and Process for Production Thereof | |
JP3725006B2 (ja) | 半芳香族コポリエステルの製造方法 | |
JPH09235362A (ja) | ポリエステルおよびポリエステルカーボネートの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081209 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |