JP2001121893A - 転写用ポリエステルフィルム - Google Patents

転写用ポリエステルフィルム

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JP2001121893A
JP2001121893A JP30348599A JP30348599A JP2001121893A JP 2001121893 A JP2001121893 A JP 2001121893A JP 30348599 A JP30348599 A JP 30348599A JP 30348599 A JP30348599 A JP 30348599A JP 2001121893 A JP2001121893 A JP 2001121893A
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resin
layer
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polyester film
release layer
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Kiyoshi Miyagi
清 宮城
Mikio Matsuoka
幹雄 松岡
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材形成時にポリエステルフィルムへの親
和性が大きい接着層が反対面に転移せず、転写層形成時
や転写時の静電気による障害が低減され、転写材での変
形が大きくても離型層が断裂しにくく、美麗な転写仕上
がりとなる転写用ポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフィルムの片面に、主とし
て熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂からなる離型層を形成
し、反対面に帯電防止層と、さらに外側に熱硬化性樹脂
と飽和脂肪酸で変性したアルキド樹脂からなるアンチブ
ロッキング層からなる背面処理層を形成し、背面処理層
の表面固有抵抗値が1×1012Ω以下、離型層膜厚t
が、0.05〜0.5μmであり、さらにその伸度が1
00%となるよう伸長変形したときの離型層に生じる深
さ0.05μm以上の凹部の数が50個/cm2以下で
あり、ヘイズが10%以下である転写用ポリエステルフ
ィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形同時転写に用
いる転写用ポリエステルフィルムに関し、更に詳しくは
背面処理層を具備した転写用ポリエステルフィルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】被転写物への転写によって図柄や金属光
沢を有する製品を製造する目的で、離型層、図柄層又は
金属薄膜模様層、及び接着層等を順次形成した転写材が
広く用いられている。それら転写材を用いた転写法とし
ては、射出成形機やブロー成型機の金型に、接着層が成
形樹脂と接するように転写材をセッティングした後、成
形樹脂を射出又はブローし、冷却後金型より成型品を取
り出して転写後のシートを剥離する転写法、いわゆる成
形同時転写が一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】成形同時転写材の離型
層は、パラフィン系離型剤、シリコーン樹脂系離型剤、
セルロース誘導体系離型剤、メラミン樹脂系離型剤、ア
クリル樹脂系離型剤、ポリオレフィン樹脂系離型剤、フ
ッソ樹脂系離型剤、尿素樹脂系離型剤、及びこれら混合
離型剤を塗布して離型層を形成し、次いでこの上に転写
層、接着剤層を順次形成して転写材を得る方法が知られ
ている。
【0004】しかしながら、転写時には金型の成形部分
において転写材が変形する。このとき、離型層に熱硬化
性樹脂を用いた従来の転写材においては、転写材の変形
が少ない場合には、離型層に用いた熱硬化性樹脂が基材
フィルムに沿った形で変形できるものの、転写材の変形
が大きい場合には、熱硬化性樹脂が断裂した形で基材フ
ィルムの上に残る。離型層の熱硬化性樹脂が断裂する
と、転写後の成型品表面の図柄や金属薄膜模様層に、離
型層に生じた段裂模様がそのまま現れる結果となる。こ
のように離型層に熱硬化性樹脂を用いた従来の転写材に
は、転写材の変形が大きいと所望の図柄や金属薄膜模様
等が得られなくなる、という欠点があった。
【0005】更に、ポリエステルフィルムの片面に順
次、離型層、図柄層及び上記ガラス転移点の低い接着剤
や、基体ポリエステルフィルムと親和性のある接着剤用
の樹脂を用いて接着層を形成し、ロール状に巻き取る。
このロール状の転写材を用いて被転写物に転写しても、
被転写物へ一部または全部が転写しない問題が生じてい
た。
【0006】これは基体ポリエステルフィルムの片面に
形成した転写材の転写層がロール状に巻いた後に、ロー
ルの巻き圧力と経時によって、一部または全部が、基体
ポリエステルフィルムの片面に形成した転写材の一方の
反対面に離型層から剥離して、転移したためである。
【0007】基体ポリエステルフィルムの片面に転写層
を形成して得られた転写材は、一般的にロールの巻き状
態で製造、供給され、各種転写装置や成形同時転写によ
って、被転写体に転写する。
【0008】従って、この様な問題はロールにする限り
さけられない問題である。更に、基体ポリエステルフィ
ルムに離型層、図柄層、接着層等を形成して転写材を製
造する工程や、転写材で被転写物へ転写する工程におい
て、基体ポリエステルフィルムに起因する静電気によっ
て各種トラブルが発生していた。
【0009】転写材の製造工程におけるトラブルの例と
して、静電気発生で溶剤の発火、印刷の図柄にヒゲが発
生、ゴミの付着等、又、転写工程では、雰囲気中のゴミ
が静電気で転写材に付着し、そのゴミが付着した部分は
転写ができず所望の図柄が転写できない等のトラブルが
発生していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、この欠点
につき研究を重ねた結果、離型層に用いる樹脂として、
熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との混合物を用いこれを基
材であるポリエステルフィルムに積層して離型層を形成
させ、このときその離型層の膜厚tが0.05(μm)
≦t≦0.5(μm)となるように調整することによっ
て、上記欠点を解消できることを見出した。
【0011】加えて、離型層の表面粗さ(Ra)を0.
03μm以下、好ましくは(Ra)を0.02μm以下
にする事によって、転写した図柄層や金属薄膜層の光沢
を落とすことなく美麗な、高級感のある転写模様を得る
ことができる、という更なる利点も見出した。
【0012】離型層の表面粗さ(Ra)は、転写後の図
柄及び金属薄膜の光沢に関わる特性である。転写物にお
いて美麗で高級感のある図柄や金属薄膜層を得るには、
転写した図柄や金属薄膜の光沢を高くする必要があり、
光沢(「グロス」)が90%以下になるのは好ましくな
い。
【0013】本発明におけるように離型層の厚みが0.
05〜0.5μmと薄い場合、基材であるポリエステル
フィルムの表面粗さがそのまま離型層表面に反映しやす
いため、ポリエステルフィルムの表面粗さ(Ra)は、
0.04μm以下とすることが好ましく、更に好ましく
は0.03μm以下にすることにより、転写した図柄や
金属薄膜層に、期待した美麗で高級感のある光沢を確保
できるようになる。
【0014】すなわち本発明は、転写用ポリエステルフ
ィルムの構成において、ポリエステルフィルムの片面に
熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との混合物である樹脂組成
物からなる離型層を形成し、且つ該離型層の膜厚を0.
05〜0.5μmにすることを特徴とする。こうする事
により、成形同時転写に際して離型層の断裂を起こすこ
となく、所期の転写模様を安定して得ることができるよ
うになる。該離型層の膜厚は、更に好ましくは、0.1
〜0.3μmである。成形同時に転写に際して離型層の
断裂を起こさなくなることの実用的な目安は、本明細書
中で後述するフィルムの100%伸張変形において、
0.05μm以上の深さを有する凹部の数が1cm2
たり50個以下であることである。
【0015】離型層の膜厚が0.05μm未満の場合は
成形同時転写に際して剥離性が安定せず、また0.5μ
mを越えると基材ポリエステルフィルムの変形が100
%以下でも離型層の断烈が生じ易くなる。
【0016】基材であるポリエステルフィルムに起因す
る静電気発生を防止する手段として、離型層形成面と反
対側面に帯電防止性を付与し、離型層が背面処理層へ転
移しない様にした層(アンチブロッキング層)を設ける
事により、上記のような製造工程、転写工程時の静電気
によるトラブルを防止することが可能となった。本発明
の転写用ポリエステルフィルムとは、以下の通りであ
る。
【0017】(1)ポリエステルフィルムの片面に、主
として熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂を混合した樹脂組成
物からなる離型層を形成し、一方の反対面に背面処理層
として、帯電防止層(A)と、更にその外側に主として
熱硬化性樹脂(B)と飽和脂肪酸で変性したアルキド樹
脂(C)からなるアンチブロッキング層を設けてなる転
写用ポリエステルフィルムであって、前記背面処理層の
表面固有抵抗値(Rs)が1×1012Ω以下であり、前
記離型層の膜厚tが、下記式1 0. 05(μm)≦t≦0.5(μm) 式1 を満足し、かつ転写用ポリエステルフィルムを、その伸
度が100%となるよう伸長変形したとき、離型層に生
じる深さ0.05μm以上の凹部の数が1cm2あたり
50個以下であり、さらにヘイズ(H)が10%以下で
あることを特徴とする転写用ポリエステルフィルム。 (2)前記帯電防止層(A)が、導電性フィラーを含む
樹脂組成物(D)、導電性ポリマーを含む樹脂組成物
(E)、帯電防止剤を含む樹脂組成物(F)の少なくと
も1種又はそれら2種以上の混合物から主としてなるこ
とを特徴とする(1)記載の転写用ポリエステルフィル
ム。 (3)アンチブロッキング層を構成する前記熱硬化性樹
脂(B)が、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、グリコールウリル樹脂、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂、アルキド樹脂から選ばれる1種以上の樹脂であ
ることを特徴とする(1)または(2)記載の転写用ポ
リエステルフィルム。 (4)離型層を構成する前記熱硬化性樹脂が、尿素樹
脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、グリコール
ウリル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹
脂から選ばれる1種以上の樹脂であることを特徴とする
(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の転写用ポリエ
ステルフィルム。 (5)前記離型層の表面粗さ(Ra)が下記式2 Ra≦0.03(μm) 式2 を満足することを特徴とする、(1)乃至(4)のいず
れか一項に記載の転写用ポリエステルフィルム。 (6)前記ポリエステルフィルムの離型層を形成する側
の表面粗さ(Ra)が、下記式3 Ra≦0.04(μm) 式3 を満足することを特徴とする、(1)乃至(5)のいず
れか一項に記載の転写用ポリエステルフィルム。 (7)離型層を構成する前記熱可塑性樹脂のガラス転移
温度が30℃以下であることを特徴とする(1)乃至
(6)のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィ
ルム。 (8)前記背面処理層の表面をトルエン、メチルエチル
ケトン、酢酸エチルから選ばれる少なくとも1種の溶剤
またはそれら2種以上の混合溶剤を含浸させたガーゼで
ラビングした場合の、ラビング前後のヘイズ値の変化が
1.0%以下であることを特徴とする(1)乃至(7)
のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィルム。 (9)前記離型層の表面に、さらに印刷層、接着層を順
次形成してなる転写層を積層した後、接着層表面と背面
処理層表面を重ね合わせ、荷重3kg/cm2、温度6
0℃、24時間で処理した場合に、転写層が背面処理層
側に転移しないことを特徴とする(1)乃至(8)のい
ずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィルム。 (10)前記背面処理層の固形分塗布量が0.01〜
2.0g/m2であることを特徴とする(1)乃至
(9)のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィ
ルム。 (11)前記ポリエステルフィルムがポリエチレンテレ
フタレートであることを特徴とする(1)乃至(10)
のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィルム。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明において離型層及びアンチ
ブロッキング層に用いられる熱硬化性樹脂あるいは熱硬
化性樹脂(B)の例としては、熱硬化型のアクリル樹
脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エステル樹脂や、ア
ルキド樹脂を挙げることができる。またこれらの樹脂の
混合物も用いることができ、好ましくは、メラミン樹脂
とエステル樹脂の混合物や、メラミン樹脂とアクリル樹
脂との混合物が特に適している。
【0019】離型層の表面粗さは、転写後の図柄及び金
属薄膜の光沢に関わる特性である。転写物において美麗
で高級感のある図柄や金属薄膜層を得るには、転写した
図柄や金属薄膜の光沢を高くする必要があり、光沢
(「グロス」)が90%以下になるのは好ましくない。
【0020】本発明におけるように離型層の厚みtが
0.05〜0.5μmと薄い場合、基材であるポリエス
テルフィルムの表面粗さがそのまま剥離層表面に反映し
やすいため、ポリエステルフィルムの表面粗さ(Ra)
は、0.04μm以下とすることが好ましく、更に好ま
しくは0.03μm以下にすることにより、転写した図
柄や金属薄膜層に期待した美麗で高級感のある光沢を確
保できるようになる。
【0021】本発明において用いる上記熱硬化性樹脂あ
るいは熱硬化性樹脂(B)の例であるメラミン樹脂のう
ち、特に好ましい例としては、ブチル型メラミン、エチ
ル型メラミン、メチル型メラミン、イミノ基型メラミ
ン、イミノ型エチル基型混合メラミン、ブチロール基型
メラミン、エチロール基型メラミン、メチロール基型メ
ラミン等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0022】また、本発明において用いる上記熱硬化性
樹脂あるいは熱硬化性樹脂(B)の例である熱硬化性の
アクリル樹脂の特に好ましい例としては、主鎖及び/又
は側鎖に水酸基、メチロール基、エチロール基、ブチロ
ール基、アルコキシメチル基、アルコキシエチル基、ア
ルコキシブチル基、エポキシ基、イミノ基等を有するも
のが挙げられるが、これらに限定されない。
【0023】また本発明において用いる上記熱硬化性樹
脂あるいは熱硬化性樹脂(B)の例として、水酸基を有
するアクリレート、カルボキシル基を有するアクリレー
トと、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
ブチルメタクリレート等との共重合体が挙げられる。
【0024】上記メラミン樹脂、アクリル樹脂以外に、
エステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、スチレン
樹脂、アミノ樹脂等を用いることができるが、本発明の
転写用ポリエステルフィルムを用いた転写材の剥離性を
好適なものとするためには上記のメラミン樹脂、アクリ
ル樹脂の混合物を用いるのが適している。
【0025】メラミン樹脂とアクリル樹脂との混合比
は、重量比でメラミン樹脂:アクリル樹脂=99:1〜
1:99の範囲であるのがよいが、特に好ましくは9
5:5〜5:95である。
【0026】また本発明において用いる熱可塑性樹脂と
しては、予め重合反応により2次元あるいは更に3次元
の長鎖高分子化された樹脂はもちろん、離型層の形成に
先立ち、熱硬化性樹脂と混合する前において低分子又は
オリゴマー状であっても、熱硬化性樹脂との混合行程に
おいて反応温度、反応時間等により2次元あるいは更に
3次元の高分子化合物となる樹脂であればよい。これら
の熱可塑性樹脂としては、基本的には、熱硬化性樹脂と
混合可能なものであれば任意に選択し得るが、なかでも
芳香族ポリエステルを一成分として含有するポリエステ
ル系樹脂又はポリエステルウレタン系樹脂からなる樹脂
が、優れた離型性や強度が得られやすいため、好ましく
用い得る。
【0027】このようなポリエステル系共重合樹脂の例
としては、酸成分がイソフタル酸、オルソフタル酸、テ
レフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカル
ボン酸類、コハク酸、グルタル酸、アジビン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジカルボン酸、アゼライン酸等の芳香族
ジカルボン酸類、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、4−メチルヘキサヒドロ無
水フタル酸、3−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、2
−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ジカルボキシ水素
添加ビスフェノールA、ジカルボキシ水素添加ビスフェ
ノールS、水素添加ダイマー酸、水素添加ナフタレンジ
カルボン酸、トリシクロデカンジカルボン酸等の脂環族
ジカルボン酸類と、グリコール成分として炭素数3〜1
0のアルキレングリコールとからなる、ポリエステル系
共重合樹脂が挙げられる。
【0028】本発明において好ましく用いられる炭素数
3〜10のアルキレングリコールの例としては、プロピ
レングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチ
ル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−
ペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパ
ンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパ
ンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカ
ンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロ
ヘキサンジメタノール等が挙げられる。
【0029】芳香族ポリエステルを一成分として含有す
るポリエステルウレタン系樹脂の例としては、上述のポ
リエステル系樹脂のようなポリエステルポリオール、あ
るいは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメ
チレングリコール等のポリアルキレングリコール類等の
ポリアルキルエーテル類や、ポリフェニレンオキサイド
等のポリアリールエーテル類等のポリエーテルポリオー
ルとポリイソシアネート類とを反応させることによって
得られるポリエステルウレタン系樹脂が挙げられる。ポ
リオール成分としてポリエステルポリオールとポリエー
テルポリオールの両方をポリオール成分としたポリウレ
タンであってもよい。上述のポリエステルポリオール成
分を含んでいると、芳香族ポリエステルを含む事となる
ので好ましい。ポリオール成分がポリエーテルポリオー
ルのみであるポリウレタンの場合は、耐熱性が不十分で
有り好ましくない。
【0030】上記ポリイソシアネート類としては、トリ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
フェニレンジイソシアネート、ビフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、ジメトキシビフェニレンジ
イソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ジメチ
ルビフェニレンジイソシアネート、ジフェニレンジイソ
シアネート、ジイソシアネートジフェニルエーテル、キ
シリレンジイソシアネート、ジイソシアネートメチルシ
クロヘキサン、ジイソシアネートジシクロヘキサン、ジ
イソシアネートシクロヘキシルメタン、イソホロンジイ
ソシアネート等のジイソシアネート化合物等が挙げられ
る。
【0031】上記のポリエステルウレタン系樹脂のうち
でも、ウレタン系プレポリマーを得た後に、これを更に
ジオール類やジアミン類等によって鎖延長したものがよ
り好ましく用い得る。鎖延長剤としてのジオール類とし
ては、前記ジオール類のうちブタンジオール、ヘキサン
ジオール等が、ジアミン類としてエチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン等が好適であり、代表的に用い得
る。
【0032】また、ポリウレタン系樹脂の例としては、
上記ポリエステル型ポリオール及びポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール、ポリヘキサメチレングリコールのようなポ
リアルキレングリコール類等のポリアルキルエーテル類
や、ポリフェニレンオキサイド等のポリアリールエーテ
ル類等のポリエーテル型ポリオール成分とポリイソシア
ネート類とを反応させることによって得られるポリウレ
タン系樹脂を挙げることができる。
【0033】上記ポリイソシアネート類の例としては、
トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、フェニレンジイソシアネート、ビフェニルメタンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テ
トラメチレンジイソシアネート、ジメトキシビフェニレ
ンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ジ
メチルビフェニレンジイソシアネート、ジフェニレンジ
イソシアネート、ジイソシアネートジフェニルエーテ
ル、キシリレンジイソシアネート、ジイソシアネートメ
チルシクロヘキサン、ジイソシアネートジシクロヘキサ
ン、ジイソシアネートシクロヘキシルメタン、イソホロ
ンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物等があ
る。これらのうち、得られたウレタン系プレポリマーを
更にジオール類やジアミン類等によって鎖延長したもの
を、より好適に用い得る。鎖延長剤としてのジオール類
の例としては、前記のジオール類のうちブタンジオー
ル、ヘキサンジオール等が、ジアミン類の例としては、
エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等が好適で
あり、代表的に用いられる。
【0034】これらのうち、ポリウレタン系樹脂におい
ては、ポリオール成分としてポリエステルポリオール成
分を含んでいるポリエステルウレタン系樹脂であること
が好ましい。ポリオール成分がポリエーテルポリオール
のみから形成されたポリエーテルポリウレタン系樹脂で
ある場合は、本発明の目的上、耐熱性等がポリエステル
ポリウレタン系樹脂ほど十分ではなく、相対的には好ま
しくない。
【0035】もちろん、ポリエステルポリオールを含む
ポリエステルウレタンの共重合成分として、先に挙げた
ポリエーテルポリオールを含んでいることは一向に差し
支えない。
【0036】このような熱可塑性樹脂は、そのガラス転
移温度が−30℃から30℃、特に−20℃〜10℃で
あることが好ましい。ガラス転移温度が−30℃より低
い場合には、離型層としての物性や耐熱性が不十分とな
り、逆に30℃より高いと離型層が脆くなり、断裂が生
じやすくなる。
【0037】本発明において離型層の膜厚tは、0.0
5〜0.5μmである必要があり、0.1〜0.3μm
であることが更に好ましい。成形同時転写における離型
層の断裂防止効果は、従来の熱硬化性樹脂のみからなる
離型層に代えて熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との混合物
を用い且つ前記所範囲の膜厚とすることによって得られ
る。この所定範囲の膜厚とする限り、上記の熱硬化性樹
脂と熱可塑性樹脂との混合比率は適宜幅広い範囲から選
択し得るが、例えば、好ましい範囲としては、重量比で
熱硬化性樹脂:熱可塑性樹脂=95:5〜30:70、
更に好ましい範囲としては、80:20〜40:60で
ある。
【0038】本発明の基材であるポリエステルフィルム
に使用するポリエステル(PEs)とは、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸のような芳
香族ジカルボン酸またはそのエステルとエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、1−4ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールのようなグリコールとを重縮合させて製造され
るポリエステルである。
【0039】これらの酸成分とグリコール成分とからな
るポリエステルは、通常行われている方法を任意に使用
して製造することができる。例えば、芳香族ジカルボン
酸の低級アルキルエステルとグリコールとの間でエステ
ル交換反応を行わせるか、あるいは芳香族ジカルボン酸
とグリコールとを直接エステル化させて、実質的に芳香
族ジカルボン酸のビスグリコールエステル、またはその
低重合体を形成させ、次いでこれを減圧下、240℃以
下の温度で重縮合させる方法が採用される。この際、通
常の触媒、安定剤、各種添加剤等を任意に使用すること
ができる。かかるポリエステルの代表例としてはポリエ
チレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートある
いはポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフ
タレート)等が挙げられ、なかでもポリエチレンテレフ
タレートが好ましい。これらのポリエステルはホモポリ
マーであっても第三成分を少量共重合させたものでもよ
く、また、これらのポリエステルを混合したものであっ
ても良い。
【0040】本発明でいうポリエステル(PEs)フィ
ルムとは、公知の方法を用いて溶融押出後延伸されてな
るフィルムであって、その厚みが10〜250μmのも
のが好適に用いられる。また、PEsフィルムには、各
種安定剤、紫外線防止剤、帯電防止剤、滑剤、顔料、酸
化防止剤、及び可塑剤等を含有していてもよい。
【0041】ポリエステルフィルムの離型層形成面と反
対側の面に、帯電防止層(A)と、更にその外側に熱硬
化性樹脂(B)と飽和脂肪酸で変性したアルキド樹脂
(C)からなるアンチブロッキング層を設けて背面処理
層とし、該背面処理層の表面固有抵抗値(Rs)を1×
1012Ω以下にすれば、転写材から発生する静電気を低
減することができる。
【0042】背面処理層の表面固有抵抗値(Rs)は好
ましくは1×1010Ω以下である。
【0043】本発明で用いる導電性フィラーは、粒子状
のカーボンブラック、ニッケル、銅等の金属粉、酸化ス
ズ、酸化亜鉛等の金属酸化物、繊維状の黄銅、ステンレ
ス、アルミニウム等の金属繊維NiコートCF、Niコ
ートGF等の金属コートファイバー、鱗片状の黒鉛、ア
ルミニウムフレーク、銅フレーク等の金属フレーク等が
挙げられる。これらフィラーの素材、形状、サイズ、表
面積、比重、表面状態等から、金属酸化物が適してい
る。
【0044】ポリエステルフィルムの表面固有抵抗及び
透明性に適する金属酸化物として粒径1μm以下の酸化
スズが挙げられる。導電性フィラーは汎用の熱可塑性樹
脂等に分散させた樹脂組成物として帯電防止層(A)を
構成できる。
【0045】導電性フィラーを分散させる汎用の熱可塑
性樹脂として、エステル系樹脂、アクリル系樹脂、メラ
ミン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂等が挙
げられる。帯電防止層(A)の形成時には、上記導電性
フィラーおよび熱可塑性樹脂をトルエン、メチルエチル
ケトン、酢酸エチル、n−ヘキサン、ソルベッソ、シク
ロヘキサノン、ベンゼン、クロロホルム等の溶剤に均一
に分散させ、塗布液として使用できる。
【0046】本発明で用いる導電性ポリマーとして、ポ
リアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオ
フェン、ポリ−P−フェニレン等が挙げられる。導電性
ポリマーは他の樹脂と混合するなどの樹脂組成物として
帯電防止層(A)を構成できる。帯電防止層(A)の形
成時には、これら導電性ポリマーは、水−アルコール系
の溶媒等に均一に分散させ、更に水系溶剤に溶解または
分散させたエステル系樹脂、メラミン系樹脂、アクリル
系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン系樹脂等を添加し、塗
布液として使用できる。
【0047】帯電防止剤として、アニオン系、カチオン
系、ノニオン系界面活性剤またはポリマータイプの界面
活性剤が挙げられる。帯電防止剤は他の樹脂と混合する
などの樹脂組成物として帯電防止層(A)を構成でき
る。帯電防止層(A)の形成時には、これら界面活性剤
を、水系溶剤に溶解または分散させたエステル系樹脂、
メラミン系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、スチ
レン系樹脂等に溶解または混合し塗布液として使用でき
る。帯電防止層(A)は、上記各種の樹脂組成物を少な
くとも1種または2種以上の混合物として形成できる。
【0048】本発明において、基材であるポリエステル
フィルムに、帯電防止層(A)を、更にその上面にアン
チブロッキング層を設ける方法としては、各層の構成成
分を塗布液としてリバースロールコーター、グラビヤコ
ーター、ロッドコーター、エアドクターコーター、ある
いはこれら以外の塗布装置を用いて、ポリエステルフィ
ルム製造工程内で塗布する方法やポリエステルフィルム
製造工程外で塗布する方法があげられる。
【0049】塗布液をポリエステルフィルム製造工程内
で塗布する方法としては、1)ポリエステルの未延伸フ
ィルムに塗布液を塗布し、逐次または同時に二軸延伸す
る方法、2)一軸延伸されたポリエステルフィルムに塗
布し、さらに一軸延伸方向と直角の方向に延伸する方
法、3)二軸延伸ポリエステルフィルムに塗布する方
法、4)二軸延伸ポリエステルフィルムに塗布し、さら
に横及び/または縦方向に延伸する方法等がある。前記
ポリエステルフィルム製造工程内で塗布する際には、適
宜乾燥工程を設けても良い。
【0050】背面処理層を積層する時の固形分塗布量
は、0.01〜2.0g/m2であることが好ましい。
特に好ましくは、0.03〜1.5g/m2である。塗
布量が0.01g/m2未満の場合には、塗膜の耐溶剤
性が不十分となり、ロール状にした場合に転写層の一部
が背面処理層側に転移しやすくなる。一方、2.0g/
2を超えると乾燥時間が長くなり、経済的ではない。
【0051】また、本発明の転写用ポリエステルフィル
ムは、前記背面処理層の耐溶剤性の指標である「トルエ
ン、メチルエチルケトン、酢酸エチルから選ばれる少な
くとも1種の溶剤または2種以上の混合溶剤を含浸させ
たガーゼで前記背面処理層表面をラビングした際のラビ
ング前後のフィルムヘイズの変化が1.0%以下」であ
ることが好ましく、また離型層表面に、さらに印刷層、
接着層を順次形成してなる転写層を積層した構成とし、
前記接着層表面と背面処理層表面を重ね合わせ、3kg
/cm2の荷重下で、温度60℃で24時間処理した場
合に、転写層が背面処理層側に転移しないことが好まし
い。これらは前記手段を採用することにより達成するこ
とができるが、前記手段のみに制約されるものではな
い。
【0052】本発明の転写用ポリエステルフィルムを使
用した転写材は、基材であるポリエステルフィルムの離
型層形成面と反対側の面に帯電防止層(A)を形成し更
にその上面にアンチブロッキング層を設けて背面処理層
としており、背面処理層とは反対面に転写層(印刷層、
接着層を順次積層した層)を設けた構成になっている。
【0053】印刷層は通常離型層の表面に形成するが、
剥離性を改善する目的で離型層の上に更に剥離層を設
け、その上に、印刷層を形成しても良い。剥離層は転写
後に基材であるポリエステルフィルムを剥離した際に、
ポリエステルフィルムから剥離して被転写物の最外層と
なる層である。剥離層の材料としてはアクリル系樹脂、
ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂等を用
いることが出来る。剥離層に硬度が必要な場合は、熱硬
化性樹脂、紫外線硬化樹脂等用いることもできる。剥離
層の形成法は、リバースコート法、グラビヤコート法、
ワイヤバーコート法、スクリーン印刷法等がある。
【0054】印刷層の材料としては、アクリル系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、アルキ
ド系樹脂等が挙げられ、これらの樹脂をバインダーとし
て顔料または染料で着色して印刷インキとする。印刷層
の形成法としては、オフセット印刷法、グラビヤ印刷
法、スクリーン印刷法等通常の印刷法を用いると良い。
また、印刷層は金属薄膜層や金属薄膜層と印刷層の組み
合わせからなるものでも良い。
【0055】金属薄膜層は真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法、鍍金法等で形成する。表
現したい図柄に応じて、金属薄膜層を部分的に設ける場
合がある。部分的に金属薄膜層を形成する方法として、
金属薄膜層を必要としない部分に溶剤可溶性樹脂を形成
した後、その表面の前面に金属薄膜を形成し、溶剤で洗
浄することにより、金属薄膜を除去する方法がある。こ
の場合に用いる溶剤は水がよく用いられる。また、別の
方法として、金属薄膜を前面に形成し、次ぎに金属薄膜
を残しておきたい部分にレジスト層を形成し、酸または
アルカリでエッチングを行い、レジスト層を除去する方
法がある。
【0056】接着層は、被転写物上に転写の各層を接着
する層である。接着層は被転写物の素材に適する樹脂を
選定する必要がある。例えば、被転写物の材質がポリス
チレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂の場合はこれら
と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、
ポリアミド系樹脂、エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、
エステルウレタン系樹脂等を使用すれば良い。また、被
転写物の材質がアクリル系樹脂の場合はアクリル樹脂を
用いると良い。更に、被転写物の樹脂がポリプロピレン
の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂等が使用出来る。
接着層の形成法としては、グラビヤコート法、リバース
コート法、ワイヤバーコート法、コンマドクターコート
法等の方法がある。
【0057】これら転写材の転写方法としては、転写装
置を用いて加熱ロールで被転写物に転写する方法や、射
出成型機やブロー成型機の金型に接着層が成形樹脂と接
するように転写材をセッティングした後、成形樹脂を射
出またはブローし、冷却後金型より成型品を取り出して
転写材を剥離する、いわゆる成形同時転写が一般的に行
われている。
【0058】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0059】以下、本発明において用いた評価方法につ
いて説明する。 (1)離型層の膜厚(t) 実施例1〜7、比較例1〜7、参考例1のフィルム表面
の塗布量を固形分換算(A:g/m2)し、離型層を構
成する樹脂組成物の比重を1g/cm3とすると、樹脂
層の膜厚(t)はA(μm)で表される。 (2)100%伸度でのサンプル作成 JIS C−2318の測定法に従い、実施例1〜7、
比較例1〜7、参考例1のフィルムより幅15mm、長
さ240mmの試験片をとり、万能引張試験機TMI
RTM100(東洋ボールウィン(株)製)のつかみの
間隔を100mmとし、試験片をこのつかみに取り付
け、1分間に200mmの速さで引張り、100%の伸
度まで変形させた。
【0060】(3)離型層表面の凸凹の高さ及び深さ、
個数の測定 非接触三次元粗さ計(マイクロマップ社製550)を使
用して測定する。上記の(2)において100%伸度を
与えた後に採取した試験片の離型層の表面を観察して上
記非接触式三次元粗さ計でフィルム面に対して垂直方向
から観察したときの凹凸の大きさ、並びに高さ及び深さ
を測定した。これらのうち深さ0.05μm以上の凹部
を形成している断裂の個数を計測し、1cm2あたりの
個数を求めた。
【0061】(4)グロス JIS K7105の測定法に従い、実施例1〜7、比
較例1〜7、参考例1のフィルムより100×100m
mの大きさの試験片をとり、光沢計(グロスメーターモ
デル1001DP(日本電色工業(株)製))を用いて
60度鏡面光沢度を測定した。
【0062】(5)ガラス転移点温度 高性能示差走査熱量計(DSC−10A リガク(株)
製)を用いて、20℃/分の昇温速度で測定した。サン
プルとして、実施例1〜7、比較例1〜7、参考例1の
フィルムをそれぞれ5mgをアルミニウム押え蓋型容器
に入れ、クリンプして用いた。
【0063】(6)表面固有抵抗値 表面高抵抗計(三菱油化(株)製:ハイレスターHT−
201)を用いて実施例1〜7、比較例1〜7、参考例
1のフィルムの背面処理層の表面固有抵抗値(Rs)を
測定した。サンプルは温度23℃、湿度50%RHで2
4時間状態調節する。測定雰囲気条件は、温度23℃、
湿度50%RHで行った。
【0064】(7)ラビングによるヘイズの変化 学振式摩擦試験機(山口化学産業(株)製)を用い、ガ
ーゼにトルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチルの少
なくとも1種、または前記いずれか2種を1/1に混合
した溶剤を含浸させ、実施例1〜7、比較例1〜7、参
考例1のフィルムの背面処理層表面を荷重500gで、
10往復ラビングする。ヘイズメーター(東京電色
(株)製)でラビング前後のフィルムのヘイズ(%)を
測定し、ヘイズ値の差を計算する。
【0065】(8)背面処理層と転写層の接着層との密
着性 実施例1〜7、比較例1〜7、参考例1のフィルムの離
型層表面に、接着剤としてガラス転移点6℃のエステル
系の樹脂を溶剤で溶解し固形分20%の塗液とする。ワ
イヤバー#5でハンドコートし乾燥後、この接着層表面
と背面処理層表面を重ね合わせ、3kg/cm2の加圧
下で、温度60℃で24時間処理し、フィルム接着層表
面と背面処理側面とを手で剥がし密着性(ブロッキン
グ)を目視判定する。 接着層と背面処理層の密着なし: ○ 接着層と背面処理層の密着あり: × (フィルムの破れが発生する場合あり)
【0066】
【実施例】実施例1 攪拌機、コンデンサー及び温度計を備えた反応容器に、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸122重量部、
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸50重量部、ネオ
ペンチルグリコール156重量部、1,6−ヘキサンジ
オール414重量部、テトラブチルチタネート0.25
5重量部を仕込み、160℃〜250℃まで4時間かけ
てエステル化反応を行った。次いで系内を50分かけて
667Paまで徐々に減圧し、更に40Pa以下の真空
下、260℃にて60分間重縮合反応を行った。得られ
た共重合体ポリエステル(I)は、NMR等による組成
分析の結果、酸成分がモル比で1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸/1,2−シクロヘキサンジカルボン酸=
71/29であり、グリコール成分がモル比デネオペン
チルグリコール/1,6−ヘキサンジオール=25/7
5であった。またガラス転移温度は7℃であった。
【0067】こうして得られた共重合ポリエステル
(I)3重量部、トルエン/メチルエチルケトン(比
率:6/4)27重量部とメチル化メラミン樹脂(住友
化学工業(株):スミマールM−100)6.3重量
部、ステアリン酸変性アルキド樹脂0.7重量部を、ト
ルエン/メチルエチルケトン(比率:6/4)63重量
部に溶解させて調整した固形分5重量%の塗布液(塗布
液A)を、厚さ38μm、表面粗さ(Ra)が0.02
5μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートの片面に
グラビアコート法にて塗布した。コート後、乾燥、熱硬
化させ、離型層の膜厚0.2μmの離型層を形成した。
【0068】スルホン化ポリアニリンの5重量%水溶液
/8重量部、メラミン樹脂(住友化学工業(株):スミ
マールM−100)2重量部を、水25重量部、IPA
65重量部、の混合溶媒に溶解させて調整した固形分1
0重量%の塗布液を前記二軸配向ポリエチレンテレフタ
レートフィルムの離型層形成面と反対面にグラビアコー
トした。コート後、温度120℃で30秒乾燥し、固形
分塗布量0.2g/m 2の帯電防止層(A)を設けた。
更にその上に、メチル化メラミン樹脂(住友化学工業
(株):スミマールM−100)7重量部、ステアリン
酸変性アルキド樹脂3重量部、酸触媒としてP−トルエ
ンスルホン酸1重量部をトルエン90重量部に溶解させ
て調整した固形分10重量%の塗布液をグラビアコート
した。コート後、温度160℃で30秒間乾燥し、固形
分塗布量0.05g/m2のアンチブロッキング層を設
けた。この帯電防止層(A)とアンチブロッキング層の
構成を背面処理層(a)とする。得られた転写用ポリエ
ステルフィルムの構成を表1に、評価結果を表2に示
す。
【0069】実施例2 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の代わりにイソフ
タル酸、及び1,2−シクロヘキサンジカルボン酸の代
わりにオルソフタル酸を用いた以外は、実施例1と同様
の方法で重合反応を行った。得られた共重合ポリエステ
ル(II)はNMR等による組成分析の結果、酸成分が
モル比でイソフタル酸/オルソフタル酸=71/29で
あり、グリコール成分がモル比でネオペンチルグリコー
ル/1,6−ヘキサンジオール=25/75であった。
またガラス転移温度は10℃であった。
【0070】こうして得られたポリエステル(II)5
重量部、トルエン/メチルエチルケトン(比率:6/
4)45重量部とメチル化メラミン樹脂(住友化学工業
(株):スミマールM−100)4.5重量部、ステア
リン酸変性アルキド樹脂0.5重量部を、トルエン/メ
チルエチルケトン(比率:6/4)45重量部に溶解さ
せて調整した固形分5重量%の塗布液(塗布液B)を、
厚さ38μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面にグラビアコート法にて塗布した。コート
後、乾燥、熱硬化させ、膜厚0.2μmの離型層を形成
した。
【0071】スルホン化ポリチオフェンの4重量%水溶
液を、Wet量5g/m2となるよう、前記二軸配向ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの離型層形成面と反
対側の面にグラビアコートした。コート後、温度160
℃、30秒で乾燥し、帯電防止層(A)を設けた。さら
にその上に実施例1と同様にしてアンチブロッキング層
を設けた。この帯電防止層(A)とアンチブロッキング
層の構成を背面処理層(b)とする。得られた転写用ポ
リエステルフィルムの構成を表1に、評価結果を表2に
示す。
【0072】実施例3 離型層の膜厚が0.4μmとなるよう調整した以外は、
実施例1と同様の材料及び方法により、転写用ポリエス
テルフィルムを得た。得られた転写用ポリエステルフィ
ルムの構成を表1に、評価結果を表2に示す。
【0073】実施例4 離型層の膜厚が0.4μmとなるよう調整した以外は、
実施例2と同様の材料及び方法により、転写用ポリエス
テルフィルムを得た。得られた転写用ポリエステルフィ
ルムの構成を表1に、評価結果を表2に示す。
【0074】実施例5 表面粗さ(Ra)が0.011μmの二軸配向ポリエス
テルフィルムを用いた以外は実施例1と同様の材料及び
方法により、転写用ポリエステルフィルムを得た。得ら
れた転写用ポリエステルフィルムの構成を表1に、評価
結果を表2に示す。
【0075】実施例6 メチル化メラミン樹脂(三井サイテック社製:サイメ
ル)6重量部、アクリル樹脂(三菱レイヨン社製:ダイ
ヤナール)3重量部、ステアリン酸変性アルキド樹脂1
重量部を、トルエン/メチルエチルケトン(比率:6/
4)90重量部に溶解させて調整した固形分5重量%の
塗布液(塗布液C)を用いて離型層を形成した以外は、
実施例1と同様にして転写用ポリエステルフィルムを得
た。得られた転写用ポリエステルフィルムの構成を表1
に、評価結果を表2に示す。
【0076】実施例7 背面処理層(b)を形成した以外は、実施例6と同様に
して転写用ポリエステルフィルムを得た。得られた転写
用ポリエステルフィルムの構成を表1に、評価結果を表
2に示す。
【0077】比較例1 離型層の膜厚を0.6μmとなるよう調整した以外は、
実施例1と同様にしたてフィルムを得た。得られたポリ
エステルフィルムの構成を表1に、評価結果を表2に示
す。
【0078】参考例1 表面粗さ(Ra)0.041μmのポリエステルフィル
ムを用いた以外は、実施例1と同様の材料及び方法によ
りフィルムを得た。得られたポリエステルフィルムの構
成を表1に、評価結果を表2に示す。
【0079】比較例2 表面粗さ(Ra)0.041μmのポリエステルフィル
ムを用い、離型層の薄膜を0.6μmとなるよう調整し
た以外は、実施例1と同様の材料及び方法により、フィ
ルムを得た。得られたポリエステルフィルムの構成を表
1に、評価結果を表2に示す。
【0080】比較例3 離型層の膜厚を0.6μmとなるよう調整した以外は、
実施例2と同様にしてフィルムを得た。得られたポリエ
ステルフィルムの構成を表1に、評価結果を表2に示
す。
【0081】比較例4 離型層を塗布液Aにより形成し、膜厚を0.6μmとな
るよう調整した以外は、実施例5と同様にした。得られ
たポリエステルフィルムの構成を表1に、評価結果を表
2に示す。
【0082】比較例5 酸成分として、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸及
び1,2−シクロヘキサンジカルボン酸の代わりに、イ
ソフタル酸、テレフタル酸及びセバシン酸を所要量用
い、グリコール成分として、ネオペンチルグリコール及
び1,6−ヘキサンジオールの代わりに、エチレングリ
コール及びネオペンチルグルコールを所要量用いた以外
は、実施例1と同様の方法により、共重合ポリエステル
(III)を得た。NMR等による組成分析の結果、酸
成分はモル比でイソフタル酸/テレフタル酸/セバシン
酸=45/45/10であり、グリコール成分はモル比
でエチレングリコール/ネオペンチルグリコ−ル=55
/45であった。またガラス転移温度は45℃であっ
た。
【0083】こうして得られた共重合ポリエステル(I
II)5重量部、トルエン/メチルエチルケトン(比
率:6/4)45重量部とメチル化メラミン樹脂(住友
化学工業(株):スミマールM−100)4.5重量
部、ステアリン酸変性アルキド樹脂0.5重量部を、ト
ルエン/メチルエチルケトン(比率:6/4)45重量
部に溶解させて調整した固形分5重量%の塗布液(塗布
液D)を、厚さ38μm、表面粗さ(Ra)が0.02
5μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
の片面にグラビアコート法にて塗布した。コート後、乾
燥、熱硬化させ、膜厚0.2μmの離型層を形成した。
離型層以外は実施例1と同様にして、フィルムを得た。
得られたポリエステルフィルムの構成を表1に、評価結
果を表2に示す。
【0084】比較例6 背面処理層を設けない以外は実施例1と同様にしてフィ
ルムを得た。得られたポリエステルフィルムの構成を表
1に、評価結果を表2に示す。
【0085】比較例7 背面処理層を付加反応型のシリコーン樹脂(ダウコーニ
ング社製DK−Q3−203)を用いて形成した以外は
実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたポリエ
ステルフィルムの構成を表1に、評価結果を表2に示
す。
【0086】表2より、実施例1〜7では、比較例1〜
4とは対照的に成形同時転写離型面の100%変形時の
凹部の個数及びグロスは全てにおいて優れた性能が達成
され、特に100%変形時の凹部の個数がいずれも0で
あった。個々のデータを見ると、0.6μmという厚い
離型層を有する比較例1において100%変形時に凹部
が発生しその個数が155個/cm2に達したのに対し
て、離型層膜厚が0.2μmで他の条件が同一の実施例
1では、100%変形時における凹部の発生が見られな
い。
【0087】また、表面粗さ(Ra)0.041μmの
フィルムを用いた参考例1において成形同時転写離型面
の表面粗さ(Ra)が0.022μmと増大し、グロス
も83と低下しているのに対して、表面粗さRa0.0
25μmのフィルムを用い他の条件は同一である実施例
1では、成形同時転写離型面の表面粗さ(Ra)が0.
016μmと低く押さえられ、グロスについても93と
十分高い値が達成されている。
【0088】また、表面粗さ(Ra)0.041μmの
フィルムを用い且つ離型層膜厚を0.6μmと厚くした
比較例2においては成形同時転写離型面の表面粗さ(R
a)は好ましい範囲に入ったものの、100%変形時に
凹部が発生しその個数が137個/cm2に達する結果
となった。これに対し、フィルム表面粗さ(Ra)を
0.025μm、離型層膜厚を0.2μmとした以外は
同一条件の実施例1では、成形同時転写離型面の表面粗
さ(Ra)を0.016μmと低く維持しつつ100%
変形時にも凹部の発生をなくすことに成功している。
【0089】また、離型層膜厚を0.6μmと厚くした
比較例3においても、100%変形時にも凹部の発生し
その個数が161個/cm2に達したのに対し、同一の
表面粗さのフィルムを用い離型層膜厚が0.2μmであ
る実施例2では、100%変形時にも凹部の発生は見ら
れなかった。
【0090】また、離型層膜厚を0.6μmと厚くした
比較例4においても100%変形時に凹部が発生しその
個数が173個/cm2に達したのに対し、同一の表面
粗さのフィルムを用い離型層膜厚が0.2μmである実
施例5では、100%変形時にも凹部の発生は見られな
かった。
【0091】また、比較例5からは、過度に高いガラス
転移温度を有する熱可塑性樹脂を用いるのは好ましくな
いことが分かる。更に実施例1〜7における背面処理層
は、比較例6〜7とは対照的に固有抵抗値が高いために
静電気による障害や、転写層の密着発生は見られなかっ
た。
【0092】
【表1】
【0093】
【表2】
【0094】
【発明の効果】本発明転写用ポリエステルフィルムを用
いて得られる転写材は、転写時の金型の成型部分におい
て大きく変形したときも、離型層の樹脂が断裂せずにす
むため、様々な転写条件下において確実かつ美麗に転写
を行うことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B005 FE04 FE11 FE13 FE39 FG04X FG06Y 4F100 AK01B AK01C AK01D AK25B AK36B AK41A AK41B AK41D AK42D AK53B AL05B AL07D AR00B AR00C AR00E BA04 BA05 BA07 BA10B BA10D BA10E CA23C DD07B GB90 HB31E JA05B JA20B JB13B JB13D JB16B JG01C JG03C JL11E JL14B YY00 YY00B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの片面に、主とし
    て熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂を混合した樹脂組成物か
    らなる離型層を形成し、一方の反対面に背面処理層とし
    て、帯電防止層(A)と、更にその外側に主として熱硬
    化性樹脂(B)と飽和脂肪酸で変性したアルキド樹脂
    (C)からなるアンチブロッキング層を設けてなる転写
    用ポリエステルフィルムであって、前記背面処理層の表
    面固有抵抗値(Rs)が1×1012Ω以下であり、前記
    離型層の膜厚tが、下記式1 0. 05(μm)≦t≦0.5(μm) 式1 を満足し、かつ、転写用ポリエステルフィルムを、その
    伸度が100%となるよう伸長変形したとき、離型層に
    生じる深さ0.05μm以上の凹部の数が1cm 2あた
    り50個以下であり、更にヘイズ(H)が10%以下で
    あることを特徴とする転写用ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 前記帯電防止層(A)が、導電性フィラ
    ーを含む樹脂組成物(D)、導電性ポリマーを含む樹脂
    組成物(E)、帯電防止剤を含む樹脂組成物(F)の少
    なくとも1種又はそれら2種以上の混合物から主として
    なることを特徴とする請求項1記載の転写用ポリエステ
    ルフィルム。
  3. 【請求項3】 アンチブロッキング層を構成する前記熱
    硬化性樹脂(B)が、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
    グアナミン樹脂、グリコールウリル樹脂、エポキシ樹
    脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂から選ばれる1種以上
    の樹脂であることを特徴とする請求項1または2記載の
    転写用ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 離型層を構成する前記熱硬化性樹脂が、
    尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、グリ
    コールウリル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アル
    キド樹脂から選ばれる1種以上の樹脂であることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の転写用ポ
    リエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 前記離型層の表面粗さ(Ra)が下記式
    2 Ra≦0.03(μm) 式2 を満足することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれ
    か一項に記載の転写用ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 前記ポリエステルフィルムの離型層を形
    成する側の表面粗さ(Ra)が、下記式3 Ra≦0.04(μm) 式3 を満足することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれ
    か一項に記載の転写用ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 離型層を構成する前記熱可塑性樹脂のガ
    ラス転移温度が30℃以下であることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれか一項に記載の転写用ポリエステル
    フィルム。
  8. 【請求項8】 前記背面処理層の表面をトルエン、メチ
    ルエチルケトン、酢酸エチルから選ばれる少なくとも1
    種の溶剤またはそれら2種以上の混合溶剤を含浸させた
    ガーゼでラビングした場合の、ラビング前後のヘイズ値
    の変化が1.0%以下であることを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィ
    ルム。
  9. 【請求項9】 前記離型層の表面に、さらに印刷層、接
    着層を順次形成してなる転写層を積層した後、接着層表
    面と背面処理層表面を重ね合わせ、荷重3kg/c
    2、温度60℃、24時間で処理した場合に、転写層
    が背面処理層側に転移しないことを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィ
    ルム。
  10. 【請求項10】 前記背面処理層の固形分塗布量が0.
    01〜2.0g/m 2であることを特徴とする請求項1
    乃至9のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィ
    ルム。
  11. 【請求項11】 前記ポリエステルフィルムがポリエチ
    レンテレフタレートであることを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれか一項に記載の転写用ポリエステルフィ
    ルム。
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