JP2001121567A - 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置

Info

Publication number
JP2001121567A
JP2001121567A JP30712099A JP30712099A JP2001121567A JP 2001121567 A JP2001121567 A JP 2001121567A JP 30712099 A JP30712099 A JP 30712099A JP 30712099 A JP30712099 A JP 30712099A JP 2001121567 A JP2001121567 A JP 2001121567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
temperature
resin sheet
foaming
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30712099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Inaba
裕道 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP30712099A priority Critical patent/JP2001121567A/ja
Publication of JP2001121567A publication Critical patent/JP2001121567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状の異なる発泡体を1つの装置を使用して
高い生産性をもって連続的に製造することができる熱可
塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 発泡剤含有の発泡性熱可塑性樹脂粒状体
が平面的にほぼ均一に配置され、各発泡性熱可塑性樹脂
粒状体が発泡性熱可塑性樹脂薄膜を介して一体的に連結
されている発泡性熱可塑性樹脂シート状体1を一対の無
端搬送ベルト21、22間に供給する工程と、発泡剤の
分解温度以上に加熱し、発泡性熱可塑性樹脂シート状体
を発泡させる工程と、発泡膨張する熱可塑性樹脂シート
状体の温度を調整する工程と、熱可塑性樹脂シート状体
を間隔の大きさが調整可能な冷却装置により冷却する工
程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮性能が優れ、
緩衝性に優れた熱可塑性樹脂性発泡体の製造方法及び製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂発泡体は軽量性、断熱性、
及び緩衝性等に優れているため、断熱材、緩衝材等に幅
広く使用されている。
【0003】このような熱可塑性樹脂発泡体の製造方法
としては、熱分解型発泡剤を含有している、例えば発泡
性熱可塑性樹脂シートを加熱発泡させて熱可塑性樹脂発
泡体を製造する方法が広く使用されている。この発泡性
熱可塑性樹脂シートの発泡に際しては、内部に含有され
ている発泡剤が分解することにより発生するガスの圧力
により発泡が行われる。
【0004】このような、発泡性熱可塑性樹脂シートを
製造する方法の一つについて、先に本出願人は特願平1
0−26999号として出願した。この出願の方法は、
発泡剤が含有されている発泡性熱可塑性樹脂粒状体が平
面的にほぼ均一に配置され、各発泡性熱可塑性樹脂粒状
体が発泡性熱可塑性樹脂薄膜を介して一体的に連結され
ている発泡性熱可塑性樹脂シート状体を一対の無端搬送
ベルト間に供給する工程と、発泡剤の分解温度以上に加
熱し、発泡性熱可塑性樹脂粒状体及び発泡性熱可塑性樹
脂薄膜を発泡させる工程と、発泡した熱可塑性樹脂シー
ト状体を該熱可塑性樹脂シート状体が充填される間隔よ
りも大きい間隔を有する冷却装置により冷却する工程と
を備えたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記出
願の方法においては、形状、特に断面形状自体が異なる
発泡体を1つの装置を使用して高い生産性をもって製造
することは容易ではないという問題があった。
【0006】本発明は、上記出願の方法における問題点
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、上記出願の方法における問題点を解消し、形状、
特に断面形状自体が異なる発泡体を1つの装置を使用し
て高い生産性をもって製造することができる熱可塑性樹
脂発泡体の製造方法及び製造装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の熱
可塑性樹脂発泡体の製造方法は、発泡剤含有の発泡性熱
可塑性樹脂粒状体が平面的にほぼ均一に配置され、各発
泡性熱可塑性樹脂粒状体が発泡性熱可塑性樹脂薄膜を介
して一体的に連結されている発泡性熱可塑性樹脂シート
状体を一対の無端搬送ベルト間に供給する工程と、発泡
剤の分解温度以上に加熱し、発泡性熱可塑性樹脂シート
状体を発泡させる工程と、発泡膨張する熱可塑性樹脂シ
ート状体の温度を調整する工程と、熱可塑性樹脂シート
状体を間隔の大きさが調整可能な冷却装置により冷却す
る工程とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】又、請求項2記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造方法は、請求項1記載の熱可塑性樹脂発泡体
の製造方法において、温度を調整する工程における温度
調整を冷却装置の間隔の大きさに応じて行うことを特徴
とするものである。
【0009】又、請求項3記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造装置は、請求項1又は2記載の熱可塑性樹脂
発泡体の製造方法に使用する熱可塑性樹脂発泡体の製造
装置であって、発泡した熱可塑性樹脂シート状体を一旦
目的とする温度に冷却した後に常温に冷却するために無
端搬送ベルトの表面温度を測定する手段と、測定された
温度に基づいて無端搬送ベルト及び熱可塑性樹脂シート
状体を空冷する手段とを備えていることを特徴とするも
のである。
【0010】又、請求項4記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造装置は、請求項3記載の熱可塑性樹脂発泡体
の製造装置において、無端搬送ベルト及び熱可塑性樹脂
シート状体を空冷する手段としてファンと、ファンの回
転数を制御する手段とを備え、無端搬送ベルトの表面温
度に応じてファン回転数を制御できるようになっている
ことを特徴とするものである。
【0011】本発明において、熱可塑性樹脂粒状体及び
熱可塑性樹脂薄膜を構成する熱可塑性樹脂としては、発
泡可能な熱可塑性樹脂であればよいものであって、特に
限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等が単独もしくは適宜組
み合わせて使用できる。
【0012】熱可塑性樹脂粒状体を構成する熱可塑性樹
脂と熱可塑性樹脂薄膜を構成する熱可塑性樹脂とは同一
の熱可塑性樹脂である必要はないが、発泡性及び接着性
の観点から同種の熱可塑性樹脂を使用するのが好まし
い。
【0013】熱可塑性樹脂粒状体及び熱可塑性樹脂薄膜
を構成する熱可塑性樹脂は、必要に応じて架橋されてい
てもよい。架橋されたものを使用することにより、発泡
倍率の向上、得られる発泡体の軽量化を図ることが可能
となり、好ましい。
【0014】架橋の方法としては、例えば、電子線など
の電離性放射線を照射する電子線架橋法、有機過酸化物
を用いた化学架橋法、又は、シラングラフト重合体を熱
可塑性樹脂に溶融混練後、水処理により架橋する方法等
を使用することができる。
【0015】発泡剤としては、熱分解型発泡剤が使用で
き、熱分解型発泡剤としては使用する熱可塑性樹脂の溶
融温度より高い分解温度を有するものであればよいもの
であって、特に限定されないものであり、例えば、重炭
酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウ
ム、アジド化合物、ほう水素化ナトリウム等の無機系熱
分解型発泡剤、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブ
チロニトリル、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテ
トラミン、P,P’−ジニトロソペンタメチレンテトラ
ミン、P,P’−オシキビスベンゼンスルホニルヒドラ
ジド、アゾジカルボン酸バリウム、トリヒドラジノトリ
アジン等が使用できる。分解温度や分解速度の調整が容
易でガス発生量が多く、衛生上優れたアゾジカルボンア
ミドが好ましい。
【0016】〔作用〕請求項1に記載の発明の熱可塑性
樹脂発泡体の製造方法においては、発泡剤含有の発泡性
熱可塑性樹脂粒状体が平面的にほぼ均一に配置され、各
発泡性熱可塑性樹脂粒状体が発泡性熱可塑性樹脂薄膜を
介して一体的に連結されている発泡性熱可塑性樹脂シー
ト状体を一対の無端搬送ベルト間に供給する工程と、発
泡剤の分解温度以上に加熱し、発泡性熱可塑性樹脂シー
ト状体を発泡させる工程と、発泡膨張する熱可塑性樹脂
シート状体の温度を調整する工程と、熱可塑性樹脂シー
ト状体を間隔の大きさが調整可能な冷却装置により冷却
する工程とを備えているので、温度を調整する工程にお
いて、熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較的低くし、
冷却装置の間隔を比較的大きくすることにより凹凸状表
面を有する発泡体を製造することができる。又、温度を
調整する工程において、熱可塑性樹脂シート状体の温度
を比較的高くし、冷却装置の間隔を比較的小さくするこ
とにより平板状の表面を有する発泡体を製造することが
できる。従って、形状の異なる発泡体を一つの装置によ
り製造することができる。
【0017】又、請求項2記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造方法においては、温度を調整する工程におけ
る温度調整を冷却装置の間隔の大きさに応じて行うもの
であるから、温度を調整する工程の温度を比較的高く
し、冷却装置の間隔を比較的小さくすることにより平板
状発泡体を製造することができる。又、温度を調整する
工程の温度を比較的低くし、冷却装置の間隔を比較的大
きくすることにより凹凸状発泡体を製造することができ
る。従って、形状の異なる発泡体を一つの装置により製
造することができる。
【0018】又、請求項3記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造装置においては、発泡した熱可塑性樹脂シー
ト状体を一旦目的とする温度に冷却した後に常温に冷却
するために無端搬送ベルトの表面温度を測定する手段
と、その測定温度に基づいて無端搬送ベルト及び熱可塑
性樹脂シート状体を空冷する手段とを備えているので、
無端搬送ベルトの表面温度に応じて無端搬送ベルト及び
熱可塑性樹脂シート状体を適切に冷却できる。
【0019】又、請求項4記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造装置においては、無端搬送ベルト及び熱可塑
性樹脂シート状体を空冷する手段としてファンと、ファ
ンの回転数を制御する手段とを備え、無端搬送ベルトの
表面温度に応じてファン回転数を制御できるようになっ
ているので、無端搬送ベルトの表面温度に応じて無端搬
送ベルト及び熱可塑性樹脂シート状体を適切に冷却でき
る。
【0020】従って、熱可塑性樹脂シート状体の温度を
比較的高くすることにより平板状発泡体を製造すること
ができるし、他方熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較
的低くすることにより凹凸状発泡体を製造することがで
き、形状の異なる発泡体を一つの装置により製造するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明において使用される
発泡性熱可塑性樹脂シート状体について図により説明す
る。図1は、発泡性熱可塑性樹脂シート状体の一例を示
し、(a)は発泡性熱可塑性樹脂粒状体が千鳥状に配置
されている態様を示す平面図、(b)はその縦断面図で
ある。発泡性熱可塑性樹脂シート状体1は円柱状の発泡
性熱可塑性樹脂粒状体2が発泡性熱可塑性樹脂薄膜3に
より一体的に連結されている。
【0022】発泡性熱可塑性樹脂粒状体2の形状は特に
限定されず、例えば、六方体状、円柱状体、球状体等が
採用できるが、図1に示すように、円柱状体とするのが
発泡性熱可塑性樹脂粒状体が発泡する際に発泡が均一に
行われる点で最も好ましい。円柱状体とする場合、その
径は限定されないが、過大であると発泡速度が低下し、
過少であると発泡時の加熱により円柱が溶融、変形し易
く、厚み精度、重量精度のばらつきが大きくなる。従っ
て、発泡性熱可塑性樹脂粒状体が円柱状の場合、その径
は1〜30mm程度が好ましく、2〜20mm程度が特
に好ましい。
【0023】発泡性熱可塑性樹脂粒状体間の間隔は、特
に限定されないが、過大であると発泡性熱可塑性樹脂粒
状体が発泡したときに充填不足が大きく発生する恐れが
あり、過少であると過剰充填される恐れがある。従っ
て、発泡性熱可塑性樹脂粒状体の中心間の距離は2〜5
0mm程度が好ましく、3〜30mm程度が特に好まし
い。
【0024】発泡性熱可塑性樹脂粒状体2が発泡性熱可
塑性樹脂シート状体において平面的にほぼ均一に配置さ
れている態様として、特に限定されないが、例えば、図
1に示すように、発泡性熱可塑性樹脂粒状体2が千鳥状
に配置されていてもよく、又、図2に示す発泡性熱可塑
性樹脂シート状体1aのように、発泡性熱可塑性樹脂粒
状体2が発泡性熱可塑性樹脂薄膜3の上に格子状に配置
されていてもよい。
【0025】しかし、発泡性熱可塑性樹脂粒状体が図1
に示すように、千鳥状に配置されている場合には、各発
泡性熱可塑性樹脂粒状体が発泡して得られる発泡粒状体
が六角形に形成され、所謂ハニカム構造となり、発泡体
の圧縮強度、表面性の点から好ましい。
【0026】発泡性熱可塑性樹脂薄膜の厚さは、特に限
定されないが、過大であると発泡時に発泡性熱可塑性樹
脂粒状体の相互の位置を不測に変化させ、幅方向及び長
手方向における膨張が大きくなり、過少であると発泡性
熱可塑性樹脂粒状体を保持できなくなる。従って、発泡
性熱可塑性樹脂薄膜の厚さは、0.05〜3mm程度が
好ましく、0.1〜2mm程度が特に好ましい。
【0027】発泡性熱可塑性樹脂シート状体の製造方法
としては、特に限定されないが、例えば、発泡性熱可塑
性樹脂シート状体を構成する熱可塑性樹脂及び発泡剤等
からなる発泡性熱可塑性樹脂組成物を押出機に供給し、
発泡剤の分解温度よりも低い温度で溶融混練した後、軟
化状態のシート状発泡性熱可塑性樹脂を、このシート状
発泡性熱可塑性樹脂の厚さよりも狭い間隙を有し、少な
くとも一方の外周面に多数の凹部が均一に配設された異
方向に回転する一対のロールに導入し、凹部に軟化状態
のシート状発泡性熱可塑性樹脂の一部を圧入した後、冷
却、離型する方法によればよく、この方法が費用、生産
性等の総合的観点から最も好ましい。
【0028】図3は本発明の製造方法に使用される製造
装置の一例を示す説明図である。図3において、1は発
泡性熱可塑性樹脂シート状体、21、22は一対の無端
搬送ベルトであり、無端搬送ベルト21、22は矢印で
示すように周回されている。下方の無端搬送ベルト21
はローラー23a〜23gに掛け渡されており、ローラ
ー23a〜23gのうちのいずれかのローラーが図示し
ないモータ等の回転駆動源に連結されており、回転駆動
源により下方の無端搬送ベルト21は周回されるように
なっている。
【0029】同様に上方の無端搬送ベルト22はローラ
ー22a〜22gに掛け渡されており、ローラー22a
〜22gのうちのいずれかのローラーが図示しないモー
タ等の回転駆動源に連結されており、回転駆動源により
下方の無端搬送ベルト21は周回されるようになってい
る。
【0030】無端搬送ベルト21、22は高温に曝され
るため、耐熱性に優れた材料により構成されていること
が望ましく、例えば、ポリテトラフルオロエチレンを繊
維補強した材料、表面全体にポリテトラフルオロエチレ
ン処理した布製ベルト、或いは繊維ベルトにより構成さ
れることが望ましい。
【0031】無端搬送ベルト21、22の上流には、発
泡性熱可塑性樹脂シート状体1を無端搬送ベルト21、
22間に供給するための繰り出し装置25が設けられて
いる。無端搬送ベルト21、22が所定距離を隔てて上
下に対向し合っている搬送領域においては、下流に向か
って、加熱装置27、徐冷装置29、及び冷却装置30
が配置されている。
【0032】加熱装置27は、発泡性熱可塑性樹脂シー
ト状体1を加熱発泡させるために設けられており、発泡
剤の分解温度以上の温度に発泡性熱可塑性樹脂シート状
体1を加熱するように構成されている。加熱装置27に
おける加熱手段は、特に限定されず、例えば、遠赤外線
を利用したもの、熱風を吹きつけるもの、板状ヒータ等
の適宜手段を使用することかでき、熱風を吹きつける形
式の加熱装置が加熱均一性及びコスト等の総合的観点か
ら好ましい。
【0033】徐冷装置29は、発泡膨張する熱可塑性樹
脂シート状体1が熱可塑性樹脂の軟化点以下の温度に冷
却される前に、最終的に得られる熱可塑性樹脂発泡体1
0の表面形状、即ち、凹凸状もしくは平板状等の形状に
応じた温度にまで冷却する。徐冷装置29の出口の温度
は、最終的に得られる熱可塑性樹脂発泡体10の形状が
平板状の場合には、凹凸状の場合よりも高い温度とす
る。
【0034】その理由としては、最終的に得られる熱可
塑性樹脂発泡体の形状が平板状の場合には、最終的に得
られる熱可塑性樹脂発泡体の形状が凹凸状の場合と同様
の温度にまで降下させると、硬化が進み過ぎ、狭い間隔
で押圧しても凹凸部が残り、完全な平板状になり難いか
らである。
【0035】冷却の手段としては、ベルトを介して冷却
できればよいものであって、特に限定されず、目的の温
度まで冷却し得る適宜の手段を採用することができ、例
えば、ブロアーによる冷風を当てる手段が風量調節によ
り温度を調節できるので好ましい。
【0036】図4は徐冷装置29のシステム構成を示す
説明図である。図5に示すように、無端搬送ベルト2
1、22に挟まれた発泡性熱可塑性樹脂シート状体1は
図4の矢印方向に搬送され、上下のノズルボックス35
間を通過するときにファン34から送られた冷風がボッ
クス35表面のノズルから無端搬送ベルト21、22に
当てられ、無端搬送ベルト21、22を介して発泡性熱
可塑性樹脂シート状体1が冷却される。ファン34の回
転数はコントローラ33により、徐冷装置出口に設けら
れた温度センサー32で検出される無端搬送ベルト21
の表面温度と予め設定されている温度と比較して自動制
御される。
【0037】図6はファン回転数制御のフロー図であ
る。図6に示すように、ベルト表面温度が設定温度より
t℃高い状態がa秒間継続すれば、ファン周波数をnH
z上げ、t℃より低い状態がa秒間継続すれば、ファン
周波数をnHz下げるようになっている。
【0038】冷却装置30は、発泡性熱可塑性樹脂シー
ト状体1を冷却できると共に、シート状体1が完全充填
される間隔から、その間隔より大きい間隔まで目的に応
じた厚さに調整できるようになされていればよいもので
あって、特に限定されず、シート状体1を構成する熱可
塑性樹脂の軟化点以下の温度に冷却し得る適宜の装置、
例えば、冷却ローラーを採用することができる。冷却装
置30によりシート状体1を常温付近にまで冷却するこ
とにより、発泡されたシート状体1、即ち、発泡体10
を無端搬送ベルトから容易に剥離することができる。
【0039】次に、図3、7、8により熱可塑性樹脂シ
ート状体1から発泡体10に発泡させる過程を説明す
る。図7は発泡性熱可塑性樹脂シート状体1が加熱冷却
される温度推移を示すグラフであり、図8は、その各段
階における熱可塑性樹脂シート状体1の略図的断面図で
ある。
【0040】ほぼ均一に配置された発泡性熱可塑性樹脂
粒状体2は、発泡性熱可塑性樹脂薄膜3を介して一体的
に連結されているので、発泡剤の分解温度以上に加熱す
ると、図8(a)及び(b)に示すように、先ず熱容量
の小さい発泡性熱可塑性樹脂薄膜3のみが発泡し、熱容
量の大きい発泡性熱可塑性樹脂粒状体2は発泡しない状
態となる。この場合、発泡した熱可塑性樹脂薄膜3は発
泡していない発泡性熱可塑性樹脂粒状体2により熱可塑
性樹脂薄膜3の面内方向の膨張ができないため熱可塑性
樹脂薄膜3は波状に変形される。
【0041】この熱可塑性樹脂薄膜3の発泡後に、図8
(c)に示すように、熱可塑性樹脂粒状体2同士の間の
間隙を埋めるように熱可塑性樹脂粒状体2が発泡し、発
泡粒状体20となる。この後、徐冷装置29の出口の樹
脂温度と冷却装置30のローラー間の間隔により、温度
推移が図7のに示すように若干高い場合には、完全充
填されるローラー間の間隔の冷却装置30を通過するこ
とにより熱可塑性樹脂発泡体10の形状は図8の(d)
に示すように、発泡された熱可塑性樹脂粒状体20の表
面が平坦な平板状になり、平板状発泡体5が得られる。
【0042】又、温度推移が図7のに示すように若干
低い場合には、発泡膨張する熱可塑性樹脂シート状体1
が完全充填されるローラー間の間隔に対して更に10〜
50%大きい間隔のローラー間隔を有する冷却装置30
を通過することにより、図8(e)に示すように、発泡
された熱可塑性樹脂粒状体20の上面が球面となり、各
熱可塑性樹脂粒状体20の球面により全体として表面が
凹凸状になり、凹凸状発泡体4が得られる。
【0043】各熱可塑性樹脂粒状体20の球面の頂面部
の発泡体全体の面積に対する割合を頂面部面積率とした
場合に、好ましい頂面面積率は40%以下であり、40
%を越える頂面部面積率を有する発泡体4の緩衝性の効
果は弱まる。
【0044】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【0045】〔実施例1〕高密度ポリエチレン50重量
部、ポリプロピレン30重量部、シラングラフトポリプ
ロピレン20重量部、架橋触媒として、ジブチル錫ジラ
ウレート0.1重量部、熱分解型発泡剤として、アゾジ
カルボンアミド4重量部をブレンドし、2軸同方向パラ
レル押出機に供給し、180℃の温度で溶融混練し、面
長500mmのTダイからシート状に押し出された発泡
性熱可塑性樹脂を多数の凹部を有する250mmΦ、面
長500mmの成形ローラーを通して、高さ3.8m
m、直径4mmの円柱状の発泡性熱可塑性樹脂粒状体2
が厚さ0.3mmの発泡性熱可塑性樹脂薄膜3を介して
10.1mm間隔で千鳥状にほぼ均一に平面的に配置さ
れている発泡性熱可塑性樹脂シート状体1を成形した。
【0046】その後、発泡性熱可塑性樹脂シート状体1
を温度120℃の蒸気中に2時間浸漬後、乾燥して図3
に示す製造装置に投入し、熱可塑性樹脂発泡体10を得
た。
【0047】加熱装置27により樹脂温度を230℃に
加熱し、徐冷装置29により樹脂温度を180℃に冷却
した後、ローラー間の間隔が6mmに調整した冷却装置
30により常温まで冷却したところ厚さ6mm、幅50
0mm、発泡倍率8倍の平板状発泡体5が得られた。
【0048】〔実施例2〕加熱装置27により樹脂温度
を230℃に加熱し、徐冷装置29により樹脂温度を1
60℃に冷却した後、ローラー間の間隔が7.8mmに
調整した冷却装置30により常温まで冷却したこと以外
は実施例1と同様にして厚さ7.8mm、幅500m
m、発泡倍率8倍、面積率35%の凹凸状発泡体4が得
られた。
【0049】〔比較例1〕実施例1と同様にして得られ
た熱可塑性樹脂シート状体1を、徐冷装置を備えていな
い製造装置を使用して熱可塑性樹脂発泡体を得た。加熱
装置で樹脂温度を230℃に加熱し、ローラー間の間隔
が6.0mmに調整した冷却装置により常温まで冷却
し、厚さ6mm、幅500mm、発泡倍率8倍の平板状
発泡体が得られた。
【0050】このようにして得られた発泡体において
は、各発泡性熱可塑性樹脂粒状体2が発泡して得られた
発泡粒状体は図9(1)に示すように綺麗な六角形に形
成されず、図9(2)に示すように後方に流れたような
形状になり、ハニカム構造が形成されず、圧縮強度、表
面性の点で好ましくない。
【0051】〔比較例2〕加熱装置で樹脂温度を230
℃に加熱し、ローラー間の間隔が7.8mmに調整した
冷却装置により常温まで冷却したこと以外は比較例1と
同様にして、厚さ7.8mm、幅500mm、発泡倍率
8倍、面積率80%の凹凸状発泡体が得られた。尚、冷
却装置入口での樹脂温度は200℃であった。
【0052】〔比較例3〕実施例と同様にして得られた
発泡性熱可塑性樹脂シート状体1を、冷却装置入口での
温度が目標温度になる位置に冷却装置を設置した製造装
置を使用して熱可塑性樹脂発泡体を得た。
【0053】即ち、加熱装置により樹脂温度を230℃
に加熱し、冷却装置入口での温度が180℃になる位置
に設置し、ローラー間の間隔が6.0mmに調整した冷
却装置により常温まで冷却し、厚さ6mm、幅500m
m、発泡倍率8倍の平板状発泡体が得られた。
【0054】〔比較例4〕加熱装置で樹脂温度を230
℃に加熱し、ローラー間の間隔が7.8mmに調整した
冷却装置により常温まで冷却したこと以外は比較例3と
同様にして、厚さ7.8mm、幅500mm、発泡倍率
8倍、面積率35%の凹凸状発泡体が得られた。
【0055】比較例3、4によっても発泡体は実施例と
同様のものが得られるが、発泡体の形状や雰囲気温度に
応じて冷却装置を移動させなければならず、形状の異な
る発泡体を簡便に安定して得ることはできない。
【0056】以上、本発明の実施の形態を図により説明
したが、本発明の具体的な構成は図示の実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
の設計変更は本発明に含まれる。
【0057】例えば、冷却装置は図示の実施の形態のよ
うに、一対の冷却ローラーを使用する代わりに間隔を隔
てて設けた一対の冷却板を使用してもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造方法においては、温度を調整する工程におい
て、熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較的低くし、冷
却装置の間隔を比較的大きくすることにより凹凸状発泡
体を製造することができ、温度を調整する工程におい
て、熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較的高くし、冷
却装置の間隔を比較的小さくすることにより平板状発泡
体を製造することができるので、冷却装置の間隔を調整
することにより、形状の異なる発泡体を一つの装置によ
り製造することができる。
【0059】又、請求項2記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造方法においては、温度を調整する工程の温度
を比較的高くし、冷却装置の間隔を比較的小さくするこ
とにより平板状発泡体を製造することができ、温度を調
整する工程の温度を比較的低くし、冷却装置の間隔を比
較的大きくすることにより凹凸状発泡体を製造すること
ができるので、形状の異なる発泡体を一つの装置により
製造することができる。
【0060】又、請求項3記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造装置においては、無端搬送ベルトの表面温度
に応じて無端搬送ベルト及び熱可塑性樹脂シート状体を
冷却できるので、熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較
的高くすることにより平板状発泡体を製造することがで
き、熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較的低くするこ
とにより凹凸状発泡体を製造することができ、形状の異
なる発泡体を一つの装置により製造することができる。
【0061】又、請求項4記載の発明の熱可塑性樹脂発
泡体の製造装置においては、無端搬送ベルトの表面温度
に応じて無端搬送ベルト及び熱可塑性樹脂シート状体を
冷却できるので、熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較
的高くすることにより平板状発泡体を製造することがで
き、熱可塑性樹脂シート状体の温度を比較的低くするこ
とにより凹凸状発泡体を製造することができ、形状の異
なる発泡体を一つの装置により製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に使用される発泡性熱可塑性
樹脂シート状体の一例を示し、(a)は平面図、(b)
は断面図。
【図2】本発明方法に使用される発泡性熱可塑性樹脂シ
ート状体の他の一例を示す平面図。
【図3】本発明の製造装置の一例を示す説明図。
【図4】本発明の製造方法に使用される徐冷装置の一例
を示す概略斜視図。
【図5】発泡性熱可塑性樹脂シート状体が無端搬送ベル
トに挟まれている状態を示す断面図。
【図6】徐冷装置のファン回転数制御態様を示すフロー
図。
【図7】発泡性熱可塑性樹脂シート状体が加熱冷却され
る温度推移を示すグラフ。
【図8】発泡性熱可塑性樹脂シート状体が発泡する過程
を示す模式断面図。
【図9】(1)は本発明製造方法により得られる発泡体
の概略平面図。(2)は比較例の製造方法により得られ
る発泡体の概略平面図。
【符号の説明】
1 発泡性熱可塑性樹脂シート状体 2 発泡性熱可塑性樹脂粒状体 3 発泡性熱可塑性樹脂薄膜 4 凹凸状熱可塑性樹脂発泡体 5 平板状熱可塑性樹脂発泡体 20 発泡された熱可塑性樹脂粒状体 21、22 無端搬送ベルト 23a〜23g ローラー 24a〜24g ローラー 27 加熱装置 29 徐冷装置 30 冷却装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡剤含有の発泡性熱可塑性樹脂粒状体
    が平面的にほぼ均一に配置され、各発泡性熱可塑性樹脂
    粒状体が発泡性熱可塑性樹脂薄膜を介して一体的に連結
    されている発泡性熱可塑性樹脂シート状体を一対の無端
    搬送ベルト間に供給する工程と、発泡剤の分解温度以上
    に加熱し、発泡性熱可塑性樹脂シート状体を発泡させる
    工程と、発泡膨張する熱可塑性樹脂シート状体の温度を
    調整する工程と、熱可塑性樹脂シート状体を間隔の大き
    さが調整可能な冷却装置により冷却する工程とを備えて
    いることを特徴とする熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 温度を調整する工程における温度調整を
    冷却装置の間隔の大きさに応じて行うことを特徴とする
    請求項1記載の熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の熱可塑性樹脂発泡
    体の製造方法に使用する熱可塑性樹脂発泡体の製造装置
    であって、発泡した熱可塑性樹脂シート状体を一旦目的
    とする温度に冷却した後に常温に冷却するために無端搬
    送ベルトの表面温度を測定する手段と、測定された温度
    に基づいて無端搬送ベルト及び熱可塑性樹脂シート状体
    を空冷する手段とを備えていることを特徴とする熱可塑
    性樹脂発泡体の製造装置。
  4. 【請求項4】 無端搬送ベルト及び熱可塑性樹脂シート
    状体を空冷する手段としてファンと、ファンの回転数を
    制御する手段とを備え、無端搬送ベルトの表面温度に応
    じてファン回転数を制御できるようになっていることを
    特徴とする請求項3記載の熱可塑性樹脂発泡体の製造装
    置。
JP30712099A 1999-10-28 1999-10-28 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置 Pending JP2001121567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30712099A JP2001121567A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30712099A JP2001121567A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001121567A true JP2001121567A (ja) 2001-05-08

Family

ID=17965282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30712099A Pending JP2001121567A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001121567A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029864A1 (en) * 2005-09-09 2007-03-15 Ricoh Company, Ltd. Miniature cell array structure and manufacturing method of miniaturized composite component using such a miniature cell array structure
CN109016317A (zh) * 2018-07-18 2018-12-18 曲发生 一种用于eps成型机的循环冷却装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029864A1 (en) * 2005-09-09 2007-03-15 Ricoh Company, Ltd. Miniature cell array structure and manufacturing method of miniaturized composite component using such a miniature cell array structure
JP2007098930A (ja) * 2005-09-09 2007-04-19 Ricoh Co Ltd ハニカム構造体又は微細複合部品の製造方法
JP4678731B2 (ja) * 2005-09-09 2011-04-27 株式会社リコー ハニカム構造体又は微細複合部品の製造方法
US8617335B2 (en) 2005-09-09 2013-12-31 Ricoh Company, Ltd. Miniature cell array structure and manufacturing method of miniaturized composite component using such a miniature cell array structure
CN109016317A (zh) * 2018-07-18 2018-12-18 曲发生 一种用于eps成型机的循环冷却装置
CN109016317B (zh) * 2018-07-18 2020-07-28 曲发生 一种用于eps成型机的循环冷却装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005528494A5 (ja)
JP2017510471A (ja) 熱可塑性フォーム層を具えるサンドウィッチ構造体を製造する方法及び装置
US5798064A (en) Process and apparatus for fabrication of flexible foam
US20090263525A1 (en) Apparatus for manufacturing liquid silicon foam in the form of roll
JP2001121567A (ja) 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置
US3422172A (en) Production of plastic foam sheet
TW202021774A (zh) 以高壓釜製備三維物件之三維列印系統
EA030878B1 (ru) Способ изготовления изделия из пеноматериала и соответствующее устройство
WO2012072848A1 (es) Procedimiento para conformar pet celular a partir de preformas sólidas
JPH1044178A (ja) 発泡性熱可塑性樹脂シート状体、熱可塑性樹脂発泡体、及びそれらの製造方法
KR101196442B1 (ko) 박막 블로운 필름 제조장치
EP0256754B1 (en) Process for producing styrene resin foam
JP2000135721A (ja) 凹凸状熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置
JP2000117761A (ja) 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法及び製造装置
JPH11138564A (ja) 発泡体及び床暖房用床材の製造方法
US10301446B2 (en) Method for generating a microstructure in a material that includes thermoplastic polymer molecules, and related systems
US3803278A (en) Deep-drawable polystyrene foam sheets
US20240227255A1 (en) Method for the production of cellular plastic particles
JP2000176955A (ja) 発泡体の製造方法
JP3138579B2 (ja) 発泡シートの製造方法及びその装置
JPH11300840A (ja) 異形熱可塑性樹脂発泡体の製造方法
JPS59152827A (ja) 発泡体の製造方法
JP3848419B2 (ja) 発泡性熱可塑性樹脂シート及び発泡体の製造方法
JP2024516438A (ja) 発泡プラスチック粒子の製造方法
JPH0557808A (ja) ポリオレフイン系樹脂架橋発泡体の製造方法および製造装置