JP2001120311A - 係着具 - Google Patents

係着具

Info

Publication number
JP2001120311A
JP2001120311A JP30532999A JP30532999A JP2001120311A JP 2001120311 A JP2001120311 A JP 2001120311A JP 30532999 A JP30532999 A JP 30532999A JP 30532999 A JP30532999 A JP 30532999A JP 2001120311 A JP2001120311 A JP 2001120311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
base material
piece
pieces
curtain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30532999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Takahashi
義信 高橋
Toshiaki Takizawa
敏明 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Priority to JP30532999A priority Critical patent/JP2001120311A/ja
Priority to IT2000TO001014A priority patent/IT1320826B1/it
Priority to DE10053181A priority patent/DE10053181B4/de
Priority to US09/695,914 priority patent/US6382297B1/en
Publication of JP2001120311A publication Critical patent/JP2001120311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B18/00Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
    • A44B18/0046Fasteners made integrally of plastics
    • A44B18/0049Fasteners made integrally of plastics obtained by moulding processes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/27Buckles, buttons, clasps, etc. including readily dissociable fastener having numerous, protruding, unitary filaments randomly interlocking with, and simultaneously moving towards, mating structure [e.g., hook-loop type fastener]
    • Y10T24/2708Combined with diverse fastener
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/51Hanger on portable article support for manual attachment thereof to overhead support [e.g., drapery hook]

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】生産性に優れ、しかも係脱時の取扱いの容易性
が確保されると共に、端部フック片の折損を低減させ、
更には指先にフック片が突き刺さることがない熱可塑性
樹脂材料からなる各種の成形係着具を提供する。 【構成】表面に多数のループ片(11a) を有する相手部材
の係着部と係着し、表面に多数のフック片(43)が複数列
(R) に配されて基材(42)と一体成形され、各列ごとの最
端部に基材(42)の表面から略垂直に立ち上がる起立片を
一体に成形し、同起立片により防御機能とバックアップ
機能をもたせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンレールとカー
テンなどの各種の幕類とを簡単に連結する布吊下係着具
や、或いは室内の天井、床面、パネル材などの取付体
と、マット、カーペット、壁材、天井材、ダッシュボー
ドなどの板材との間に介在させ、取付体と板材とを添設
固定するための内装材係着具、紐固定などの合成樹脂製
係着具、或いは衣服用釦に代わる係着具に関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンや暗幕類の交換作業の効率化を
図るために、カーテンレールや案内棒などに取り付けら
れるランナーとカーテン類との間に介在させ、カーテン
類の取付け及び取外しを容易にする布吊下用係着具が、
例えば実開平4−104909号公報に開示されてい
る。この布吊下用係着具は、プレート状の基材表面に多
数のフック片が複数列に一体成形されており、その基材
の上端に、前記ランナーに引っ掛けるための同じ合成樹
脂材料からなるフック状引掛け部を成形一体化してい
る。前記フック片は上下方向に整列して、左右幅方向に
複数列で配されている。同一フック列内に整列するフッ
ク片のフック方向は一様であり、フック列間に隣り合う
全てのフック列でフック片が同一方向を向く場合と、一
部のフック列のフック方向が逆を向く場合とがある。こ
の種の係着具にあっては、通常、カーテンを垂下状態で
支持するため、大多数のフック列におけるフック方向を
図5に示すごとく上方に向けて係着強度を確保してい
る。
【0003】一方、例えば自動車の天井、床面、ドアパ
ネル部、或いは建物の壁部、天井、床面等の各種取付体
には多様な内装材が取付けられており、その取付けにあ
たって面ファスナーが多く使用されている。面ファスナ
ーの雄雌係着具を取付体又は内装材に固着するには、従
来は例えば超音波溶着、感圧接着等によって行っていた
が、耐久性や固着強度の点で難があるため、プレート状
基材の背面には先端に一組の左右翼片からなる双翼状の
弾性係着部を有する柱状突起が突設されると共に、基材
表面に多数のフック片が並立する合成樹脂製の内装材固
定用係着具を成形し、前記弾性係着部を弾性変形させな
がら取付体に設けられた孔に挿通させ、同係着部の弾性
復帰を利用して基材と係着部とをもって取付体の表裏を
強固に挟持固定する。
【0004】このような内装材固定用係着具は、例えば
特公昭51−651号、実公昭54−26089号、実
開昭57−31250号などに開示され、自動車に限ら
ず屋内の内装施工時にも多用されていることが理解でき
る。また、最近では上記弾性係着部をカーテンレール用
ランナーとして使用することも、例えば実開平3−21
285号公報により提案されている。そして、この種の
内装材係着具にあっては、通常、係着強度に方向性を生
じさせないため、基材表面を複数のブロックに区画する
と共に、1ブロック内に複数のフック片列を配し、同一
列内に整列するフック片のフック方向を同一向きとし、
隣合うフック列ではフック方向を逆向きにすると共に、
隣合う各ブロック間におけるフック方向を互いに直交さ
せている。
【0005】この種の係着具としては、前述の係着具の
他にも、例えば紐タイや各種袋物の開口部用締め具、或
いは各種ジャンパー類の裾締め具などに適用される紐長
さ調節用係着具、或いは通常の釦類に代わる衣類などの
開閉用係着具を挙げることができる。これらの係着具も
任意の形態を有する合成樹脂製の基材表面に同じ合成樹
脂材料からなる多数のフック片が多列に設けられてい
る。
【0006】ところで、上述のごとく、これらの係着具
の基材表面に成形される上記フック片はいずれも同一フ
ック列上ではフック方向が同一方向を向いている。一
方、この種の係着具は、その係着強度を確保するため、
構成材料である合成樹脂に添加される可塑剤の量は通常
の弾性が要求される係着具と比較すると低く設定され、
全体にある程度の高剛性を確保しているが脆性も増加す
る。そのため、フック列の最端部に配される前記フック
片の向きがフック列の内側を向いている場合に、その最
端部のフック片が相手方のループ片と係合していると
き、或いは係着具を取り付けるために指先などに持って
操作するときなどにおいて、前記フック片に対して外側
に向かう外力が作用すると、大きく屈曲変形することが
あるが、このとき同フック片をバックアップするものが
なく、しかも基材の端縁に近いため、破断点に達して破
断することが多い。
【0007】特に、上記布吊下用係着具についてみる
と、同係着具の下端縁に配されるフック片がカーテン重
量の大部分を支持することになり、他のフック片に比べ
て大荷重がかかるため、係脱を繰り返し行うことにより
経時的に疲労度が増加し、例えばカーテン類を上端から
剥離しようとするとき、最下端縁に配列されるフック片
を始めとして、下端から2段目のフック片もフック部で
折れやすくなる。これは、カーテン類の剥離時において
最下端縁部に配される1〜2段目のフック片にはカーテ
ン類の剥離動作時において曲げ方向に対してバックアッ
プするフック片及び基材の存在がないため、それらの上
方にあるフック片に比べて大きく曲げられることにな
り、前記脆性に加えて疲労度が高まり破断しやすくな
る。このことは、上記各種の係着具についても同様のこ
とがいえる。
【0008】こうした破損を避けるため、例えば特開平
7−155221号公報によれば、係着具の周縁部に配
される少なくとも前記最端部のフック片のフック方向を
全て外側に向けることが提案されている。例えば、前記
係着具に係着されたカーテンを、その上端縁から下方に
剥離させようとする場合に、係着具の下端部において全
てのフック方向と剥離方向が一致するため極めて円滑に
剥離がなされるようになり、下端部に配されたフック片
に対して不要な力が作用せず、長期の使用に耐える。
【0009】また、この場合にカーテン荷重が係着具の
下端よりも上方に位置するフック方向を上方に向けたフ
ック片にかかるとしても、同フック片の下方にはフック
方向を下方に向けたフック片が存在するため、バックア
ップ機能が働き、大きく変形することもないため、繰り
返して離脱がなされても疲労が増加せず、長期の使用に
も十分耐えて破断することがない。更に、前記係着具の
下端に係着するカーテン部分には様々な方向からの力が
作用するが、例えばカーテンに対して係着具の下端から
離れるような外力が作用したときにも、前記係着具によ
れば下端部のフック片がフック方向を下向きにしている
ため外力に抗する力が働き、容易には離脱せず、その結
果、カーテンを係着具から外れにくくする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述の特
開平7−155221号公報による係着具は、基材周縁
部に配されるフック片の破断などにより損傷すくことが
確かに回避されるが、上述のごとくフック列の基材周縁
部に配されるフック片のフック方向を外側に向けること
により、この種の係着具に特有な課題が生じることが分
かった。
【0011】すなわち、既述したとおりこの種の係着具
にあっては係着強度を増加させるため材質的に剛性を高
めている。一方、前記フック片のフック先端は、通常の
単なる布帛同士の係着具である可撓性に優れた成形面フ
ァスナーと比較すると可なり大型ではあるが、例えば上
記紐固定用の係着具にあってはフック先端の寸法は、正
面視で左右幅寸法が0.3mm、フック全体の基材表面
に対する高さは0.9mm、フック先端の下端面の基材
表面に対する高さが0.5mmと、寸法的には相変わら
ず小さく、しかもフック片は起立部の上端からフック先
端にかけて基材表面に向けてその肉厚などを漸減させた
先細の湾曲形状を呈している。
【0012】このようにフック先端は僅か0.4mmの
間で先細となるため、個々のフック片の先端は止め針程
度の尖鋭さをもっていることになり、これに係着具の係
脱操作にあたって指先が触れる場合に単に痛みを感じる
だけでなく、指先が前記フック先端により突き刺されて
怪我をすることもあり、安全性に欠ける恐れがあり、し
かも同時にフック片が破断して指先についてくるような
こともある。
【0013】本発明は、以上の状況を踏まえてなされた
ものであり、その目的は上記合成樹脂製の係着具の長所
を生かしつつ、係着具の端縁に配されるフック片の破損
を防止すると共に、係着具を操作するときの安全性が確
保される係着具を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、請求項1
に記載されたとおり、表面に多数のループ片を有する相
手部材の係着部と係着し、基材の表面に多数のフック片
が複数列に配されて一体に成形された係着具にあって、
同係着具に配される各フック列の最前端及び/又は最後
端に配され、前記基材から略垂直に起立する柱状起立片
が一体に成形されてなることを特徴とする係着具によっ
て達成される。
【0015】すなわち、前記起立片をフック列の最前端
又は最後端において、同起立片とフック片のフック端が
向かい合うように配するときは、例えば同フック片のフ
ック端に向けて指が移動しても、起立片が同起立片と向
かい合うフック片のブロック材として機能するため、フ
ック端に指先が触れることなく怪我をすることもない。
一方、前記起立片をフック片の向きとは反対方向に配す
るときは、例えば同起立片の前方に配されたフック片に
相手方のループが係合しており、同ループにより前記フ
ック片が後方に引っ張られ大きく屈曲しようとしても、
前記起立片がバックアップ材として機能し、起立片に衝
接すると、それ以上変形しないため破断するようなこと
はない。また、前記起立片をフック列の両端部に配する
ときは、前述の各機能が発揮され、各フック列の最前端
に配されたフック片が指に刺さって怪我をすることもな
く、最後端に配されたフック片が破断することもない。
【0016】請求項2に係る発明では、前記柱状起立片
の基材表面からの高さを、前記フック片の先端下面位置
よりも高く設定している。この発明では、前述の機能を
踏まえたときの起立片の下限高さを規定している。すな
わち、この高さはフック列のフック片のフック端に指が
触れない高さであり、またフック片全体が後方に向けて
許容される範囲で屈曲できるようにすると共に、係合し
ている相手方ループ片が外れるに必要なフックの変形を
許容するに十分な高さとしている。なお、起立片の前述
の機能と同起立片の寸法から、その上限高さは高々フッ
ク片の上端高さとすることが好ましい。
【0017】請求項3〜請求項6に係る発明は、係着具
の代表的な種類を特定している。なお、これらの係着具
以外にも、例えば研磨機に研磨布を取り付けるための係
着具がある。請求項3に係る発明は、前記相手部材がカ
ーテン、暗幕などの吊下布であり、前記基材の表面に多
数のフック列を有すると共に、同基材の上端に首部を介
して鈎状の引掛部を有してなる吊下布固着用の係着具で
あり、請求項4に係る発明は、前記相手部材が板状の内
装材であり、ある程度の剛性をもつ平板状の基材表面に
多数のフック列を有してなり、基材の裏面中央には先端
に双翼状の弾性係着部を有する柱状突起を有し、同弾性
係着部が取付体に形成された係着孔に挿通されて同取付
体に係着固定される内装材固着用の係着具である。
【0018】また請求項5に係る発明は、前記相手部材
が相対する一対の開閉縁部を備えた衣類や各種の袋物で
あり、前記基材は前記衣類や各種の袋物などの一方の開
閉縁部に取り付けられ、その基材の表面に多数のフック
列を有してなる衣類開閉用の係着具である。請求項6に
係る発明は、前記相手部材が衣類や各種の袋物などであ
り、前記基材は前記衣類や袋物などの開口部近傍に配置
され、その基材の表面に多数のフック列を有しており、
同基材は紐が挿通される挿通孔を有すると共に、同紐挿
通孔に挿通される紐を任意の位置で係止・開放できる紐
の係止・開放手段を有してなる紐固着用の係着具であ
る。
【0019】
【発明の実施形態】先ず、本発明を代表的な実施形態で
あるカーテン吊下用係着具について添付図面を参照して
具体的に説明する。なお、本発明の係着具が図示例に挙
げた形態に限定されるものでないことは、上記特開平7
−155221号公報にも記載したとおり、フック列間
に形成される平坦部の形成領域や、フック列のフック方
向を必要に応じて多様に変更できる点からも明らかであ
ろう。
【0020】図1に示す実施形態によれば、本発明のカ
ーテン吊下用係着具4は、カーテンランナーのリングに
引っ掛けられる引掛部41と、引掛部41と首部41a
を介して連結するプレート状の基材42とからなる。ま
た、前記基材42の一表面には多数のフック片43が竝
立している。多数のフック片43は図面の上下に延びる
列Rをなして配されると共に、左右方向に多数列設され
る。図示例によると、フック列Rは総計9列であり、中
央に5列、その左右に所定の間隔をおいて2列づつが配
列されている。また、図示例では前記中央の5列のフッ
ク片43の向きを全て上方に向け、前記左右の2フック
列Rのフック片43の向きをそれぞれ上方と下方に向け
ているが、これに限定されない。
【0021】ここで、本発明に係るカーテン吊下用係着
具4の特徴部分は、各フック列Rの上下端に配された起
立片44にある。この起立片44の配設位置は、図2に
一部を拡大して示すように、従来のフック列Rの上下両
端に配されたフック片の起立位置である。図示実施形態
によれば、前記起立片44を各フック列Rの上下端に配
している。この起立片44もカーテン吊下用係着具4の
他の構成部材と共に一体に成形される。
【0022】その成形は、上記特開平7−155221
号公報に記載された通常のこの種の成形面ファスナーの
成形と同様に射出成形により成形されるが、前記起立片
44はその成形型を有効に利用している。すなわち、こ
の種の成形面ファスナーの成形型は、その係合素子であ
るフック片43がフック状であるがため、単一の金型に
フック片成形用キャビティを形成することは不可能であ
る。そこで、薄板の一端縁部に沿ってフック片43の形
態の一部形態を切り欠き、複数枚の薄板による異なる形
態の切欠部を組み合わせることにより単一のフック片成
形用キャビティを形成している。この複数枚一組の薄板
により、複数個のフック片43からなる直線状のフック
列Rが前記一組の薄板の一端縁に沿って成形される。
【0023】従って、前述の起立片44を成形するにあ
たっては、図示せぬ前記複数枚の薄板に形成される起立
片成形用切欠きを組み合わせることにより、前記フック
片成形用キャビティと同様に任意の形態をもつ起立片成
形用のキャビティを形成することができる。
【0024】図1〜図3に示した実施形態によれば、基
材42の表面に形成される複数のフック列Rにおいて、
その上下端部に配されるフック片43に代えて、それぞ
れ基材42の表面から本発明の特徴部をなす起立片44
が略直立して成形されている。図3は本発明の代表的な
構成をもつカーテン吊下用係着具4を使用したカーテン
取付部の一部を分解して示す斜視図であり、符号1は幕
類たるカーテンであり、同カーテン1の上端縁には全長
にわたって所定の間隔をおいて多数のループ11aを有
する雌の面ファスナーテープ片11が添設されている。
また、符号2は案内部材たるカーテンレールであり、断
面が略C字状をなし下面にスリット状の開口部2aを有
する長尺型材からなる。
【0025】上述の構成を備えた本実施形態によるカー
テン吊下用係着具4を使ってカーテンレール2にカーテ
ン1を吊り下げるには、先ずカーテンランナー3のリン
グ3aにカーテン吊下用係着具4の引掛部41を引っ掛
け、カーテン1の上縁に沿って添設されている雌の面フ
ァスナーテープ片11にカーテン吊下用係着具4のフッ
ク片43及び起立片44が形成された係合面を押し付け
て同係着具4を係着させる。この場合、カーテン1の上
端縁に添設された雌の面ファスナーテープ片11に、予
めカーテン吊下用係着具4を係着させておき、各カーテ
ン吊下用係着具4の引掛部41をカーテンランナー3の
リング3aに引っ掛けるようにすることもできる。
【0026】カーテン吊下用係着具4をカーテン1から
取り外すとき、その上端縁から下方に剥離させようとす
る場合に、係着具4の下端に配されたフック片43にも
剥離方向に力がかかり、同フック片43を後方へ大きく
屈曲変形させようとするが、同フック片43の背面側に
は起立片44が起立しているため、同起立片44に前記
フック片43の背面が衝接した時点で、それ以上は屈曲
せず、従来のごとく破断することがない。つまり、前記
起立片44が前記フック片43のバックアップ材として
機能して、同フック片43は破断するほどには大きく変
形することもないため、繰り返して離脱がなされても疲
労が増加せず、長期の使用にも十分に耐え得る。
【0027】また、上述のごとくカーテンレール2に対
するカーテン1の取付け及び取外しにあたって、カーテ
ン吊下用係着具4を持ち運び、或いはその取付け及び取
外し時に指先がカーテン吊下用係着具4の縁部に触れ、
指先が前記縁部に近いフック片列Rの方向に動いたとし
ても、各フック列Rの最も端部に配されたフック片43
のフックに対向する前記起立片44がブロック材として
機能して指先の動きを規制し、指先に前記フック片43
のフック先端が突き刺さることがない。
【0028】なお、図1〜図3に示す例では本発明のカ
ーテン吊下用係着具4が単独部材からなる場合を示して
いるが、本発明では図4に示すごとく複数のカーテン吊
下用係着具4を所定の間隔をおいて一本以上の紐やテー
プなどの線条45により連設する場合をも包含する。こ
の場合にも、個々のカーテン吊下用係着具4における引
掛部41は上述の構造と同様の構造を備え、上述の機能
と同様の機能を有している。
【0029】また、カーテン吊下用係着具4を図示せぬ
線条により連結するには、前記基材42を同線条と一体
化しながら連続的に成形すればよい。即ち、基材42の
成形用キャビティと線条45の案内路とを組み合わせた
射出用成形金型に、連続供給される線条5を前記案内路
を通して案内し通過させながら、同時に基材42を射出
成形することにより、連続する長尺の線条45に前記カ
ーテン吊下用係着具4を所定の間隔をもって連続的に一
体成形する。
【0030】次に、本発明の代表的な第2実施形態であ
る自動車用内装材固着用係着具について図面を参照しな
がら説明する。図5は同係着具を斜め上方から見た斜視
図であり、図6は同係着具を下方から見た斜視図、図7
は同係着具の機能説明図である。これらの図において、
5は車室内のボディ部に固着される方形状の係着具(内
装材固着用係着具)、12は図示せぬ自動車の内装材に
固着された同じく方形状の雌係着片である。これらの内
装材固着用係着具5及び雌係着片12はそれぞれ板状の
基材51,12bを有している。
【0031】内装材固着用係着具5の基材51の一表面
には多数のフック片52が竝立して形成され、他面の中
央には先端に弾性係着部53を有し、その平断面が略矩
形状をなす柱状突起53aが基材51と一体に形成され
ている。図示例では、前記基材51の一表面を4区画に
分け、隣合う区画内に配設される前記フック片52のフ
ック方向を互いに直交するように90°偏向させると共
に、各区画内に多数のフック片52による複数のフック
列Rが平行に整列しており、隣合う各列内のフック片5
2のフック方向を逆向きにしている。しかも、フック列
Rが基材51の周辺に対して直交し、同フック列Rの基
材51の周辺に近くに配されたフック片52に代えて起
立片54を略直立させて形成している。
【0032】かかる内装材固着用係着具5にあっては、
相手部材である図示せぬ内装材を支持する主なフック片
52は基材51の周縁に最も近い部分に配されたフック
片であるため、この周縁部のフック片には繰り返し荷重
が加わり、上記カーテン吊下用係着具と同様に他のフッ
ク片52に比べて疲労度が増加しやすい。また、この種
の内装材固着用係着具5から前記内装材を剥離する場合
は基材51の周縁部から中央部を介して反対側の周縁部
に向けて順次剥離していくため、内装材が内装材固着用
係着具5から最終的に剥離する時点では、フック方向が
基材51の外周縁から外側に向かうフック列の端部フッ
ク片52の剥離抵抗が強く、同フック列Rの基材外周縁
に最も近いフック片52が外側に大きく屈曲変形して破
断しやすい。
【0033】これに対して、本発明では上述のごとく基
材51の周辺に対して直交する複数のフック列Rの全列
において、基材外周縁に沿った1段目の全てを基材51
からほぼ垂直に立ち上がる起立片54としているため、
図示せぬ内装材を剥離する場合に基材51の周縁部から
中央部を介して反対側の基材周縁部に向けて剥離してい
くとき、図7に示すごとくフック方向が基材の外周縁か
ら内側に向かうフック片列Rでも、その端部に起立片5
4が起立しているため、同起立片54に対向するフック
片52に、仮に通常操作時の大きな剥離力が作用して
も、同フック片52は起立片54のバックアップ機能に
よりその変形が制限され、破断に到ることがない。
【0034】以上の構成からなる内装材固着用係着具5
を、例えば図示せぬ自動車の天井部やドアパネル部に内
装材を固定するために使用するときは、同内装材の裏面
(天井側)の所定位置に接着剤や粘着剤などの固着剤を
介して雌係着片12がループ12aを表面に向けて予め
固着されており、同雌係着片12を前記内装材固着用係
着具5に係着させることにより、自動車の天井部やドア
パネル部に前記内装材が固定される。
【0035】前記内装材固着用係着具5は、その弾性係
着部53が上面をテーパ状に形成してあるため、図示せ
ぬ自動車などのボディ部に形成された図示せぬ係止孔に
挿通させると前後2組の双翼状の弾性翼片53b,53
cは前記係止孔の内面により押し縮められ、柱状突起5
3aが前記係止孔に嵌着すると同時に前記双翼状の弾性
翼片53b,53cはボディ部8の上面で弾性的に復元
して拡がり、その先端で前記係止孔の周縁部上面を押圧
する。このとき、基材51の四隅に突設されたリブ状の
突設部55は上記ボディ部の下面に当接しており、同ボ
ディ部は弾性係着部53及びリブ状突設部55に挟持さ
れた状態で内装材固着用係着具5を固着する。
【0036】こうして図示せぬボディ部に固着された内
装材固着用係着具5のフック片52に向けて、同じく図
示せぬ内装材に固着された雌係着片12のループ12a
を押し付けると、両者は全面で接合し、内装材が上記ボ
ディ部に固定されることになる。
【0037】なお、本実施形態にあって基材51に設け
られるリブ状突設部55は必ずしも設ける必要はなく、
更にはその突設位置も基材形状が方形、円形の場合、そ
の周縁に所定の間隔をおいてブロック状に突設すること
も可能であり、三角形の場合は各頂点に突設することが
好ましく、これらの場合、上記内装材(板体)が平面状
であるのみならず、球面状であっても適宜対応できる。
また基材自体の可撓性を増すために基材の所望位置に貫
通孔や溝部を形成することも可能である。
【0038】図8〜図10は本発明の好ましい第3の実
施形態である衣類や各種の袋物などの開閉縁部に取り付
けられる開閉用係着具を示しており、図8は同開閉用係
着具の表面図であり、図9は同係着具の使用態様を示す
部分断面図、図10は同係着具の適用例を示す正面図で
ある。
【0039】本実施形態に係る開閉用係着具6は四隅部
を面取りされた全体が略梯形をなす第1及び第2の平板
部61,62からなり、両平板部61,62はほぼ平行
を維持した状態で底辺同士が連結部63をもって一体に
連結されている。図示例にあっては、第1及び第2の平
板部61,62は同一形状をなしているが、その肉厚は
第2の平板部62よりも第1の平板部61の方が厚手と
され、更にその連結部63からは第1及び第2の平板部
61,62と平行な摘み片64が外方に向けて延設され
ている。なお、前記第1及び第2の平板部61,62の
間隔は、本発明の係着具6を取り付ける衣類などの取付
部の厚みにより任意に選定できるし、例えば衣類等の外
側に露呈する側の第1平板部61の連結部63からの長
さを第2平板部62のそれより短くして縦断面をJ字状
とすることもできる。
【0040】前記第1平板部61の表面には様々な装飾
模様61aが形成される。この模様は成形時に同時に形
成することが望ましいが、各種ウェルダーやプリントに
より成形後に形成することも可能である。また、更に前
記第1及び第2平板部61,62の表面周縁部には縫着
部をなす連続溝部61b,62bが形成されている。こ
の溝部61b,62bは第1及び第2平板部61,62
の肉厚が縫着に支障を来さない場合には不要であるが、
縫着線が確認できる点から僅かであっても溝部61bを
形成することが好ましい。
【0041】前記第2平板部62の表面(係着具6の背
面)には、図9に示すように多数のフック片65が多列
に突出形成されている。図示例では全てのフック片65
は同一方向を向いている。このように、各フック片65
は上記摘み片64の突出方向とは逆方向にフック片65
のフックを向けて形成されるため、多数のループ13a
を有する相手方の面ファスナー片13との係合強度は前
記湾曲するフックの延出方向とは逆方向の一方向に最も
強くなる。
【0042】本実施例では、同図にも示すように各フッ
ク列Rの両端部には、本発明の特徴部である起立片66
が第2平板部62の表面から略垂直に突出している。本
実施例にあっても、各フック列の両端部に前記起立片6
6が存在することにより、係着具6を衣類などに取り付
けるとき、或いは相手方の面ファスナー片13に係着さ
せるとき、前記起立片66が防御部材となって第2平板
部62の表面の最端縁側にフック方向を外側に向けて突
出するフック片65に指先が触れることはなく、同フッ
ク片65の先端が指先に突き刺さることもない。
【0043】また、各フック列のフック方向とは逆方向
の最も端部にも前記起立片66が配されているため、本
実施例による開閉用係着具6を相手方の面ファスナー片
13から外して衣類などを開こうとするとき、相手方の
面ファスナー片13のループ13aが前記起立片66に
背面側で向かい合うフック片65との係合を外すべく、
同フック片65が背面方向に大きく変形使用としても、
前記起立片66がバックアップ材として機能して、同フ
ック片65の破断を阻止する。
【0044】上述の構成を備えた本実施形態の開閉用係
着具6を衣類などに取り付けるには、図9,10に示す
ようにその摘み片64を外側にすると共にフック片65
の突出する面が衣類の内側となるように、スキーウェア
ーなどの衣類30の前立部の上前端縁30aを第1及び
第2の平板部61,62で挟む込むようにして予め決め
られた位置にセットし、溝部61b,62bに沿って縫
糸31をもって縫着する。なお、この縫着に代えて接着
剤による接着も可能である。この接着による取り付けの
場合にも、後述する理由により前記溝部61b,62b
を形成することが好ましい。一方、前記前立部の下前端
縁30bには、前記係着具6の取付位置に対応して同係
着具6に係脱する多数のループ片13aをもつ相手方の
面ファスナー片13が縫着、接着などにより取り付けら
れる。
【0045】本発明の上記開閉係着具6の第1平板部6
1を対応する位置に取り付けられた相手方の面ファスナ
ー片13に向けて押圧すれば、両者は簡単に係合して同
図に示す前立部が閉塞状態となる。このとき、本実施形
態によれば全てのフック片65のフック方向が身開き方
向に向いているため、たとえ前立部を開くときに滑り方
向に強い外力がかかったとしても、ループ13aはフッ
ク片65の剪断方向に、即ち係合強度の最も強い方向に
作用するため、簡単には離脱することがない。また、こ
の閉塞状態から前記摘み片64を摘み、係着具10を剥
離方向(図9の下方)に操作すると、上記溝部61b,
62bの部分が他の平板部61,62の部分より肉薄で
あるため、同溝部61b,62bに沿って折れ曲がりや
すく、フック片65とループ13aとの離脱を更に容易
にしている。
【0046】図11〜図13は本発明の第4実施形態で
ある紐固着用係着具7を示している。紐固着用係着具7
は、スキーウェア、フード付のダウンジャケット、ハー
フコートなどの衣類の裾、ウエスト、襟、フードの周縁
に挿通されている締紐を締付けて固定するための止具で
あり、本実施例による係着具7はソケット部を基材72
として、その表面の一部に多数のフック片73を起立さ
せて係着面74を構成し、衣類などへ直接、あるいは所
定箇所に取り付けられた図示せぬ相手方の面ファスナー
に一時的に係着させて、紐固着用係着具7がみだりにふ
らついたり、遺失しないように止めておくものである。
【0047】図示例による紐固着用係着具7は、有底円
筒状に形成されたソケット部72の底部側内面を先狭の
斜面72aに形成し、上方に一対の紐通孔72b、その
下側に一対の係止孔72c、その中間に係止段部72d
を設け、このソケット部72内を挿脱できるプラグ部7
5は頭部に紐通孔75aが貫通して形成されており、下
部には一対の弾性脚片75bを備え、各脚片75bの先
端には掛止突部75cを設けている。このプラグ部75
をソケット部72に挿入し、前記斜面72aに沿って各
弾性脚片75bを弾性的に変形させながらソケット部7
2に押し込んで、ソケット部72の前記紐通孔72bに
プラグ部75の前記紐通孔75aを合わせて、各紐通孔
72b及び75aに締紐76を挿通した後、プラグ部7
5の押し込み力を開放すると、斜面72aと弾性脚片7
5bとの作用によってプラグ部75はソケット部72か
ら抜け出る方向に移動して、締紐76が各紐通孔72b
及び75aの角部における摩擦によって不動状態とな
り、紐固着用係着具7を締紐76の任意の位置に固定す
る。
【0048】本実施形態によれば、既述したとおりソケ
ット部72の一部周面には、長手方向に複数のフック片
73を起立させてフック列Rが形成され、そのフック列
Rを周方向に複数列設けて係着面74を構成している。
各フック列の両端には、本発明の特徴部である起立片7
7が周面から略垂直に立ち上げられている。この起立片
77が形成されることにより、上述の各実施形態と同様
に、起立片77が防御部材として機能し、コードストッ
パー7の操作時に指先にフック片により怪我をするよう
なことがなくなり、またコードストッパーを衣類などか
ら外すときにも、起立片77がバックアップ材として機
能して、図示せぬ相手方の面ファスナーのループによる
変形量も抑制され、フック片73が破断することもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるカーテン用係
着具の側面図である。
【図2】同係着具を拡大して示す斜視図である。
【図3】同係着具が適用されたカーテン取付部の一取付
け手順を示す斜視図である。
【図4】前記係着具の他の実施形態を示す平面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態を示す内装材用係着具を
斜め上方から見た斜視図である。
【図6】図6は同係着具の下方から見た斜視図である。
【図7】同係着具の機能説明図である。
【図8】本発明の第3実施形態である衣類などの開閉縁
部に取り付けられる開閉用係着具の平面図である。
【図9】同係着具の使用態様を示す部分断面図である。
【図10】同係着具の適用例を示す正面図である。
【図11】本発明の第4実施形態である紐固着用係着具
の使用状態をを示す断面図である。
【図12】同紐固着用のソケット部の水平断面図であ
る。
【図13】図12のII-II 線の矢視断面図である。
【符号の説明】
1 カーテン(幕類) 2 カーテンレール(案内部材) 2a スリット状開口部 3 カーテンランナー(布吊下部材) 3a リング 4 カーテン吊下用係着具 41 引掛部 42 基材 43 フック片 44 起立片 45 線条 5 内装材固定用係着具 51 基材 52 フック片 53 弾性係着部 53a 柱状突起 53b,53c 弾性翼片 54 起立片 55 リブ状突設部 6 開閉用係着具 61,62 第1及び第2平板部 61a 装飾模様 61b 溝部 63 連結部 64 摘み片 65 フック片 66 起立片 7 紐固着用係着具 72 ソケット部(基材) 72a 斜面 72b 紐通孔 72c 係止孔 72d 係止部 73 フック片 74 係着面 75 プラグ部 75a 紐通孔 75b 弾性脚片 75c 掛止突部 76 締紐 77 起立片 11,12,13 雌面ファスナー片(雌係着片) 11a,12a,13a ループ 30 衣類 30a 上前端縁 30b 下前端縁 31 縫糸 R フック列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に多数のループ(11a〜13a)を有する
    相手部材の係着部に係着し、基材(42,51,62,72) の表面
    に多数のフック片(43,52,65,73) が複数列に配されて一
    体に成形された合成樹脂製の各種の係着具(4〜7)にあっ
    て、 同係着具(4〜7)に配される各フック列(R) の最前端及び
    /又は最後端に配され、前記基材(42,51,62,71) から略
    垂直に起立する柱状起立片(44,54,66,77) が一体に成形
    されてなることを特徴とする係着具。
  2. 【請求項2】 前記柱状起立片(44,54,66,77) の基材表
    面からの高さは、前記フック片(43,52,65,73) の先端下
    面位置よりも高く設定されてなる請求項1記載の係着
    具。
  3. 【請求項3】 前記相手部材がカーテン、暗幕などの吊
    下布(1) であり、前記基材(42)の表面に多数のフック列
    (R) を有すると共に、同基材(24)の上端に首部(41a) を
    介して鈎状の引掛部(41)を有してなる吊下布固着用の請
    求項1記載の係着具。
  4. 【請求項4】 前記相手部材が板状の内装材(12)であ
    り、ある程度の剛性をもつ平板状の基材(51)表面に多数
    のフック列(R) を有してなり、基材(51)の裏面中央には
    先端に双翼状の弾性係着部(53)を有する柱状突起(53a)
    を有し、同弾性係着部(53)が取付体に形成された係着孔
    に挿通されて同取付体に係着固定される内装材固着用の
    請求項1記載の係着具。
  5. 【請求項5】 前記相手部材が相対する一対の開閉縁部
    (30a,30b) を備えた衣類や各種の袋物であり、前記基材
    (62)は前記衣類や各種の袋物などの一方の開閉縁部(30
    a) に取り付けられ、その基材(62)の表面に多数のフッ
    ク列(R) を有してなる衣類開閉用の請求項1記載の係着
    具。
  6. 【請求項6】 前記相手部材が衣類や各種の袋物などで
    あり、前記基材(72)は前記衣類や各種の袋物などの開口
    部近傍に配置され、その基材(72)の表面に多数のフック
    列(R) を有しており、同基材(72)は紐が挿通される挿通
    孔(72b) を有すると共に、同紐挿通孔(72b) に挿通され
    る紐を任意の位置で係止・開放できる紐の係止・開放手
    段(75)を有してなる紐固着用の請求項1記載の係着具。
JP30532999A 1999-10-27 1999-10-27 係着具 Pending JP2001120311A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30532999A JP2001120311A (ja) 1999-10-27 1999-10-27 係着具
IT2000TO001014A IT1320826B1 (it) 1999-10-27 2000-10-26 Dispositivo di aggancio.
DE10053181A DE10053181B4 (de) 1999-10-27 2000-10-26 Eingriffseinrichtung
US09/695,914 US6382297B1 (en) 1999-10-27 2000-10-26 Engaging device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30532999A JP2001120311A (ja) 1999-10-27 1999-10-27 係着具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001120311A true JP2001120311A (ja) 2001-05-08

Family

ID=17943813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30532999A Pending JP2001120311A (ja) 1999-10-27 1999-10-27 係着具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6382297B1 (ja)
JP (1) JP2001120311A (ja)
DE (1) DE10053181B4 (ja)
IT (1) IT1320826B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530114A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 アプリックス 中間固定要素

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060248641A1 (en) * 2005-05-06 2006-11-09 Kinstle Trinda L Curtain system with removable layer
US20070084571A1 (en) * 2005-10-14 2007-04-19 Li-Ming Chen Hanging ring apparatus for window shades
US20070277944A1 (en) * 2006-05-31 2007-12-06 Hans Wu Curtain track assembly
US7753410B2 (en) * 2006-09-06 2010-07-13 Coultrup Sherri L Tactical seatbelt quick release system
US20150173549A1 (en) * 2006-12-13 2015-06-25 David Zahner Track and Curtain System
US10085582B2 (en) * 2006-12-13 2018-10-02 Zahner Design Group, Ltd. Track and curtain system
US20090288786A1 (en) * 2008-05-22 2009-11-26 Graneto Iii Joseph A Methods and systems for deployment of privacy curtains
US8479800B2 (en) * 2008-05-22 2013-07-09 Icp Medical, Llc Systems and methods for deployment of curtains
US8899301B2 (en) * 2008-05-22 2014-12-02 Icp Medical, Llc Methods and systems for deployment of curtains
US9149144B2 (en) * 2008-05-22 2015-10-06 Icp Medical, Llc Systems and methods for deployment of curtains
US8869869B2 (en) 2008-05-22 2014-10-28 Icp Medical, Llc Systems and methods for deployment of curtains
US9125509B2 (en) * 2008-05-22 2015-09-08 Icp Medical, Llc Methods and systems for deployment of curtains
CA2948904C (en) 2008-08-26 2019-09-10 Hunter Douglas Inc. Roll-up retractable covering for architectural openings
US20100125987A1 (en) * 2008-11-27 2010-05-27 Ted Barkun Curtain carrier for draping a curtain from a curtain rod
US8397346B2 (en) 2010-05-19 2013-03-19 Icp Medical, Llc Methods and systems for deployment of curtains
DE102010050108B3 (de) * 2010-10-29 2012-04-26 Airbus Operations Gmbh Aufhängungsvorrichtung zum Aufhängen einer visuellen Abtrennung einer Passagierkabine eines Transportmittels
US20130092329A1 (en) * 2011-10-13 2013-04-18 All Access Staging & Productions, Inc. Curtain sniffer
AT515457B1 (de) * 2014-03-11 2016-02-15 Tüchler Bühnen & Textiltechnik Gmbh Vorrichtung zum Aufhängen von Textilien
CN206964506U (zh) * 2017-01-04 2018-02-06 许敏 一种简易帘类挂钩
US10799055B2 (en) 2018-07-25 2020-10-13 Medline Industries, Inc. Hangable apparatus and systems and methods therefor
US11291325B2 (en) * 2018-07-25 2022-04-05 Medline Industries, Lp Hangable apparatus and systems and methods therefor
USD980048S1 (en) 2018-07-25 2023-03-07 Medline Industries, Lp Hanger system
US10945548B2 (en) 2018-07-25 2021-03-16 Medline Industries, Inc. Hangable apparatus and systems and methods therefor
USD1032236S1 (en) 2021-04-14 2024-06-25 Bannack Medical LLC Curtain attachment
US11864681B2 (en) * 2021-03-08 2024-01-09 Bannack Medical LLC Disposable curtain system and a lockable quick-release system therefor and method
USD1011869S1 (en) 2021-04-14 2024-01-23 Bannack Medical LLC Curtain hanging assembly

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE901041C (de) * 1951-03-15 1954-01-07 Walther Kadelbach Dipl Ing UEberlappter Reissverschluss
US3196511A (en) * 1963-07-15 1965-07-27 Mikldred M Kintner Fastening means
US3338291A (en) * 1964-11-23 1967-08-29 Mildred M Kintner Fixture for window hangings
IT948983B (it) * 1971-02-03 1973-06-11 American Velcro Inc Dispositivo di fissaggio e procedi mento per la sua fabbricazione
JPS5426089U (ja) * 1977-07-25 1979-02-20
JPS5731250U (ja) * 1980-07-29 1982-02-18
US5109912A (en) * 1988-10-24 1992-05-05 Leonard Gary Drapery system
JPH0321285U (ja) * 1989-07-12 1991-03-01
JP2549667Y2 (ja) * 1991-02-14 1997-09-30 ワイケイケイ株式会社 吊下げ具
CA2120810C (en) * 1993-04-15 1998-01-06 Ykk Corporation Curtain attachment connector assembly and curtain attachment connector
BE1007432A3 (nl) * 1993-07-30 1995-06-13 Philips Electronics Nv Tandenborstel
JP2857058B2 (ja) * 1993-08-05 1999-02-10 ワイケイケイ株式会社 カーテン用芯地と同芯地を使用するカーテン吊下構造
JP2872555B2 (ja) * 1993-12-08 1999-03-17 ワイケイケイ株式会社 係着具
JP2895403B2 (ja) * 1994-09-30 1999-05-24 ワイケイケイ株式会社 幕類取付具
JP3254110B2 (ja) * 1995-06-30 2002-02-04 ワイケイケイ株式会社 面ファスナー
JPH0975113A (ja) * 1995-09-14 1997-03-25 Ykk Corp 開閉用押圧止具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530114A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 アプリックス 中間固定要素
JP4814869B2 (ja) * 2004-03-23 2011-11-16 アプリックス 中間固定要素

Also Published As

Publication number Publication date
ITTO20001014A0 (it) 2000-10-26
DE10053181A1 (de) 2001-06-07
US6382297B1 (en) 2002-05-07
IT1320826B1 (it) 2003-12-10
DE10053181B4 (de) 2009-05-20
ITTO20001014A1 (it) 2002-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001120311A (ja) 係着具
JP2872555B2 (ja) 係着具
US9402448B2 (en) Surface fastener with excellent temporary fixing function
JP6539167B2 (ja) シートの吊り込み構造
EP1481603A1 (en) Male fixing member of hook-and loop fastener, and sheet product with the fixing member
JP2017001555A (ja) 自動車用内装材およびその製造方法
JP5660357B2 (ja) 係合力に方向性を有する面ファスナー
US6430786B1 (en) Synthetic resin opening and closing press fastener
JP3474791B2 (ja) 開閉用押圧止具
US11197520B2 (en) Fixing belt, fixing method, and fixing belt member
KR20150134291A (ko) 힘의 모멘트의 원리 및 빗면마찰과 탄성의 원리 등을 이용한 갈고리바늘과 루프로 구성되는 일방향성찍찍이와 루프제조방법
JP4038175B2 (ja) 服飾用係止具、および被挟持体の取付方法
JP2014087548A (ja) 帯状係止体およびこれを用いた固定方法
JP6496652B2 (ja) 着脱可能なカバーのボタン留め具およびそれを用いた取付構造
WO2014196005A1 (ja) 被着体と連結具の連結構造、及び連結具
JP2546187Y2 (ja) 面ファスナー係合製品
JP2676184B2 (ja) 帽子用布材引っ掛け具
US3176365A (en) Snap fastener installation
WO1998035576A1 (en) Fastener
JP2003275161A (ja) 靴拭いマット
JPH0880203A (ja) 面ファスナー装置
TWM651732U (zh) 嵌合式拉鏈及其安裝結構
JP2008161487A (ja) 面接合成形部材及び同面接合成形部材が取着された衣類、並びに、その面接合成形部材の製造方法
WO2023170238A1 (en) Composite fastener
WO2017006883A1 (ja) シートの吊り込み構造