JP2001119542A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001119542A
JP2001119542A JP29884599A JP29884599A JP2001119542A JP 2001119542 A JP2001119542 A JP 2001119542A JP 29884599 A JP29884599 A JP 29884599A JP 29884599 A JP29884599 A JP 29884599A JP 2001119542 A JP2001119542 A JP 2001119542A
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unit
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JP29884599A
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Bunichi Nagano
文一 長野
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザによる仕分け作業が不要なファクシミ
リ装置を提供する。 【解決手段】 ファクシミリ装置は、受信したデータを
メモリに記憶してゆき、所定の印字タイミングにおいて
全データをまとめて出力するためのメモリ受信機能を有
する。ステップs2において、メモリ内の複数のデータ
を、各データの属性に応じたグループに分類し、ステッ
プs5において、上記データを、グループ毎に印字出力
する。これによって、各データを所望の属性毎にまとめ
て出力することが可能となり、ユーザによる仕分け作業
を省略することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ受信可能な
ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信したデータをメモリに蓄積し
てゆき、所定期間後にまとめて出力する、いわゆるメモ
リ受信機能を有するファクシミリ装置が開発されてい
る。メモリ受信機能は、たとえば、特開平6−2094
07などに開示されている。このようなファクシミリ装
置を用いれば、夜間や休暇中等、ユーザが不在となる際
の出力を避けられるので、出力書類の紛失や盗難を防止
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、メモリ受信した複数のデータ
を、受信した順に出力するようになっていた。すなわ
ち、図6に示すように、データA〜Zをこの順にメモリ
受信した場合、従来のファクシミリ装置では、早く受信
したものから順に出力されるため、出力順序(印字順
序)もA〜Zの順であった。このため、従来の出力形態
では、受信順序は把握できるものの、たとえば発信者毎
に出力書類を分類したい場合、また、重要な(急を要す
る)書類の有無を確認したい場合には、ユーザは、出力
書類の束を仕分けなおす必要があった。
【0004】本発明の目的は、ユーザによる仕分け作業
が不要なファクシミリ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信したデー
タをメモリに記憶してゆき、所定の印字タイミングにお
いて全データをまとめて出力するためのメモリ受信機能
を有するファクシミリ装置において、メモリ内の複数の
データを、各データの属性に応じたグループに分類する
分類部と、上記データを、グループ毎に出力する出力部
とを備えていることを特徴とするファクシミリ装置であ
る。
【0006】本発明に従えば、各データを所望の属性毎
(たとえば発信元毎)にまとめて出力することが可能と
なる。これにより、メモリ受信した複数のデータを、ユ
ーザの所望の順序で出力でき、ユーザによる仕分け作業
を省略することができる。
【0007】また本発明は、上記分類部が、発信元に応
じてデータを分類するように設定されていることを特徴
とする。
【0008】本発明に従えば、発信元に応じてデータを
分類するので、発信元毎にデータが出力される。ファク
シミリ出力後の仕分け作業は、発信元毎に行うことが多
いため、ユーザによる作業が特に簡略化される。
【0009】また本発明は、上記分類部が、発信元の属
する地域に応じてデータを分類するように設定されてい
ることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、発信元の属する地域に応
じてデータを分類するので、その発信地域毎にデータが
出力される。このため、通信販売など、不特定の発信元
からデータが送られてくるような場合に、地域毎のデー
タ集計などが容易になり、ユーザの作業を簡略化するこ
とができる。
【0011】また本発明は、上記出力部が、分類部によ
って生成された複数のグループに対して印刷順序を設定
する順序設定部を有していることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、各グループに対し、ユー
ザの所望の印刷順序を設定できる。したがって、たとえ
ば印刷順序を、特定の発信元のデータを優先的に印刷さ
せるように設定すれば、重要な、あるいは急を要するデ
ータを優先的に印字することが可能となる。
【0013】また本発明は、上記順序設定部は、各グル
ープの印刷順序を、発信元の発信頻度に応じて設定する
ことを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、発信元の発信頻度に応じ
て印刷順序を設定するので、頻度の高いまたは低い発信
元からのデータを優先して出力することができる。発信
頻度は、一般に、データの重要度に大きく関与するた
め、重要なデータを優先して出力することができる。よ
って、出力済みの印刷用紙を並べ替えるなどの作業が不
要であり、ユーザの作業を簡略化できる。
【0015】また本発明は、上記順序設定部は、予め設
定されている各発信元の優先順位に応じて、各グループ
の印刷順序を設定することを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、発信元の優先順位を予め
定めておき、その優先順位に従って印刷順序を設定する
ので、印刷順序を容易に決定できる。よって、印刷順序
を指定するための入力が不要であり、ユーザの作業をさ
らに簡略化できる。
【0017】また本発明は、上記順序設定部は、各グル
ープの印刷順序を、発信元の属する地域に応じて設定す
ることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、発信地域に応じて印刷順
序を設定するので、重要な発信地域からのデータを優先
して出力することができる。
【0019】また本発明は、上記分類部は、各データに
対し、属するグループを示すインデックスを付与するイ
ンデックス付与部を備えていることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、所属グループを示すイン
デックスを受信データに付与するので、明確に、受信デ
ータをグループ分けすることができ、特に、ユーザによ
る受信データの区別が容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のファクシミリ装
置を含むデジタル複合機30の構成を示す説明図であ
る。デジタル複合機30は、スキャナ部31とレーザ記
録部32とから構成されている。
【0022】スキャナ部31は、原稿の画像を読取るた
めのものであり、デジタル複合機30における画像入力
装置である。スキャナ部31は、透明ガラスからなる原
稿載置台35、RADF(Recirculating Automatic Do
cument Feeder;両面自動原稿送り装置)36、およびス
キャナユニット40を有している。スキャナ部31で
は、原稿載置台35上に原稿を1枚毎に載置してゆくと
ともに、その画像を順次読取ってゆくように設定されて
いる。
【0023】RADF36は、所定の原稿トレイ(図示
せず)にセットされた原稿を1枚毎に原稿載置台35に
搬送するものであり、スキャナユニット40による原稿
画像の読取りが行われた後に所定の取出し位置にまで搬
出する機能を有している。また、RADF36は、スキ
ャナユニット40による原稿画像の読取り後、原稿を裏
返し、再び原稿載置台35に搬送することもできる。こ
のような機能を実現するため、RADF36は、原稿の
片面だけを読取る場合に用いる片面用搬送路、両面を読
取る場合に使用する両面用搬送路、使用する搬送路を切
換えるためのガイド、各搬送路における原稿の状態を確
認するためのセンサ群、および制御部等を有している。
これにより、スキャナ部31では、原稿における両面の
画像を、スキャナユニット40に読取らせることが可能
となっている。
【0024】なお、RADF36における各構成は周知
であるため、本実施の形態においては説明を省略する。
【0025】スキャナユニット40は、原稿載置台35
に搬送された原稿の画像を、1ライン毎に読取る原稿画
像読取りユニットであり、第1走査ユニット40a、第
2走査ユニット40b、光学レンズ43およびCCD
(電荷結合素子)44を有している。
【0026】第1走査ユニット40aは、原稿載置台3
5に沿って左から右へと一定速度Vで移動しながら原稿
を露光するものであり、図1に示すように、光を照射す
るためのランプリフレクタアセンブリ41と、原稿から
の反射光を第2走査ユニット40bに導く第1反射ミラ
ー42aとを有している。
【0027】第2走査ユニット40bは、第1走査ユニ
ット40aに追随してV/2の速度で移動するようにな
っている。第1反射ミラー42aからの光を光学レンズ
43およびCCD44の方向へ導くための、第2ミラー
42b・第3ミラー42cを備えている。
【0028】光学レンズ43は、第3反射ミラー42c
からの反射光を、CCD44上で結像させるものであ
る。CCD44は、光学レンズ43によって結像された
光を、電気信号に変換する光電変換素子である。
【0029】CCD44によって得られたアナログの電
気信号は、CCD44を備えたCCDボードによってデ
ジタル信号の画像データに変換される。この画像データ
は、画像処理部において各種の画像処理が施された後
に、メモリに記憶される。後述するメインCPUの出力
指示に応じて、レーザ記録部32に伝達される。なお、
CCDボード、画像処理部およびメモリについては後述
する。
【0030】レーザ記録部32は、画像データに基づい
てシート(記録材)に画像を形成するためのものであ
り、図1に示すように、レーザ書込みユニット(LS
U)46、電子写真プロセス部47およびシート搬送機
構50を備えている。
【0031】LSU46は、スキャナ部31によって読
取られた画像データや、外部から入力された画像データ
に基づいて、電子写真プロセス部47における感光体ド
ラム48にレーザ光を照射し、このドラム上に静電潜像
を形成するものである。またLSU46は、半導体レー
ザ光源、レーザ光を等角速度で偏向するポリゴンミラー
およびf−θレンズを有している。f−θレンズは、ポ
リゴンミラーによって偏向されたレーザ光を、感光体ド
ラム48の表面において等角速度で偏向されるように補
正するものである。
【0032】電子写真プロセス部47は、感光体ドラム
48と、この感光体ドラム48の周囲に設けられた帯電
器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器および除
電器とを備えている。LSU46によって形成された感
光体ドラム48上の静電潜像を現像してトナー像を生成
し、これをシートに対して静電転写する機能を有してい
る。
【0033】なお、LSU46および電子写真プロセス
部47における各構成は周知であるため、本実施の形態
では、これ以上の説明を省略する。
【0034】シート搬送機構50は、電子写真プロセス
部47にシートを供給するとともに、シートに転写され
た画像を定着させ、さらに、シートを外部に排出する機
能を有しており、図1に示すように、搬送部33、カセ
ット給紙装置51〜53、手差し給紙装置54、定着器
49、再供給経路56、排紙ローラ57、両面複写ユニ
ット55および後処理装置34を備えている。
【0035】搬送部33は、電子写真プロセス部47に
おける所定の転写位置にシートを搬送するためのもので
ある。転写位置は、転写器が配置されている位置であ
る。カセット給紙装置51〜53は、転写にかかるシー
トを収納しておくとともに、転写時に、シートを搬送部
33に送込むためのものである。また、手差し給紙装置
54は、カセット給紙装置51〜53に収納されていな
い型のシートを、搬送部33に供給するための装置であ
る。
【0036】定着器49は、シートに転写されたトナー
像を定着させるものである。両面複写ユニット55は、
トナー像の定着後、シートの裏面に画像を形成するため
に、シートを搬送部33に再供給するためのものであ
る。また、再供給経路56は、画像形成後のシートを両
面複写ユニット55に搬送するための経路である。
【0037】排紙ローラ57は、定着器49から排出さ
れたシートを、後処理装置34および再供給経路56の
いずれかに供給するための搬送ローラである。
【0038】後処理装置34は、排出されたシートに対
してステープル処理等の後処理を施すためのものであ
る。図1に示すように、後処理装置34は、第1排出ト
レイ341および第2排出トレイ342を有している。
また、後処理装置34内には、用紙受取り口343、第
1搬送経路344、第2搬送経路345、第1切換ゲー
ト346、第2切換ゲート347、第3搬送経路(反転
経路)348、第1排出ローラ349、第2排出ローラ
350などが配置されており、各種排出モードに対応し
ている。
【0039】ここで、後処理装置34における第1〜第
3排出モードについて説明する。
【0040】第1排出モードでは、用紙受取り口343
に受取られたシートは、第1排出ローラ349により、
直接、第1搬送経路344から第1の排出トレイ341
に排出される。
【0041】第2排出モードでは、用紙受取り口343
に受取られたシートは、第1の切換ゲート346により
第2搬送経路345へと導かれ、その後、第2の切換ゲ
ート347により第2排出ローラ350側へと案内され
る。そして、第2排出ローラ350から第2の排出トレ
イ342に排出される。
【0042】第3排出モードでは、用紙受取り口343
に受取られたシートは、第1の切換ゲート346により
第2搬送経路345へと導かれ、その後、第2の切換ゲ
ート347により第3の搬送経路348へと案内され
る。シートの後端が第2の切換ゲート347を通過する
と、用紙がスイッチバック搬送され、第2切換ゲート3
47から第2排出ローラ350側へと案内され、第2排
出ローラ350から第2の排出トレイ342に排出され
る。
【0043】さらに、排出トレイ341・342には、
オフセット機構351・352が設けられている。オフ
セット機構351・352は、シートの排出方向と直交
する方向にトレイを移動させるものである。これによ
り、ジョブ毎、あるいは、モード毎に、排出されたシー
トを区分け収容できるようになっている。なお、これら
オフセット機構351・352は、公知である。
【0044】図2は、デジタル複合機30の制御システ
ムを示すブロック図である。デジタル複合機30は、図
1に示した各部材に加えて、制御システムを構成するボ
ードとして、オペレーションパネルボード100、マシ
ンコントロールボード200、CCDボード300、メ
イン画像処理ボード400、サブ画像処理ボード500
および拡張ボード群600を備えている。
【0045】これらのボードは、デジタル複合機30に
おける各部の制御を行うとともに、スキャナ部31によ
って読取られた画像を処理するためのものである。
【0046】以下、各ボードについて説明する。
【0047】メイン画像処理ボード400は、後述する
CCDボード300によって生成された画像データに対
して画像処理を行うものであり、デジタル複合機30に
おける画像処理部である。すなわち、メイン画像処理ボ
ード400は、メインCPU(Central Processing Uni
t;中央演算処理装置)401、多値画像処理部40
2、メモリ403、レーザコントローラ404を有して
いる。メインCPU401は、他の各ボード、RADF
36および後処理装置34に搭載されたサブCPUとし
て連携して、デジタル複合機30における各部を制御
(動作管理)する機能を有するものである。多値画像処
理部402は、所望の階調性を有する画像をシートに形
成できるように、後述するCCDボード300から伝達
された画像データに対して、画像処理を施すものであ
る。なお、この多値画像処理部402による画像処理
は、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィル
タ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処
理)、ガンマ補正などの、多値の画像データに対する画
像処理である。メモリ403は、画像処理後の画像デー
タや、画像処理の手順管理データなどの各種制御データ
を記憶させておくためのものである。レーザコントロー
ラ404は、画像処理後の画像データを、LSU46に
伝達するための転送装置である。
【0048】サブ画像処理ボード500は、メイン画像
処理ボード400において画像処理された画像データに
対してさらなる画像処理を行うための、もう1つの画像
処理部である。サブ画像処理ボード500は、2値画像
処理部501、メモリ部502、ハードディスク装置5
03およびインタフェイス部504を備えている。2値
画像処理部501は、メイン画像処理ボード400にお
いて画像処理された画像データを2値化して、さらなる
画像処理を施すためのものである。そして、多値の画像
データを2値の画像データに変換する多値2値変換部、
画像を回転させる画像回転処理部、2値画像の変倍処理
を行う2値ズーム処理部、圧縮伸長処理を行う圧縮伸長
処理部を有している。さらに、この2値画像処理部50
1には、ファックス通信のためのファックスインタフェ
イスも備えられている。また、この2値画像処理部50
1は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接続され
ており、メインCPU401により制御される。メモリ
部502は、2値画像処理部501によって処理された
2値画像データや、、画像処理における制御データなど
を記憶させておくものであり、メモリと、メモリを制御
するゲートアレイとを有している。ハードディスク装置
503は、大量の画像データを記憶させておくためのも
のであり、ディスクメモリと、このディスクメモリを制
御するゲートアレイとを備えている。インタフェイス部
504は、外部インタフェイスとしてのSCSI端子
と、このSCSI端子を制御するゲートアレイとを有す
るものである。
【0049】図2中の右上に位置するオペレーションパ
ネルボード100は、デジタル複合機30における操作
パネル103を管理制御するためのものである。オペレ
ーションパネルボード100は、操作パネル103に配
置されたLCD表示部104、およびユーザの指示を入
力するための操作キー群105を管理・制御するための
サブCPU101を備えている。さらに、このオペレー
ションパネルボード100には、操作キー群105から
の指示データや、LCD表示部104に表示させる情報
など、操作パネル103における各種制御情報を記憶し
ておくメモリ102も設けられている。サブCPU10
1は、メインCPU401との間で制御データ通信を行
い、ユーザの指示データをメインCPU401に伝達す
る。また、メインCPU401からは、デジタル複合機
30の動作状態を示す制御データがサブCPU101に
伝達される。サブCPU101が、デジタル複合機30
の動作状態をLCD表示部104に表示するように設定
されている。
【0050】図2中の左上に位置するマシンコントロー
ルボード200は、サブCPU201およびメモリ20
2を備えており、図1に示したRADF36、スキャナ
部31、電子写真プロセス部47、両面複写ユニット5
5および後処理装置34を制御するものである。
【0051】図2中の左下に位置するCCDボード30
0は、図1に示したCCD44を備えており、原稿から
の反射光に基づいて、電気信号からなる画像データを生
成するものである。CCDボード300は、CCD44
に加えて、CCD44の駆動回路であるCCDゲートア
レイ302、CCD44から出力されるアナログ出力の
ゲイン調整を行うアナログ回路303、アナログ出力か
らデジタル信号の画像データを生成するA/D変換器3
04を備えている。また、CCDボード300の各構成
に対する制御管理は、メイン画像処理ボード400にお
けるメインCPU401により行われる。
【0052】拡張ボード群600は、インタフェイスを
介してサブ画像処理ボード500に接続された、プリン
タボード601、FAXボード603および機能拡張ボ
ード602からなるボード群である。プリンタボード6
01は、デジタル複合機30をプリンタとして機能させ
るものである。すなわち、プリンタボード601は、レ
ーザ記録部32を制御して、パーソナルコンピュータな
どの外部機器から送られてくる画像データを出力させる
機能を有している。機能拡張ボード602は、デジタル
複合機30の編集機能を拡張して、その特徴を有効活用
するためのものである。ファクシミリボード603は、
CCDボード300によって生成された画像データを外
部に対してファックス送信したり、レーザ記録部32を
制御して、ファックス受信した画像データを出力させる
機能を有している。
【0053】次に、デジタル複合機30がファクシミリ
として機能する場合(ファックスモード)における画像
データ処理について説明する。
【0054】ファックスモードには、送信モードと受信
モードとの2つのモードがある。
【0055】まず、送信モードについて説明する。
【0056】送信モードは、スキャナ部31によって読
取られた原稿の画像データを、外部の送信先にファック
ス送信するモードである。この送信モードでは、ユーザ
は、RADF36の所定位置に原稿をセットする。原稿
がセットされると、これらはRADF36によって1枚
毎に原稿載置台35上に送られる。スキャナユニット4
0およびCCDボード300が、各原稿の画像を読取っ
て、8ビットの画像データを生成してメイン画像処理ボ
ード400に伝達する。メイン画像処理ボード400に
おける多値画像処理部402は、この8ビットの画像デ
ータに対してガンマ補正などの所定の多値画像処理を施
し、コネクタ405・505を介してサブ画像処理ボー
ド500に伝達する。2値画像処理部501の多値2値
変換部が、8ビットの画像データを、誤差拡散処理を行
った後に、2ビットの画像データに変換する。そして、
2値化処理された画像データは、所定の形式で圧縮され
てメモリ部502に記憶される。
【0057】なお、多値2値変換部が誤差拡散処理を行
う理由は、単に多値2値変換を行っただけでは画質的に
問題があるためで、画質の劣化を少なくする配慮であ
る。また、画像データを8ビットから2ビットに変換す
る目的は、画像データの容量を小さくするためである。
【0058】ファクシミリボード603によって通信先
との通信回線が確保された後、画像データは、メモリ部
502から読出されて、ファクシミリボード603側へ
と転送される。そして、ファクシミリボード603で圧
縮形式の変更などの必要な処理が施された後、通信先に
対して順次送信される。
【0059】次に、受信モードについて説明する。受信
モードは、外部の送信先から送信されてきた画像データ
を、レーザ記録部32によって出力するモードであり、
通常受信モードと、メモリ受信モードとの2種類があ
る。
【0060】通常受信モードでは、通信回線を介して所
定形式に圧縮された画像データが送信されてくると、フ
ァクシミリボード603が、この画像データをサブ画像
処理ボード500に伝達する。サブ画像処理ボード50
0は、2値画像処理部501に設けられたファックスイ
ンタフェイスによって、この画像データを受取る。圧縮
伸長処理部により画像データを伸長して、ページ単位の
画像データとして再現した後、メイン画像処理ボード4
00に伝達する。メイン画像処理ボード400において
ガンマ補正が施された後、レーザコントローラ404を
介して、レーザ記録部32におけるLSU46へ伝達さ
れる。これにより、外部からファックス受信した画像デ
ータに基づいて、レーザ記録階調性のある画像を出力で
きる。
【0061】次に、メモリ受信モードについて説明す
る。メモリ受信モードとは、メインCPU401が、サ
ブ画像処理ボード500から送信されてきた受信データ
をすぐには出力せずに、所定期間だけメモリ403に記
憶させておくモードである。本実施の形態では、メイン
CPU401は、所定の印字時刻となったときに、メモ
リ403内の受信データを全てレーザ記録部32に送込
み、まとめて出力させるようになっている。すなわち、
このメモリ受信モードは、主に、夜間や休暇中等、ユー
ザが不在となる際の出力を回避するために用いられるモ
ードである。
【0062】以上のように、デジタル複合機30におけ
る画像処理部は、原稿の画像データを多値の画像データ
として処理するメイン画像処理ボード400と、メイン
画像処理ボード400や外部機器から伝達された多値の
画像データに対して、2値化処理等の処理を施し、メイ
ン画像処理ボード400へ転送するサブ画像処理ボード
500とに分割構成されている。また、メイン画像処理
ボード400は、LSU46を制御するレーザコントロ
ーラ404を備えている。これにより、スキャナ部31
から入力された原稿を、多値画像としての原稿の特徴を
損なうことなく、コピー画像として再現可能である。
【0063】また、サブ画像処理ボード500やハード
ディスク503等を用いることで、大量の原稿を電子R
DH機能などを用いて高速出力処理することもできる。
【0064】さらに、ファックスモード時、外部機器か
ら伝達された画像データに対し、特に、多値画像処理が
施された(原稿画像の特徴が保たれた)画像データに対
し、2値化処理等、適切な処理を施すことができる。
【0065】また、画像処理部を分割することで、デジ
タル複合機30のバリエーション(ラインナップ)を多
種多様に揃えることが可能である。したがって、ユーザ
の要望に応じてデジタル複合機を設置することができ
る。また、設置後も、ユーザの要望に合わせて、容易に
システム展開を図ることが可能である。
【0066】さらに、メインCPU401は、サブ画像
処理ボード500を管理制御するように設定されてい
る。したがって、両画像処理ボード400・500にお
ける画像処理がスムーズに行われ、画像データが失われ
ることもない。
【0067】図3は、メモリ受信モード時において、メ
モリ403内に記憶された受信データの例を示す説明図
である。メインCPU401は、受信データA〜Zを受
信すると、これらのデータと、各データの発信元の通信
番号および過去1週間の受信回数(発信頻度)とを関連
付けて、メモリ403に記憶させる。
【0068】図4は、メモリ受信モードにおける印字処
理を段階的に示すフローチャートである。所定の印字時
刻に印字処理が開始されると、まずステップS1におい
て、メインCPU401は、メモリ403内に受信デー
タがあるか否かを確認する。受信データがない場合には
処理を終了する。一方、受信データがある場合には、次
のステップS2において、各受信データに対し、設定条
件に応じたグループ分けを行う。ここで、設定条件と
は、各データの属性のことであり、本実施の形態では、
発信元における通信番号(ファックス番号)のことであ
る。すなわち、S2において、メインCPU401は、
各データを、発信元の通信番号別のグループに分類す
る。
【0069】次にステップS3において、メインCPU
401は、各データの先頭ページあるいは最終ページ
に、グループ名(設定条件)を示すインデックスを付与
する。これは、印字後に、ユーザによる受信データの区
別を容易とするための処置である。
【0070】次にステップS4において、メインCPU
401は、印字優先順序条件に基づいて、各グループに
対して印字順序を設定する。この印字優先順序条件は、
各グループにおける印字順序を決定するための条件であ
り、ユーザによって予め設定されているものである。本
実施の形態では、この印字優先順序条件として、各グル
ープの発信元が、過去の一定期間(たとえば一週間)に
デジタル複合機30に対してデータを発信した回数(発
信頻度)を用いるようになっている。すなわち、ステッ
プS4では、メインCPU401が、発信頻度の多い発
信元のグループが先に印字されるように、各グループに
印字順序を設定する。
【0071】次にステップS5・S6では、メインCP
U401は、ステップS4において設定した印字順序に
応じて、各グループ毎に、データをレーザ記録部32に
順に送込み、印字を実行する。最後にステップS7にお
いて、メモリ403内の受信データを消去し、処理を終
了する。
【0072】図5は、図3の受信データに対して図4の
ステップS4までの処理が施された場合の、各受信デー
タの印字順序を示す説明図である。各データは、図4の
ステップS2におけるグループ分けによって、通信番号
毎にグループG1〜G5に分類されている。グループG
1に属するデータは、通信番号(0001)の発信元か
らのデータである。グループG2〜G5に属するデータ
は、それぞれ通信番号(0002),(0003),
(0004)および(0005)の発信元からのデータ
である。
【0073】各グループG1〜G5には、発信頻度の多
い発信元のグループが早く印字されるように、印字順序
が設定されている。すなわち、受信データA〜Zの受信
後における各グループG1〜G5の発信頻度は、それぞ
れ27,15,16,2,4である。したがって、各グ
ループG1〜G5には、それぞれ1位、3位、2位、5
位および4位の順序が設定され、グループG1,G3,
G2,G5およびG4の順で出力される。また、同一グ
ループに属するデータの出力順序は、受信時間に応じた
順序となっている。
【0074】以上のように、デジタル複合機30におけ
るメモリ受信モードでは、図4のステップS2におい
て、各受信データを、設定条件に応じたグループに分類
し、ステップS5において、グループ毎に受信データを
出力するように設定されている。したがって、各データ
を、所望の属性毎(たとえば発信元毎)にまとめて出力
することが可能となる。これにより、ユーザによる仕分
け作業を不要とすることができる。
【0075】また、図4のステップS4において、各グ
ループに対し、印字優先順序条件に基づいた印字順序が
設定されるようになっている。したがって、たとえば、
特定の発信元のデータを優先的に印字させるように印字
優先順序条件を設定すれば、重要な、あるいは急を要す
るデータを、優先的に印字することが可能となる。
【0076】なお、本実施の形態では、所定の印字時刻
となったときに、メインCPU401が印字を開始する
としているが、印字開始のタイミングはこれに限らな
い。たとえば、メモリ403内の受信データが所定量を
超えたときに、印字を開始させるようにしてもよい。ま
た、メモリ受信を開始してから、所定時間経過後に、印
字を開始するようにしてもよい。
【0077】また、本実施の形態では、図4のステップ
S2において、メインCPU401が、各データの発信
元通信番号に従って、データを分類するようになってい
る。分類に用いるデータの属性は、通信番号に限らず、
ユーザの所望の属性を用いることが可能である。たとえ
ば、データの発信地域、すなわち、発信元の属する地域
に応じて、各データを分類するようにしてもよい。
【0078】また、同様に、印字優先順序条件も、発信
元の発信頻度に限らず、ユーザの所望の条件とすること
が可能である。たとえば、各発信元の属する地域を、順
序条件に設定することもできる。また、発信元の属する
地域が国内であるか否かによって、優先順位を付けるこ
ともできる。さらに、各発信元に予め優先順位を決定し
ておき、特定の発信元のデータを優先的に印字できるよ
うに設定することも可能である。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の受
信データを分類し、分類されたグループ毎に受信データ
を出力することによって、各データを所望の属性毎に所
望の順序で出力でき、ユーザによる仕分け作業を省略す
ることができる。
【0080】また、発信元に応じてデータを分類するこ
とによって、発信元毎にデータが出力されるため、ユー
ザによる作業が特に簡略化される。
【0081】また、発信元の属する地域に応じてデータ
を分類することによって、その発信地域毎にデータが出
力されるため、地域毎のデータ集計などが容易になり、
ユーザの作業を簡略化することができる。
【0082】また、分類された各グループに対し、ユー
ザの所望の印刷順序を設定でき、重要な、あるいは急を
要するデータを優先的に印字することが可能となる。
【0083】また、発信元の発信頻度に応じて印刷順序
を設定することによって、頻度の高いまたは低い発信元
からのデータが優先して出力されるため、重要なデータ
を優先して出力することができる。
【0084】また、発信元の優先順位を予め定めてお
き、その優先順位に従って印刷順序を設定するので、印
刷順序を容易に決定できる。
【0085】また、発信地域に応じて印刷順序を設定す
るので、重要な発信地域からのデータを優先して出力す
ることができる。
【0086】また、所属グループを示すインデックスを
受信データに付与するので、明確に、受信データをグル
ープ分けすることができ、特に、ユーザによる受信デー
タの区別が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置を含むデジタル複合
機30の構成を示す図である。
【図2】デジタル複合機30の制御システムを示すブロ
ック図である。
【図3】メモリ受信モード時において、メモリ403内
に記憶された受信データを例示する図である。
【図4】メモリ受信モードにおける印字処理を段階的に
示すフローチャートである。
【図5】図3の受信データに対して図4のステップS4
までの処理が施された場合の、各受信データの印字順序
を示す図である。
【図6】従来のファクシミリ装置のメモリ内に記憶され
た受信データを例示する図である。
【符号の説明】
30 デジタル複合機 31 スキャナ部 32 レーザ記録部 34 後処理装置 35 原稿載置台 36 RADF 40 スキャナユニット 50 シート搬送機構 100 オペレーションパネルボード 200 マシンコントロールボード 300 CCDボード 400 メイン画像処理ボード 401 メインCPU 402 多値画像処理部 403 メモリ 404 レーザコントローラ 500 サブ画像処理ボード 600 拡張ボード群

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したデータをメモリに記憶してゆ
    き、所定の印字タイミングにおいて全データをまとめて
    出力するためのメモリ受信機能を有するファクシミリ装
    置において、 メモリ内の複数のデータを、各データの属性に応じたグ
    ループに分類する分類部と、 上記データを、グループ毎に出力する出力部とを備えて
    いることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 上記分類部が、発信元に応じてデータを
    分類するように設定されていることを特徴とする請求項
    1に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記分類部が、発信元の属する地域に応
    じてデータを分類するように設定されていることを特徴
    とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 上記出力部が、分類部によって生成され
    た複数のグループに対して印刷順序を設定する順序設定
    部を有していることを特徴とする請求項1に記載のファ
    クシミリ装置。
  5. 【請求項5】 上記順序設定部は、各グループの印刷順
    序を、発信元の発信頻度に応じて設定することを特徴と
    する請求項4に記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 上記順序設定部は、予め設定されている
    各発信元の優先順位に応じて、各グループの印刷順序を
    設定することを特徴とする請求項4に記載のファクシミ
    リ装置。
  7. 【請求項7】 上記順序設定部は、各グループの印刷順
    序を、発信元の属する地域に応じて設定することを特徴
    とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 上記分類部は、各データに対し、属する
    グループを示すインデックスを付与するインデックス付
    与部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のフ
    ァクシミリ装置。
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