JP2001116552A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

Info

Publication number
JP2001116552A
JP2001116552A JP29703099A JP29703099A JP2001116552A JP 2001116552 A JP2001116552 A JP 2001116552A JP 29703099 A JP29703099 A JP 29703099A JP 29703099 A JP29703099 A JP 29703099A JP 2001116552 A JP2001116552 A JP 2001116552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibrator
electrodes
ring
plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29703099A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Yanagisawa
徹 柳沢
Izumi Yamamoto
泉 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP29703099A priority Critical patent/JP2001116552A/ja
Publication of JP2001116552A publication Critical patent/JP2001116552A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持の状態に影響されない振動ジャイロを提
供する。 【解決手段】 2重リング型振動体を用い、駆動,検出
双方の振動に対して支持部から外部への振動漏れの無い
接続方式を採る。よって支持方法による性能への影響が
少なく、精度の良い角度検出ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角速度を検出する
振動ジャイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から機械式の回転ジャイロスコープ
が、飛行機や船舶の慣性航行装置として使われている
が、装置が大きく、価格が高く、従って小型の電子機器
や小型の輸送機械に組み込むことは困難である。
【0003】しかし近年、ジャイロスコープも小型化の
研究が進み、圧電素子で振動体を励振し、振動体に設け
た別の圧電素子で振動体が回転により受けるコリオリ力
で起きる振動により発生する電圧を検出する振動ジャイ
ロの実用化が進み、自動車のナビゲーションシステムや
ビデオカメラの手振れ検出装置等に使われている。
【0004】特に水晶を用いた型振動ジャイロは、構造
が簡単で、調整もしやすく、また温度特性に優れ、有望
視されている。以下に水晶を使用した例として、音叉型
振動ジャイロの構造を図面を用いて説明する。図4は音
叉型の振動ジャイロを示す斜視図である。
【0005】図5において、音叉J10は水晶を一体加
工したものに、駆動検出電極を蒸着した構造を有してい
る。すなわち音叉J10は、平行に配置された第1の足
J11及び第2の足J12が、基部J15により結合さ
れた構造を持つものである。第1の足J11には、駆動
電極J3及びJ4が蒸着されており、第2の足J12に
は、検出電極J6,J7及びJ8が蒸着されている。基
部J15の底面は、支持に用いられる。ここで、足の伸
びた方向をY'方向、2本の足の並ぶ方向をX方向、X
及びY’方向に直交する方向をZ’方向とする。
【0006】作用について説明する。図6は、従来の音
叉型水晶ジャイロの駆動検出方法を説明する為の、足の
断面及び駆動検出回路の模式図である。図6において、
左側に記す第1の足J11の断面には、駆動電極J1,
J2,J3及びJ4の断面が配置され、右側に記す第2
の足J12の断面には検出電極J5,J6,J7及びJ
8の断面が配置されている。まず、第1の足J11が例
えば第2の足J12に向かってX方向に屈曲すると、電
極J2近傍がY’方向に伸び、電極J4近傍がY’方向に
縮むが、この時水晶内部では圧電効果により電極J2近
傍ではX方向に、また電極J4近傍では−X方向に電界
が発生する。この時電界の向きを考慮すると電極J2及
びJ4は同電位で、足の中央より例えば高い電位とな
る。X方向に見ると、足の中央付近に配置された電極J
1及びJ3は、相対的に電極J2及びJ4より低い電位と
なるので、電極J2及びJ4と、電極J1及びJ3の間に
は、電位差が発生する。圧電効果は可逆的なので、電極
J2及びJ4と、電極J1及びJ3の間に電位差を与えれ
ば、水晶内部には、これに応じた電界が発生し、第1の
足J11はX方向に屈曲することになる。これらのこと
から、例えば電極J1及びJ3の電位を参照として発振条
件を超える増幅率でアンプJGを用いて増幅し、発振条
件を満足する位相に移相回路JPで整えて電極J2及びJ
4に戻すことにより、第1の足J11の屈曲に伴う機械
的な戻り力と電気的な力の間でエネルギーの交換が起こ
り、第1の足J11をX方向に自励発振させることがで
きる。音叉J10全体で見ると、第1の足J11及び第2
の足J12の運動量をバランスさせる為、第1の足J11
がX方向に動く時、第2の足J12は−X方向に動き、
第1の足J11が−X方向に動く時、第2の足J12がX
方向に動く動作となるが、これを、通常の音叉が1つの
面内で振動を行うのを理想とする慣例から、面内屈曲振
動と呼ぶが、第1の足J11,アンプJG及び移相回路
JPで発生させる振動は面内屈曲振動と同じ動作であ
り、その周波数は、音叉J10の面内屈曲振動の共振周
波数とほぼ一致する。この状態で音叉J10全体をY’
軸の回りに角速度ωで回転させると、音叉J10の2つ
の足には、面内屈曲振動と直交するZ’方向にコリオリ
力Fcが働く。コリオリ力Fcは以下の式で表すことが
できる。 FC=2・M・ω・V ここで、Mは第1の足J11又は第2の足J12の質量で
あり、Vは第1の足J11又は第2の足J12の速度であ
る。このコリオリ力FCは、第1の足J11及び第2の
足J12に、面内屈曲振動の動作方向であるX方向と直
交する、Z’方向に変位する屈曲振動を励起する。以下
これを面外屈曲振動と呼ぶ。また、コリオリ力は変位で
なく、速度に比例する力なので、コリオリ力により発生
する面外屈曲振動は、面内屈曲振動より90度位相が遅
れて発生する。この面外屈曲振動により、例えば第2の
足J12の電極J5及びJ8の近傍はY’方向に伸び縮
みし、電極J6及びJ7の近傍は電極J5及びJ8の近
傍と逆相で伸び縮みする。例えば、電極J5及びJ8の
近傍がY’方向に伸びている時、第2の足J12の内部
の電極J5及びJ8の近傍では、X方向に電界が発生
し、この時電極J6及びJ7の近傍はY’方向に縮むの
で、第2の足12の内部の電極J6及びJ7の近傍で
は、−X方向に電界が発生する。すなわち電極J5の電
位が電極J8の電位より高い時、電極J7の電位は電極
J6の電位より高い状態となる。また、電極J5及びJ
8の近傍がY’方向に縮んでいる時、第2の足J12の
内部の電極J5及びJ8の近傍では、−X方向に電界が
発生し、この時電極J6及びJ7の近傍はY’方向に伸
びるので、第2の足12の内部の電極J6及びJ7の近
傍では、X方向に電界が発生する。すなわち電極J5の
電位が電極J8の電位より低い時、電極J7の電位は電
極J6の電位より低い状態となる。面外屈曲振動により
発生するこれら電極J5及びJ8と、電極J6及びJ7
の間の電位差は、Z’方向に振れる第2の足J12の方
向に従って変化する。見方を変えると、例えば電極J5
が高電位の時電極J7も高電位であり、この時電極J6
及び電極J8は低電位であり、電極J5が低電位の時電
極J7も低電位であり、この時電極J6及び電極J8は
高電位である。コリオリ力は、電極J5又は電極J7
と、電極J6又は電極J8の間の電位差として現れる。
【0007】コリオリ出力の検出信号は、電極J5及び
電極J7を一方の入力信号とし、電極J6及び電極J8
を他方の入力信号とした、差動バッファJDを経て乗算
回路JMに導かれ、面内屈曲振動の発振系の出力を、コ
リオリ力が90度遅れて発生するのを補正する目的で、
アンプJGの出力を、移相回路JP2により90度移相
し、コンパレータJCにより2値化した参照信号により
乗算され、乗算により検波された結果は、更に積分回路
JSにより平滑化され、正確な直流出力として検出でき
る。この直流出力はコリオリ力FCに比例し、コリオリ
力FCは角速度ωに比例するので、この直流出力により
角速度ωを知ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音叉型振動ジャイロには以下のような課題がある。一般
に振動体を支持する場合は、支持の影響が振動体に及ぶ
のを最小限にするため、振動体が振動中に動かない位
置、すなわち振動の節を用いる。図5に示す音叉型の構
成では面内屈曲振動の節は又の近傍にあり、この周辺は
殆ど動かず、また対称性から基部J15の底面も殆ど動
かないが、一方、コリオリ力で励振される面外屈曲振動
では、支持可能な振動により動かない部分は存在しな
い。従って、どの部分を、どのように支持しても支持の
影響が振動体に及んでしまう。
【0009】ここに述べた音叉J10は基部J15の底
面を支持するが、実際に、この部分を支持する場合と支
持しない場合で、音叉J10の面内屈曲振動の共振周波
数が殆ど変わらないのに比べ、面外屈曲振動では、数十
万PPMにも及ぶ共振周波数の変化がある。従って面外
屈曲振動の共振周波数は支持の状態によって数十万PP
Mも変化することになる。ここでは、ほぼ面内屈曲振動
の共振周波数をもつコリオリ力で面外屈曲振動を励振す
るのだが、励振の効率は、面外屈曲振動の共振周波数が
面内屈曲振動の共振周波数からどれだけ離れるかに依存
する。微妙な支持状態の変化で面外屈曲振動の共振周波
数が大幅に変化するのでは、励振の効率が大幅に変化し
てしまい、この結果、検出感度が大きく変化しする。ま
た、振動体の支持状態の変化で共振周波数が変化するこ
とは、振動体の振動が振動体内部で完結せず、支持部を
通して外部の部材と連成振動系を形成していることを意
味する。連成振動系は時間的に互いの振動子同士でエネ
ルギーのやり取りを行うので、時間的な安定が得られ
ず、直流ドリフトが発生し、また、せっかく温度特性の
良い水晶で振動体を構成しても外部振動の影響で少なか
らず温度特性が悪化する等、精度の良い検出は不可能で
ある。ここに例示した音叉型振動体は、加振側の支持が
ほぼ理想的で、検出側の支持が最悪となる例である。従
来、音叉型に限らず、圧電セラミクスを用いた様々な振
動ジャイロが実用化されてきたが、加振及び検出の直交
する2つの方向への振動に対して完全な支持構造を有す
るものは存在せず、圧電セラミクスに比べた圧電効率の
小ささを、桁違いに高いQ値でカバーする水晶を振動体
に用いる場合は、支持状態により極端に性能が左右さ
れ、実用的な振動ジャイロの実現は不可能と考えられて
きた。
【0010】[発明の目的]本発明の目的は、上記課題
を解決しようとするもので、温度特性の良い水晶を用い
ても、支持状態に左右されることなく、低ドリフトで、
検出精度の良い、振動ジャイロを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の振動ジャイロは、下記の構成を採用する。
【0012】本発明の振動ジャイロは、発振用の電極を
有する第1の振動子と、角速度検出用の電極を有する第
2の振動子と、支持部と、第1の振動子振動の節と第2
の振動子とを接続する第1の接合部と、第2の振動子と
支持部とを接続する第2の接続部とからなり、第1,第
2の振動子と支持部と第1,第2の接続部とが略一定の
厚さの平面構造を為し、第1の振動子と第2の振動子は
いずれも共通の中心点に対して点対称の形状を有し、第
1の振動子と第2の振動子が同心のリング状に形成され
ており、全ての構成要素が水晶により一体に形成される
角速度検出素子において、水晶の結晶軸のY−Z面内で
の回転角を55度以上にしたことを特徴とする。
【0013】第1の振動子と第2の振動子の共振周波数
の差を30000PPM以上としたことを特徴とする。
【0014】[作用]本発明による振動ジャイロは、リン
グ型の振動体を用い、一方の振動体の励振振動の節に接
続された他方の振動体の検出振動の節を支持しすること
により、支持部からの影響による固有周波数の変動等を
考慮する必要はなく、支持方法による性能への影響が少
なく、精度の良い角度検出ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の振動ジャイロを実
施するための最良の形態による実施の形態を図面を基に
説明する。図1から図4及び図7は本発明の実施の形態
である振動ジャイロであり、図1は、以後2重リングと
呼ぶ、2重リング型の振動ジャイロの外観を示し、以後
説明に用いる座標を示し、電極の一部を示す正面図であ
り、図2は2重リングの大円の断面,回路ブロック及び
配線模式図であり、図3はリング型振動体の駆動振動を
示す動作説明図であり、図4はリング型振動体の検出振
動を示す動作説明図であり、図7は異方性結晶の回転方
向を示す座標系の斜視図である。
【0016】[振動ジャイロの構造説明:図1,図2及
び図7]本実施の形態で使用する水晶は、Si02の単
結晶で、常温では4つの結晶軸を持つ三方晶系に属す
る。結晶軸の1つはc軸と呼ばれ、結晶の頂点を通る結
晶軸であり、残りの3つはa軸と呼ばれ、c軸に垂直な
面内に互いに120度の角度を成す結晶軸である。ここ
では、3つのa軸のいずれかをX軸とし、c軸をZ軸と
し、X軸及びZ軸に直交する方向にY軸をとる。
【0017】図7に示すように、本実施の形態で使用す
る座標系は、上記X,Y,Z軸から、X軸の回りに、Z
軸からY軸の方向にθ度回転させた座標軸Y’軸,Z’
軸及びX軸を用いる。このとき回転角θは55度以上と
する。ここに示した回転角55度は、座標系を考慮する
と各々―55度と記すのが一般的である。2重リング1
0は、同心円の軸をZ’軸方向にして切り出す。こうし
て切り出された2重リングはX−Y’面内にあり、厚さ
方向はZ’軸方向である。
【0018】図1に示すように、2重リング10は第1
の振動子1,第2振動子2,支持部9,第1の接合部3
〜6,第2の接合部7,8から構成される。振動子は弾
性と圧電性を持つ水晶からなり、形状がリングであり、
リングの上下面及び側面に施された金属蒸着膜からなる
電極を有している。基部9は弾性を持つ水晶からなり、
形状が円盤である。第1の振動子1,第2の振動子2及
び基部9は同一平面内に、同心円状に配置されており、
第1の振動子1の4つの振動の節は接合部3〜6により
第2の振動子2に接合され、第2の振動子2の4つの振
動の節の中の少なくとも2個所は、接合部7及び8によ
り支持部9に接合されており、上記すべての部分は一体
構造である。
【0019】図1には、電極の一例として第1の振動体
1及び第2の振動体2に金属蒸着膜から成る電極を形成
した様子を示した。電極の形状は、予め形状をエッチン
グで作成したマスクを作成しておき、これを2重リング
10の電極を生成する面に密着させて真空蒸着を施すこ
とにより形成する。第1の振動体1に、電極1a,1
b,1c,1d,1e,1f,1g及び1hを蒸着し、
第2の振動体2に、電極2a,2b,2c,2d,2
e,2f,2g及び2hを蒸着してある。図1はZ’軸
方向から見た正面図なので裏面にある電極1d,1h,
2d及び2hは図示していない。ここで、側面の電極
は、金属マスクを被蒸着面から少し離して配置し、被蒸
着面に垂直から少し傾けた方向から蒸着することにより
形成する。
【0020】図2には図1に一部を示したのと同じ第1
の振動体1の電極1a,1b,1c,1d,1e,1
f,1g及び1hと、第2の振動体の電極2a,2b,
2c,2d,2e,2f,2g及び2hを、2重リング
10を大円で切断するX−Z’面内の断面に示した。第
1の振動体1の電極1a,1b,1c,1d,1e,1
f,1g及び1h、第2の振動体2の電極2a,2b,
2c,2d,2e,2f,2g及び2hとも、リングの
角の部分周辺を除く各面に形成した。
【0021】図2には、第1の振動体に形成した発振用
電極1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g及び1
h、アンプG及び移相回路Pを用いた自励発振回路を示
し、第2の振動体に形成した電極2a,2b,2c,2
d,2e,2f,2g及び2hからの信号を検出する差
動型バッファアンプD、アンプGの出力の位相を変化さ
せる移相回路P2、位相検出回路の信号を2値化するコ
ンパレータC、差動バッファアンプDの出力を移相回路
P2の出力と乗算する乗算回路M、及び乗算結果を積分
して直流化する積分回路Sを示し、これらの間の配線を
示す。
【0022】[振動ジャイロの動作・作用説明:図2,
図3,図4]以下、図3を用いてリング型振動体の駆動
振動を説明し、図4においてはリング型振動体の検出振
動を説明し、最後に図2を用いて、電気的に2重リング
10を駆動し、2重リング10の回転の結果である電圧
出力から角速度を知る方法を説明する。
【0023】リング型振動体は多数の固有振動モードを
持つが、これらの中でリングの縁円が決定する平面内で
完結する振動をリングの面内振動と呼ぶこととする。本
実施の形態で使用する固有振動モードは、リングの面内
振動の中で最低次の、即ち最も周波数の低い2つの振動
モードである。リング形状の振動体が等方弾性体で構成
されている場合は、これら2つの振動モードは縮退して
おり、かつ対称性からその振動方向はリングの縁円に垂
直な軸の周で決定しない。
【0024】一方本実施の形態において使用する水晶は
異方性単結晶であり、方向により弾性率が異なり、この
場合は使用する振動モードの振動方向は定まる。図3に
示すように、本実施の形態においては、リングの縁円で
決定される平面に垂直な方向を前記Z’軸とし、リング
の縁円を含む面をX−Y’面とする。水晶においては、
使用する振動モードの1つは、この座標系においてY’
方向にリングが伸び、X方向にリングが縮み、またこの
逆の相として、Y’方向にリングが縮み、X方向にリン
グが伸びる動作を繰り返すものである。図3には、リン
グ1が、Y’方向にリングが伸び、X方向にリングが縮
んだ状態を1X、Y’方向にリングが縮み、X方向にリ
ングが伸びた状態を1Y’として示した。これを第1の
面内振動と呼ぶ。第1面の内振動においては、X−Y’
面内で座標原点からX軸から45度方向に伸びた直線と
リングの交点は振動の節である。振動の節はZ’軸に対
称な位置に4個所ある。第1の面内振動は、リングを角
度方向に走る周期πの横波と見ることもできる。
【0025】一方、水晶においては、使用するもう1つ
の振動モードも決定する。座標系においてX方向から
Y’方向に45度の方向にリングが伸び、X方向から
Y’方向に−45度の方向にリングが縮み、またこの逆
の相として、X方向からY’方向に45度の方向にリン
グが縮み、X方向からY’方向に−45度の方向にリン
グが伸びる動作を繰り返すものである。図4には、リン
グ2が、X方向からY’方向に45度の方向にリングが
伸び、X方向からY’方向に−45度の方向にリングが
縮んだ状態を2XY’、X方向からY’方向に45度の
方向にリングが縮み、X方向からY’方向に−45度の
方向にリングが伸びた状態を2Y’Xとして示した。こ
れを第2の面内振動と呼ぶ。第2の面内振動において
は、X−Y’面内で座標原点からX軸方向に伸びた直線
とリングの交点は振動の節である。振動の節はZ’軸に
対称な位置に4個所ある。第2の面内振動も、リングを
角度方向に走る周期πの横波と見ることもできる。
【0026】次に、第1の面内振動及び第2の面内振動
とコリオリ力の関係について説明する。図3に示す様
に、第1の面内振動を行うリング上の、最も大きく変位
する2つの点、即ち、X軸とリングが交差する点Q1及
び、Y’軸とリングが交差する点Q2に着目する。リン
グがX方向に伸びる運動を行う場合、点Q1はX方向に
速度VXを持つ。この時同時にQY’はY方向に速度−
VY’を持つ。この時リングをZ’の周りに角速度ωで
回転すると、点QXには、速度に直交する方向にコリオ
リ力FCXが働き、点QY’には速度に直交する方向に
コリオリ力FCY’Xが働く。コリオリ力FCX及びコ
リオリ力FCY’は共にリングの接線方向に働き、かつ
その接線方向が反対なので、リングは、例えば全体とし
てX方向からY’方向へ45の方向へ伸びる。この変形
は、第2の面内振動を励起するものである。従って第1
の面内振動が発生しているリングをZ’軸周りに回転す
ると、コリオリ力により第2の面内振動が発生すること
が分かる。この事情は一般に広く知られている。ただ
し、コリオリ力は速度に比例する力なので、第1の面内
振動により引き起こされる第2の面内振動の変位位相
は、90度遅れることに注意しなければならない。
【0027】リングの厚みについて説明する。これまで
説明した第1の面内振動及び第2の面内振動の固有周波
数は、リングの径及び径方向の巾によって決定される。
一方、リングの振動には、リングの面内振動に直交する
方向の横波であるリングの面外振動が存在する。リング
の面外振動の周波数は、リングの径及びリングの厚さに
よって決定される。リングの厚さが上記リングの巾と同
程度の場合は、第1の面内振動又は第2の面内振動の共
振周波数の近傍にリングの面外振動の固有周波数が発生
する危険性がある。また、リングの厚さを薄くしすぎる
と、高次のリングの面外振動の固有周波数が多数発生す
る。したがって、リングの厚さはリングの巾の半分程度
としておくのが望ましい。
【0028】次に、図1を用いて2重リング10の機械
的動作を説明する。予め第1の振動体1に第1の面内振
動を発生させておく。この時、第1の振動体1と第2の
振動体2を結ぶ接合部3〜6は、各々X軸からX−Y’
平面内で45度,135度,225度,315度の方向
で第1の振動体1の振動の節に接合してあるので振動し
ない。従って第2の振動体は静止している。ここで、2
重リング10をZ’軸の周りに角速度ωで回転させる
と、第1の振動体1には、第2の面内振動が発生する。
第2の面内振動では、接合部3〜6は振動の節ではない
ので径方向に振動する。この振動は第2の振動体2に伝
わり、第2の振動体2には第2の面内振動が発生する。
第2の振動体2は、接合部7及び8により、基部9と接
合しているが、接合部7及び8は、各々X軸からX−
Y’平面内で90度,270度の位置で第2の振動体に
接合してあるので,第2の面内振動においては、節の位
置であり、第2の振動体2の振動は基部9に伝わらな
い。従って2重リング10は、振動ジャイロとしての動
作において、支持部からの外部への振動漏れの無い構造
となっている。
【0029】2重リング10は、支持部からの外部への
振動漏れが無いと記した。確かに2重リング20は、リ
ングの面内振動に関しては外部への振動漏れの無い構造
を実現しているが、2重リングを水晶から切り出す方向
によっては、水晶の結晶異方性に依存して、面外へ大き
な漏れ振動が発生する。具体的には、連結部3〜6にか
かる応力の方向から、第1の面内振動を行う場合のみ、
第1の振動部及び第2の振動部が、Y’軸周りに互いに
捻じれる動作となる。この捻じれ動作が存在すると、支
持部から外部へ大きな振動漏れが発生する。
【0030】本実施の形態においては、水晶の結晶の対
称性を考慮して、水晶の結晶軸からX軸周りに2重リン
グの切り出し角度を60度程度回転することでこの問題
を解決している。実際には、水晶の結晶軸のY−Z面内
での回転角を55度以上にすれば、第1の振動部及び第
2の振動部が、Y’軸周りに互いに捻じれる動作は解消
し、支持部の揺れの問題は解決する。ただし、圧電性が
本来の圧電方向からの回転角の余弦となることを考慮す
ると、あまり回転角を大きく採ることは得策ではない。
回転角60度の時で2重リング10の見かけの圧電性
は、本来の半分になる。
【0031】次に、実際の駆動検出方法について説明す
る。図2において、左側に記す第1の振動体1の断面に
は、駆動電極1a,1b,1c,1dの断面が配置さ
れ、右側に記す第1の振動体1の断面には、駆動電極1
e,1f,1g,1hの断面が配置され、左側に記す第
2の振動体2の断面には、検出電極2a,2b,2c,
2dの断面が配置され、右側に記す第2の振動体2の断
面には、検出電極2e,2f,2g,2hの断面が配置
されている。まず、第1の振動体1が例えばY’方向に
縮むと、電極1a近傍がY’方向に伸び、電極1c近傍
がY’方向に縮むが、この時水晶内部では圧電効果によ
り電極1a近傍ではX方向に、また電極1c近傍では−
X方向に電界が発生する。この時電界の向きを考慮する
と電極1a及び1cは同電位で、第1の振動体のリング
の中央より例えば高い電位となる。X方向に見ると、第
1の振動体1のリングの中央付近に配置された電極1b
及び1dは、相対的に電極1a及び1cより低い電位と
なるので、電極1b及び1dと、電極1a及び1cの間
には、電位差が発生する。圧電効果は可逆的なので、電
極1b及び1dと、電極1a及び1cの間に電位差を与
えれば、水晶内部には、これに応じた電界が発生し、第
1の振動体1は屈曲することになる。また、第1の振動
体1が例えばY’方向に縮むと、電極1g近傍がY’方
向に伸び、電極1e近傍がY’方向に縮むが、この時水
晶内部では圧電効果により電極1g近傍ではX方向に、
また電極1e近傍では−X方向に電界が発生する。この
時電界の向きを考慮すると電極1g及び1eは同電位
で、第1の振動体のリングの中央より例えば低い電位と
なる。X方向に見ると、第1の振動体1のリングの中央
付近に配置された電極1f及び1hは、相対的に電極1
g及び1eより高い電位となるので、電極1f及び1h
と、電極1g及び1eの間には、電位差が発生する。圧
電効果は可逆的なので、電極1f及び1hと、電極1g
及び1eの間に電位差を与えれば、水晶内部には、これ
に応じた電界が発生し、第1の振動体1は屈曲すること
になる。これらのことから、例えば電極1a及び1cと
電極1f及び1hの電位を参照として発振条件を超える
増幅率でアンプJGを用いて増幅し、発振条件を満足す
る位相に移相回路JPで整えて電極1b及び1dと電極
1g及び1eに戻すことにより、第1の振動体1の屈曲
に伴う機械的な戻り力と電気的な力の間でエネルギーの
交換が起こり、第1の振動体1を自励発振させることが
できる。この時、第1の振動体1全体で見ると、第1の
面内振動が発生する。この状態で2重リング10全体を
Z’軸の回りに角速度ωで回転させると、2重リング1
0の第1の振動体には、第2の面内振動が発生する。こ
の第2の面内振動により、第2の振動体2の電極2a及
び2gの近傍はY’方向に伸び縮みし、電極2c及び2
eの近傍は電極2a及び2gの近傍と逆相で伸び縮みす
る。例えば、電極2a及び2gの近傍がY’方向に伸び
ている時、第2の振動体2の内部の電極2a及び2gの
近傍では、X方向に電界が発生し、この時電極電極2c
及び2eの近傍はY’方向に縮むので、第2の振動体2
の内部の電極2c及び2eの近傍では、−X方向に電界
が発生する。この時電界の向きを考慮すると電極2a及
び2cは同電位で、第2の振動体のリングの中央より例
えば高い電位となる。X方向に見ると、第2の振動体2
のリングの中央付近に配置された電極2b及び2dは、
相対的に電極2a及び2cより低い電位となるので、電
極2b及び2dと、電極2a及び2cの間には、電位差
が発生する。また電界の向きを考慮すると電極2g及び
2eは同電位で、第2の振動体のリングの中央より例え
ば低い電位となる。X方向に見ると、第2の振動体2の
リングの中央付近に配置された電極2f及び2hは、相
対的に電極2g及び2eより高い電位となるので、電極
2f及び2hと、電極2g及び2eの間には、電位差が
発生する。見方を変えると、例えば電極2a及び2cが
高電位の時電極2f及び2hも高電位であり、この時電
極2g及び2eと電極2b及び2dは低電位であり、電
極2a及び2cが低電位の時電極2f及び2hも低電位
であり、この時電極2g及び2eと電極2b及び2dは
高電位である。コリオリ力は、電極2a,2c,2f及
び2hと、電極2g,2e,2b及び2dの間の電位差
として現れる。
【0032】コリオリ力の検出信号は、電極2a,2
c,2f及び2hを一方の入力信号とし、電極2g,2
e,2b及び2dを他方の入力信号とした、差動バッフ
ァDを経て乗算回路Mに導かれ、面内屈曲振動の発振系
の出力を、コリオリ力が90度遅れて発生するのを補正
する目的で、アンプGの出力を、移相回路P2により9
0度移相し、コンパレータCにより2値化した参照信号
により乗算され、乗算により検波された結果は、更に積
分回路Sにより平滑化され、正確な直流出力として検出
できる。この直流出力はコリオリ力に比例し、コリオリ
力は角速度ωに比例するので、この直流出力により角速
度ωを知ることができる。
【0033】次に2重リング10の第1の面内振動と第
2の面内振動の共振について具体的な数値を用いて説明
する。エッチングで高精度に製作された2重リング10
は、駆動モードである第1の面内振動のQ値は5万程度
になり、また検出モードとなる第2の面内振動のQ値も
5万程度ある。共振周波数を10kHzで設計すると、
検出側のQ値が高すぎるので、第1の面内振動と第2の
面内振動の共振周波数を一致させる共振型で設計を行う
と応答性が極めて悪くなり、実用的でない。本実施の形
態においては、第1の面内振動と第2の面内振動の共振
周波数の差を30000PPM程度とし、位相検波によ
り直流化することにより、100Hz以上の応答性を得
ている。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よる振動ジャイロは、Q値の高い水晶を用い、2重リン
グ型の構成を採り、駆動リングの振動の節を検出リング
に接続し、検出リングの振動の節を支持部に接続する構
成を採用し、更に水晶のカット角を調整することによ
り、駆動及び検出の双方の振動に対して支持部の揺れが
全く無く、駆動と検出の振動の固有周波数を離すことに
より、応答性の劣化を防ぎ、安定して精度の良い角度検
出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である2重リング型の振動
ジャイロの外観を示し、以後説明に用いる座標を示し、
電極の一部を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態である2重リングの大円の
断面を示し,回路ブロック及び配線を示す模式図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態であるリング型振動体の駆
動振動を示す動作説明図である。
【図4】本発明の実施の形態であるリング型振動体の駆
動振動を示す動作説明図である。
【図5】従来の音叉型の水晶ジャイロの外観を示し、座
標を示し、電極の一部を示し、異方性結晶の回転方向を
示す斜視図である。
【図6】従来の音叉型水晶ジャイロの、足の断面及び駆
動検出回路の配線模式図である。
【図7】本発明の異方性結晶の回転方向を示す座標系の
斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h 電
極 2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h 電
極 1 第1の振動体 1X 変形した第1の振動体 1Y’ 変形した第1の振動体 2 第2の振動体 2XY’ 変形した第2の振動体 2Y’X 変形した第2の振動体 3〜6 接続部 7,8 接続部 9 支持部 10 2重リング型の振動ジャイロ C コンパレータ D 差動バッファ G アンプ M 乗算回路 P ,P2 移相回路 S 積分回路 FCX コリオリ力 FCY コリオリ力 QX 点 QY’ 点 VX 速度 ―VY’ 速度 J1〜J8 電極 J10 音叉型振動体 J11 第1の足 J12 第2の足 J15 基部 JC コンパレータ JD 差動バッファ JG アンプ JM 乗算回路 JP ,JP2 移相回路 JS 積分回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振用の電極を有する第1の振動子と、
    角速度検出用の電極を有する第2の振動子と、支持部
    と、 第1の振動子振動の節と第2の振動子とを接続する第1
    の接合部と、第2の振動子と支持部とを接続する第2の
    接続部とからなり、 第1,第2の振動子と支持部と第1,第2の接続部とが
    略一定の厚さの平面構造を為し、第1の振動子と第2の
    振動子はいずれも共通の中心点に対して点対称の形状を
    有し、第1の振動子と第2の振動子が同心のリング状に
    形成されており、全ての構成要素が水晶により一体に形
    成される角速度検出素子において、 水晶の結晶軸のY−Z面内での回転角を55度以上にし
    たことを特徴とする振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の振動ジャイロであっ
    て、第1の振動子と第2の振動子の共振周波数の差を3
    0000PPM以上としたことを特徴とする振動ジャイ
    ロ。
JP29703099A 1999-10-19 1999-10-19 振動ジャイロ Pending JP2001116552A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29703099A JP2001116552A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 振動ジャイロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29703099A JP2001116552A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 振動ジャイロ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001116552A true JP2001116552A (ja) 2001-04-27

Family

ID=17841325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29703099A Pending JP2001116552A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 振動ジャイロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001116552A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1529195A1 (en) * 2002-08-12 2005-05-11 The Boeing Company Isolated planar gyroscope with internal radial sensing and actuation
CN102853825A (zh) * 2011-06-28 2013-01-02 株式会社电装 角速度传感器
CN109870154A (zh) * 2019-03-26 2019-06-11 中国民航大学 一种提高环型振动陀螺仪检测精度的方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1529195A1 (en) * 2002-08-12 2005-05-11 The Boeing Company Isolated planar gyroscope with internal radial sensing and actuation
JP2005535889A (ja) * 2002-08-12 2005-11-24 ザ・ボーイング・カンパニー 内部径方向検知およびアクチュエーションを備える分離型平面ジャイロスコープ
JP4698221B2 (ja) * 2002-08-12 2011-06-08 ザ・ボーイング・カンパニー 内部径方向検知およびアクチュエーションを備える分離型平面ジャイロスコープ
EP1529195B1 (en) * 2002-08-12 2017-10-04 The Boeing Company Isolated planar gyroscope with internal radial sensing and actuation
CN102853825A (zh) * 2011-06-28 2013-01-02 株式会社电装 角速度传感器
US8794069B2 (en) 2011-06-28 2014-08-05 Denso Corporation Angular velocity sensor
CN109870154A (zh) * 2019-03-26 2019-06-11 中国民航大学 一种提高环型振动陀螺仪检测精度的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3973742B2 (ja) 振動型ジャイロスコープ
JP4068370B2 (ja) 振動ジャイロ
JP3421720B2 (ja) 角速度検出回路
JPH10160483A (ja) レートセンサ
JPH08278146A (ja) 振動ジャイロ
JPH11325917A (ja) 振動子、振動型ジャイロスコ―プ、直線加速度計および回転角速度の測定方法
US6201341B1 (en) Vibrator for detecting angular velocities about two axes and vibrating gyroscope having the same
JP4668441B2 (ja) 振動ジャイロ
JP2001116552A (ja) 振動ジャイロ
JP2001194148A (ja) 振動ジャイロ
JPH11304494A (ja) 振動ジャイロ及びその使用方法
JP4440682B2 (ja) 振動ジャイロ
JP4641107B2 (ja) 振動ジャイロ
JPH10318756A (ja) 振動ジャイロ
JP2000180466A (ja) 直線加速度計
US7571648B2 (en) Piezoelectric vibration angular velocity sensor
JP2008175679A (ja) 振動ジャイロ
JPH09113279A (ja) 振動ジャイロ
JP2001241953A (ja) 振動ジャイロ
JPH08136267A (ja) 振動ジャイロ
JP2536151B2 (ja) 振動ジャイロ
JP2000213940A (ja) 圧電ジャイロ、圧電ジャイロの駆動方法、圧電ジャイロの検出方法及び圧電ジャイロの機械結合の評価方法
JPH07167662A (ja) 検出回路
JPH06117862A (ja) 振動子
JPH10206162A (ja) 振動ジャイロセンサー