JP2001115796A - トンネル埋戻し装置 - Google Patents
トンネル埋戻し装置Info
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- JP2001115796A JP2001115796A JP29574799A JP29574799A JP2001115796A JP 2001115796 A JP2001115796 A JP 2001115796A JP 29574799 A JP29574799 A JP 29574799A JP 29574799 A JP29574799 A JP 29574799A JP 2001115796 A JP2001115796 A JP 2001115796A
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Abstract
を防止する。 【解決手段】既設のトンネル構造物Aを撤去しながらト
ンネルEの埋め戻しを行う装置である。地山Bの崩落を
防止する外筒11と、先端にカッタヘッド7を備えた中
筒12と、装置内外を遮蔽する内筒13により三重筒状
の前胴2を形成する。中筒12と内筒13の間の隙間を
利用して泥水室26を形成し、内筒13の外周面と中筒
12の内周面に周方向の仕切壁60,61を設け、且
つ、該仕切壁の上部に送泥用開口部を設けるとともに下
部に排泥用開口部62を設ける。
Description
用して、既存のトンネル構造物を撤去しながらトンネル
の埋め戻しを行うトンネル埋戻し装置に関するものであ
る。
なかったため、新たなトンネルの構築に際して、別の既
設のトンネルが障害となることがほとんどなかった。
トンネルを構築すべき領域に使用されなくなった古いト
ンネルが存在する場合がある。このような不要なトンネ
ルが存在する領域において、新たなトンネルをシールド
掘進機などによって構築する場合、新たに構築するトン
ネルが不要な古いトンネルと交差する場合には、新たな
トンネルの構築に先立って古い不要なトンネルを埋め戻
しておくことが必要である。
下水用のトンネルを撤去する場合は、トンネルの内面を
形成している2次覆工を除去した後、1次覆工と地山の
間に充填されている裏込材を外筒の先端部に設けられて
いるカッタで1ピッチずつ掘削し、裏込材が取り除かれ
たセグメントを順に解体除去する一方、セグメントを取
り除いた後のトンネル(空洞部)に土砂を埋め戻すこと
が行われている。
は、カッタによって掘削された裏込材や地山などの掘削
土が混じった泥水の通路が狭くて長いため、掘削土が詰
まり易いという問題がある。
の問題を解消するものであり、その目的とするところ
は、カッタによって掘削された掘削土が混じった泥水の
通路の閉塞を防止するようにしたトンネル埋戻し装置を
提供することにある。
め、本発明に係るトンネル埋戻し装置は、既設のトンネ
ル構造物を撤去しながらトンネルの埋め戻しを行う装置
であって、地山の崩落を防止する外筒と、先端にカッタ
ヘッドを備えた中筒と、装置内外を遮蔽する内筒により
三重筒状の前胴を形成し、中筒と内筒の間の隙間を利用
して泥水室を形成し、内筒の外周面と中筒の内周面に周
方向の仕切壁を設け、且つ、該仕切壁の上部に送泥用開
口部を設けるとともに下部に排泥用開口部を設けたこと
を特徴としている。
び排泥用開口部を有する仕切壁によって仕切ることによ
り、泥水の循環および掘削土が混じった泥水の排出が促
進され、掘削土が泥水室内で詰まることが少なくなる。
中筒の内周面に複数のかき上げ部材を設けたため、掘削
土が混じった泥水がかき上げ部材によって積極的に攪拌
される一方、掘削土が混じった泥水の排出が一層促進さ
れる。
口部の前方にアジテータを設けたので、掘削土が混じっ
た泥水がアジテータによって排泥用開口部の方に送出さ
れ、泥水室の閉塞を防止できる。
設のトンネル構造物を撤去しながらトンネルの埋め戻し
を行う装置であって、地山の崩落を防止する外筒と、先
端にカッタヘッドを備えた中筒と、装置内外を遮蔽する
内筒により三重筒状の前胴を形成し、中筒と内筒の間の
隙間を利用して泥水室を形成し、且つ、中筒の内周面に
らせん状の泥土送り手段を設けたことを特徴としてい
る。
土送り手段を設けたことにより、掘削土が混じった泥水
が排泥管の方に積極的に送出され、狭くて長い泥水室で
も泥土の沈降を防止できる。
の形態について説明する。
は、既存のトンネル構造物Aの外径より、若干、大きな
内径を有する前胴2および前胴2の最外部を形成してい
る外筒11の後部に摺動可能に嵌合させた後胴3から形
成されている。そして、後胴3は、前胴2に設けた油圧
シリンダ4によって前後に摺動されるようになってい
る。後胴3は、筒体5および隔壁6から形成され、隔壁
6によって筒体5の後端部が密閉されている。
の三つの筒が三重になっており、外筒11によって地山
(不図示)の崩落を防止するようになっている。中筒1
2は、外筒11の内側に回転可能に設けられており、そ
の先端にカッタヘッド7を備えている。カッタヘッド7
は、図3に示すように、円環状に形成され、ローラーカ
ッタ8およびメインビット群9などが設けられている。
に所定の間隔を設けて一対のメインビット群9を備える
とともに、図中、上段側に位置しているメインビット群
9,9間に外側余掘装置10を備え、下段側に位置して
いるメインビット群9,9間に内側余掘装置14を備え
ている。
ッタ15の突出長を調節することにより余掘り代を調整
できるようになっている。また、内側余掘装置14は、
図4に示すように、コピーカッタ15に既存のセグメン
トCの外周面に向けて高圧水を噴射するジェット水吐出
口16aを備えている。
既存のセグメントCの外周面に向けて高圧水を噴射する
ジェット水吐出口16bを備え、内筒13もその内側に
同様のジェット水吐出口16cを備えている。
の支持部材18によって支持されている。そして、支持
部材18の後端面に取り付けた環状の内歯歯車19に
は、ピニオン20が噛合しており、ピニオン20が回転
すると、内歯歯車19と一緒に中筒12が回転するよう
になっている。ピニオン20は、外筒11の内部を仕切
っている隔壁21に取り付けられているカッタ駆動モー
タ22の回転軸に設けられている。
た中空の固定管23は、隔壁21に固定されている。ま
た、図2に示すように、中筒12の内側に設けられてい
る内筒13は、固定管23に取り付けた前後二つの支持
盤24,25によって支持されている。そして、中筒1
2と内筒13の間の隙間を利用して泥水室26が形成さ
れている。
結させた掘進用連結パイプ27の中に送泥管28および
排泥管29を通している。送泥管28は、内筒13の天
井部に固定され、泥水室26に連通している。一方、排
泥管29は、内筒13の底部に固定され、泥水室26に
連通している。
ビット群9が設けられているカッターヘッド7の部位に
開口している開口部30に連通している。また、図1に
示すように、掘進用連結パイプ27および固定管23の
中に埋戻し用土砂を移送する移送管31が通され、その
先端部は、後胴部3の隔壁6に取り付けられている。
装置が三重に設けられている。具体的に説明すると、図
2に示すように、第1,第2の止水装置32は、内筒1
3の内側に前後2段に設けられている。各止水装置32
は、環状のバネ鋼入りゴムパッキン33の環状の前縁部
を内筒13の内側に固定し、その環状の自由縁部が既存
のセグメントCの外周面に接触するようになっている。
このバネ鋼入りゴムパッキン33の内側に可撓性の環状
の押圧膜34が設けられ、押圧膜34で仕切られた環状
のチャンバ35に細管36を通って空気又は水が、常
時、加圧注入され、環状のバネ鋼入りゴムパッキン33
の自由縁部を既存のセグメントCの外周面に押圧するよ
うになっている。
ように、セグメントCの端面に対向するように設置され
ている。第3の止水装置37は、円弧状のスプレッダ3
8の前面に止水用パッド39を有するとともに、スプレ
ッダ38の背面に固定されているリブ40にラジアル方
向摺動シール41を備えている。スプレッダ38は、支
持盤24に取り付けられている油圧シリンダ42のロッ
ド部に取り付けられている。また、図5に示すように、
隣接するスプレッダ38どうしは、周方向止水シール4
3によって連結されている。周方向止水シール43は、
スプレッダ38の背面に取り付けられている。
結した掘進用連結パイプ27にグリッパー装置45が摺
動可能に嵌合されている。グリッパー装置45は、その
前方に位置して連結パイプ27に設置したシールドジャ
ッキ兼逆進ジャッキ(以下、ジャッキと称する)46の
ロッド部に連結されている。
は、連結パイプ摺動用ホルダ47から放射状に設けた4
本の腕部48を有している。また、図7に示すように、
各腕部48の自由端にグリップシュー角度調整用ユニバ
ーサルジョイント49を介してグリップシュー50が取
り付けられている。また、各腕部48の基部には、埋戻
し装置方向調整時用球面軸受51が設けられている。ま
た、各腕部48には、前後一対のグリッパージャッキ5
2,53が設けられている。また、グリップシュー50
には、反力受爪54が前後一対、設けられている。
に磁気式クリアランス測定器44を設置し、内筒13と
セグメントC間のクリアランスを測定するようになって
いる。この磁気式クリアランス測定器44は、内筒13
の周方向に4個、等間隔に設けられている。そして、4
本の腕部48の長さを調整して、通常、内筒13とセグ
メントC間のクリアランスを一定に保持するようになっ
ている。また、図1に示すように、支持盤24の前方に
公知のエレクタ56が配設されている。
5の4本の腕部48を伸ばしてグリッパー装置45を既
存のセグメントCに固定した後、第3の止水装置37の
スプレッダ38を既存のセグメントCの後端面に押し付
け、更に、送泥管28から泥水室26に泥水aを供給す
ると共に、吐出口16bおよび16cから高圧水を噴射
する。
中筒12およびカッターヘッド7を回転させた後、ジャ
ッキ46のロッド部を伸ばして前胴2を既存のセグメン
トCの前方に向かって前進させると、既存のセグメント
Cの外側の裏込材Dおよび地山Bがカッターヘッド7に
設けたローラーカッタ8やメインビット群(不図示)な
どによって掘削される。
地下水や泥水aなどと一緒にカッターヘッド7に設けた
開口部(不図示)から泥水室26に導入された後、掘削
土が混じった泥水bとなって排泥管29から機外に排出
される。泥水室26は、泥水室26を形成している中筒
12と内筒13の間の隙間が狭いうえ、前後方向に長い
ため、掘削土が混じった泥水bが詰まらないようにする
必要がある。なお、図8中、符号C1はセグメントの端
板、Eはトンネル、Fは土砂を示している。
周面に周方向の仕切壁60を設けるとともに、中筒12
の内周面に一対の周方向の仕切壁61,61を設けて前
胴2の前方に泥水室26を形成する。仕切壁61,61
は、仕切壁60を挟むように、その前後に設けられてい
る。また、図10に示すように、仕切壁60の下部に排
泥用開口部62を備える一方、仕切壁60の上部に送泥
用開口部(図示せず)を備えている。排泥用開口部62
には、通路63を介して排泥管29が連通している。更
に、仕切壁60の前方に位置して複数のかき上げ部材6
4を設けている。かき上げ部材64は、立方体形に形成
され、中筒12の内周面に一定の間隔で取り付けられて
いる。
給された泥水aは、仕切壁上部の送泥用開口部(図示せ
ず)を通って泥水室26に流出し、ローラーカッタ8や
メインビット群(不図示)などによって掘削された掘削
土は、カッターヘッド7に設けた開口部(不図示)から
泥水室26に導入される。そして、掘削土が混じった泥
水bは、中筒12の内周面に取り付けたかき上げ部材6
4によって攪拌され、仕切壁60の下部にある排泥用開
口部62から通路63に流入し、更に、排泥管29を通
って機外に排出される。
上げ部材64を設けた場合について説明したが、図11
および図12に示すように、かき上げ部材64の代わり
に、排泥用開口部62に左右一つのアジテータ67を設
置し、掘削土が混じった泥水bを排泥用開口部62から
通路63に積極的に排出するようにしてもよい。なお、
図中、68は駆動モータ、69は胴部を示している。
壁面にらせん状のプレート70を設けてもよい。このプ
レート70は、固定物の挟み込みを防ぐため、不連続に
設けられている。
水aが供給され、カッターヘッド7に設けた開口部(不
図示)から泥水室26に掘削土が導入されるため、掘削
土が混じった泥水は、中筒12の内周面に設けたらせん
状のプレート70によって攪拌され、送泥管29から機
外に排出される。なお、その他の部位については、第1
の実施形態の装置と同じ部品に同じ符号を付して詳しい
説明を省略した。
用開口部および排泥用開口部を有する仕切壁によって仕
切ったので、泥水の循環および掘削土が混じった泥水の
排出が促進される。そのため、掘削土が混じった泥水が
泥水室内で詰まることが少なくなった。
中筒の内周面に複数のかき上げ部材を設けたため、掘削
土が混じった泥水がかき上げ部材によって積極的に攪拌
される一方、掘削土が混じった泥水の排出が一層促進さ
れるようになった。
口部の前方にアジテータを設けたので、掘削土が混じっ
た泥水がアジテータによって排泥用開口部の方に送出さ
れ、泥水室の閉塞を防止できるようになった。
の泥土送り手段を設けたので、掘削土が混じった泥水が
排泥管の方に積極的に送出され、狭くて長い泥水室でも
掘削土が混じった泥水の沈降を防止できるようになっ
た。
る。
る。
である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 既設のトンネル構造物を撤去しながらト
ンネルの埋め戻しを行う装置であって、地山の崩落を防
止する外筒と、先端にカッタヘッドを備えた中筒と、装
置内外を遮蔽する内筒により三重筒状の前胴を形成し、
中筒と内筒の間の隙間を利用して泥水室を形成し、内筒
の外周面と中筒の内周面に周方向の仕切壁を設け、且
つ、該仕切壁の上部に送泥用開口部を設けるとともに下
部に排泥用開口部を設けたことを特徴とするトンネル埋
戻し装置。 - 【請求項2】 前記仕切壁の前方に位置して中筒の内周
面に複数のかき上げ部材を設けた請求項1記載のトンネ
ル埋戻し装置。 - 【請求項3】 前記仕切壁に設けた排泥用開口部の前方
にアジテータを設けた請求項1記載のトンネル埋戻し装
置。 - 【請求項4】 既設のトンネル構造物を撤去しながらト
ンネルの埋め戻しを行う装置であって、地山の崩落を防
止する外筒と、先端にカッタヘッドを備えた中筒と、装
置内外を遮蔽する内筒により三重筒状の前胴を形成し、
中筒と内筒の間の隙間を利用して泥水室を形成し、且
つ、中筒の内周面にらせん状の泥土送り手段を設けたこ
とを特徴とするトンネル埋戻し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29574799A JP4270355B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | トンネル埋戻し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29574799A JP4270355B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | トンネル埋戻し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001115796A true JP2001115796A (ja) | 2001-04-24 |
JP4270355B2 JP4270355B2 (ja) | 2009-05-27 |
Family
ID=17824649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29574799A Expired - Fee Related JP4270355B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | トンネル埋戻し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4270355B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101566072B (zh) * | 2009-05-22 | 2011-05-11 | 中国矿业大学 | 一种充填采煤的大垂深固体投料系统及工艺 |
JP2014227695A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 三井住友建設株式会社 | シールド掘進機 |
CN116085036A (zh) * | 2023-02-28 | 2023-05-09 | 通用技术集团工程设计有限公司 | 一种煤矿采空区用填充装置 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29574799A patent/JP4270355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101566072B (zh) * | 2009-05-22 | 2011-05-11 | 中国矿业大学 | 一种充填采煤的大垂深固体投料系统及工艺 |
JP2014227695A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 三井住友建設株式会社 | シールド掘進機 |
CN116085036A (zh) * | 2023-02-28 | 2023-05-09 | 通用技术集团工程设计有限公司 | 一种煤矿采空区用填充装置 |
CN116085036B (zh) * | 2023-02-28 | 2023-08-15 | 通用技术集团工程设计有限公司 | 一种煤矿采空区用填充装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4270355B2 (ja) | 2009-05-27 |
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