JP2001115691A - 抜差し型扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

抜差し型扉用ロックハンドル装置

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JP2001115691A JP32736299A JP32736299A JP2001115691A JP 2001115691 A JP2001115691 A JP 2001115691A JP 32736299 A JP32736299 A JP 32736299A JP 32736299 A JP32736299 A JP 32736299A JP 2001115691 A JP2001115691 A JP 2001115691A
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rotating shaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の操作ハンドルを用いない限り、極めて
開け難く、丈夫な抜差し型扉用ロックハンドル装置を提
供する。 【解決手段】 固定本体2に設けた回転軸10の外端部
分をスプライン軸部12とし、これとかみ合うシャッタ
ー40が設けてある。スプライン溝の数は3乃至5個と
してある。このシャッター40の外周のフランジを覆う
リング状のカバー50がコテイ本体2に固定してある。
シャッター40は内方からカバー50に弾発的に付勢し
てある。スプライン軸部12とシャッター40に嵌合・
離脱可能な操作ハンドル70を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は閉扉に閉蓋施錠状
態では操作ハンドルを固定本体から抜き取れる抜き差し
型扉用ロックハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 この種の装置としては、本件出願人が
先に開発した特許第2820660号公報記載のもの
が、知られている。この装置の特徴概要とするところ
は、操作ハンドルを施錠位置と開錠位置の双方で固定本
体から離反でき、かつ、施錠位置においては、掛合板を
回動させる回転軸が外部から回転し難いようにしたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 前記の先行技術のも
のも、市場において一応の評価は得ているが、本発明の
目的は、これを改良して、回転軸の外体部を更に堅牢に
するとともに、操作ハンドルの回転操作に当たって大き
な駆動力を得ることが可能であり、また、操作ハンドル
が施錠状態となったとき、クリック機構が掛合して、ロ
ックされた否かがハンドルに感触として伝わるようにし
た、抜差し型扉用ロックハンドル装置を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記の課題を解決する
ために、本発明の抜差し型扉用ロックハンドル装置は、
扉、蓋など1に固着される固定本体2に貫通する回転軸
10を回転可能から軸方向に移動不能に装備してあり、
この回転軸10の内端部には掛合板17が固着可能とし
てあるものにおいて、前記固定本体2の外側面から外方
に突出する前記回転軸10の外周面には、断面半円弧で
あって、軸方向の溝11が3乃至5箇の形成してあるス
プライン軸部12としてあり、このスプライン軸部12
には、これと回動不能に嵌合するスプライン孔を有する
リング板状のシャッター40がスプライン軸12に対し
て、軸方向に摺動可能に設けてあり、このシャター40
の円周部の外面寄りには180゜位相を異にし半径方向
に張り出した一対の突起44が、また背面寄り位置には
フランジ42が形成してあり、前記固定本体2の外側に
は、前記シャッター40の前記フランジ42を覆うリン
グ状のカバー50が固着してあり、前記シャッター40
は、常時バネ43により、カバー50の内面に押圧付勢
してシャッター40外面と前記回転軸10の外端面13
と概ね面一になる形状としてあり、前記回転軸10と固
定本体2は前記回転軸10が施錠位置と完全開錠の回転
ストロークの終端において、クリック機構のクリック窪
み20に嵌合可能としてあり、前記回転軸10とシャッ
ター40の少なくとも一方の部材と回転不能に嵌合離反
可能な端面を有し、且つハンドル軸71を有する操作ハ
ンドル70は、前記シャッター40と共にこれらを内方
に押し込んだとき、前記操作ハンドル70は回転軸10
とシャッター40のうちの一つと嵌合し、これらと共に
回動可能としてあり、かつ前記操作ハンドル70は回転
軸10が施錠位相において、回転軸10及びシャッター
40と離反可能としてある。
【0005】また前記の課題を解決するために、本発明
の抜差し型扉用ロックハンドル装置では、前記リング状
のカバー50の内周縁51から外方に、直径方向の切欠
溝52をカバー50の表裏に貫通して設けてあり、前記
シャッター40の外面寄りには前記切欠溝52と嵌合・
離反可能な突起44が設けてことが好ましい。
【0006】また前記の課題を解決するために、本発明
の抜差し型扉用ロックハンドル装置では、前記操作ハン
ドル70のハンドル軸71の先端部分には、前記カバー
50の切欠溝52を前後に通過可能であり、カバー50
の内面を回転摺動する第2突起72が設けてあることが
好ましい。
【0007】また前記の課題を解決するために、本発明
の抜差し型扉用ロックハンドル装置では、前記操作ハン
ドル70にT字型の握り柄80を設けることが好まし
い。
【0008】発明の作用 請求項1記載の発明において、回転軸10の後端に取り
付けてある掛合板17が、扉、蓋など1のある固定開口
部側に掛合しているとし、操作ハンドル70は、前記の
シャッター40から完全に離反している状態とする。こ
の状態において、前記シャッター40の外面と回転軸1
0の外端面13とが概ね面一になっているから、前記回
転軸10はシャッター40を奥に押し込まない限り掴む
ことはできないし、仮に押し込んだとしても、前記スプ
ライン軸部12の溝11は3乃至5の奇数であるから、
ちょうど180゜異なるところには溝11がなく、ペン
チヤプライヤーで挟持しようとしても、これらがスプラ
イン軸12から滑り、外れて掴み難く、ましてや、回動
することは殆ど不可能である。またシャッター40に設
けた孔乃至窪み41は、前記のペンチやプライヤーで挟
持することはできない。
【0009】先ず、前記の施錠を開くには、操作ハンド
ル70のハンドル軸71の端部を回転軸10とシャッタ
ー40との少なくとも一方と嵌合させ、シャッター40
をその弾発力に抗して押し込み、開錠方向に操作ハンド
ル70をそのハンドル軸71周りに回動させると、回転
軸10も共に回転し掛合板17も共に回動を開始する。
しかして、クリック機構が外れ、回転軸10は更に回転
し、遂には掛合板17がその受部から外れ開錠状態とな
る。そして、ハンドル軸71を更に回動させ、その回動
ストロークの終端に達すると回転軸10の反対側のクリ
ック溝乃至窪み15にクリックボール4が4が嵌め込
み、その感触が手に伝えられる。
【0010】次にこの扉用ロックハンドル装置を閉じる
には、扉、蓋など1を閉じ、操作ハンドル70をそのハ
ンドル軸71周りに、前とは遂に回動すると、回転軸1
0はクリック機構から一旦外れ、回転軸10と共に掛合
板17は施錠方向に回転し、掛合板17は遂に施錠状態
となり、更に回動するとクリック機構が係合し、施錠状
態となった事が手に感触として伝わり、その後操作ハン
ドル70を抜き取る。しかして、施錠状態に戻る。
【0011】このように、この請求項1記載の発明にお
いては、操作ハンドル70が外れているとき、即ち施錠
状態においては、回転軸10を不法にペンチやプライヤ
ーで回動させようとしても、回動は殆ど不可能となり、
また、操作ハンドル70をシャッター40に掛合させて
掛合板17の掛合および外し、回動ストロークの終端に
おいて回動軸10はクリック機構に嵌り、安定し、掛合
板自体に開く力が作用したとしても、紊りに回転軸10
は回動しない作用をなす。
【0012】請求項2記載の発明においては前述の通り
の構成しているから請求項1の作用の外、操作ハンドル
70をカバー50から抜き取ると、シャッター40はバ
ネ43の反発力により外方に押し出されて、その突起4
4がカバー50の切欠溝52に嵌め込み、一種のクラッ
チとなり、回転軸10は確実に固定され、仮に掛合板1
7に外力が加えられたとしても、これが固定枠の受け座
から外れることがなく、誤って、扉や蓋1が開くことは
ないし、不法に掛合板17を開けようとする外力が加え
られたとしても回転軸10は回動しない作用をなす。
【0013】請求項3記載の発明においては、請求項1
及び2記載の作用の外、操作ハンドル70にも第2突起
72が設けて、前記の通りの構成としたから、この突起
72がカバー50の切欠溝52を通過することによっ
て。シャッター40を確実にカバー50内に押し込み、
前記第2突起72がカバー50内面を摺動し、操作ハン
ドル70と共に回動できる作用がある。
【0014】請求項4記載の発明においては、請求項1
、2及び3記載の作用の外、操作ハンドル70の外周
面76にT字型の柄を形成することで、操作ハンドル7
0に操作ハンドル軸71回りに大きな駆動力をかけるこ
とが容易に行えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1乃至図5に示すものであり、すべての請求項を含む
実施の形態である。図において、扉・蓋など1に固定す
る固定本体2の中心部に前後方向に貫通して回転軸10
がその軸線周りに回転可能であり、軸方向には移動不能
に装備してある。この回転軸10の内端部の角軸16に
は掛合板17が嵌合させて固定ボルト18及びスプリン
グワッシャ19によって着脱可能としてある。この固定
本体2の外面に突出する前記回転軸10の外周面は、軸
方向に断面円弧の溝11が、3本又は5本の奇数本刻設
して断面梅花乃至桜花様のスプライン軸部12としてあ
る。
【0016】このスプライン軸部12には、これとちょ
うど嵌合し、軸方向に摺動可能なスプライン孔45を有
するシャッター40が設けてあり、またこの外面には後
述の操作ハンドル70のハンドル軸71の端面に設けた
数個の第2突起72が掛合する孔乃至窪み41が前記ス
プライン孔45の周りに等角間隔に設けてある。またシ
ャッター40の外周部の背面寄り位置には、フランジ4
2が略全周に突設してある。またシャッター40の外周
部であり、前記フランジ42の全面には半径方向に18
0゜位相を異にして一対のクラッチ間の突起44が一対
に成形してある。
【0017】前記固定本体2の外周部には、前記シャッ
ター40のフランジ42部分を完全に覆うリング状のカ
バー50が、前記固定本体2の裏側より貫通する数本の
第2ボルト53によって前記固定体2に固定してある。
前述のシャッター40は、前記固定本体2との間に回転
軸10の外周を巻くように設けたバネ43によって、常
時シャッター40をカバー50の内面に押し付けるよう
弾発的に付勢させてある。カバー50の内周縁51は、
操作ハンドル軸71の先端部が挿入できる形状であり、
180゜位相を異にして、切欠溝52が半径方向に設け
てある。この切欠溝52の内側の一側縁には内方に向け
軸方向に突出したストッパー54が設けてある。
【0018】前記回転軸10の外周面14の一部には約
150゜の間隔角をおいて、クリック窪み20が2 組設
けてあり、図示の例においては2箇づつ、約30゜連続
した周方向に長いクリック窪み20にしてある。このク
リック窪み20にはクリックボール4がコイルバネ5に
よって、常時クリック窪み20にクリツクボール4が押
し込まれるように付勢してある。前記コイルバネ5は、
固定本体2の中に設けられたコイルバネ5の収納溝6に
納められ,収納溝6には、バネ蓋7が嵌め込まれてい
る。
【0019】その他、図中8は固定本体2の背面に設け
た位置決め突起であり、扉1などに本体通し孔及び位置
決め孔を設けて、固定本体2を通し,図示の大きなナッ
ト9で固定する。操作ハンドル70は図1及び図5に示
す通り、そのハンドル軸71の先端面73の断面形状
は、前記カバー50の内周縁51に嵌合、抜去可能な形
状であり、更に先端面73には前記回転軸10のスプラ
イン軸部12が嵌合できるスプライン窪み74と、シャ
ッター40の複数箇の孔乃至窪み41と嵌合抜去可能な
複数箇の掛合突起75が設けてある。
【0020】また先端面73が前記カバー50の内周縁
51と嵌合する外周面76には、切欠溝52を通過可能
な第2突起72が半径方向に180゜位相を異にして一
対設けてある。更に、この第2突起72は前記のカバー
50の内面に添って摺動可能なハンドル軸71方向の厚
みが形成してあり、またハンドル軸71が、カバー50
内でその軸線周りに回動させるとき、操作ハンドル70
がより安定するように、カバー50の外面と摺動可能な
ハンドルフランジ77が設けてある。ハンドル軸71の
後端寄側の外周面76には例えばリング形、レバー型の
ハンドルが着脱可能に設ける場合もあるが、前記ハンド
ル軸71を外周面76にローレット加工などの滑り止め
面としてもよいし、角軸として図示してない輪型ハンド
ル又はレバー型ハンドルを嵌合する場合もあり、その構
造に限定はない。T字型の握り柄80は、操作ハンドル
70のハンドル軸部71と同軸に配置される脚部83
と、脚部83の先端に脚部83と直角に連結されて一対
のアーム部81,82とで構成されている。パイプより
なる脚部83の基端部にはハンドル軸部71が嵌め込ま
れ、溶接やロックピン、ロックビスなどの適当な手段に
よって固着されている。操作ハンドル70と握り柄80
を最初から一体物に作製することもできる。
【0021】実施の形態1の作用及び効果 先ず、回転軸10に固着してある掛合板17は相手方の
固定枠(図示してない)に掛合し、扉、蓋など1は閉じ
ているものとする。このとき、クリック機構のクリック
ボール4はクリック窪み15にコイルスプリング5によ
って押圧されて、嵌合し、掛合板17はロック状態で安
定している。更に操作ハンドル70は固定本体2と一体
にしてあるカバー50部から完全に抜き取られ、シャッ
ター40はバネ43により外方に押し出され、その円周
部の突起44はカバー50の切欠溝52に嵌合し、一種
のクラッチ状態となり、シャッター40の内周面のスプ
ライン孔45は、回転軸10のスプライン軸部12と嵌
合しているから、結局のところ前記掛合板17は完璧な
までに、その位置に固定され、掛合板17にロックを外
すそうとする外力が加えられたとしても、これは回動で
きない。
【0022】この状態のとき、前記シャッター40の外
面と、回転軸10の外端面13とは概ね面一となってい
るからスプライン軸部12を外部からペンチやプライヤ
ーで挟持することはできないし、スプライン軸部12の
溝11の数が3又は5箇の奇数箇であるから、180゜
異なるところに溝がなく、前記のペンチやプライヤーで
挟んだとしても滑りこれらとは掛合できず、回転軸10
を不法に回転させることはできないか極めて困難であ
る。
【0023】次に掛合板17を外すには、操作ハンドル
70を用い、この先端面73をカバーの内周縁510に
合わせ、ハンドル軸71の第2突起72の位相とカバー
の切欠溝52の位相を合せ、ハンドル軸71をシャッタ
ー40と共にバネ43の反発力に抗して、ハンドルフラ
ンジ77がカバー50の外面に当接するまで押し込む。
【0024】このようにすると、ハンドル軸71のスプ
ライン窪み74は完全にスプライン軸部12に嵌合す
る。また、ロックハンドル軸71の先端面の掛合突起7
5もシャッター40の孔乃至窪み41に嵌合する。しか
して、操作ハンドル軸71をカバー50内面に設けたス
トッパー54とは反対方向にその軸線周りに回動させる
と、回転軸10及び掛合板17も共に回動を開始する。
【0025】先ず、クリック機構である回転軸10のク
リック窪み15からクリックボール4が外れ、クリック
ボール4は回転軸10の外周面を転動し、次第に掛合板
17は開錠方向に回動し、遂には開錠する。これと略同
時乃至1〜2゜回転軸10が回転したところで、解除位
置に設けてあるもうひとつのクリック機構のクリック窪
み15にクリックボール4が嵌まり込む。このように、
この回転軸10は掛合板17の掛合位置と解除位置の2
箇所、つまり回転往復動ストロークの両終端位置におい
て、前記クリック機構に嵌め込む作用をなし、操作ハン
ドル70への感触として伝えられる。
【0026】この実施の形態においては、カバー50の
内面に設けた一対のストッパー54により、操作ハンド
ル70のハンドル軸71周りの可動範囲は凡そ150゜
であり、掛合板17が解錠されているときは、操作ハン
ドル70の第2突起72はカバー50の背面に掛合して
いる状態であるから固定本体2及びカバー50から外れ
ず、操作ハンドル70がこれらに付いている時は、掛合
板17が掛合していない事を示す作用及び効果を奏す
る。T字型の握り柄80を使用するときには、一対のア
ーム81,82を握って操作ハンドル7を回すことによ
って、大きな回転トルクを簡単に得ることが出来る。
【0027】
【発明の効果】 請求項1記載発明においては、前述の
通りに構成し作用をなすから、掛合板17が掛合し、操
作ハンドル軸70が固定本体2及びカバー50から外れ
ているときは、また、ロックハンドル70が外れている
ときは、スプライン軸部12の外端面とシャッター40
の外面とは概ね面一であるから、外部からスプライン軸
12のペンチプライヤーで挟むことは極めて困難である
し、スプライン軸部12の溝の数は3乃至5の奇数箇で
あるから180゜位相の異なる位置に溝11がなく、前
記のペンチプライヤーで挟持しようにも、掛合するもの
がなく、不法開錠は殆ど出来ない。
【0028】請求項2記載の発明においては、前記の効
果の外シャッター40がバネ43によってカバー50側
に押圧され、シャッター40突起44はシャッター50
の切欠溝52に掛合した一種のクラッチ状態となり、掛
合板17に外力が加えられたとしても、回転軸10は全
く回動せず、掛合状態を維持する効果を奏する。
【0029】請求項3記載の発明においては、前記の効
果の外、前述の通りに構成し、作用をなすから、また操
作ハンドル70の構造も単純であり、一旦カバー50部
分に位置を合わせて押し込めば、シャツター40の突起
44はカバー50の切欠溝52から簡単に外れ、かつ、
操作ハンドル70と回転軸10とは直接乃至間接に結合
し、操作ハンドル70を押し込んだ状態で操作ハンドル
70を回動させれば、回転軸10及び掛合板17も確実
に回動する。
【0030】請求項4記載の発明においては、前記の各
効果の外、前述の通りに構成し、作用をなすから、操作
ハンドル70によって操作ハンドル軸71回りに大きな
駆動力をかけることができ、解錠や施錠操作が軽快かつ
容易に行える。
【0031】更に操作ハンドル70の回動ストロークの
終端においてクリック機構が作用し、手に感触が伝わ
り、掛合板17の掛合、離反が確認でき、掛合板17が
作動の途中で操作を終了することはなくなり、これを破
損するおそれは極めて少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る抜き差し型扉用ロッ
クハンドル装置の外観右側面図である。
【図2】 該扉用ロックハンドル装置の正面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 該扉用ロックハンドル装置のクリック機構部
の縦断正面図である。
【図5】 該扉用ロックハンドル装置の操作ハンドルの
右側面図である。
【図6】 該操作ハンドルの先端面図である。
【図7】 本発明の別の実施例に係る抜き差し型扉用ロ
ックハンドル装置の操作ハンドルの右側面図である。
【図8】 該操作ハンドルの先端面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 固定本体 3 バネ 4 クリックボール 5 コイルバネ 10 回転軸 11 溝 12 スプライン軸部 13 外端面 14 外周面 15 クリック窪み 16 角軸部 17 掛合板 18 固定ボルト゛ 19 スプリングワッシャ 20 クリック窪み 40 シャッター 41 孔乃至窪み 42 フランジ 43 バネ 44 突起 45 スプライン孔 50 カバー 51 内周縁 52 切欠溝 53 第2ボルト 54 ストッパー 70 操作ハンドル 71 操作ハンドル軸 72 第2突起 73 先端面 74 スプライン窪み 75 掛合突起 76 外周面 77 ハンドルフランジ 80 握り柄

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉1に固着される固定本体2に貫通する
    回転軸10を回転可能から軸方向に移動不能に装備して
    あり、この回転軸10の内端部には掛合板17が固着可
    能としてあるものにおいて、前記固定本体2の外側面か
    ら外方に突出する前記回転軸10の外周面には、断面半
    円弧であって、軸方向の溝11が3乃至5箇の形成して
    あるスプライン軸部12としてあり、 このスプライン軸部12には、これと回動不能に嵌合す
    るスプライン孔を有するリング板状のシャッター40が
    スプライン軸12に対して、軸方向に摺動可能に設けて
    あり、このシャター40の円周部の外面寄りには180
    ゜位相を異にし半径方向に張り出した一対の突起44
    が、また背面寄り位置にはフランジ42が形成してあ
    り、 前記固定本体2の外側には、前記シャッター40の前記
    フランジ42を覆うリング状のカバー50が固着してあ
    り、 前記シャッター40は、常時バネ43により、カバー5
    0の内面に押圧付勢してシャッター40外面と前記回転
    軸10の外端面13と概ね面一になる形状としてあり、 前記回転軸10と固定本体2は前記回転軸10が施錠位
    置と完全開錠の回転ストロークの終端において、クリッ
    ク機構のクリック窪み20に嵌合可能としてあり、 前記回転軸10とシャッター40の少なくとも一方の部
    材と回転不能に嵌合離反可能な端面を有し、且つハンド
    ル軸71を有する操作ハンドル70は、前記シャッター
    40と共にこれらを内方に押し込んだとき、前記操作ハ
    ンドル70は回転軸10とシャッター40のうちの一つ
    と嵌合し、これらと共に回動可能としてあり、かつ前記
    操作ハンドル70は回転軸10が施錠位相において、回
    転軸10及びシャッター40と離反可能としてある抜差
    し型扉用ロックハンドル装置。
  2. 【請求項2】 前記リング状のカバー50の内周縁51
    から外方に、直径方向の切欠溝52をカバー50の表裏
    に貫通して設けてあり、 前記シャッター40の外面寄りには前記切欠溝52と嵌
    合・離反可能な突起44が設けてあることを特徴とする
    請求項1記載の抜差し型扉用ロックハンドル装置。
  3. 【請求項3】 前記操作ハンドル70のハンドル軸71
    の先端部分には、前記カバー50の切欠溝52を前後に
    通過可能であり、カバー50の内面を回転摺動する第2
    突起72が設けてあることを特徴とする請求項2記載の
    抜差し型扉用ロックハンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記操作ハンドル70にT字型の握り柄
    80を設けたことを特徴とする請求項3記載の抜き差し
    型扉用ロックハンドル装置。
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