JP2018529540A - ロック装置付チャック - Google Patents

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Abstract


【課題】 あご部が緩むのを防止するロック装置付チャックを提供する。
【解決手段】 本発明のチャックは、駆動シャフトに回転可能に連結する本体1と、本体1の外側に連結される外側ケーシング2と、本体1と前記外側ケーシング2に対し可動に配置される複数のあご部3と、外側ケーシング2の動きを前記あご部3の動きにリンクする適合機構と、本体1の外側に連結されたロック用制御スリーブ14により動作するラチェット機構を有するロック装置とを有する。前記外側ケーシング2は、前記本体1に対し同軸で回転するが軸方向には動かず、前記外側ケーシング2は軸方向開口を有し、前記外側ケーシング2の本体1に対する締め付け方向への回転により、前記あご部3は前記軸方向中心軸の方向に近づき、前記外側ケーシング2の本体1に対する締め付け方向とは反対の開放方向への回転により、あご部3は前記軸方向中心軸から離れる方向に動く。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チャックの回転方向に関わらず、あご部が緩むのを防止する把持位置のチャックのあご部を把持位置にロックするためにユーザが手動で操作できるロック装置付チャックに関する。
キーレスチャックは公知である。このキーレスチャックは軸方向中心軸を有する本体が駆動シャフトに回転可能に連結されており、更に本体の外側に連結された外側ケーシングを有する。その結果キーレス・チャックは本体に対し同軸で回転可能であるが軸方向には移動することはない。外側ケーシングは軸方向開口を有し、複数のあご部が軸方向開口と連通する外側ケーシングに対し移動可能に配置されている。プッシャーが本体にねじ的連結でもって連結され、更に外側ケーシングに連結される。その結果プッシャーは軸方向にスライドするが同軸では回転しない。プッシャーは動作可能にあご部に連結され、その結果プッシャーの本体に対する締め付け方向への回転により、あご部は軸方向中心軸の方向に動き工具をグリップする。プッシャーの本体に対し開放方向への回転により、あご部は、軸方向中心軸Eから離れる方向に動き、工具を開放する。
しかしこの種のキーレス・チャックが、マシーン、モーター駆動の電動工具、反転可能なあるいは手動工具、或いはモーター駆動のパワー工具に用いられる場合には、マシーン、パワーツール、ハンドパワーツールが、あご部を緩める開放方向と一致する方向に駆動されると、あご部が緩むリスクがある。
US8403339B2号明細書 ES1072879U号明細書
この種のリスクを回避するために、把持位置にあご部をロックするロック装置を組み込んだキーレス・チャックが公知である。例えば特許文献1はこの種のキーレス・チャックを開示する。このキーレス・チャックは、本体に固定されるノコギリ歯の形状を有する複数の非対称歯を具備する歯付きリングと、外側ケーシングの外側に連結されるロック用リングを有するロック装置(それは外側ケーシングに対し回転はするが軸方向には移動せず)と、外側ケーシングに対し軸方向に移動するラチェット・リングとを有する。このラチェット・リングは、ロック用リングが本体に対し、カムと弾性要素と共働して軸方向に回転した時に、軸方向のロック位置と非ロック位置との間で、ロック用リングに対し軸方向に動く。ラチェット・リングは、歯付きリングと非対称歯に対向しそれに噛み合う複数の非対称のラチェット歯を有する。ラチェット・リングが軸方向のロック位置にある時には、ラチェットつめは歯付きリングの歯と連結し、本体と外側ケーシングの間で、あご部のグリップを緩める開放方向への相対的回転を阻止する。しかし歯と弾性要素の非対称形状により、あご部のグリップを締め付ける締め付け方向への相対回転は可能となる。ラチェット・リングが軸方向開放位置にある時には、ラチェットつめは、歯付きリングと接触せずに切り離される。
特許文献1においては、弾性要素が、ラチェット・リングを軸方向ロック位置の方向に常に押すように配置され、カムは、弾性要素により加えられる力に抗して、ラチェット・リングを軸方向のアンロック位置の方に動かす。
特許文献2は、ハイブリッド型の適合機構を含むチャックを開示する。このハイブリッド型の適合機構は、キー機構と自動締め付け機構を組み合わせたものである。しかしこのハイブリッド型のチャックはロック機構を含まない。
本発明の目的は、チャックの回転方向に関わらず、あご部が緩むのを阻止する把持位置のチャックのあご部を把持位置にロックするためにユーザが手動で操作できるロック装置付チャックを提供することである。
本発明のロック装置付チャックは、軸方向中心軸を有し駆動シャフトと回転可能に連結する本体と、前記本体の外側に連結される外側ケーシング(外側ケーシングは、前記本体に対し同軸で回転するが軸方向には動かず、前記外側ケーシングは軸方向開口を有し)と、前記本体に対し可動に前記軸方向開口内に配置される複数のあご部と、前記外側ケーシングの動きを前記あご部の動きにリンクする(前記外側ケーシングの本体に対する締め付け方向への回転により、前記あご部は前記軸方向中心軸の方向に近づき、前記外側ケーシングの本体に対する開放方向への回転により、前記あご部は前記軸方向中心軸から離れる方向に動く)適合機構とを有する。
本発明のロック装置付チャックは、前記本体の外側に連結されたロック用制御スリーブにより動作するラチェット機構を有するロック装置を更に有する。ラチェット機構は、カムと弾性要素と協働して、角度方向のロック位置と開放位置の間で回転し、前記ラチェット機構は、前記ロック用制御スリーブが角度方向のロック位置にある時には、前記本体と外側ケーシングの間の前記あご部の把持を緩める開放方向への相対回転を阻止するが、前記あご部の把持を締め付ける締め付け方向への相対的回転は可能とし、前記ロック用制御スリーブが角度方向開放位置にある時には、前記本体と外側ケーシングの間の相対回転が両方向で可能となる。
前記ラチェット機構は、歯付きリングとラチェット・リングとロック用リングとを有する。前記歯付きリングは、外側ケーシングに固定され複数の非対称歯を、例えば、軸方向中心軸に直交する面に或いは軸方向中心軸と同軸のコーンに有する。ラチェット・リングは、歯付きリングに向き合い、ラチェット・リングは、本体に対し軸方向にスライドするが同軸では回転しない。ラチェット・リングは、環状体と前記環状体から歯付きリングの非対称歯の方向に伸びるタブ又は歯を有する。
前記弾性要素は、圧縮状態で、前記ラチェット・リングと歯付きリングとの間に配置される開放用弾性要素であり、この開放用弾性要素はラチェット・リングを歯付きリングから離す方向に常に押している。
一実施例においては、ラチェット・リングは剛性材料製であり、ラチェット・リングの歯は、前記歯付きリングの非対称歯と噛み合う。この実施例においては、圧縮弾性要素は、ラチェット・リングとロック用リングとの間に、圧縮された状態で配置される。
他の実施例においては、ラチェット・リングは、金属シート製の環状体であり、前記環状体は、環状体から前記歯付きリングの非対称歯の方向に傾斜して伸びる係止用弾性タブを規定する。各係止用弾性タブは、ラチェットつめを提供する自由端を有する。
ラチェット・リングが鋼板製或いは金属シート製であろうと、ロック用リングは、本体の外側で歯付きリングの反対側でラチェット・リングに隣接する位置に配置される。ラチェット・リングが金属シート製の場合は、ロック用リングはラチェット・リングと接触している支持表面を有する。
カムは、ロック用リングの壁に形成されたカム溝と、このカム溝内に挿入され本体に形成された軸方向中心軸Eに直交する穴内に挿入されるピンとを有する。ロック用リングが、本体に対しロック制御スリーブによりカムと協働して回転すると、ロック用リングの軸方向の動きを、角度方向ロック位置に対応する軸方向ロック位置と角度方向開放位置に対応する軸方向開放位置の間に、制限する。
ロック用リングが軸方向ロック位置にある時は、ロック用リングは、ラチェット・リングのラチェットつめを歯付きリングに、開放用弾性要素の力に抗して、押しつける。ラチェットつめは、歯付リングの非対称歯と連結し、あご部のグリップを緩めるの開放方向の本体と外側ケーシングの間の相対回転方向を阻止する。しかし、歯の非対称の形状と、係止用弾性タブの弾性、ラチェット・リングを歯付きリングの方向に押し込む圧縮弾性要素の弾性のために、あご部のグリップを締め付ける締め付け方向の相対回転が可能となる。ロック用リングが軸方向開放位置にある時には、このロック用リングにより、開放用弾性要素の力が、ラチェットつめを歯付きリングから分離させる。その結果外側ケーシングが本体に対し両方向に自由に回転することができる。
ピンは、スライドしながら本体の穴内に挿入され、ロッキング制御スリーブは、当たりながらロック用リング上に外部から押して連結される。そのためロッキング制御スリーブの内側表面は、カム溝をカバーし、ピンをカム溝内と本体のホール内に挿入しながら維持する。
一実施例においては、開放用弾性要素はコイル・スプリングにより形成される。このコイル・スプリングは第1端と第2端を有する。第1端は、係止用弾性タブと環状体の中央穴の間の支持表面で支持される。第2端は、歯付きリングと本体の間に形成された環状シート支持される。
他の実施例においては、開放用弾性要素はラチェット・リングに形成される弾性スプリング・タブによりにより形成される。弾性スプリング・タブは、ラチェット・リングのの環状体に形成された追加的な切り欠きを有し、この追加的な切り欠きは、歯付きリングの方向に傾斜ラチェット・リングから延びる。外部ストレスがない場合、各弾性スプリング・タブは丸い端部部分を有し、それが歯付きリングの非対称歯の上に載っている。この丸い端部部分は、ラチェット・リングから、係止用弾性タブのラチェットつめよりも軸方向に遠い距離に配置される。そのため弾性スプリング・タブの丸い端部部分は、ラチェットつめが歯付きリングの非対称歯と連結する前に、歯付きリングの非対称歯の上に留まり、ラチェット・リングが2方向の回転のいずれかで回転する時には、歯付きリングの非対称歯の上をスリップする。
ラチェット・リングが金属シートである一実施例においては、ラチェット・リングは、弾性剛性シート要素からプレス加工あるいはレーザー加工により形成される。
一実施例においては、本発明のロック装置付チャックの適合機構は、自動締め付け機構と称するキーレスタイプの機構である。この機構は、本体にネジ連結され、あご部に動作可能に連結され、あご部に動作可能に連結されるプッシャーを有する。従来はこの種の適合機構を具備したチャックは、第1方向に回転する時にはビット(刃)を締め付けるが、第2方向に回転する時にはビット(刃)を緩める方向に働く。その結果それらは第1方向に回転する時のみ上手く機能する。しかし本発明のロック装置を組み込むと、この適合機構を有する自動締め付けチャックは、ドリルビット(刃)を把持するため締め付け、ロック位置にあるロック装置は、このビット(刃)をしっかりと保持し、両方向に即ち右回転と左回転あるいは右回転と左回転の交互回転の両方でトルクを加える。このロック装置が右回転と左回転の両方であご部に対しビット(刃)がスリップするのを阻止する。
他の実施例においては、本発明のロック装置付チャックの適合機構はキーを用いた従来型のものである。この適合機構は、外側ケーシングに固定され、あご部内に形成されたスレッド歯に連結されたねじ歯を具備するアクチュエータ・リングを有する。しかし本発明のロック装置を組み込むことによりキーの機構を省くことができるが、その理由は、ロック装置によりチャックは、適合機構でビット(刃)を確実に保持し、右回転、左回転あるいは右回転と左回転の組み合わせ回転でのトルクを適用できる。更にこの実施例においては、高いトルクがチャックに締め付け方向への回転により加えられる時には、ロック装置は、手動でチャックを緩めることにより、ビット(刃)を容易に外すことができる。
更なる実施例においては、本発明のロック装置付チャックの適合機構は、ハイブリッド型の適合機構であり、これは特許文献2に開示されている。特許文献2のハイブリッド型の適合機構は、自動適合機構とキーメカニズムを組み合わせたものである。プッシャーと本体の間の連結は、あご部の軸方向移動を引き起こすが、左ねじの連結であるので、チャックを保持するツールは最早回転せず、ドリルマシーンの右回転をキープすると、適合機構は自動的に締め付ける。これの問題点は、時に過剰な自己連結が起こり、キーの補助なしでは手では開放できない点である。この問題は、自動締め付けとキー機構の組み合わせのハイブリッド・チャックで解決できる。更に本発明のロック装置を組み込むと、キーによる自動締め付けチャックはビット(刃)をしっかりと保持し、両方向(即ち右回転と左回転)に回転することにより、あるいは右回転と左回転を交互に加えることにより、トルクを加える。
本発明のロック装置とラチェット機構は、ラチェット・リングが剛性材料又は金属シートであるか否かを問わず、あらゆる種類のキーレスの自動適合締め付け適合機構、従来型のキーを具備した適合機構、従来型のキーレスの適合機構、キーを具備した自動締め付け適合機構のいずれとも適合性がある。
本発明の一実施例によるロック装置付チャックの軸方向部分断面図。 図1のチャックの前方から見た部分展開斜視図。 図1のチャックの後方から見た部分展開斜視図。 図1−3のチャックの一部を構成するカム溝を含むロック用リングの側面図。 図1−3のチャックの一部を構成する歯付きリングの非対称歯の形状を表す断面図。 図1−3のチャックの一部を構成するラチェット・リングの斜視図。 図1−3の実施例の変形例のラチェット・リングの斜視図。 本発明の他の実施例によるロック装置付チャックの軸方向部分断面図。 図8のチャックの展開斜視図。 図8,9のチャックの部分断面斜視図。 本発明の他の実施例によるロック装置付チャックの軸方向部分断面図。 本発明の他の実施例によるロック装置付チャックの軸方向部分断面図。 図12のチャックの展開斜視図。 図13のロック装置付チャックの一部を構成するラチェット・リングの斜視図。
図1−3において、本発明の一実施例のロック装置付チャックは、軸方向中心軸Eを有する本体1を有する。本体1は一緒に回転する駆動シャフトに連結される。この駆動シャフトは、機械即ち電動ツール又は手動ツールのいずれかに連結され、両方向に回転可能である。
外側ケーシング2が本体1の外側に連結される。その結果外側ケーシング2は本体1に対し同軸で回転するが軸方向には動かない。外側ケーシング2は、前方(適合/嵌合)スリーブ21と後方スリーブ22を有し、これらはねじ連結23,24により互いに固定連結される。あご部3はガイド・ボディ20に形成されたガイドに連結される。ガイド・ボディ20は、前方スリーブ21内に収納され外側ケーシング2に対し動かない。あご部3は前方スリーブ21の内側に配置される。その結果、あご部3は、外側ケーシング2に対し可動であり、前方スリーブ21の軸方向貫通孔に入る。外側ケーシング2は、本体1に対し、後方スリーブ22と本体1との間に配置された回転要素25により、回転する。この回転要素25は軸方向加重を担持する。
チャックは、外側ケーシング2の動きをあご部3の動きに連結する適合(嵌合)機構を有し、あご部3を異なる直径を有するビット(刃)に適合させる。この実施例においては、適合機構はキーレス自動締め付け機構ある。このキーレス自動締め付け機構はプッシャー4を有する。プッシャー4は、本体1にねじ連結31,32により連結され、外側ケーシング2に連結される。その結果プッシャー4は、軸方向に移動可能であるが同軸には回転しない。具体的には、プッシャー4は雄ねじ31を有し、この雄ねじ31は本体1に形成された雌ねじ32とかみ合う。その結果、プッシャー4と本体1との間の相対回転が、プッシャー4の軸方向の動きに変換される。
あご部3が連結されるガイド・ボディ20のガイドは、軸方向中心軸Eの方向に収束する方向に傾斜している。プッシャー4はあご部3に連結されてそれらを操作できる。その結果、外側ケーシング2がプッシャー4と協働して本体1に対し締め付け方向に回転することにより、あご部3は、前方スリーブ21から出て、軸方向中心軸E方向に向かう。逆に外側ケーシング2がプッシャー4と協働して本体1に対し緩める方向に回転することにより、あご部3は、前方スリーブ21内に入り込み、軸方向中心軸Eから離れる方向に動く。前方スリーブ21は、手による把持を容易にするため、把持用エンボス27を具備する外側表面を有する。
本体1は軸方向貫通穴18を有し、プッシャー4も軸方向貫通孔19を有する。軸方向貫通孔19と軸方向貫通穴18とは連通する。その結果、把持ロッドがあご部3が付いたチャックの全長に渡って挿入される。
駆動シャフトをチャックを緩める方向に回転させた時、あご部3のグリップが緩むのを阻止するために、チャックはロック装置を有する。このロック装置は、前方スリーブ21の反対端部で本体1に連結されたロック制御スリーブ14により動作するラチェット機構を有する。
ラチェット機構は歯付きリング5を有する。この歯付きリング5は後方スリーブ22の後端に形成される。この歯付きリング5は、複数の非対称歯5aを有し、これらは軸方向中心軸Eに直交する面で半径方向に配置される。図5は非対称歯5aの非対称形状を示す。同図において、この非対称歯5aは後面(相対的な締め付け回転方向に対し)と前面とを有する。後面は、軸方向中心軸Eに平行な方向Dに対し第1角A1をなす。前面は、軸方向中心軸Eに平行な方向Dに対し第2角A2をなす。第1角A1は第2角A2よりも大きい。
ラチェット機構は更にラチェット・リング9を有する(図6)。このラチェット・リング9は、弾性鋼のシート要素をプレス加工あるいはレーザー加工することにより得られる。ラチェット・リング9は、平板状の環状部材であり、中央穴15と、軸方向中心軸Eの方向に中央穴15の内側から伸びる保持舌部17と、ラチェット・リング9の回りに等角間隔で分布した3個の係止用弾性タブ11を形成する切り欠きとを有する。この係止用弾性タブ11は、折り曲げられて平板状の環状体から離れる方向に傾斜しながら突起する。各係止用弾性タブ11はラチェットつめ6を提供する自由端を有する。
本体1は円筒状部分を有する。この円筒状部分の外側に、保持用溝16が軸方向中心軸Eに平行に形成されている(図2,3)。この円筒状部分は、ラチェット・リング9の中央穴15内をスライドしながら貫通/挿入され、ラチェット・リング9の保持舌部17は保持用溝16内に挿入される。そのためロック用リング7は、本体1の保持用溝16と共働して、ラチェット・リング9と本体1との間の相対的回転を阻止するが、ラチェット・リング9は本体1に対し軸方向には動くことができる。
ラチェット・リング9は、歯付きリング5の方を向いてそれに隣接し、係止用弾性タブ11は歯付きリング5の方向を向くよう、配置される。開放用弾性要素28が圧縮状態でラチェット・リング9と歯付きリング5との間に配置される。この開放用弾性要素はコイル・スプリング28により形成される。このコイル・スプリング28は第1端と第2端を有する。第1端は、係止用弾性タブ11と中央穴15の間の(ラチェット・リング9の環状体の)支持表面10で支持される。第2端は、歯付きリング5と本体1との間の(外側ケーシング2に形成された)第1環状シート29で支持される。そのためコイル・スプリング28は、ラチェット・リング9を、歯付きリング5から離す方向に向けて常に押している。
ロック用リング7は、本体1の外側で、歯付きリング5の反対側でラチェット・リング9に隣接した位置に配置される(図2)。ロック用リング7は支持表面7aを有し、この支持表面7aはラチェット・リング9と接触している。カム8がロック用リング7の円筒状側面壁に形成されている。
図4に示すように、ロック用リング7のカム8は、第1端8aと第2端8bの間を円周方向に伸びるカム溝により形成される。カム溝の第1端8aは、支持表面7aに軸方向で第2端8bよりも近くにある。カム溝は更に第1中間点8cを有する。この第1中間点8cは、円周方向で第2端8bより第1端8aにより近くに、かつ支持表面7aから軸方向に第2端8bより遠くに、ある。第2中間点8dは、第2端8bに円周方向で第1端8aよりも近くで、支持表面7aから軸方向で第2端8bと等距離に配置される。カム溝は、第1端8aと第1中間点8cの間で支持表面7aに対し傾斜したパスを形成し、第2中間点8dと第2端8bの間で支持表面7aに対し平行なパスを形成する。
ピン13は、ロック用リング7のカム8を構成するカム溝内と、本体1に形成された穴30(軸方向中心軸Eに直交する)内に挿入される。ピン13は、カム溝の幅に合った直径を有し、ピン13はカム8に沿ってスライドする。そのため、カム8は、ピン13と共働して、所定の時において、ロック用リング7の動きを軸方向ロック位置と軸方向開放位置の間に決定する。所定の時とは、ロック用リング7が、本体1に対し、カム溝の第1端8aにより制限される角度方向開放位置と、第2端8bにより制限される角度方向ロック位置との間で回転する時である。
ロック制御スリーブ14が角度方向と軸方向のロック位置に配置されると、ロック用リング7は、ラチェットつめ6を歯付きリング5に、コイル・スプリング28の力に抗して、押し付ける。これにより、本体1と外側ケーシング2の間のあご部3のグリップを緩める方向への相対回転を阻止する。しかし、あご部3のグリップを締め付ける締め付方向への相対回転は、係止用弾性タブ11の弾性により、可能である。ロック制御スリーブ14が角度方向と軸方向の開放位置に配置されると、ロック用リング7により、コイル・スプリング28がラチェットつめ6を歯付きリング5から切り離すようにする。これにより、本体1と外側ケーシング2との間の自由な相対回転が両方向に可能となる。
コイル・スプリング28の圧縮幅は、角度方向ロック位置の方が角度方向開放位置よりも大きい。しかし角度方向ロック位置から角度方向開放位置に移行するためには、第2中間点8dから第1中間点8cへのカム溝内の小さな傾斜により引き起こされるコイル・スプリング28の追加的な圧縮幅に打ち勝つ必要があり、これにより、ラチェット機構の偶発的なロック解除を阻止できる。
ロック制御スリーブ14は、ロック用リング7の外側で固定されており、カム8のカム溝をカバーする内側表面を有し、ピン13をカム溝内にかつ本体1の穴30内に挿入したままに維持する。ロック制御スリーブ14は、把持エンボス26の外側表面を有し、これにより、第1端8aにより示される角度方向と軸方向の開放位置と、第2端8bにより示される角度方向と軸方向のロック位置の間で、ロック用リング7と協働してロック制御スリーブ14を回転させるのを容易になる。
図7は本発明の他の実施例のラチェット・リング9を示す。図7の実施例と図1−6の実施例とは以下の点で異なる。即ち開放用弾性要素は、コイル・スプリング28ではなく、ラチェット・リング9自体から得られた弾性スプリング・タブ12により形成されている点である。
図7のロック用リング9は、半径方向に対向する場所にある2個の係止用弾性タブ11を形成する第1切り欠きと、係止用弾性タブ11の間にあり半径方向に対向する位置に配置された2個の弾性スプリング・タブ12を形成する追加的な第2切り欠きとを有する。係止用弾性タブ11と弾性スプリング・タブ12は曲げられ、それらは傾斜して環状体の同一側を向いて外側に突起する。各係止用弾性タブ11は自由端を有し、歯付きリング5の非対称歯5aで係止するよう構成されたラチェットつめ6を提供する。各弾性スプリング・タブ12は丸みをおびた端部12aを有し、端部12aが歯付きリング5の非対称歯5aの上をスリップしそこに静止する。
弾性スプリング・タブ12の丸みをおびた端部12aは、係止用弾性タブ11のラチェットつめ6よりも、ラチェット・リング9の環状平面体から軸方向距離が長い位置に配置されている。その結果、ロック制御スリーブ14が角度方向と軸方向のアンロック(開放)位置に配置されると、ロック用リング7は、弾性スプリング・タブ12により加えられる力によりラチェットつめ6を歯付きリング5から切り離す。ロック制御スリーブ14が角度方向と軸方向ロック位置に配置されると、ロック用リング7は、弾性スプリング・タブ12の力に抗して、ラチェットつめ6を歯付きリング5の非対称歯5aに押し付ける。
図8−10は、本発明のロック装置付チャックの他の実施例を示す。この実施例のチャックは、本体1と、外側ケーシング2と、ビット(図示せず)をグリップする3個のあご部3と、あご部3を異なる直径のビット(刃)に合わせるために外側ケーシング2の動きをあご部3の動きにリンクする適合機構と、ロック装置とを有する。
本体1は、軸方向中心軸Eを有し、協働して回転する駆動シャフトに連結されている。外側ケーシング2は、本体1の外側に連結され、外側ケーシング2は本体1と同軸で回転するが、軸方向には動かない。本体1は、軸方向貫通穴18と3個のガイドホール44とを有する。ガイドホール44は軸方向中心軸Eの回りに等間隔で分布し、軸方向中心軸Eの方向に収束する方向に傾斜している。外側ケーシング2は軸方向開口を有する。
3個のあご部3は、3個のガイドホール44内に可動に収納され、外側ケーシング2の軸方向開口から出る。本体1は、その中に円周方向溝45を形成する。この円周方向溝45は、ガイドホール44との交差開口46を有する。あご部3は、その中にスレッド歯43を形成し、このスレッド歯43は交差開口46内に露出するる。
適合機構は、外側ケーシング2の内側に固定される作動リング41を有する。この作動リング41は本体1の円周方向溝45内に挿入され、円周方向溝45の対向表面にスライドしながら接触する。これにより、本体1に対する作動リング41と外側ケーシング2の連結回転が可能となり、作動リング41と外側ケーシング2の本体1に対する軸方向移動が阻止される。作動リング41は、2つの半分部分41a,41bで形成され、組立が容易となる。
作動リング41はねじ部42を有する。このねじ山42は、交差点46内であご部3のスレッド歯43と噛み合う。その結果、外側ケーシング2と作動リング41とが締め付け方向に回転することにより、あご部3は軸方向中心軸Eに近づく方向に動く。逆に、外側ケーシング2と作動リング41とが本体1の回りを開放方向に回転することにより、あご部3は軸方向中心軸Eから離れる方向に動く。
このロック装置は図1−3の実施例に類似する。このロック装置は、本体1の外側に連結されたロック制御スリーブ14により動作するラチェット機構を有する。その結果、ロック装置は、角度方向ロック位置と角度方向開放位置の間で、カム8と開放用弾性要素と共働して、回転する。ロック制御スリーブ14が角度方向ロック位置にある時には、ラチェット機構は、本体1と外側ケーシング2の間で、あご部3のグリップを緩める開放方向への相対的回転を阻止する。しかしあご部3のグリップを締め付ける締め付け方向方向への相対回転は可能である。ロック制御スリーブ14が角度方向開放位置にある時には、ラチェット機構により本体1と外側ケーシング2の間の相対回転が両方向で可能となる。
ラチェット機構は、歯付きリング5と、ラチェット・リング9と、ロック用リング7と、開放用弾性要素とを有する。歯付きリング5は、複数の非対称歯5aを有し、外側ケーシング2に固定される。
ラチェット・リング9は、図6のそれに類似するが、金属製シートで形成され、中央穴15と係止用弾性タブ11とを有する。係止用弾性タブ11は、歯付きリング5の非対称歯5aに面するラチェットつめ6を提供する。保持舌部17は、中央穴15の内側エッジから伸び、本体1の円筒状部分に軸方向中心軸Eに平行に形成される保持用溝16に挿入される。その結果、ラチェット・リング9は、本体1に対し軸方向にスライドするが同軸では回転しない。
ロック用リング7は、本体1の外側に配置され、ロック制御スリーブ14の内側で歯付きリング5に対向するラチェット・リング9の側に隣接した場所に固定される。この実施例においては、開放用弾性要素はコイル・スプリング28により形成される。コイル・スプリング28は、圧縮された状態でラチェット・リング9と第2環状シート47(本体1に形成された)の間に配置される。その結果コイル・スプリング28は、常にラチェット・リング9を歯付きリング5から離す方向に押す。別の構成として、開放用弾性要素は、ラチェット・リング9から得られた弾性スプリング・タブ12により形成される。これは図7で説明したとおりである。
カム8は、ロック用リング7の壁に形成されたカム溝を有する。ピン13がカム溝内に挿入され、更に本体1に形成された軸方向中心軸Eに直交する穴30内に挿入される。カム8は図8のそれに類似する。ロック用リング7が本体1の回りをロック制御スリーブ14と協働して回転すると、カム8は、ロック用リング7の軸方向の動きを、角度方向ロック位置に対応する軸方向ロック位置と角度方向開放位置に対応する軸方向開放位置の間に制限する。
ロック用リング7が軸方向ロック位置にある時には、ロック用リング7は、開放用弾性要素の力に抗して、ラチェットつめ6を歯付きリング5に当てて押す。ロック用リング7が軸方向開放位置にある時には、ロック用リング7は、開放用弾性要素による力がラチェットつめ6を歯付きリング5から離すようにする。
ロック制御スリーブ14と外側ケーシング2は、手による把持を容易にするような把持用エンボス26,27の外側表面を有する。
図11は、本発明の更なる実施例を示し、自動締め付け適合機構とキー機構とを組み合わせたもの(ハイブリッド・チャック)である。
図11のハイブリッド・チャックは、本体1と、外側ケーシング2と、3個のあご部3と、あご部3を異なる直径のビット(刃)に合わせるために外側ケーシング2の動きをあご部3の動きにリンクする適合機構と、ロック装置とを有する。
この適合機構は、図1−3に類似する自動締め付け機構であり、ねじ連結31,32により本体1の内側に連結され、更に外側ケーシング2にも連結されるプッシャー4を有する。その結果それは軸方向にスライドするが同軸には回転しない。そのためプッシャー4と本体1の間の一方向の相対的回転は、プッシャー4の軸方向移動に変換されて、あご部3を軸方向中心軸Eの方向に近づける。プッシャー4と本体1の間の開放方向への相対回転は、あご部3を軸方向中心軸Eから離す。
このロック装置は図1−3のそれに類似する。このロック装置はロック制御スリーブ14とカム8と開放用弾性要素により動作されるラチェット機構を有する。このロック制御スリーブ14は本体1の外側に連結され、ロック制御スリーブ14は角度方向ロック位置と角度方向開放位置の間を回転する。ロック制御スリーブ14と外側ケーシング2はそれぞれ把持用エンボス26,27を具備する外側表面を有する。
カム8は、ロック用リング7に形成されるカム溝とこのカム溝に挿入されるピン13を有する。ピン13は、軸方向中心軸Eに直交する穴30に挿入される。カム8は、軸方向ロック位置と軸方向開放位置の間でロック用リング7の軸方向の動きを、ロック用リング7がロック制御スリーブ14により本体1に対し同軸に回転する時に、規定する。
ラチェット機構は、後方スリーブ22の後端に形成された歯付きリング5と、ラチェットつめ6を提供する係止用弾性タブ11を具備するラチェット・リング9とを含む。ラチェット・リング9が、ロック用リング7により軸方向ロック位置内に押し込まれた時に、ラチェットつめ6は、歯付きリング5に係止(インターロック)する。
開放用弾性要素はコイル・スプリング28により形成される。このコイル・スプリング28は、ラチェット・リング9と第1環状シート29(外側ケーシング2に形成される)との間に圧縮状態で配置されている。別の構成として、圧縮状態の開放用弾性要素は、コイル・スプリング28の代わりに、ラチェット・リング9に形成された弾性スプリング・タブ12で形成してもよい。
更に、図11のロック装置のハイブリッド・チャックは、従来の補助キー50を用いて、あご部3を締めたり緩めたりすることができる。この補助キー50は、端部ボス51で終端するロッド53と、端部ボス51に同軸で隣接する傾斜ピニオン52とを有する。ロッド53は、ロッド53に手でトルクを加えるような横棒54あるいは別の突起した工具を有する。
傾斜クラウン歯車33は、ロック制御スリーブ14の先端に形成される。半径方向のキー・ガイド穴34は外側ケーシング2の後方スリーブ22に形成される。キー・ガイド穴34が傾斜クラウン歯車33に対し配置される場所は、補助キー50の端部ボス51がキー・ガイド穴34内に挿入された時に、補助キー50の傾斜ピニオン52が傾斜クラウン歯車33と噛み合うような場所である。この位置において、補助キー50を締め付け方向に回転させると、本体1を外側ケーシング2に対し回転させ、あご部3を閉鎖位置に動かす。逆に補助キー50を開放方向に回転させると、本体1を外側ケーシング2に対し回転させて、あご部3を緩めそれらを開放位置に動かす。
図12−14に本発明の更なる実施例を示す。図12−14のロック装置付チャックが図1−7の実施例と異なる点は、ラチェット・リング9が剛性材料例えば剛性金属から形成され、環状体とこの環状体から突出する複数の歯9aを有し、この歯9aが歯付きリング5の非対称歯5aに面している点である。ラチェット・リング9の歯9aが歯付きリング5の非対称歯5aに嵌まり合う。圧縮弾性要素48が圧縮状態でラチェット・リング9とロック用リング7との間に配置される。
歯の非対称形状と圧縮弾性要素48の弾性により、ラチェット・リング9は歯付きリング5から離れる方向に引っ込み、これによりラチェット・リング9の歯9aを歯付きリング5の非対称歯5aから切り離す。これは、ロック装置がロック位置にあり、外側ケーシング2が本体1に対しあご部3のグリップを把持するよう締め付け方向に回転した時に行われる。
ここに示した実施例においては、圧縮弾性要素48は第1端と第2端とを有する波状リング・スプリングである。、第1端はロック用リング7の支持表面上で支持され、第2端はラチェット・リング9上で支持されている。開放用弾性要素は、ラチェット・リング9により支持された第1端と、外側ケーシング2に形成された第1環状シート29により支持される第2端とを有するコイル・スプリング28である。
別の構成として、圧縮弾性要素と開放用弾性要素は、チャックの要素の寸法に合わせて適合し十分な弾性係数を有するものなら、いかなるものでもよい。
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。用語「又は」に関して、例えば「A又はB」は、「Aのみ」、「Bのみ」ならず、「AとBの両方」を選択することも含む。特に記載のない限り、チャック又は手段の数は、単数か複数かを問わない。
1:本体
2:外側ケーシング
3:あご部
4:プッシャー
5:歯付きリング
5a:非対称歯
6:ラチェットつめ
7:ロック用リング
7a:支持表面
8:カム
8a:第1端
8b:第2端
8c:第1中間点
8d:第2中間点
9:ラチェット・リング
10:支持表面
11:係止用弾性タブ
12:弾性スプリング・タブ
13:ピン
14:ロック制御スリーブ
15:中央穴
16:保持用溝
17:保持舌部
18:軸方向貫通穴
19:軸方向貫通穴
20:ガイド・ボディ
21:前方スリーブ
22:後方スリーブ
23,24:ねじ連結
26,27:把持用エンボス
28:コイル・スプリング
29:第1環状シート
30:穴
31,32:ねじ連結
31:雄ねじ
32:雌ねじ
33:傾斜クラウン歯車
34:半径方向のキー・ガイド穴
41:作動リング
42:ねじ山
43:スレッド歯
44:ガイドホール
45:円周方向溝
46:交差点
47:第2環状シート
48:圧縮弾性要素
50:補助キー
51:端部ボス
52:傾斜ピニオン
53:ロッド
54:横棒

Claims (25)

  1. ロック装置付チャックにおいて、
    軸方向中心軸(E)を有し駆動シャフトに回転可能に連結する本体(1)と、
    前記本体(1)の外側に連結される外側ケーシング(2)と、
    前記外側ケーシング(2)は、前記本体(1)に対し同軸で回転するが軸方向には動かず、前記外側ケーシング(2)は軸方向開口を有し、
    前記本体(1)と前記外側ケーシング(2)に対し可動に配置され、前記軸方向開口と連通する複数のあご部(3)と、
    前記外側ケーシング(2)の動きを前記あご部(3)の動きにリンクする適合機構と、
    前記外側ケーシング(2)の本体(1)に対する前記あご部(3)の把持を締め付ける締め付け方向への回転により、前記あご部(3)は前記軸方向中心軸(E)の方向に近づき、前記外側ケーシング(2)の本体(1)に対する締め付け方向とは反対の前記あご部(3)の把持を緩める開放方向への回転により、前記あご部(3)は前記軸方向中心軸(E)から離れる方向に動き、
    前記本体(1)の外側に連結されたロック用制御スリーブ(14)により動作するラチェット機構を有するロック装置と、
    前記ロック用制御スリーブ(14)は、カム(8)と弾性要素と協働して、角度方向のロック位置と開放位置の間で回転し、前記ラチェット機構は、前記ロック用制御スリーブ(14)が角度方向のロック位置にある時は、前記本体(1)と外側ケーシング(2)の間の前記開放方向への相対回転を阻止するが、前記締め付け方向への相対的回転は可能とし、前記ロック用制御スリーブ(14)が角度方向の開放位置にある時には、前記本体(1)と外側ケーシング(2)の間の相対回転が両方向で可能となり、
    を有し、
    前記ラチェット機構は、
    前記外側ケーシング(2)に固定され、複数の非対称歯(5a)を有する歯付きリング(5)と、
    前記歯付きリング(5)に向き合うラチェット・リング(9)と、
    前記ラチェット・リング(9)は、前記本体(1)に対し軸方向にスライドするが同軸では回転せず、前記ラチェット・リング(9)は、環状体と前記環状体から歯付きリング(5)の非対称歯(5a)の方向に伸びるラチェットつめ(6)又は歯(9a)を有し、
    前記本体(1)の外側に配置され、前記歯付きリング(5)の反対側で前記ラチェット・リング(9)に隣接して配置されるロック用制御スリーブ(14)の内側に固定されるロック用リング(7)と、
    を有し、
    前記弾性要素は、圧縮状態で、前記ラチェット・リング(9)と歯付きリング(5)との間に配置される開放用弾性要素であり、
    前記カム(8)は、前記ロック用リング(7)の壁に形成されたカム溝と、前記カム溝と前記本体(1)に形成された軸方向中心軸(E)に直交する穴(30)内に挿入されるピン(13)とを有し、
    前記カム(8)は、前記ロック用リング(7)が前記ロック用制御スリーブ(14)により本体(1)に対し同軸で回転した時に、前記ロック用リング(7)の軸方向の動きを、前記角度方向ロック位置と角度方向開放位置にそれぞれ対応する軸方向ロック位置と軸方向開放位置の間に決定し、
    前記ロック用リング(7)は、前記軸方向ロック位置にある時は、前記開放用弾性要素の力に抗して、前記ラチェットつめ(6)又は歯(9a)を歯付きリング(5)に押し付け、前記軸方向開放位置にある時は、前記開放用弾性要素の力が、前記ラチェットつめ(6)又は歯(9a)を歯付きリング(5)から切り離す
    ことを特徴とするロック装置付きチャック。
  2. 前記ラチェット・リング(9)は剛性材料製であり、前記ラチェット・リング(9)の歯(9a)は、前記歯付きリング(5)の非対称歯(5a)に嵌まり、
    圧縮弾性要素(48)が、前記ラチェット・リング(9)とロック用リング(7)との間に、圧縮された状態で配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  3. 前記ラチェット・リング(9)は、弾性鋼板製の環状体であり、
    前記環状体は、前記環状体から前記歯付きリング(5)の非対称歯(5a)の方向に傾斜して伸び前記ラチェットつめ(6)を提供する自由端を有する係止用弾性タブ(11)を規定する切り欠きを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  4. 前記適合機構は、ネジ連結(31,32)により前記本体(1)に連結され、軸方向にスライドするが同軸では回転しないよう、前記外側ケーシング(2)に連結されるプッシャー(4)を有し、
    前記プッシャー(4)は、前記あご部(3)と動作可能に連結され、前記プッシャー(4)の本体(1)に対する締め付け方向への回転により、前記あご部(3)が前記軸方向中心軸(E)の方向に動き、前記プッシャー(4)の本体(1)に対する開放方向への回転により前記あご部(3)は前記軸方向中心軸(E)から離れる方向に動く
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載のチャック。
  5. 前記適合機構は、前記外側ケーシング(2)の内側に固定される作動リング(41)を有し、
    前記作動リング(41)は、前記あご部(3)に形成されたスレッド歯(43)に連結されるねじ山(42)を有し、前記作動リング(41)の本体(1)に対する締め付け方向への回転により、前記あご部(3)は前記軸方向中心軸(E)の方向に動き、前記作動リング(41)の本体(1)に対する開放方向への回転により、前記あご部(3)は前記軸方向中心軸(E)から離れる方向に動く
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載のチャック。
  6. 前記ロック用制御スリーブ(14)は、前記カム溝をカバーする内側表面を有し、前記ピン(13)をカム溝内にかつ本体(1)の穴(30)内に挿入された状態に維持する
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載のチャック。
  7. 前記開放用弾性要素は、コイル・スプリング(28)により形成され、
    前記コイル・スプリング(28)は、前記ラチェット・リング(9)に支持される第1端と、前記外側ケーシング(2)に形成された第1環状シート(29)に支持される第2端とを有する
    ことを特徴とする請求項1,2,4のいずれか1項に記載のチャック。
  8. 前記開放用弾性要素は、コイル・スプリング(28)により形成され、
    前記コイル・スプリング(28)は、前記ラチェット・リング(9)に支持される第1端と、前記外側ケーシング(2)に形成された第2環状シート(47)に支持される第2端とを有する
    ことを特徴とする請求項1,2,5のいずれか1項に記載のチャック。
  9. 前記開放用弾性要素は、弾性スプリング・タブ(12)により形成され、
    前記弾性スプリング・タブ(12)は、前記ラチェット・リング(9)に形成さ、記ラチェット・リング(9)から傾斜して前記歯付きリング(5)の方向に伸びる追加的な切り欠きにより形成され、
    前記各弾性スプリング・タブ(12)は、前記歯付きリング(5)の非対称歯(5a)の上に静止する丸い端部(12a)を有し、前記丸い端部(12a)は、前記係止用弾性タブ(11)のラチェットつめ(6)よりも、前記ラチェット・リング(9)から軸方向に離れた位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1,3,4,5のいずれか1項に記載のチャック。
  10. 前記ラチェット・リング(9)は、弾性剛性シート要素からプレス加工あるいはレーザー加工により形成される
    ことを特徴とする請求項1,3,4,5のいずれか1項に記載のチャック。
  11. 前記本体(1)は、前記ラチェット・リング(9)の中央穴(15)を貫通して挿入される円筒状部分を有し、前記円筒状部分は、保持用溝(16)が前記軸方向中心軸(E)に平行に形成される外側表面を有し、
    前記ラチェット・リング(9)は、前記ラチェット・リング(9)の中央穴(15)の内側エッジから前記軸方向中心軸(E)の方向に伸びる保持舌部(17)を有し、前記保持舌部(17)は、前記本体(1)の保持用溝(16)内に挿入され、前記ラチェット・リング(9)と本体(1)との間の相対的回転を阻止する
    ことを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載のチャック。
  12. 前記カム(8)内に含まれるカム溝は、円周方向に第1端(8a)と第2端(8b)の間を伸び、前記第1端(8a)は、前記ラチェット・リング(9)に隣接するロック用リング(7)の支持表面(7a)に、前記軸方向中心軸(E)方向で、前記第2端(8b)よりも近くにある
    ことを特徴とする請求項1−11のいずれか1項に記載のチャック。
  13. 前記カム(8)内に含まれるカム溝は、前記第1端(8a)と第2端(8b)の間に、第1中間点(8c)と第2中間点(8d)を更に有し、前記第1中間点(8c)は、前記第2端(8b)よりも円周方向で第1端(8a)の近くの位置で、かつ前記第2端(8b)よりも軸方向で支持表面(7a)から離れた位置にあり、前記第2中間点(8d)は、円周方向で前記第1端(8a)よりも前記第2端(8b)の近くの位置で、かつ前記軸方向中心軸(E)方向で前記支持表面(7a)から前記第2端(8b)とは同一距離の位置にある
    ことを特徴とする請求項12に記載のチャック。
  14. 前記本体(1)は、第1軸方向貫通穴(18)を有し、前記プッシャー(4)は、前記第1軸方向貫通穴(18)と連通し整合する第2軸方向貫通孔(19)を有する
    ことを特徴とする請求項1又は4のいずれかに記載のチャック。
  15. 前記外側ケーシング(2)は、前方スリーブ(21)と後方スリーブ(22)を有し、
    前記前方スリーブ(21)内にあご部(3)が収納され、
    前記後方スリーブ(22)は、前記歯付きリング(5)の非対称歯(5a)が形成される後端部を有し、前記前方スリーブ(21)と後方スリーブ(22)は、ねじ連結(23,24)により互いに固定して連結される
    ことを特徴とする請求項4に記載のチャック。
  16. 前記あご部(3)は、前記前方スリーブ(21)内に収納され前記外側ケーシング(2)に対し不動状態にあるガイド・ボディ(20)内に形成されるガイドに連結される
    ことを特徴とする請求項15に記載のチャック。
  17. 前記外側ケーシング(2)は、前記本体(1)に対し、前記後方スリーブ(22)と本体(1)の間に配置された回転要素(25)と共働して、回転し、軸方向負荷を担時する
    ことを特徴とする請求項15に記載のチャック。
  18. 前記プッシャー(4)は雄ねじ(31)を有し、前記雄ねじ(31)は本体(1)に形成された雌ねじ(32)に噛み合う
    ことを特徴とする請求項4に記載のチャック。
  19. 前記本体(1)は第1軸方向貫通穴(18)を有する
    ことを特徴とする請求項1,2,3,5のいずれか1項に記載のチャック。
  20. 前記あご部(3)は、前記本体(1)に形成されたガイドホール(44)内に収納され、前記ガイドホール(44)は、前記軸方向中心軸(E)の方向に向いて収束する方向で傾斜する
    ことを特徴とする請求項5に記載のチャック。
  21. 前記作動リング(41)は、前記本体(1)に形成された円周方向溝(45)内に挿入され、前記円周方向溝(45)内に前記ガイドホール(44)と連通する交差開口(46)が形成される
    ことを特徴とする請求項20に記載のチャック。
  22. 前記ロック用制御スリーブ(14)は、把持用エンボス(26)が形成された外側表面を有する
    ことを特徴とする請求項1,4,5のいずれか1項に記載のチャック。
  23. 前記前方スリーブ(21)は、把持用エンボス(27)が形成された外側表面を有する
    ことを特徴とする請求項15に記載のチャック。
  24. 前記外側ケーシング(2)は、把持用エンボス(27)が形成された外側表面を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載のチャック。
  25. 前記ロック用制御スリーブ(14)は、傾斜クラウン歯車(33)を有し、前記外側ケーシング(2)の後方スリーブ(22)は、半径方向のキー・ガイド穴(34)を有し、前記半径方向のキー・ガイド穴(34)は、補助キー(50)の端部ボス(51)を収納するような形状と場所に配置され、前記傾斜クラウン歯車(33)は、前記補助キー(50)の端部ボス(51)が前記半径方向のキー・ガイド穴(34)内に挿入された時に、前記補助キー(50)の傾斜ピニオン(52)と噛み合う
    ことを特徴とする請求項15に記載のチャック。
JP2018534198A 2015-09-22 2016-09-21 ロック装置付チャック Active JP6703115B2 (ja)

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