JP6194146B2 - 扉のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、扉のロック装置に関し、更に詳細には、収納庫(収納家具)の本体に形成された開口を開閉する扉のロック装置に関する。
収納庫の本体に形成された開口を開閉する扉のロック装置として、扉に回動可能に設けられた回動レバー式の把手部材と、前記扉に回動可能に取り付けられた軸体と、前記軸体に設けられて当該軸体の回動によって前記本体に形成された係合部に係脱可能に係合して前記扉を閉じ位置に保持するラッチ部材と、前記扉に取り付けられ、鍵によって施錠・解錠操作される錠装置と、軸線方向移動によって把手部材と軸体とを選択的にトルク伝達関係で連結するドッグクラッチと、前記錠装置によって操作されて軸線方向移動によりドッグクラッチを断続するカム機構とを有するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−52418号公報
上述の如き従来のロック装置は、把手部材と軸体との各々に対をなすドッグクラッチ部品を取り付ける必要があると共に、その一方は、把手部材あるいは軸体に対してトルク伝達の係合状態で軸線方向に移動可能に設けられなくてはならない。このため、必要な部品点数が増えると共に構造が複雑なものになる。
本発明が解決しようとする課題は、扉のロック装置を、必要な部品点数が少なく、簡素な構造のものにすることである。
本発明による扉のロック装置は、収納庫(1)の本体(5)に形成された開口を開閉する扉のロック装置であって、前記扉(13)に回動可能に設けられ、回転軸線と同心の円筒部(48)を有する把手部材(36)と、前記扉(13)に回動可能に取り付けられた軸体(52)と、前記軸体(52)に設けられて当該軸体(52)の回動によって前記本体(5)に形成された係合部(58)に係脱可能に係合して前記扉(13)を閉じ位置に保持するラッチ部材(56)と、前記扉(13)に取り付けられ、鍵(92)によって施錠・解錠操作される錠装置(86)と、一端(74)を前記軸体(52)に係止され、第1の状態では前記円筒部(48)の外周面(48A)に巻き付いて前記把手部材の回動を前記軸体に伝達し、巻きほぐしによって拡径した第2の状態では前記円筒部(48)の外周面(48A)より離間して前記把手部材(36)と前記軸体(52)とを切り離す捩りコイルばね(72)と、前記錠装置(86)によって操作され、解錠時には前記捩りコイルばね(72)を前記第1の状態にし、施錠時には前記捩りコイルばね(72)を前記第2の状態にするカム部材(98)とを有する。
この構成によれば、捩りコイルばね(72)の巻き締めと巻きほぐしとによって、把手部材(36)と軸体(52)とをトルク伝達関係と非トルク伝達関係とに切り替えるので、把手部材(36)と軸体(52)とに対をなすクラッチ部品等を取り付ける必要がなくなり、しかも、捩りコイルばね(72)の巻き締めと巻きほぐしを行うだけでよく、一方のクラッチ部品を把手部材あるいは軸体に対してトルク伝達の係合状態で軸線方向に移動可能に設ける必要もなくなる。これらのことにより、部品点数を削減してロック装置を簡素な構造のものにすることができる。
本発明による扉のロック装置は、好ましくは、前記錠装置は、鍵によって回転する内部回転体(90)を含むシリンダ錠(86)によって構成され、前記内部回転体(90)には当該内部回転体(90)の回転によって前記本体(5)あるいは対をなす扉(11)に形成された係合部(95)に係脱可能に係合して前記扉(13)を閉じ位置に保持する施錠用アーム部材(94)が取り付けられており、前記カム部材は、前記施錠用アーム部材(94)に一体に形成され、前記内部回転体(90)の施錠方向の回転によって前記捩りコイルばね(72)の他端(76)に当接して捩りコイルばね(72)を巻きほぐし、前記内部回転体(90)の解錠方向の回転によって前記捩りコイルばね(72)の前記他端(76)より離間するカム部(98)によって構成されている。
この構成によれば、施錠用アーム部材(94)に一体に形成されたカム部(98)によって捩りコイルばね(72)の巻きほぐしが行われるので、部品点数の削減と構造の簡素化が図られる。
本発明による扉のロック装置は、好ましくは、捩りコイルばね(72)は、前記第2の状態では、前記他端(76)を固定端、前記一端(74)を変位端として、前記ラッチ部材(56)が前記係合部(58)に係合する方向のばね力を前記軸体(52)に与えるばねをなす。
この構成によれば、第2の状態では、捩りコイルばね(72)は、ラッチ部材(56)が係合部(58)に係合する方向に軸体を付勢するばね要素としても機能するから、捩りコイルばね(72)がクラッチばねと付勢ばねとを兼ねることになり、部品点数の削減と構造の簡素化が図られる。
本発明による扉のロック装置は、好ましくは、更に、前記把手部材(36)には、前記円筒部(48)が前記捩りコイルばね(72)を巻きほぐす方向と同方向に回動する時に、前記捩りコイルばね(72)の他端(76)に前記同方向に押す側から当接する突起部(82)が設けられている。
この構成によれば、突起部(82)と他端(76)との当接により、円筒部(48)と捩りコイルばね(72)との回転方向の位相がずれることがなく、円筒部(48)が元の回転位置に戻ると、捩りコイルばね(72)も元の回転位置に戻り、繰り返しのラッチ部材(56)の係脱において、円筒部(48)に対する捩りコイルばね(72)の取付状態が変動することがない。
本発明による扉のロック装置は、好ましくは、前記軸体(52)は、当該軸体(52)の外周に固定されて前記捩りコイルばね(72)を保持するばね保持部材(64)を含み、前記ばね保持部材(64)に前記捩りコイルばね(72)の前記一端(74)が嵌挿されるスリット(78)が形成されている。
この構成によれば、軸体(52)は全長に亘って同一横断面形状のストレートな既存の軸部材で構成することができ、既存部品の有効利用が図られる。
本発明による扉のロック装置によれば、ラッチ部材の回転軸である軸体と把手部材との連結が捩りコイルばねによって断続される構造であるので、部品点数の削減を削減して簡素な構造のものにすることができる。
本発明によるロック装置が適用される扉を有する収納庫の全体構造を示す斜視図。 本発明による扉のロック装置の実施形態1の全体構成を示す正面図(扉を裏面側から見た図)。 実施形態1による扉のロック装置の要部の拡大正面図。 実施形態1による扉のロック装置の分解斜視図。 図3の線V−Vに沿った断面図(ラッチ係合状態)。 図3の線V−Vに沿った断面図(ラッチ解除状態)。 実施形態1による扉のロック装置の解錠状態の斜視図。 実施形態1による扉のロック装置の解錠−施錠中間状態の斜視図。 実施形態1による扉のロック装置の施錠状態の斜視図。 本発明による扉のロック装置の実施形態2の施錠状態の正面図(扉を裏面側から見た図)。 実施形態2による扉のロック装置の解錠状態の正面図。 本発明による扉のロック装置の実施形態3の施錠状態の正面図(扉を裏面側から見た図)。 実施形態3による扉のロック装置の解錠状態の正面図。
(実施形態1)
以下に、本発明による扉のロック装置の実施形態1を、図1〜図9を参照して説明する。
(構造)
先ず、図1を参照して本発明によるロック装置が適用される扉を有する収納庫の全体構造について説明する。収納庫(収納具)1は、前面開口の収納空間3を画成する立方体形状の本体(筐体)5と、本体5の左右の前縁部に各々ヒンジ7によって回動可能に取り付けられて本体5の開口9を開閉する左右2枚の矩形の扉板11及び13とを有する。本体5には収納空間3を上下に区切る棚板15が取り付けられている。
向かって左側の扉板11は、先端縁部に扁平な片部17を有しており、閉扉状態で片部17に右側の扉板13の先端縁部が重なる構造になっていることにより、扉板13が開かれない限り開かれない。このような構造において、本実施形態によるロック装置20は扉板13に設けられる。
ロック装置20は、図2〜図4に示されているように、扉板13に固定された把手ベース部材22を有する。把手ベース部材22は、前側から見て窪んだ把手収容空間24を画定する把手収容部26と、把手収容部26の周りに延在して扉板13の前面に重合する板状部28とを一体に有する。把手収容部26は、扉板13に形成された開口19(図4参照)を貫通して扉板13の裏面側に突出している。把手収容部26の突出側にはねじ(不図示)によって箱形状のカバー部材30が固定されている。
把手収容部26とカバー部材30との各々の上壁部と下壁部とには半円形凹部32、34が形成されている。半円形凹部32と34とは、扉板13の裏面側にあって、互いに協働して円形の軸受孔を上下2箇所に構成している。この軸受孔は、扉板13の裏面側において把手部材36の円筒状の軸部38を上下方向に延在する軸線周りに回動可能に支持している。
把手部材36には軸部38より径方向外方に延出した外側レバー片40と内側レバー片42とが一体形成されている。外側レバー片40は把手収容部26に形成された開口44を通って把手収容空間24内に配置されている。内側レバー片42はカバー部材30に形成された開口46を通って扉板13の裏面側(収納空間3側)に配置されている。
軸部38の下部には軸部38と同一軸線上に延在する円筒部48が軸部38と一体形成されている。軸部38と円筒部48とは、扉板13の裏面側にあって、円形横断面の貫通孔50(図4参照)が同一軸線上に上下に貫通形成されている。
貫通孔50には四角柱による軸体52が挿入されている。把手部材36と軸体52とは、軸体52の対角線長より貫通孔50の内径が大きいことにより、相対的に回転可能になっている。軸体52は、扉板13の裏面側にあって、貫通孔50より上下に突出しており、上端部と下端部とを各々扉板13の裏面に取り付けられた軸受部材54(図2、図7参照)によって回転可能に支持されている。軸体52の上端部と下端部とにはラッチ部材56が取り付けられている。
ラッチ部材56は、フック形状をしていて、先端の係止爪部56Aを有する。本体5の上縁部と下縁部とが各々上下のラッチ部材56に対応する位置には、開口によるラッチ用係合部58(図1参照)が形成されている。ラッチ部材56は、軸体52の回動によって回動変位し、図5に示されている位置にある時には、係止爪部56Aがラッチ用係合部58に係合することにより、扉板13を閉じ位置に保持し、図5に示されている状態より軸体52が図5で見て時計廻り方向に回動して図6に示されている位置に移動することにより、係止爪部56Aがラッチ用係合部58との係合より離脱し、扉板13を閉じ位置より開くことを可能な状態にする。
なお、把手部材36と扉板13との間には、把手部材36と軸体52とがトルク伝達関係で連結された状態において、軸体52が図5、図6で見て反時計廻り方向に回転する方向に付勢するばね(不図示)が設けられている。
板状部28の裏面側には支持片60が突出形成されている。支持片60は、扉板13の裏面側において、円形横断面の貫通孔62によってばね保持部材64の円筒部66を軸部38及び円筒部48と同一軸線周りに回転可能に支持している。円筒部66の中心部には四角形横断面の貫通孔68(図4参照)が形成されている。貫通孔68には、軸体52が、嵌合状態、つまりトルク伝達関係で貫通している。これにより、軸体52とばね保持部材64とは一体となって回転する。
ばね保持部材64には円筒部48の外周を所定の円環状間隙をおいて同心に囲繞する円筒状の外筒部70が円筒部48と一体形成されている。円筒部48と外筒部70との間の円環状間隙には捩りコイルばね72が配置されている。
捩りコイルばね72は、軸部38及び円筒部48の中心軸線と同一の中心軸線を有するストレート巻きのコイルばねであり、完全巻き部71をなす複数値の有効巻き数を有する。捩りコイルばね72の完全巻き部71は、初期状態(組付前の単品状態)では、円筒部48の外径より少し小さい内径を有し、組付時に少し拡径されて円筒部48の外周面48Aに密着した状態で外周面48Aに巻き付いている。なお、円筒部48の外周面48Aは把手部材36の回動中心と同心に一体形成された円筒部48の外周面である。
捩りコイルばね72は、完全巻き部71の下端にて径方向外方に突出した第1の巻端部(一端)74と、完全巻き部71の上端にて径方向外方に突出した第2の巻端部(他端)76とを有する。第1の巻端部74と第2の巻端部76とは90度の回転位相をもって互いに異なる回転位置にある。第1の巻端部74は、係止端であって、ばね保持部材64の外筒部70に形成された幅狭のスリット78に嵌り込んでいることにより、ばね保持部材64に対して回転方向には正逆両方向に実質的に変位できない状態で係止されている。第2の巻端部76は自由端であり、ばね保持部材64の外筒部70に形成された幅広の切欠部80に配置されている。なお、スリット78は軸体52に固定されたばね保持部材64に形成されているので、第1の巻端部74は実質的には回転する軸体52に係止されていることになる。
第2の巻端部76に外部より力が与えられていない上述の状態を第1の状態と云い、第1の状態では、完全巻き部71が円筒部48の外周面48Aに巻き締めによって密着していることにより、摩擦によって円筒部48とばね保持部材64とが、換言すると、把手部材36と軸体52とがトルク伝達関係で連結され、把手部材36の回動が1対1の関係で軸体52に伝達される状態になる。この第1の状態では、使用者は、把手部材36の操作によってラッチ部材56をラッチ用係合部58に対して係脱させることができる。
第2の巻端部76の図5、図6で見て反時計廻り方向の変位は、捩りコイルばね72を巻きほぐす方向、つまり、捩りコイルばね72の完全巻き部を拡径する方向の変位であり、第1の巻端部74が回転方向に変位しない状態で、第2の巻端部76が図5、図6で見て反時計廻り方向に所定回転角以上変位することにより、巻きほぐしによって完全巻き部71の内径が円筒部48の外径より大きくなる。この状態を第2の状態と云い、第2の状態では、完全巻き部71が円筒部48の外周面48Aより離間し、把手部材36と軸体52とのトルク伝達関係の連結が解かれて把手部材36と軸体52とが切り離され、把手部材36の回動が軸体52に伝達されなくなる。この第2の状態では、使用者は、把手部材36の操作ではラッチ部材56をラッチ用係合部58に対して係脱させることができない。
円筒部48の外周面48Aには突起部82が一体形成されている。突起部82は、捩りコイルばね72の第2の巻端部76に当接可能な回転角位置に設けられており、把手部材36が捩りコイルばね72を巻きほぐす方向と同方向(図5、図6で見て反時計廻り方向)に回動する時に、捩りコイルばね72の第2の巻端部76に、同方向(捩りコイルばね72を巻きほぐす方向)に押す側から当接する。
図4、図7〜図9に示されているように、把手ベース部材22の板状部28には錠取付座部84が一体形成されている。錠取付座部84にはシリンダ錠86の外筒(固定側本体)88が固定されている。シリンダ錠86は、一般的構造のものであり、外筒88内に自身の中心軸線周りに回転可能な内部回転体(内筒)90を有する。シリンダ錠86の前部は板状部28に形成された貫通孔85内に挿入されている。これにより、内部回転体90の前面は扉板13の表側(前側)に露呈している。内部回転体90は、鍵92(図4参照)を抜き差しされる鍵孔(不図示)を有しており、鍵孔に差し込まれた鍵92によって略90度の回転角だけ離れた解錠回転位置と施錠回転位置との間に回転する。
内部回転体90の後端部は扉板13の裏側に位置しており、当該後端部にはフック形状の施錠用アーム部材(閂部材)94の基端が固定されている。施錠用アーム部材94は、フック形状をしていて、先端の係止爪部94Aを有する。扉板11の先端縁部が施錠用アーム部材94に対応する位置には、開口による施錠用係合部95(図1参照)が形成されている。施錠用アーム部材94は、内部回転体90の回動によって回動変位し、内部回転体90が解錠回転位置にある時には、図7に示されているように、係止爪部94Aが施錠用係合部95との係合より離間した起立姿勢をなし、内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図9に示されているように、係止爪部94Aが施錠用係合部95に係合する横転姿勢をなし、扉板13を閉じ位置に保持する。
施錠用アーム部材94の基端近傍にはカム部98が突出形成されている。カム部98は、円弧カム面98Aを有し、内部回転体90が解錠回転位置にある時には、図7に示されているように、捩りコイルばね72の第2の巻端部76より離れた位置にあり、捩りコイルばね72が前述の第1の状態であることを維持する。内部回転体90が施錠方向に回転(図7で見て時計廻り方向の回転)することにより、図8に示されているように、円弧カム面98Aをもって第2の巻端部76に当接する。この当接は、突起部82と同様に、捩りコイルばね72を巻きほぐす方向に押す側からの当接である。
円弧カム面98Aは、内部回転体90の施錠方向の回転が進行することにより、捩りコイルばね72を巻きほぐす方向に第2の巻端部76を変位させる。内部回転体90が施錠回転位置に位置した時には、図9に示されているように、円弧カム面98Aによって第2の巻端部76が捩りコイルばね72を巻きほぐす方向に所定回転角変位する。これにより、内部回転体90が施錠回転位置に位置した状態、つまり、シリンダ錠86が施錠された状態では、捩りコイルばね72の完全巻き部71の内径が円筒部48の外径より大きくなる第2の状態になる。
このようにして、カム部98は、解錠時には捩りコイルばね72を第1の状態にし、施錠時には捩りコイルばね72を第2の状態にする状態変更部材をなす。
捩りコイルばね72は、円筒部48より離間した第2の状態にある時には、第2の巻端部76を固定端、第1の巻端部74を変位端として、ばね保持部材64を介して軸体52を図5、図6で見て反時計廻り方向、つまりラッチ部材56がラッチ用係合部58に係合する方向に付勢する。換言すると、捩りコイルばね72は、第2の状態では、ラッチ部材56がラッチ用係合部58に係合する方向のばね力を軸体52に与えるばねをなす。これにより、施錠時には捩りコイルばね72のばね力によってラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58に係合している状態が維持される。
次に、実施形態1によるロック装置を具備した扉の開閉動作について説明する。
(解錠時)
シリンダ錠86の内部回転体90が解錠回転位置にある時には、図2〜図4、図7に示されているように、施錠用アーム部材94が起立姿勢にあって、施錠用アーム部材94の係止爪部94Aが施錠用係合部95(図1参照)との係合より離間している。
この起立姿勢下では、カム部98は捩りコイルばね72の第2の巻端部76より離れた位置にあり、捩りコイルばね72は第1の状態にあって、完全巻き部71が円筒部48の外周面48Aに巻き締めによって密着し、把手部材36と軸体52とをトルク伝達関係で連結している。
このように解錠時には、把手部材36と軸体52とが捩りコイルばね72によってトルク伝達関係で連結され、外側レバー片40あるいは内側レバー片42による把手部材36の軸部38を中心とした回動が捩りコイルばね72によって軸体52に伝達される。これにより、使用者による把手部材36の操作によって、把手部材36と軸体52とが一体的に回動し、ラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58との係合より離間し、扉板13の開閉が自由に行われる。
図6に示されているように、ラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58(図1参照)との係合より離間したラッチ解除状態から、図5に示されているように、ラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58(図1参照)に係合したラッチ係合位置に戻る際には、円筒部48が図5、図6で見て反時計廻り方向に回転し、これに伴い捩りコイルばね72が巻きほぐし方向に回動する。この回動に伴って突起部82も同様に回動するから、突起部82と第2の巻端部76との当接により、円筒部48と捩りコイルばね72との回転方向の位相がずれることがなく、円筒部48が元の回転位置に戻ると、捩りコイルばね72も元の回転位置に戻る。これにより、繰り返しのラッチ部材56の係脱において、円筒部48に対する捩りコイルばね72の取付状態が変動することがなく、必要な捩りコイルばね72の動作が保障される。
(施錠時)
シリンダ錠86の内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図9に示されているように、施錠用アーム部材94が横転姿勢にあって、施錠用アーム部材94の係止爪部94Aが施錠用係合部95(図1参照)に係合している。
この横転姿勢下では、カム部98が捩りコイルばね72の第2の巻端部76を、捩りコイルばね72を巻きほぐす方向に所定回転角変位させ、捩りコイルばね72を第2の状態に変更している。この第2の状態では、完全巻き部71が円筒部48の外周面48Aに離間し、把手部材36と軸体52とがトルク伝達関係において切り離されている。これにより、使用者によって把手部材36が操作されても、軸体52が回動することがなく、捩りコイルばね72のばね力によってラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58に係合した状態が維持される。
これにより、施錠時には、施錠用アーム部材94の係止爪部94Aが施錠用係合部95に係合していることと、把手部材36が操作されてもラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58との係合より離脱しないことにより、扉板13を開くことができない状態が維持される。
上述したように、捩りコイルばね72の巻き締めと巻きほぐしとによって、把手部材36と軸体52とをトルク伝達関係と切り離し関係(非トルク伝達関係)とに切り替えるので、把手部材36と軸体52とに対をなすクラッチ部品等を取り付ける必要がなくなり、しかも、捩りコイルばね72の巻き締めと巻きほぐしを行うだけで、一方のクラッチ部品を把手部材あるいは軸体に対してトルク伝達の係合状態で軸線方向に移動可能に設ける必要もなくなる。これにより、本実施形態のロック装置20によれば、部品点数の削減と構造の簡素化が図られる。
捩りコイルばね72は、把手部材36と軸体52と切り離した関係にある時、つまり、第2の状態では、ラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58に係合する方向に軸体を付勢するばね要素としても機能するから、つまり、捩りコイルばね72がクラッチばねと付勢ばねとを兼ねるので、このことによって部品点数の削減と構造の簡素化が図られる。
更に、施錠用アーム部材94に一体に形成されたカム部98によって捩りコイルばね72の巻きほぐしが行われることによっても、部品点数の削減と構造の簡素化とが図られる。
軸体52の外周に固定されたばね保持部材64のスリット78によって捩りコイルばね72の第1の巻端部74が係止されるに構造になっているので、軸体52は全長に亘って同一横断面形状のストレートな既存の軸部材で構成することができ、既存部品の有効利用が図られる。
(実施形態2)
次に、本発明による扉のロック装置の実施形態2を、図10、図11を参照して説明する。なお、図10、図11において、図1〜図9に対応する部分は、図1〜図9に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
(構成)
四角柱による軸体52は把手部材36の回動中心部をトルク伝達関係の嵌合で上下に貫通している。軸体52には可動円筒体100が取り付けられている。可動円筒体100は、軸体52の横断面形状の同じ横断面形状(四角形)をもって自身の中心部を軸線方向に貫通する角孔102を有し、角孔102に軸体52を嵌挿されていることにより、軸体52と一体的に自身の中心軸線周りに回転する。
可動円筒体100の外周には捩りコイルばね110が設けられている。捩りコイルばね110は、可動円筒体100の中心軸線と同一の中心軸線を有するストレート巻きのコイルばねであり、完全巻き部112をなす複数値の有効巻き数を有する。完全巻き部112は、初期状態(組付前の単品状態)では、可動円筒体100の外径より少し小さい内径を有し、組付時に少し拡径されて可動円筒体100の外周面104に密着した状態で可動円筒体100に巻き付いている(図10参照)。
捩りコイルばね110は、完全巻き部112の下端にて径方向外方に突出した第1の巻端部114と、完全巻き部112の上端にて径方向外方に突出した第2の巻端部116とを有する。第1の巻端部114と第2の巻端部116とは180度の回転位相をもって互いに異なる回転位置にある。第1の巻端部114は、係止端であって、扉板13の裏面に固定された係止部材118によって扉板13に係止されている。第2の巻端部116は、自由端であり、後述するカム板124によって操作される。
シリンダ錠86の内部回転体90の端部には偏心ピン120が取り付けられている。偏心ピン120は、内部回転体90の回転によって偏心運動し、内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図10に示されているように、下側に位置し、内部回転体90が解錠回転位置にある時には、図11に示されているように、上側に位置する。シリンダ錠86の取付部には偏心ピン120の偏心運動によって上下にスライドするスライド片(デットボルト)122が設けられている。スライド片122にはカム板124が取り付けられている。カム板124は傾斜カム面124Aを有している。
カム板124は、内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図10に示されているように、傾斜カム面124Aが第2の巻端部116より離間する位置にあり、内部回転体90が施錠回転位置より解錠回転位置に回動することにより、スライド片122と共に上昇移動し、図11に示されているように、傾斜カム面124Aが第2の巻端部116に当接し、捩りコイルばね110を巻きほぐす方向に第2の巻端部116を変位させる。この変位は、完全巻き部112の内径が可動円筒体100の外径より大きくなり、完全巻き部112が可動円筒体100の外周面104より完全に離間する程度の巻きほぐしの変位である。
(施錠時)
シリンダ錠86の内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図10に示されているように、偏心ピン120が下側位置にあると共にスライド片122が降下位置にあることにより、傾斜カム面124Aが捩りコイルばね110の第2の巻端部116より離間した位置にある。
この状態下では、完全巻き部112が可動円筒体100の外周面104に巻き付いていて、把手部材36及び可動円筒体100が回動しようとすると、完全巻き部112が外周面104に対して巻き締めを起こす。
これにより、施錠時には、軸体52が、可動円筒体100、捩りコイルばね110、係止部材118を介して扉板13に固定され、軸体52及び把手部材36が回転できない状態になり、把手部材36が解放された状態で施錠が行われると、ラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58に係合した状態が維持される。
(解錠時)
シリンダ錠86の内部回転体90が解錠回転位置にある時には、図11に示されているように、偏心ピン120が上側位置にあると共にスライド片122が上昇位置にあることにより、傾斜カム面124Aが、捩りコイルばね110が第2の巻端部116に当接して捩りコイルばね110を巻きほぐす方向に第2の巻端部116を所定量変位させるから、完全巻き部112の内径が可動円筒体100の外径より大きくなり、完全巻き部112が可動円筒体100の外周面104より完全に離間する。
この状態下では、可動円筒体100と捩りコイルばね110とが切り離され、可動円筒体100が軸体52と共に自由に回転できる状態になる。これにより、把手部材36が回動可能になり、把手部材36による軸体52の回動によってラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58との係合より離間し、扉板13の開閉が自由に行われ得るようになる。
この実施形態では、捩りコイルばね110の巻き締めと巻きほぐしとによって、軸体52の固定と固定解除が行われるので、把手部材36と軸体52とに対をなすクラッチ部品等を取り付ける必要がなくなり、しかも、捩りコイルばね110の巻き締めと巻きほぐしを行うだけで、一方のクラッチ部品を把手部材あるいは軸体に対してトルク伝達の係合状態で軸線方向に移動可能に設ける必要もなくなる。これにより、本実施形態のロック装置20によれば、部品点数の削減と構造の簡素化が図られる。
(実施形態3)
次に、本発明による扉のロック装置の実施形態3を、図12、図13を参照して説明する。なお、図12、図13において、図1〜図11に対応する部分は、図1〜図11に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
(構成)
実施形態2と同様に、把手部材36の回動中心部を軸体52がトルク伝達関係の嵌合で貫通している。また、同様に、軸体52には可動円筒体100が一体的に回転可能に取り付けられている。
可動円筒体100と軸線方向に隣接する位置には固定円筒体140が配置されている。固定円筒体140は扉板13の裏面側に固定されている。固定円筒体140は、自身の中心部を軸線方向に貫通する丸孔142を有し、丸孔142を軸体52が回転可能に貫通している。
可動円筒体100と固定円筒体140とは同一外径であり、双方の外周を軸線方向に跨ぐように捩りコイルばね130が設けられている。捩りコイルばね130は、可動円筒体100及び固定円筒体140の中心軸線と同一の中心軸線を有するストレート巻きのコイルばねであり、完全巻き部132をなす複数値の有効巻き数を有する。完全巻き部132は、初期状態(組付前の単品状態)では、可動円筒体100及び固定円筒体140の外径より少し小さい内径を有し、組付時に少し拡径されて可動円筒体100の外周面104及び固定円筒体140の外周面144に密着した状態で可動円筒体100と固定円筒体140とに跨って巻き付いている(図12参照)。
捩りコイルばね130は、完全巻き部132の下端にて径方向内方に突出した第1の巻端部134と、完全巻き部132の上端にて径方向外方に突出した第2の巻端部136とを有する。第1の巻端部134は、固定円筒体140に形成されたスリット144Aに係合し、固定円筒体140に係止されている。第2の巻端部116は、自由端であり、カム板124によって操作される。
シリンダ錠86の内部回転体90の端部には偏心ピン120が取り付けられている。偏心ピン120は、内部回転体90の回転によって偏心運動し、内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図12に示されているように、下側に位置し、内部回転体90が解錠回転位置にある時には、図13に示されているように、上側に位置する。シリンダ錠86の取付部には偏心ピン120の偏心運動によって上下にスライドするスライド片122が設けられている。スライド片122にはカム板124が取り付けられている。カム板124は傾斜カム面124Aを有している。
カム板124は、内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図12に示されているように、傾斜カム面124Aが第2の巻端部136より離間する位置にあり、内部回転体90が施錠回転位置より解錠回転位置に回動することにより、スライド片122と共に上昇移動し、図13に示されているように、傾斜カム面124Aが第2の巻端部136に当接し、捩りコイルばね130を巻きほぐす方向に第2の巻端部136を変位させる。この変位は、完全巻き部132の内径が可動円筒体100及び固定円筒体140の外径より大きくなり、完全巻き部132が可動円筒体100の外周面104及び固定円筒体140の外周面144より完全に離間する程度の巻きほぐしの変位である。
(施錠時)
シリンダ錠86の内部回転体90が施錠回転位置にある時には、図12に示されているように、偏心ピン120が下側位置にあると共にスライド片122が降下位置にあることにより、傾斜カム面124Aが捩りコイルばね130の第2の巻端部136より離間した位置にある。
この状態下では、完全巻き部132が可動円筒体100の外周面104と固定円筒体140の外周面144とに巻き付いていて、把手部材36及び可動円筒体100が回動しようとすると、完全巻き部132が可動円筒体100の外周面104及び固定円筒体140の外周面144に対して巻き締めを起こす。
これにより、施錠時には、軸体52が、可動円筒体100、捩りコイルばね130、固定円筒体140を介して扉板13に固定され、軸体52及び把手部材36が回転できない状態になり、把手部材36が解放された状態で施錠が行われると、ラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58に係合した状態が維持される。
(解錠時)
シリンダ錠86の内部回転体90が解錠回転位置にある時には、図13に示されているように、偏心ピン120が上側位置にあると共にスライド片122が上昇位置にあることにより、傾斜カム面124Aが、捩りコイルばね130の第2の巻端部136に当接して捩りコイルばね130を巻きほぐす方向に第2の巻端部136を所定量変位させるから、完全巻き部132の内径が可動円筒体100及び固定円筒体140の外径より大きくなり、完全巻き部132が可動円筒体100の外周面104及び固定円筒体140の外周面144より完全に離間する。
この状態下では、可動円筒体100と捩りコイルばね130とが切り離され、可動円筒体100が軸体52と共に自由に回転できる状態になる。これにより、把手部材36が回動可能になり、把手部材36による軸体52の回動によってラッチ部材56の係止爪部56Aがラッチ用係合部58との係合より離間し、扉板13の開閉が自由に行われ得るようになる。
この実施形態では、捩りコイルばね130の巻き締めと巻きほぐしとによって、軸体52の固定と固定解除が行われるので、把手部材36と軸体52とに対をなすクラッチ部品等を取り付ける必要がなくなり、しかも、捩りコイルばね130の巻き締めと巻きほぐしを行うだけで、一方のクラッチ部品を把手部材あるいは軸体に対してトルク伝達の係合状態で軸線方向に移動可能に設ける必要もなくなる。これにより、本実施形態のロック装置20によれば、部品点数の削減と構造の簡素化が図られる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本発明による扉のロック装置が適用される収納庫は、左右2枚扉による両開きの収納庫に限られることはなく、1枚扉による片開きの収納庫であってもよい。片開きの収納庫である場合には、施錠用係合部95は、本体5の適当な場所に設けられる。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 収納庫
5 本体
11 扉板
13 扉板
20 ロック装置
22 把手ベース部材
36 把手部材
48 円筒部
48A 外周面
52 軸体
56 ラッチ部材
58 ラッチ用係合部
64 ばね保持部材
72 捩りコイルばね
74 第1の巻端部(一端)
76 第2の巻端部(他端)
78 スリット
82 突起部
86 シリンダ錠
90 内部回転体
92 鍵
94 施錠用アーム部材
95 施錠用係合部
98 カム部
100 可動円筒体
104 外周面
110 捩りコイルばね
118 係止部材
120 偏心ピン
122 スライド片
124 カム板
130 捩りコイルばね
140 固定円筒体

Claims (5)

  1. 収納庫の本体に形成された開口を開閉する扉のロック装置であって、
    前記扉に回動可能に設けられ、回転軸線と同心の円筒部を有する把手部材と、
    前記扉に回動可能に取り付けられた軸体と、
    前記軸体に設けられて当該軸体の回動によって前記本体に形成された係合部に係脱可能に係合して前記扉を閉じ位置に保持するラッチ部材と、
    前記扉に取り付けられ、鍵によって施錠・解錠操作される錠装置と、
    一端を前記軸体に係止され、第1の状態では前記円筒部の外周面に巻き付いて前記把手部材の回動を前記軸体に伝達し、巻きほぐしによって拡径した第2の状態では前記円筒部の外周面より離間して前記把手部材と前記軸体とを切り離す捩りコイルばねと、
    前記錠装置によって操作され、解錠時には前記捩りコイルばねを前記第1の状態にし、施錠時には前記捩りコイルばねを前記第2の状態にするカム部材とを有する扉のロック装置。
  2. 前記錠装置は、鍵によって回転する内部回転体を含むシリンダ錠によって構成され、前記内部回転体には当該内部回転体の回転によって前記本体あるいは対をなす扉に形成された係合部に係脱可能に係合して前記扉を閉じ位置に保持する施錠用アーム部材が取り付けられており、
    前記カム部材は、前記施錠用アーム部材に一体に形成され、前記内部回転体の施錠方向の回転によって前記捩りコイルばねの他端に当接して前記捩りコイルばねを巻きほぐし、前記内部回転体の解錠方向の回転によって前記捩りコイルばねの前記他端より離間するカム部によって構成されている請求項1に記載の扉のロック装置。
  3. 捩りコイルばねは、前記第2の状態では、前記他端を固定端、前記一端を変位端として、前記ラッチ部材が前記係合部に係合する方向のばね力を前記軸体に与えるばねをなす請求項2に記載の扉のロック装置。
  4. 前記把手部材には、前記円筒部が前記捩りコイルばねを巻きほぐす方向と同方向に回動する時に、前記捩りコイルばねの他端に同方向に押す側から当接する突起部が設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の扉のロック装置。
  5. 前記軸体は、当該軸体の外周に固定されて前記捩りコイルばねを保持するばね保持部材を含み、前記ばね保持部材に前記捩りコイルばねの前記一端が嵌挿されるスリットが形成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の扉のロック装置。
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