JP2001115561A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2001115561A
JP2001115561A JP29829199A JP29829199A JP2001115561A JP 2001115561 A JP2001115561 A JP 2001115561A JP 29829199 A JP29829199 A JP 29829199A JP 29829199 A JP29829199 A JP 29829199A JP 2001115561 A JP2001115561 A JP 2001115561A
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JP
Japan
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building
unit
floor
wall
panel
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JP29829199A
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English (en)
Inventor
Hajime Noguchi
肇 野口
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁パネルの内側面に床パネルの端縁部が接合
されて形成される建物ユニットの複数個を接続して組み
合わせて形成される壁式工法によるユニット建物におい
て、床部の振動性能がさらに向上したユニット建物を提
供すること。 【解決手段】 壁パネル11、21の内側面に床パネル
12、22の端縁部が接合されて形成された建物ユニッ
ト1、2が上下に接続して形成される壁式工法によるユ
ニット建物であって、上下の建物ユニット1、2の壁パ
ネル12、22同士が接続具3及び接着剤4によって接
合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁パネルと床パ
ネルとからなる建物ユニットを上下方向又は(及び)水
平方向に接続して組み合わせて形成される壁式工法によ
るユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】耐力壁とされる壁パネルと床パネルとか
らなる建物ユニットの複数個を上下又は(及び)水平方
向に接続して組み合わせて形成される壁式工法によるユ
ニット建物においては、建物ユニットは、予め工場で生
産されて建築現場に搬送されて組み立てられて構成され
ている。
【0003】ところで、壁パネルと床パネルとからなる
建物ユニットとしては、特開昭6033960号公報な
どに記載されているように、床パネルの端縁部に壁パネ
ルを立設して接合された形成された建物ユニットがよく
知られているが、近頃では、特開平7−76879号公
報に記載されているような、壁パネルの内側面に床パネ
ルの端縁部が接合されて形成された建物ユニットが提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】後者の、壁パネルの内
側面に床パネルの端縁部が接合されて形成された建物ユ
ニットを組み合わせて形成されるユニット建物において
は、天井高や床厚を増大することができて居住性が向上
するなどの利点がある。
【0005】そして、この建物ユニットを上下又は(及
び)水平方向に組み合わせてユニット建物を構築するに
あたって、建物ユニットの上下又は(及び)水平方向の
接続のいずれとも、ボルト・ナットや嵌合式金具などの
接合具で接合していた。
【0006】上記の接合具による建物ユニットの接合は
耐力上充分な強度を有している。しかし、上下の建物ユ
ニットは、壁パネル同士の上下端が接合具によって接続
されているために、上階の壁パネルが左右に振動し易く
なって、床パネルの振動の減衰が遅くなる傾向ちなり、
床部の振動性能の向上が更に望まれる。
【0007】この発明は、上記の点に鑑み、壁パネルの
内側面に床パネルの端縁部が接合されて形成される建物
ユニットの複数個を接続して組み合わせて形成される壁
式工法によるユニット建物において、床部の振動性能が
さらに向上したユニット建物を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のユ
ニット建物は、壁パネルと床パネルとからなる建物ユニ
ットが上下に接続して形成される壁式工法によるユニッ
ト建物であって、上記建物ユニットは、壁パネルの内側
面に床パネルの端縁部が接合されて形成されており、上
下の建物ユニットの壁パネル同士が接続具及び接着剤に
よって接合されていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明のユニット建物は、壁
パネルと床パネルとからなる建物ユニットの複数個が上
下及び水平方向に組み合わせて形成される壁式工法によ
るユニット建物であって、上記建物ユニットは、壁パネ
ルの内側面に床パネルの端縁部が接合されて形成されて
おり、上下の建物ユニットは、壁パネル同士が接続具に
よって接合されるとともに、水平方向の建物ユニット
は、互いに隣接する壁パネル間に充填材が充填されてい
ることを特徴としている。
【0010】上記の建物ユニットとしては、図5(イ)
に示すように、床パネルaの四つの端縁をそれぞれの壁
パネルbの内側面に接合した箱形状建物ユニット、図5
(ロ)に示すように、床パネルaの三つの端縁をそれぞ
れの壁パネルbの内側面に接合したコの字壁状建物ユニ
ット、図5(ハ)に示すように、床パネルaの相対向す
る二つの端縁をそれぞれの壁パネルbの内側面に接合し
たニの字壁状建物ユニット、図5(ニ)に示すように、
床パネルaの相交叉する二つの端縁をそれぞれの壁パネ
ルbの内側面に接合したL字壁状建物ユニットなどの形
態のものがあげられる。
【0011】請求項2記載の発明のユニット建物におい
て、充填材とは、壁パネル間に注入でき、その後弾性体
となって壁パネルの間隙を充満するような材料をいい、
例えば発泡ウレタンなどがあげられ、接着性能を有して
いてもよい。
【0012】また、請求項2記載の発明のユニット建物
においては、上下の建物ユニットは、請求項2記載の発
明のユニット建物と同様、壁パネル同士が接続具及び接
着剤によって接合されていてもよい。
【0013】(作用)請求項1記載のユニット建物にお
いては、上下の建物ユニットの壁パネル同士が接続具に
よって接合されていることによって、従来どおりの耐力
上の強度を有し、更に上下の建物ユニットの壁パネル同
士が接着剤で接合されているので、上階の壁パネルが振
動し難くなって床パネルの振動の減衰が早くなり、人が
感ずる床振動体感が向上する。
【0014】請求項2記載のユニット建物においては、
上下の建物ユニットの壁パネル同士が接続具によって接
合されていることによって、従来どおりの耐力上の強度
を有し、互いに隣接する壁パネル間に充填材が充填され
ていて、互いに隣接する二枚の壁パネルが一体化して振
動し難くなって床パネルの振動の減衰が早くなり、人が
感ずる床振動体感が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面の実施例を参照しながら説明する。
【0016】先ず、この発明の第1の実施の形態を図1
〜図3を参照しながら説明する。図1はこの発明のユニ
ット建物を構成する上下の建物ユニットの接合状態を示
す説明図、図2は接合直前の下階建物ユニットの部分斜
視図、図3は建物ユニットの上下の壁パネルの接合状態
を示す断面図である。図1〜図3において、1は1階の
建物ユニット、2は2階の建物ユニット、3は接続具、
4は接着剤である。
【0017】1階の建物ユニット1は、工場で生産され
るものであり、壁パネル11を三個コの字状に立設し、
それぞれの内側面に床パネル12の三つの端縁を接合し
たコの字壁状建物ユニットトとして形成されている。な
お、13は壁パネル11の間に介在する柱であって必要
に応じて設けられるものであり、14は梁である。この
建物ユニット1の壁パネル11の上枠桟111と柱13
の上部に接続具(ボルト)3が立設されている。
【0018】2階の建物ユニット2は、1階の建物ユニ
ット1と同様に工場で生産されるものであり、壁パネル
21を三個コの字状に立設し、それぞれの内側面に床パ
ネル22の三つの端縁を接合したコの字壁状建物ユニッ
トとして形成されている。なお、23は壁パネル21の
間に介在する柱であって必要に応じて設けられるもので
あり、24は梁である。
【0019】上記の建物ユニット1、2は、この実施例
では、コの字壁状建物ユニットであるが、前記したとお
り、図5(イ)に示すような箱形状建物ユニット、図5
(ハ)に示すようなニの字壁状建物ユニット、図5
(ニ)に示すようなL字壁状建物ユニットであってもよ
いことは勿論である。
【0020】なお、各床パネル12、22は、図示して
いないが、根太によって方形に組み立てられた床枠組に
構造用合板やパーティクルボード等の面材を取り付けて
構成されている。また、各壁パネル11、12も図示し
ていないが、上枠、下枠、縦枠によって組み立てられた
壁枠組の内外両側に石膏ボードや木片セメント板等の面
材を取り付けて耐力壁として構成されている。なお、各
壁パネル12、22は、必要に応じ出入口、窓等の開口
部が形成されることになる。
【0021】1階の建物ユニット1は、建築現場に搬送
され、図示していない基礎の上に配置固定し、この1階
の建物ユニット1の壁パネル11の上面に接着剤4を塗
布する。接着剤4は、図2に示すように、両サイドを残
して塗布するのが、壁パネル11や21の表裏面に漏出
して汚すことがないので好ましい。
【0022】次いで、その上に2階の建物ユニット2を
配置して、1階の建物ユニット1の壁パネル11の上枠
111と柱13の上部に立設された接続具(ボルト)3
を、2階の建物ユニット2の壁パネル21の下枠211
と柱13の下部に挿入してナット31を螺合して接合す
るとともに、壁パネル11の上面と壁パネル21の下面
とが接着剤4で接着されて、上下の建物ユニット1、2
が接合される。
【0023】2階の建物ユニット2の上には、屋根ユニ
ット(図示せず)が配置接合され、ユニット建物が構築
されることになる。図面では、1階の建物ユニット1と
2階の建物ユニット2とを1個ずつ接合しているが、
1、2階とも水平方向に更に建物ユニットが接合され得
る。
【0024】なお、2階の建物ユニット2の上に3階の
建物ユニットを配置接合してなどし、3階建て以上のユ
ニット建物を構築することができる。3階以上の建物ユ
ニットを配置接合する場合、1階の建物ユニット1や2
階の建物ユニット2と同様、壁パネルの内側面に床パネ
ルの端縁部が接合されて形成された建物ユニットを使用
し、1階の建物ユニット1と2階の建物ユニット2との
接合構造と同様の接合構造が採用される。
【0025】このユニット建物においては、建物ユニッ
ト1、2の壁パネル11、21同士が接続具3によって
接合されていることによって、従来どおりの耐力上の強
度を有し、更に壁パネル11、12同士が接着剤4で接
合されているので、2階の壁パネル21が振動し難くな
って床パネル22の振動の減衰が早くなり、人が感ずる
床振動体感が向上するものとなっている。
【0026】次に、この発明の第2の実施の形態を図4
の実施例に基づいて説明する。図4はこの発明の第2の
実施の形態に係るユニット建物を構成する建物ユニット
の水平方向の接合状態を示す説明図である。この図4に
おいて、5は建物ユニット、6は充填材である。
【0027】建物ユニット5は、工場で生産されるもの
であり、床パネル52の相対向する二つの端縁をそれぞ
れの壁パネル51の内側面に接合したニの字壁状建物ユ
ニットで形成されている。
【0028】この建物ユニット5は、2階の建物ユニッ
トであり、図示していないが、基礎の上に配置固定され
た1階の建物ユニットの上に配置固定されてユニット建
物の構築される。図示していない1階の建物ユニットと
建物ユニット5との接合構成は図1〜図3に示したもの
と同じであるので説明を省略する。
【0029】建物ユニット5同士は、隣接する壁パネル
51の間隙に発泡ウレタン原液などの充填材6が注入さ
れ、発泡ウレタンが充満されたものとなっている。な
お、建物ユニット5同士は、例えば、特公平5−381
02号公報に記載されているような板金製接続具等によ
って接続されている。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明の建物ユニットは、
上下の建物ユニットの壁パネル同士が接続具によって接
合されていることによって、従来どおりの耐力上の強度
を有し、更に上下の建物ユニットの壁パネル同士が接着
剤で接合されているので、上階の壁パネルが振動し難く
なって床パネルの振動の減衰が早くなり、人が感ずる床
振動体感が向上したものとなっている。
【0031】請求項2記載のユニット建物は、上下の建
物ユニットの壁パネル同士が接続具によって接合されて
いることによって、従来どおりの耐力上の強度を有し、
互いに隣接する壁パネル間に充填材が充填されていて、
互いに隣接する二枚の壁パネルが一体化して振動し難く
なって床パネルの振動の減衰が早くなり、人が感ずる床
振動体感が向上したものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のユニット建物を構成する上下の建物
ユニットの接合状態を示す説明図である。
【図2】接合直前の下階建物ユニットの部分斜視図であ
る。
【図3】建物ユニットの上下の壁パネルの接合状態を示
す断面図である。
【図4】この発明の他のユニット建物を構成する建物ユ
ニットの接合状態を示す説明図である。
【図5】この発明のユニット建物を構成する建物ユニッ
トの形態例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 1階の建物ユニット 11 壁パネル 12 床パネル 2 2階の建物ユニット 21 壁パネル 22 床パネル 3 接続具 4 接着剤 5 建物ユニット 51 壁パネル 52 床パネル 6 充填材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルと床パネルとからなる建物ユニ
    ットが上下に接続して形成される壁式工法によるユニッ
    ト建物であって、上記建物ユニットは、壁パネルの内側
    面に床パネルの端縁部が接合されて形成されており、上
    下の建物ユニットの壁パネル同士が接続具及び接着剤に
    よって接合されていることを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 壁パネルと床パネルとからなる建物ユニ
    ットの複数個が上下及び水平方向に組み合わせて形成さ
    れる壁式工法によるユニット建物であって、上記建物ユ
    ニットは、壁パネルの内側面に床パネルの端縁部が接合
    されて形成されており、上下の建物ユニットは、壁パネ
    ル同士が接続具によって接合されるとともに、水平方向
    の建物ユニットは、互いに隣接する壁パネル間に充填材
    が充填されていることを特徴とするユニット建物。
JP29829199A 1999-10-20 1999-10-20 ユニット建物 Withdrawn JP2001115561A (ja)

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