JP2001114853A - カルボキシル基を有するノボラック型フェノール樹脂および該フェノール樹脂を用いたポジ型感光性樹脂組成物 - Google Patents

カルボキシル基を有するノボラック型フェノール樹脂および該フェノール樹脂を用いたポジ型感光性樹脂組成物

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JP2001114853A
JP2001114853A JP30012399A JP30012399A JP2001114853A JP 2001114853 A JP2001114853 A JP 2001114853A JP 30012399 A JP30012399 A JP 30012399A JP 30012399 A JP30012399 A JP 30012399A JP 2001114853 A JP2001114853 A JP 2001114853A
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phenol resin
resin
ketone
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novolak
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Nobuaki Otsuki
信章 大槻
Rie Inoue
理絵 井上
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルボキシル基を有するフェノール樹脂を見
出すと共に、希薄な弱アルカリ水溶液で高精度に現像す
ることができる感光性樹脂組成物の提供。 【解決手段】 ノボラック型フェノール樹脂の原料であ
るアルデヒドおよび/またはケトンの少なくとも一部
に、アルコール性ヒドロキシル基を有するアルデヒドお
よび/またはケトンを用いてアルコール性ヒドロキシル
基含有ノボラック型フェノール樹脂を得て、この樹脂中
のアルコール性ヒドロキシル基に対して多塩基酸無水物
を付加させて得られた、または、原料アルデヒドおよび
/またはケトンの少なくとも一部に、カルボキシル基を
有するアルデヒドおよび/またはカルボキシル基を有す
るケトンを用いて得られた、カルボキシル基を有するノ
ボラック型フェノール樹脂、およびこの樹脂と、1,2
−キノンジアジド化合物を含有するポジ型感光性樹脂組
成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルボキシル基を
有するフェノール樹脂および該フェノール樹脂を用いた
ポジ型感光性樹脂組成物に関する。この感光性樹脂組成
物は、露光部分を弱アルカリ水溶液で溶解現像すること
ができるので、精細な画像を形成する必要のある電子材
料分野や印刷版等のパターニング用途に有用である。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板等のパターニング等に
利用される画像形成方法として、ノボラック型フェノー
ル樹脂と1,2−キノンジアジド化合物を組み合わせた
ポジ型フォトレジストを利用する方法が知られている。
【0003】1,2−キノンジアジド化合物は紫外線露
光により分解し、Wolff転移を起こしてインデンケ
テンとなり、水と反応してインデンカルボン酸となる。
また、1,2−キノンジアジド化合物がノボラック型フ
ェノール樹脂と相互作用を起こし、溶解禁止剤として働
く。この作用によって、ノボラック型フェノール樹脂と
1,2−キノンジアジド化合物を含むフォトレジスト
は、露光部分がアルカリ可溶となり、未露光部分は溶解
禁止効果によって不溶性となるポジ型となる。
【0004】しかし、フェノール性ヒドロキシル基は弱
酸性であるので、露光部分のアルカリ現像を水酸化カリ
ウムや水酸化ナトリウムといった強アルカリの水溶液を
用いて行わなければならない。強アルカリで現像すると
未露光部分も剥離してしまうことがあり、高精度に現像
するために非常に綿密な現像条件を設定して制御する必
要があった。また、強アルカリ水溶液を用いるため、安
全性の点や廃液処理の点で問題となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明はカルボ
キシル基を有するフェノール樹脂を見出すと共に、希薄
な弱アルカリ水溶液で高精度に現像することができる感
光性樹脂組成物を提供することを課題として掲げた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、カルボ
キシル基を有するノボラック型フェノール樹脂が、カル
ボキシル基を有するノボラック型フェノール樹脂の原料
であるアルデヒドおよび/またはケトンの少なくとも一
部に、アルコール性ヒドロキシル基を有するアルデヒド
および/またはアルコール性ヒドロキシル基を有するケ
トンを用いることによりアルコール性ヒドロキシル基含
有ノボラック型フェノール樹脂を得て、この樹脂中のア
ルコール性ヒドロキシル基に対して多塩基酸無水物を付
加させて得られたものであるところに要旨を有する。
【0007】本願第2発明は、カルボキシル基を有する
ノボラック型フェノール樹脂が、ノボラック型フェノー
ル樹脂の原料であるアルデヒドおよび/またはケトンの
少なくとも一部に、カルボキシル基を有するアルデヒド
および/またはカルボキシル基を有するケトンを用いる
ことにより得られたものであるところに要旨を有する。
【0008】本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、上記
第1発明のノボラック型フェノール樹脂および/または
上記第2発明のノボラック型フェノール樹脂と、1,2
−キノンジアジド化合物を含有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のノボラック型フェノール
樹脂はカルボキシル基を有しているので、カルボキシル
基を有していないノボラック型フェノール樹脂を用いた
感光性樹脂組成物とは異なり、塗膜の露光部分が弱アル
カリに容易に溶解して基材から剥離し、良好な弱アルカ
リ現像性を発揮する。
【0010】ノボラック型フェノール樹脂とは、フェノ
ール化合物と、アルデヒドおよび/またはケトンを原料
とし、酸性触媒で縮重合させることにより得られる。本
発明のノボラック型フェノール樹脂は、芳香環同士を結
合しているメチレン炭素にカルボキシル基が導入されて
いるノボラック型フェノール樹脂である。すなわち、ノ
ボラック型フェノール樹脂の構成単位であるアルデヒド
および/またはケトンの一部または全部が、直接または
間接的に、置換基としてカルボキシル基を有しているも
のである。また、上記記載において「間接的」にカルボ
キシル基を有するというのは、カルボキシル基が、アル
キル基、シクロアルキル基、エステル結合、芳香環等が
単独でまたは組み合わされて結合した有機基を介して、
アルデヒドおよび/またはケトンのカルボニル炭素に結
合していることを意味する。なお、ノボラック型フェノ
ール樹脂の構成単位のフェノールもカルボキシル基やそ
の他の置換基を有していてもよく、また一部がナフトー
ルであってもよい。
【0011】本発明のノボラック型フェノール樹脂は、
2種類の方法で合成することができる。第1の方法は、
ノボラック型フェノール樹脂を縮重合するときの原料ア
ルデヒドおよび/またはケトンの一部または全部とし
て、アルコール性ヒドロキシル基を有するアルデヒドお
よび/またはケトンを用いて、アルコール性ヒドロキシ
ル基を有するノボラック型フェノール樹脂を縮重合で得
た後に、このアルコール性ヒドロキシル基に対して多塩
基酸無水物を反応させてカルボキシル基を導入し、カル
ボキシル基含有ノボラック型フェノール樹脂を得る方法
である。
【0012】アルコール性ヒドロキシル基含有アルデヒ
ドやアルコール性ヒドロキシル基含有ケトンは、カルボ
ニル炭素にアルコール性ヒドロキシル基が間接的に結合
したものであれば使用することができる。「間接的に」
の意味は前記と同じである。具体例としては、2,2−
ジメチル−3−ヒドロキシプロピオンアルデヒドやグリ
セルアルデヒド等が挙げられ、これらのうち1種または
2種以上を使用することができる。
【0013】原料アルデヒドおよび/またはケトンの全
部をアルコール性ヒドロキシル基を有するアルデヒドお
よび/またはケトンとすることもできるが、アルコール
性ヒドロキシル基およびカルボキシル基を持たないアル
デヒドおよび/またはケトンと併用することも可能であ
る。また、後述するカルボキシル基を有するアルデヒド
および/またはケトンを併用してもよい。
【0014】アルコール性ヒドロキシル基とカルボキシ
ル基を持たないアルデヒドおよび/またはケトンの具体
例としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フ
ルフラール、ベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアル
デヒド、メトキシベンズアルデヒド、ヒドロキシフェニ
ルアセトアルデヒド、メトキシフェニルアセトアルデヒ
ド、クロトンアルデヒド、クロロアセトアルデヒド、ク
ロロフェニルアセトアルデヒド、アセトン等が挙げら
れ、これらのうち1種または2種以上を用いることがで
きる。なお、ホルムアルデヒドはその前駆体であるp−
ホルムアルデヒド、トリオキサン等の形態で用いてもよ
い。
【0015】縮重合相手のフェノール化合物としては、
フェノール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノ
ールやブチルフェノール等のアルキルフェノール、メト
キシフェノールや2−メトキシ−4−メチルフェノール
等のアルコキシフェノール、トリメチルフェノール、ビ
ニルフェノールやアリルフェノール等のアルケニルフェ
ノール、フェニルフェノール等のアリールフェノール、
ベンジルフェノール等のアラルキルフェノール、メトキ
シカルボニルフェノール等のアルコキシカルボニルフェ
ノール、ベンゾイルオキシフェノール等のアリールカル
ボニルフェノール、クロロフェノール等のハロゲン化フ
ェノール、カテコールやレゾルシノール等のポリヒドロ
キシベンゼン、ビスフェノールAやビスフェノールF等
のビスフェノール等が挙げられる。ナフトール化合物と
してはα−あるいはβ−ナフトールが挙げられる。ま
た、これらのメチロール化物、例えば、ビスヒドロキシ
メチル−p−クレゾール等を用いることもできる。さら
に、m−キシレンのようなフェノール以外の化合物を一
部縮重合に用いてもよい。
【0016】フェノール化合物として、p−ヒドロキシ
フェニル−2−エタノール、p−ヒドロキシフェニル−
3−プロパノール、p−ヒドロキシフェニル−4−ブタ
ノール、ヒドロキシエチルクレゾール等のヒドロキシア
ルキルフェノールまたはヒドロキシアルキルクレゾー
ル;ビスフェノールのモノエチレンオキサイド付加物、
ビスフェノールのモノプロピレンオキサイド付加物等の
アルコール性ヒドロキシル基含有フェノール化合物、あ
るいは、p−ヒドロキシフェニル酢酸、p−ヒドロキシ
フェニルプロピオン酸、p−ヒドロキシフェニルブタン
酸、p−ヒドロキシ桂皮酸、ヒドロキシ安息香酸、ヒド
ロキシフェニル安息香酸、ヒドロキシフェノキシ安息香
酸、ジフェノール酸等のカルボキシル基含有フェノール
化合物の1種または2種以上を併用することもできる。
【0017】縮重合反応は、塩酸、硫酸、蟻酸、酢酸、
p−トルエンスルホン酸、シュウ酸等の公知の酸性触媒
を使用して、ノボラック型フェノール樹脂を合成すると
きの公知の条件で行う。原料のフェノール化合物1モル
に対し、アルデヒドとケトン合計で0.7〜1モル使用
することが好ましい。
【0018】本発明のカルボキシル基含有ノボラック型
フェノール樹脂を得るための第1の方法では、縮重合に
よって得られたアルコール性ヒドロキシル基含有ノボラ
ック型フェノール樹脂中のアルコール性ヒドロキシル基
に多塩基酸無水物を反応させることによって、カルボキ
シル基を導入する。
【0019】多塩基酸無水物としては、無水フタル酸、
無水コハク酸、オクテニル無水コハク酸、ペンタドデセ
ニル無水コハク酸、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、3,6−エンドメチレンテトラヒド
ロ無水フタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無
水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、トリメリット
酸等の二塩基酸無水物、あるいは、ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物、ナフタレンテトラカルボン酸二無水
物、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、ブ
タンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラ
カルボン酸二無水物、無水ピロメリット酸、ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物等の脂肪族あるいは芳香
族四塩基酸二無水物等が挙げられ、これらのうち1種ま
たは2種以上を用いることができる。
【0020】フェノール樹脂中のアルコール性ヒドロキ
シル基と多塩基酸無水物との反応は、通常50〜130
℃で行う。アルコール性ヒドロキシル基1化学当量に対
し、多塩基酸無水物を0.1〜1.1モル反応させるこ
とができる。このとき必要に応じて、トリエチルアミン
等の三級アミン、トリエチルベンジルアンモニウムクロ
ライド等の4級アンモニウム塩、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール等のイミダゾール化合物、トリフェニル
フォスフィン等のリン化合物等を触媒として添加しても
よい。
【0021】本発明のカルボキシル基含有ノボラック型
フェノール樹脂を得るための第2の方法は、ノボラック
型フェノール樹脂の原料であるアルデヒドおよび/また
はケトンの一部または全部として、カルボキシル基を有
するアルデヒドおよび/またはケトンを用いて縮重合反
応を行うものである。
【0022】第2の方法で用いられるカルボキシル基含
有アルデヒドまたはカルボキシル基含有ケトンとして
は、アルデヒドまたはケトンのカルボニル炭素にカルボ
キシル基が直接または間接的に結合している化合物であ
れば、特に限定されず使用することができる。「間接的
に」の意味は前記と同じである。具体例としては、グリ
オキシル酸、グリオキシル酸メチル、グリオキシル酸フ
ェニル、グリオキシル酸ヒドロキシフェニル、ホルミル
酢酸、ホルミル酢酸メチル、2−ホルミルプロピオン
酸、2−ホルミルプロピオン酸メチル、ピルビン酸、レ
プリン酸、4−アセチルブチル酸、アセトンジカルボン
酸、3,3’−4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を
使用することができる。
【0023】原料アルデヒドおよび/またはケトンの全
部をカルボキシル基含有を有するアルデヒドおよび/ま
たはケトンとすることもできるが、アルコール性ヒドロ
キシル基およびカルボキシル基を持たないアルデヒドお
よび/またはケトンと併用することも可能である。この
ようなアルデヒドおよび/またはケトンとは、前記第1
の方法の説明で、アルコール性ヒドロキシル基およびカ
ルボキシル基を持たないアルデヒドおよび/またはケト
ンとして例示したものが使用できる。なお、縮重合の相
手のフェノール化合物および縮重合条件は前記第1の方
法の説明の通りである。
【0024】本発明のカルボキシル基を有するノボラッ
ク型フェノール樹脂を、ポジ型感光性樹脂として用いる
場合、弱アルカリ水溶液での現像性を良好に発現させる
ためには、最終的に得られるカルボキシル基含有ノボラ
ック型フェノール樹脂のカルボキシル基量が、ノボラッ
ク型フェノール樹脂1gあたり0.5×10-3モル以上
になるようにすることが好ましい。より好ましくは1.
0×10-3モル以上である。なお、カルボキシル基量が
多くなり過ぎると、解像度が低下することがあるので、
カルボキシル基量の上限は、5×10-3モルが好まし
い。より好ましい上限は、3×10-3モルである。
【0025】カルボキシル基の量を上記の範囲にするた
めには、アルコール性ヒドロキシル基(第1の方法)あ
るいはカルボキシル基(第2の方法)を有するアルデヒ
ドおよび/またはケトンと、これらの官能基を持たない
(カルボキシル基導入に寄与しない)アルデヒドおよび
/またはケトンの使用量を適宜選択することが好まし
い。具体的には、アルコール性ヒドロキシル基またはカ
ルボキシル基を有するアルデヒドおよび/またはケトン
の使用量を、原料アルデヒドおよび/またはケトン全量
のうち、5〜70モル%の範囲にするとよい。より好ま
しい下限は10モル%であり、上限は50モル%であ
る。
【0026】本発明のカルボキシル基含有ノボラック型
フェノール樹脂については、必要に応じて、分子量を増
大させるために鎖延長剤を用いてフェノール樹脂の多量
体化を行ってもよい。鎖延長剤としては、カルボキシル
基との反応性を有するジエポキシ化合物やジオキサゾリ
ン化合物、あるいはヒドロキシル基との反応性を有する
ジイソシアネート化合物等が利用できる。
【0027】本発明のカルボキシル基含有ノボラック型
フェノール樹脂は、1,2−キノンジアジド化合物と組
み合わせることによって、弱アルカリ水溶液で現像可能
なポジ型の感光性樹脂組成物とすることができる。
【0028】1,2−キノンジアジド化合物としては、
1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸、1,
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸、1,2−
ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸等のエステルが
用いられる。エステル化の相手としては、2,3,4−
トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テ
トラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4−テ
トラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,3,4,
4’−ペンタヒドロキシベンゾフェノン、2,3,
3’,4,4’,5’−ヘキサヒドロキシベンゾフェノ
ン等のポリヒドロキシベンゾフェノン類が好ましい。エ
ステル化反応は、これらのポリヒドロキシベンゾフェノ
ンと、1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホニル
クロライド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホニルクロライド、1,2−ベンゾキノンジアジド−4
−スルホニルクロライド等とを、トリエチルアミン等の
塩基性触媒下、0〜60℃で反応させることにより行わ
れる。生成物は、塩析後、水洗・乾燥して得ることがで
きる。
【0029】1,2−キノンジアジド化合物は、1種ま
たは2種以上混合して使用することができる。使用量
は、感光性樹脂100質量部に対し、5〜100質量部
が適切である。10〜80質量部がより好ましい範囲で
ある。
【0030】ポジ型感光性樹脂組成物中には、上述した
本発明のカルボキシル基含有ノボラック型フェノール樹
脂と共に、カルボキシル基非含有フェノール樹脂を一部
配合してもよい。カルボキシル基非含有フェノール樹脂
としては公知のものが使用でき、アルコール性ヒドロキ
シル基含有ノボラック型フェノール樹脂、アルコール性
ヒドロキシル基もカルボキシル基も持たないフェノール
樹脂、レゾール型フェノール樹脂、ビスフェノール樹
脂、フェノール化合物とジビニルベンゼンやジシクロペ
ンタジエン等のジオレフィン化合物との付加反応により
得られるポリフェノール化合物、フェノール化合物とア
ラルキルハライド、アラルキルアルコールまたはこれら
の誘導体との反応により得られるポリフェノール化合
物、トリアジンフェノールノボラック樹脂等が挙げられ
る。
【0031】感光性樹脂組成物を基材に塗布する際の作
業性等の観点から、組成物中に溶媒を配合してもよい。
溶媒としてはトルエン、キシレン等の炭化水素類;セロ
ソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;カルビト
ール、ブチルカルビトール等のカルビトール類;セロソ
ルブアセテート、カルビトールアセテート、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート等のエステル
類;メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類;ジエチレングリコールジメチルエーテル等の
エーテル類等が挙げられる。これらの溶媒は1種または
2種以上を混合して用いることができ、塗布作業時に最
適粘度となるように適当量使用する。
【0032】さらに必要に応じて、増感剤、界面活性
剤、吸光剤(染料)、架橋剤、接着助剤等の当該分野に
おける公知の添加剤を添加してもよい。
【0033】本発明の感光性樹脂組成物を塗膜化した
後、光照射を行うと、光が照射されていない部分は、
1,2−キノンジアジド化合物がノボラック型フェノー
ル樹脂と相互作用を起こして溶解禁止剤として働いてい
るのでアルカリに溶けないが、光が照射された部分で
は、1,2−キノンジアジド化合物が光分解して、溶解
禁止効果を失う。従って、露光部分がアルカリ可溶とな
る。本発明の感光性樹脂は、カルボキシル基を有してい
るので、弱アルカリや希薄なアルカリ水溶液で速やかに
現像を行うことができる。
【0034】使用可能なアルカリの具体例としては、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、アンモニア等の弱アルカ
リ無機化合物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属化合物;水酸化カルシウム等のアルカリ土
類金属化合物;モノメチルアミン、ジメチルアミン、ト
リメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミン、モノプロピルアミン、ジメチルプロ
ピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ポリエチレンイミン等の弱アルカリ有機化合物;テ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラエ
チルアンモニウムハイドロオキサイド;等が挙げられ、
これらの1種または2種以上を水溶液として使用するこ
とができる。
【0035】本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、画像
形成や、微細な回路形成用の感光性樹脂組成物として有
用である。また、本発明のカルボキシル基含有ノボラッ
ク型フェノール樹脂は、成形材料や塗料等の分野で従来
公知のノボラック型フェノール樹脂に代えて使用するこ
とができる。
【0036】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳述する
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。なお実施例中の部およ
び%は質量基準である。
【0037】合成例1(1,2−キノンジアジド化合物
の合成) 撹拌機、還流冷却管および温度計を取り付けた反応器
に、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン24.6部、1,2−ナフトキノンジアジド−5−ス
ルホニルクロライド53.7部およびアセトン800部
を仕込み、均一に熔解した。次いで、トリエチルアミン
21.2gを反応器に滴下し、25℃で3時間かけて反
応させた。反応混合物を1%の塩酸3000部中に投入
し、生じた沈殿を濾過し、水洗、乾燥して、1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホン酸と2,3,4,
4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンとのエステルを
得た。
【0038】合成例2(ノボラック型フェノール樹脂A
−1の合成) 撹拌機、還流冷却管および温度計を取り付けた反応器
に、o−クレゾール108部、グリオキシル酸水溶液
(グリオキシル酸含有率40%)100部、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル140部、p−トルエンス
ルホン酸2.2部を仕込み、撹拌下、100℃で反応さ
せた。次いで、o−クレゾール108部、ジエチレング
リコールジメチルエーテル120部を添加し、90℃で
撹拌しながらホルマリン水溶液(ホルムアルデヒド含有
率37%)102.2部を滴下し、還流条件で6時間、
その後150℃に昇温して反応させた。反応終了後、得
られた溶液を水洗してp−トルエンスルホン酸を除去し
た後、減圧下で水を留去し、ノボラック型フェノール樹
脂A−1を60%含むジエチレングリコールジメチルエ
ーテル溶液を得た。この樹脂A−1について赤外吸収ス
ペクトルと核磁気共鳴スペクトルを測定し、分析した結
果、カルボキシル基の存在が確認された。仕込量から計
算したこのフェノール樹脂A−1中のカルボキシル基含
有量は、2.1×10-3モル/gである。また、フェノ
ール樹脂A−1のGPC(ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー)によるポリスチレン換算の重量平均分子
量は1770であった。
【0039】合成例3(ノボラック型フェノール樹脂A
−2の合成) 合成例2と同様の装置を用い、o−クレゾール108
部、ピルビン酸52.8部、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル140部、濃硫酸2.2部、チオグリコー
ル酸1.1部を仕込み、撹拌下、100℃で反応させ
た。次いで、o−クレゾール108部、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル120部を添加し、90℃で撹
拌しながらホルマリン水溶液(ホルムアルデヒド含有率
37%)90.8部を滴下し、還流条件で6時間、その
後150℃に昇温して反応させた。反応終了後、得られ
た溶液を水洗して濃硫酸とチオグリコール酸を除去した
後、減圧下で水を留去し、ノボラック型フェノール樹脂
A−2を60%含むジエチレングリコールジメチルエー
テル溶液を得た。この樹脂A−2について赤外吸収スペ
クトルと核磁気共鳴スペクトルを測定し、分析した結
果、カルボキシル基の存在が確認された。仕込量から計
算したこのフェノール樹脂A−2中のカルボキシル基含
有量は、2.2×10-3モル/gである。また、フェノ
ール樹脂A−2のGPCによるポリスチレン換算の重量
平均分子量は1850であった。
【0040】合成例4(ノボラック型フェノール樹脂A
−3の合成) 合成例2と同様の装置を用い、o−クレゾール108
部、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオンアル
デヒド55.1部、ジエチレングリコールジメチルエー
テル140部、p−トルエンスルホン酸2.2部を仕込
み、撹拌下、100℃で反応させた。次いで、o−クレ
ゾール108部、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル120部を添加し、90℃で撹拌しながら、ホルマリ
ン水溶液(ホルムアルデヒド含有率37%)102.2
部を滴下し、還流条件で6時間、その後150℃に昇温
して反応させた。反応終了後、得られた溶液を水洗して
p−トルエンスルホン酸を除去した後、減圧下で水を留
去し、ノボラック型フェノール樹脂A−3’を60%含
むジエチレングリコールジメチルエーテル溶液を得た。
赤外吸収スペクトルと核磁気共鳴スペクトルの分析か
ら、アルコール性ヒドロキシル基の存在が確認された。
仕込量から計算したフェノール樹脂A−3’中のアルコ
ール性ヒドロキシル基含有量は2.0×10-3モル/g
である。また、フェノール樹脂A−3’のGPCによる
ポリスチレン換算の重量平均分子量は2050であっ
た。
【0041】次に、この溶液141.7部に、テトラヒ
ドロ無水フタル酸25.3部およびトリエチルアミン
0.9部を加えて100℃で反応させ、カルボキシル基
含有ノボラック型フェノール樹脂A−3を66%含むジ
エチレングリコールジメチルエーテル溶液を得た。仕込
量から計算したフェノール樹脂A−3中のカルボキシル
基含有量は、1.5×10-3モル/gである。
【0042】比較合成例1(比較用ノボラック型フェノ
ール樹脂B−1の合成) 合成例2と同様の装置を用い、o−クレゾール216
部、ホルマリン水溶液(ホルムアルデヒド含有率37
%)145.9部、ジエチレングリコールジメチルエー
テル260部、p−トルエンスルホン酸2.2部を仕込
み、撹拌下、還流条件で6時間反応させた。その後、1
50℃に昇温して反応を続けた。反応終了後、得られた
溶液を水洗して、p−トルエンスルホン酸を除去した
後、減圧下で水を留去し、カルボキシル基もアルコール
性ヒドロキシル基も有しないノボラック型フェノール樹
脂B−1を60%含むジエチレングリコールジメチルエ
ーテル溶液を得た。このフェノール樹脂B−1のGPC
によるポリスチレン換算の重量平均分子量は1800で
あった。
【0043】実施例1〜3および比較例1 各合成例で得られた樹脂を用い、表1に示した配合組成
に従ってポジ型の液状感光性樹脂組成物を調製した。下
記特性評価を行い、結果を表1に示した。
【0044】〔未露光部分の耐アルカリ性評価〕感光性
樹脂組成物をスピナーを用いてガラス板上に塗布し、9
0℃で3分乾燥させ、約1μm厚の塗膜を得た。この乾
燥塗膜を、室温で60秒間、2.38%テトラメチルア
ンモニウムハイドロオキサイド水溶液に浸漬し、浸漬後
の塗膜の状態を下記基準で目視で評価した。 ○:塗膜外観に異常なし ×:塗膜の一部に剥離あり。
【0045】〔露光部分の現像性の評価〕上記と同様に
して乾燥塗膜を形成し、1kWの超高圧水銀ランプを用
いて2000mJ/cm2の光量を照射した後、110
℃で60秒間加熱した。次いで、1%Na2CO3水溶液
を使用して30℃で60秒間現像を行い、残存する樹脂
塗膜の存在を下記基準で目視で評価した。 ○:現像性良好 …ガラス面上に付着物が全くない ×:現像性不良 …ガラス面上に付着物が残る
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明のカルボキシル基を有するノボラ
ック型フェノール樹脂は、ポジ型感光性樹脂組成物の樹
脂として有用であり、カルボキシル基を有しているた
め、得られる塗膜の露光部分を弱アルカリで速やかに現
像することができる。これらのことから、本発明のポジ
型感光性樹脂組成物は、画像形成や、微細な回路形成用
に使用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA04 AA08 AB01 AB16 AB17 AC01 AD03 BE01 CB29 CB43 FA17 4J002 CC031 CC071 EQ036 GP03 4J033 CA01 CA02 CA03 CA05 CA07 CA11 CA12 CA18 CA19 CA22 CA24 CA26 CA28 CA29 CA36 CB18 CC03 CC08 CC09 HA22 HA28 HB10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノボラック型フェノール樹脂の原料であ
    るアルデヒドおよび/またはケトンの少なくとも一部
    に、アルコール性ヒドロキシル基を有するアルデヒドお
    よび/またはアルコール性ヒドロキシル基を有するケト
    ンを用いることによりアルコール性ヒドロキシル基含有
    ノボラック型フェノール樹脂を得て、この樹脂中のアル
    コール性ヒドロキシル基に対して多塩基酸無水物を付加
    させて得られたものであることを特徴とするカルボキシ
    ル基を有するノボラック型フェノール樹脂。
  2. 【請求項2】 ノボラック型フェノール樹脂の原料であ
    るアルデヒドおよび/またはケトンの少なくとも一部
    に、カルボキシル基を有するアルデヒドおよび/または
    カルボキシル基を有するケトンを用いて得られたもので
    あることを特徴とするカルボキシル基を有するノボラッ
    ク型フェノール樹脂。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のノボラック型
    フェノール樹脂と、1,2−キノンジアジド化合物を含
    有することを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
JP30012399A 1999-10-21 1999-10-21 カルボキシル基を有するノボラック型フェノール樹脂および該フェノール樹脂を用いたポジ型感光性樹脂組成物 Withdrawn JP2001114853A (ja)

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