JP2001114116A - 回転角検出装置 - Google Patents

回転角検出装置

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JP2001114116A JP29707199A JP29707199A JP2001114116A JP 2001114116 A JP2001114116 A JP 2001114116A JP 29707199 A JP29707199 A JP 29707199A JP 29707199 A JP29707199 A JP 29707199A JP 2001114116 A JP2001114116 A JP 2001114116A
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rotation angle
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Hironori Kato
弘典 加藤
Toshiyuki Hoshi
敏行 星
Yoshio Sanpei
喜生 三瓶
Hirobumi Okumura
博文 奥村
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    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/244Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing characteristics of pulses or pulse trains; generating pulses or pulse trains
    • G01D5/24409Interpolation using memories
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1、第2角度検出信号の連続振幅比のアー
クタンジェント角度から回転角度を検出し、高精度の回
転角度検出を行う回転角検出装置を提供する。 【解決手段】 回転体に連結したローターの回転によリ
一定最大振幅、同一周期で略1/4波長の位相差を持つ
正弦波状の第1角度検出信号及び第2角度検出信号を出
力する回転角度検出部1、これらの信号を記憶する記憶
部3、制御部2を備え、制御部2は、常時第1及び第2
角度検出信号の振幅を検出し、検出した第1角度検出信
号の振幅絶対値と第2角度検出信号の振幅絶対値を比較
し、小さい振幅絶対値を大きい振幅絶対値で除算した除
算値のアークタンジェント角度により回転体の基本回転
角度を計算し、計算した第1角度検出信号の振幅及び第
2角度検出信号の振幅の極性別及び振幅範囲別に複数の
角度処理ケースを設定し、設定した複数の角度処理ケー
ス毎に、検出した基本回転角度を異なる角度値に変換し
て回転体の回転角度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転角検出装置に
係わり、特に、回転体、例えば自動車のステアリングシ
ャフトに連結され、ステアリングホイールの回転角度及
び回転方向に対応した90°の位相差を持つ2つの角度
検出信号を出力し、得られた2つの角度検出信号の余接
角度を求めることにより回転体の回転角度を正確に検出
することを可能にした回転角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転角検出装置は、回転体の回
転角度を検出するもので、少くとも、回転体の回転角度
を検出する回転角度検出部と、回転角検出装置の動作を
制御する制御部と、被制御機構を制御するコントローラ
ーとを備えている。そして、この回転角検出装置を自動
車のステアリングシャフトの回転角度の検出に使用する
場合は、回転角検出装置が自動車に搭載され、回転角度
検出部が自動車のステアリングシャフトに結合される。
この場合、自動車に搭載される回転角検出装置には、回
転角度検出部に種々のタイプの回転型センサーが用いら
れており、その中の1つとして次のような回転型センサ
ーが提案されている。
【0003】前記提案による回転型センサーは、ベース
部材と、ベース部材に対し回転可能に配置されたロータ
ー部とを備えた回転角度検出部を有し、ローター部が回
転体、この場合自動車のステアリングシャフトに結合さ
れる。また、回転角度検出部は、ベース部材に配置され
た第1磁石及び第2磁石と、ローター部に配置され、第
1磁石との対向位置に略90°の角度を持って配置され
た第1ホール素子及び第2ホール素子と、第2磁石との
対向位置に配置された第3ホール素子とを有し、回転
体、すなわちローター部の回転時に、第1ホール素子及
び第2ホール素子から一定最大振幅、同一周期で、1/
4波長分の位相差を持った正弦波状の第1角度検出信号
及び第2角度検出信号が出力され、同時に、第3ホール
素子からローター部の全回転範囲を1周期とし、直線状
に増加する第3角度検出信号が出力される。
【0004】出力された第1角度検出信号、第2角度検
出信号及び第3角度検出信号は、制御部に供給される。
制御部は、供給された第3角度検出信号に基づきステア
リングホイール(ステアリングシャフト)のニュートラ
ル位置を基準とした粗回転角度及び回転方向を検出し、
供給された第1角度検出信号及び第2角度検出信号に基
づきステアリングホイールのニュートラル位置を基準と
した微回転角度を検出して、ステアリングホイールのニ
ュートラル位置を基準とした回転角度及び回転方向を角
度検出情報としてコントローラに供給する。コントロー
ラは、供給された角度検出情報に基づいて、自動車のサ
スペンション制御やオートマチックトランスミッション
制御をきめ細かに実行する。
【0005】ここで、図3は、前記提案による回転型セ
ンサーを用いた回転角検出装置において、回転型センサ
ーから出力されるステアリングホイールの回転角度と、
第1乃至第3角度検出信号の各検出信号電圧値との関係
を示す特性図である。
【0006】図3において、16は第1角度検出信号、
17は第2角度検出信号、18は第3角度検出信号であ
り、ステアリングホイールの全回転角度(ニュートラル
位置に対して±720°)における第1乃至第3角度検
出信号16、17、18の検出信号電圧値の変化状態を
示す。
【0007】この場合、第1角度検出信号16と第2角
度検出信号12は同一最大振幅、同一周期で、1/4波
長位相が異なる正弦波状の信号であり、ともに最大値の
電圧値は4.5V、最小値の電圧値は0.5Vである。
そして、第1角度検出信号16は、ニュートラル位置0
°に対して−22.5°及び+67.5°の回転角度の
とき、−22.5°から順次−90°を減算した回転角
度のとき、及び、+67.5°に順次+90°を加算し
た回転角度のときにそれぞれ最小値(電圧値0.5V)
になり、第2角度検出信号17は、ニュートラル位置0
°の回転角度のとき、0°から順次−90°を減算した
回転角度のとき、及び、0°に順次+90°を加算した
回転角度のときにそれぞれ最小値(電圧値0.5V)に
なる。また、第3角度検出信号13は、回転角度が−7
20°から+720°に至るまで直線状に増大するもの
で、−720°の回転角度のとき最小値(電圧値0.5
V)に、+720°の回転角度が回転角度のとき最大値
(電圧値4.5V)になる。
【0008】また、図10は、図3に図示の特性図にお
いて、回転角度−90°から+90°の範囲を拡大して
示した特性図である。
【0009】図10において、16Uは第1角度検出信
号16の略直線状の立上り(傾斜)部、16Dは第1角
度検出信号16の略直線状の立下り(傾斜)部、17U
は第2角度検出信号17の略直線状の立上り(傾斜)
部、17Dは第2角度検出信号17の略直線状の立下り
(傾斜)部であり、その他、図3に図示の要素と同じ要
素については同じ符号をつけている。
【0010】ここで、図10に図示の特性図を用い、既
知の回転角検出装置の制御部で実行されるステアリング
ホイールの回転角度及び回転方向の検出について述べ
る。
【0011】まず、制御部は、ステアリングホイールの
ニュートラル位置(回転角度0°)に対する回転方向を
検出する場合、供給された第3角度検出信号18の電圧
値によって行う。すなわち第3角度検出信号18の電圧
値が2.5Vを超えていれば、ステアリングホイールの
回転方向が中立位置に対して一方向(正回転角度方向)
であることを検出し、第3角度検出信号18の電圧が
2.5Vに満たなければ、ステアリングホイールの回転
方向が中立位置に対して他方向(負回転角度方向)であ
ることを検出する。
【0012】次に、制御部は、図10に図示されるよう
に、ステアリングホイールの全回転角度±720°を、
第1角度検出信号16及び第2角度検出信号12の各1
波長に相当する回転角度90°区間… …、N−1、
N、N+1、… …に分割し、供給された第3角度検出
信号18の電圧値によって、ステアリングホイールの回
転角度がどの回転角度区間に相当するかを表す粗回転角
度を検出する。例えば制御部が、第3角度検出信号13
の電圧値として2.8Vを検出した場合、その電圧値に
対応する角度区間として角度区間Nを検出する。
【0013】次いで、制御部は、検出した角度区間Nに
おいて、供給された第1角度検出信号16と第2角度検
出信号17の電圧値が一致したときの第1電圧値V1
び第2電圧値V2 を求め、求めた第1電圧値V1 と第2
電圧値V2 とを用い、第1電圧値V1 と第2電圧値V2
の範囲外にある第1(第2)角度検出信号16(17)
と、第1電圧値V1 と第2電圧値V2 との範囲内にある
第1(第2)角度検出信号16(17)とを特定する。
【0014】続いて、制御部は、第1電圧値V1 と第2
電圧値V2 との範囲内にある角度検出信号16(17)
が第1角度検出信号16であるかまたは第2角度検出信
号17であるかを判断する。これと同時に、第1電圧値
1 と第2電圧値V2 の範囲外にある第1(第2)角度
検出信号16(17)が第1電圧値V1 よりも小さいか
または第2電圧値V2 よりも大きいかを判断し、第1電
圧値V1 と第2電圧値V2 の範囲内にある第1(第2)
角度検出信号16(17)が1つの角度区間Nを4分割
した第1分割角度区間H1、第2分割角度区間H2、第
3分割角度区間H3、第4分割角度区間H4の中のいず
れの分割角度区間にあるかを判断する。このように、第
1(第2)角度検出信号16(17)が1つの角度区間
Nの中のいずれの分割角度区間H1乃至H4にあるかを
求めることにより、ステアリングホイールの微回転角度
を検出する。
【0015】ところで、前記既知の回転角検出装置にお
けるステアリングホイールの微回転角度の検出は、第1
角度区間H1乃至第4角度区間H4における第1及び第
2角度検出信号16及び17の直線状の傾斜部16U、
16D、17U、17Dを利用しているので、検出され
る微回転角度が1つの角度区間(例えば第1角度区間H
1)から次の1つの角度区間(例えば第2角度区間H
2)に切替られるとき、前の直線状の傾斜部(例えば1
6U)と後の直線状の傾斜部(例えば17U)との検出
値は、その切替点で連続性が絶たれることになる。
【0016】この場合、前の直線状の傾斜部16Uと後
の直線状の傾斜部17Uに回転角度検出誤差が含まれて
いなければ、前の直線状の傾斜部16Uと後の直線状の
傾斜部17Uを用いた回転角度検出値には誤差が含まれ
ない。
【0017】ところが、直線状の傾斜部は、通常、僅か
であるが回転角度検出誤差を含むので、前の直線状の傾
斜部16Uと後の直線状の傾斜部17Uとを切替える際
に、回転角度検出誤差の誤差方向によって回転角度検出
値が一時的に変動する。
【0018】かかる既知の回転角検出装置における回転
角度検出値の誤差を低減するため、制御部において、回
転角度検出部から出力された第1角度検出信号16及び
第2角度検出信号17を用いて微回転角度の検出を行な
う場合、第1(第2)角度検出信号16(17)が最大
値・最小値の平均値になる時点(この場合、第1(第
2)角度検出信号16(17)から最大値・最小値の平
均値を差し引いた値を振幅と定義する。)を中心とした
その前後の1/6周期の範囲内の第1エリアと、この第
1エリアの外側にある第1(第2)角度検出信号16
(17)の1/12周期の範囲内の第2エリアと、この
第2エリアの外側にある第1(第2)角度検出信号16
(17)の1/12周期の範囲内の第3エリアとを定
め、第1(第2)角度検出信号16(17)が第1エリ
ア内にあるとき第1(第2)角度検出信号16(17)
の振幅だけ、第1(第2)の検出信号16(17)が第
2エリア内にあるとき第1(第2)角度検出信号16
(17)の振幅と第2(第1)角度検出信号17(1
6)との振幅を7対3で平均化した振幅、第1(第2)
角度検出信号16(17)が第3エリア内にあるとき第
1(第2)角度検出信号16(17)の振幅と第2(第
1)角度検出信号17(16)との振幅を5対5で平均
化した振幅値を用いてステアリングホイールの微回転角
度を検出するようにした回転角検出装置が本出願人によ
って新たに提案されている。
【0019】この新提案による回転角検出装置は、第1
角度検出信号16の直線状の傾斜部16U、16Dや、
第2角度検出信号17の直線状の傾斜部17U、17D
にそれぞれ僅かな回転角度検出誤差が含まれていても、
平均化した振幅値を用いることにより、回転角度検出誤
差の影響を受けることが少ない状態で回転角度の検出を
行うことができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記新提案による回転
角検出装置は、第1角度検出信号16の直線状の傾斜部
16U、16D及び/または第2角度検出信号17の直
線状の傾斜部17U、17Dに僅かな回転角度検出誤差
が含まれていても、第1(第2)角度検出信号16(1
7)の直線状の傾斜部から第2(第1)角度検出信号1
7(16)の直線状の傾斜部に切替わる際に、その切替
えが行われる領域の近傍で、第1角度検出信号16の振
幅と第2角度検出信号17の振幅とを所定の割合で加え
た平均化振幅を用いてステアリングホイールの微回転角
度を検出しているので、回転角度検出誤差の影響を低減
させ、高精度で回転角度を検出することができる。
【0021】しかしながら、前記新提案による回転角検
出装置は、第1角度検出信号16の振幅と第2角度検出
信号17の振幅とを所定の割合で加えた平均化振幅を用
いて回転角度の検出を行っているものの、第1角度検出
信号16の直線状の傾斜部16U、16Dや第2角度検
出信号17の直線状の傾斜部17U、17Dとともに、
それ以外の以外の部分の振幅をも用いているため、より
高精度な回転角度の検出を行うことが難しく、より高精
度な回転角度の検出を行うことができる角度検出装置の
開発が要望されていた。
【0022】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、第1及び第2角度検出信
号の連続した振幅比のアークタンジェント角度を用いて
回転角度を検出することにより、高精度で回転角度を検
出することを可能にした回転角検出装置を提供すること
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による回転角検出装置は、回転体に連結され
たローターを備え、ローターの回転によって一定最大振
幅、同一周期で略1/4波長の位相差を持った正弦波状
の第1角度検出信号及び第2角度検出信号を出力する回
転角度検出部と、第1角度検出信号及び第2角度検出信
号を記憶する記憶部と、制御部とを備え、制御部は、常
時、第1角度検出信号及び第2角度検出信号の振幅をそ
れぞれ検出し、検出した第1角度検出信号の振幅絶対値
と第2角度検出信号の振幅絶対値とを比較し、小さい振
幅絶対値を大きい振幅絶対値で除算した除算値のアーク
タンジェント角度を求めて回転体の基本回転角度を計算
するとともに、計算した第1角度検出信号の振幅及び/
または第2角度検出信号の振幅値により複数の角度処理
ケースを設定し、設定された複数の角度処理ケース毎
に、検出した基本回転角度を所定の変換式により異なる
角度値に変換することにより回転体の回転角度を検出す
る構成を具備する。
【0024】前記構成による一つの具体例として、回転
角度検出部は、磁石に対向配置された2個の磁気センサ
ーを有し、ローターの回転時に2個の磁気センサーから
第1角度検出信号及び第2角度検出信号を出力するもの
である。
【0025】前記構成による一つの好適例として、検出
した基本回転角度は、2個の磁気センサーの取付け位置
誤差値に依存した補正値によって補正されるものであ
る。
【0026】前記構成による他の具体例として、複数の
角度処理ケースは、8つの角度処理ケースに設定されて
いるものである。
【0027】前記構成によるさらに他の具体例として、
第1角度検出信号及び第2角度検出信号の両方を使用す
る場合、各振幅の極性は正極性または負極性別に選択さ
れるとともに、各振幅の振幅絶対値の大小によって角度
処理ケースが選択されているものである。
【0028】前記構成によれば、制御部が、回転角度検
出部から出力された第1角度検出信号及び第2角度検出
信号を用いて回転角度の検出を行なう場合、常時、第1
角度検出信号及び第2角度検出信号の振幅をそれぞれ検
出し、検出した第1角度検出信号の振幅絶対値及び第2
角度検出信号の振幅絶対値を比較し、小さい振幅絶対値
を大きい振幅絶対値で除算した除算値のアークタンジェ
ント角度を求めて回転体の基本回転角度を計算するとと
もに、計算した第1角度検出信号の振幅及び第2角度検
出信号の振幅の値により複数の角度処理ケースを設定
し、設定された複数の角度処理ケース毎に、検出した基
本回転角度を所定の変換式により異なる角度値に変換し
ているので、第1角度検出信号及び第2角度検出信号の
連続した信号振幅が用いられるとともに、回転角度検出
誤差の影響が少ない回転角度の検出を行うことができ、
かつ、得られた回転角度値を角度処理ケース毎にその角
度処理に適した補正角度値に換算することによって、回
転角度の検出を高精度で行うことが可能になる。
【0029】また、前記構成における好適例によれば、
制御部は、検出した基本回転角度を2個の磁気センサー
の取付け位置誤差値に依存した補正値によって補正し、
その補正した基本回転角度を用いて回転角度の検出を行
っているので、検出した基本回転角度中に含まれる2個
の磁気センサーの取付け位置誤差に対応した周期の正弦
波状の誤差列が大幅に低減されるようになり、その結果
として、回転角度の検出を前述の構成のものよりもさら
に高精度で行うことが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0031】図1は、本発明による回転角検出装置の第
1の実施の形態を示す要部構成図であって、自動車のス
テアリングホイールの回転角度の検出を行なうものであ
る。
【0032】図1に示されるように、第1の実施の形態
に係わる回転角検出装置は、回転角度検出部1と、制御
部2と、記憶部3と、コントローラ4と、被制御機構5
と、ローカルエリアネットワーク(LAN)用バスライ
ン6とからなる。この場合、回転角度検出部1は、自動
車のステアリングシャフト(図示なし)に結合配置され
ているもので、被制御機構5は、自動車のサスペンショ
ン機構やオートマチックトランスミッション機構等から
なる。
【0033】そして、回転角度検出部1は、制御部2に
接続され、制御部2は、LAN用バスライン6を通して
コントローラ4に接続され、記憶部3も制御部2に接続
される。
【0034】また、図2(a)、(b)は、回転角度検
出部1となる回転型センサーの具体的構成の一例を示す
断面図であって、(a)は横断面図であり、(b)は
(a)におけるA−A線部分の断面図である。
【0035】図2(a)、(b)に示されるように、回
転型センサーは、筐体7と、ローター8と、回転軸9
と、軸受部10と、ヘリカル小ギア11と、摺動体12
と、第1の磁石131 と、第2の磁石132 と、第1の
ホール素子141 と、第2のホール素子142 と、第3
のホール素子143 と、回路基板15とを備える。
【0036】そして、筐体7は、ケース7Aとカバー7
Bとからなり、ケース7Aの開口をカバー7Bで覆うこ
とにより筐体7が形成される。ケース7Aの底部には1
条の環状突起7Cが形成され、カバー7Bの内面にも1
条の環状突起7Dが形成される。ローター8は、ドラム
状のものであって、中央開口に自動車のステアリングシ
ャフト(図示なし)が挿通された状態で、ステアリング
シャフトに固定され、外周の幅方向中央に狭幅の突出部
8Aが形成され、突出部8Aの全周にヘリカル大ギア8
Bが形成される。ローター8は、筐体7の形成時に、両
外周縁部が環状突起7C、7Dの内側にはめ込まれ、狭
幅の突出部8Aが環状突起7C、7D間から外側方向突
出した状態で、筐体7内に回転自在に係止される。回転
軸9は、一端が軸受10を介してケース7Aに取着さ
れ、他端に波形ワッシャー10Aを介してケース7Aに
軸止され、後述する摺動体12が填め込まれる部分の外
周にスクリュー溝が形成される。ヘリカル小ギア11
は、回転軸9に填め込まれ、ヘリカル大ギア8Bに噛み
合っている。ヘリカル小ギア11は、円筒状の磁石保持
部11Aが連結され、磁石保持部11Aの周囲に円筒状
の第1の磁石131 が填め込まれる。この場合、第1の
磁石131 は、円周方向の対向する部分がN極とS極を
構成している。円筒状の摺動体12は、回転軸9が填め
込まれる内周部分にスクリュー溝(図示なし)が形成さ
れ、摺動体12が回転軸9に填め込まれたとき、双方の
スクリュー溝が噛み合っている。摺動体12は、外周
に、回転軸9の回転時に回転軸9とともに回転しないよ
うに、筐体7のガイド溝(図示なし)に填め込まれる突
出したガイド部(図示なし)が設けられ、かつ、回転軸
9の軸方向に棒状の第2の磁石132 が装着される。こ
の場合、第1の磁石131 は、円周方向の対向する部分
がN極とS極を構成しており、第2の磁石132 は、一
端がN極を、他端がS極を構成している。第1のホール
素子141 と第2のホール素子142 は、回路基板15
上に、円筒状の第1の磁石131 に近接し、かつ、回転
軸9の軸芯に対して90°の角度をなす状態で取着され
る。第3のホール素子143 は、回路基板15上に、棒
状の第2の磁石132 に近接した状態で取着される。回
路基板15は、筐体7の形成時に、両端が基板保持部
(図番なし)によって筐体7内に保持される。この場
合、筐体7や回路基板15は、ベース部材を構成し、ロ
ーター8や回転軸9等は、全体でローターを構成してい
る。
【0037】また、図3は、第1の実施の形態に係わる
回転角検出装置において、回転角度検出部(回転型セン
サー)1から出力されるステアリングホイールの回転角
度と、第1乃至第3角度検出信号16乃至18の各検出
信号電圧値との関係を示す特性図であって、前記提案に
よる回転型センサーを用いた回転角検出装置における同
特性図と同じものである。
【0038】ここで、図1、図2(a)、(b)に図示
の構成図と図3に図示の特性図とを用い、第1の実施の
形態による回転角検出装置の動作について説明する。
【0039】回転角度検出部1は、自動車のステアリン
グホイールが回転され、ステアリングホイールに連結さ
れたステアリングシャフトが回転すると、ステアリング
シャフトを挿通しているローター8が回転する。ロータ
ー8が回転すると、ローター8のヘリカル大ギア8Bに
噛み合っているヘリカル小ギア11とヘリカル小ギア1
1を装着している回転軸9とが同時に回転する。ヘリカ
ル小ギア11の回転により、ヘリカル小ギア11に連結
されている磁石保持部11Aと磁石保持部11Aに取着
した第1の磁石131 とが同時に回転する。そして、第
1の磁石131が回転すると、第1の磁石131 のN極
及びS極と、第1の磁石131 に近接取着した第1のホ
ール素子141 及び第2のホール素子142 との間隔が
周期的に変化し、第1のホール素子141 及び第2のホ
ール素子142 から、図3に図示されるように、同一最
大振幅、同一周期で、位相差が1/4波長の第1角度検
出信号16及び第2角度検出信号17が出力される。こ
の場合、振幅とは、第1(第2)角度信号16(17)
の最大値・最小値の平均値を第1(第2)角度信号16
(17)から差し引いた値と定義する。同様に、回転軸
9が回転すると、回転軸9に対してスクリュー溝が噛み
合っている摺動体12が回転軸9の軸方向に摺動し、摺
動体12に取着された第2の磁石132 も回転軸9の軸
方向に摺動する。第2の磁石132 の摺動により第2の
磁石132 のN極及びS極と第3のホール素子143
の間隔が変化し、第3のホール素子143 から図3に図
示されるように一周期で、ステアリングホイールの回転
角度の変化に伴って直線的に増加(または減少)する第
3角度検出信号18が出力される。回転角度検出部1か
ら出力された第1角度検出信号16、第2角度検出信号
17及び第3角度検出信号18は、制御部2に供給され
る。
【0040】図3に図示されるように、第1の実施の形
態における第1角度検出信号16及び第2角度検出信号
17は、最大値・最小値間が4.0Vで、1周期がステ
アリングホイールの90°の回転角度に等しく、位相差
が1/4波長、すなわちステアリングホイールの回転角
度で22.5°であり、第3角度検出信号18は、最小
値が0.5Vで、最大値が4.5Vであり、1周期がス
テアリングホイールの回転角度で1440°である。
【0041】一般に、自動車のステアリングホイール
は、ニュートラル位置(回転角度0°)から一方向(右
方向)に2回転(回転角度+720°)程、他方向(左
方向)に2回転(回転角度−720°)程回転すること
ができるもので、回転角度検出部1のステアリングホイ
ール(ステアリングシャフト)の回転角度は、ニュート
ラル位置を基準として±720°の回転角度範囲、全体
で1440°の回転角度範囲が必要となる。
【0042】制御部2は、供給された第1角度検出信号
16、第2角度検出信号17及び第3角度検出信号18
を記憶部3に転送し、記憶部3に既に記憶されている第
1角度検出信号16、第2角度検出信号17及び第3角
度検出信号18上に、新たな第1角度検出信号16、第
2角度検出信号17及び第3角度検出信号18を上書き
し、記憶部3の記憶内容を更新する。
【0043】また、制御部2は、新たな第1角度検出信
号16、第2角度検出信号17、第3角度検出信号18
を用いて、ステアリングホイールの回転方向、粗回転角
度及び微回転角度をそれぞれ検出する。この場合、ステ
アリングホイールの回転方向の検出及びニュートラル位
置(回転角度0°)からの粗回転角度の検出は、既に説
明した既知の回転角検出装置の制御部において第3角度
検出信号18を用いて実行される同回転方向の検出及び
同粗回転角度の検出と同じである。このため、第1の実
施の形態において、制御部2で実行される同回転方向の
検出及び同粗回転角度の検出については、説明を省略す
る。
【0044】一方、制御部2で実行される第1角度検出
信号16及び第2角度検出信号17を用いたステアリン
グホイールの微回転角度の検出は、次のような動作経緯
によって行われる。
【0045】図4は、第1の実施の形態の回転角検出装
置において、制御部2が微回転角度を検出する際の動作
経緯を示すフローチャートである。
【0046】図4に図示されたフローチャートを用い、
制御部2で実行される微回転角度の検出動作を説明する
と、次の通りである。
【0047】始めに、ステップS1において、制御部2
は、常時、回転角度検出部1からの第1角度検出信号1
6及び第2角度検出信号17を受信し、それぞれ受信し
た第1角度検出信号16の振幅絶対値|a|及び第2角
度検出信号17の振幅絶対値|b|を検出する。
【0048】次に、ステップS2において、制御部2
は、検出した2つの振幅絶対値|a|、|b|を用い、
|a|が|b|に等しいまたはそれよりも大きいか否か
を判断する。そして、|a|が|b|に等しいまたはそ
れよりも大きいと判断した(Y)ときは次のステップS
3に移行し、一方、|a|が|b|よりも小さいと判断
した(N)ときは他のステップS4に移行する。
【0049】次いで、ステップS3において、制御部2
は、2つの振幅絶対値|a|、|b|を含む次式、ta
-1(|b|/|a|)×(180/π)を用いて基本
回転角度kを算出し、次のステップS5に移行する。
【0050】また、ステップS4において、制御部2
は、2つの振幅絶対値|a|、|b|を含む次式、ta
-1(|a|/|b|)×(180/π)を用いて基本
回転角度kを算出し、同じようにステップS5に移行す
る。
【0051】続く、ステップS5において、制御部2
は、第1角度検出信号16の振幅aが0に等しいまたは
それよりも大きいか否かを判断する。そして、振幅aが
0に等しいまたはそれよりも大きいと判断した(Y)と
きは次のステップS6に移行し、一方、振幅aが0より
も小さいと判断した(N)ときは他のステップS7に移
行する。
【0052】続いて、ステップS6において、制御部2
は、2つの振幅絶対値|a|、|b|を用い、|a|が
|b|に等しいまたはそれよりも小さいか否かを判断す
る。そして、|a|が|b|に等しいまたはそれよりも
小さいと判断した(Y)ときは次のステップS8に移行
し、一方、|a|が|b|よりも大きいと判断した
(N)ときは他のステップS9に移行する。
【0053】また、ステップS7において、制御部2
は、2つの振幅絶対値|a|、|b|を用い、|a|が
|b|に等しいまたはそれよりも大きいか否かを判断す
る。そして、|a|が|b|に等しいまたはそれよりも
大きいと判断した(Y)ときは次のステップS10に移
行し、一方、|a|が|b|よりも小さいと判断した
(N)ときは他のステップS11に移行する。
【0054】次に、ステップS8において、制御部2
は、第2角度検出信号17の振幅bが0よりも小さいか
否かを判断する。そして、振幅bが0よりも小さいと判
断した(Y)ときは角度処理ケース1に移行し、一方、
振幅bが0よりも小さくないと判断した(N)ときは角
度処理ケース2に移行する。
【0055】次いで、ステップS9において、制御部2
は、第2角度検出信号17の振幅bが0に等しいまたは
それよりも大きいか否かを判断する。そして、振幅bが
0に等しいまたはそれよりも大きいと判断した(Y)と
きは角度処理ケース3に移行し、一方、振幅bが0より
も小さいと判断した(N)ときは角度処理ケース4に移
行する。
【0056】続く、ステップS10において、制御部2
は、第2角度検出信号17の振幅bが0に等しいまたは
それよりも大きいか否かを判断する。そして、振幅bが
0に等しいまたはそれよりも大きいと判断した(Y)と
きは角度処理ケース5に移行し、一方、振幅bが0より
も小さいと判断した(N)ときは角度処理ケース6に移
行する。
【0057】続いて、ステップS11において、制御部
2は、第2角度検出信号17の振幅bが0に等しいまた
はそれよりも大きいか否かを判断する。そして、振幅b
が0に等しいまたはそれよりも大きいと判断した(Y)
ときは角度処理ケース7に移行し、一方、振幅bが0よ
りも小さいと判断した(N)ときは角度処理ケース8に
移行する。
【0058】前記手順において、|a|と|b|を比較
し、小さい方の値を大きい方の値で割算し、そのアーク
タンジェントを求めている理由は、大きい方の値を小さ
い方の値で割算した場合、その値が発散するかそれに近
い値になることを防ぐためである。すなわち、発散する
かそれに近い値のアークタンジェントを求めた場合に
は、計算誤差が大きくなってしまうからである。
【0059】また、図5及び図6は、図4に示された角
度処理ケース1乃至8のそれぞれにおける第1角度検出
信号16の振幅a及び第2角度検出信号17の振幅bが
円グラフ及び信号波形のどの回転角度範囲に該当するか
を示す説明図である。
【0060】図5及び図6において、各円グラフは、第
1角度検出信号16の振幅aが0になり、第2角度検出
信号17の振幅bが最小値になるときの回転角度を0°
にして時計回りの方向に正の回転角度を設定しており、
また、各円グラフにそれぞれ対応する信号波形は、同じ
く第1角度検出信号16の振幅aが0になり、第2角度
検出信号17の振幅bが最小値になったときの回転角度
を0°に、同振幅aが再び0になり、同振幅bが最大値
になったときの回転角度を180°に設定している。
【0061】図5の第1段目に図示されるように、角度
処理ケース1は、回転角度が0°から45°までの範囲
内にあり、2つの振幅a、bが、a>0、b<0を満た
しているケースを示すもので、このケース1における回
転角度kは0°を基準にして時計方向に回転角度が測定
される。このため、前記回転角度の範囲内で算出した基
本回転角度kは、異なる角度値に変換する必要がなく、
基本回転角度kを、k=kとしてそのままの値で検出す
る。
【0062】次に、図5の第2段目に図示されるよう
に、角度処理ケース2は、回転角度が135°から18
0°までの範囲内にあり、2つの振幅a、bが、a>
0、b>0を満たしているケースを示すもので、このケ
ース2における回転角度kは180°を基準にして反時
計方向に回転角度が測定される。このため、前記回転角
度の範囲内で算出した基本回転角度kは、異なる角度値
180−kに変換する必要があり、基本回転角度kを、
k=180−kとして検出する。
【0063】次いで、図5の第3段目に図示されるよう
に、角度処理ケース3は、回転角度が90°から135
°までの範囲内にあり、2つの振幅a、bが、a>0、
b>0を満たしているケースを示すもので、このケース
3における回転角度kは90°を基準にして時計方向に
回転角度が測定される。このため、前記回転角度の範囲
内で算出した基本回転角度kは、異なる角度値90+k
に変換する必要があり、基本回転角度kを、k=90+
kとして検出する。
【0064】続く、図5の第4段目に図示されるよう
に、角度処理ケース4は、回転角度が45°から90°
までの範囲内にあり、2つの振幅a、bが、a>0、b
<0を満たしているケースを示すもので、このケース4
における回転角度kは90°を基準にして反時計方向に
回転角度が測定される。このため、この回転角度の範囲
内で算出した基本回転角度kは、異なる角度値90−k
に変換する必要があり、基本回転角度kを、k=90−
kとして検出する。
【0065】また、図6の第1段目に図示されるよう
に、角度処理ケース5は、回転角度が225°から27
0°までの範囲内にあり、2つの振幅a、bが、a<
0、b>0を満たしているケースを示すもので、このケ
ース5における回転角度kは270°を基準にして反時
計方向に回転角度が測定される。このため、この回転角
度の範囲内で算出した基本回転角度kは、異なる角度値
270−kに変換する必要があり、基本回転角度kを、
k=270−kとして検出する。
【0066】次に、図6の第2段目に図示されるよう
に、角度処理ケース6は、回転角度が270°から31
5°までの範囲内にあり、2つの振幅a、bが、a<
0、b<0を満たしているケースを示すもので、このケ
ース6における回転角度kは270°を基準にして時計
方向に回転角度が測定される。このため、この回転角度
の範囲内で算出した基本回転角度kは、異なる角度値2
70+kに変換する必要があり、基本回転角度kを、k
=270+kとして検出する。
【0067】次いで、図6の第3段目に図示されるよう
に、角度処理ケース7は、回転角度が180°から22
5°までの範囲内にあり、2つの振幅a、bが、a<
0、b>0を満たしているケースを示すもので、このケ
ース7における回転角度kは180°を基準にして時計
方向に回転角度が測定される。このため、この回転角度
の範囲内で算出した基本回転角度kは、異なる角度値1
80+kに変換する必要があり、基本回転角度kを、k
=180+kとして検出する。
【0068】続く、図6の第4段目に図示されるよう
に、角度処理ケース8は、回転角度が315°から36
0°までの範囲内にあり、2つの振幅a、bが、a<
0、b<0を満たしているケースを示すもので、このケ
ース8における回転角度kは360°を基準にして反時
計方向に回転角度が測定される。このため、この回転角
度の範囲内で算出した基本回転角度kは、異なる角度値
360−kに変換する必要があり、基本回転角度kを、
k=360−kとして検出する。
【0069】制御部2は、角度処理ケース1乃至8にそ
れぞれ該当する回転角度の範囲内毎に、変換によって得
られた各角度値を基本回転角度kと見做し、基本回転角
度kに見做した角度値に基づいてステアリングホイール
の微回転角度を検出する。
【0070】この後、制御部2は、検出したステアリン
グホイールの回転方向、粗回転角度及び微回転角度に基
づいて、ステアリングホイールの回転方向及びニュート
ラル位置からの回転角度を示す検出情報を作成し、作成
した検出情報をLAN用バスライン6を通してコントロ
ーラ4に供給する。
【0071】コントローラ4は、供給された検出情報に
基づいて、被制御機構5、例えば自動車のサスペンショ
ンの制御やオートマチックトランスミッション等の制御
をきめ細かに実行する。
【0072】ここで、図7は、回転角度0°乃至360
°の範囲内における、第1の実施の形態の回転角検出装
置で検出した回転角度値の角度誤差の発生状態の一例を
示す特性図であって、比較のために従来技術である前記
新提案による回転角検出装置で検出した回転角度値の角
度誤差の発生状態を併せて示している。
【0073】図7において、横軸は度(°)で表した回
転角度であり、縦軸は度(°)で表した回転角度誤差で
ある。そして、白丸列Aは第1の実施の形態の回転角検
出装置における角度誤差列であり、黒丸列Bは前記新提
案による回転角検出装置における角度誤差列である。
【0074】図7に示されるように、第1の実施の形態
の回転角検出装置における角度誤差列は、最大角度誤差
が+4°及び−4°程度になっているのに対し、前記新
提案による回転角検出装置における角度誤差列は、最大
角度誤差が+5°及び−5°程度にまで拡がっており、
第1の実施の形態の回転角検出装置における角度誤差の
方が小さい。
【0075】このように、第1の実施の形態の回転角検
出装置は、第1角度検出信号16の振幅aと第2角度検
出信号17の振幅bとの各絶対値の比のアークタンジェ
ント角度を求め、求めたアークタンジェント角度を用い
て第1角度検出信号16及び第2角度検出信号17をそ
れぞれ連続させた状態にしてステアリングホイールの微
回転角度を検出するようにしたので、第1角度検出信号
16や第2角度検出信号17の各直線状の傾斜部にそれ
ぞれ僅かな回転角度検出誤差が含まれていても、これら
回転角度検出誤差の影響を受けることが極めて少なく、
高精度で回転角度の検出を行うことができる。
【0076】また、アークタンジェントを計算すること
によって角度を求めたことにより、ホール素子141
142 の劣化が生じ、第1角度検出信号16と第2角度
検出信号17の出力が減少したとしても、通常、ホール
素子141 、142 の劣化は、両方に同じように生じる
ので、劣化の影響が相殺され、アークタンジェントの値
に与える影響は少ないものである。
【0077】なお、前記第1の実施の形態においては、
アークタンジェント角度の計算の処理ケースを第1角度
検出信号16の振幅aと第2角度検出信号17の振幅b
の極性及び振幅aと振幅bの各絶対値の大小によって選
択しているが、アークタンジェント角度の計算の処理ケ
ースを第1角度検出信号16の振幅aだけまたは第2角
度検出信号17の振幅bだけを用いて選択することも可
能である。
【0078】前記第1の実施の形態による回転角検出装
置は、高精度で回転角度の検出を行うことができるもの
の、角度誤差列β1 が形成されることにより、基本回転
角度kから変換した角度値kに僅かながら角度誤差列β
1 で表された回転角度誤差を含んでいる。この場合、角
度誤差列β1 は、図7に図示の特性から明らかなよう
に、回転角度0°乃至360°の範囲内において振幅が
正弦波状に変化する信号、すなわち余弦(コサイン)波
信号である。そして、この角度誤差列β1 となる余弦波
信号が形成される主な原因は、回転角度検出部1内にあ
る第1角度検出信号16を発生する第1のホール素子1
1 及び第2角度検出信号17を発生する第2のホール
素子142 の各取り付け位置が、第1角度検出信号16
と第2角度検出信号17との位相差が丁度90°になる
正規の取り付け位置よりも僅かにずれていることに起因
する。
【0079】ところで、回転角検出装置で検出された角
度値kに含まれる角度誤差列β1 をなくすための第1の
手段としては、第1のホール素子141 及び第2のホー
ル素子142 の取り付け位置を正規の取り付け位置にな
るように選択すればよいが、第1のホール素子141
び第2のホール素子142 の取り付け位置を正規の取り
付け位置に選択することは機械的精度の上から極めて難
しいことであり、通常、正規の取り付け位置よりも僅か
にずれた位置に取り付けられている。
【0080】また、回転角検出装置で検出された角度値
kに含まれる角度誤差列β1 をなくすための第2の手段
としては、角度誤差列β1 を表す信号が余弦波信号であ
ることから、この余弦波信号を実質的になくすような補
正値(補正余弦波信号)β2を作成し、角度誤差列β1
から作成した補正値β2 を差し引けば、すなわちβ1
β2 を求めれば、角度誤差列β1 を含まない基本回転角
度kから変換した角度値kを得ることができる。
【0081】本発明の第2の実施の形態に係わる回転角
検出装置は、前記第2の手段を利用しているもので、制
御部2においては、次のような手順で補正値β2 を作成
し、角度誤差列β1 を含まない補正角度値kを得てい
る。
【0082】まず、第1のホール素子141 及び第2の
ホール素子142 の正規の取り付け位置に対する現実の
取り付け位置のずれを物理的に測定し、測定したずれα
°を制御部2に入力する。
【0083】次に、制御部2は、入力されたずれα°及
び検出した基本回転角度kに見做した角度値kを用い、
補正値β2 を表す下式の計算を実行する。
【0084】β2 =cos(k・π/90)×(α/
4)/2−(α/4)/2 なお、上式において、α=0のとき、β2 =0になる。
【0085】次いで、制御部2は、角度誤差列β1 と補
正値β2 との間で、β1 −β2 を算出し、角度誤差列β
1 を含まない補正角度値kを得ている。
【0086】図8は、第2の実施の形態に係わる回転角
検出装置において、測定したずれα°が+4°である場
合、回転角度0°乃至360°の範囲内で、角度誤差列
β1と角度誤差列β1 から補正値β2 を差し引いた値β1
−β2 との回転角度の誤差状態を示す特性図である。
【0087】また、図9は、同第2の実施の形態に係わ
る回転角検出装置において、測定したずれα°が−3°
である場合、回転角度0°乃至360°の範囲内で、角
度誤差列β1 と角度誤差列β1 から補正値β2 を差し引
いた値β1 −β2 との回転角度の誤差状態を示す特性図
である。
【0088】図8及び図9において、横軸は度(°)で
表した回転角度であり、縦軸は度(°)で表した回転角
度誤差である。そして、白丸列Aは第2の実施の形態の
回転角検出装置における角度誤差列であり、黒丸列Bは
第1の実施の形態の回転角検出装置における角度誤差列
である。
【0089】図8及び図9に示されるように、第1の実
施の形態の回転角検出装置における角度誤差列β1 は、
最大角度誤差が+3°または−4°程度になっているの
に対し、第2の実施の形態の回転角検出装置における角
度誤差列β1 −β2 は、殆んど0°であって、第2の実
施の形態の回転角検出装置における補正角度値kに含ま
れる角度誤差の方が遥かに小さくなっている。
【0090】このように、第2の実施の形態の回転角検
出装置は、補正角度値kに含まれる角度誤差列β1 を、
作成した補正値β2 を差し引くことによって殆んど0に
等しい状態にしているので、第1の実施の形態の回転角
検出装置で得られる作用効果に加え、より高精度の回転
角度の検出を行うことができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、回転角度検出部から出力された第1角度検出信
号及び第2角度検出信号を用いて回転角度の検出を行な
う場合、常時、第1角度検出信号及び第2角度検出信号
の振幅をそれぞれ検出し、検出した第1角度検出信号の
振幅絶対値と第2角度検出信号の振幅絶対値とを比較
し、小さい振幅絶対値を大きい振幅絶対値で除算した値
の余接角を用いて回転体の基本回転角度を計算するとと
もに、計算した第1角度検出信号の振幅及び/または第
2角度検出信号の値により複数の角度処理ケースを設定
し、設定された複数の角度処理ケース毎に、検出した基
本回転角度を所定の変換式により異なる角度値に変換し
ているので、第1角度検出信号及び第2角度検出信号の
連続した振幅値を用い、かつ、回転角度検出誤差の影響
を受けない回転角度の検出を行うことができるととも
に、得られた回転角度値を角度処理ケース毎にその角度
処理に適した角度値に変換することによって、高精度の
回転角度の検出ができるという効果がある。
【0092】また、請求項2に記載の発明によれば、2
つの磁気センサー(ホール素子)の劣化が生じ、第1角
度検出信号と第2角度検出信号の出力が低減しても、磁
気センサーの劣化は通常2つの磁気センサーで同様に生
じるので、2つの磁気センサーの出力を振幅に変え、そ
れらの出力の絶対値を割算するアークタンジェントの計
算においては、2つの磁気センサーの劣化による影響が
相殺される。このため、2つの磁気センサーに劣化が生
じても、回転角度の検出精度を高い状態に維持できると
いう効果がある。
【0093】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
角度値に含まれる角度誤差列を低減する補正値(補正角
度誤差列)を作成し、角度誤差列から作成した補正値を
差し引き、角度値に含まれる角度誤差列を殆んどなくし
ているので、前記効果に加えて、より高精度の回転角度
の検出を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転角検出装置の一つの実施の形
態を示す要部構成図である。
【図2】図1に図示の回転角検出装置において、回転角
度検出部となる回転型センサーの具体的構成の一例を示
す断面図である。
【図3】図1に図示の回転角検出装置において、回転角
度検出部から出力されるステアリングホイールの回転角
度と第1乃至第3角度検出信号の各検出信号電圧値との
関係を示す特性図である。
【図4】この実施の形態の回転角検出装置において、制
御部が微回転角度を検出する際の動作経緯を示すフロー
チャートである。
【図5】図4に示された角度処理ケース1乃至4のそれ
ぞれにおける第1角度検出信号の振幅及び第2角度検出
信号の振幅が円グラフ及び信号波形のどの回転角度範囲
に該当するかを示す説明図である。
【図6】図4に示された角度処理ケース5乃至8のそれ
ぞれにおける第1角度検出信号の振幅及び第2角度検出
信号の振幅が円グラフ及び信号波形のどの回転角度範囲
に該当するかを示す説明図である。
【図7】回転角度0°乃至360°の範囲内において、
この実施の形態の回転角検出装置が検出した回転角度値
の角度誤差発生状態の一例を示す特性図である。
【図8】第2の実施の形態に係る回転角検出装置におい
て、測定したずれα°が+4°である場合、角度誤差列
β1 と角度誤差列から補正値を差し引いた値β1 −β2
との回転角度の誤差状態を示す特性図である。
【図9】第2の実施の形態に係る回転角検出装置におい
て、測定したずれα°が−3°である場合、角度誤差列
β1 と角度誤差列から補正値を差し引いた値β1 −β2
との回転角度の誤差状態を示す特性図である。
【図10】図3に図示された特性図における一部を拡大
した特性図である。
【符号の説明】
1 回転角度検出部 2 制御部(マイクロコンピュータ) 3 記憶部(メモリー) 4 コントローラ 5 被制御機構 6 ローカルエリアネットワーク(LAN)用バスライ
ン 7 筐体 8 ローター 9 回転軸 10 軸受部 11 ウオームギア 12 摺動体 131 第1の磁石 132 第2の磁石 141 第1のホール素子 142 第2のホール素子 143 第3のホール素子 15 回路基板 16 第1角度検出信号 17 第2角度検出信号 18 第3角度検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三瓶 喜生 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 奥村 博文 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC30 DA03 DB11 DC40 DD02 DE20 EC21 FF03 GG01 3D033 CA17 CA27 CA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に連結されたローターを備え、前
    記ローターの回転によって一定最大振幅、同一周期で略
    1/4波長の位相差を持った正弦波状の第1角度検出信
    号及び第2角度検出信号を出力する回転角度検出部と、
    前記第1角度検出信号及び前記第2角度検出信号を記憶
    する記憶部と、制御部とを備え、前記制御部は、常時、
    前記第1角度検出信号及び前記第2角度検出信号の振幅
    をそれぞれ検出し、検出した第1角度検出信号の振幅絶
    対値と第2角度検出信号の振幅絶対値とを比較し、小さ
    い振幅絶対値を大きい振幅絶対値で除算した除算値のア
    ークタンジェント角度を求めて前記回転体の基本回転角
    度を計算するとともに、前記計算した第1角度検出信号
    の振幅及び/または第2角度検出信号の振幅の値により
    複数の角度処理ケースを設定し、前記設定された複数の
    角度処理ケース毎に、前記検出した基本回転角度を所定
    の変換式により異なる角度値に変換することにより前記
    回転体の回転角度を検出することを特徴とする回転角検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転角度検出部は、磁石に対向配置
    された2個の磁気センサーを有し、前記ローターの回転
    時に前記2個の磁気センサーから前記第1角度検出信号
    及び第2角度検出信号が出力されることを特徴とする請
    求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出した基本回転角度は、前記2個
    の磁気センサーの取付け位置誤差値に依存した補正値に
    よって補正されることを特徴とする請求項1及び2に記
    載の回転角検出装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の角度処理ケースは、8つの角
    度処理ケースに設定されていることを特徴とする請求項
    1に記載の回転角検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1角度検出信号及び第2角度検出
    信号の両方を使用する場合、各振幅の極性、正極性また
    は負極性及び前記各振幅の振幅絶対値の大小により前記
    角度処理ケースを設定していることを特徴とする請求項
    1に記載の回転角検出装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体は、自動車のステアリングシ
    ャフトであり、前記第1角度検出信号及び第2角度検出
    信号により計算される回転角度の信号は、前記ステアリ
    ングシャフトの舵角信号であることを特徴とする請求項
    1乃至5に記載の回転角検出装置。
  7. 【請求項7】 前記舵角検出信号は、自動車内に敷設さ
    れたローカルエリアネットワーク用バスラインを通して
    コントローラに供給されることを特徴とする請求項6に
    記載の回転角検出装置。
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