JP2001113961A - 自動車における燃料ボンベ支持装置 - Google Patents

自動車における燃料ボンベ支持装置

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JP2001113961A
JP2001113961A JP29293499A JP29293499A JP2001113961A JP 2001113961 A JP2001113961 A JP 2001113961A JP 29293499 A JP29293499 A JP 29293499A JP 29293499 A JP29293499 A JP 29293499A JP 2001113961 A JP2001113961 A JP 2001113961A
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伸一 野村
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慶一 岡
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体のフロアパネル上に支持台により燃料ボ
ンベを支持させた場合に、車体への「側突」に伴い変形
する側壁が上記燃料ボンベに当接しないようにして、こ
の燃料ボンベが破損しないようにする。 【解決手段】 車体2が左右側壁3,3と、これら両側
壁3,3の各下端部間に配設されるフロアパネル4とを
備える。このフロアパネル4上に支持台28を介して燃
料ボンベ27を支持させる。上記車体2の幅方向で、上
記支持台28の端部37a,38a,37bを上記燃料
ボンベ27の端部よりも外側方に位置させると共に、上
記支持台28の端部を上記側壁3のセンタピラー20の
近傍に位置させてこのセンタピラー20に対面させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、支持台を介して燃
料ボンベをフロアパネル上に支持させるようにした自動
車における燃料ボンベ支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車における燃料ボンベ支持装置
には、従来、特開平9‐290647号公報で示される
ものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体が左右側壁
と、これら両側壁の各下端部間に配設されるフロアパネ
ルとを備え、このフロアパネル上に支持台を介して燃料
ボンベが支持されている。
【0004】そして、上記セミコンテナケースに収容さ
れて保護されたボンベ元弁を通して、ガソリンスタンド
など燃料供給源から上記ボンベ本体に燃料が充填可能と
される一方、このボンベ本体から車載の走行駆動用エン
ジンに燃料が供給可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、特に、上記公報の図12で示されるように、
車体の幅方向で、車体の各側壁と、上記燃料ボンベの端
部であるセミコンテナケースとが互いに近傍に配置され
ている。
【0006】このため、車体の側壁にその外側方から何
らかの物体が衝突した「側突」時に、その側壁が車体の
内側に向って大きく変形したときには、この変形した側
壁が上記燃料ボンベの端部に当接して、これを破損させ
るおそれを生じる。
【0007】また、上記「側突」時には、上記支持台側
から燃料ボンベに大きい衝撃力が与えられることがあ
り、この場合には、上記支持台に対する燃料ボンベの支
持が不十分であると、この燃料ボンベが破損するおそれ
があるため、上記支持台に対し燃料ボンベをより強固に
支持させるようにし、かつ、これが簡単な構成で達成さ
れるようにすることが望まれている。
【0008】更に、上記燃料ボンベを支持台上に支持さ
せるための作業が容易にできるようにし、かつ、これが
簡単な構成で達成されるようにすることが望まれてい
る。
【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車体のフロアパネル上に支持台により燃
料ボンベを支持させた場合に、車体への「側突」に伴い
変形する側壁が上記燃料ボンベに当接しないようにし
て、この燃料ボンベが破損しないようにすることを課題
とする。
【0010】また、上記支持台に対する燃料ボンベの支
持をより強固にして、この燃料ボンベの破損をより確実
に防止させるようにすると共に、上記燃料ボンベを支持
台上に支持させるための作業が容易にできるようにし、
かつ、これらがそれぞれ簡単な構成で達成されるように
することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車における燃料ボンベ支持装置は、次の
如くである。
【0012】請求項1の発明は、車体2が左右側壁3,
3と、これら両側壁3,3の各下端部間に配設されるフ
ロアパネル4とを備え、このフロアパネル4上に支持台
28を介して燃料ボンベ27を支持させた自動車におい
て、
【0013】上記車体2の幅方向で、上記支持台28の
端部37a,38a,37bを上記燃料ボンベ27の端
部よりも外側方に位置させると共に、上記支持台28の
端部を上記側壁3のセンタピラー20の近傍に位置させ
てこのセンタピラー20に対面させたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記燃料ボンベ27が、ほぼ水平に延びる軸心30
を有してその軸方向の一端部に底部31aを有する円筒
形のボンベ本体31と、このボンベ本体31とほぼ同じ
軸心30上に位置してこのボンベ本体31の他端部に突
設されボンベ元弁を収容するセミコンテナケース32
と、上記ボンベ本体31とセミコンテナケース32との
間に形成されて上記軸心30周りに延びかつ上記燃料ボ
ンベ27の径方向の外方に向って開く環状溝33とを備
えた自動車において、
【0015】上記環状溝33の下部を上下方向で嵌合さ
せて上記燃料ボンベ27が支持台28上で水平方向に移
動することを規制する移動規制部材50を上記支持台2
8に設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0017】図2において、符号1はツーボックスタイ
プの自動車で、矢印Frはその前方を示し、下記する左
右とは上記前方に向っての車体2の幅方向をいうものと
する。
【0018】上記自動車1の車体2は板金製で、この車
体2は、左右側壁3,3と、これら両側壁3,3の各下
端部間に配設されてほぼ水平に延び左右各端部がこれに
対応する各側壁3の下端部と互いに結合させられるフロ
アパネル4と、上記両側壁3,3の各上端部間に架設さ
れるルーフパネル5と、これら左右側壁3,3、フロア
パネル4、およびルーフパネル5に囲まれて形成される
車室6とを備えている。
【0019】全図において、上記各側壁3は、それぞれ
左右で対面するアウタ、インナパネル9,10を備え、
これら両パネル9,10は互いに結合させられている。
【0020】上記各側壁3の前部にはサイドドア開口1
2が形成され、このサイドドア開口12を開閉自在に閉
じるサイドドア13が設けられている。上記車室6の前
部で、上記サイドドア開口12の内側方にシート14が
配設されてフロアパネル4に支持されている。また、上
記各側壁3の後部の上部にはリヤクォータウィンド16
が設けられている。更に、上記車体2の後面にはバック
ドア開口17が形成され、このバックドア開口17を開
閉自在に閉じるバックドア18が設けられている。
【0021】上記各側壁3は、車体2の前後方向で上記
サイドドア開口12とリヤクォータウィンド16との間
に位置して上記各側壁3の前後方向の中途部を構成する
センタピラー20と、上記各リヤクォータウィンド16
とバックドア開口17との間に位置して上記各側壁3の
後端部を構成するリヤピラー21とを備え、上記センタ
ピラー20とリヤピラー21はそれぞれ平面視で閉断面
構造とされており、各側壁3において、強度と剛性の大
きい骨格部材を構成している。
【0022】上記車体2は、前、後車輪23,24によ
り、走行面25上に支持され、上記車体2に支持された
車載のエンジンの駆動により、自動車1が走行面25上
を走行可能とされる。
【0023】上記エンジンに燃料(CNGなど)を供給
するための燃料供給装置26が設けられている。この燃
料供給装置26は、上記エンジンに供給される燃料を溜
める燃料ボンベ27と、この燃料ボンベ27を上記フロ
アパネル4上に支持させる支持台28とを備え、上記燃
料ボンベ27と支持台28とは、上記シート14の後方
近傍の車室6に配置されている。
【0024】上記燃料ボンベ27は、車体2の幅方向で
ほぼ水平に延びる軸心30を有してその軸方向の一端部
(右端部)に底部31aを有し燃料を溜める円筒形のボ
ンベ本体31と、このボンベ本体31とほぼ同じ軸心3
0上に位置してこのボンベ本体31の他端部(左端部)
に突設される断面円形のセミコンテナケース32と、上
記ボンベ本体31とセミコンテナケース32との間に形
成されて上記軸心30周りに全周にわたり延びかつ上記
燃料ボンベ27の径方向の外方に向って開く環状溝33
とを備えている。
【0025】上記セミコンテナケース32には、不図示
のボンベ元弁が収容されてこのセミコンテナケース32
により保護されており、上記ボンベ元弁と複数の配管を
通して、燃料供給源から上記ボンベ本体31に燃料が充
填可能とされる一方、このボンベ本体31から車載のエ
ンジンに燃料が供給可能とされている。また、上記燃料
ボンベ27の外部で、上記各配管を内嵌させてこれら配
管を保護する保護管34が設けられている。
【0026】上記支持台28は、それぞれ車体2の幅方
向に延びる前後一対の円形パイプ金属製の支持フレーム
37,38と、前後方向に延びて上記両支持フレーム3
7,38を互いに結合させる左右で複数の板金製連結フ
レーム39〜41とを備え、上記支持台28は締結具4
2により上記フロアパネル4に着脱自在に固着されてい
る。
【0027】上記連結フレーム39〜41のうち、上記
ボンベ本体31側の一対の連結フレーム40,41の各
上面には、それぞれ車体2の側面視で上方に向って開く
凹所44が形成され、これら凹所44,44にその上方
から上記燃料ボンベ27のボンベ本体31が嵌脱自在に
嵌入され、これにより、上記支持台28に対する燃料ボ
ンベ27の前後方向での位置決めがなされると共に、こ
の燃料ボンベ27の前後方向への転動が規制されてい
る。また、上記支持台28は、上記各連結フレーム4
0,41上に上記燃料ボンベ27をそれぞれ解除可能に
固定可能とさせる固定具45を備え、これら固定具45
はバンドで構成されている。上記の場合、車体2の平面
視で、上記前、後支持フレーム37,38の間に上記燃
料ボンベ27が位置させられている。
【0028】上記車体2の幅方向で、上記支持台28の
各支持フレーム37,38における上記セミコンテナケ
ース32側の各一端部37a,38a(左端部)は、上
記燃料ボンベ27のセミコンテナケース32の端部(左
端部)よりも外側方(左側方)に位置させられている。
上記前側の支持フレーム37の一端部37aは、後側の
支持フレーム38の上記一端部38aよりも更に外側方
(左側方)に位置させられると共に、左側の上記側壁3
のセンタピラー20の近傍に位置させられてこのセンタ
ピラー20に対面させられている。また、上記前側の支
持フレーム37の一端部37aには、車体2の側面視で
この一端部37aの断面積よりも大きい面積を有する円
板形の外力受け部材47が固着されている。
【0029】上記センタピラー20と、前側の支持フレ
ーム37の一端部37aおよび外力受け部材47との間
には車体2の幅方向で寸法の短い隙間48が設けられて
いる。なお、この隙間48はなくてもよく、上記センタ
ピラー20に上記支持フレーム37の一端部37aおよ
び外力受け部材47を当接させてもよい。
【0030】一方、上記車体2の幅方向で、上記支持台
28の前側の支持フレーム37における上記ボンベ本体
31側の他端部37bは、上記燃料ボンベ27のボンベ
本体31の底部31a側の端部(右端部)よりも外側方
(右側方)に位置させられている。上記前側の支持フレ
ーム37の他端部37bは、右側の上記側壁3のセンタ
ピラー20の近傍に位置させられてこのセンタピラー2
0に対面させられている。また、上記前側の支持フレー
ム37の他端部37bは、前記一端部37a側と同様の
構成とされ、外力受け部材47と隙間48とが設けられ
ている。
【0031】上記支持台28の連結フレーム39〜41
のうち、上記セミコンテナケース32側の連結フレーム
39に固着され上記燃料ボンベ27が支持台28上で水
平方向に移動することを規制する移動規制部材50が設
けられている。
【0032】上記移動規制部材50は、板形状をなし上
記連結フレーム39から上方に向って突出しかつ前後方
向に延び、その上端部に車体2の側面視で上方に向って
開く半円形状の切り欠き51が形成されている。この切
り欠き51は上記環状溝33の下半分の部分を上下方向
で嵌脱自在に嵌合させて上記燃料ボンベ27の上記移動
を規制する。
【0033】上記移動規制部材50の上端部に締結具5
3により着脱自在に固着され上記切り欠き51に環状溝
33が嵌合した状態を保持させる他の移動規制部材54
が設けられている。この他の移動規制部材54は板形状
をなしその下端部に車体2の側面視で下方に向って開く
半円形状の他の切り欠き55が形成されている。この他
の切り欠き55は上記環状溝33の上半分の部分に上下
方向で嵌脱自在に嵌合して上記燃料ボンベ27の水平方
向での移動を規制すると共に、上記移動規制部材50側
から上方への移動も規制する。
【0034】上記燃料ボンベ27、移動規制部材50、
および他の移動規制部材54を一体的かつ全体的にその
上方から開閉自在に覆う箱形状で板金製のカバー体57
が設けられ、このカバー体57は上記支持台28、移動
規制部材50、および他の移動規制部材54に対し締結
具58によりそれぞれ着脱自在に固着されている。
【0035】上記燃料ボンベ27を支持台28上に支持
させる作業をするときには、まず、上記燃料ボンベ27
のボンベ本体31を上記各凹所44にその上方から嵌合
させると共に、上記燃料ボンベ27の環状溝33の下部
を上記移動規制部材50の切り欠き51に嵌合させて、
上記支持台28上に燃料ボンベ27を載置させる。
【0036】次に、上記燃料ボンベ27のボンベ本体3
1を固定具45によって支持台28上に固着させると共
に、上記移動規制部材50に他の移動規制部材54を締
結具53により固着させて、これら移動規制部材50,
54により上記燃料ボンベ27が支持台28上で水平方
向、かつ、上下方向に移動することを規制する。する
と、上記支持台28に燃料ボンベ27を支持させる作業
が完了する。
【0037】次に、上記燃料ボンベ27をカバー体57
で覆って、このカバー体57を上記支持台28等に締結
具58により締結させれば、上記燃料ボンベ27の外力
に対する保護がより確実となる。
【0038】前記構成によれば、車体2の幅方向で、上
記支持台28の端部(37a,38a,37b)を上記
燃料ボンベ27の端部よりも外側方に位置させると共
に、上記支持台28の端部を上記側壁3のセンタピラー
20の近傍に位置させてこのセンタピラー20に対面さ
せている。
【0039】このため、車体2の側壁3にその外側方か
ら何らかの物体が衝突した「側突」時に、上記側壁3の
センタピラー20が車体2の内側に向って変形しようと
するときには、図3中一点鎖線で示すように、上記セン
タピラー20は燃料ボンベ27に達する手前で、上記支
持台28の端部(37a,38a,37b)に当接し
て、その変形の進行が抑制される。また、この場合、上
記外力受け部材47によって、上記センタピラー20の
変形の進行がより確実に抑制される。
【0040】しかも、上記センタピラー20は上記側壁
3の骨格部材をなすものであるため、上記センタピラー
20の変形が抑制されることにより、側壁3の変形が全
体的に抑制される。
【0041】よって、車体2への「側突」に伴い変形す
る側壁3が上記燃料ボンベ27に当接するということは
より確実に防止され、このため、この側壁3の当接によ
る燃料ボンベ27の破損がより確実に防止される。
【0042】更に、車体2の平面視で、上記燃料ボンベ
27は上記支持台28の前、後支持フレーム37,38
の間に位置しているため、上記変形する側壁3が上記燃
料ボンベ27に当接することは更に確実に防止される。
【0043】上記の場合、側壁3のセンタピラー20
と、支持台28の端部(37a,38a,37b)との
間には隙間48が設けられているため、「側突」時にお
ける側壁3の円滑な変形が上記隙間48の存在により許
容され、もって、「側突」に伴う衝撃力が緩和され、こ
れによっても、上記燃料ボンベ27の破損が防止され
る。
【0044】また、前記したように、環状溝33の下部
を上下方向で嵌合させて上記燃料ボンベ27が支持台2
8上で水平方向に移動することを規制する移動規制部材
50を上記支持台28の上面側に設けている。
【0045】このため、上記移動規制部材50,54に
よって、支持台28による燃料ボンベ27の支持が更に
強固になされ、「側突」時の衝撃力で、上記燃料ボンベ
27が破損するということはより確実に防止される。
【0046】また、上記したように燃料ボンベ27を支
持台28に支持させる場合に、上記燃料ボンベ27が備
える環状溝33が利用されたのであり、その分、支持台
28による燃料ボンベ27の強固な支持は簡単な構成で
達成される。
【0047】また、上記支持台28上に燃料ボンベ27
を支持させるための作業において、この燃料ボンベ27
を支持台28上に載置させるときには、上記燃料ボンベ
27の環状溝33を上記移動規制部材50に嵌合させる
が、この嵌合により、上記支持台28上の所定位置に燃
料ボンベ27が位置決めされることとなる。
【0048】よって、上記環状溝33を移動規制部材5
0に嵌合させることにより、自動的に上記燃料ボンベ2
7の位置決めができる分、この燃料ボンベ27を支持台
28上に支持させるための作業が容易にできる。また、
上記位置決めに、上記移動規制部材50が利用される
分、上記燃料ボンベ27を支持させるための作業は簡単
な構成で達成される。
【0049】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0050】請求項1の発明は、車体が左右側壁と、こ
れら両側壁の各下端部間に配設されるフロアパネルとを
備え、このフロアパネル上に支持台を介して燃料ボンベ
を支持させた自動車において、
【0051】上記車体の幅方向で、上記支持台の端部を
上記燃料ボンベの端部よりも外側方に位置させると共
に、上記支持台の端部を上記側壁のセンタピラーの近傍
に位置させてこのセンタピラーに対面させている。
【0052】このため、車体の側壁にその外側方から何
らかの物体が衝突した「側突」時に、上記側壁のセンタ
ピラーが車体の内側に向って変形しようとするときに
は、上記センタピラーは燃料ボンベに達する手前で、上
記支持台の端部に当接して、その変形の進行が抑制され
る。
【0053】しかも、上記センタピラーは上記側壁の骨
格部材をなすものであるため、上記センタピラーの変形
が抑制されることにより、側壁の変形が全体的に抑制さ
れる。
【0054】よって、車体への「側突」に伴い変形する
側壁が上記燃料ボンベに当接するということはより確実
に防止され、このため、この側壁の当接による燃料ボン
ベの破損がより確実に防止される。
【0055】請求項2の発明は、上記燃料ボンベが、ほ
ぼ水平に延びる軸心を有してその軸方向の一端部に底部
を有する円筒形のボンベ本体と、このボンベ本体とほぼ
同じ軸心上に位置してこのボンベ本体の他端部に突設さ
れボンベ元弁を収容するセミコンテナケースと、上記ボ
ンベ本体とセミコンテナケースとの間に形成されて上記
軸心周りに延びかつ上記燃料ボンベの径方向の外方に向
って開く環状溝とを備えた自動車において、
【0056】上記環状溝の下部を上下方向で嵌合させて
上記燃料ボンベが支持台上で水平方向に移動することを
規制する移動規制部材を上記支持台に設けている。
【0057】このため、上記移動規制部材によって、支
持台による燃料ボンベの支持が更に強固になされ、「側
突」時の衝撃力で、上記燃料ボンベが破損するというこ
とはより確実に防止される。
【0058】また、上記したように燃料ボンベを支持台
上に支持させる場合に、上記燃料ボンベが備える環状溝
が利用されたのであり、その分、支持台による燃料ボン
ベの強固な支持は簡単な構成で達成される。
【0059】また、上記支持台上に燃料ボンベを支持さ
せるための作業において、この燃料ボンベを支持台上に
載置させるときには、上記燃料ボンベの環状溝を上記移
動規制部材に嵌合させるが、この嵌合により、上記支持
台上の所定位置に燃料ボンベが位置決めされることとな
る。
【0060】よって、上記環状溝を移動規制部材に嵌合
させることにより、自動的に上記燃料ボンベの位置決め
ができる分、この燃料ボンベを支持台上に支持させるた
めの作業が容易にできる。また、上記位置決めに、上記
移動規制部材が利用される分、上記燃料ボンベを支持さ
せるための作業は簡単な構成で達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の部分拡大図である。
【図2】自動車の側面図である。
【図3】自動車の背面断面図である。
【図4】図1で示したものの平面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【図6】図1の6‐6線矢視断面図である。
【図7】図1で示したものの展開斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 側壁 4 フロアパネル 6 車室 20 センタピラー 26 燃料供給装置 27 燃料ボンベ 28 支持台 30 軸心 31 ボンベ本体 31a 底部 32 セミコンテナケース 33 環状溝 37,38 支持フレーム 37a,38a 一端部 37b,38b 他端部 39,40,41 連結フレーム 50 移動規制部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体が左右側壁と、これら両側壁の各下
    端部間に配設されるフロアパネルとを備え、このフロア
    パネル上に支持台を介して燃料ボンベを支持させた自動
    車において、 上記車体の幅方向で、上記支持台の端部を上記燃料ボン
    ベの端部よりも外側方に位置させると共に、上記支持台
    の端部を上記側壁のセンタピラーの近傍に位置させてこ
    のセンタピラーに対面させた自動車における燃料ボンベ
    支持装置。
  2. 【請求項2】 上記燃料ボンベが、ほぼ水平に延びる軸
    心を有してその軸方向の一端部に底部を有する円筒形の
    ボンベ本体と、このボンベ本体とほぼ同じ軸心上に位置
    してこのボンベ本体の他端部に突設されボンベ元弁を収
    容するセミコンテナケースと、上記ボンベ本体とセミコ
    ンテナケースとの間に形成されて上記軸心周りに延びか
    つ上記燃料ボンベの径方向の外方に向って開く環状溝と
    を備えた自動車において、 上記環状溝の下部を上下方向で嵌合させて上記燃料ボン
    ベが支持台上で水平方向に移動することを規制する移動
    規制部材を上記支持台に設けた請求項1に記載の自動車
    における燃料ボンベ支持装置。
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