JP2001113962A - 自動車における燃料ボンベ装置 - Google Patents

自動車における燃料ボンベ装置

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JP2001113962A
JP2001113962A JP29293599A JP29293599A JP2001113962A JP 2001113962 A JP2001113962 A JP 2001113962A JP 29293599 A JP29293599 A JP 29293599A JP 29293599 A JP29293599 A JP 29293599A JP 2001113962 A JP2001113962 A JP 2001113962A
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JP
Japan
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cylinder
floor panel
fuel
fuel cylinder
semi
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JP29293599A
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English (en)
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Shinichi Nomura
伸一 野村
Keiichi Oka
慶一 岡
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体のフロアパネル上にシートと燃料ボンベ
とを前後に並べて設置した場合に、車体への「側突」時
や「後突」時に、上記燃料ボンベのセミコンテナケース
が破損させられないようにする。 【解決手段】 フロアパネル4上にシート15を設置す
ると共に、このシート15の後方でフロアパネル4に燃
料ボンベ27を支持させる。この燃料ボンベ27がほぼ
水平に延びる軸心30を有してその軸方向の一端部に底
部31aを有する円筒形のボンベ本体31と、このボン
ベ本体31とほぼ同じ軸心30上に位置してこのボンベ
本体31の他端部に突設され、その内部にボンベ元弁を
内有する外径寸法の小さいセミコンテナケース32とを
備える。上記燃料ボンベ27をその軸心30が前後方向
に延びるよう設置する。上記燃料ボンベ27をその前端
部に上記セミコンテナケース32が位置するよう設置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車体のフロアパネ
ル上にシートと燃料ボンベとを前後に並べて設置した自
動車における燃料ボンベ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車における燃料ボンベ支持装置
には、従来、特開平9‐290647号公報で示される
ものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体が左右側壁
と、これら両側壁の各下端部間に配設されるフロアパネ
ルとを備え、このフロアパネル上にシートが設置される
と共に、このシートの後方でフロアパネル上に燃料ボン
ベが設置されて、それぞれ上記フロアパネルに支持され
ている。
【0004】そして、上記セミコンテナケースに収容さ
れて保護されたボンベ元弁を通して、ガソリンスタンド
など燃料供給源から上記ボンベ本体に燃料が充填可能と
される一方、このボンベ本体から車載の走行駆動用エン
ジンに燃料が供給可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、燃料ボンベはその軸心が車体の幅方向に延び
るよう横置きされているが、上記燃料ボンベはその軸方
向に長いものであるため、上記燃料ボンベのセミコンテ
ナケースは上記車体の側壁の近傍に位置することとなっ
ている。
【0006】このため、車体の側壁にその外側方から何
らかの物体が衝突した「側突」時に、その側壁が車体の
内側に向って大きく変形したときには、この変形した側
壁が上記燃料ボンベのセミコンテナケースに当接して、
これを破損させるおそれを生じる。
【0007】そこで、上記燃料ボンベをその軸心が前後
方向に延びるよう縦置きして、この燃料ボンベのセミコ
ンテナケースを各側壁から離れさせ、変形した側壁が上
記セミコンテナケースに当接しないようにすることが考
えられる。
【0008】しかし、上記したように、燃料ボンベを縦
置きすると、前後に長いこの燃料ボンベによって、フロ
アパネル上におけるシートの設置空間が狭められ、もっ
て、フロアパネル上の所望位置へのシートの設置がし難
くなるおそれがある。
【0009】また、上記「側突」時には、上記フロアパ
ネル側から燃料ボンベに大きい衝撃力が与えられること
があり、この場合、上記フロアパネルに対する燃料ボン
ベの支持が不十分であると、この燃料ボンベが破損する
おそれがあるため、上記フロアパネルに対し燃料ボンベ
をより強固に支持させるようにすることが望まれてい
る。
【0010】また、上記したように、燃料ボンベを縦置
きすると、この燃料ボンベのセミコンテナケースがシー
トもしくは車体の後壁に接近することとなり、このた
め、車体にその後方から何らかの物体が衝突した「後
突」時には、上記シートに上記セミコンテナケースが当
接し、もしくは、上記「後突」に伴い変形した後壁が上
記セミコンテナケースに当接してこれを破損させるおそ
れを生じる。
【0011】更に、上記燃料ボンベをフロアパネル上に
支持させるための作業が容易にできるようにし、かつ、
これが簡単な構成で達成されるようにすることが望まれ
ている。
【0012】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車体のフロアパネル上にシートと燃料ボ
ンベとを前後に並べて設置した場合に、車体への「側
突」時や「後突」時に、上記燃料ボンベのセミコンテナ
ケースが破損させられないようにし、かつ、このように
した場合でも、フロアパネル上における所望位置にシー
トの設置ができるようにすることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車における燃料ボンベ装置は、次の如く
である。
【0014】請求項1の発明は、車体2が左右側壁3,
3と、これら両側壁3,3の各下端部間に配設されるフ
ロアパネル4とを備え、このフロアパネル4上にシート
15を設置すると共に、このシート15の後方でフロア
パネル4に燃料ボンベ27を支持させ、この燃料ボンベ
27がほぼ水平に延びる軸心30を有してその軸方向の
一端部に底部31aを有する円筒形のボンベ本体31
と、このボンベ本体31とほぼ同じ軸心30上に位置し
てこのボンベ本体31の他端部に突設され、その内部に
ボンベ元弁を内有する外径寸法の小さいセミコンテナケ
ース32とを備えた自動車における燃料ボンベ装置にお
いて、
【0015】上記燃料ボンベ27をその軸心30が前後
方向に延びるよう設置し、
【0016】上記燃料ボンベ27をその前端部に上記セ
ミコンテナケース32が位置するよう設置したものであ
る。
【0017】請求項2の発明は、車体2が左右側壁3,
3と、これら両側壁3,3の各下端部間に配設されるフ
ロアパネル4とを備え、このフロアパネル4上にシート
15を設置すると共に、このシート15の後方でフロア
パネル4に燃料ボンベ27を支持させ、この燃料ボンベ
27がほぼ水平に延びる軸心30を有してその軸方向の
一端部に底部31aを有する円筒形のボンベ本体31
と、このボンベ本体31とほぼ同じ軸心30上に位置し
てこのボンベ本体31の他端部に突設され、その内部に
ボンベ元弁を内有する外径寸法の小さいセミコンテナケ
ース32とを備えた自動車における燃料ボンベ装置にお
いて、
【0018】上記燃料ボンベ27をその軸心30が前後
方向に延びるよう設置し、
【0019】上記フロアパネル4に支持され、燃料ボン
ベ27におけるセミコンテナケース32側の端部を嵌合
させてこの燃料ボンベ27が上記フロアパネル4上で水
平方向に移動することを規制する移動規制部材49を設
け、この移動規制部材49を車体2の幅方向に長く延び
る形状にして上記フロアパネル4と移動規制部材49と
の結合体59の横断面が箱形となるようにし、
【0020】上記結合体59の内部空間60に上記セミ
コンテナケース32を収容させたものである。
【0021】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記燃料ボンベ27が、上記ボンベ本体31とセミ
コンテナケース32との間に形成されて上記軸心30周
りに延びかつ上記燃料ボンベ27の径方向の外方に向っ
て開く環状溝33を備えた自動車において、
【0022】上記環状溝33の下部を上下方向で嵌合さ
せる嵌合部57を上記移動規制部材49に形成したもの
である。
【0023】請求項4の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記フロアパネル4に支持され、燃料ボンベ27に
おけるセミコンテナケース32側の端部を嵌合させてこ
の燃料ボンベ27が上記フロアパネル4上で水平方向に
移動することを規制する移動規制部材49を設け、この
移動規制部材49を車体2の幅方向に長く延びる形状に
して上記フロアパネル4と移動規制部材49との結合体
59の横断面が箱形となるようにし、
【0024】上記結合体59の内部空間60に上記セミ
コンテナケース32を収容させたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0026】図2において、符号1はツーボックスタイ
プの自動車で、矢印Frはその前方を示している。
【0027】上記自動車1の車体2は板金製で、この車
体2は、左右側壁3,3と、これら両側壁3,3の各下
端部間に配設されてほぼ水平に延び左右各端部がこれに
対応する各側壁3の下端部と互いに結合させられるフロ
アパネル4と、上記両側壁3,3の各上端部間に架設さ
れるルーフパネル5と、これら左右側壁3,3、フロア
パネル4、およびルーフパネル5に囲まれて形成される
車室6とを備えている。
【0028】全図において、上記各側壁3の前部にはサ
イドドア開口12が形成され、このサイドドア開口12
を開閉自在に閉じるサイドドア13が設けられている。
上記車室6の前部で、上記サイドドア開口12の内側方
にフロントシート14が設置され、また、このシート1
4の後方にリヤシート15が設置されて、それぞれフロ
アパネル4に支持されている。上記リヤシート15は上
記フロアパネル4上に支持されるシート台15aと、こ
のシート台15a上に支持されて乗員を着座可能とさせ
るシート本体15bとを備えている。また、上記車体2
の後面にはバックドア開口17が形成され、このバック
ドア開口17を開閉自在に閉じるバックドア18が設け
られている。
【0029】上記車体2は、前、後車輪23,24によ
り、走行面25上に支持され、上記車体2に支持された
車載のエンジンの駆動により、自動車1が走行面25上
を走行可能とされる。
【0030】上記エンジンに燃料(CNGなど)を供給
するための燃料供給装置26が設けられている。この燃
料供給装置26は、上記エンジンに供給される燃料を溜
める左右一対の燃料ボンベ27,27と、これら各燃料
ボンベ27を上記フロアパネル4に支持させる支持台2
8とを備え、上記燃料ボンベ27と支持台28とは、上
記リヤシート15の後方の車室6に設置されている。
【0031】上記各燃料ボンベ27は、車体2の前後方
向でほぼ水平に延びる軸心30を有してその軸方向の一
端部(後端部)に底部31aを有し燃料を溜める円筒形
のボンベ本体31と、このボンベ本体31とほぼ同じ軸
心30上に位置してこのボンベ本体31の他端部(前端
部)に突設される断面円形で上記ボンベ本体31よりも
外径寸法の小さいセミコンテナケース32と、上記ボン
ベ本体31とセミコンテナケース32との間に形成され
て上記軸心30周りに全周にわたり延びかつ上記燃料ボ
ンベ27の径方向の外方に向って開く環状溝33とを備
えている。
【0032】上記セミコンテナケース32には、不図示
のボンベ元弁が収容されてこのセミコンテナケース32
により保護されており、上記ボンベ元弁と複数の配管を
通して、燃料供給源から上記ボンベ本体31に燃料が充
填可能とされる一方、このボンベ本体31から車載のエ
ンジンに燃料が供給可能とされている。また、上記燃料
ボンベ27の外部で、上記各配管を内嵌させてこれら配
管を保護する保護管34が設けられている。
【0033】上記フロアパネル4において、このフロア
パネル4の前部を構成して前記フロントシート14を支
持しているフロントフロアパネル4aよりも、上記フロ
アパネル4の後部を構成して前記リヤシート15と各燃
料ボンベ27とを支持しているリヤフロアパネル4bの
方が段差状に上側に位置させられている。
【0034】上記リヤフロアパネル4bは、その前端部
を構成する前端部パネル37と、各側端部を構成する各
側端部パネル38と、これら前端部パネル37と側端部
パネル38とで囲まれた部分を下方に凹ませて成形した
凹所39とを備えている。また、この凹所39はその底
部を構成する底板40と、各側部を構成する左右側面板
41,41と、前部を構成する前面板42とを備え、こ
れらリヤフロアパネル4bの構成部品37〜42は一枚
の金属板をプレス加工により成形したもので互いに一体
成形されている。
【0035】前記支持台28は、車体2の幅方向に延び
て上記リヤフロアパネル4bの凹所39の底板40上に
支持される前後一対の支持フレーム45,45と、これ
ら支持フレーム45,45上に左右に並設されて載置さ
れた左右燃料ボンベ27,27の各ボンベ本体31を一
体的に上記各支持フレーム45,45に着脱自在に固着
させて支持させるバンド式の固定具46とを備え、上記
各支持フレーム45の上面には上記各ボンベ本体31の
下部を嵌入させる凹面が形成されている。上記支持台2
8の各支持フレーム45上に支持された各燃料ボンベ2
7は、上記凹所39内に収容される。
【0036】上記支持台28によりリヤフロアパネル4
bに燃料ボンベ27を支持させたとき、この燃料ボンベ
27のセミコンテナケース32側の端部を嵌合させて、
上記リヤフロアパネル4b上で水平方向に移動すること
を規制する板金製の移動規制部材49が設けられてい
る。この移動規制部材49は、車体2の幅方向に長く延
びて前後方向で互いに対面する前面板50および後面板
51と、車体2の幅方向に長くかつほぼ水平に延びて上
記前面板50と後面板51の各上端部に架設される上面
板52と、上記後面板51をリヤフロアパネル4bに支
持させるステー板53とを備え、これら各板50〜53
は締結具などの固着具55によって、互いに着脱自在に
強固に固着されると共に、上記フロアパネル4における
リヤフロアパネル4bの前端部パネル37と、凹所39
の前端部とに強固に支持されている。
【0037】上記移動規制部材49の後面板51の上部
には、上記各燃料ボンベ27の環状溝33の下部を上下
方向で嵌脱自在に嵌合させる上方に開いた切り欠き形状
の嵌合部57が形成されている。
【0038】上記移動規制部材49は車体2の幅方向に
長く延びる形状とされ、上記フロアパネル4のリヤフロ
アパネル4bと、移動規制部材49とによる結合体59
の横断面(車体2の側面視の断面)が箱形となるよう形
成され、この結合体59に大きい強度を剛性とが確保さ
れている。また、上記結合体59の内部空間60に上記
各燃料ボンベ27のセミコンテナケース32が収容させ
られている。
【0039】また、上記凹所39をその上方から開閉自
在に覆ってほぼ水平に延びる荷室フロアパネル62が設
けられ、この荷室フロアパネル62は上記移動規制部材
49の上面板52と一体成形されている。
【0040】上記各燃料ボンベ27をフロアパネル4上
に設置させる作業をするときには、まず、リヤフロアパ
ネル4bに移動規制部材49の後面板51とステー板5
3とを支持させ、次に、上記燃料ボンベ27のボンベ本
体31を上記支持台28の各支持フレーム45上の凹面
にその上方から嵌合させると共に、上記各燃料ボンベ2
7の環状溝33の下部を上記移動規制部材49の嵌合部
57に嵌合させて、上記支持台28上に各燃料ボンベ2
7を載置させる。
【0041】次に、上記各燃料ボンベ27のボンベ本体
31を固定具46によって支持台28上に固着させ、一
方、上記移動規制部材49の前面板50および上面板5
2をリヤフロアパネル4bに支持させると共に、前面板
50、後面板51、および上面板52を互いに固着具5
5によって固着させ、この移動規制部材49により各燃
料ボンベ27がフロアパネル4上で水平方向、かつ、上
下方向に移動することを規制する。すると、上記フロア
パネル4上に燃料ボンベ27を支持させる作業が完了す
る。また、上記上面板52の固着に伴い、上記荷室フロ
アパネル62が上記凹所39の上端開口を閉じて、上記
荷室フロアパネル62の上面側が荷室として使用可能と
される。
【0042】上記構成によれば、燃料ボンベ27をその
軸心30が前後方向に延びるよう設置してある。
【0043】このため、上記燃料ボンベ27はその軸心
30が前後方向に延びるよう縦置きされて、車体2の幅
方向で各側壁3との離間距離が大きくなる。
【0044】よって、車体2への「側突」に伴い側壁3
が車体2の内側に向って変形しても、この変形した側壁
3が上記燃料ボンベ27に当接することはより確実に抑
制され、このため、この側壁3の当接による燃料ボンベ
27のセミコンテナケース32の破損はより確実に防止
される。
【0045】また、上記燃料ボンベ27を、その前端部
に上記セミコンテナケース32が位置するよう設置して
いる。
【0046】ここで、上記セミコンテナケース32の外
径寸法は上記ボンベ本体31のそれよりも小さいため、
上下方向で、上記セミコンテナケース32から上記ボン
ベ本体31の上端面に至るまでの空間が上記シート15
の少なくとも一部分の設置空間に利用できる。
【0047】よって、上記したように燃料ボンベ27を
縦置きすることにより、「側突」時の破損を防止するよ
うにしたものでありながら、フロアパネル4上のシート
15の設置空間が大きく狭められるということは防止さ
れ、所望位置へのシート15の設置ができる。
【0048】また、前記したように、フロアパネル4に
支持され、燃料ボンベ27におけるセミコンテナケース
32側の端部を嵌合させてこの燃料ボンベ27が上記フ
ロアパネル4上で水平方向に移動することを規制する移
動規制部材49を設け、この移動規制部材49を車体2
の幅方向に長く延びる形状にして上記フロアパネル4と
移動規制部材49との結合体59の横断面が箱形となる
ようにしている。
【0049】このため、横断面が箱形であって強度と剛
性が大きい結合体59によって、上記燃料ボンベ27が
フロアパネル4に強固に支持され、よって、車体2への
「側突」時や「後突」時に、その衝撃力で燃料ボンベ2
7のセミコンテナケース32が破損するということはよ
り確実に防止される。
【0050】しかも、上記結合体59の内部空間60に
上記セミコンテナケース32を収容させている。
【0051】このため、上記セミコンテナケース32
は、横断面が箱形であって強度と剛性の大きい結合体に
よって、より確実に保護される。
【0052】よって、上記「側突」時や「後突」時に変
形した車体2の一部や、シート15が上記セミコンテナ
ケース32に当接するということは上記した結合体59
によってより確実に防止され、その破損が更に確実に防
止される。
【0053】更に、上記各燃料ボンベ27は、フロアパ
ネル4に形成された凹所39内に収容され、かつ、この
凹所39の上端開口を開閉自在に閉じてフロアパネル4
に着脱自在に支持される荷室フロアパネル62で、その
上方から覆われている。
【0054】このため、上記燃料ボンベ27は上記「側
突」時等における外力から更に確実に保護される。
【0055】一方、上記移動規制部材49は、シート1
5のシート台15aに兼用されている。このため、上記
シート15は強固にフロアパネル4に支持される。ま
た、上記シート15と移動規制部材49との組み合せ体
をコンパクトにでき、これは、狭い車室6において有益
である。
【0056】なお、図2,3中一点鎖線で示すように、
上記移動規制部材49で兼用されたシート台15aの上
端面をボンベ本体31の上面よりも低くさせ、かつ、上
記セミコンテナケース32の上面の近傍に位置させ、こ
れに伴い上記シート本体15bを低くさせれば、上記シ
ート15と移動規制部材49との組み合せ体は、よりコ
ンパクトとなる。
【0057】また、前記したように、環状溝33の下部
を上下方向で嵌合させる嵌合部57を上記移動規制部材
49に形成してある。
【0058】このため、上記燃料ボンベ27をフロアパ
ネル4上に支持させるための作業において、上記燃料ボ
ンベ27の環状溝33を上記移動規制部材49の嵌合部
57に嵌合させたときには、この嵌合により、上記フロ
アパネル4上の所定位置に上記燃料ボンベ27が位置決
めされることとなる。
【0059】よって、上記環状溝33を嵌合部57に嵌
合させることにより、上記燃料ボンベ27の位置決めが
自動的になされる分、この燃料ボンベ27をフロアパネ
ル4に支持させるための作業が容易にできる。また、上
記位置決めに上記移動規制部材49が利用される分、上
記燃料ボンベ27を支持させるための作業は簡単な構成
で達成される。
【0060】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0061】請求項1の発明は、車体が左右側壁と、こ
れら両側壁の各下端部間に配設されるフロアパネルとを
備え、このフロアパネル上にシートを設置すると共に、
このシートの後方でフロアパネルに燃料ボンベを支持さ
せ、この燃料ボンベがほぼ水平に延びる軸心を有してそ
の軸方向の一端部に底部を有する円筒形のボンベ本体
と、このボンベ本体とほぼ同じ軸心上に位置してこのボ
ンベ本体の他端部に突設され、その内部にボンベ元弁を
内有する外径寸法の小さいセミコンテナケースとを備え
た自動車における燃料ボンベ装置において、
【0062】上記燃料ボンベをその軸心が前後方向に延
びるよう設置してある。
【0063】このため、上記燃料ボンベはその軸心が前
後方向に延びるよう縦置きされて、車体の幅方向で各側
壁との離間距離が大きくなる。
【0064】よって、車体への「側突」に伴い側壁が車
体の内側に向って変形しても、この変形した側壁が上記
燃料ボンベに当接することはより確実に抑制され、この
ため、この側壁の当接による燃料ボンベのセミコンテナ
ケースの破損はより確実に防止される。
【0065】また、上記燃料ボンベを、その前端部に上
記セミコンテナケースが位置するよう設置している。
【0066】ここで、上記セミコンテナケースの外径寸
法は上記ボンベ本体のそれよりも小さいため、上下方向
で、上記セミコンテナケースからボンベ本体の上端面に
至るまでの空間が上記シートの少なくとも一部分の設置
空間に利用できる。
【0067】よって、上記したように燃料ボンベを縦置
きすることにより、「側突」時の破損を防止するように
したものでありながら、フロアパネル上のシートの設置
空間が大きく狭められるということは防止され、所望位
置へのシートの設置ができる。
【0068】請求項2の発明は、車体が左右側壁と、こ
れら両側壁の各下端部間に配設されるフロアパネルとを
備え、このフロアパネル上にシートを設置すると共に、
このシートの後方でフロアパネルに燃料ボンベを支持さ
せ、この燃料ボンベがほぼ水平に延びる軸心を有してそ
の軸方向の一端部に底部を有する円筒形のボンベ本体
と、このボンベ本体とほぼ同じ軸心上に位置してこのボ
ンベ本体の他端部に突設され、その内部にボンベ元弁を
内有する外径寸法の小さいセミコンテナケースとを備え
た自動車における燃料ボンベ装置において、
【0069】上記燃料ボンベをその軸心が前後方向に延
びるよう設置している。
【0070】このため、上記燃料ボンベはその軸心が前
後方向に延びるよう縦置きされて、車体の幅方向で各側
壁との離間距離が大きくなる。
【0071】よって、車体への「側突」に伴い側壁が車
体の内側に向って変形しても、この変形した側壁が上記
燃料ボンベに当接することはより確実に抑制され、この
ため、この側壁の当接による燃料ボンベのセミコンテナ
ケースの破損はより確実に防止される。
【0072】また、上記フロアパネルに支持され、燃料
ボンベにおけるセミコンテナケース側の端部を嵌合させ
てこの燃料ボンベが上記フロアパネル上で水平方向に移
動することを規制する移動規制部材を設け、この移動規
制部材を車体の幅方向に長く延びる形状にして上記フロ
アパネルと移動規制部材との結合体の横断面が箱形とな
るようにしている。
【0073】このため、横断面が箱形であって強度と剛
性が大きい結合体によって、上記燃料ボンベがフロアパ
ネルに強固に支持され、よって、車体への「側突」時や
「後突」時に、その衝撃力で燃料ボンベのセミコンテナ
ケースが破損するということはより確実に防止される。
【0074】しかも、上記結合体の内部空間に上記セミ
コンテナケースを収容させている。
【0075】このため、上記セミコンテナケースは、横
断面が箱形であって強度と剛性の大きい結合体によっ
て、より確実に保護される。
【0076】よって、上記「側突」時や「後突」時に変
形した車体の一部や、シートが上記セミコンテナケース
に当接するということは上記した結合体によってより確
実に防止され、その破損が更に確実に防止される。
【0077】請求項3の発明は、上記燃料ボンベが、上
記ボンベ本体とセミコンテナケースとの間に形成されて
上記軸心周りに延びかつ上記燃料ボンベの径方向の外方
に向って開く環状溝を備えた自動車において、
【0078】上記環状溝の下部を上下方向で嵌合させる
嵌合部を上記移動規制部材に形成してある。
【0079】このため、上記燃料ボンベをフロアパネル
上に支持させるための作業において、上記燃料ボンベの
環状溝を上記移動規制部材の嵌合部に嵌合させたときに
は、この嵌合により、上記フロアパネル上の所定位置に
上記燃料ボンベが位置決めされることとなる。
【0080】よって、上記環状溝を嵌合部に嵌合させる
ことにより、上記燃料ボンベの位置決めが自動的になさ
れる分、この燃料ボンベをフロアパネル上に支持させる
ための作業が容易にできる。また、上記位置決めに上記
移動規制部材が利用される分、上記燃料ボンベを支持さ
せるための作業は簡単な構成で達成される。
【0081】請求項4の発明は、請求項1と請求項2を
一体にしたものであり、よって、この請求項4の発明に
よれば、上記請求項1と請求項2と同様の効果が生じ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の部分拡大断面図である。
【図2】自動車の側面簡略図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】自動車の後部破断平面図である。
【図5】図3の5‐5線矢視断面図である。
【図6】各構成部品の展開斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 側壁 4 フロアパネル 6 車室 15 シート 15a シート台 15b シート本体 26 燃料供給装置 27 燃料ボンベ 28 支持台 30 軸心 31 ボンベ本体 31a 底部 32 セミコンテナケース 33 環状溝 49 移動規制部材 57 嵌合部 59 結合体 60 内部空間 62 荷室フロアパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体が左右側壁と、これら両側壁の各下
    端部間に配設されるフロアパネルとを備え、このフロア
    パネル上にシートを設置すると共に、このシートの後方
    でフロアパネルに燃料ボンベを支持させ、この燃料ボン
    ベがほぼ水平に延びる軸心を有してその軸方向の一端部
    に底部を有する円筒形のボンベ本体と、このボンベ本体
    とほぼ同じ軸心上に位置してこのボンベ本体の他端部に
    突設され、その内部にボンベ元弁を内有する外径寸法の
    小さいセミコンテナケースとを備えた自動車における燃
    料ボンベ装置において、 上記燃料ボンベをその軸心が前後方向に延びるよう設置
    し、 上記燃料ボンベをその前端部に上記セミコンテナケース
    が位置するよう設置した自動車における燃料ボンベ装
    置。
  2. 【請求項2】 車体が左右側壁と、これら両側壁の各下
    端部間に配設されるフロアパネルとを備え、このフロア
    パネル上にシートを設置すると共に、このシートの後方
    でフロアパネルに燃料ボンベを支持させ、この燃料ボン
    ベがほぼ水平に延びる軸心を有してその軸方向の一端部
    に底部を有する円筒形のボンベ本体と、このボンベ本体
    とほぼ同じ軸心上に位置してこのボンベ本体の他端部に
    突設され、その内部にボンベ元弁を内有する外径寸法の
    小さいセミコンテナケースとを備えた自動車における燃
    料ボンベ装置において、 上記燃料ボンベをその軸心が前後方向に延びるよう設置
    し、 上記フロアパネルに支持され、燃料ボンベにおけるセミ
    コンテナケース側の端部を嵌合させてこの燃料ボンベが
    上記フロアパネル上で水平方向に移動することを規制す
    る移動規制部材を設け、この移動規制部材を車体の幅方
    向に長く延びる形状にして上記フロアパネルと移動規制
    部材との結合体の横断面が箱形となるようにし、 上記結合体の内部空間に上記セミコンテナケースを収容
    させた自動車における燃料ボンベ装置。
  3. 【請求項3】 上記燃料ボンベが、上記ボンベ本体とセ
    ミコンテナケースとの間に形成されて上記軸心周りに延
    びかつ上記燃料ボンベの径方向の外方に向って開く環状
    溝を備えた自動車において、 上記環状溝の下部を上下方向で嵌合させる嵌合部を上記
    移動規制部材に形成した請求項2に記載の自動車におけ
    る燃料ボンベ装置。
  4. 【請求項4】 上記フロアパネルに支持され、燃料ボン
    ベにおけるセミコンテナケース側の端部を嵌合させてこ
    の燃料ボンベが上記フロアパネル上で水平方向に移動す
    ることを規制する移動規制部材を設け、この移動規制部
    材を車体の幅方向に長く延びる形状にして上記フロアパ
    ネルと移動規制部材との結合体の横断面が箱形となるよ
    うにし、 上記結合体の内部空間に上記セミコンテナケースを収容
    させた請求項1に記載の自動車における燃料ボンベ装
    置。
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