JP2003267067A - 燃料タンクの固定構造 - Google Patents

燃料タンクの固定構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然ガス等の気体燃料を用いる車両におい
て、燃料タンクを搭載部位に自由に配置できると共に、
その外壁に加わる負荷を抑えることができる燃料タンク
の固定構造を提供する。 【解決手段】 気体燃料を用いる車両の燃料タンクの固
定構造であって、複数の筒状のタンク本体302を互い
に連結可能に連結してなる燃料タンクに、前記各タンク
本体302を横断するようにこれらを連結する連結プレ
ート362を設け、該連結プレート362を介して前記
燃料タンクが車両の搭載部位に固定されることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば天然ガス
等の気体燃料を用いる車両において、燃料タンクを車両
のタンク搭載部位に固定する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、天然ガス等の気体燃料を用い
る車両の中には、図7に示すように大型の燃料タンク1
00を搭載したものがある。この燃料タンク100は、
収容された燃料ガスの圧力を均等に分散させるように通
常円筒状に形成されており、また、充分な容量を確保す
るためには燃料タンク径が大きくなるため、その搭載部
位としてトランクルーム110等の広い空間が利用され
ている。燃料タンク100の後方には仕切板111が設
けられ、その後方がトランクルーム110の実用部分と
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな大径円筒状の燃料タンク100の搭載部位には多く
の無駄な空間が生じてしまい、空間利用率が悪化すると
共に、トランクルーム110等の車内空間を著しく狭め
てしまうという問題があった。そこで、前記燃料タンク
100を比較的小径のタンクに2分割して、それらをリ
アフロア下に配置した例(特開2000−219050
号公報)があるが、汎用性が低いという問題がある。
【0004】また、前記燃料タンクはバンドを介して車
体に固定されているが、通常このような構造では燃料タ
ンクの外壁にバンドの保持力による負荷が加わると共に
車両からの衝撃、振動等の負荷が加わるため、それらに
対応して燃料タンクの強度剛性を確保する必要があり、
重量及びコストの増加につながるという問題がある。そ
こでこの発明は、燃料タンクを搭載部位に自由に配置で
きると共に、その外壁に加わる負荷を抑えることができ
る燃料タンクの固定構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、気体燃料を用いる車両
の燃料タンクの固定構造であって、複数の筒状のタンク
本体(例えば実施形態におけるタンク本体301,30
2)を互いに連結可能に連結してなる燃料タンクに、前
記各タンク本体を横断するようにこれらを連結するプレ
ート部材(例えば実施形態における連結プレート36
1,362及び連通プレート321,322)を設け、
該プレート部材を介して前記燃料タンクが車両の搭載部
位に固定されることを特徴とする。このように構成する
ことで、複数のタンク本体を燃料タンクの搭載空間にあ
わせて配設することができ、燃料タンクの形状を車両の
搭載部位の形状に自在に適合させることが可能になると
共に、各タンク本体を横断するように設けられたプレー
ト部材を支持するように燃料タンクが車両の搭載部位に
固定されることで、燃料タンクに加わる衝撃、振動等が
プレート部材に入力され分散されるため、各タンク本体
の外壁に加わる負荷を低減させることが可能となる。
【0006】請求項2に記載した発明は、前記プレート
部材にバンド部材(例えば実施形態におけるバンド2
5)を取り付け、該バンド部材を介して前記燃料タンク
が車体の搭載部位に固定されることを特徴とする。この
ように構成することで、プレート部材に取り付けられた
バンド部材を介して燃料タンクが車両の搭載部位に固定
され、燃料タンクに加わるバンド部材の保持力及び車両
からの衝撃、振動等はプレート部材に入力され分散され
るため、各タンク本体の外壁に加わる負荷をより低減さ
せることが可能となる。
【0007】請求項3に記載した発明は、前記プレート
部材を前記各タンク本体の長さ方向両端部の中間領域に
設けると共に、前記プレート部材内に各タンク本体を連
通させる連通部(例えば実施形態における連通経路34
1,342)を設けたことを特徴とする。このように構
成することで、各タンク本体の両端部の位置を個別に変
更することができるため、燃料タンクの形状をその搭載
部位の形状に、より適合させることが可能となると共
に、プレート部材に連結機能と連通機能とを併せ持たせ
ることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態を
図面と共に説明する。図1はこの発明に係る、例えば天
然ガス車両の側面説明図である。同図に示すように、車
両1のリアシート2のシートバック4の後方には、小径
円筒状のタンク本体301を複数連結して形成される第
1燃料タンク21が配置され、リアシート2のシート本
体3の下方には、第1燃料タンク21と同様に構成され
る第2燃料タンク22が配置されている。
【0009】シートバック4の後方のトランクルーム1
0は仕切板11により前後に区画され、その前部が第1
燃料タンク21の搭載部位として利用されている。この
搭載部位には、前後方向に延設される一対の車体のサイ
ドフレーム7,7に連結された支持フレーム23が配設
されており、この支持フレーム23上に第1燃料タンク
21が固定されている。
【0010】フロアパネル5は段差部を介してその後方
のリアフロア6に接続されており、リアフロア6下面側
で、各々サイドフレーム7,7に渡設されたミドルクロ
スメンバ8とリアクロスメンバ9との間が第2燃料タン
ク22の搭載部位として利用されている。そして、第2
燃料タンク22は、その下方から装着された一対のバン
ド25,25(バンド部材)とリアフロア6とで挟持さ
れ、固定されている。尚、この搭載部位は床下(車室
外)に位置するため、下方からプロテクタ28で覆われ
ており、チッピングや接地等から第2燃料タンク22を
保護している。また、第2燃料タンク22の上方には、
その前後方向に渡るガードパイプ29が配置されてお
り、ボディ剛性を高めることによりタンク搭載部位を保
護するように機能する。
【0011】第1燃料タンク21及び第2燃料タンク2
2は、車幅方向に延在する複数の小径円筒状のタンク本
体301及びタンク本体302を各々千鳥状に近接配置
して形成されたものである。各タンク本体301,30
2は、例えばアルミ押し出し材からなる中空円筒部材で
あり、この実施形態においては、タンク本体301,3
02の内部に気体燃料を吸着させて貯蔵するための活性
炭等が収容されている。
【0012】そして、各タンク本体301は後述する連
通プレート321(プレート部材)を介して、また、各
タンク本体302は後述する連通プレート322(プレ
ート部材)を介してそれらの内部が互いに連通されてお
り、従って第1燃料タンク21と第2燃料タンク22の
各々が一体の吸着式低圧ガスタンクとして構成されてい
る。更に、これら第1燃料タンク21と第2燃料タンク
22とが連通されて、車両1の燃料タンク20が構成さ
れている。
【0013】図2は第1燃料タンク21左側前方から見
た斜視図である。各図に示すように、第1燃料タンク2
1は、上下に重なるように配置された複数のタンク本体
301を、それらの左側(図中矢印LH側)端部を整合
させた状態で連結固定したものである。具体的には、タ
ンク本体301の左側端部では、これを横断するように
例えばアルミ製の連通プレート321を取り付け、また
タンク本体301の両端部の中間領域では、これを横断
するように例えばアルミ製の2つの連結プレート36
1,361(プレート部材)を取り付けて連結してい
る。
【0014】各タンク本体301の左側端部には連通孔
311が形成されており、連通プレート321内部に形
成される連通経路341(連通部)を介して各タンク本
体301の内部が連通される。また、各タンク本体30
1の右側端部は、車室内右側壁の車体形状に対応して各
タンク本体301の右側端部の延出位置を個別に変化さ
せ、搭載部位の車幅方向の形状変化に適合させている。
【0015】第1燃料タンク21は、その連通プレート
321及び車幅方向右側の連結プレート361を、各々
井桁状に構成された支持フレーム23の側部フレーム2
3c,23cに支持されるように載置されている。連通
プレート321の前端部及び車幅方向右側の連結プレー
ト361の前端部には、例えば鋼板を折曲成型してなる
ステー24a,24cがそれらの一端側をボルトナット
によって締結され、車幅方向略中央部の連結プレート3
61の前縁部には、前方に突出するボルト取り付け部を
有する例えばアルミ材を折曲成型してなるブラケット2
4bが溶接によって接合されている。同様に、連通プレ
ート321の後端部及び各連結プレート361の後端部
には、例えば鋼板を折曲成型してなるステー24d,2
4eがそれらの一端側をボルトナットによって締結され
ている。
【0016】そして、これらステー24a,24cの他
端側及びブラケット24bのボルト取り付け部が支持フ
レーム23の前部フレーム23aにボルトナットによっ
て締結され、ステー24d,24eの他端側が支持フレ
ーム23の後部フレーム23bにボルトナットによって
締結されることによって、第1燃料タンク21が支持フ
レーム23上に固定されている。連通プレート321の
前側(図中矢印FR側)端面にはコネクタ39及びパイ
プ40が設けられており、第2燃料タンク22との連通
経路を形成している。
【0017】図3は第2燃料タンク22を右側前方から
見た斜視図である。同図に示すように、第2燃料タンク
22は、例えば上下3段に配置された複数のタンク本体
302を、それらの右側(図中矢印RH側)端部を整合
させた状態で連結固定したものである。具体的には、タ
ンク本体302の右側端部では、これを横断するように
例えばアルミ製の連通プレート322を取り付け、また
タンク本体302の両端部の中間領域では、これを横断
するように例えばアルミ製の2つの連結プレート36
2,362(プレート部材)を取り付けて連結してい
る。
【0018】各タンク本体302の右側端部には連通孔
312が形成されており、連通プレート322内部に形
成される連通経路342(連通部)を介して各タンク本
体302の内部が連通される。また、各タンク本体30
2の左側端部は、隣接するサイドフレーム7の車幅方向
の変化に対応して各タンク本体302の左側端部の延出
位置を個別に変化させ、搭載部位の車幅方向の形状変化
に適合させている。ここで、連結プレート362,36
2の前後縁部の下部の外周形状は、上方に向かって広い
テーパ状に形成されている。
【0019】各連結プレート362,362の下縁部に
は各々前述したバンド25,25が装着されている。バ
ンド25は例えば高張力鋼板からなり、各連結プレート
362の下縁部から前後縁部に沿うように上方に屈曲
し、更にその先端部が各々前後方向に屈曲して車体への
取り付け部25a,25bが形成されている。この各取
り付け部25a,25bに下方からボルト25Aを挿通
し、そのボルト25Aを各々ミドルクロスメンバ8及び
リアクロスメンバ9に締め付けることによって第2燃料
タンク22が上方に押し上げられ、リアフロア6に押圧
されることによって固定されている。
【0020】そして、各連結プレート362の下縁部に
は、その外周面をバンド25で安定して支持するための
ガイドブラケット27a,27b,27cが取り付けら
れている。また、各連結プレート362及び連通プレー
ト322の上縁部には、リアフロア6との当接面26が
形成され、その当接面26にはリアフロア6との間に介
装されるクッションラバー26aが設けれられている。
連通プレート322の前側(図中矢印FR側)端面には
コネクタ39及びパイプ40が設けられており、図示し
ないエンジンへの燃料ガス供給経路を形成している。ま
た、連通プレート322の後側端面にも同様にコネクタ
39及びパイプ40が設けられており、第1燃料タンク
21との連通経路を形成している。
【0021】次に、第2燃料タンク22の各タンク本体
302の内部連通構造について説明する。また、第1燃
料タンク21における連通構造も第2燃料タンク22と
同様であるため、その説明は省略する。
【0022】図4は図3のA−A線に沿う断面図であ
る。同図に示すように、タンク本体302の両端開口部
には各々キャップ38が例えば摩擦撹拌溶接によって接
合されている。そして、タンク本体302と連通プレー
ト322の貫通孔332の周囲の全周とが接合され、ま
た、タンク本体302と連結プレート362,362の
貫通孔372,372の周囲の全周又は一部とが接合さ
れている。タンク本体302の右側端部には、一対の連
通孔312,312が互いに対向するように設けられて
おり、連通プレート322の厚さ方向の略中間部には、
タンク本体302の連通孔312に対応するように連通
経路342が設けられている。
【0023】そして、各連結プレート362の下端部を
挟持するように、前記バンド25のガイドとなる一対の
ガイドブラケット27a,27aがボルトナットにより
締結されている。各ガイドブラケット27aは例えばプ
レス成形された鋼板からなり、連結プレート362の下
縁部の外周面に沿って形成されて、且つ、該外周面をバ
ンド25の幅にあわせて拡幅するように支持壁27aA
を形成している。更に、支持壁27aAの側縁部は下方
側(バンド25側)に向かって折曲成形され、支持壁2
7aBを形成している。そして、ブラケット27a,2
7a及び連結プレート362とバンド25との間にはク
ッションラバー26bが介装されている。
【0024】従って、第2燃料タンク21を固定するに
際し、バンド25にテンションが加わっても、各ガイド
ブラケット27aの支持壁27aAによりバンド25が
連結プレート362の下縁部から脱落したりせず、ま
た、支持壁27aBによりバンド25が車幅方向にずれ
たりせずに第2燃料タンク21の連結プレート362を
安定して支持することができる。ここで、ブラケット2
7b,27cも上記ブラケット27aと同様の構成を有
しており、図3に示すように、これらが連結プレート3
62の下縁部から前後縁部に沿って均等に配置されてい
るため、バンド25にテンションが加わっても連結プレ
ート362を安定して支持することができ、第2燃料タ
ンク21を車両1の床下の搭載部位に安定して固定する
ことができる。
【0025】図5は図4のB−B線に沿う断面図であ
る。同図に示すように、連通プレート322の各貫通孔
332は上下方向に3段に重なるように設けられてお
り、各段の貫通孔332,332,・・・間には、その中
心付近を通るように連通プレート322の前後(図5に
おいては左右)端面に渡って貫通する位置に連通経路3
42が形成されている。
【0026】また、連通プレート322の前後端部で、
上段の貫通孔332を下段の貫通孔332の各々から、
中段の連通経路342と交差し連通プレート322の前
後端面で開口する2つの上下連通経路352,352が
形成されている。尚、タンク本体302の内、上下連通
経路に対応するタンク本体302には、連通孔312a
が設けられている。また、連通プレート322の前後端
面の中段の連通経路342の開口部にはコネクタ39が
螺着され、他の連通経路342及び上下連通経路352
の開口部には閉塞用の栓41が固着されている。
【0027】以上の構成により、積み重なるように近接
配置された複数のタンク本体301,302が連結プレ
ート361,362及び連通プレート321,322に
よって各々連結され、且つ、閉塞された各タンク本体3
01,302の内部が連通プレート321,322等に
より連通されることで、複数のタンク本体301,30
2が1つの燃料タンク20として一体化される。
【0028】そして、燃料タンク20は各タンク本体3
01,302の端部長さを調整すると共に、積み重ねる
数を調整することによって、その形状をタンク搭載部位
の形状に自在に適合させることが可能となる。従って、
充分な燃料ガス容量を確保した上でトランクルーム10
及びリアフロア6下のタンク搭載部位を縮小し、トラン
クルーム10等の車内空間を充分確保することができ
る。また、タンク本体301,302の一端側はその端
面から連通用パイプ等を突出させず、他端側はその端部
の延出位置を個別に変化させることができるため、タン
ク搭載部位を燃料ガス収容部として無駄なく利用するこ
とができる。
【0029】また、燃料タンク20は、各タンク本体3
01,302を横断するように設けられた連結プレート
361,362及び連通プレート321,322を介し
て車両1の搭載部位に固定される。従って、車両1から
入力される衝撃、振動等がタンク本体301,302に
直接加わらず、連結プレート361,362及び連通プ
レート321,322に入力され分散されるため、各タ
ンク本体301,302に加わる負荷を低減させること
が可能となり、タンク本体301,302の強度剛性を
必要最小限に抑えて軽量化及びコスト低減を図ることが
できる。
【0030】更に、リアフロア6下に搭載される第2燃
料タンク22においては、各タンク本体302を横断す
るように設けられた連結プレート362が、その下縁部
の外周面をバンド25で押し上げるように支持され、ま
た連結プレート362の上縁部の外周面がリアフロア6
に押し付けられるように支持されることで、第2燃料タ
ンク22が搭載部位に固定される。従って、バンド25
の保持力はタンク本体302の外壁に直接加わらず、連
結プレート362に入力され分散されるため、各タンク
本体302に加わる負荷を低減させることが可能とな
り、タンク本体301,302の強度剛性を必要最小限
に抑えて軽量化及びコスト低減を図ることができる。
【0031】また、上記実施形態の応用例として、図6
に示すように、前記連通プレート321,322をタン
ク本体301,302の端部に設けないで、一方の連結
プレート361,362の設置位置に設けるようにして
も良い。この構成により、第1燃料タンク21において
は、連結プレート361を2枚から1枚に削減できると
共に各タンク本体301の左側端部も右側端部と同様そ
の延出位置を個別に変化させることができる。また、第
2燃料タンク22においては、連結プレート362を2
枚から1枚に削減できると共に各タンク本体302の右
側端部も左側端部と同様その延出位置を個別に変化させ
ることができる。従って、燃料タンク20の部品点数を
削減できると共にタンク搭載部位を燃料ガス収容部とし
て一層無駄なく利用することができる。
【0032】尚、この発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、例えば、タンク本体301,302の本
数、サイズ等は車両に対応させて適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、燃料タンク20は吸着式低圧
ガスタンクとして構成されているが、活性炭等の吸着材
を収容しない通常の低圧ガスタンクとしても良い。更
に、吸着式高圧ガスタンク又は吸着材を収容しない通常
の高圧ガスタンクとすることも可能である。この場合、
タンク本体の材料はアルミからステンレス等の強固な材
料に変更することが望ましい。そして、この発明は天然
ガス車両だけでなく、例えば燃料電池車両等の気体燃料
を用いる車両全般に適応可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、燃料タンクの形状を車両の搭載部
位の形状に自在に適合させることが可能なため、燃料タ
ンクの搭載自由度及び汎用性が高まる効果があると共
に、各タンク本体を連結するプレート部材によって各タ
ンク本体の外壁に加わる負荷を低減させることが可能と
なり、タンク本体の強度剛性を必要最小限に抑えて軽量
化及びコストダウンを図ることができる効果がある。
【0034】また、請求項2に記載した発明によれば、
請求項1に記載した発明の効果に加え、バンド部材によ
り固定される燃料タンクにおいて、プレート部材によっ
て各タンク本体の外壁に加わる負荷をより低減させるこ
とが可能となり、タンク本体の強度剛性を必要最小限に
抑えて軽量化及びコストダウンを図ることができる効果
がある。
【0035】また、請求項3に記載した発明によれば、
請求項1,2に記載した発明の効果に加え、各タンク本
体の両端部の位置を個別に変更することで燃料タンクの
形状をその搭載部位の形状に、より適合させることが可
能となり、燃料タンクの搭載自由度及び汎用性が一層高
まる効果があると共に、プレート部材に連結機能と連通
機能とを併せ持たせることが可能となり、部品点数の削
減及びコスト低減を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の側面説明図である。
【図2】 この発明の実施形態の第1燃料タンクを左側
前方から見た斜視図である。
【図3】 この発明の実施形態の第2燃料タンクを右側
前方から見た斜視図である。
【図4】 図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】 図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】 第1実施形態の応用例を示す断面図である。
【図7】 従来例の側面説明図である。
【符号の説明】
21 第1燃料タンク 22 第2燃料タンク 25 バンド(バンド部材) 301,302 タンク本体 321,322 連通プレート(プレート部材) 361,362 連結プレート(プレート部材) 341,342 連通経路(連通部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体燃料を用いる車両の燃料タンクの固
    定構造であって、複数の筒状のタンク本体を互いに連結
    可能に連結してなる燃料タンクに、前記各タンク本体を
    横断するようにこれらを連結するプレート部材を設け、
    該プレート部材を介して前記燃料タンクが車両の搭載部
    位に固定されることを特徴とする燃料タンクの固定構
    造。
  2. 【請求項2】 前記プレート部材にバンド部材を取り付
    け、該バンド部材を介して前記燃料タンクが車体の搭載
    部位に固定されることを特徴とする請求項1記載の燃料
    タンクの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記プレート部材を前記各タンク本体の
    長さ方向両端部の中間領域に設けると共に、前記プレー
    ト部材内に各タンク本体を連通させる連通部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料タンク
    の固定構造。
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