JP2001113259A - 石膏ボード廃材の破砕処理装置 - Google Patents

石膏ボード廃材の破砕処理装置

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JP2001113259A
JP2001113259A JP29464199A JP29464199A JP2001113259A JP 2001113259 A JP2001113259 A JP 2001113259A JP 29464199 A JP29464199 A JP 29464199A JP 29464199 A JP29464199 A JP 29464199A JP 2001113259 A JP2001113259 A JP 2001113259A
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crushing
rollers
gypsum board
gypsum
pieces
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JP29464199A
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Shigeharu Shirai
重治 白井
Hiroyuki Hattori
博行 服部
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Shinx Ltd
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Shinx Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C19/00Other disintegrating devices or methods
    • B02C19/0056Other disintegrating devices or methods specially adapted for specific materials not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C4/00Crushing or disintegrating by roller mills
    • B02C4/02Crushing or disintegrating by roller mills with two or more rollers
    • B02C4/08Crushing or disintegrating by roller mills with two or more rollers with co-operating corrugated or toothed crushing-rollers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙片への石膏粉粒の付着がなく、これら
を確実に分別処理することができる石膏ボード廃材の破
砕処理装置を提供する。 【解決手段】 破砕手段Aによって石膏ボード廃材Wを
細片に破砕すると共に、この細片を潰圧手段Bによって
紙片と石膏粉粒に分離する。上記の潰圧手段Bを、上段
部の潰圧ローラ20、22と下段部の潰圧ローラ22、
23によって構成し、相対する潰圧ローラ20、21お
よび潰圧ローラ22、23をそれぞれ回転速度差をもっ
て駆動する。潰圧ローラの潰圧面を円周方向と回転軸方
向に連続する四角錐状の凹凸によって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、建築施工現場な
どから排出される石膏ボード廃材を破砕し、石膏粉粒と
紙片とに分離処理する石膏ボード廃材の破砕処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造建築あるいは鉄骨建築における壁、
天井などの下地材として石膏ボード(プラスターボー
ド)が使用される。このボードの張付け施工は現場合せ
で行われることが多く、多くの端材(廃材)を生ずる。
また家屋を解体処理する場合にも、一般廃材とともに多
量の石膏ボード廃材が排出される。
【0003】上記の石膏ボードは、心材である石膏層の
両面を厚紙によって被覆したものであって、一方が不燃
性であり、他方が可燃性である。(政令では、紙くず類
と石膏くずに区分される。)このため、環境保全の観点
からも混在したまま廃棄するのは好ましいことではな
く、分離し別々に処理することが望まれる。
【0004】この現状に鑑み、本出願人は石膏ボード廃
材を破砕し、これを石膏粉粒と紙片に分離して処理する
破砕処理装置を提案したものである。特願平10−25
9580号によって特許出願されたこの装置の概要を図
5によって説明する。
【0005】106、107は回転軸 108、109
は回転軸106、107に間隔的に取りつけた多数の破
砕輪 この破砕輪108、109はスプロケットホイル
状であり、外周に多数の爪刃aを有する。これら破砕輪
108、109は図の矢印方向に積極回転駆動されてい
る。
【0006】110、111は破砕輪108、109の
下方位置に配設した一対の潰圧ローラ この潰圧ローラ
110、111は駆動手段113によって等速で図示矢
印方向に積極回転駆動する。これら潰圧ローラ110、
111は前記した破砕輪108、109より高速度で回
転する。
【0007】112は潰圧ローラ110、111の下方
位置に配設した仕分け部材 この仕分け部材112の流
動面には多数の小孔を開けてあり、そこから石膏粉粒が
落下する。114は仕分け部材112にふるい動作を与
える振動手段である。
【0008】この従来の破砕処理装置は、投入された廃
材Wを破砕輪108、109によって細片状に破砕し、
続いて細片を潰圧ローラ110、111によって潰圧し
て石膏粉粒と紙片に分離するものであり、そして、分離
されたものを仕分け部材112によって二つに分別した
ものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の処理装
置において、潰圧ローラ110、111の構成に着目し
たとき、この潰圧ローラは等速で回転しており、したが
って細片を単に潰圧するだけである。よって大半の石膏
分を紙片から剥離することはできるが、一部において
は、剥離した石膏粉粒が紙片に圧着してしまうという弊
害がみられる。
【0010】石膏粉粒を付着した紙片は、その後におい
て振動を掛けられることになるが、そこでの剥離はほと
んど見られず、そのまま排出されていた。従って、好ま
しい形で分別処理を行うためにはさらなる改善策が求め
られる。
【0011】本発明は、上記した実状に鑑みてなされた
ものであり、紙片への石膏分の付着がなく、完全な形で
紙片と石膏粉粒に分別処理することができる石膏ボード
廃材の破砕処理装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る石膏ボード廃材の破砕処理装置は次
のように構成したものである。
【0013】すなわち、その要旨とするところは、破砕
手段によって石膏ボード廃材を細片に破砕すると共に、
この細片を潰圧手段によって紙片と石膏粉粒に分離する
ようにした破砕処理装置において、上記の潰圧手段を、
積極駆動する少なくとも一対の潰圧ローラによって構成
し、相対する潰圧ローラを回転速度差をもって駆動する
ようにしたことにある。
【0014】上記の構成によれば、細片をすり潰しなが
ら潰圧することができる。このため、紙片への石膏粉粒
の付着が生じない。
【0015】また請求項1に記載する石膏ボード廃材の
破砕処理装置は、請求項2において一対の潰圧ローラを
多段的にして複数を配設したことを要旨とする。
【0016】この構成によれば、細片および紙片に対し
て複数回のすり潰し作用を与えることができる。
【0017】また請求項1に記載する石膏ボード廃材の
破砕処理装置は、請求項3において円周方向と回転軸方
向に連続する凹凸によって潰圧ローラの潰圧面を構成し
たことを要旨とする。
【0018】この構成によれば、紙片を変形させると共
に大きな摩擦力を発揮して潰圧面を強力に作用すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る石膏ボード
廃材の破砕処理装置を一実施例について説明する。図1
の全体構成図において、1は平板状のベース 2はベー
ス1の上部に設けたフレーム 3はベース1の下側に取
りつけたキャスターホイル 図2において、4および5
はフレーム2の上部に取りつけた左右一対の軸受板 6
および7はベアリングによって軸受板4、5に回転自在
に設けた前後一対の回転軸である。
【0020】Aは廃材Wの破砕手段であり、回転軸6、
7の長手方向に間隔的に取りつけた多数の破砕輪8、9
によって構成する。これら破砕輪8、9はスプロケット
ホイル状であり、周面に多数の爪刃aを有する。10、
11は回転軸6、7の端部にそれぞれ取りつけた等径の
連動ギヤである。
【0021】12はベース1上に設けた減速機付の駆動
モータ 13は減速機の出力軸に取りつけた駆動スプロ
ケット 14は回転軸6の端部に取りつけた受動スプロ
ケット 15は二つのスプロケット13、14に掛け渡
したチェン 16は破砕輪8、9を囲うように設けたケ
ーシング 18は破砕輪8、9の上方位置に設けた廃材
Wの投入口 19は破砕輪8、9の下方位置に取りつけ
たガイド板である。
【0022】Bは破砕手段Aの下部領域に配設した潰圧
手段 この潰圧手段Bは、上段部にある前後一対の潰圧
ローラ20、21と下段部にある前後一対の潰圧ローラ
22、23によって構成する。図2のように、上段部の
潰圧ローラ20、21の回転軸24、25には大ギヤ2
6と小ギヤ27を取りつけ、これらを噛み合わせること
によって回転速度差をもって回転する。
【0023】対称的に下段部の潰圧ローラ22、23の
回転軸28、29には小ギヤ30と大ギヤ31をそれぞ
れに取りつけ、両潰圧ローラ22、23を回転速度差を
つけて連動回転する。また回転軸24の他端には受動ス
プロケット37を取りつけ、チェンを介して駆動モータ
12に連係する。図示してないが、回転軸29にも受動
スプロケットを取りつけ、駆動モータ12に連係する。
【0024】上記の潰圧ローラ20〜23は同形状であ
り、潰圧面は円周方向と回転軸方向に連続した凹凸bに
よって構成する。この凹凸bは、一例として四角錐状で
ある。また対向する二つの潰圧ローラ20、21および
22、23は僅かな隙間をもって固定的に配設する。
【0025】Cは潰圧手段Bの下方に設けた仕分け部材
この仕分け部材Cは、適宜に傾斜した網面板32から
なり、流動面と小孔を備える。33は小孔の下方領域に
設けた石膏粉粒の収集用ホッパー 34は流動面の下流
端に設けた紙片の排出口である。
【0026】Dは仕分け部材Cにふるい運動を付与する
振動手段 この振動手段Dは、網面板32の一端に連結
した偏心輪35と、この偏心輪35に回転運動を与える
回転駆動手段36によって構成する。
【0027】一実施例に係る破砕処理装置の構成は上記
の通りであり、次のようにして石膏ボード廃材を紙片と
石膏粉粒に分別処理する。
【0028】それには、図示しない操作スイッチによっ
て駆動モータ12を回転駆動し、破砕輪8、9を図の矢
印方向に回転する。そして、投入口18から落とし込む
ようにして廃材Wを供給する。この廃材Wは、スプロケ
ット状の破砕輪8、9によって引き込まれて細かく破砕
され、細片となって下方へ排出される。
【0029】排出された細片は、続いて上段部の潰圧ロ
ーラ20、20の間に供給され、その周面の凹凸bの作
用によって強力に潰される。この潰圧ローラ20、21
は回転速度差をもって回転駆動しているので、同時に摺
り潰し作用が発揮され、石膏分を紙片から残らず剥離す
ることができ、さらに分離した石膏分を細かく粉粒状に
することができる。
【0030】上段部の潰圧ローラ20、21から排出さ
れた紙片と石膏粉粒は、続いて下段部の潰圧ローラ2
2、23の間に供給され、そして同様に凹凸bにより摺
り潰される。これによって石膏粉粒をさらに細かく粉砕
することができ、さらに紙片を再度大きく変形し、強力
に摩擦を与えることにより付着する石膏分を残らず剥離
することができる。
【0031】下段部の潰圧ローラ22、23から排出さ
れる紙片と石膏粉粒は、続いて仕分け部材Cの網面板3
2上に落下し、流動面を移動する。形状の大きな紙片
は、そのまま下方へ移動して排出口34から排出され
る。他方において細かな石膏粉粒は、小孔を通過して収
集用ホッパー33に落下し、下端部から排出される。
【0032】流動面には振動が掛っており、紙片を飛び
跳ねながら流動させることができるので、紙片に乗った
状態にある石膏粉粒でも残らずふるい落すことができ
る。このため、分別処理を良好に行うことができる。
【0033】なお上記の一実施例では、上段部と下段部
に潰圧ローラを配設したが、上段部あるいは下段部のも
のだけで潰圧手段Bを構成することもできる。これとは
反対に上段部と下段部の間に中間の潰圧ローラを増設し
て潰圧手段を構成しても良い。
【0034】また一実施例では、細片または紙片、石膏
粉粒の落下方向に破砕手段A、潰圧手段Bを配設した
が、移送ガイドなどを備えることにより、各手段を斜め
に配置することもできる。
【0035】また一実施例では、潰圧ローラ20〜23
の直径を同じとし、これらの回転数を変えることにより
速度差をつけたが、直径の違うローラを用いても良く、
この場合にあっては回転数を同一とすることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明に係る石膏ボード廃
材の破砕処理装置は、潰圧ローラに回転速度差をつけて
細片などを摺り潰し状に潰圧したものである。このた
め、紙片へ石膏分が付着するようなことがなく、分別処
理を良好に行うことができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る石膏ボード廃材の破砕処理装置
の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同じく、要部の構成を示す説明図である。
【図3】破砕手段の構成を示す説明図である。
【図4】潰圧手段の構成を示す説明図である。
【図5】従来の破砕処理装置の説明図である。
【符号の説明】
A 破砕手段 B 潰圧手段 C 仕分け手段 D 振動手段 8 破砕輪 9 破砕輪 20 潰圧ローラ 21 潰圧ローラ 22 潰圧ローラ 23 潰圧ローラ 26 大ギヤ 27 小ギヤ 30 小ギヤ 31 大ギヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕手段によって石膏ボード廃材を細片
    に破砕すると共に、この細片を潰圧手段によって紙片と
    石膏粉粒に分離するようにした破砕処理装置において、
    上記の潰圧手段を、積極駆動する少なくとも一対の潰圧
    ローラによって構成し、相対する潰圧ローラを回転速度
    差をもって駆動するようにしたことを特徴とする石膏ボ
    ード廃材の破砕処理装置。
  2. 【請求項2】 一対の潰圧ローラを多段的にして複数を
    配設したことを特徴とする請求項1に記載する石膏ボー
    ド廃材の破砕処理装置。
  3. 【請求項3】 円周方向と回転軸方向に連続する凹凸に
    よって潰圧ローラの潰圧面を構成したことを特徴とする
    石膏ボード廃材の破砕処理装置。
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