JP2000271562A - 石膏ボード処理装置 - Google Patents

石膏ボード処理装置

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JP2000271562A
JP2000271562A JP11079938A JP7993899A JP2000271562A JP 2000271562 A JP2000271562 A JP 2000271562A JP 11079938 A JP11079938 A JP 11079938A JP 7993899 A JP7993899 A JP 7993899A JP 2000271562 A JP2000271562 A JP 2000271562A
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JP
Japan
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gypsum
gypsum board
paper
rollers
waste
Prior art date
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Pending
Application number
JP11079938A
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English (en)
Inventor
Masaharu Nakanishi
正晴 中西
Tamotsu Nagashima
保 長嶋
Yoichi Kumura
洋一 玖村
Kunihiro Kiuchi
国博 木内
Masayuki Kida
真行 喜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、廃棄石膏ボードを石膏と紙に分離
させ、石膏は安定型最終処分場に廃棄し、紙は、管理型
最終処分場に廃棄することを可能にする石膏ボード処理
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも左右に一対ローラを設け、当
該各ローラを内回りに逆回転させローラ間に石膏ボード
を挟圧させるようにしたに石膏ボード処理装置であっ
て、挟圧時にローラにより石膏ボードが移動させられる
速度を各ローラによって違え石膏ボードの石膏と紙を分
離させるようにした分離手段を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石膏ボード処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石膏ボードは、断熱性・吸音性に優れ、
天井・壁材として多く使用され、建築物解体現場では多
量の廃石膏ボードが排出されている。このような廃石膏
ボードは、解体後、処理することなく産業廃棄物として
安定型最終処分場(産業廃棄物が自然界の作用により形
態が変化しない産業廃棄物の最終処分場)に廃棄されて
いる。ところで、石膏は安定型産業廃棄物として認めら
れているが、石膏ボードにおける紙は管理型の廃棄物
(産業廃棄物が自然界の作用により形態が変化する産業
廃棄物)として安定型最終処分場に廃棄することが許さ
れず、管理型最終処分場(産業廃棄物が自然界の作用に
より形態が変化する産業廃棄物の最終処分場)に廃棄さ
なければならないとする規制が強化されつつある。そこ
で、廃石膏ボードを石膏と紙に分離させる必要性が生じ
てきた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、廃石膏ボー
ドを石膏と紙に分離させる石膏ボード処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の石膏ボード処理装置は、少なくとも左右に
一対ローラを設け、当該各ローラを内回りに逆回転させ
ローラ間に石膏ボードを挟圧させるようにしたに石膏ボ
ード処理装置であって、挟圧時にローラにより石膏ボー
ドが移動させられる速度を各ローラによって違え石膏ボ
ードの石膏と紙を分離させるようにした分離手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0005】また、請求項2に係る本発明の石膏ボード
処理装置は、前記石膏ボード処理装置の前記分離手段
を、前記ローラを同径にし各ローラの回転速度を違えて
構成したことを特徴とするものである。
【0006】更に、請求項3に係る本発明の石膏ボード
処理装置は、前記石膏ボード処理装置の前記分離手段
を、各ローラを異径にして構成したことを特徴とするも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る石膏ボード処理
装置の実施形態について、図1〜図2に基づいて説明す
る。Aは、石膏ボード処理装置であって、次のように構
成している。1は、破砕器であって、枠2の上部内に平
行な回転軸3,4を配置し、両回転軸3,4には複数の
破砕刃5を夫々複数備えている。そして、両回転軸3,
4は、互いに内回りに同期して逆回転するように電動駆
動装置(電動モータと減速機等で構成)3aを連結して
あり、両回転軸3,4に備えた破砕刃5は、回転軸芯方
向から見て互いに重なるように両回転軸3,4の軸間距
離を決定している。
【0008】6は、分離器(請求項1記載の分離手段に
相当する。)であって、破砕器1の下方に位置する枠2
内に平行な回転軸7,8を配置し、回転軸7には小径の
ローラ9(以下小ローラと言う。)を配置し、回転軸8
には大径のローラ10(以下大ローラと言う。)を配置
している。各ローラ9,10は、互いに内回りに逆回転
するように夫々電動駆動装置(電動モータと減速機等で
構成)7a,8aを連結してある。小ローラ9の回転軸
7は、大ローラ10の回転軸8方向に移動可能に枠2に
設けた長穴11に取付けられており、同方向に常時スプ
リング12で付勢されている。したがって、電動駆動装
置7aも小ローラ9の回転軸7とともに移動可能に枠2
に取付けている。(すなわち、電動駆動装置7aは、図
示しないが、枠2に長穴11と平行な長穴を設けてこの
長穴に沿って移動可能に取付けている。)すなわち、小
ローラ9をスプリング12で付勢させながら移動させる
ことにより、小ローラ9と大径のローラ10間に挟圧さ
れる廃石膏ボードの厚さが変わっても対応できるように
してある。
【0009】長穴11は、小ローラ9を大ローラ10方
向にスプリングで付勢させていても、小ローラ9と大ロ
ーラ10間に隙間を持たせ両者が接触しないように長穴
11内で移動する回転軸7の移動終端位置を決定してい
る。すなわち、小ローラ9と大ローラ10間に狭圧され
た廃ボードは、小ローラ9と大ローラ10から異なる移
動速度を受け、剪断力を受けて廃ボードを石膏と紙に分
離されるように適宜互いの回転速度を調整できるように
してあり、両ローラか接触していれば両者間の回転の違
いにより摩擦が生じて両ローラに摩耗等の問題が生じる
ことから、隙間を持たせてある。なお、小ローラ9と大
ローラ10には、適宜溝9a,10aを複数設けてあ
り、廃石膏ボードが噛み込み易いようにしてある。この
溝9a,10aは、廃石膏ボードが噛み込み易いように
するために用いるものであるが、溝がなくても噛み込み
易い廃石膏ボードを処理する場合には特に要するもので
ない。
【0010】また、スプリング12の付勢力は、廃ボー
ドが剪断力を受けて石膏と紙に分離され易くまた廃石膏
ボードの厚さが変わっても対応できる適宜の付勢力とな
るよう適宜調整可能にしてある。なお、本実施形態で
は、スプリング12で小ローラ9を付勢させるようにし
ているが、ガス封入シリンダー等による付勢手段であっ
てもよい。
【0011】13は、破砕器1の両回転軸3,4間に石
膏ボードを投入させる投入口である。14は、分離器6
で分離された石膏と紙を排出する排出口である。
【0012】15は、選別器であって、送り器16と、
石膏回収部17と紙回収部18を備えている。送り器1
6は、前記排出口14の下方に断面U字状のケース19
と、当該ケース19に軸20を前記分離器6の回転軸
7,8に平行に配置し当該軸20に螺旋状に羽根21を
取付け当該軸20を電動駆動装置16aで回転させて分
離器6で分離された石膏と紙を石膏回収部17と紙回収
部18に送るようにしている。
【0013】石膏回収部17は、ケース19に設けたス
リット17aと石膏回収箱17bで構成され、分離器6
で分離され送り器16で送られてきた石膏と紙の内石膏
だけをスリット17aをくぐらせ石膏回収箱17bに石
膏を堆積させる。スリット17aをくぐり抜けなかった
紙は、送り器16の終端部に設けた穴18aから紙回収
箱18bに堆積されるようになっている。
【0014】このように構成された本発明に係る石膏ボ
ード処理装置Aは、次のように作用する。まず、各電動
駆動装置唖3a,7a,8a,16aを駆動させる。そ
して廃石膏ボードを投入口13から投入する。投入され
た廃石膏ボードは、まず破砕器1である程度の大きさに
破砕される。次に、破砕された廃石膏ボードは、分離器
6の小ローラ9と大ローラ10間に挟圧され、小ローラ
9と大ローラ10から異なる移動速度を受け、剪断力が
働き廃ボードを石膏と紙に分離する。分離された石膏と
紙は、排出口14を通過し、選別器15に供給される。
選別器15では、螺旋状に設けた羽根21により石膏と
紙がかき混ぜながら送られ、スリット17aで石膏がく
ぐり抜け石膏回収箱17bに堆積される。紙は、穴18
aより落下し紙回収箱18bに堆積する。
【0015】このように廃石膏ボードは、石膏と紙に分
離して回収することが出来るものであるから、石膏は安
定型最終処分場に廃棄し、紙は、管理型最終処分場に廃
棄することを可能にする。また、分離された石膏は、新
規石膏ボードとして再利用することも可能にする。した
がって、本発明の石膏ボード処理装置は、廃石膏ボード
の処理装置として有益な産業処理装置となるものであ
る。
【0016】なお、上記実施形態では、分離器6で小ロ
ーラ9と大ローラ10間に廃石膏ボードを挟圧させるよ
うにしたが、同径のローラを互いに内回りに逆回転さ
せ、このローラ間に廃石膏ボードを挟圧させ回転スピー
ドを違えて、廃石膏ボードが互いのローラから異なる移
動速度を受け剪断力が働き石膏と紙に分離するようにし
たものであってもよい。勿論一方のローラは、スプリン
グ12にて付勢させられ移動可能に構成されている。
【0017】また、図3に図示するように、小ローラ9
を上下に2個配置し、小ローラ9と大ローラ10間に廃
石膏ボードを挟圧させ回転スピードを違えて、廃石膏ボ
ードが互いのローラから異なる移動速度を受け剪断力が
働いて石膏と紙に分離する工程を2段階にするようにし
たものであってもよい。勿論2個の小ローラ9は、スプ
リング12にて付勢させられ移動可能に構成されてい
る。
【0018】さらに、上記実施形態の石膏ボード処理装
置Aでは、破砕器1と選別器15を備えた物として説明
したが、これらを別に備え分離器6のみを備えたもので
あつてもよい。
【0019】次に、上記実施形態では、選別器15とし
て、送り器16とスリット17aを用いて石膏と紙を選
別するようにしたが、振動フルイ器を用いたものであっ
てもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の如く構成し作用する本発明の石膏
ボード処理装置は、構成し作用するものであるから、廃
石膏ボードを石膏と紙に分離して回収することが出来、
石膏は安定型最終処分場に廃棄し、紙は、管理型最終処
分場に廃棄することを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石膏ボード処理装置を説明する説明図
で、その内部構造を説明する断面図である。
【図2】本発明の石膏ボード処理装置を説明する説明図
で、図1を側面から見たその内部構造を説明する断面図
である。
【図3】本発明の石膏ボード処理装置を説明する説明図
で、発展例を説明する説明図である。
【符号の説明】
A 石膏ボード処理装置 1 破砕器 6 分離器(分離手段) 9 小ローラ 10 大ローラ 15 選別器
フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA31 AA50 BB10 CA04 CA08 CA12 CB13 CB50 4D065 AA05 AA24 BB02 CA12 CB02 CC08 DD08 EA05 EB02 EB11 ED13 ED22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも左右に一対ローラを設け、当該
    各ローラを内回りに逆回転させローラ間に石膏ボードを
    挟圧させるようにしたに石膏ボード処理装置であって、
    挟圧時にローラにより石膏ボードが移動させられる速度
    を各ローラによって違え石膏ボードの石膏と紙を分離さ
    せるようにした分離手段を備えたことを特徴とする石膏
    ボード処理装置。
  2. 【請求項2】前記分離手段を、前記ローラを同径にし各
    ローラの回転速度を違えて構成したことを特徴とする請
    求項1記載の石膏ボード処理装置。
  3. 【請求項3】前記分離手段を、各ローラを異径にして構
    成したことを特徴とする請求項1記載の石膏ボード処理
    装置。
JP11079938A 1999-03-24 1999-03-24 石膏ボード処理装置 Pending JP2000271562A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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