JP2001108449A - セルフテスト機能付きwdm方式光ファイバジャイロ - Google Patents

セルフテスト機能付きwdm方式光ファイバジャイロ

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JP2001108449A
JP2001108449A JP29106199A JP29106199A JP2001108449A JP 2001108449 A JP2001108449 A JP 2001108449A JP 29106199 A JP29106199 A JP 29106199A JP 29106199 A JP29106199 A JP 29106199A JP 2001108449 A JP2001108449 A JP 2001108449A
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Japan
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light
optical fiber
self
measurement
fiber gyro
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JP29106199A
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Hiroshi Kajioka
博 梶岡
Tatsuya Kumagai
達也 熊谷
Wataru Onuki
渉 大貫
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格、小型で、しかもセルフテスト機能を
有するセルフテスト機能付きWDM方式光ファイバジャ
イロを提供する。 【解決手段】 測定光を発生し、その測定光を光ファイ
バを通して受光する光学系と、その受光信号の処理を行
う信号処理回路とからなる光ファイバジャイロにおい
て、前記光学系に、波長の異なる測定光を発生する二つ
以上の光源1,2,3と、これらの波長別測定光を合成
/分離する波長選択フィルタ4,5とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバループ
を伝搬する光の変化から回転を検出する光ファイバジャ
イロに係り、特に、低価格、小型で、しかもセルフテス
ト機能を有するセルフテスト機能付きWDM方式光ファ
イバジャイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバループを伝搬する光がその光
ファイバループに生じている角速度によって影響を受け
ることを利用して回転を検出する光ファイバジャイロ;
FOGが知られている。光ファイバジャイロは、測定光
を光ファイバに入射しその光ファイバを通した測定光を
受信する光学系と、受信した信号の処理を行う信号処理
回路とからなる。
【0003】図2に示した干渉型FOGは、クローズド
ループ方式の信号処理回路を備えている。21は光源、
22はカプラ、23は光IC、24はセンシングコイ
ル、25は受光器、26は信号処理回路である。
【0004】このFOGにおいて最も長期信頼性に留意
すべきはSLD(Super LuminesentDiode)と呼ばれる光
源21である。SLDは、出射光の指向性が半導体レー
ザの指向性のように鋭く、波長広がりが発光ダイオード
の波長広がりのように広く設計されている特殊光源であ
る。しかし、発光部の単位面積当たりの電流密度が高く
なるため、FOGの構成部品のなかで最も寿命が短い。
【0005】このような光源21を有するFOGを使用
したFOG応用システムにおいては、システムの安全性
(信頼性)を確保するためにセンサ(FOG)を二重系
或いは三重系にすることが考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に、従来の多重系
システムを示す。この多重系システムは、それぞれ光源
31を備えて単独でセンサを構成する2乃至3台のFO
G32と、これら複数台のFOG32の信号処理出力を
切り換える光スイッチ33とを備え、いずれかのFOG
32の信号処理出力が取り出せるように構成されてい
る。
【0007】上記従来の多重系システムは、1台のFO
G32からエラーメッセージが出ると予備のFOG32
に切り換えるというものである。しかし、このシステム
には次の問題点がある。
【0008】(1)FOGを複数使用するので、コスト
が上がる (2)設置スペースが2倍以上になる。
【0009】(3)センサが極度に劣化したかどうかは
エラーメッセージから判るが、正常かどうか(エラーメ
ッセージが出ない程度の異常があるかどうか)を判定す
るセルフテストの機能はない。
【0010】(4)3台のFOGを用いると2台よりも
信頼性が良くなるが、価格とサイズとが更に上がる。
【0011】複数台のFOGを用いるのではなく、1台
のFOGに光源を2つ備えることも考えられるが、同一
波長の光源を用いる場合、光スイッチにより切り換える
構成が必要となる。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、低価格、小型で、しかもセルフテスト機能を有する
セルフテスト機能付きWDM方式光ファイバジャイロを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、測定光を発生し、その測定光を光ファイバ
を通して受光する光学系と、その受光信号の処理を行う
信号処理回路とからなる光ファイバジャイロにおいて、
前記光学系に、波長の異なる測定光を発生する二つ以上
の光源と、これらの波長別測定光を合成/分離する波長
選択フィルタとを設けたものである。
【0014】前記二つ以上の光源のうち一つの光源が劣
化したときには、その劣化した光源以外の光源を使用し
て測定を続けてもよい。
【0015】前記二つ以上の光源の測定光の受光信号を
処理した結果を相互に比較することにより、光源の良否
を診断する自己診断機能を設けてもよい。
【0016】前記二つ以上の光源の測定光の受光信号を
処理した結果から前記光学系の各測定光に共通の部分に
ついて診断する自己診断機能を設けてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0018】本発明の光ファイバジャイロ(FOG)
は、図2に示したクローズドループ方式のFOGに、波
長の異なる測定光を発生する3台の光源と、これらの波
長別測定光を合成/分離する波長選択フィルタ(WDM
フィルタ)とを設けたものである。WDMフィルタとし
ては、ガラス導波路によるAWG(アレイ導波路型光合
分波器)や光ファイバグレーティング方式のものが使用
される。図1には、この光ファイバジャイロの光源部と
WDMフィルタ部とを詳細に示した。
【0019】図1に示されるように、本発明のFOG
は、波長の異なる測定光を発生する3台の光源1,2,
3と、これらの波長別測定光を合成/分離するWDMフ
ィルタ4,5とを有する。3台の光源1,2,3は、各
測定光を合成するためのWDMフィルタ(MUX)4に
接続され、このWDMフィルタ4の出力側はカプラ6に
接続されている。カプラ6の出力側には、光IC7が接
続されている。光IC7は、分岐器、変調器等が集積化
されたものである。その光IC7にはセンシングコイル
8が接続されている。カプラ6は、光源部からの各測定
光をセンシングコイル8に導き、センシングコイル8を
通った各測定光を受光部に導くものである。カプラ6の
受光部側には、測定光を分離するためのWDMフィルタ
(DEMUX)5が接続されている。このWDMフィル
タ5の出力側には、それぞれ受光器9,10,11が接
続されている。各受光器9,10,11には、それぞれ
信号処理回路12,13,14が接続されている。各信
号処理回路12,13,14の出力側は出力比較判定回
路15に接続されている。
【0020】図1のFOGの動作を、3台の光源1,
2,3が常時使用される方式の場合について説明する。
【0021】3台の光源1,2,3からの3つの波長の
異なる測定光は、WDMフィルタ4で合成され、後段の
リング干渉系に導かれる。これらの測定光は、カプラ
6、光IC7を経てセンシングコイル8に導かれる。セ
ンシングコイル8内を左回り・右回り両方向に伝搬した
測定光は、光IC7、カプラ6を経てWDMフィルタ5
に導かれる。WDMフィルタ5で波長別に分離された測
定光は、それぞれ受光部9,10,11に導かれる。受
光部9,10,11で光電変換された信号は、それぞれ
信号処理回路12,13,14で処理される。
【0022】なお、図1のFOGは、波長の異なる3つ
の測定光が同時に伝搬するが、製造段階では予め個々の
波長の光源のみ駆動し、従来の1軸のFOGを製造する
のと同じ方法でスケールファクタの温度補正をほどこし
てある。また、カプラ6、光IC7については、3つの
波長帯の光に対し十分な機能を有するように設計してあ
る。
【0023】次に、図1のFOGがもたらす効果を説明
する。なお、ここでは以下の2点を前提としている。
【0024】前提1)2個の光源が同時に故障する確率
は十分小さい。
【0025】前提2)カプラ、光IC、センシングコイ
ルの故障率は十分低く、かつ故障が容易に判断できる。
【0026】図1のFOGでは、以下の判定を行うこと
ができる。
【0027】判定1)3波長のFOG出力信号(信号処
理回路で処理した結果)をモニタし、どのFOGからも
エラー信号が出ておらず、FOGの出力信号が3波長と
も同じであれば3台の光源はともに正常であると判定す
る。
【0028】判定2)どれか1つの波長のFOG出力信
号が他の2つの波長のFOG出力信号と異なっている場
合は、この1波長のFOGはエラーに至っていないが、
何等かの異常があると判定する。
【0029】この場合、異常があると判定された1波長
のFOGは除外する。残りのFOGは測定を続行する。
除外したFOGについての修理要求メッセージを出す。
【0030】判定3)3波長のFOG出力信号に共通し
ている異常から、各波長に共通した光学系部分であるカ
プラ、光IC、センシングコイルの異常を判定する。
【0031】図1のFOGは、以下の効果が得られる。
【0032】効果1)波長の異なる二つ以上の光源の測
定光を使用するので、処理結果の相互の比較から光源の
エラーには至らない異常が判定できる。
【0033】効果2)1つの光源に異常があっても異常
でない光源を使用して測定が続けられる。
【0034】効果3)従来のFOGを3台使用する3重
系システムに比べ、カプラ、光IC、センシングコイル
を共用できるので、小型、低価格化が可能である。
【0035】上記の実施形態では、3台の光源を常時使
用したが、1台乃至は2台の光源を使用し、光源に異常
が発生した場合に、その異常な光源を除外し、別の光源
に切り換えてもよい。
【0036】本発明のFOGは、車体制御システムなど
の常時正確な角速度を計測する必要のあるシステムに応
用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0038】(1)寿命が短い光源を複数台使用し、他
の光学系は共用したので低価格、小型で多重系が実現で
きる。
【0039】(2)各光源が波長の異なる測定光を発生
するので、複数光源を同時に使用することができ、処理
結果の比較によるセルフテストが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す光ファイバジャイロ
の構成図である。
【図2】一般的な光ファイバジャイロの構成図である。
【図3】従来の光ファイバジャイロによる多重系システ
ムの構成図である。
【符号の説明】
1,2,3 光源 4,5 WDMフィルタ 6 カプラ 7 光IC 8 センシングコイル 9,10,11 受光器 12,13,14 信号処理回路 15 出力比較判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大貫 渉 茨城県日立市砂沢町880番地 日立電線株 式会社高砂工場内 Fターム(参考) 2F105 AA01 BB04 BB20 DD01 DE01 DE06 DE11 DE21 DE23 DE30 DF02 DF10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定光を発生し、その測定光を光ファイ
    バを通して受光する光学系と、その受光信号の処理を行
    う信号処理回路とからなる光ファイバジャイロにおい
    て、前記光学系に、波長の異なる測定光を発生する二つ
    以上の光源と、これらの波長別測定光を合成/分離する
    波長選択フィルタとを設けたことを特徴とするセルフテ
    スト機能付きWDM方式光ファイバジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記二つ以上の光源のうち一つの光源が
    劣化したときには、その劣化した光源以外の光源を使用
    して測定を続けることを特徴とする請求項1記載のセル
    フテスト機能付きWDM方式光ファイバジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記二つ以上の光源の測定光の受光信号
    を処理した結果を相互に比較することにより、光源の良
    否を診断する自己診断機能を設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載のセルフテスト機能付きWDM方式光
    ファイバジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記二つ以上の光源の測定光の受光信号
    を処理した結果から前記光学系の各測定光に共通の部分
    について診断する自己診断機能を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜3いずれか記載のセルフテスト機能付きW
    DM方式光ファイバジャイロ。
JP29106199A 1999-10-13 1999-10-13 セルフテスト機能付きwdm方式光ファイバジャイロ Pending JP2001108449A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503531A (ja) * 2005-08-01 2009-01-29 トヨタ自動車株式会社 光ファイバジャイロの異常検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503531A (ja) * 2005-08-01 2009-01-29 トヨタ自動車株式会社 光ファイバジャイロの異常検出装置
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