JP2007232515A - 光ファイバ振動検知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】2つの監視区間の境界位置近傍で振動が発生した場合にも、その振動が発生した監視区間を正確に判別できる光ファイバ振動検知システムを提供する。
【解決手段】光ファイバリングを構成する光ファイバ2を振動監視ラインに沿って配索し、振動監視ラインを複数の監視区間D1〜D4に分割し、前記光ファイバ2内を伝送した出力光より振動レベルを検知し、警報レベル以上の振動を検知した場合には、出力光より演算によって振動位置を求め、振動が発生した監視区間を判別する光ファイバ振動検知システム1Aであって、光ファイバ2には、監視区間の境界位置に、少なくとも演算による位置誤差相当長さの余長部2aを設け、この余長部2aを外的振動によって振動しないように設置した。
【選択図】図1
【解決手段】光ファイバリングを構成する光ファイバ2を振動監視ラインに沿って配索し、振動監視ラインを複数の監視区間D1〜D4に分割し、前記光ファイバ2内を伝送した出力光より振動レベルを検知し、警報レベル以上の振動を検知した場合には、出力光より演算によって振動位置を求め、振動が発生した監視区間を判別する光ファイバ振動検知システム1Aであって、光ファイバ2には、監視区間の境界位置に、少なくとも演算による位置誤差相当長さの余長部2aを設け、この余長部2aを外的振動によって振動しないように設置した。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ファイバを振動検知センサとして用いる光ファイバ振動検知システムに関する。
港湾、空港、ライフライン施設周辺における不法侵入等を検知するセンサとして光ファイバを利用した光ファイバ検知システムが提案されている。この光ファイバ振動検知システムは、振動監視ラインに沿って配索された光ファイバに外的振動が加えられると、光ファイバ内を伝送する光の光路長が変化する。この光路長の変化が干渉光の位相差、偏光面の変化になって現れることに着目して振動位置を検出するものである(特許文献1及び特許文献2参照)。この光ファイバ振動検知システムは、光ファイバを振動監視ラインに沿って配索すれば良いため、上記した港湾などのように広大な施設監視に非常に有効である。そして、振動監視ラインが広大な施設管理では、不法侵入有りと判断した場合の対処性(例えば、迅速に現場に急行する監視体制を取る必要性)を考慮して、振動監視ラインを複数区間に分割して監視体制を取ることが管理上有効である。
特開2003−247887号公報
特開2005−43087号公報
しかしながら、光ファイバを振動検知センサとする場合には、振動位置の演算結果に所定の誤差が想定される。従って、1つの監視区間の中央位置で振動が発生した場合には、その振動が発生した監視区間を誤ることはないが、2つの監視区間の境界位置近傍で振動が発生した場合には、その振動が発生した監視区間を隣りの監視区間と誤判定する恐れがある。
そこで、本発明は、2つの監視区間の境界位置近傍で振動が発生した場合にも、その振動が発生した監視区間を正確に判別できる光ファイバ振動検知システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、光ファイバリングを構成する光ファイバを振動監視ラインに沿って配索し、振動監視ラインを複数の監視区間に分割し、光ファイバ内を伝送した出力光より振動レベルを検知し、警報レベル以上の振動を検知した場合には、出力光より演算によって振動位置を求め、振動が発生した監視区間を判別する光ファイバ振動検知システムであって、光ファイバには、監視区間の境界位置に、少なくとも演算による位置誤差相当長さの余長部を設け、この余長部を外的振動によって振動しないように設置したことを要旨とする。
上記した光ファイバの余長部は、複数の監視区間の内で特定な監視区間の境界位置にのみ設けてもよい。
本発明の第2の特徴は、複数の監視区分に分割された振動監視ラインに沿って配索され、光ファイバリングを構成する光ファイバと、この光ファイバの一部によって各監視区間の境界位置に設けられ、且つ、外的振動によって振動しないように設置され、少なくとも演算による位置誤差相当長さを有する余長部と、光ファイバの光ファイバリングに光を出力し、光ファイバリングを伝送した出力光を受光する検出器本体と、検出器本体からの受光出力より振動レベルを検知し、警報レベル以上の振動を検知した場合には、受光出力より演算によって振動位置を求め、振動が発生した監視区間を判別する振動区間判別部とを備えたことを要旨とする。
なお、光ファイバの両端には波長分割型分岐結合器をそれぞれ有し、各波長分割型結合器を介して光の入出力が可能な単一の光ファイバリングを構成するものであってもよい。ここで、検出器本体は、波長の異なる2波長の光を各分岐結合器を介して光ファイバリングに出力し、光ファイバリングを伝送した各波長の出力光を各分岐結合器でそれぞれ合波して干渉光とし、この2波長の干渉光としてそれぞれ受光する構成であってもよい。
なお、本発明における「振動レベル」とは、この光ファイバ振動検知システムにおける検出器本体において、光ファイバ内を伝播してきた出力光における干渉光の強度変化に伴う出力信号の変化をさすものである。「警報レベル」とは、この光ファイバ振動検知システムの系に明らかに何らかの外的要因が加えられたと判断し得る出力信号の変化を捉えるために、予め設定した出力信号強度であり、これにより異常現象の有無を判断させるためのものである。
本発明によれば、2つの監視区間の境界位置近傍で振動が発生した場合にも、その振動が発生した監視区間を正確に判別できる。すなわち、光ファイバの2つの監視区間の境界位置近傍で外的振動が加えられた場合、実際の振動位置に対して位置誤差相当分を含んだ位置が演算結果として得られる可能性があるが、その誤差が隣りの監視区間側にずれている場合であっても余長部の1/2範囲内に収まる。従って、演算において、余長部の中心を2つの監視区間の境界位置として演算すれば、振動が発生した監視区間を隣りの区間と誤判別する恐れがない。
又、本発明によれば、余長部特定の監視区間の境界位置のみに設けることにより、2つの重要な監視区間の境界位置以外では光ファイバの余長部を設置する必要がない。従って、配索する光ファイバの長さを極力短く抑えつつ、重要な監視区間に発生した振動については正確に区間を判別できる。
さらに、本発明によれば、2波長の光を単一の光ファイバリング内を共に伝送させることができ、2芯(2光路)の光ファイバを使用できる。
以下、本発明の実施の形態に係る光ファイバ振動検知システムを図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図5は本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバ振動検知システムを示している。なお、図1は光ファイバ振動検知システムの概略構成図、図2は光ファイバ及び検出器本体の構成図、図3は2波長光を用いて振動位置を演算によって求める原理を説明する概念図、図4は光ファイバの実際の振動位置と演算による振動位置との対応等を示す図、図5は振動が発生した監視区間を判別する処理のフローチャートである。
図1〜図5は本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバ振動検知システムを示している。なお、図1は光ファイバ振動検知システムの概略構成図、図2は光ファイバ及び検出器本体の構成図、図3は2波長光を用いて振動位置を演算によって求める原理を説明する概念図、図4は光ファイバの実際の振動位置と演算による振動位置との対応等を示す図、図5は振動が発生した監視区間を判別する処理のフローチャートである。
図1に示すように、光ファイバ振動検知システム1Aは、例えば四角形の敷地を監視フィールドとし、この監視フィールド内に外部より侵入する者などを監視できるようになっている。監視フィールドの全外周を振動監視ラインとし、この振動監視ラインに沿って光ファイバ2を配索する。監視フィールドの外周が例えばフェンスで囲まれている場合には、フェンスの振動を受けやすい中央位置や最上位置に光ファイバ2を配置する。振動監視ラインは、四角形の各辺ごとに例えば4つの監視区間D1〜D4に分割されている。
光ファイバ2には、2つの監視区間D1〜D4の境界位置(D1とD2の間、D2とD3の間、D3とD4の間)に、余長部2aがそれぞれ設けられている。各余長部2aは、後述する振動位置演算式の位置誤差相当長さに設定されている。つまり、振動位置演算による位置誤差がE寸法(実際の振動位置を基準として±E/2)であれば、余長部3の長さは少なくともE寸法に設定されている。又、余長部2aは、防振ボックス3内に収容され、外的振動によって振動しないように設置されている。
又、図2に示すように、光ファイバ2は、2本の光路5、6と、この各光路5,6の両端に接続された4つの1×2ポートの波長分割型分岐結合器7a,7b,8a,8bと、同一端部に配置された分岐結合器7a,7bと8a,8b同士を連結する2本の結合ファイバ9,10とを用いて単一の光ファイバリングを構成している。
検出器本体11は、1.3μm帯の波長光を出力する第1発光素子12及び第1受光素子13と、1.55μm帯の波長光を出力する第2発光素子14及び第2受光素子15とを備えている。第1発光素子12と第1受光素子13は、2×2ポートの第1分岐結合器16を介して光ファイバ2の一端側の波長分割型分岐結合器7a,7bに接続されている。第2発光素子14と第2受光素子15は、2×2ポートの第2分岐結合器17を介して光ファイバ2の他端側の波長分割型分岐結合器8a,8bに接続されている。
図3に示すように、第1発光素子12の1.3μm帯の光は、第1分岐結合器16で2方向に分岐し、この各分岐光が光ファイバ2一端側より共に光ファイバリングに入射される。そして、互いに異なる方向で光ファイバリング内を伝送した2つの分岐光は、一端側の波長分割型分岐結合器7a,7bを介して射出される。射出された2つの分岐光は、第1分岐結合器16で合波し、干渉光となって第1受光素子13に出力される。第2発光素子14の1.55μm帯の光は、第2分岐結合器8a,8bで2方向に分岐し、この各分岐光がファイバ2の他端側より光ファイバリングに入射される。互いに異なる方向で光ファイバリング内を伝送した2つの分岐光は、他端側の波長分割型分岐結合器8a,8bを介して射出される。射出された2つの分岐光は、第2分岐結合器17で合波し、干渉光となって第2受光素子15に出力される。
第1受光素子13及び第2受光素子15の受光出力は、振動区間判別部18に出力される(図1参照)。振動区間判別部18は、各受光素子13,15の受光出力より振動レベルを検知し、警報レベル以上の振動を検知した場合には、受光出力より振動位置演算式によって振動位置を求め、次に、振動が発生した区間を判別式より求める。
なお、ここでいう「振動レベル」とは、この光ファイバ振動検知システム1Aにおける検出器本体11において、光ファイバ2内を伝播してきた出力光における干渉光の強度変化に伴う出力信号の変化をさすものである。「警報レベル」とは、この光ファイバ振動検知システムの系に明らかに何らかの外的要因が加えられたと判断し得る出力信号の変化を捉えるために、予め設定した出力信号強度であり、これにより異常現象の有無を判断させるためのものである。
以下、振動位置演算式の一例について説明する。図3の光ファイバリング系において、各波長分割型分岐結合器7a,7b,8a,8bは、それぞれの波長の光ファイバリングの中点に配置されている。又、各波長分割型分岐結合器7a,7b,8a,8bと第1、第2発光素子12,14及び第1、第2受光素子13,15までの距離は、振動点(X0)から第1及び第2受光素子13,15までの距離に対して十分に小さいものとする。
光ファイバリング中のX=X0にて加振されたとき、振動点から第1及び第2受光素子13,15までの光の到達時間に対して振動による位相変調が十分に遅く変化する場合、1.3μm帯の光、1.55μm帯の光でそれぞれ生じる位相差Δφ1.3、Δφ1.55は、1.3μm帯の光では、
と表すことができる。
で与えられ、1.3μm帯及び1.55μm帯の位相差の比より距離を算出することができる。
で与えられる。
次に、振動が発生した区間を求める区間判定式を説明する。先ず、図4に示すように、演算上では、各監視区間の境界位置に設けられた余長部2aの中心を、その2つの監視区間の境界位置として区間を判別する。具体的には、監視区間D1の長さをd1、監視区間D2の長さをd2、監視区間D3の長さをd3,監視区間D4の長さをd4とすると、d1+(1/2・E)>X0であれば監視区間D1、d1+(1/2・E)≦X0<d1+d2+Eであれば監視区間D2、d1+d2+E≦X0<d1+d2+d3+(3/2・E)であれば監視区間D3は、d1+d2+d3+(3/2・E)≦X0であれば監視区間D4とそれぞれ判別する。
監視用PC/端末19は、振動区間判別部18からの各情報を入力する。具体的には、通常時には各位置の振動レベル情報であり、警報レベル以上の振動を検知した場合には、その振動位置及び及びその監視区間の情報である。監視用PC/端末19は、これら情報を画像情報に変換し、表示部にこれら情報を表示する。又、警報時には、図1にて示すように、警報レベル以上の振動が発生したこと、及び、その警報区間を目視できるように表示する。
警報出力手段20は、監視用PC/端末19に接続されている。警報出力手段20は、監視用PC/端末の制御に基づいて作動する点灯部及びスピーカ部を有している。そして、警報レベル以上の振動情報が監視用PC/端末19に入力されると、監視用PC/端末19は警報出力手段20の警報ランプを点灯したり、警報音声を出力したりする。
次に、光ファイバ振動検知システム1Aの動作を図5に基づいて説明する。振動区間判別部18は、検出器本体11からの受光出力より振動レベルを検知し、振動レベルが警報レベルを超えるか否かを常時監視する(ステップS1)。
振動レベルが警報レベルを超えると、振動位置演算式より振動位置(X0)を求める(ステップS2)。そして、振動位置のデータ(X0)に基づき区間判別式によって振動が発生した区間を判別する(ステップS3〜S10)。
上記振動位置演算式では、実際の振動位置に対して位置誤差相当分を含んだ位置が演算結果として得られる可能性がある。実際の振動位置が監視区間2のほぼ中央位置(図4のaポイント)の場合、実際の振動位置に対して位置誤差相当分を含んだ位置が演算結果として得られても、振動が発生した区間を監視区間2と判別する。
又、実際の振動位置が監視区間2内であるが、監視区間3との境界位置近傍(図4のbポイント)の場合、実際の振動位置に対して位置誤差相当分を含んだ位置が演算結果として得られる可能性があるが、その誤差が隣りの監視区間3側にずれている場合であっても余長部2aの1/2範囲内に収まり、振動が発生した区間を監視区間2と判別する。従って、振動が発生した区間を隣りの監視区間3と誤判別する恐れがない。以上より、2つの監視区間の境界位置近傍で振動が発生した場合にも、その振動が発生した監視区間を正確に判別できる。
この第1の実施の形態では、光ファイバ2は、その両端に波長分割型分岐結合器7a,7b,8a,8bをそれぞれ有すると共に各波長分割型結合器7a,7b,8a,8bを介して光の入出力が可能な単一の光ファイバリングを有し、検出器本体11は、波長の異なる2波長の光を各分岐結合器16,17を介して光ファイバ2の光ファイバリングに出力し、光ファイバリングを伝送して来た各波長の出力光を各分岐結合器16,17でそれぞれ合波して干渉光とし、この2波長の干渉光としてそれぞれ受光するよう構成されている。従って、光ファイバ2が加振されると、2つの波長光に位相差が発生し、この位相差の比より振動位置を演算によって求めることができる。又、2波長の光を単一の光ファイバリング内を共に伝送させることができるため、2芯(2光路)の光ファイバ2を使用できる。
このように第1の実施の形態では、波長多重方式を用いて振動位置を演算によって算出するよう構成したが、波長多重方式以外の方式によって振動位置を算出する場合にも本発明が適用できることはもちろんである。
尚、この第1の実施の形態では、光ファイバ2の余長部2aを防振ボックス3に収容することによって外的振動によって振動しないようにしたが、余長部2aを地中などに埋設することによって振動が加わらないように設置しても良く、余長部2aの防振構造は光ファイバ2の設置状況などによって種々の手段が考えられる。
尚、この第1の実施の形態では、振動監視ラインの両端に相当する監視区間D1と監視区間D4の端部には、光ファイバ2の余長部2aが設けられていない。これは、区間判別式の演算処理によって正確な区間判別が可能なためであるが、振動監視ラインの両端に相当する監視区間D1と監視区間D4の端部にも光ファイバ2の余長部2aを設けても良い。但し、この第1の実施の形態の如く、振動監視ラインの両端位置に光ファイバ2の余長部2aを設けない方が配索する光ファイバ2の長さを短く抑えることができるという利点がある。
(第2の実施の形態)
図6及び図7は本発明の第2の実施の形態を示し、図6は光ファイバ振動検知システムの概略構成図、図7は光ファイバ及び検出器本体の構成図である。
図6及び図7は本発明の第2の実施の形態を示し、図6は光ファイバ振動検知システムの概略構成図、図7は光ファイバ及び検出器本体の構成図である。
図6及び図7に示すように、この第2の実施の形態にかかる光ファイバ検知システム1Bでは、4つの監視区間D1〜D4の内で、監視区間D2が他の区間より重要な監視区間として設定されている。そして、光ファイバ2の余長部2aは、重要な監視区間D2の境界位置にのみ設けられ、他の監視区間(D3とD4)同士の境界には設けられていない。
他の構成は、前記第1の実施の形態と略同様であるため、説明を省略する。
この第2の実施の形態では、光ファイバ2の余長部2aは、複数の監視区間D1〜D4の内で重要な監視区間D2の境界位置にのみ設けられているので、2つの重要な監視区間の境界位置以外では光ファイバ2の余長部2aを設置する必要がない。従って、配索する光ファイバ2の長さを極力短く抑えつつ、重要な監視区間D2に発生した振動については正確に区間を判別できる。
尚、各実施の形態では、振動監視ラインを4つの監視区間D1〜D4に分割したが、2区間や3区間に分割しても、5区間以上に分割しても良いことはもちろんである。
1A,1B 光ファイバ振動検知システム
2 光ファイバ
2a 余長部
11 検出器本体
16,17 分岐結合器
18 振動区間判別部
D1〜D4 監視区間
2 光ファイバ
2a 余長部
11 検出器本体
16,17 分岐結合器
18 振動区間判別部
D1〜D4 監視区間
Claims (4)
- 光ファイバリングを構成する光ファイバを振動監視ラインに沿って配索し、前記振動監視ラインを複数の監視区間に分割し、前記光ファイバ内を伝送した出力光より振動レベルを検知し、警報レベル以上の振動を検知した場合には、出力光より演算によって振動位置を求め、振動が発生した監視区間を判別する光ファイバ振動検知システムであって、
前記光ファイバには、監視区間の境界位置に、少なくとも演算による位置誤差相当長さの余長部を設け、この余長部を外的振動によって振動しないように設置したことを特徴とする光ファイバ振動検知システム。 - 請求項1記載の光ファイバ振動検知システムであって、
前記光ファイバの前記余長部は、複数の監視区間の内で特定の監視区間の境界位置にのみ設けたことを特徴とする光ファイバ振動検知システム。 - 複数の監視区分に分割された振動監視ラインに沿って配索され、光ファイバリングを構成する光ファイバと、
この光ファイバの一部によって各監視区間の境界位置に設けられ、且つ、外的振動によって振動しないように設置され、少なくとも演算による位置誤差相当長さを有する余長部と、
光ファイバの光ファイバリングに光を出力し、光ファイバリングを伝送して来た出力光を受光する検出器本体と、
検出器本体からの受光出力より振動レベルを検知し、警報レベル以上の振動を検知した場合には、受光出力より演算によって振動位置を求め、振動が発生した監視区間を判別する振動区間判別部と、
を備えたことを特徴とする光ファイバ振動検知システム。 - 請求項3記載の光ファイバ振動検知システムであって、
前記光ファイバは、その両端に波長分割型分岐結合器をそれぞれ有すると共に前記各波長分割型結合器を介して光の入出力が可能な単一の光ファイバリングを有し、
前記検出器本体は、波長の異なる2波長の光を各分岐結合器を介して前記光ファイバの光ファイバリングに出力し、光ファイバリングを伝送して来た各波長の出力光を各分岐結合器でそれぞれ合波して干渉光とし、この2波長の干渉光としてそれぞれ受光することを特徴とする光ファイバ振動検知システム。
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