JPH11337423A - 光ファイバセンサ - Google Patents

光ファイバセンサ

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JPH11337423A
JPH11337423A JP14194298A JP14194298A JPH11337423A JP H11337423 A JPH11337423 A JP H11337423A JP 14194298 A JP14194298 A JP 14194298A JP 14194298 A JP14194298 A JP 14194298A JP H11337423 A JPH11337423 A JP H11337423A
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optical
unit
fiber sensor
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正人 栗井
Hideo Hirao
秀夫 平尾
Kiyoshi Mamiya
清 間宮
Yoshitaka Ikeda
善考 池田
Masahiro Yaginuma
昌浩 柳沼
Shingo Nishimori
真悟 西森
Koujin Nagura
甲人 名倉
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Oyo Corp
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Fujikura Ltd
Oyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外力の作用を確実に検出でき、安価に構成で
きる光ファイバセンサの開発が求められていた。 【解決手段】 隣接して連結されたユニット15間が外
力によって折れ曲がることにより、これらユニット15
間に連通された光ファイバ16に破断あるいは屈曲が生
じたことを検出可能に構成され、隣接して連結されたユ
ニット15間に渡すようにして連通させた光ファイバ1
6を拘束手段25により各ユニット15に固定し、ユニ
ット15間が折れ曲がった時には光ファイバ16に破断
あるいは屈曲が確実に生じる光ファイバセンサ1を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバセンサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河岸や海岸での浸食による災害発生を回
避するには、巡視等を頻繁に行って浸食の進行状況等を
把握する必要がある。しかしながら、測量を人手に頼る
ことになり効率が悪いため、近年では、浸食状況を自動
的かつリアルタイムで計測するための技術が検討されて
いる。例えば、音響測深器を利用する技術では、浸食の
影響を受けない適切に設置した音響測深器によって、超
音波の反射を利用して河岸や海岸位置を検出する。この
方法では、河岸や海岸の浸食状況を自動的かつリアルタ
イムに計測することができるが、しかしながら、河岸や
海岸の広範囲に亘って計測を行うには、高価な音響計測
器を多数設置することになり、コストが膨大になってし
まう。
【0003】また、特開平8−75595号公報には、
光ファイバを利用したセンサ(以下、「光ファイバセン
サ」)によって地盤の異常を検出するものが提案されて
おり、この光ファイバセンサを河岸や海岸に設置して、
浸食の有無を検出することが検討できる。例えば、河岸
や海岸にて、河川や海洋の波涛による洗掘方向に沿って
形成したボーリング孔に前記光ファイバセンサを設置
し、前記ボーリング孔に沿って延在する光ファイバに入
射した光のラマン散乱による後方散乱光を計測すること
で、光ファイバの温度変化を検出し、異常を検出するこ
とが考えられる。光ファイバは、温度変化によって入射
光のラマン散乱が変化するため、ラマン散乱による後方
散乱光を計測すると、この後方散乱光の計測器での受光
強度の変化から、異常の有無を判別できる。したがっ
て、河岸や海岸の浸食前と、浸食が生じて光ファイバが
水に触れた時との温度差によって、計測器にて計測され
る後方散乱光の強度が変化すると異常が検出でき、ま
た、後方散乱光の受光までの経過時間等から計測器から
異常箇所までの距離を特定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ラマン
散乱を利用した光ファイバセンサでは、正常時と異常時
との間に温度差が確保される必要があり、河岸や海岸等
の自然環境下では、異常を検出できないケースが懸念さ
れる。前記問題に鑑みて、例えば、ヒータ等によって光
ファイバ温度を一定に保つことも考えられるが、コスト
が上昇するため、この光ファイバセンサを広範囲に亘っ
て多数設置すると、コストが膨大になってしまうといっ
た問題が発生する。さらに、ラマン散乱による後方散乱
光から光ファイバの温度変化を検出するには、複雑かつ
高価な装置を必要とすることからも、コストが高く付
く。また、前記光ファイバセンサは、河岸や海岸の浸食
以外にも、各種接触型のセンサとして活用したい要求が
あるが、前述のように、温度差の確保のために設置場所
等の限定が生じ、汎用性が低いといった問題があった。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(a)低コスト化することができる、(b)光フ
ァイバの破断あるいは屈曲を検出することで、異常を容
易かつ確実に検出できる、(c)自然災害の回避以外に
も、接触型のセンサとして高い汎用性を有する光ファイ
バセンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複数連結されたユニットと、これらユニットに連通
した光ファイバとを備え、隣接して連結されたユニット
間が外力によって折れ曲がることにより、これらユニッ
ト間に連通された前記光ファイバに破断あるいは屈曲が
生じたことを、前記光ファイバに光パルス試験器から入
射した光の反射光あるいは後方散乱光を測定することに
よって検出するように構成され、隣接して連結された前
記ユニット間に連通させた光ファイバを拘束手段により
各ユニットに固定し、前記ユニット間が折れ曲がった時
には各ユニットとともに前記光ファイバが一体的に変位
して破断あるいは屈曲を生じるようになっていることを
特徴とする光ファイバセンサを前記課題の解決手段とし
ている。
【0007】この光ファイバセンサでは、ユニットの連
結状態が維持されている間(正常時)は、これらユニッ
トに連通させた光ファイバの光伝送性能が確保され、隣
接して連結されたユニット間が外力によって折り曲げら
れ、これらユニット間に連通された光ファイバに破断
や、光伝送特性に影響を与えるような急激な屈曲が生じ
ると、この光ファイバの破断点にて生じた反射光や屈曲
位置にて生じた後方散乱光が光パルス試験器にて観測さ
れ、ユニット設置位置から離れた位置からも光ファイバ
の異常を検出できる。また、この光ファイバセンサで
は、隣接する各ユニットのそれぞれに対して、拘束手段
によって光ファイバを固定しているので、ユニット間が
折れ曲がった時には、ユニットとともに該ユニットに固
定した光ファイバをも一体的に変位し、これらユニット
間に連通されている光ファイバに破断や急激な屈曲が容
易に生じる。このため、ユニット間の折れ曲がりに要す
る荷重(以下「折れ荷重」)を超える外力が作用する
と、光ファイバに破断や屈曲が容易かつ確実に発生し
て、外力の作用を確実に検出することができる。なお、
光ファイバの破断点や屈曲位置を検出するので、温度変
化によるラマン散乱の変化を利用した従来構成の光ファ
イバセンサのように、温度差の確保は不要であり、高い
汎用性が得られ、しかも、構成が簡単で済み低コスト化
することができる。
【0008】光ファイバの異常は、光パルス試験器から
光ファイバに光パルス(例えばレーザパルス光)を入射
して後方散乱光やフレネル反射による反射光を観測する
ことで検出される。この光ファイバセンサの設置時(光
ファイバの破断前)では、光パルス試験器によって光フ
ァイバに光パルスを入射すると正常な状態が確認できる
ようにしておく。例えば、ユニットに連通した光ファイ
バの端部を無反射端にしておくと、正常時(光ファイバ
に破断や屈曲が無い時)では、反射光が検出されない
が、光ファイバが破断した時は、破断点からの後方散乱
光やフレネル反射による反射光を観測することで光ファ
イバの破断を検出できる。ユニットに連通した光ファイ
バを、光パルス試験器からの入射光を別の波長に変えて
反射するように構成すると、正常時には、特定波長の反
射光を検出できるが、光ファイバが破断あるいは屈曲あ
るいは伸縮した時は、入射光と同じ波長帯域の反射光が
観測されることで光ファイバの破断、屈曲、伸縮を検出
できる。
【0009】このように、ユニットに連通した光ファイ
バ端部の構成としては、光パルス試験器による正常時と
異常時の判別を可能にする構成であれば各種構成の採用
が可能であるが、例えば、前記各ユニット毎に前記光フ
ァイバの余長を確保すると、ユニットに連通した光ファ
イバの端部に無反射端等の特別な加工を施さなくても、
光ファイバの異常の有無を確認することができる。すな
わち、光パルス試験器から光ファイバへ光を入射した時
に、入射から反射光の受光までの経過時間が、光ファイ
バの異常の有無によって異なってくることを利用して、
光ファイバの破断の有無を確認することができる。光パ
ルス試験器による試験では、光ファイバへの光の入射か
ら反射光や後方散乱光の受光までの経過時間を検出する
ことで、異常箇所から光パルス試験器までの距離を検出
できるから、各ユニット毎に光ファイバの余長を確保し
ておくと、光パルス試験器から光ファイバの異常箇所ま
での離間距離が、ユニット単位で特定されることにな
り、外力の作用した箇所をより詳細に特定することが可
能になる。
【0010】請求項2記載の光ファイバセンサでは、請
求項1記載の光ファイバセンサにおいて、前記拘束手段
が、隣接して連結されたユニット間に連通した鞘管であ
り、前記ユニット間が折れ曲がった時には、前記鞘管が
破断するとともに、該鞘管内に収納した前記光ファイバ
も破断するようになっていることを特徴としている。鞘
管は、ガラスや樹脂等の割れやすい素材から形成する。
また、鞘管内では、光ファイバの変位を許容しないよう
に拘束して収納し、鞘管の破断とともに光ファイバも容
易に破断するようにする。隣接させて連結したユニット
に対して個別の拘束手段により光ファイバを固定する時
は、ユニット同士を近接させる等によって、光ファイバ
の破断や屈曲が確実になされるようにする必要がある
が、光ファイバを鞘管に収納すると、隣接するユニット
間に隙間が存在しても、光ファイバを容易に破断させる
ことができ、光ファイバセンサの構成の自由度が向上す
る。
【0011】請求項3記載の光ファイバセンサは、請求
項1または2記載の光ファイバセンサにおいて、隣接し
て連結されたユニット間の相対回転を規制する回転規制
手段を具備することを特徴としている。回転規制手段
は、隣接して連結したユニット間の相対回転を規制し、
かつ、これらユニット間が外力によって折れ曲がること
を許容する。隣接して連結したユニット間の相対回転を
回転規制手段によって規制すると、ユニット間に渡すよ
うにして連通させた光ファイバの捻れや破断等が規制さ
れ、この光ファイバセンサの搬送作業性や設置作業性が
向上する。また、回転規制手段は、光ファイバセンサの
設置完了後には、ユニット間の相対回転を許容する構成
も採用可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の光ファイバセンサの
第1実施形態を、図1から図3を参照して説明する。図
1において、本実施形態の光ファイバセンサ1は、河岸
2に形成した長さ数mのボーリング孔3内に挿入して設
置される。この光ファイバセンサ1は複数連結したユニ
ット15、15…と、これらユニット15、15…に連
通させた光ファイバ16とを備えて構成される。光ファ
イバ16は、分岐ケーブル5、光クロージャ6、光ケー
ブル7を介して、前記河岸2から離間させて設置した検
出部8に接続している。
【0013】検出部8は、光パルス試験器9(OTD
R:Optical Time Domain Reflectometer)と、この光
パルス試験器9を制御するコンピュータ10と、光成端
箱12を介して光ケーブル7から分岐した複数の光線路
の中から、光パルス試験器9から出力した光パルスを入
射する光線路を選択するセレクタ11とを備えている。
光ケーブル7としては、例えば数100芯のものが採用
され、光パルス試験器9からの光パルスは、セレクタ1
1にて選択された光線路に入射されて光ケーブル7を伝
送し、光クロージャ6にて接続された分岐ケーブル5を
介して目的の光ファイバセンサ1に伝送される。光クロ
ージャ6では、1本の光ケーブル7に対して複数本の分
岐ケーブル5が接続可能であり、セレクタ11にて光パ
ルス試験器9と接続する光線路を選択することにより、
光パルス試験器9の光パルスを入射する分岐ケーブル5
や光ファイバセンサ1を簡便に選択することができる。
また、光ケーブル7に接続される光クロージャ6の数は
複数であっても良く、例えば、数10kmに亘って敷設
した光ケーブル7の複数箇所に光クロージャ6を設置
し、各光クロージャ6にて光ケーブル7に複数の分岐ケ
ーブル5および光ファイバセンサ1を接続することも可
能である。光ケーブル7としては、既設の通信用光ケー
ブルを兼用とすることで、大幅な低コスト化を図ること
ができる。
【0014】図1において、ボーリング孔3は、斜坑で
あるが、水平坑とすることも可能である。図1では、斜
坑であるボーリング孔3下端を川13の近傍にて川13
の水位よりも低くし、ボーリング孔3上端を前記下端よ
りも川13から離間させて位置させているが、これに限
定されず、ボーリング孔3下端を川13の水位よりも高
くすることも可能である。ボーリング孔3内に収納した
光ファイバセンサ1は、ボーリング孔3の上端近傍に設
置した固定用ボックス14から吊支され、ボーリング孔
3内の所定位置に支持される。河岸2が浸食され、ボー
リング孔3が壊されると、川13の水流が光ファイバセ
ンサ1に接触するようになっている。水平坑の場合、河
岸2にて川13に寸止め(近接)あるいは突破るように
形成したボーリング孔の一端を川13の近傍に位置さ
せ、川13から離間させた他端近傍に固定用ボックス1
4を設置して、ボーリング孔内の光ファイバセンサ1を
支持する。固定用ボックス14は、河岸2上から別途掘
削して形成したマンホール等の縦坑や、光ケーブル7の
地下布設用の水平坑等を利用してボーリング孔他端近傍
に設置することになる。いずれのボーリング孔において
も、充填剤を充填して、光ファイバセンサ1を安定支持
することが好ましい。また、光ファイバセンサ1は、川
13の浸食による河岸2の土塊崩壊を検出するものであ
るから、川13の水との接触が関係しない光ファイバセ
ンサ1を適用する場合、いずれのボーリング孔の形成位
置も、川13の浸食による崩壊等の影響を受ける箇所で
あれば河岸2の何処でも良く、川13の水位に対する高
低は関係無い。なお、図1に示したようにボーリング孔
3を川13の水位よりも低くなるように形成し、光ファ
イバセンサ1を川13の水位よりも低い位置に設置する
と、河岸2の浸食崩壊時には光ファイバセンサ1が川1
3の水流に直接曝されるようになり、川13の水流から
作用する力によって、ユニット15、15間が折れ曲が
ることで河岸2の浸食を検出する構成も採用可能であ
る。
【0015】図2は光ファイバセンサ1を示す正面図、
図3はユニット15を示す分解斜視図である。図3にお
いて、ユニット15は、円筒状のユニット本体17と、
このユニット本体17側面の外側に装着される円筒状の
外装体18とを備えている。これらユニット本体17や
外装体18は、いずれも、プラスチックや塩化ビニル等
の軽量かつ防水性を有する素材から形成されている。隣
接して連結されたユニット15、15間は、一方のユニ
ット15のフランジ部20aから突設したジョイント突
部19aを、他方のユニット15のフランジ部20bに
形成したジョイント凹部19b(図2参照)に挿入、嵌
合して連結状態を維持している。さらに、図2に示すよ
うに、ジョイント凹部19bには、ジョイント突部19
aから突設した薄壁状の強度保持用突起19cを嵌合し
て、ユニット15、15間の連結状態を補強しているの
で、これにより光ファイバセンサ1の搬送やボーリング
孔3への設置作業性を確保できる。なお、図3に示すよ
うに、強度保持用突起19cは、ユニット15、15間
の相対回転を規制し、請求項3記載の回転規制手段とし
ても機能するので、ボーリング孔3に設置前の光ファイ
バセンサ1では、ユニット15、15間に渡すようにし
て連通させた光ファイバ16に捻れを生じる心配が無
く、光ファイバ16の光伝送特性を維持することができ
る。
【0016】ユニット本体17の軸方向両端のフランジ
部20a、20bには、光ファイバ16を挿通するため
の光ファイバ溝21a、21bを、ユニット本体17の
中心軸線に沿った同一直線上に連通させている。連結し
た全てのユニット本体17の光ファイバ溝21a、21
bは同一直線上に連通している。光ファイバ16は、光
ファイバ溝21a、21b間にて余長16aを確保して
いる。この余長16aは、両フランジ20a、20b間
のユニット本体側面24に巻き付けるようにして収納し
ている。図3中符号23の弾性体パッドは、ユニット本
体側面24に引き込んだ光ファイバ16の湾曲半径を維
持して、光伝送特性に影響を与えないようにするための
半径維持手段である。また、ユニット本体側面24に巻
き付けた余長16aは、ユニット本体側面24と、この
ユニット本体側面24の外側に装着した外装体18との
間に挟み込まれる。外装体18は、自身の弾性によって
付勢力を以てユニット本体側面24に装着され、ユニッ
ト本体側面24に巻き付けた余長16aは、外装体18
によって無駄な湾曲等が生じないように押さえ込まれ
る。
【0017】また、光ファイバ溝21a、21bや、ユ
ニット本体17と外装体18との間等は図示しないOリ
ングや、防水性ゲル材等を使用して、防水性を図ってい
る。また、光ファイバ溝21a、21b内では、防水性
を有する接着剤等の拘束手段25により光ファイバ16
を固定し、しかも防水性を図っている。光ファイバ16
のユニット15、15間に渡すようにして連通された部
分についても、接着剤等により防水性を確保している。
このように、光ファイバセンサ1においては、光ファイ
バ16の防水性を確実に確保して、光ファイバ16の光
伝送特性を維持している。光ファイバ16は、隣接され
た一方のユニット15の端部(フランジ部20a)と、
他方のユニット15の端部(フランジ部20b)のそれ
ぞれに拘束手段25として採用した接着剤によって接着
固定されているので、ユニット15、15間が相対変位
しても、光ファイバ溝21a、21bから離脱しないよ
うに拘束される。なお、拘束手段25としては、接着剤
に限定されず、光ファイバ16をユニット15に拘束可
能であれば各種構成の採用が可能である。なお、光ファ
イバ16は、固定用ボックス14(図1参照)にて分岐
ケーブル5側の光ファイバと接続され、光ケーブル7を
介して検出部8と接続されている。
【0018】この光ファイバセンサ1をボーリング孔3
内に設置するに際しては、強度保持用突起19cを切断
してから光ファイバセンサ1をボーリング孔3に挿入す
る。強度保持用突起19cの切断前では、ユニット1
5、15間の折れ耐力が確保され、光ファイバ16の破
断や屈曲が防止され、搬送性等に優れるが、強度保持用
突起19cの切断後では、ユニット15、15間の折れ
耐力が小さくなって折れ曲がりやすくなる。
【0019】ボーリング孔3に収納した光ファイバセン
サ1の外面はボーリング孔3内面に近接され、川13に
よって河岸2が浸食され、河岸2の土塊が崩れると同時
に、崩壊土塊の境界部分の光ファイバセンサユニット1
5、15間が折れ、これらユニット15、15間に連通
されている光ファイバ16も折れて破断するか屈曲す
る。この時、光ファイバ16は、拘束手段25によって
各ユニット15、15に拘束されているため、ユニット
15、15が折れ曲がるとガラス製の光ファイバ16も
容易に破断または屈曲する。
【0020】光ファイバ16の破断や屈曲の有無を調べ
る試験は、光パルス試験器9によって随時行われるの
で、光ファイバ16の破断や屈曲(異常箇所)を検出す
ることで、この光ファイバ16に係る光ファイバセンサ
1の設置個所に浸食が生じたことが判明する。検出部8
では、試験すべき光線路をセレクタ11によって自動的
に選択して、順次光パルス試験器9に対する接続を切り
替えつつ、各光ファイバセンサ1に係る光線路の異常箇
所の有無を試験するので、広範囲に多数の光ファイバセ
ンサ1を設置した場合であっても、全ての光ファイバセ
ンサ1の設置位置について河岸2の浸食を迅速に検出す
ることができる。光ファイバ16の異常箇所の有無は、
セレクタ11によって選択した光線路毎に試験するの
で、光ファイバ16の破断を検出すると、浸食箇所の特
定も容易である。また、光ファイバ16の異常箇所を検
出するので、ラマン散乱の変化から浸食を検出する構成
に比べて、浸食の検知が容易であり、しかも、検出に係
る分析も容易であり、複雑な分析装置を必要とせず、低
コスト化できる。河岸2の浸食がさらに進んで、再度ユ
ニット15、15間の折れ曲がりが起こり、光ファイバ
16が短くなると、最初の破断箇所の検出時と同様に光
ファイバ16の破断または屈曲箇所を検出することで、
浸食の進行状況を把握することができる。このことは、
本実施形態に限定されず、本発明に係る各種光ファイバ
センサに共通であり、以後の各実施形態記載の光ファイ
バセンサについても同様である。
【0021】光パルス試験器9によって、各光ファイバ
16に係る光線路の試験を随時行うことで、光ケーブル
7等を含む各光線路全体の正常の確認を行うことも可能
である。しかも、光パルス試験器9による光試験では、
光パルス試験器9から光ファイバセンサ1までの間の光
線路に異常(光ファイバ16の破断等)を検出すると、
反射光や後方散乱光が光パルス試験器9に到達するまで
の時間やその強度から異常箇所等を特定できるので、メ
ンテナンスも容易であり、メンテナンスに係るコストの
低減に寄与する。
【0022】さらに、この光ファイバセンサ1によれ
ば、ユニット15毎に光ファイバ16の余長16aを確
保しているので、特定の光ファイバセンサ1における光
ファイバ16の異常箇所の位置がユニット15単位で特
定できる。余長16aは数m程度確保し、光パルス試験
器9によって光線路の試験を行った時に、光ファイバ1
6の異常箇所がユニット15単位で特定できるようにな
っている。これにより、光ファイバ16の異常箇所を特
定すると同時に、河岸2の浸食の程度等を検出部8にて
把握することができる。余長16aの長さは、光パルス
試験器9から入射した光パルスが光ファイバ16の破断
位置に到達した時に生じる反射光や後方散乱光が光パル
ス試験器9へ戻るまでの経過時間が、ユニット15毎に
異なるようにする。したがって、余長16aの長さは光
パルス試験器9の光試験精度に従い、光パルス試験器9
の測定精度が高ければ短くて済み、光パルス試験器9の
測定精度が低ければ十分な長さを確保する。
【0023】また、隣接されたユニット本体17、17
間にて光ファイバ16に破断や屈曲を確実に生じさせる
には、光ファイバ溝21a、21bが川13の水流の下
流側となるようにして光ファイバセンサ1をボーリング
孔3に設置して、ユニット15、15間が折れ曲がった
時には、隣接された光ファイバ溝21a、21bの境界
を中心としてユニット15、15間が回転するようにし
て相対変位することが好ましい。これにより、ユニット
15、15間が折れ曲がり、各ユニット15に拘束され
た光ファイバ16が該ユニット15と一体的に変位する
と、光ファイバ溝21a、21bの境界を中心として光
ファイバ16が急激に折り曲げられることになり、破断
や屈曲が容易かつ確実に生じ、浸食の検出精度が向上す
る。前述以外の向きで光ファイバセンサ1を設置する
と、ユニット15、15間の折れ曲がりが生じても光フ
ァイバ16に破断や屈曲が生じにくくなる。したがっ
て、この光ファイバセンサ1は折れ方向性を有し、特定
方向の外力に対しては高い検出精度が得られるようにな
っているので、河岸2の土塊崩壊によって作用する荷重
を敏感に検出し、それ以外の方向の外力に対しては検出
精度が低くなり、河岸2の土塊崩壊以外の原因による誤
作動が減少する。
【0024】ボーリング孔3への光ファイバセンサ1の
設置時に、強度保持用突起19cを完全に切断せずに部
分的に残した状態にしておくと、連結部分の大きさ等を
調整することで、ユニット15、15間の折れ耐力を調
整できる。ユニット15、15間の折れ耐力を高める
と、光ファイバ16が不用意に折れて破断することが防
止されるので、例えば、河岸2が軟弱地盤である場合等
では、浸食以外の地盤の変形によって光ファイバ16の
破断や屈曲を生じる心配が無い。すなわち、ユニット1
5、15間が折れやすいと、光ファイバセンサ1の設置
時に、ボーリング孔3内壁に接触するだけでもユニット
15、15間が折れてしまう可能性があるため、細心の
注意を払いつつ光ファイバセンサ1を慎重にボーリング
孔3に挿入していく必要が有り、設置作業性が低下して
しまう。しかし、強度保持用突起19cによってユニッ
ト15、15間の折れ耐力を高めておくと、ボーリング
孔3への挿入作業を、ユニット15、15間に折れ曲が
りを生じさせること無く効率良く進めることができ、長
大な光ファイバセンサ1であっても、ボーリング孔3に
効率良く挿入することができる。また、河岸2が軟弱地
盤であると、近隣での工事等によって発生する振動によ
っても河岸2が変形し、ボーリング孔3が変形して、浸
食による河岸2の崩壊以外の原因でユニット15、15
が折れてしまう可能性があるが、強度保持用突起19c
によってユニット15、15間の折れ耐力を高めておく
と、河岸2の変形程度ではユニット15、15間が折れ
ないようにすることが可能であり、河岸2の崩壊以外の
原因による光ファイバ16の破断や屈曲を防止できる。
【0025】次に、本発明の第2実施形態の光ファイバ
センサを図4〜図6を参照して説明する。図4は、光フ
ァイバセンサ30を示す正面図である。図4において、
この光ファイバセンサ30は、同一直線上に多数連結し
たユニット31、31…と、これらユニット31、31
…に連通させた光ファイバ16とを備え、図1記載の光
ファイバセンサ1と同様にボーリング孔3内に設置され
る。光ファイバ16を、固定用ボックス14、分岐ケー
ブル5、光クロージャ6、光ケーブル7を介して検出部
8と接続することは、前記第1実施形態と同様である。
【0026】図5は、ユニット31を示す分解斜視図で
ある。図5において、ユニット31は、円筒状のユニッ
ト本体32と、このユニット本体32の軸方向端部に取
り外し可能に螺着される円板状の蓋33、34とを備え
ている。ユニット本体32および蓋33、34は、いず
れもプラスチックや塩化ビニル等の防水性を有しかつ軽
量の素材から形成される。ユニット本体32の軸方向一
端部に螺着される蓋33は、外面33a中央部から突出
する円形突部33bと、径方向中央部を前記円形突部3
3bを含めて貫通する光ファイバ穴33cとを備えてい
る。図6に示すように、ユニット本体32の軸方向他端
部に螺着される蓋34は、外面34a中央部が窪んだ形
状の円形凹部34bと、径方向中央部を貫通する光ファ
イバ穴34cとを備えている。
【0027】図4に示すように、ユニット本体32に蓋
33、34を螺着すると、蓋33の光ファイバ穴33c
と、蓋34の光ファイバ穴34cとは同一直線上に連通
する。また、光ファイバセンサ30にあっては、隣接し
て連結されたユニット31、31間では、一方のユニッ
ト31の蓋33の円形突部33bに、他方のユニット3
1の蓋34の円形凹部34bを嵌合して、ユニット3
1、31間の連結状態を確保している。円形突部33b
の突出寸法と円形凹部34bの深さ寸法は、共に数mm
程度であり、互いに嵌合された円形突部33bと円形凹
部34bの間は、川13の水流等の外力が作用すると簡
単に嵌合状態が解除され、ユニット31、31間が容易
に折れ曲がるようになっている。
【0028】円形突部33bと円形凹部34bとを嵌合
すると、光ファイバ穴33c、34cが連通される。光
ファイバ16は、これら光ファイバ穴33c、34cに
連通することで、光ファイバセンサ30の全長に亘って
全てのユニット31に連通している。また、光ファイバ
穴33c、34cでは、接着剤等の拘束手段(図示せ
ず)によって光ファイバ16を固定するとともに、防水
性を図っている。このため、ユニット本体32の軸方向
端部に蓋33、34をそれぞれ螺着固定して閉塞する
と、ユニット本体32内の水密性が確保される。
【0029】図1記載の光ファイバセンサ1と同様にボ
ーリング孔3内に設置した光ファイバセンサ30は、川
13によって河岸2が浸食されて土塊が崩れると、崩壊
土塊の境界部分のユニット31、31間が折れ曲がり、
これらユニット31、31間に連通されていた光ファイ
バ16が破断または屈曲する。したがって、光パルス試
験器9によって、光ファイバ16の破断または屈曲を検
出すると、河岸2の浸食が検出される。光ファイバ16
の異常箇所の有無の試験は、第1実施形態と同様に、セ
レクタ11によって、検出部8に接続されている全ての
光線路について随時なされ、検出部8に対して接続され
ている光ファイバセンサ30が多数であっても、光ファ
イバ16の異常箇所を検出することで、この光ファイバ
16に係る光ファイバセンサ30が特定され、この特定
された光ファイバセンサ30における光ファイバ16の
異常箇所がユニット31単位で特定され、河岸2の浸食
箇所、程度等が特定される。なお、光パルス試験器9か
ら光ファイバセンサ30までの光線路のメンテナンス性
の向上は、第1実施形態と同様である。
【0030】嵌合された円形突部33bと円形凹部34
bとの間では、光ファイバ穴33c、34cに連通させ
た光ファイバ16を、円形突部33bまたは円形凹部3
4bのそれぞれに対して拘束手段により固定し、ユニッ
ト31、31間が折れ曲がっても離脱しないように拘束
しているので、ユニット31、31が折れ曲がって相対
変位すると、各ユニット31に追従して光ファイバ16
も変位することになり、容易かつ確実に光ファイバ16
が破断あるいは屈曲する。
【0031】また、この光ファイバセンサ30では、共
に円形の円形突部33bと円形凹部34bとの嵌合によ
って、ユニット31、31間の連結状態を確保している
ので、ユニット31、31間の折れ曲がりには方向性が
無い。しかも、光ファイバ16は隣接するユニット3
1、31間の中心軸線上を連通されているので、ユニッ
ト31、31間に折れ曲がりが生じると、折れ曲がりの
方向に関係なく光ファイバ16に破断や屈曲が生じる。
したがって、いずれの方向からの外力に対しても、ユニ
ット31、31間は小さい荷重で容易に折れ曲がる。例
えば、川13の水流が強い場合、浸食によって河岸2か
ら崩落する土塊が、垂直下方では無く、川13の水流に
押し流されつつ水平方向へ崩落し、光ファイバセンサに
も川13の水平方向方向への外力が作用するケースがあ
る。この場合、折れ方向性を有する光ファイバセンサで
は、土塊の崩落方向(下方)に折れ方向を合わせるた
め、河岸2の浸食を検出できない可能性がある。しかし
ながら、折れ方向性を有していない光ファイバセンサ3
0では、土塊の崩落方向によらず、ユニット31、31
間の折れ曲がりが確実に生じて、浸食を検出できる。し
かも、これにより、ボーリング孔3内での光ファイバセ
ンサ30の設置向きが自由であるため、ボーリング孔3
への設置作業性が向上するといった効果も得られる。な
お、互いに嵌合される円形突部、円形凹部の形状等を調
整して、嵌合力を調整すると、ユニット31、31間の
折れ耐力を調整できることは言うまでも無い。
【0032】次に、本発明の第3実施形態の光ファイバ
センサ40を図7から図9を参照して説明する。図7に
示すように、本実施形態の光ファイバセンサ40は、多
数連結されたユニット41、41…と、これらユニット
41、41…に連通させた光ファイバ16とを備え、図
1記載の光ファイバセンサ1と同様にボーリング孔3内
に設置される。光ファイバ16を、固定用ボックス1
4、分岐ケーブル5、光クロージャ6、光ケーブル7を
介して検出部8と接続することは、前記第1実施形態と
同様である。
【0033】図9は、ユニット41を示す斜視図であ
る。ユニット41は、筒状のユニット本体42と、この
ユニット本体42の軸方向中央部の側面43外側に装着
される外装体44とを備えている。ユニット本体42お
よび外装体44は、共にプラスチックや塩化ビニル等の
防水性が確保できかつ軽量の素材から形成している。外
装体44は、断面C形筒状であって、自身の弾性力を以
てユニット本体側面43に安定に装着される。
【0034】ユニット本体42の軸方向一端のフランジ
部45に形成した光ファイバ溝46と、軸方向他端のフ
ランジ部47に形成した光ファイバ溝48は、共にユニ
ット本体42の軸方向に沿って延在し、しかも同一直線
上に位置している。連結した全てのユニット41、41
…の(ユニット本体42の)光ファイバ溝46、48は
同一直線上に連通している。隣接して連結したユニット
41、41間では、一方のユニット41のフランジ部4
5と、他方のユニット41のフランジ部47とを当接さ
せ、しかも、光ファイバ溝46、48を連通させ、しか
も、連通させた光ファイバ溝46、48に渡すようにし
て収納固定した鞘管49(ガラス管)を介して光ファイ
バ16を連通させている。なお、鞘管としては防水性が
確保可能なものであれば、ガラス管以外の各種構成が採
用可能である。また、ガラス管の場合、光ファイバ16
に近い線膨張係数が得られるので、設置場所の温度変化
によっても光ファイバ16を傷める心配が無く、光ファ
イバ16の光伝送特性を長期に亘って維持することがで
きる。
【0035】また、当接させたフランジ部45、47間
では、フランジ部45から突設したピン45a、45b
を、フランジ部47に分割可能に備えた楔状の分割部4
7aに形成したピン穴(図示せず)に挿入して、ユニッ
ト41、41の中心軸線回りの相対回転を防止してい
る。さらに、互いに当接したフランジ部45、47は、
紙等からなる水溶性テープ41aを外側から巻き付けて
連結状態を維持する。水溶性テープ41aは、やはり水
溶性の澱粉糊等の接着剤によって接着固定することが好
ましい。なお、フランジ部47の光ファイバ溝48は、
フランジ部47の分割部47a以外の部分に形成してい
るため、光ファイバ溝48に収納した鞘管49の収納位
置は、フランジ部47における分割部47aの着脱の影
響を受けない。ピン45a、45b、水溶性テープ41
aは、請求項3記載の回転規制手段として機能する。
【0036】ユニット本体側面43には、光ファイバ1
6に確保した余長16aを巻き付け、この余長16a
は、このユニット本体側面43に外側から装着した外装
体44によって挟み込むようして押さえている。ユニッ
ト本体側面43では、光ファイバ溝46、48近傍に取
り付けた弾性体パッド43aに沿って光ファイバ16を
湾曲させて光伝送特性を維持できる規定以上の湾曲半径
を確保している。弾性体パッド43aは、光ファイバ溝
46または48の両側に一対対向配置し、対向配置され
た弾性体パッド43a、43aの間にはスポンジ等から
なる弾性体クッション43b配置し、光ファイバ16の
湾曲が急激にならないようにしている。
【0037】ユニット本体42の両フランジ45、47
と外装体44との間の境界等は全て接着剤やゲル材等に
より防水性を確保し、外装体44内側への浸水を防止し
ているので、ユニット本体側面43に巻き付けた余長1
6aは浸水から保護され、浸水によって光伝送特性に悪
影響を受けるといった心配は無い。前記光ファイバ16
の外装体44によって保護されていない部分は、鞘管4
9によって保護されているので、したがって、この光フ
ァイバセンサ40の光ファイバ16は、外装体44や鞘
管49によってその全長が浸水から保護され、光伝送特
性が維持される。
【0038】この光ファイバセンサ40は、ボーリング
孔3への設置前および設置時では、ピン45a、45b
とピン穴の係合や、水溶性テープ41a等によって隣接
するユニット41、41間の連結状態が安定に維持さ
れ、搬送作業性やボーリング孔3への設置作業性を確保
できる。
【0039】分割部47aは、正常時(河岸2の浸食
前)には、フランジ部47内に収納され、フランジ部4
5、47に外側から巻き付けた水溶性テープ41aによ
ってフランジ部47から突出することが規制されるが、
川13の水流によって河岸2が浸食され、ボーリング孔
3内に設置した光ファイバセンサ40が水流に曝され、
水溶性テープ41aが溶けると、フランジ部47から離
脱しやすくなり、フランジ部47に対して自由に変位す
るようになる(図8仮想線の符号47a参照)。この
時、隣接して連結されたユニット41、41間では、一
方のユニット41のフランジ部45と他方のユニット4
1の分割部47aとの間の連結状態がピン45a、45
bによって確保されるものの、フランジ部47の分割部
47a以外の部分とフランジ部45との間の連結力を負
担するものは鞘管49および該鞘管49内に収納した光
ファイバ16のみになり、ユニット41、41間に作用
する変位力が、鞘管49および光ファイバ16に集中的
に作用するようになる。このため、光ファイバセンサ4
0に川13の水流が直接作用するようになると、弱い力
によっても簡単に鞘管49が割れてユニット41、41
間が折れ曲がり、光ファイバ16も折れて破断する。光
ファイバ16は、鞘管49内径とほぼ一致する外径を有
し、鞘管49内では浮動不可能に拘束されているので、
鞘管49が割れると光ファイバ16も簡単かつ確実に破
断する。
【0040】なお、分割部47aがフランジ部47に対
して自由に変位可能になると、フランジ部47の分割部
47a以外の部分と別のユニット41のフランジ部45
とが鞘管49近傍にてほぼ点接触の状態になり、いずれ
の方向からの外力によってもユニット41、41間の折
り曲げが可能であり、光ファイバセンサ40の折れ曲が
りに方向性は無い。このため、例えば、河岸2の浸食時
に、川13の水流が障害物によって妨げられて直接光フ
ァイバセンサ40に作用しない場合であっても、浸食に
よる河岸2の崩壊等によって光ファイバ16の破断を生
じることで、浸食を確実に検出することができる。しか
も、これにより、ボーリング孔3内での光ファイバセン
サ40の向きが自由になるため、ボーリング孔3への設
置作業性が向上するといった効果も得られる。
【0041】水溶性テープ41aや、この水溶性テープ
41aを固定するための接着剤としては、自然分解可能
な素材を採用することが好ましく、これにより、水に溶
けても、川13の汚染を防止できる。ボーリング孔3内
に長期間埋設しておくと、水溶性テープ41aは腐食し
てユニット41、41間の拘束力を失い、ユニット4
1、41間の折れ耐力が殆どゼロになるので、河岸2の
浸食によって光ファイバセンサ40が露出しただけで
も、ユニット41の自重によってユニット41、41間
が折れ曲がるようになり、河岸2の浸食をより敏感に検
出することができる。なお、生分解性を有する素材から
なる水溶性テープ41aは、腐食によって河岸2を汚染
する心配が無い。
【0042】光パルス試験器9によって、光ファイバ1
6の破断を検出すると、河岸2の浸食が検出される。検
出部8における光ファイバ16の破断の有無の試験は、
第1実施形態と同様に、セレクタ11によって、この検
出部8に接続されている全ての光線路について随時なさ
れ、検出部8に対して接続されている光ファイバセンサ
40が多数であっても、光ファイバ16の破断を検出す
ることで、この光ファイバ16に係る光ファイバセンサ
40が特定される。しかも、光ファイバセンサ40で
は、各ユニット41の内部に、光ファイバ16の余長1
6aを十分に確保し、光ファイバ16の破断箇所がユニ
ット41単位で特定できるようになっているので、これ
により、河岸2の浸食の程度等をユニット41単位で検
出部8にて把握することができる。なお、光パルス試験
器9から光ファイバセンサ40までの光線路のメンテナ
ンス性の向上は、第1実施形態と同様である。
【0043】次に、本発明の第4実施形態の光ファイバ
センサ50を図10および図11を参照して説明する。
図10に示すように、本実施形態の光ファイバセンサ5
0は、多数連結されたユニット51、52…と、これら
ユニット51、51…に連通させた光ファイバ16とを
備え、図1記載の光ファイバセンサ1と同様にボーリン
グ孔3内に設置される。光ファイバ16を、固定用ボッ
クス14、分岐ケーブル5、光クロージャ6、光ケーブ
ル7を介して検出部8と接続することは、前記第1実施
形態と同様である。
【0044】図11は、ユニット51を示す斜視図であ
る。ユニット51は、筒状のユニット本体52と、この
ユニット本体52の軸方向中央部の側面53外側に装着
される外装体54とを備えている。ユニット本体52お
よび外装体54は、共にプラスチックや塩化ビニル等の
防水性が確保できかつ軽量の素材から形成している。外
装体54は、断面C形筒状であって、自身の弾性力を以
てユニット本体側面53に安定に装着される。
【0045】ユニット本体52の軸方向一端のフランジ
部55に形成した光ファイバ溝56と、軸方向他端のフ
ランジ部57に形成した光ファイバ溝58は、共にユニ
ット本体52の軸方向に沿って延在し、しかも同一直線
上に位置している。隣接して連結したユニット51、5
1間では、一方のユニット51のフランジ部55と、他
方のユニット51のフランジ部57とを当接させ、しか
も、光ファイバ溝56、58を連通させ、これら光ファ
イバ溝56、58に渡すようにして収納固定した鞘管5
9(ガラス管)を介して光ファイバ16を連通させてい
る。なお、鞘管としては防水性が確保可能なものであれ
ば、ガラス管以外の各種構成が採用可能である。また、
ガラス管の場合、光ファイバ16に近い線膨張係数が得
られるので、設置場所の温度変化によっても光ファイバ
16を傷める心配が無く、光ファイバ16の光伝送特性
を長期に亘って維持することができる。
【0046】また、当接させたフランジ部55、57間
では、フランジ部55から突設したピン55a、55
b、55cを、フランジ部57に形成したピン溝57
a、57b(ピン55cに対応するピン溝はユニット5
1よりも紙面奥側に存在し、図示していない)に挿入し
て、ユニット51、51の中心軸線回りの相対回転を防
止している。ピン55a、55b、55c、ピン溝57
a、57bは、請求項3記載の回転規制手段として機能
する。鞘管59が割れると光ファイバ16が折れて破断
する。光ファイバ16の破断を検出部8の光パルス試験
器9により検出すると、光ファイバセンサ50に外力が
作用してユニット51、51間が折り曲げられたことが
検知される。
【0047】前記ピン55a、55b、55cは、リン
グ状のフランジ部55から径方向外側に突出され、フラ
ンジ部57のピン溝57a、57bに差し込むようにな
っている。二つのピン55a、55bは光ファイバ溝5
6の両側に配置され、別のピン55cは、光ファイバ溝
56に対してフランジ部55の直径方向に対向配置さ
れ、しかも、全てのピン55a、55b、55cは平行
になっている。このため、隣接されたユニット51、5
1間は、光ファイバ溝56とピン55cとを結ぶフラン
ジ部55直径を中心とする軸回りには回転しにくく折れ
耐力が高いが、ピン55aおよび55bを中心とするフ
ランジ部55内外方向や、ピン55cを中心とするフラ
ンジ部55内外方向への回転は容易であり、ユニット5
1、51の折れ曲がりには方向性がある。図10に示す
ように、全てのユニット51、51…は、光ファイバ溝
56、58が同一直線上になるように連結され、全ての
ユニット51、51間の折れ曲がり方向は揃えられてい
るので、ボーリング孔3に設置した光ファイバセンサ5
0のユニット51、51の折れ曲がりの容易な方向を川
13の水流の向きに適合させると、浸食の有無を敏感に
検知することができる。
【0048】ユニット本体側面53には、光ファイバ1
6に確保した余長16aを巻き付け、ユニット本体側面
53に外側から装着した外装体54によって前記余長1
6a押さえている。ユニット本体側面53では、光ファ
イバ溝56、58近傍に取り付けた弾性体パッド60に
沿って光ファイバ16を湾曲させて光伝送特性を確保で
きる規定以上の湾曲半径を確保している。ユニット本体
52の両フランジ55、57と外装体54との間の境界
等は全て接着剤やゲル材等により防水性を確保し、外装
体54内側への浸水を防止しているので、ユニット本体
側面53に巻き付けた余長16aは浸水から保護され、
浸水によって光伝送特性に悪影響を受けるといった心配
は無い。前記光ファイバ16の外装体54によって保護
されていない部分は、鞘管59によって保護されている
ので、したがって、この光ファイバセンサ50の光ファ
イバ16は、外装体54や鞘管59によってその全長が
浸水から保護され、光伝送特性が維持される。
【0049】この光ファイバセンサ50は、ボーリング
孔3への設置前および設置時では、ピン55a、55
b、55cとピン溝57a、57bとの係合によって隣
接するユニット51、51間の連結状態が維持され、搬
送作業性やボーリング孔3への設置作業性を確保でき
る。
【0050】川13の水流によって河岸2が浸食されて
土塊が崩壊すると、崩壊土塊の境界のユニット51、5
1間が折れ曲がり、鞘管59が割れ、光ファイバ16も
折れて破断する。光ファイバ16は、鞘管59内径とほ
ぼ一致する外径を有し、鞘管59内では浮動不可能に拘
束され、鞘管59が割れると光ファイバ16も簡単かつ
確実に破断するので、河岸2の浸食を確実に検出するこ
とができる。また、ピン55a、55b、55cの径
や、ピン溝57a、57bの大きさを調整すると、ユニ
ット51、51間の折れ曲がりに要する折れ荷重を容易
に調整でき、川13の水流の強さ等に対応できる。
【0051】光パルス試験器9によって、光ファイバ1
6の破断を検出すると、河岸2の浸食が検出される。検
出部8における光ファイバ16の破断の有無の試験は、
第1実施形態と同様に、セレクタ11によって、この検
出部8に接続されている全ての光線路について随時なさ
れ、検出部8に対して接続されている光ファイバセンサ
50が多数であっても、光ファイバ16の破断を検出す
ることで、この光ファイバ16に係る光ファイバセンサ
40の設置位置、すなわち、河岸2の浸食箇所が特定さ
れる。この光ファイバセンサ50では、各ユニット51
の内部に、光ファイバ16の余長16aを十分に確保
し、光ファイバ16の破断箇所がユニット51単位で特
定できるようになっているので、これにより、河岸2の
浸食の程度等を検出部8にて把握することができる。光
パルス試験器9から光ファイバセンサ50までの光線路
のメンテナンス性の向上は、第1実施形態と同様であ
る。
【0052】なお、前述の各実施形態では、河岸2の浸
食の検出を対象したが、本発明の光ファイバセンサは、
土石流や地滑りの検出用センサ、各種盛り土斜面や切土
斜面の崩壊検出センサ等としても適用可能であり、その
検出対象は限定されない。また、本発明の光ファイバセ
ンサの構成は、前記各実施形態に限定されるものでは無
く、例えば、設置初期状態の光ファイバセンサのユニッ
ト間の連結状態を維持するための構成等は、適宜変更可
能であることは言うまでも無い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の光
ファイバセンサによれば、複数連結したユニット間が外
力によって折れ曲がった時に、これらユニット間に渡す
ようにして連通した光ファイバに破断や屈曲(異常箇
所)が確実に生じるようになっているため、(a)この
光ファイバの異常箇所を光パルス試験器によって検出す
ることで、ユニット間の折れ荷重を超える大きさの外力
が作用したことを簡便かつ確実に検出できる、(b)構
成が簡便であり、しかも、一台の光パルス試験器によっ
て、多数の光ファイバセンサについて荷重の作用を検出
することができ、低コスト化できる、(c)光パルス試
験器に対して多数の光ファイバセンサを接続しても、光
ファイバの破断や屈曲が生じた光ファイバセンサを容易
に特定することができる、(d)光パルス試験器から光
ファイバセンサまでの光線路の異常をも随時光パルス試
験器によって検出でき、しかも、異常箇所を容易に特定
できるので、メンテナンスが容易になる(e)各ユニッ
ト毎に光ファイバの余長を確保すると、光ファイバの異
常箇所をユニット単位で検出でき、荷重が作用した箇所
を高精度に特定することができるといった優れた効果を
奏する。
【0054】請求項2記載の光ファイバセンサによれ
ば、隣接するユニット間が折れ曲がった時に、これらユ
ニット間に連通させた鞘管が破断するとともに、この鞘
管内に収納した光ファイバをも確実に破断するので、荷
重が作用した箇所を一層確実に検出できるとともに、鞘
管の寸法によってユニット間の離間距離を設定すること
ができ、設計上の自由度が向上するといった優れた効果
を奏する。
【0055】請求項3記載の光ファイバセンサによれ
ば、隣接して連結されたユニット間の相対回転を規制す
る回転規制手段を具備し、この光ファイバセンサの搬送
時や設置時には、ユニット間に渡すようにして連通させ
た光ファイバの捻れや破断を規制できるようにしたの
で、搬送や設置の作業性が向上するといった優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の光ファイバセンサの
設置状態を示す全体図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の光ファイバセンサを
示す正面図である。
【図3】 図2の光ファイバセンサを構成するユニット
を示す分解斜視図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の光ファイバセンサを
示す正面図である。
【図5】 図4の光ファイバセンサを構成するユニット
を示す分解斜視図である。
【図6】 図4のユニットの蓋を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第3実施形態の光ファイバセンサを
示す正面図である。
【図8】 図7の光ファイバセンサの背面図である。
【図9】 図7の光ファイバセンサを構成するユニット
を示す分解斜視図である。
【図10】 本発明の第4実施形態の光ファイバセンサ
を示す正面図である。
【図11】 図10の光ファイバセンサを構成するユニ
ットを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1、30、40、50…光ファイバセンサ、9…光パル
ス試験器、15、31、41、51…ユニット、16…
光ファイバ、25…拘束手段(接着剤)、41a…回転
規制手段(水溶性テープ)、45a、45b…回転規制
手段(ピン)、49…拘束手段、鞘管(ガラス管)、5
5a、55b、55c…回転規制手段(ピン)、57
a、57b…回転規制手段(ピン溝)、59…拘束手
段、鞘管(ガラス管)。
フロントページの続き (72)発明者 平尾 秀夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 間宮 清 埼玉県鶴ヶ島市富士見町5丁目1−6 応 用地質株式会社内 (72)発明者 池田 善考 愛知県春日井市高座台2−2−1 応用地 質株式会社内 (72)発明者 柳沼 昌浩 愛知県春日井市高森台7−1−69 応用地 質株式会社内 (72)発明者 西森 真悟 愛知県名古屋市港区千年3丁目1番32号 株式会社トーエネック内 (72)発明者 名倉 甲人 愛知県名古屋市港区千年3丁目1番32号 株式会社トーエネック内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数連結されたユニット(15、31、
    41、51)と、これらユニットに連通した光ファイバ
    (16)とを備え、 隣接して連結されたユニット間が外力によって折れ曲が
    ることにより、これらユニット間に連通された前記光フ
    ァイバに破断あるいは屈曲が生じたことを、前記光ファ
    イバに光パルス試験器(9)から入射した光の反射光あ
    るいは後方散乱光を測定することによって検出するよう
    に構成され、 隣接して連結された前記ユニット間に連通させた光ファ
    イバを拘束手段(25、49、59)により各ユニット
    に固定し、前記ユニット間が折れ曲がった時には各ユニ
    ットとともに前記光ファイバが一体的に変位して破断あ
    るいは屈曲を生じるようになっていることを特徴とする
    光ファイバセンサ(1、30、40、50)。
  2. 【請求項2】 前記拘束手段が、隣接して連結されたユ
    ニット間に連通した鞘管(49、59)であり、前記ユ
    ニット間が折れ曲がった時には、前記鞘管が破断すると
    ともに、該鞘管内に収納した前記光ファイバも破断する
    ようになっていることを特徴とする請求項1記載の光フ
    ァイバセンサ。
  3. 【請求項3】 隣接して連結されたユニット間の相対回
    転を規制する回転規制手段(41a、45a、45b、
    55a、55b、55c、57a、57b)を具備する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバセ
    ンサ。
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