JP7077610B2 - 監視装置、監視方法、プログラム - Google Patents
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Description
図1は監視装置を備えた監視システムの構成を示す第一の図である。
この図で示すように監視システム100は、監視装置1、計測器2、表示装置3、通信装置5および通信装置5に通信接続する発信装置の一態様である携帯端末7により構成されている。
監視装置1は計測器2を介して光ファイバ20と接続している。当該光ファイバ20は10000m等の長さを有し、所定の複数の監視対象AA,AB・・を這うように設置さる。監視装置1は通信装置5を介して携帯端末7と通信接続する。
計測器2は光ファイバ20に光を入射し、光ファイバ20の各点において散乱する散乱光を観測する。計測器2はその散乱光に基づいて光ファイバの基準点を基準とした各距離点における状態強度を計測する。
この図が示すように監視装置1はCPU(Central Processing Unit)10-1、ROM(Read Only Memory)10-2、RAM(Random Access Memory)10-3、HDD(Hard Disk Drive)10-4、通信モジュール10-5等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。計測器2、表示装置3、通信装置5、携帯端末7も同様の構成を備えてよい。
監視装置1は、電源が投入されると起動し、予め記憶する監視プログラムを実行する。これにより監視装置1には、制御部101、計測データ取得部102、特定部103、記録部104、出力部105等の機能が備わる。
制御部101は他の機能部を制御する。
計測データ取得部102は計測器2より、状態強度と距離点との対応関係を示す情報を含む計測データを取得する。
特定部103は、光ファイバ20における監視対象の位置において携帯端末7が発生した状態変化の発生タイミングを特定し、その発生タイミングに基づいて、監視対象が位置する光ファイバ20の距離点の基準点を基準とする距離を特定する。当該距離点は光ファイバの基準点からの距離である。
記録部104は特定部103の特定した監視対象の距離を記録する。
出力部105は少なくとも所定の監視対象の位置における状態強度を表示装置3に出力する。
ユーザは携帯端末7を携帯して監視対象へ赴く。監視対象は複数であってよく、監視対象には光ファイバ20が這うように設置されている。ユーザは監視対象におい携帯端末7を動作させて振動を発生させる。携帯端末7の発生部72は振動を発生する(ステップS401)。発生部72は例えばバイブレータなどであってよい。当該振動の周波数は予め定められており、1秒に5回、1秒に10回などの振動を与えるものであってよい。振動の周波数はさらに高周波な振動であってよい。発生部72が振動を発すると通信部71は通信装置5へ状態変化発生通知データを送信する(ステップS402)。通信装置5は監視装置1へ状態変化発生通知データを出力する。監視装置1は状態変化発生通知データに基づいて携帯端末7により振動が発生されたタイミングを検知し、その時の振動周波数に基づいて、携帯端末7が振動している距離点を特定する。
次に監視装置の処理フローについて順を追って説明する。
携帯端末7の振動に基づいて監視装置1の特定部103は通信モジュール10-5を介して状態変化発生通知データを取得する(ステップS501)。状態変化発生通知データには監視対象のIDが含まれてよい。この監視対象のIDは携帯端末7においてユーザが入力等した監視対象を識別するための情報である。特定部103は状態変化発生通知データの取得によって、携帯端末7が振動を発しているタイミングであることを検知する(ステップS502)。特定部103は状態変化発生通知データを受信すると当該データから監視対象のIDを読み取る(ステップS503)。特定部103は計測データ取得部102に計測データの取得を指示する。
図6で示す監視システム100においては携帯端末7が測位部73を備える点で、図1で示す監視システム100と異なる。
携帯端末7は測位部73において自端末の緯度、経度等の座標を検出してよい。そして通信部71は上述のステップS402において座標をさらに含む状態変化発生通知データを通信装置5へ送信する。これにより監視装置1の記録部104は、観測対象のIDと、その観測対象の位置に対応する光ファイバ20の距離点の基準点を基準とする距離と、観測対象点の座標とを対応付けて、HDD10-5等の記憶部に記録することができる。
図7で示す監視システム100は監視装置1がデータベース4と接続されている。データベース4には平面図データが記録されている。平面図データは一例としては工場内のフロアに複数設置されている各監視対象の機器の配置図であってよい。監視対象の機器はモータ、ポンプなど様々であってよい。平面図データは平面図の監視対象のIDとその監視対象の平面図内の座標の情報を保持する。監視装置1は平面図を含む表示画像を表示装置3に出力してもよい。この場合の処理の例について以下説明する。
監視装置1は少なくとも計測データ取得部102と、特定部103とを備えればよい。
計測データ取得部102は計測データを取得する。
特定部103は、光ファイバ20における監視対象の位置で携帯端末7等の発生装置が発生した状態変化の発生タイミングを検知し、そのタイミングに基づいて監視対象の位置に対応する光ファイバの距離点の基準点を基準とする距離を特定する。
2・・・計測器
3・・・表示装置
4・・・データベース
5・・・通信装置
7・・・携帯端末(発生装置)
71・・・通信部
72・・・発生部
73・・・測位部
101・・・制御部
102・・・取得部
103・・・特定部
104・・・記録部
105・・・出力部
100・・・監視システム
Claims (7)
- 光ファイバに入射した光の散乱光の観測に基づいて前記光ファイバの基準点を基準とした距離点における状態強度を計測する計測器より、前記距離点と前記状態強度との組み合わせを示す計測データを取得する計測データ取得部と、
前記光ファイバの監視対象位置において発生装置が発生した状態変化の発生タイミングを示す状態変化発生通知データを前記発生装置から取得し、当該状態変化発生通知データに含まれる前記状態変化の発生タイミングと、前記計測データに基づく前記距離点ごと所定時間間隔ごとの前記状態強度と、に基づいて、前記監視対象位置に関する前記距離点を特定する特定部と、
を備える監視装置。 - 前記特定部は、前記状態変化発生通知データに含まれる前記状態変化の発生タイミングに基づく状態変化の周波数と、前記計測データに基づく前記距離点ごと所定時間間隔ごとの前記状態強度との関係に基づいて、前記監視対象位置に関する前記距離点を特定する
請求項1に記載の監視装置。 - 前記特定部は、前記状態変化発生通知データに含まれる前記状態変化の発生タイミングに基づく状態変化の周波数と、前記計測データに基づいて生成した計測結果であって前記距離点ごと所定時間間隔ごとの前記状態強度を示す前記計測結果との関係に基づいて、前記監視対象位置に関する前記距離点を特定する
請求項2に記載の監視装置。 - 前記特定部は、前記状態変化発生通知データに含まれる前記状態変化の発生タイミングに基づく状態変化の周波数と同じ周波数で、前記計測結果において前記状態強度が閾値以上となることを示す距離を、前記監視対象位置に関する前記距離点と特定する
請求項3に記載の監視装置。 - 前記特定部は、前記監視対象位置の座標情報を含む前記状態変化発生通知データを取得し、
前記監視対象位置に関する前記距離点と、当該監視対象位置の位置情報とを対応付けて記録する記録部を備える
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の監視装置。 - 光ファイバに入射した光の散乱光の観測に基づいて前記光ファイバの基準点を基準とした距離点における状態強度を計測する計測器より、前記距離点と前記状態強度との組み合わせを示す計測データを取得し、
前記光ファイバの監視対象位置において発生装置が発生した状態変化の発生タイミングを示す状態変化発生通知データを前記発生装置から取得し、当該状態変化発生通知データに含まれる前記状態変化の発生タイミングと、前記計測データに基づく前記距離点ごと所定時間間隔ごとの前記状態強度と、に基づいて、前記監視対象位置に関する前記距離点を特定する
監視方法。 - 監視装置のコンピュータを、
光ファイバに入射した光の散乱光の観測に基づいて前記光ファイバの基準点を基準とした距離点における状態強度を計測する計測器より、前記距離点と前記状態強度との組み合わせを示す計測データを取得する計測データ取得手段、
前記光ファイバの監視対象位置において発生装置が発生した状態変化の発生タイミングを示す状態変化発生通知データを前記発生装置から取得し、当該状態変化発生通知データに含まれる前記状態変化の発生タイミングと、前記計測データに基づく前記距離点ごと所定時間間隔ごとの前記状態強度と、に基づいて、前記監視対象位置に関する前記距離点を特定する特定手段、
として機能させるプログラム。
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