JP2000048269A - 侵入位置検出装置 - Google Patents

侵入位置検出装置

Info

Publication number
JP2000048269A
JP2000048269A JP10212585A JP21258598A JP2000048269A JP 2000048269 A JP2000048269 A JP 2000048269A JP 10212585 A JP10212585 A JP 10212585A JP 21258598 A JP21258598 A JP 21258598A JP 2000048269 A JP2000048269 A JP 2000048269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light propagation
propagation line
intrusion
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10212585A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Amihoshi
勝也 網干
Kunio Otaka
邦雄 尾高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP10212585A priority Critical patent/JP2000048269A/ja
Publication of JP2000048269A publication Critical patent/JP2000048269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/39Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides in which light is projected from both sides of the fiber or waveguide end-face

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価かつ高精度に侵入位置を検出できる侵入
位置検出装置を提供する。 【解決手段】 位置Aに侵入行為による外力が加わる
と、光ファイバ4a,4bの位置Aを伝搬する光に偏波
変動が生じ、偏波変動が光ファイバ4a,4bを伝搬し
て、それぞれ偏波変動検出器11a,11bで検出され
る。そして、偏波変動検出器11a,11bにおいて偏
波変動を検出したタイミングの時間差に基づいて、コン
ピュータ12において位置Aが検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、侵入防止用のフェ
ンスが破壊された位置を検出する侵入位置検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】外部から人間などが侵入することが禁止
されている鉄道沿線などには、侵入防止用のフェンスと
共に、例えば、当該フェンスが破壊されたことを検出す
る侵入検出装置が設けられている。従来の侵入検出装置
としては、例えば、ワイヤーを張りめぐらせたフェンス
に、侵入者によってワイヤーが切断されたときに同時に
切断されるようにメタル線を張りめぐらせ、メタル線の
切断をメタル線切断検出手段で検出するものがある。メ
タル線切断検出手段は、例えば、メタル線の一端部から
他端部に向けて電流を流し、他端部において電流を検出
することで、メタル線の切断を検出する。
【0003】また、従来のその他の侵入検出装置として
は、例えば、ワイヤーを張りめぐらせたフェンスに、侵
入者によってワイヤーが切断されたときに同時に切断さ
れるように光ファイバを張りめぐらせ、光ファイバの切
断を光ファイバ切断検出手段で検出するものがある。光
ファイバ切断検出手段としては、例えば、光ファイバに
レーザー光を入射して後方散乱させ、その反射光を受光
するまでの時間を測定することで、光ファイバの切断の
有無を検出するOTDR(Optical Time DomainReflecto
meter) などが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のメタル線を張りめぐらせた侵入検出装置では、
落雷や空間ノイズなどの電磁気的なノイズによる影響で
誤動作が生じるという問題がある。また、メタル線が、
腐食により、破損および断線してしまう可能性が高いと
いう問題もある。
【0005】また、前述した従来の光ファイバを張りめ
ぐらせた侵入検出装置では、電磁気的なノイズによる誤
動作はないが、後方散乱光の反射光の受光量が低いた
め、長い検出距離を持たせることが困難であるという問
題がある。また、OTDR自体が非常に高価であるとい
う問題がある。
【0006】また、前述した従来のメタル線や光ファイ
バを張りめぐらせた侵入検出装置では、メタル線や光フ
ァイバが切断されない限り侵入を検知できず、例えば、
侵入者がワイヤーの位置をずらして侵入した場合には、
当該侵入を検知できないという問題がある。また、前述
した従来のメタル線や光ファイバを張りめぐらせた侵入
検出装置では、侵入の有無を検出できても、侵入位置を
検出できないという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、侵入位置を検出できる侵入位置検出装置を提
供することを目的とする。また、本発明は、侵入者が、
ワイヤーなどを切断せずに、ワイヤーなどをずらして侵
入した場合でも、当該侵入した位置を検出できる侵入位
置検出装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、電磁気的なノイズの影響を受けずに、人間などが外
部から侵入した位置を検出できる侵入位置検出装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
侵入位置検出装置は、少なくとも一部が監視領域に配置
され、伝搬する光を外力に応じて偏波変動させる第1の
光伝搬線と、前記監視領域において前記第1の光伝搬線
と隣接して配設され、伝搬する光を前記外力に応じて偏
波変動させ、前記第1の光伝搬線と略同じ長さを持つ第
2の光伝搬線と、前記第1の光伝搬線の一端部に設けら
れ、前記第1の光伝搬線内に光を出射する第1の光源
と、前記第1の光伝搬線の他端部に設けられ、前記第1
の光伝搬線内を伝搬する光の偏波変動を検出する第1の
偏波変動検出手段と、前記第2の光伝搬線の一端部に設
けられ、前記監視領域における前記第1の光伝搬線内の
光の伝搬と前記第2の光伝搬線内の光の伝搬とが反対方
向になるように、前記第2の光伝搬線内に光を出射する
第2の光源と、前記第2の光伝搬線の他端部に設けら
れ、前記第2の光伝搬線内を伝搬する光の偏波変動を検
出する第2の偏波変動検出手段と、前記第1の偏波変動
検出手段の検出結果と、前記第2の偏波変動検出手段の
検出結果とに基づいて、前記監視領域における前記外力
が加わった位置を特定する位置検出手段とを有する。
【0009】本発明の侵入位置検出装置では、監視領域
において、例えば、侵入行為が行われると、第1の光伝
搬線および第2の光伝搬線における当該侵入行為が行わ
れた位置に外力が加わり、当該位置を伝搬する光に偏波
変動が生じる。当該偏波変動は、第1の光伝搬線および
第2の光伝搬線を伝搬して、それぞれ第1の偏波変動検
出手段および第2の偏波変動検出手段に達する。このと
き、第1の偏波変動検出手段および第2の偏波変動検出
手段が当該偏波変動を検出するタイミングの時間差は、
前記外力が加わった位置に応じて決まり、位置検出手段
において、当該時間差から前記外力が加わった位置、す
なわち侵入行為が行われた位置が検出される。
【0010】また、本発明の侵入位置検出装置は、好ま
しくは、前記位置検出手段は、前記前記第1の偏波変動
検出手段が偏波変動を検出したタイミングと、前記第2
の偏波変動検出手段が偏波変動を検出したタイミングと
の時間差に基づいて、前記監視領域における前記外力が
加わった位置を特定する。
【0011】また、本発明の侵入位置検出装置は、好ま
しくは、前記第1の光伝搬線は、前記監視領域外に、前
記第1の光源から出射された光が前記第1の偏波変動検
出手段に達するまでの時間を遅延させる第1の遅延手段
を有し、前記第2の光伝搬線は、前記監視領域外に、前
記第2の光源から出射された光が前記第2の偏波変動検
出手段に達するまでの時間を遅延させる第2の遅延手段
を有する。
【0012】また、本発明の侵入位置検出装置は、好ま
しくは、前記第1の光伝搬線と前記第2の光伝搬線とは
同一のケーブル内に配設されている。
【0013】また、本発明の侵入位置検出装置は、好ま
しくは、前記第1の光伝搬線と前記第2の光伝搬線とは
異なるケーブル内に配設されている。
【0014】また、本発明の侵入位置検出装置は、好ま
しくは、前記第1の光伝搬線および前記第2の光伝搬線
のうち前記監視領域外に配置されている部分の全部ある
いは一部を、伝搬する光が偏波変動を受けないように配
設している。
【0015】また、本発明の侵入位置検出装置は、好ま
しくは、前記第1の光伝搬線および前記第2の光伝搬線
のうち前記監視領域外に配置されている部分の全部ある
いは一部を、地中に配設している。
【0016】さらに、本発明の侵入位置検出装置は、好
ましくは、前記第1の光伝搬線および前記第2の光伝搬
線は、光ファイバである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
侵入位置検出装置について説明する。第1実施形態 図1は、本実施形態の侵入位置検出装置1の構成図であ
る。図1に示すように、侵入位置検出装置1は、検出ポ
イント2と折り返しポイント3との間に、光ファイバ4
aおよび4bを張りめぐらせた構成をしている。具体的
には、光ファイバ4aの往路および光ファイバ4bの復
路が地上の監視領域5に設けられた侵入防止用のフェン
ス上に一直線に配設され、光ファイバ4aの復路、光フ
ァイバ4bの往路および折り返しポイント3が地中6に
埋め込まれている。ここで、光ファイバ4aおよび4b
は、例えば同一のケーブル内に収納されている。
【0018】折り返しポイント3では、コンピュータ1
2における偏波変動の検出タイミングに十分な時間差を
得るのに必要な距離を光ファイバ4aおよび4bに持た
せるために、光ファイバ4aおよび4bにダミー用の部
分を持たせている。当該ダミー用の部分は、検出ポイン
ト2と折り返しポイント3との間の距離が短い場合や光
ファイバ4a,4b内での光伝搬速度が速い場合に必要
であり、当該距離が十分に長い場合や当該光伝搬速度が
遅い場合には不要である。
【0019】検出ポイント2には、レーザー光源10
a,10b、偏波変動検出器11a,11bおよびコン
ピュータ12が設けられている。レーザー光源10a
は、光ファイバ4aの往路側の端部から、光ファイバ4
a内にレーザー光を出射する。また、偏波変動検出器1
1aは、光ファイバ4aの復路側の端部から出力される
光の偏波変動を検出し、当該検出結果を示す検出信号S
11aをコンピュータ12に出力する。
【0020】図2は、偏波変動検出器11aの構成図で
ある。図2に示すように、偏波変動検出器11aは、例
えば、ハーフミラー30a,30b,30c、検光子3
1a,31b,31c、1/4波長板32、フォトダイ
オード33a,33b,33cおよび偏波変動検出部3
4を有する。ハーフミラー30aは、光ファイバ4aか
らの光の半分の光量の光をハーフミラー30bおよび3
0cのそれぞれに出力する。ハーフミラー30bは、ハ
ーフミラー30aからの光の半分の光量の光を検光子3
1aに出力する。ハーフミラー30cは、ハーフミラー
30aからの光の半分の光量の光を検光子31bおよび
1/4波長板32のそれぞれに出力する。
【0021】検光子31aは、所定の向きに偏光した光
のみを透過してフォトダイオード33aに出力する。検
光子31bは、検光子31aが透過する光に対して45
°だけ偏光した光のみを透過してフォトダイオード33
bに出力する。1/4波長板32は、ハーフミラー30
cからの光の直交する2つの電界成分の位相差を90°
変化させた光を検光子31cに出力する。検光子31b
は、検光子31bが透過する光と同じ偏光を持つ光のみ
を透過してフォトダイオード33cに出力する。
【0022】フォトダイオード33aは、検光子31a
を透過した光を受光し、当該受光した光の受光量に応じ
た信号S33aを偏波変動検出部34に出力する。フォ
トダイオード33bは、検光子31bを透過した光を受
光し、当該受光した光の受光量に応じた信号S33bを
偏波変動検出部34に出力する。フォトダイオード33
cは、検光子31cを透過した光を受光し、当該受光し
た光の受光量に応じた信号S33cを偏波変動検出部3
4に出力する。
【0023】偏波変動検出部34は、信号S33a,S
33b,S33cに基づいて、光ファイバ4aから出力
される光の偏波状態を検出し、当該検出の結果に応じた
検出信号S11aを出力する。すなわち、偏波変動検出
部34は、信号S33a,S33b,S33cと所定の
一般式とを用いて、偏光(偏波)状態を表す代表的なパ
ラメータであるストークスパラメータS1,S2,S3
を演算する。偏波変動検出部34は、ストークスパラメ
ータS1,S2,S3に基づいて、光ファイバ4aを伝
搬する光の偏光状態の変化を検出する。具体的には、偏
波変動検出部34は、ストークスパラメータS1,S
2,S3の変化量のうち最大値あるいはその時間微分値
や、ストークスパラメータS1,S2,S3から求めら
れた偏波移動角度あるいはその時間微分値に基づいて、
偏波状態を検出する。ここで、偏波移動角は、ストーク
スパラメータS1,S2,S3を、ポアンカレ球上の座
標3成分を3つの直交する座標系で表した場合の角度で
ある。
【0024】レーザー光源10bは、光ファイバ4bの
往路側の端部から、光ファイバ4b内にレーザー光を出
射する。また、偏波変動検出器11bは、光ファイバ4
bの復路側の端部から出力される光の偏波変動を検出
し、当該検出結果を示す検出信号S11bをコンピュー
タ12に出力する。偏波変動検出器11bは、前述した
図2に示す偏波変動検出器11aと同じ構成をしてい
る。
【0025】コンピュータ12は、偏波変動検出器11
aおよび11bから入力した検出信号S11aおよびS
11bに基づいて、偏波変動検出器11aおよび11b
が偏波変動を検出したタイミングの時間差を用いて、監
視領域5における侵入位置を検出する。
【0026】以下、光ファイバ4aおよび4b内を光が
伝搬する速度をcとし、検出ポイント2と折り返しポイ
ント3との間の距離をL1 とし、折り返しポイント3に
おける光ファイバ4aおよび4bのダミー用の部分の距
離をそれぞれDとし、監視領域5における検出ポイント
2から距離L2 の位置Aで侵入者が侵入を試みて光ファ
イバ4aおよび4bに外力を加えた場合におけるコンピ
ュータ12の侵入位置検出処理について説明する。
【0027】この場合には、侵入者が光ファイバ4aお
よび4bに外力を加えたタイミングから、「L2 /c」
後に、図3に示すように、偏波変動検出器11bにおい
て偏波変動20bが検出される。また、侵入者が光ファ
イバ4aおよび4bに外力を加えたタイミングから、
「(L1 +D+L1 −L2 )/c」後に、図3に示すよ
うに、偏波変動検出器11bにおいて偏波変動20aが
検出される。ここで、コンピュータ12が偏波変動20
bを検出してから偏波変動20aを検出するまでの時間
差tは、下記式(1)で示される。
【0028】
【数1】 t=(L1 +D+L1 −L2 )/c−L2 /c =(2L1 +D−2L2 )/c …(1)
【0029】従って、コンピュータ12は、上記式
(1)を用いて、検出ポイント2から侵入者が光ファイ
バ4aおよび4bに外力を加えた位置までの距離L
2 を、下記式(2)に基づいて算出する。
【0030】
【数2】 L2 =L1 −(ct−D)/2 …(2)
【0031】なお、光ファイバ4a,4bを伝搬する光
には、設置条件によって様々な偏光成分が生じており、
当該偏光成分は、振動、衝撃、温度および湿度などの設
置条件の変化によって変化している。例えば、侵入位置
検出装置1をフェンスなどに設置した場合には、風やフ
ェンス自体の揺れの影響がある。しかしながら、当該影
響は小さくしかも定常的であるため、偏波変動は小さく
緩やかである。これに対して、侵入者が、フェンスによ
じ登ったり、フェンスを破壊する場合には、振動状態が
定常の布設状態に比べて急激に変化するため、光ファイ
バ4a,4bを伝搬する光の偏波変動は大きく、急峻あ
るいは特殊な波形となる。従って、このような急峻な変
化をコンピュータ12で検知することで、侵入行為を正
確に検出できる。
【0032】以下、図1に示す侵入位置検出装置1の動
作について説明する。先ず、侵入行為が行われていない
状態では、光ファイバ4aおよび4bには外力が加えら
れておらず、光ファイバ4aおよび4bを伝搬する光に
は偏波変動は生じない。その結果、偏波変動検出器11
aおよび11bでは、それぞれレーザー光源10aおよ
び10bから出射された光について偏波変動は検出され
ない。
【0033】一方、侵入者が侵入防止用のフェンスを破
壊して侵入を試みると、当該フェンスに配設された光フ
ァイバ4aおよび4bにおける当該侵入を試みた位置に
外力が加わり、光が当該位置を伝搬するときに偏波変動
を生じる。当該偏波変動は、光ファイバ4aおよび4b
を伝搬して偏波変動検出器11aおよび11bで検出さ
れる。例えば、侵入者が図1に示す位置Aから侵入した
場合には、当該位置Aで発生した光の偏波変動が、光フ
ァイバ4aでは、距離(L1 −L2 )の残りの往路と、
距離Dのダミーの部分と、距離L1 の復路とを伝搬して
偏波変動検出器11aに達する。一方、光ファイバ4b
では、距離L2 の残りの復路を伝搬して偏波変動検出器
11bに達する。
【0034】その結果、コンピュータ12が、検出信号
S11aおよびS11bに基づいて、光ファイバ4b上
の偏波変動を検出したタイミングと、光ファイバ4b上
の偏波変動を検出したタイミングとの時間差tは、上記
式(1)に示すようになる。そして、コンピュータ12
において、当該時間差tと、上記式(2)とを用いて、
検出ポイント2から侵入者が侵入を試みた位置Aまでの
距離L2 が算出される。
【0035】以上説明したように、侵入位置検出装置1
によれば、侵入防止用のフェンスなどに設置した場合
に、侵入者が不正に侵入を試みてフェンスなどに外力を
加えた位置を特定できる。また、侵入位置検出装置1に
よれば、侵入者が、当該フェンスを切断せずに、例え
ば、フェンスのワイヤーをずらして侵入行為を行った場
合にも、当該侵入行為を行った位置を特定できる。ま
た、侵入位置検出装置1によれば、光ファイバを用いて
いることから、電磁気的なノイズの影響を受けずに、侵
入行為が行われた位置を特定できる。また、侵入位置検
出装置1によれば、前述した従来の侵入位置検出装置の
ようにOTDRを用いてレーザー光を後方散乱させた反
射光を受光して検出を行うのでなく、光ファイバを伝搬
する直接光を受光して検出するため、受光量を増大させ
ることができる。その結果、長い検出距離を持たせるこ
とができる。また、OTDRを用いた場合に比べて、装
置を安価にできる。
【0036】第2実施形態 図4は、本実施形態の侵入位置検出装置51の構成図で
ある。図4に示すように、侵入位置検出装置51は、光
ファイバ4a,4bの配設パターンに特徴を有し、光フ
ァイバ4a,4bにはダミーの部分は設けてられていな
い。図4に示すように、光ファイバ4a,4bは、複数
の折り返しポイントを持つように侵入防止用のフェンス
50の広い範囲に跨がって配設されている。ここで、フ
ェンス50が監視領域に対応している。検出ポイント2
は、第1実施形態で説明した図1に示す検出ポイント2
と同じ構成をしており、光ファイバ4a,4bは同一の
ケーブル内に収納されている。また、光ファイバ4aを
伝搬する光と、光ファイバ4bを伝搬する光とは、伝搬
方向が逆になっている。
【0037】侵入位置検出装置51によれば、前述した
侵入位置検出装置1と同様の効果を得ることができる。
また、侵入位置検出装置51によれば、フェンス50の
図中左右方向に加えて、図中上下方向にも、侵入行為が
行われた位置を広範囲に検出できる。
【0038】第3実施形態 図5は、本実施形態の侵入位置検出装置61の構成図で
ある。図5に示すように、侵入位置検出装置61は、光
ファイバ4a,4bの配設パターンに特徴を有し、光フ
ァイバ4a,4bにはダミーの部分は設けてられていな
い。図5に示すように、光ファイバ4a,4bは、複数
の折り返しポイントを持つように侵入防止用のフェンス
501 ,502 ,503 ,504 の広い範囲に跨がって
配設されている。ここで、フェンス501 ,502 ,5
3 ,504 が監視領域に対応している。
【0039】また、検出ポイント2は、前述した第1実
施形態の図1に示す検出ポイント2と同じ構成をしてお
り、光ファイバ4a,4bは同一のケーブル内に収納さ
れている。また、光ファイバ4aを伝搬する光と、光フ
ァイバ4bを伝搬する光とは、伝搬方向が逆になってい
る。さらに、光ファイバ4a,4bのうち、監視領域外
に位置する部分の一部が、地中に埋め込まれている。
【0040】侵入位置検出装置61によれば、前述した
侵入位置検出装置1と同様の効果を得ることができる。
また、侵入位置検出装置61によれば、フェンス5
1 ,502 ,503 ,504 の略全域で、侵入行為が
行われた位置を検出できる。
【0041】第4実施形態 図6は、本実施形態の侵入位置検出装置71の構成図で
ある。図6に示すように、侵入位置検出装置71は、光
ファイバ4a,4bの配設パターンに特徴を有し、光フ
ァイバ4a,4bにはダミーの部分は設けてられていな
い。図6に示すように、光ファイバ4a,4bは、円形
状に設けられた侵入防止用のフェンス70に沿って配設
されている。ここで、フェンス70が監視領域に対応し
ている。
【0042】また、検出ポイント2は、前述した第1実
施形態の図1に示す検出ポイント2と同じ構成をしてお
り、光ファイバ4a,4bは同一のケーブル内に収納さ
れている。また、光ファイバ4aを伝搬する光と、光フ
ァイバ4bを伝搬する光とは、伝搬方向が逆になってい
る。
【0043】侵入位置検出装置61によれば、前述した
侵入位置検出装置1と同様の効果を得ることができる。
また、侵入位置検出装置61によれば、円形状のフェン
スに対して侵入行為が行われた位置を検出できる。
【0044】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、光ファイバ4aと
4bとが同一のケーブル内に収納されている場合を例示
したが、監視領域において光ファイバ4aと4bとに同
時に外力が加えられるように配置されていれば、光ファ
イバ4aと4bとを同一のケーブル内に収納していなく
てもよい。また、光ファイバ4aと4bとを、一部で同
一のケーブル内に収納し、他の部分で異なるケーブル内
に収納してもよい。
【0045】また、上述した図1に示す侵入位置検出装
置1では、光ファイバ4a,4bにダミーの部分を設け
た場合を例示したが、検出ポイント2と折り返しポイン
ト3との距離が十分に長い場合あるいは光ファイバ4
a,4b内の光伝搬速度が十分に遅い場合には、当該ダ
ミーの部分を設けないようにしてもよい。また、上述し
た図4〜図6に示す侵入位置検出装置では、光ファイバ
4a,4bにダミーの部分を設けない場合を例示した
が、必要に応じて、ダミーの部分を設けてもよい。
【0046】また、光ファイバ4a,4bの配設パター
ンは、図1、図4、図5および図6には、限定されな
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の侵入位置
検出装置によれば、監視領域内の侵入位置を検出でき
る。また、本発明の侵入位置検出装置によれば、侵入者
が、ワイヤーなどを切断せずに、ワイヤーなどをずらし
て侵入した場合でも、当該侵入した位置を検知できる。
また、本発明の侵入位置検出装置によれな、電磁気的な
ノイズの影響を受けずに、安価な構成で、人間などが外
部から侵入した位置を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の侵入位置検出
装置の構成図である。
【図2】図2は、図1に示す偏波変動検出器の構成図で
ある。
【図3】図3は、図1に示すコンピュータにおいて検出
される偏波変動の時間差を説明するための図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態の侵入位置検出
装置における光ファイバの配設パターンを説明するため
の図である。
【図5】図5は、本発明の第3実施形態の侵入位置検出
装置における光ファイバの配設パターンを説明するため
の図である。
【図6】図6は、本発明の第4実施形態の侵入位置検出
装置における光ファイバの配設パターンを説明するため
の図である。
【符号の説明】
1,51,61,71…侵入位置検出装置、2…検出ポ
イント、3…折り返しポイント、4a,4b…光ファイ
バ、10a,10b…レーザー光源、11a,11b…
偏波変動検出器、12…コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA02 AA07 AA15 BB07 BB40 CC01 CC06 DD35 DD36 DD61 DD79 DD87 EE10 FF03 GG43 GG66 HH10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一部が監視領域に配置され、伝
    搬する光を外力に応じて偏波変動させる第1の光伝搬線
    と、 前記監視領域において前記第1の光伝搬線と隣接して配
    設され、伝搬する光を前記外力に応じて偏波変動させ、
    前記第1の光伝搬線と略同じ長さを持つ第2の光伝搬線
    と、 前記第1の光伝搬線の一端部に設けられ、前記第1の光
    伝搬線内に光を出射する第1の光源と、 前記第1の光伝搬線の他端部に設けられ、前記第1の光
    伝搬線内を伝搬する光の偏波変動を検出する第1の偏波
    変動検出手段と、 前記第2の光伝搬線の一端部に設けられ、前記監視領域
    における前記第1の光伝搬線内の光の伝搬と前記第2の
    光伝搬線内の光の伝搬とが反対方向になるように、前記
    第2の光伝搬線内に光を出射する第2の光源と、 前記第2の光伝搬線の他端部に設けられ、前記第2の光
    伝搬線内を伝搬する光の偏波変動を検出する第2の偏波
    変動検出手段と、 前記第1の偏波変動検出手段の検出結果と、前記第2の
    偏波変動検出手段の検出結果とに基づいて、前記監視領
    域における前記外力が加わった位置を特定する位置検出
    手段とを有する侵入位置検出装置。
  2. 【請求項2】前記位置検出手段は、 前記第1の偏波変動検出手段が前記偏波変動を検出した
    タイミングと、前記第2の偏波変動検出手段が前記偏波
    変動を検出したタイミングとの時間差に基づいて、前記
    監視領域における前記外力が加わった位置を特定する請
    求項1に記載の侵入位置検出装置。
  3. 【請求項3】前記第1の光伝搬線は、前記監視領域外
    に、前記第1の光源から出射された光が前記第1の偏波
    変動検出手段に達するまでの時間を遅延させる第1の遅
    延手段を有し、 前記第2の光伝搬線は、前記監視領域外に、前記第2の
    光源から出射された光が前記第2の偏波変動検出手段に
    達するまでの時間を遅延させる第2の遅延手段を有する
    請求項1または請求項2に記載の侵入位置検出装置。
  4. 【請求項4】前記第1の光伝搬線と前記第2の光伝搬線
    とは同一のケーブル内に配設されている請求項1〜3の
    いずれかに記載の侵入位置検出装置。
  5. 【請求項5】前記第1の光伝搬線と前記第2の光伝搬線
    とは異なるケーブル内に配設されている請求項1〜3の
    いずれかに記載の侵入位置検出装置。
  6. 【請求項6】前記第1の光伝搬線および前記第2の光伝
    搬線のうち前記監視領域外に配置されている部分の全部
    あるいは一部を、伝搬する光が偏波変動を受けないよう
    に配設している請求項1〜5のいずれかに記載の侵入位
    置検出装置。
  7. 【請求項7】前記第1の光伝搬線および前記第2の光伝
    搬線のうち前記監視領域外に配置されている部分の全部
    あるいは一部を、地中に配設している請求項6に記載の
    侵入位置検出装置。
  8. 【請求項8】前記第1の光伝搬線および前記第2の光伝
    搬線は、光ファイバである請求項1〜7のいずれかに記
    載の侵入位置検出装置。
JP10212585A 1998-07-28 1998-07-28 侵入位置検出装置 Pending JP2000048269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212585A JP2000048269A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 侵入位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212585A JP2000048269A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 侵入位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000048269A true JP2000048269A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16625148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10212585A Pending JP2000048269A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 侵入位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000048269A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002071356A1 (en) * 2001-03-07 2002-09-12 Future Fibre Technologies Pty Ltd Perimeter security system and perimeter monitoring method
WO2006074502A1 (en) * 2005-01-11 2006-07-20 Future Fibre Technologies Pty Ltd Apparatus and method for using a counter-propagating signal method for locating events
WO2007026858A1 (ja) * 2005-08-30 2007-03-08 Central Research Institute Of Electric Power Industry 生体活動監視方法と、これに用いる光ファイバ式平板状体センサ及び衣服型の光ファイバ式平板状体センサ並びに人体取付け型の光ファイバ式平板状体センサ
JP2007232515A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Fujikura Ltd 光ファイバ振動検知システム
JP2007232459A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Fujikura Ltd 光ファイバ侵入監視装置
JP2008203239A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバセンサ及び変動位置検出方法
KR100857522B1 (ko) * 2002-01-04 2008-09-08 퓨쳐 파이브레 테크놀로지스 피티와이 엘티디 주변 보안 시스템 및 주변 모니터링 방법
US7499176B2 (en) 2007-02-13 2009-03-03 Future Fibre Technologies Pty Ltd Apparatus and method for using a counter-propagating signal method for locating events
JP2010127705A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバセンサ
WO2017179431A1 (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 日本電気株式会社 光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステム
JP2018165629A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 沖電気工業株式会社 振動検知光ファイバセンサ及び振動検知方法
CN111161501A (zh) * 2019-12-27 2020-05-15 广东电网有限责任公司 一种电力电缆监测装置和设备
WO2021205786A1 (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 日本電気株式会社 偏波変動推定装置及び偏波変動推定方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002216844B2 (en) * 2001-03-07 2006-05-04 Future Fibre Technologies Pty Ltd Perimeter security system and perimeter monitoring method
AU2002216844B9 (en) * 2001-03-07 2006-10-26 Future Fibre Technologies Pty Ltd Perimeter security system and perimeter monitoring method
US7519242B2 (en) 2001-03-07 2009-04-14 Future Fibre Technologies Pty Ltd Perimeter security system and perimeter monitoring method
WO2002071356A1 (en) * 2001-03-07 2002-09-12 Future Fibre Technologies Pty Ltd Perimeter security system and perimeter monitoring method
KR100857522B1 (ko) * 2002-01-04 2008-09-08 퓨쳐 파이브레 테크놀로지스 피티와이 엘티디 주변 보안 시스템 및 주변 모니터링 방법
WO2006074502A1 (en) * 2005-01-11 2006-07-20 Future Fibre Technologies Pty Ltd Apparatus and method for using a counter-propagating signal method for locating events
US7499177B2 (en) 2005-01-11 2009-03-03 Future Fibre Technologies Pty Ltd Apparatus and method for using a counter-propagating signal method for locating events
JP2007061306A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Central Res Inst Of Electric Power Ind 生体活動監視方法と、これに用いる光ファイバ式平板状体センサ及び衣服型の光ファイバ式平板状体センサ並びに人体取付け型の光ファイバ式平板状体センサ。
WO2007026858A1 (ja) * 2005-08-30 2007-03-08 Central Research Institute Of Electric Power Industry 生体活動監視方法と、これに用いる光ファイバ式平板状体センサ及び衣服型の光ファイバ式平板状体センサ並びに人体取付け型の光ファイバ式平板状体センサ
JP4554476B2 (ja) * 2005-08-30 2010-09-29 財団法人電力中央研究所 生体活動監視方法と、これに用いる光ファイバ式平板状体センサ
JP2007232459A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Fujikura Ltd 光ファイバ侵入監視装置
JP2007232515A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Fujikura Ltd 光ファイバ振動検知システム
JP2008203239A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバセンサ及び変動位置検出方法
US7499176B2 (en) 2007-02-13 2009-03-03 Future Fibre Technologies Pty Ltd Apparatus and method for using a counter-propagating signal method for locating events
JP2010127705A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバセンサ
WO2017179431A1 (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 日本電気株式会社 光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステム
US10859408B2 (en) 2016-04-14 2020-12-08 Nec Corporation Optical fiber sensor and optical fiber sensor system
JP2018165629A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 沖電気工業株式会社 振動検知光ファイバセンサ及び振動検知方法
CN111161501A (zh) * 2019-12-27 2020-05-15 广东电网有限责任公司 一种电力电缆监测装置和设备
WO2021205786A1 (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 日本電気株式会社 偏波変動推定装置及び偏波変動推定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1886096B1 (en) Method and apparatus for determining the position of a disturbance in an optical fibre
US5194847A (en) Apparatus and method for fiber optic intrusion sensing
CA2471803C (en) Method and apparatus using polarisation optical time domain reflectometry for security applications
US5384635A (en) Remote sensing in optical fiber networks by synchronously detecting backscattered optical signals
JP2000048269A (ja) 侵入位置検出装置
KR101072747B1 (ko) 단일모드 광섬유에 사용하기 위한 편광계를 사용한침입탐지 시스템
US20080232242A1 (en) Evaluating the Position of a Disturbance
EP3321901A1 (en) Distributed optical fiber perimeter security system, and sound restoration system and method
CN101573738A (zh) 容错分布式光纤入侵探测
WO2019015454A1 (zh) 一种地埋电缆防误开挖预警装置
US7139476B2 (en) Distributed fiber sensor with detection and signal processing using polarization state management
EP1132879B1 (en) Optical intrusion detection system using mode coupling
JP2007198973A (ja) フェンス振動センサ装置
JP2000040187A (ja) 侵入検出装置
JP2006133108A (ja) レーダシステム、物体検出方法、レーダ装置、電波反射体
JP2009075000A (ja) 光ファイバによる振動・衝撃位置検知装置
US5349458A (en) Method for detecting external influence on an optical cable
KR100726206B1 (ko) 이상상태 검출을 위한 광섬유 이중모드 간섭형 센서와 이를이용한 이상 탐지 신호처리 방법
JP2007139740A (ja) 光ファイバ偏波変動検知装置
KR0163243B1 (ko) 광파이버를 이용한 침입자 경보장치
JP3900704B2 (ja) 侵入監視装置
JP2989228B2 (ja) 電力ケーブル異常点検出装置
JP2003294415A (ja) 光カーテン式安全センサ
WO2018021626A1 (ko) 지진 내지 진동에 대한 감시 및 진단 기능을 갖는 수배전반
US20020053914A1 (en) Arc location