JP2010127705A - 光ファイバセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】振動や衝撃等の外力の誤検知を防止できる光ファイバセンサを提供する。
【解決手段】光ファイバセンサ1は、光源11と、測定領域12を経由して敷設された光ファイバ15と、光検出器14と、解析装置16とを備える。測定領域12内の測定用光ファイバ10は、マッハツェンダー干渉計(MZI)19の2本第1測定用光ファイバ20,21と、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22と、を備える。光検出器14に入射する光波には、外力に敏感に反応してMZI19の第2カプラ18での干渉が変化し、強度が変化した干渉波と、外力による偏波変動に応じた強度の偏波変動波とが含まれている。振動等の外力を受けて敏感に反応し干渉波を発生するMZI19と、その外力を受けて鈍感に反応し偏波変動波を発生する第2測定用光ファイバ22とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバに加わる外力(震動、衝撃、変位等)を検出する光ファイバセンサ、および光ファイバに加わる外力の発生位置を検出する光ファイバセンサに関する。
従来、干渉計を用いた光ファイバセンサが例えば特許文献4に開示されている。
また、光ファイバに加えられる応力を偏波の変動として検出する光ファイバセンサが知られている(例えば、特許文献2参照)。この方法では、光ファイバの変化がリアルタイムで検出可能であるが、異常発生の位置を特定する事ができない。そのため、特許文献3に示されているように複数の光ファイバセンサを区間毎に設置する必要がある。
これを解決する手段として、特許文献4の方法が開示されている。すなわち、2つの偏波変動検出系を併設して配置し、それぞれの偏波変動の時間の差から偏波変動の位置を特定しようとするものである。しかしながらこの方法では、2つの測定系が必要になるという問題の他に、実用的なレベルでの位置を特定することは非常に困難であるという問題がある。
また、干渉計を用いた光ファイバセンサが例えば特許文献4に開示されている。
特開2007−232439 特開2000−040187 特開2000−182158 特開2000−048269
ところで、上記特許文献1に開示された従来技術のように、干渉計を使った光ファイバセンサは、敏感過ぎて、振動等の外力の誤検知が多いという問題がある。また、偏波の変動だけで振動等の外力の発生位置を検出しようとすると、落石などの急峻な衝撃に対しては、それなりに急峻な変化をする。しかし、例えば金網を人がゆすったりした場合の変化は、光にとっては非常にゆっくりした変化になるので、距離の分解能が非常に悪く、実用上使えない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その第1の目的は、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止できる光ファイバセンサを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止できると共に、外力発生位置の分解能を向上させ詳細な位置検出を可能にした光ファイバセンサを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る光ファイバセンサは、光源と、外力を検出する測定領域を経由して敷設された光ファイバと、前記光源から送出され前記光ファイバを伝搬した光波を受光する光検出器と、前記光ファイバの一部を成す前記測定領域内の測定用光ファイバとを備え、前記測定用光ファイバは、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能および外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能を備え、前記測定用光ファイバで発生した前記干渉波と前記偏波変動波を含む光波が前記光検出器で受光されることを特徴とする特徴とする。この構成によれば、光検出器で受光される干渉波と偏波変動波を含む光波に基づき、測定領域における振動等の外力を検出できる。このように振動等の外力を、その外力受けて敏感に反応する干渉計の機能と、その外力を受けて鈍感に反応する偏波変動とを組み合わせ検出するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。
請求項2に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の低い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、前記2本の第1光ファイバを伝搬した光波が伝搬する偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、前記第2測定用光ファイバは2つの偏光子で挟まれていることを特徴とする。この構成によれば、振動等の外力を受けて敏感に反応するマッハツェンダー干渉計の2本の第1測定用光ファイバと、その外力を受けて鈍感に反応する第2測定用光ファイバ22による偏波変動とを組み合わせているので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。
請求項3に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の高い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、該第1測定用光ファイバを伝搬した光波が伝搬する偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、前記第2測定用光ファイバと前記光検出器とを接続する光ファイバに偏光子が設けられていることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、直線偏光性の高い光源を用いることで、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項4に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の低い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバであり、前記マッハツェンダー干渉計は2つの偏光子で挟まれていることを特徴とする。この構成によれば、振動等の外力を受けて敏感に反応するマッハツェンダー干渉計と、その外力を受けて鈍感に反応するマッハツェンダー干渉計の第1測定用光ファイバによる偏波変動とを組み合わせているので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、マッハツェンダー干渉計の第1測定用光ファイバに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能の両方を持たせているので、構成が簡単になる。
請求項5に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の高い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバであり、前記2本の第1測定用光ファイバと前記光検出器とを接続する光ファイバに偏光子が設けられていることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項6に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源としてそれぞれ直線偏光性の低い2つの光源が設けられ、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1の偏光子と第2の偏光子とで挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、前記2つの光源の一方から送出されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光され、かつ、前記2つの光源の他方から送出されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光されることを特徴とする。この構成によれば、マッハツェンダー干渉計で発生する干渉波が第1光検出器に、第2測定用光ファイバで発生する偏波変動波が第2光検出器に個別に入射する。つまり、干渉波と偏波変動波の2種類の信号が2つの光検出器に個別に入射するようにしているので、各光検出器で光電変換された2種類の電気信号に基づき振動や衝撃等の外力を解析する際の解析精度が上がり、振動や衝撃等の外力の検出精度が更に向上する。
請求項7に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源としてそれぞれ直線偏光性の高い2つの光源が設けられ、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1の偏光子と第2の偏光子とで挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、前記第2測定用光ファイバと前記2つの光検出器の一方とを接続する光ファイバに偏光子が設けられており、前記2つの光源の一方から送出されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光され、かつ、前記2つの光源の他方から送出されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光されることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項8に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の低い光源であり、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1の偏光子と第2の偏光子とで挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、前記光源から送出され、1×2カプラで分岐されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光され、かつ、前記光源の他方から送出され、前記1×2カプラで分岐されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光される前記1×2カプラで分岐された他方の光波を前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換して前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子を介して前記第2光検出器に入射させる第2経路と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、1つの光源から送出される同じ光波を、マッハツェンダー干渉計の第1測定用光ファイバと偏波変動検出用の第2測定用光ファイバにそれぞれ伝搬させ、マッハツェンダー干渉計で発生する干渉波が第1光検出器に、第2測定用光ファイバで発生する偏波変動波が第2光検出器に個別に入力するようにしている。つまり、一つの光源を使って、干渉波と偏波変動波の2種類の信号が2つの光検出器に個別に入射するようにしている。このため、少ない部品点数で、振動や衝撃等の外力の検出精度を更に向上させることができる。
請求項9に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の高い光源であり、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、前記第2測定用光ファイバと前記2つの光検出器の一方とを接続する光ファイバに偏光子が設けられており、前記光源から送出され、1×2カプラで分岐されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光され、かつ、前記光源の他方から送出され、前記1×2カプラで分岐されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光されることを特徴とする。この構成によれば、少ない部品点数で、振動や衝撃等の外力の検出精度を更に向上させることができる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項10に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の低い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、前記光源に接続された第1の端子、前記光検出器に接続された第2の端子、第3の端子および第4の端子の4つの端子を有する2×2カプラと、該カプラの第3の端子と第4の端子との間に接続された光ファイバリングとを有する光ファイバリング干渉計の前記光ファイバリングの一部であり、前記光源と前記第1の端子の間および前記光検出器と前記第2の端子の間に偏光子がそれぞれ設けられていることを特徴とする。この構成によれば、光ファイバリング干渉計の光ファイバリングの一部に、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能の両方と、を持たせている。このように、振動等の外力を受けて敏感に反応する光ファイバリング干渉計と、その外力を受けて鈍感に反応する光ファイバリング干渉計の光ファイバリングによる偏波変動とを組み合わせているので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、光ファイバリング干渉計の光ファイバリングに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能の両方を持たせているので、構成が簡単になる。
請求項11に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線偏光性の高い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、前記光源に接続された第1の端子、前記光検出器に接続された第2の端子、第3の端子および第4の端子の4つの端子を有する2×2カプラと、該カプラの第3の端子と第4の端子との間に接続された光ファイバリングとを有する光ファイバリング干渉計の前記光ファイバリングの一部であり、前記光検出器と前記第2の端子の間に偏光子が設けられていることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、光ファイバリング干渉計の光ファイバリングに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能の両方を持たせているので、構成が簡単になる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項12に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光検出器の出力に基づき前記測定用光ファイバに加わった外力を検出する解析装置を備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明に係る光ファイバセンサは、光源と、外力を検出する測定領域を経由して敷設された光ファイバと、前記光源から送出され前記光ファイバを伝搬した光波を受光する少なくとも2つの光検出器とを備え、前記光ファイバの一部を成す前記測定領域内の測定用光ファイバは、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能および外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能を備え、かつ、前記光源から送出される光波を分岐して前記測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬させ、前記測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光をそれぞれ前記2つの光検出器に入射させる手段を備えることを特徴とする。この構成によれば、光源から送出される光波を分岐して、干渉波を発生する干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能とを備える測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬させ、測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光を2つの光検出器に入射させるようにしている。これにより、干渉の変化と偏波変動とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。これと共に、偏波変動だけだと大雑把な位置しか検出できず、振動や衝撃等の外力発生位置の分解能が悪いが、測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光にそれぞれ含まれる干渉波の波形に基づき測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定するので、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、測定用光ファイバに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能とを持たせているので、構成が簡単になり、製造コストが低減される。
請求項14に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の低い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、前記光源から送出された光波を第1の偏光子で直線偏光に変換した後2分岐し、2分岐された一方の光波を前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、第2の偏光子を通して前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、第3の偏光子を通して前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。これと共に、解析手段は2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する。例えば、解析手段は、マッハツェンダー干渉計の2本の測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光にそれぞれ含まれる干渉波の波形からそれぞれ特異点を検出し、その特異点の時間差を計測し、その時間差に基づき測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する。このため、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、マッハツェンダー干渉計の2本の測定用光ファイバに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能とを持たせているので、構成が簡単になり、製造コストが低減される。
請求項15に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の高い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、第1の偏光子を通して前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、第2の偏光子を通して前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、マッハツェンダー干渉計の2本の測定用光ファイバに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能とを持たせているので、構成が簡単になり、製造コストが低減される。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項16に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の低い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子に通し、前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させて前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第1の偏光子に通し、前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、干渉の変化と偏波変動とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、解析手段により、例えば、左回りの光である第1光波の干渉波形と右回りの光である第2光波の干渉波形からそれぞれ特異点を検出し、その特異点の時間差を計測し、その時間差に基づき測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定できるので、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。換言すると、詳細な位置検出は、マッハツェンダー干渉計での干渉で発生する2つの信号の時間差により得ることにより、詳細な位置検出が可能になる。
請求項17に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の高い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2測定用光ファイバを伝搬させた後、前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、第1の偏光子に通して前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させた後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、第2の偏光子に通して前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項18に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記2分岐された他方の光波を前記2本の第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って第1の偏光子で直線偏光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、第1測定用光ファイバを一方向に伝搬し干渉波のみを含む光波(第1光波)、第1測定用光ファイバを他方向に伝搬し干渉波のみを含む光波(第2光波)、および第2測定用光ファイバを他方向に伝搬し偏波変動波のみを含む光波(第3光波)をそれぞれ第1光検出器、第2光検出器、および第2光検出器で個別に受光するようにしている。このため干渉波と偏波変動波をそれぞれ含む2つの光波が、2つの検出器で受光される構成に比べて、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。
請求項19に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記2分岐された他方の光波を前記2本の第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項20に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の低い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、前記光源から送出された光波を直線偏光に変換する第1の偏光子と、前記第1の偏光子で直線偏光に変換された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の他方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、干渉の変化と偏波変動とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、第1測定用光ファイバを一方向に伝搬し干渉波のみを含む光波(第1光波)、第1測定用光ファイバを他方向に伝搬し干渉波のみを含む光波(第2光波)、および第2測定用光ファイバを他方向に伝搬し偏波変動波のみを含む光波(第3光波)をそれぞれ第1光検出器、第2光検出器、および第2光検出器で個別に受光するようにしている。このため干渉波と偏波変動波をそれぞれ含む2つの光波が、2つの検出器で受光される構成に比べて、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。また、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計を用いることで、光サーキュレータ等の光学部品が不要になり、構成が簡単になる。
請求項21に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の高い光源であり、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の他方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。また、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計を用いることで、光サーキュレータ等の光学部品が不要になり、構成が簡単になる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項22に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通り、前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。また、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計を用いることで、光サーキュレータ等の光学部品が不要になり、構成が簡単になる。
請求項23に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通り、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。また、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計を用いることで、光サーキュレータ等の光学部品が不要になり、構成が簡単になる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項24に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐する第1の1×2カプラと、該第1の1×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記第1の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、第1測定用光ファイバを一方向に伝搬し干渉波のみを含む光波(第1光波)、第1測定用光ファイバを他方向に伝搬し干渉波のみを含む光波(第2光波)、および第2測定用光ファイバを他方向に伝搬し干渉波と偏波変動波を含む光波(第3光波)をそれぞれ第1光検出器、第2光検出器、および第2光検出器で個別に受光するようにしている。このため干渉波と偏波変動波をそれぞれ含む2つの光波が、2つの検出器で受光される構成に比べて、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。
請求項25に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源から送出された光波を2分岐する第1の1×2カプラと、該第1の1×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記第1の1×2カプラで2分岐された光波の他方を前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、偏光子を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項26に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源に2つの入出力端の一方が接続され該光源から送出される光波を2分岐する第1の2×2カプラと、前記第1の2×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記第1の2×2カプラで2分岐された光波の他方を、偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、反射端で反射させて前記第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記偏光子および前記第1の2×2カプラの2つの入出力端の他方を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、第2測定用光ファイバに入射された光は、反射端で反射されることで、同じ第2測定用光ファイバを逆方向に伝搬する。このため、第2測定用光ファイバを偏波変動の測定領域とするのに1つの偏光子を設けるだけで良い。これにより、部品点数が削減され、製造コストを低減することができる。
請求項27に記載の発明に係る光ファイバセンサは、前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、前記光源に2つの入出力端の一方が接続され該光源から送出される光波を2分岐する第1の2×2カプラと、前記第1の2×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、前記第1の2×2カプラで2分岐された光波の他方を前記第2測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、反射端で反射させて前記第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第1の2×2カプラの2つの入出力端の他方および偏光子を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができると共に、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。また、光源から送出される光波を直線偏光に変換するための偏光子が不要になり、部品点数が削減されるので、構成が簡単になり、製造コストの低減を図れる。
請求項28に記載の発明に係る光ファイバセンサは、請求項1乃至9、及び請求項13乃至27のいずれか1つに記載の光ファイバセンサにおいて、前記測定領域を複数の測定領域に分割し、分割した各測定領域に、前記マッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバをそれぞれ設け、前記各測定領域に設けた前記マッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバをカプラで縦接続したことを特徴とする。この構成によれば、各マッハツェンダー干渉計2本の測定用光ファイバの長さを短くすることができ、各マッハツェンダー干渉計の両側のカプラでの干渉性が良くなる。
本発明によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止できる光ファイバセンサを実現できる。また、本発明によれば、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止できると共に、外力発生位置の分解能を向上させ詳細な位置検出を可能にした光ファイバセンサを実現できる。
次に、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において、同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る光ファイバセンサ1を示している。
光ファイバセンサ1は、光源11と、振動や衝撃等の外力を検出する測定領域12を経由して敷設された光ファイバ15と、光源11から送出される光波13を受光する光検出器14と、解析装置16とを備える。光源11は直線偏光性の低い光源、例えば発光ダイオード(Light Emitting Diode: LED)、ASE光源等である。光検出器14は、例えば、フォトダイオード(Photo Diode: PD)などの受光素子である。解析装置16は、オシロスコープ等の測定器と、パーソナルコンピュータ等の演算処理部とを備える。また、光ファイバセンサ1は、光ファイバ15の一部を成し、測定領域12内に設けられた測定用光ファイバ10を有する。
この測定用光ファイバ10は、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能と、を備える。測定用光ファイバ10で発生した干渉波と偏波変動波を含む光波が光検出器14で受光されるようになっている。
測定領域12内の測定用光ファイバ10は、マッハツェンダー干渉計(Mach-Zehnder Interferometer: MZI)19の2本の平行な第1測定用光ファイバ20,21と、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22と、を備える。
マッハツェンダー干渉計(MZI)19は、光源11に光ファイバ15を介して接続された1×2の第1カプラ17と、1×2の第2カプラ18と、両カプラ17,18間に接続された2本の第1測定用光ファイバ20,21とにより構成されている。
偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22は、光波13を直線偏光に変換する偏光子23と偏光子24との間に挟まれている。この第2測定用光ファイバ22については、2つの偏光子23,24により挟まれた区間が偏波変動の検出領域になっている。偏光子23は第2カプラ18と第2測定用光ファイバ22の一端側との間の光ファイバ15に設けられ、偏光子24は第2測定用光ファイバ22の他端側と光検出器14との間の光ファイバ15に設けられている。また、第2カプラ18と偏光子23との間の光ファイバ15には、光波13を非偏光状態にするデポラライザ25が設けられている。
デポラライザ25は、直線偏光性の低い光源に対して、偏光を無くすために補助的に使用されるものであるため、必ずしも必要ではない。直線偏光性の低い光源11として発光ダイオードを用いる場合には、デポラライザ25はあった方が好ましい。直線偏光性の低い光源11としてASE光源を用いる場合には、デポラライザ25は不要である。このことは、以下に説明する各実施形態のうち、直線偏光性の低い光源を用いる実施形態においても同様である。
このような構成を有する光ファイバセンサ1では、光源11から送出される光波13は、1つの経路を通って光検出器14に入射する。具体的には、光源11から送出される光波13は、光ファイバ15を伝搬した後、第1カプラ17で分岐されてマッハツェンダー干渉計(以下、MZIという)19の2本の第1測定用光ファイバ20,21を図1で右方向へ伝搬し、第2カプラ18で再結合し干渉する。
MZI19に何も外力が作用しなければ、第2カプラ18での干渉は一定で安定し、入力した光波13がそのままの強度で第2カプラ18から出射される。これに対して、MZI19の第1測定用光ファイバ20,21に振動や衝撃等の外力が加わると、その外力に敏感に反応して第2カプラ18での干渉が変化し、第2カプラ18からの出力光の強度が変化する。このようにして、MZI19の第2カプラ18からは、外力に敏感に反応した干渉波が出射される。
第2カプラ18から出射される光波(干渉波)は、デポラライザ25により非偏光状態にされた後、偏光子23により直線偏光に変換され、この直線偏光が偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22を図1で左方向へ伝搬する。この第2測定用光ファイバ22に振動や衝撃等の外力が作用すると、第2測定用光ファイバ22を伝搬する直線偏光に偏波変動が生じる。この偏波変動を受けた直線偏光は、光ファイバ15を介して偏光子24を通過して光検出器14で受光される。偏光子23により直線偏光にした光を偏光子24を通して光検出器14で受光することで、第2測定用光ファイバ22を伝搬する直線偏光に偏波変動が生じると、光検出器14には、初期状態での光のパワーから、その偏波変動に応じた分だけパワー(光強度)が変化した光波が入射する。
このようにして、光検出器14に入射する光波には、外力に敏感に反応してMZI19の第2カプラ18での干渉が変化し、第2カプラ18からの出力光の強度が変化した干渉波と、外力による偏波変動に応じた強度の偏波変動波とが含まれている。光検出器14で光電変換されてこの光検出器14から出射される電気信号が解析装置16に入力される。この解析装置16では、横軸を時間に、縦軸を光のパワーにすると、光のパワーが短い周期で変化する干渉波の波形と、光のパワーがそれより長い周期で変化する偏波変動波の波形とを検出できる。
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。一般にマッハツェンダー干渉計を使ったセンサは、外力に敏感に反応する。一方、測定用光ファイバでの偏波変動はマッハツェンダー干渉計に比べて反応が鈍く、大きな振動等がないと、大きな偏波の変動が生じない。
本実施形態では、測定領域12内において、往きはMZI19により振動等の外力を検出し、帰りは第2測定用光ファイバ22により偏波変動で振動等の外力を検出する。MZI19の第1測定用光ファイバ20,21に外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能を持たせ、第2測定用光ファイバ22に外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能を持たせている。これにより、振動等の外力を受けて敏感に反応し干渉波を発生するMZI19(干渉計)と、その外力を受けて鈍感に反応し偏波変動波を発生する第2測定用光ファイバ22とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。
つまり、大きな振動や衝撃等の外力が無いときには、偏波変動による信号である偏波変動波は変化せず、MZI19による信号が変化するだけであり、このような場合には、解析装置16では、振動や衝撃等の外力が無いと判定できる。一方、大きな振動を受けたときには、周期の大きな信号(偏波変動波)と短い周期で変化するMZI19による信号(干渉波)とが現れる。例えば、周期の大きな偏波変動波の中に短い周期で変化するMZI19による干渉波が現れるので、解析装置16により、測定領域12内で振動や衝撃等の外力を受けたと判定でき、振動等の外力の検出精度が上がる。
(第2実施形態)
図2は第2実施形態に係る光ファイバセンサ1Aを示している。
この光ファイバセンサ1Aは、図1に示す上記第1実施形態に係る光ファイバセンサ1において、デポラライザ25の配置位置を変更したもので、その他の構成は光ファイバセンサ1と同様である。この光ファイバセンサ1Aでは、デポラライザ25は、光源11とMZI19の第1カプラ17との間の光ファイバ15に設けられている。このような構成を有する光ファイバセンサ1Aによれば、第1実施形態に係る光ファイバセンサ1と同様に、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。
(第3実施形態)
図3は第3実施形態に係る光ファイバセンサ1Bを示している。
この光ファイバセンサ1Bは、図1に示す上記第1実施形態に係る光ファイバセンサ1において、偏光子23とデポラライザ25の配置位置を変更したもので、その他の構成は光ファイバセンサ1と同様である。この光ファイバセンサ1Bでは、偏光子23は光源11とMZI19の第1カプラ17との間の光ファイバ15に設けられ、デポラライザ25は光源11と偏光子23との間の光ファイバ15に設けられている。このような構成を有する光ファイバセンサ1Bによれば、第1実施形態に係る光ファイバセンサ1と同様に、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。
(第4実施形態)
図4は第4実施形態に係る光ファイバセンサ1Cを示している。
この光ファイバセンサ1Cでは、図1に示す上記第1実施形態に係る光ファイバセンサ1において、直線偏光性の低い光源11に代えて、直線偏光性の高い光源11´を用いている。この光源11´は、例えば分布帰還型半導体レーザ(Distributed Feedback Laser Diode: DFB-LD)等の半導体発光素子である。
また、直線偏光性の高い光源11´を用いることで、この光源11´からは直線偏光性の高い光波13´が送出されるので、第1実施形態に係る光ファイバセンサ1におけるデポラライザ25および偏光子23が不要になる。この光ファイバセンサ1Cにおけるその他の構成は、第1実施形態に係る光ファイバセンサ1と同様である。
以上のように構成された第4実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。図1に示す光ファイバセンサ1におけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第5実施形態)
図5は第5実施形態に係る光ファイバセンサ1Dを示している。
この光ファイバセンサ1Dでは、光ファイバ15の一部を成す測定領域12内の測定用光ファイバ10cは、図1に示すMZI19と同様の構成を有するMZI19cの2本の平行な第1測定用光ファイバ20c,21cのみを備えている。そして、MZI19cが2つの偏光子23,24で挟まれている。つまり、光源11と第1カプラ17との間の光ファイバ15に偏光子23が設けられ、第2カプラ18と光検出器14との間の光ファイバ15に偏光子24が設けられている。また、光源11と偏光子23との間の光ファイバ15に、デポラライザ25が設けられている。
このように、MZI19cを偏光子23と偏光子24で挟んだ構成にすることで、測定用光ファイバ10cであるMZI19cの第1測定用光ファイバ20c,21cに、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能と、を持たせている。
この光ファイバセンサ1Dでは、光源11から送出される光波13は、デポラライザ25により非偏光状態にされた後、偏光子23により直線偏光に変換され、この直線偏光がMZI19cの第1測定用光ファイバ20c,21cを図4で右方向へ伝搬し、第2カプラ18で再結合して干渉する。
MZI19cの第1測定用光ファイバ20c,21cに何も外力が作用しなければ、第2カプラ18での干渉は一定で安定し、入力した光波13がそのままの強度で第2カプラ18から出射される。MZI19cに振動や衝撃等の外力が加わると、その外力に敏感に反応して第2カプラ18での干渉が変化し、第2カプラ18からの出力光の強度が変化する。このようにして、MZI19cの第2カプラ18からは、外力に敏感に反応した干渉波を含む光波が出射される。
これと共に、第1測定用光ファイバ20c,21cに振動や衝撃等の外力が作用すると、第1測定用光ファイバ20c,21cを伝搬する直線偏光に偏波変動が生じ、偏波変動波が第2カプラ18から出射される。
このように、外力に敏感に反応した干渉波と偏波変動波を含む光波が第2カプラ18から出力され、光検出器14には、外力に敏感に反応して干渉が変化した干渉波と、外力による偏波変動に応じた強度の偏波変動波とを含む光波が入射する。これら2種類の光波を含む光信号が光検出器14で光電変換され、この光検出器14から出力される電気信号が解析装置16に入力される。この解析装置16の測定器では、横軸を時間に、縦軸を光のパワーにすると、光のパワーが短い周期で変化する干渉波の波形と、光のパワーがそれより長い周期で変化する偏波変動波の波形とを検出できる。
以上のように構成された第5実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
測定領域12内の測定用光ファイバ10cであるMZI19cの測定用光ファイバ20c,21cに、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能と、を持たせている。これにより、振動等の外力を受けて敏感に反応し干渉波を発生するMZI19c(干渉計)と、その外力を受けて鈍感に反応し偏波変動波を発生するMZI19cの測定用光ファイバ20c,21cによる偏波変動とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、MZI19cの第1測定用光ファイバ20c,21cに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能とを持たせているので、構成が簡単になり、製造コストが低減される。
(第6実施形態)
図6は第6実施形態に係る光ファイバセンサ1Eを示している。
この光ファイバセンサ1Eでは、図5に示す上記第5実施形態に係る光ファイバセンサ1Dにおいて、直線偏光性の低い光源11に代えて、図4に示す上記第4実施形態と同様に直線偏光性の高い光源11´を用いている。
また、直線偏光性の高い光源11´を用いることで、この光源11´からは直線偏光性の高い光波13´が送出されるので、第5実施形態に係る光ファイバセンサ1Dにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になる。この光ファイバセンサ1Eにおけるその他の構成は、第5実施形態に係る光ファイバセンサ1Dと同様である。
以上のように構成された第6実施形態によれば、上記第5実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。図5に示す光ファイバセンサ1Dにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第7実施形態)
図7は第7実施形態に係る光ファイバセンサ1Fを示している。
図1に示す上記第1実施形態に係る光ファイバセンサ1では、光源11から送出される光波13を1つの経路を通って1つの光検出器14に入射させ、測定領域12内において往きはMZI19により振動等の外力を検出し、帰りは第2測定用光ファイバ22により偏波変動で振動等の外力を検出するようにしている。
これに対して、本実施形態に係る光ファイバセンサ1Fでは、2つの光源(第1光源11aおよび第2光源11b)からそれぞれ送出される光波13a,13bを2つの経路(第1経路および第2経路)を通って2つの光検出器14a,14bにそれぞれ入射させるようにしている。第1光源11aおよび第2光源11bは、図1に示す直線偏光性の低い光源11と同様の光源である。
また、この光ファイバセンサ1Fは、第1経路では、測定領域12内においてMZI19により振動等の外力を検出し、第2経路では、測定領域12内において第2測定用光ファイバ22により偏波変動で振動等の外力を検出するようにしている。
また、光ファイバセンサ1Fは、光ファイバとして、測定領域12を経由して敷設され、第1光源11aから送出される光波13aを第1光検出器14aへ導く第1光ファイバ15aと、測定領域12を経由し敷設され、第2光源11bから送出される光波13bを第2光検出器14bへ導く第2光ファイバ15bとを有する。第1光ファイバ15aの途中に、MZI19が設けられている。また、第2光ファイバ15bの一部で、偏光子23と偏光子24との間に挟まれた区間が偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22になっている。このように、光ファイバセンサ1Fでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10fは、MZI19の2本の第1測定用光ファイバ20,21と、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22とを有する。
このような構成を有する光ファイバセンサ1Fでは、第1光源11aから送出される光波13aは、第1光ファイバ15aを伝搬した後、第1カプラ17で分岐されて、MZI19の第1測定用光ファイバ20,21を図7で右方向へ伝搬し、第2カプラ18で再結合して干渉する。MZI19の第2カプラ18からは、外力に敏感に反応した干渉波が出射される。この干渉波は、第1光ファイバ15aを伝搬して第1光検出器14aに入射する。
一方、第2光源11bから送出される光波13bは、第1光ファイバ15bを伝搬しデポラライザ25により非偏光状態にされた後、偏光子23により直線偏光に変換され、この直線偏光が第2測定用光ファイバ22を図7で右方向へ伝搬する。この第2測定用光ファイバ22に振動や衝撃等の外力が作用すると、第2測定用光ファイバ22を伝搬する直線偏光に偏波変動が生じる。この偏波変動波は、第2光ファイバ15bを伝搬し、偏光子24を通って第2光検出器14bに入射する。
このように第1光検出器14aには干渉波のみを含む光波が入射し、第2光検出器14bには外力による偏波変動に応じた強度の偏波変動波のみを含む光波が入射する。これらの光波は、第1光検出器14aおよび第2光検出器14bでそれぞれ光電変換され、各光検出器から出力される電気信号が解析装置16に入力される。
以上のように構成された第7実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。干渉波が第1光検出器14aに、偏波変動波が第2光検出器14bに個別に入射する。つまり、干渉波と偏波変動波の2種類の信号を2つの光検出器14a、14bに個別に入射させるようにしているので、解析装置16での解析精度が上がり、振動や衝撃等の外力の検出精度が更に向上する。
図8は、図7に示す光ファイバセンサ1Fの変形例を示している。図8に示す光ファイバセンサ1F´では、それぞれ直線偏光性の低い光源である第1光源11aおよび第2光源11bに代えて、それぞれ直線偏光性の高い光源である第1光源11a´および第2光源11b´を用いている。この光ファイバセンサ1F´によれば、直線偏光性の高い光源である第1光源11a´および第2光源11b´を用いることで、各光源からは直線偏光性の高い光波13a´、13b´が送出されるので、図7に示す光ファイバセンサ1Fにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第8実施形態)
図9は第8実施形態に係る光ファイバセンサ1Gを示している。
この光ファイバセンサ1Gは、図7に示す上記第7実施形態に係る光ファイバセンサ1Fにおいて、2つの光源に代えて1つの光源11を用い、光源11から送出される光波13を2つに分岐して、分岐された2つの経路(第1経路および第2経路)を通って2つの光検出器14a,14bに入射させるようにしている。
この光ファイバセンサ1Gでは、光ファイバとして、光源11に接続された光ファイバ15と、この光ファイバ15が1×2カプラ(Y分岐器)27で分岐された光ファイバ15aおよび光ファイバ15bとを有する。光ファイバ15aの途中に、MZI19が設けられている。また、第2光ファイバ15bの一部で、偏光子23と偏光子24との間に挟まれた区間が偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22になっている。この光ファイバセンサ1Gにおけるその他の構成は、第7実施形態に係る光ファイバセンサ1Fと同様である。
以上のように構成された第8実施形態によれば、上記第7実施形態の奏する作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。一つの光源11を使って、干渉波と偏波変動波の2種類の信号が2つの光検出器14a、14bに個別に入射するようにしている。このため、少ない部品点数で、振動や衝撃等の外力の検出精度を更に向上させることができる。
図10は、図9に示す光ファイバセンサ1Gの変形例を示している。図10に示す光ファイバセンサ1G´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いている。この光ファイバセンサ1G´によれば、直線偏光性の高い光源11´を用いることで、図9に示す光ファイバセンサ1Gにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第9実施形態)
図11は第9実施形態に係る光ファイバセンサ1Hを示している。
この光ファイバセンサ1Hは、図5に示す上記第5実施形態に係る光ファイバセンサ1Dにおいて、MZI19cに代えて、2×2カプラ30と光ファイバリング31とで構成される光ファイバリング型干渉計32を用い、光ファイバリング31の一部を測定領域12内に配置してある。光源11とカプラ30との間の光ファイバ15にデポラライザ25および偏光子23が設けられている。そして、カプラ30と光検出器14との間の光ファイバ15に偏光子24が設けられている。2×2カプラ30は、例えば3dBカプラ等の方向性結合器である。
このように、光ファイバリング型干渉計32の光ファイバリング31を偏光子23と偏光子24で挟んだ構成にすることで、測定領域12内の測定用光ファイバ10hである光ファイバリング31に、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能と、を持たせている。この光ファイバセンサ1Hでは、光源11から送出される光波13は、デポラライザ25により非偏光状態にされた後、偏光子23により直線偏光に変換される。この直線偏光は、カプラ30によって等分され、光ファイバリング31を右回りおよび左周りに伝搬する。光ファイバリング31を右回りおよび左回りにそれぞれ伝搬した直線偏光は、カプラ30で再結合して干渉し、この干渉波がカプラ30から出射され、光ファイバ15および偏光子24を通って光検出器14に入射する。
光ファイバリング31に何も外力が作用しなければ、カプラ30での右回りの直線偏光と左回りの直線偏光との干渉は一定で安定し、カプラ30に入射した直線偏光がそのままの強度でカプラ30から偏光子24へ出射される。光ファイバリング31に振動や衝撃等の外力が加わると、その外力に敏感に反応してカプラ30での干渉が変化し、カプラ30からの出射光の強度が変化する。このようにして、光ファイバリング型干渉計32のカプラ30からは、外力に敏感に反応した干渉波が出射される。
これと共に、光ファイバリング31に振動や衝撃等の外力が作用すると、光ファイバリング31を右回りおよび左周りにそれぞれ伝搬する直線偏光に偏波変動が生じ、偏波変動波がカプラ30から出射され、光ファイバ15および偏光子24を介して光検出器14に入射する。
このように、外力に敏感に反応した干渉波と、偏波変動波の両方がカプラ30から出射され、光検出器14には、外力に敏感に反応して干渉が変化した干渉波と、外力による偏波変動に応じた強度の偏波変動波とが入射する。これらの光波を含む光が光検出器14で光電変換され、この光検出器14から出力される電気信号が解析装置16に入力される。この解析装置16では、横軸を時間に、縦軸を光のパワーにすると、光のパワーが短い周期で変化する干渉波の波形と、光のパワーがそれより長い周期で変化する偏波変動波の波形とを検出できる。
以上のように構成された第9実施形態によれば、振動等の外力を受けて敏感に反応し干渉波を発生する光ファイバリング型干渉計32(干渉計)と、その外力を受けて鈍感に反応し偏波変動波を発生する光ファイバリング型干渉計32の光ファイバリング31とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知することができると共に、構成が簡単になり、製造コストが低減される。
(第10実施形態)
図12は第10実施形態に係る光ファイバセンサ1Iを示している。
この光ファイバセンサ1Iは、図11に示す上記第9実施形態に係る光ファイバセンサ1Hにおいて、直線偏光性の低い光源11に代えて、図4に示す第4実施形態に係る光ファイバセンサ1Cと同様の直線偏光性の高い光源11´を用いている。
また、直線偏光性の高い光源11´を用いることで、この光源11´からは直線偏光性の高い光波13´が送出されるので、第9実施形態に係る光ファイバセンサ1Hにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になる。この光ファイバセンサ1Iにおけるその他の構成は、光ファイバセンサ1Hと同様である。
以上のように構成された第10実施形態によれば、上記第9実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。図11に示す光ファイバセンサ1Hにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
上記第1乃至第10実施形態では、振動や衝撃等の外力を検出する光ファイバセンサについて説明したが、以下の各実施形態では、例えば落石検知や侵入検知に用いられ、振動や衝撃等の外力の発生位置を精度良く検出できるようにした光ファイバセンサについて説明する。
(第11実施形態)
図13は第11実施形態に係る光ファイバセンサ1Jを示している。
この光ファイバセンサ1Jは、光源11と、外力を検出する測定領域12を経由して敷設された光ファイバと、光源11から送出され光ファイバを伝搬した光波を受光する2つの光検出器(第1光検出器14aおよび第2光検出器14b)と、光ファイバの一部を成し、測定領域12に設けられた測定用光ファイバ10jと、2つの光検出器の各出力を処理する解析装置16とを備える。光源11は直線偏光性の低い光源である。各光検出器14a,14bは、例えばフォトダイオード(Photo Diode: PD)などの受光素子である。
この光ファイバセンサ1Jでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10jは、MZI19cの2本の平行な測定用光ファイバ20c,21cを備えている。MZI19cの測定用光ファイバ20c,21cを偏光子23と偏光子24a,24bで挟むことにより、測定用光ファイバ20c,21cに、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能との両方を持たせるようにしている。つまり、MZI19cの測定用光ファイバ20c,21cを左周り(図13で左方向)に伝搬する左回りの光と、測定用光ファイバ20c,21cを右周りに伝搬する右回りの光の両方は、測定用光ファイバ20c,21cに加わる外力により、干渉状態が変化すると共に偏波が変動するように構成されている。
また、この光ファイバセンサ1Jは、光源11から送出される光波13を分岐して測定用光ファイバ20c,21c中を互いに異なる方向に伝搬させ、測定用光ファイバ20c,21c中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光をそれぞれ第1光検出器14aおよび第2光検出器14bに入射させる手段を備えている。この手段は、光源11に接続された光ファイバ15から分岐された2つの光ファイバ15c,15dと、2つの光サーキュレータ35,36と、を備える。左周りの光である第1光波38が第1光検出器14aで受光され、かつ、右回りの光である第2光波39が第2光検出器14bで受光されるように構成されている。
また、光ファイバセンサ1Jでは、光サーキュレータ35は、3つの端子を有し、光ファイバ15cと、MZI19cの第2カプラ18に接続された光ファイバ15eと、光ファイバ15fとの間に接続されている。光ファイバ15fは、偏光子24bを介して第2光検出器14bに接続されている。
一方、光サーキュレータ36は、3つの端子を有し、光ファイバ15dと、MZI19cの第1カプラ17に接続された光ファイバ15gと、光ファイバ15hとの間に接続されている。光ファイバ15hは、偏光子24aを介して第1光検出器14aに接続されている。
MZI19cの第1カプラ17は、光ファイバ15g、光サーキュレータ36、光ファイバ15d、および、偏光子23およびデポラライザ25が設けられた光ファイバ15を介して光源11に接続されている。また、MZI19cの第2カプラ18は、光ファイバ15e、光サーキュレータ35、光ファイバ15cおよび光ファイバ15を介して光源11に接続されている。
この光ファイバセンサ1Jでは、測定領域12を経由して敷設され、光源11から送出される光波13を2つの経路に分けて2つの光検出器14a,14bへ導く光ファイバは、次の2つの経路(第1経路および第2経路)を構成している。
(1)光源11から送出される光波13を光検出器14aへ導く第1経路は、光源11に接続された光ファイバ15、光ファイバ15c、光サーキュレータ35を介して光ファイバ15cに接続された光ファイバ15e、MZI19cの測定用光ファイバ20c,21c、光ファイバ15g、および光サーキュレータ36を介して光ファイバ15gに接続された光ファイバ15hを有する。
(2)光源11から送出される光波13を光検出器14bへ導く第2経路は、光ファイバ15、光ファイバ15d、光ファイバ15g、MZI19cの測定用光ファイバ20c,21c、光ファイバ15e、および光サーキュレータ35を介して光ファイバ15eに接続された光ファイバ15fを有する。このような構成を有する光ファイバセンサ1Jでは、光源11から送出される光波13が、光ファイバ15を伝搬し、デポラライザ25により非偏光状態にされた後、偏光子23により直線偏光に変換される。この直線偏光の光は、光ファイバ15c,15dに分岐されて、2つの経路をそれぞれ進む。
光ファイバ15cに進んだ直線偏光の光は、光サーキュレータ35を通過して光ファイバ15eを伝搬した後、第2カプラ18で分岐されてMZI19cの測定用光ファイバ20c,21c中を図13で左方向へ伝搬し、第1カプラ17で再結合して干渉する。この第1カプラ17から出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15gを図13で左方向へ伝搬した後、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15hを伝搬し、さらに、偏光子24aを通過して第1光検出器14aに入射する。この第1光検出器14aには、ファイバ線路20c,21c中を図13で左方向へ伝搬して第1カプラ17から出射される光波(左周りの光)で、外力に敏感に反応した干渉波Aと偏波変動波を含む第1光波38が入射する。
一方、光ファイバ15dに進んだ直線偏光の光は、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15gを図13で右方向へ伝搬し、第1カプラ17で分岐されてMZI19cの測定用光ファイバ20c,21c中を図11で右方向へ伝搬し、第2カプラ18で再結合して干渉する。この第2カプラ18から出射される光波(右回りの光)は、光ファイバ15eを図13で左方向へ伝搬した後、光サーキュレータ35を通過して光ファイバ15fを伝搬し、さらに、偏光子24bを通過して第2光検出器14bに入射する。この第2光検出器14bには、測定用光ファイバ20c,21c中を図13で右方向へ伝搬して第2カプラ18から出射される光波(右周りの光)で、外力に敏感に反応した干渉波Bと偏波変動波を含む第2光波39が入射する。
光検出器14a,14bからは、第1光波38、第2光波39がそれぞれ光電変換された第1電気信号、第2電気信号が出力されて解析装置16に入力される。この解析装置16では、これら2つの電気信号の波形を検出できる。各電気信号の波形には、横軸を時間に、縦軸を光のパワーにすると、光のパワーが短い周期で変化する干渉波の波形と、光のパワーがそれより長い周期で変化する偏波変動波の波形とがそれぞれ含まれている。
第1光波38と第2光波39は、同じ光源11から送出される光波13を2つに分けて同じ測定用光ファイバ20c,21cを双方向に伝搬した光であるので、第1光波38に含まれる干渉波Aと第2光波39に含まれる干渉波Bは、似た波形になる。
また、第1光波38と第2光波39は、同じ偏光状態を持つ2つの光、つまり同じ光波13を偏光子23で直線偏光に変換して分岐した直線偏光の光を、同じ測定用光ファイバ20c,21cを双方向に伝搬した光であるので、各光波38,39にそれぞれ含まれる偏波変動波は、似た波形になる。つまり、同じ測定用光ファイバ20c,21cに加わる外力の変化により偏波が変動するので、2つの光波38,39に対して同じ様に変化する偏波変動波形が得られる。
解析手段としての解析装置16は、例えばオシロスコープとパーソナルコンピュータ(PC)等の演算処理装置とを備える。この解析装置16は、例えば、第1電気信号、第2電気信号にそれぞれ含まれる2種類の波形(干渉波の波形と偏波変動波の波形)に基づいて、振動や衝撃等の外力を検知する。つまり、これらの波形から振動等の外力が測定領域12内に加わったか否かを判定する。
また、解析装置16は、第1電気信号、第2電気信号にそれぞれ含まる2種類の波形のうち、干渉波Aの波形と干渉波Bの波形からそれぞれ特異点を検出し、両波形A,Bの特異点の時間差を計測し、その時間差に基づき測定領域12における外力を受けた位置或いは区間を特定する。例えば、2つの電気信号にそれぞれ含まれる各干渉波A,Bの波形のレベルを調節することで、それぞれピークを持つ干渉波の波形が得られ、これら2つの干渉波の波形の時間差を計算することで、測定用光ファイバ20c,21cのどの位置で振動等の外力を受けたか、その外力を受けた位置が分かる。
以上のように構成された第11実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
測定領域12内の測定用光ファイバ10JであるMZI19cの2本の測定用光ファイバ20c,21cに、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能と、を持たせている。同じ光源11から送出される光波13を2つに分けて同じ測定用光ファイバ20c,21c中を双方向に伝搬させ、2つの光検出器14a,14bで受光させるようにしている。そして、解析装置16では、2つの電気信号にそれぞれ含まる2種類の波形のうち、干渉波A,Bの波形からそれぞれ特異点を検出し、その特異点の時間差を計測し、その時間差に基づき測定領域12における外力を受けた位置或いは区間を特定する。このような構成により、干渉の変化と偏波変動とを組み合わせて、つまり、振動等の外力を受けて敏感に反応し干渉波を発生するMZI19c(干渉計)と、その外力を受けて鈍感に反応し偏波変動波を発生するMZI19cの測定用光ファイバ20c,21cとを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。
また、偏波変動だけだと大雑把な位置しか検出できないが、左回りの光である第1光波38の干渉波形と右回りの光である第2光波39の干渉波形からそれぞれ特異点を検出し、その特異点の時間差を計測し、その時間差に基づき測定領域12における外力を受けた位置或いは区間を特定するので、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。換言すると、詳細な位置検出は、MZI19cでの干渉で発生する2つの信号の時間差により得ることにより、詳細な位置検出が可能になる。
また、MZI19cの測定用光ファイバ20c,21cに干渉計の機能と偏波変動波を発生する機能とを持たせているので、構成が簡単になり、製造コストが低減される。
図14は、図13に示す光ファイバセンサ1Jの変形例を示している。図14に示す光ファイバセンサ1J´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いることで、図13に示す光ファイバセンサ1Jにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になる。これにより、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第12実施形態)
図15は第12実施形態に係る光ファイバセンサ1Kを示している。
この光ファイバセンサ1Kでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10kが、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能と、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能と、を備えている。測定用光ファイバ10kは、MZI19の2本の平行な第1測定用光ファイバ20,21と、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22と、を備えている。
MZI19は、第1測定用光ファイバ20,21に加わる外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能を果たす。つまり、第1測定用光ファイバ20,21を左周り(図15で左方向)に伝搬する左回りの光と、第1測定用光ファイバ20,21を右周りに伝搬する右回りの光の両方は、第1測定用光ファイバ20,21に加わる外力により、干渉状態が変化する。
また、第2測定用光ファイバ22を偏光子23と偏光子24で挟むことにより、第2測定用光ファイバ22が、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能を果たす。つまり、偏光子23と偏光子24で挟まれた第2測定用光ファイバ22が偏波変動を検出する測定領域となり、第2測定用光ファイバ22を左周りに伝搬する左回りの光と、第1測定用光ファイバ20,21を右周りに伝搬する右回りの光の両方は、第2測定用光ファイバ22に加わる外力により、偏波が変動するように構成されている。
また、この光ファイバセンサ1Kは、光源11から送出される光波13を分岐して第1測定用光ファイバ20,21および第2測定用光ファイバ22中を互いに異なる方向に伝搬させ、互いに異なる方向に伝搬した2つの光をそれぞれ第1光検出器14aおよび第2光検出器14bに入射させる手段を備えている。この手段は、光源11に接続された光ファイバ15から分岐された2つの光ファイバ15c,15dと、2つの光サーキュレータ35,36と、を備える。
光サーキュレータ35は、3つの端子を有し、光ファイバ15cと、第2測定用光ファイバ22の一端側に接続された光ファイバ15iと、第2光検出器14bに接続された光ファイバ15fとの間に接続されている。第2測定用光ファイバ22の他端側は、光ファイバ15jを介してMZI19の第2カプラ18に接続されている。この光ファイバ15jに偏光子23が、光ファイバ15iに偏光子24がそれぞれ設けられている。
一方、光サーキュレータ36は、3つの端子を有し、光ファイバ15dと、MZI19の第1カプラ17に接続された光ファイバ15gと、第1光検出器14aに接続された光ファイバ15hとの間に接続されている。
MZI19の第1カプラ17は、光ファイバ15g、光サーキュレータ36、光ファイバ15d、およびデポラライザ25が設けられた光ファイバ15を介して光源11に接続されている。また、MZI19の第2カプラ18は、光ファイバ15j、第2測定用光ファイバ22、光ファイバ15i、光サーキュレータ35、光ファイバ15c、および光ファイバ15を介して光源11に接続されている。
この光ファイバセンサ1Kでは、測定領域12を経由して敷設され、光源11から送出される光波13を2つの経路に分けて2つの光検出器14a,14bへ導く光ファイバは、次の2つの経路(第1経路および第2経路)を構成している。
(1)光源11から送出される光波13を光検出器14aへ導く第1経路は、光源11に接続された光ファイバ15、光ファイバ15c、光ファイバ15i、第2測定用光ファイバ22、光ファイバ15j、MZI19の第1測定用光ファイバ20,21、光ファイバ15g、および光ファイバ15hを有する。
(2)光源11から送出される光波13を光検出器14bへ導く第2経路は、光源11に接続された光ファイバ15、光ファイバ15d、光ファイバ15g、MZI19の第1測定用光ファイバ20c,21c、光ファイバ15j、第2測定用光ファイバ22、光ファイバ15i、および光ファイバ15fを有する。このような構成を有する光ファイバセンサ1Kでは、光源11から送出される光波13が、光ファイバ15を伝搬し、デポラライザ25により非偏光状態にされる。この非偏光の光は、光ファイバ15c,15dに分岐されて、2つの経路をそれぞれ進む。
光ファイバ15cに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ35を通過して光ファイバ15iを伝搬し、偏光子24により直線偏光の光に変換される。この直線偏光の光は、第2測定用光ファイバ22中を図15で右方向へ伝搬し、光ファイバ15jを伝搬し偏光子23を通過する。偏光子23を通過した光は、MZI19の第2カプラ18で分岐されてMZI19の第1測定用光ファイバ20,21を図15で左方向へ伝搬し、第1カプラ17で再結合して干渉する。
第1カプラ17から出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15gを図15で左方向へ伝搬した後、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15hを伝搬し、第1光検出器14aに入射する。この第1光検出器14aには、第2ファイバ線路22およびMZI19の第1測定用光ファイバ20,21の順に伝搬して第1カプラ17から出射される光波(左周りの光)で、外力に敏感に反応した干渉波Aと偏波変動波を含む第1光波38が入射する。
一方、光ファイバ15dに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15gを図15で右方向へ伝搬し、第1カプラ17で分岐されてMZI19の第1測定用光ファイバ20,21中を図15で右方向へ伝搬し、第2カプラ18で再結合して干渉する。この第2カプラ18から出射される光波(右回りの光)は、光ファイバ15jを伝搬し、偏光子23により直線偏光の光に変換された後、第2測定用光ファイバ22を図15で左方向へ伝搬し、さらに、光ファイバ15iを伝搬し、偏光子24を通過する。偏光子24を通過した光は、光サーキュレータ35を通過し、光ファイバ15fを伝搬して第2光検出器14bに入射する。この第1光検出器14bには、MZI19の第1測定用光ファイバ20,21および第2ファイバ線路22の順に伝搬した光波(右周りの光)で、外力に敏感に反応した干渉波Bと偏波変動波を含む第2光波39が入射する。
以上のように構成された第12実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
干渉の変化と偏波変動とを組み合わせて振動や衝撃等の外力を検知するので、振動や衝撃等の外力の誤検知を防止することができる。また、左回りの光である第1光波38の干渉波形と右回りの光である第2光波39の干渉波形からそれぞれ特異点を検出し、その特異点の時間差を計測し、その時間差に基づき測定領域12における外力を受けた位置或いは区間を特定するので、詳細な位置検出が可能になり、外力発生位置の分解能が向上する。換言すると、詳細な位置検出は、MZI19cでの干渉で発生する2つの信号の時間差により得ることにより、詳細な位置検出が可能になる。
図16は、図15に示す光ファイバセンサ1Kの変形例を示している。図16に示す光ファイバセンサ1K´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いている。また、光源11´からは直線偏光性の高い光波13´が送出され、この光波13´が第2測定用光ファイバ22を右回りおよび左回りに伝搬する。そのため、光ファイバセンサ1K´では、図15に示す光ファイバセンサ1Kにおける偏光子23,24に代えて、第1光検出器14aの直前に第1の偏光子24aが、第2光検出器14bの直前に第2の偏光子24bがそれぞれ設けられている。
この光ファイバセンサ1K´によれば、偏光子の数は図15に示す光ファイバセンサ1Kと同じ2個であるが、直線偏光性の高い光源11´を用いることで、光ファイバセンサ1Kにおけるデポラライザ25が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第13実施形態)
図17は第13実施形態に係る光ファイバセンサ1Lを示している。
この光ファイバセンサ1Lでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10lは、1×2の第1カプラ17a、2×2の第2カプラ18a、および両カプラ17a,18a間に接続された2本の平行な第1測定用光ファイバ20l,21lを有するMZI19lの第1測定用光ファイバ20l,21lと、第2測定用光ファイバ22lとを備える。MZI19lの第1測定用光ファイバ20l,21lは、これに加わる外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能を果たす。つまり、第1測定用光ファイバ20l,21lを左周り(図17で左方向)に伝搬する左回りの光と、第1測定用光ファイバ20l,21lを右周りに伝搬する右回りの光の両方は、測定用光ファイバ20l,21lに加わる外力により、干渉状態が変化する。
第2測定用光ファイバ22lを偏光子23と偏光子24で挟むことにより、第2測定用光ファイバ22lが、外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能を果たす。つまり、偏光子23と偏光子24で挟まれた第2測定用光ファイバ22が偏波変動を検出する測定領域となっている。
また、この光ファイバセンサ1Lでは、光源11から送出される光波13を分岐してMZI19lの第1測定用光ファイバ20l,21l中を互いに異なる方向に伝搬させ、第1測定用光ファイバ20l,21l中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光(左周りの光と右回りの光)をそれぞれ第1光検出器14aおよび第2光検出器14bに入射させるようにしている。第1光検出器14aで受光される第1光波(左回りの光)41は、干渉波Aのみを含んでいる。また、第2光検出器14bで受光される第2光波(右回りの光)42も、干渉波Bのみを含んでいる。そして、偏光子23と偏光子24で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22lを伝搬した光(第3光波43)を、第3光検出器14cに入射させるようにしている。この第3光波43は、偏波変動波のみを含んでいる。
このように、光ファイバセンサ1Lでは、干渉波Aのみを含む第1光波(左回りの光)41を第1光検出器14aに入射させ、干渉波Bのみを含む第2光波(右回りの光)42を第2光検出器14bに入射させ、そして、偏波変動波のみを含む第3光波43を第3光検出器14cに入射させるようにしている。
また、この光ファイバセンサ1Lでは、光源11から送出される光波13を分岐して第1測定用光ファイバ20l,21l中を互いに異なる方向に伝搬させ、第1測定用光ファイバ20l,21l中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光をそれぞれ第1光検出器14aおよび第2光検出器14bに入射させる手段を備えている。この手段は、光源11に接続された光ファイバ15から分岐された2つの光ファイバ15c,15dと、2つの光サーキュレータ35,36と、を備える。
光サーキュレータ35は、3つの端子を有し、光ファイバ15cと、2×2の第2カプラ18aの2つの入出力端子41,42の一方(入出力端子41)に接続された光ファイバ15kと、第2光検出器14bに接続された光ファイバ15fとの間に接続されている。第2カプラ18aの入出力端子41,42の他方(入出力端子42)は、偏光子23が設けられている光ファイバ15mを介して第2測定用光ファイバ22kの他端側(図17で右側)に接続されている。第2測定用光ファイバ22kの一端側は、光ファイバ15nを介して第3光検出器14cに接続されている。光ファイバ15mに偏光子23が、光ファイバ15nに偏光子24がそれぞれ設けられている。
一方、光サーキュレータ36は、3つの端子を有し、光ファイバ15dと、MZI19lの第1カプラ17aに接続された光ファイバ15gと、第1光検出器14aに接続された光ファイバ15hとの間に接続されている。
MZI19lの第1カプラ17aは、光ファイバ15g、光サーキュレータ36、光ファイバ15d、および、デポラライザ25が設けられた光ファイバ15を介して光源11に接続されている。また、MZI19lの第2カプラ18aの一方の入出力端子41は、ファイバ15l、光サーキュレータ35、光ファイバ15c、および光ファイバ15を介して光源11に接続されている。
この光ファイバセンサ1Lは、光源11から送出される光波13を、測定領域12を経由して、3つの光検出器14a,14b,14cへそれぞれ導く以下の3つの経路を有する。
(1)光源11から送出される光波13を第1光検出器14aへ導く第1経路は、光源11に接続されデポラライザ25が設けられた光ファイバ15、光ファイバ15c、光サーキュレータ35、光ファイバ15l、第2カプラ18aの入出力端子41、第1測定用光ファイバ20l,21l、第1カプラ17a、光ファイバ15g、光サーキュレータ36、および光ファイバ15hを有する。
(2)光源11から送出される光波13を第2光検出器14bへ導く第2経路は、光ファイバ15、光ファイバ15d、光サーキュレータ36、光ファイバ15g、第1カプラ17a、第1測定用光ファイバ20l,21l、第2カプラ18aの入出力端子41、光ファイバ15l、光サーキュレータ35、および光ファイバ15fを有する。
(3)光源11から送出される光波13を第3光検出器14cへ導く第3経路は、光ファイバ15、光ファイバ15d、光サーキュレータ36、光ファイバ15g、第1カプラ17a、第1測定用光ファイバ20l,21l、第2カプラ18aの入出力端子42、光ファイバ15m、第2測定用光ファイバ22l、および光ファイバ15nを有する。このような構成を有する光ファイバセンサ1Kでは、光源11から送出される光波13が、光ファイバ15を伝搬し、デポラライザ25により非偏光状態にされる。この非偏光の光は、光ファイバ15c,15dに分岐されて2つの経路を進む。
光ファイバ15cに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ35を通過して光ファイバ15lを伝搬し、第2カプラ18aの入出力端子41に入射し、第2カプラ18aで分岐されてMZI19lの第1測定用光ファイバ20l,21lを図17で左方向へ伝搬し、第1カプラ17aで再結合して干渉する。
第1カプラ17aから出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15gを伝搬した後、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15hを伝搬し、第1光検出器14aに入射する。この第1光検出器14aには、MZI19lの第1測定用光ファイバ20l,21lを左方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Aのみを含む第1光波(左周りの光)41が入射する。
一方、光ファイバ15dに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15gを図17で右方向へ伝搬し、第1カプラ17aで分岐されてMZI19の第1測定用光ファイバ20l,21l中を図17で右方向へ伝搬し、第2カプラ18aで再結合して干渉する。
第2カプラ18aの2つの入出力端子41,42の一方(入出力端子41)から出射される光波(右回りの光)は、光ファイバ15kを伝搬した後、光サーキュレータ35を通過し、光ファイバ15fを伝搬し、第2光検出器14bに入射する。この第2光検出器14bには、MZI19lの第1測定用光ファイバ20l,21lを右方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Bのみを含む第1光波(右周りの光)42が入射する。
そして、第2カプラ18aの2つの入出力端子41,42の他方(入出力端子42)から出射される光波は、光ファイバ15mを伝搬し偏光子23により直線偏光の光に変換された後、第2測定用光ファイバ22lを図17で左方向へ伝搬し、さらに、光ファイバ15nを伝搬し、偏光子24を通過して第3光検出器14cに入射する。この第3光検出器14cには、第2ファイバ線路22lを伝搬した偏波変動波のみを含む第3光波43が入射する。
以上のように構成された第13実施形態によれば、上記第12実施形態の奏する作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。干渉波Aのみを含む第1光波(左周りの光)41、干渉波Bのみを含む第2光波(右周りの光)42、および偏波変動波のみを含む第3光波43を、それぞれ第1光検出器14a、第2光検出器14b、および第2光検出器14cで個別に受光するようにしている。このため、図15に示す第12実施形態のように、干渉波Aと偏波変動波を含む第1光波38、干渉波Bと偏波変動波を含む第2光波39が、2つの検出器14a、14bで受光される構成に比べて、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。
図18は、図17に示す光ファイバセンサ1Lの変形例を示している。図18に示す光ファイバセンサ1L´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いることで、図17に示す光ファイバセンサ1Lにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第14実施形態)
図19は第14実施形態に係る光ファイバセンサ1Mを示している。
この光ファイバセンサ1Mは、図13に示す第11実施形態に係る光ファイバセンサ1Jにおいて、MZI19cに代えて、2×2の第1カプラ17mと2×2の第2カプラ18mを有するMZI19mを用いて、干渉波Aと偏波変動波を含む第1光波38、干渉波Bと偏波変動波を含む第2光波39が、2つの検出器14a、14bで受光されるように構成したものである。
この光ファイバセンサ1Mでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10mは、2×2の第1カプラ17m、2×2の第2カプラ18m、および両カプラ17m,18m間に接続された2本の平行な測定用光ファイバ20m,21mを有するMZI19mの測定用光ファイバ20m,21mを備える。
2×2の第1カプラ17mの2つの入出力端子43、44の一方(入出力端子43)は、光ファイバ15d、および、偏光子23とデポラライザ25が設けられた光ファイバ15を介して光源11に接続されている。第1カプラ17mの2つの入出力端子43.44の他方(入出力端子44)は、偏光子24aが設けられた光ファイバ15hを介して第1光検出器14aに接続されている。
2×2の第2カプラ18mの2つの入出力端子45,46の一方(入出力端子45)は、光ファイバ15c、および、偏光子23とデポラライザ25が設けられた光ファイバ15を介して光源11に接続されている。2×2の第2カプラ18mの2つの入出力端子45,46の他方(入出力端子46)は、偏光子24bが設けられた光ファイバ15fを介して第2光検出器14bに接続されている。光ファイバセンサ1Mのその他の構成は、図13に示す第11実施形態に係る光ファイバセンサ1Jと同様である。
このような構成を有する光ファイバセンサ1Mでは、光源11から送出される光波13が、光ファイバ15を伝搬し、デポラライザ25により非偏光状態にされた後、偏光子23により直線偏光に変換される。この直線偏光の光は、光ファイバ15c,15dに分岐されて、2つの経路をそれぞれ進む。
光ファイバ15cに進んだ直線偏光の光は、第2カプラ18mの入出力端子45に入射し、第2カプラ18mで分岐されて測定用光ファイバ20m,21mを図19で左方向へ伝搬し、第1カプラ17mで再結合して干渉する。この第1カプラ17mの入出力端子44から出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15hを伝搬し、偏光子24aを通過して第1光検出器14aで受光される。
一方、光ファイバ15dに進んだ直線偏光の光は、第1カプラ17mの入出力端子43に入射し、第1カプラ17mで分岐されて測定用光ファイバ20m,21mを図19で右方向へ伝搬し、第2カプラ18mで再結合して干渉する。この第2カプラ18mの入出力端子46から出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15fを伝搬し、偏光子24bを通過して第2光検出器14bで受光される。
以上のように構成された第14実施形態によれば、上記第11実施形態の奏する作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。2×2の第1カプラ17mと2×2の第2カプラ18mを有するMZI19mを用いることで、図13に示す光ファイバセンサ1Jにおける2つの光サーキュレータ35,36が不要になり、構成が簡単になる。
図20は、図19に示す光ファイバセンサ1Mの変形例を示している。図20に示す光ファイバセンサ1M´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いることで、図19に示す光ファイバセンサ1Mにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第15実施形態)
図21は第15実施形態に係る光ファイバセンサ1Nを示している。
この光ファイバセンサ1Nは、図19に示す第14実施形態に係る光ファイバセンサ1Mと同様のMZI19mを用い、干渉波Aのみを含む第1光波(左回りの光)41を第1光検出器14aに入射させ、干渉波Bのみを含む第2光波(右回りの光)42を第2光検出器14bに入射させ、そして、偏波変動波のみを含む第3光波43を第3光検出器14cに入射させるようにしている。
この光ファイバセンサ1Nでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10nは、MZI19mの2本の第1測定用光ファイバ20m,21mと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22nと、偏波変動の検出には寄与しない単なる伝送線路としての光ファイバ15pとを備えている。
また、この光ファイバセンサ1Nは、光源11から送出される光波13を、測定領域12を経由して、3つの光検出器14a,14b,14cへそれぞれ導く以下の3つの経路を有する。
(1)光源11から送出される光波13を第1光検出器14aへ導く第1経路は、光源11に接続されデポラライザ25が設けられた光ファイバ15、光ファイバ15c、光サーキュレータ35、測定領域12内を通り第2カプラ18mの一方の入出力端子45に接続された光ファイバ15p、第1測定用光ファイバ20m,21m、および第1カプラ17mの一方の入出力端子44に接続された光ファイバ15hを有する。
(2)光源11から送出される光波13を第2光検出器14bへ導く第2経路は、光ファイバ15、第1カプラ17mの他方の入出力端子43に接続された光ファイバ15d、第1測定用光ファイバ20m,21m、光ファイバ15p、光サーキュレータ35、および光ファイバ15fを有する。
(3)光源11から送出される光波13を第3光検出器14cへ導く第3経路は、光ファイバ15、光ファイバ15d、第1測定用光ファイバ20m,21m、第2カプラ18mの他方の入出力端子46と第2測定用光ファイバ22nの一端側との間に接続され光ファイバ15q、および第2測定用光ファイバ22nの他端側に接続された光ファイバ15rを有する。光ファイバ15qに偏光子23が、光ファイバ15rに偏光子24がそれぞれ設けられている。
このような構成を有する光ファイバセンサ1Nでは、光源11から送出される光波13が、光ファイバ15を伝搬し、デポラライザ25により非偏光状態にされる。この非偏光の光は、光ファイバ15c,15dに分岐されて2つの経路を進む。
光ファイバ15cに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ35を通過して光ファイバ15pを伝搬し、第2カプラ18mの入出力端子45に入射し、第2カプラ18mで分岐されてMZI19mの第1測定用光ファイバ20m,21mを図21で左方向へ伝搬し、第1カプラ17mで再結合して干渉し、第1カプラ17mの一方の入出力端子44から出射される。この入出力端子44から出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15hを伝搬し、第1光検出器14aに入射する。この第1光検出器14aには、MZI19mの第1測定用光ファイバ20m,21mを左方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Aのみを含む第1光波(左周りの光)41が入射する。
一方、光ファイバ15dに進んだ非偏光の光は、第1カプラ17mの他方の入出力端子43に入射し、第1カプラ17mで分岐されてMZI19mの第1測定用光ファイバ20m,21mを図21で右方向へ伝搬し、第2カプラ18mで再結合して干渉する。この第2カプラ18mで干渉する光は、第2カプラ17mの両入出力端子45,46から出射される。
第2カプラ17mの一方の入出力端子46から出射される光波(右周りの光)は、光ファイバ15pを伝搬し、光サーキュレータ35を通過し、さらに光ファイバ15fを伝搬して第2光検出器14bに入射する。この第2光検出器14bには、MZI19mの第1測定用光ファイバ20m,21mを右方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Bのみを含む第2光波(右周りの光)42が入射する。
そして、第2カプラ17mの他方の入出力端子42から出射される光波は、光ファイバ15qを伝搬し偏光子23により直線偏光の光に変換された後、第2測定用光ファイバ22nを図21で左方向へ伝搬し、さらに、光ファイバ15rを伝搬し、偏光子24を通過して第3光検出器14cに入射する。この第3光検出器14cには、干渉波Aと第2ファイバ線路22mを伝搬した偏波変動波を含む第3光波43が入射する。
以上のように構成された第15実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。干渉波Aのみを含む第1光波(左周りの光)41、干渉波Bのみを含む第2光波(右周りの光)42、および干渉波Aと偏波変動波を含む第3光波43を、それぞれ第1光検出器14a、第2光検出器14b、および第2光検出器14cで個別に受光するようにしている。このため、図15に示す第12実施形態のように、干渉波Aと偏波変動波を含む第1光波38、干渉波Bと偏波変動波を含む第2光波39が、2つの検出器14a、14bで受光される構成に比べて、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。
図22は、図21に示す光ファイバセンサ1Nの変形例を示している。図22に示す光ファイバセンサ1N´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いることで、図21に示す光ファイバセンサ1Nにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第16実施形態)
図23は第16実施形態に係る光ファイバセンサ1Pを示している。
この光ファイバセンサ1Pは、図17に示す第13実施形態に係る光ファイバセンサ1LのMZI19lと同様のMZI19pを用いると共に、偏波変動のみを検出するための専用の経路(第3経路)を設けている。これにより、干渉波Aのみを含む第1光波(左回りの光)41を第1光検出器14aに入射させ、干渉波Bのみを含む第2光波(右回りの光)42を第2光検出器14bに入射させ、そして、偏波変動波のみを含む第3光波43を専用の経路で第3光検出器14cに入射させるようにしている。
この光ファイバセンサ1Pでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10pは、MZI19pの2本の第1測定用光ファイバ20p,21pと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22pと、を備えている。
また、この光ファイバセンサ1Pは、光源11から送出される光波13を、測定領域12を経由して、3つの光検出器14a,14b,14cへそれぞれ導く以下の3つの経路を有する。
(1)光源11から送出される光波13を第1光検出器14aへ導く第1経路は、光源11に接続されデポラライザ25が設けられた光ファイバ15、第1の1×2カプラ51、このカプラ51の一方の出力端と第2の1×2カプラ52の入力端との間に接続された光ファイバ15s、1×2カプラ52、このカプラ52の一方の出力端に接続された光ファイバ15c、および光サーキュレータ35を有する。さらに、第1経路は、光サーキュレータ35とMZI19pの第2カプラ18aとの間に接続された光ファイバ15u、MZI19pの第1測定用光ファイバ20p,21p、第1カプラ17aと光サーキュレータ36との間に接続された光ファイバ15g、光サーキュレータ36、および第1光検出器14aに接続された光ファイバ15hを有する。
(2)光源11から送出される光波13を第2光検出器14bへ導く第2経路は、光ファイバ15、1×2カプラ51、光ファイバ15s、1×2カプラ52、光ファイバ15d、光サーキュレータ36、光ファイバ15g、MZI19pの第1測定用光ファイバ20p,21p、第2カプラ18aと光サーキュレータ35との間に接続された光ファイバ15u、光サーキュレータ35、および第2光検出器14bに接続された光ファイバ15fを有する。
(3)光源11から送出される光波13を第3光検出器14cへ導く第3経路は、光ファイバ15、1×2カプラ51、このカプラ51の他方の出力端と第2測定用光ファイバ22pの一端側との間に接続された光ファイバ15t、第2測定用光ファイバ22p、およびこの第2測定用光ファイバ22pの他端側と第3光検出器14cとの間に接続された光ファイバ15vを有する。光ファイバ15tに偏光子23が、光ファイバ15vに偏光子24がそれぞれ設けられている。
このような構成を有する光ファイバセンサ1Pでは、光源11から送出される光波13が、光ファイバ15を伝搬し、デポラライザ25により非偏光状態にされる。この非偏光の光は、1×2カプラ51により光ファイバ15s,15tに分岐され、光ファイバ15sを伝搬した非偏光の光は、1×2カプラ52により光ファイバ15c,15dに分岐されて2つの経路を進む。
1×2カプラ52により分岐されて光ファイバ15cに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ35を通過して光ファイバ15uを伝搬し、第2カプラ18aに入射し、第2カプラ18aで分岐されてMZI19pの第1測定用光ファイバ20p,21pを図23で左方向へ伝搬し、第1カプラ17aで再結合して干渉し、第1カプラ17aから出射される。この第1カプラ17aから出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15gを伝搬し、光サーキュレータ36を通過し、光ファイバ15hを伝搬して第1光検出器14aに入射する。この第1光検出器14aには、MZI19pの第1測定用光ファイバ20p,21pを左方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Aのみを含む第1光波(左周りの光)41が入射する。
1×2カプラ52により分岐されて光ファイバ15dに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15gを伝搬し、第1カプラ17aに入射し、第1カプラ17aで分岐されてMZI19pの第1測定用光ファイバ20p,21pを図23で右方向へ伝搬し、第2カプラ18aで再結合して干渉する。この第2カプラ18aで干渉し、第1カプラ18aから出射される。この第2カプラ18aから出射される光波(右周りの光)は、光ファイバ15uを伝搬し、光サーキュレータ35を通過し、さらに光ファイバ15fを伝搬して第2光検出器14bに入射する。この第2光検出器14bには、MZI19pの第1測定用光ファイバ20p,21pを右方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Bのみを含む第2光波(右周りの光)42が入射する。
そして、1×2カプラ51で分岐されて光ファイバ15tに進んだ非偏光の光波は、偏光子23で直線偏光の光に変換された後、第2測定用光ファイバ22pを図23で左方向へ伝搬し、さらに、光ファイバ15vを伝搬し、偏光子24を通過して第3光検出器14cに入射する。この第3光検出器14cには、偏波変動波のみを含む第3光波43が入射する。
以上のように構成された第16実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。干渉波Aのみを含む第1光波(左周りの光)41、干渉波Bのみを含む第2光波(右周りの光)42、および偏波変動波のみを含む第3光波43を、それぞれ第1光検出器14a、第2光検出器14b、および第2光検出器14cで個別に受光するようにしている。このため、図15に示す第12実施形態のように、干渉波Aと偏波変動波を含む第1光波38、干渉波Bと偏波変動波を含む第2光波39が、2つの検出器14a、14bで受光される構成に比べて、解析がし易くなり、位置検出精度が更に上がる。
図24は、図23に示す光ファイバセンサ1Pの変形例を示している。図24に示す光ファイバセンサ1P´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いることで、図23に示す光ファイバセンサ1Pにおけるデポラライザ25および偏光子23が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
(第17実施形態)
図25は第17実施形態に係る光ファイバセンサ1Qを示している。
この光ファイバセンサ1Qは、図23に示す第16実施形態に係る光ファイバセンサ1Pと同様に、MZI19qを用いると共に、偏波変動のみを検出するための専用の経路(第3経路)を設けている。これにより、干渉波Aのみを含む第1光波(左回りの光)41を第1光検出器14aに入射させ、干渉波Bのみを含む第2光波(右回りの光)42を第2光検出器14bに入射させ、そして、偏波変動波のみを含む第3光波43を専用の経路で第3光検出器14cに入射させるようにしている。特に、本実施形態では、偏波変動のみを検出するための専用の経路に反射端55を設けることにより、偏光子が1つで済むようにしている。
この光ファイバセンサ1Qでは、測定領域12内の測定用光ファイバ10qは、MZI19qの2本の第1測定用光ファイバ20q,21qと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバ22qと、を備えている。
また、この光ファイバセンサ1Qは、光源11から送出される光波13を、測定領域12を経由して、3つの光検出器14a,14b,14cへそれぞれ導く以下の3つの経路を有する。
(1)光源11から送出される光波13を第1光検出器14aへ導く第1経路は、光源11に接続されデポラライザ25が設けられた光ファイバ15、2×2カプラ53、このカプラ53の一方の出力端と1×2カプラ52の入力端との間に接続された光ファイバ15s、カプラ52、このカプラ52の一方の出力端に接続された光ファイバ15c、および光サーキュレータ35を有する。さらに、第1経路は、光サーキュレータ35とMZI19qの第2カプラ18aとの間に接続された光ファイバ15u、MZI19qの第1測定用光ファイバ20q,21q、第1カプラ17aと光サーキュレータ36との間に接続された光ファイバ15g、光サーキュレータ36、および第1光検出器14aに接続された光ファイバ15hを有する。
(2)光源11から送出される光波13を第2光検出器14bへ導く第2経路は、光ファイバ15、2×2カプラ53、光ファイバ15s、カプラ52、このカプラ52の他方の出力端に接続された光ファイバ15d、および光サーキュレータ36を有する。さらに、第2経路は、光サーキュレータ36とMZI19qの第1カプラ17aとの間に接続された光ファイバ15g、MZI19qの第1測定用光ファイバ20q,21q、第2カプラ18aと光サーキュレータ35との間に接続された光ファイバ15u、光サーキュレータ35、および第2光検出器14bに接続された光ファイバ15fを有する。
(3)光源11から送出される光波13を第3光検出器14cへ導く第3経路(偏波変動のみを検出するための専用の経路)は、光ファイバ15、1×2カプラ51、このカプラ51の他方の出力端と第2測定用光ファイバ22qの一端側との間に接続された光ファイバ15w、第2測定用光ファイバ22q、およびこの第2測定用光ファイバ22qの他端側に接続された光ファイバ15x、およびこの光ファイバ15xの端部に設けられた反射端55を有する。光ファイバ15wに偏光子56が設けられている。
このような構成を有する光ファイバセンサ1Qでは、光源11から送出される光波13が、光ファイバ15を伝搬し、デポラライザ25により非偏光状態にされる。この非偏光の光は、1×2カプラ51により光ファイバ15s,15wに分岐され、光ファイバ15sを伝搬した非偏光の光は、1×2カプラ52により光ファイバ15c,15dに分岐されて2つの経路を進む。
1×2カプラ52により分岐されて光ファイバ15cに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ35を通過して光ファイバ15uを伝搬し、第2カプラ18aに入射し、第2カプラ18aで分岐されてMZI19qの第1測定用光ファイバ20q,21qを図25で左方向へ伝搬し、第1カプラ17aで再結合して干渉し、第1カプラ17aから出射される。この第1カプラ17aから出射される光波(左周りの光)は、光ファイバ15gを伝搬し、光サーキュレータ36を通過し、光ファイバ15hを伝搬して第1光検出器14aに入射する。この第1光検出器14aには、MZI19qの第1測定用光ファイバ20q,21qを左方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Aのみを含む第1光波(左周りの光)41が入射する。
1×2カプラ52により分岐されて光ファイバ15dに進んだ非偏光の光は、光サーキュレータ36を通過して光ファイバ15gを伝搬し、第1カプラ17aに入射し、第1カプラ17aで分岐されてMZI19qの第1測定用光ファイバ20q,21qを図25で右方向へ伝搬し、第2カプラ18aで再結合して干渉する。この第2カプラ18aで干渉し、第1カプラ18aから出射される。この第2カプラ18aから出射される光波(右周りの光)は、光ファイバ15uを伝搬し、光サーキュレータ35を通過し、さらに光ファイバ15fを伝搬して第2光検出器14bに入射する。この第2光検出器14bには、MZI19qの第1測定用光ファイバ20q,21qを右方向へ伝搬した光で、外力に敏感に反応した干渉波Bのみを含む第2光波(右周りの光)42が入射する。
そして、1×2カプラ51で分岐されて光ファイバ15wに進んだ非偏光の光波は、偏光子56で直線偏光の光に変換された後、第2測定用光ファイバ22qを図25で右方向へ伝搬し、さらに、光ファイバ15xを伝搬し反射端55で反射される。反射端55で反射された直線偏光の光は、再び往路と逆方向に第1測定用光ファイバ20q,21qおよび光ファイバ15wを伝搬した後、再び偏光子56を通過して第3光検出器14cに入射する。この第3光検出器14cには、偏波変動波のみを含む第3光波43が入射する。
以上のように構成された第17実施形態によれば、上記第16実施形態の奏する作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。偏波変動のみを検出するための専用の経路(第3経路)に反射端55を設けているので、偏光子56により直線偏光に変換されて第2測定用光ファイバ22qに入射された光は、反射端55で反射されることで、同じ第2測定用光ファイバ22を逆方向に伝搬した後、再び偏光子56を通過する。このため、第2測定用光ファイバ22qを偏波変動の測定領域とするのに1つの偏光子を設けるだけで良い。これにより、部品点数が削減され、製造コストを低減することができる。
図26は、図25に示す光ファイバセンサ1Qの変形例を示している。図26に示す光ファイバセンサ1Q´では、直線偏光性の高い光源である光源11´を用いており、かつ、偏光子57を第3光検出器14cの直前に設けてある。その他の構成は、図25に示す光ファイバセンサ1Qと同様である。この光ファイバセンサ1P´によれば、直線偏光性の高い光源11´を用いることで、図25に示す光ファイバセンサ1Qにおけるデポラライザ25が不要になるので、更に構成が簡単になり、更なる製造コストの低減を図れる。
図1乃至図10、および図13乃至図26で説明した上記各実施形態では、1つの測定領域12内に1つのMZI(マッハツェンダー干渉計)を用いているが、測定領域12の距離が長くなり、MZIの2本の測定用光ファイバの長さが長くなると、両側のカプラでの干渉性が悪くなる虞がある。そこで、干渉性を良くするために、図27に示すように、測定領域内において、複数のMZIを縦接続するのが好ましい。
図27は、一例として、測定領域を2つの測定領域12,12に分割し、分割した各測定領域12,12に、縦接続されたMZI19,19を設けた構成を示している。このような構成にすることで、各MZIの2本の測定用光ファイバの長さを短くすることができ、各MZIの両側のカプラでの干渉性が良くなる。
なお、上記各実施形態で説明した光ファイバセンサのうち、偏光性の低い光源を用いる光ファイバセンサは、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバに光波を送出する「光源部」として、次のいずれかの形態をとり得る。
(1)偏光性の低い光源+偏光子
(2)偏光性の低い光源+デポラライザ+偏光子
また、上記各実施形態で説明した光ファイバセンサのうち、偏光性の高い光源を用いる光ファイバセンサは、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバに光波を送出する「光源部」として、次のいずれかの形態をとり得る。
(1)偏光性の高い光源そのまま
(2)偏光性の高い光源+デポラライザ+偏光子
第1実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第2実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第3実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第4実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第5実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第6実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第7実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第7実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第8実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第8実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第9実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第10実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第11実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第11実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第12実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第12実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第13実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第13実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第14実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第14実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第15実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第15実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第16実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第16実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 第17実施形態に係る光ファイバセンサを示す概略構成図。 第17実施形態に係る光ファイバセンサの変形例を示す概略構成図。 縦接続された複数のマッハツェンダー干渉計を示す概略構成図。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1F´,1G,1G´,1H,1I,1J,1J´,1K,1K´,1L,1L´,1M,1M´,1N,1N´,1P,1P´,1Q,1Q´,:光ファイバセンサ
10,10c,10f,10h,10j,10k,10l,10m,10n,10p,10q:測定用光ファイバ
11,11´,11a,11b,11a´,11b´:光源
12:測定領域
13,13´,13a,13b,13a´,13b´:光波
14,14a,14b,14c:光検出器
15,15a,15b,15c,15d,15e,15f,15g,15h,15i,15j,15l,15m,15n,15p,15q,15r,15s,15t,15u:光ファイバ
16:解析装置
17,17a:1×2の第1カプラ
18:1×2の第2カプラ
18a:2×2の第2カプラ
19,19c,19p,19q:マッハツェンダー干渉計(MZI)
19l:マッハツェンダー干渉計(MZI)
19m:マッハツェンダー干渉計(MZI)
20,21,20c,21c,20l,21l,20m,21m,20p,21p,20q,21q:第1測定用光ファイバ
22,22l,22n,22p,22q:第2測定用光ファイバ
23,24,24a,24b,56,57:偏光子
25:デポラライザ
35,36:光サーキュレータ
38:第1光波
39:第2光波
41:第1光波
42:第2光波
43:第3光波
51,52,53:カプラ

Claims (28)

  1. 光源と、外力を検出する測定領域を経由して敷設された光ファイバと、前記光源から送出され前記光ファイバを伝搬した光波を受光する光検出器と、前記光ファイバの一部を成す前記測定領域内の測定用光ファイバとを備え、
    前記測定用光ファイバは、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能および外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能を備え、
    前記測定用光ファイバで発生した前記干渉波と前記偏波変動波を含む光波が前記光検出器で受光されることを特徴とする光ファイバセンサ。
  2. 前記光源は直線偏光性の低い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、
    前記2本の第1光ファイバを伝搬した光波が伝搬する偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、
    前記第2測定用光ファイバは2つの偏光子で挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  3. 前記光源は直線偏光性の高い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、該第1測定用光ファイバを伝搬した光波が伝搬する偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、
    前記第2測定用光ファイバと前記光検出器とを接続する光ファイバに偏光子が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  4. 前記光源は直線偏光性の低い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバであり、
    前記マッハツェンダー干渉計は2つの偏光子で挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  5. 前記光源は直線偏光性の高い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバであり、
    前記2本の第1測定用光ファイバと前記光検出器とを接続する光ファイバに偏光子が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  6. 前記光源としてそれぞれ直線偏光性の低い2つの光源が設けられ、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1の偏光子と第2の偏光子とで挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、
    前記2つの光源の一方から送出されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光され、かつ、前記2つの光源の他方から送出されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  7. 前記光源としてそれぞれ直線偏光性の高い2つの光源が設けられ、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1の偏光子と第2の偏光子とで挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、
    前記第2測定用光ファイバと前記2つの光検出器の一方とを接続する光ファイバに偏光子が設けられており、
    前記2つの光源の一方から送出されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光され、かつ、前記2つの光源の他方から送出されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  8. 前記光源は直線偏光性の低い光源であり、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1の偏光子と第2の偏光子とで挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、
    前記光源から送出され、1×2カプラで分岐されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光され、かつ、前記光源の他方から送出され、前記1×2カプラで分岐されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光される前記1×2カプラで分岐された他方の光波を前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換して前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子を介して前記第2光検出器に入射させる第2経路と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  9. 前記光源は直線偏光性の高い光源であり、前記光検出器として2つの光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、
    前記第2測定用光ファイバと前記2つの光検出器の一方とを接続する光ファイバに偏光子が設けられており、
    前記光源から送出され、1×2カプラで分岐されて前記2本の第1測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の他方で受光され、かつ、前記光源の他方から送出され、前記1×2カプラで分岐されて前記第2測定用光ファイバを伝搬した光波が前記2つの光検出器の一方で受光されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  10. 前記光源は直線偏光性の低い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、前記光源に接続された第1の端子、前記光検出器に接続された第2の端子、第3の端子および第4の端子の4つの端子を有する2×2カプラと、該カプラの第3の端子と第4の端子との間に接続された光ファイバリングとを有する光ファイバリング干渉計の前記光ファイバリングの一部であり、
    前記光源と前記第1の端子の間および前記光検出器と前記第2の端子の間に偏光子がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  11. 前記光源は直線偏光性の高い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、前記光源に接続された第1の端子、前記光検出器に接続された第2の端子、第3の端子および第4の端子の4つの端子を有する2×2カプラと、該カプラの第3の端子と第4の端子との間に接続された光ファイバリングとを有する光ファイバリング干渉計の前記光ファイバリングの一部であり、
    前記光検出器と前記第2の端子の間に偏光子が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
  12. 前記光検出器の出力に基づき前記測定用光ファイバに加わった外力を検出する解析装置を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の光ファイバセンサ。
  13. 光源と、外力を検出する測定領域を経由して敷設された光ファイバと、前記光源から送出され前記光ファイバを伝搬した光波を受光する少なくとも2つの光検出器とを備え、
    前記光ファイバの一部を成す前記測定領域内の測定用光ファイバは、外力に応じて変動する干渉波を発生する干渉計の機能および外力に応じて変動する偏波変動波を発生する機能を備え、かつ、
    前記光源から送出される光波を分岐して前記測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬させ、前記測定用光ファイバ中を互いに異なる方向に伝搬した2つの光をそれぞれ前記2つの光検出器に入射させる手段を備えることを特徴とする光ファイバセンサ。
  14. 前記光源は直線性の低い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、
    前記光源から送出された光波を第1の偏光子で直線偏光に変換した後2分岐し、2分岐された一方の光波を前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、第2の偏光子を通して前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、第3の偏光子を通して前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  15. 前記光源は直線性の高い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、
    前 記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、第1の偏光子を通して前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、第2の偏光子を通して前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  16. 前記光源は直線性の低い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子に通し、前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させて前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第1の偏光子に通し、前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  17. 前記光源は直線性の高い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2測定用光ファイバを伝搬させた後、前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、第1の偏光子に通して前記2つの光検出器の一方に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させた後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、第2の偏光子に通して前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  18. 前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記2本の第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って第1の偏光子で直線偏光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  19. 前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記2本の第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  20. 前記光源は直線性の低い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、
    前記光源から送出された光波を直線偏光に変換する第1の偏光子と、
    前記第1の偏光子で直線偏光に変換された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の他方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  21. 前記光源は直線性の高い光源であり、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の測定用光ファイバであり、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端子の他方に入射させて前記2本の測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通って前記2つの光検出器の他方に入射させる第2経路と、
    前記2つの光検出器から出射される2つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  22. 前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通り、前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  23. 前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、2×2の第1カプラ、2×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐し、2分岐された一方の光波を、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方に入射させて前記2本の第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1カプラの2つの入出力端の一方を通って前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の一方を通って前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記2分岐された他方の光波を前記第1カプラの2つの入出力端の他方に入射させ、前記2本の第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2カプラの2つの入出力端子の他方を通り、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、偏光子に通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  24. 前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、第1および第2の偏光子で挟まれた偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐する第1の1×2カプラと、該第1の1×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記第1の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記第1の偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、前記第2の偏光子を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  25. 前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源から送出された光波を2分岐する第1の1×2カプラと、該第1の1×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記第1の1×2カプラで2分岐された光波の他方を前記第2測定用光ファイバを伝搬させ、偏光子を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  26. 前記光源は直線性の低い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源に2つの入出力端の一方が接続され該光源から送出される光波を2分岐する第1の2×2カプラと、
    前記第1の2×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記第1の2×2カプラで2分岐された光波の他方を、偏光子で直線偏光の光に変換した後、前記第2測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、反射端で反射させて前記第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記偏光子および前記第1の2×2カプラ(53)の2つの入出力端の他方を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  27. 前記光源は直線性の高い光源であり、前記少なくとも2つの光検出器として、第1、第2および第3光検出器が設けられており、
    前記測定領域内の前記測定用光ファイバは、1×2の第1カプラ、1×2の第2カプラ、および該両カプラ間に接続された2本の第1測定用光ファイバを有するマッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバと、偏波変動検出用の第2測定用光ファイバと、を備え、かつ、
    前記光源に2つの入出力端の一方が接続され該光源から送出される光波を2分岐する第1の2×2カプラと、
    前記第1の2×2カプラで2分岐された一方の光波を2分岐する第2の1×2カプラと、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の一方を、前記マッハツェンダー干渉計の第2カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、前記第1光検出器に入射させる第1経路と、
    前記第2の1×2カプラで2分岐された光波の他方を、前記マッハツェンダー干渉計の第1カプラに入射させて、前記第1測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第2光検出器に入射させる第2経路と、
    前記第1の2×2カプラで2分岐された光波の他方を前記第2測定用光ファイバを一方向に伝搬させ、反射端で反射させて前記第2測定用光ファイバを他方向に伝搬させ、前記第1の2×2カプラの2つの入出力端の他方および偏光子を通して前記第3の光検出器に入射させる第3経路と、
    前記第1、第2および第3光検出器から出射される3つの電気信号に基づき、前記測定領域における外力を受けた位置或いは区間を特定する解析手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバセンサ。
  28. 前記測定領域を複数の測定領域に分割し、分割した各測定領域に、前記マッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバをそれぞれ設け、前記各測定領域に設けた前記マッハツェンダー干渉計の前記2本の第1測定用光ファイバをカプラで縦接続したことを特徴とする請求項1乃至9、及び請求項12乃至19のいずれか1つに記載の光ファイバセンサ。
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