JP2000040187A - 侵入検出装置 - Google Patents

侵入検出装置

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JP2000040187A
JP2000040187A JP10209427A JP20942798A JP2000040187A JP 2000040187 A JP2000040187 A JP 2000040187A JP 10209427 A JP10209427 A JP 10209427A JP 20942798 A JP20942798 A JP 20942798A JP 2000040187 A JP2000040187 A JP 2000040187A
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optical fiber
detection device
light
intrusion
intrusion detection
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JP10209427A
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Haruo Nakayama
晴雄 中山
Kazuo Kogure
和男 小暮
Kunio Otaka
邦雄 尾高
Hiroyuki Yanase
博之 柳瀬
Katsuya Amihoshi
勝也 網干
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価かつ高精度に侵入行為を検出できる侵入
検出装置を提供する。 【解決手段】 監視領域3を規定するフェンス10のワ
イヤーの位置をずらすなどの侵入行為が行われると、当
該侵入行為による外力が光ファイバ4に伝達され、光源
2から出射されて光ファイバ4内を伝搬している光に、
屈折率の変化による偏波変動が生じる。当該偏波変動は
偏波変動検出器6で検出され、検出信号S6に基づいて
侵入判断器8から警報が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、2次元あるいは3
次元の監視領域への侵入物を検出する侵入検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】外部から人間などが侵入することが禁止
されている鉄道沿線などには、侵入防止用のフェンスと
共に、例えば、当該フェンスが破壊されたことを検出す
る侵入検出装置が設けられている。従来の侵入検出装置
としては、例えば、ワイヤーを張りめぐらせたフェンス
に、侵入者によってワイヤーが切断されたときに同時に
切断されるようにメタル線を張りめぐらせ、メタル線の
切断をメタル線切断検出手段で検出するものがある。メ
タル線切断検出手段は、例えば、メタル線の一端部から
他端部に向けて電流を流し、他端部において電流を検出
することで、メタル線の切断を検出する。
【0003】また、従来のその他の侵入検出装置として
は、例えば、ワイヤーを張りめぐらせたフェンスに、侵
入者によってワイヤーが切断されたときに同時に切断さ
れるように光ファイバを張りめぐらせ、光ファイバの切
断を光ファイバ切断検出手段で検出するものがある。光
ファイバ切断検出手段としては、例えば、光ファイバに
レーザー光を入射して後方散乱させ、その反射光を受光
するまでの時間を測定することで、光ファイバの切断の
有無を検出するOTDR(Optical Time DomainReflecto
meter) などが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のメタル線を張りめぐらせた侵入検出装置では、
落雷や空間ノイズなどの電磁気的なノイズによる影響で
誤動作が生じるという問題がある。また、メタル線が、
腐食により、破損および断線してしまう可能性が高いと
いう問題もある。
【0005】また、前述した従来の光ファイバを張りめ
ぐらせた侵入検出装置では、電磁気的なノイズによる誤
動作はないが、後方散乱光の反射光の受光量が低いた
め、長い検出距離を持たせることが困難であるという問
題がある。また、OTDR自体が非常に高価であるとい
う問題がある。
【0006】また、前述した従来のメタル線や光ファイ
バを張りめぐらせた侵入検出装置では、メタル線や光フ
ァイバが切断されない限り侵入を検知できず、例えば、
侵入者がワイヤーの位置をずらして侵入した場合には、
当該侵入を検知できないという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、ワイヤーなどを切断せずに、ワイヤーなどを
ずらして侵入した場合でも、当該侵入を検出できる侵入
検出装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、電磁気的なノイズの影響を受けずに、外部からの侵
入を検出できる侵入検出装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
侵入検出装置は、2次元あるいは3次元の監視領域への
侵入物の有無を検出する侵入検出装置であって、前記監
視領域に応じて2次元的あるいは3次元的に配設され、
外力が加えられたときに、伝搬する光を当該外力に応じ
て偏波変動させる光伝搬線と、前記光伝搬線の一端部に
設けられ、前記光伝搬線内に光を出射する光源と、前記
光伝搬線の他端部に設けられ、前記光伝搬線内を伝搬す
る光の偏波変動を検出する偏波変動検出手段と、前記検
出結果に基づいて前記侵入物の有無を判断する侵入判断
手段とを有する。
【0009】本発明の侵入検出装置では、2次元あるい
は3次元の監視領域において、例えば、侵入行為が行わ
れると、光伝搬線における当該侵入行為が行われた箇所
に外力が加わり、当該位置を伝搬する光に屈折率の変化
による偏波変動が生じる。当該偏波変動は、光伝搬線を
伝搬して、偏波変動検出手段で検出される。そして、侵
入判断手段において、偏波変動検出手段の検出結果に基
づいて、侵入物の有無が判断される。
【0010】また、本発明の侵入検出装置は、好ましく
は、前記光伝搬線は、フェンス上に規定された2次元の
監視領域内で、前記フェンスを構成するワイヤーに固定
されている。
【0011】また、本発明の侵入検出装置は、好ましく
は、前記光伝搬線は、2枚の板の間に、網目状に配設さ
れている。
【0012】また、本発明の侵入検出装置は、好ましく
は、前記光伝搬線は、線状あるいは棒状の部材の周囲に
巻き付けられている。
【0013】また、本発明の侵入検出装置は、好ましく
は、前記光伝搬線は、複数の面を持つ形状の各面に網目
状に配設されている。
【0014】また、本発明の侵入検出装置は、好ましく
は、前記光伝搬線は、光ファイバである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
侵入検出装置について説明する。第1実施形態 図1は、本実施形態の侵入検出装置1の構成図である。
本実施形態では、図1および図2に示すように、フェン
ス10によって2次元の監視領域3が規定されている。
すなわち、侵入検出装置1は、侵入者がフェンス10を
破壊あるいは変形させて、監視領域に侵入する行為を検
出する。
【0016】図1に示すように、侵入検出装置1は、光
源2、光ファイバ4、偏波変動検出器6および侵入判断
器8を有する。光源2は、光ファイバ4の一端部から、
光ファイバ4内に例えばレーザー光を出射する。
【0017】光ファイバ4は、ワイヤーを2次元的に弾
力性を持たせた状態で張りめぐらせて構成されるフェン
ス10上に配設されている。具体的には、光ファイバ4
は、複数の光ファイバ固定部12を用いて、複数の折り
返し部を形成しながらフェンス10の略全域に張りめぐ
らされるようにフェンス10のワイヤーに固定されてい
る。このとき、光ファイバ4は、多少張力を持つように
張りめぐらされている。本実施形態では、光ファイバ固
定部12の間隔によって、光ファイバ4の張力を調整し
ている。
【0018】偏波変動検出器6は、光ファイバ4の他端
部から出射される光の偏波変動を検出し、当該偏波変動
検出結果を示す検出信号S6を侵入判断器8に出力す
る。
【0019】図3は、偏波変動検出器6の構成図であ
る。図3に示すように、偏波変動検出器6は、例えば、
ハーフミラー30a,30b,30c、検光子31a,
31b,31c、1/4波長板32、フォトダイオード
33a,33b,33cおよび偏波変動検出部34を有
する。ハーフミラー30aは、光ファイバ4から出射さ
れる光の半分の光量の光をハーフミラー30bおよび3
0cのそれぞれに出力する。ハーフミラー30bは、ハ
ーフミラー30aからの光の半分の光量の光を検光子3
1aに出力する。ハーフミラー30cは、ハーフミラー
30aからの光の半分の光量の光を検光子31bおよび
1/4波長板32のそれぞれに出力する。
【0020】検光子31aは、所定の向きに偏光した光
のみを透過してフォトダイオード33aに出力する。検
光子31bは、検光子31aが透過する光に対して45
°だけ偏光した光のみを透過してフォトダイオード33
bに出力する。1/4波長板32は、ハーフミラー30
cからの光の直交する2つの電界成分の位相差を90°
変化させた光を検光子31cに出力する。検光子31b
は、検光子31bが透過する光と同じ偏光を持つ光のみ
を透過してフォトダイオード33cに出力する。
【0021】フォトダイオード33aは、検光子31a
を透過した光を受光し、当該受光した光の受光量に応じ
た信号S33aを偏波変動検出部34に出力する。フォ
トダイオード33bは、検光子31bを透過した光を受
光し、当該受光した光の受光量に応じた信号S33bを
偏波変動検出部34に出力する。フォトダイオード33
cは、検光子31cを透過した光を受光し、当該受光し
た光の受光量に応じた信号S33cを偏波変動検出部3
4に出力する。
【0022】偏波変動検出部34は、信号S33a,S
33b,S33cに基づいて、光ファイバ4から出力さ
れる光の偏波状態を検出し、当該検出の結果に応じた検
出信号S6を出力する。すなわち、偏波変動検出部34
は、信号S33a,S33b,S33cと所定の一般式
とを用いて、偏光状態を表す代表的なパラメータである
ストークスパラメータS1,S2,S3を演算する。偏
波変動検出部34は、ストークスパラメータS1,S
2,S3に基づいて、光ファイバ4を伝搬する光の偏光
状態の変化を検出する。具体的には、偏波変動検出部3
4は、ストークスパラメータS1,S2,S3の変化量
のうち最大値あるいはその時間微分値や、ストークスパ
ラメータS1,S2,S3から求められた偏波移動角度
あるいはその時間微分値に基づいて、偏波状態を検出す
る。ここで、偏波移動角は、ストークスパラメータS
1,S2,S3を、ポアンカレ球上の座標3成分を3つ
の直交する座標系で表した場合の角度である。
【0023】これは、侵入行為によってフェンス10の
ワイヤーが引っ張られたり、切断されると、当該侵害行
為による力が光ファイバ4に外力として伝わり、光ファ
イバ4の当該外力が加えられた部分に歪みが生じ、その
結果、光ファイバ4内の当該歪みが生じた部分の屈折率
分布が変化して当該部分を通過する光の偏波状態が変化
するためである。
【0024】侵入判断器8は、検出信号S6に基づい
て、偏波状態が変化したことを検出すると、侵入物があ
ったと判断し、例えば、警報を出力する。
【0025】なお、光ファイバ4を伝搬する光には、設
置条件によって様々な偏光成分が生じており、当該偏光
成分は、振動、衝撃、温度および湿度などの設置条件の
変化によって変化している。例えば、侵入検出装置1を
フェンスなどに設置した場合には、風やフェンス自体の
揺れの影響がある。しかしながら、当該影響は小さくし
かも定常的であるため、偏波変動は小さく緩やかであ
る。これに対して、侵入者が、フェンスによじ登った
り、フェンスを破壊する場合には、振動状態が定常の布
設状態に比べて急激に変化するため、光ファイバ4を伝
搬する光の偏波変動は大きく、急峻あるいは特殊な波形
となる。従って、このような急峻な変化を侵入判断器8
で検知することで、侵入行為を正確に検出できる。
【0026】以下、図1に示す侵入検出装置1の動作に
ついて説明する。先ず、侵入行為が行われていない状態
では、光ファイバ4には外力が加えられておらず、光フ
ァイバ4を伝搬する光には偏波変動は生じない。そのた
め、偏波変動検出器6では、それぞれ光源2から出射さ
れた光について偏波変動は検出されない。その結果、侵
入判断器8からは警報は出力されない。
【0027】一方、侵入者が侵入防止用のフェンスを引
っ張ったりあるいは切断したりして侵入を試みると、当
該フェンスに配設された光ファイバ4に、当該侵入行為
に応じた外力が加わり、光ファイバ4を伝搬する光に偏
波変動を生じる。当該偏波変動は、光ファイバ4を伝搬
して偏波変動検出器6で検出される。そして、侵入判断
器8から警報が出力される。
【0028】以上説明したように、侵入検出装置1によ
れば、侵入防止用のフェンスなどにによって規定される
2次元的な監視領域への侵入行為を適切に検出できる。
また、侵入検出装置1によれば、侵入者が、当該フェン
スを切断せずに、例えば、フェンスのワイヤーをずらし
て侵入行為を行った場合にも、当該侵入行為を検出でき
る。また、侵入検出装置1によれば、光ファイバを用い
ていることから、電磁気的なノイズの影響を受けずに、
侵入の有無を検出できる。また、侵入検出装置1によれ
ば、前述した従来の侵入検出装置のようにOTDRを用
いてレーザー光を後方散乱させた反射光を受光して検出
を行うのでなく、光ファイバを伝搬する直接光を受光し
て検出するため、受光量を増大させることができる。そ
の結果、長い検出距離を持たせることができる。また、
OTDRを用いた場合に比べて、装置を安価にできる。
【0029】第2実施形態 本実施形態の侵入検出装置は、光ファイバの配設パター
ンおよび配設対象を除いて、基本的に図1に示す侵入検
出装置1と同じ構成をしている。図4は、本実施形態の
侵入検出装置における光ファイバの配設パターンおよび
配設対象を説明するための図である。本実施形態の侵入
検出装置は、床などに規定された2次元的な監視領域に
侵入物があったか否かを検出する際に用いられる。
【0030】図4に示すように、本実施形態の侵入検出
装置では、1本の光ファイバ14が、光ファイバ敷設部
16内で網目を形成するように張りめぐらされており、
光ファイバ敷設部16が上部板18と下部板19とによ
って挟み込まれた状態で、例えば、床などに配設され
る。なお、上部板18の上には、例えば、マットや人工
芝などのように、侵入物によって踏まれたときに、当該
踏まれた力を光ファイバ14に効率的に伝達できる弾力
性のある部材を配設して、侵入検出装置の存在を目立た
ないようにすることが望ましい。また、光ファイバ14
が形成する網目の大きさは、例えば、人間などの侵入を
検出する場合には、人間の足の大きさより小さく設定す
ることが望ましい。
【0031】また、上部板18には、光ファイバ14を
押圧するための複数の凸部18aがマトリクス状に配設
されている。また、下部板19には、上部板18の凸部
18aと対向する位置に、複数の凸部19aがマトリク
ス状に配設されている。
【0032】図4に示すように光ファイバ14を配設し
た本実施形態の侵入検出装置によれば、例えば、侵入者
が上部板18を足で踏みつけたときに、当該踏みつけ力
が、凸部18aおよび19aを介して、上部板18と下
部板19との間に配設されている光ファイバ14に伝達
され、光ファイバ14内の屈折率が変化して、図1に示
す光源2から出射され光ファイバ14内を伝搬している
光に偏波変動が生じ、当該偏波変動が偏波変動検出器6
において検出される。そして、侵入判断器8から警報が
出力される。
【0033】なお、上述した例では、図5に示すよう
に、上部板18の凸部18aと下部板19の凸部19a
とを対向させて配置した場合を例示したが、例えば、図
6に示すように、凸部18aと凸部19aとが噛み合う
ように配設してもよい。また、上部板18および下部板
19に凸部を設けないよう構成にしてもよい。
【0034】第3実施形態 本実施形態の侵入検出装置は、光ファイバの配設パター
ンおよび配設対象を除いて、基本的に図1に示す侵入検
出装置1と同じ構成をしている。図7は、本実施形態の
侵入検出装置における光ファイバの配設パターンおよび
配設対象を説明するための図である。本実施形態の侵入
検出装置は、電線などの周囲に規定された3次元的な監
視領域に侵入物があったか否かを検出する際に用いられ
る。具体的には、電線に鳥などの動物がとまったか否か
を検出する。
【0035】図7に示すように、本実施形態では、ある
程度の弾性力を持って張られた電線22の周囲に、光フ
ァイバ24が巻き付けられている。光ファイバ24は、
電線22上の複数の位置で、光ファイバ支持部23によ
って電線22に固定されている。
【0036】図7に示すように光ファイバ24を配設し
た本実施形態の侵入検出装置によれば、例えば、鳥など
が電線22にとまったときに、当該鳥が電線22を踏み
つけ力が光ファイバ24に伝達され、光ファイバ24内
の屈折率が変化して、図1に示す光源2から出射され光
ファイバ14内を伝搬している光に偏波変動が生じ、当
該偏波変動が偏波変動検出器6において検出される。そ
して、侵入判断器8から警報が出力され、鳥などが電線
22にとまっていることを知らせることができる。な
お、上述した電線22などの線状の部材の他に、棒状の
周囲に光ファイバ24を巻き付けた場合にも同様な効果
を発揮できる。
【0037】第4実施形態 本実施形態の侵入検出装置は、光ファイバの配設パター
ンおよび配設対象を除いて、基本的に図1に示す侵入検
出装置1と同じ構成をしている。図8は、本実施形態の
侵入検出装置における光ファイバの配設パターンおよび
配設対象を説明するための図である。本実施形態の侵入
検出装置は、電柱などの先端に規定された3次元的、す
なわち立方体の監視領域に侵入物があったか否かを検出
する際に用いられる。具体的には、例えば電柱の先端に
鳥などが巣を作る行為を検出する。
【0038】図8に示すように、本実施形態では、光フ
ァイバ敷設用枠45によって立方体の枠組みが例えば電
柱の先端に形成されている。光ファイバ敷設用枠45の
各面には、網目状に1本の光ファイバ44が張りめぐら
されている。光ファイバ44は、光ファイバ敷設用枠4
5上の複数の位置で、光ファイバ固定部46によって光
ファイバ敷設用枠45に固定されている。
【0039】図8に示すように光ファイバ44を配設し
た本実施形態の侵入検出装置によれば、例えば、鳥など
が電柱の先端に巣を作ろうとしたときに、鳥などによっ
て、光ファイバ44に外力が加えられ、光ファイバ44
内の屈折率が変化して、図1に示す光源2から出射され
光ファイバ14内を伝搬している光に偏波変動が生じ、
当該偏波変動が偏波変動検出器6において検出される。
そして、侵入判断器8から警報が出力され、鳥などが電
柱の先端に巣を作ろうとしていることが知らせることが
できる。
【0040】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、本発明の監視領域は、2次元あるいは3次
元の監視領域であれば、前述したものには限定されな
い。また、光ファイバの配設パターンは、監視領域の形
状に応じて、任意に変更可能である。
【0041】また、上述した実施形態では、1本の光フ
ァイバを監視領域内に張りめぐらせた場合を例示した
が、2本以上の光ファイバを監視領域内に張りめぐらせ
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の侵入検出
装置によれば、監視領域内への侵入物の有無を検出でき
る。また、本発明の侵入検出装置によれば、光ファイバ
を切断せずに行われた侵入行為も検出できる。また、本
発明の侵入検出装置によれば、電磁気的なノイズの影響
を受けずに、安価な構成で、侵入物の有無を検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の侵入検出装置
の構成図である。
【図2】図2は、図1に示す侵入検出装置における光フ
ァイバの配設パターンを説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示す偏波変動検出器の構成図で
ある。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態の侵入検出装置
における光ファイバの配設パターンを説明するための図
である。
【図5】図5は、図4に示す上部板および下部板に形成
された凸部のパターンを説明するための図である。
【図6】図6は、図4に示す上部板および下部板に形成
された凸部のその他のパターンを説明するための図であ
る。
【図7】図7は、本発明の第3実施形態の侵入検出装置
における光ファイバの配設パターンを説明するための図
である。
【図8】図8は、本発明の第4実施形態の侵入検出装置
における光ファイバの配設パターンを説明するための図
である。
【符号の説明】
1…侵入検出装置、2…光源、4,,16,24,44
…光ファイバ、6…偏波変動検出器、8…侵入判断器、
10…フェンス、12,46…光ファイバ固定部、1
6,45…光ファイバ敷設部、18…上部板、19…下
部板、22…電線、23…光ファイバ支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾高 邦雄 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 柳瀬 博之 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 網干 勝也 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA07 AA14 AA15 BB05 BB06 CC08 CC19 DD35 DD36 DD61 DD74 DD77 DD79 EE10 FF03 GG57 GG80 HH01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元あるいは3次元の監視領域への侵入
    物の有無を検出する侵入検出装置であって、 前記監視領域に応じて2次元的あるいは3次元的に配設
    され、外力が加えられたときに、伝搬する光を当該外力
    に応じて偏波変動させる光伝搬線と、 前記光伝搬線の一端部に設けられ、前記光伝搬線内に光
    を出射する光源と、 前記光伝搬線の他端部に設けられ、前記光伝搬線内を伝
    搬する光の偏波変動を検出する偏波変動検出手段と、 前記検出結果に基づいて前記侵入物の有無を判断する侵
    入判断手段とを有する侵入検出装置。
  2. 【請求項2】前記光伝搬線は、フェンス上に規定された
    2次元の監視領域内で、前記フェンスを構成するワイヤ
    ーに固定されている請求項1に記載の侵入検出装置。
  3. 【請求項3】前記光伝搬線は、2枚の板の間に、網目状
    に配設されている請求項1に記載の侵入検出装置。
  4. 【請求項4】前記光伝搬線は、線状あるいは棒状の部材
    の周囲に巻き付けられている請求項1に記載の侵入検出
    装置。
  5. 【請求項5】前記光伝搬線は、複数の面を持つ形状の各
    面に網目状に配設されている請求項1に記載の侵入検出
    装置。
  6. 【請求項6】前記光伝搬線は、光ファイバである請求項
    1〜5のいずれかに記載の侵入検出装置。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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