JP2001108199A - 残留物のパージが簡易な流体移送用配管装置及び流体供給装置、並びに配管装置中の残留物をパージする方法及び流体供給方法。 - Google Patents

残留物のパージが簡易な流体移送用配管装置及び流体供給装置、並びに配管装置中の残留物をパージする方法及び流体供給方法。

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JP2001108199A
JP2001108199A JP29009199A JP29009199A JP2001108199A JP 2001108199 A JP2001108199 A JP 2001108199A JP 29009199 A JP29009199 A JP 29009199A JP 29009199 A JP29009199 A JP 29009199A JP 2001108199 A JP2001108199 A JP 2001108199A
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dpm
pipe
fluid
adduct
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JP29009199A
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Tomokazu Ogawa
友和 小川
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TORI CHEMICAL KENKYUSHO KK
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造原料流体を供給するのに好適に使
用できる残留物のパージが簡易な配管装置及び流体供給
装置、並びに配管装置中の残留物をパージする方法及び
流体供給方法の提供。 【解決手段】 容器と配管を接続する継手付近に使用す
るバルブに3ポートバルブを採用すると共にバルブ閉鎖
時にも2ポートを流通状態を維持する構造としたもので
ある。その構造の採用により既存の配管構造ではどうし
ても出現するデッドスペースにパージ流体を通過させる
ことができ、配管装置内の残留物を簡易になくすことが
できる。その結果パージ効率の高い新たな配管装置及び
流体供給装置構造、並びにそれを使用する残留物をパー
ジする方法及び流体供給方法を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、残留物のパージが
簡易な流体移送用配管装置及び流体供給装置、並びに配
管装置中の残留物をパージする方法及び流体供給方法に
関する。特には半導体製造装置に原料流体を供給するの
に好適に使用できる残留物のパージが簡易な流体移送用
配管装置及び流体供給装置、並びに配管装置中の残留物
をパージする方法及び流体供給方法に関する。特にクリ
ーンルーム内で使用するのに好適である残留物のパージ
が簡易な流体移送用配管装置及び流体供給装置、並びに
配管装置中の残留物をパージする方法及び流体供給方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】各種生産工場で気体あるいは液体等の流
体が原料物質と使用されており、それら流体は大量に使
用する場合には生産工場から配管により直送される場合
もあるが、多くの場合ボンベ等の容器により流体使用工
場まで搬送され、そこで容器から使用箇所まで配管によ
り移送されるのが通常である。その際原料流体を消費し
終わり容器が空になった場合には、新たな容器に交換し
供給を開始することになるが、その交換時には配管中に
流体が残留することは回避できない。
【0003】特に分解性の物質あるいは変質し易い物質
等を供給する場合には、配管中に残留した物質が変質す
るというようなことも起こり、その変質は容器交換する
際に大気解放した場合にはより発生しやすくなる。また
半導体の製造の場合のように特に高純度の物質を供給す
る必要のある場合には、変質した物質の同伴移送のみで
なく、残留した物質が徐々に遊離することにより起こる
移送供給物質の濃度変化も避けなければならない。
【0004】そのような回避のために配管中での残留物
発生の防止あるいは残留物の徹底した除去が行われ、特
に半導体製造用の原料流体供給の配管装置では残留物の
除去は徹底して行うことが必要とされている。その際の
残留物除去には、大気解放による除去は、半導体製造で
使用する物質は変質し易い物質であること、毒性のある
物質であることが多いこと及び容器がクリーンルーム内
に設置されることが多いこと等から通常できないとされ
ている。
【0005】このような制約の中で現在採用されている
残留物を配管から取り除く方法としては、不活性ガスな
どのキャリアガスにより配管内の残留物を除去する(パ
ージする)方法、配管を加熱して残留物をガス化し配管
終端よりポンプで吸い出す方法、あるいは配管を加熱し
て不活性ガスなどのガスを一度配管内に封入し、封入し
た不活性ガスとガス化した残留物の希釈ガスとして配管
終端よりポンプで吸い出すということを数回以上繰り返
す方法(回分パージ)等の手法がある。
【0006】しかしながら、それらの手法は、残留物が
残留する配管が閉塞していないこと、すなわち導入した
キャリアガス等のガスが、残留物が存在する配管を通過
し排気できる状態にある場合、あるいはそれら残留物が
加熱によって容易にガス化する場合、すなわち蒸気圧が
ある程度高い場合に限られる。仮にその残留物がガス状
態(室温で蒸気圧が101.3kPa以上)であっても、その配
管がバルブで閉塞されている場所(以下デッドスペース
と呼ぶ)では、残留物の除去には多大な時間とそれにと
もなった加熱によるエネルギーが必要となり、パージは
容易でない。
【0007】かかる残留物の発生及び除去問題につい
て、図面、特に図2及び図3に基づいてより具体的に考
える。図2及び図3は、内容物12である液体材料を入
口3から導入したキャリアガスでバブリングし、気化し
た材料を出口4から反応チャンバーへ供給するCVD
(ケミカルベーパーデポジション=化学気相成長法)プ
ロセスへの原料気体の供給装置を図示するものである。
その装置は容器11、途中にそれぞれ2個のバルブ5、
8及び6、9を有する2本の配管、並びに2本の配管を
結ぶ途中にバルブ7を有する連結管とを具備し、その連
結管の両端は両配管の2つのバルブの間で両配管に連結
されている構造となっている。
【0008】この供給装置を利用するCVDプロセス
は、反応進行中はバルブ7が閉じられており、入口3よ
りキャリアガスがバルブ8、5、サイホン管13を経て
容器11内に導入され、ガス化した材料はキャリアガス
と共にバルブ6、9を経て出口4からCVDチャンバー
へ運ばれる。その際容器内の液体材料が減少し、容器交
換等のためにキャリアガスの導入を止め、容器のバルブ
5、6を閉じると、液体材料はバルブ6よりチャンバー
側の灰色部分に残留する。
【0009】前記した現行方法には、この残留物10を
取り除くのに、残留物10の残存する配管全体を加熱
し、まずバルブ7を開け、次いでキャリアガス入口3か
らキャリアガスを導入し、バルブ8、3、9を経て出口
4より排気する方法があるが、この方法では、一端部が
閉塞されたバルブ6上部の黒色部分は、キャリアガスが
流れないためデッドスペース15となり、材料が残留し
てしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記した配管が閉塞す
る場所は、特に原料物質を供給する容器と配管の接合部
に存在し、使用の終了した容器を配管から取り外し交換
する際、有効なパージ方法が存在せず問題となってい
る。例えば前出の通り、図3の黒色部分(デッドスペー
ス15)は閉塞されており、蒸気圧の低い残留物の場
合、完全なパージは不可能である。特に半導体の製造に
おいては、原料物質は有毒物質である場合やそれを貯蔵
する容器をクリーンルームに保管するケースも多いの
で、パージガスを大気中に解放するようなパージ方法の
採用は不可能である。
【0011】そのようなことで、最近残留物に対し溶解
度を持つ有機溶媒などの薬剤を配管内に満たして残留物
を薬剤に溶けこませ、図5のように、容器に取りつけら
れたバルブ6を開放し、薬剤導入口21より供給された
洗浄用薬剤とそれに溶けこんだ残留物とを同時に原料保
管容器の中に薬剤の流れ22のように導入し、黒色部分
のデッドスペースをパージする方法も提案されている
が、この提案も多量の薬剤を容器の中に入れてしまう都
合上、容器の内容物が少ない場合のみに採用できるとい
う制約がある。
【0012】さらに、製品に不良品が出現した際等の場
合には原料物質の純度等の素性を急遽分析する必要が生
じることもあるが、そのような場合にも容器内が汚染さ
れてしまっており対応できない。以上のようなことから
して、この提案の方法も充分なものではない。
【0013】本発明は、このような現行方法あるいは最
近の提案の方法の問題点を解消するものであり、優れた
作用効果を奏する残留物のパージが簡易な流体移送用配
管装置及び流体供給装置、並びに配管装置中の残留物を
パージする方法及び流体供給方法を提供するものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記したとお
りの発明を提供するものであり、第1の発明の残留物の
パージが簡易な流体移送用配管装置は、容器接続用配管
A、配管B及び開閉弁を有する分岐配管Cの3配管をそ
れぞれ接続し、開時には全配管を流通状態にし、閉時に
は配管B及分岐配管C間を流通状態にすると共に容器接
続用配管Aを非流通状態にする3ポートバルブを具備す
ることからなるものである。
【0015】第2の発明の配管内の残留物のパージが簡
易な流体供給装置は、容器接続用配管A、配管B及び開
閉弁を有する分岐配管Cの3配管をそれぞれ接続し、開
時には全配管を流通状態にし、閉時には配管B及び分岐
配管C間を流通状態にすると共に容器接続用配管Aを非
流通状態にする3ポートバルブを具備する流体移送用配
管装置の容器接続用配管Aに容器を接続したことからな
るものである。
【0016】第3の発明のパージする方法は、容器接続
用配管A、配管B及び開閉弁を有する分岐配管Cの3配
管をそれぞれ接続し、開時には全配管を流通状態にし、
閉時には配管B及び分岐配管C間を流通状態にすると共
に容器接続用配管Aを非流通状態にする3ポートバルブ
を具備する流体移送用配管装置内において、流体移送後
に残留する残留物をバルブを閉状態にすると共に配管B
から分岐配管Cに洗浄流体を移動させることによりなる
ものである。
【0017】第4の発明の流体供給方法は、容器接続用
配管A、配管B及び開閉弁を有する分岐配管Cの3配管
をそれぞれ接続し、開時には全配管を流通状態にし、閉
時には配管B及び分岐配管C間を流通状態にすると共に
容器接続用配管Aを非流通状態にする3ポートバルブを
具備する流体移送用配管装置の容器接続用配管Aに容器
を接続した流体供給装置の容器より移送流体を供給し、
供給後配管装置内に残留する残留物を3ポートバルブを
閉状態にすると共に配管Bから分岐配管Cに洗浄流体を
移動させることによりパージすることからなるものであ
る。
【0018】これらについて、図面に基づいて概略説明
すると以下のとおりである図4は、本発明の配管装置及
び流体供給装置が採用されているCVDプロセス用反応
ガス供給用等に好適に使用できる流体供給装置を示すも
のである。図4における流体供給装置は、容器11、途
中にそれぞれ2個のバルブ5、8及び6、9を有する2
本の配管、2本の配管を結ぶ途中にバルブ7を有する連
結管、並びにバルブ6の3ポートバルブに接続した開閉
弁を持つ分岐配管とを具備する構造となっており、連結
管の両端は両配管のバルブの間で両配管に連結されてい
る。
【0019】そして、この流体供給装置は、図3に図示
する従来構造のバルブ6上部に形成されるデッドスペー
ス15近傍に使用するバルブに、図1のような1つのボ
ディに手動式または空気作動式のアクチュエーターを1
つ持ち、バルブが開いているときは3ポートともオープ
ン(開)で、バルブが閉まっているときは1ポートがク
ローズ(配管A)で2ポートがオープン(配管B、C)
になる構造を持つことを特徴とする3ポート(出入口)
を持つバルブを用いるものである。
【0020】その結果、ガスまたは流体の薬剤を移送す
る際に配管内に出現することが回避できない残留物を図
4の灰色部分を通じて洗浄流体と共に排出することがで
きるため、既存の配管構造においてどうしても存在して
しまうデッドスペースをなくすことができ、パージ効率
の高い新たな配管装置及び流体供給装置、並びにそれを
使用するパージする方法及び流体供給方法を提供するこ
とができるものである。
【0021】
【発明実施の形態】本発明の配管装置は、前記したとお
りデッドスペースになりうる場所の配管側近傍に、図1
のような1つのボディに手動式または空気作動式のアク
チュエーターを1つ持ち、弁が開いているときは3ポー
トともオープン、すなわち流体の流れる部分で、弁が閉
まっているときは1ポートがクローズ(配管A)、すな
わち流体が流れない部分2で、2ポートがオープン(配
管B、C)、すなわち流体が流れる部分1となる構造を
持つことを特徴とする3ポート(出入口)を持つバルブ
を用いることを特徴とする。
【0022】本発明における配管装置あるいは流体供給
装置の配管及びバルブに使用できる材質については、配
管及びバルブに通常使用されているものであれば、各種
材料が特に制限されることなく使用可能であるが、石英
ガラス、パイレックス、テフロン、ステンレスなど耐食
性で、ある程度シール性が良いものが好ましい。
【0023】これらの本発明の配管装置等において移送
できる流体、すなわち配管内を移送し、その結果配管装
置に残留物を形成し、その後パージされることになる物
質としては、流体化できるものであれば別段制限される
ことはないが、特に気体又は気化できる物質が好ましく
使用できる。中でもこれら装置は半導体製造原料物質の
移送には好適に採用できる。また流体化するために温度
上昇、キャリアガス等を利用してもよい。
【0024】本発明の配管装置等において移送できる流
体を、具体的に例示すると、AlCl3(三塩化アルミ
ニウム)、(t−C49NH)2W=(Nt−C492
(ビスターシャリーブチルイミドビスターシャリーブチ
ルアミノタングステン)、As(n−OC493(ト
リノルマルブトキシ砒素)、Ba(dpm)2(ジピバ
ロイルメタナートバリウム)、Bi(C653(トリ
フェニルビスマス)、Bi(CH3)(C652(メチ
ルジフェニルビスマス)、Bi(CH32(C65
(ジメチルフェニルビスマス)、Bi(CH33(トリ
メチルビスマス)、Bi(dpm)3(トリスジピバロ
イルメタナートビスマス)、C25N=Ta[N(C2
523(エチルイミドトリスジエチルアミノタンタ
ル)、C48(オクタフロロシクロブタン)、C5
8(オクタフロロシクロペンテン)、CCl4(四塩化炭
素)、Ca(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート
カルシウム)、DMAH(ジメチルアルミニウムハイド
ライド)、GeCl4(四塩化ゲルマニウム)、Mg
(C25542(ビスエチルシクロペンタジエニル
マグネシウム)、Mg(C552(ビスシクロペンタ
ジエニルマグネシウム)、PCl3(三塩化リン)、P
ET(ペンタエトキシタンタル)、POCl3(オキシ
塩化リン)、Pb(C254(テトラエチル鉛)、P
b(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート鉛)、R
u(dpm)3(トリスジピバロイルメタナートルテニ
ウム)、Si(C253OH(トリエチルシラノー
ル)、Si[N(CH3 23H(トリスジメチルアミ
ノシラン)、Si[N(CH324(テトラキスジメ
チルアミノシラン)、Sr(dpm)2(ビスジピバロ
イルメタナートストロンチウム)、Sr[Nb(OC2
562(ストロンチウム ビス[ヘキサエトキシニ
オブ])、Sr[Nb(i−OC3762(ストロン
チウム ビス[ヘキサプロポキシニオブ])、Sr[T
a(OC2562(ストロンチウムビス[ヘキサエト
キシタンタル])、Sr[Ta(i−OC376
2(ストロンチウム ビス[ヘキサプロポキシタンタ
ル])、TBA(ターシャリーブチルアルシン)、TB
P(ターシャリーブチルホスフィン)、TDMAT(テ
トラキスジメチルアミノチタン)、TEG(トリエチル
ガリウム)、TEOA(トリエトキシ砒素)、TEOS
(テトラエトキシシラン)、THF(テトラヒドロフラ
ン)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMB(ト
リメトキシボロン)、TMG(トリメチルガリウム)、
TMI・HN(i−OC372(トリメチルインジウ
ムジイソプロピルアミンアダクト)、TMI(トリメチ
ルインジウム)、TMOP(トリメトキシリン酸)、T
MP(トリメトキシリン)、Ta[N(C 252
4(テトラキスジエチルアミノタンタル)、Ta[N
(CH324(テトラキスジメチルアミノジルコニウ
ム)、Ta[N(CH325(ペンタキスジメチルア
ミノタンタル)、TaBr5・S(C252(五臭化タ
ンタルジエチル硫黄アダクト)、TaBr5(五臭化タ
ンタル)、TaCl5・S(C25 2(五塩化タンタル
ジエチル硫黄アダクト)、TaCl5(五塩化タンタ
ル)、Ti(OC372(dpm)2(ジプロピルビス
ジピバロイルメタナートチタン)、Ti(OC374
(テトラプロポキシチタン)、TiCl4(四塩化チタ
ン)、Zr(dpm)4(テトラキスジピバロイルメタ
ナートジルコニウム)、Zr(n−OC494(テト
ラノルマルブトキシジルコニウム)、Zr(t−OC4
94(テトラターシャリーブトキシジルコニウム)、
テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラミン、
ペンタエチレンヘキサミン、ClF3(トリフロロ塩
素)、ビスヘキサフロロアセチルアセトナート銅(I)
ジメチルジビニルシランアダクト、フッ化水素、ヘキサ
フロロアセチルアセトナート銅(I)トリメチルビニル
シランアダクト、ヘキサフロロアセチルアセトナート銅
(I)トリメチルビニルシランアダクト・トリメチルビ
ニルシラン添加品、塩化水素、塩素、臭化水素、炭素数
が9から30の炭化水素又は沃化水素等の各種物質があ
る。
【0025】そして、残留物をパージするに当たって
は、洗浄用のガス又は薬液等の流体を使用するのがよ
く、それには、He、Ar、N2などの不活性ガス、H2
などの還元性ガス、ヘキサン、アルコールなどの有機溶
媒、ClF3のような残留物と反応し蒸気圧のある化合
物を生成する反応性の強いガスや薬液などで、残留物と
よく混ざる、あるいはよく溶けるものを移送する流体に
対応して、好適な組み合わせになるように選定すること
が望ましい。
【0026】本発明の配管装置及び流体供給装置、並び
にパージする方法及び流体供給方法を採用することによ
り、本発明では配管装置中に残留した残留物を効率的か
つ完璧にパージすることができ、またパージした残留物
及びパージ用洗浄流体も大気中に解放することなく回収
できるので環境汚染を引き起こすこともない。そのた
め、本発明は半導体生産ライン、特にクリーンルーム中
でも使用可能な優れた配管装置及び流体供給装置、並び
にパージ方法及び流体供給方法を提供する。
【0027】以下に、本発明の配管装置及び流体供給装
置、並びにパージする方法及び流体供給方法を詳細に説
明する。本発明の配管装置等においては、図3のよう
に、配管を組み立てる際にデッドスペース15になりう
る場所の配管側近傍のバルブ6に、図3に図示する従来
構造のバルブとは異なり、図1のような1つのボディに
手動式または空気作動式のアクチュエーターを1つ持
ち、バルブが開いているときは3ポートともオープン
で、弁が閉まっているときは1ポートがクローズ(配管
A)で2ポートがオープン(配管B、C)になる構造を
持つことを特徴とする3ポート(出入口)を持つバルブ
を採用して流体供給装置を組み立てる。その際、図4あ
るいは図6に図示するように3ポートバルブ20の常に
オープンである2つのポートのうち、1つはチャンバー
などの反応系に繋がる配管に接続し、もう1つは、開閉
弁19を介してドレイン収容設備に接続する。
【0028】図4及び図6は、本発明の配管装置及び流
体供給装置の構造を採用した、CVDプロセスに原料物
質を供給するのに好適に使用できる流体供給装置を図示
するものである。両図のうち図4は、容器から原料物質
を気体として供給するものであり、図6は、容器から原
料物質を液体で供給し、途中で気化した後にCVDプロ
セスに供給する際に好適に使用できる流体供給装置を図
示するものである。
【0029】両図面の装置とも、容器、途中にそれぞれ
2個のバルブ5、8及び6、9を有する2本の配管、2
本の配管を結ぶ途中にバルブ7を有する連結管、並びに
バルブ6の3ポートバルブ20に接続した開閉弁19を
持つ分岐配管とを具備する構造となっている。また、そ
の連結管の両端は両配管のバルブの間で両配管に連結さ
れている。
【0030】図6に図示された装置を使用した流体供給
は、まず出入口16よりヘリウム等のキャリアーを配管
内に供給することにより容器内に貯蔵されている流体を
移送し、もう一方の配管の出入口17より送出させるこ
とにより行なうものである。その際には、バルブ7及び
開閉弁19は閉状態にし、それ以外のバルブは全て開状
態にする。容器内の流体を移送後は、配管内の残留物を
パージすることになるが、残留物は、図6のように配管
灰色部分に存在していることになる。
【0031】残留物をパージするに当たっては、まずパ
ージ工程1を図示する図7のようにバルブ5、6を閉
じ、出入口16から導入したキャリアガス又は薬液等の
洗浄流体をバルブ8、7、9を経て出入口17より排出
し外部に放出することなく図示されていない所定の収容
設備に収納する。この段階ではバルブ6は閉鎖された状
態ではあるが、3ポ−トバルブのためバルブ6上部の配
管と分岐配管と連通した状態となっている。しかしなが
ら、分岐配管には開閉弁19が存在し、その弁が閉鎖さ
れているため開閉弁19より先の部分とは連通した状態
とはなっていない。その後キャリアガス又は薬剤を排出
した後、配管内を約13Pa以下の減圧にして、蒸気圧
の高い成分を抜き出す。この場合には黒色部分にまだ残
留物が残存している。
【0032】ついで、パージ工程2を図示する図8のよ
うにバルブ5、6、9を閉じ、開閉弁19を開放して、
出入口16から導入したキャリアガス又は薬液等の洗浄
流体をバルブ8、7、6及び開閉弁19を経て、分岐配
管出入口18より排出し、残留物は洗浄流体と共に外部
に放出されることなく、ドレイン収容設備に収容され
る。この場合、バルブ6は閉じているが3ポートバルブ
20を採用しているので、図1のようにバルブは閉じて
いても、バルブ上部と分岐配管には内通があり、残留物
は効率的にパージでき、パージできる場所14は図8の
灰色部分である。
【0033】なお、パージ工程は、前記したように行う
のが望ましいが、バルブ9を開放すると共にバルブ6を
閉鎖して、分岐配管出入口18から洗浄流体を供給し出
入口17から排出することにより洗浄してもよい。この
ような洗浄では、前記した洗浄流体を出入口16より供
給し分岐配管出入口18より排出する洗浄操作に比し、
洗浄能力は劣るが、分岐配管を付設していない従来の配
管装置あるいは流体供給装置との比較では、はるかに優
れた洗浄能力を有する。
【0034】先の段階でも残留物の除去は現行法よりも
充分すぐれたものとなっているが、洗浄流体を排出した
後残留物の除去の完璧を期すため、更に配管内を約13
Pa以下の減圧にして、蒸気圧の高い成分を抜き出す。
この二つの作業を1回ずつ終えた直後、まだバルブ6、
7、9に囲まれた部分には若干残留物が残存しているた
め、これら作業を交互に数回以上行なうことで、前記し
た現行の方法ではパージできなかった蒸気圧の低い残留
物もパージできる。
【0035】
【実施例】〈比較例1〉図9に図示する配管24(SU
S316、φ3/8)、バルブ25及び簡易容器26を
組み、配管24及び簡易容器26内を減圧・加熱乾燥す
る。乾燥が終わったらバルブ25を開け、導入・排出口
23よりTDMAT(テトラキスシ゛メチルアミノチタン:蒸気圧約67
Pa/50℃)10gを簡易容器内に導入し、導入後バ
ルブ25を閉じる。なお、TDMATは赤褐色の液体
で、加水分解すると白煙を上げながら白色の酸化チタン
(固体)を発生するため、パージが不足して配管内に残
留していると、継ぎ手を外した時、空気中の水分と反応
し、目視にて液体のTDMATの残留や分解発生の有無
を確認できるため、本実験の試料として採用した。
【0036】次いで導入・排出口23よりヘキサン(沸
点68.7℃、TDMATとよく混ざり合う)をバルブ
上部の配管内が満ちる程度に導入し、10分間保持した
のち、配管内を13Paの減圧で真空引きする。この真
空引き操作を30回繰り返したのち、配管内を13Pa
の減圧で3時間保持し、残留しているヘキサンを図示さ
れていない冷却トラップに回収する。
【0037】その後、バルブ上部に導入・排出口23か
ら5%フッ化水素酸水溶液を導入し、10秒保持したの
ち、装置全体を逆さまにして先ほど導入したフッ化水素
酸水溶液をテフロン製瓶に受ける。このフッ化水素酸水
溶液に30%過酸化水素水溶液を加え、溶液の変色を確
認し、デッドスペースにTiが残留しているかどうかの
確認とする。溶液の色がオレンジ色に変化した場合、少
なくとも30ppm以上のTiが混入していると考えら
れる。
【0038】バルブ上部に5%フッ化水素酸水溶液を導
入したところ、バルブ内より白煙が生じることが確認で
きた。更に、そのフッ化水素酸水溶液を回収して、30
%過酸化水素水溶液を添加したところ、溶液の色がオレ
ンジ色に着色し、Tiが30ppm以上含まれているこ
とが確認できた。更に、回収したフッ化水素酸水溶液中
の金属溶出成分を原子吸光光度強度計を用いて分析した
ところ、Tiが含まれていることを確認した。
【0039】〈実施例1〉本発明で提案する新たな構造
の流体供給装置を図10に示すように配管24(SUS
316、φ3/8inch)、3ポートバルブ20、分
岐管バルブ27および簡易容器26で組み、配管24及
び簡易容器26内を減圧・加熱乾燥する。乾燥が終わっ
たら、3ポートバルブ20を開け、分岐管バルブ27は
閉じ、導入・排出口23より同じくTDMAT10gを
簡易容器26内に導入し、導入後3ポートバルブ20を
閉じる。
【0040】次いで、導入・排出口23よりヘキサンを
導入し配管24内を満たし、10分間保持したのち、分
岐管バルブ27を開け配管24内の混合液体を排出口2
8より除去する。この場合、3ポートバルブ20は閉じ
たままであるが、3ポートバルブを使用しているため図
1にもあるように、バルブ上部と分岐管には内通があ
り、ヘキサンは3ポートバルブ20内を通過することが
できる。
【0041】その後、分岐管バルブ27を閉じ、先ほど
と同様に導入・排出口23よりヘキサンを導入し配管2
4内を満たし、10分間保持したのち、再び分岐管バル
ブ27を開け配管24内の混合液体を除去する。この作
業をあと8回行なったのち(計10回)、配管24内を
13Paの減圧で3時間保持し、残留しているヘキサン
を冷却トラップに回収する。さらに、3ポートバルブ2
0上部に導入・排出口23から5%フッ化水素酸水溶液
を導入し、装置全体を逆さまにして先ほど導入したフッ
化水素酸水溶液をテフロン製瓶に受ける。
【0042】このフッ化水素酸水溶液に30%過酸化水
素水溶液を加え、溶液の変色を確認し、デッドスペース
にTiが残留しているかどうかの確認とする。溶液の色
がオレンジ色に変化した場合、少なくとも30ppm以
上のTiが混入していると考えられる。バルブ20上部
に5%フッ化水素酸水溶液を導入したところ、目視上、
何の変化も見られなかった。また、そのフッ化水素酸水
溶液を回収して、30%過酸化水素水溶液を添加した
が、溶液の色にも変色は無く、Tiが含有していたとし
ても30ppm以下であることが確認できた。更に、回
収したフッ化水素酸水溶液中の金属溶出成分を原子吸光
光度強度計を用いて分析したところ、Tiは確認できな
かった。
【0043】〈比較例2及び実施例2〉比較例1及び実
施例1と同様な実験を、AlCl3(三塩化アルミニウ
ム)、(t−C49NH)2W=(Nt−C492(ビ
スターシャリーブチルイミドビスターシャリーブチルア
ミノタングステン)、As(n−OC493(トリノ
ルマルブトキシ砒素)、Ba(dpm)2(ジピバロイ
ルメタナートバリウム)、Bi(C653(トリフェ
ニルビスマス)、Bi(CH3)(C652(メチルジ
フェニルビスマス)、Bi(CH32(C65)(ジメ
チルフェニルビスマス)、Bi(CH33(トリメチル
ビスマス)、Bi(dpm)3(トリスジピバロイルメ
タナートビスマス)、C25N=Ta[N(C
2523(エチルイミドトリスジエチルアミノタンタ
ル)、C48(オクタフロロシクロブタン)、C5
8(オクタフロロシクロペンテン)、CCl4(四塩化炭
素)、Ca(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート
カルシウム)、DMAH(ジメチルアルミニウムハイド
ライド)、GeCl4(四塩化ゲルマニウム)、Mg
(C25542(ビスエチルシクロペンタジエニル
マグネシウム)、Mg(C552(ビスシクロペンタ
ジエニルマグネシウム)、PCl3(三塩化リン)、P
ET(ペンタエトキシタンタル)、POCl3(オキシ
塩化リン)、Pb(C254(テトラエチル鉛)、P
b(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート鉛)、R
u(dpm)3(トリスジピバロイルメタナートルテニ
ウム)、Si(C253OH(トリエチルシラノー
ル)、Si[N(CH323H(トリスジメチルアミ
ノシラン)、Si[N(CH324(テトラキスジメ
チルアミノシラン)、Sr(dpm)2(ビスジピバロ
イルメタナートストロンチウム)、Sr[Nb(OC2
562(ストロンチウム ビス[ヘキサエトキシニ
オブ])、Sr[Nb(i−OC3762(ストロン
チウム ビス[ヘキサプロポキシニオブ])、Sr[T
a(OC2562(ストロンチウム ビス[ヘキサエ
トキシタンタル])、Sr[Ta(i−OC3762
(ストロンチウム ビス[ヘキサプロポキシタンタ
ル])、TBA(ターシャリーブチルアルシン)、TB
P(ターシャリーブチルホスフィン)、TEG(トリエ
チルガリウム)、TEOA(トリエトキシ砒素)、TE
OS(テトラエトキシシラン)、THF(テトラヒドロ
フラン)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMB
(トリメトキシボロン)、TMG(トリメチルガリウ
ム)、TMI・HN(i−OC372(トリメチルイ
ンジウムジイソプロピルアミンアダクト)、TMI(ト
リメチルインジウム)、TMOP(トリメトキシリン
酸)、TMP(トリメトキシリン)、Ta[N(C
2524(テトラキスジエチルアミノタンタル)、T
a[N(CH324(テトラキスジメチルアミノジル
コニウム)、Ta[N(CH325(ペンタキスジメ
チルアミノタンタル)、TaBr5・S(C252(五
臭化タンタルジエチル硫黄アダクト)、TaBr5(五
臭化タンタル)、TaCl5・S(C25 2(五塩化タ
ンタルジエチル硫黄アダクト)、TaCl5(五塩化タ
ンタル)、Ti(OC372(dpm)2(ジプロピル
ビスジピバロイルメタナートチタン)、Ti(OC
374(テトラプロポキシチタン)、TiCl4(四塩
化チタン)、Zr(dpm)4(テトラキスジピバロイ
ルメタナートジルコニウム)、Zr(n−OC494
(テトラノルマルブトキシジルコニウム)、Zr(t−
OC494(テトラターシャリーブトキシジルコニウ
ム)、テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラ
ミン、ペンタエチレンヘキサミン、ClF3(トリフロ
ロ塩素)、ビスヘキサフロロアセチルアセトナート銅
(I)ジメチルジビニルシランアダクト、フッ化水素、
ヘキサフロロアセチルアセトナート銅(I)トリメチル
ビニルシランアダクト、ヘキサフロロアセチルアセトナ
ート銅(I)トリメチルビニルシランアダクト・トリメ
チルビニルシラン添加品、塩化水素、塩素、臭化水素、
炭素数が9から30の炭化水素又は沃化水素についても
行った。
【0044】比較例1と同様な実験、すなわち現行法で
は全て残留物が確認できたのに対して、本発明の流体供
給装置構造、すなわち実施例2では全て残留物は確認で
きなかった。
【0045】〈比較例3〉現行法で用いられる図11に
図示するとおりの容器11(SUS316、容量:1.
2L)、配管(SUS316、φ3/8)及びバルブの
配置を組む。次いで、バルブ7以外のバルブを全て開
け、出入口17よりTDMAT200gを容器11内に
導入する。それに続いて、バルブ7を閉じたまま出入口
16よりバルブ8、5を経て窒素ガスを容器11内に導
入することにより内容物12であるTDMATがサイホ
ン管13、バルブ6、9を経て、容器11外に圧送され
る。この場合の窒素を圧送ガスと呼ぶ。圧送が進み、T
DMATが容器11内からある程度除外されたら、窒素
の導入を止め、全てのバルブを閉じる。
【0046】次に、バルブ5、6、7を閉じたまま、バ
ルブ9を開け、バルブ6直上部の配管内を13Paの減
圧にし、50℃に加温しながら3時間その状態を維持す
る。3時間たったら配管を室温(20℃)まで冷却し、
続いて窒素ガスを導入して大気圧にする。ここでバルブ
5、6上部の継ぎ手より容器11を配管から取り外し、
バルブ6の継ぎ手内に5%フッ化水素酸水溶液を導入し
たところ、バルブ内より白煙が生じることが確認でき
た。
【0047】また、そのフッ化水素酸水溶液を回収し
て、30%過酸化水素水溶液を添加したところ、溶液の
色がオレンジ色に着色し、Tiが30ppm以上含まれ
ていることが確認できた。更に、回収したフッ化水素酸
水溶液中の金属溶出成分を原子吸光光度強度計を用いて
分析したところ、Tiが含まれていることを確認した。
これにより、TDMATが配管に残留している場合、配
管を減圧(13Pa)、加熱(50℃)で3時間維持し
ただけでは、配管内のTDMATは除去できないことが
わかった。
【0048】〈比較例4〉比較例3と同様に、現行法で
用いられる図11に図示するとおりの容器11(SUS
316、容量:1.2L)、配管(SUS316、φ3
/8)及びバルブの配置を組む。次に、バルブ7以外の
バルブを全て開け、出入口17よりTDMAT200g
を導入する。その後、バルブ7を閉じたまま出入口16
よりバルブ8、5を経て窒素ガスを容器11内に導入す
ると、内容物12であるTDMATはサイホン管13、
バルブ6、9を経て、容器外に圧送される。圧送が進
み、TDMATが容器内からある程度除外されたら、窒
素の導入を止め、全てのバルブを閉じる。
【0049】次いで、バルブ5、6、7を閉じたままバ
ルブ9を開け、バルブ6直上部の配管内を13Paの減
圧にし、50℃に加温しながら3時間その状態を維持す
る。3時間たったら配管を室温まで冷却し、続いて窒素
ガスを導入して大気圧にする。さらに、バルブ5、6を
閉じたままバルブ7、8、9を開け、配管を50℃に加
温しながら出入口16より窒素ガスを200ccmの流
量で5時間導入する。導入した窒素ガスは、バルブ8、
7、9を経て、出入口17より除外される。5時間たっ
たら加温を止め、窒素を流しながら配管を室温(20
℃)まで冷却し、最後に窒素の導入を止める。
【0050】その後、バルブ5、6上部の継ぎ手より容
器を配管から取り外し、バルブ6バルブ継ぎ手内に5%
フッ化水素酸水溶液を導入したところ、バルブ内より白
煙が生じることが確認できた。それに続いて、そのフッ
化水素酸水溶液を回収して、30%過酸化水素水溶液を
添加したところ、溶液の色がオレンジ色に着色し、Ti
が30ppm以上含まれていることが確認できた。
【0051】更に、回収したフッ化水素酸水溶液中の金
属溶出成分を原子吸光光度強度計を用いて分析したとこ
ろ、Tiが含まれていることを確認した。これにより、
TDMATが配管に残留している場合、出入口16より
窒素ガス流量200ccm、加熱(50℃)で5時間パ
ージしただけでは、配管内のTDMATは除去できない
ことがわかった。
【0052】〈比較例5〉比較例4と同様に、現行法で
用いられる図11に図示するとおりな容器11(SUS
316、容量:1.2L)、配管(SUS316、φ3
/8)及びバルブの配置を組む。次に、バルブ7以外の
バルブを全て開け、出入口17よりTDMAT200g
を導入する。さらに、バルブ7を閉じたまま出入口16
よりバルブ8、5を経て窒素ガスを容器11内に導入す
ると、内容物であるTDMATはサイホン管13、バル
ブ6、9を経て、容器外に圧送される。圧送が進み、T
DMATが容器内からある程度除外されたら、窒素の導
入を止め、全てのバルブを閉じる。
【0053】ついで、バルブ5、6を閉じたままバルブ
7、8、9を開け、出入口16よりヘキサンを導入す
る。導入したヘキサンは、バルブ8、7、9を経て、出
入口17より除外される。ヘキサンは窒素ガス0.18
MPaで圧送する。2リッターのヘキサンを導入し終え
たら、配管内にヘキサンを満たした状態で3時間静置す
る。3時間たったら出入口16より窒素を200ccm
で導入しながら配管を50℃に加温する。窒素を流しな
がら5時間配管を加温しつづけ、5時間たったら加温を
止め、そのまま窒素を流しながら室温(20℃)まで冷
却し、最後に窒素の導入を止める。
【0054】その後、バルブ5、6上部の継ぎ手より容
器を配管から取り外し、バルブ6上部の継ぎ手内に5%
フッ化水素酸水溶液を導入したところ、バルブ内より白
煙が生じることが確認できた。更に、そのフッ化水素酸
水溶液を回収して、30%過酸化水素水溶液を添加した
ところ、溶液の色がオレンジ色に着色し、Tiが30p
pm以上含まれていることが確認できた。
【0055】次に、回収したフッ化水素酸水溶液中の金
属溶出成分を原子吸光光度強度計を用いて分析したとこ
ろ、Tiが含まれていることを確認した。これにより、
TDMATが配管に残留している場合、出入口16より
ヘキサン2リットルを導入した後、配管にヘキサンを満
たした状態で3時間保持し、その後、窒素ガス流量20
0ccm、加熱(50℃)で5時間パージしても、配管
内のTDMATは除去できないことがわかった。
【0056】〈実施例3〉本発明で提案する新たな流体
供給装置構造である、図12に図示するとおりの容器1
1(SUS316、容量:1.2L)、配管(SUS3
16、φ3/8)、開閉弁19、バルブ6、及びそれ以
外のバルブを具備する配置を組む。その際バルブ6は本
発明が提案する新たな配管装置及び流体供給装置構造の
特徴となる3ポートバルブ20である。
【0057】次いで、開閉弁19を閉じ、バルブ7以外
のバルブを全て開け、出入口17よりTDMAT(テトラキ
スジメチルアミノチタン:蒸気圧約67Pa/50℃)200gを
導入する。それに続き、バルブ7を閉じたまま出入口1
6よりバルブ8、5を経て窒素ガスを容器11内に導入
することにより内容物12であるTDMATをサイホン
管13、バルブ6、9を経て、容器外に圧送する。圧送
が進み、TDMATが容器内からある程度除外された
ら、窒素の導入を止め、全てのバルブを閉じる。
【0058】その後、バルブ5、6及び開閉弁19を閉
じたままバルブ7、8、9を開け、出入口16よりヘキ
サンを100cc導入する。その際導入したヘキサン
は、バルブ8、7、9を経て、出入口17より除外され
る。ヘキサンは窒素ガス0.18MPaで圧送する。そ
れに続いて、バルブ9を閉じ、開閉弁19を開け、同様
に出入口16よりヘキサンを100cc導入する。導入
したヘキサンは、バルブ8、7、6及び開閉弁19を経
て、分岐配管出入口18より排出されドレイン収容設備
に移送される。この場合、バルブ6は閉じているが、そ
のバルブは3ポ−トバルブ20であるから図1のとおり
閉じていてもバルブ上部と分岐管には内通がある。この
2つの作業をそれぞれあと4回ずつ(計5回ずつ)行な
う。
【0059】次に、バルブ5、6及び開閉弁19を閉
じ、バルブ9を開け、配管内を13Paの減圧にし、5
0℃に加温しながら30分その状態を維持する。30分
たったら配管を室温まで冷却し、冷却後窒素ガスを導入
しで大気圧にする。この作業をあと2回(計3回)繰り
返す。それに続いて、バルブ5、6上部の継ぎ手より容
器11を配管から取り外し、バルブ6上部の継ぎ手内に
5%フッ化水素酸水溶液を導入したところ、目視上、何
の変化も見られなかった。
【0060】更に、そのフッ化水素酸水溶液を回収し
て、30%過酸化水素水溶液を添加したが、溶液の色に
も変色は無く、Tiが含有していたとしても30ppm
以下であることが確認できた。また回収したフッ化水素
酸水溶液中の金属溶出成分を原子吸光光度強度計を用い
て分析したところ、Tiは確認できなかった。これによ
り、TDMATが配管に残留している場合、本発明で提
案する新たな配管構造を用いることにより、配管内のT
DMATは除去できることがわかった。
【0061】〈比較例6及び実施例4〉比較例3〜5及
び実施例3と同様な実験を、AlCl3(三塩化アルミ
ニウム)、(t−C49NH)2W=(Nt−C492
(ビスターシャリーブチルイミドビスターシャリーブチ
ルアミノタングステン)、As(n−OC493(ト
リノルマルブトキシ砒素)、Ba(dpm)2(ジピバ
ロイルメタナートバリウム)、Bi(C653(トリ
フェニルビスマス)、Bi(CH3)(C652(メチ
ルジフェニルビスマス)、Bi(CH32(C65
(ジメチルフェニルビスマス)、Bi(CH33(トリ
メチルビスマス)、Bi(dpm)3(トリスジピバロ
イルメタナートビスマス)、C25N=Ta[N(C2
523(エチルイミドトリスジエチルアミノタンタ
ル)、C48(オクタフロロシクロブタン)、C5
8(オクタフロロシクロペンテン)、CCl4(四塩化炭
素)、Ca(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート
カルシウム)、DMAH(ジメチルアルミニウムハイド
ライド)、GeCl4(四塩化ゲルマニウム)、Mg
(C2 5542(ビスエチルシクロペンタジエニル
マグネシウム)、Mg(C55 2(ビスシクロペンタ
ジエニルマグネシウム)、PCl3(三塩化リン)、P
ET(ペンタエトキシタンタル)、POCl3(オキシ
塩化リン)、Pb(C254(テトラエチル鉛)、P
b(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート鉛)、R
u(dpm)3(トリスジピバロイルメタナートルテニ
ウム)、Si(C253OH(トリエチルシラノー
ル)、Si[N(CH323H(トリスジメチルアミ
ノシラン)、Si[N(CH324(テトラキスジメ
チルアミノシラン)、Sr(dpm)2(ビスジピバロ
イルメタナートストロンチウム)、Sr[Nb(OC2
562(ストロンチウム ビス[ヘキサエトキシニ
オブ])、Sr[Nb(i−OC3762(ストロン
チウム ビス[ヘキサプロポキシニオブ])、Sr[T
a(OC2562(ストロンチウム ビス[ヘキサエ
トキシタンタル])、Sr[Ta(i−OC3762
(ストロンチウム ビス[ヘキサプロポキシタンタ
ル])、TBA(ターシャリーブチルアルシン)、TB
P(ターシャリーブチルホスフィン)、TEG(トリエ
チルガリウム)、TEOA(トリエトキシ砒素)、TE
OS(テトラエトキシシラン)、THF(テトラヒドロ
フラン)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMB
(トリメトキシボロン)、TMG(トリメチルガリウ
ム)、TMI・HN(i−OC372(トリメチルイ
ンジウムジイソプロピルアミンアダクト)、TMI(ト
リメチルインジウム)、TMOP(トリメトキシリン
酸)、TMP(トリメトキシリン)、Ta[N(C
2524(テトラキスジエチルアミノタンタル)、T
a[N(CH324(テトラキスジメチルアミノジル
コニウム)、Ta[N(CH325(ペンタキスジメ
チルアミノタンタル)、TaBr5・S(C252(五
臭化タンタルジエチル硫黄アダクト)、TaBr5(五
臭化タンタル)、TaCl5・S(C252(五塩化タ
ンタルジエチル硫黄アダクト)、TaCl5(五塩化タ
ンタル)、Ti(OC372(dpm)2(ジプロピル
ビスジピバロイルメタナートチタン)、Ti(OC
374(テトラプロポキシチタン)、TiCl4(四塩
化チタン)、Zr(dpm)4(テトラキスジピバロイ
ルメタナートジルコニウム)、Zr(n−OC494
(テトラノルマルブトキシジルコニウム)、Zr(t−
OC494(テトラターシャリーブトキシジルコニウ
ム)、テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラ
ミン、ペンタエチレンヘキサミン、ClF3(トリフロ
ロ塩素)、ビスヘキサフロロアセチルアセトナート銅
(I)ジメチルジビニルシランアダクト、フッ化水素、
ヘキサフロロアセチルアセトナート銅(I)トリメチル
ビニルシランアダクト、ヘキサフロロアセチルアセトナ
ート銅(I)トリメチルビニルシランアダクト・トリメ
チルビニルシラン添加品、塩化水素、塩素、臭化水素、
炭素数が9から30の炭化水素又は沃化水素についても
行った。現行法では全て残留物が確認できたのに対し
て、本発明の流体供給装置構造では全て残留物は確認で
きなかった。
【0062】〈参考例1〉図13に図示するように上部
が大径管29(φ10)で、下部が小径管30となって
いる(φ5)ガラス管にTDMAT32をガラス管下部
に3cm充填し、次いでガラス管上部よりヘキサン31
を導入しガラス管を満たす。そのまま10分間保持した
のち、ガラス管を50℃に加温しながら配管内を13P
aの減圧にしてガラス管上部より両液の除去を試みた。
【0063】この操作を5回試みたが、配管内のTDM
ATの量は、ほとんど減少しなかった。ヘキサンを添加
した直後のガラス管内は、2層に分離し、TDMATと
ヘキサンの界面での拡散は、ほとんど起こっていなかっ
た。これは、TDMATとヘキサンの比重の違い、更に
は粘度の違いが原因であると考えられる。また、多少の
拡散が起こっても、減圧で上部から混合溶液を除去する
場合、先に蒸気圧の高いヘキサンのみが蒸発してしま
い、TDMATは再び濃縮されてしまっているものと思
われる。
【0064】このことを配管に当てはめると、デッドス
ペースの中でも特に垂直方向上部に開放したデッドスペ
ースに残留した蒸気圧の低い物質は、減圧パージ、又は
薬剤流体もしくはガスによる回分パージでは完全に除去
できないことを示唆している。
【0065】〈参考例2〉参考例1で用いたガラス管に
TDMATとヘキサンを導入し、2層の状態になってい
るものを、上部弁28を閉めた状態で1度逆さまにして
もとの状態に戻すと、2液は完全に混ざり合う。この混
ざり合った混合溶液を、参考例1と同じ条件、すなわ
ち、ガラス管を50℃に加温しながら配管内を13Pa
の減圧にしてガラス管上部より混合溶液の除去を試みる
という実験を行なった。
【0066】結果は、やはり参考例1と同様で、30分
間減圧加熱操作後の配管内のTDMATの量は、ヘキサ
ン添加前とほとんど変わらなかった。このことからも、
デッドスペースの中でも特に垂直方向上部に開放したデ
ッドスペースに残留した蒸気圧の低い物質は、減圧パー
ジ、又は薬剤流体もしくはガスによる回分パージでは完
全に除去できないことを示唆している。
【0067】〈参考例3〉図14に図示するとおりの曲
官構造のφ10のガラス配管の凹部にTDMATを3g
充填し、出入口16から窒素を50ccmで流入させ、
出入口17から流出させた。温度は室温(20℃)であ
った。3時間後、橙色であるTDMATは目視で確認で
きなくなった。
【0068】〈参考例4〉参考例3で用いたガラス管の
凹部に、同じくTDMAT32を3g充填し、出入口1
6からヘキサンを流入させ、出入口17から流出させ
た。100ccを流し終えた時点で、TDMATは目視
で確認できなくなった。以上のとおり参考例1〜4の試
験結果により、配管終端部の残留物を一定方向から減圧
又は回分パージを行なって除去するより、配管中のガス
又は薬剤流体が流れるルート中に存在する残留物の方が
パージしやすいことがわかる。
【0069】本発明の配管装置及び流体供給装置は、図
4又は図6のような構成をしており、従来構造のバルブ
6上部に形成されるデッドスペース15近傍に使用する
バルブに、図1のような1つのボディに手動式または空
気作動式のアクチュエーターを1つ持ち、バルブ(以下
弁ともいう)が開いているときは3ポートともオープン
で、弁が閉まっているときは1ポートがクローズ(配管
A)で2ポートがオープン(配管B、C)になる構造を
持つことを特徴とする3ポートを持つバルブを用いるも
のである。
【0070】その結果、ガスまたは薬剤等の流体を移送
する際に配管内に出現することが回避できなない残留物
を図4の灰色部分を通じて洗浄流体と共に排出すること
ができるため、既存の配管構造においてどうしても存在
してしまうデッドスペースをなくすことができ、パージ
効率の高い新たな配管装置及び流体供給装置構造、並び
にそれを使用するパージ方法及び残留物をパージできる
流体供給方法を提供することができるものである。
【0071】
【発明の効果】以上のとおりであるから、本発明では、
配管装置又は流体供給装置が備えるバルブに3ポートバ
ルブを採用すると共にバルブ閉鎖時にも2ポートを流通
状態に維持する構造としたものであり、それにより既存
の配管構造においてどうしても出現してしまうデッドス
ペースをなくすことができ、その結果ガスまたは薬剤を
移送する際に配管内に出現する残留物を洗浄流体と共に
排気することができるため、パージ効率の高い新たな配
管装置及び流体供給装置構造、並びにそれを使用するパ
ージ方法及び残留物をパージできる流体供給方法を提供
することができる卓越した効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する3ポート弁のバルブ閉鎖時と
開放時の流体の流通状態を図示する。
【図2】従来構造の流体供給装置における残留物が生ず
る位置を特に図示する。
【図3】従来構造の流体供給装置においてデッドスペー
スが出現する位置を特に図示する。
【図4】本発明が提案する3ポート弁を採用した配管装
置および流体供給装置を図示する。
【図5】既に提案されている構造の流体供給装置であっ
て、洗浄薬剤で残留物をパージした洗浄廃液を原料容器
の中に収納する機構の流体供給装置を図示する。
【図6】本発明が提案する3ポート弁を採用した配管装
置および流体供給装置であり、図4とは別の態様を図示
する。
【図7】図6の配管装置及び流体供給装置におけるパー
ジ工程1を図示する。
【図8】図6の配管装置及び流体供給装置におけるパー
ジ工程2を図示する。
【図9】比較例1で使用した配管構造を図示する。
【図10】実施例1で使用した配管構造を図示する。
【図11】比較例3、4、5で使用した流体供給装置を
図示する。
【図12】実施例3で使用した流体供給装置を図示す
る。
【図13】参考例1、2で使用した配管構造を図示す
る。
【図14】参考例3、4で使用した配管構造を図示す
る。
【符号の説明】
1 流体の流れる部分 2 流体の流れない部分 3 入口 4 出口 5、6、7、8、9 バルブ 10 残留物 11 容器 12 内容物 13 サイホン管 14 パージできる場所 15 デッドスペース 16、17 出入口 18 分岐配管出入口 19 開閉弁 20 3ポートバルブ 21 薬剤導入口 22 薬剤の流れ 23 導入・排出口 24 配管 25 バルブ 26 簡易容器 27 分岐管バルブ 28 上部弁 29 大径管(φ10mm) 30 小径管(φ5mm) 31 ヘキサン 32 TDMAT

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器接続用配管A、配管B及び開閉弁を
    有する分岐配管Cの3配管をそれぞれ接続し、開時には
    全配管を流通状態にし、閉時には配管B及分岐配管C間
    を流通状態にすると共に容器接続用配管Aを非流通状態
    にする3ポートバルブを具備する残留物のパージが簡易
    な流体移送用配管装置。
  2. 【請求項2】 移送流体が半導体製造原料である請求項
    1記載の流体移送用配管装置。
  3. 【請求項3】 移送流体が、AlCl3(三塩化アルミ
    ニウム)、(t−C49NH)2W=(Nt−C492
    (ビスターシャリーブチルイミドビスターシャリーブチ
    ルアミノタングステン)、As(n−OC493(ト
    リノルマルブトキシ砒素)、Ba(dpm)2(ジピバ
    ロイルメタナートバリウム)、Bi(C653(トリ
    フェニルビスマス)、Bi(CH3)(C652(メチ
    ルジフェニルビスマス)、Bi(CH32(C65
    (ジメチルフェニルビスマス)、Bi(CH33(トリ
    メチルビスマス)、Bi(dpm)3(トリスジピバロ
    イルメタナートビスマス)、C25N=Ta[N(C2
    523(エチルイミドトリスジエチルアミノタンタ
    ル)、C48(オクタフロロシクロブタン)、C5
    8(オクタフロロシクロペンテン)、CCl4(四塩化炭
    素)、Ca(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート
    カルシウム)、DMAH(ジメチルアルミニウムハイド
    ライド)、GeCl4(四塩化ゲルマニウム)、Mg
    (C25542(ビスエチルシクロペンタジエニル
    マグネシウム)、Mg(C552(ビスシクロペンタ
    ジエニルマグネシウム)、PCl3(三塩化リン)、P
    ET(ペンタエトキシタンタル)、POCl3(オキシ
    塩化リン)、Pb(C254(テトラエチル鉛)、P
    b(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート鉛)、R
    u(dpm)3(トリスジピバロイルメタナートルテニ
    ウム)、Si(C253OH(トリエチルシラノー
    ル)、Si[N(CH323H(トリスジメチルアミ
    ノシラン)、Si[N(CH324(テトラキスジメ
    チルアミノシラン)、Sr(dpm)2(ビスジピバロ
    イルメタナートストロンチウム)、Sr[Nb(OC2
    562(ストロンチウム ビス[ヘキサエトキシニ
    オブ])、Sr[Nb(i−OC3762(ストロン
    チウム ビス[ヘキサプロポキシニオブ])、Sr[T
    a(OC2562(ストロンチウム ビス[ヘキサエ
    トキシタンタル])、Sr[Ta(i−OC3762
    (ストロンチウム ビス[ヘキサプロポキシタンタ
    ル])、TBA(ターシャリーブチルアルシン)、TB
    P(ターシャリーブチルホスフィン)、TDMAT(テ
    トラキスジメチルアミノチタン)、TEG(トリエチル
    ガリウム)、TEOA(トリエトキシ砒素)、TEOS
    (テトラエトキシシラン)、THF(テトラヒドロフラ
    ン)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMB(ト
    リメトキシボロン)、TMG(トリメチルガリウム)、
    TMI・HN(i−OC372(トリメチルインジウ
    ムジイソプロピルアミンアダクト)、TMI(トリメチ
    ルインジウム)、TMOP(トリメトキシリン酸)、T
    MP(トリメトキシリン)、Ta[N(C252
    4(テトラキスジエチルアミノタンタル)、Ta[N
    (CH324(テトラキスジメチルアミノジルコニウ
    ム)、Ta[N(CH325(ペンタキスジメチルア
    ミノタンタル)、TaBr5・S(C252(五臭化タ
    ンタルジエチル硫黄アダクト)、TaBr5(五臭化タ
    ンタル)、TaCl5・S(C252(五塩化タンタル
    ジエチル硫黄アダクト)、TaCl5(五塩化タンタ
    ル)、Ti(OC372(dpm)2(ジプロピルビス
    ジピバロイルメタナートチタン)、Ti(OC374
    (テトラプロポキシチタン)、TiCl4(四塩化チタ
    ン)、Zr(dpm)4(テトラキスジピバロイルメタ
    ナートジルコニウム)、Zr(n−OC494(テト
    ラノルマルブトキシジルコニウム)、Zr(t−OC4
    94(テトラターシャリーブトキシジルコニウム)、
    テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラミン、
    ペンタエチレンヘキサミン、ClF3(トリフロロ塩
    素)、ビスヘキサフロロアセチルアセトナート銅(I)
    ジメチルジビニルシランアダクト、フッ化水素、ヘキサ
    フロロアセチルアセトナート銅(I)トリメチルビニル
    シランアダクト、ヘキサフロロアセチルアセトナート銅
    (I)トリメチルビニルシランアダクト・トリメチルビ
    ニルシラン添加品、塩化水素、塩素、臭化水素、炭素数
    が9から30の炭化水素又は沃化水素である、請求項1
    又は2記載の流体移送用配管装置。
  4. 【請求項4】 容器接続用配管A、配管B及び開閉弁を
    有する分岐配管Cの3配管をそれぞれ接続し、開時には
    全配管を流通状態にし、閉時には配管B及び分岐配管C
    間を流通状態にすると共に容器接続用配管Aを非流通状
    態にする3ポートバルブを具備する流体移送用配管装置
    の容器接続用配管Aに容器を接続した、配管装置内の残
    留物のパージが簡易な流体供給装置。
  5. 【請求項5】 容器にバルブを間隔をおいて2個有する
    流体用配管を更に接続し、配管(B)にはバルブを備
    え、かつ一端を洗浄流体用配管の2個のバルブの間に接
    続し、他端を配管Bのバルブと3ポートバルブの間に接
    続する中間にバルブを有する連結管を備えた請求項4記
    載の流体供給装置。
  6. 【請求項6】 移送流体が半導体製造原料である請求項
    4又は5記載の流体供給装置。
  7. 【請求項7】 移送流体が、AlCl3(三塩化アルミ
    ニウム)、(t−C49NH)2W=(Nt−C492
    (ビスターシャリーブチルイミドビスターシャリーブチ
    ルアミノタングステン)、As(n−OC493(ト
    リノルマルブトキシ砒素)、Ba(dpm)2(ジピバ
    ロイルメタナートバリウム)、Bi(C653(トリ
    フェニルビスマス)、Bi(CH3)(C652(メチ
    ルジフェニルビスマス)、Bi(CH32(C65
    (ジメチルフェニルビスマス)、Bi(CH33(トリ
    メチルビスマス)、Bi(dpm)3(トリスジピバロ
    イルメタナートビスマス)、C25N=Ta[N(C2
    523(エチルイミドトリスジエチルアミノタンタ
    ル)、C48(オクタフロロシクロブタン)、C5
    8(オクタフロロシクロペンテン)、CCl4(四塩化炭
    素)、Ca(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート
    カルシウム)、DMAH(ジメチルアルミニウムハイド
    ライド)、GeCl4(四塩化ゲルマニウム)、Mg
    (C25542(ビスエチルシクロペンタジエニル
    マグネシウム)、Mg(C552(ビスシクロペンタ
    ジエニルマグネシウム)、PCl3(三塩化リン)、P
    ET(ペンタエトキシタンタル)、POCl3(オキシ
    塩化リン)、Pb(C254(テトラエチル鉛)、P
    b(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート鉛)、R
    u(dpm)3(トリスジピバロイルメタナートルテニ
    ウム)、Si(C253OH(トリエチルシラノー
    ル)、Si[N(CH323H(トリスジメチルアミ
    ノシラン)、Si[N(CH324(テトラキスジメ
    チルアミノシラン)、Sr(dpm)2(ビスジピバロ
    イルメタナートストロンチウム)、Sr[Nb(OC2
    562(ストロンチウム ビス[ヘキサエトキシニ
    オブ])、Sr[Nb(i−OC3762(ストロン
    チウム ビス[ヘキサプロポキシニオブ])、Sr[T
    a(OC2562(ストロンチウム ビス[ヘキサエ
    トキシタンタル])、Sr[Ta(i−OC3762
    (ストロンチウム ビス[ヘキサプロポキシタンタ
    ル])、TBA(ターシャリーブチルアルシン)、TB
    P(ターシャリーブチルホスフィン)、TDMAT(テ
    トラキスジメチルアミノチタン)、TEG(トリエチル
    ガリウム)、TEOA(トリエトキシ砒素)、TEOS
    (テトラエトキシシラン)、THF(テトラヒドロフラ
    ン)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMB(ト
    リメトキシボロン)、TMG(トリメチルガリウム)、
    TMI・HN(i−OC372(トリメチルインジウ
    ムジイソプロピルアミンアダクト)、TMI(トリメチ
    ルインジウム)、TMOP(トリメトキシリン酸)、T
    MP(トリメトキシリン)、Ta[N(C252
    4(テトラキスジエチルアミノタンタル)、Ta[N
    (CH324(テトラキスジメチルアミノジルコニウ
    ム)、Ta[N(CH325(ペンタキスジメチルア
    ミノタンタル)、TaBr5・S(C252(五臭化タ
    ンタルジエチル硫黄アダクト)、TaBr5(五臭化タ
    ンタル)、TaCl5・S(C252(五塩化タンタル
    ジエチル硫黄アダクト)、TaCl5(五塩化タンタ
    ル)、Ti(OC372(dpm)2(ジプロピルビス
    ジピバロイルメタナートチタン)、Ti(OC374
    (テトラプロポキシチタン)、TiCl4(四塩化チタ
    ン)、Zr(dpm)4(テトラキスジピバロイルメタ
    ナートジルコニウム)、Zr(n−OC494(テト
    ラノルマルブトキシジルコニウム)、Zr(t−OC4
    94(テトラターシャリーブトキシジルコニウム)、
    テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラミン、
    ペンタエチレンヘキサミン、ClF3(トリフロロ塩
    素)、ビスヘキサフロロアセチルアセトナート銅(I)
    ジメチルジビニルシランアダクト、フッ化水素、ヘキサ
    フロロアセチルアセトナート銅(I)トリメチルビニル
    シランアダクト、ヘキサフロロアセチルアセトナート銅
    (I)トリメチルビニルシランアダクト・トリメチルビ
    ニルシラン添加品、塩化水素、塩素、臭化水素、炭素数
    が9から30の炭化水素又は沃化水素である請求項4、
    5又は6記載の配管装置内の残留物のパージが簡易な流
    体供給装置。
  8. 【請求項8】 容器接続用配管A、配管B及び開閉弁を
    有する分岐配管Cの3配管をそれぞれ接続し、開時には
    全配管を流通状態にし、閉時には配管B及び分岐配管C
    間を流通状態にすると共に容器接続用配管Aを非流通状
    態にする3ポートバルブを具備する流体移送用配管装置
    において、流体移送後に残留する残留物を3ポートバル
    ブを閉状態にすると共に配管Bから分岐配管Cに洗浄流
    体を移動させることによりパージする方法。
  9. 【請求項9】 移送流体が半導体製造原料である請求項
    8記載のパージする方法。
  10. 【請求項10】 移送流体が、AlCl3(三塩化アル
    ミニウム)、(t−C49NH)2W=(Nt−C
    492(ビスターシャリーブチルイミドビスターシャ
    リーブチルアミノタングステン)、As(n−OC
    493(トリノルマルブトキシ砒素)、Ba(dp
    m)2(ジピバロイルメタナートバリウム)、Bi(C6
    53(トリフェニルビスマス)、Bi(CH3)(C6
    52(メチルジフェニルビスマス)、Bi(CH32
    (C65)(ジメチルフェニルビスマス)、Bi(CH
    33(トリメチルビスマス)、Bi(dpm)3(トリ
    スジピバロイルメタナートビスマス)、C25N=Ta
    [N(C2523(エチルイミドトリスジエチルアミ
    ノタンタル)、C48(オクタフロロシクロブタン)、
    58(オクタフロロシクロペンテン)、CCl4(四
    塩化炭素)、Ca(dpm) 2(ビスジピバロイルメタ
    ナートカルシウム)、DMAH(ジメチルアルミニウム
    ハイドライド)、GeCl4(四塩化ゲルマニウム)、
    Mg(C25542(ビスエチルシクロペンタジエ
    ニルマグネシウム)、Mg(C552(ビスシクロペ
    ンタジエニルマグネシウム)、PCl3(三塩化リ
    ン)、PET(ペンタエトキシタンタル)、POCl3
    (オキシ塩化リン)、Pb(C254(テトラエチル
    鉛)、Pb(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート
    鉛)、Ru(dpm)3(トリスジピバロイルメタナー
    トルテニウム)、Si(C253OH(トリエチルシ
    ラノール)、Si[N(CH323H(トリスジメチ
    ルアミノシラン)、Si[N(CH324(テトラキ
    スジメチルアミノシラン)、Sr(dpm)2(ビスジ
    ピバロイルメタナートストロンチウム)、Sr[Nb
    (OC2 562(ストロンチウム ビス[ヘキサエト
    キシニオブ])、Sr[Nb(i−OC3762(ス
    トロンチウム ビス[ヘキサプロポキシニオブ])、S
    r[Ta(OC2562(ストロンチウム ビス[ヘ
    キサエトキシタンタル])、Sr[Ta(i−OC
    3762(ストロンチウム ビス[ヘキサプロポキシ
    タンタル])、TBA(ターシャリーブチルアルシ
    ン)、TBP(ターシャリーブチルホスフィン)、TD
    MAT(テトラキスジメチルアミノチタン)、TEG
    (トリエチルガリウム)、TEOA(トリエトキシ砒
    素)、TEOS(テトラエトキシシラン)、THF(テ
    トラヒドロフラン)、TMA(トリメチルアルミニウ
    ム)、TMB(トリメトキシボロン)、TMG(トリメ
    チルガリウム)、TMI・HN(i−OC372(ト
    リメチルインジウムジイソプロピルアミンアダクト)、
    TMI(トリメチルインジウム)、TMOP(トリメト
    キシリン酸)、TMP(トリメトキシリン)、Ta[N
    (C2524(テトラキスジエチルアミノタンタ
    ル)、Ta[N(CH324(テトラキスジメチルア
    ミノジルコニウム)、Ta[N(CH325(ペンタ
    キスジメチルアミノタンタル)、TaBr5・S(C2
    52(五臭化タンタルジエチル硫黄アダクト)、TaB
    5(五臭化タンタル)、TaCl5・S(C25
    2(五塩化タンタルジエチル硫黄アダクト)、TaCl5
    (五塩化タンタル)、Ti(OC372(dpm)
    2(ジプロピルビスジピバロイルメタナートチタン)、
    Ti(OC374(テトラプロポキシチタン)、Ti
    Cl4(四塩化チタン)、Zr(dpm)4(テトラキス
    ジピバロイルメタナートジルコニウム)、Zr(n−O
    494(テトラノルマルブトキシジルコニウム)、
    Zr(t−OC494(テトラターシャリーブトキシ
    ジルコニウム)、テトラエチレンペンタミン、トリエチ
    レンテトラミン、ペンタエチレンヘキサミン、ClF3
    (トリフロロ塩素)、ビスヘキサフロロアセチルアセト
    ナート銅(I)ジメチルジビニルシランアダクト、フッ
    化水素、ヘキサフロロアセチルアセトナート銅(I)ト
    リメチルビニルシランアダクト、ヘキサフロロアセチル
    アセトナート銅(I)トリメチルビニルシランアダクト
    ・トリメチルビニルシラン添加品、塩化水素、塩素、臭
    化水素、炭素数が9から30の炭化水素又は沃化水素で
    ある、請求項8又は9記載のパージする方法。
  11. 【請求項11】 洗浄流体を使用する請求項8、9又は
    10記載のパージする方法。
  12. 【請求項12】 洗浄流体が不活性ガス、還元性ガス、
    有機溶媒、残留物と反応し蒸気圧のある別の化合物を生
    成する反応性の高いガス等の物質である請求項11記載
    のパージする方法。
  13. 【請求項13】 容器接続用配管A、配管B及び開閉弁
    を有する分岐配管Cの3配管をそれぞれ接続し、開時に
    は全配管を流通状態にし、閉時には配管B及び分岐配管
    C間を流通状態にすると共に容器接続用配管Aを非流通
    状態にする3ポートバルブを具備する流体移送用配管装
    置の容器接続用配管Aに容器を接続した流体供給装置の
    容器より移送流体を供給し、供給後配管装置内に残留す
    る残留物を3ポートバルブを閉状態にすると共に配管B
    から分岐配管Cに洗浄流体を移動させることによりパー
    ジする流体供給方法。
  14. 【請求項14】 移送流体が半導体製造原料である請求
    項13記載の流体供給方法。
  15. 【請求項15】 移送流体が、AlCl3(三塩化アル
    ミニウム)、(t−C49NH)2W=(Nt−C
    492(ビスターシャリーブチルイミドビスターシャ
    リーブチルアミノタングステン)、As(n−OC
    493(トリノルマルブトキシ砒素)、Ba(dp
    m)2(ジピバロイルメタナートバリウム)、Bi(C6
    53(トリフェニルビスマス)、Bi(CH3)(C6
    52(メチルジフェニルビスマス)、Bi(CH32
    (C65)(ジメチルフェニルビスマス)、Bi(CH
    33(トリメチルビスマス)、Bi(dpm)3(トリ
    スジピバロイルメタナートビスマス)、C25N=Ta
    [N(C2523(エチルイミドトリスジエチルアミ
    ノタンタル)、C48(オクタフロロシクロブタン)、
    58(オクタフロロシクロペンテン)、CCl4(四
    塩化炭素)、Ca(dpm) 2(ビスジピバロイルメタ
    ナートカルシウム)、DMAH(ジメチルアルミニウム
    ハイドライド)、GeCl4(四塩化ゲルマニウム)、
    Mg(C25542(ビスエチルシクロペンタジエ
    ニルマグネシウム)、Mg(C552(ビスシクロペ
    ンタジエニルマグネシウム)、PCl3(三塩化リ
    ン)、PET(ペンタエトキシタンタル)、POCl3
    (オキシ塩化リン)、Pb(C254(テトラエチル
    鉛)、Pb(dpm)2(ビスジピバロイルメタナート
    鉛)、Ru(dpm)3(トリスジピバロイルメタナー
    トルテニウム)、Si(C253OH(トリエチルシ
    ラノール)、Si[N(CH323H(トリスジメチ
    ルアミノシラン)、Si[N(CH324(テトラキ
    スジメチルアミノシラン)、Sr(dpm)2(ビスジ
    ピバロイルメタナートストロンチウム)、Sr[Nb
    (OC2 562(ストロンチウム ビス[ヘキサエト
    キシニオブ])、Sr[Nb(i−OC3762(ス
    トロンチウム ビス[ヘキサプロポキシニオブ])、S
    r[Ta(OC2562(ストロンチウム ビス[ヘ
    キサエトキシタンタル])、Sr[Ta(i−OC
    3762(ストロンチウム ビス[ヘキサプロポキシ
    タンタル])、TBA(ターシャリーブチルアルシ
    ン)、TBP(ターシャリーブチルホスフィン)、TD
    MAT(テトラキスジメチルアミノチタン)、TEG
    (トリエチルガリウム)、TEOA(トリエトキシ砒
    素)、TEOS(テトラエトキシシラン)、THF(テ
    トラヒドロフラン)、TMA(トリメチルアルミニウ
    ム)、TMB(トリメトキシボロン)、TMG(トリメ
    チルガリウム)、TMI・HN(i−OC372(ト
    リメチルインジウムジイソプロピルアミンアダクト)、
    TMI(トリメチルインジウム)、TMOP(トリメト
    キシリン酸)、TMP(トリメトキシリン)、Ta[N
    (C2524(テトラキスジエチルアミノタンタ
    ル)、Ta[N(CH324(テトラキスジメチルア
    ミノジルコニウム)、Ta[N(CH325(ペンタ
    キスジメチルアミノタンタル)、TaBr5・S(C2
    52(五臭化タンタルジエチル硫黄アダクト)、TaB
    5(五臭化タンタル)、TaCl5・S(C25
    2(五塩化タンタルジエチル硫黄アダクト)、TaCl5
    (五塩化タンタル)、Ti(OC372(dpm)
    2(ジプロピルビスジピバロイルメタナートチタン)、
    Ti(OC374(テトラプロポキシチタン)、Ti
    Cl4(四塩化チタン)、Zr(dpm)4(テトラキス
    ジピバロイルメタナートジルコニウム)、Zr(n−O
    494(テトラノルマルブトキシジルコニウム)、
    Zr(t−OC494(テトラターシャリーブトキシ
    ジルコニウム)、テトラエチレンペンタミン、トリエチ
    レンテトラミン、ペンタエチレンヘキサミン、ClF3
    (トリフロロ塩素)、ビスヘキサフロロアセチルアセト
    ナート銅(I)ジメチルジビニルシランアダクト、フッ
    化水素、ヘキサフロロアセチルアセトナート銅(I)ト
    リメチルビニルシランアダクト、ヘキサフロロアセチル
    アセトナート銅(I)トリメチルビニルシランアダクト
    ・トリメチルビニルシラン添加品、塩化水素、塩素、臭
    化水素、炭素数が9から30の炭化水素又は沃化水素で
    ある、請求項13又は14記載の流体供給方法。
  16. 【請求項16】 洗浄流体を使用する請求項13、14
    又は15記載の流体供給方法。
  17. 【請求項17】 洗浄流体が不活性ガス、還元性ガス、
    有機溶媒、残留物と反応し蒸気圧のある別の化合物を生
    成する反応性の高いガス等の流体である請求項16記載
    の流体供給方法。
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