JP2001106321A - パイプコンベヤにおける捩れ矯正装置、及びそれを備えたパイプコンベヤ - Google Patents

パイプコンベヤにおける捩れ矯正装置、及びそれを備えたパイプコンベヤ

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JP2001106321A JP29100999A JP29100999A JP2001106321A JP 2001106321 A JP2001106321 A JP 2001106321A JP 29100999 A JP29100999 A JP 29100999A JP 29100999 A JP29100999 A JP 29100999A JP 2001106321 A JP2001106321 A JP 2001106321A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状搬送ベルトの同一円周上に配列された総
べてのローラの向きを変え、捩れ防止・矯正効果が十分
得られるようにする。 【解決手段】 搬送ベルト1の丸められた部分が貫通す
るリング状の固定フレーム13と、丸められた部分の外
周面にパイプ状ベルトの走行方向に対して交差する向き
に圧接するローラ6’を有し、かつ固定フレーム13の
内周に向き変更可能に複数配設された複数のローラ支持
フレーム26と、固定フレーム13に設けられ、かつロ
ーラ支持フレーム26の向きを変更する複数の向き変更
手段と、複数の向き変更手段を、互いに連動させる連係
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環走行する無端
の帯状搬送ベルトの一部分がパイプ状に丸められ、その
内部に被搬送物を包み込んで搬送するパイプ状ベルトの
捩れを矯正する捩れ矯正装置と、この捩れ矯正装置を備
えたパイプコンベヤとに関する。
【0002】
【従来の技術】循環する無端の帯状搬送ベルトの一部分
をパイプ状に丸め、この中に粉粒体を包み込んで連続搬
送するパイプコンベヤは公知である。このパイプコンベ
ヤには、パイプ状に丸められた搬送ベルトの所定の部分
に捩れが生じたとき、その捩れを矯正する捩れ矯正装置
を設けることがあり、捩れ矯正装置の従来例としては、
例えば以下の3つのものがある。
【0003】特公平1−46404号公報に記載されて
いる捩れ矯正装置は、矯正ローラを支持する軸受金具と
この軸受金具を支持する支持金具との間にスペーサを挟
持させて矯正ローラの回転軸を搬送ベルトの走行方向に
対して傾斜させて、矯正ローラの回転力により、搬送ベ
ルトの捩れを矯正するものであるが、各矯正ローラ毎に
スペーサを取り付けなければならず、矯正ローラを傾斜
させる作業に手間を要していた。
【0004】この問題を解決したのが、特開平5−88
22号公報及び特開平10−329914号公報に記載
されている捩れ矯正装置である。
【0005】特開平5−8822号公報の装置は、丸め
られた搬送ベルトの捩れを起こし易い部分に、この部分
を囲むようにして方形枠状の支持枠を配設し、支持枠の
内周面に突設した搬送ベルト側を向く回転軸に、ローラ
支持枠を回転自在に取り付けて、ローラ支持枠における
搬送ベルトとの対向面に、搬送ベルトに接触する矯正ロ
ーラを取り付けるとともに、ローラ支持枠を上記回転軸
まわりに回転させる角度調整手段により、ローラ支持枠
を回転させて、矯正ローラを搬送ベルトの進行方向に対
して傾斜させるものである。
【0006】特開平10−329914号公報に記載さ
れた装置は、円形に丸められた搬送ベルトの下方に台座
を配設し、台座に搬送ベルトの下面を支持する荷重保持
ローラを取り付けるとともに、台座の側部に搬送ベルト
の側方に位置する複数の支柱を立設し、各支柱に、搬送
ベルト側を向く回転軸を突設して、この回転軸に、矯正
ローラを回転自在に支持するアームを回転自在に取り付
け、各アーム同士を自在ロッドで連結し、自在ロッドに
連係したシャフトの先端に設けたハンドルを回転させる
ことにより、各矯正ローラを互いに連動させて回転軸ま
わりに回転させることにより、各矯正ローラを搬送ベル
トの走行方向に対して傾斜させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−8
822号公報に記載されている捩れ矯正装置は、ローラ
支持枠を回転させるものであるため、各ローラの回転角
度が各ローラの取付位置によって異なり、十分な矯正効
果を得ることができず、また、ローラ支持枠を回転させ
るので、大きな回転駆動力を必要とするという問題があ
る。
【0008】また、特開平10−329914号に記載
された捩れ矯正装置は、円形保持ローラが搬送ベルトの
パイプ状に丸められた部分の側面に配設されているだけ
であり、かつ、荷重支持ローラと矯正ローラがベルトの
長手方向に離間した位置に配設されているため、矯正ロ
ーラによる矯正効果が十分に得られないという問題があ
る。
【0009】本発明は、帯状搬送ベルトの同一円周上に
配列された総べてのローラの向きを変え、捩れ防止・矯
正効果が十分得られるパイプコンベヤにおける捩れ矯正
装置と、この装置を備えたパイプコンベヤとを提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1) 循環走行する無端の帯状搬送ベルトの一部分がパ
イプ状に丸められ、その内部に被搬送物を包み込んで搬
送するパイプコンベヤにおいて、前記搬送ベルトの捩れ
を矯正する捩れ矯正装置であって、前記搬送ベルトの丸
められた部分が貫通するリング状の固定フレームと、前
記丸められた部分の外周面に前記パイプ状ベルトの走行
方向に対して交差する向きに圧接するローラを有し、か
つ前記固定フレームの内周に向き変更可能に複数配設さ
れた複数のローラ支持フレームと、前記固定フレームに
設けられ、かつ前記ローラ支持フレームの向きを変更す
る複数の向き変更手段と、前記複数の向き変更手段を、
互いに連動させる連係手段とを備えるものとする。
【0011】(2) 上記(1)項において、固定フレーム
が正多角形に形成され、向き変更手段が、前記固定フレ
ームの辺の外周に前記パイプ状ベルトの走行方向と平行
に配設されたボルトと、前記ボルトに螺合するナット
と、前記ボルトと交差して前記固定フレームの辺に回転
可能に設けられかつ前記ナットに連動する回動片とを有
し、前記回動片が前記ローラ支持フレームに連結する。
【0012】(3) 上記(2)項において、連係手段が、
複数の向き変更手段の各ボルトに設けられたスプロケッ
トと、前記複数のスプロケットに掛け渡されている無端
チェーンとを有するものとする。
【0013】(4) 上記(2)または(3)項において、複
数の向き変更手段の各ボルトの内、1個のボルトに駆動
源を接続する。
【0014】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、搬送ベルトの丸められた部分が所定量捩れたとき、
前記丸められた部分の重なり部を検知する捩れ検知手段
を備えるものとする。
【0015】(6) 上記(5)項において、検知手段を、
捩れを検知したとき、駆動源を作動させて、前記捩れを
矯正する方向にローラ支持フレームを介してローラを傾
斜させるようにする。
【0016】(7) パイプコンベヤであって、上記(1)
〜(6)項のいずれかの捩れ矯正装置を備えるものとす
る。
【0017】(8) 上記(7)項において、捩れ矯正装置
を、搬送ベルトの走行方向に沿って、複数配設され、前
記捩れ矯正装置の前記向き変更手段同士が連結手段によ
って連結されているものとする。
【0018】(9) 上記(7)または(8)項において、捩
れ矯正装置を、パイプ状のベルトの被搬送物を受け入れ
る入口端近傍と、前記被搬送物を排出する出口端近傍
と、パイプ状のベルトがカーブしている部分との少なく
とも1箇所に配設されているものとする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図1〜図3に、本発明のパイ
プ状ベルトの捩れ矯正装置を備えたパイプコンベヤ(12)
を示す。可撓性を有する無端の搬送ベルト(1)は、長手
方向の軸線まわりに丸まってパイプ状になろうとする弾
性傾向を有しており、図1に示すように、前方の駆動ド
ラム(2)と後方の従動ドラム(3)とに扁平に展開された
状態で掛け回され、全体として駆動ドラム(2)が従動ド
ラム(3)より高く配設された傾斜状態で、図1の矢印の
方向に回走するようになっている。
【0020】(4)(4')は、連杆(5)をもって、搬送ベル
ト(1)の進行方向にほぼ一定間隔として前後方向に配設
され、かつ搬送ベルト(1)と直交する方向を向く支持枠
で、図2に示すように、上下2室(4a)(4b)に分かれ、そ
の上室(4a)には、搬送ベルト(1)の往路部分である往路
ベルト(1a)が、また下室(4b)には、搬送ベルト(1)の復
路部分である復路ベルト(1b)が通過するようになってい
る。
【0021】前後両端の支持枠(4')を除く各支持枠(4)
の上下両室(4a)(4b)内には、それぞれ複数の保形ローラ
(6)が、実質上円を描くようにして、同一円周上に、ほ
ぼ一定間隔をもって枢設されている。
【0022】偏平に展開されて、従動ドラム(3)の下面
よりその上面に回った往路ベルト(1a)は、図3に示すよ
うに、該往路ベルト(1a)の下面と側面をそれぞれ支持す
る支持ローラ(7)(8)に案内されることにより、かつそ
れ自身の有する弾性傾向によって、次第に樋状に丸めら
れる。
【0023】往路ベルト(1a)が十分に丸まらないうち
に、従動ドラム(3)の上方に設けたホッパ(9)より、粉
体もしくは粒体の被搬送物(10)が、往路ベルト(1a)上に
投下される。
【0024】ついで、往路ベルト(1a)は、支持枠(4)の
上室(4a)に進入し、保形ローラ(6)に案内されて、パイ
プ状に丸められるとともに、往路ベルト(1a)の両側端部
同士が上方において重合され、その中に被搬送物(10)が
包み込まれる。
【0025】被搬送物(10)を包み込んだ往路ベルト(1a)
は、保形ローラ(6)により周囲を支持されて、パイプ状
を保ったまま走行する。
【0026】前方の駆動ドラム(2)の近くにおいて、最
前位の支持枠(4)から脱出した往路ベルト(1a)は、図3
に示した被搬送物(10)の包み込み部分と概ね前後対称的
に構成されたベルト展開装置(図示せず)を通過する間に
展開されて、被搬送物(10)を、駆動ドラム(2)の前下方
に設けた荷受箱(11)に投入する。
【0027】駆動ドラム(2)を通過した復路ベルト(1b)
は、上述同様にパイプ状に丸められて、各支持枠(4)の
下室(4a)を通過し、従動ドラム(3)に戻って循環する。
【0028】このように、コンベヤ装置(12)は、数10
0mに及ぶ長尺のものとして配設されることがあるが、
両ドラム(2)(3)間の距離が余りにも長い場合には、パ
イプ状の搬送ベルト(1)の前後両端部が、その軸線まわ
りに捩じれることがある。特に、往路ベルト(1a)が捩じ
れると、被搬送物(10)がこぼれ落ちることとなり、また
搬送ベルト(1)や駆動用モータ等に無理な力が作用し、
その損耗を著しく早めることとなる。
【0029】このため、前後両端部の支持枠(4')の上室
(4a')には、搬送ベルト(1)の捩れを矯正できる捩れ矯
正装置(14)が設けられている。
【0030】図4〜図7に示すように、上室(4a')の内
周面には正面視正六角形をなす固定フレーム(13)が図示
を省略した取付部材を介して固定されており、固定フレ
ーム(13)の各辺の前後両縁部に立設された突片(16)(16)
の内側には軸受(17)が設けられており、前後の突片(16)
(16)を貫通する送りねじ(15)が軸受(17)によって、回転
自在かつスラスト方向に移動不能に支持されている。
【0031】送りねじ(15)の前端部(駆動ドラム(2)側
の端部)には、スプロケット(18)が固着されている。送
りねじ(15)の中間部には、前後両端面(19a)(19a)が円弧
状に形成されたナット(19)が螺合しており、さらに、固
定フレーム(13)の各辺の外周面に載置された回動片(20)
の一端に突設された1対の連結突片(21)(21)の通孔(21
a)が、ナット(19)の両端面(19a)(19a)に接触する状態で
送りねじ(15)に遊嵌している。
【0032】図7に示すように、回動片(20)の中間部に
形成された角孔(22)は、固定フレーム(13)の各辺の中央
部に穿設された円形の貫通孔(23)に整合しており、角孔
(22)と貫通孔(23)を貫通するボルト(24)の外端部に螺合
されたナット(30)は、回動片(20)の外面に締め付けられ
ている。
【0033】ボルト(24)には1対の方形のナット(24b)
(24c)が、ボルト(24)の中間部に遊嵌された円形の丸軸
部(24a)を挾持するようにして螺合されており、ナット
(24b)は回動片(20)の角孔(22)に回転不能に嵌合してお
り、丸軸部(24a)は貫通孔(23)に回転自在に嵌合してい
る。
【0034】ナット(24c)には、矯正ローラ(6')を支持
するローラ支持フレーム(26)に穿設された角孔(27)が回
転不能に嵌合しており、ボルト(24)の内端部には、ナッ
ト(31)が螺合しており、このナット(31)が角孔(27)の周
縁部に圧接することにより、ローラ支持フレーム(26)が
ボルト(24)の内端部に固定されている。
【0035】以上説明したように、丸軸部(24a)が貫通
孔(23)に回転自在に嵌合することにより、回動片(20)と
ローラ支持フレーム(26)は一体となって回動することが
でき、また、固定フレーム(13)、送りねじ(15)、ナット
(19)、回動片(20)、ボルト(24)、ローラ支持フレーム(2
6)、矯正ローラ(6')等により、捩れ矯正装置(14)が構成
されている。
【0036】さらに送りねじ(15)、スプロケット(18)、
ナット(19)、回動片(20)、及びボルト(24)等は、向き変
更手段(37)を構成している。
【0037】共通の固定フレーム(13)に設けられている
総てのスプロケット(18)には、チェーン(32)が掛け渡し
てある。スプロケット(18)とチェーン(32)は、連係手段
を構成している。
【0038】次に動作を説明する。往路ベルト(1a)の丸
められた部分に捩れが生じたとき、作業員は、図5に示
す各矯正ローラ(6')に対応する送りねじ(15)の内、一端
に角軸部(33)が形成された送りねじ(15A)の角軸部(33)
に着脱可能なハンドル(図示略)を取りつけて、その送り
ねじ(15A)を手動回転させると、その送りねじ(15A)のみ
ならず、チェーン(32)によって他の総ての送りねじ(15)
も回転し、総てのナット(19)が同じ方向に移動する。そ
して、ナット(19)の移動によって、回動片(20)とローラ
支持フレーム(26)とが図6に矢印Aで示す方向に一体的
に回動する。これによって、総ての矯正ローラ(6')が同
一方向に傾く。
【0039】矯正ローラ(6')を往路ベルト(1a)の丸めら
れた部分が捩れて行こうとする方向と反対側の方に傾斜
させると、丸められた部分に捩れようとする方向と逆方
向の捩れ力を付与して、丸められた部分の捩れを矯正す
ることができる。
【0040】なお、送りねじ(15A)は図示を省略したモ
ータを遠隔操作することによって回転させてもよい。ま
た、往路ベルト(1a)の丸められた部分の捩れは、図8に
示すように、往路ベルト(1a)の重なり部分の近傍に回転
自在に配設された1対の揺動部材(34)の検知片(34a)(34
a)が往路ベルト(1a)の捩れによって回動し、検知片(34
a)がセンサ(35)(35)に接触することによって、捩れと捩
れ方向とを検知し、送りねじ(15A)に接続された図示略
のモータを自動制御させることによって、自動的に矯正
するようにしてもよい。
【0041】さらに、図9に示すように互いに異なる固
定フレーム(13)の送りねじ(15A)同士を連結手段である
連結杆(36)によって接続して、複数の捩れ矯正装置(14)
を同時に作動させてもよい。
【0042】捩れ矯正装置(14)は、損耗の激しい、往路
ベルト(1a)の被搬送物を受け入れる入口端近傍や、被搬
送物を排出する出口端近傍の他、往路ベルト(1a)がカー
ブしている場合にはカーブ部分(図示略)に配設すると、
より効果的に往路ベルト(1a)の損耗を防止することがで
きる。なお、復路ベルト(1b)側に捩れ矯正装置(14)を設
けることもある。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、帯状搬送
ベルトのパイプ状に丸められた部分の同一円周上に配設
されている複数のローラの総べての向きを変更すること
ができるようになっているので、帯状搬送ベルトのパイ
プ状に丸められた部分の捩れを確実に矯正することがで
きる。
【0044】しかも、ユーザが1つの向き変更手段を作
動させると、連係手段により他の向き変更手段の向きも
変えることができるため、1回の操作で総てのローラを
傾斜させて、ローラの向きを同じ向きに揃えることが
き、簡単な操作で、速やかに、帯状搬送ベルトのパイプ
状に丸められた部分の捩れを矯正することができる。
【0045】請求項2記載の発明のように、向き変更手
段に、ボルトとナットを用いると、向き変更手段内にお
いて操作力を伝達するのにスリップが生じることがな
く、総てのローラの向きを同じ向きに確実に揃えて変
え、帯状搬送ベルトの丸められた部分の捩れを確実に矯
正することができる。
【0046】請求項3記載の発明のように、連係手段
に、向き変更手段のボルトに設けたスプロケットと、そ
のスプロケットに掛け渡したチェーンとを使用すると、
向き変更手段同士での操作力の伝達が確実に伝達され、
総てのローラの向きを同じ向きに速やかに揃えて、帯状
搬送ベルトの丸められた部分の捩れを確実に矯正するこ
とができる。
【0047】請求項4記載の発明のように、ボルトに駆
動源が設けられていると、ユーザが手動で向き変更手段
を操作する必要がなく、操作が容易になる。また、遠隔
操作が可能になる。
【0048】請求項5記載の発明のように、搬送ベルト
の丸められた部分が所定量捩れたとき、その捩れを検知
する捩れ検知手段を備えていると、搬送ベルトの捩れを
自動的に検知することができ、搬送ベルトの保守管理を
容易に行うことができるようになる。
【0049】請求項6記載の発明のように、上記丸めら
れた部分の捩れを検知する捩れ検知手段によって駆動源
が作動してローラの向きを変更できるようになっている
と、捩れを自動的に矯正することができる。
【0050】請求項7記載の発明のように、帯状ベルト
の丸められた部分に捩れが生じたとき、捩れ矯正装置に
よって矯正することができるため、被搬送物を円滑に搬
送することができる。
【0051】請求項8記載の発明のように、互いに連動
する捩れ矯正装置を搬送ベルトの走行方向に沿って複数
備えていると、帯状ベルトの捩れを確実に矯正して、被
搬送物を円滑に搬送することができる。
【0052】請求項9記載の発明のように、捩れが生じ
やすい、被搬送物を受け入れる入口近傍と、被搬送物を
排出する出口近傍、あるいはカーブしている部分に捩れ
矯正装置を設けると、捩れが確実に矯正され、帯状ベル
トの損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の捩れ矯正装置を備えたパ
イプコンベヤの正面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視拡大図である。
【図4】図1のIV−IV矢視拡大図である。
【図5】図4を、一部の部材を省略して、右側面から見
た一部を破断した側面図である。
【図6】一部のローラを省略した図5の平面図である。
【図7】一部を分解した捩れ矯正装置の斜視図である。
【図8】搬送ベルトの丸められた部分の重なり部分の段
部を検知するセンサが配設された部分の縦断正面図であ
る。
【図9】異なる固定フレームの送りねじ同士を連結杆に
よって接続して、各捩れ矯正装置を同期させた例を示す
要部の側面図である。
【符号の説明】
(1)搬送ベルト (1a)往路ベルト (1b)復路ベルト (2)駆動ドラム (3)従動ドラム (4)(4')支持枠 (4a)上室 (4b)下室 (5)連杆 (6)保形ローラ (6')矯正ローラ(ローラ) (7)支持ローラ (8)支持ローラ (9)ホッパ (10)被搬送物 (11)荷受箱 (12)パイプコンベヤ (13)固定フレーム (14)捩れ矯正装置 (15)ボルト (15A)ボルト (16)突片 (17)軸受 (18)スプロケット(連係手段) (19)ナット (19a)両端面 (20)回動片 (21)連結突片 (22)角孔 (23)貫通孔 (24)ボルト (24a)丸軸部 (24b)ナット (24c)ナット (25)回転軸 (26)ローラ支持フレーム (27)角孔 (30)ナット (31)ナット (32)チェーン(連係手段) (33)角軸部 (34)揺動部材 (34a)検知片 (35)センサ(捩れ検知手段) (36)連結杆 (37)向き変更手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環走行する無端の帯状搬送ベルトの一
    部分がパイプ状に丸められ、その内部に被搬送物を包み
    込んで搬送するパイプコンベヤにおいて、前記搬送ベル
    トの捩れを矯正する捩れ矯正装置であって、 前記搬送ベルトの丸められた部分が貫通するリング状の
    固定フレームと、前記丸められた部分の外周面に前記パ
    イプ状ベルトの走行方向に対して交差する向きに圧接す
    るローラを有し、かつ前記固定フレームの内周に向き変
    更可能に複数配設された複数のローラ支持フレームと、
    前記固定フレームに設けられ、かつ前記ローラ支持フレ
    ームの向きを変更する複数の向き変更手段と、前記複数
    の向き変更手段を、互いに連動させる連係手段とを備え
    ることを特徴とするパイプコンベヤにおける捩れ矯正装
    置。
  2. 【請求項2】 固定フレームが正多角形に形成され、向
    き変更手段が、前記固定フレームの辺の外周に前記パイ
    プ状ベルトの走行方向と平行に配設されたボルトと、前
    記ボルトに螺合するナットと、前記ボルトと交差して前
    記固定フレームの辺に回転可能に設けられかつ前記ナッ
    トに連動する回動片とを有し、前記回動片が前記ローラ
    支持フレームに連結されている請求項1記載のパイプコ
    ンベヤにおける捩れ矯正装置。
  3. 【請求項3】 連係手段が、複数の向き変更手段の各ボ
    ルトに設けられたスプロケットと、前記複数のスプロケ
    ットに掛け渡されている無端チェーンとを有している請
    求項2記載のパイプコンベヤにおける捩れ矯正装置。
  4. 【請求項4】 複数の向き変更手段の各ボルトの内、1
    個のボルトに駆動源が接続されている請求項2または3
    記載のパイプコンベヤにおける捩れ矯正装置。
  5. 【請求項5】 搬送ベルトの丸められた部分が所定量捩
    れたとき、前記丸められた部分の重なり部を検知する捩
    れ検知手段を備えている請求項1〜4のいずれかに記載
    のパイプコンベヤにおける捩れ矯正装置。
  6. 【請求項6】 検知手段が、捩れを検知したとき、駆動
    源を作動させて、前記捩れを矯正する方向にローラ支持
    フレームを介してローラを傾斜させるようにしたもので
    ある請求項5記載のパイプコンベヤにおける捩れ矯正装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の捩れ矯
    正装置を備えていることを特徴とするパイプコンベヤ。
  8. 【請求項8】 捩れ矯正装置が、搬送ベルトの走行方向
    に沿って、複数配設され、前記捩れ矯正装置の前記向き
    変更手段同士が連結手段によって連結されている請求項
    7記載のパイプコンベヤ。
  9. 【請求項9】 捩れ矯正装置が、パイプ状のベルトの被
    搬送物を受け入れる入口端近傍と、前記被搬送物を排出
    する出口端近傍と、パイプ状のベルトがカーブしている
    部分との少なくとも1箇所に配設されている請求項7ま
    たは8記載のパイプコンベヤ。
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