JP2001105704A - ロール状媒体の終端検出装置 - Google Patents

ロール状媒体の終端検出装置

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JP2001105704A
JP2001105704A JP28619399A JP28619399A JP2001105704A JP 2001105704 A JP2001105704 A JP 2001105704A JP 28619399 A JP28619399 A JP 28619399A JP 28619399 A JP28619399 A JP 28619399A JP 2001105704 A JP2001105704 A JP 2001105704A
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roll
ink ribbon
shaped medium
bobbin
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Masashi Miyamoto
雅士 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライフサイクル途中でのロール状媒体の交換
使用時に、設定操作無しで、高精度の終端検出を行い得
るロール状媒体の終端検出装置を提供する。 【解決手段】 ロール状媒体であるインクリボン4を用
いる印刷機構1のインクリボンボビン7に一体回転する
ように結合した回転部材8aおよび回転部材8aの回転
量をパルス数としてカウントするカウント部8bにより
ロータリーエンコーダ8を構成し、ロータリーエンコー
ダ8によりカウントした単位送出量当たりのパルス数お
よび予め設定された終端定義パルス数の大小比較に基づ
き当該インクリボンの終端検出を高精度で行い、インク
リボンを自由に交換使用し得るようにして合理的な業務
運用を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボン等の
ロール状媒体を1回の処理につき単位送出量ずつ送出す
るように構成された装置(印刷機構等)において、当該
ロール状媒体の終端を高精度で検出し得るようにした、
ロール状媒体の終端検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール状媒体を1回の処理につき単位送
出量ずつ送出する従来装置としては、例えば、公営競技
場で使用するトータリゼータシステムに使用される発券
端末や、鉄道車両等の乗車券発券機や、カメラのフィル
ム送り機構がある。上記各種従来装置の1つである発券
端末には、例えば熱転写式プリンタが組み込まれてお
り、この熱転写式プリンタにより、ロール状媒体である
黒インクリボンや、3原色のそれぞれに対応するインク
リボンを使用して、印刷を行うことができる。
【0003】このような各種従来装置においてロール状
媒体の終端を検出する機構としては、例えばロール状媒
体の一種であるインクリボンの巻き取り端に終端検出用
のスイッチのアクチュエータ部を接触させて、インクリ
ボンの残量が減少するにつれてアクチュエータ部の位置
が半径方向に移動するようにしておき、インクリボンの
残量が所定余裕分まで減少したときスイッチの接点がメ
イクするようにした構造を用いるのが一般的である。こ
のようなインクリボンの終端検出機構を用いることによ
り、インクリボンの残量が所定余裕分まで減少したこと
の検出、すなわちインクリボンの終端検出を行うことが
できる。
【0004】このような従来の終端検出方式では、使用
しているインクリボンの径が所定値まで減少した時点を
もって当該インクリボンの終端が到来したと見なすこと
になるため、所定膜厚のインクリボンに対して上記所定
余裕分が適正になるように設定した場合、前記所定膜厚
よりも薄い膜厚のインクリボン(したがって全長が相対
的に長くなったインクリボン)に対しては上記所定余裕
分が過大になってしまうため、まだ十分に使用に耐え得
るインクリボン残量があるにも拘わらず終端検出される
ことになる。そのため、終端検出精度の向上が望まれて
いた。
【0005】そこで、本願出願人は、先に、特願平11
−224775号明細書において、ロール状媒体として
インクリボンを用いる印刷機構のインクリボンのボビン
(例えば送出側ボビン)に一体回転するように結合した
回転部材と、該回転部材の回転量をパルス数としてカウ
ントするカウント部とによりロータリーエンコーダを構
成するとともに、該ロータリーエンコーダによりカウン
トした累計パルス数が前記インクリボンの全長に対応し
て予め設定された終端定義パルス数を越えたとき当該イ
ンクリボンの終端を検出するようにしたインクリボン残
量検出装置を提案済みである。このインクリボン残量検
出装置によれば、高精度でインクリボン終端検出を行う
ことによりインクリボンを有効最大限に無駄なく使用す
ることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願出願人は、さらな
る研究開発を続けた結果、上記インクリボン残量検出装
置には次のような改良すべき点があることを見いだし
た。すなわち、上記インクリボン残量検出装置は、ロー
ル状媒体であるインクリボンをライフサイクルを全うす
るまで同一印刷機構で使用し続ける場合には問題になら
ないが、インクリボンをライフサイクルの途中で別の同
一種類のインクリボンと交換したり、1つの印刷機構で
使用していたインクリボンを別の印刷機構に装填して使
用する交換使用時には、その都度、マニュアル操作によ
り当該印刷機構の累計パルス数の設定操作を行う必要が
生じてしまい、面倒である。その上、マニュアル操作に
より累計パルス数の設定操作を行う際に誤設定等が生じ
る可能性があるため、終端検出精度が低下するおそれが
ある。
【0007】本発明は、ライフサイクル途中のロール状
媒体を別の同一種類のロール状媒体に交換したり別の装
置に装填して使用する交換使用時であっても、交換使用
に伴う設定操作を行うことなく高精度で終端検出を行う
ことができるロール状媒体の終端検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、請求項
1に記載の第1発明は、ロール状媒体を送出側ボビンか
ら巻取側ボビンに向かって1回の処理につき単位送出量
ずつ送出する媒体送出機構の送出側ボビンまたは巻取側
ボビンに一体回転するように結合した回転部材と、該回
転部材の回転量をパルス数としてカウントするカウント
部とによりロータリーエンコーダを構成するとともに、
該ロータリーエンコーダによりカウントした単位送出量
当たりのパルス数に基づき当該ロール状媒体の終端を検
出する終端検出手段を設けて成ることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の第2発明は、前記終端検
出手段は、当該ロール状媒体に対応して予め設定された
終端定義パルス数を記憶する終端定義パルス数記憶部
と、前記ロータリーエンコーダによりカウントした単位
送出量当たりのパルス数を記憶するパルス数記憶部と、
前記終端定義パルス数記憶部に記憶された終端定義パル
ス数および前記パルス数記憶部に記憶された単位送出量
当たりのパルス数に基づき当該ロール状媒体の終端判定
を行う終端判定部とを具備して成ることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の第3発明は、前記終端判
定部は、送出側ボビンに前記ロータリーエンコーダを装
着した場合には、前記単位送出量当たりのパルス数が前
記終端定義パルス数を上回ったときに当該ロール状媒体
の終端であると判定し、巻取側ボビンに前記ロータリー
エンコーダを装着した場合には、前記単位送出量当たり
のパルス数が前記終端定義パルス数を下回ったときに当
該ロール状媒体の終端であると判定することを特徴とす
る。
【0011】第1発明においては、媒体送出機構によっ
てロール状媒体を送出側ボビンから巻取側ボビンに向か
って1回の処理につき単位送出量ずつ送出する際には、
前記媒体送出機構の送出側ボビンまたは巻取側ボビンに
結合した回転部材が一体回転するときの回転量をカウン
ト部がパルス数としてカウントすることにより、前記回
転部材およびカウント部がロータリーエンコーダとして
機能する。その間、終端検出手段は、前記ロータリーエ
ンコーダによりカウントした単位送出量当たりのパルス
数に基づき当該ロール状媒体の終端を検出するから、ラ
イフサイクル途中のロール状媒体を別の同一種類のロー
ル状媒体に交換したり別の装置に装填して使用する交換
使用時であっても、交換使用に伴う設定操作を行うこと
なく高精度で終端検出を行うことができる。
【0012】第2発明においては、前記終端検出手段の
構成要素である終端定義パルス数記憶部には当該ロール
状媒体に対応して予め設定された終端定義パルス数が記
憶され、前記終端検出手段の構成要素であるパルス数記
憶部には前記ロータリーエンコーダによりカウントした
単位送出量当たりのパルス数が記憶され、前記終端検出
手段の構成要素である終端判定部は、前記終端定義パル
ス数記憶部に記憶された終端定義パルス数および前記パ
ルス数記憶部に記憶された単位送出量当たりのパルス数
に基づき当該ロール状媒体の終端判定を行うから、ライ
フサイクル途中のロール状媒体を別の同一種類のロール
状媒体に交換したり別の装置に装填して使用する交換使
用時であっても、終端検出がなされることになる。その
際の終端検出では、マニュアル操作を伴う累計パルス数
の設定操作が不要であるから、誤設定等が生じることは
なく、終端検出精度が向上する。
【0013】第3発明においては、前記終端検出手段の
構成要素である終端判定部は、送出側ボビンに前記ロー
タリーエンコーダを装着した場合には、前記単位送出量
当たりのパルス数が前記終端定義パルス数を上回ったと
きに当該ロール状媒体の終端であると判定し、巻取側ボ
ビンに前記ロータリーエンコーダを装着した場合には、
前記単位送出量当たりのパルス数が前記終端定義パルス
数を下回ったときに当該ロール状媒体の終端であると判
定するから、所望に応じて前記媒体送出機構の送出側ボ
ビン側または巻取側ボビン側に前記ロータリーエンコー
ダを装着することが可能になる。したがって、媒体送出
機構を搭載した装置の設計上の自由度が増大し、該装置
を合理的に設計し得るようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
のロール状媒体の終端検出装置を組み込んだ印刷機構の
機構系を概念的に示す平面図であり、図2は第1実施形
態の印刷機構の制御系の概略構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の印刷機構は、ロール状媒体としてイン
クリボンおよび印刷用紙を用いる熱転写方式の印刷機構
として構成されるとともに、インクリボンの送出側ボビ
ンにロータリーエンコーダを装着するように構成されて
いる。
【0015】本実施形態の印刷機構1の機構系は、図1
に示すように、用紙駆動部2aおよび用紙送りローラ2
bより成りロール状媒体である印刷用紙3を図示矢印A
方向に送出する印刷用紙駆動装置2と、ロール状媒体で
あるインクリボン4を図示矢印B方向に巻き取るインク
リボン駆動装置5と、印刷ヘッド6を駆動する印刷ヘッ
ド駆動装置(図示せず)とを具備して成り、印刷用紙3
を図示矢印A方向に送出するとともにインクリボン4を
図示矢印B方向に巻き取る際に印刷ヘッド6が同期して
駆動され、それによりインクリボン4のインクが印刷用
紙3に熱転写されて所望の文字や図形等が印刷されるこ
とになる。
【0016】本実施形態の印刷機構1は、公営競技場で
使用するトータリゼータシステムに使用される投票券等
の発券端末に組み込まれているため、ロール状媒体であ
る印刷用紙3およびインクリボン4をそれぞれ1回の発
券処理につき単位送出量ずつ送出するように構成されて
おり、上記インクリボン駆動装置5は、ロール状媒体で
あるインクリボン4を送出側ボビン7から巻取側ボビン
9に向かって1回の発券処理につき単位送出量ずつ巻き
取る媒体送出機構として機能する。なお、上記単位送出
量は、当該投票券等が種類毎に寸法が異なることから、
当該投票券等の種類に応じて異なるものとなる。
【0017】本実施形態の印刷機構1の機構系はさら
に、インクリボン4の送出側ボビン7に一体回転するよ
うに結合した回転部材8aおよび該回転部材8aの回転
量をパルス数としてカウントするカウント部8bより成
るロータリーエンコーダ8を具備し、このロータリーエ
ンコーダ8はインクリボン4の単位送出量当たりのパル
ス数PU をカウントする。なお、上記インクリボン4、
インクリボン駆動装置5、印刷ヘッド6(および印刷ヘ
ッド駆動装置)、ならびにロータリーエンコーダ8は、
例えば3原色の各色および黒に対応するインクリボンを
用いてカラー印刷を行うように印刷機構1を構成する場
合にはそれぞれ4組設けるものとするが、各色のインク
リボン4は装填位置が予め指定されているため、異なる
インクリボン駆動装置5に装填されることはなく、1つ
のインクリボン駆動装置5には、原則的に、同一のイン
クリボンが装填されることになる。
【0018】本実施形態の印刷機構1の制御系は、図2
に示すように、印刷用紙駆動装置2を駆動するための印
刷用紙駆動回路11と、インクリボン駆動装置5を駆動
するためのインクリボン駆動回路12と、印刷ヘッド駆
動装置を駆動するための印刷ヘッド駆動回路13と、イ
ンクリボン4に対応して予め設定された終端定義パルス
数PL を記憶する終端定義パルス数記憶部14と、ロー
タリーエンコーダ8によりカウントした単位送出量当た
りのパルス数PU を記憶するパルス数記憶部15と、終
端定義パルス数記憶部14に記憶された終端定義パルス
数PL およびパルス数記憶部15に記憶された単位送出
量当たりのパルス数PU の大小比較に基づき終端判定を
行う終端判定部16と、上記各構成要素に対し動作制御
および各種信号の入出力を行う制御部17とを具備して
成る。
【0019】なお、インクリボン4を1回につき単位送
出量ずつ消費する発券処理を行う際に、インクリボン4
の使用開始当初はインクリボン径が大きいため送出側ボ
ビン7と一体回転する回転部材8aの回転量に対応する
パルス数が少なく、インクリボン4の使用が進むにつれ
てインクリボン径が小さくなって回転部材8aの回転量
に対応するパルス数が多くなることから、上記終端定義
パルス数PL は、未使用のインクリボン4に対して上記
発券処理を所定回数繰り返し行った時点の単位送出量当
たりのパルス数となるように設定しておくものとする。
また、上記インクリボン駆動回路12および印刷ヘッド
駆動回路13は、例えば3原色の各色および黒に対応す
るインクリボンを用いてカラー印刷を行うように印刷機
構1を構成する場合には、それぞれ4組設けるものとす
る。
【0020】上記終端定義パルス数記憶部14に、印刷
機構1において使用する各色のインクリボンに対し所定
回数の発券処理に対応して予め設定された終端定義パル
ス数PL を記憶させる際には、印刷機構1において使用
し得る全てのインクリボンの製品識別番号(異なる色や
異なる製造ロッドのインクリボンには、異なる製品識別
番号が付与されているものとする)と終端定義パルス数
L とを関連付けたデータベースを予め構築しておき、
キーボード等の外部入力手段からの製品識別番号の選択
的入力またはインクリボンの外箱等に付与されたバーコ
ードの読み取り入力に応じて、制御部17により終端定
義パルス数PL を終端定義パルス数記憶部14に記憶さ
せるものとするが、キーボード等の外部入力手段により
当該インクリボンの終端定義パルス数PL を直接的に制
御部17に入力して終端定義パルス数記憶部14に記憶
させることもできる。なお、本実施形態では、1つのイ
ンクリボン駆動装置5では原則的に同一のインクリボン
を使用することになっているので、一旦終端定義パルス
数PL を記憶させておけば、ライフサイクル途中のイン
クリボンを別の同一種類のインクリボンに交換したり別
の印刷機構に装填して使用する交換使用時であっても、
再び終端定義パルス数PL を記憶させる必要はない。
【0021】次に、本実施形態の印刷機構1におけるイ
ンクリボン終端検出制御を含む印刷制御を図3および図
4に基づいて説明する。図3は第1実施形態の印刷機構
における初期化制御を示すフローチャートであり、この
初期化制御は、印刷機構1の電源投入時およびインクリ
ボン装填時に実施される。まず、図3のステップ51で
は、パルス数記憶部15に記憶されているパルス数PU
をクリアする。次のステップ52では、現在印刷機構1
に装填されているインクリボンに対応して予め設定され
た終端定義パルス数PL を終端定義パルス数記憶部14
に読み込んで記憶する。
【0022】図4は第1実施形態の印刷機構におけるイ
ンクリボン終端検出制御を含む印刷制御を示すフローチ
ャートであり、この印刷制御は上記図3の初期化制御の
終了後に印刷動作が行われる毎に実施される。まず、図
4のステップ61では制御部17から印刷機構1に対し
発券処理のための印刷指令が発せられたか否かをチェッ
クし、印刷指令が発せられた場合に限り制御をステップ
62に進める。ステップ62では印刷用紙3およびイン
クリボン4を同期駆動して、図1の矢印A,B方向にそ
れぞれ単位送出量ずつ送り出す。これと同時に、次のス
テップ63で印刷内容に応じて印刷ヘッド6を駆動する
と、インクリボン4のインクが印刷用紙3に熱転写され
て上記印刷内容に応じた印刷がなされ、1枚の印刷片が
発券される。
【0023】上記印刷が行われている間、送出側ボビン
7の回転に伴い送出側ボビン7に結合した回転部材8a
が回転し、回転部材8aの回転量がカウント部8bによ
り単位送出量当たりのパルス数PU としてカウントされ
る。このようにしてロータリーエンコーダ8によりカウ
ントされた単位送出量当たりのパルス数PU は、ステッ
プ64でパルス数記憶部15に記憶される。
【0024】次のステップ65では、終端判定部16に
よって、終端定義パルス数記憶部14に記憶された終端
定義パルス数PL およびパルス数記憶部15に記憶され
た単位送出量当たりのパルス数PU の大小比較が行われ
る。この大小比較においてP U <PL であれば、まだ当
該インクリボンの終端に達していないことから、制御を
ステップ61以降に戻して上記印刷動作を繰り返し、P
U ≧PL であれば、当該インクリボンの終端に達した場
合であることから、制御を次のステップ66に進める。
ステップ66では、終端判定を行って終端検出信号を終
端判定部16から制御部17に返送する。そして、次の
ステップ67では、制御部17からの指令に基づいて終
端処理(印刷用紙駆動装置2およびインクリボン駆動装
置5の動作停止、リボン切れ警告表示等)を行う。
【0025】本実施形態の印刷機構1によれば、インク
リボン駆動装置5によってロール状媒体であるインクリ
ボン4を送出側ボビン7から巻取側ボビン9に向かって
1回の処理につき単位送出量ずつ送出する印刷動作が行
われる毎に、インクリボン4に対し所定回数の発券処理
に対応して予め設定された終端定義パルス数PL および
ロータリーエンコーダ8によりカウントした単位送出量
当たりのパルス数PUの大小比較に基づいて当該インク
リボンの終端を検出するから、インクリボンを最初から
最後まで同一インクリボン駆動装置で使い切る場合は勿
論、ライフサイクル途中のインクリボンを別の同一種類
のインクリボンに交換したり別の印刷機構に装填して使
用する交換使用時であっても、交換使用に伴う累計パル
ス数の設定操作を行うことなく、高精度で終端検出を行
うことができる。したがって、自由にインクリボンを交
換使用することが可能になり、合理的に業務運用が行え
るようになる。
【0026】また、膜厚の異なるインクリボンや、ボビ
ン径の相違等により全長の異なるインクリボンの対して
それぞれ個別に終端定義パルス数PL を予め設定してお
くことにより、多種類のインクリボンを常に終端まで使
用することが可能になり、多種類のインクリボンを有効
最大限に無駄なく使用することができる。
【0027】なお、上記第1実施形態では、ロータリー
エンコーダ8を送出側ボビン7に装着して単位送出量当
たりのパルス数PU が終端定義パルス数PL を上回った
ときに当該インクリボン4の終端であると判定するよう
にしたが、代わりに、ロータリーエンコーダ8を巻取側
ボビン9に装着して単位送出量当たりのパルス数PU
終端定義パルス数PL を下回ったときに当該インクリボ
ン4の終端であると判定するようにしてもよい。このよ
うに、本実施形態においては、所望に応じてインクリボ
ン駆動装置5の送出側ボビン7側または巻取側ボビン9
側にロータリーエンコーダ8を装着することができるの
で、印刷機構設計上の自由度が増大し、合理的に印刷機
構を設計し得るようになる。
【0028】さらに、上記第1実施形態では、インクリ
ボンを単位送出量ずつ送出する印刷動作が1回行われる
毎に終端検出を行うようにしているが、代わりに、イン
クリボンを単位送出量ずつ送出する印刷動作が合計N回
(例えばN=5)に達するまでの間にロータリーエンコ
ーダ8が検出した単位送出量当たりのパルス数をパルス
数記憶部15に累計記憶しておき、累計記憶したパルス
数PUNをN回分の印刷動作に対応するように予め設定し
ておいた終端定義パルス数PLNと大小比較することによ
りN回毎に終端検出を行うようにしてもよい。この場
合、N回分の印刷動作により送出されたインクリボンに
対応するパルス数PUNをロータリーエンコーダ8が検出
するようにしたから、単位送出量が極めて微量な印刷動
作を行う場合には、1回毎に終端検出を行う場合に比べ
て検出誤差の影響が軽減されるので、検出精度が向上す
ることになる。
【0029】図5は本発明の第2実施形態のロール状媒
体の終端検出装置を組み込んだ印刷機構の機構系を概念
的に示す平面図である。本実施形態の印刷機構は、ロー
ル状媒体としてジャーナル印刷用紙(感熱紙;インクリ
ボン不要)を用いるジャーナルプリンタとして構成され
るとともに、ジャーナル印刷用紙の送出側ボビンにロー
タリーエンコーダを装着するように構成されている。な
お、本実施形態では上記第1実施形態と同様のジャーナ
ル印刷用紙駆動系を使用するものとする。
【0030】本実施形態のジャーナルプリンタ21の機
構系は、図5に示すように、送出側ボビン22、用紙押
さえローラ23、プラテン24、中間ローラ25および
巻取側ボビン26より成りロール状媒体であるジャーナ
ル印刷用紙27を図示矢印C方向に送出する印刷用紙駆
動系と、プラテン24に接するように配置された印刷ヘ
ッド28と、ジャーナル印刷用紙27の送出側ボビン2
2に一体回転するように結合した回転部材29aおよび
該回転部材29aの回転量をパルス数としてカウントす
るカウント部29bより成るロータリーエンコーダ29
とを具備して成る。上記ロータリーエンコーダ29は、
ジャーナル印刷用紙27の巻取側ボビン26側に設けて
もよい。なお、本実施形態のジャーナルプリンタ21の
制御系は上記第1実施形態と同様であるため、説明を省
略する。
【0031】本実施形態においては、プラテン24の回
転駆動によりロール状媒体であるジャーナル印刷用紙2
7を送出側ボビン22から巻取側ボビン26に向かうよ
うに矢印C方向に送出し、1回の処理(例えば発券処
理)につきジャーナル印刷用紙27を単位送出量ずつ巻
き取る間にジャーナル印刷用紙27上に印刷ヘッド28
によって所定の印刷がなされる。その間、送出側ボビン
22と一体回転する回転部材29aの回転量をカウント
部29bがパルス数PU としてカウントすることにより
回転部材29aおよびカウント部29bがロータリーエ
ンコーダ29として機能する。
【0032】このようにしてロータリーエンコーダ29
によりカウントした単位送出量当たりのパルス数PU
終端定義パルス数PL と大小比較することによりジャー
ナル印刷用紙27の終端を検出するから、ライフサイク
ル途中のジャーナル印刷用紙を別の同一種類のジャーナ
ル印刷に交換したり別のジャーナルプリンタに装填して
使用する交換使用時であっても、交換使用に伴う累計パ
ルス数の設定操作を行うことなく、高精度で終端検出を
行うことができる。したがって、自由にジャーナル印刷
用紙を交換使用することが可能になり、合理的に業務運
用が行えるようになる。
【0033】なお、上記第1実施形態では本発明のロー
ル状媒体の終端検出装置を印刷機構のインクリボンの終
端検出に適用し、上記第2実施形態では本発明のロール
状媒体の終端検出装置をジャーナルプリンタのジャーナ
ル用紙の終端検出に適用したが、本発明のロール状媒体
の終端検出装置は鉄道車両等の乗車券発券機やカメラの
フィルム送り機構の終端検出にも適用し得ることは言う
までもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明によれ
ば、ロータリーエンコーダによりカウントした単位送出
量当たりのパルス数に基づき当該ロール状媒体の終端を
検出するから、ライフサイクル途中のロール状媒体を別
の同一種類のロール状媒体に交換したり別の装置に装填
して使用する交換使用時であっても、交換使用に伴う設
定操作を行うことなく、高精度で終端検出を行うことが
できる。したがって、自由にロール状媒体を交換使用す
ることが可能になり、合理的に業務運用が行えるように
なる。
【0035】第2発明によれば、終端定義パルス数記憶
部に記憶された終端定義パルス数およびパルス数記憶部
に記憶された単位送出量当たりのパルス数に基づき当該
ロール状媒体の終端判定を行うから、ライフサイクル途
中のロール状媒体を別の同一種類のロール状媒体に交換
したり別の装置に装填して使用する交換使用時であって
も、マニュアル操作を伴う累計パルス数の設定操作を行
うことなく終端検出を行うことができ、誤設定等が生じ
ることがないので終端検出精度が向上する。
【0036】第3発明によれば、終端定義パルス数およ
び単位送出量当たりのパルス数に基づく終端判定条件を
変更することにより、所望に応じて媒体送出機構の送出
側ボビン側または巻取側ボビン側にロータリーエンコー
ダを装着することができるので、媒体送出機構を搭載し
た装置の設計上の自由度が増大し、該装置を合理的に設
計し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のロール状媒体の終端
検出装置を組み込んだ印刷機構の機構系を概念的に示す
平面図である。
【図2】 第1実施形態の印刷機構の制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】 第1実施形態の印刷機構における初期化制御
を示すフローチャートである。
【図4】 第1実施形態の印刷機構におけるインクリボ
ン終端検出制御を含む印刷制御を示すフローチャートで
ある。
【図5】 本発明の第2実施形態のロール状媒体の終端
検出装置を組み込んだ印刷機構の機構系を概念的に示す
平面図である。
【符号の説明】
1 印刷機構 2 印刷用紙駆動装置 2a 用紙駆動部 2b 用紙送りローラ 3 印刷用紙 4 インクリボン 5 インクリボン駆動装置 6 印刷ヘッド 7 送出側ボビン 8 ロータリーエンコーダ 8a 回転部材 8b カウント部 9 巻取側ボビン 11 印刷用紙駆動回路 12 インクリボン駆動回路 13 印刷ヘッド駆動回路 14 終端定義パルス数記憶部 15 パルス数記憶部 16 終端判定部 17 制御部 21 ジャーナルプリンタ 22 送出側ボビン 23 用紙押さえロ−ラ 24 プラテン 25 中間ローラ 26 巻取側ボビン 27 ジャーナル印刷用紙 28 印刷ヘッド 29 ロータリエンコーダ 29a 回転部材 29b カウント部 A 印刷用紙の送り方向 B インクリボンの送り方向 C ジャ−ナル印刷用紙の送り方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状媒体を送出側ボビンから巻取側
    ボビンに向かって1回の処理に付き単位送出量ずつ送出
    する媒体送出機構の送出側ボビンまたは巻取側ボビンに
    一体回転するように結合した回転部材と、該回転部材の
    回転量をパルス数としてカウントするカウント部とによ
    りロータリーエンコーダを構成するとともに、該ロータ
    リーエンコーダによりカウントした単位送出量当たりの
    パルス数に基づき当該ロール状媒体の終端を検出する終
    端検出手段を設けて成ることを特徴とするロール状媒体
    の終端検出装置。
  2. 【請求項2】 前記終端検出手段は、当該ロール状媒体
    に対応して予め設定された終端定義パルス数を記憶する
    終端定義パルス数記憶部と、前記ロータリーエンコーダ
    によりカウントした単位送出量当たりのパルス数を記憶
    するパルス数記憶部と、前記終端定義パルス数記憶部に
    記憶された終端定義パルス数および前記パルス数記憶部
    に記憶された単位送出量当たりのパルス数に基づき当該
    ロール状媒体の終端判定を行う終端判定部とを具備して
    成ることを特徴とする請求項1記載のロール状媒体の終
    端検出装置。
  3. 【請求項3】 前記終端判定部は、送出側ボビンに前記
    ロータリーエンコーダを装着した場合には、前記単位送
    出量当たりのパルス数が前記終端定義パルス数を上回っ
    たときに当該ロール状媒体の終端であると判定し、巻取
    側ボビンに前記ロータリーエンコーダを装着した場合に
    は、前記単位送出量当たりのパルス数が前記終端定義パ
    ルス数を下回ったときに当該ロール状媒体の終端である
    と判定することを特徴とする請求項2記載のロール状媒
    体の終端検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105291A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Nidec Sankyo Corp シートカートリッジおよびそれを備える印字装置

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