JP2001105531A - 透明導電性袋 - Google Patents

透明導電性袋

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JP2001105531A
JP2001105531A JP28826999A JP28826999A JP2001105531A JP 2001105531 A JP2001105531 A JP 2001105531A JP 28826999 A JP28826999 A JP 28826999A JP 28826999 A JP28826999 A JP 28826999A JP 2001105531 A JP2001105531 A JP 2001105531A
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JP
Japan
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conductive
bag
layer
transparent conductive
film
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JP28826999A
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English (en)
Inventor
Katsuhide Manabe
勝英 真部
Masayuki Suzuki
政幸 鈴木
Eigo Nakajima
英吾 中島
Toshikazu Suzuki
敏和 鈴木
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Suzutora KK
Original Assignee
Suzutora KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電防止が可能で,かつ中身を外から確認す
ることができる透明導電性袋を提供すること。 【解決手段】 透明或いは半透明の導電性フィルム2に
よって構成した透明導電性袋1。導電性フィルム2は,
軟質系プラスチックフィルム層であるポリエチレン層3
1と硬質系プラスチックフィルム層であるポリエステル
層32からなる樹脂フィルム3と,樹脂フィルム3の表
側面33及び裏側面34にステンレス鋼をスパッタリン
グして形成した2つの導電層4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,導電性を有する透明又は半透明
の透明導電性袋に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,例えばICやLED等の電子部
品を入れる袋として,導電性を有する導電性フィルムに
より構成した導電性袋がある。上記導電性フィルムは,
例えば,ポリエチレンテレフタレートからなる樹脂フィ
ルムの上にアルミニウムを蒸着し,更にその上からポリ
エチレンからなる樹脂フィルムを形成した構成,あるい
は,アルミニウム箔をポリエチレンテレフタレートとポ
リエチレンとによりサンドイッチした構成となってい
る。これによって,上記アルミニウムの層を通じて放電
が可能となり,上記導電性袋の帯電を防止することがで
きる。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記導電性袋
はアルミニウムが蒸着されているため透明でない。その
ため,上記導電性袋の中身である電子部品等の形状,構
造,大きさ等を外から確認することができないという問
題がある。また,上記導電性フィルムは表面電気抵抗が
大きく,充分な帯電防止効果が得られない。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,帯電防止が可能で,かつ中身を外から確
認することができる透明導電性袋を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,透明或い
は半透明の導電性フィルムによって構成した透明導電性
袋であって,上記導電性フィルムは,軟質系プラスチッ
クフィルム層と硬質系プラスチックフィルム層からなる
樹脂フィルムと,該樹脂フィルムの表側面及び裏側面に
ステンレス鋼をスパッタリングして形成した2つの導電
層とからなることを特徴とする透明導電性袋にある。
【0006】本発明において最も注目すべきことは,上
記導電性袋を構成する導電性フィルムがステンレス鋼を
スパッタリングして得られた導電層を有することであ
る。上記軟質系プラスチックフィルム層は,例えばポリ
エチレン,ポリビニルアルコール(PVA),或いはポ
リ塩化ビニル(PVC)等のフィルム層である。また,
上記硬質系プラスチックフィルム層は,上記硬質系プラ
スチックフィルム層よりも硬質のフィルム層であって,
例えばポリエステル,或いはポリプロピレン等のフィル
ム層である。また,上記導電層の厚みは,2〜100n
mであることが好ましい。上記厚みが2nm未満の場合
には,充分な導電性を得ることができず,帯電防止の効
果が不充分となるおそれがある。一方,上記厚みが10
0nmを越える場合には,上記導電性袋の透明度が不充
分となるおそれがあり,また製造コストが高くなるとい
う問題がある。
【0007】また,上記軟質系プラスチックフィルム層
の厚みは,6〜200μm,硬質系プラスチックフィル
ム層の厚みは3〜200μmであることが好ましい。な
お,上記表側面とは,上記導電性フィルムにおける上記
硬質系プラスチックフィルム層側の面をいい,上記裏側
面とは,上記軟質系プラスチックフィルム層側の面をい
う。
【0008】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記透明導電性袋は,上記のごとく,導電性を有する導
電性フィルムによって構成されている。そのため,上記
透明導電性袋は,帯電を防止することができる。即ち,
上記透明導電性袋に,例えば電子部品等を入れて使用す
る場合にも,上記導電層を通じて放電され,上記透明導
電性袋が帯電することを防止することができる。
【0009】また,上記透明導電性袋は,透明又は半透
明の導電性フィルムによって構成されている。そのた
め,中身である電子部品等の形状,構造,大きさ,或い
は上記電子部品等に付されたラベル等を外から目視によ
って確認することができる。
【0010】また,上記導電層は,上記導電性フィルム
の最表面に形成されているため,表面の導電性が良く,
かつ透明性に優れている。また,上記樹脂フィルムは,
軟質系プラスチックフィルム層と硬質系プラスチックフ
ィルム層とからなるため,適度な柔軟性を有すると共に
適度な硬さを有し,上記導電性袋に電子部品等を入れ易
い等の利点がある。また,上記導電層は,ステンレス鋼
からなるため,腐食し難い。それ故,上記導電性袋の耐
久性を確保することができる。
【0011】以上のごとく,本発明によれば,帯電防止
が可能で,かつ中身を外から確認することができる透明
導電性袋を提供することができる。
【0012】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記導電性フィルムは,導電層の表面電気抵抗が102
1010Ω/cmであることが好ましい。これにより,上
記透明導電性袋は,一層確実に帯電を防止することがで
きる。上記表面電気抵抗が102Ω/cm未満の場合に
は,上記金属層の厚みが厚くなり,上記透明導電性袋が
透明でなくなるおそれがある。一方,上記表面電気抵抗
が1010Ω/cmを超える場合には,充分に帯電を防止
することができないおそれがある。
【0013】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記透明導電性袋は,上記導電性フィルムを折り曲げ,上
記軟質系プラスチックフィルム層側の端部を互いに融着
してなることが好ましい。この場合には,低融点樹脂で
ある軟質系のプラスチックフィルムからなる軟質系プラ
スチックフィルム層同士を融着するため,容易かつ確実
に上記透明導電性袋を製造することができる。
【0014】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記軟質系プラスチックフィルム層側の端部の融着は熱融
着,超音波融着,又は高周波融着であることが好まし
い。この場合には,一層容易かつ確実に上記端部を融着
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施形態例 本発明の実施形態例にかかる透明導電性袋につき,図
1,図2を用いて説明する。本例の透明導電性袋1は,
図1に示すごとく,透明の導電性フィルム2によって構
成してある。上記導電性フィルム2は,図2に示すごと
く,軟質系プラスチックフィルム層であるポリエチレン
層31と硬質系プラスチックフィルム層であるポリエス
テル層32からなる樹脂フィルム3と,該樹脂フィルム
3の表側面33及び裏側面34にステンレス鋼をスパッ
タリングして形成した2つの導電層4とからなる。
【0016】また,上記ポリエチレン層31の厚みは2
0μm,上記ポリエステル層32の厚みは22μmであ
る。また,上記導電層4の厚みは,42μmである。そ
して,上記導電性フィルム2の導電層4の表面電気抵抗
は約104Ω/cmである。また,上記透明導電性袋1
は,上記導電性フィルム2を折り曲げ,上記ポリエチレ
ン層31側の端部29を互いに超音波により熱融着して
なる。即ち,図1に示すごとく上記樹脂フィルム3の表
側面33を外側にし,裏側面34を内側にして,その端
部29において熱融着してなる。
【0017】次に,上記透明導電性袋1の製造方法につ
き説明する。まず,ポリエステルフィルムに,溶融した
ポリエチレンを加熱圧着してラミネートすることによ
り,ポリエチレン層31とポリエステル層32とからな
る樹脂フィルム3を得る。次いで,該樹脂フィルム3の
表側面33及び裏側面34に,ステンレス鋼をスパッタ
リングすることにより,上記導電層4を形成する。これ
により,図2に示す構成の上記導電性フィルム2を得
る。
【0018】この時のスパッタリングの条件は,以下の
通りである。即ち,チャンバー内圧力1.1×10-1
a,スパッタリング時間約1分(搬送速度3m/分),
印加電圧400V,電流130Aとし,スパッタリング
ガスとしてはArガスを用いる。
【0019】次いで,上記導電性フィルム2を,上記裏
側面34が内側になるように折り曲げる。そして,上記
導電性フィルム2の裏側面34における左右の端部29
を重ね合せ,第1樹脂フィルム21であるポリエチレン
層31同士を加熱圧着により熱融着する。これにより,
図1に示す透明導電性袋1を得る。この時の上記端部2
9の熱融着の温度は,約120℃である。
【0020】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記透明導電性袋1は,上記のごとく,導電性を有する導
電性フィルム2によって構成されている。そのため,上
記透明導電性袋2は,帯電を防止することができる。即
ち,図1に示すごとく,上記透明導電性袋2に,ICや
LED等の電子部品5を入れて使用する場合にも,上記
導電層4を通じて放電され,上記透明導電性袋1が帯電
することを防止することができる。
【0021】また,上記透明導電性袋1は,透明又は半
透明の導電性フィルム2によって構成されている。その
ため,中身である電子部品5の形状,構造,大きさ,或
いは上記電子部品5に付されたラベル等を外から目視に
よって確認することができる。
【0022】また,上記導電層4は,上記導電性フィル
ム2の最表面に形成されているため,表面の導電性が良
く,かつ透明性に優れている。また,上記樹脂フィルム
3は,ポリエチレン層31とポリエステル層32とから
なるため,適度な柔軟性を有すると共に適度な硬さを有
し,上記透明導電性袋1に電子部品5を入れ易い等の利
点がある。また,上記導電層4は,ステンレス鋼からな
るため,腐食し難い。それ故,上記導電性袋1の耐久性
を確保することができる。
【0023】また,上記導電性フィルム2は,導電層4
の表面電気抵抗が約104Ω/cmであるため,上記透
明導電性袋1は,一層確実に帯電を防止することができ
る。また,上記透明導電性袋1は,上記導電性フィルム
2を折り曲げ,上記ポリエチレン層31側の端部29を
互いに融着してなる。それ故,低融点樹脂であるポリエ
チレンからなるポリエチレン層31同士を融着するた
め,容易かつ確実に上記透明導電性袋1を製造すること
ができる。また,上記ポリエチレン層31側の端部29
の融着は加熱圧着による熱融着であるため,一層容易か
つ確実に上記端部29を融着することができる。
【0024】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,帯電防
止が可能で,かつ中身を外から確認することができる透
明導電性袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例における,透明導電性袋の説明図。
【図2】実施形態例における,導電性フィルムの断面
図。
【符号の説明】
1...透明導電性袋, 2...導電性フィルム, 29...端部, 3...樹脂フィルム, 31...ポリエチレン層, 32...ポリエステル層, 33...表側面, 34...裏側面, 4...導電層,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 BA18 BA26 BA54 BB03 BC13 BC20 3E096 AA03 BA08 CA12 DC03 EA04X EA06X EA11X FA07 FA11 4F100 AB04C AB04D AK01A AK01B AK04 AK41 BA04 BA06 BA10C BA10D BA13 BA26 DA01 DB02 EC03 EC18 EH66C EH66D EJ25 EJ28 EJ46 GB17 GB41 JG01C JG01D JG03 JG04C JG04D JK12B JK13A JN01 YY00C YY00D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明或いは半透明の導電性フィルムによ
    って構成した透明導電性袋であって,上記導電性フィル
    ムは,軟質系プラスチックフィルム層と硬質系プラスチ
    ックフィルム層からなる樹脂フィルムと,該樹脂フィル
    ムの表側面及び裏側面にステンレス鋼をスパッタリング
    して形成した2つの導電層とからなることを特徴とする
    透明導電性袋。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記導電性フィルム
    は,導電層の表面電気抵抗が102〜1010Ω/cmで
    あることを特徴とする透明導電性袋。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記透明導電
    性袋は,上記導電性フィルムを折り曲げ,上記軟質系プ
    ラスチックフィルム層側の端部を互いに接着してなるこ
    とを特徴とする透明導電性袋。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記軟質系プラスチ
    ックフィルム層側の端部の融着は熱融着,超音波融着,
    又は高周波融着であることを特徴とする透明導電性袋。
JP28826999A 1999-10-08 1999-10-08 透明導電性袋 Pending JP2001105531A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011051619A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Toppan Printing Co Ltd 包装袋

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