JP2015024843A - スキンパック包装体 - Google Patents
スキンパック包装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015024843A JP2015024843A JP2013155421A JP2013155421A JP2015024843A JP 2015024843 A JP2015024843 A JP 2015024843A JP 2013155421 A JP2013155421 A JP 2013155421A JP 2013155421 A JP2013155421 A JP 2013155421A JP 2015024843 A JP2015024843 A JP 2015024843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- film
- spacer member
- skin pack
- pack package
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
Abstract
【課題】 チューブ容器を適切に包装することが可能なスキンパック包装体を提供すること。
【解決手段】 主面1aおよび裏面1bを有する台材1と、台材1の主面1aを覆うフィルム2と、台材1およびフィルム2の間に介在する被包装物3と、を備え、台材1とフィルム2との間が脱気された、スキンパック包装体A1であって、被包装物3は、内容物を収容するとともに長手方向一端に設けられ幅方向に延びる扁平状の閉塞部31aを有する筒状の本体部31と、この本体部31の他端に取り付けられた蓋部32と、を有するチューブ容器であり、主面1aが向く方向において被包装物3のうち主面1aから離間する部分と主面1aとの間に配置されたスペーサ部材11を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 主面1aおよび裏面1bを有する台材1と、台材1の主面1aを覆うフィルム2と、台材1およびフィルム2の間に介在する被包装物3と、を備え、台材1とフィルム2との間が脱気された、スキンパック包装体A1であって、被包装物3は、内容物を収容するとともに長手方向一端に設けられ幅方向に延びる扁平状の閉塞部31aを有する筒状の本体部31と、この本体部31の他端に取り付けられた蓋部32と、を有するチューブ容器であり、主面1aが向く方向において被包装物3のうち主面1aから離間する部分と主面1aとの間に配置されたスペーサ部材11を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、台材とフィルムとによって被包装物を挟むスキンパック包装体に関する。
様々な商品を包装する包装形態として、所謂スキンパック包装体が広く採用されている。図18は、従来のスキンパック包装体の一例を示している(たとえば、特許文献1)。同図に示されたスキンパック包装体Xは、たとえば厚紙などからなる台紙が用いられた台材91と、この台材91に載置した被包装物93とが、フィルム92によって覆われている。被包装物93の保護や見栄えを向上させるために、一般的に台材91とフィルム92との間が脱気され、フィルム92が被包装物93に密着した状態とされる。また、スキンパック包装体Xにおいては、台材91に、2つの切断予定線91aと切り込み91bとが形成されている。2つの切断予定線91aは、ミシン目線からなり、被包装物93の長手方向に沿って互いに平行に配置されている。切り込み91bは、H字状とされており、図中左右の2辺が2つの切断予定線91aに繋がっている。このような構成により、スキンパック包装体Xにおいては、製造時におけるより均一な脱気と、より容易な開封とが意図されている。
しかしながら、被包装物93は、様々な形状のものが対象となりうる。たとえば、特許文献2には、内容物を収容する筒状の本体部とこの本体部に取り付けられた蓋部とからなる、所謂チューブ容器が、被包装物として採用された構成が開示されている。チューブ容器においては、前記本体部は、前記蓋部とは反対側の端部に扁平状の閉塞部が設けられている。このため、前記蓋部がたとえば断面円形状の円筒状であるのに対し、前記本体部は前記蓋部から長手方向に離間するにしたがって徐々に偏平となる形状となっている。このため、台材とチューブ容器との間には、隙間が生じやすい。このような台材とチューブ容器をフィルムによって覆い、脱気工程を行うと、前記台材が前記チューブ容器の前記本体部に沿うように反ってしまいやすいという問題がある。あるいは、台材とチューブ容器との隙間において、前記フィルムの一部同士が接合されてしまうおそれがある。このようなフィルム同士が接合された箇所は、スキンパック包装体から被包装物としてのチューブ容器をスムーズに取り出すことを阻害するおそれがある。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、チューブ容器を適切に包装することが可能なスキンパック包装体を提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるスキンパック包装体は、互いに反対側を向く主面および裏面を有する台材と、前記台材の前記主面を覆うフィルムと、前記台材および前記フィルムの間に介在する被包装物と、を備え、前記台材と前記フィルムとの間が脱気された、スキンパック包装体であって、前記被包装物は、内容物を収容するとともに長手方向一端に設けられ幅方向に延びる扁平状の閉塞部を有する筒状の本体部と、この本体部の他端に取り付けられた蓋部と、を有するチューブ容器であり、前記主面が向く方向において前記被包装物のうち前記主面から離間する部分と前記主面との間に配置されたスペーサ部材を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記フィルムの一部は、前記スペーサ部材のうち前記被包装物とは反対側の部分に回りこんでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記スペーサ部材は、前記台材に切り込みを設け前記主面が向く方向に折り曲げることによって、前記台材の一部により形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記スペーサ部材は、前記被包装物の長手方向において、前記本体部の前記閉塞部寄りに設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記スペーサ部材は、一ないし複数の突出部を有し、前記各突出部のうち前記裏面に繋がる面に前記フィルムの一部が接している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記台材は、前記幅方向において前記突出部と異なって位置し、かつ前記台材の厚さ方向において前記主面が向く方向に突出する補助片を有している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記台材は、切り込みにより形成され、かつ前記被包装物の前記蓋部に対して前記幅方向両側から当接する2つの保持片を有している。
本発明によれば、前記被包装物のうち前記主面から離間する部分と前記主面との間には前記スペーサ部材が配置されている。このため、たとえば前記フィルムの冷却に伴う収縮力などが作用しても、前記台材が前記被包装物側に撓むことを抑制することができる。したがって、前記台材が反ってしまうことを回避しつつ、前記被包装物としてのチューブ容器を適切に包装することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明の第一実施形態に基づくスキンパック包装体を示している。本実施形態のスキンパック包装体A1は、台材1、フィルム2および被包装物3を備えている。
図1は、スキンパック包装体A1を斜め上方から見た斜視図である。図2は、スキンパック包装体A1を裏面側からみた底面図である。図3は、図1のIII−III線に沿うyz平面における断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿うyz平面における断面図である。なお、図1においてIV−IV線は、後述する被包装物3の蓋部32の中央と台材1の突出部11aとを通る屈曲線である。図5は、図1のV−V線に沿うzx平面における断面図である。
本発明で言う台材としては、被包装物3を適切に保持しつつ、後述する脱気を適切に行いうるものであればよく、一般的な、所謂ノンコート紙と呼ばれる厚紙、普通紙、合成紙等からなる台紙の他に、一部に切り欠き(単なる孔やミシン目などを含み、その形状は特に限定されない)が設けられた、表面に樹脂層が設けられた所謂コート紙、合成樹脂シート、発泡シート、あるいは多孔質シートなどを採用しうる。これらは単層シート、およびこれらの2以上のシートが積層接着された積層シートなどの各種シート材を用いることができる。台紙として厚紙が用いられる場合、その厚みは、特に限定されないが、たとえば、0.5mm〜1.0mmである。また、台紙として普通紙、合成紙、コート紙が用いられる場合、その目付量は、特に限定されないが、たとえば、好ましくは50g/m2〜600g/m2であり、さらに好ましくは270g/m2〜500g/m2である。台紙として合成樹脂シートまたは発泡シートが用いられる場合、その厚みは、特に限定されないが、たとえば、40μm〜200μm程度である。本実施形態においては、台材1として矩形状の厚紙からなる台紙を用いる場合を例として説明する。
台材1は、厚さ方向であるz方向において互いに反対側を向く主面1aおよび裏面1bを有する。主面1aは、被包装物3を保持する面であり、被包装物3から露出した部分がフィルム2によって覆われる。本実施形態においては、台材1は、y方向を長手方向とする長矩形状とされているが、これは台材1の形状の一例であり、台材1は様々な形状をとりうる。また、台材1は、スペーサ部材11、補助片12、2つの保持片13および2つの切断予定線15を有している。
スペーサ部材11は、台材1に切り込みを設け主面1aが向く方向に折り曲げることによって、台材1の一部により形成されている。スペーサ部材11は、y方向において図中上方から図中下方に向かう方向に突出している。また、スペーサ部材11は、z方向において、主面1aが向く方向に突出している。すなわち、図3によく表れているように、スペーサ部材11は、本実施形態においては、主面1aに対して傾いた姿勢で突出している。また、本実施形態においては、スペーサ部材11は、2つの突出部11aを有している。2つの突出部11aは、スペーサ部材11の先端側部分であり、幅方向であるx方向に互いに離間して配置されている。各突出部11aの先端は、x方向に平行な直線状の端縁とされている。
補助片12は、x方向において2つの突出部11aの間に位置しており、y方向においてスペーサ部材11とは反対方向となる図中下方から図中上方に向かう方向に突出している。すなわち、図3によく表れているように、補助片12は、主面1aに対して傾いた姿勢で突出している。また、補助片12は、z方向において、スペーサ部材11と同様に主面1aが向く方向に突出している。本実施形態においては、補助片12は、偏平な円弧形状とされている。
図2から理解される通り、スペーサ部材11と補助片12とは、台材1に切り込みが設けられることによって形成されている。すなわち、台材1に、y方向下方に凸となる2つの突出部を有する凸辺と、これらの2つの突出部11aの間においてy方向上方に凸となる凸辺と、からなる切り込みが設けられており、これらの凸辺によって、スペーサ部材11と補助片12とが形成されている。
2つの保持片13は、x方向に互いに離間して配置されており、x方向において互いに外側に突出する姿勢とされている。また、2つの保持片13は、z方向において主面1aが向く方向に突出している。すなわち、図5によく表れているように、2つの保持片13は、主面1aに対して互いに反対側に傾いた姿勢で突出している。2つの保持片13は、スペーサ部材11および補助片12と同様に、台材1に切り込みが設けられることによって形成されている。本実施形態においては、台材1に2つのコの字状の切り込みが設けられることによって2つの13が形成されている。
2つの切断予定線15は、図2によく表れているように、x方向に互いに離間して配置されており、典型的にはミシン目線からなる。各切断予定線15は、保持片13を形成するための切り込みのy方向下端辺のx方向外方端から、スペーサ部材11の根元部分のx方向外方端へと延びている。各切断予定線15は、後述する被包装物3の本体部31の外形に沿うように、x方向内側に緩やかに凹んだ曲線形状とされている。
フィルム2は、台材1および被包装物3を覆っている。フィルム2と台材1との間が脱気されていることにより、フィルム2は、台材1および被包装物3と、略密着している。
フィルム2としては、単層構成または一種あるいは二種以上の複層構成の合成樹脂製フィルムが用いられる。また、適宜必要に応じて、ガスバリアー性や遮光性等の各種機能を有する周知のフィルムを用いることもできる。フィルム2の厚みは、通常30μm〜300μm、好ましくは60μm〜200μmである。なお、図1においては、透明なフィルム2が台材1および被包装物3を覆っている状態を示しており、台材1および被包装物3がフィルム2を透して視認可能となっている。
フィルム2の材質としては、特に限定されないが、たとえば、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、軟質塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、たとえば、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂、ポリプロピレンなどのポリプロピレン系樹脂、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体などの各種共重合体が挙げられ、好ましくは、ポリエチレン系樹脂であり、特に好ましくは、直鎖状低密度ポリエチレンである。これらは単独で用いてもよいし、二種以上混合して用いてもよい。
ポリアミド系樹脂としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン69、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12などの脂肪族ポリアミド重合体、ナイロン6−66(ナイロン6とナイロン66の共重合体を表す。以下同様に表記する)、ナイロン6−10、ナイロン6−12、ナイロン6−69、ナイロン6−610、ナイロン66−69などの脂肪族ポリアミド共重合体を例示することができる。なかでも、脂肪族ポリアミド共重合体が好ましく、特にナイロン6−66、ナイロン6−10またはナイロン6−12が好ましい。これらは単独で用いてもよいし、二種以上混合して用いてもよい。
ポリエステル系樹脂としては、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンテレフタレート/イソフタレート)、ポリ(エチレングリコール/シクロへキサンジメタノール/テレフタレート)などが代表格としてあげられ、更にこれらの重合体に共重合成分としてエチレングリコール、ブチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオールなどのジオール類、あるいはイソフタール類、ベンゾフェノンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルメタンジカルボン酸、プロピレンビス(フェニルカルボン酸)、ジフェニルオキサイドジカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、サバチン酸、ジエチルコハク酸などのジカルボン酸を含有せしめたものが使用できる。
本発明においては、フィルム2として、融点の異なる樹脂を少なくとも二層以上有する複層構成のフィルムが好ましく、なかでも、高融点の樹脂(即ち耐熱性を有し、低融点の樹脂よりも強度のある樹脂)を中間層とし、該中間層の樹脂よりも低融点の樹脂を表裏層とする二種三層で構成されたフィルムが特に好ましい。台材1への接着に寄与する低融点の樹脂よりも耐熱性を有する樹脂を積層することにより、スキンパックフィルムの特性として必要な延伸性を低融点の樹脂である程度担保しつつ、高融点の樹脂でフィルム2の強度を向上することができる。また、低融点の樹脂を供えることで台材1とフィルム2の接着性を強固にしつつ、高融点の樹脂によりフィルムの強度を向上できる。
二種三層で構成されたフィルムとしては、たとえば、ポリオレフィン系樹脂(低融点)/ポリオレフィン系樹脂(高融点)/ポリオレフィン系樹脂(低融点)、ポリオレフィン系樹脂/ポリアミド系樹脂/ポリオレフィン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂/ポリエステル系樹脂/ポリオレフィン系樹脂、等が挙げられ、好ましくは、ポリオレフィン系樹脂/ポリアミド系樹脂/ポリオレフィン系樹脂である。なかでも、ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密度ポリエチレンまたは低密度ポリエチレンのいずれかであり、ポリアミド系樹脂が脂肪族ポリアミド共重合体であることが特に好ましい。本実施形態においては、直鎖状低密度ポリエチレン/脂肪族ポリアミド共重合体/直鎖状低密度ポリエチレンから構成される二種三層のフィルムを使用した。
台材1とフィルム2とを接合するために、たとえば台材1の主面1aに接着剤層が設けられている。この接着剤層は、ベタ状に設けられていてもよいし、断続的に設けられていてもよい。また、この接着剤層が、フィルム2の裏面に設けられていてもよい。フィルム2の裏面に接着剤層が設けられている場合、台材1側には接着剤層を設ける必要性はない。接着剤層の厚みは、特に限定されないが、たとえば、10μm〜30μmである。本実施形態においては、台材1の主面1aに接着剤層が設けられている場合を例として説明する。
接着剤層を形成する接着剤としては、特に限定されず、通常公知の感熱性の接着剤や粘着剤、あるいは感圧性の接着剤や粘着剤が挙げられるが、不必要時に接着性を示さず且つ必要時に接着性を発現させることができることから、感熱性の接着剤や粘着剤(以下、これらを総称して「感熱性接着剤等」という)を用いることが好ましい。
感熱性接着剤は、室温では固化しており且つ加熱されることによって活性化して接着性を発現し、冷却によって固化して部材間を接着する接着剤である。感熱性粘着剤は、室温では固化しており且つ加熱されることによって活性化して接着性を発現して部材間を接着し、冷却後も粘着性が持続する接着剤である。
感熱性接着剤等の種類としては、たとえば、ディレードタック型、エマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型などが挙げられる。
ディレードタック型は、室温で接着性を示さず、加熱することによって接着性を示し且つ冷却後長時間に亘ってその接着性が持続するものであり、グラビアコーティングなどの印刷によって塗工可能なものである。ディレードタック型としては、たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、合成ゴムなどのベース樹脂に粘着付与剤及び固体可塑剤が配合されたものなどが例示される。
エマルジョン型または溶剤型は、たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱接着性樹脂と粘着付与剤などを、水または有機溶剤などに溶解または分散させた溶液を、グラビアコーティングなどの印刷によって塗工可能であり、塗工後乾燥して使用するものである。これらも、乾燥後は接着性を示さず、加熱することによって接着性を示すものである。
ホットメルト型は、ホットメルトコーター、エクストルージョンラミネーターなどによって加熱溶融して塗工するものである。この例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレンアクリル酸共重合体などのエチレン系樹脂、スチレン−ブタジエンブロック共重合体などのベース樹脂に粘着付与剤などの添加剤が配合されたものが挙げられる。
使用される感熱性接着剤等は、通常、軟化点60℃〜180℃のものが用いられ、好ましくは、軟化点70℃〜140℃である。このような軟化点の接着剤を用いることにより、フィルム2を軟化させるために加熱した際に、その熱で接着剤層の接着剤を活性化させることができる。なお、前記軟化点は、JIS K 6863に準じて測定できる。
図2および図3に示すように、各突出部11aのうち被包装物3とは反対側の面、すなわち裏面1bに繋がる裏面11bの一部は、フィルム2の一部によって覆われている。より詳しくは、各突出部11aの裏面11bの先端側部分がフィルム2の一部によって覆われており、根元側部分はフィルム2から露出している。裏面11bは、裏面1bに繋がる面であるため、上述した接着剤層は設けられていない。このため、突出部11aは、裏面11bの一部がフィルム2に覆われているものの、互いに接着された関係とはなっていない。
図4に示すように、補助片12のうち被包装物3側の面、すなわち1aに繋がる表面12aの一部は、フィルム2の一部によって覆われている。より詳しくは、補助片12の表面12aの根元側部分がフィルム2の一部によって覆われており、先端側部分はフィルム2から露出している。表面12aは、主面1aに繋がる面であるため、上述した接着剤層が設けられている。このため、補助片12は、その一部がフィルム2に接着された形態となっている。なお、後述するスキンパック包装体A1の製造方法におけるフィルム2の設定温度や脱気圧力、あるいは前記接着剤層の構成によっては、補助片12の一部がフィルム2の一部によって覆われるものの、明瞭に接着された形態とならない場合も有り得る。
図2および図5に示すように、2つの保持片13の一部ずつは、フィルム2の一部によって覆われている。より詳しくは、各保持片13のうち裏面1bに繋がる裏面13bの先端側部分がフィルム2の一部によって覆われており、根元側部分は覆われていない。裏面13bは、裏面1bに繋がる面であり、上述した接着剤層は設けられていない。このため、保持片13とフィルム2とは互いに接着された関係とはなっていない。
被包装物3は、図1、図3および図4に示すように、本体部31および蓋部32を有しており、通常公知の所謂チューブ容器として構成されている。本体部31は、筒状であり、長手方向であるy方向一端に閉塞部31aが形成されている。閉塞部31aは、幅方向であるx方向に長く延びており、円筒状の樹脂材料などが、たとえば熱溶着によって幅方向に横断するように接合され、かつ切断されることによって形成されている。このため本体部31は、y方向において閉塞部31aに向かうにしたがって断面形状が円に近い形状から楕円形状、さらには偏平に押しつぶされたような形状となっている。本体部31には、チューブ容器としての被包装物3の内容物が収容される。また、本体部31のy方向他端には、内容物を注出するための注出口(図示略)が形成されている。
蓋部32は、本体部31に対して閉塞部31aとは反対側に取り付けられており、たとえば上述した注出口に形成された雄ねじ(図示略)に螺合する雌ねじ(図示略)が設けられている。このような構成により、蓋部32は、本体部31に対して着脱自在とされている。
被包装物3は、台材1の主面1aに保持されており、本実施形態においては、長手方向がy方向に沿い、幅方向がx方向に沿う姿勢とされている。図2および図3に示すように、z方向視においてスペーサ部材11と閉塞部31aとは、互いの少なくとも一部同士が重なる位置関係となっている。また、補助片12も同様に、z方向視において閉塞部31aと互いの少なくとも一部同士が重なっている。このように、本実施形態においては、スペーサ部材11および補助片12がz方向視において被包装物3の閉塞部31aと重なることが意図されており、スペーサ部材11および補助片12がy方向において被包装物3の中心に対して閉塞部31a寄りに配置されている。
図1および図5に示すように、被包装物3の蓋部32は、y方向において2つの保持片13と重なる位置にあり、x方向において2つの保持片13に挟まれている。特に本実施形態においては、2つの保持片13のy方向上端辺と蓋部32の上端とが略一致している。
次に、スキンパック包装体A1の製造方法の一例について、図6〜図11を参照しつつ、以下に説明する。
まず、図6に示すように、台材1を用意する。以降の説明においては、1つのスキンパック包装体A1を製造する場合を例に説明するが、たとえば複数の台材1を形成可能な厚紙材料と複数の被包装物3とを用意し、複数のスキンパック包装体A1を一括して製造してもよい。台材1には、切り込みが設けられることにより、スペーサ部材11、補助片12および2つの保持片13となるべき部分形成されている。また、スペーサ部材11、補助片12および2つの保持片13の根元部分には、たとえばミシン目線などからなる折り曲げ線16が設けられている。各保持片13のy方向下端とスペーサ部材11の根元部分との間には、たとえばミシン目線からなる切断予定線15が形成されている。
次いで、図7に示すように、折り曲げ線16に沿って折り曲げ加工を施すことにより、スペーサ部材11、補助片12および保持片13を主面1a側に起立させる。次いで、被包装物3を台材1の主面1aに載置する。この際、被包装物3の長手方向をy方向に沿わせ、幅方向(閉塞部31aが延びる方向)をx方向に沿わせる。また、蓋部32を2つの保持片13の間に位置させ、閉塞部31aをz方向視においてスペーサ部材11や補助片12と重ならせる。
次いで、図8に示すように、台材1および被包装物3をフィルム2によって覆う。フィルム2によって台材1および被包装物3を覆う際には、フィルム2は、図示しない加熱装置などによって、この後の脱気工程を適切に行うことが可能な程度の温度に加熱されていることが好ましい。より詳しくは、フィルム2の温度は、脱気工程によって被包装物3の形状に速やかに沿うように軟化して、所謂ドローダウンする程度に設定される。また、被包装物3が、高温に曝されることが好ましくないものである場合、フィルム2の温度は、被包装物3の耐熱特性を考慮した温度とされる。
また、フィルム2によって台材1および被包装物3を覆う工程、さらには被包装物3を載置する工程に先立ち、台材1を脱気テーブルTbに載置しておくことが好ましい。この脱気テーブルTbは、後述する脱気工程に用いられるものであり、たとえば上面に開口する複数の脱気孔が形成された金属板によって構成されている。これらの脱気孔は、吸引源に接続されている。なお、脱気テーブルTbとしては、載置面の空気を吸引できる構成であれば特に限定されず、たとえば、金属などからなるブロックや板などに孔を設けたものや、セラミック等の多孔質材であるもの、あるいはそれらを組み合わせたものなどが挙げられる。
次いで、前記吸引源に吸引力を発揮させ、脱気テーブルTbの複数の脱気孔から吸引を行う。台材1には、スペーサ部材11、補助片12および2つの保持片13などが設けられたことによって貫通部分が形成されている。これらの貫通部分が、台材1とフィルム2との間の空気を脱気テーブルTbの複数の脱気孔へと導く経路となる。また、本実施形態において台材1を構成する厚紙は、それ自体が多数のごく微細な孔を有するものであり、これらの微細な孔も脱気経路となる。
本実施形態においては、台材1の主面1aに感熱性接着剤層があらかじめ塗布加工されている。この感熱性接着剤層は、フィルム2が持つ熱が伝えられることにより、適度な接着力を発現する。このため、台材1のうち被包装物3から露出する部分にフィルム2が接着される。また、被包装物3にフィルム2が密着し、フィルム2によって被包装物3が固定される。なお、上述した感熱性接着剤層による接着を強固とすることや、フィルム2を迅速に常温硬化させることを目的として、脱気テーブルTbによる脱気を完了した直後に、フィルム2にエアを吹きつけてもよい。これにより、フィルム2をより迅速に冷却することができる。
上述した脱気工程においては、図9に示すように、スペーサ部材11の近傍において、スペーサ部材11が起立させられたことによって生じた孔から比較的強力な脱気が行われる。この脱気によってフィルム2の一部が、スペーサ部材11の下方に引き込まれる。脱気工程の後にフィルム2が常温に冷却されると、一般的にフィルム2が収縮する。この結果、スペーサ部材11の下方に引きこまれたフィルム2は、突出部11aの裏面11bの先端側部分に接する状態となる。なお、フィルム2の冷却に伴う収縮は、フィルム2全体において生じる。被包装物3がチューブ容器であることから、図10に示すようにこの収縮力によってたとえば本体部31が若干圧縮される。この圧縮によって閉塞部31aが台材1の主面1aに近づくと、それに応じてスペーサ部材11が若干倒されることがあり得る。また、フィルム2のうちスペーサ部材11の下方に引きこまれた部分は、より折り畳まれた状態とされうる。
また、図9に示した脱気工程においては、補助片12の表面12aの根元部分にフィルム2の一部が接触しうる。表面12aは主面1aに繋がる面であり、上述した接着剤層が設けられている。このため、表面12aの根元部分にフィルム2が接着されうる。
また、図11に示すように、上述した脱気工程に2つの保持片13の下方にフィルム2の一部が引き込まれる。このため、各保持片13の裏面13bの先端側部分が、フィルム2によって覆われる。脱気工程の後にフィルム2が常温に冷却されることによって上述した収縮力が生じると、被包装物3の蓋部32が2つの保持片13を介してフィルム2によってx方向両側から挟まれる。
以上の工程の後に、たとえばフィルム2の余剰部分を除去する構成などを経ることにより、スキンパック包装体A1が得られる。
次に、スキンパック包装体A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、図3に示すように、被包装物3のうち主面1aからz方向に離間する部分に相当する閉塞部31aと主面1aとの間にはスペーサ部材11が配置されている。このため、たとえばフィルム2の冷却に伴う収縮力などが作用しても、台材1が閉塞部31a側に撓むことを抑制することができる。したがって、台材1が反ってしまうことを回避しつつ、被包装物3としてのチューブ容器を適切に包装することができる。特に、被包装物3としてのチューブ容器は、閉塞部31aを有することが一般的であり、長手方向において閉塞部31aが設けられた端部が顕著に偏平な形状を呈する。この偏平な形状となった部分は、被包装物3が台材1の主面1aに載置された際に主面1aからz方向に離間しやすい。この部分にスペーサ部材11を配置することは、チューブ容器を適切な姿勢で包装するのに合理的である。
また、図10に示すように、突出部11aの裏面11bにフィルム2が回り込んでいることにより、フィルム2は局所的に折り畳まれた部分を有している。たとえば冷却などによってフィルム2が収縮しても、この折り畳まれた部分が若干開かれるような変形をするにとどまり、台材1を閉塞部31aに極端に引き寄せる動作を防止することができる。これによって、台材1の反りをより効果的に防止することができる。
また、図3および図10から理解される通り、スペーサ部材11がz方向下方に移動することをフィルム2が阻止する格好となる。これにより、スキンパック包装体A1が店頭で陳列されている際に、スペーサ部材11が裏面1b側に折られて、スキンパック包装体A1が意図せず開封されてしまうことを回避することができる。一方、図12に示すように、スキンパック包装体A1の購入者などがスキンパック包装体A1を開封する際には、被包装物3の閉塞部31aを指などで押し下げると、フィルム2がある程度の抵抗力を発揮した後に、スペーサ部材11がフィルム2を超えてz方向下方に折られる。このフィルム2の抵抗力の発揮からスペーサ部材11の折り曲げに至る過程において、購入者は、その指に相応の抵抗力が一瞬作用することを感じる。このクリック感によって、購入者は、フィルム2を超えて台材1の裏面1b側へと閉塞部31aを適切に押し出せたことを明確に認識することができる。なお、スペーサ部材11を折り曲げると、スペーサ部材11に繋がる切断予定線15が速やかに切断される。したがって、スキンパック包装体A1の開封をスムーズに行うことができる。このように、本発明に係るスキンパック包装体A1は、運搬時や店頭陳列時の不要な開封を防止するとともに、購入者が使用する際には容易に開封することができ、封緘性と開封性とを両立させることができるものである。
2つの突出部11aが設けられていることにより、スペーサ部材11は、フィルム2によってその2箇所が保持された形態となっている。このような形態は、上述したクリック感をより明瞭とするのに適している。また、2つの突出部11aの間に補助片12が設けられていることにより、スキンパック包装体A1を開封する際に閉塞部31aを押し下げると、閉塞部31aは、補助片12を押し下げる。このため、上述したスペーサ部材11によるクリック感を、補助片12を押し下げる動作によってさらに明瞭な感覚とすることができる。また、補助片12の表面12aにフィルム2が接着されていると、このフィルム2によって補助片12が押し下げることに対する抵抗力が生じる。これにより、上述したクリック感をより際立たせることができる。
台材1の一部によってスペーサ部材11を構成することにより、スキンパック包装体A1を製造するために台材1、フィルム2および被包装物3以外の部材を用意する必要がない。これは、スキンパック包装体A1の製造効率の向上やコスト低減に有利である。また、台材1に切り込みを設けることによってスペーサ部材11を形成するため、台材1には、スペーサ部材11に隣接する孔が形成される。この孔の存在により、脱気工程によってフィルム2を上述した通りに突出部11aの裏面11bへと引きこむことができる。
図13〜図17は、本発明の他の実施形態あるいは変形例を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図13〜図15は、スキンパック包装体A1の変形例を示している。なお、これらの図においては、理解の便宜上、台材1のみを図6と同様の状態で示している。
図13に示す変形例においては、台材1に1つの突出部11aを有するスペーサ部材11と補助片12とが設けられている。スペーサ部材11は、閉塞部31aのx方向全幅にわたる大きさとされており、突出部11aがx方向中央においてy方向下方に膨出している。補助片12は、スペーサ部材11とy方向において正対する位置に設けられており、スペーサ部材11の突出部11aの位置および形状に対応して、x方向中央がy方向下方に緩やかに凹んだ形状とされている。このような変形例においても、上述した脱気工程に先立ち、スペーサ部材11および補助片12が起立させられ、スキンパック包装体A1となった後に主面1aに対して斜めに突出する姿勢となることは同様である。また、突出部11aの裏面11bにフィルム2が接しうることも同様である。このように、本発明のスキンパック包装体は、2つの突出部11aを備える構成に限定されるものではない。突出部11aの個数は、本発明が意図する効果を奏する構成となりうる場合、1つでも3つ以上でもよい。
図14に示す変形例においては、スペーサ部材11のみが設けられ、補助片12は、設けられていない。スペーサ部材11の形状は、図13に示す変形例と同様であり、1つの突出部11aを有している。図15に示す変形例において、スペーサ部材11のy方向下端が直線状とされており、突出部11aは設けられていない。これらの変形例から理解される通り、本発明のスキンパック包装体は、補助片12を備える構成に限定されるものではなく、スペーサ部材11のみによって本発明が意図する効果を奏する構成となりうる場合、補助片12を省略してもよい。また、スペーサ部材11の形状も図示されたものに限定されず、様々な形状をとりうる。
図16は、本発明の第二実施形態に基づくスキンパック包装体を示している。本実施形態のスキンパック包装体A2は、被包装物3の台材1による保持姿勢がスキンパック包装体A1とは異なっている。本実施形態においては、被包装物3は、蓋部32が、主面1aからz方向に離間し、閉塞部31aが主面1aに接する姿勢で保持されている。これに対応して、スキンパック包装体A2の台材1は、上述したスキンパック包装体A1とは異なる位置にスペーサ部材11が配置されている。
スペーサ部材11は、y方向において被包装物3の中心に対して蓋部32寄りに設けられており、z方向視において被包装物3の蓋部32と重なる位置に設けられている。スペーサ部材11のz方向視における形状は、図6あるいは図13〜図15に示された形状をはじめ、様々な形状とされうる。スペーサ部材11は、y方向において図中下方から図中上方に向かう方向に突出している。また、スペーサ部材11は、z方向において、主面1aが向く方向に突出している。すなわち、スペーサ部材11は、本実施形態においては、主面1aに対して傾いた姿勢で突出している。スペーサ部材11の裏面11cの先端側部分は、フィルム2によって覆われてもよい。このような実施形態によっても、台材1の反りを防止しつつ被包装物3を適切に包装することが可能であるとともに、開封性を向上することができる。このように、スペーサ部材11は、被包装物3と台材1との間に存すればその位置は特に限定されない。たとえば蓋部32と閉塞部31aとが双方ともに主面1aから離間する姿勢で被包装物3が保持されている場合、蓋部32寄りと閉塞部31a寄りとの双方の位置のそれぞれにスペーサ部材11が設けられてもよい。
図17は、本発明の第三実施形態に基づくスキンパック包装体を示している。本実施形態のA3は、台材1とは別体とされたスペーサ部材4を備えている点が上述したスキンパック包装体A1およびスキンパック包装体A2と異なっている。
スペーサ部材4は、たとえば樹脂などによって形成された部材であり、本実施形態においては、主面1aと接する底面を有し、この底面から図中左下方に突出する断面台形状とされているが、その形状は適宜設定可能である。スペーサ部材4は、閉塞部31aと主面1aとの間に配置されている。また、スペーサ部材4が左下方に突出する形状であることにより、スペーサ部材4のうち被包装物3とは反対側の部分にフィルム2が回りこんでいる。このようなスペーサ部材4は、スキンパック包装体A3の製造方法において、被包装物3を台材1に載置する工程に先立ち、台材1の主面1aの適所に載置されることが好ましい。なお、被包装物3の保持姿勢は、A1と同様とされており、これに対応して1つのスペーサ部材4を備える構成とされているが、被包装物3の保持姿勢がスキンパック包装体A2と同様である場合、蓋部32寄りに配置されたスペーサ部材4を備える構成としてもよい。
このような実施形態によっても、台材1の反りを防止しつつ被包装物3を適切に包装することが可能であるとともに、開封性を向上することができる。また、台材1とは別体のスペーサ部材4を設けることは、被包装物3の形状がより複雑である場合などに、被包装物3の形状に適したスペーサ部材4を自在に用意できるという利点がある。
本発明に係るスキンパック包装体は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るスキンパック包装体の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1〜A3 スキンパック包装体
1 台材
1a 主面
1b 裏面
11 スペーサ部材
11a 突出部
11b,11c 裏面
12 補助片
12a 表面
13 保持片
13b 裏面
15 切断予定線
16 折り曲げ線
2 フィルム
3 被包装物
31 本体部
31a 閉塞部
32 蓋部
4 スペーサ部材
Tb 脱気テーブル
1 台材
1a 主面
1b 裏面
11 スペーサ部材
11a 突出部
11b,11c 裏面
12 補助片
12a 表面
13 保持片
13b 裏面
15 切断予定線
16 折り曲げ線
2 フィルム
3 被包装物
31 本体部
31a 閉塞部
32 蓋部
4 スペーサ部材
Tb 脱気テーブル
Claims (7)
- 互いに反対側を向く主面および裏面を有する台材と、
前記台材の前記主面を覆うフィルムと、
前記台材および前記フィルムの間に介在する被包装物と、を備え、
前記台材と前記フィルムとの間が脱気された、スキンパック包装体であって、
前記被包装物は、内容物を収容するとともに長手方向一端に設けられ幅方向に延びる扁平状の閉塞部を有する筒状の本体部と、この本体部の他端に取り付けられた蓋部と、を有するチューブ容器であり、
前記主面が向く方向において前記被包装物のうち前記主面から離間する部分と前記主面との間に配置されたスペーサ部材を備えることを特徴とする、スキンパック包装体。 - 前記フィルムの一部は、前記スペーサ部材のうち前記被包装物とは反対側の部分に回りこんでいる、請求項1に記載のスキンパック包装体。
- 前記スペーサ部材は、前記台材に切り込みを設け前記主面が向く方向に折り曲げることによって、前記台材の一部により形成されている、請求項2に記載のスキンパック包装体。
- 前記スペーサ部材は、前記被包装物の長手方向において、前記本体部の前記閉塞部寄りに設けられている、請求項3に記載のスキンパック包装体。
- 前記スペーサ部材は、一ないし複数の突出部を有し、
前記各突出部のうち前記裏面に繋がる面に前記フィルムの一部が接している、請求項3または4に記載のスキンパック包装体。 - 前記台材は、前記幅方向において前記突出部と異なって位置し、かつ前記台材の厚さ方向において前記主面が向く方向に突出する補助片を有している、請求項5に記載のスキンパック包装体。
- 前記台材は、切り込みにより形成され、かつ前記被包装物の前記蓋部に対して前記幅方向両側から当接する2つの保持片を有している、請求項1ないし6のいずれかに記載のスキンパック包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013155421A JP2015024843A (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | スキンパック包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013155421A JP2015024843A (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | スキンパック包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015024843A true JP2015024843A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52489834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013155421A Pending JP2015024843A (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | スキンパック包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015024843A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018104069A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 大日本印刷株式会社 | 台紙付包装体 |
JP2018127268A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 大日本印刷株式会社 | 包装材及び包装体 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269479U (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | ||
JPH0418218A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-22 | Mitsubishi Electric Corp | スキンパック包装装置 |
JP2010126197A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Kao Corp | 物品入りブリスター容器 |
JP2012025483A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-09 | Fuji Seal International Inc | 支持体 |
-
2013
- 2013-07-26 JP JP2013155421A patent/JP2015024843A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269479U (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | ||
JPH0418218A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-22 | Mitsubishi Electric Corp | スキンパック包装装置 |
JP2010126197A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Kao Corp | 物品入りブリスター容器 |
JP2012025483A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-09 | Fuji Seal International Inc | 支持体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018104069A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 大日本印刷株式会社 | 台紙付包装体 |
JP2018127268A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 大日本印刷株式会社 | 包装材及び包装体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6351259B2 (ja) | レトルト食品用の包装材料 | |
JP6365302B2 (ja) | 積層フィルムおよび包装容器 | |
JP4787833B2 (ja) | チャックテープ付き袋の製造装置、製造方法 | |
CN105934391B (zh) | 角撑袋、角撑袋的制造方法、及层叠体的接合方法 | |
JP5118080B2 (ja) | 易裂き性ジッパーテープ、および、易裂き性ジッパーテープ付き包装袋 | |
JP2015024843A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP2015123987A (ja) | カットテープ付きチャックテープ、及びカットテープ付きチャックテープを具備した包装袋 | |
JP2014151917A (ja) | スキンパック包装体およびスキンパック包装体の製造方法 | |
JP2009154929A (ja) | 包装袋、その製造装置、および包装袋の製造方法 | |
JP6151554B2 (ja) | スキンパック包装体 | |
JP3653092B1 (ja) | ピロー包装体及びその製造方法 | |
JP2015131679A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP2015189489A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP2014205521A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP7364413B2 (ja) | 包装袋および包装袋の製造方法 | |
JP2015120536A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP2006069663A (ja) | ピロー包装体 | |
JP6669426B2 (ja) | フィルム包装体およびフィルム包装体の製造方法 | |
JP7403262B2 (ja) | 包装袋および包装袋の製造方法 | |
JP6522328B2 (ja) | スキンパック包装体およびスキンパック包装体の製造方法 | |
JP2015120544A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP2015058959A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP2018058330A (ja) | 再封性シーラントフィルム | |
JP2015189488A (ja) | スキンパック包装体 | |
JP2017137109A (ja) | 紙パウチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170704 |