JP2001105005A - 熱間仕上圧延方法 - Google Patents

熱間仕上圧延方法

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JP2001105005A
JP2001105005A JP29065799A JP29065799A JP2001105005A JP 2001105005 A JP2001105005 A JP 2001105005A JP 29065799 A JP29065799 A JP 29065799A JP 29065799 A JP29065799 A JP 29065799A JP 2001105005 A JP2001105005 A JP 2001105005A
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Takayuki Kachi
孝行 加地
Yasuo Ichii
康雄 市井
Naoto Egawa
直人 江川
Hiroshi Shiomi
弘資 潮海
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】経済的な方法で被圧延材の尾端部の絞りの発生
を完全に防止することができる熱間仕上圧延方法を提供
する。 【解決手段】複数のスタンドF1〜F7を有する熱間仕
上圧延機に1よって被圧延材Sを仕上圧延する。この際
に、複数のスタンドF1〜F7のうちの最終スタンドF
7又は最終スタンドF7を含む連続した複数スタンドF
5〜F7の圧下位置を開放して被圧延材Sの長手方向尾
端部を通板させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間仕上圧延方法
に関し、特に、熱延鋼帯の熱間仕上連続圧延における被
圧延材の尾端部の絞りの発生防止を図るのに好適な熱間
仕上圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱延鋼帯の熱間仕上連続圧延に
おいては、被圧延材の長手方向尾端部に硬度変化や幅方
向厚み変化が存在し、その尾端部の形状は、図7に示す
ように、最後端縁部が直線状でなく波線状になり、長手
方向に延びる中心線に対して左右形状が非対称となるフ
ィッシュテール形状となるのが普通である。このため、
被圧延材Sの尾端部Bが各スタンドを通過する際にその
尾端部Bが大きく蛇行し、サイドガイドへ衝突して2重
に折れ込み、そのまま次のスタンドへ噛み込んでワーク
ロールに疵をつけてしまうことがしばしばある。このよ
うないわゆる絞りが発生すると、ワークロールの点検、
手入れ、又は交換が必要となり、生産ラインの停止を余
儀なくされ、稼動率の低下を招いてしまう。又、ワーク
ロール疵が発見されないままで、あるいはワークロール
疵の手入れが不十分のままで圧延を続けると、表面に疵
のついた不良製品を大量に作り出してしまうことにな
る。
【0003】絞りの直接原因となる被圧延材の蛇行を抑
制する方法として、従来、仕上圧延における圧下率を制
御する方法と、被圧延材の蛇行量に応じて圧延ロールを
レベリング調整する方法とが提案されている。仕上圧延
における圧下率を制御する方法としては、例えば、特開
平4- 251602号公報に開示された技術と特開平8
- 206721号公報に開示された技術とがある。
【0004】特開平4- 251602号公報に開示され
た技術は、複数のスタンドを有するタンデム圧延機によ
り仕上圧延を行う熱間圧延方法において、被圧延材の長
手方向尾端部の板厚を予め薄くした後に仕上圧延を行
い、かつ仕上圧延における下流スタンドの前記尾端部に
対する圧下率を定常部に対する圧下率に比して小さくす
るものである。これにより、板厚の公差外れを発生させ
ることなく、被圧延材の蛇行を防止することができる。
【0005】又、特開平8- 206721号公報に開示
された技術は、複数のスタンドを有する圧延機を用いる
金属帯の連続圧延方法において、あるスタンドで蛇行が
検出された場合、そのスタンドより前のスタンドについ
ては、金属帯の走行に伴い各スタンドの圧下率を順次下
げ、次いで、そのスタンド及び後続のスタンドについて
は、金属帯の板厚が厚くなった部分が各スタンドに入る
時点で各スタンドの圧下率を順次上げるようにしたもの
である。これにより、連続圧延における金属帯の尾端部
の蛇行による絞りを防止している。
【0006】一方、被圧延材の蛇行量に応じて圧延ロー
ルをレベリング調整する方法としては、例えば、特開昭
59- 191510号公報に開示された技術がある。こ
の技術は、圧延機入側における被圧延材の蛇行量を直接
検出して、この量に応じて作業側、駆動側の圧下装置を
制御して、作業側と駆動側のロールギャップを変更し、
これにより、被圧延材の蛇行を防止するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4- 251602号公報に開示された技術にあっては、
被圧延材の長手方向尾端部の板厚を予め薄くしておくの
で、温度低下が問題となる。即ち、被圧延材の尾端部は
ただでさえ温度低下が問題となるのに、かかる尾端部の
板厚を薄くすると更に温度低下が大きくなり、仕上温度
が更に確保しにくくなる。これを回避するために、尾端
部を加熱する加熱装置が必要となり、設備コストが高く
なってしまう。又、仕上圧延に際して、下流スタンドの
尾端部に対する圧下率を定常部に対する圧下率に比して
小さくしているが、その尾端部の絞りの発生を完全には
防止することができない。
【0008】又、特開平8- 206721号公報に開示
された技術にあっては、金属帯の蛇行量を検出する蛇行
検出器が必要となり、設備コストが高くなってしまう。
又、蛇行検出器によって検出された蛇行量が設定値内の
場合には、被圧延材の尾端部の絞りを有効に防止するこ
とができるが、蛇行量が設定値を超えている場合には、
特開平4- 251602号公報に開示された技術と同様
に、後続のスタンドの圧下率を下げて圧延を行うことに
しているが、圧下率を下げて圧延を行ったとしても被圧
延材の尾端部の絞りの発生を完全には防止することがで
きない。
【0009】更に、特開昭59- 191510号公報に
開示された技術にあっては、被圧延材の蛇行量を検出す
る蛇行検出器が必要となり、設備コストが高くなってし
まう。又、ロールのレベリングを調整しているので、理
屈上は蛇行を防止することができるが、このレベリング
調整はロールギャップの非常に微小な(数μm〜数10
μm)調整であり、定常状態では可能としても、非定常
状態では困難である。このため、被圧延材のスタンド通
過時のように圧延張力や荷重等の変動が大きい非定常状
態では一般にハンチングを起こす危険性があり、期待通
りにレベリング調整を行うことが困難である。このた
め、被圧延材の尾端部の蛇行及び絞りの発生を完全に防
止することができない。
【0010】従って、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的は、経済的な方法で
被圧延材の尾端部の絞りの発生を完全に防止することが
できる熱間仕上圧延方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のうち請求項1に係る熱間仕上圧延方法は、
複数のスタンドを有する熱間仕上圧延機によって被圧延
材を仕上圧延する熱間仕上圧延方法において、前記複数
のスタンドのうちの最終スタンド又は該最終スタンドを
含む連続した複数スタンドの圧下位置を開放して前記被
圧延材の長手方向尾端部を通板させることを特徴として
いる。ここで、「圧下位置」とは、各スタンドにおける
上下ワークロール間の隙間をいう。
【0012】又、本発明のうち請求項2に係る熱間仕上
圧延方法は、複数のスタンドを有する熱間仕上圧延機に
よって被圧延材を仕上圧延する熱間仕上圧延方法におい
て、前記複数のスタンドのうちの最終スタンドを含む連
続した複数スタンドの圧下位置を同時に開放して前記被
圧延材の長手方向尾端部を通板させることを特徴として
いる。
【0013】更に、本発明のうち請求項3に係る熱間仕
上圧延方法は、複数のスタンドを有する熱間仕上圧延機
によって被圧延材を仕上圧延する熱間仕上圧延方法にお
いて、前記複数のスタンドのうちの最終スタンドを含む
連続した複数スタンドの圧下位置を前記最終スタンドか
ら上流スタンドの順に順次開放して前記被圧延材の長手
方向尾端部を通板させることを特徴としている。
【0014】加えて、本発明のうち請求項4に係る熱間
仕上圧延方法は、複数のスタンドを有する熱間仕上圧延
機によって被圧延材を仕上圧延する際に、前記複数のス
タンドのうちの最終スタンドを含む連続した複数スタン
ドの圧下位置を開放して前記被圧延材上の絞りを発生す
る所定ポイントを通板させる熱間仕上圧延方法であっ
て、前記所定ポイントをトラッキングし、前記所定ポイ
ントが、開放されるべき各スタンドに到達する前におい
て、前記各スタンドの圧下位置を開放することを特徴と
している。
【0015】なお、複数のスタンドを有する熱間仕上圧
延機によって被圧延材を仕上圧延する熱間仕上圧延方法
において、前記熱間仕上圧延機の入側又は前記各スタン
ド間に、前記被圧延材の長手方向尾端部の形状を検出す
る検出手段を設置し、該検出手段が検出する前記尾端部
の形状に応じて、前記複数のスタンドのうちの最終スタ
ンドを含む連続した複数スタンドの圧下位置を開放して
前記尾端部を通板させるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は、本発明に係る第1乃至第3の
熱間圧延方法を適用した熱間仕上連続圧延機の概略説明
図である。図1において、熱間仕上連続圧延機1は、被
圧延材Sを仕上圧延する複数のスタンド(本実施形態に
あっては上流から下流に向けてF1〜F7の7つのスタ
ンド)からなる圧延スタンド2と、各スタンド間に配置
され、各スタンド間の被圧延材Sに適切な張力を与える
複数のルーパー31 〜36 と、各スタンドF1〜F7の
圧下率を決定する複数の圧下装置41 〜47 と、各ルー
パー31 〜36 の被圧延材Sに対する位置を制御するル
ーパー制御装置51 〜56 とを具備している。そして、
熱間仕上連続圧延機1は、更に、通過する被圧延材Sの
長手方向尾端部の位置を検出すると共にその尾端部の位
置をトラッキングする尾端トラッキング装置6と、尾端
トラッキング装置6からの圧下開放指示通知に基づい
て、圧下装置41 〜47 のうち最終スタンドF7を含む
連続した3つのスタンドF5〜F7用の圧下装置45
7 に圧下開放を指示する圧下開放指示装置7と、尾端
トラッキング装置6からのルーパー下降指示通知に基づ
いて、ルーパー制御装置5 1 〜56 のうち最終のルーパ
ー36 を含む連続した2つのルーパー35 及び36用の
ルーパー制御装置55 及び56 にルーパー下降を指示す
るルーパー下降指示装置8とを具備している。なお、図
1中、符号10は上下のワークロール、20は上下のバ
ックアップロールである。
【0017】次に、図1乃至図4を参照して被圧延材S
を熱間仕上連続圧延機1によって仕上圧延する方法につ
いて説明する。図2は本発明の第1の熱間仕上圧延方法
によるスタンドF4〜F7の圧下位置及びルーパー34
〜36 の角度の変化状況を示すタイムチャート、図3は
本発明の第2の熱間仕上圧延方法によるスタンドF4〜
F7の圧下位置及びルーパー34 〜36 の角度の変化状
況を示すタイムチャート、及び図4は本発明の第3の熱
間仕上圧延方法によるスタンドF4〜F7の圧下位置及
びルーパー34 〜36 の角度の変化状況を示すタイムチ
ャートである。
【0018】被圧延材Sは、図1に示すように、スタン
ドF1の入側から入ってスタンドF2、スタンドF3、
スタンドF4、スタンドF5、及びスタンドF6を経て
スタンドF7の出側に通板し、この際に、被圧延材Sの
長手方向の尾端部が最終スタンドF7を含む連続した3
つのスタンドF5〜F7で圧延されずに通板することを
除いて、圧下装置41 〜47 によって決定された圧下率
でスタンドF1〜F7によって圧延される。この圧延の
際に、ルーパー制御装置51 〜56 は、ルーパー31
6 を取付ける腕部の被圧延材Sとのなす角度を調節し
てルーパー31〜36 の被圧延材Sに対する位置を制御
し、尾端トラッキング装置6は、被圧延材Sの長手方向
の尾端部の位置を検出すると共にその位置をトラッキン
グする。
【0019】ここで、ルーパー制御装置51 は、被圧延
材Sの尾端部がスタンドF1を通過する手前から、ルー
パー31 の被圧延材Sに対する位置を除々に下降させ、
前記尾端部がスタンドF1を通過する時点においてはル
ーパー31 の位置を最下位置にする。一方、圧下装置4
1 は、被圧延材Sの尾端部がスタンドF1を通過するま
でスタンドF1の圧下位置が所定の厚み制御を行うよう
に制御する。そして、被圧延材Sの尾端部がスタンドF
1を通過すると、圧下装置41 は、スタンドF1の圧下
位置を所定時間の間ホールドした後次の被圧延材の圧下
設定へ移行する。そして、ルーパー制御装置52 は、被
圧延材Sの尾端部がスタンドF2を通過する手前から、
ルーパー32 の被圧延材Sに対する位置を除々に下降さ
せ、前記尾端部がスタンドF2を通過する時点において
はルーパー32 の位置を最下位置にし、一方、圧下装置
2 は、被圧延材Sの尾端部がスタンドF2を通過する
までスタンドF2の圧下位置が所定の厚み制御を行うよ
うに制御し、被圧延材Sの尾端部がスタンドF2を通過
すると、スタンドF2の圧下位置を所定時間の間ホール
ドした後次の被圧延材の圧下設定へ移行する。そして、
ルーパー制御装置5 3 は、被圧延材Sの尾端部がスタン
ドF3を通過する手前から、ルーパー33 の被圧延材S
に対する位置を除々に下降させ、前記尾端部がスタンド
F3を通過する時点においてはルーパー33 の位置を最
下位置にし、一方、圧下装置43 は、被圧延材Sの尾端
部がスタンドF3を通過するまでスタンドF3の圧下位
置が所定の厚み制御を行うように制御し、被圧延材Sの
尾端部がスタンドF3を通過すると、スタンドF3の圧
下位置を所定時間の間ホールドした後次の被圧延材の圧
下設定へ移行する。そして、ルーパー制御装置54 は、
被圧延材Sの長手方向の尾端部がスタンドF4を通過す
る手前から、ルーパー34 の被圧延材Sに対する位置を
除々に下降させ、前記尾端部がスタンドF4を通過する
時点においてはルーパー34 の位置を最下位置にし、そ
の一方、圧下装置44 は、被圧延材Sの尾端部がスタン
ドF4を通過するまでスタンドF4の圧下位置が所定の
厚み制御を行うように制御し、被圧延材Sの尾端部がス
タンドF4を通過すると、スタンドF4の圧下位置を所
定時間の間ホールドした後次の被圧延材の圧下設定へ移
行する。
【0020】そして、図2に示す第1の熱間仕上圧延方
法では、被圧延材Sの尾端部がスタンドF4を通過する
とほぼ同時に、尾端トラッキング装置6は、ルーパー下
降指示装置8に対して、ルーパー35 及び36 の被圧延
材Sに対する位置を下降させるルーパー下降指示通知を
送り、ルーパー下降指示装置8は、ルーパー35 及び3
6 の被圧延材Sに対する位置を除々に下降させる指示を
ルーパー制御装置55及び56 に送る。ルーパー制御装
置55 及び56 は、ルーパー35 及び36 を取付ける腕
部の被圧延材Sとのなす角度を少なくなるように調節し
てルーパー35及び36 の被圧延材Sに対する位置を下
降させる。前記尾端部がスタンドF4を通過してから所
定時間すると、ルーパー35 及び36 の位置は最下位置
になる。そして、ルーパー35 及び36 の位置が最下位
置になってからΔt1 秒が経過すると、尾端トラッキン
グ装置6は、圧下開放指示装置7に対して、圧下装置4
1〜47 のうち最終スタンドF7を含む連続した3つの
スタンドF5〜F7用の圧下装置45 〜47 に圧下開放
を指示するように圧下開放指示通知を送り、それぞれの
圧下装置45 〜47 は、スタンドF5〜F7の圧下位置
を同時に開放する。スタンドF5〜F7の圧下位置を同
時に開放する前までは、圧下装置45 〜47は、スタン
ドF5〜F7の圧下位置が所定の厚み制御を行うように
制御している。その後、被圧延材Sの尾端部は、スタン
ドF5〜F7の圧下位置を開放した状態で通板する。被
圧延材Sの尾端部がそれぞれのスタンドF5〜F7を通
過した後に、それぞれの圧下装置45 〜47 は、それぞ
れのスタンドF5〜F7の圧下位置を次の被圧延材の圧
下設定へ移行させる。
【0021】この図2に示す第1の仕上圧延方法によれ
ば、被圧延材Sの尾端部がスタンドF5〜F7の圧下位
置を同時に開放した状態で通板し、スタンドF5〜F7
によって圧延されないので、圧延に伴って発生する絞り
は発生しない。そして、この絞りの発生を防止するため
の蛇行検出装置等の特別な装置も必要としない。このた
め、経済的な方法で被圧延材の尾端部の絞りの発生を完
全に防止することができる。
【0022】又、図3に示す第2の熱間仕上圧延方法で
は、被圧延材Sの尾端部がスタンドF4を通過するとほ
ぼ同時に、尾端トラッキング装置6は、ルーパー下降指
示装置8に対して、ルーパー35 及び36 の被圧延材S
に対する位置を下降させるルーパー下降指示通知を送
り、ルーパー下降指示装置8は、ルーパー35 及び36
の被圧延材Sに対する位置を除々に下降させる指示をル
ーパー制御装置55 及び56 に送る。ルーパー制御装置
5 及び56 は、ルーパー35 及び36 を取付ける腕部
の被圧延材Sとのなす角度を少なくなるように調節して
ルーパー35 及び36 の被圧延材Sに対する位置を下降
させる。前記尾端部がスタンドF4を通過してから所定
時間すると、ルーパー35 及び36 の位置は最下位置に
なる。そして、ルーパー35 及び36 の位置が最下位置
になってからΔt2 秒が経過すると、尾端トラッキング
装置6は、圧下開放指示装置7に対して、圧下装置41
〜4 7 のうち最終スタンドF7用の圧下装置47 に圧下
開放を指示するように圧下開放指示通知を送り、圧下装
置47 は、スタンドF7の圧下位置を開放する。そし
て、スタンドF7の圧下開放を指示してからΔt3 秒が
経過すると、尾端トラッキング装置6は、圧下開放指示
装置7に対して、圧下装置47 よりも上流の圧下装置4
6 に圧下開放を指示するように圧下開放指示通知を送
り、圧下装置46 は、スタンドF6の圧下位置を開放
し、スタンドF6の圧下位置を開放してからΔt4 秒が
経過すると、尾端トラッキング装置6は、圧下開放指示
装置7に対して、圧下装置46 よりも上流の圧下装置4
5 に圧下開放を指示するように圧下開放指示通知を送
り、圧下装置45 は、スタンドF5の圧下位置を開放す
る。スタンドF5〜F7の圧下位置を開放する前まで
は、圧下装置45 〜47 は、スタンドF5〜F7の圧下
位置が所定の厚み制御を行うように制御している。その
後、被圧延材Sの尾端部は、スタンドF5〜F7の圧下
位置を開放した状態で通板する。被圧延材Sの尾端部が
それぞれのスタンドF5〜F7を通過した後に、それぞ
れの圧下装置45 〜47 は、それぞれのスタンドF5〜
F7の圧下位置を次の被圧延材の圧下設定へ移行させ
る。
【0023】この図3に示す第2の熱間仕上圧延方法に
よれば、被圧延材Sの尾端部がスタンドF5〜F7の圧
下位置を開放した状態で通板し、スタンドF5〜F7に
よって圧延されないので、圧延に伴って発生する絞りは
発生しない。又、スタンドF5〜F7の圧下位置を最終
スタンドF7から上流スタンドF6、F5の順に順次開
放して被圧延材Sの長手方向尾端部を通板させるので、
下流側の被圧延材Sに対して前方張力が発生するため、
被圧延材Sを蛇行させることなく尾端部を通板させるこ
とができる。なお、前記Δt3 及びΔt4 は、長く設定
すると、被圧延材Sに対して過大張力が作用し板破断な
どを引き起こすため、例えば、0.1秒程度の短い時間
とするのが好ましい。
【0024】更に、図4に示す第3の熱間仕上圧延方法
では、尾端トラッキング装置6は、尾端部がスタンドF
4を通過してから所定時間すると、ルーパー35 の位置
が最下位置となるようにルーパー下降指示装置8に対し
て、ルーパー35 の被圧延材Sに対する位置を下降させ
るルーパー下降指示通知を送り、ルーパー下降指示装置
8は、ルーパー35 の被圧延材Sに対する位置を除々に
下降させる指示をルーパー制御装置55 に送る。ルーパ
ー制御装置55 は、ルーパー35 を取付ける腕部の被圧
延材Sとのなす角度を少なくなるように調節してルーパ
ー35 の被圧延材Sに対する位置を下降させる。そし
て、ルーパー35 の位置が最下位置になってからΔt5
秒が経過すると、尾端トラッキング装置6は、圧下開放
指示装置7に対して、圧下装置45 に圧下開放を指示す
るように圧下開放指示通知を送り、圧下装置45 は、ス
タンドF5の圧下位置を開放する。そして、スタンドF
5の圧下位置が開放された状態で前記尾端部はスタンド
F5を通過する。スタンドF5の圧下位置は、前記尾端
部の通過後、次の被圧延材の圧下設定へ移行する。一
方、尾端トラッキング装置6は、尾端部がスタンドF5
を通過してから所定時間すると、ルーパー36 の位置が
最下位置となるようにルーパー下降指示装置8に対し
て、ルーパー36 の被圧延材Sに対する位置を下降させ
るルーパー下降指示通知を送り、ルーパー下降指示装置
8は、ルーパー36 の被圧延材Sに対する位置を除々に
下降させる指示をルーパー制御装置56 に送る。ルーパ
ー制御装置5 6 は、ルーパー36 を取付ける腕部の被圧
延材Sとのなす角度を少なくなるように調節してルーパ
ー36 の被圧延材Sに対する位置を下降させる。そし
て、ルーパー36 の位置が最下位置になってからΔt6
秒が経過すると、尾端トラッキング装置6は、圧下開放
指示装置7に対して、圧下装置46 に圧下開放を指示す
るように圧下開放指示通知を送り、圧下装置46 は、ス
タンドF6の圧下位置を開放する。そして、スタンドF
6の圧下位置が開放された状態で前記尾端部はスタンド
F6を通過する。スタンドF6の圧下位置は、前記尾端
部の通過後、次の被圧延材の圧下設定へ移行する。そし
て、前記尾端部がスタンドF6を通過してからΔt7
が経過すると、尾端トラッキング装置6は、圧下開放指
示装置7に対して、圧下装置47 に圧下開放を指示する
ように圧下開放指示通知を送り、圧下装置47 は、最終
スタンドF7の圧下位置を開放する。そして、スタンド
F7の圧下位置が開放された状態で前記尾端部はスタン
ドF7を通過する。スタンドF7の圧下位置は、前記尾
端部の通過後、次の被圧延材の圧下設定へ移行する。
【0025】この図4に示す第3の熱間仕上圧延方法に
よれば、被圧延材Sの尾端部の位置をトラッキングする
と共に、前記尾端部がスタンドF5に到達する前にスタ
ンドF5の圧下位置を開放し、前記尾端部がスタンドF
6に到達する前にスタンドF6の圧下位置を開放し、前
記尾端部がスタンドF7に到達する前にスタンドF7の
圧下位置を開放するので、前記尾端部に圧延に伴って発
生する絞りは発生しないばかりでなく、製品として不要
となる厚み不良部を第1及び第2の方法に比べて短くす
ることができる。
【0026】なお、前記尾端部以外にも、被圧延材S上
の絞りを発生する所定ポイントを特定できる場合には、
その所定ポイントを尾端トラッキング装置6によってト
ラッキングし、この所定ポイントが、開放されるべきそ
れぞれのスタンドF5〜F7に到達する前において、そ
れぞれのスタンドF5〜F7の圧下位置を開放するよう
にしてもよい。この場合、被圧延材S上の絞りを発生す
る所定ポイントがスタンドF5〜F7によって圧延され
ず、その所定ポイントにおける絞りの発生を回避するこ
とができる。
【0027】一方、図5は従来の熱間仕上圧延方法によ
るスタンドF4〜F7の圧下位置及びルーパー34 〜3
6 の角度の変化状況を示すタイムチャートである。図5
に示す従来の仕上圧延方法では、被圧延材Sの長手方向
の尾端部がスタンドF4を通過する手前からルーパー3
4 の被圧延材Sに対する位置を除々に下降させ、前記尾
端部がスタンドF4を通過する時点においてルーパー3
4 の位置を最下位置にし、その一方、被圧延材Sの尾端
部がスタンドF4を通過するまでスタンドF4の圧下位
置が所定の厚み制御を行うように制御し、被圧延材Sの
尾端部がスタンドF4を通過すると、スタンドF4の圧
下位置を所定時間の間ホールドした後次の被圧延材の圧
下設定へ移行する。これと同様の作業を、ルーパー3 5
及び36 、スタンドF5〜F7についても行う。従っ
て、被圧延材Sの尾端部もスタンドF5〜F7によって
圧延され、絞りが発生することになる。
【0028】次に、図6は被圧延材Sの尾端部の厚さと
尾端部の長さとの関係を示すグラフであり、(a)は図
5に示す従来の仕上圧延方法による被圧延材Sの尾端部
の厚さと尾端部の長さとの関係を示すグラフ、(b)は
図2に示す第1の熱間仕上圧延方法及び図3に示す第2
の熱間仕上圧延方法による被圧延材Sの尾端部の厚さと
尾端部の長さとの関係を示すグラフ、(c)は図4に示
す第3の熱間仕上圧延方法による被圧延材Sの尾端部の
厚さと尾端部の長さとの関係を示すグラフである。
【0029】図6(a)に示すように、図5に示す従来
の熱間仕上圧延方法によれば、被圧延材Sの尾端部は、
その長さ方向の全般にわたり厚さがほぼ一定でスタンド
F7の出側の目標厚さとなっている。但し、尾端部の一
部の形状は、図7に示すように、フィッシュテール形状
となっているため、その部分はクロップシャー(図示せ
ず)によって切断され、製品にはならない。
【0030】これに対し、図2に示す第1の熱間仕上圧
延方法及び図3に示す第2の熱間仕上圧延方法によれ
ば、図6(b)に示すように、被圧延材Sの尾端部は、
その厚さが長さ方向のほぼ全体にわたって厚くなり、最
後端部から前方に行くにつれて階段状に減少して長さ方
向で一定ではない。即ち、最後端部の厚さがスタンドF
4の出側の目標厚さとほぼ同じ、その前の厚さがスタン
ドF5の出側の目標厚さとほぼ同じ、その前の厚さがス
タンドF6の出側の目標厚さとほぼ同じ、その前の厚さ
がスタンドF7の出側の目標厚さとほぼ同じとなってい
る。これらスタンドF7の出側の目標厚さよりも厚くな
った尾端部の部分は、クロップシャーによって切断さ
れ、製品にはならない。しかし、これらスタンドF7の
出側の目標厚さよりも厚くなった尾端部の部分は、スタ
ンドF5〜F7によって圧延されないので、絞りが発生
しないことになる。
【0031】又、図4に示す第3の熱間仕上圧延方法に
よれば、図6(c)に示すように、被圧延材Sの尾端部
は、その厚さが長さ方向の略半分にわたって厚くなり、
最後端部から前方に行くにつれて階段状に小刻みに減少
して長さ方向で一定ではない。即ち、最後端部の厚さが
スタンドF4の出側の目標厚さとほぼ同じ、その前の厚
さがスタンドF5の出側の目標厚さとほぼ同じ、その前
の厚さがスタンドF6の出側の目標厚さとほぼ同じ、そ
の前の厚さがスタンドF7の出側の目標厚さとほぼ同じ
となっている。これらスタンドF7の出側の目標厚さよ
りも厚くなった尾端部の部分は、クロップシャーによっ
て切断され、製品にはならない。しかし、図6(c)及
び図6(b)とを比較すると、切断される尾端部の長さ
が、第1及び第2の仕上圧延方法と比較して短くなって
いることがわかる。
【0032】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更をする
ことができる。例えば、開放するスタンドはスタンドF
5〜F7の場合のみならず、スタンドF7の単独の場
合、又はスタンドF4〜F7の場合であってもよい。
又、被圧延材Sの種類や性質に応じて開放スタンド数を
変更することもできる。
【0033】又、図1に示す熱間仕上連続圧延機1の入
側又は各スタンド間に、被圧延材Sの尾端部のフィッシ
ュテール形状を検出するセンサーを設置し、このセンサ
ーが検出するフィッシュテール形状に応じて、複数のス
タンドのうちの最終スタンド又は最終スタンドを含む連
続した複数スタンドの圧下位置を開放するようにしても
よい。例えば、フィッシュテール形状が左右非対称の場
合のみ前記スタンドを開放するようにすることも可能で
ある。これによれば、絞りの発生し易いフィッシュテー
ル形状が左右非対称の場合にのみ、スタンドの開放制御
が行われ、絞りの発生しにくいフィッシュテール形状の
場合にはスタンドの開放制御は行われないことになる。
【0034】又、近年、熱間仕上連続圧延機1の入側で
シートバーを複数枚接合し連続的に仕上圧延する技術
(以下、エンドレス圧延という。)が実用化されてい
る。エンドレス圧延では、従来、圧延できなかった板厚
1.0mm未満の、例えば、板厚0.8mmの板材が圧
延できるようになったが、板厚が薄くなるほど尾端部分
の通板時の蛇行や絞りが生じ易くなる。本発明は、この
ようなエンドレス圧延における尾端部分の絞りを防止す
るためにも効果がある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る熱間仕上圧延方法によれば、複数のスタンド
のうちの最終スタンド又は該最終スタンドを含む連続し
た複数スタンドの圧下位置を開放して被圧延材の長手方
向尾端部を通板させるので、該尾端部は、前記最終スタ
ンド又は前記最終スタンドを含む連続した複数スタンド
によって圧延されず、圧延に伴って発生する絞りは発生
しない。そして、この絞りの発生を防止するための蛇行
検出装置等の特別な装置も必要としない。このため、経
済的な方法で被圧延材の尾端部の絞りの発生を完全に防
止することができる。従って、絞りに伴って発生するロ
ール損傷やロール交換に伴う休止時間がなくなり、ロー
ル原単位や生産能率が向上する。
【0036】又、本発明のうち請求項2に係る熱間仕上
圧延方法によれば、複数のスタンドのうちの最終スタン
ドを含む連続した複数スタンドの圧下位置を同時に開放
して被圧延材の長手方向尾端部を通板させるので、該尾
端部は、前記最終スタンドを含む連続した複数スタンド
によって圧延されず、圧延に伴って発生する絞りは発生
しない。そして、この絞りの発生を防止するための蛇行
検出装置等の特別な装置も必要としない。このため、経
済的な方法で被圧延材の尾端部の絞りの発生を完全に防
止することができる。
【0037】更に、本発明のうち請求項3に係る熱間仕
上圧延方法によれば、複数のスタンドのうちの最終スタ
ンドを含む連続した複数スタンドの圧下位置を前記最終
スタンドから上流スタンドの順に順次開放して被圧延材
の長手方向尾端部を通板させるので、被圧延材の尾端部
が前記複数スタンドによって圧延されず、圧延に伴って
発生する絞りは発生しない。この際に、複数スタンドの
圧下位置を前記最終スタンドから上流スタンドの順に順
次開放するので、下流側の被圧延材に対して前方張力が
発生するため、被圧延材を蛇行させることなく尾端部を
通板させることができる。
【0038】加えて、本発明のうち請求項4に係る熱間
仕上圧延方法によれば、複数のスタンドのうちの最終ス
タンドを含む連続した複数スタンドの圧下位置を開放し
て被圧延材上の絞りを発生する所定ポイントを通板させ
る熱間仕上圧延方法であって、前記所定ポイントをトラ
ッキングし、前記所定ポイントが、開放されるべき各ス
タンドに到達する前において、前記各スタンドの圧下位
置を開放するので、被圧延材上の絞りを発生する所定ポ
イントに圧延に伴って発生する絞りは発生しないばかり
でなく、製品として不要となる厚み不良部を請求項2及
び3に係る熱間仕上圧延方法に比べて短くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1乃至第3の熱間仕上圧延方法
を適用した熱間仕上連続圧延機の概略説明図である。
【図2】本発明の第1の熱間仕上圧延方法によるスタン
ドF4〜F7の圧下位置及びルーパー34 〜36 の角度
の変化状況を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の第2の熱間仕上圧延方法によるスタン
ドF4〜F7の圧下位置及びルーパー34 〜36 の角度
の変化状況を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第3の熱間仕上圧延方法によるスタン
ドF4〜F7の圧下位置及びルーパー34 〜36 の角度
の変化状況を示すタイムチャートである。
【図5】従来の熱間仕上圧延方法によるスタンドF4〜
F7の圧下位置及びルーパー3 4 〜36 の角度の変化状
況を示すタイムチャートである。
【図6】被圧延材Sの尾端部の厚さと尾端部の長さとの
関係を示すグラフであり、(a)は図5に示す従来の仕
上圧延方法による被圧延材Sの尾端部の厚さと尾端部の
長さとの関係を示すグラフ、(b)は図2に示す第1の
熱間仕上圧延方法及び図3に示す第2の熱間仕上圧延方
法による被圧延材Sの尾端部の厚さと尾端部の長さとの
関係を示すグラフ、(c)は図4に示す第3の熱間仕上
圧延方法による被圧延材Sの尾端部の厚さと尾端部の長
さとの関係を示すグラフである。
【図7】一般的な被圧延材の尾端部の平面形状を示す平
面図である。
【符号の説明】
1は熱間仕上連続圧延機 2は圧延スタンド 31 ,32 ,33 ,34 ,35 ,36 はルーパー 41 ,42 ,43 ,44 ,45 ,46 ,47 は圧下装置 51 ,52 ,53 ,54 ,55 ,56 はルーパー制御装
置 6は尾端トラッキング装置 7は圧下開放指示装置 8はルーパー下降指示装置 10はワークロール 20はバックアップロール F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7はスタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江川 直人 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 潮海 弘資 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 Fターム(参考) 4E002 AD04 BA01 BB01 BC05 BD08 CA06 4E024 AA02 AA18 BB01 BB07 BB18 EE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスタンドを有する熱間仕上圧延機に
    よって被圧延材を仕上圧延する熱間仕上圧延方法におい
    て、 前記複数のスタンドのうちの最終スタンド又は該最終ス
    タンドを含む連続した複数スタンドの圧下位置を開放し
    て前記被圧延材の長手方向尾端部を通板させることを特
    徴とする熱間仕上圧延方法。
  2. 【請求項2】複数のスタンドを有する熱間仕上圧延機に
    よって被圧延材を仕上圧延する熱間仕上圧延方法におい
    て、 前記複数のスタンドのうちの最終スタンドを含む連続し
    た複数スタンドの圧下位置を同時に開放して前記被圧延
    材の長手方向尾端部を通板させることを特徴とする熱間
    仕上圧延方法。
  3. 【請求項3】複数のスタンドを有する熱間仕上圧延機に
    よって被圧延材を仕上圧延する熱間仕上圧延方法におい
    て、 前記複数のスタンドのうちの最終スタンドを含む連続し
    た複数スタンドの圧下位置を前記最終スタンドから上流
    スタンドの順に順次開放して前記被圧延材の長手方向尾
    端部を通板させることを特徴とする熱間仕上圧延方法。
  4. 【請求項4】複数のスタンドを有する熱間仕上圧延機に
    よって被圧延材を仕上圧延する際に、前記複数のスタン
    ドのうちの最終スタンドを含む連続した複数スタンドの
    圧下位置を開放して前記被圧延材上の絞りを発生する所
    定ポイントを通板させる熱間仕上圧延方法であって、 前記所定ポイントをトラッキングし、前記所定ポイント
    が、開放されるべき各スタンドに到達する前において、
    前記各スタンドの圧下位置を開放することを特徴とする
    熱間仕上圧延方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851201B1 (ko) * 2006-12-22 2008-08-07 주식회사 포스코 핀치롤에서의 사행 제어 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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